JP2001012290A - エンジンの排圧センサ異常判定方法 - Google Patents

エンジンの排圧センサ異常判定方法

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JP2001012290A
JP2001012290A JP11179816A JP17981699A JP2001012290A JP 2001012290 A JP2001012290 A JP 2001012290A JP 11179816 A JP11179816 A JP 11179816A JP 17981699 A JP17981699 A JP 17981699A JP 2001012290 A JP2001012290 A JP 2001012290A
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exhaust pressure
pressure sensor
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Yukinori Takahashi
幸典 高橋
Shigeto Suzuki
茂人 鈴木
Shigeo Sakota
茂穂 迫田
Makoto Oguri
眞 小栗
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排圧センサにより失火を検出し、これに基づ
いて燃料制御を行うエンジンにおいて、排圧センサの異
常を判定して誤判定による不適正な失火制御運転の継続
を防止し、速やかに排圧センサの異常に対処できるエン
ジンの排圧センサ異常判定方法を提供する。 【解決手段】 エンジンの排圧波形を排圧センサにより
検出し、所定のクランク角範囲での排圧波形の面積を算
出し、この面積が所定時間または所定の検出サイクル数
にわたって連続して基準値より小さい場合に前記排圧セ
ンサが異常であると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排圧センサを用い
て失火を判定する希薄燃焼エンジン等における排圧セン
サの異常判定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃費改善やNOx対策のための希薄燃焼
制御として、排気ガスの圧力(排圧)を排圧センサで検
出し、検出された排圧波形により失火を判定しながら、
失火限界範囲内で燃料を徐々にリーン化する失火制御運
転が行われる。
【0003】このような失火制御として、多気筒エンジ
ンについて失火状態を確実に検知して排気の清浄化と燃
費の改善を目的とした内燃エンジンの希薄燃焼制御方法
が特開平10−131797号公報に提案されている。
【0004】この公報記載の制御方法においては、クラ
ンク角センサと、排気圧(排圧)センサおよび燃料制御
弁を備えるガスエンジンの希薄燃焼制御方法において、
所定のクランク角範囲について求めた排気圧波形の積分
値と、先行する燃焼サイクルについて所定のクランク角
範囲について求めた排気圧波形の積分値の平均値とを比
較し、両者の差または比が所定値を越えた場合に失火と
判断し、前記燃料制御弁を、失火と判断した時或いはそ
の前直近時の開度まで所定単位ずつ開いて混合気をリッ
チ化する失火防止制御を実施している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
排圧センサを用いた失火制御においては、断線やセンサ
の故障等により正常な排圧波形が得られない場合に、こ
れを失火と判定し、失火していないにもかかわらず失火
状態に対応したフィードバック制御運転が実行され、適
正な希薄燃焼制御ができなくなり、またセンサ側の異常
に速やかに対処することができない。
【0006】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、排圧センサにより失火を検出し、これに基づいて
燃料制御を行うエンジンにおいて、排圧センサの異常を
判定して誤判定による不適正な失火制御運転の継続を防
止し、速やかに排圧センサの異常に対処できるエンジン
の排圧センサ異常判定方法の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、エンジンの排圧波形を排圧センサによ
り検出し、所定のクランク角範囲での排圧波形の面積を
算出し、この面積が所定時間または所定の検出サイクル
数にわたって連続して基準値より小さい場合に前記排圧
センサが異常であると判定することを特徴とするエンジ
ンの排圧センサ異常判定方法を提供する。
【0008】この構成によれば、排圧センサで検出した
排圧波形の面積が正常時の排圧波形に比べ小さくなっ
て、この小面積の排圧波形が複数の検出波形データが得
られる時間あるいは所定数の検出サイクルにわたって連
続して検出された場合に、これを排圧センサの異常と判
断して失火の誤判定を防止することができ、排圧センサ
