JP2001005743A - 伝送装置 - Google Patents

伝送装置

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JP2001005743A
JP2001005743A JP11171657A JP17165799A JP2001005743A JP 2001005743 A JP2001005743 A JP 2001005743A JP 11171657 A JP11171657 A JP 11171657A JP 17165799 A JP17165799 A JP 17165799A JP 2001005743 A JP2001005743 A JP 2001005743A
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pattern
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circuit board
turned
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JP11171657A
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Tokikazu Sakashita
時一 坂下
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共通バスに接続された複数のプリント基板の
故障箇所を迅速かつ正確に特定して、早期にシステムが
復旧できるようにする。 【解決手段】 複数のPKG141、142〜のPG2
0から探索パターンを順番に発生させて、共通バスを介
してTSW部16のPD48で探索パターンを検出す
る。その際、1つのPKGのスイッチ26をOFFしこ
れを順番にずらし、他のPKGのスイッチはONする。
探索パターンが検出できた時にスイッチ26がOFFさ
れたPKGのデータ出力側が故障している。また、TS
W部16のPG40から探索パターンを発生させ、共通
バスを介して各PKG141、142〜のPD32で探
索パターンを検出する。その際、1つのPKGのスイッ
チ28をOFFしこれを順番にずらし、他のPKGのス
イッチはONする。探索パターンが各PKG141、1
42〜のPD32で検出できた時にスイッチ28がOF
FされたPKGのデータ入力側が故障している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送装置に係り、
さらに詳しくは、データ交換用のバスが配置されたマザ
ーボードに対して複数のプリント基板を任意の位置で接
続し、データ交換手段を介してデータ交換を行う伝送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伝送装置の構成としては、ある機
能を持った電気部品(例えば、電話、パーソナルコンピ
ュータ、ファクシミリなど)が実装されたプリント基板
(以下、PKGともいう)と、そのPKGを接続するた
めのマザーボード(以下、バックワイヤードボード:B
WBともいう)などを備えている。そして、これら複数
のPKGをBWBを介して接続することにより、所望の
機能を実現していた。この種の伝送装置では、PKGの
実装位置が固定されている場合が多かったが、ユーザの
使い勝手の良さや、拡張の容易性という点から、PKG
をBWB上の任意の位置に実装できるようにしたいとい
う要請(スロットフリー構造)があった。従来、このス
ロットフリー構造を実現する場合には、PKGのピン数
が削減できるなどの点から、一般に共通バス方式が用い
られてきた。この共通バス方式は、各PKGを共通バス
に接続し、その共通バスを介してデータを入出力するこ
とによりデータ伝送を行うようにしたものである。図4
は、従来の共通バス方式を用いた伝送装置の概略構成を
説明するブロック図である。図4に示した伝送装置50
は、BWB52上でデータ伝送を行うバスの共通化を図
り、この共通バス521〜526に対して複数のPKG
541、542を任意の位置で接続できるようにするこ
とで、スロットフリー構造を実現している。また、図4
の例では、複数の共通バス521、522、523(P
KG→TSW)と524、525、526(TSW→P
KG)とが設けられ、パラレルにデータ伝送が行われる
ようになっている。また、データの入れ替え機能を有す
るTSW部(Time Switch:時間スイッチ)56に対し
ては、上記した共通バス521〜526が接続されてい
