JP2001007010A - 荷電粒子線転写装置及びこれを用いるデバイス製造方法 - Google Patents

荷電粒子線転写装置及びこれを用いるデバイス製造方法

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JP2001007010A
JP2001007010A JP11177822A JP17782299A JP2001007010A JP 2001007010 A JP2001007010 A JP 2001007010A JP 11177822 A JP11177822 A JP 11177822A JP 17782299 A JP17782299 A JP 17782299A JP 2001007010 A JP2001007010 A JP 2001007010A
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particle beam
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Mamoru Nakasuji
護 中筋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リング状開口が安定に存在するような電流密
度のクロスオーバを形成する手段を提供する。 【解決手段】 本装置は、荷電粒子線源1を含む照明光
学系を具備する。記荷電粒子線源1の形成するクロスオ
ーバの直径が4mm以上であり、このクロスオーバ位置
に、ほぼリング状の開口6が設けられている。半径2.
0mm以上のクロスオーバとすればタングステン、タンタ
ル製のアパーチャが蒸発して、短日時で寸法が変化して
しまうことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス等
のリソグラフィー工程において用いられる荷電粒子線転
写装置及びこれを用いるデバイス製造方法に関する。特
には空間電荷効果によるボケを低減でき、最小線幅0.
1μm 以下の高密度・微細パターンを高スループット・
高精度で形成することをも企図した荷電粒子線転写装置
等に関する。
【0002】
【従来の技術】荷電粒子線の一種である電子線を用いる
転写装置において、スループットを向上させるためビー
ム電流を増加させると、ビーム中の電子相互間のクーロ
ン反力(空間電荷効果)によりビームが広がり、転写像
がボケたり歪んだりすることが知られている。この空間
電荷効果のためにビーム電流を大きくすることができ
ず、実露光時間が長くなってスループットが下がる主要
因となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで空間電荷効果を
減らすためのクロスオーバ位置にリング状の開口を設け
る案が公開されているが(特開平9−245708
号)、通常のクロスオーバでは寸法が小さいため開口の
寸法が小さく、リング状開口の島状の部分が蒸発あるい
は溶融してしまう問題があった。
【0004】本発明はリング状開口が安定に存在するよ
うな電流密度のクロスオーバを形成する手段を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記課題を解決するため、本発明の第1態様の荷電粒子線
転写装置は、荷電粒子線源を含む照明光学系と、この照
明光学系の照明を受けるマスクを通過した荷電粒子線を
感応基板上に投影結像させる投影光学系と、を具備する
荷電粒子線転写露光装置であって; 上記荷電粒子線源
の形成するクロスオーバの直径が4mm以上であり、 こ
のクロスオーバ位置に、ほぼリング状の開口が設けられ
ていることを特徴とする。
【0006】荷電粒子線が入射した時に開口板の温度が
どの程度に上昇するかは、次のように求めることができ
る。100KVの加速電圧の電子線を仮定し、2mAの電子
銃電流の50%をリング状の開口の中央部で吸収すると
仮定する。ここで、開口板への入力熱が放射で開口板か
ら逃げる熱量と等しいと考えると下式となる。 S・σT4 =105 ×2×10-3×0.5=100[W] なお、Sは開口板の表面積、σはステファン・ボルワマ
ン定数であり、単位は[W/m2°K ]、開口板を構成する
材料の放射率は1と仮定した。Tは開口板の絶対温度で
ある。
【0007】ここで開口の材料をタングステンやタンタ
ル等の高融点金属とするとして、σ=5.67×10-8
W/m2T4、T=2500°K 、とすると以下となる。 S=4.51×10-5 この島状の半径をR、開口の厚みを0.5mmとすると、
その面積Sは以下の式で表せる。 S=2πR2 +2πR×0.5×10-3=4.51×1
-5 これを解くとR=2.44mmとなる。実際には伝導で熱
が少しは逃げるのでR≧2.0mmとすれば特に問題はな
い。すなわち、半径2.0mm以上のクロスオーバとすれ
ばタングステン、タンタル製のアパーチャが蒸発して、
短日時で寸法が変化してしまうことはない。
【0008】本発明の第2態様の荷電粒子線転写装置
は、荷電粒子線源を含む照明光学系と、この照明光学系
の照明を受けるマスクを通過した荷電粒子線を感応基板
上に投影結像させる投影光学系と、を具備する荷電粒子
線転写露光装置であって; 上記照明光学系が、 荷電
粒子線源の形成するクロスオーバ位置の下流側に設置さ
