JP2001011669A - 金属部材の接触構造、撮像装置およびカメラ - Google Patents

金属部材の接触構造、撮像装置およびカメラ

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JP2001011669A JP11181531A JP18153199A JP2001011669A JP 2001011669 A JP2001011669 A JP 2001011669A JP 11181531 A JP11181531 A JP 11181531A JP 18153199 A JP18153199 A JP 18153199A JP 2001011669 A JP2001011669 A JP 2001011669A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腐食電位の異なる異種金属が接触することに
より生じる接触腐食を抑制する。 【解決手段】 マグネシウム合金製の本体3には、アル
ミニウム合金製の取付座4がインサート成型により固定
される。本体3にレンズマウント35等の部品が組み付
けられた後、マウント基準面35aと座面4aとの間の
寸法がL1となるように座面4aが機械加工される。取
付座4には、撮像素子21を保持する真鍮製のホルダ2
3がビス25で固定される。マグネシウム合金の腐食電
位は真鍮の腐食電位よりも低く、アルミニウム合金はマ
グネシウム合金の腐食電位と真鍮の腐食電位との間の腐
食電位を有する。このため、マグネシウム合金製の本体
3に真鍮製のホルダ23が直接取り付けられる場合に比
して腐食電位差を小さくすることができ、接触腐食を抑
制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属部材の接触構
造、さらに詳しくは、腐食電位の異なる複数種の金属部
材の接触構造と、この接触構造を有する撮像装置および
カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等の可搬性を求められる機器で
は、アルミニウム合金に代わってマグネシウム合金が本
体や筐体などの材料として用いられるようになってきて
いる。マグネシウム合金の比重は、アルミニウム合金の
およそ0.7倍程度であるため、機器の全体重量に占め
る割合の大きな本体あるいは筐体に用いると、機器の軽
量化に果たす効果が大きい。また、マグネシウム合金は
減衰能力が高く、騒音や振動の遮断能力に優れるので、
この点でも筐体の材料として好適な性質を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マグネシウ
ムは、腐食電位が低いため、腐食電位の高い異種金属と
接触させた場合に大きな腐食電位の差を生じて接触腐食
を生じやすいという問題点を有する。このため、筐体を
マグネシウム合金で形成し、この筐体へマグネシウムに
対する腐食電位差の高い金属で形成される部品を取り付
けると、接触面で腐食を生じることがあった。
【0004】このような接触腐食を抑制するため、マグ
ネシウム合金で形成される筐体等の部品に表面処理を施
すことが考えられる。しかし、カメラ等では組立がある
程度進んだところで部品取付面等の機械的精度を高める
ために切削、あるいは研削等の機械加工が行われること
がある。この機械加工面に表面処理を行うことは困難で
あるため、表面処理による接触腐食の抑制は困難であ
る。以上の問題に加えて、マグネシウム合金は単体でも
空気中で容易に腐食するため、上述のように機械加工後
に表面処理を行うことのできない部品への使用には適さ
ないという問題を有していた。
【0005】本発明の目的は、腐食の発生を抑制し、マ
グネシウム合金等、腐食電位が低くて腐食の起きやすい
材料を容易に使用可能とする金属部材の接触構造と、こ
の接触構造を有する撮像装置およびカメラを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図3
に対応付けて以下の発明を説明する。 (1) 請求項1に記載の発明は、第1の腐食電位を有
する第1の金属部材3と;第2の腐食電位を有する第2
の金属部材4と;第3の腐食電位を有する第3の金属部
材23とが接触する金属部材の接触構造に適用される。
そして、第2の腐食電位は、第1の腐食電位と第3の腐
食電位との間の電位を有し;第3の金属部材23は、第
2の金属部材4が第1の金属部材3に固定された後に、
第2の金属部材4が機械加工されて形成された機械加工
面4aに接触することにより上述した目的を達成する。 (2) 請求項2に記載の発明に係る金属部材の接触構
造は、第1の金属部材3はマグネシウム合金で形成さ
れ;第2の金属部材4は、インサート成型、アウトサー
ト成形、かしめ、圧入、ねじ止めおよび接着のうちのい
