JP2001009203A - 固形原料の抽出方法及び抽出装置 - Google Patents
固形原料の抽出方法及び抽出装置Info
- Publication number
- JP2001009203A JP2001009203A JP11183564A JP18356499A JP2001009203A JP 2001009203 A JP2001009203 A JP 2001009203A JP 11183564 A JP11183564 A JP 11183564A JP 18356499 A JP18356499 A JP 18356499A JP 2001009203 A JP2001009203 A JP 2001009203A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing tank
- raw material
- solid raw
- extraction
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tea And Coffee (AREA)
- Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 茶、コーヒー豆、鰹節等の固形原料を殺菌し
て熱水等で抽出した抽出液の品質の安定化、高品質化。 【解決手段】 固形原料1を収容した抽出容器2を処理
槽3に格納し、槽内を真空系10で真空脱気後、槽内に
給気系20から蒸気を封入する。槽内を固形原料の殺菌
又は蒸煮改質に適する温度に蒸気加熱してから、給気系
20の給気を窒素ガスの不活性ガスに切換えて槽内を不
活性ガス雰囲気に置換する。給液系30から抽出容器2
内の固形原料1に熱水等の殺菌済み抽出溶媒を散布し
て、抽出容器2の捕集手段2aに抽出液を捕集する。捕
集された抽出液を槽外の抽出液受け容器40内の不活性
ガス雰囲気中に取り出す。
て熱水等で抽出した抽出液の品質の安定化、高品質化。 【解決手段】 固形原料1を収容した抽出容器2を処理
槽3に格納し、槽内を真空系10で真空脱気後、槽内に
給気系20から蒸気を封入する。槽内を固形原料の殺菌
又は蒸煮改質に適する温度に蒸気加熱してから、給気系
20の給気を窒素ガスの不活性ガスに切換えて槽内を不
活性ガス雰囲気に置換する。給液系30から抽出容器2
内の固形原料1に熱水等の殺菌済み抽出溶媒を散布し
て、抽出容器2の捕集手段2aに抽出液を捕集する。捕
集された抽出液を槽外の抽出液受け容器40内の不活性
ガス雰囲気中に取り出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茶樹の葉(日本
茶、烏龍茶、紅茶)やコーヒー豆、炒り子、鰹節等の固
形原料を熱水や冷水等で抽出する抽出方法及び抽出装置
に関する。
茶、烏龍茶、紅茶)やコーヒー豆、炒り子、鰹節等の固
形原料を熱水や冷水等で抽出する抽出方法及び抽出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】茶樹の葉やコーヒー豆に含まれるカフェ
インや旨味成分のアミノ酸、渋み苦み成分のカテキン類
等の様々な可溶成分を抽出する方式として、大気圧下で
行われるドリップ方式が一般的である。また、炒り子や
鰹節等の魚介類の抽出は、大気圧下で煮釜を使って行わ
れているのが通常である。
インや旨味成分のアミノ酸、渋み苦み成分のカテキン類
等の様々な可溶成分を抽出する方式として、大気圧下で
行われるドリップ方式が一般的である。また、炒り子や
鰹節等の魚介類の抽出は、大気圧下で煮釜を使って行わ
れているのが通常である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大気圧下での上記の抽
出法は、設備的に有利に実施できるが、大気中の酸素の
影響を受け易く、特に、固形原料から抽出された抽出液
中のカテキン類等が自動酸化されて抽出液の色と味が低
下する等の品質劣化が発生し易い。また、固形原料の種
類によっては抽出液の酸化による品質劣化を抑制するた
め、抽出時間を短か目に制御することが行われている
が、抽出時間を短くするとカフェイン、アミノ酸等の溶
出割合を適値にすることが難しくなって、抽出液の味、
匂い、色等の総合的な品質を安定させることが難しくな
る。
出法は、設備的に有利に実施できるが、大気中の酸素の
影響を受け易く、特に、固形原料から抽出された抽出液
中のカテキン類等が自動酸化されて抽出液の色と味が低
下する等の品質劣化が発生し易い。また、固形原料の種
類によっては抽出液の酸化による品質劣化を抑制するた
め、抽出時間を短か目に制御することが行われている
が、抽出時間を短くするとカフェイン、アミノ酸等の溶
出割合を適値にすることが難しくなって、抽出液の味、
匂い、色等の総合的な品質を安定させることが難しくな
る。
【0004】また、大気圧下での上記の抽出法では抽出
温度が100℃以下となる結果、固形原料の一般生菌に
対しては抽出温度で殺菌効果が期待できるが、耐熱菌に
対しての殺菌効果が期待できない。そのため、固形原料
の抽出処理後に抽出液等を100℃以上の高温で所定時
間熱処理して耐熱菌を殺菌するようにしているが、この
抽出後の熱処理工程が面倒であり、そのための特別な熱
処理設備が必要である不具合があった。
温度が100℃以下となる結果、固形原料の一般生菌に
対しては抽出温度で殺菌効果が期待できるが、耐熱菌に
対しての殺菌効果が期待できない。そのため、固形原料
の抽出処理後に抽出液等を100℃以上の高温で所定時
