JP2001004336A - 斜入射干渉計 - Google Patents

斜入射干渉計

Info

Publication number
JP2001004336A
JP2001004336A JP11173768A JP17376899A JP2001004336A JP 2001004336 A JP2001004336 A JP 2001004336A JP 11173768 A JP11173768 A JP 11173768A JP 17376899 A JP17376899 A JP 17376899A JP 2001004336 A JP2001004336 A JP 2001004336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
measured
phase modulation
incidence interferometer
oblique incidence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11173768A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Sakuta
博伸 作田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP11173768A priority Critical patent/JP2001004336A/ja
Publication of JP2001004336A publication Critical patent/JP2001004336A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、被測定面の全面にわたって正確
に位相差を検出することのできる斜入射干渉計を提供す
る。 【解決手段】光源100と、光源100からの光を参照
光束105と測定光束106とに分離し、測定光束10
6を被測定面113に向けて斜入射させる分離部104
と、被測定面113からの反射光束と参照光束105と
を重ね合わせて干渉させる干渉部108と、参照光束1
05の位相を変調させる位相変調部109とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定面に対し斜
入射で被測定光を照射することにより、平面状基板の面
形状の計測を行う斜入射干渉計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、斜入射干渉計は、大型平面ガ
ラス基板・シリコンウェハ・フォトマスク・磁気ディス
クなどの面精度測定に広く用いられている。斜入射干渉
計の光学系としては、直角プリズムを用いる光学系と回
折格子を用いる光学系が特に良く知られている。回折格
子を用いる斜入射干渉計の光学系について図3を用いて
簡単に説明する。
【0003】図3の構成では、可干渉性のある光源(不
図示)から発せられたコリメートされた光束は、図3の
紙面内方向に偏向するように格子が形成された第1の回
折格子10に入射し、0次回折光の光束11と1次回折
光の光束12に分割される。1次回折光の光束12は、
測定光束として被測定面13に照射され、被測定面13
の形状によって変調された後、第2の回折格子14に入
射する。一方、0次回折光の光束11は、参照光束とし
て直接第2の回折格子14に入射する。第2の回折格子
14の格子模様は、第1の回折格子10と同じ格子模様
で、しかも第1の回折格子10の格子模様と向き合うよ
うに形成されている。0次回折光の光束11と1次回折
光の光束12は、第2の回折格子14で回折されること
により、2光束11、12が同一の光路上に重ね合わせ
られ、これにより2つの光束11と光束12が干渉し、
干渉光束15となる。この干渉光束15を結像光学系3
1によりスクリーン17上に結像させることにより、ス
クリーン17上で干渉縞を観測することができる。
【0004】このような構成の斜入射干渉計では、測定
光束12の被測定面13への入射角をθとすると、被測
定面13に高さΔdの凹凸がある場合は、凹凸がない場
合に比べ2π(2Δdcosθ)/λの位相差が生じ
る。これに対し、通常の垂直入射のフィゾー干渉計では
2π(2Δd)/λの位相差になるため、斜入射干渉の
方が大きな凹凸を計測しやすいということになる。逆
に、小さな凹凸を高精度に測定しようとする場合には不
利である。
【0005】そのため、フィゾー干渉計やトワイマン−
グリーン干渉計によく適用される縞走査法を斜入射干渉
計に適用することにより、斜入射干渉計の測定精度を向
上させることが提案されている。例えば、特開平4-2
21704号公報に記載されている斜入射干渉計は、図
4のように被測定物13の下にアクチュエータ41を取
り付け、任意の量だけ被測定物13を移動させることに
より測定光束12に位相変調を与える。このように、参
照光束と測定光束との間に任意の位相差を与えた場合、
干渉縞の1点に着目した場合の干渉光の強度が、位相差