ずれかの方法により第1の部材3に固定されるものであ
る。 (3) 請求項3に記載の発明に係る撮像装置は、第1
の金属部材3は本体であり;第2の金属部材4は、第3
の金属部材23を取り付けるための取付部材としたもの
である。 (4) 一実施の形態を示す図1に対応付けて説明する
と、請求項4に記載の発明に係る撮像装置は、第2の金
属部材4の機械加工面4aに第3の金属部材23を接触
させたときに、撮影レンズ51の結像面と第3の金属部
材23に保持される撮像素子21の受光面21aとが略
一致するように第2の金属部材4が機械加工されるもの
である。一実施の形態を示す図7に対応付けて以下の発
明を説明する。 (5) 請求項5に記載のカメラは、第1の金属部材1
03を本体とし;第2の金属部材124を、装填される
写真フィルム121の露光面近傍において、写真フィル
ム121をその厚み方向に位置決めするための部材とし
たものである。 (6) 請求項6に記載の発明に係るカメラは、第2の
金属部材124の機械加工面124bに第3の金属部材
123を接触させたときに、撮影レンズ51の結像面と
写真フィルム121の露光面とが略一致するように第2
の金属部材124が機械加工されるものである。 (7) 請求項7に記載の発明に係るカメラは、マグネ
シウム合金を材料とする第1部材103と;第1部材1
03と異なる材料の第2部材124とを有し;第2部材
124は、第1部材103に固定された後に機械加工さ
れるものである。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】− 第1の実施の形態 − 図1は、本発明を撮影レンズ交換可能な一眼レフタイプ
の電子カメラに適用する例を示す図であり、撮影レンズ
51の光軸を含む垂直面での断面を示す図である。図1
に示すように、カメラボディ1にはレンズマウント35
が取り付けられており、このレンズマウント35に交換
式の撮影レンズ51が装着される。撮影レンズ51を透
過した被写体光は、クイックリターンミラー31で図1
の上方に導かれて焦点板33に結像する。焦点板33に
結像した被写体像は、ペンタダハプリズム32、接眼レ
ンズ34を介して撮影者により観察される。
【0009】クイックリターンミラー31は、不図示の
レリーズ釦が全押しされるのにともなって上方に跳ね上
げられ、撮像素子21の受光面21a上に被写体像が形
成される。撮像素子21は、CCDなどに代表される固
体撮像素子である。撮像素子21の露光動作が完了する
と、クイックリターンミター31は下方に復帰して撮影
動作が完了する。なお、撮像素子21のタイプによって
は、受光面21aの近傍にシャッタが配設されるが、本
明細書中ではその図示および説明を省略する。
【0010】撮像ユニット22は、撮像素子21とホル
ダ23とを有する。ホルダ23は、撮像素子21を保持
するためのものであり、真鍮を材料としている。ホルダ
23の座面23aは、ホルダ23に撮像素子21がマウ
ントされた後、受光面21aと座面23aとの間の距離
が所定の精度でL2となるように、切削や研削等による
機械加工がなされる。このように機械加工を行うことに
より、撮像素子21の寸法のばらつきや、撮像素子21
のホルダ23への取付精度のばらつきなどが吸収され
て、受光面21aと座面23aとの間の寸法L2を所定
の精度に維持することができる。
【0011】本体3は、マグネシウム合金を材料として
チクソモールディング法、あるいはダイカスト法により
鋳造される。鋳造後、本体3はバリ取りやタッピング等
の機械加工が行われ、続いて化成処理が行われる。マグ
ネシウム合金は一般に、腐食電位が低くて腐食しやすい
という性質を有する。そこで、腐食を抑制するために上
述した化成処理により本体3の表面が防錆処理される。
【0012】取付座4は、アルミニウム合金を材料とし
ており、本体3へはインサート成形法により固定され
る。なお、インサート成形法とは、本体3の鋳造に際し
て、本体3の金型に取付座4を固定しておき、その後金
型内に溶湯を射出する方法である。インサート成形法に
より、取付座4の回りに溶湯が流れ込み、その後溶湯が
冷却されて固化することで、取付座4が本体3に固定さ
れる。この取付座4は、上述した撮像ユニット22が取
り付けられるための座である。
【0013】カメラボディ1の組立工程において、本体
3にレンズマウント35が取り付けられた後、このレン
ズマウント35のマウント基準面35aと取付座4の座
面4aとの間の距離が所定の精度でL1となるように、
切削や研削等による機械加工がなされる。このように機
械加工を行うことにより、マウント基準面35aと座面
4aとの間に介在する部品の累積誤差が吸収され、寸法
L1が所定の精度に維持される。
【0014】以上に説明したように、寸法L1、L2が
それぞれ所定の精度で精度出しされた後、本体3に撮像
