JP2001007656A - 歪補償方法及び回路 - Google Patents

歪補償方法及び回路

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JP2001007656A
JP2001007656A JP11172836A JP17283699A JP2001007656A JP 2001007656 A JP2001007656 A JP 2001007656A JP 11172836 A JP11172836 A JP 11172836A JP 17283699 A JP17283699 A JP 17283699A JP 2001007656 A JP2001007656 A JP 2001007656A
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distortion
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power
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Kenichi Kono
健一 河野
Masato Sone
正人 曾根
Ryoji Ito
良次 伊藤
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Japan Radio Co Ltd
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミキサを廃止し回路規模縮小や環境変化に対
する強さの向上を図る。 【解決手段】 抽出歪信号の電力を電力検出回路26に
より検出しその結果に応じ歪抽出ループL1の動作を第
1制御回路28が制御する。歪補償出力信号中の歪の電
力を電力検出回路32により検出しその結果に応じ歪除
去ループL2の動作を第2制御回路34が制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主増幅器にて発生
する歪を除去乃至抑圧するための歪補償方法及び回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】日本における地上波ディジタルテレビジ
ョン放送では、キャリアの多重化方式として直交周波数
分割多重(OFDM)方式を採用する予定である。この
方式に従い多重化された放送波は、比較的広い周波数帯
域内に多数のキャリアが密に配置された構成となる。そ
のため、放送局や中継局では、広い周波数帯域に亘り良
好な線形性を有する電力増幅器が必要である。また、一
部の携帯電話では、ユーザに固有の符号でスペクトルを
拡散する多元接続方式である符号分割多元接続(CDM
A)方式が採用されつつある。この方式を用いた携帯電
話でも、その基地局や中継局(ブースタ)等において、
同様に、広い周波数帯域に亘り良好な線形性を有する電
力増幅器が必要とされる。
【0003】増幅器の線形性を高める回路上の工夫とし
ては、フィードフォワード方式、プリディストーション
方式等が知られている。これらのうちフィードフォワー
ド方式は、歪抽出ループ及び歪除去ループという2種類
のフィードフォワードループを有する歪補償回路によ
り、主増幅器にて発生した歪を除去乃至抑圧する方式で
ある。これらのループのうち、歪抽出ループは、主増幅
器への入力信号の一部を主増幅器の出力側にフィードフ
ォワードして主増幅器からの出力信号の一部と結合さ
せ、それによって、主増幅器にて発生した歪を表す抽出
歪信号を生成するループである。また、歪除去ループ
は、抽出歪信号を更にフィードフォワードし主増幅器か
らの出力信号と結合させ、それによって、主増幅器にて
発生した歪が除去乃至抑圧された出力信号即ち歪補償出
力信号を生成するループである。
【0004】増幅対象たるキャリアが抽出歪信号に漏れ
出すことを防ぎ抽出歪信号を正確に歪のみを表す信号に
するには、歪抽出ループにて結合の対象となる2種類の
信号中のキャリア成分が互いに同タイミング、同振幅及
び逆位相でなければならない。また、歪補償出力信号を
歪を含まない信号にするには、歪除去ループにて結合の
対象となる2種類の信号中の歪成分が互いに同タイミン
グ、同振幅及び逆位相であることが求められる。タイミ
ング合わせは各種遅延回路を用いることにより実現でき
る。振幅及び位相については、一般に、抽出歪信号や歪
