JP2001005253A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2001005253A
JP2001005253A JP11172551A JP17255199A JP2001005253A JP 2001005253 A JP2001005253 A JP 2001005253A JP 11172551 A JP11172551 A JP 11172551A JP 17255199 A JP17255199 A JP 17255199A JP 2001005253 A JP2001005253 A JP 2001005253A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルト上にて無駄に形成されること
によるトナーの無駄な消費および飛散を抑制し、ユーザ
ビリティおよび操作性の向上を図る。 【解決手段】 カセット14内の紙残量を紙残量検知機
構30によって検知し、紙残量が5mmを切った時点
で、画像形成間隔を通常の84mmから270mmmに
広げて、紙有り無しセンサ15によるラスト紙検知を可
能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機、プ
リンタ、あるいはファックスなどとされる電子写真方式
のカラー画像形成装置に関し、特に、無端状の中間転写
ベルトを用いて、複数色のトナー像を転写材上に形成す
るカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8には電子写真プロセスを利用した従
来のカラー画像形成装置の一例、本例ではカラーレーザ
ープリンタが概略的に示される。
【0003】このカラーレーザープリンタは、イエロー
Y用、マゼンタM用、シアンC用、およびブラックBk
用の4個の画像形成ステーションY、M、C、Bkを備
えており、各画像形成ステーションY、M、C、Bkは
それぞれ第1の像担持体である感光体ドラム101を有
し、各感光体ドラム101上に形成された画像を、一旦
第2の像担持体である中間転写ベルト106に連続的に
多重転写し、フルカラープリント画像を得る4連ドラム
方式(インライン)プリンタである。なお、各画像形成
ステーションは、主に、感光体ドラム101、一次帯電
ローラ102、現像器105、およびクリーニング装置
104からなる同一構成を備えているので、各構成部材
には同一符号を付す。
【0004】また、本例のカラーレーザープリンタは、
図8に示すように、無端状の中間転写ベルト106が、
駆動ローラ106a、テンションローラ106b、およ
び2次転写対向ローラ106cに図中矢印方向へ回転可
能に張設されている。そして、各感光体ドラム101
は、中間転写ベルト106の平面部分に対して直列に並
置されている。
【0005】中間転写ベルト106の回転方向最上流側
に配置されたイエロー用の画像形成ステーションにおい
て、感光体ドラム1は回転過程で、1次帯電ローラ10
2により所定の極性・電位に一様に帯電処理され、次い
で不図示の画像露光手段(カラー原稿画像の色分解・結
像露光光学系、画像情報の時系列電気デジタル画素信号
に対応して変調されたレーザービームを出力するレーザ
スキャンによる操作露光系など)による画像露光103
を受けることにより目的のカラー画像の第1の色成分像
(イエロー成分像)に対応した静電潜像が形成される。
【0006】次いで、その静電潜像が第1現像器(イエ
ロー現像器)104により第1色であるイエロートナー
により現像される。
【0007】感光体ドラム1上に形成されたイエロー画
像は、中間転写ベルト106との1次転写ニップ部(1
次転写部)N1へ進入する。1次転写ニップ部N1では
中間転写ベルト106の裏側に可撓性電極107を接触
当接させている。可撓性電極107には各ポートで独立
にバイアス印加を可能とするため、1次転写バイアス電
源107aを有している。中間転写ベルト106は1色
目のポートでまずイエローを転写し、次いで先述した工
程を経た、各色に対応する感光体ドラム101より順次
マゼンタ、シアン、ブラックの各色を各ポートで多重転
写する。
【0008】中間転写ベルト106上で形成された4色
フルカラー画像は、2次転写ローラ108と2次転写対
向ローラ106cとが形成する2次転写ニップ部(2次
転写部)N2にて2次転写ローラ108により転写材P
に一括転写され、不図示の定着装置によって溶融定着さ
れ、カラープリント画像を得る。
【0009】2次転写終了後の中間転写ベルト106は