間熱処理して耐熱菌を殺菌するようにしているが、この
抽出後の熱処理工程が面倒であり、そのための特別な熱
処理設備が必要である不具合があった。
【0005】本発明の目的とするところは、茶樹の葉等
の固形原料の抽出液を設備的有利にして、かつ、安定し
た品質で得ることのできる抽出方法と抽出装置を提供す
ることにある。
の固形原料の抽出液を設備的有利にして、かつ、安定し
た品質で得ることのできる抽出方法と抽出装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
する請求項1の抽出方法は、固形原料を処理槽の密閉空
間に収容する工程と、処理槽の密閉空間を真空脱気して
同密閉空間に蒸気を封入し所定温度に昇温する工程と、
処理槽の密閉空間に不活性ガスを封入し蒸気を排気する
工程と、処理槽の不活性ガス雰囲気の密閉空間にある固
形原料に抽出溶媒を散布する工程とを含むことを特徴と
する。
する請求項1の抽出方法は、固形原料を処理槽の密閉空
間に収容する工程と、処理槽の密閉空間を真空脱気して
同密閉空間に蒸気を封入し所定温度に昇温する工程と、
処理槽の密閉空間に不活性ガスを封入し蒸気を排気する
工程と、処理槽の不活性ガス雰囲気の密閉空間にある固
形原料に抽出溶媒を散布する工程とを含むことを特徴と
する。
【0007】ここで、処理槽の密閉空間を真空引きして
蒸気封入することで密閉空間の固形原料が蒸気加熱さ
れ、この後に密閉空間に不活性ガスの例えば窒素ガスが
封入されて蒸気と置換された後、窒素ガス雰囲気で固形
原料の抽出が行われる。
蒸気封入することで密閉空間の固形原料が蒸気加熱さ
れ、この後に密閉空間に不活性ガスの例えば窒素ガスが
封入されて蒸気と置換された後、窒素ガス雰囲気で固形
原料の抽出が行われる。
【0008】本発明の請求項2の発明は、上記処理槽の
密閉空間を真空脱気して蒸気を封入する工程で密閉空間
の固形原料を所定温度と時間でもって殺菌又は蒸煮改質
することを特徴とする。ここでの殺菌は、固形原料を1
00℃以上の高温で蒸気加熱することで行われ、このよ
うにすることで一般生菌以外の耐熱菌の殺菌も可能とな
る。
密閉空間を真空脱気して蒸気を封入する工程で密閉空間
の固形原料を所定温度と時間でもって殺菌又は蒸煮改質
することを特徴とする。ここでの殺菌は、固形原料を1
00℃以上の高温で蒸気加熱することで行われ、このよ
うにすることで一般生菌以外の耐熱菌の殺菌も可能とな
る。
【0009】本発明の上記目的を達成する請求項3の抽
出装置は、固形原料を収容し、収容した固形原料に抽出
溶媒を散布して得られた抽出液を捕集する捕集手段を下
部に有する抽出容器と、抽出容器を格納して閉蓋時に密
閉空間を形成する開閉式蓋付きの処理槽と、処理槽内の
密閉空間を真空引きする真空系と、処理槽内の密閉空間
に蒸気と不活性ガスを順に封入する給気系と、処理槽内
の固形原料に抽出溶媒を散布する給液系と、処理槽内の
固形原料に抽出溶媒を散布して得られた抽出液を処理槽
外に導出して不活性ガス雰囲気の内部空間に収容する抽
出液受け容器とを具備したことを特徴とする。
出装置は、固形原料を収容し、収容した固形原料に抽出
溶媒を散布して得られた抽出液を捕集する捕集手段を下
部に有する抽出容器と、抽出容器を格納して閉蓋時に密
閉空間を形成する開閉式蓋付きの処理槽と、処理槽内の
密閉空間を真空引きする真空系と、処理槽内の密閉空間
に蒸気と不活性ガスを順に封入する給気系と、処理槽内
の固形原料に抽出溶媒を散布する給液系と、処理槽内の
固形原料に抽出溶媒を散布して得られた抽出液を処理槽
外に導出して不活性ガス雰囲気の内部空間に収容する抽
出液受け容器とを具備したことを特徴とする。
【0010】ここで、抽出容器の捕集手段は、固形原料
から抽出された抽出液が通過するメッシュやメッシュを
通過した抽出液を捕集する容器類であり、この捕集手段
が処理槽外の抽出液受け容器に連結される。また、処理
槽外で抽出容器に固形原料を入れて抽出容器を処理槽内
に格納するように抽出容器と処理槽が別体に配置される
か、或いは、処理槽内に抽出容器を固定しておいて、こ
の抽出容器に固形原料を入れるように構成される。この
後者の構成が、本発明の請求項4の発明に相当する。
から抽出された抽出液が通過するメッシュやメッシュを
通過した抽出液を捕集する容器類であり、この捕集手段
が処理槽外の抽出液受け容器に連結される。また、処理
槽外で抽出容器に固形原料を入れて抽出容器を処理槽内
に格納するように抽出容器と処理槽が別体に配置される
か、或いは、処理槽内に抽出容器を固定しておいて、こ
の抽出容器に固形原料を入れるように構成される。この
後者の構成が、本発明の請求項4の発明に相当する。
【0011】本発明の請求項5の発明は、上記抽出容器
を省略したもので、固形原料を収容して閉蓋時に密閉空
間を形成する開閉式蓋付きで、収容した固形原料に抽出
溶媒を散布して得られた抽出液を捕集する捕集手段を下
部に有する処理槽と、処理槽内の密閉空間を真空引きす
る真空系と、処理槽内の密閉空間に蒸気と不活性ガスを
順に封入する給気系と、処理槽内の固形原料に抽出溶媒
を散布する給液系と、処理槽内の固形原料に抽出溶媒を
散布して処理槽の捕集手段に捕集された抽出液を処理槽
外に導出して不活性ガス雰囲気の内部空間に収容する抽
出液受け容器とを具備したことを特徴とする。
を省略したもので、固形原料を収容して閉蓋時に密閉空
間を形成する開閉式蓋付きで、収容した固形原料に抽出
溶媒を散布して得られた抽出液を捕集する捕集手段を下
部に有する処理槽と、処理槽内の密閉空間を真空引きす