補償出力信号の監視結果に基づきその調整・制御を行う
ことが必要である。
【0005】振幅及び位相の調整・制御方法としては、
特開平4−70203号公報に記載されているように、
パイロット信号を用いる方法が知られている。
【0006】まず、歪抽出ループにおける振幅及び位相
調整量を最適化するため、主増幅器への入力信号の第1
パイロット信号を挿入する。歪抽出ループにて結合の対
象となる2種類の信号には、いずれも、増幅対象たるキ
ャリア成分に加え第1パイロット信号が現れる。更に、
主増幅器からの出力信号には、主増幅器の非線形性が原
因で発生した歪例えば相互変調歪も現れる。抽出歪信号
中に第1パイロット信号が現れなくなるように振幅及び
位相が調整されている状態では、結合対象たる2種類の
信号中のキャリア成分も打ち消しあうため、抽出歪信号
は歪のみを含む信号となる(歪抽出ループの最適化)。
【0007】また、歪除去ループにおける振幅及び位相
調整量を最適化するため、主増幅器からの出力信号に第
2パイロット信号を挿入する。歪除去ループにて結合の
対象となる2種類の信号には、いずれも、主増幅器にて
発生した歪が現れる。主増幅器からの出力信号には、当
然、増幅されたキャリア成分も含まれている。歪補償出
力信号中に第2パイロット信号が現れなくなるように振
幅及び位相が調整されている状態では、結合対象たる2
種類の信号中の歪成分も打ち消しあうため、歪補償出力
信号はキャリア成分のみを含む信号となる(歪除去ルー
プの最適化)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにパイロット信号を用いる方法には、パイロット信
号を発生させる信号源が必要である、パイロット信号の
周波数においてしか歪抽出及び歪除去ループを最適化で
きない、第1パイロット信号が歪補償出力信号中に残存
し不要輻射となる等、いくつかの問題点がある。本願出
願人は、これらの問題点に着目し、これまでにいくつか
の改良を提案している。
【0009】図5に示す回路は、本願出願人が特願平1
0−300667号にて提案した歪補償回路を備える電
力増幅器であり、同期検波器及びALC(自動利得制
御)回路を用いることで、第1パイロット信号の廃止等
を達成した回路である。
【0010】まず、入力端INから入力される信号は、
主増幅器A1により電力増幅され、出力端OUTから後
段の回路例えば送信アンテナやその前段の出力フィルタ
に供給される。主増幅器A1にて発生する歪のうちキャ
リアとの周波数差が大きいもの例えば高調波は、この出
力フィルタにより除去できるが、周波数差が小さいもの
例えば相互変調歪は、そのような手法では簡単には除去
できない。そのため、この図に示す回路ではフィードフ
ォワード方式を採用している。図中L1が前述の歪抽出
ループ、L2が歪除去ループである。
【0011】歪抽出ループL1は、入力端INから主増
幅器A1に供給される信号の一部をハイブリッドHYB
1により分岐し、同軸遅延線等の遅延回路D1を介しハ
イブリッドHYB2に供給する構成を有している。ハイ
ブリッドHYB2は、主増幅器A1からの出力信号をハ
イブリッドHYB3に供給する一方で、その一部を分岐
して遅延回路D1経由の信号と結合させることにより抽
出歪信号を発生させる。歪除去ループL2は、同軸遅延
線等の遅延回路D2経由の信号に、補助増幅器A2によ
り増幅された抽出歪信号を結合させるハイブリッドHY
B3を有している。ハイブリッドHYB3は、その結果
得られた歪補償出力信号を出力する。また、遅延回路D
1及びD2は前述のタイミング合わせの手段である。図
中主増幅器A1に前置されている可変減衰器ATT1及
び可変移相器PS1並びに補助増幅器A2に前置されて
いる可変減衰器ATT2及び可変移相器PS2は、振幅
及び位相調整の手段である。なお、これら振幅及び位相
調整の手段は、遅延回路D1又はD2の側に設けること
もできるし、可変減衰器ATT1及びATT2は可変利
得増幅器に置換することもできる。図中のZ0はハイブ
リッドHYB1及びHYB3の端子を終端するダミーロ
ードである。
【0012】制御回路10は、可変減衰器ATT1及び
ATT2における信号減衰量並びに可変移相器PS1及
びPS2における移相量を制御する。可変減衰器ATT
1及び可変移相器PS1の制御のため、制御回路10
は、カプラDC1により分岐した歪補償出力信号を基準
信号として、カプラDC2により誤差信号として検出さ