の異常を速やかに検知してこれに対処することができる
とともに誤判定に基づく不適正な失火制御を防止するこ
とができる。
【0009】好ましい構成例では、前記エンジンは、予
め設定されたエンジン回転数とスロットル開度に応じた
ベースマップに基づいて燃料供給量がフィードバック制
御され、このベースマップは、前記排圧センサにより検
出された失火に応じて学習制御によりリーン側に書換え
られ、前記排圧センサが異常と判定された場合に、前記
学習制御により書換えられたマップを最初のベースマッ
プに戻して運転を継続することを特徴としている。
【0010】この構成によれば、排圧センサ異常と判定
されたときに、それまでに誤判定に基づいて形成された
可能性のある書換えマップに基づくことなく最初のベー
スマップに基づいて運転が継続されるため、排圧センサ
異常時においても支障なく運転が継続される。
【0011】さらに好ましい構成例では、前記排圧セン
サ異常時の運転継続中に、応急運転表示を行うことを特
徴としている。
【0012】この構成によれば、応急運転の表示により
排圧センサの異常が使用者等に知らされ、速やかに異常
に対する処置をとることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用さ
れるガスエンジンヒートポンプ式空調システムの構成図
である。
【0014】この空調システムは、室外ユニット60と
複数の室内ユニット61(図は1台のみ示す)からな
り、室外ユニット60内にガスエンジン1が設けられ、
このガスエンジン1により駆動されるヒートポンプ冷媒
サイクル2が室外ユニット60および室外ユニット61
間にわたって構成される。
【0015】ガスエンジン1は、エアクリーナ3に接続
された吸気通路4を有し、この吸気通路4上にミキサー
5が設けられる。ミキサー5のガス混合部の下流部には
スロットル弁6が備り、吸気口18から取入れられ、エ
アクリーナ3を通して供給される外気とガス燃料との混
合気量を調整する。このミキサー5のガス混合部に燃料
供給管7が接続され混合気を形成する。燃料供給管7上
には、ミキサー5に供給するガス燃料流量を調整するた
めのガス燃料制御弁8およびガス圧を大気圧に調整する
ゼロガバナ9が設けられ、開閉弁10を介して燃料ガス
タンク(図示しない)に接続される。このガス燃料制御
弁8が後述のように、CPUによってフィードバック制
御される。
【0016】ガスエンジン1の排気側には排気管12が
備る。この排気管12上に排気ガス触媒13および排気
ガス熱交換器14が備り、さらにその下流側にサイレン
サ15およびドレンセパレータ16が備り、排気ガスは
排気出口17から放出される。ドレンセパレータ16と
サイレンサ15および排気ガス熱交換器14は、中和器
19に接続され、酸性ドレン水を中和してドレン出口2
0から外部に排出する。
【0017】ガスエンジン1の底部のオイルパン21に
はオイルタンク22が接続されオイル供給ポンプ23に
よりオイルが供給される。オイルは図示しないオイルポ
ンプによりエンジン内を循環する。11はブローバイガ
ス中のオイルを分離するオイルセパレータである。
【0018】このガスエンジン1のクランク軸(図示し
ない)には、クラッチ24を介して2台のコンプレッサ
25が接続される。各コンプレッサ25には、脱フロン
ガス等からなる冷媒が循環する冷媒入口管27および冷
媒出口管28が接続される。コンプレッサ周辺の冷媒入
口管27および冷媒出口管28には、配管をコンパクト
に配設し且つストレスや振動を吸収するために可撓管2
6が介装される。冷媒出口管28側にはオイルセパレー
タ29が装着され、その下流側で四方弁30に接続され
る。オイルセパレータ29は、圧縮冷媒ガスからオイル
および液体冷媒を分離して、これを戻し管33を通して
アキュムレータ35に戻す。四方弁30は、4つのポー
トa,b,c,dを有し、冷暖房時に各ポート間の接続
が切換えられる。
【0019】暖房時には、図示したように、ポートaと
ポートbが接続され、ポートcとポートdが接続され
る。これにより、コンプレッサ25から出た圧縮冷媒ガ
スが室内熱交換器31を通って凝縮され、室内に凝縮熱
を放出して暖房する。凝縮された冷媒は膨張弁52を通
って減圧され、HIC51を介して室外熱交換器32を
通って蒸発する。蒸発した冷媒は四方弁30のポート
c,dを通過してプレート熱交換器34またはバイパス
管45を介してアキュムレータ35に入る。アキュムレ
ータ35に並列してサブアキュムレータ46が設けられ
る。アキュムレータ35の冷媒はキャピラリチューブ4
8,49,50および絞り47等を介して冷媒入口管2
7よりコンプレッサ25に吸引される。
【0020】なお、80は四方弁30から室内熱交換器
31を経て膨張弁52に到るまでの冷媒配管であり、8
1は膨張弁52からHIC51を経てサブクール用室外
熱交換器32aに到るまでの冷媒配管、82はサブクー
ル用室外熱交換器32aから分流し室外熱交換器32を
経て合流し四方弁30に到るまでの冷媒配管であり、8
