JP2001005787A - 携帯型情報機器 - Google Patents

携帯型情報機器

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JP2001005787A
JP2001005787A JP17119999A JP17119999A JP2001005787A JP 2001005787 A JP2001005787 A JP 2001005787A JP 17119999 A JP17119999 A JP 17119999A JP 17119999 A JP17119999 A JP 17119999A JP 2001005787 A JP2001005787 A JP 2001005787A
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JP17119999A
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Hiroshi Matsuo
洋 松尾
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周囲から覗き見されないような環境下におい
て、特別な操作をすることなく、暗号化されたデータが
暗号解除状態で表示される。 【解決手段】暗号化処理されたデータが、マスキング処
理した状態で液晶表示部13に表示されるとともに、光
センサ15にて検出される周囲の光量が低下した状態に
なると、暗号が解除された状態で液晶表示部13に表示
されるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されるデータ
を暗号化処理し得るようになった電子手帳等の携帯型情
報機器に関する。
【0002】
【従来の技術】スケジュール、住所録、日記等の個人情
報を記録するために利用される電子手帳等の携帯型情報
機器では、通常、入力されたデータが他人に盗用されな
いように、パスワードが使用されている。このように、
パスワードが使用される情報機器では、予め登録されて
いるパスワードを入力しなければ、入力されているデー
タは、表示部に表示されないようになっている。
【0003】特開平9−14668号公報には、ペン入
力式の表示画面を所定の回数にわたって押圧することに
より、パスワードが入力されるようになった装置が開示
されている。
【0004】また、他の情報機器から送信されるデータ
を、特定の条件のもとに、表示部に表示するようになっ
た情報機器も提案されており、例えば、特開平10−2
57181号公報には、特定の日時以後に、送信された
データが表示部に表示される構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】予め設定されたパスワ
ードによってデータを表示部に表示する構成では、複雑
なパスワードを設定することによって、データの盗用が
確実に防止される。しかしながら、複雑なパスワード
は、使用者にとっても、覚えることが容易でないという
問題がある。また、データが表示部に表示されると、他
人によって覗き見されるおそれもある。
【0006】さらに、特定の条件のもとに、データを表
示部に表示する構成では、例えば、特定の日時以後等の
条件が整うことによって、他人も、データを容易に入手
することができることになり、安全性に問題がある。
【0007】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、周囲から覗き見されないような環
境下において、特別な操作をすることなく、暗号化され
たデータが暗号解除された状態で表示されるようになっ
た携帯型情報機器を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、使用者にとっては、
暗号化されたデータの暗号解除が容易であるが、第三者
にとっては暗号解除が容易でない携帯型情報機器を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯型情報機器
は、暗号化処理されたデータが、マスキング処理した状
態で表示部に表示されるとともに、周囲の光量に基づい
て、暗号が解除された状態で表示部に表示されるように
なっていることを特徴とする。
【0010】周囲の光量が、予め設定された光量よりも
少なくなっている場合、または、多くなっている場合の
いずれかに、データの暗号が解除されて表示される。
【0011】また、本発明の携帯型情報機器は、暗号化
処理されたデータが、マスキング処理した状態で表示部
に表示されるとともに、付与される振動の振動数に基づ
いて、暗号が解除された状態で表示されるようになって
いることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の携帯型情報機
器である電子手帳の実施の形態の一例を示す概略斜視
図、図2は、その要部を分解して示す斜視図である。こ
の電子手帳10は、電話回線等を通して、他の情報機器
との間にてデータを送受し得るようになっており、ケー
ス11内に設けられた平板状の透明タブレット12を有
している。この透明タブレット12は、図2に示すよう
に、平板状をした液晶表示部13上に重ねて配置されて
