JP2001005350A - 画像記録装置及びその制御方法 - Google Patents

画像記録装置及びその制御方法

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JP2001005350A
JP2001005350A JP11172632A JP17263299A JP2001005350A JP 2001005350 A JP2001005350 A JP 2001005350A JP 11172632 A JP11172632 A JP 11172632A JP 17263299 A JP17263299 A JP 17263299A JP 2001005350 A JP2001005350 A JP 2001005350A
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relay
controlling
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Kazuma Yamamoto
和馬 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部の商用電源等から画像記録動作用の複数
の駆動電圧を生成する多出力電源を備えた画像記録装置
において、待機時の電力損失を抑え、且つ部品点数が少
なく、小型化、コストダウンを可能にする。 【解決手段】 商用電源1からの電力供給を遮断するた
めのリレー300を設け、このリレー300を定着器の
加熱手段(ヒータ)400への駆動電圧を遮断するため
のリレーと共用にする。そして、画像記録制御を司るエ
ンジンコントローラ200からの遮断信号により、待機
時等にはトランジスタ601をオンさせてリレー300
を駆動し、少なくとも一つのコンバータへの電力供給を
遮断し、コンバータ動作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に多出力電源を
有した電子写真方式の画像記録装置及びその制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は一般的な電子写真方式の画像記録
装置の電源系の構成を示す回路図である。同図におい
て、1は商用交流電源で、その交流はダイオードブリッ
ジ2により整流され、更にその直流はコンデンサ3によ
り平滑されて、二つのコンバータに供給される。
【0003】すなわち、10,110は各々のコンバー
タのトランスで、それぞれ一次巻線27,127、二次
巻線28,128及び制御巻線29,129が設けられ
ており、一次巻線27,127にはスイッチング素子で
あるMOSFET7,107が接続されている。コンバ
ータの一次側において、4,104はFET7,107
をオン(ON),オフ(OFF)させる制御用ICから
成るドライブ回路、5,105は抵抗であり、コンバー
タの二次側において、16,116は整流用のダイオー
ド、20,120は平滑用のコンデンサであり、上段の
一方のコンバータからは+24Vの直流電圧が出力さ
れ、下段のもう一方のコンバータからは+3.3Vの直
流電圧が出力される。
【0004】また、各コンバータの制御巻線29,12
9には、整流用のダイオード9,109及び平滑用のコ
ンデンサ8,108と抵抗6,106が接続されてお
り、その直流出力(Vcc)はドライブ回路4,104
に供給される。ドライブ回路4,104にはまたホトカ
プラ12,112のホトトランジスタが接続されてお
り、ホトカプラ12,112の発光ダイオードのアノー
ド側は二次側の出力端子と抵抗23,123を介して接
続され、カソード側には定電圧ダイオード24,124
が接続されていて、そのゲート端子に二次側出力を抵抗
21,121と22,122で分圧した出力(ref)
が入力される。
【0005】また図4中、200は画像記録装置のエン
ジンコントローラ、300は電源遮断用のリレーで、リ
レーコイルはエンジンコントローラ200により制御さ
れるトランジスタ301と接続され、リレー接点は定着
器の加熱手段400及びトライアック500と商用電源
1との間に接続されている。600は上段のコンバータ
の一次側の直流電源入力ラインにリレー接点が介装され
た電源遮断用のリレーで、リレーコイルはエンジンコン
トローラ200により制御されるトランジスタ601と
接続されている。
【0006】上記構成の回路において、加熱手段400
やトライアック500の故障の際には、リレー300に
よりAC電圧が加熱手段400へ印加されないようにす
る。このとき、エンジンコントローラ200は、トラン
ジスタ301をオン,オフすることによりリレー300
をオン,オフする。またエンジンコントローラ200
は、プリンタエンジンの駆動、エンジンの制御及び加熱
手段400のヒータの通電量をコントロールするための
ヒータ駆動回路の制御や、各リレー300,600の制
御をしている。
【0007】リレー600は、24V電源への電力供給
を遮断するためのものであり、エンジンコントローラ2
00はプリンタが待機状態になってから一定時間経過し
た後にトランジスタ601をオフしてリレー600を切
り、24V電源への電力供給を遮断する。また、実際の
印字動作に入るときは、トランジスタ601をオンして
リレー600を入れ、24V電源への電力供給を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な電源回路を用いた画像記録装置にあっては、電源遮断
用の回路部品が多く、また素子点数の増大に伴ってコス
トアップとなり、実装面の増大化や装置の大型化の問題
があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、待機時の電力損失を抑えることができ
るとともに、部品点数が少なく、実装面積を小さくで
き、装置の小型化を図ることが可能な画像記録装置及び
その制御方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像記録装