れる抽出歪信号を同期検波する同期検波器12を有して
いる。遅延回路D3及びD4は基準信号と誤差信号のタ
イミング合わせの手段であり、ALC回路14は基準信
号のレベルを安定化させる手段である。制御回路10
は、更に、可変減衰器ATT2及び可変移相器PS2の
制御のため、カプラDC3により主増幅器A1からの出
力信号中に挿入した第2パイロット信号を基準として、
カプラDC4により誤差信号として検出される歪補償出
力信号中の残存歪を同期検波する同期検波器16を有し
ている。発振器OSCは第2パイロット信号を発振し、
同相分配器18はカプラDC3及び同期検波器16に第
2パイロット信号を同相分配し、バンドパスフィルタB
PF1はカプラDC4の出力からキャリア成分を除去し
歪成分を取り出す。同期検波器12の出力は可変減衰器
ATT1及び可変移相器PS1に、同期検波器16の出
力は可変減衰器ATT2及び可変移相器PS2に、それ
ぞれ供給される。
【0013】同期検波器12及び16は、いずれも、図
6に示す回路にて実現できる。この図の回路では、基準
信号が同相分配器20によりミキサMIX1及びMIX
2に同相分配され、誤差信号がハイブリッドHYB4に
よりミキサMIX1及びMIX2に直交分配される。ミ
キサMIX1及びMIX2は双平衡変調器であり、同相
成分同士を混合するミキサMIX1の出力は演算増幅器
IC1を介し信号減衰量の制御信号として出力され、相
直交する成分を混合するミキサMIX2の出力は演算増
幅器IC2を介し移相量の制御信号として出力される。
図中C及びRはそれぞれ帰還用のコンデンサ及び抵抗で
ある。
【0014】以上の構成を有する回路により、第1パイ
ロット信号を廃止できるため、その不要輻射をなくしま
たその信号源を廃止できる。しかし、この回路構成に
は、同期検波器12及び16への基準信号入力レベルが
安定していないと、ミキサMIX1及びMIX2におけ
るオフセット電圧が変動してしまう、という問題があ
る。同期検波器16については発振器OSCの出力が基
準信号として入力されているため一応はそのレベルが安
定しているが、カプラDC1により分岐される信号は必
ずしもそのレベルが安定していないためALC回路14
を用いねばならず、その分は回路構成が大きくなってし
まっていた。また、オフセット電圧の変動を補償する電
圧を発生させるため、図6に示すようにオフセット調整
回路22及び24も必要であり、これも回路規模の増大
原因となっていた。加えて、これらALC回路14並び
にオフセット調整回路22及び24を設けたとしても、
温度変化をはじめとして様々な環境変化によるオフセッ
ト電圧変動には対処できない。
【0015】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、パイロット信号を
用いないでループ最適化を実行できる回路構成を採りつ
つ、ミキサを廃止しALC回路及びオフセット調整回路
の必要をなくすことを、その目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明においては、電力検出値が最小になる
ように振幅・位相調整動作を制御することとした。
【0017】まず、フィードフォワード方式に係る歪補
償方法、特にその歪抽出ループにおける処理は、主増幅
器への入力信号の一部と主増幅器からの出力信号の一部
とを結合させ抽出歪信号を発生させること、その際結合
の対象となる信号のうち少なくとも一方に関し振幅及び
/又は位相の調整を施すこと、そして主増幅器からの出
力信号に含まれる歪を除去乃至抑圧するために抽出歪信
号を提供すること、の三点に要約できる。抽出歪信号
は、主増幅器への入力信号の一部と主増幅器からの出力
信号の一部とを結合させることにより発生させた信号で
あるから、主増幅器への入力信号(例えば変調されたキ
ャリア群)のうち結合により打ち消されずに残った漏れ
成分と、主増幅器にて発生した歪成分とを、含んでい
る。歪除去ループにて歪を好適に除去乃至抑圧するに
は、漏れ成分を低減乃至除去しなければならない。
【0018】本発明における着想の一つは、抽出歪信号
の電力が小さくなるよう歪抽出ループの動作を制御する
ことにより、抽出歪信号の成分のうち漏れ成分を抑えよ
う、というものである。この着想を実現するため、本発
明に係る歪補償方法、特に歪抽出ループの最適化に本発
明を適用した例においては、まず、抽出歪信号の電力を
検出する。次に、検出した電力がより小さくなるよう、
