JP2001012354A - 往復動ポンプ - Google Patents

往復動ポンプ

Info

Publication number
JP2001012354A
JP2001012354A JP11177433A JP17743399A JP2001012354A JP 2001012354 A JP2001012354 A JP 2001012354A JP 11177433 A JP11177433 A JP 11177433A JP 17743399 A JP17743399 A JP 17743399A JP 2001012354 A JP2001012354 A JP 2001012354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
piston
drive shaft
cylinder
piston chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11177433A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ogawa
洋志 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP11177433A priority Critical patent/JP2001012354A/ja
Publication of JP2001012354A publication Critical patent/JP2001012354A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 往復動ポンプにおいて、モータにより駆動さ
れる軸流ファンによる、ピストン室とモータの冷却効率
を向上すること。 【解決手段】 モータ13に連結された駆動軸14と、
この駆動軸14にコンロッド23を介して連結され、駆
動軸14の回転にともないシリンダ21内で往復動する
ピストン22と、を有し、駆動軸14に軸流ファン30
を設置してなる往復動ポンプ10において、コンロッド
23に空気撹拌板40を設けてなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッサやバ
キュームポンプとして用いられる往復動ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、往復動ポンプは、特開平7-310651
号公報に記載の如く、モータの駆動軸に偏心ピンを含
み、シリンダ内に往復動自在に設けたピストンにコンロ
ッドを結合し、コンロッドを偏心ピンに連結している。
【0003】そして、従来技術では、ピストンの下方で
コンロッドが回動するピストン室(シリンダとピスト
ン)と、モータの冷却を図るため、モータの駆動軸上に
軸流ファンを設け、軸流ファンにて外部空気をピストン
室に取り入れ、更にモータの側に送り込み、それらピス
トン室とモータを空冷することとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、往復動ポ
ンプでは、ピストンがシリンダ内の空気を圧縮する圧縮
行程中、ピストンリングとシリンダ内面との摩擦熱、空
気の断熱圧縮熱によるシリンダ(及びシリンダヘッド)
とピストンの温度上昇が大きく、ピストン室の冷却効率
を一層向上することが望まれている。
【0005】本発明の課題は、往復動ポンプにおいて、
モータにより駆動される軸流ファンによる、ピストン室
とモータの冷却効率を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、モータに連結された駆動軸と、この駆動軸にコンロ
ッドを介して連結され、前記駆動軸の回転にともないシ
リンダ内で往復動するピストンと、を有し、前記駆動軸
に軸流ファンを設置してなる往復動ポンプにおいて、前
記コンロッドに空気撹拌板を設けてなるようにしたもの
である。
【0007】
【作用】請求項1の本発明によれば下記、の作用が
ある。 空気撹拌板は、ピストンの往復動とともに上下動して
ピストン室の空気を広く撹拌し、ピストン室の冷却効率
を一層向上する。従って、軸流ファンがピストン室に取
り入れた外部空気は、空気撹拌板により撹拌されて上方
のピストン、シリンダの側へと送り込まれ、シリンダ
(及びシリンダヘッド)とピストンを効率良く冷却す
る。
【0008】軸流ファンにてモータの側に送り込まれ
る空気が、その事前に、該モータの面前のピストン室で
空気撹拌板の上下動により広く撹拌され、結果として、
モータに対して広い範囲で送り込まれ、モータを効率良
く冷却する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は往復動ポンプの一例を示す
断面図である。
【0010】往復動ポンプ10は、ハウジング11に設
けたモータケース12に電動モータ13を内蔵し、モー
タ13の駆動軸14を軸受15、15で支持し、駆動軸
14にフライホイール16と偏心部材17を備えてい
る。偏心部材17はモータ13の駆動軸14の回転軸に
対し偏心量eで偏心配置せしめられている。
【0011】往復動ポンプ10は、ハウジング11にシ
リンダ21を嵌着し、シリンダ21に往復動自在に設け
たピストン22にコンロッド23を一体結合している。
ピストン22には、シリンダ21に摺接するピストンリ
ング22Aが装着されている。往復動ポンプ10は、ピ
ストン22の下方で、コンロッド23が回動する領域を
ピストン室24としている。
【0012】往復動ポンプ10は、ピストン22のコン
ロッド23を前述の偏心部材17に軸受を介して連結し
ている。これにより、モータ13が作動すると、偏心部
材17の偏心回転により、ピストン22がコンロッド2
3を介してシリンダ21内を往復動する。
【0013】往復動ポンプ10は、シリンダ21にシリ
ンダヘッド25を嵌着し、シリンダヘッド25に吸入室
26と吐出室27を形成している。そして、シリンダヘ
ッド25は、吸入室26に吸気導入口26Aを、吐出室
27に送気口27Aを備えている。また、シリンダヘッ
ド25は、吸入室26をシリンダ21に連通する吸入孔
26Bとその吸入弁26Cを備えるとともに、吐出室2
7をシリンダ21に連通する吐出孔27Bとその吐出弁
27Cを備えている。