て、各PKGとの間でデータ交換が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の伝送装置にあっては、スロットフリー構
造を実現するため、図4に示すようにBWB22上の共
通バス521〜526に対してPKG541、542が
それぞれ接続されているが、例えば、あるPKG541
(PKG#1)内のインターフェイスIC(図4中の
a)が故障してグラウンドレベルに落ちたとすると、共
通バス521に接続されている他のPKG(例えば、P
KG542)から共通のバス221にデータ出力があっ
てもグラウンドレベルに落ちてしまうため、1つのPK
Gの故障が伝送装置全体に波及して、システム全体がダ
ウンするという重大な問題を生じることがあった。その
上、システム全体がダウンした場合は、できるだけ迅速
に復旧させる必要があるが、複数のPKGのインターフ
ェイスICが共通バスに接続されているため、どのPK
Gが故障したことによるものなのかを特定することが難
しく、復旧させるまでに長時間を要するという問題があ
った。本発明は、上記課題を解決するためになされたも
のであり、共通バスに接続されたプリント基板のインタ
ーフェイスICなどが故障して装置全体に故障の影響が
及ぶ場合でも、迅速に故障箇所を特定して、早期にシス
テムを復旧させることができる伝送装置を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、データ交換用のバスが配置されたマザーボードに対
して複数のプリント基板を任意の位置で接続し、データ
交換手段を介してデータ交換を行う伝送装置において、
前記マザーボード上のバスに接続される前記各プリント
基板のインターフェイス部分に設けられ、出力データの
ON/OFF制御を行う第1開閉手段と、前記各プリン
ト基板に設けられ、前記第1開閉手段を介して前記マザ
ーボード上のバスにプリント基板の故障箇所を探索する
ための探索パターンを送出する第1パターン発生手段
と、前記第1パターン発生手段から前記マザーボード上
のバスに送出された探索パターンを前記データ交換手段
にて検出する第1パターン検出手段と、あるプリント基
板の第1開閉手段をOFFし、それ以外のプリント基板
の第1開閉手段をONした状態で順番に前記第1パター
ン発生手段から探索パターンを送出して前記第1パター
ン検出手段でパターン検出を行い、第1開閉手段をOF
Fするプリント基板を順次変えながらパターン検出を行
うように制御する制御手段と、前記第1パターン検出手
段によるパターン検出結果に基づいて故障しているプリ
ント基板を特定するものである。これによれば、第1開
閉手段によりマザーボード上のバスに接続される各プリ
ント基板のインターフェイス部分において出力データを
ON/OFF制御し、第1パターン発生手段により第1
開閉手段を介してマザーボード上のバスにプリント基板
の故障箇所を探索するための探索パターンを送出し、デ
ータ交換手段の第1パターン検出手段により第1パター
ン発生手段からマザーボード上のバスに送出された探索
パターンを検出する。制御手段では、あるプリント基板
の第1開閉手段をOFFし、それ以外のプリント基板の
第1開閉手段をONした状態で順番に第1パターン発生
手段から探索パターンを送出して第1パターン検出手段
でパターン検出を行い、第1開閉手段をOFFするプリ
ント基板を順次変えながらパターン検出を行うように制
御するため、第1パターン検出手段によるパターン検出
結果に基づいてデータ出力側が故障しているプリント基
板を迅速かつ正確に特定することができる。
【0005】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
伝送装置において、前記マザーボード上のバスがパラレ
ルバスで構成され、前記第1パターン発生手段から何れ
のパラレルバスに探索パターンを送出するかを選択する
第1選択手段をさらに備え、前記制御手段は、故障箇所
探索時に前記第1選択手段の切り換え制御を合わせて行
うようにするものである。これによれば、マザーボード
上のバスがパラレルバスで構成されていて、第1選択手
段により第1パターン発生手段から何れのパラレルバス
に探索パターンを送出するかを選択することができ、故
障箇所探索時に制御手段が第1選択手段の切り換え制御
を合わせて行うようにしたため、故障したプリント基板
を特定することができると共に、そのプリント基板の中
のデータ出力側の故障箇所(例えば、複数あるインター
フェイスICの中でどれが故障しているか)まで特定す
ることができる。請求項3に記載の発明は、データ交換
用のバスが配置されたマザーボードに対して複数のプリ
ント基板を任意の位置で接続し、データ交換手段を介し
てデータ交換を行う伝送装置において、前記マザーボー