る真空系と、処理槽内の密閉空間に蒸気と不活性ガスを
順に封入する給気系と、処理槽内の固形原料に抽出溶媒
を散布する給液系と、処理槽内の固形原料に抽出溶媒を
散布して処理槽の捕集手段に捕集された抽出液を処理槽
外に導出して不活性ガス雰囲気の内部空間に収容する抽
出液受け容器とを具備したことを特徴とする。
【0012】ここでの処理槽には直接に固形原料が投入
されて、抽出作業が行われる。このような処理槽は、槽
底に抽出滓の取り出し口を有する静置式縦型槽や、上下
に反転することで抽出滓を排出するようにした回転式縦
型槽が適用される。
されて、抽出作業が行われる。このような処理槽は、槽
底に抽出滓の取り出し口を有する静置式縦型槽や、上下
に反転することで抽出滓を排出するようにした回転式縦
型槽が適用される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1乃至図4を参照して説明する。尚、全図を通じて同
一、又は、相当部分には同一符号を付して説明の重複を
避ける。
図1乃至図4を参照して説明する。尚、全図を通じて同
一、又は、相当部分には同一符号を付して説明の重複を
避ける。
【0014】図1に示される第1の実施形態の抽出装置
は、茶樹の葉等の固形原料1を収容する抽出容器2と、
抽出容器2を出し入れ可能に格納する処理槽3と、処理
槽3に連係される真空系10、給気系20、給液系30
と、処理槽3に付随される抽出液受け容器40で主要部
が構成される。
は、茶樹の葉等の固形原料1を収容する抽出容器2と、
抽出容器2を出し入れ可能に格納する処理槽3と、処理
槽3に連係される真空系10、給気系20、給液系30
と、処理槽3に付随される抽出液受け容器40で主要部
が構成される。
【0015】抽出容器2は例えば上端開口の円筒容器
で、下部に捕集手段2aを有する。捕集手段2aは、固
形原料1を抽出した抽出液だけが通過して自重で流下す
るメッシュ2bと、メッシュ2bを流下した抽出液を回
収する捕集容器2cを備える。処理槽3の外で抽出容器
2の中に定量、或いは、任意量の固形原料1が投入され
て、抽出容器2が処理槽3内に格納される。
で、下部に捕集手段2aを有する。捕集手段2aは、固
形原料1を抽出した抽出液だけが通過して自重で流下す
るメッシュ2bと、メッシュ2bを流下した抽出液を回
収する捕集容器2cを備える。処理槽3の外で抽出容器
2の中に定量、或いは、任意量の固形原料1が投入され
て、抽出容器2が処理槽3内に格納される。
【0016】処理槽3は、例えば一端開口他端閉塞の横
型槽本体3aと、槽本体3aの開口側端を適宜閉塞する
開閉式の蓋3bを備える。蓋3bを開いて槽本体3a内
に抽出容器2の単数、或いは、複数が搬入される。図1
では槽本体3a内に2つの抽出容器2が併置される場合
を示す。蓋3bを閉じると処理槽3の内部空間が密閉空
間mとなる。
型槽本体3aと、槽本体3aの開口側端を適宜閉塞する
開閉式の蓋3bを備える。蓋3bを開いて槽本体3a内
に抽出容器2の単数、或いは、複数が搬入される。図1
では槽本体3a内に2つの抽出容器2が併置される場合
を示す。蓋3bを閉じると処理槽3の内部空間が密閉空
間mとなる。
【0017】真空系10は、処理槽3内の密閉空間mを
適宜真空引きする真空発生機、例えば真空ポンプ11
と、真空ポンプ11と処理槽3内を連通する配管12
と、配管12の途中に設置されたバルブ13を備える。
給気系20は、処理槽3の密閉空間mに高温の蒸気と不
活性ガスを順に供給するところで、蒸気発生機のボイラ
21と不活性ガス発生機の例えば窒素ガスボンベ22を
備え、ボイラ21が配管23とバルブ24を介して処理
槽3に連結され、窒素ガスボンベ22が配管25とバル
ブ26を介して処理槽3に連結される。給液系30は、
処理槽3の密閉空間mに格納された抽出容器2の固形原
料1に殺菌済みの抽出溶媒、例えば水か熱水を散布する
もので、抽出溶媒のタンク31と、タンク31から抽出
溶媒を配管32に送出するポンプ33と、配管32に設
置されたバルブ34と、配管32の先端から枝分かれし
た分岐配管に装備されて各抽出容器2内に抽出溶媒を均
一に散布するノズル35を備える。
適宜真空引きする真空発生機、例えば真空ポンプ11
と、真空ポンプ11と処理槽3内を連通する配管12
と、配管12の途中に設置されたバルブ13を備える。
給気系20は、処理槽3の密閉空間mに高温の蒸気と不
活性ガスを順に供給するところで、蒸気発生機のボイラ
21と不活性ガス発生機の例えば窒素ガスボンベ22を
備え、ボイラ21が配管23とバルブ24を介して処理
槽3に連結され、窒素ガスボンベ22が配管25とバル
ブ26を介して処理槽3に連結される。給液系30は、
処理槽3の密閉空間mに格納された抽出容器2の固形原
料1に殺菌済みの抽出溶媒、例えば水か熱水を散布する
もので、抽出溶媒のタンク31と、タンク31から抽出
溶媒を配管32に送出するポンプ33と、配管32に設
置されたバルブ34と、配管32の先端から枝分かれし
た分岐配管に装備されて各抽出容器2内に抽出溶媒を均
一に散布するノズル35を備える。
【0018】抽出液受け容器40は、処理槽3の近くに
設置される密閉タンクで、処理槽3に配管41とバルブ
42を介して連結され、処理槽3内の抽出容器2の捕集
手段2aで捕集された抽出液が配管41とバルブ42を
通って抽出液受け容器40に溜められる。抽出液受け容
器40の内部空間は、配管43とバルブ44を介して給
気系20の窒素ガスボンベ22に連通させてあり、常時