おり、ケース11の上面に設けられた開口部11aから
露出している。なお、液晶表示部13の背面側には、液
晶表示部13全体を露光するバックライト(図示せず)
が設けられている。
【0013】透明タブレット12は、X−Y座標によっ
て構成された入力座標系の座標情報を得るために設けら
れており、それぞれに透明電極が設けられた一対の透明
シート同士を、適当な間隔をあけた状態で積層されてお
り、一方の透明シートの表面を押圧することによって、
両透明電極間に電流が流れて、透明シートにおける押圧
されたのポイントのX−Y座標が検出されるようになっ
ている。
【0014】透明タブレット12の上部背面には、それ
ぞれが複数の選択キーを有するアプリケーション選択キ
ー16および機能選択キー17が、それぞれ横方向に並
んだ状態で配置されている。アプリケーション選択キー
16および機能選択キー17は、それぞれ、透明タブレ
ット12における入力座標系の座標に対応して設けられ
ており、アプリケーション選択キー16および機能選択
キー17の各選択キーに対向した透明タブレット12の
座標部分をそれぞれ押圧することによって、アプリケー
ション選択キー16および機能選択キー17におけるい
ずれかの選択キーが選択される。
【0015】ケース11の正面の上部には、窓部11b
が設けられており、ケース11の内部には、光検出器と
しての光センサ15が設けられている。光センサ15
は、受光面に照射される光量に対応した電圧を出力する
フォトダイオード等の光電変換素子によって構成されて
おり、その受光面が窓部11bから露出した状態で配置
されている。
【0016】図3は、その電子手帳10の制御系の構成
を示すブロック図である。電子手帳10は、全体の制御
を実施するCPU(中央制御部)21と、メモリ部22
とを有している。
【0017】光センサ15の出力は、光センサ制御部2
3を介して、CPU21の光量変換部21aに接続され
ており、光量変換部21aは、例えば、8ビットのA/
D変換器によって構成されており、光センサ15から出
力される光量に対応した電圧を、256段階のデジタル
信号に変換するようになっている。
【0018】透明タブレット12および液晶表示部13
は、それぞれ、従来の電子手帳と同様の構成になってお
り、透明タブレット12は、タブレット制御部24を介
して、CPU21に設けられた座標・指令変換部21b
に接続されている。タブレット制御部24は、透明タブ
レット12から出力される電圧を検出して、座標・指令
変換部21bに出力しており、座標・指令変換部21b
にて、検出された座標に対応した指令を、CPU21に
設けられた表示制御部21cに出力するようになってい
る。
【0019】液晶表示部13は、コモン回路部26aお
よびセグメント回路部26bにて印加される電圧によ
り、所定の表示が形成されるようになっており、コモン
回路部26aおよびセグメント回路部26bは、CPU
21の表示制御部21cに接続された液晶駆動回路部2
5によって、それぞれ制御されている。表示制御部21
cには、座標・指令変換部21bから出力される指令に
基づいて、液晶表示部13にて表示される画像のデータ
を作成して、液晶駆動回路部25に出力している。液晶
駆動回路部25は、液晶表示部13における表示ドット
等をビットマップとして記憶しており、表示制御部21
cからの画像データおよびビットマップに基づいて、コ
モン回路部26aおよびセグメント回路部26bを制御
するようになっている。
【0020】また、CPU21には、入力されるデータ
をメモリ部22に記憶されたデータとの比較処理等を行
う比較部21d、暗号化演算処理等を行う演算部21e
も設けられている。
【0021】CPU21の演算部21eには、RTC2
7が接続されており、このRTC27によるクロック信
号に基づいて、現在時刻の計時、タイマーカウンター、
アラーム等が行われるようになっている。
【0022】メモリ部22は、CPU21の制御プログ
ラムが記憶されたプログラムエリア22a、液晶表示部
13にて表示される文字のフォントが記憶されたフォン
ト情報エリア22b、アプリケーション選択キー16お
よび機能選択キー17の各選択キーに対応した透明タブ
レット12の座標がそれぞれ記憶された座標情報エリア
22c、透明タブレット12にて入力されたデータを記
憶するデータエリア22d、変数等の一時的なデータを
保持するためのワーク領域等として使用されるバッファ
エリア22e、透明タブレット12に入力されたポイン
トの座標を記憶する座標記憶エリア22fを有してい
る。
【0023】メモリ部22は、電源が供給されなくても
記憶内容を保持することができるフラッシュメモリ等の
不揮発性メモリによって構成されており、必要に応じ
て、記憶内容を書き換えることができる。従って、プロ
グラムエリア22aに記憶された制御プログラムのバー
ジョンアップ等が容易に行える。
【0024】このような電子手帳10では、入力された
データを暗号化することができるようになっている。入
力されたデータを暗号化する場合には、そのデータにお
ける暗号化すべき範囲の冒頭に、6文字のキーワード
「###KEY」が入力されるとともに、暗号化すべき
データの末尾にも、6文字のキーワード「###KE