中間転写ベルトクリーナ109によりクリーニングされ
る。
【0010】上記のようなインラインタイプのカラー画
像形成装置は、従来の一旦中間転写体に4色フルカラー
画像を形成し、一括2次転写することによってフルカラ
ープリント画像を得るタイプに比べ、非常に高速でプリ
ントできるという利点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上に
述べたカラー画像形成装置には以下に述べるような弱点
がある。すなわち、B/Wプリンタなどの中間転写体が
ない画像形成装置の場合は、感光体上のレーザー露光位
置から転写ポイントまでの距離を、レジスト位置センサ
から転写ポイントまでの距離よりも長くとることができ
るので、転写材がレジスト位置にきた時点でレーザ露光
して、転写材と画像位置を合わせている。従って、転写
材がない場合、すなわち紙なしの場合はレジスト位置セ
ンサが反応しないため、レーザ露光は行われない。
【0012】中間転写体を用いる画像形成装置の画像形
成タイミングと給紙タイミングの関係を以下に説明す
る。
【0013】中間転写体上に画像形成する場合、プリン
ト開始直後の1枚目の給紙は、1色目のレーザ露光タイ
ミングより前に実施することが可能である。しかし連続
プリント時の給紙は、最大スループットを得るためには
装置構成上、1色目の画像露光タイミングより後になっ
てしまう。実際には、中間転写体上に画像が形成されて
から給紙されることになる。
【0014】特に図8に示した4連ドラムタイプで中間
転写体を用いるインラインタイプの画像形成装置は、1
色目のレーザ露光位置から2次転写ポイントまでの距離
が、転写材の積載保持手段であるカセット内に設けられ
た転写材有無検知手段である紙有り無し検知センサの位
置から2次転写ポイントまでの距離よりも長くなる場合
が多い。このような場合、カセット内で紙すなわち転写
材がないことを検知した時点では、すでに、感光体上、
中間転写体上に画像が形成されていることになる。
【0015】上記中間転写体上に形成されたトナーは、
転写させる紙がないため、量の多い未転写トナー像を中
間転写体クリーナですべて掻き取らねばばならなくな
り、飛散、トナーの無駄、プリント再送要求などといっ
たユーザビリティを著しく損なう、といった問題とな
る。
【0016】従って、本発明の主な目的は、第2の像担
持体上にて無駄に形成されるトナー画像をなくすること
のできるカラー画像形成装置を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、トナーの無駄な消費
および飛散を抑制し、ユーザビリティおよび操作性の向
上を図ることのできるカラー画像形成装置を提供するこ
とである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
カラー画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発
明は、複数の第1の像担持体上に形成されたトナー画像
を順次第2の像担持体に1次転写し、更に2次転写部に
て転写材に2次転写する画像形成装置において、前記第
2の像担持体は複数のトナー画像を担持可能であり、更
に前記2次転写部に搬送される転写材を積載保持する積
載保持手段と、前記積載保持手段に保持される転写材の
量を検知する検知手段と、を有し、前記検知手段の情報
に基づき、前記第2の像担持体上に形成するトナー画像
の間隔を変更することを特徴とするカラー画像形成装置
である。
【0019】第1色目の第1の像担持体上が露光される
位置をL、2次転写部位置をT2、前記積載保持手段中
に配置される転写材有無検知手段の位置をSとし、Lか
らT2までの距離をL−T2、SからT2までの距離を
S−T2としたとき、 L−T2≧S−T2 である場合、前記転写材の量を検知する検知手段の情報
に基づき、前記第2の像担持体上に形成するとトナー画
像の間隔を変更することが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカラー画像形
成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0021】実施例1 本発明の第1実施例について図1〜図4により説明す
る。
【0022】図1には本実施例のカラー画像形成装置で
あるカラーレーザープリンタが示される。
【0023】このカラーレーザープリンタは、イエロー
Y用、マゼンタM用、シアンC用、およびブラックBk
用の4個の画像形成ステーションY、M、C、Bkを備