において窒素ガスボンベ22から窒素ガスが抽出液受け
容器40内に充填させてある。また、抽出液受け容器4
0の下部に液排出用の配管45が連結され、配管45に
はバルブ46と送液ポンプ47が設置されて、バルブ4
6を開いて送液ポンプ47を作動させると抽出液受け容
器40内の抽出液が外部の抽出液タンク48に送出され
る。
設置される密閉タンクで、処理槽3に配管41とバルブ
42を介して連結され、処理槽3内の抽出容器2の捕集
手段2aで捕集された抽出液が配管41とバルブ42を
通って抽出液受け容器40に溜められる。抽出液受け容
器40の内部空間は、配管43とバルブ44を介して給
気系20の窒素ガスボンベ22に連通させてあり、常時
において窒素ガスボンベ22から窒素ガスが抽出液受け
容器40内に充填させてある。また、抽出液受け容器4
0の下部に液排出用の配管45が連結され、配管45に
はバルブ46と送液ポンプ47が設置されて、バルブ4
6を開いて送液ポンプ47を作動させると抽出液受け容
器40内の抽出液が外部の抽出液タンク48に送出され
る。
【0019】また、処理槽3の下部にドレン排出系50
が設置される。ドレン排出系50は、処理槽3の底から
蒸気ドレンを排出するためのもので、配管51とバルブ
52とドレンタンク53を有する。
が設置される。ドレン排出系50は、処理槽3の底から
蒸気ドレンを排出するためのもので、配管51とバルブ
52とドレンタンク53を有する。
【0020】図1の実施形態装置を使用した本発明の抽
出方法は、次のA〜D工程で行われる。
出方法は、次のA〜D工程で行われる。
【0021】A工程…処理槽3の密閉空間mに固形原料
1を収容する。図1実施形態においては、処理槽3の外
で抽出容器2に固形原料1を投入し、この抽出容器2を
処理槽3の槽本体3a内に入れて蓋3bを閉じ、処理槽
内を密閉空間mとする。
1を収容する。図1実施形態においては、処理槽3の外
で抽出容器2に固形原料1を投入し、この抽出容器2を
処理槽3の槽本体3a内に入れて蓋3bを閉じ、処理槽
内を密閉空間mとする。
【0022】B工程…処理槽3の密閉空間mを真空脱気
してから蒸気を封入して処理槽3内を大気圧以下の所定
圧まで復圧すると共に、密閉空間mを殺菌又は蒸煮改質
に適する温度と時間で蒸気加熱する。殺菌目的の場合、
所定の殺菌温度・殺菌時間をキープし、被抽出物自体を
殺菌する。改質目的の場合も、同様に改質レサイプ(改
質温度・改質時間の組み合わせ)を実行する。なお、必
要に応じ所定温度まで昇温後、再度真空脱気後再復圧す
ることにより残存空気を低減させてもよい。
してから蒸気を封入して処理槽3内を大気圧以下の所定
圧まで復圧すると共に、密閉空間mを殺菌又は蒸煮改質
に適する温度と時間で蒸気加熱する。殺菌目的の場合、
所定の殺菌温度・殺菌時間をキープし、被抽出物自体を
殺菌する。改質目的の場合も、同様に改質レサイプ(改
質温度・改質時間の組み合わせ)を実行する。なお、必
要に応じ所定温度まで昇温後、再度真空脱気後再復圧す
ることにより残存空気を低減させてもよい。
【0023】このB工程を実施するには、まず、真空系
10のバルブ13を開いて真空ポンプ11を作動させて
密閉空間mを真空引きし、所望の真空度になったところ
で給気系20の蒸気用バルブ24を開いてボイラ21か
ら蒸気を密閉空間mに送出する。密閉空間mが大気圧以
下の所定圧まで蒸気で昇圧されると、真空用バルブ13
を閉じる。密閉空間mに封入された蒸気で、抽出容器2
と容器内の固形原料1が加熱される。この蒸気加熱の温
度と加熱時間は固形原料1の種類で決められ、例えば殺
菌目的の種類であれば蒸気加熱温度が120℃で加熱時
間が10分等と設定されて、固形原料1の耐熱菌を含む
菌類の殺菌が行われる。
10のバルブ13を開いて真空ポンプ11を作動させて
密閉空間mを真空引きし、所望の真空度になったところ
で給気系20の蒸気用バルブ24を開いてボイラ21か
ら蒸気を密閉空間mに送出する。密閉空間mが大気圧以
下の所定圧まで蒸気で昇圧されると、真空用バルブ13
を閉じる。密閉空間mに封入された蒸気で、抽出容器2
と容器内の固形原料1が加熱される。この蒸気加熱の温
度と加熱時間は固形原料1の種類で決められ、例えば殺
菌目的の種類であれば蒸気加熱温度が120℃で加熱時
間が10分等と設定されて、固形原料1の耐熱菌を含む
菌類の殺菌が行われる。
【0024】C工程…処理槽3の密閉空間mの蒸気を不
活性ガス(以下、窒素ガスで説明)に置換する。給気系
20の蒸気用バルブ24を閉じ、代わりに窒素用バルブ
26を開いて窒素ガスボンベ22から窒素ガスを密閉空
間mに送り、密閉空間mを抽出液の酸化を防止する無酸
素状態の窒素ガス雰囲気に保持する。同時にドレン排出
系50のバルブ52を開いて、蒸気ドレンを密閉空間m
から排出する。また、窒素ガスボンベ22から窒素ガス
を抽出液受け容器40内に充填して置く。
活性ガス(以下、窒素ガスで説明)に置換する。給気系
20の蒸気用バルブ24を閉じ、代わりに窒素用バルブ
26を開いて窒素ガスボンベ22から窒素ガスを密閉空
間mに送り、密閉空間mを抽出液の酸化を防止する無酸
素状態の窒素ガス雰囲気に保持する。同時にドレン排出
系50のバルブ52を開いて、蒸気ドレンを密閉空間m
から排出する。また、窒素ガスボンベ22から窒素ガス
を抽出液受け容器40内に充填して置く。
【0025】D工程…処理槽3の密閉空間mを大気圧以
下又は加圧状態の所定の抽出圧と温度の窒素ガス雰囲気
に保持して、抽出容器2の固形原料1に殺菌済みの抽出
溶媒を散布する。給液系30のバルブ34を開いて抽出