上記調整を行う。これによって、抽出歪信号における上
記歪以外の成分の残存量を低減できる。電力検出等に際
し同期検波を実行する必要がなくミキサを用いる必要が
ないため、ALC回路及びオフセット調整回路を廃止で
き、回路規模の縮小、消費電力の低減、環境変化に対す
る強さ等を実現できる。
【0019】また、フィードフォワード方式に係る歪補
償方法、特にその歪除去ループにおける処理は、主増幅
器への入力信号の一部及び主増幅器からの出力信号の一
部に基づき生成された抽出歪信号と主増幅器からの出力
信号とを結合させることにより歪補償出力信号を発生さ
せること、その際抽出歪信号及び出力信号のうち少なく
とも一方に関し振幅及び/又は位相の調整を施すこと、
その結果得られた歪補償出力信号を出力させること、の
三点に要約できる。歪補償出力信号は、抽出歪信号と主
増幅器からの出力信号とを結合させることにより発生さ
せる信号であり、抽出歪信号は歪成分(及び歪抽出ルー
プで発生・残存した漏れ成分)を、主増幅器からの出力
信号は増幅された信号成分(例えば上述のキャリア群)
及びその非線形性等が原因で発生した歪成分を含んでい
る。従って、歪を含まない歪補償出力信号を歪除去ルー
プにて発生させるには、主増幅器からの出力信号に含ま
れている歪成分を抽出歪信号特にその歪成分により打ち
消す必要がある。
【0020】本発明における着想の一つは、歪補償出力
信号に残存した歪成分の電力が小さくなるよう歪抽出ル
ープの動作を制御すると同時に、歪補償出力信号の主た
る成分即ち増幅された信号成分の電力の低下を防ぐ、と
いうものである。この着想を実現するため、本発明に係
る歪補償方法、特に歪除去ループの最適化に本発明を適
用した例においては、まず、主増幅器にて発生し除去さ
れずに歪補償出力信号中に残存している歪を、濾波によ
り歪補償出力信号から取り出す。次に、取り出した歪の
電力を検出し、検出した電力がより小さくなるよう上記
調整を行う。これによって、歪が除去乃至抑圧された歪
補償出力信号を出力させることができる。第2パイロッ
ト信号を使用する必要がないため回路規模の縮小、消費
電力の低減等を実現できる。また、電力検出等に際し同
期検波を実行する必要がなくミキサを用いる必要がない
ため、オフセット調整回路を廃止でき、回路規模の縮
小、消費電力の低減、環境変化に対する強さ等を実現で
きる。
【0021】加えて、増幅されたキャリア等の信号成分
に比べレベルが低い歪をフィルタによって取り出すよう
にしているため、歪の電力の検出が容易である。増幅さ
れたキャリアの出力低下も生じない。また、前述のよう
に、キャリア成分と近い周波数を有する相互変調歪等の
歪を濾波により除去することは、困難である。しかし、
本発明におけるフィルタの用途は、歪の除去ではなくキ
ャリア成分の除去であり、それによって歪の電力の検出
を容易にすることであるから、除去すべきキャリア成分
が多少残存しても構わない。そのため、相互変調歪等を
除去するためのフィルタに比べると実現が容易である。
【0022】以上述べたように、本発明は、歪抽出ルー
プだけに適用することも、歪除去ループだけに適用する
ことも、可能である。本発明は、更に、歪抽出ループ及
び歪除去ループ双方に適用することもできる。本発明を
歪抽出ループ及び歪除去ループ双方に適用した例におい
ては、まず、抽出歪信号の電力と、主増幅器にて発生し
除去されずに歪補償出力信号中に残存している歪の電力
とを、検出する。次に、検出した電力がより小さくなる
よう上記各調整を行う。それによって、主増幅器にて発
生した歪以外の成分が抑圧された抽出歪信号を発生さ
せ、また、当該歪が除去乃至抑圧された歪補償出力信号
を出力させる。なお、この例が、歪抽出ループの制御と
歪除去ループの制御とが互いに独立して実行されるよう
な形態でも、また両制御間に何らかの連携があるような
形態でも、実施できることに、留意されたい。
【0023】本発明は、更に、歪補償回路としても表現
することができる。本発明は、主増幅器への入力信号の
一部を主増幅器からの出力信号の一部と結合させること
により抽出歪信号を生成する歪抽出ループと、抽出歪信
号を主増幅器からの出力信号と結合させることにより歪
補償出力信号を生成する歪除去ループと、抽出歪信号が
専ら主増幅器にて発生した歪を表す信号となるようかつ
歪補償出力信号におけるこの歪の残存量がより少なくな
るよう歪抽出ループ及び歪除去ループにおける結合処理
に際しその対象となる信号の振幅及び/又は位相を調整
