JP2001004670A - 測定装置 - Google Patents

測定装置

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JP2001004670A
JP2001004670A JP11171249A JP17124999A JP2001004670A JP 2001004670 A JP2001004670 A JP 2001004670A JP 11171249 A JP11171249 A JP 11171249A JP 17124999 A JP17124999 A JP 17124999A JP 2001004670 A JP2001004670 A JP 2001004670A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被測定素子であるサイリスタが不良品の場合で
あっても、オシロスコープの電圧軸入力端子の耐圧値を
超える電圧が印加されることがなく、従ってオシロスコ
ープの電圧軸入力回路が破壊されることがない測定装置
を提供すること。 【解決手段】電圧源1と、負荷抵抗2と、サイリスタ3
と、トリガ回路4と、遅延回路5と、制御回路6と、駆
動回路10と、スイッチ11と、電流検出器12と、電
流電圧変換回路13と、オシロスコープ14とから構成
され、制御回路6は、比較器7と、基準電圧源8と、論
理積ゲート9とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイリスタなどの
高耐圧スイッチング素子の電気的特性評価試験に使用す
る測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サイリスタなどの高耐圧スイッチ
ング素子の電気的特性評価試験として、被測定素子であ
るサイリスタのアノード電極・カソード電極間に電圧を
印加し、ゲート電極にトリガ回路を接続してターンオン
制御し、アノード電極・カソード電極間電圧の過渡特性
を評価するための測定装置としては、図5に示すものが
知られている。図5において、従来例の測定装置は、電
圧源101と、負荷抵抗102と、被測定素子であるサ
イリスタ103と、トリガ回路104と、遅延回路10
5と、駆動回路110と、スイッチ111と、電流検出
器112と、電流電圧変換回路113と、オシロスコー
プ114とから構成されている。
【0003】以上の構成において、被測定素子であるサ
イリスタ103のカソード電極は、電圧源101の低電
位側出力に接続され、サイリスタ103のアノード電極
は、電圧降下用の負荷抵抗102を介して電圧源101
の高電位側出力に接続され、サイリスタ103のアノー
ド電極・カソード電極間電圧は被測定信号であるスイッ
チング出力信号としてスイッチ111を介してオシロス
コープ114の電圧軸のチャネル1入力端子に入力さ
れ、トリガ回路からのトリガ信号はサイリスタ103の
ゲート電極とオシロスコープ114のトリガ入力端子
と、遅延回路105とに入力され、遅延回路105から
出力される遅延信号に従って駆動回路110がスイッチ
111を開閉する。
【0004】また必要に応じて、サイリスタ103のア
ノード電極・カソード電極間電流も測定され、センスコ
イルなどで構成された電流検出器112によりピックア
ップされた電流が電流電圧変換回路113により電圧に
変換され、オシロスコープ114の電圧軸のチャネル2
入力端子に入力されて2現象表示される。
【0005】まず、トリガ信号が入力されるまでサイリ
スタ103はオフ状態を保持しているため、スイッチン
グ出力信号の電圧は電圧源101の電圧に等しく、スイ
ッチ111は開状態であるため、オシロスコープ114
の電圧軸のチャネル1入力端子は無入力となっている。
【0006】次に、トリガ回路104からサイリスタ1
03のゲート電極にトリガ信号が入力されると、サイリ
スタ103はターンオンし、サイリスタ103のスイッ
チング出力信号電圧は数μSのターンオン時間の後、1
〜2V程度の順電圧に収束する。さらに、トリガ回路1
04から出力されるトリガ信号はオシロスコープ114
の時間軸掃引のトリガ入力端子に入力されるとともに遅
延回路105にも入力され、任意に設定された遅延時間
だけ遅れて遅延信号が出力され、この遅延信号に従って