【0014】従って、往復動ポンプ10にあっては、電
源スイッチのオンによりモータ13が作動すると、ピス
トン22がシリンダ21内で往復動する。そして、ピス
トン22の往動(吸入行程)時には、シリンダ21の内
部が負圧となり、吸入弁26Cが開き、吸入室26から
シリンダ21の内部に大気が吸入される。他方、ピスト
ン22の復動(圧縮行程)時には、シリンダ21の内部
が圧縮され、吐出弁27Cが開き、シリンダ21の内部
の圧縮空気が吐出室27に吐出される。これにより、往
復動ポンプ10では、吸入室26の吸気導入口26Aに
接続した機器を負圧にし、バキュームポンプとして機能
する。また、往復動ポンプ10は、吐出室27の送気口
27Aに接続した機器に圧縮空気を供給し、コンプレッ
サとして機能する。
【0015】然るに、本実施形態では、モータ13の駆
動軸14に軸流ファン30を結合している。軸流ファン
30は、モータ13の作動による駆動軸14の回転とと
もに回転し、外部空気をピストン室24に取り入れ、更
に、この空気をモータ13の側に送り込み可能としてい
る。
【0016】更に、本実施形態では、ハウジング11の
内部に設けられる前述のピストン室24で回動するコン
ロッド23の中間部に円盤状の空気撹拌板40を設け、
コンロッド23の回動とともに上下動する空気撹拌板4
0によってピストン室24の空気を広く撹拌し、ピスト
ン室24の冷却効率を向上可能としている。
【0017】尚、本実施形態では、ハウジング11に設
けられるピストン室24を、コンロッド23の上部を収
容するとともに空気撹拌板40を収容する上ピストン室
24Aと、コンロッド23の下部を収容するとともに軸
流ファン30を配置する下ピストン室24Bとに区分す
る仕切壁41をハウジング11に設け、仕切壁41に上
ピストン室24Aと下ピストン室24Bをつなぐ通気領
域42を設けている。そして、ハウジング11は、下ピ
ストン室24Bにおける軸流ファン30の正面に外部空
気取入口43を開口し、上ピストン室24Aの側壁に排
気口44を開口している。また、ハウジング11は、モ
ータケース12のピストン室24の側の側壁に通気口4
5を、ピストン室24と反対側の側壁に通気口46を開
口している。
【0018】従って、往復動ポンプ10にあっては、軸
流ファン30の回転により外部空気取入口43からピス
トン室24に外部空気を取り入れ、この外部空気を空気
撹拌板40により広く撹拌する。軸流ファン30の送風
下で、空気撹拌板40の撹拌動作により上ピストン室2
4Aに取り込まれた空気は、軸流ファン30の送風力と
空気撹拌板40の上下動により該上ピストン室24A内
でよく流動し、シリンダ21(及びシリンダヘッド2
5)とピストン22を冷却した後、排気口44から排出
される。また、軸流ファン30の送風下で、空気撹拌板
40の撹拌動作により下ピストン室24Bで広く撹拌さ
れた空気は、軸流ファン30の送風力により通気口45
からモータケース12に送り込まれ、モータ13を冷却
した後、通気口46から排出される。
【0019】従って、本実施形態によれば下記、の
作用がある。 空気撹拌板40は、ピストン22の往復動とともに上
下動してピストン室24の空気を広く撹拌し、ピストン
室24の冷却効率を一層向上する。従って、軸流ファン
30がピストン室24に取り入れた外部空気は、空気撹
拌板40により撹拌されて上方のピストン22、シリン
ダ21の側へと送り込まれ、シリンダ21(及びシリン
ダヘッド25)とピストン22を効率良く冷却する。
【0020】軸流ファン30にてモータ13の側に送
り込まれる空気が、その事前に、該モータ13の面前の
ピストン室24で空気撹拌板40の上下動により広く撹
拌され、結果として、モータケース12の広い範囲に送
り込まれ、モータ13を効率良く冷却する。
【0021】尚、本発明者の実験結果によれば、本発明
の実施により、モータ13とピストン室24の温度上昇
値を従来よりも約5℃低下できることを認めた。
【0022】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明の軸流ファン30は、モータ13の駆動軸14に含
まれる偏心部材17に設置され、軸流ファン30が駆動
軸14に偏心量eをなして結合した偏心部材17ととも
に偏心回転し、軸流ファン30の送風範囲をより広範と
するものであっても良い。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、往復動ポ
ンプにおいて、モータにより駆動される軸流ファンによ
る、ピストン室とモータの冷却効率を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は往復動ポンプの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 往復動ポンプ 13 モータ 14 駆動軸 17 偏心部材 21 シリンダ 22 ピストン 23 コンロッド 30 軸流ファン 40 空気撹拌板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータに連結された駆動軸と、この駆動
    軸にコンロッドを介して連結され、前記駆動軸の回転に
    ともないシリンダ内で往復動するピストンと、を有し、 前記駆動軸に軸流ファンを設置してなる往復動ポンプに
    おいて、 前記コンロッドに空気撹拌板を設けてなることを特徴と
    する往復動ポンプ。
JP11177433A 1999-06-23 1999-06-23 往復動ポンプ Withdrawn JP2001012354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11177433A JP2001012354A (ja) 1999-06-23 1999-06-23 往復動ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11177433A JP2001012354A (ja) 1999-06-23 1999-06-23 往復動ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001012354A true JP2001012354A (ja) 2001-01-16