(横軸)に応じて正弦波的に変調された信号となる(図
5)。すなわち、与えた任意の位相差が例えば0、π/
2、π、3π/2であるとし、それに対応した干渉縞強
度をI1、I2、I3、I4とするとき、着目した1点の初
期位相は、 φ=tan-1((I2−I4)/(I1−I3)) より求めることができるので、サブフリンジの計測が可
能になる。図4のように被測定物13の全体をアクチュ
エータ41で上下させた場合には、干渉縞の全域に渡っ
て一様に位相差を与えることができるため、全面に縞走
査法を適用し、全面にわたってサブフリンジ計測するこ
とが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の特開平4-22
1704号公報に記載されているように被測定物13の
全体をアクチュエータ41で上下させようとする場合、
照射面積全体にわたって被測定物13を正確に上下させ
る必要がある。というのは、被測定物13の両端におけ
る上下量に差があると、この差はそのまま測定誤差につ
ながってしまうからである。しかしながら、斜入射干渉
計は、被測定物13の面積が大面積であるため、その全
面にわたって正確かつ一様に上下させることはかなり困
難である。このため、図4の構成を実現しようとする
と、非常に高精度なアクチュエータ41が必要であり、
装置がコスト高になることは避けがたい。
【0007】本発明は、上記課題を解決し、斜入射干渉
計でありながら、簡単な構成で、被測定面の全面にわた
って正確に位相差を検出することのできる斜入射干渉計
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、以下のような斜入射干渉計が提供
される。
【0009】すなわち、光源と、前記光源からの光を参
照光束と測定光束とに分離し、前記測定光束を被測定面
に向けて斜入射させる分離部と、前記被測定面からの反
射光束と前記参照光束とを重ね合わせて干渉させる干渉
部と、前記参照光束の位相を変調させる位相変調部とを
有することを特徴とする斜入射干渉計である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1等を用いて説明する。
【0011】本実施の形態の斜入射干渉計は、レーザ光
源100と、その光軸上に順に配置された集光レンズ1
01、空間フィルタ117、コリメータレンズ2、第1
の回折格子104を備えている。第1の回折格子104
は、レーザ光源100からの光を測定光束105と参照
光束106に分離するために配置されている。測定光束
106が照射される位置には、被測定物113を搭載す
るためのステージ107が配置されている。ステージ1
07は、被測定物113に光束106が入射角θで斜め
方向から入射するようにその向きが定められている。一
方、参照光束105の光路の途中には、参照光束106
の位相を任意の量だけずらすための位相変調素子109
が配置されている。
【0012】位相変調素子109を通過した参照光束1
05と、被測定物113で反射された測定光束106と
が入射する位置には、参照光束105と測定光束106
とを同一光路上に重ね合わせて干渉させ、干渉光束11
8とするための第2の回折格子108が配置されてい
る。第2の回折格子108の格子模様(格子断面形状お
よび格子ピッチ)は、第1の回折格子104の格子模様
と同一の形状であり、この格子ピッチの方向ならびに第
1の回折格子104の格子ピッチの方向は、共に図1の
紙面内の方向である。干渉光束118の進行する光軸上
には、集光レンズ112、空間フィルタ114、CCD
115が配置されている。CCD115には、撮像デー
タを処理するためのコンピュータ116が接続されてい
る。
【0013】位相変調素子109の構成について図2を
用いてさらに説明する。位相変調素子109は、光源1
00の出射光に対して透明な同じ材質で作成された同一
形状の2つのくさび形プリズム201、202の斜面同
士を近接して配置した構成である。近接して配置された
くさび形プリズム201、202は、厚さtの平行平板
状になる。この平行平板状のくさび形プリズム201、
202は、入射側平面および出射側平面が参照光束10
5の光軸に垂直になるように、参照光束105中に挿入
されている。
【0014】また、一方のくさび形リズム201には、
斜面の傾斜方向に沿って平行移動させるためのアクチュ
エータ203が取り付けられている。アクチュエータ2
03がくさび形プリズム201をずらすと、これに伴っ
て平行平板の厚さtが変化するため、平行平板を通過す
る参照光束105の光路長が変化し、参照光束105は
位相変調を受ける。これにより、参照光束105全体に
厚さtに応じた位相変調を一様に与えることができる。
アクチュエータ203は、コンピュータ116に接続さ
れており、その動作が制御される。
【0015】コンピュータ116には、参照光束105
の位相を任意の変調量(例えば0、π/2、π、(3
π)/2)だけ変調させるために、位相変調量とくさび
