JP2001012084A - コンクリート構造物の補修箇所に補修材を注入する方法並びに補修材の注入器具 - Google Patents

コンクリート構造物の補修箇所に補修材を注入する方法並びに補修材の注入器具

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JP2001012084A JP11185646A JP18564699A JP2001012084A JP 2001012084 A JP2001012084 A JP 2001012084A JP 11185646 A JP11185646 A JP 11185646A JP 18564699 A JP18564699 A JP 18564699A JP 2001012084 A JP2001012084 A JP 2001012084A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高粘度の補修材を高圧力で注入する方法及び
注入プラグ並びに高圧力対応の注入ガンを提供するこ
と。 【解決手段】 補修材を注入する注入プラグは、中空
に形成され基端部に注入する注入ガンを接続する接続口
25を設けると共に外周部に雄ねじ27を形成したプラ
グ本体21と、プラグ本体21の外周面に挿嵌した変形
可能な素材により形成した拡張スリーブ22と、プラグ
本体の雄ねじ27に結合したナット筒体23と、プラグ
本体の先端部に結合すると共に内部に逆止弁32を設け
た延長用管体24とからなる。コンクリート壁面にあけ
た注入穴に注入プラグを延長用管体24の先端部から挿
入し、ナット筒体23の一部をコンクリート壁面から突
出させる。ナット筒体23を回転すると拡張スリーブ2
2は圧縮して拡径し注入穴の内壁に強固に固定されるの
で、補修材を高圧力で注入できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物の打継ぎ又はひび割れにより発生する空隙を補修する
に際し、補修箇所に補修材を注入するための注入方法並
びに注入器具に関している。
【0002】
【従来の技術】本願発明者は、特願平10−18697
8号によりコンクリート構造物の打継ぎ又はひび割れに
よる空隙部に補修材を注入して当該空隙部から生じる水
漏れを防止する方法並びに補修材の注入器具を提案し
た。
【0003】図10は、上記出願によって提案された補
修方法を示しており、(A)はコンクリートの打継ぎ
部、(B)はひび割れ部の補修をする施工図である。
(A)の打継ぎ部の補修は、コンクリートの底面1と壁
面2の継ぎ目3に向い壁面2の内側から穿孔し継ぎ目3
に設けた止水板4を貫通して当該継ぎ目3による空隙部
に開口する位置がコンクリート壁の中心位置となる注入
穴5を穿ける。又、(B)のひび割れ部の補修は、割れ
目6によって生じた空隙部に向い穴の底部が壁の中心位
置に達する注入穴5を穿ける。次いで、該注入穴5に注
入具7を注入穴5の底部との間に補修材による加圧域8
を形成して装着し、注入ガン9から供給する補修材を高
圧力で注入して当該空隙部を補修材により置換するもの
である。
【0004】上記出願の発明が提案される以前から知ら
れていた補修材は、粘度3千cps程度のエポキシ樹脂
が使用されていたが、従来の補修材は低粘度に属するも
のなので高圧力で注入すると補修材が補修部分から漏出
すことがあって、補修の目的を達しないことがあった。
このため、従来技術では、低圧力で長時間かけて補修材
を注入するなどの施工が行われていたのであるが、この
方法では作業性がよくないといった問題点があった。
【0005】本願発明者が提案した上記出願の発明は、
打継ぎ部もしくはひび割れ部に補修材を高圧力で確実に
注入することに成功した注入方法であるが、本願発明者
は、高粘度の補修材を使用すること、高粘度の補修材を
注入できる注入ガンを開発すること、高圧力対応の注入
プラグを開発することにより、高粘度の補修材を使用し
てさらに高品位な補修作業が施工できることに着目し改
良を行った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高粘度の補
修材を高圧力で注入する方法及び注入プラグ並びに高圧