Family

ID=16030869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11177433A Withdrawn JP2001012354A (ja) 1999-06-23 1999-06-23 往復動ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001012354A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004064227A1 (ja) * 2003-01-14 2004-07-29 Max Co., Ltd. 電動モータおよび電動モータの冷却機構
US7766631B2 (en) * 2002-04-08 2010-08-03 KMC Litd. Piston pump

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7766631B2 (en) * 2002-04-08 2010-08-03 KMC Litd. Piston pump
WO2004064227A1 (ja) * 2003-01-14 2004-07-29 Max Co., Ltd. 電動モータおよび電動モータの冷却機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070041847A1 (en) Piston-reciprocating gas compressor
US20070041858A1 (en) Booster-type compressor
JP2007024037A (ja) 密閉型圧縮機
JP2004183498A (ja) 空気圧縮機
CN1789722A (zh) 绕动叶片压缩机的容量改变装置
JP2001012354A (ja) 往復動ポンプ
JP2007100534A (ja) パッケージ型圧縮機
JP2013148073A (ja) 圧縮機又は真空機
JP2001012353A (ja) 往復動ポンプ
KR100575685B1 (ko) 밀폐형 왕복동식 압축기의 오일 분사구조
EP0272229A1 (en) Motor piston compressor unit
CN219605499U (zh) 压缩机
CN213574504U (zh) 一种高效散热的气体压缩机
KR20070109316A (ko) 밀폐형 압축기
CN116906295B (zh) 一种高效直线运动的双曲轴活塞结构、压缩机及真空泵
KR100575656B1 (ko) 밀폐형 왕복동식 압축기의 오일 분사구조
JP2001280234A (ja) 対向式往復動ポンプ
JPH09287568A (ja) 圧縮機
JP2002098045A (ja) ポンプ
KR101674577B1 (ko) 왕복동식 압축기
CN116792288A (zh) 一种多模式集成压缩机
JP2005171988A (ja) 吸入弁及びこれを備えた往復動式圧縮機
KR20070021931A (ko) 피스톤-왕복 가스 압축기
KR20080107617A (ko) 압축기
US20040253122A1 (en) Endbell cylinder frame and housing for oil-free

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060905