させる制御回路と、を備える歪補償回路において、上記
制御回路が、抽出歪信号の電力を検出する第1電力検出
回路と、第1電力検出回路により検出される電力がより
小さくなるよう歪抽出ループにおける上記調整を制御す
る第1制御回路と、を有することを特徴とする。本発明
は、また、上記制御回路が、歪補償出力信号から主増幅
器にて発生した歪の残存分を取り出すフィルタと、フイ
ルタにより取り出された歪の電力を検出する第2電力検
出回路と、第2電力検出回路により検出される電力がよ
り小さくなるよう歪除去ループにおける上記調整を制御
する第2制御回路と、を有することを特徴とする。
【0024】本発明における第1又は第2制御回路は、
演算増幅器等を用いた回路によっても、また、CPU(C
entral Processing Unit)、DSP(Digital Signal Pro
cessor)等のデバイスによっても、実現できる。後者の
場合、第1又は第2電力検出回路により検出された電力
をディジタルデータに変換して取り込み、取り込んだデ
ータに基づくディジタル信号処理により上記調整に係る
制御信号を発生させ、発生させた制御信号をアナログ信
号に変換して歪抽出ループ又は歪除去ループに供給す
る。特に、ディジタル信号処理の段階で、より高機能な
制御を実現できる。
【0025】なお、歪抽出及び/又は歪除去ループにお
ける振幅及び/又は位相の調整を、直交変調により行う
こともできる。また、本発明を、フィードフォワード非
線形歪補償増幅回路等として表現することもできる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
関し図面に基づき説明する。なお、図5及び図6に示し
た先提案に係る構成と同一の又は対応する構成について
は、重複する説明を省略する。
【0027】図1(a)に、本発明の一実施形態に係る
歪補償回路の構成を示す。この実施形態においては、制
御回路10A内に電力検出回路26及び第1制御回路2
8が設けられている。電力検出回路26は、カプラDC
5により分岐検出された信号の電力を検出し、第1制御
回路28は、その結果に応じて可変減衰器ATT1にお
ける信号減衰量及び可変移相器PS1における移相量を
制御する。カプラDC5は、この図ではハイブリッドH
YB2の端子近傍に描かれているが、抽出歪信号を検出
することができる限り、他の場所に設けてもよい。即
ち、ハイブリッドHYB2内にある信号結合点から補助
増幅器A2を経てハイブリッドHYB3内にある信号結
合点に到る経路上であれば、ハイブリッドHYB2及び
HYB3の内部を含め、いずれの箇所に設けてもよい。
制御対象たる可変減衰器ATT1及び可変移相器PS1
は、図1(b)に示す直交変調器MODにて置き換えて
もよいし、遅延回路D1側に設けてもよい。
【0028】制御回路10A内には、更に、フィルタ3
0、電力検出回路32及び第2制御回路34が設けられ
ている。フィルタ30は、カプラDC4により分岐検出
された歪補償出力信号からキャリア成分を除去し歪を取
り出す。但し、電力検出動作以降に支障が生じない限り
において、フィルタ30の出力にキャリア成分が多少残
存してもよい。電力検出回路32は、フィルタ30によ
り取り出された歪の電力を検出し、第2制御回路34
は、その結果に応じて可変減衰器ATT2における信号
減衰量及び可変移相器PS2における移相量を制御す
る。カプラDC4は、この図ではハイブリッドHYB3
の端子近傍に描かれているが、ハイブリッドHYB3の
内部に組み込んでもよい。制御対象たる可変減衰器AT
T2及び可変移相器PS2は、図1(b)に示す直交変
調器MODにて置き換えてもよいし、遅延回路D2側に
設けてもよい。
【0029】第1及び第2制御回路28及び34は、対
応する電力検出回路26又は32により検出された電力
がより小さくなる方向へと、対応する可変減衰器ATT
1又はATT2及び可変移相器PS1又はPS2を制御
する。
【0030】まず、電力検出回路26により検出される
電力即ち抽出歪信号の電力は、主増幅器A1にて発生し
た歪の量と、ハイブリッドHYB2から補助増幅器A2
側に漏れ出すキャリア成分の量とに依存している。ま
た、当該キャリア成分の漏れの量は、ハイブリッドHY
B2にて結合の対象となる2種類の信号中のキャリア成
分が正確に同振幅・逆位相となっているときに小さくな
る。従って、抽出歪信号の電力がより小さくなるよう可