力対応の注入ガンを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明において打継ぎに
よる空隙部に補修材を注入する方法は、コンクリート壁
面に斜状に向い継ぎ目の厚み方向の中心部と壁面厚みの
中心線が交差する位置を通りかつ底部が当該位置よりも
奥部に達する注入穴を穿け、該注入穴に先端注出口をコ
ンクリート壁面の表面の鉄筋よりも内側に達する位置に
注入プラグを装着し、該注入プラグから高粘度の補修材
を高圧力で注入して補修材を空隙部の中心部から供給す
ることを特徴とするものである。
【0008】又、注入穴に装着した注入プラグは、注出
口をコンクリートの継ぎ目よりも先方位置に臨ませて装
着することを特徴とするものであり、さらに注入穴は、
コンクリート壁面に対し45度の傾斜角度で穿けること
を特徴とするものである。
【0009】本発明において、コンクリートのひび割れ
による空隙部に補修材を注入する方法は、コンクリート
壁からひび割れによる空隙部に向って注入穴を穿け、該
注入穴に先端注出口をコンクリート壁面の表面の鉄筋よ
りも内側に達する位置に注入プラグを装着し、該注入プ
ラグから高粘度の補修材を高圧力で注入して補修材を空
隙部の中心部から供給することを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明の注入プラグは、中空軸に形成され
た基端部に補修材を注入する注入ガンを接続するための
接続口を設け先端部に本体部分よりも大径な先端基盤部
を設けると共に外周部に雄ねじを形成したプラグ本体
と、該プラグ本体の外周面に挿嵌し先端部を先端基盤部
に係合させた変形可能な素材により形成される拡張スリ
ーブと、上記プラグ本体の雄ねじにねじ結合したナット
筒体と、上記プラグ本体の先端基盤部にねじ結合すると
共に上記拡張スリーブよりも小径でかつ内部に逆止弁を
設けた延長用管体とからなり、コンクリート壁面にあけ
た補修用の注入穴内に延長用管体の先端部を奥部に向け
て挿入し、ナット筒体の一部をコンクリート壁面から突
出させることを特徴とするものであって、注入穴に挿入
したのちナット筒体を回転すると拡張スリーブが圧縮さ
れて拡径し、注入穴の内壁に強固に固定されるので補修
材を高圧力で注入できるものである。
【0011】又、プラグ本体の先端基盤部は、本体部側
が小径で先端部に向って大径となる斜面が形成され、拡
張スリーブとナット筒体の接合部に斜面を有する拡張座
金を当該斜面を拡張スリーブに向けて装着したことを特
徴とする。
【0012】又、拡張スリーブは、両端開口部の内周面
が開口端に向って大径となる斜面に形成したことを特徴
とするものであり、さらに又、拡張スリーブは、アル
ミ、銅、ナイロン、低密度のポリエチレン又はウレタン
等で形成されていることを特徴とする。
【0013】本発明の注入ガンは、シリンダ筐体と、該
シリンダ筐体に設けられ当該シリンダ筐体から突出させ
たピストンロッドを摺動自在に収容すると共に先端部に
注入プラグと結合させる供給ノズルを設けた供給管と、
上記シリンダ筐体内に形成され上記ピストンロッドと結
合したピストンを摺動自在に収容したシリンダ室と、該
シリンダ室と同軸上に形成され内部に切換ピストンを摺
動自在に収容した切換シリンダ室と、上記ピストンに設
けられ上記切換シリンダ室の壁体及び切換ピストンを貫
通して摺動可能としかつ上記ピストンが前進位置にあり
上記切換ピストンが後退位置にあるときに上記シリンダ
室と上記切換シリンダ室とを仕切る前方壁体と一致する
部分が小径部に形成された切換ロッドと、上記切換ピス
トンの外側部に設けた空気溜室と、上記切換シリンダ室
に圧力空気を供給する空気供給路と、該空気供給路の両
隣部に設け上記切換シリンダ室と大気を連結する第1及
び第2の空気排出路と、上記シリンダ室と上記切換シリ
ンダ室を連通する第1の空気通路と、上記シリンダ室と
上記切換シリンダ室を連通しシリンダ室において上記第
1の空気通路の開口部とピストンを挟んで別の室と連通
させた第2の空気通路と、上記第1の空気通路から分岐
させ上記切換シリンダ室の後方壁体との間に形成した室
を連通する第3の空気通路を有し、上記供給管に補修材
ケースを着脱自在に接続し、上記空気供給管に圧力空気
を供給することを特徴とするものであって、ピストンロ
ッドの連続する往復運動によって注出するので、高粘度