駆動回路110がスイッチ111を閉じるため、オシロ
スコープ114には、この遅延時間分だけ遮断され前部
分が削除されたスイッチング出力信号の過渡波形が表示
される。
【0007】ところで、評価すべきスイッチング出力信
号の過渡特性としては、ターンオン後の順電圧に達する
付近の波形がサイリスタ自身の熱損失を評価する上で重
要であり、1〜2V程度の順電圧に達する付近の波形を
充分拡大して表示し、精度良く測定できるようにオシロ
スコープ114の電圧軸入力レンジを選択したとき、オ
シロスコープ114の電圧軸入力端子の耐圧値は一般的
には500V程度以下であり、サイリスタ103が高耐
圧品種である場合に、電圧源101の電圧が例えば1K
Vであれば、スイッチング出力信号を直接オシロスコー
プ114の電圧軸入力端子に入力することができず、ま
た分圧率の大きい高電圧プローブを外付けするとオシロ
スコープ114の電圧軸感度が実質低下し波形を充分拡
大して表示することができず不適当であるため、スイッ
チ111と、遅延回路105と、駆動回路110とを設
けて、ターンオン直後に、予め算出しておいた標準的な
ターンオン時間を考慮して任意に設定された遅延時間だ
けスイッチング出力信号をスイッチ111により遮断す
ることで、過大入力電圧によりオシロスコープ114の
電圧軸入力回路が破壊されないようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来例の測定装置で
は、遅延回路105の遅延時間は一定値であるため、あ
る良品のサイリスタ103のターンオン特性を考慮して
遅延時間を設定しても、測定しようとしたサイリスタ1
03が不良品であってトリガ信号の入力にもかかわらず
ターンオンしない場合、或いはターンオンが緩慢である
場合には、スイッチング出力信号の電圧が下降しないた
め、スイッチ111が遅延時間後に閉じたとき、過大入
力電圧がそのままオシロスコープ114の電圧軸入力端
子に印加され入力回路が破壊されてしまうという問題点
がある。
【0009】また、他の従来例として、被観測信号源か
らの信号を被観測信号源からのトリガ信号に基づく遅延
時間後にオン制御されるスイッチを介してオシロスコー
プに入力し波形観測を行う波形観測装置が、特公昭61
−5101号公報に記載されているが、上述した従来例
と同じように、被観測信号源からの過大入力電圧による
オシロスコープの入力回路の破壊を防ぐことについては
何もふれていない。
【0010】本発明の目的は、被測定素子であるサイリ
スタが不良品の場合であっても、オシロスコープの電圧
軸入力端子の耐圧値を超える電圧が印加されることがな
く、従ってオシロスコープの電圧軸入力回路が破壊され
ることがない測定装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の測定装置の第1
の構成は、トリガ信号が入力されスイッチング出力信号
により特性が評価される被測定素子に対し第1の時刻に
前記トリガ信号を与えるトリガ回路と、前記第1の時刻
を遅延した第2の時刻に前記スイッチング出力信号を通
過開始させるスイッチ手段とを備え、前記スイッチ手段
は前記スイッチング出力信号の電圧が基準電圧以下にな
るまでは、前記第2の時刻を経過しても、前記スイッチ
ング出力信号を通過させないようにすることを特徴とす
る。
【0012】また、トリガ信号が入力されスイッチング
出力信号により特性が評価される被測定素子に対し前記
トリガ信号を与えるトリガ回路と、前記スイッチング出
力信号を通過又は阻止するために開閉するスイッチ手段
と、前記トリガ信号のタイミングを遅延した遅延信号を
出力する遅延回路と、前記スイッチング出力信号の電圧
と基準電圧とを比較し前記スイッチング出力信号の電圧
が前記基準電圧よりも高いときには制御信号を出力せ
ず、前記スイッチング出力信号の電圧が前記基準電圧よ
りも低いときには前記遅延信号を前記制御信号として出
力する制御回路と、前記制御信号に従って前記スイッチ
手段を閉じる駆動回路とを備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明の測定装置の第1の構成で
は、前記制御回路は、基準電圧源と、前記基準電圧源の
電圧を第1の入力電圧とし前記スイッチング出力信号の
電圧を第2の入力電圧とし前記第1の入力電圧と前記第