ユニット22が4本のビス25によって固定される。こ
のとき、以上に説明したように、寸法L1およびL2は
所定の精度で精度出しされているので、マウント基準面
35aから受光面21aまでの寸法L3も所定の精度が
確保される。また、分解修理やメインテナンス等によっ
て撮像ユニット22が本体3から取り外され、そして再
度取り付けられたときにも寸法L3は所定の精度に維持
される。さらに、何らかの原因で撮像ユニット22が使
用不能となって、代わりの撮像ユニットを取り付ける場
合でも寸法L3は所定の精度に維持される。すなわち、
上述のように座面23aおよび4aが加工されることに
より、本体3および撮像ユニット22の互換性が確保さ
れてカメラボディ1の組み立ておよびメインテナンスが
非常に容易となる。
【0015】図2は、本体3に撮像ユニット22を取り
付けた状態を示す図であり、カメラボディ1の背面側
(接眼側)より見た様子を部分的に示す図である。取付
座4には、小判形状のフランジ部4cが形成されてい
る。このフランジ部4cは、インサート成形により本体
3に埋め込まれる。したがって、ビス25をねじ込む際
に取付座4が共に回転してしまうことがない。
【0016】図3は、本体3に撮像ユニット22を取り
付ける部分を拡大して示す図である。取付座4およびホ
ルダ23の座面4a、23aには、図3の2点鎖線で示
されるように、上述した機械加工による寸法L1、L2
の精度出しのための切削代4bおよび23bが予め設け
られている。つまり、切削代4bがマウント基準面35
aから座面4aまでの製品ごとの寸法ばらつきを吸収す
るためのものであり、切削代23bが受光面21aから
座面23aまでのユニットごとの寸法ばらつきを吸収す
るためのものである。
【0017】ここで、接触腐食および腐食電位について
説明する。接触腐食は、異種金属の接触部分に水分、特
に塩水等の電解液が付着するとそこで局部的に電池が形
成され、金属イオンが水分や電解液中に溶け出す現象で
ある。このとき、金属の材質によって腐食電位が異な
り、腐食電位の低い方の金属が溶け出す。図4は、一般
的な工業製品に用いられることの多い金属について、腐
食電位の低い順に配列して示す図である。図4の表の上
に位置する金属ほど腐食しやすく、また、異種金属を接
触させた場合に、腐食電位の差の大きい組み合わせとす
るほど腐食電位の低い方の金属が腐食しやすい。また、
異種金属と接触しない状態で用いられる場合であって
も、腐食電位の小さい金属は空気中で容易に腐食しやす
い性質を有している。
【0018】図4とともに図1を参照して本体3、取付
座4、およびホルダ23の材質と腐食電位について説明
する。各部材は、既に説明したように、本体3がマグネ
シウム合金を、取付座4がアルミニウム合金を、そして
ホルダ23が真鍮(黄銅)を材料としている。そして、
マグネシウム合金の本体3とアルミニウム合金の取付座
4とが接触し、アルミニウム合金の取付座4と真鍮のホ
ルダ23とが接触している。各部材間の腐食電位の差、
すなわち腐食電位差を図4の値より求めると、本体3と
取付座4との腐食電位差が0.7V、そして取付座4と
ホルダ23との腐食電位差が0.65Vと、比較的小さ
い。これに対し、取付座4を別体とせず、マグネシウム
合金で本体3と一体に形成した場合、マグネシウム合金
と真鍮とが接触することになり、腐食電位差は1.35
Vにも達してしまう。
【0019】以上に説明したように、本実施の形態の電
子カメラでは、第1の腐食電位を有する本体3と、第3
の腐食電位を有するホルダ23とを直接接触させない。
そして、第1および第3の腐食電位の間の腐食電位であ
る第2の腐食電位を有する取付座4が本体3とホルダ2
3との間に介在しているので、腐食電位差を小さくする
ことができる。このようにして互いに接触する異種金属
間の腐食電位差を下げることにより、接触腐食を抑制す
ることができる。
【0020】さらに、本実施の形態では、マグネシウム
合金製の本体3にアルミニウム合金製の取付座4が固定
された状態で、座面4aが機械加工される。このとき
に、マグネシウム合金に比べて腐食電位のより大きなア
ルミニウム合金が機械加工される。したがって、機械加
工を終えた面に表面処理加工をしなくても、マグネシウ
ム合金に比べて良好な耐食性を維持することができる。
また、マグネシウム合金製の本体3の表面に化成処理に
より形成される被膜は、上記機械加工によって除去され
ることがないので、本体3の耐食性を維持することが可
能となる。
【0021】なお、真鍮製のホルダ23をアルミニウム
製の取付座4に固定するためのビス25の材質は、アル
ミニウムの腐食電位と真鍮の腐食電位との間の腐食電位
を有するものとすることが望ましい。
【0022】以上では、インサート成形により、マグネ
シウム合金製の本体3へアルミニウム合金製の取付座4