3は冷媒配管81の途中部から開時電子膨張弁として機
能する開閉弁83a及びHIC51を経て冷媒配管81
の途中部までのバイパス配管である。
【0021】冷房時には、四方弁30のポートaとポー
トcが接続され、ポートbとポートdが接続される。こ
れにより、圧縮冷媒ガスはポートa,cを通って暖房時
と逆に先に室外熱交換器32で凝縮され、膨張弁52を
通り室内熱交換器31で蒸発して室内を冷房する。その
後四方弁30のポートb,dを通ってアキュムレータ3
5に戻る。
【0022】なお、サブクール用室外熱交換器32a
は、並列配置される3つの室外熱交換器32で凝縮し液
化した冷媒をさらに過冷却するための凝縮器として機能
する。上記冷媒配管上でHIC51は、COP(冷凍機
成績係数)を向上させるための圧損低減用の熱交換器で
ある。すなわち、冷房運転中室外側の要求負荷が小さく
高圧の冷媒をバイパス配管83を通して低圧側となる冷
媒配管80にバイパスされる時、開閉弁83aが開且つ
所望の絞り開度となり、この開閉弁83aで減圧し低温
低圧となった冷媒をHIC51で高圧高温の液冷媒と熱
交換させることにより、高圧側についてさらに過冷却
(サブクール)する一方、低圧側では冷媒の蒸発を助け
るように機能する。
【0023】また、プレート熱交換器34は、アキュム
レータ35内に導入される冷媒をその配管途中で高温の
エンジン冷却水により加熱するためのものである。この
プレート熱交換器34にはバイパス管45が設けられ、
冷房時の圧損を低減してCOPを向上させる。
【0024】ガスエンジン1には、冷却水系39が備
り、冷却水ポンプ40により冷却水が循環する。冷却水
ポンプ40により送られた冷却水は、排気熱交換器14
を通り、第2ポンプ41によりエンジンの冷却ジャケッ
ト(図示しない)に送られる。エンジンからの出口側の
冷却水配管上にサーモスタット42が設けられ、暖機運
転時等に冷却水をバイパスさせる。冷却水系39はエン
ジン出口側の配管上にリニア三方弁43が備り、その下
流側にラジエータ36が室外熱交換器32に並列して備
る。ラジエータ36にはリカバリータンク38が接続さ
れる。リニア三方弁43により、冷房時は冷却水をラジ
エータ36側に流してファン37により放熱させ、暖房
時には分岐管44を通してプレート熱交換器34側に流
し、冷媒を加熱することにより高温冷却水を冷却する。
ラジエータ36側とプレート熱交換器34側への分岐量
を調整して制御することもできる。
【0025】図2は、上記構成の空調システムの制御系
の構成図である。システム全体を制御するシステムCP
U70は、後述の燃料弁開度の制御マップ等を格納した
メモリ72を備え、前述のガスエンジンを駆動制御する
エンジンCPU71が接続される。
【0026】システムCPU70は、室内ユニット61
側に設けた操作部に接続され、運転モード切換えや設定
温度等の運転条件が入力される。また、システムCPU
70は、室内ユニット内に設けた高圧飽和温度センサや
室内温度センサ及び室外ユニット60内に設けた高圧側
冷媒圧力センサ77、低圧側冷媒圧力センサ78、外気
温度センサ、低圧飽和温度センサ、アキュムレータ液面
レベルセンサ、コンプレッサ温度センサ75その他のセ
ンサ群からの各種検出データが入力され、これらの入力
データに基づいて室内ユニット61の室内機ファンや膨
張弁および室外ユニット60の四方弁30、リニア三方
弁43、室外機ファン37その他の弁群を駆動制御す
る。
【0027】エンジンCPU71は、排圧センサ73、
カム軸パルサ、クランク軸センサ、スロットル開度セン
サ、クラッチ信号、排気温度センサ、冷却水温度センサ
76等のセンサ群より各種運転状態のデータが入力さ
れ、これらの運転状態データに基づいて、予め定めたプ
ログラムにしたがって、マップ等を用いた演算処理によ
って、点火制御回路を駆動して点火コイルを動作させて
点火プラグをスパークさせる。また、スロットル弁回動
アクチュエータを駆動して吸入空気量を制御し、燃料取
入れ開閉弁動作アクチュエータを駆動して燃料開閉弁1
0を駆動制御し、燃料制御弁アクチュエータを駆動して
燃料供給量を制御する。
【0028】図3は、本発明の実施の形態に係る燃料制
御弁フィードバック制御方法のメインプログラムのフロ
ーチャートである。運転操作が開始されると、まず、各
弁やアクチュエータの初期設定が行われる(ステップS
1)。エンジンが起動したかどうかを判別し(ステップ
S2)、起動完了したら目標エンジン回転数を算出する
(ステップS3)。これは室内ユニット61の操作部
(図2)から入力された設定温度と室内温度センサから
の検知温度との差に基づいて予め定めたマップにより行
われる。
【0029】続いて失火判定プログラムが実行される
(ステップS4)。これは、後述の燃料制御弁フィード
バック制御による失火制御とは別にエンジン運転中常に
行われる失火監視のためのプログラムである。
【0030】次に、前記ステップS3で算出した目標エ