Y」が入力される。そして、冒頭のキーワード部分およ
び末尾のキーワード部分に基づいて、暗号化すべきデー
タの範囲が規定され、冒頭および末尾のキーワード間の
データの文字が、所定の計算式によって暗号化される。
この場合、末尾に6文字のキーワード「###KEY」
が入力されていない場合には、データの最後尾までが、
暗号化処理すべき範囲とされる。
【0025】図4および図5は、入力されるデータを暗
号化してメモリ部22に記憶する際の手順を示すフロー
チャートである。入力されたデータを暗号化する際に
は、まず、暗号化すべき文字数が決定される。暗号化す
べき文字数は、通常は、冒頭および末尾に入力されたキ
ーワード間に位置するデータの文字数(記号、改行コー
ド等の制御コードも含む)であるが、文末のキーワード
が入力されていない場合を考慮して次のようにして決定
される。
【0026】まず、暗号化すべきデータの冒頭にキーワ
ードが入力されると、暗号化すべき文字数を決定するた
めの制御が開始される。この場合、まず、データの文字
数等を計数する各カウンタにおける整数型変数である計
数値が、それぞれ、0に初期化される(図4のステップ
S1参照、以下同様)。そして、バッファエリア22e
に、暗号化すべき範囲として保持されている入力データ
の全ての文字数Dc(キーワードを含む)が計数される
(ステップS2)。すなわち、冒頭に入力されたキーワ
ードの先頭文字から、最後尾までの文字数が、データの
全文字数Dcとして計数される。
【0027】次いで、入力データの先頭の文字(冒頭の
キーワードの先頭の文字)から、冒頭のキーワードが属
する行における末尾の文字までの文字数、すなわち、入
力データにおける先頭行の文字数Dp(記号、改行コー
ド等の制御コードも含む)が計数される(ステップS
3)。
【0028】その後、暗号化すべき範囲の末尾に入力さ
れるキーワードの存在を確認するために実施されるチェ
ック作業の回数を計数するために設けられたループカウ
ンタの系数値Lpが1に初期化される(ステップS
4)。
【0029】このような状態になると、入力データの先
頭行における文字数Dpと、ループカウンタの計数値L
pと、キーワード「###KEY」の文字数である6と
の加算値Acが、データの全文字数Dcとが比較される
(ステップS5)。この場合、加算値Acが、データの
全文字数Dcよりも多くなっている場合には、入力デー
タの先頭の文字から計数して、入力データの先頭行にお
ける文字数Dpと、ループカウンタの計数値Lpとの加
算値(Dp+Lp)に相当する順番目に位置する文字を
先頭として、順番に6文字が選択される(ステップS
6)。すなわち、冒頭のキーワードが入力された行の末
尾の文字の次の文字から、ループカウンタの計数値Lp
に相当する順番目の文字から、連続する6文字が選択さ
れる。制御が開始した当初は、ループカウンタの計数値
Lpは1になっており、従って、冒頭のキーワードが入
力された行の次の行の先頭文字から6文字だけ選択され
ることになる。そして、選択された6文字が、予め登録
されているキーワードである「###KEY」と一致し
ているか、比較される(ステップS7)。
【0030】選択された6文字がキーワードに一致して
いない場合には、ループカウンタの計数値Lpにプラス
1が加算され(ステップS8)、その後に、ステップS
5に戻り、冒頭のキーワードが入力された行の次の行に
おけるループカウンタの計数値Lpに相当する順番目の
文字を先頭とした6文字、すなわち、前回に選択された
6文字に対して1文字だけずれた6文字が選択され、そ
れら6文字がキーワードに一致するか確認される。
【0031】このようにして、冒頭のキーワードが入力
された次の行の先頭の文字に連続する6文字、先頭から
2番目の文字に連続する6文字、先頭から3番目の文字
に連続する6文字、…と、順番に6文字ずつ選択され
て、キーワードに一致するかが確認され、選択された6
文字がキーワードに一致した場合には、その時点におけ
るループカウンタの計数値Lpが、暗号化されるべき文
字数Anとして設定される(ステップS9)。すなわ
ち、冒頭に入力されたキーワードの属する行の次の行の
先頭の文字から計数して、ループカウンタにて計数され
た計数値Lpに相当する文字数の次に、暗号化すべき範
囲の末尾としてキーワードが入力されていることにな
り、その計数値Lpに相当する文字数が、一対のキーワ
ードの間に、暗号化されるべきものとして指定されてい
ることになる。そして、得られた暗号化すべき文字数A
nが、冒頭に入力されたキーワード「###KEY」の
後に書き込まれる(ステップS11)。
【0032】これに対して、ステップS5において、暗
号化すべき文字を計数しつつ、6文字ずつ順番にずらせ
て選択してキーワードと比較しても、キーワードに一致
することなく、冒頭のキーワードが入力された行の文字
数Dpと、ループカウンタの計数値Lpと、キーワード
の文字数6との加算値が、入力データとして入力されて
いる全ての文字数Dcを越えた場合には、暗号化すべき
範囲の末尾をしめす6文字のキーワードが入力されてい
ないものとして、入力データの全文字数Dcに対して、
冒頭のキーワードが入力された行の文字数Dpを減じた
文字数(Dc−Dp)が、暗号化すべき文字数Anとさ
れる(ステップS10)。そして、その得られた暗号化