の補修材を高圧力によって注入プラグに供給することが
できるものである。
【0014】又、シリンダ筐体には、ハンドルが設けら
れ該ハンドルに接続したエアチューブからの圧力空気を
当該シリンダ筐体の切換シリンダ室に供給することを特
徴とする。
【0015】又、ハンドルには、操作レバーが設けら
れ、エアチューブからの圧力空気を切換シリンダ室に送
給するときの開閉操作を行うことを特徴とする。
【0016】又、補修材ケースは、上部に補修材を注出
する注出口を設け、内部に圧送ピストンを収容し、底部
に圧力空気を供給するエアチューブを接続したものであ
ることを特徴とするものであり、さらに又、補修材ケー
スは、供給管に連結したとき注出口が当該供給管の補修
材受入口と一致するものであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、コンクリート打継ぎ部の
補修作業を行う場合の具体例を示している。10はコン
クリート壁面であり、下部壁面10aと上部壁面10b
との間にコンクリート打ち継ぎによる継ぎ目11が生じ
ている壁面である。12はコンクリート壁面10に埋設
した縦筋、13は横筋である。
【0018】上記コンクリート壁面10には継ぎ目11
に発生した空隙部を補修するため、該コンクリート壁面
10に斜状に向い継ぎ目11の厚み方向の中心部と壁面
厚みの中心線14が交差する位置を通りかつ底部が当該
位置よりも奥部に達する注入穴15を穿け、該注入穴1
5に先端注出口をコンクリート壁面10の表面の鉄筋1
2,13よりも内側に達する位置または継ぎ目11より
も先方位置に臨ませた注入プラグ20を装着する。な
お、図1に示す注入穴15はコンクリート壁面10に対
し45度の傾斜角度であける。
【0019】図2は、コンクリートのひび割れの補修作
業を行う具体例を示している。コンクリート壁面10及
び鉄筋12,13の配設位置は図1の場合と同様である
が、図2はコンクリート壁の横断面である。注入穴15
は、コンクリート壁面10からひび割れ16に向い底部
がコンクリート壁面10の表面の鉄筋12,13よりも
内側に達する深さに穿ける。そして注入プラグ20は先
端注出口を上記鉄筋12,13よりも内側位置に臨ませ
て装着する。
【0020】図1、図2において、注入プラグ20から
は注入穴15に対して高圧力で高粘度の補修材を注入す
る。補修材はコンクリート壁10の表面の鉄筋12,1
3よりも内側位置から注入されるから空隙部を必要以上
に押し広げることがなく高粘度ではあるが確実に空隙部
の内部まで達する。補修材は注入穴15を中心とする円
形状に注入されていくので、当該注入穴15を穿ける間
隔はコンクリート壁面10の厚みと同じ距離を目安とす
る。
【0021】図3、図4は注入プラグを示している。注
入プラグ20はプラグ本体21、拡張スリーブ22、ナ
ット筒体23、延長用管体24とからなり、拡張スリー
ブ22とナット筒体23はプラグ本体21の外周面に組
み込み、延長用管体24はプラグ本体21の先端部分に
組み込むものである。
【0022】プラグ本体21は、中空軸に形成され基端
部に補修材を注入する注入ガンを接続するための接続口
25を設け、先端部に本体部分よりも大径な先端基盤部
26を設けたものであって、本体外周部に雄ねじ27を
形成したものである。なお、先端基盤部26には本体部
側が小径で先端部に向って大径となる斜面28が形成さ
れていると共に、先端基盤部26の開口部には雌ねじ2
9が形成されている。
【0023】拡張スリーブ22は、変形可能な素材によ
り形成される筒体であって、両端開口部の内周面は開口
端に向って大径となる斜面22aを形成したものであ
る。又、拡張スリーブ22は具体的にはアルミ、銅、ナ
イロン、低密度のポリエチレン又はウレタン等で形成さ
れる。
【0024】ナット筒体23は、外形を断面六角形に形
成すると共に内周面に雌ねじ29を形成したものであ
る。延長用管体24は、施工するコンクリート壁の異な
る厚みに対応できるような長さに形成されると共に、拡
張スリーブ22よりも小径に形成したものである。又、
延長用管体24の基端部には先端基盤部26の雌ねじ3
0とねじ結合する雄ねじ31を形成し、先端部には逆止
弁32を設けている。逆止弁32はボールとスプリング