ド上のバスに接続される前記各プリント基板のインター
フェイス部分に設けられ、入力データのON/OFF制
御を行う第2開閉手段と、前記データ交換手段に設けら
れ、前記マザーボード上のバスにプリント基板の故障箇
所を探索するための探索パターンを送出する第2パター
ン発生手段と、前記第2パターン発生手段から前記マザ
ーボード上のバスに送出された探索パターンを前記各プ
リント基板の前記第2開閉手段を介して検出を行う第2
パターン検出手段と、あるプリント基板の第2開閉手段
をOFFし、それ以外のプリント基板の第2開閉手段を
ONした状態で前記第2パターン発生手段から探索パタ
ーンを送出して、第2開閉手段がONされた各プリント
基板の第2パターン検出手段でパターン検出を行い、第
2開閉手段をOFFするプリント基板を順次変えながら
パターン検出を行うように制御する制御手段と、前記第
2パターン検出手段によるパターン検出結果に基づいて
故障しているプリント基板を特定するものである。これ
によれば、第2開閉手段によりマザーボード上のバスに
接続される各プリント基板のインターフェイス部分にお
いて入力データをON/OFF制御し、データ交換手段
に設けられた第2パターン発生手段によりマザーボード
上のバスにプリント基板の故障箇所を探索するための探
索パターンを送出し、第2パターン検出手段により第2
パターン発生手段からマザーボード上のバスに送出され
た探索パターンを各プリント基板の第2開閉手段を介し
て検出する。制御手段では、あるプリント基板の第2開
閉手段をOFFし、それ以外のプリント基板の第2開閉
手段をONした状態で第2パターン発生手段から探索パ
ターンを送出して、第2開閉手段がONされた各プリン
ト基板の第2パターン検出手段でパターン検出を行い、
第2開閉手段をOFFするプリント基板を順次変えなが
らパターン検出を行うように制御するため、第2パター
ン検出手段によるパターン検出結果に基づいてデータ入
力側が故障しているプリント基板を迅速かつ正確に特定
することができる。
【0006】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
伝送装置において、前記マザーボード上のバスがパラレ
ルバスで構成され、前記第2パターン発生手段から何れ
のパラレルバスに探索パターンを送出するかを選択する
第2選択手段をさらに備え、前記制御手段は、故障箇所
探索時に前記第2選択手段の切り換え制御を合わせて行
うようにするものである。これによれば、マザーボード
上のバスがパラレルバスで構成されていて、第2選択手
段により第2パターン発生手段から何れのパラレルバス
に探索パターンを送出するかを選択することができ、故
障箇所探索時に制御手段が第2選択手段の切り換え制御
を合わせて行うようにしたため、故障したプリント基板
を特定することができると共に、そのプリント基板のデ
ータ入力側の故障箇所(例えば、複数あるインターフェ
イスICの中でどれが故障しているか)まで特定するこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、電話、パー
ソナルコンピュータ、ファクシミリ装置などの電気部品
がそれぞれ実装された複数のプリント基板(PKG)
を、コネクタを介してマザーボード(BWB)上の任意
のスロット位置でバスと接続させ、データ交換手段とし
てのタイムスイッチ部(TSW部)を介してデジタルデ
ータの入れ替え動作を行う伝送装置を用いて実施してい
る。図1は、本実施の形態に係る伝送装置10の概略構
成を説明するブロック図である。図1における伝送装置
10では、パラレルにデータを伝送する共通バス12
1、122、123(PKG→TSW)と124、12
5、126(TSW→PKG)とがBWB12上に配置
されている。そして、このBWB12上に接続される複
数のPKG141、142、〜(以降のPKGは省略し
て図示していない)は、共通バス121〜126に対し
てそれぞれ接続されている。伝送装置10各部の構成に
ついては、まず、図1のPKG141(PKG#1)に
示されるように、本発明の特徴的な構成であるPKGの
データ出力側の故障箇所を探索するための探索パターン
を発生させる第1パターン発生手段としてのパターンジ
ェネレータ(PG)20と、そのパターンジェネレータ
20が発生した探索パターンの送出先を選択するための
第1選択手段としてのセレクタ(SEL)22とを備え
ている。このセレクタ22により選択的に送出される探
索パターンは、それぞれのインターフェイスIC24
と、第1開閉手段としてのスイッチ(SW)26とを介
して、パラレルにデータ伝送を行う共通バス121、1