すべき文字数Anが、冒頭に入力されたキーワード「#
##KEY」の後に書き込まれる(ステップS11)。
【0033】このようにして、暗号化処理すべき範囲が
決定されると、図5に示すフローチャートに基づいて、
決定された範囲のデータが暗号化処理される。この場
合、まず、データが、メモリ部22のバッファエリア2
2eに上書きされ(図5のステップS21参照、以下同
様)、また、バッファエリア22eにおける各計数値が
初期化される(ステップS22)。そして、入力データ
の先頭の文字(冒頭のキーワードの先頭の文字)から、
冒頭のキーワードが属する行における末尾の文字までの
文字数、すなわち、入力データにおける先頭行の文字数
Dp(記号、改行コード等の制御コードも含む)が確認
される(ステップS23)。そして、暗号化処理された
文字数を計数するループカウンタLpの計数値が1に初
期化される(ステップS24)。
【0034】このような状態になると、データの先頭の
文字から、入力データの先頭行における文字数Dpと、
ループカウンタの計数値Lpの加算値(Dp+Lp)に
相当する順番目に位置する文字が、所定の計算式に基づ
いて暗号化処理処理される(ステップS25)。制御が
開始した当初は、ループカウンタの計数値Lpは1にな
っており、従って、冒頭のキーワードが入力された行の
次の行の先頭文字が暗号化処理されることになる。
【0035】このようにして、冒頭のキーワードが入力
された行の次の行における先頭の文字が暗号化処理され
ると、ループカウンタの計数値がプラス1に加算される
(ステップS26)。そして、ループカウンタの計数値
が、設定された暗号化処理すべき文字数Anに達してい
ないことを確認して(ステップS27)、ステップS2
5に戻り、データの先頭の文字から、入力データの先頭
行における文字数Dpと、ループカウンタの計数値Lp
の加算値(Dp+Lp)に相当する順番目に位置する文
字が、暗号化処理される。
【0036】以下、同様の動作が、ループカウンタによ
る計数値Lpが、設定された暗号化処理すべき文字数A
nに達するまで繰り返され、冒頭に入力されたキーワー
ドの次の行の先頭文字から、末尾の文字までの全ての文
字が、暗号化処理された状態で、メモリ部22のデータ
エリア22dに記憶される(ステップS28)。
【0037】図6は、メモリ部22のデータエリアに記
憶されている暗号化されたデータを、液晶表示部13に
表示する際の制御を示すフローチャートである。メモリ
部22のデータエリアに記憶されているデータが、ワー
ク領域であるバッファエリア22eに読み出されると
(図6のステップS31参照、以下同様)、読み出され
たデータ内にキーワード「###KEY」が含まれてい
るか確認される(ステップS32)。読み出されたデー
タにキーワードが含まれていない場合には、ステップS
41に進み、バッファエリア22eに読み出されて暗号
化処理されていないデータが、そのままの状態で、液晶
表示部13に表示される。
【0038】バッファエリア22eに読み出されたデー
タがキーワードを含んでいる場合には、冒頭のキーワー
ドに続いて書き込まれた暗号化処理の文字数Anが読み
取られる(ステップS33)。そして、暗号化処理され
た各文字(制御コード等も含む)が「*」に変換された
マスキング状態で、液晶表示部13に表示されることに
なる(ステップS34)。この場合の各文字のマスキン
グ処理は、図7に示すフローチャートに基づいて実施さ
れるようになっており、詳細については後述する。
【0039】このような状態になると、プログラムにて
予め設定されたデータテーブルから、暗号化処理された
各文字の暗号化解除を実施するべく、予め設定された光
センサ15の基準値が読み込まれる(ステップS3
5)。この光センサ15の基準値は、暗号化処理された
各文字の暗号の解除を実施すべきことを指示するために
設定されており、光センサ15にて検出される周囲の明
るさが、この基準値よりも低下している場合には、暗号
の解除が実施される。この場合の光センサ15の基準値
としては、液晶表示部13にて表示されるデータを認識
し得る最低限度の明るさよりも若干明るい値に設定され
る。
【0040】次いで、光センサ15の検出結果が入力さ
れる光量変換部21aが初期化されて、(ステップS3
6)。この光量変換部21aの出力が読み込まれる(ス
テップS37)。光量変換部21aは、例えば、8ビッ
トのA/D変換器によって構成されており、光センサ1
5の出力を、0〜255の256段階に変換して出力す
るようになっている光量変換部21aの出力は、予め読
み込まれた光センサ15の基準値と比較され(ステップ
S38)、光量変換部21aの出力が光センサ15の基
準値よりも低下している場合には、バックライトが消灯
状態になっていることを確認して(ステップS39)、
暗号化の解除が実施される(ステップS40)。この暗
号化解除の処理は、図8に示すフローチャートに基づい
て実施されるようになっており、詳細については後述す
る。そして、メモリ部22のバッファエリア22eに読
み出されたデータの暗号化されていない状態の各文字
が、液晶表示部13に表示される(ステップS41)。
【0041】このように、バックライトが消灯された状
態で、しかも、周囲の光量が、液晶表示部13にて表示