を固定する例について説明したが、取付座4の本体3へ
の固定方法は上記の例に限られるものではない。たとえ
ば、図5に示されるようにカシメにより固定してもよい
し、あるいは図6に示されるように圧入により固定して
もよい。以下図5および図6を参照してカシメまたは圧
入による固定方法について説明する。なお、図5および
図6において、図1および図3に示されるものと同じ構
成要素には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0023】図5において、アルミニウム合金製の取付
座54は、バリ取りやタップ立て等の機械加工が行われ
て化成処理が施された本体3にかしめられる。その後、
本体3に種々の部品が組み付けられ、さらにレンズマウ
ント35(図1)が組み付けられた後、取付座54の座
面54aが機械加工される。この取付座54に撮像ユニ
ット22がビス25で固定される。
【0024】図6において、アルミニウム合金製の取付
座64は、バリ取りやタップ立て等の機械加工が行われ
て化成処理が施された本体3に圧入される。その後、本
体3に種々の部品が組み付けられ、さらにレンズマウン
ト35(図1)が組み付けられた後、取付座64の座面
64aが機械加工される。この取付座64に撮像ユニッ
ト22がビス25で固定される。
【0025】以上、図5および図6を参照して説明した
ように、取付座54または64がカシメや圧入によって
本体3に固定されるものである場合は、これら取付座5
4または64の材質をたとえば亜鉛合金とし、ダイカス
ト法により製作してもよい。つまり、亜鉛合金の融点は
マグネシウム合金の融点よりも低いので、インサート成
形による本体3への固定は困難であるが、上述のように
カシメや圧入により取付座54または64を固定する場
合には材料選択の自由度が増す。したがって、腐食電位
差がさらに小さくなるような材料の組み合わせを選択す
ることができる。また、上述したインサート成形、カシ
メ、圧入の他に、ねじ止めや接着による固定も可能であ
る。加えて、アルミニウム合金よりも融点が低く、ダイ
カスト法などによる成形が可能な材料、たとえば亜鉛合
金を用いる場合には、アウトサート成形によって取付座
4を本外3に固定することも可能である。この場合、バ
リ取りやタップ立て等の機械加工が行われて化成処理が
施された本体3をアウトサート成型の型にセットし、射
出成形を行うことで取付座が固定される。
【0026】取付座4、54または64の材質を亜鉛合
金とする場合、ホルダ23の材質は、たとえばアルミニ
ウム合金製とすることができる。このような材質の組み
合わせとすれば、本体3と取付座4との腐食電位差が
0.05V、そして取付座4とホルダ23との腐食電位
差が0.65Vとなり、接触腐食を抑制することが容易
となる。なお、亜鉛合金製の取付座4にアルミニウム合
金製のホルダ23をねじ止めするために用いられるビス
25は、鋼に亜鉛メッキを施したもの等とすることが望
ましい。ビス25を上述のようなものとすることによ
り、ビス25とホルダ23との接触部、あるいはビス2
5と取付座4、54または64との接触部で接触腐食が
生じるのを抑制することができる。
【0027】以上では、撮影レンズの交換が可能な一眼
レフタイプの電子カメラに本発明を適用する例について
説明したが、撮影レンズ固定式の電子カメラにも本発明
を適用することができる。また、スチルカメラだけでな
く、ムービーカメラにも本発明を適用することができ
る。さらに、電子カメラのみならず、産業機械等に画像
認識などを目的として組み込まれるような、撮影レンズ
と撮像素子とを有する撮像装置に本発明を適用すること
もできる。
【0028】−第2の実施の形態− 図7は、本発明を銀塩フィルムカメラに適用する例を示
す図である。図7に示されるカメラは、撮影レンズの交
換が可能な一眼レフ式の銀塩フィルムカメラである。図
7において、図1に示す電子スチルカメラと同じ構成要
素には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0029】本体103は、マグネシウム合金を材料と
してチクソモールディング法、あるいはダイカスト法に
より鋳造される。鋳造後、本体103はバリ取りやタッ
ピング等の機械加工が行われ、続いて化成処理(防錆処
理)が行われる。
【0030】レール部材124は、アルミニウム合金の
圧延板を材料としてプレス加工により形成される。本体
103の鋳造に際し、レール部材124は本体103の
金型に固定され、そしてインサート成形される。インサ
ート成形に際し、レール部材124の周囲に溶湯が流れ
込み、その後溶湯が冷却されて固化することで、レール
部材124が本体103に固定される。レール部材12
4には、装填されている写真フィルム121の露光範囲
を定めるためにアパーチャ、あるいはフィルムゲートと