22、123に接続されている。また、BWB12上の
共通バス121、122、123に送出された探索パタ
ーンは、データ交換手段としてのTSW部16の入力側
のインターフェイスIC46を介して、第1パターン検
出手段としてのパターンデテクタ(PD)48に集めら
れ、共通バスに送出された探索パターンをここで検出す
る。
【0008】さらに、データ交換手段としてのTSW部
16内には、PKGのデータ入力側の故障箇所を探索す
るための探索パターンを発生させる第2パターン発生手
段としてのパターンジェネレータ(PG)40と、その
パターンジェネレータ40が発生した探索パターンの送
出先を選択する第2選択手段としてのセレクタ(SE
L)42とを備えている。パターンジェネレータ40で
発生させた探索パターンは、セレクタ42で選択され、
インターフェイスIC44を介して所望の共通バス12
4、125、126に送出することができる。このよう
に、BWB12上の共通バス124、125、126に
送出された探索パターンは、例えば、PKG141内の
第2開閉手段としてのスイッチ(SW)28と、データ
入力側のインターフェイスIC30を介して、第2パタ
ーン検出手段としてのパターンデテクタ(PD)32に
集められ、検出が行われる。また、BWB12上の共通
バスに接続される他のPKG142〜についても同様に
構成されており、共通バスに対して同様に接続されてい
る。さらに、本実施の形態の伝送装置10は、装置全体
の動作を制御する制御手段としての制御部18を備えて
いる。この制御部18では、PKGの故障箇所を探索す
る際に、上記各部を一定の順序に従って制御を行ってい
る。この制御部18による制御手順については、後述す
る。
【0009】次に、動作について説明する。図2は、図
1の伝送装置において共通バスに接続されたPKGのデ
ータ出力側の故障箇所探索に関係する部分を抜き出した
図であり、図3は、図1の伝送装置において共通バスに
接続されたPKGのデータ入力側の故障箇所探索に関係
する部分を抜き出した図である。なお、図2および図3
において、図1と同一の符号が付された部分は、同一部
又は相当部であって構成説明を省略する。これら図2お
よび図3では、説明上図1に図示されていないPKG#
nまでが描かれているが、上述したように共通バスに接
続されるPKGの構成および接続状態は全く同じである
ため、ここでは符号の末尾に一桁数字を追加して差別化
を図っている。(PKGのデータ出力側の故障箇所の探
索処理)伝送装置10に故障がない通常時においては、
制御部18は、共通バス121〜123に接続された全
てのPKG141〜14nのデータ出力側のスイッチ2
61〜26nを全てON(閉状態)にすると共に、セレ
クタ221〜22nおよびインターフェイスIC241
〜24nを介してパラレルデータが共通バスに送出さ
れ、データ伝送が行われている。ここで、図2に示すよ
うに、データ出力側のインターフェイスIC242が故
障してグラウンドレベルに落ちた状態になると、このイ
ンターフェイスIC242が接続されている共通バスに
他のPKGからデータが送出されてもグラウンドレベル
に落ちてしまうため、この共通バスを使ってデータ伝送
することができなくなる。
【0010】このように、故障が発生したことを検知す
る方法として、例えば、制御部18によって伝送データ
の一部(例えば、ヘッダ部分)に故障検出用データを挿
入したデータを基本クロックの立ち上がりタイミングな
どに合わせて、定期的にデータ伝送するようにする。こ
れにより、一定の間隔で故障検出用データを送っても、
この故障検出用データが検出されない場合が発生したと
すると、故障箇所の特定はできないが、伝送装置内のど
こかで故障が発生したと判断して、次に述べる故障箇所
探索動作に入る。故障箇所探索動作は、まず、図2の制
御部18がPKG141のスイッチ261をOFF(開
状態)にし、他のPKGのスイッチ262〜26nを全
てONにした状態で、PKG141〜14n(PKG#
2〜#n)の順番でパターンジェネレータ202〜20
nで発生させた探索パターンを共通バス121に対して
送出するように制御する。そして、共通バス121を介
してTSW部16に入力された探索パターンは、インタ
ーフェイスIC46を介してパターンデテクタ48で探
索パターンが検出されたか否かを判断する。この場合、
故障しているインターフェイスIC242は、スイッチ
262がONされて共通バス121に接続されているの
で、グラウンドレベルに落ちてしまい、TSW部16の
パターンデテクタ48で探索パターンを検出することが
できない。
【0011】次に、制御部18は、スイッチ261をO
Nし、スイッチ262をOFFし、スイッチ263(図