されるデータが認識し得る最低限度程度になっているこ
とによって、液晶表示部13に、暗号化処理されたデー
タは、暗号が解除された状態で表示されることになる。
【0042】これに対して、光量変換部21aの出力
が、光センサ15の基準値よりも大きいことにより、あ
るいは、バックライトの点灯により、液晶表示部13に
て表示されるデータが確実に認識できる状態になってい
る場合には、メモリ部22のバッファエリア22eにお
ける各文字は、マスキングされた状態を保持され、従っ
て、液晶表示部13には、各文字がマスキングされた状
態で表示される。
【0043】このような状態で、他のモードへの移行を
指示するキー入力、あるいは、他のデータの表示を指示
するキー入力等があれば、そのキー入力に基づく処理が
優先して実施される(ステップS42)。
【0044】このような表示処理に際して、メモリ部2
2のバッファエリア22eに読み出されたデータの各文
字のマスキング処理(ステップS34)は、図7に示す
フローチャートに基づいて、次のように実施される。ま
ず、データの文字数等を計数する各カウンタにおける整
数型変数の計数値がそれぞれ初期化されて(図7のステ
ップS51参照、以下同様)、データの末尾にキーワー
ドが入力されているかの確認作業が実施される。この場
合、まず、冒頭のキーワードが属する行における末尾の
文字までの文字数Dpと、暗号化処理すべき文字数An
と、キーワードの文字数である6とが加算されて、その
加算値Acが、マスキング処理すべき文字数Mcとして
仮設定される(ステップS52)。すなわち、暗号化処
理すべきデータの冒頭および末尾に、それぞれ6文字の
キーワードが入力されているものとして、冒頭および末
尾のキーワードと、それらのキーワードにて挟まれた文
字数Anの全ての文字を、マスキング処理すべきものと
して、マスキング処理文字数Mcが仮設定される。
【0045】次いで、データの冒頭の文字からデータの
最後尾までの文字までの文字数Dcが計数される(ステ
ップS53)。すなわち、冒頭に入力されたキーワード
の先頭文字から、最後尾の文字までの文字数Dcが計数
される。そして、マスキング処理すべき文字数として仮
設定された文字数Mcと、データの全文字数Dcとが比
較され(ステップS54)、仮設定された文字数Mc
が、データの全文字数Dcよりも少なくなっている場合
には、データの末尾に、6文字のキーワードが入力され
ているものとして、仮設定された文字数Mcが、マスキ
ング処理すべき文字数として設定される。
【0046】これに対して、仮設定されたマスキング処
理文字数Mcが、データの全文字数Dc以上になってい
る場合には、末尾の6文字のキーワードが入力されてい
ないことによって、データの文字数が、仮設定されたマ
スキング処理文字数Mcよりも少なくなっているものと
して、仮設定されたマスキング処理文字数Mcから、末
尾のキーワードの文字数である6文字を減じた数が、マ
スキング処理すべき文字数Mcとして新たに設定される
(ステップS55)。
【0047】このようにして、マスキング処理すべき文
字数Mcが設定されると、バッファエリア22eにおけ
るデータの先頭の文字(冒頭のキーワードの先頭の文
字)から、冒頭のキーワードが属する行における末尾の
文字までの文字数、すなわち、データにおける先頭行の
文字数Dp(記号、改行コード等の制御コードも含む)
が計数される(ステップS56)。そして、この計数さ
れた文字数が、入力データにおけるマスキング処理する
必要のない文字数とされる。その後、マスキング処理す
べき文字数を計数するループカウンタの計数値Lpが、
1に初期化される(ステップS57)。
【0048】このような状態になると、データの先頭の
文字から、データの先頭行における文字数Dpと、ルー
プカウンタの計数値Lpの加算値(Dp+Lp)に相当
する順番目に位置する文字が、「*」に変換されてマス
キング処理される(ステップS58)。制御の開始当初
は、ループカウンタの計数値Lpは1になっており、従
って、冒頭のキーワードが入力された行の次の行の先頭
文字がマスキング処理されることになる。
【0049】このようにして、冒頭のキーワードが入力
された行の次の行における先頭の文字がマスキング処理
されると、ループカウンタの計数値がプラス1に加算さ
れる(ステップS59)。そして、ループカウンタの計
数値が、設定されたマスキング処理すべき文字数Mcに
達していないことを確認して(ステップS60)、ステ
ップS58に戻り、データの先頭の文字から、入力デー
タの先頭行における文字数Dpと、ループカウンタの計
数値Lpの加算値(Dp+Lp)に相当する順番目に位
置する文字が、「*」に変換されてマスキング処理され
る。以下、同様の動作が、ループカウンタによる計数値
Lpが、設定されたマスキング処理すべき文字数Mcに
達するまで繰り返される。
【0050】このようにして、メモリ部22のバッファ
エリア22eに読み込まれたデータにおける冒頭に入力
されたキーワードの次の行の先頭文字から、末尾の文字
までの全ての文字が、「*」にてマスキングされると、
マスキングされたデータの各文字が、例えば、図9
(a)に示すように、液晶表示部13に表示される(図
6におけるステップS41)。