呼ばれる四角い画面枠が設けられている。この画面枠の
上下には、写真フィルム121の送り方向(図7におい
て紙面直角方向)に平行に延在して設けられる2組のレ
ール、すなわち内レール124aと外レール124bと
が2本づつ形成されている。
【0031】カメラボディ1Aの組立工程において、本
体103にレンズマウント35が取り付けられた後、こ
のレンズマウント35のマウント基準面35aと内レー
ル124aのフィルムガイド面との間の距離が所定の精
度でL4となるように、切削や研削等による機械加工が
なされる。このように機械加工が行われることにより、
マウント基準面35aから内レール124aのフィルム
ガイド面に至るまでの間に介在する部品の累積誤差が吸
収され、寸法L4が所定の精度に維持される。上述した
内レール124aのフィルムガイド面の機械加工に際し
て、外レール124bのフィルム押さえ板123との当
接面も同時に機械加工される。そして、外レール124
bのフィルム押さえ板123との当接面と内レール12
4aのフィルムガイド面との間の平行度および段差寸法
L5が所定の精度に維持される。
【0032】カメラボディ1Aの背面にヒンジを介して
開閉自在に取り付けられる裏蓋126には、押さえばね
125を介してフィルム押さえ板123が固定されてい
る。このフィルム押さえ板123は、真鍮を材料として
製作される。
【0033】写真フィルム121が装填され、裏蓋12
6が閉じられると、フィルム押さえ板123が外レール
124bと当接する。写真フィルム121が巻き上げら
れるのに伴い、写真フィルム121は、内レール124
aと、外レール124bと、フィルム押さえ板123と
で形成される空間、すなわちトンネルと称される空間内
をガイドされて図6の紙面直角方向に走行する。また、
撮影時には、内レール124aとフィルム押さえ板12
3によって写真フィルム121のカーリングが矯正され
る。これにより、写真フィルム121の平面度が維持さ
れる。このとき、上述したように内レール124aのフ
ィルムガイド面とマウント基準面35aとの間の距離L
4は所定の精度で精度出しされており、撮影レンズ51
の結像面と写真フィルム121の露光面とが略一致す
る。
【0034】以上に説明したように、裏蓋126が閉じ
られた状態において、真鍮製のフィルム押さえ板123
は、マグネシウム合金で成形される本体103に直接当
接することがない。そして本体103にインサート成形
で固定されるレール部材124と当接する。このよう
に、本実施の形態の銀塩フィルムカメラにおいても、第
1の腐食電位を有する本体103と、第3の腐食電位を
有するフィルム押さえ板123とを直接接触させない。
そして、第1および第3の腐食電位の間の腐食電位であ
る第2の腐食電位を有するレール部材124が本体10
3とフィルム押さえ板123との間に介在しているの
で、腐食電位差を小さくすることができる。すなわち、
各部材間の腐食電位差は、マグネシウム合金製の本体1
03〜アルミニウム合金製のレール部材124で0.7
V、アルミニウム製のレール部材124〜真鍮製のフィ
ルム押さえ板123で0.65Vとなり、マグネシウム
合金に真鍮を直接接触させる場合の腐食電位差1.35
Vに比して腐食電位差を下げることができる。このよう
にして互いに接触する異種金属間の腐食電位差を下げる
ことにより、接触腐食を抑制することができる。
【0035】さらに、本実施の形態でも、マグネシウム
合金製の本体103にアルミニウム合金製のレール部材
124が固定された状態で、内レール124aおよび外
レール124bが機械加工される。このときに、マグネ
シウム合金に比べて腐食電位のより大きなアルミニウム
合金が機械加工される。したがって、機械加工を終えた
面に表面処理加工をしなくても、マグネシウム合金に比
べて良好な耐食性を維持することができる。また、マグ
ネシウム合金製の本体103の表面に化成処理により形
成される被膜は、上記機械加工によって除去されること
がないので、本体103の耐食性を維持することが可能
となるのは第1の実施の形態と同様である。
【0036】以上では、マグネシウム合金製の本体10
3にアルミニウム合金製のレール部材がインサート成形
により固定されるものについて説明したが、以下に説明
するように他の固定方法および他の材料の組み合わせに
よるものであってもよい。
【0037】アルミニウム合金製のレール部材124を
マグネシウム合金製の本体103に固定する方法として
は、上述したインサート成形法によるものの他、ねじ止
め、カシメ、接着、圧入などの方法を用いることが可能
である。
【0038】上述のようにインサート成形法以外の方法
でレール部材124を本体103に固定する場合、レー
ル部材124の材質はアルミニウム合金以外のものとす
ることが可能である。レール部材124の材質がアルミ