溶媒タンク31の抽出溶媒を固形原料1の上から散布す
る。抽出溶媒は殺菌済みの水、熱水等であって、これら
が抽出容器2内の固形原料1の可溶物質を溶解させ、得
られた抽出液が捕集手段2aで捕集され、そのまま抽出
液受け容器40に送られる。かかる抽出液は処理槽3内
の窒素ガス雰囲気で生成され、抽出液受け容器40の窒
素ガス雰囲気の内部空間に溜められるので、酸化するこ
と無く品質安定して生成され、抽出液受け容器4に収容
される。
下又は加圧状態の所定の抽出圧と温度の窒素ガス雰囲気
に保持して、抽出容器2の固形原料1に殺菌済みの抽出
溶媒を散布する。給液系30のバルブ34を開いて抽出
溶媒タンク31の抽出溶媒を固形原料1の上から散布す
る。抽出溶媒は殺菌済みの水、熱水等であって、これら
が抽出容器2内の固形原料1の可溶物質を溶解させ、得
られた抽出液が捕集手段2aで捕集され、そのまま抽出
液受け容器40に送られる。かかる抽出液は処理槽3内
の窒素ガス雰囲気で生成され、抽出液受け容器40の窒
素ガス雰囲気の内部空間に溜められるので、酸化するこ
と無く品質安定して生成され、抽出液受け容器4に収容
される。
【0026】以上のD工程が終了して抽出容器2から全
ての抽出液が抽出液受け容器40に送出されると、適当
な時期に処理槽3の蓋3bが開けられて抽出容器2が取
り出されて抽出容器2内に残った抽出滓の排出が行われ
る。また、抽出液受け容器40から抽出液タンク48へ
の抽出液の移動が行われて、図1装置が次の固形原料の
抽出作業のため待機する。
ての抽出液が抽出液受け容器40に送出されると、適当
な時期に処理槽3の蓋3bが開けられて抽出容器2が取
り出されて抽出容器2内に残った抽出滓の排出が行われ
る。また、抽出液受け容器40から抽出液タンク48へ
の抽出液の移動が行われて、図1装置が次の固形原料の
抽出作業のため待機する。
【0027】図1の実施形態のように、処理槽3と抽出
容器2を別体にして、処理槽3の外部で抽出容器2に固
形原料を投入し、抽出済みの滓を抽出容器2から排出す
るようにすることで、様々な種類の固形原料の取り扱い
作業が便利になる。また、1つの処理槽3に複数の抽出
容器2が格納できるようにすることで、一度に大量の固
形原料の抽出作業が可能となり、また、固形材料の種類
によっては一度に複数種類の固形原料の抽出作業が可能
となる。
容器2を別体にして、処理槽3の外部で抽出容器2に固
形原料を投入し、抽出済みの滓を抽出容器2から排出す
るようにすることで、様々な種類の固形原料の取り扱い
作業が便利になる。また、1つの処理槽3に複数の抽出
容器2が格納できるようにすることで、一度に大量の固
形原料の抽出作業が可能となり、また、固形材料の種類
によっては一度に複数種類の固形原料の抽出作業が可能
となる。
【0028】図2の第2の実施形態に示される抽出装置
は、処理槽3が縦型である。処理槽3は、上下開口の縦
型円筒状槽本体3cの上下開口に開閉式の上蓋3dと下
蓋3eを有し、槽本体3c内に抽出容器2を支持体4で
固定している。抽出容器2は上下開口の円筒状容器本体
2dの下端開口を捕集手段2eで塞いだ構造である。捕
集手段2eは、メッシュ2fと捕集容器2gを備え、図
3に示すように捕集容器2gの上端開口にメッシュ2f
が固定され、捕集容器2gが下蓋3eに固定される。ま
た、縦型処理槽3にも図1と同様な真空系10,給気系
20,給液系30が連係され,抽出液受け容器40,ド
レン排出系50が連結される。
は、処理槽3が縦型である。処理槽3は、上下開口の縦
型円筒状槽本体3cの上下開口に開閉式の上蓋3dと下
蓋3eを有し、槽本体3c内に抽出容器2を支持体4で
固定している。抽出容器2は上下開口の円筒状容器本体
2dの下端開口を捕集手段2eで塞いだ構造である。捕
集手段2eは、メッシュ2fと捕集容器2gを備え、図
3に示すように捕集容器2gの上端開口にメッシュ2f
が固定され、捕集容器2gが下蓋3eに固定される。ま
た、縦型処理槽3にも図1と同様な真空系10,給気系
20,給液系30が連係され,抽出液受け容器40,ド
レン排出系50が連結される。
【0029】図3は槽本体3cから上蓋3dと下蓋3e
を開いた状態が示される。図3の状態で下蓋3eを閉じ
ると捕集容器2gが容器本体2dの下端開口の位置に達
し、容器本体2dの下端開口にメッシュ2fが設置され
て有底の抽出容器2が形成される。この抽出容器2の真
上に図3の鎖線で示す投入シュータ5が移動して、投入
シュータ5から固形原料1が抽出容器2に投入される。
この後、上蓋3dが閉じて処理槽3の内部が密閉空間m
となり、この密閉空間mで固形材料の抽出動作が行われ
る。固形原料1の抽出作業が終了すると、下蓋3eが開
かれ、これと連動して容器本体2dの真下に図3に鎖線
で示す受けシュータ6が移動して、容器本体2d内の抽
出滓が受けシュータ6に落下して排出される。
を開いた状態が示される。図3の状態で下蓋3eを閉じ
ると捕集容器2gが容器本体2dの下端開口の位置に達
し、容器本体2dの下端開口にメッシュ2fが設置され
て有底の抽出容器2が形成される。この抽出容器2の真
上に図3の鎖線で示す投入シュータ5が移動して、投入
シュータ5から固形原料1が抽出容器2に投入される。
この後、上蓋3dが閉じて処理槽3の内部が密閉空間m
となり、この密閉空間mで固形材料の抽出動作が行われ
る。固形原料1の抽出作業が終了すると、下蓋3eが開
かれ、これと連動して容器本体2dの真下に図3に鎖線
で示す受けシュータ6が移動して、容器本体2d内の抽
出滓が受けシュータ6に落下して排出される。