形プリズム201の移動量との関係が、内蔵するメモリ
に予め格納されている。コンピュータ116は、必要な
変調量に対応するくさび形プリズム201の移動量を読
み出して、この移動量だけくさび形プリズム201を移
動させるようにアクチュエータ203に指示する。
【0016】つぎに、本実施の形態の斜入射干渉計によ
り、被測定物113の表面形状を測定する場合の各部の
動作について説明する。
【0017】レーザ光源100から発せられたレーザビ
ームは、レンズ101で集光され、ビームウェストの位
置にある空間フィルタ117を通過することにより外乱
光を除去される。この空間フィルタ117から発散する
ビームは、レンズ102により平行光束103に変換さ
れる。平行光束103は、第1の回折格子104に入射
し、これによって回折されることにより、0次回折光、
1次回折光に分離される。第1の回折格子104は、0
次回折光と1次回折光のみを生じるように最適化されて
いる。
【0018】これら回折光のうち、1次回折光は、測定
光束106として、被測定物113の被測定面に入射角
θで斜入射し、被測定物113の被測定面の形状に応じ
て位相が変調された後、第2の回折格子108に入射す
る。一方、0次回折光は、参照光束105として、位相
変調素子109に入射し、これを透過して第2の回折格
子108に到る。位相変調素子109は、上述したよう
に2つのくさび形プリズム201、202が合わさった
平行平板状であるため、参照光束105は、これを透過
する際に、平行平板の厚さtに応じた位相変調を光束全
体が受ける。
【0019】第2の回折格子108には、第1の回折格
子104の格子模様と同じ模様が、第1の回折格子10
4と向かい合わせになるように形成されているため、参
照光束105と測定光束106が入射すると、両者は同
じ方向に回折されて、同一の光路上に重ね合わせられ
る。このため、参照光束105と測定光束106とは干
渉し、干渉光束118が得られる。これにより、干渉光
束118を集光レンズ112により集光し、空間フィル
タ114を通過させ、CCD115上に結像させること
により、CCD115上で干渉縞が形成され、CCD1
15はこの干渉縞を撮像する。
【0020】コンピュータ116は、CCD115が撮
像した干渉縞画像を内蔵するメモリに取り込む。このと
き、コンピュータ116は、位相変調素子9のアクチュ
エータ203に指示し、平行平板の厚さtを、参照光束
105の位相を0、π/2、π、(3π)/2だけ変調
させる厚さにそれぞれ設定し、そのつどCCD115が
撮像した干渉縞画像を取り込む。これにより、参照光束
105全体に一様に位相変調0、π/2、π、(3π)
/2を与えた4枚の干渉縞画像を取り込むことができ
る。
【0021】干渉縞画像上の任意の点(x,y)の干渉
光の強度は、図5のように位相変調量に応じて正弦波的
に変調された信号となるため、与えた任意の位相変調量
0、π/2、π、(3π)/2に対応した干渉縞強度を
それぞれI1(x,y)、I2(x,y)、I3(x,y)、I4(x,y)とす
ると、その点(x,y)の初期位相は、 φ=tan-1((I2(x,y)−I4(x,y))/(I1(x,y)−
I3(x,y))) の式で表される。コンピュータ116は、取り込んだ4
枚の干渉縞画像の対応する点(x,y)について、強度
I1(x,y)、I2(x,y)、I3(x,y)、I4(x,y)を求め、それ
を上式に代入することにより、初期位相φを求める。こ
の初期位相φを干渉縞画像上の各点について求めること
により、被測定物113の表面形状を求める。 このよ
うに、本実施の形態の斜入射干渉計では、参照光束10
5の途中に位相変調素子109を配置し、参照光束10
5に位相変調を与えることにより、縞走査法により、高
精度に被測定物113の表面形状を計測することができ
る。このとき、参照光束105の断面積は、被測定物1
13への測定光束106の照射面積よりも小さいため、
測定光束106を位相変調させる場合と比較して、簡単
な構成で高精度に参照光束105全体を位相変調するこ
とが可能である。
【0022】また、本実施の形態の場合、位相変調素子
109として、くさび形プリズム201、202を合わ
せたものを用いているため、一方のプリズム201を参
照光束105の光軸に垂直な方向に移動させるだけで、
簡単に位相変調を与えることができる。
【0023】なお、上述の実施の形態では、位相変調素
子109を透過した参照光束105の波面は、波面収差
が無視できるほど微小であるという前提で説明してきた
が、サイズの大きい被測定物113を測定する場合や、
より高精度に測定を行う場合には、位相変調素子109
により参照光束105に生じた波面収差の影響をコンピ
ュータ116により補正することができる。この波面収
差は、位相変調素子109のくさび形プリズム201、
202の素材の屈折率分布や面精度の不均一性等に起因
する。そこで、波面収差の影響を補正するために、予め
位相変調素子109の透過波面精度データを別の干渉計