ンジン回転数とするためのスロットル開度を算出してス
ロットル弁6(図1)をフィードバック制御する(ステ
ップS5)。次に本発明による後述の燃料制御弁8(図
1)のフィードバック制御が行われているかどうかをフ
ィードバック制御のフラグの有無により判別し(ステッ
プS6)、実行中であればそのまま続行し(ステップS
7)、実行していなければマップ(後述のベースマッ
プ)に基づいて燃料制御弁の開度を算出してフィードバ
ック制御の目標値とする(ステップS7)。
【0031】次に、後述のように学習によりベースマッ
プを書き換える失火制御プログラムを行う(ステップS
8)。この失火判定が終了したら、エンジン停止指令が
あるかどうかを判定し(ステップS9)、エンジン停止
でなければ、ステップS2からのルーチンを繰り返し、
エンジン停止であれば所定の順序で各機器を停止動作さ
せるエンジン停止プログラムを実行する(ステップS1
0)。
【0032】図4は、学習プログラムによるNOx対策
のための燃料希薄化を図る燃料制御弁フィードバック制
御のフローチャートである。メインルーチンから単位時
間ごとにコールされるサブルーチンが開始されると、ま
ずスロットル弁開度とエンジン回転数の検出データから
マップにおける現在位置および面補完された値を算出す
る(ステップS11)。この際、燃料制御弁のベースマ
ップおよび学習による書き換えマップの両方のマップに
より算出する。この値を1つ前のサイクルの値と比較す
る(ステップS12)。差が所定値より大きければ後述
するフィードバック(FB)制御による細かいステップ
ごとのリーン化の制御は行わずにFB実行フラグをOF
Fにして後述のタイマーA、タイマーBをともにOFF
にする(ステップS22)。
【0033】差が所定値以下であれば、冷却水温や運転
状態の検出データからFB制御を実行するかどうかを判
別する(ステップS13)。例えば暖機中であればFB
制御は実行しない。次に、実際にFB制御が開始されて
いるかをチェックする(ステップS14)。開始されて
いない場合には、即座に1ステップリーン動作を行い、
実行フラグを成立させる。FB実行中であれば、現在リ
ーン動作中かどうかを判定する(ステップS15)。
【0034】リーン動作中でなければ後述の安定待ち時
間中と判断してステップS23に進み、安定時間が終了
したかどうかを、後述のタイマーBの設定時間に達した
かどうかにより判別する。タイマー設定時間に達してい
なければ達するまでルーチンが繰り返される。タイマー
設定時間に達して安定時間が終了したら、マップ書き換
え処理を行う(ステップS24)。
【0035】ステップS15でリーン動作中のときは失
火判定プログラムを実行する(ステップS16)。この
失火判定プログラムにおいて失火が検出される(ステッ
プS17)。この失火判定は、後述のように、エンジン
の排圧センサからの検出波形の解析により行われる。
【0036】失火が検出されなければ、リーン時間が経
過したかをチェックする(ステップS18)。このリー
ン時間チェックは、後のリーンプロセス(ステップS1
9)でセットされるタイマーAの設定時間に達したかど
うかにより判断される。リーン時間が経過したら、燃料
制御弁を1ステップリーンにする(ステップS19)。
これと同時にタイマーAを所定のリーン時間にセットす
る。続いて、FB実行中であることを示すためにFB実
行フラグを立てる(ステップS20)。
【0037】次に、このリーン後のステップ数が第2マ
ップの値より大きいか(第2マップよりリーン側か)を
チェックする(ステップS21)。大きければ、ルーチ
ンが繰り返され、燃料制御弁は1ステップずつ徐々にリ
ーン化される。1ステップずつリーン化して失火するこ
となく第2マップの値に達したら、安定時間処理を行う
(ステップS27)。この安定時間処理において、タイ
マーBが所定の安定時間にセットされ安定処理がスター
トする。
【0038】この安定時間が終了すると、前述のステッ
プS15で安定時間待ちと判別され、タイマーBによる
設定時間終了後に、ベースマップの値が、失火しないこ
とが確認された第2マップの値に書き換えられる。
【0039】一方、1ステップずつリーン化している途
中で失火が検出されると、前述のステップS17で、即
座にエンリッチ動作に移行して所定のNステップだけ燃
料がリッチ化される。失火を回復させるためである。こ
のエンリッチ量はエンリッチマップに基づいて算出され
る(ステップS25)。このエンリッチ量を算出した
後、その値がベースマップ以下(リーン側)かどうかが
判別される(ステップS26)。ベースマップより大き
いときには、今回のFB制御は無効としてFB実行フラ
グをおろす(ステップS28)。これは失火しないこと
が分っているベースマップよりリッチ側への書き換えは
行わないようにするためである。
【0040】続いて、そのマップ値に対応するガス流量
制御弁開度値をベースマップの値に戻してそのマップ値
に恒久フラグを立てる(ステップS29)。これによ
り、以後このマップ位置の運転状態で制御する場合、リ