【0030】図2の抽出装置による固形原料1の抽出方
法は、上記A〜D工程と同様にして行われる。図2装置
のように処理槽3内に抽出容器2を固定化することで、
処理槽内外の抽出容器搬入搬出作業が省略できて、処理
槽3の連続的な稼働と小型化が容易となる。
法は、上記A〜D工程と同様にして行われる。図2装置
のように処理槽3内に抽出容器2を固定化することで、
処理槽内外の抽出容器搬入搬出作業が省略できて、処理
槽3の連続的な稼働と小型化が容易となる。
【0031】図4の第3の実施形態に示される抽出装置
は、処理槽3が抽出容器を兼用する。この処理槽3は例
えば回転式縦型槽で、上端開口有底の槽本体3fと、槽
本体3fの上端開口に設置された開閉式蓋3gで構成さ
れ、槽本体3fの下部に抽出液の捕集手段3hが設置さ
れる。捕集手段3hは、槽本体3fの底から浮かせて配
置されたメッシュ3iと、槽本体3fの底を形成する捕
集容器3jで構成され、捕集容器3jが槽本体3fの底
を兼用する。槽本体3fが回転支持手段7で上下に反転
可能に支持される。また、図4の縦型処理槽3にも図1
と同様な真空系10,給気系20,給液系30が連係さ
れ,抽出液受け容器40,ドレン排出系50が連結され
る。
は、処理槽3が抽出容器を兼用する。この処理槽3は例
えば回転式縦型槽で、上端開口有底の槽本体3fと、槽
本体3fの上端開口に設置された開閉式蓋3gで構成さ
れ、槽本体3fの下部に抽出液の捕集手段3hが設置さ
れる。捕集手段3hは、槽本体3fの底から浮かせて配
置されたメッシュ3iと、槽本体3fの底を形成する捕
集容器3jで構成され、捕集容器3jが槽本体3fの底
を兼用する。槽本体3fが回転支持手段7で上下に反転
可能に支持される。また、図4の縦型処理槽3にも図1
と同様な真空系10,給気系20,給液系30が連係さ
れ,抽出液受け容器40,ドレン排出系50が連結され
る。
【0032】蓋3gを開いた状態で槽本体3fの上端開
口から槽本体3f内に固形原料1が投入され、蓋3gが
閉じられて処理槽3内が密閉空間mとなる。この密閉空
間mで固形原料1が上記A〜D工程で抽出処理される。
抽出処理が終了すると、蓋3gが開けられ、槽本体3f
が回転支持手段7で上下反転されて、槽本体3fの下向
きとなった開口から抽出滓が排出される。
口から槽本体3f内に固形原料1が投入され、蓋3gが
閉じられて処理槽3内が密閉空間mとなる。この密閉空
間mで固形原料1が上記A〜D工程で抽出処理される。
抽出処理が終了すると、蓋3gが開けられ、槽本体3f
が回転支持手段7で上下反転されて、槽本体3fの下向
きとなった開口から抽出滓が排出される。
【0033】図4の処理槽3のように、処理槽自体を抽
出容器として用いることで処理槽の小型化が図れると共
に、処理槽内の固形原料以外の空間を狭くして1回の真
空脱気容量や蒸気と不活性ガスの封入容量を小さくする
ことで、抽出装置運転の高速化、省エネルギー化が図れ
る。
出容器として用いることで処理槽の小型化が図れると共
に、処理槽内の固形原料以外の空間を狭くして1回の真
空脱気容量や蒸気と不活性ガスの封入容量を小さくする
ことで、抽出装置運転の高速化、省エネルギー化が図れ
る。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、処理槽の密閉
空間で固形原料が真空脱気後に蒸気加熱され、不活性ガ
ス雰囲気で抽出されるので、抽出液が酸化されること無
く生成されて、高品質な抽出液が安定して得られる。
空間で固形原料が真空脱気後に蒸気加熱され、不活性ガ
ス雰囲気で抽出されるので、抽出液が酸化されること無
く生成されて、高品質な抽出液が安定して得られる。
【0035】請求項2の発明によれば、固形原料の殺菌
や蒸煮改質が真空脱気後の蒸気加熱で行われるので、1
00℃以上の高温での熱処理ができて、耐熱菌の同時殺
菌も可能となり、従来必要であった抽出作業後の高温熱
処理工程と高温熱処理設備が省略できる。
や蒸煮改質が真空脱気後の蒸気加熱で行われるので、1
00℃以上の高温での熱処理ができて、耐熱菌の同時殺
菌も可能となり、従来必要であった抽出作業後の高温熱
処理工程と高温熱処理設備が省略できる。
【0036】請求項3の発明によれば、処理槽と抽出容
器を別体にすることで、処理槽外で抽出容器への固形原
料の出し入れ作業をすることができて、固形原料の取り
扱いが便利になる。また、処理槽に種類の異なる固形原
料を収容した複数の抽出容器を格納する用途も可能とな
って、量産性と様々な種類の固形原料の抽出に適する汎
用性の高い抽出装置が提供できる。
器を別体にすることで、処理槽外で抽出容器への固形原
料の出し入れ作業をすることができて、固形原料の取り
扱いが便利になる。また、処理槽に種類の異なる固形原
料を収容した複数の抽出容器を格納する用途も可能とな
って、量産性と様々な種類の固形原料の抽出に適する汎
用性の高い抽出装置が提供できる。
【0037】請求項4の発明によれば、処理槽内に抽出
容器を固定することで、処理槽を抽出容器と同程度の大
きさにして処理槽の小型化を図ることができる。また、
処理槽内の抽出容器に固形原料を直接に投入し、抽出容
器から抽出滓を処理槽外に直接に排出することで、1回
の抽出作業の高速化が図れる。
容器を固定することで、処理槽を抽出容器と同程度の大
きさにして処理槽の小型化を図ることができる。また、
処理槽内の抽出容器に固形原料を直接に投入し、抽出容
器から抽出滓を処理槽外に直接に排出することで、1回
の抽出作業の高速化が図れる。