置及びその制御方法は、次のように構成したものであ
る。
【0011】(1)画像記録動作を制御する画像記録制
御手段と、外部電源から画像記録動作用の駆動電圧を生
成する複数のコンバータを有した多出力電源と、前記外
部電源からの電力供給を遮断するための遮断手段とを有
し、前記画像記録制御手段からの遮断信号に従って前記
遮断手段により少なくとも一つのコンバータへの動作電
力を遮断させるようにした。
【0012】(2)上記(1)の構成において、遮断手
段により定着器へ駆動電圧を出力するコンバータへの動
作電力を遮断するようにした。
【0013】(3)画像記録動作を制御する画像記録制
御手段と、外部電源から画像記録動作用の駆動電圧を生
成する複数のコンバータを有した多出力電源と、前記外
部電源からの電力供給を遮断するための遮断手段とを有
し、前記画像記録制御手段からの遮断信号に従って前記
遮断手段により少なくとも一つのコンバータの動作を停
止させるようにした。
【0014】(4)上記(3)の構成において、遮断手
段により定着器へ駆動電圧を出力するコンバータの動作
を停止するようにした。
【0015】(5)画像記録動作を制御する画像記録制
御手段と、外部電源から画像記録動作用の駆動電圧を生
成する複数のコンバータを有した多出力電源と、前記外
部電源からの電力供給を遮断するための遮断手段とを有
した画像記録装置の制御方法であって、前記画像記録制
御手段からの遮断信号に従って前記遮断手段により少な
くとも一つのコンバータへの動作電力を遮断させるよう
にした。
【0016】(6)上記(5)の構成において、遮断手
段により定着器へ駆動電圧を出力するコンバータへの動
作電力を遮断させるようにした。
【0017】(7)画像記録動作を制御する画像記録制
御手段と、外部電源から画像記録動作用の駆動電圧を生
成する複数のコンバータを有した多出力電源と、前記外
部電源からの電力供給を遮断するための遮断手段とを有
した画像記録装置の制御方法であって、前記画像記録制
御手段からの遮断信号に従って前記遮断手段により少な
くとも一つのコンバータの動作を停止させるようにし
た。
【0018】(8)上記(7)の構成において、遮断手
段により定着器へ駆動電圧を出力するコンバータの動作
を停止させるようにした。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面につ
いて説明する。
【0020】〔第1の実施例〕図1は本発明の第1の実
施例の構成を示す回路図であり、画像記録装置の電源回
路を示し、図4と同一符号は同一構成要素を示してい
る。
【0021】図1の回路においては、電源の遮断手段で
あるリレー300の接点が商用交流電源1とダイオード
ブリッジ2との間の交流電源入力ラインに介装されてお
り、そのリレー接点を介してトライアック500から定
着器の加熱手段(ヒータ)400に駆動電力が供給され
るようになっている。また、下段のコンバータには、リ
レー300を介することなくダイオードブリッジ102
により整流されコンデンサ103により平滑された直流
が供給されるようになっている。なお、その他の構成は
図4と同一であるので説明は省略する。
【0022】上記構成の装置では、外部電源である商用
交流電源1から画像記録動作用の駆動電圧(直流電圧)
を生成する複数(ここでは二つ)のコンバータを有した
多出力電源を備えており、また商用交流電源1からの電
力供給を遮断するための遮断手段としてリレー300を
備えている。そして、画像記録動作を制御する画像記録
制御手段であるエンジンコントローラ200からの遮断
信号に従って上記リレー300により少なくとも一つの
コンバータへの動作電力が遮断される。本実施例では、
エンジンコントローラ200からの遮断信号によりトラ
ンジスタ601がオンとなり、リレー300が作動して
上段のコンバータのみ電力供給が遮断され、コンバータ
動作が停止する。
【0023】ここで、本実施例では、図4の従来例のよ
うに24V電源を遮断するリレー600を個別に持たず
に、定着器の加熱手段400への駆動電圧を遮断するた
めのリレー300を兼用(共用)している。
【0024】このため、待機時の電力損失を抑えること
ができるとともに、部品点数が少なく、実装面積を小さ
くでき、装置の小型化及びコストダウンを図ることがで
きる。
【0025】また、省エネルギーモードへの切り替えは
エンジンコントローラ200が行うが、画像記録装置が
待機状態になってから一定時間後にリレー300をオフ
して24V電源への交流電源1からの電力供給を遮断す
る。このとき、リレー300の電源は従来のように24
Vを用いるのではなく3.3Vもしくはその他制御用電
源(スタンバイ時に落とさない電圧)を用い、省エネル
ギーモードからの復活はエンジンコントローラ200が
リレー300をオンすることによって行う。
【0026】このように、従来と比較して3.3V電源
にはダイオードブリッジ102及び平滑用のコンデンサ
103が追加になるものの、リレー及びリレーをドライ
ブするためのトランジスタなどが必要なくなるため、コ
ストダウン、実装面積の縮小が可能となる。
【0027】なお、図1の回路ではフライバック方式の
多出力電源について説明してきたが、フライバック方式
以外のフォワード電源、共振電源、シリーズドロッパ、
リンギングチョークコンバータなどについても同様の制
御が可能である。また、リレーの動作はエンジンコント
ローラ200からの指令でなく、ホストコンピュータな
どからの指令でも良い。
【0028】また、本実施例では画像記録装置の加熱手
段400の駆動電圧遮断用のリレーと共用することで説
明してきたが、それ以外に交流電源1を遮断しているも
のと共用するものであっても良い。
【0029】〔第2の実施例〕図2は本発明の第2の実
施例の構成を示す回路図であり、図1と同一符号は同一
構成要素を示している。
【0030】本実施例の上段のコンバータのドライブ回
路4はON/OFF機能付の電源制御用ICから成り、