れた該クロスオーバを拡大するレンズと、 該レンズに
よって拡大されたクロスオーバの位置に設置されたほぼ
リング状の開口と、を有することを特徴とする。上記レ
ンズによってクロスオーバを拡大することによりクロス
オーバのエネルギ密度を下げることができる。
【0009】本発明の荷電粒子線転写装置においては、
上記クロスオーバが、荷電粒子線源が形成する集束ビー
ムによって作られる実のクロスオーバであり、上記荷電
粒子線源が、荷電ビームの通過する孔を有するアノード
を備え、このアノードの孔の凹レンズ作用によってクロ
スオーバ径を拡大することが好ましい。上記アノードの
孔の凹レンズ作用によってクロスオーバを拡大すること
によりクロスオーバのエネルギ密度を下げることができ
る。
【0010】本発明の第3態様の荷電粒子線転写装置
は、荷電粒子線源を含む照明光学系と、この照明光学系
の照明を受けるマスクを通過した荷電粒子線を感応基板
上に投影結像させる投影光学系と、を具備する荷電粒子
線転写露光装置であって; 開口を溶融あるいは蒸発さ
せない程度に大きい寸法のクロスオーバ位置にほぼリン
グ状の開口を設け、 後段のレンズで上記開口の像を縮
小してブランキング開口あるいはコントラスト開口に結
像させることを特徴とする。
【0011】これによって、コントラスト開口ではビー
ムがリング状に形成されているホロービームとなるた
め、空間電荷効果が小さく、多少ビーム電流を大きくし
ても空間電荷効果によるビームのボケがあまり増えず、
同効果によるパターン歪も小さくできるので高精度の転
写が可能になる。
【0012】本発明のデバイス製造方法は、上記いずれ
かの態様の荷電粒子線転写装置を用いるリソグラフィー
工程を含むことを特徴とする。
【0013】以下、図面を参照しつつ説明する。図1
は、本発明の1実施例に係る電子線転写装置の照明光学
系の構成及び結像関係を示す図である。この例の照明光
学系は、図の最下部に示されているマスク16を以下の
条件で照明することを前提とするものである。 加速電圧 100kV 電流密度 0.1mA/mm2 照明ビーム寸法 1mm角
【0014】光学系の最上流に位置する電子銃1は、下
方に向けて電子ビームを放射する。この電子銃1は、ボ
ンバード用フィラメント1a、カソード1b、カソード
支持体1c、制御電極1d及びアノード1eを有する。
ボンバード用フィラメント1aはカソード1bの背面に
電子ボンバードを与えて加熱する。カソード1bは、タ
ングステンからなり、下面の電子放出面から電子を放出
する。カソードの電子放出面の径は直径8mm程度であ
る。カソード支持体1cは、タングステン等からなり、
カソード1bを所定の位置に支持する。カソード1bに
は、一例として−100kVの負電圧(加速電圧)が印加
される。
【0015】制御電極1dは、カソード1bの下に位置
し円形穴を持つものである。この制御電極1dには例え
ば、−100.02kVの負電圧が印加される。制御電極
1dは、カソード1bから放出される電子線を光軸方向
に寄せる作用をする。アノード1eは、中央に電子線の
通過する孔1gを有し、通常、0V(グラウンドレベ
ル)である。アノード1eは制御電極1dの下に配置さ
れており、カソード1bとアノード1eに加速電界(こ
の場合100kV)を形成する。
【0016】アノード1eの下には、円環状のホロビー
ム成形開口6が配置されている。この成形開口6は、円
形の中央板6aと、同板6aの外周をある間隔を開けて
取り囲む外周板6cを備える。中央板6aと外周板6c
の間に円環状の開口6bが形成されている。なお、中央
板6aは、円周上に3、4カ所設けられているブリッジ
(図示されず)によって支持されている。
【0017】リング状開口6の下方には、2段のコンデ
ンサレンズ7、8が配置されている。コンデンサレンズ
7、8間には静電式のブランキング偏向器11が配置さ
れている。コンデンサレンズ8とほぼ同位置には、照明
ビームの外形を成形する開口9が配置されている。ビー
ム外形成形開口9の像は、マスク16上の一つのサブフ
ィールド(パターン小領域)に結像される。
【0018】成形開口9の下には、ブランキング開口1
0が配置されている。ブランキング開口10は、マスク
16への照明が不要なときに照明ビームを遮断する。成
形開口9の下にはコンデンサレンズ15が配置されてい
る。このコンデンサレンズ15はマスク16上に成形開
口9の像を結像させる。
【0019】ビーム外形成形開口9の下方には、図示せ
ぬ視野選択偏向器が配置されており、主に照明ビームを
図の横方向に順次走査して、マスク16上の偏向を含む
光学的視野内の全てのサブフィールドの照明を行う。さ
らに、マスクステージ(図示されず)を走査して、光学
系の視野を越える広い領域を露光することもできる。
【0020】次に、この実施例の装置における電子線の
挙動について説明する。カソード1bから放出された電
子線は、放出直後は光軸にほぼ平行に進むが、制御電極
1dによって光軸方向に収束され、アノード1eの少し
先でクロスオーバを形成する。このクロスオーバは、ア
ノード孔1gの凹レンズ作用がなければ本来符号12の
位置にでき、直径2mmφ程度である。アノード1eの孔
径を適切な値とし、アノード孔1gの凹レンズ作用によ
って、クロスオーバの位置を下方のリング状開口6の位
置へ移動させるとともに、同位置でのクロスオーバ径も
約6mmφに拡大する。