【0051】図6に示す表示処理に際して、メモリ部2
2のバッファエリア22eに読み出されたデータの暗号
解読処理(ステップS40)は、図8に示すフローチャ
ートに基づいて、次のように実施される。まず、メモリ
部22のデータエリア22dに記憶されているデータ
を、バッファエリア22に読み込んで、予め読み込まれ
たデータに対して上書きする(図8のステップS61参
照、以下同様)。そして、メモリ部22のバッファエリ
ア22eにて設定された全ての計数値が初期化されると
ともに、暗号化処理されている文字数Anが読み込まれ
る(ステップS62)。次いで、入力データの先頭の文
字(冒頭のキーワードの先頭の文字)から、冒頭のキー
ワードが属する行における末尾の文字までの文字数、す
なわち、入力データにおける先頭行の文字数Dp(記
号、改行コード等の制御コードも含む)が確認される
(ステップS63)。そして、暗号が解除された文字数
を計数するループカウンタの計数値Lpが1に初期化さ
れる(ステップS64)。
【0052】このような状態になると、データの先頭の
文字から、データの先頭行における末尾までの文字数D
pと、ループカウンタの計数値Lpの加算値(Dp+L
p)に相当する順番目に位置する暗号化された文字が、
所定の計算式に基づいて、暗号解除される(ステップS
65)。制御が開始した当初は、ループカウンタの計数
値Lpは1になっており、従って、冒頭のキーワードが
入力された行の次の行の先頭文字の暗号が解除される。
【0053】このようにして、冒頭のキーワードが入力
された行の次の行における先頭の文字の暗号が解除され
ると、ループカウンタの計数値Lpがプラス1に加算さ
れる(ステップS66)。そして、ループカウンタの計
数値Lpが、暗号化処理された文字数Anに達していな
いことを確認して(ステップS67)、ステップS65
に戻り、データの先頭の文字から、入力データの先頭行
における文字数Dpと、ループカウンタの計数値Lpの
加算値(Dp+Lp)に相当する順番目に位置する文字
の暗号が解除される。
【0054】以下、同様の動作が、ループカウンタによ
る計数値Lpが、設定された暗号化処理された文字数A
nに達するまで繰り返され、冒頭に入力されたキーワー
ドの次の行の先頭文字から、末尾の文字までの全ての文
字の暗号が解除される。
【0055】このようにして、メモリ部22のバッファ
エリア22に読み込まれたデータにおける冒頭に入力さ
れたキーワードの次の行の先頭文字から、末尾の文字ま
での全ての文字の暗号が解除されると、暗号が解除され
たデータの各文字が、例えば、図9(b)に示すよう
に、液晶表示部13に表示される(図6におけるステッ
プS41)。
【0056】このように、光センサーにて検出される周
囲の光量が、設定された基準値よりも低下し、しかも、
バックランプが点灯されていない状態において、液晶表
示部13にマスキング処理された状態で表示されている
データの各文字は、暗号が解除されて表示されることに
なる。従って、このような場合には、液晶表示部13に
おけるデータの表示は、適当な注意力によって目視する
ことにより、認識することができるものの、容易には認
識できない状態になっており、第三者が液晶表示部13
を覗き見しても、表示されているデータを認識すること
はほとんどできない状態になっている。
【0057】液晶表示部13にて表示されるデータが容
易に認識できる状態において、あるいは、バックランプ
が消灯した状態では、液晶表示部13には、暗号化され
たデータが、マスキングされた状態で表示されることに
なる。従って、このような状態では、暗号化されたデー
タの内容を認識することができない。しかしながら、こ
のような状況下において、液晶表示部13全体に照射さ
れる光量が少なくなるように、手等によって覆ったり、
液晶表示部13に照射される光量が低下するような環境
に移動することによって、あるいは、バックライトを点
灯することによって、液晶表示部13には、データが暗
号が解除された状態で表示されることになる。
【0058】なお、上記実施の形態では、光センサー1
5にて検出される光量が基準値よりも低下した場合に、
暗号化されたデータを、暗号が解除された状態で液晶表
示部13に表示する構成としたが、光センサー15にて
検出される光量が、設定された基準値よりも増加してい
る場合に、暗号化されたデータを、暗号が解除された状
態で液晶表示部13に表示する構成としてもよい。この
場合の基準値としては、透過型の液晶表示部13に対し
て、直射日光が照射されている場合のように、液晶表示
部13にて表示されているデータを認識し得る最大限度
よりも若干低い明るさに設定される。この場合には、第
三者が液晶表示部13を覗き見したような場合にも、液
晶表示部13にて表示されているデータを認識すること
が困難であり、従って、第三者が近辺に存在しているよ
うな場合にも、その第三者によって、液晶表示部13に
て表示された暗号解除データが、目視されて認識される
おそれがない。
【0059】また、このような光センサ15を設ける構
成に替えて、図10に示す振動検出器31を設けて、こ
の振動検出器31の検出結果に基づいて、暗号化処理さ
れたデータの暗号を解除するようにしてもよい。この場
合には、電子手帳10の表面には、光センサ15が露出