で測定しておく。そして、本干渉計で測定した干渉縞画
像より求められた波面データから位相変調素子109の
波面精度データを差し引くことにより、被測定物113
の形状を補正する。なお、この補正方法を用いる場合、
別の干渉計で波面収差を測定する際の位相変調素子10
9のx方向、y方向を、本実施の形態の斜入射干渉計に
取り付ける際のx方向、y方向と一致させる必要がある
ため、位相変調素子109のプリズム201、202
に、x方向、y方向を示すフィデュシャルマーク20
4、205をつけ、これによりアライメントすることが
望ましい。
【0024】なお、位相変調素子109で位相を変調す
る際の波面収差の変化は、くさび形プリズムの移動量が
小さいため、測定精度にはほとんど影響しない。
【0025】また、位相変調素子109による波面収差
を求める方法としては、上述のように別の干渉計で求め
る方法の他に、本実施の形態の斜入射干渉計で求めるこ
ともできる。この場合、被測定物113の位置に、表面
に凹凸がないか、もしくは予め凹凸形状のわかっている
基準試料を配置して、得られた干渉縞から被測定物11
3の凹凸形状を上述の方法で求める。求められた被測定
物113の凹凸形状から、基準試料の形状を差し引くこ
とにより、位相変調素子109の波面収差を得ることが
できる。よって、実際の測定時に、この波面収差を、測
定値から差し引くことにより、波面収差の影響を補正す
ることができ、高精度に被測定物113の形状を求める
ことができる。
【0026】なお、上記実施の形態では、位相変調素子
109として、図2のような2つのくさび形プリズム2
01、202を重ね合わせたものを用いたが、他の位相
変調素子を用いることも可能である。例えば、図6
(a)のように、2枚の同じ材質および厚さの平行平板
601、602を向かい合わせ、下部の間隔を固定治具
604で固定し、上部の間隔をアクチュエータ603で
可変にしたものを用いることができる。この構成では、
平行平板601、602がそれぞれ参照光束105の光
軸に対して+θ、−θ傾斜する配置となる。参照光束1
05の1本の光線の光路は、図6(b)のようになり、
θの大きさによって平行平板601、602を通過する
光路長(AB間およびCD間の長さ)が変化するため、
アクチュエータ603を伸び縮みさせてθの大きさをΔ
θ変化させることにより参照光束105に位相変調を与
えることができる。
【0027】また、図2の位相変調素子109からプリ
ズム202を取り外し、くさび形プリズム201とアク
チュエータ203のみを位相変調素子として用いること
もできる。この構成もアクチュエータ203を参照光束
105の光軸に垂直に移動させることにより、くさびを
通過する光路長が変化するため、移動量に応じた位相変
調量を与えることができる。なお、この構成では、くさ
び形プリズム201を透過した後の参照光束105の光
軸が、透過前の光軸に対して傾斜してしまうため、第2
の回折格子108の格子模様を、光軸の傾斜した参照光
束105と測定光束106とを重ね合わせることができ
る形状に変更する必要がある。
【0028】また、位相変調素子109としては、厚さ
が階段状に変化している平板や、予め厚さtのわかって
いる複数種類の平行平板を用いることができる。これら
の平行平板を参照光束105中に挿入することにより、
位相を変調させることができる。
【0029】さらに、位相変調素子109としては、電
気的な制御により屈折率が変化する材料、例えば液晶や
電気光学材料を用いることも可能である。このような材
料を充填したセル等を参照光束105の光路中に配置
し、電界を印加し、電界を変調させることにより屈折率
を変化させる。これにより、この材料を通過する参照光
束の光路長を変化させることができ、位相変調が実現で
きる。
【0030】なお、上述の実施の形態では、参照光束1
05に与える位相変調量を0、π/2、π、(3π)/
2の4段階に変化させ、縞走査法に基づいて初期位相を
計算により求めているが、本実施の形態の斜入射干渉計
は、5段階以上に位相変調させたデータから計算で求め
る方法や多段階に位相変調させたデータから最小二乗法
で求める方法等にも対応可能であるので、縞走査法の他
の計算方法を用いることも可能である。
【0031】また、図2の位相変調素子109では、重
ね合わせられたプリズム201とプリズム202の斜面
に反射防止膜を形成しておくことが望ましい。
【0032】なお、本実施の形態の斜入射干渉計の被測
定物113としては、大型平面ガラス基板・シリコンウ
ェハ・フォトマスク・磁気ディスクなどほぼ平面状の物
体で、面に極端な粗さがなく、適当な反射率を有する物
体が適している。通常これらの平面状物体の平面度を測
定する場合、その反射率は高くないため、第1の回折格
子104の0次回折光に対し1次回折光の回折効率が高
くなるような素子を用いると、干渉縞のコントラストが
上がり、測定精度をより向上させることが可能である。
【0033】
【発明の効果】上述してきたように、本発明によれば、
簡単な構成で、被測定面の全面にわたって正確に位相差