を組み合わせたものであって、管体内側方向からの送給
時に開通路を形成し、管体先端部からの圧力には閉通路
を形成するものである。さらに又、33は拡張座金であ
り、座金本体に先端に向って小径となる斜面33aを形
成したものである。
【0025】注入プラグ20を組立てるには、プラグ本
体21の先端基盤部26の雌ねじ30に延長用管体24
の雄ねじ31をねじ結合し、次いでプラグ本体21の基
端部となる接続口25を設けた方から、拡張スリーブ2
2、拡張座金33、ナット筒体23の順に挿通し、プラ
グ本体21の雄ねじ27とナット筒体23の雌ねじ29
をねじ結合する。このとき、拡張スリーブ22は先端部
に先端基盤部26の斜面28が僅かに進入し、また基端
部には拡張座金33の斜面33aが僅かに侵入した状態
となっている。
【0026】図1において、注入プラグ20をコンクリ
ート壁面10にあけた注入穴15に延長用管体24の先
端注出口を継ぎ目11を越えて穴の底部近傍に向け、さ
らに基端部のうちナット筒体23の一部を壁面から突出
して挿入する。次いで、ナット筒体23に回転工具を装
着して該ナット筒体23を回転すると、ナット筒体23
はプラグ本体21の先端部に向って移動し、先端基盤部
26の斜面28と拡張座金33との間で拡張スリーブ2
2を圧縮する。このため、拡張スリーブ22にはこの位
置で軸方向の両端部から圧縮力が加わって拡径し注入穴
15の内壁に強固に固定される。
【0027】図2に示す注入プラグ20は、延長用管体
24を除去し、先端基盤部26の内部に逆止弁を設けた
ものであって、注入穴15内に装着する手順は図1の場
合と同様である。
【0028】プラグ本体21の接続口25には、後に詳
しく説明する注入ガンを接続し、注入ガンから供給され
る補修材を高圧力で注入する。注入穴15へ充填する補
修材は、コンクリート壁面10の表面の鉄筋12,13
の内側から注入するので、補修材の流れがよく、スムー
ズな注入がなされる。補修材が注入穴15から空隙部の
奥部に達したことは目視できないが、補修材が継ぎ目1
1又はひび割れ16から流出したことで補修材が充填さ
れたことは確認できる。
【0029】本発明の補修材は、粘度1万〜100万c
psのエポキシ樹脂又はマイクロセメントを使用し、注
入圧力は200〜350kg/cmである。因みに吐
出量は200g/minである。
【0030】次に、図5により注入プラグに補修材を供
給するための注入ガンを説明する。注入ガン40は、シ
リンダ筐体41と該シリンダ筐体41に設け補修材を注
入プラグに供給するための供給管42を有し、シリンダ
筐体41内で往復運動をするピストン43と該ピストン
43と一体構造に設けたピストンロッド44を上記供給
管42内に挿入すると共に、当該供給管42に補修材ケ
ース45を着脱自在に接続したものであって、ピストン
ロッド44の往復運動によって補修材ケース45内に収
容されている補修材を供給管42の先端部に形成した供
給ノズル46から注出するようにしている。
【0031】又、上記シリンダ筐体41にはハンドル4
7が設けられ、該ハンドル47の先端部に接続したエア
チューブ48からの圧力空気をシリンダ筐体41内に供
給するものである。49はハンドル47に隣接して設け
た操作レバーで、エアチューブ48からの圧力空気をシ
リンダ筐体41に送給する時の開閉操作を行うためのも
のである。
【0032】補修材ケース45は、上部に補修材を注出
する補修材注出口45aを有しており、ケース内に圧送
ピストン50を収容し、又、ケース底部に圧力空気を送
給するためのエアチューブ51を接続したものである。
なお、補修材ケース45を供給管42に連結すると補修
材注出口45aと供給管42の補修材受入口42aが一
致するものである。
【0033】図6はシリンダ筐体41の構造を示す模式
図であり、シリンダ筐体41は全体を略2分して一方を
シリンダ室60、他方を切換操作部61に形成してお
り、上記ピストン43はシリンダ室60に摺動自在に収
容され、該ピストン43に連結したピストンロッド44
はシリンダ室60の開口部を閉塞する前部蓋体62から
突出している。なお、上記供給管42は前部蓋体62に
固定されていて内部にピストンロッド44が摺動自在に
収容されるようになっている。
【0034】切換操作部61には、上記シリンダ室60