ーン化の学習による書き換えを行わずに恒久フラグが立
ったオリジナルのベースマップに基づいて直ちに燃料制
御が行われる。
【0041】前記ステップS26で、算出値がベースマ
ップ以下であれば、安定時間をセットして安定制御モー
ドに移行する(ステップS27)。この安定時間はタイ
マーBをスタートさせることにより所定時間だけ保持さ
れる。安定時間が終了すると、前述のステップS23で
これが判別され、失火した値(または失火した値よりN
ステップだけリッチ側の値)でベースマップが書き換え
られる。
【0042】この書き換えプロセスにおいて、制御中の
マップ位置でのベースマップより下がったステップ数だ
けそのマップ位置だけでなくマップ領域の全域が書き換
えられる。この場合、他の位置でその書き換えステップ
数をリーン側に下げると第2マップに達する場合には、
その位置では第2マップ以下には下げないで第2マップ
の値に書き換える。
【0043】また、オリジナルのベースマップはそのま
ま保存し、書き換え用のマップを準備してこの書き換え
マップに順次学習した値を書込んで新たなベースマップ
として使用する。
【0044】図5は、マップ書換え処理のフローチャー
トである。これは、前述の図4のマップ書換えステップ
S24のフローである。まず、前述の図4のステップS
11と同様に、エンジン回転数とスロットル開度からマ
ップの現在位置を算出する(ステップS30)。この現
在位置に恒久フラグを立てる(ステップS31)。次
に、ベースマップ算出値から現在の燃料制御弁開度を減
算し、その値をオフセット値とする(ステップS3
2)。
【0045】ステップS33では、書換えマップ全体を
書換えるに際し、書換え用のカウンタを用意し、このカ
ウンタをクリアする。このカウンタにおけるマップ座標
は(x,y)とし、この処理では(0,0)に初期化さ
れる。
【0046】ステップS34では、(x,y)座標の書
換えマップに恒久フラグが立っているかをチェックす
る。恒久フラグがあれば、この座標位置のデータ書換え
は行わない。ステップS35では、(x,y)座標の書
換えマップにフィードバック制御しない領域となる対象
外フラグが立っているかをチェックする。対象外フラグ
があれば、この座標位置のデータ書換えは行わない。ス
テップS36では、(x,y)座標のベースマップ値か
らオフセット値を減算する。この減算された値が(x,
y)座標の第2マップ値以上かをチェックする(ステッ
プS37)。
【0047】オフセット減算値が第2マップ値以上(第
2マップ値よりリッチ側)であれば、このオフセット減
算値を書換えマップの(x,y)座標に書込む(ステッ
プS38)。
【0048】一方、オフセット減算値が第2マップ値未
満(第2マップ値よりリーン側)であれば、(x,y)
座標の書換えマップ値はその第2マップ値に書換える。
(ステップS39)。マップカウンタ数が全マップ数に
達したときに書換え作業は終了する(ステップS4
0)。
【0049】図6は、失火判定のフローチャートであ
る。まず、エンジン回転数およびスロットル開度のデー
タからマップの現在位置が算出される(ステップS4
1)。
【0050】次にステップS42で、気筒判別処理が行
われる。この気筒判別処理は、失火状態を気筒ごとに判
別するために行う。この気筒判別は、後述のように、カ
ム軸センサからのパルサー信号とクランク角センサから
のクランク角度に応じたパルス信号に基づいて行われ
る。
【0051】ステップS43では、排気圧センサからの
波形データを取込み、所定のクランク角t1〜t2間の
波形の面積を算出する。ステップS44で、この波形面
積が所定値以下かをチェックする。この所定値はセンサ
の異常をチェックするためのものであり、例えば失火に
よる面積減少量を越える程度に小面積な値とする。
【0052】この波形面積が所定値以下の場合、ステッ
プS45で、タイマーまたはサイクル数のカウンタをセ
ットする。ステップS46で、タイマーによる所定時間
中またはカウンタによる所定回数の検出において同じ小
面積の所定値以下の波形データが入力されるかがチェッ
クされる。所定時間が経過し又は所定回数が検出された
後、なお所定値以下の排圧波形面積であれば、排気圧セ
ンサの異常と判断して排気圧センサ異常の警告表示を行
う(ステップS47)。
【0053】続いて、ステップS48で応急運転フラグ
を立て、燃料制御弁をFB制御しないでオリジナルのベ
ースマップ運転プログラムに固定してエンジンを駆動す
る(ステップS49)。
【0054】前記ステップS44で面積値が所定値以上
でセンサに異常がない場合には、気筒ごとに、クランク
角t1〜t2における排気圧センサからの波形の面積移
動平均値を算出する(ステップS50)。
【0055】ステップS51で、この気筒移動平均面積
に対する排気圧センサの波形面積の比率Rを算出する。
ステップS52で、各波形面積データの平均値に対する
比率Rが基準値以下かをチェックする。この基準値は運
転領域に応じて異なり、この基準値に基づいて気筒別に