する窓部が設けられず、外観上は、従来の電子手帳と同
様になる。
【0060】振動検出器31は、電子手帳10のケース
11内に回動可能に設けられた回動ロッド31aを有し
ている。この回動ロッド31aは、一方の基端部が固定
軸31bに対して回動可能に取り付けられており、他方
の先端部には、磁石31cが取り付けられている。回動
ロッド31aは、一対のストッパー31dおよび31e
によって、その揺動範囲が規定されている。また、回動
軸31aの端部が取り付けられた固定軸31bには、ス
プリング31fのコイル部分が嵌合されており、スプリ
ング31fの一方のシャフト部分が、回動ロッド31a
に係止されている。スプリング31fの他方のシャフト
部分は、一方のストッパー31dに係止されている。そ
して、スプリング31のシャフトが固定されたストッパ
ー31dに回動ロッド31aが当接した際に、回動ロッ
ド31aの先端部に取り付けられた磁石31cが近接す
る位置に、リードスイッチ31gが設けられている。
【0061】このような構成の振動検出器31は、通常
は、スプリング31fによって、回動ロッド31aは、
スプリング31fの一方のシャフト部が係止されたスト
ッパー31dから離れるように付勢されて、他方のスト
ッパー31eに当接している。このような状態で、電子
手帳10全体が振動されると、回動ロッド31aは、ス
プリング31fの付勢力に抗して、固定軸31bを中心
として、回動されて、スプリング31fのシャフト部が
係止されたストッパー31dに当接される。このとき、
磁石31cは、リードスイッチ31gに近接した状態に
なり、リードスイッチ31gがオン状態になる。
【0062】その後、スプリング31fの付勢力によっ
て、回動ロッド31aは、スプリング31fのシャフト
部が係止されたストッパー31dから離れる方向に回動
されて、他方のストッパー31eに当接される。このよ
うな動作が、電子手帳10全体を振動させることによっ
て、繰り返されることになり、リードスイッチ31g
は、回動ロッド31aの振動に対応した回数にわたっ
て、オン状態とされる。
【0063】このような振動検出器31が光センサ15
に替えて設けられた電子手帳10では、図3に示すブロ
ック図において、CPU21に振動数を検出するための
振動検出制御部が設けられて、この振動検出制御部に、
振動検出器31のリードスイッチ31gが接続される。
その他の構成は、図3に示すブロック図の構成と同様に
なる。
【0064】このように、振動検出器31が設けられた
電子手帳10では、暗号化処理されたデータが、図11
に示すフローチャートに基づく制御によって、液晶表示
部13に表示される。この場合、振動検出器31によっ
て検出される振動数が、予め設定された回数を上回る
と、暗号化されたデータを解除するようになっており、
データの暗号化を解除する振動数Jkが予め設定されて
いる。設定された振動数Jkは、データ内に書き込まれ
ている。
【0065】データを液晶表示部13に表示するため
に、メモリ部22のデータエリアに記憶されているデー
タが、ワーク領域であるバッファエリア22eに読み出
されると(図11のステップS71参照、以下同様)、
読み出されたデータ内に6文字のキーワード「###K
EY」が含まれているか確認される(ステップS7
2)。読み出されたデータにキーワードが含まれていな
い場合には、読み出されたデータは、暗号化処理されて
いないものとして、ステップS82に進み、バッファエ
リア22eに読み出されている暗号化処理されていない
データが、そのままの状態で液晶表示部13に表示され
る。
【0066】バッファエリア22eに読み出されたデー
タがキーワードを含んでいる場合には、冒頭のキーワー
ドに続いて書き込まれている暗号解除を実施するための
設定振動数Jkが読み込まれる(ステップS73)。次
いで、冒頭のキーワードが書き込まれた行の末尾に書き
込まれている暗号化処理の文字数Anも読み取られて
(ステップS74)、暗号化処理された各文字(制御コ
ード等も含む)がマスキング処理されて、液晶表示部1
3には、図12(a)に示すように、各文字が、「*」
にてマスキングされた状態で表示される(ステップS7
5)。この場合の各文字のマスキング処理は、前述した
ように、図7に示すフローチャートに基づいて実施され
る。
【0067】暗号化された各文字がマスキング処理され
ると、メモリ部22のバッファエリア22eに設定され
た各計数値がそれぞれ初期化されるとともに(ステップ
S76)、振動検出器31によって検出される電子手帳
10全体の振動数を計数する振動カウンタの計数値Jc
も、1に初期化される(ステップS77)。
【0068】このような状態になると、振動検出器31
に設けられたリードスイッチ31gの状態が検出され
(ステップS78)、リードスイッチ31gがオン状態
になっていると、振動カウンタの計数値Jcがプラス1
だけ加算される(ステップS79)。すなわち、図12
(b)に示すように、電子手帳10全体を振動させるこ
とによって、振動検出器31のリードスイッチ31gが
繰り返してオン状態とされ、それにより、振動カウンタ
の計数値Jcが増加される。そして、振動カウンタの計
数値Jcが、予め設定された設定値Jkと比較され(ス
テップS80)、振動カウンタの計数値Jcが、予め設