2の入力電圧との比較結果信号を出力する比較器と、前
記比較結果信号と前記遅延信号とが入力され前記制御信
号を出力する論理積ゲートとを備えることを特徴とす
る。
【0014】また、本発明の測定装置の第1の構成で
は、前記スイッチング出力信号が前記スイッチ手段を介
してオシロスコープの電圧軸入力端子に入力され、前記
トリガ信号が前記オシロスコープの時間軸掃引トリガ入
力端子に入力されることを特徴とする。
【0015】また、本発明の測定装置の第1の構成で
は、前記基準電圧源の電圧は、前記オシロスコープの電
圧軸入力端子の耐圧値に基づき設定されることを特徴と
する。
【0016】さらに、本発明の測定装置の第2の構成
は、トリガ信号が共通に入力されそれぞれのスイッチン
グ出力信号により同時に特性が評価される複数の被測定
素子に対し前記トリガ信号を与えるトリガ回路と、複数
の前記スイッチング出力信号を通過又は阻止するために
開閉する複数のスイッチ手段と、前記トリガ信号のタイ
ミングを遅延した遅延信号を出力する遅延回路とを備
え、さらに、それぞれの前記スイッチング出力信号に対
応して、前記スイッチング出力信号の電圧と基準電圧と
を比較し前記スイッチング出力信号の電圧が前記基準電
圧よりも高いときには制御信号を出力せず、前記スイッ
チング出力信号の電圧が前記基準電圧よりも低いときに
は前記遅延信号を前記制御信号として出力する複数の制
御回路と、前記制御信号に従って前記スイッチ手段を閉
じる複数の駆動回路とを備えることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
による測定装置の構成を図1を参照して説明する。本発
明の第1の実施の形態による測定装置は、図1に示すよ
うに、電圧源1と、負荷抵抗2と、サイリスタ3と、ト
リガ回路4と、遅延回路5と、制御回路6と、駆動回路
10と、スイッチ11と、電流検出器12と、電流電圧
変換回路13と、オシロスコープ14とから構成され、
制御回路6は、比較器7と、基準電圧源8と、論理積ゲ
ート9とから構成されている。
【0018】被測定素子であるサイリスタ3のカソード
電極は、電圧源1の低電位側出力に接続され、サイリス
タ3のアノード電極は、電圧降下用の負荷抵抗2を介し
て電圧源1の高電位側出力に接続され、サイリスタ3の
アノード電極・カソード電極間電圧は、被測定信号であ
るスイッチング出力信号V3としてスイッチ11を介
し、オシロスコープ14の電圧軸のチャネル1入力端子
に信号V6として入力され、トリガ回路4からのトリガ
信号V1は、サイリスタ3のゲート電極とオシロスコー
プ14の時間軸掃引のトリガ入力端子と遅延回路5とに
入力され、遅延回路5から出力される論理レベルの遅延
信号V5とスイッチング出力信号V3とが制御回路6に
入力され、制御回路6から出力される論理レベルの制御
信号に従って駆動回路10がスイッチ11を開閉する。
【0019】また、制御回路6では、比較器7によりス
イッチング出力信号V3の電圧と基準電圧源8の電圧と
がアナログ比較され、スイッチング出力信号V3の電圧
が基準電圧源8の電圧より高いときには、比較器7は論
理レベル(L)の比較結果信号V4を出力して論理積ゲ
ート9を閉じ、遅延信号V5はマスクされ、論理積ゲー
ト9の出力は論理レベル(L)に固定され制御信号は出
力されず、スイッチング出力信号V3の電圧が基準電圧
源8の電圧より低いときには、比較器7は論理レベル
(H)の比較結果信号V4を出力して論理積ゲート9を
開き、遅延信号V5はそのまま制御信号として論理積ゲ
ート9から出力される。遅延信号V5はトリガ信号V1
が入力され任意に設定された遅延時間後に論理レベル
(L)から論理レベル(H)に遷移する。そして、論理
積ゲート9の出力が論理レベル(L)のとき駆動回路1
0はスイッチ11を開き、論理積ゲート9の出力が論理
レベル(H)のとき駆動回路10はスイッチ11を閉じ
る。ここで、基準電圧源8の電圧は、信号V6の最大電
圧を決定するため、オシロスコープ14の電圧軸入力端
子の耐圧より低い値に設定する。また、スイッチング出
力信号V3を、入力電圧をステップダウンするための分
圧手段を介して比較器7に入力してもよく、その場合に
は分圧比に比例させて基準電圧源8の電圧を設定すれば
よい。
【0020】また必要に応じて、サイリスタ3のアノー
ド電極・カソード電極間電流も測定され、センスコイル