2では図示省略している)〜26nまでを全てONす
る。そして、ONされたPKGのパターンジェネレータ
201、およびパターンジェネレータ203(図2では
図示省略している)〜20nから1つずつ順番に探索パ
ターンを送出するように制御する。そして、共通バス1
21を介してTSW部16のパターンデテクタ48で探
索パターンが検出されたか否かを判断する。この場合、
故障しているインターフェイスIC242は、スイッチ
262がOFFされて共通バスと切り離されているの
で、他のPKGから共通バス121に送出される探索パ
ターンをTSW部16のパターンデテクタ48で検出す
ることができる。次に、制御部18は、次のPKG(P
KG#3)のスイッチ263をOFFし、他のPKGの
スイッチを全てONし、そのスイッチがONされたPK
Gにおけるパターンジェネレータ201、202、及び
204(図2では図示省略している)〜20nから探索
パターンを共通バス121に順番に送出していって、T
SW部16のパターンデテクタ48で探索パターンが検
出されたか否かを判断する。この場合、故障しているイ
ンターフェイスIC242は、スイッチ262がONさ
れて共通バス121に接続されているので、グラウンド
レベルに落ちてしまい、TSW部16のパターンデテク
タ48で探索パターンを検出することができない。
【0012】このように、制御部18は、共通バスに接
続された複数のPKGのうち、スイッチを用いて共通バ
スから1つだけ切り離したPKGを順番にずらしていく
と共に、共通バスに接続されている他のPKGからは順
番に探索パターンを出力して、TSW部16で探索パタ
ーンが検出されたか否かの判断を最後まで繰り返し行う
ように制御が行われる。その結果、故障したPKGが共
通バスに接続されている時にTSW部16のパターンデ
テクタ48で探索パターンが検出できなくなることか
ら、探索パターンの検出結果に基づいて、探索パターン
が検出できなくなったときにスイッチがONされている
PKGのデータ出力側が故障していることがわかる。従
って、スイッチのON/OFF状態と探索パターンの検
出結果を確認するだけで故障箇所を正確かつ迅速に特定
することができる。 (PKGのデータ入力側の故障箇所の探索処理)伝送装
置10に故障のない通常時においては、制御部18は、
共通バス124〜126に接続された全てのPKG14
1〜14nのデータ入力側のスイッチ281〜28nを
全てON(閉状態)にすると共に、TSW部16のセレ
クタ42およびインターフェイスIC44を介してパラ
レルデータを共通バスに送出することにより、データ伝
送が行われている。
【0013】ここで、図3に示すように、PKG142
におけるデータ入力用のインターフェイスIC302が
故障してグラウンドレベルに落ちた状態になると、この
インターフェイスIC302が接続されている共通バス
にTSW部16からデータが送出されてもグラウンドレ
ベルに落ちてしまうため、この共通バスを使ってデータ
を伝送することができなくなる。この場合も、故障が発
生したことを検知する方法として、上記と同様に故障検
出用データが挿入されたデータを基本クロックの立ち上
がりタイミングなどに合わせて定期的にデータを伝送
し、この故障検出用データが検出されない場合が発生し
たとすると、伝送装置内のどこかで故障が発生したと判
断して、次に述べる故障箇所探索動作に入る。故障箇所
探索動作は、まず、図3の制御部18がPKG141の
スイッチ281をOFFにし、他のPKGのスイッチ2
82〜28nを全てONにした状態で、TSW部16の
パターンジェネレータ40からセレクタ42及びインタ
ーフェイスIC44を介して共通バス124に探索パタ
ーンを送出する。そして、スイッチ282〜28nがO
NされたPKGのパターンデテクタ322〜32nにお
いて探索パターンが検出されたか否かを判断する。この
場合、故障しているインターフェイスIC302と共通
バス124とを接続するスイッチ282がONされてい
るため、共通バスがグラウンドレベルに落ちてしまい、
探索パターンの検出を行う全てのパターンデテクタ32
2〜32nにおいて探索パターンを検出することができ
ない。
【0014】次に、制御部18は、スイッチ281をO
Nし、スイッチ282をOFFし、スイッチ283(図
3では図示省略している)〜28nまでを全てONにし
た状態で、TSW部16のパターンジェネレータ40か
ら共通バス124に探索パターンを送出し、スイッチを
ONにしたPKGのパターンデテクタ321、及び32
3(図3では図示省略している)〜32nにおいて探索
パターンが検出されたか否かを判断する。この場合、故