えており、各画像形成ステーションY、M、C、Bkは
それぞれ第1の像担持体である感光体ドラム1を有し、
各感光体ドラム1上に形成された画像を、一旦第2の像
担持体である中間転写ベルト6に連続的に多重転写し、
フルカラープリント画像を得る4連ドラム方式(インラ
イン)プリンタである。なお、各画像形成ステーション
は、主に、感光体ドラム1、一次帯電ローラ2、現像器
5、およびクリーニング装置4からなる同一構成を備え
ているので、各構成部材には同一符号を付す。
【0024】また、図1に示すように、無端状の中間転
写ベルト6は、駆動ローラ6a、テンションローラ6
b、および2次転写対向ローラ6cに図中矢印方向に回
転可能に張設されている。そして、各感光体ドラム1
は、中間転写ベルト6の平面部分に対して直列に並置さ
れている。
【0025】中間転写ベルト6の回転方向最上流側に配
置された感光体ドラム1は回転過程で、1次帯電ローラ
2により所定の極性・電位に一様に帯電処理され、次い
で不図示の画像露光手段(カラー原稿画像の色分解・結
像露光光学系、画像情報の時系列電気デジタルが疎信号
に対応して変調されたレーザービームを出力するレーザ
スキャンによる操作露光系など)による画像露光3を受
けることにより目的のカラー画像の第1の色成分像(イ
エロー成分像)に対応した静電潜像が形成される。
【0026】次いで、その静電潜像が第1現像器(イエ
ロー現像器)4により第1色であるイエロートナーによ
り現像される。
【0027】感光体ドラム1上に形成されたイエローの
トナー画像は、中間転写ベルト6との1次転写ニップ部
(1次転写部)N1へ進入する。1次転写ニップ部N1
では中間転写ベルト6の裏側に可撓性電極7を接触当接
させている。可撓性電極には各ポートで独立にバイアス
印加を可能とするため、1次転写バイアス電源7aを有
している。中間転写ベルト6には1色目のポートでまず
イエローを転写し、次いで先述した工程を経た、各色に
対応する感光体ドラム1より順次マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各トナー画像が各ポートで多重転写される。
【0028】一方、転写材の積載保持手段であるカセッ
ト14に収容された転写材Pが、ピックアップローラ1
2によって1枚ずつ取り出され、給紙ローラ13および
給紙ガイド11によってレジストローラ10まで搬送さ
れる。次いで、中間転写ベルト6上で形成された4色フ
ルカラー画像とタイミングを合わせられて、2次転写ロ
ーラ8と2次転写対向ローラ6cとが形成する2次転写
ニップ部(2次転写部)N2に給紙される。
【0029】中間転写ベルト6上の4色フルカラー画像
は、2次転写ニップ部N2に給紙された転写材Pに2次
転写ローラ8により一括転写され、不図示の定着装置に
よって溶融定着され、カラープリント画像を得る。
【0030】なお、カセット14の近傍には転写材有無
検知手段である紙有り無し検知センサ15が配置されて
おり、該センサ15は、転写材Pの有り無しを検知する
とともに、本実施例ではラスト紙検知センサとしても機
能している。
【0031】中間転写ベルト6はその上に残留する2次
転写残トナーが中間転写ベルトクリーナ9でブレードク
リーニングされ、つぎの作像工程に備える。
【0032】上記中間転写ベルト6の材質の選定として
は、各色ポートでのレジストレーションを良くするた
め、伸縮する材料は好ましくなく、樹脂系、金属芯体入
りのゴムベルト、あるいは樹脂+ゴムベルトが望まし
い。
【0033】本実施例ではPI(ポリイミド)にカーボ
ン分散し、抵抗を108Ωオーダに制御した樹脂ベルト
を用いた。その厚さは300μm、長手方向長さは32
0mm、全周は1000mmである。
【0034】また、可撓性電極7としては、十分な可撓
性と対摩耗性を有し、低抵抗に制御できるカーボン分散
高密度ポリエチレンを用いた。その抵抗は104Ω以
下、厚さは500μmで、長手方向長さは315mmと
し、感光体ドラム1とのリークを避けている。
【0035】以下、主な作像条件を示す。
【0036】 感光体ドラム上 暗電位(1次帯電による非画像部電位):Vd=−600V 明電位(レーザ露光による画像部電位):Vl=−150V 現像方法: 非磁性1成分ジャンピング現像 現像バイアス: Vdc=−400V Vac=−1800Vpp 周波数2 300Hz プロセス速度: 120mm/sec 1次転写バイアス:1色目 +400V 2色目 +400V 3色目 +400V 4色目 +400V 上記プリンタの普通紙スループットはレターサイズ横