【0038】請求項5の発明によれば、処理槽が抽出容
器を兼用して、特別な抽出容器が省略でき、処理槽のよ
り小型化と共に、抽出装置の低コスト化が可能となる。
器を兼用して、特別な抽出容器が省略でき、処理槽のよ
り小型化と共に、抽出装置の低コスト化が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す抽出装置の処理
槽断面図と処理槽周辺設備の回路図。
槽断面図と処理槽周辺設備の回路図。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す抽出装置の処理
槽断面図と処理槽周辺設備の回路図。
槽断面図と処理槽周辺設備の回路図。
【図3】図2の抽出装置における処理槽の開蓋時の断面
図。
図。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す抽出装置の処理
槽断面図と処理槽周辺設備の回路図。
槽断面図と処理槽周辺設備の回路図。
1 固形原料 2 抽出容器 2a 捕集手段 2e 捕集手段 3 処理槽 3h 捕集手段 10 真空系 20 給気系 30 給液系 40 抽出液受け容器
Claims (5)
- 【請求項1】 固形原料を処理槽の密閉空間に収容する
工程と、処理槽の密閉空間を真空脱気して同密閉空間に
蒸気を封入し所定温度に昇温する工程と、処理槽の密閉
空間に不活性ガスを封入し蒸気を排気する工程と、処理
槽の不活性ガス雰囲気の密閉空間にある固形原料に抽出
溶媒を散布する工程とを含むことを特徴とする固形原料
の抽出方法。 - 【請求項2】 上記処理槽の密閉空間を真空脱気して蒸
気を封入する工程で密閉空間の固形原料を所定温度と時
間でもって殺菌又は蒸煮改質することを特徴とする請求
項1記載の固形原料の抽出方法。 - 【請求項3】 固形原料を収容し、収容した固形原料に
抽出溶媒を散布して得られた抽出液を捕集する捕集手段
を下部に有する抽出容器と、抽出容器を格納して閉蓋時
に密閉空間を形成する開閉式蓋付きの処理槽と、処理槽
の密閉空間を真空引きする真空系と、処理槽の密閉空間
に蒸気と不活性ガスを順に封入する給気系と、処理槽内
の固形原料に抽出溶媒を散布する給液系と、処理槽内の
固形原料に抽出溶媒を散布して得られた抽出液を処理槽
外に導出して不活性ガス雰囲気の内部空間に収容する抽
出液受け容器とを具備したことを特徴とする固形原料の
抽出装置。 - 【請求項4】 上記抽出容器が処理槽内に固定されてい
ることを特徴とする請求項3記載の固形原料の抽出装
置。 - 【請求項5】 固形原料を収容して閉蓋時に密閉空間を
形成する開閉式蓋付きで、収容した固形原料に抽出溶媒
を散布して得られた抽出液を捕集する捕集手段を下部に
有する処理槽と、処理槽内の密閉空間を真空引きする真
空系と、処理槽内の密閉空間に蒸気と不活性ガスを順に
封入する給気系と、処理槽内の固形原料に抽出溶媒を散
布する給液系と、処理槽内の固形原料に抽出溶媒を散布
して処理槽の捕集手段に捕集された抽出液を処理槽外に
導出して不活性ガス雰囲気の内部空間に収容する抽出液
受け容器とを具備したことを特徴とする固形原料の抽出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11183564A JP2001009203A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 固形原料の抽出方法及び抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11183564A JP2001009203A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 固形原料の抽出方法及び抽出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001009203A true JP2001009203A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16138020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11183564A Pending JP2001009203A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | 固形原料の抽出方法及び抽出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001009203A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011000515A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Ogawa & Co Ltd | エキス抽出装置およびエキス抽出方法並びに該エキス抽出方法により製造されたことを特徴とするエキス |
JP2011135829A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Kirin Beverage Corp | コーヒー抽出液の製造方法 |
JP2012030167A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Kanematsu Engineering Kk | マイクロ波を利用した抽出装置 |