などで構成された電流検出器12によりピックアップさ
れた電流が電流電圧変換回路13により信号V2に変換
され、オシロスコープ14の電圧軸のチャネル2入力端
子に入力されて、チャネル1とともに2現象表示され
る。
【0021】次に、本発明の第1の実施の形態による測
定装置の動作を図1、図2、図3を参照して詳細に説明
する。図2は本発明の第1の実施の形態による測定装置
の動作説明図であり、図3は図2の詳細動作説明図であ
る。図2は各部信号をまとめて示し、図3とともに縦軸
は電圧、横軸は時間である。
【0022】基準時刻をt0とし、サイリスタ3にトリ
ガ信号V1(例えば数V)が入力されターンオンする時
刻をt1とし、遅延信号V5が論理レベル(H)に遷移
する時刻をt2とし、比較結果信号V4が論理レベル
(H)に遷移する時刻をt3とする。ここで、時間(t
2−t1)が遅延回路5の任意に設定された遅延時間で
ある。
【0023】まず、時刻t0〜t1期間では、トリガ前
でありトリガ信号V1は0である。サイリスタ3はオフ
状態を保持しているため、スイッチング出力信号V3の
電圧は電圧源1の電圧(例えば1KV)に等しく、アノ
ード電極・カソード電極間電流も流れないから信号V2
は0であり、比較結果信号V4及び遅延信号V5は論理
レベル(L)であり、従って論理積ゲート9の出力は論
理レベル(L)であり、スイッチ11は開状態であるか
ら信号V6は0である。
【0024】次に、時刻t1〜t2期間では、サイリス
タ3はターンオンの結果、スイッチング出力信号V3の
電圧は下降し、数μS後には1〜2V程度の順電圧への
収束に向かう。また、トリガ回路4から出力されるトリ
ガ信号V1はオシロスコープ14の時間軸掃引のトリガ
入力端子に入力されるので、アノード電極・カソード電
極間電流に比例した信号V2の波形がオシロスコープ1
4に表示される。しかし、遅延信号V5はまだ論理レベ
ル(L)であり、スイッチング出力信号V3の電圧は基
準電圧源8の電圧より高いため比較結果信号V4もまだ
論理レベル(L)であり、従って論理積ゲート9の出力
は論理レベル(L)であり、スイッチ11は開状態であ
るから信号V6は0である。
【0025】次に、時刻t2〜t3期間では、遅延時間
が経過して遅延信号V5は論理レベル(H)になるが、
スイッチング出力信号V3の電圧は基準電圧源8の電圧
より高いため比較結果信号V4はまだ論理レベル(L)
であり、従って論理積ゲート9の出力は論理レベル
(L)であり、スイッチ11は開状態であるから信号V
6は0である。
【0026】次に、時刻t3以降になると、遅延信号V
5は論理レベル(H)を保持し、スイッチング出力信号
V3の電圧は基準電圧源8の電圧より低くなるため比較
結果信号V4は論理レベル(H)になり、従って論理積
ゲート9の出力は論理レベル(H)になり、スイッチ1
1は閉状態になるからスイッチング出力信号V3が信号
V6となってオシロスコープ14の電圧軸のチャネル1
入力端子に入力され、サイリスタ3の順電圧付近の波形
がオシロスコープ14に表示される。
【0027】このとき図3に示すように、時刻t3は、
測定されるサイリスタ3の特性に応じて変動し、例えば
サイリスタ3が良品であるときのスイッチング出力信号
がV3、サイリスタ3が不良品であるときのスイッチン
グ出力信号がV3’であれば、基準電圧源8の電圧を通
過するそれぞれの時刻t3とt3’とは異なる時刻にな
り、サイリスタ3が全く動作しないような極端な場合に
はt3’は無限大となり即ちスイッチ11は閉じること
がない。このように、遅延時間経過後であっても必ずス
イッチング出力信号V3の電圧が基準電圧源8の電圧よ
り低くなるまでは、スイッチング出力信号V3がスイッ
チ11を通過することはない。
【0028】このように、本実施の形態による測定装置
では、オシロスコープの電圧軸入力端子の耐圧値に基づ
く電圧に設定された基準電圧源を有する比較器により、
高圧電源に接続されたサイリスタのスイッチング出力信
号の電圧を検知し、トリガ信号に基づく遅延信号をマス
ク制御する制御回路と、オシロスコープの電圧軸入力端
子に前置して制御回路により開閉制御されるスイッチと
を備えたことにより、サイリスタの過渡特性である順電
圧に達する付近の波形を適切な電圧軸入力レンジにより
測定しながら、被測定素子であるサイリスタが不良品の
