JP2001005664A - 演算処理装置 - Google Patents
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Abstract
では、それらの複数の演算結果は異なるレジスタに格納
される必要があった。ところが、もしその複数の演算結
果の格納する必要がある演算精度がそのレジスタのビッ
ト幅より小さく、複数の演算結果を1つのレジスタに格
納できる場合でも複数のレジスタにその結果を格納する
必要があった。そのために、必要以上のレジスタを消費
することになり、レジスタの使用効率が低減していた。 【解決手段】複数の演算処理における演算結果の書き込
み先レジスタが一致したとき、それらの複数の演算結果
をまとめた1つの値をそのレジスタに書き込むことによ
り、1つのレジスタに複数の演算結果を書き込む。
Description
し、特に複数の命令を同時に実行できる演算処理装置の
構成に関する。
法として、複数の命令を同時に実行する並列処理方式が
提案されている。
g instruction word)方式が提案されている。これは、
プログラムに並列実行できる命令を示すための情報を含
めることによって、命令デコーダの複雑さを低減させる
ための手法である。例えば、「MICROPROCESSOR REPORT
Vol.8, No.2, February 14, 1994, pp.18-21」にはVL
IW方式のプロセッサが説明されている。
を同時に実行する並列処理方式では、従来、同時に実行
される複数の命令は独立に処理されていた。例えば、特
開平4−238537号公報の図6に開示されているよ
うに、処理手段は同時実行することができる命令毎に独
立に用意されていた。
数の処理手段によって得られた演算結果の格納先として
指定されたレジスタが同じレジスタであった場合、従
来、それらの演算結果のうち1つを優先させてそのレジ
スタに格納するか、片方の演算結果を遅らせて書き込む
か、もしくは、この様にレジスタが重複する様なコード
が作られること自体を禁止していたかのいずれかであっ
た。
を同時に実行する並列処理方式において、演算の結果を
書き込むレジスタの構成の例を示す。命令コード1はデ
コーダ3でデコードされ、演算器5を駆動する。同様
に、命令コード2はデコーダ4でデコードされ演算器6
を駆動する。演算器5、演算器6のそれぞれの演算結果
はセレクタ7,8によって選択され、レジスタ9,10
に書き込まれる。
デコードされた結果、演算器5で演算された結果をレジ
スタ9に書き込む様に指定されていると、セレクタ7は
演算器5の結果を通過させる様に設定される。
れた結果、演算器6で演算された結果をレジスタ9に書
き込む様に指定されていると、セレクタ7は演算器6の
結果を通過させる様に設定される。もし、デコーダ3,
4の双方のデコードの結果、書き込み先のレジスタが一
致した場合、例えば、双方ともレジスタ9に書き込む様
に指示されていた場合、通常、どちらか片方の結果だけ
をレジスタ9に書き込む様に設計されているか、また
は、双方の結果とも書き込まれないかのどちらかであっ
た。
示に対する、レジスタ9、レジスタ10に書き込まれる
内容の例を表にしたものを示す。この場合、命令1に指
示されている結果の書き込みのほうが、命令2に指示さ
れている結果の書き込みに優先している。
算処理装置の第1の問題点は、レジスタの使用効率が低
減することである。
に、複数の演算を同時に実行するとき、それらの演算結
果の書き込み先レジスタが同じであると、片方の結果し
か書き込まれないか、両方の結果が書き込まれないかど
ちらかであったため、同時実行する命令では異なるレジ
スタに対して書き込むようにコードを記述する必要があ
るが、このとき、必要なビット精度がそのレジスタのビ
ット幅より(例えば半分より)小さく、全ての演算結果
を1つのレジスタに収めることができるような場合で
も、この演算の数だけ書き込むためのレジスタを必要と
するからである。
することである。
た複数の演算結果は、メモリに保存するときも複数のレ
ジスタの内容をメモリに保存する必要があり、そのた
め、メモリストア命令を複数回用いて書き込むため、必
要命令数の増大、処理効率の低下を招いていた。
にある。つまり、レジスタの使用効率を高め、それによ
りメモリに対するストア処理を減らし、その結果、処理
効率が向上されることを目的とする。
は、複数の命令を同時に実行させることができる演算処
理装置において、同時に実行される複数の命令のレジス
タ番号を比較し、その比較結果によりそれらの命令によ
って行われる演算の種類を変化させる構成である。
対象の前記レジスタ番号が書き込み先レジスタの番号で
ある構成とすることもできる。
時に実行される複数の命令の前記書き込み先レジスタ番
号が一致したときに、それらの命令によって得られる複
数の演算結果に一定の演算を行うことによって得られる
1つの演算結果を、それらの命令によって指定された1
つの書き込み先レジスタに書き込む構成とすることもで
きる。
つの演算結果が、もとの複数の演算結果の一部の複数ビ
ットを連結したものであることを特徴とする。
記1つの演算結果が、もとの複数の演算結果に対して丸
め処理を行ったあと、その結果の一部の複数ビットを連
結したものであるという特徴を有する。そして、前記1