失火が判別される。失火が起きていない場合には、ステ
ップS53で、今回の波形データを加えて気筒別排気圧
センサの波形移動平均値を書換える。
【0056】上記波形面積の比率Rが基準値以下であれ
ば、ステップS54で、失火が起きていると判定され
る。この失火判定は気筒別に行われる。
【0057】ステップS55は、失火した気筒数をチェ
ックする。例えば4気筒中2気筒以上失火していればエ
ンジン異常と判断してエンジンを強制停止する(ステッ
プS59)。その後エンジン異常の表示を行う(ステッ
プS60)。
【0058】失火気筒数が1気筒の場合には、ステップ
S56で、FB制御運転中かをチェックする。FB制御
中であれば、前述の図4の失火判定プログラム(ステッ
プS16)終了後の失火検出ステップS17のルーチン
に戻る。
【0059】失火気筒数が1気筒でFB運転中でなけれ
ば、ステップS57で、応急フラグを立てる。続いて、
ステップS58で、失火回復の制御運転を行う。これ
は、例えば燃料制御弁の開度マップをエンリッチ化した
り、あるいは失火気筒の点火時期を変更することにより
行う。
【0060】図7は、スロットル開度とエンジン回転数
に応じたエンジン運転領域の説明図である。エンジン運
転領域の全域において最適な運転状態を得るために、運
転領域に応じて燃料制御方法を変えることが望ましい。
例えば、スロットル開度が小さい低負荷側の領域Iで
は、安定した燃焼を確保するためにリーン化を抑える。
中間の領域IIでは、排気ガス対策あるいは燃焼効率を
優先させ、失火判定のための燃料制御弁フィードバック
制御を実施する。高負荷領域IIIでは、出力確保のた
めに燃料制御弁フィードバック制御を実施しない。
【0061】本発明では、燃料制御弁開度のベースマッ
プとともに第2マップを備え、学習により燃料をリーン
化しながらベースマップを書換える。
【0062】表1は、このような運転領域に応じて要求
される運転特性を考慮した第2マップ設定方法の一例を
示す。
【0063】
【表1】
【0064】この第2マップでは、スロットル開度が低
い領域で運転性を優先させ(A領域)、中間開度では排
気ガス(NOx)低減を優先(B領域)あるいは運転効
率を優先させ(D領域)、高開度では出力確保を優先さ
せている(C領域)。
【0065】図8(A)(B)は、気筒判別用波形およ
び失火判別用波形のデータ例を示すグラフである。図8
(A)に示すように、カム軸の回転を検出するパルサー
コイルからのパルサー信号aがクランク軸の2回転(7
20度)ごとに入力される。このパルサー信号aに同期
してクランク角センサからのクランク角パルス信号bが
入力される。このクランク角信号は、例えば120枚の
歯を有するリングギヤの各歯を検出するごとに出力され
るものであり、パルサー信号が得られる2回転では24
0個のパルス信号となり、クランク角3度ごとに1個の
パルスが入力される。このパルサー信号の検出位置を例
えば#1気筒のBTDC90度に設定しておく。これに
より、例えば#1→#3→#4→#2の順で点火される
4気筒エンジンで、例えば90度ごとに排圧が検出され
る4気筒の各々についてパルサー信号の検出位置からの
クランク角度により気筒番号が判別される。
【0066】各気筒の燃焼条件はそれぞれ微妙に異なる
ため各気筒の排圧波形も異なる。本発明では、このよう
に気筒を判別して気筒ごとに失火を判定することによ
り、各気筒の排圧波形に対応してそれぞれ最適なフィー
ドバック制御が可能になる。
【0067】図8(B)は4気筒の排圧検出データであ
る。実線のグラフcが正常時の排圧波形であり、点線の
グラフdが失火時の排圧波形である。このような波形検
出データから、各気筒のごとに波形の面積を算出し、こ
の波形面積に基づいて失火を判別する。この場合、各気
筒の波形データにおいて、圧縮上死点後の積算開始クラ
ンク角t1と積算終了クランク角t2を設定しておく。
【0068】所定のクランク角で所定気筒に点火され、
爆発、排気行程を経て排気管途中の排圧センサ部に排気
ガスが到達する。この排気ガス到達までのクランク角
(エンジン速度により異なる)を考慮して排圧波形のピ
ークを挟んで排圧データを取込めるように、気筒ごとの
点火タイミングに対応して気筒別にt1およびt2を定
めておく。
【0069】各気筒ごとにクランク角t1〜t2間の波
形面積を算出して、これと直前の所定サイクルの移動平
均値と比較する。この波形面積の平均値に対する比率R
をマップに格納された基準値と比較して失火を判別す
る。この基準値は、運転領域に対応したマップの座標ご
とに異なる。
【0070】図9は、失火判定の基準値のマップを示す
立体図である。図示したように、スロットル開度とエン
ジン回転数に応じたマップ座標位置により、失火判定基
準(%)を異ならせている。この例では高回転でスロッ
トル高開度側では失火判定基準が低く、低回転低スロッ
トル開度側では基準が高い。したがって、高回転高負荷
側では、前述の排圧波形面積が平均値に比べ大きく減少