【0021】このクロスオーバ位置に、5mmφ(内径)
のリング状開口6を設け、コンデンサレンズ7で縮小し
て、ブランキング開口10上で400μm φになるよう
にする。この寸法は、感応基板(試料)面からコントラ
ス開口への収束半角に直すと8mradに相当する値であ
る。なお、リング状開口6の円環状の開口6bの幅は、
この実施例では0.5mmである。
【0022】ここで、クロスオーバの光軸方向(Z)位
置を正確にリング状開口6の位置と一致させるには、制
御電極1dの電圧を調整する。すなわち、制御電極4の
電圧を上げると、クロスオーバ位置は電子銃1から遠ざ
かる方向(図の下)に動き、電圧を下げると、クロスオ
ーバ位置は電子銃1に近くなる方向へ移動する。アノー
ド1eの孔の凹レンズ作用を利用しないでクロスオーバ
径を大きくする方法の1つとして、制御電極1dの電圧
を上げる方法がある。しかし、この方法によると、ビー
ム軌道は光軸に平行になりZの∞位置にクロスオーバを
作りクロスオーバ径も∞になる。クロスオーバ径を6mm
φにするには、電子銃カソード1bとクロスオーバ間を
1m以上にする必要があり、凹レンズ作用を利用する方
が鏡筒長を短くできる。
【0023】次に、本実施例の電子線転写装置の投影光
学系を説明する。図2は、本実施例の電子線転写装置の
投影光学系の構成及び結像関係を示す図である。マスク
16の下方には、投影レンズ17、19、コントラスト
開口18及び偏向器(図示されず)が設けられている。
そして、マスク16の一つのサブフィールドが電子線照
射され、マスク16でパターン化された電子線は、投影
レンズ17、19によって縮小されるとともに偏向さ
れ、ウエハ20上の所定の位置に結像される。ウエハ2
0上には、適当なレジストが塗布されており、レジスト
に電子ビームのドーズが与えられてマスク上のパターン
の縮小像がウエハ20上に転写される。
【0024】投影レンズ17、19間を縮小率で内分す
る位置には、コントラスト開口18が配置されている。
このコントラスト開口18は、上述の円環状のビーム成
形開口6と光学的に共役な面に設けられている。コント
ラスト開口18は、円形の中央板18aと、同板18a
の外周をある間隔を開けて取り囲む外周板18cを備え
る。中央板18aと外周板18cの間には、円環状の開
口18bが形成されている。この開口18bは、円周上
に3、4カ所設けられているブリッジ(図示されず)に
よって支持されている。このコントラスト開口18は、
マスク16で散乱されたビームがウエハ20に到達しな
いよう遮断する。
【0025】図3は、本発明の他の1実施例に係る電子
線転写装置の照明光学系の構成及び結像関係を示す図で
ある。この例では、電子銃アノード1eとリング状開口
6の間にコンデンサレンズ21を設けている。鏡筒長を
さらに短くするには、アノード1eの後方近くにコンデ
ンサレンズ21を設け、そのレンズ21でクロスオーバ
12′を拡大して、拡大されたクロスオーバ像の位置に
リング状の開口6を設ける。その後コンデンサレンズで
クロスオーバを縮小して、マスクを照明するビームの収
束半角を設計通り(例えば2.0mrad)にすることがで
きる。
【0026】クロスオーバをレンズで拡大するには、レ
ンズの物点距離を短くして像点距離を長くすればよい。
前者を行うにはレンズを高励磁にする必要があり、加速
電圧が100kV等高い場合はレンズ電流が大きくなる問
題点がある。後者を行うには鏡筒長が長くなる問題点が
ある。しかし、クロスオーバとレンズで拡大する場合に
は、電子銃の設計が楽になるという利点がある。
【0027】これら以外にクロスオーバ像を大きくする
には、カソード材料をタンスグテン、タンタル等仕事関
数の大きい材料を用いるとよい。カソード温度を高くす
ればカソード放出電子初速度が大きくなるので、仕事関
数の小さいLaB6 カソードを用いるより明らかに大き
いクロスオーバが得られる。
【0028】次に上記説明した電子線転写露光装置を利
用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図4は、
微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パ
ネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の
製造のフローを示す。
【0029】ステップ1(回路設計)では、半導体デバ
イスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)で
は、設計した回路パターンを形成したマスクを製作す
る。この時、パターンについて局部的にリサイズを施す
ことにより近接効果や空間電荷効果によるビームボケの
補正を行ってもよい。一方、ステップ3(ウエハ製造)
では、シリコン等の材料を用いてウエハを製造する。
【0030】ステップ4(酸化)では、ウエハの表面を
酸化させる。ステップ5(CVD)では、ウエハ表面に
絶縁膜を形成する。ステップ6(電極形成)では、ウエ
ハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ7(イオ
ン打ち込み)では、ウエハにイオンを打ち込む。ステッ
プ8(レジスト処理)では、ウエハに感光剤を塗布す
る。ステップ9(電子ビーム露光)では、ステップ2で