を検出することのできる斜入射干渉計を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の斜入射干渉計の構成を
示すブロック図。
【図2】図1の斜入射干渉計の位相変調素子109の詳
しい構成を示す斜視図。
【図3】従来の斜入射干渉計の構成を示すブロック図。
【図4】従来の縞走査法を用いる斜入射干渉計の構成を
示すブロック図。
【図5】図4の斜入射干渉計により測定光束に位相変調
を与えた場合の干渉縞の1点の光強度を示すグラフ。
【図6】(a)本実施の形態の斜入射干渉計に用いるこ
とのできる位相変調素子の別の構成を示す説明図。
(b)上記位相変調素子の位相変調の原理を示す説明
図。
【符号の説明】
10・・・回折格子、13・・・被測定物、14・・・
回折格子、31・・・結像光学系、17・・・スクリー
ン、41・・・アクチュエータ、100・・・レーザ光
源、101・・・集光レンズ、102・・・コリメータ
レンズ、103・・・平行光束、104・・・回折格
子、105・・・参照光束、106・・・測定光束、1
07・・・ステージ、108・・・回折格子、109・
・・位相変調素子、112・・・集光レンズ、113・
・・被測定物、114・・・空間フィルタ、115・・
・CCD、116・・・コンピュータ、117・・・空
間フィルタ、118・・・干渉光束、201、202・
・・くさび形プリズム、203・・・アクチュエータ、
204、205・・・マーク、601、602・・・平
行平板、603・・・アクチュエータ、604・・・固
定治具。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、前記光源からの光を参照光束と測
    定光束とに分離し、前記測定光束を被測定面に向けて斜
    入射させる分離部と、前記被測定面からの反射光束と前
    記参照光束とを重ね合わせて干渉させる干渉部と、前記
    参照光束の位相を変調させる位相変調部とを有すること
    を特徴とする斜入射干渉計。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の斜入射干渉計において、
    前記位相変調部は、前記参照光束の光路中に配置された
    平行平板部材と、駆動部とを有し、前記平行平板部材
    は、斜面同士を近接配置させた2つのくさび形プリズム
    からなり、前記駆動部は、前記平行平板部材の厚さを変
    化させるために、少なくとも一方のくさび形プリズムを
    前記斜面に沿って移動させることを特徴とする斜入射干
    渉計。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の斜入射干渉計において、
    前記干渉部が干渉させた干渉光の干渉縞の強度を検出す
    る検出部と、前記検出部の検出した強度を取り込んで被
    測定面の形状を求める処理部とを有し、 前記処理部は、前記位相変調部が変調させる位相変調量
    を制御し、前記位相変調量に対応する干渉光の強度を取
    り込んで縞走査法により被測定面の形状を求めることを
    特徴とする斜入射干渉計。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の斜入射干渉計において、
    前記処理部は、予め測定しておいた前記位相変調素子の
    波面収差データにより、前記求めた被測定面の形状を補
    正することを特徴とする斜入射干渉計。
JP11173768A 1999-06-21 1999-06-21 斜入射干渉計 Pending JP2001004336A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11173768A JP2001004336A (ja) 1999-06-21 1999-06-21 斜入射干渉計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11173768A JP2001004336A (ja) 1999-06-21 1999-06-21 斜入射干渉計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001004336A true JP2001004336A (ja) 2001-01-12

Family

ID=15966797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11173768A Pending JP2001004336A (ja) 1999-06-21 1999-06-21 斜入射干渉計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001004336A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10303364A1 (de) * 2003-01-29 2004-08-05 Hentze-Lissotschenko Patentverwaltungs Gmbh & Co.Kg Vorrichtung zur Bestimmung des Höhenprofils eines Objekts