変減衰器ATT1及び可変移相器PS1を制御すること
により、ハイブリッドHYB2から抽出歪信号へのキャ
リア成分の漏れの量が少なくなり、抽出歪信号は純度の
高い即ち概ね歪のみを含んだ信号となる。
【0031】次に、電力検出回路32により検出される
電力即ち歪補償出力信号中に残存している歪の電力は、
主増幅器A1にて発生した歪の量と、補助増幅器A2か
らハイブリッドHYB3に入力される抽出歪信号中の歪
の量とに依存しており、ハイブリッドHYB3にて結合
の対象となる2種類の信号中の歪成分が正確に同振幅・
逆位相となっているときに小さくなる。従って、歪補償
出力信号中の残存歪の電力がより小さくなるよう可変減
衰器ATT2及び可変移相器PS2を制御することによ
り、主増幅器A1の出力に含まれていた歪が除去乃至抑
圧され歪補償出力信号中の歪の量が少なくなる。
【0032】図2及び図3に、電力検出回路26又は3
2と第1又は第2制御回路28又は34の回路構成例を
示す。まず、図2に示した例では、増幅器IC3及び検
波器DETを有する回路を、電力検出回路26又は32
として用いている。増幅器IC3は、対応するカプラD
C5又はDC4から直接又はフィルタ30を介して入力
した信号を、増幅する。検波器DETは増幅された信号
を検波し、その電力値を示す直流信号を出力する。この
検波器DETの後段に更に増幅器を設けてもよい。ま
た、この図に示した構成の電力検出回路は、集積回路化
された形で市販されている。更に、図3に示した例は、
検波器DETを、互いに並列接続されている2個の検波
器DET1及びDET2に置き換えた構成である。その
他、電力検出回路26又は32については様々な変形が
可能である。
【0033】次に、第1又は第2制御回路28又は34
は、対応する可変減衰器ATT1又はATT2に供給す
べき制御信号を生成する回路36と、対応する可変移相
器PS1又はPS2に供給すべき制御信号を生成する回
路38とを有している。回路36及び38はいずれも演
算増幅器、抵抗、コンデンサ及びダイオードから構成さ
れており、検波器DETの出力電圧又は対応する検波器
DET1若しくはDET2の出力電圧を初段の演算増幅
器で積分することにより電力検出値における変動分を均
し、更に次段の演算増幅器にて増幅し、電流方向規制用
のダイオードを介して出力する。図中のVR1及びVR
2は、積分用の演算増幅器への入力電圧を変化させる可
変抵抗であり、目的とする出力が得られるよう予め調整
しておく。
【0034】このように、本実施形態では、第1及び第
2パイロット信号をどちらも使用する必要がない。その
ため、本実施形態に係る回路には、信号源回路を省略で
きその構成が簡素である、低コストで実現できる、パイ
ロット信号が不要輻射とならない、歪除去可能な周波数
帯域が広い等の利点がある。第1及び第2パイロット信
号の廃止に関しては本願出願人は特願平11−5974
7号等により既に提案しているが、当該提案済の構成に
比べ本実施形態の構成は簡素である。
【0035】また、特願平10−300667号により
開示した技術即ち図5及び図6に示した構成との比較で
言えば、第2パイロット信号の廃止以外にも、ミキサM
IX1及びMIX2のようにオフセット電圧が問題とな
る回路部品を使用する必要がない、という利点がある。
即ち、本実施形態は、ALC回路、オフセット調整回路
等を廃止でき回路規模縮小、低コスト化及び消費電力低
減を実現できること、環境変化に対しより強いこと等の
面で優れている。
【0036】更に、フィルタ30を設けているため、電
力検出回路32への入力における歪対キャリア比が大き
くなり、電力検出回路32における歪の電力値の検出が
比較的容易である。
【0037】図4に、本発明の他の実施形態に係る回路
の構成を示す。この実施形態においては、図1に示した
制御回路10Aにおける第1及び第2制御回路28及び
34をディジタル制御回路40を以て置き換えた構成を
有する制御回路10Bが設けられている。ディジタル制
御回路40は、CPU、DSP等の部材により構成でき
る。電力検出回路26及び32からディジタル制御回路
40への電力検出値の入力に際し、A/D変換器42及
び44は電力検出値をアナログ信号からディジタルデー
タに変換する。ディジタル制御回路40から可変減衰器
ATT1及びATT2並びに可変移相器PS1及びPS
2への制御信号の出力に際し、D/A変換器46,4
8,50及び52はこの制御信号をディジタルデータか