(216mm)送り/24ppmであり、画像形成間隔
は84mmである。
【0037】以下、本発明の特徴部分について説明す
る。
【0038】図2は、中間転写ベルトを用いたインライ
ンカラーレーザープリンタにおける、トナーイメージ
(トナー画像)移動距離と紙搬送距離の関係を示す図で
ある。
【0039】本実施例のレーザープリンタにおいては、
1色目イエローレーザ書き出し位置Lから2次転写ニッ
プ位置T2までの距離:L−T2=700mm、紙有り
無しセンサ15の有り無し検知位置Sから2次転写ニッ
プ位置T2までの距離:S−T2=430mm、と、L
−T2>S−T2の関係があり、その差は270mmで
ある。
【0040】紙有り無しセンサ15は、カセット14内
の転写材である紙Pに対し、給紙出口側20mmのとこ
ろに配置されている。
【0041】本実施例のレーザプリンタで、なんら対策
を講ずることなく連続プリントを行った場合、前述のよ
うにラスト紙検知が遅れるため、270mm−80mm
(画像間距離)=190mmの画像が、中間転写ベルト
6上および感光体ドラム1上に形成されていることとな
る。これらのトナーは、すべて中間転写ベルト6に装着
されている中間転写ベルトクリーナ9によって回収され
る。
【0042】本実施例では、カセット14内で紙残量検
知を行い、紙残量が所定の枚数を切った時点で、中間転
写ベルト6上に形成される画像形成間隔を変更すること
によって、無駄なトナー消費を回避することを目的とす
る。
【0043】この目的を達成するには、画像間距離が2
70mm以上あればよいことが分かる。
【0044】このときのスループットは、120[mm
/s]×60[s]=X[ppm]×(216[mm]
+270[mm])を解くことで得られ、X=14.8
ppm(レターサイズ)となる。
【0045】具体的には、紙残量が所定のレベルを切っ
た時点で、不図示の本体制御用のCPUにより制御され
るレーザ露光書き出しタイミングを変更して、所定の画
像間距離(本実施例においては270mm)に変更し、
スループットを変更する。
【0046】つぎに、本実施例の紙残量検知方法につい
て述べる。
【0047】図3には、図1中のカセット14内の底板
16に連動して稼働する転写材残量検知手段としての紙
残量検知機構が示される。
【0048】紙残量検知機構30は、センサフラグ32
a、32b、32cを有するフラグ31と、センサフラ
グ32a、32b、32cをそれぞれ検知するフォトセ
ンサ33x、33y、33zとを備えている。
【0049】図3(a)において、フラグ31は、図中
不図示のギア列により、底板16と連結しており、底板
16の上下動に連動してカセット14内の紙の量に応じ
て図中矢印の方向に揺動する。
【0050】フラグ31はカセット14内の紙の量に応
じて徐々に図中下方に回転し、センサフラグ32a、3
2b、32cが、おのおの対応するフォトセンサ33
x、33y、33zを切ることになる。
【0051】図3(b)は、カセット14内の紙がなく
なり、フラグ30が回転し最終的な位置まで移動した状
態を示している。
【0052】下記の表1に、センサフラグ32a、32
b、32cがおのおのフォトセンサ33x、33y、3
3zを切る場合、紙残量とどのように対応しているかを
示す。
【0053】
【表1】 表1において、0はセンサオープンの状態で、1はセン
サクローズの状態である。センサフラグが3つあるの
で、9つの紙残量レベルを検出することが可能である。
本実施例で用いたカセット14は、厚さ約60mmの紙
量を積載可能である。Xerox4024 75g/m
2の500枚の厚さは約50mmであり、90g/m2
度の秤量の紙は500枚積載可能である。
【0054】本実施例の紙残量検知機構30において
は、50mm以上の紙残量は1つのレベルで検知し、以
下残量10mmまでは1レベル10mmで検知し、ラス
ト3レベルで、10〜5mm、5〜0mm、紙なしを検
知している。
【0055】本実施例においては、カセット14内の紙
残量が5〜0mmになった状態、表1においては(x,
y,z)=(1,0,1)のときから、画像形成間隔を
通常の84mmから270mmに拡げることにより、紙
有り無しセンサ15が機能することができるようにし
た。その結果、スループットは24ppmから14.8
ppmに変わる。
【0056】紙残量の5mmは約50枚なので、残りの
50枚を24ppmでは125secでプリント可能で
ある。一方、14.8ppmでは、202sec必要と
なる。しかし、転写されるべき紙がないのに中間転写ベ