つの演算結果が、もとの複数の演算結果を加算したもの
であるという特徴を有し、さらに、前記1つの演算結果
が、もとの複数の演算結果の論理和であるという特徴を
有する。
の演算結果が、もとの複数の演算結果の論理積であると
いう特徴を有する。
は、同時に実行される複数の演算器から出力される演算
結果を1つの結果にまとめ、1つのレジスタに格納する
ことによって、演算の結果の格納に必要なレジスタの数
が減りレジスタの使用効率が向上する。また、この結果
をメモリに格納するときに、複数のレジスタの値をメモ
リに格納するより、1つのレジスタの値を格納する方が
ストア命令の数が減り、処理効率も向上する。
て図面を参照して説明する。本発明の第1の実施の形態
の演算処理装置のブロック図を図1に示す。
形態の演算処理装置は、命令コードを解析するためのデ
コーダ回路3,4と、演算器5,6と、演算器の結果を
書き込むレジスタを選択するためのセレクタ7,8と、
演算器の結果を書き込むレジスタ9,10を備えてい
る。
ダ回路3,4から出力される書き込み先レジスタ番号を
比較して、そのレジスタ番号が一致したら、一致信号を
出力するレジスタチェック回路11と、演算器5,6の
結果を演算し1つの結果を出力する演算器12と、演算
器5と演算器12の結果を選択するセレクタ13を備え
る。
のデコード結果によって演算器5を駆動する。同様に、
命令コード2はデコーダ4に入力され、そのデコード結
果によって演算器6を駆動する。演算器5の結果と演算
器6の結果は、演算器12に入力され、その出力結果
は、セレクタ13により演算器5の出力結果と選択され
る。セレクタ13、および演算器6の出力結果はセレク
タ7、8によって選択され、レジスタ9またはレジスタ
10に書き込まれる。
1の結果によってどちらの入力を選択するかが決定さ
れ、セレクタ7、8はデコーダ3およびデコーダ4の解
釈結果により、選択される入力データが決定される。
明を行う。
に書き込まれる様に指定され、命令2により、演算結果
がレジスタ10に書き込まれる様に指定されていると
き、演算器5の出力結果はセレクタ13、セレクタ7を
通過し、レジスタ9に書き込まれ、演算器6の出力結果
はセレクタ8を通過し、レジスタ10に書き込まれる。
0に書き込まれる様に指定され、命令2により演算結果
がレジスタ9に書き込まれる様に指定されているとき、
演算器5の出力結果はセレクタ13、セレクタ8を通過
し、レジスタ10に書き込まれ、演算器6の出力結果は
セレクタ7を通過し、レジスタ9に書き込まれる。
とも、演算結果をレジスタ9に書き込む様に指定されて
いたとすると、演算器5の出力結果および演算器6の出
力結果は演算器12に入力され、その結果はセレクタ1
3、セレクタ7を通過し、レジスタ9に書き込まれる。
令1、命令2の書き込み先の指示に対する、レジスタ
9、レジスタ10に書き込まれる内容の例を表にしたも
のを示す。
例を示す。
処理を示している。例えば、演算器5、6の結果(結果
1、結果2)がそれぞれ32ビットであり、そのうち保
存する必要があるビット精度は双方とも16ビットであ
るとき、結果1、結果2から必要なビット列だけを切り
だし、16ビットの精度を持つ結果3、結果4を生成す
る。
の連結結果である32ビットのデータを出力する。この
演算を行うことによって、2つの演算の結果を1つのレ
ジスタに格納でき、それによってレジスタ使用効率が向
上し、レジスタの値をメモリに格納するための命令数が
低減できるため、処理効率が向上する。
して、丸め・連結処理を示している。例えば、演算器
5、6の結果(結果1、結果2)がそれぞれ32ビット
であるとき、その演算結果を16ビットに丸めて、16
ビットの精度を持つ結果3、結果4を生成する。
の連結結果である32ビットのデータを出力する。この
演算を行うことによって、同時に丸め処理を行うことが
できるため処理効率が向上し、また、図2の処理と同様
に2つの演算の結果を1つのレジスタに格納できるため
にレジスタの使用効率が向上する。
して、加算処理を示している。32ビットの演算結果2
つ(結果1、結果2)を加算した32ビットの結果を出
力する。これにより、同時に加算処理を行うことができ
るため、このような演算処理が必要な場合、処理効率が
向上する。
して、論理積演算を、図6は演算器12の演算処理の他
の例として、論理和演算を示している。これらの場合も
図4と同様に、これらの演算が必要な場合、同時に論理
積演算または論理和演算を行うことができるため、処理
効率が向上する。
と本発明の演算処理装置の書き込み先レジスタの違いに
よる書き込み動作の違いを簡単にまとめてある。
き込み演算器6の結果をレジスタ10に書き込む場合を
示しており、この場合、書き込み先レジスタが異なるた
め、従来の演算処理装置も、本発明の演算処理装置も動
作は同じである。
合の従来の演算処理装置の動作を示しており、従来の演
算処理装置の場合どちらかの演算器の結果が優先されて
書き込まれるため、この場合、演算器5の結果がレジス
タ9に書き込まれ、演算器6の結果は破棄されている。
合の、本発明の演算処理装置の動作を示しており、書き
込み先レジスタが一致したときだけ、演算器5、演算器
6の結果を入力した演算器12の結果がそのレジスタに
書き込まれる。次に、本発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