ON/OFF端子がH(一定電圧より高いレベル)のと
き電源制御ICは動作する。逆にON/OFF端子がL
(一定電圧より低いレベル)のとき電源制御ICは動作
停止する。
【0031】上記の回路において、プリント時はエンジ
ンコントローラ200はリレー300を導通状態にす
る。このとき、ドライブ回路4の電源制御用ICのON
/OFF端子は交流電源1、抵抗310、ダイオード3
11、抵抗312、コンデンサ313によってHとな
り、24V電源のコンバータの動作を開始する。また、
スタンバイ時より一定時間経過後エンジンコントローラ
200はリレー300を遮断状態にする。このとき、ド
ライブ回路4の電源制御用ICのON/OFF端子はL
となり、24V電源のコンバータの動作が停止する。し
たがって、このような構成としても第1の実施例と同様
の作用効果が得られる。
【0032】〔第3の実施例〕図3は本発明の第3の実
施例を示す回路図であり、図1及び図2と同一符号は同
一構成要素を示している。
【0033】上記第2の実施例では、上段のコンバータ
のドライブ回路4がON/OFF機能付の電源制御用I
Cから成る場合について説明したが、図3に示すような
構成でドライブ回路4に電源を与えないようにしても良
い。すなわち商用電源1からリレー300を通して抵抗
310、ダイオード311を経てトランジスタ314に
ベース電流を与えることでドライブ回路4に下段のコン
バータから動作電圧を供給する。このような構成であっ
ても第2の実施例と同等の作用効果を得ることができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
待機時の電力損失を抑えることができるとともに、部品
点数が少なく、実装面積を小さくでき、装置の小型化及
びコストダウンを図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の構成を示す回路図
【図2】 本発明の第2の実施例の構成を示す回路図
【図3】 本発明の第3の実施例の構成を示す回路図
【図4】 従来例の構成を示す回路図
【符号の説明】
1 商用交流電源(外部電源) 2 ダイオードブリッジ 3 コンデンサ 4 ドライブ回路 7 MOSFET 10 トランス 16 ダイオード 20 コンデンサ 102 ダイオードブリッジ 103 コンデンサ 104 ドライブ回路 107 MOSFET 110 トランス 116 ダイオード 120 コンデンサ 200 エンジンコントローラ(画像記録制御装置) 300 リレー(遮断手段) 400 加熱手段 500 トライアック

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像記録動作を制御する画像記録制御手
    段と、外部電源から画像記録動作用の駆動電圧を生成す
    る複数のコンバータを有した多出力電源と、前記外部電
    源からの電力供給を遮断するための遮断手段とを有し、
    前記画像記録制御手段からの遮断信号に従って前記遮断
    手段により少なくとも一つのコンバータへの動作電力を
    遮断させることを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 遮断手段により定着器へ駆動電圧を出力
    するコンバータへの動作電力を遮断することを特徴とす
    る請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 画像記録動作を制御する画像記録制御手
    段と、外部電源から画像記録動作用の駆動電圧を生成す
    る複数のコンバータを有した多出力電源と、前記外部電
    源からの電力供給を遮断するための遮断手段とを有し、
    前記画像記録制御手段からの遮断信号に従って前記遮断
    手段により少なくとも一つのコンバータの動作を停止さ
    せることを特徴とする画像記録装置。
  4. 【請求項4】 遮断手段により定着器へ駆動電圧を出力
    するコンバータの動作を停止することを特徴とする請求
    項3記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 画像記録動作を制御する画像記録制御手
    段と、外部電源から画像記録動作用の駆動電圧を生成す
    る複数のコンバータを有した多出力電源と、前記外部電
    源からの電力供給を遮断するための遮断手段とを有した
    画像記録装置の制御方法であって、前記画像記録制御手
    段からの遮断信号に従って前記遮断手段により少なくと
    も一つのコンバータへの動作電力を遮断させるようにし
    たことを特徴とする画像記録装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 遮断手段により定着器へ駆動電圧を出力
    するコンバータへの動作電力を遮断させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像記録装置の制御方
    法。
  7. 【請求項7】 画像記録動作を制御する画像記録制御手
    段と、外部電源から画像記録動作用の駆動電圧を生成す
    る複数のコンバータを有した多出力電源と、前記外部電
    源からの電力供給を遮断するための遮断手段とを有した
    画像記録装置の制御方法であって、前記画像記録制御手
    段からの遮断信号に従って前記遮断手段により少なくと
    も一つのコンバータの動作を停止させるようにしたこと
    を特徴とする画像記録装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 遮断手段により定着器へ駆動電圧を出力
    するコンバータの動作を停止させるようにしたことを特
    徴とする請求項7記載の画像記録装置の制御方法。
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