ニウム合金以外でもよい理由は、第1の実施の形態でも
説明したとおり、インサート成形を行わないのであれ
ば、レール部材124の材料の融点がマグネシウム合金
の溶湯の温度よりも高い必要はなくなるからである。こ
の場合、レール部材124の材質を例えば亜鉛合金と
し、フィルム押さえ板123の材質をアルミニウム合金
とすることができる。このときの腐食電位差は、本体1
03〜レール部材124が0.05V、レール部材12
4〜フィルム押さえ板123が0.65Vとなる。した
がって、マグネシウム合金製の本体103に真鍮製のフ
ィルム押さえ板123を直接当接させた場合の腐食電位
差である1.35Vに比べて腐食電位差を小さくするこ
とができ、接触腐食を抑制することが可能となる。
【0039】また、亜鉛合金などのように、マグネシウ
ム合金に比べて低い融点を有する材料でレール部材12
4が製作される場合、上述した固定方法に加えてアウト
サート成型法によりレール部材124を本体103に固
定することも可能である。
【0040】ところで、マグネシウム合金は、上述のよ
うに腐食電位が低いという物性を有するのに加え、線膨
張係数が比較的大きく、単位体積あたりの比熱が小さ
い、すなわち熱膨張しやすく、暖まりやすいという物性
を有する。この物性が原因で、機械加工中の被加工物表
面の温度が局部的に上昇しやすく、この温度上昇による
熱膨張の量が多いので加工精度が安定しないことがあ
る。このため、より高い機械加工精度を得るためには、
マグネシウム合金製の部品を切削加工する際に、切り込
みや送り、あるいは切削速度等で決定される加工速度を
できるだけ小さくして被加工物表面での局部的温度上昇
を抑制する必要がある。このため、加工に時間を要する
場合があり、これが生産コストの上昇を招く一因ともな
っていた。特に、本実施の形態の銀塩フィルムカメラの
ように、組立の途中でレール部材124を機械加工する
場合、被加工物表面の温度上昇抑制に効果的な切削油を
用いることが困難である。このため、本体103とレー
ル部材124とをマグネシウム合金で一体成形したので
は、加工速度を上げることができない場合がある。
【0041】この点、本実施の形態の銀塩フィルムカメ
ラでは、マグネシウム合金製の本体103にアルミニウ
ム合金や亜鉛合金等で形成されるレール部材124が固
定され、このレール部材124が機械加工される。した
がって、上述した加工精度の不安定を抑制して良好な加
工性を得ることができる。この点に関して、以下に詳し
く説明する。
【0042】図8は、工業材料として用いられることの
多い金属材料の物性の一例をまとめた図である。図8に
は、左から順に線膨張係数、比熱、密度、体積あたりの
比熱、線膨張係数を体積あたりの比熱で除した値、そし
て判定結果が示されている。この判定結果は、線膨張係
数を体積あたりの比熱で除した値についてマグネシウム
の値と比較し、その値がマグネシウムの値を下回るもの
が「OK」、そうでないものが「NG」となっている。
【0043】図8で、線膨張係数の値に着目すると、マ
グネシウムの値が24.8で、亜鉛および鉛の値がそれ
ぞれ30.2、28.9と、マグネシウムの値を上回っ
ている。つまり、同じ温度上昇量で比較した場合、マグ
ネシウムよりも亜鉛や鉛の方が膨張しやすい。
【0044】比熱は、ある物質1グラムの温度をセ氏1
度だけ高めるのに要する熱量である。つまり、同じ熱量
が与えられたときの、物質の暖まりやすさ表す値である
と考えることもできる。比熱が大きければ、それだけ暖
まりにくい、ということができる。マグネシウムの比熱
は、1.0と、図8に示される材料の中では最も大き
い。ところで、機械加工されている最中の材料は、刃物
や砥石等が接触している部分で局部的に加熱される。し
たがって、その材料の局部的な温度上昇の程度は、体積
あたりの比熱に依存する。つまり、比熱自体が大きくて
も、その材料の密度が小さいと、その材料は局部的に温
度上昇しやすい。体積あたりの比熱で比較すると、鉛の
値が1.5、そしてマグネシウムの値が1.7と、他の
材料に比べて小さい。つまり、鉛やマグネシウムは、機
械加工されている過程で局部的に温度上昇しやすい、と
いえる。
【0045】以上に説明した線膨張係数と体積あたりの
比熱とに着目し、材料が被加工中に局部的に加熱されて
熱膨張することにより生じる加工精度の低下について考
える。上記加工精度の低下の程度は、線膨張係数と体積
あたりの比熱とに依存する。つまり、比較的大きな線膨
張係数を有する材料であっても暖まりにくい、つまり体
積あたりの比熱が大きいものであれば、上記加工精度の
低下は抑制される。逆に、線膨張係数が小さくても、暖
まりやすい、つまり体積あたりの比熱が小さいものであ
れば、上記加工精度の低下を生じやすい。この考えに基
づき、図8においては、線膨張係数を体積あたりの比熱
で除した値を示し、この値を比較の対象としている。