のブロック図を図12に示す。
の形態の演算処理装置は、図1の実施の形態との違い
は、レジスタチェック回路11によって生成される一致
信号が演算器5、演算器6に接続されていることであ
る。汎用レジスタ14は、図1のセレクタ7,8、レジ
スタ9,10より一般的な場合について示したものであ
る。もしレジスタ番号が一致して、一致信号がアクティ
ブになると、演算器5,6は演算の種類を変える。
れ、1つの演算結果が出力され、この演算結果は、汎用
レジスタ14の指定されたレジスタ番号のレジスタに書
き込まれる。この場合、演算器5,6に一致信号を入力
することによって、演算器5,6の演算資源を使用して
レジスタが一致したときの演算を行うことができるた
め、図1の実施の形態の場合より省トランジスタ数化、
高速化を実現できる場合がある。
丸め・連結処理であるときの図1の実施の形態と同様な
演算を行い、省トランジスタ数化、高速化を実現できる
図12の実施の実施の形態より具体的な例を図13に示
す。
て最終加算部から形成されており、この図でいうと、部
分積生成・加算部19、20と3入力加算器23、24
が2つの乗算器を形成している。
器で、通常の加算器にキャリー・セーブ・アダーを1段
追加したものであり、通常の加算器に比べトランジスタ
数の増加、遅延時間の増加はわずかなものである。
が一致し、レジスタチェック回路18から一致信号が出
力されると、セレクタ21、セレクタ22から出力され
る値が、0x00008000となり、この値が3入力加算器2
3、24に入力され、部分積生成・加算部19、20か
ら出力される部分積加算値と加算される。この加算を行
うことによって、下位から16ビットの値を丸めたこと
になる。そして、3入力加算器23の上位16ビットと
3入力加算器24の上位16ビットを連結した値を汎用
レジスタに書き込むことによって2つの乗算の結果の下
位16ビットを丸めた結果2つを、1つのレジスタに書
き込むことができる。
タに書き込むことができ、レジスタの高使用効率化が実
現できる。
は、レジスタの使用効率を高めることができることであ
る。
ジスタに格納することができる様になり、結果を格納す
るのに必要なレジスタの数を減らすことができるからで
ある。
ことができることである。
に格納することにより、レジスタの値をメモリに保存す
る場合に必要なストア命令の回数が減るからである。
すブロック図である。
る。
る。
る。
る。
る。
処理装置の動作を示すブロック図である。
が一致した場合の動作を示すブロック図である。
タが一致した場合の動作を示すブロック図である。
タと実際に書き込まれる値の関係を示す表である。
スタと実際に書き込まれる値の関係を示す表である。
示すブロック図である。
り具体的な例を示すブロック図である。
図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の命令を同時に実行させることがで
きる演算処理装置において、同時に実行される複数の命
令のレジスタ番号を比較し、その比較結果によりそれら
の命令によって行われる演算の種類を変化させることを
特徴とする演算処理装置。 - 【請求項2】 比較する対象の前記レジスタ番号が書き
込み先レジスタの番号であることを特徴とする請求項1
記載の演算処理装置。 - 【請求項3】 同時に実行される複数の命令の前記書き
込み先レジスタ番号が一致したときに、それらの命令に
よって得られる複数の演算結果に一定の演算を行うこと
によって得られる1つの演算結果を、それらの命令によ
って指定された1つの書き込み先レジスタに書き込むこ
とを特徴とする請求項2記載の演算処理装置。 - 【請求項4】 前記1つの演算結果が、もとの複数の演
算結果の一部の複数ビットを連結したものであることを
特徴とする請求項3記載の演算処理装置。 - 【請求項5】 前記1つの演算結果が、もとの複数の演
算結果に対して丸め処理を行ったあと、その結果の一部
の複数ビットを連結したものであるという特徴をもった
請求項3記載の演算処理装置。 - 【請求項6】 前記1つの演算結果が、もとの複数の演
算結果を加算したものであるという特徴をもった請求項
3記載の演算処理装置。 - 【請求項7】 前記1つの演算結果が、もとの複数の演
算結果の論理和であるという特徴をもった請求項3記載
の演算処理装置。 - 【請求項8】 前記1つの演算結果が、もとの複数の演
算結果の論理積であるという特徴をもった請求項3記載
の演算処理装置。
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JPH0820949B2 (ja) * | 1991-11-26 | 1996-03-04 | 松下電器産業株式会社 | 情報処理装置 |
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1999
- 1999-06-24 JP JP17783899A patent/JP3475860B2/ja not_active Expired - Fee Related
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2000
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