ルト6上にトナー画像が形成され、プリント未終了状態
となると、プリント再送要求が出されるので、その処理
にかかる時間を考慮すると、むしろ14.8ppmの方
が時間が短くなり、操作性が向上することとなる。
【0057】更に、トナーの無駄な消費や、本体内のト
ナー飛散を未然に防ぎ、ユーザビリティを向上させるこ
とができる。
【0058】紙残量検知は、電源投入時には、常にプリ
ント前に実施し、いかなる場合でも紙残量情報を元に画
像形成間隔を選択するようなシステム構成とするのは詳
述するまでもない。
【0059】本実施例では、カセット給紙の場合につい
てのみ説明したが、マルチトレイなどで、本実施例同
様、給紙位置がレーザ書き出し位置よりも近い場合に
も、画像形成間隔をラスト紙検知センサすなわち紙有り
無し検知センサが機能する距離まで変更することによ
り、同様の効果が得られるようになるのはいうまでもな
い。
【0060】実施例2 つぎに、本発明の第2実施例について図4により説明す
る。本実施例は、ラストのセンサレベルで検出する紙残
量を少なくし、スループットダウンの時間を短くするこ
とを特徴とする。
【0061】本実施例では、図4に示すように、紙残量
のラスト2mmを検知する専用の検知手段19を転写材
残量検知手段として設けた。
【0062】ラスト紙専用検知手段19は、本目的を達
成するのであれば、どのような構成、形状でもよい。例
えば、光透過型センサ、磁気センサ、位置検知センサな
ど、種々のセンサ構成が考えられるが、より小型で低コ
ストのものが望ましい。
【0063】本実施例では、比較的シンプルな構成で、
低コストで実現可能な、ラスト紙専用検知手段として、
図4に示すように、カセット14内の底板16にフラグ
17を直接設け、本体側にはそれを検知するフォトセン
サ18を配置した構成としている。
【0064】底板16は紙Pが給紙されて紙残量が少な
くなるにつれて、不図示のバネの付勢力によって上昇
し、ある時点でフラグ17がフォトセンサ18を切る。
この時点の紙残量がおよそ2mmとなるように構成す
る。
【0065】なお、図4においては、ラスト紙専用検知
手段19の説明のため、ピックアップローラ12を省略
している。
【0066】本実施例の上記構成のラスト紙検知専用手
段を図1に示したレーザープリンタに組み込み、通紙試
験を行った。紙種類として、Xerox4024 75
g/m2、90g/m2、105g/m2の3種類を通紙
し、そのラスト紙検知を確認した。その結果、紙量2m
mは、75g/m2では22枚、90g/m2では20
枚、105g/m2では15枚から、画像形成間隔が変
わることを確認した。
【0067】75g/m2の通紙において、第1実施例
では50枚からスループットが14.8ppmに変わ
り、最終プリントまで202sec費やしたが、本実施
例では、89secとなり、より24ppmの場合(5
5sec)に近づくことができた。
【0068】従って、第1実施例よりスループットの低
下する時間を短くすることができできるともに、第1実
施例と同様の効果を得ることができた。
【0069】実施例3 つぎに、本発明の第3実施例について図5〜図7により
説明する。本実施例は、カセット14内の紙残量をカセ
ット14の底板16のピックアップローラ12に対する
圧力変化によって検知することを特徴とする。
【0070】図5と図6に示すように、カセット14内
の底板16は弾性部材であるバネ21により上方向に付
勢されている。その荷重は20kgfである。ピックア
ップローラ12には圧力検知手段である圧力センサ20
が付設されており、バネ21からの圧力変化を検出する
ことができる。
【0071】図5は、カセット14内に紙が満載の状態
を示しており、この時にピックアップローラ12にかか
る圧力は最低となる。一方、図6は、カセット14内の
紙がほとんどない状態を示しており、この時にピックア
ップローラ12にかかる圧力は最大となる。
【0072】上記圧力は、紙残量によってリニアに変化
するので、所望の紙残量となったときの圧力センサ20
の出力をターゲット値にすることにより、紙残量検知を
行なうことができる。
【0073】図7のグラフは、カセット14内の紙残量
と、圧力センサ20のセンサ出力の関係を示している。
図7から明らかなように、センサ出力のレベルで紙残量
検知が可能である。
【0074】図7において、カセット14内の紙残量が
50mm以上ある場合は、ポイント以下のセンサ出力と
なる。また、紙残量が40〜50mmの場合は、ポイン
トfとポイントeの間のセンサ出力である。更に、以下