らアナログ信号に変換する。
【0038】この実施形態のメリットの一つは、電源投
入時の引込時間即ち各ループL1及びL2を最適化する
のに要する時間を、短縮できることである。まず、図1
に示した実施形態では、電源投入直後に各ループL1及
びL2が最適な状態から大きくずれていることがあり得
る。これに対し、図4に示した実施形態では、電源切断
直前における制御状態(信号減衰量や移相量)を示す情
報を、ディジタル制御回路40内の書換可能な不揮発性
メモリ(電池バックアップされたRAM等)に記憶させ
ておくことができるため、記憶しておいた情報を利用す
ることにより電源投入直後における各ループL1及びL
2の制御状態を最適な状態又はこれに近い状態とするこ
とができる。従って、図4に示した実施形態では、電源
投入時の引込時間が図1に示した実施形態に比べ一般に
短くなる。
【0039】更に、図4に示した実施形態では、増幅出
力異常に関する警報発生、増幅出力電力を安定化させる
ための制御等を含め、各種の機能をディジタル制御回路
40にて実現することができる。更に、図1に示した実
施形態では歪抽出ループL1に関する制御と歪除去ルー
プL2に関する制御とが互いに独立した回路により行わ
れていたが、図4に示した実施形態では両制御をディジ
タル制御回路40のソフトウエア設計により容易に連携
させうる。このように、図4に示した実施形態は、図1
に示した実施形態に比べ、高機能化が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る回路の構成を示す
図であり、特に(a)は全体構成を、(b)はその一部
の変形例をそれぞれ示す図である。
【図2】 電力検出回路及び第1又は第2制御回路の構
成を示す図である。
【図3】 電力検出回路及び第1又は第2制御回路の構
成を示す図である。
【図4】 本発明の他の実施形態に係る回路の構成を示
す図である。
【図5】 先提案に係る回路の構成を示す図である。
【図6】 同期検波器の内部構成を示す図である。
【符号の説明】
10A,10B 制御回路、26,32 電力検出回
路、28 第1制御回路、30 フィルタ、34 第2
制御回路、40 ディジタル制御回路、A1 主増幅
器、A2 補助増幅器、L1 歪抽出ループ、L2 歪
除去ループ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 良次 東京都三鷹市下連雀五丁目1番1号 日本 無線株式会社内 Fターム(参考) 5J090 AA04 AA41 CA21 CA85 FA08 FA17 GN02 GN05 GN07 HA19 HA25 HA29 HN07 HN08 HN09 HN16 KA01 KA16 KA17 KA23 KA34 KA44 KA51 KA53 KA55 MN04 NN03 NN16 NN17 SA14 TA01 5K060 BB07 CC04 CC13 DD03 DD04 FF06 HH06 KK03 KK08 LL00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主増幅器への入力信号の一部と主増幅器
    からの出力信号の一部とを、それらのうち少なくとも一
    方に関し振幅及び/又は位相の調整を施した上で結合さ
    せ、その結果得られた抽出歪信号を用いて主増幅器から
    の出力信号に含まれる歪を除去乃至抑圧する歪補償方法
    において、 抽出歪信号の電力を検出し、検出した電力がより小さく
    なるよう上記調整を行うことにより、抽出歪信号におけ
    る上記歪以外の成分の残存量を低減させることを特徴と
    する歪補償方法。
  2. 【請求項2】 主増幅器への入力信号の一部及び主増幅
    器からの出力信号の一部に基づき生成された抽出歪信号
    と、主増幅器からの出力信号とを、それらのうち少なく
    とも一方に関し振幅及び/又は位相の調整を施した上で
    結合させ、その結果得られた歪補償出力信号を出力させ
    る歪補償方法において、 主増幅器にて発生し除去されずに歪補償出力信号中に残
    存している歪を濾波により歪補償出力信号から取り出
    し、取り出した歪の電力を検出し、検出した電力がより
    小さくなるよう上記調整を行うことにより、当該歪が除
    去乃至抑圧された歪補償出力信号を出力させることを特
    徴とする歪補償方法。