して例えば2000rpm以上の高負荷領域では前記比
率Rが20%以下まで小さくならないと失火と判定され
ず、リーン化が続行される。これに対し、低回転低負荷
側では、排圧波形面積の比率Rが30〜40%になると
失火と判定されリーン化が停止される。
【0071】このように、失火判定基準を運転領域に応
じて変えることにより、前述の第2マップを運転領域ご
とに所望の優先特性に応じて形成したことと相まって、
運転領域全体にわたって最適な運転状態が得られる。
【0072】なお、排圧波形面積の平均値に対する比R
を求めてこれを基準値と比較する方法に代えて、排圧波
形面積と平均値との差を求めてこの差を予め定めた所定
の基準値(この基準値も運転領域に応じて異なる)と比
較することにより失火を判定してもよい。
【0073】本実施形態では、前述の図6のステップS
43〜S49に示したように、排圧センサの異常判定プ
ロセスを有している。これにより、前述のとおり、まず
排圧センサで検出した排圧波形(図8(B))の所定ク
ランク角t1〜t2の積分演算によりその面積を求め、
これを基準値と比較してその面積値が連続して基準値よ
り小さい場合に排圧センサの異常と判定する。これによ
り、断線やセンサ自体の故障等の失火以外の原因による
排圧面積の減少が検出されたときに、これを失火と誤判
断しないで排圧センサの異常と判定することができる。
このような排圧センサ異常と判定されたときに、応急運
転表示等の異常警告表示が、例えば操作パネル上での異
常ランプの点灯あるいはブザー等の警報等により行われ
る(ステップS47)。これにより、センサ異常状態が
使用者等に知らされ、速やかに異常状態解消のための方
策を施すことができる。また、オリジナルのベースマッ
プに戻して応急運転を行うため、センサ異常時において
も支障なく運転を継続することができる。
【0074】図10は、本発明の別の実施の形態に係る
エンジンの構成図である。この実施形態は、ガス燃料充
填装置に適用されたエンジン80を示す。このエンジン
80はガス燃焼エンジンであり、クラッチ81を介して
燃料タンク82内の燃料を所定の高圧ガス燃料とするた
めの3台のコンプレッサC1,C2,C3に接続され
る。燃料タンク82には低圧センサ83が設けられる。
この燃料は、開閉弁84、ガスメータ85、大気圧への
減圧調整弁であるゼロガバナ86および燃料制御弁87
を介してスロットル弁99の上流側の吸気管100のベ
ンチュリー部に供給される。ベンチュリー部はミキサー
となる。88はスロットル弁開閉駆動用アクチュエータ
である。
【0075】エンジン80には、冷却水循環系89が備
り、ポンプ90,91により冷却水が循環する。この冷
却水は排気管93上に設けた排気ガス熱交換器94内を
通過する。冷却水はラジエータ92で大気により冷却さ
れ、コンプレッサC1,C2,C3からの高圧ガスとの
間で熱交換して高圧ガスの冷却を行うためのインターク
ーラ96内を通過する。コンプレッサ出口側のガス燃料
配管95上には高圧センサ97が設けられる。所定の充
填圧力に設定された高圧燃料ガスは、燃料分配装置98
によりガス燃料自動車(図示しない)等の燃料タンクに
供給される。
【0076】冷却水循環系89にはリニア三方弁89
a、89bが配置される。エンジン始動直後の暖機運転
中は、リニア三方弁89aによりポンプ90により循環
する冷却水がラジエータ92側ではなく直接エンジン8
0を経てポンプ90により多く戻るようにされ、リニア
三方弁89bによりポンプ91により循環する冷却水が
エンジン80側ではなくラジエータ92、インタークー
ラ96を経てポンプ91により多く戻るように、冷却水
循環系89の切り換えを行う。これにより暖機時間を短
くしつつ、ガス充填能力の低下を防止可能としている。
【0077】このようなガス燃料充填装置のガスエンジ
ンにおいて、前述の図1の空調システムと同様に排圧セ
ンサを用いた失火判定や学習制御によるエンジンの燃料
制御弁87の制御が行われる。この場合、前述の図3に
示したメインルーチンのフローチャートにおいて、エン
ジン起動完了(ステップS2)の後、希望する充填速度
設定データを読み込むとともに、低圧側および高圧側の
燃料圧力のデータを各センサ83,97で検出して読み
込む。これらのデータに基づいて圧力差を演算し、この
圧力差と充填速度に基づいて目標エンジン回転数を算出
し、圧力差の大小および急速充填か低速充填かに応じて
前述と同様にスロットルFBプログラムや失火判定プロ
グラムが実行される。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、排圧
センサで検出した排圧波形の面積が正常時の排圧波形に
比べ小さくなって、この小面積の排圧波形が複数の検出
波形データが得られる時間あるいは所定数の検出サイク
ルにわたって連続して検出された場合に、これを排圧セ
ンサの異常と判断して失火の誤判定を防止することがで
き、排圧センサの異常を速やかに検知してこれに対処す
ることができるとともに誤判定に基づく不適正な失火制
