JP2001009910A - 管内ライニング工法 - Google Patents

管内ライニング工法

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JP2001009910A
JP2001009910A JP11183131A JP18313199A JP2001009910A JP 2001009910 A JP2001009910 A JP 2001009910A JP 11183131 A JP11183131 A JP 11183131A JP 18313199 A JP18313199 A JP 18313199A JP 2001009910 A JP2001009910 A JP 2001009910A
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JP
Japan
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cylinder
lining
pipe
lining cylinder
deformed
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JP11183131A
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English (en)
Inventor
Shunji Motooka
俊次 本岡
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設管のうちの曲がり管部に挿入したライニ
ング筒部分での皺の発生を容易に抑制できるようにす
る。 【解決手段】 径方向に折り畳み変形させた熱可塑性樹
脂製のライニング筒Bを既設管A内に挿入し、そのライ
ニング筒を内側に圧入した加熱液体で拡径変形させて、
既設管の内周面をライニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、径方向に折り畳み
変形させた熱可塑性樹脂製のライニング筒を既設管内に
挿入し、そのライニング筒を内側に圧入した加熱流体で
拡径変形させて、前記既設管の内周面をライニングする
管内ライニング工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の管内ライニング工法では、折り畳
み変形させたライニング筒の内側に加熱流体としてのス
チームを圧入して、そのライニング筒を拡径変形させて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】管内ライニング工法で
は、ライニング筒を拡径変形させた際に、その折り畳み
跡が皺となって残らないように、加熱流体をライニング
筒の内側に高い圧力で圧入して拡径変形させることが望
ましいが、従来の管内ライニング工法では、加熱流体と
して、加圧するとその温度が上昇し易いスチームを圧入
しているため、ライニング筒の加熱温度を管理しにく
く、高い圧力でスチームを圧入すると、ライニング筒が
柔らかくなりすぎて、既設管のうちの曲がり管部に挿入
したライニング筒部分での皺の発生を抑制しにくい欠点
がある。つまり、図4に示すように、曲がり管部bを設
けてある既設管Aに挿入した拡径変形前のライニング筒
Bのうちの、曲がり管部bに沿って挿入したライニング
筒部分B2は、曲がり管部bの曲率半径が小さい側の内
周面Cに圧接された状態で、曲がり管部bに沿って湾曲
しているので、ライニング筒部分B2のうちの曲率半径
が小さい側の部分には筒長手方向に沿う圧縮力が作用し
ており、ライニング筒Bが柔らかくなりすぎると、その
部分が圧縮力に抗することができなくなって、筒周方向
に沿う皺Eが発生し易いと考えられる。本発明は上記実
情に鑑みてなされたものであって、既設管のうちの曲が
り管部に挿入したライニング筒部分での皺の発生を容易
に抑制できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、径方向に折り畳み変形させた熱可塑性樹脂製
のライニング筒を既設管内に挿入し、そのライニング筒
を内側に圧入した加熱流体で拡径変形させて、前記既設
管の内周面をライニングする管内ライニング工法であっ
て、前記加熱流体として加熱液体を使用する点にある。 〔作用〕 加熱液体は、加圧してもその温度が上昇する
おそれがなく、ライニング筒の加熱温度を管理し易い。 〔効果〕 従って、ライニング筒が柔らかくなりすぎる
ようなことなく、そのライニング筒を加圧して拡径変形
させ易く、既設管のうちの曲がり管部に挿入したライニ
ング筒部分での皺の発生を容易に抑制できる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。図1は、既設管の一例である地中に埋設してある既
設の都市ガス用金属製配管Aのガス漏れを補修したり予
防する為に、その内周面をライニング筒Bでライニング
してある都市ガス用配管Aのライニング構造を示し、配
管Aには、直管部aと曲がり管部bを設けてある。前記