障しているインターフェイスIC302と共通バス12
4〜126とを接続するスイッチ282がOFFされ、
それ以外のスイッチはONされているため、共通バスが
正常化されて、探索パターンの検出を行う全てのパター
ンデテクタ321、及び323〜32nにおいて探索パ
ターンを検出することができる。次に、制御部18は、
スイッチ282をONし、スイッチ283をOFFする
ことにより、スイッチ283以外は全てONされた状態
として、TSW部16のパターンジェネレータ40から
共通バス124に対して探索パターンを送出し、スイッ
チがONされているPKGのパターンデテクタ321、
322、及び324(図3では図示省略している)〜3
2nにおいて探索パターンが検出されたか否かを判断す
る。この場合、故障しているインターフェイスIC30
2と共通バス124とを接続するスイッチ282がON
されているため、共通バスがグラウンドレベルに落ちて
しまい、探索パターンを検出する全てのパターンデテク
タ321、322、及び324〜32nにおいて探索パ
ターンを検出することができない。
【0015】このように、制御部18は、TSW部のパ
ターンジェネレータ40から共通バスへ探索パターンを
送出している状態で、複数のPKGのインターフェイス
部分に設けられたスイッチ281〜28nを用いて共通
バスから1つだけ切り離したPKGを順番にずらしてい
くと共に、共通バスに接続されている他のPKGのパタ
ーンデテクタにより探索パターンが検出されたか否かの
判断を最後まで繰り返し行うように制御する。その結
果、故障したPKGが共通バスに接続されている時は、
それ以外のPKGのパターンデテクタにおいてTSW部
から共通バスに送出された探索パターンを検出すること
ができなくなることから、その探索パターンの検出結果
に基づいて、探索パターンが検出できなくなったときに
スイッチがOFFされているPKGのデータ入力側が故
障していることがわかる。従って、PKGのスイッチの
ON/OFF状態と探索パターンの検出結果を確認する
だけで、PKGのデータ入力側の故障箇所を正確かつ迅
速に特定することができる。以上説明したように、本実
施の形態によれば、BWB上の共通バスに接続された複
数のプリント基板のうち、一部のインターフェイスIC
などの故障により伝送装置全体がダウンする場合が生じ
たとしても、制御部により各PKGのインターフェイス
部分に設けられたスイッチを順番にON/OFF制御し
ながら、PKGとTSW部との間で探索パターンをやり
取りするという簡単な故障箇所探索を行うだけで、故障
箇所を正確かつ迅速に特定することが可能となり、ダウ
ンしたシステムを早期に復旧させることができる。な
お、上記実施の形態では、図2及び図3において、共通
バス121と124に接続された各PKGのデータ出力
側とデータ入力側のインターフェイスICの故障箇所を
探索する場合を説明したが、図1に示すように、上記以
外の共通バス122や123、あるいは、125や12
6に接続された各PKGのデータ出力側とデータ入力側
のインターフェイスICの故障箇所を探索する場合も上
記と同様の手順で行うようにする。その際、図1のPK
G内のセレクタ22とTSW部16内のセレクタ42と
を用いて、探索パターンを送出する共通バスを選択して
から行えば良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、第1パターン検出手段によるパターン検
出結果に基づいてデータ出力側が故障しているプリント
基板を迅速かつ正確に特定することができる。請求項2
に記載の発明によれば、故障したプリント基板を特定す
ると共に、そのプリント基板のデータ出力側の故障箇所
まで特定することができる。請求項3に記載の発明によ
れば、第2パターン検出手段によるパターン検出結果に
基づいてデータ入力側が故障しているプリント基板を迅
速かつ正確に特定することができる。請求項4に記載の
発明によれば、故障したプリント基板を特定すると共
に、そのプリント基板のデータ入力側の故障箇所まで特
定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る伝送装置の概略構成を説明
するブロック図である。
【図2】図1の伝送装置において共通バスに接続された
PKGのデータ出力側の故障箇所探索に関係する部分を
抜き出した図である。
【図3】図1の伝送装置において共通バスに接続された
PKGのデータ入力側の故障箇所探索に関係する部分を
抜き出した図である。
【図4】従来の共通バス方式を用いた伝送装置の概略構
成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