よりも小径な切換シリンダ室63がシリンダ室60と同
軸上に形成されると共に、内部に切換ピストン64が摺
動自在に収容されている。又、切換シリンダ室63の前
方部分は前方壁体65によって閉塞され、さらに後方部
分は後方壁体66によって閉塞されている。図中、67
は切換操作部61の後端部に設けた後部蓋体である。
【0035】上記ピストン43にはピストンロッド44
の反対側に切換ロッド70が一体構造に設けられる。切
換ロッド70はピストン43が前部蓋体62に接触し切
換ピストン64が後方壁体66に接触した位置(図6の
位置)にあるときに切換ピストン64の中心部を貫通す
る孔71、前方及び後方壁体65,66を貫通する孔7
2,73内に挿入される長さを有している。又、この切
換ロッド70は上記位置で自由端が後方壁体66の孔7
2内に挿入され、又、中間部の前方壁体65の穴71に
相当する位置が小径部70aに形成されていて、この状
態で前方壁体65によって仕切られるの前後の室は互い
に連通している。
【0036】上記したようにピストン43はシリンダ筐
体41内をピストロッド44及び切換ロッド70を伴っ
て往復移動し、又、切換ピストン64は切換シリンダ室
63内で往復移動するが、切換ピストン64と切換ロッ
ド70とは摺動自在となっているのでピストン43およ
び切換ピストン64は各別のタイミングで往復運動をす
るようになっている。
【0037】75は切換シリンダ室63に圧力空気を供
給するための空気供給路であり、ハンドル47に接続し
たエアチューブ48からの圧力空気を当該切換シリンダ
室63に供給するものである。76,77は空気供給路
75の両隣部に設けた空気排出路であって、シリンダ室
60および切換シリンダ室63内の圧力空気を大気へ排
出するためのものである。なお、空気排出路76,77
は空気供給路75に対して等間隔で設けられている。
【0038】又、切換シリンダ室63内に設けられた切
換ピストン64の外側部には、当該切換ピストン64の
端壁部が切換シリンダ室63の前方及び後方壁体65,
66のいずれかに接触した場合も空気供給路75からの
圧力空気を空気排出路76,77に逃がさない大きさと
なる空気溜室78を形成している。なお、空気排出路は
前方壁体65に隣接して設けたものを第1の排出路76
とし、後方壁体66に隣接する方を第2の排出路77と
している。
【0039】79は切換ピストン64が後方壁体66に
接触しているときに、前部蓋体62とピストン43とに
よって形成される室Aと空気溜室78とを連通する第1
の空気通路であり、80は切換ピストン64がこの位置
にいるときに、切換操作部61とピストン43とによっ
て形成される室Bと前方壁体65と切換ピストン64と
によって形成される室Cを連通する第2の空気通路であ
る。
【0040】なお、図6において切換ピストン64は後
方壁体66と接触しているが、後方壁体66と切換ピス
トン64とによって形成される室をDとする。又、第1
の空気通路79には途中に分岐管を設け、後方壁体66
と後部蓋体68とによって形成される室をEとし、この
室Eと第1の空気通路79を第3の空気通路81によっ
て連通している。
【0041】図6は、ピストン43が前部蓋体62に接
触するまで前進したので、ピストンロッド44が供給管
42内の補修材を供給ノズル46から注出した状態を示
している。又、ピストン43と共にピストンロッド44
が後退すると供給管42内には補修材ケース45内の補
修材が充填されるようになっている。
【0042】次に、図6から図9によって注入ガンから
連続して補修材を注出する作動順を説明する。空気供給
路75から供給された圧力空気は空気溜室78から第1
の空気通路79を経て室Aに供給される。このとき室B
は第2の空気通路80と室Cが連通しているので、室C
および第1の排出路76を経て大気へ放出されているの
で、室Aに圧力空気が供給されるとピストン43は図5
に示す位置から後退する(図面で右側方向へ移動す
る。)。
【0043】図7に示すように、ピストン43が後退し
て切換操作部61に接触すると、後方壁体66の孔73
に切換ロッド70の小径部70aが位置し、この位置で
第1の空気通路79の分岐管である第3の空気通路81
から室Eに圧力空気が供給されているので、圧力空気は
後方壁体66の孔73と切換ロッド70の小径部70a