のような関係であることが分かる。
【0075】 センサ出力 紙残量 ポイントf以下 50mm以上 f〜e 40〜50mm e〜d 30〜40mm d〜c 20〜30mm c〜b 10〜20mm b〜a 3〜10mm a以上 3mm以下 従って、センサ出力ポイントa以上、即ち図7において
は4.2V以上を検出した時点で、画像形成間隔を拡げ
るモードに入るようにした。
【0076】その結果、Xerox4024 75g/
2の通紙において、紙残量21枚で画像形成間隔が8
4mmから270mmに変わり、スループットが24p
pmから14.8ppmに変わり、本発明の目的を達成
することができた。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のカラー画像形成装置によれば、第2の像担持体は複数
のトナー画像を担持可能であり、更に2次転写部に搬送
される転写材を積載保持する積載保持手段と、前記積載
保持手段に保持される転写材の量を検知する検知手段
と、を有し、前記検知手段の情報に基づき、前記第2の
像担持体上に形成する画像形成間隔を変更することによ
り、第2の像担持体上にて無駄に形成されるトナー像を
なくすることができ、また、トナーの無駄な消費および
トナー飛散を抑制し、ユーザビリティおよび操作性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3実施例に係るレーザプリン
タを示す構成図である。
【図2】図1のレーザプリンタにおける画像移動距離と
紙移動距離の関係を示す説明図である。
【図3】第1実施例における紙残量検知機構を示す説明
図である。
【図4】第2実施例のラスト紙専用検知手段を示す構成
図である。
【図5】第3実施例における、カセット内に紙が満載の
ときの紙残量検知センサを示す構成図である。
【図6】第3実施例における、カセット内に紙がほとん
どないときの紙残量検知センサを示す構成図である。
【図7】第3実施例の紙残量検知センサを用いた場合の
紙残量とセンサ出力の関係を示すグラフである。
【図8】従来のカラー画像形成装置の一例を示す概略構
成図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(第1の像担持体) 6 中間転写ベルト(第2の像担持体) 15 紙有り無しセンサ(転写材有無検知手段) 16 カセット(転写材積載保持手段) 19 ラスト紙専用検知手段 30 紙残量検知機構(転写材残量検知手段)
フロントページの続き (72)発明者 八木 正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA38 DC18 EB04 EC20 ED06 ED17 ED24 EE02 EE07 EF06 EF09 2H030 AB02 AD05 AD16 BB02 BB23 BB42 BB53 2H032 AA05 BA09 BA15 BA23 CA12 3F343 FA02 FB02 GA01 GB01 GC01 GD01 HC28 MA03 MA09 MA24 MB17 MC26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1の像担持体上に形成されたト
    ナー画像を順次第2の像担持体に1次転写し、更に2次
    転写部にて転写材に2次転写するカラー画像形成装置に
    おいて、 前記第2の像担持体は複数のトナー画像を担持可能であ
    り、更に前記2次転写部に搬送される転写材を積載保持
    する積載保持手段と、前記積載保持手段に保持される転
    写材の残量を検知する転写材残量検知手段と、を有し、
    前記検知転写材残量検知手段の情報に基づき、前記第2
    の像担持体上に形成するトナー画像の間隔を変更するこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 第1色目の前記第1の像担持体上が露光
    される位置をL、前記2次転写部位置をT2、前記積載
    保持手段中に配置される転写材有無検知手段の位置をS
    とし、LからT2までの距離をL−T2、SからT2ま
    での距離をS−T2としたとき、 L−T2≧S−T2 である場合、前記転写材残量検知手段の情報に基づき、
    前記第2の像担持体上に形成するトナー画像の間隔を変
    更することを特徴とする請求項1のカラー画像形成装
    置。
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