作ったマスクを用いて電子ビーム転写装置によって、マ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ
10(光露光)では、同じくステップ2で作った光露光
用マスクを用いて、光ステッパーによってマスクの回路
パターンをウエハに焼付露光する。この前又は後に、電
子ビームの後方散乱電子を均一化する近接効果補正露光
を行ってもよい。
【0031】ステップ11(現像)では、露光したウエ
ハを現像する。ステップ12(エッチング)では、レジ
スト像以外の部分を選択的に削り取る。ステップ13
(レジスト剥離)では、エッチングがすんで不要となっ
たレジストを取り除く。ステップ4からステップ13を
繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に回路パタ
ーンが形成される。
【0032】ステップ14(組立)は、後工程と呼ば
れ、上の工程によって作製されたウエハを用いて半導体
チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシン
グ、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップ15(検査)では、ステ
ップ14で作製された半導体デバイスの動作確認テス
ト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て
半導体デバイスが完成しこれが出荷(ステップ16)さ
れる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、リング状開口が安定に存在する電子線転写装
置等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る荷電粒子線転写装置の
照明光学系の構成及び結像関係を模式的に示す図であ
る。
【図2】本実施例の荷電粒子線転写装置の投影光学系の
構成及び結像関係を示す図である。
【図3】本発明の他の1実施例に係る電子線転写装置の
照明光学系の構成及び結像関係を示す図である。
【図4】微小デバイス(ICやLSI等の半導体チッ
プ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマ
シン等)の製造のフローを示す。
【符号の説明】
1 電子銃 1a ボンバード
用フィラメント 1b カソード 1c カソード支
持体 1d 制御電極 1e アノード 6 リング状開口 7、8 コンデン
サレンズ 9 成形開口 10 ブランキン
グ開口 11 ブランキング偏向器 12 アノード孔の凹レンズがない場合のクロスオー
バ像位置 15 コンデンサレンズ 16 マスク 17、19 投影レンズ 18 コントラ
スト開口 20 ウエハ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子線源を含む照明光学系と、この
    照明光学系の照明を受けるマスクを通過した荷電粒子線
    を感応基板上に投影結像させる投影光学系と、を具備す
    る荷電粒子線転写露光装置であって;上記荷電粒子線源
    の形成するクロスオーバの直径が4mm以上であり、 このクロスオーバ位置に、ほぼリング状の開口が設けら
    れていることを特徴とする荷電粒子線転写装置。
  2. 【請求項2】 荷電粒子線源を含む照明光学系と、この
    照明光学系の照明を受けるマスクを通過した荷電粒子線
    を感応基板上に投影結像させる投影光学系と、を具備す
    る荷電粒子線転写露光装置であって;上記照明光学系
    が、 荷電粒子線源の形成するクロスオーバ位置の下流側に設
    置された該クロスオーバを拡大するレンズと、 該レンズによって拡大されたクロスオーバの位置に設置
    されたほぼリング状の開口と、 を有することを特徴とする荷電粒子線転写装置。
  3. 【請求項3】 上記クロスオーバが、荷電粒子線源が形
    成する集束ビームによって作られる実のクロスオーバで
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の荷電粒子線
    転写装置。
  4. 【請求項4】 上記荷電粒子線源が、荷電粒子の通過す
    る孔を有するアノードを備え、 このアノードの孔の凹レンズ作用によってクロスオーバ
    径を拡大することを特徴とする請求項3記載の荷電粒子
    線転写装置。
  5. 【請求項5】 荷電粒子線源を含む照明光学系と、この
    照明光学系の照明を受けるマスクを通過した荷電粒子線
    を感応基板上に投影結像させる投影光学系と、を具備す
    る荷電粒子線転写露光装置であって;開口を溶融あるい
    は蒸発させない程度に大きい寸法のクロスオーバ位置に
    ほぼリング状の開口を設け、 後段のレンズで上記開口の像を縮小してブランキング開
    口あるいはコントラスト開口に結像させることを特徴と
    する荷電粒子線転写装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の荷電
    粒子線転写装置を用いるリソグラフィー工程を含むこと
    を特徴とするデバイス製造方法。
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