定された設定値Jkを上回った場合には、データの暗号
解除が実施される(ステップS81)。この暗号解除の
処理は、前述した図8に示すフローチャートに基づいて
実施される。メモリ部22のバッファエリア22eに読
み出されたデータの暗号が解除されると、図12(c)
に示すように、データの各文字が、暗号解除された状態
で、液晶表示部13に表示される(ステップS82)。
【0069】これに対して、振動検出器31によって検
出される振動の計数値Jcが、設定値Jkを上回ってい
ない場合には、メモリ部22のバッファエリア22eに
おける各文字は、暗号化された状態を解除されることな
く、マスキングされた状態のまま表示される。
【0070】このような表示状態で、他のモードへの移
行を指示するキー入力、あるいは、他のデータの表示を
指示するキー入力等があれば、そのキー入力に基づく処
理が優先して実施される(ステップS83)。
【0071】このように、暗号化されたデータの暗号を
解除するためには、電子手帳10全体を所定回数にわた
って振動させる必要がある。このために、例えば、他人
に知られたくないような重要なデータ、日記等の個人デ
ータに関しては、暗号解除するために必要とされる電子
手帳10の振動回数を、著しく多く設定すれば、データ
の暗号を解除することがきわめて困難になる。従って、
電子手帳10の液晶表示部13に暗号化処理されたデー
タが表示されても、他人が、そのデータの暗号を解除す
ることは容易でない。この場合、電子手帳10の使用者
は、電子手帳10を持ち歩くことによって、電子手帳1
0に対して、自然に振動が付与されることになるため
に、容易に暗号を解除することができる。
【0072】なお、上記各実施の形態では、電子手帳1
0に記憶されたデータに対する暗号解除について説明し
たが、他の情報機器から送信される暗号化処理されたデ
ータに関しても、同様にして、暗号を解除することがで
きる。また、本発明は、電子手帳に限らず、他の携帯型
情報機器にも適用することができる。
【0073】
【発明の効果】本発明の携帯型情報機器は、このよう
に、表示部にて表示されるデータを認識する際に、適度
な注意力を必要とする状況下において、暗号化されたデ
ータが暗号解除された状態で表示されるために、暗号解
除されたデータが他人に覗き見られるおそれがない。し
かも、この場合には、バスワードの入力等の特別な作業
が不要になる。また、適当な回数にわたって振動を付与
することによって、暗号化されたデータの暗号が解除さ
れる構成では、第三者は、振動を付与するという作業を
必要とされ、第三者にとって暗号解除が容易でない。し
かも、このことによって、個人情報の盗用を抑制する効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型情報機器である電子手帳の実施
の形態の一例を示す外観斜視図ぶある。
【図2】その電子手帳の要部を分解して示す斜視図であ
る。
【図3】その電子手帳の構成を示すブロック図である。
【図4】その電子手帳の動作説明のためのフローチャー
トである。
【図5】その電子手帳の動作説明のためのフローチャー
トである。
【図6】その電子手帳の動作説明のためのフローチャー
トである。
【図7】その電子手帳の動作説明のためのフローチャー
トである。
【図8】その電子手帳の動作説明のためのフローチャー
トである。
【図9】(a)は、その電子手帳の液晶表示部における
マスキング処理されたデータの表示例、(b)は、その
データの暗号解除された状態での表示例である。
【図10】本発明の他の実施の形態の電子手帳に使用さ
れる振動検出器の概略構成図である。
【図11】その電子手帳の動作説明のためのフローチャ
ートである。
【図12】(a)は、その電子手帳の液晶表示部におけ
るマスキング処理されたデータの表示例、(b)は、そ
の電子手帳の暗号解除動作の実施状態の一例を示す概略
斜視図、(c)は、そのデータの暗号解除された状態で
の表示例である。
【符号の説明】
10 電子手帳 11 ケース 12 透明タブレット 13 液晶表示部 15 光センサ 31 振動検出器 31a 振動ロッド 31c 磁石 31d ストッパー 31e ストッパー 31f スプリング 31g リードスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暗号化処理されたデータが、マスキング
    処理した状態で表示部に表示されるとともに、周囲の光
    量に基づいて、暗号が解除された状態で表示部に表示さ
    れるようになっていることを特徴とする携帯型情報機
    器。
  2. 【請求項2】 周囲の光量が、予め設定された光量より
    も少なくなっている場合、または、多くなっている場合
    のいずれかに、データの暗号が解除されて表示される請
    求項1に記載の携帯型情報機器。
  3. 【請求項3】 暗号化処理されたデータが、マスキング
    処理した状態で表示部に表示されるとともに、付与され
    る振動の振動数に基づいて、暗号が解除された状態で表
    示されるようになっていることを特徴とする携帯型情報
    機器。
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