場合であっても、オシロスコープの電圧軸入力端子の耐
圧値を超える電圧が印加されることがなく、従ってオシ
ロスコープの電圧軸入力回路の破壊を防ぐことが可能と
なる。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態による測
定装置の構成を図4を参照して説明する。本発明の第2
の実施の形態による測定装置は、図4に示すように、電
圧源1と、負荷抵抗2,22と、サイリスタ3,23
と、トリガ回路4と、遅延回路5と、制御回路6,26
と、駆動回路10,20と、スイッチ11,21と、オ
シロスコープ14とから構成され、制御回路6と制御回
路26とは同一構成であり、駆動回路10と駆動回路2
0とは同一構成である。
【0030】図4では図1と同一要素には同一符号を付
しており、同一要素については本発明の第1の実施の形
態による測定装置と構成及び動作が同じであるため説明
を省略する。
【0031】本実施の形態による測定装置は、2つのサ
イリスタ3及びサイリスタ23を同時に測定することが
できるものであり、サイリスタ23のカソード電極は、
電圧源1の低電位側出力に接続され、サイリスタ23の
アノード電極は、電圧降下用の負荷抵抗22を介して電
圧源1の高電位側出力に接続され、サイリスタ23のア
ノード電極・カソード電極間電圧は、被測定信号である
スイッチング出力信号としてスイッチ21を介し、オシ
ロスコープ14の電圧軸のチャネル2入力端子に入力さ
れ、トリガ回路4からのトリガ信号は、サイリスタ23
のゲート電極にも入力され、サイリスタ3及びサイリス
タ23は同時にトリガされる。遅延回路5から出力され
る遅延信号とサイリスタ23のスイッチング出力信号と
が制御回路26に入力され、制御回路26から出力され
る制御信号に従って駆動回路20がスイッチ21を開閉
する。
【0032】制御回路26と駆動回路20とスイッチ2
1は、本発明の第1の実施の形態による測定装置の制御
回路6と駆動回路10とスイッチ11と同じ動作を行う
ため、サイリスタ23のスイッチング出力信号の波形が
サイリスタ3のスイッチング出力信号の波形とともに2
現象表示され、2つのサイリスタの過渡特性を同時に測
定する際であっても、オシロスコープ14の電圧軸のそ
れぞれのチャネルへの過大電圧入力を防ぐことが可能と
なる。
【0033】ここで、制御回路26は制御回路6が有す
る基準電圧源8に対応する基準電圧源を有し、オシロス
コープ14の電圧軸のチャネル2入力端子の耐圧値より
低い電圧のサイリスタ23のスイッチング出力信号のみ
をスイッチ21に通過させるが、制御回路26の有する
基準電圧源の電圧と、制御回路6が有する基準電圧源8
の電圧とは、同一値でも異なる値でもよく、同一値であ
れば一方の基準電圧源を共用することもできる。
【0034】さらに、本実施の形態による測定装置は2
つのサイリスタを有しているが、n(nは3以上の整
数)組の制御回路と、駆動回路と、スイッチとを備える
ことにより、nチャネルの電圧軸を表示できるオシロス
コープを用いて、同様にn個のサイリスタを同時に測定
することができ、この場合も、それぞれの制御回路の基
準電圧源を個別に備えても共用としてもよく、また、基
準電圧源の電圧についても同一値でも異なる値でもよ
い。
【0035】なお、本発明の第1及び第2の実施の形態
による測定装置では、被測定素子をサイリスタとして説
明したが、本発明は、高電圧を印加して試験を行う同様
の高耐圧スイッチング素子にも適用できる。また、スイ
ッチは耐圧が充分であれば継電器接点でもMOSトラン
ジスタなどによる半導体スイッチでもさしつかえない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高電圧を被測定素子に印加し、過渡特性を測定すると
き、測定精度を確保しながらも、被測定素子が不良品の
場合であってもオシロスコープの電圧軸入力回路の過大
電圧による破壊を防ぐことが可能となり、さらに、被測
定素子に汎用品のオシロスコープを直接接続できるた
め、安価に測定装置を構成することが可能になるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による測定装置の構
成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による測定装置の動