  3. 【請求項3】 主増幅器への入力信号の一部と主増幅器
    からの出力信号の一部とを、それらのうち少なくとも一
    方に関し振幅及び/又は位相の調整を施した上で結合さ
    せ、その結果得られた抽出歪信号と主増幅器からの出力
    信号とを、それらのうち少なくとも一方に関し振幅及び
    /又は位相の調整を施した上で結合させ、その結果得ら
    れた歪補償出力信号を出力させる歪補償方法において、 抽出歪信号の電力と、主増幅器にて発生し除去されずに
    歪補償出力信号中に残存している歪の電力とを、検出
    し、検出した電力がより小さくなるよう上記各調整を行
    うことにより、主増幅器にて発生した歪以外の成分が抑
    圧された抽出歪信号を発生させまた当該歪が除去乃至抑
    圧された歪補償出力信号を出力させることを特徴とする
    歪補償方法。
  4. 【請求項4】 主増幅器への入力信号の一部を主増幅器
    からの出力信号の一部と結合させることにより抽出歪信
    号を生成する歪抽出ループと、抽出歪信号を主増幅器か
    らの出力信号と結合させることにより歪補償出力信号を
    生成する歪除去ループと、抽出歪信号が専ら主増幅器に
    て発生した歪を表す信号となるようかつ歪補償出力信号
    におけるこの歪の残存量がより少なくなるよう歪抽出ル
    ープ及び歪除去ループにおける結合処理に際しその対象
    となる信号の振幅及び/又は位相を調整させる制御回路
    と、を備える歪補償回路において、 上記制御回路が、抽出歪信号の電力を検出する第1電力
    検出回路と、第1電力検出回路により検出される電力が
    より小さくなるよう歪抽出ループにおける上記調整を制
    御する第1制御回路と、を有することを特徴とする歪補
    償回路。
  5. 【請求項5】 主増幅器への入力信号の一部を主増幅器
    からの出力信号の一部と結合させることにより抽出歪信
    号を生成する歪抽出ループと、抽出歪信号を主増幅器か
    らの出力信号と結合させることにより歪補償出力信号を
    生成する歪除去ループと、抽出歪信号が専ら主増幅器に
    て発生した歪を表す信号となるようかつ歪補償出力信号
    におけるこの歪の残存量がより少なくなるよう歪抽出ル
    ープ及び歪除去ループにおける結合処理に際しその対象
    となる信号の振幅及び/又は位相を調整させる制御回路
    と、を備える歪補償回路において、 上記制御回路が、歪補償出力信号から主増幅器にて発生
    した歪の残存分を取り出すフィルタと、フイルタにより
    取り出された歪の電力を検出する第2電力検出回路と、
    第2電力検出回路により検出される電力がより小さくな
    るよう歪除去ループにおける上記調整を制御する第2制
    御回路と、を有することを特徴とする歪補償回路。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の歪補償回路において、 上記制御回路が、更に、歪補償出力信号から主増幅器に
    て発生した歪の残存分を取り出すフィルタと、フィルタ
    により取り出された歪の電力を検出する第2電力検出回
    路と、第2電力検出回路により検出される電力がより小
    さくなるよう歪除去ループにおける上記調整を制御する
    第2制御回路と、を有することを特徴とする歪補償回
    路。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれか記載の歪補償
    回路において、 第1又は第2制御回路が、第1又は第2電力検出回路に
    より検出された電力をディジタルデータに変換して取り
    込み、取り込んだデータに基づくディジタル信号処理に
    より上記調整に係る制御信号を発生させ、発生させた制
    御信号をアナログ信号に変換して歪抽出ループ又は歪除
    去ループに供給する回路であることを特徴とする歪補償
    回路。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至7のいずれか記載の歪補償
    回路において、 歪抽出及び/又は歪除去ループにおける上記調整が、直
    交変調により行われることを特徴とする歪補償回路。
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