の隙間から進入して後方壁体66と切換ピストン64の
間に供給され、切換ピストン64を前進させる(図面で
左側方向へ移動させる。)。このとき、室Aには第1の
空気通路79から圧力空気が供給されているので、ピス
トン43は図7に示す位置に停止しており、切換ピス
トン64のみが前進する。
【0044】図8に示すように、切換ピストン64が前
進して前方壁体65に接触すると、切換ピストン64に
よって第1の排出路76が閉塞されると共に、第2の空
気通路80と切換ピストン64の空気溜室78とが連通
する。そこで、空気供給路75から供給された圧力空気
が第2の空気通路80を経て室Bに供給され、ピストン
43がピストンロッド44および切換ロッド70を伴な
って前進する。これと同時に切換ピストン64が前方壁
体65と接触したとき、室Dは第2の排出路77を経て
大気と連通されるので、室Aの圧力空気は第1の空気通
路79および室D並びに第2の排出路77を通って大気
へ放出される。
【0045】図9に示すように、ピストン43が前進し
て前部蓋体62に接触するときに前述したようにピスト
ンロッド44が供給管42内の補修材を供給ノズル46
から注出する。この位置で第2の空気通路80から室B
に供給された圧力空気は、前方壁体65の孔72と切換
ロッド70の小径部70aとの隙間から室Cに侵入し、
切換ピストン64を後退させる。
【0046】以上の作動が1サイクルであって、切換ピ
ストン64が後退して後方壁体66に接触すると空気供
給路75からの圧力空気が第1の空気通路79へ供給さ
れてピストン43を図5に示す位置から再び後退させる
方向へ作用する。
【0047】本発明の方法が適用できるコンクリート構
造物は、建物、橋りょうなど建築、土木の種類を問わず
あらゆる構造物に適用可能なものである。
【0048】
【発明の効果】本発明の注入方法及び注入プラグ並びに
注入ガンは、高粘度の補修材を高圧力で注入穴内に供給
することができて高品位の補修作業が行えるものであ
り、特に注入ガンは小型で操作性がよく作業能率を向上
させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の注入プラグを使用してコンクリートの
打継ぎ部の補修作業を施工している状態を示す断面図。
【図2】本発明の注入プラグを使用してコンクリートの
ひび割れ部の補修作業を施工している状態を示す断面
図。
【図3】注入プラグを示し、(A)は側面図、(B)は
断面図。
【図4】注入プラグの部品図。
【図5】注入プラグに補修材を供給する注入ガンを示す
一部断面の側面図。
【図6】注入ガンの構造を示す模式図。
【図7】注入ガンの作動を示す模式図。
【図8】注入ガンの作動を示す模式図。
【図9】注入ガンの作動を示す模式図。
【図10】本願発明者が本出願前に提案した補修方法に
より補修作業をする施工図。
【符号の説明】
10 コンクリート壁面 10a 下部壁面 10a 上部壁面 11 継ぎ目 12 縦筋 13 横筋 14 中心線(コンクリート壁) 15 注入穴 16 ひび割れ 20 注入プラグ 21 プラグ本体 22 拡張スリーブ 22a 斜面 23 ナット筒体 24 延長用管体 25 接続口 26 先端基盤部 27 雄ねじ 28 斜面 29 雌ねじ 30 雌ねじ 31 雄ねじ 32 逆止弁 33 拡張座金 33a 斜面 40 注入ガン 41 シリンダ筐体 42 供給管 42a 補修材受入口 43 ピストン 44 ピストンロッド 45 補修材ケース 45a 補修材注出口 46 供給ノズル 47 ハンドル 48 エアチューブ 49 操作レバー 50 圧送ピストン 51 エアチューブ 60 シリンダ室 61 切換操作部 62 前部蓋体 63 切換シリンダ室 64 切換ピストン 65 前方壁体 66 後方壁体 67 後部蓋体 70 切換ロッド 70a 小径部(切換ロッド) 71 孔 72 孔 73 孔 75 空気供給路 76 空気排出路(第1の排出路) 77 空気排出路(第2の排出路) 78 空気溜室 79 第1の空気通路 80 第2の空気通路 81 第3の空気通路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート打継ぎによる空隙部に補修
    材を注入する方法であって、コンクリート壁面(10)