CN107469402A (zh) * | 2017-09-22 | 2017-12-15 | 郑州中技联创环境技术有限公司 | 一种植物药用成分提取装置及使用方法 |
CN114232107A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-25 | 沪本新材料科技(上海)有限公司 | 艾草提取物制备装置及艾草锦纶涤纶纤维生产方法 |
-
1999
- 1999-06-29 JP JP11183564A patent/JP2001009203A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011000515A (ja) * | 2009-06-17 | 2011-01-06 | Ogawa & Co Ltd | エキス抽出装置およびエキス抽出方法並びに該エキス抽出方法により製造されたことを特徴とするエキス |
JP2011135829A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Kirin Beverage Corp | コーヒー抽出液の製造方法 |
JP2012030167A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Kanematsu Engineering Kk | マイクロ波を利用した抽出装置 |
CN107469402A (zh) * | 2017-09-22 | 2017-12-15 | 郑州中技联创环境技术有限公司 | 一种植物药用成分提取装置及使用方法 |
CN114232107A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-25 | 沪本新材料科技(上海)有限公司 | 艾草提取物制备装置及艾草锦纶涤纶纤维生产方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4254152A (en) | Preserving food products | |
KR100970950B1 (ko) | 숙성 흑마늘진액 제조방법 | |
JP2001009203A (ja) | 固形原料の抽出方法及び抽出装置 | |
US2286999A (en) | Canning process | |
JP3719470B2 (ja) | 無菌充填用の液化ガス流下装置 | |
AU2018424303B2 (en) | Process for making a portable beverage product and a filling line therefore | |
KR102596737B1 (ko) | 회전 증발기 | |
JP5272142B2 (ja) | キノコ成分抽出方法及びその装置 | |
US2189206A (en) | Apparatus for electrically roasting coffee berries | |
US742226A (en) | Process of treating garbage. | |
JP3891530B2 (ja) | 無菌充填用の液化ガス流下装置 | |
US1365443A (en) | Method of making soluble coffee | |
CA1193897A (en) | Process and apparatus for treating and conserving food such as mushrooms | |
JPH11178714A (ja) | 食品調理釜および調理方法 | |
JPH0678678A (ja) | 水出しコーヒーの製造方法及び装置 | |
BE566020A (ja) | ||
GB527011A (en) | Improvements relating to a method of and apparatus for canning food products | |
KR20090042707A (ko) | 녹차 추출 방법 및 장치 | |
JPH099937A (ja) | 食材の殺菌方法 | |
FR2735748A1 (fr) | Procede et installation de conditionnement aseptique de produits alimentaires frais dans des emballages souples ou rigides | |
US196274A (en) | Improvement in combined coffee roaster and cooler | |
KR102437738B1 (ko) | 음료의 특성별로 가열시간과 가열관 길이를 달리하는 다종 음료 살균장치 | |
SU1676570A1 (ru) | Способ получени экстракта ча и устройство дл его осуществлени | |
JPH01202244A (ja) | 漬物の製造法 | |
JP4762386B2 (ja) | 袋入り無菌米飯の製造方法と製造装置並びに無菌米飯包装体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060329 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090213 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090610 |