作説明図である。
【図3】図2の詳細動作説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による測定装置の構
成図である。
【図5】従来例の測定装置の構成図である。
【符号の説明】
1,101 電圧源 2,22,102 負荷抵抗 3,23,103 サイリスタ 4,104 トリガ回路 5,105 遅延回路 6,26 制御回路 7 比較器 8 基準電圧源 9 論理積ゲート 10,20,110 駆動回路 11,21,111 スイッチ 12,112 電流検出器 13,113 電流電圧変換回路 14,114 オシロスコープ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリガ信号が入力されスイッチング出力
    信号により特性が評価される被測定素子に対し第1の時
    刻に前記トリガ信号を与えるトリガ回路と、前記第1の
    時刻を遅延した第2の時刻に前記スイッチング出力信号
    を通過開始させるスイッチ手段とを備え、前記スイッチ
    手段は前記スイッチング出力信号の電圧が基準電圧以下
    になるまでは、前記第2の時刻を経過しても、前記スイ
    ッチング出力信号を通過させないようにすることを特徴
    とする測定装置。
  2. 【請求項2】 トリガ信号が入力されスイッチング出力
    信号により特性が評価される被測定素子に対し前記トリ
    ガ信号を与えるトリガ回路と、前記スイッチング出力信
    号を通過又は阻止するために開閉するスイッチ手段と、
    前記トリガ信号のタイミングを遅延した遅延信号を出力
    する遅延回路と、前記スイッチング出力信号の電圧と基
    準電圧とを比較し前記スイッチング出力信号の電圧が前
    記基準電圧よりも高いときには制御信号を出力せず、前
    記スイッチング出力信号の電圧が前記基準電圧よりも低
    いときには前記遅延信号を前記制御信号として出力する
    制御回路と、前記制御信号に従って前記スイッチ手段を
    閉じる駆動回路とを備えることを特徴とする測定装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、基準電圧源と、前記基
    準電圧源の電圧を第1の入力電圧とし前記スイッチング
    出力信号の電圧を第2の入力電圧とし前記第1の入力電
    圧と前記第2の入力電圧との比較結果信号を出力する比
    較器と、前記比較結果信号と前記遅延信号とが入力され
    前記制御信号を出力する論理積ゲートとを備えることを
    特徴とする請求項2記載の測定装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング出力信号が前記スイッ
    チ手段を介してオシロスコープの電圧軸入力端子に入力
    され、前記トリガ信号が前記オシロスコープの時間軸掃
    引トリガ入力端子に入力されることを特徴とする請求項
    3記載の測定装置。
  5. 【請求項5】 前記基準電圧源の電圧は、前記オシロス
    コープの電圧軸入力端子の耐圧値に基づき設定されるこ
    とを特徴とする請求項4記載の測定装置。
  6. 【請求項6】 トリガ信号が共通に入力されそれぞれの
    スイッチング出力信号により同時に特性が評価される複
    数の被測定素子に対し前記トリガ信号を与えるトリガ回
    路と、複数の前記スイッチング出力信号を通過又は阻止
    するために開閉する複数のスイッチ手段と、前記トリガ
    信号のタイミングを遅延した遅延信号を出力する遅延回
    路とを備え、さらに、それぞれの前記スイッチング出力
    信号に対応して、前記スイッチング出力信号の電圧と基
    準電圧とを比較し前記スイッチング出力信号の電圧が前
    記基準電圧よりも高いときには制御信号を出力せず、前
    記スイッチング出力信号の電圧が前記基準電圧よりも低
    いときには前記遅延信号を前記制御信号として出力する
    複数の制御回路と、前記制御信号に従って前記スイッチ
    手段を閉じる複数の駆動回路とを備えることを特徴とす
    る測定装置。
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