ライニング筒Bは、熱可塑性樹脂の一例としての中密度
ポリエチレン樹脂で押し出し成形してある。
【0006】図2は、拡径変形させる前のライニング筒
Bを示し、筒長手方向に沿って筒体内側に向けて屈曲さ
せた屈曲部1を筒周方向の1箇所に形成して、予め径方
向に折り畳み変形させてあり、この折り畳み変形させた
ライニング筒Bを配管A内に挿入し、そのライニング筒
Bの内側に圧入した加熱流体としての温水で拡径変形さ
せて、配管Aの内周面をライニングしてある。
【0007】前記折り畳み変形させてあるライニング筒
Bを所定のライニング区間に亘って配管A内に挿入し
て、その内周面をライニングする管内ライニング工法
を、図3を参照しながら説明する。図3(イ)に示すよう
に、ライニング区間の両端にピットD1,D2を掘削
し、折り畳み変形させたライニング筒Bを巻いてあるリ
ール2とそのライニング筒Bの内側に温水供給管3を通
して加圧した温水を供給する温水器4とを備えた作業車
5を一方のピットD1近くに待機させるとともに、ウイ
ンチ6を備えた作業車7を他方のピットD2近くに待機
させる。そして、各ピットD1,D2内に露出させた配
管Aを切断して、通線具等を利用して牽引用ワイヤWを
挿通し、牽引用ワイヤWの一端をウインチ6の巻き取り
ドラムに連結するとともに、他端をリール2に巻いてあ
るライニング筒Bの先端に連結する。
【0008】前記ライニング筒Bは、リール2に繰り出
し自在に巻き取ってあり、その巻き取り側基部を温水供
給管3に連通させてある。そして、温水供給管3を通し
て供給した80℃〜90℃程度の温水をライニング筒B
内に流して加熱しながら、ウインチ6の駆動で牽引用ワ
イヤWを巻き取って、そのライニング筒Bを配管A内に
引き込み、図3(ロ)に示すように、ライニング区間の配
管Aの全長に亘って挿通する。
【0009】次に、ライニング筒B自体の温度が80℃
〜90℃程度に上昇している状態で、そのライニング筒
Bの繰り出し側端部を密閉して、ライニング筒B内の8
0℃〜90℃程度の温水を加圧し、図3(ハ)に示すよう
に、ライニング筒Bを拡径変形させた後、加圧状態で冷
却すると、直管部aに挿入したライニング筒部分B1
も、曲がり管部bに沿って挿入したライニング筒部分B
2も、図1に示したように、折り畳み跡が皺となって残
りにくく、かつ、ライニング筒部分B2での筒周方向に
沿う皺の発生を抑制した状態で管内周面に沿って装着で
きる。尚、ライニング筒B内の80℃〜90℃程度の温
水を加圧してライニング筒Bを拡径変形させる場合の圧
力は、ライニング筒Bの径や厚みに応じて異なるが、9
8kPa〜196kPa程度が好ましい。
【0010】〔その他の実施形態〕 1.本発明による管内ライニング工法は、加熱流体とし
て、水と蒸気の混合物を使用しても良い。 2.本発明による管内ライニング工法は、周方向の複数
箇所を径方向に折り畳み変形させた熱可塑性樹脂製のラ
イニング筒を使用しても良い。 3.本発明による管内ライニング工法は、拡径変形させ
たライニング筒を既設管の内周面に接着しても良い。 4.本発明による管内ライニング工法は、ポリエチレン
樹脂以外の、例えばポリオレフィン樹脂などの熱可塑性
樹脂製のライニング筒を使用しても良い。 5.本発明による管内ライニング工法は、ガス管以外の
水道管や下水管などの液体用既設管の内周面をライニン
グするために使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ライニング構造の縦断面図
【図2】拡径変形前のライニング筒の斜視図
【図3】管内ライニング工法の説明図
【図4】従来の管内ライニング工法の説明図
【符号の説明】
A 既設管 B ライニング筒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向に折り畳み変形させた熱可塑性樹
    脂製のライニング筒を既設管内に挿入し、そのライニン
    グ筒を内側に圧入した加熱流体で拡径変形させて、前記
    既設管の内周面をライニングする管内ライニング工法で
    あって、 前記加熱流体として加熱液体を使用する管内ライニング
    工法。
JP11183131A 1999-06-29 1999-06-29 管内ライニング工法 Pending JP2001009910A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003038771A (ja) * 2001-07-27 2003-02-12 Newgin Corp 遊技機
CN111156365A (zh) * 2020-01-06 2020-05-15 厦门安越非开挖工程技术股份有限公司 热塑成型管道衬管的下管方法和装置

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JP2003038771A (ja) * 2001-07-27 2003-02-12 Newgin Corp 遊技機
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