    に斜状に向い継ぎ目(11)の厚み方向の中心部と壁面
    厚みの中心線(14)が交差する位置を通りかつ底部が
    当該位置よりも奥部に達する注入穴(15)を穿け、該
    注入穴(15)に先端注出口をコンクリート壁面(1
    0)の表面の鉄筋(12,13)よりも内側に達する位
    置に注入プラグ(20)を装着し、該注入プラグ(2
    0)から高粘度の補修材を高圧力で注入して補修材を空
    隙部の中心部から供給することを特徴とする注入穴に補
    修材を注入する方法。
  2. 【請求項2】 注入穴(15)に装着した注入プラグ
    (20)は、注出口をコンクリートの継ぎ目(11)よ
    りも先方位置に臨ませて装着することを特徴とする請求
    項1に記載の注入穴に補修材を注入する方法。
  3. 【請求項3】 注入穴(15)は、コンクリート壁面
    (10)に対し45度の傾斜角度で穿けることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の注入穴に補修材を注入する
    方法。
  4. 【請求項4】 コンクリートのひび割れによる空隙部に
    補修材を注入する方法であって、コンクリート壁(1
    0)からひび割れによる空隙部に向って注入穴(15)
    を穿け、該注入穴(15)に先端注出口をコンクリート
    壁面(10)の表面の鉄筋(12,13)よりも内側に
    達する位置に注入プラグ(20)を装着し、該注入プラ
    グ(20)から高粘度の補修材を高圧力で注入して補修
    材を空隙部の中心部から供給することを特徴とする注入
    穴に補修材を注入する方法。
  5. 【請求項5】 コンクリートの打継ぎ又はひび割れによ
    る空隙部に補修材を注入する注入プラグであって、中空
    軸に形成された基端部に補修材を注入する注入ガンを接
    続するための接続口(25)を設け先端部に本体部分よ
    りも大径な先端基盤部(26)を設けると共に外周部に
    雄ねじを形成したプラグ本体(21)と、該プラグ本体
    (21)の外周面に挿嵌し先端部を先端基盤部(26)
    に係合させた変形可能な素材により形成される拡張スリ
    ーブ(22)と、上記プラグ本体(21)の雄ねじにね
    じ結合したナット筒体(23)と、上記プラグ本体(2
    1)の先端基盤部(26)にねじ結合すると共に上記拡
    張スリーブ(22)よりも小径でかつ内部に逆止弁(3
    2)を設けた延長用管体(24)とからなり、コンクリ
    ート壁面にあけた補修用の注入穴内に延長用管体(2
    4)の先端部を奥部に向けて挿入し、ナット筒体(2
    3)の一部をコンクリート壁面から突出させることを特
    徴とする補修材を注入するための注入プラグ。
  6. 【請求項6】 プラグ本体(21)の先端基盤部(2
    6)は、本体部側が小径で先端部に向って大径となる斜
    面(28)が形成され、拡張スリーブ(22)とナット
    筒体(23)の接合部に斜面(33a)を有する拡張座
    金(33)を当該斜面(33a)を拡張スリーブ(2
    2)に向けて装着したことを特徴とする請求項5に記載
    の補修材を注入するための注入プラグ。
  7. 【請求項7】 拡張スリーブ(22)は、両端開口部の
    内周面が開口端に向って大径となる斜面(22a)に形
    成したことを特徴とする請求項5又は6に記載の補修材
    を注入するための注入プラグ。
  8. 【請求項8】 拡張スリーブ(22)は、アルミ、銅、
    ナイロン、低密度のポリエチレン又はウレタン等で形成
    されていることを特徴とする請求項5から7のいずれか
    に記載の補修材を注入するための注入プラグ。
  9. 【請求項9】 延長用管体(24)は、施工するコンク
    リート壁の異なる厚みに応用できる長さに形成すること
    を特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の補修材
    を注入するための注入プラグ。
  10. 【請求項10】 コンクリートの打継ぎ又はひび割れに