【0046】線膨張係数を体積あたりの比熱で除した値
についてマグネシウムと他の材料とで比較してみると、
鉛を除く材料がマグネシウムに比して小さな値を有して
いるので、上記加工精度の低下が発生しにくい。つま
り、本実施の形態において、マグネシウム合金製の本体
103にアルミニウム合金や亜鉛合金等、線膨張係数を
体積あたりの比熱で除した値がマグネシウム合金の値よ
りも小さい材料で形成されるレール部材124が固定さ
れる。そして、このレール部材124が機械加工される
ので、本体103とレール部材124とをマグネシウム
合金により一体成形し、その後に機械加工する場合と比
べて加工精度の低下が抑制される。
【0047】以上では、マグネシウム合金製の本体10
3にアルミ合金あるいは亜鉛合金製のレール部材124
が固定された後、このレール部材124が機械加工され
る例について説明したが、他の部材の組み合わせにも本
発明は適用可能である。つまり、マグネシウム合金を材
料とする第1部材に、第1部材とは異なる第2部材が固
定された後に、この第2部材が機械加工されるものであ
ればよい。
【0048】また、図7には、フィルム押さえ板123
がレール部材124に圧着されるタイプの、135、1
20あるいは220等のロールフィルムが用いられる銀
塩フィルムカメラに本発明が適用される例が示されてい
る。しかし、本発明はAPSカメラにも適用することが
できる。この場合、裏蓋126が開閉することはないの
で、ばね125は不要となる。そして、フィルム押さえ
板123は外レール124bに当接するように固定され
る。
【0049】さらに、本発明は、一眼レフ以外のタイプ
のカメラにも適用可能である。また、マグネシウム合金
を材料とする第1部材に、第1部材とは異なる第2部材
が固定された後に、この第2部材が機械加工されるもの
は、銀塩フィルムカメラのみならず、電子カメラや他の
機器類にも適用することができる。
【0050】以上の発明の実施の形態と請求項との対応
において、本体3、103が第1の金属部材を、取付座
4またはレール部材124が第2の金属部材を、ホルダ
23またはフィルム押さえ板123が第3の金属部材
を、レール部材124が案内部材を、本体103が第1
部材を、レール部材124が第2部材をそれぞれ構成す
る。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
以下の効果を奏する。 (1) 請求項1または2に記載の発明によれば、第1
の腐食電位を有する第1の金属部材に第2の腐食電位を
有する第2の金属部材が固定されて形成された機械加工
面に第3の腐食電位を有する第3の金属部材が接触し、
第2の腐食電位は第1の腐食電位と第3の腐食電位との
間の電位を有することにより、腐食電位差を減じること
ができる。このため、接触腐食を抑制することができ
る。 (2) 請求項3に記載の発明によれば、第1の腐食電
位と第3の腐食電位との間の腐食電位を有する取付部材
に第3の金属部材が取り付けられることにより、腐食電
位差を減じて撮像装置の内部で生じる接触腐食を抑制す
ることができる。このとき、たとえば、第2の金属部材
に第3の金属部材を接触させたときに、撮影レンズの結
像面と撮像素子の受光面とが略一致するように第2の金
属部材が機械加工される場合、第1の腐食電位よりも大
きい第2の腐食電位を有する第2の金属部材が機械加工
されるので、第1の金属部材を機械加工する場合に比し
て機械加工面に腐食が生じるのを抑制することができ
る。 (3) 請求項5に記載の発明によれば、第1の金属部
材である本体に第3の金属部材が直接接触することがな
いので、腐食電位差を減じてカメラ内部で生じる接触腐
食を抑制することができる。このとき、たとえば、第2
の金属部材の機械加工面に第3の金属部材を接触させた
ときに、撮影レンズの結像面と写真フィルムの露光面と
が略一致するように第2の金属部材が機械加工される場
合、第1の腐食電位よりも大きい第2の腐食電位を有す
る第2の金属部材が機械加工されるので、第1の金属部
材を機械加工する場合に比して機械加工面に腐食が生じ
るのを抑制することができる。 (4) 請求項7に記載の発明によれば、マグネシウム
合金を材料とする第1部材に、第1部材と異なる材料の
第2部材が固定された後、この第2部材が機械加工され
ることにより、第1部材を機械加工する必要がなくなる
ので、第1部材の腐食の発生を抑制することができる。
また、耐食性や加工性等、必要に応じて第2部材の材質
を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施の形態を説明す
る図であり、一眼レフタイプの電子スチルカメラに本発
明を適用する例を示す図である。
【図2】 図2は、撮像素子を保持するホルダをカメラ
背面側より見た様子を示す図である。