御を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるガスエンジン駆動のヒー
トポンプ空調システムの構成図。
【図2】 図1の空調システムの制御系の構成図。
【図3】 本発明の燃料制御方法のメインプログラムの
フローチャート。
【図4】 図3のフローチャートにおける学習プログラ
ムのフローチャート。
【図5】 図4のフローチャートにおける書換プログラ
ムのフローチャート。
【図6】 本発明の失火判定プログラムのフローチャー
ト。
【図7】 エンジンの運転領域のグラフ。
【図8】 気筒判別及び失火判定のための波形データの
グラフ。
【図9】 失火判定基準のマップを示す立体図。
【図10】 本発明の別の実施の形態に係るガス充填装
置の構成図。
【符号の説明】
1:ガスエンジン、2:冷媒サイクル、3:エアクリー
ナ、4:吸気通路、5:ミキサー、6:スロットル弁、
7:燃料供給管、8:燃料制御弁、9:ゼロガバナ、1
0:開閉弁、11:オイルセパレータ、12:排気管、
13:触媒、14:排気熱交換器、15:サイレンサ、
16:ドレンセパレータ、17:排気出口、18:吸気
口、19:中和器、20:ドレン出口、21:オイルパ
ン、22:オイルタンク、23:オイル供給ポンプ、2
4:クラッチ、25:コンプレッサ、26:可撓管、2
7:冷媒入口管、28:冷媒出口管、29:オイルセパ
レータ、30:四方弁、31:室内熱交換器、32:室
外熱交換器、33:戻し管、34:プレート熱交換器、
35:アキュムレータ、36:ラジエータ、37:ファ
ン、38:リカバリータンク、39:冷却水系、40:
冷却水ポンプ、41:第2ポンプ、42:サーモスタッ
ト、43:リニア三方弁、44:分岐管、45:バイパ
ス管、46:サブアキュムレータ、47:絞り、48,
49,50:キャピラリチューブ、51:HIC、5
2:膨張弁、60:室外ユニット、61:室内ユニッ
ト、73:排圧センサ、75:コンプレッサ温度セン
サ、76:冷却水温度センサ、77:高圧側冷媒圧力セ
ンサ、78:低圧側冷媒圧力センサ、80:エンジン、
81:クラッチ、82:燃料タンク、83:低圧セン
サ、84:開閉弁、85:ガスメータ、86:ゼロガバ
ナ、87:燃料制御弁、88:スロットル駆動用アクチ
ュエータ、90,91:ポンプ、92:ラジエータ、9
3:排気管、94:排気熱交換器、95:ガス燃料配
管、96:インタークーラ、97:高圧センサ、98:
燃料分配装置、99:スロットル弁、100:吸気管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 迫田 茂穂 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 (72)発明者 小栗 眞 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内 Fターム(参考) 3G084 BA00 BA05 BA13 BA33 CA03 CA04 CA09 DA05 DA27 DA30 EA05 EA07 EA11 EB06 EB08 EB20 EB25 EC01 FA00 FA24 FA38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの排圧波形を排圧センサにより検
    出し、 所定のクランク角範囲での排圧波形の面積を算出し、 この面積が所定時間または所定の検出サイクル数にわた
    って連続して基準値より小さい場合に前記排圧センサが
    異常であると判定することを特徴とするエンジンの排圧
    センサ異常判定方法。
  2. 【請求項2】前記エンジンは、予め設定されたエンジン
    回転数とスロットル開度に応じたベースマップに基づい
    て燃料供給量がフィードバック制御され、 このベースマップは、前記排圧センサにより検出された
    失火に応じて学習制御によりリーン側に書換えられ、 前記排圧センサが異常と判定された場合に、前記学習制
    御により書換えられたマップを最初のベースマップに戻
    して運転を継続することを特徴とする請求項1に記載の
    エンジンの排圧センサ異常判定方法。
  3. 【請求項3】前記排圧センサ異常時の運転継続中に、応
    急運転表示を行うことを特徴とする請求項2に記載のエ
    ンジンの排圧センサ異常判定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109869217A (zh) * 2017-12-05 2019-06-11 罗伯特·博世有限公司 用于尿素水溶液喷射系统的喷嘴阻塞诊断系统和方法
CN109869217B (zh) * 2017-12-05 2022-04-15 罗伯特·博世有限公司 用于尿素水溶液喷射系统的喷嘴阻塞诊断系统和方法

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