    よる空隙部に補修材を注入する注入プラグに補修材を供
    給するための注入ガンであって、シリンダ筐体(41)
    と、該シリンダ筐体(41)に設けられ当該シリンダ筐
    体(41)から突出させたピストンロッド(44)を摺
    動自在に収容すると共に先端部に注入プラグと結合させ
    る供給ノズル(46)を設けた供給管(42)と、上記
    シリンダ筐体(41)内に形成され上記ピストンロッド
    (44)と結合したピストン(43)を摺動自在に収容
    したシリンダ室(60)と、該シリンダ室(60)と同
    軸上に形成され内部に切換ピストン(64)を摺動自在
    に収容した切換シリンダ室(63)と、上記ピストン
    (43)に設けられ上記切換シリンダ室(63)の壁体
    及び切換ピストン(64)を貫通して摺動可能としかつ
    上記ピストン(43)が前進位置にあり上記切換ピスト
    ン(64)が後退位置にあるときに上記シリンダ室(6
    0)と上記切換シリンダ室(63)とを仕切る前方壁体
    (65)と一致する部分が小径部(70a)に形成され
    た切換ロッド(70)と、上記切換ピストン(64)の
    外側部に設けた空気溜室(78)と、上記切換シリンダ
    室(63)に圧力空気を供給する空気供給路(75)
    と、該空気供給路(75)の両隣部に設け上記切換シリ
    ンダ室(63)と大気を連結する第1及び第2の空気排
    出路(76,77)と、上記シリンダ室(60)と上記
    切換シリンダ室(63)を連通する第1の空気通路(7
    9)と、上記シリンダ室(60)と上記切換シリンダ室
    (63)を連通しシリンダ室(60)において上記第1
    の空気通路(79)の開口部とピストン(43)を挟ん
    で別の室と連通させた第2の空気通路(80)と、上記
    第1の空気通路(79)から分岐させ上記切換シリンダ
    室(63)の後方壁体(66)との間に形成した室を連
    通する第3の空気通路(81)を有し、上記供給管(4
    2)に補修材ケース(45)を着脱自在に接続し、上記
    空気供給管(75)に圧力空気を供給することを特徴と
    する注入プラグに補修材を供給する注入ガン。
  11. 【請求項11】 シリンダ筐体(41)には、ハンドル
    (47)が設けられ該ハンドル(47)に接続したエア
    チューブ(48)からの圧力空気を当該シリンダ筐体
    (41)の切換シリンダ室(63)に供給することを特
    徴とする請求項10に記載の注入プラグに補修材を供給
    する注入ガン。
  12. 【請求項12】 ハンドル(47)には、操作レバー
    (49)が設けられエアチューブ(48)からの圧力空
    気を切換シリンダ室(63)に送給するときの開閉操作
    を行うことを特徴とする請求項11に記載の注入プラグ
    に補修材を供給する注入ガン。
  13. 【請求項13】 補修材ケース(45)は、上部に補修
    材を注出する注出口(45a)を設け、内部に圧送ピス
    トン(50)を収容し、底部に圧力空気を供給するエア
    チューブ(51)を接続したものであることを特徴とす
    る請求項10に記載の注入プラグに補修材を供給する注
    入ガン。
  14. 【請求項14】 補修材ケース(45)は、供給管(4
    2)に連結したとき注出口(45a)が当該供給管(4
    2)の補修材受入口(42a)と一致するものであるこ
    とを特徴とする請求項13に記載の注入プラグに補修材
    を供給する注入ガン。
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JP2018104996A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 エスティーキコウ株式会社 コンクリート構造物の施工方法及びコンクリート構造物の補修材
CN116335267A (zh) * 2023-05-31 2023-06-27 德州泽烁建筑工程有限公司 一种装配式建筑结构体系

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