【図3】 図3は、取付座にホルダが取り付けられる様
子を説明する図である。
【図4】 図4は、種々の金属材料の腐食電位を示す図
である。
【図5】 図5は、取付座を本体へ固定する方法の別の
例を示す図である。
【図6】 図6は、取付座を本体へ固定する方法のさら
に別の例を示す図である。
【図7】 図7は、本発明の第2の実施の形態を説明す
る図であり、一眼レフタイプの銀塩フィルムカメラに本
発明を適用する例を示す図である。
【図8】 図8は、種々の金属材料の物性を示す図であ
る。
【符号の説明】
3 … 本体 4、54、64 … 取付座 4a、54a、64a … 座面(機械加工面) 21 … 撮像素子 23 … ホル
ダ 23a … 座面 25 … ビス 35 … レンズマウント 103 … 本体 123 … フィルム押さえ板 124 … レール部材 125 … 押さ
えばね 126 … 裏蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 智行 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2H100 BB00 BB04 BB05 BB06 EE00 4K062 AA05 CA10 DA07 EA12 EA14 FA09 FA16 FA18 FA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の腐食電位を有する第1の金属部材
    と、 第2の腐食電位を有する第2の金属部材と、 第3の腐食電位を有する第3の金属部材との接触構造に
    おいて、 前記第2の腐食電位は、前記第1の腐食電位と前記第3
    の腐食電位との間の電位を有し、 前記第3の金属部材は、前記第2の金属部材が前記第1
    の金属部材に固定された後に、前記第2の金属部材が機
    械加工されて形成された機械加工面に接触することを特
    徴とする金属部材の接触構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の金属部材の接触構造にお
    いて、 前記第1の金属部材はマグネシウム合金で形成され、 前記第2の金属部材は、インサート成型、アウトサート
    成形、かしめ、圧入、ねじ止めおよび接着のうちのいず
    れかの方法により前記第1の部材に固定されることを特
    徴とする金属部材の接触構造。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の金属部材の接触
    構造を有し、 前記第1の金属部材は本体であり、 前記第2の金属部材は、前記第3の金属部材を取り付け
    るための取付部材であることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の撮像装置において、 前記第2の金属部材の前記機械加工面に前記第3の金属
    部材を接触させたときに、撮影レンズの結像面と前記第
    3の金属部材に保持される撮像素子の受光面とが略一致
    するように前記第2の金属部材が機械加工されることを
    特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2に記載の金属部材の接触
    構造を有し、 前記第1の金属部材は本体であり、 前記第2の金属部材は、装填される写真フィルムの露光
    面近傍において、前記写真フィルムをその厚み方向に位
    置決めするための部材であることを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のカメラにおいて、前記第
    2の金属部材の前記機械加工面に前記第3の金属部材を
    接触させたときに、撮影レンズの結像面と前記写真フィ
    ルムの露光面とが略一致するように前記第2の金属部材
    が機械加工されることを特徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】マグネシウム合金を材料とする第1部材
    と、 前記第1部材と異なる材料の第2部材とを有し、 前記第2部材は、前記第1部材に固定された後に機械加
    工されることを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023145129A1 (ja) * 2022-01-26 2023-08-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 撮像装置
JP7362310B2 (ja) 2018-12-19 2023-10-17 キヤノン株式会社 像ぶれ補正装置、撮像装置

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