10 伝送装置、 12 バックワイヤードボード(BWB)、 121、122、123、124、125、126
バス、 141、142〜14n プリント基板(PKG)、 16 タイムスイッチ部(TSW部)、 18 制御部、 20、40 パターンジェネレータ(PG)、 22、42 セレクタ(SEL)、 221、222〜22n セレクタ(SEL)、 24、30、44、46 インターフェイスIC、 241、242〜24n インターフェイスIC、 301、302〜30n インターフェイスIC、 26、28 スイッチ、 261、262〜26n スイッチ、 281、282〜28n スイッチ、 32、48 パターンデテクタ(PD)、 321、322〜32n パターンデテクタ(P
D)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ交換用のバスが配置されたマザー
    ボードに対して複数のプリント基板を任意の位置で接続
    し、データ交換手段を介してデータ交換を行う伝送装置
    において、 前記マザーボード上のバスに接続される前記各プリント
    基板のインターフェイス部分に設けられ、出力データの
    ON/OFF制御を行う第1開閉手段と、 前記各プリント基板に設けられ、前記第1開閉手段を介
    して前記マザーボード上のバスにプリント基板の故障箇
    所を探索するための探索パターンを送出する第1パター
    ン発生手段と、 前記第1パターン発生手段から前記マザーボード上のバ
    スに送出された探索パターンを前記データ交換手段にて
    検出する第1パターン検出手段と、 あるプリント基板の第1開閉手段をOFFし、それ以外
    のプリント基板の第1開閉手段をONした状態で順番に
    前記第1パターン発生手段から探索パターンを送出して
    前記第1パターン検出手段でパターン検出を行い、第1
    開閉手段をOFFするプリント基板を順次変えながらパ
    ターン検出を行うように制御する制御手段と、 前記第1パターン検出手段によるパターン検出結果に基
    づいて故障しているプリント基板を特定することを特徴
    とする伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記マザーボード上のバスがパラレルバ
    スで構成され、前記第1パターン発生手段から何れのパ
    ラレルバスに探索パターンを送出するかを選択する第1
    選択手段をさらに備え、 前記制御手段は、故障箇所探索時に前記第1選択手段の
    切り換え制御を合わせて行うことを特徴とする請求項1
    記載の伝送装置。
  3. 【請求項3】 データ交換用のバスが配置されたマザー
    ボードに対して複数のプリント基板を任意の位置で接続
    し、データ交換手段を介してデータ交換を行う伝送装置
    において、 前記マザーボード上のバスに接続される前記各プリント
    基板のインターフェイス部分に設けられ、入力データの
    ON/OFF制御を行う第2開閉手段と、 前記データ交換手段に設けられ、前記マザーボード上の
    バスにプリント基板の故障箇所を探索するための探索パ
    ターンを送出する第2パターン発生手段と、 前記第2パターン発生手段から前記マザーボード上のバ
    スに送出された探索パターンを前記各プリント基板の前
    記第2開閉手段を介して検出を行う第2パターン検出手
    段と、 あるプリント基板の第2開閉手段をOFFし、それ以外
    のプリント基板の第2開閉手段をONした状態で前記第
    2パターン発生手段から探索パターンを送出して、第2
    開閉手段がONされた各プリント基板の第2パターン検
    出手段でパターン検出を行い、第2開閉手段をOFFす
    るプリント基板を順次変えながらパターン検出を行うよ
    うに制御する制御手段と、 前記第2パターン検出手段によるパターン検出結果に基
    づいて故障しているプリント基板を特定することを特徴
    とする伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記マザーボード上のバスがパラレルバ
    スで構成され、前記第2パターン発生手段から何れのパ
    ラレルバスに探索パターンを送出するかを選択する第2
    選択手段をさらに備え、 前記制御手段は、故障箇所探索時に前記第2選択手段の
    切り換え制御を合わせて行うことを特徴とする請求項3
    記載の伝送装置。
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