JP2007248411A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Kobe Steel Ltd 形状測定装置
JP2010145161A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Konica Minolta Opto Inc 形状測定装置
JP2016109834A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 国立大学法人茨城大学 位相差干渉顕微装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10303364A1 (de) * 2003-01-29 2004-08-05 Hentze-Lissotschenko Patentverwaltungs Gmbh & Co.Kg Vorrichtung zur Bestimmung des Höhenprofils eines Objekts
JP2007248411A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Kobe Steel Ltd 形状測定装置
JP2010145161A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Konica Minolta Opto Inc 形状測定装置
JP2016109834A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 国立大学法人茨城大学 位相差干渉顕微装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10794689B2 (en) Autofocus system and method
KR100547437B1 (ko) 리소그래피장치, 디바이스제조방법 및 이에 따라 제조된디바이스
KR0158681B1 (ko) 기판 마스크 패턴용 투사장치
CN101093362B (zh) 角分辨分光光刻术的特性测定方法与设备
US7528941B2 (en) Order selected overlay metrology
US7675629B2 (en) Exposure apparatus and device manufacturing method using a common path interferometer to form an interference pattern and a processor to calculate optical characteristics of projection optics using the interference pattern
KR102557192B1 (ko) 코-로케이티드 계측을 위한 방법 및 시스템
JP2020016898A (ja) アライメントシステム
WO2011159725A2 (en) Discrete polarization scatterometry
CN101482702A (zh) 检测方法和设备、光刻处理单元和设备、器件制造方法
KR102328438B1 (ko) 계측 장치
JPH0682313A (ja) 異なって偏光された光ビーム間の位相差を干渉的に決定する方法および装置
KR102262185B1 (ko) 측정 시스템, 리소그래피 시스템 및 타겟을 측정하는 방법
JP2001093833A (ja) 多チャンネル格子の干渉アライメントセンサ
JPH07159978A (ja) 位相シフトマスクの検査方法およびその方法に用いる検査装置
US7349102B2 (en) Methods and apparatus for reducing error in interferometric imaging measurements
US8456641B1 (en) Optical system
JP3029133B2 (ja) 測定方法及び装置
JP2001004336A (ja) 斜入射干渉計
JPH08313205A (ja) 斜入射干渉計装置
JP2022544187A (ja) 計測デバイスおよびそのための位相変調装置
JP3550605B2 (ja) 位置検出方法、それを用いた露光方法、その露光方法を用いた半導体素子、液晶表示素子又は薄膜磁気ヘッドの製造方法、及び位置検出装置、それを備えた露光装置
JP2753545B2 (ja) 形状測定システム
JPH09293663A (ja) 位置検出装置及び該装置を備えた露光装置
JPH04186116A (ja) 微小変位測定方法およびその装置