JP2001003856A - 隔膜ポンプおよびそれを装備した容器 - Google Patents

隔膜ポンプおよびそれを装備した容器

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    • B05B11/1073Springs
    • B05B11/1076Traction springs, e.g. stretchable sleeve

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプのジャムの防止、材料の均一分配。 【解決手段】 サポートに関して動くように搭載されて
いる移動部材からなるタイプのポンプであり;該移動部
材は少なくとも1つの開口部を経て、分配されるべき物
質が入り込むセントラルダクトを有している;該サポー
トは移動部材と協同してセントラルダクトの周りに可変
容量のポンプチャンバーを規定している;該ポンプは、
トップエンドで開口しておりボトムエンドで閉じている
スリーブの形態のセントラルポーションを有する隔壁を
有する;該セントラルダクトは該セントラルポーション
に挿入されている;その隔壁は、ポンプチャンバーの容
量が増加しその中に物質が吸い込まれるときポンプチャ
ンバーの開口部を隔離するように有機的に構成されてい
ることを特徴とするポンプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ、液体、例
えば化粧クリームを含有し、そのようなポンプを装着し
た容器に関する。
【0002】
【従来の技術】フランス特許2728089は、分配さ
れるべき物質を含有している容器にしっかり締められて
いるサポート上に置き換え可能なように搭載されている
プッシュボタン、そのプッシュボタンはそのボトムエン
ドに放射状の開口部が付与された円形状の円筒状のセン
トラルダクトを有している、該ダクトの周りに可変容量
の環状ポンプチャンバーを規定するサポートからなるポ
ンプを開示している。エラストマー製の隔壁がサポート
の上に搭載されている。隔壁は、トップエンドで開口し
ておりボトムエンドで閉じているスリーブの形態の円対
称セントラルポーションを有している。プッシュボタン
のセントラルダクトは隔壁中に挿入され、スリーブのエ
ンドウォールを圧迫する。
【0003】このように、隔壁は、ある量の物質が分配
された後、プッシュボタンを初期ポジションに復帰する
事を可能ならしめる弾力的なリターン部材を構成する。
【0004】また、プッシュボタンが復帰運動している
間、セントラルダクトを押圧することにより、ポンプチ
ャンバーを隔離し、それにより、エアーがチャンバーに
戻るのを妨げる。
【0005】このようなポンプは、パーツの数がごく少
なく、それ故、製造するのに比較的低コストである利点
を提供ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな公知のポンプは、完全に満足のいくものではなく、
出願人はプッシュボタンがジャム(jam)しがちであ
り、および/または物質を均一な量で分配しない傾向が
あるということに気が付いた。
【0007】さらに、このようなポンプは始動(primin
g)に困難性があるという欠点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記したタイ
プのポンプの操作信頼性を改良しようとするものであ
り、サポートに関して動くように搭載されている移動部
材からなるものであり;該移動部材は少なくとも1つの
開口部を経て、分配されるべき物質が入り込むセントラ
ルダクトを有している;該サポートは移動部材と協同し
てセントラルダクトの周りに可変容量のポンプチャンバ
ーを規定している;該ポンプは、トップエンドで開口し
ておりボトムエンドで閉じているスリーブの形態のセン
トラルポーションを有する隔壁を有する;該セントラル
ダクトは該セントラルポーションに挿入されている;そ
の隔壁は、ポンプチャンバーの容量が増加しその中に物
質が吸い込まれるときポンプチャンバーの開口部を隔離
(isolate)するように有機的に構成されている.
【0009】本発明は、隔壁のセントラルポーションの
ボトムポーションが、少なくともその周囲のセクター上
に(over sector)、有利には細いゾーンにより構成され
ている、好ましいい変形ゾーンを提供している、という
事実によりこれを達成する。
【0010】好ましい変形ゾーンの手段により、移動部
材を静止位置まで復帰させるように隔壁のセントラルポ
ーションが、その移動部材に比較的大きな復帰力(retu
rn force)を発揮するポンプを作る事が可能となり、使
用者が移動部材を押したとき分配されるようにポンプチ
ャンバーに含有されている物質がセントラルダクトに到
着するのを妨げることながない。
【0011】特別の具体例においては、隔壁のセントラ
ルポーションのボトムポーションが少なくとも2つのま
さに向かい合っている細いゾーンを有する。
【0012】さらに、特別の具体例においては、細いゾ
ーンは隔壁の厚さを少なくとも20%、好ましくは少な
くとも25%減少させて形成される。
【0013】有利には、隔壁のセントラルポーションの
内側表面は、内部に向かったステップを提供している。
【0014】好ましくは、該ステップは、好ましい変形
ゾーンのトップエンドと同じ高さに位置している。
【0015】特別な具体例においては、隔壁は可撓性リ
ップを有しており、それはまず第一にポンプチャンバー
の容積が減少するときポンプチャンバーを物質源から隔
離するのに適しており、そして第二番目には、その容積
が増加するとき物質が該ポンプチャンバーに入る事を可
能にするに適している。
【0016】特別な具体例においては、該可撓性リップ
は、下方へ開いた環状のトラフを形成する事により隔壁
のセントラルポーションに結合しており、サポートは、
該トラフのエンドウォールを圧迫するトップエンドを有
する内側スカートを包含しており、移動部材が下動して
ポンプチャンバーの容積を減少させるとき隔壁を保持し
ている。
【0017】好ましくは、該内側スカートはそのトップ
エンドに開口部を有しており、その開口部は可撓性リッ
プの高さより低い高さにあり、該開口部は、ポンプチャ
ンバーの容積が増加し、可撓性リップが内側スカートか
ら離れるとき、ポンプチャンバーに物質が到着する事を
可能としている。
【0018】特別な具体例においては、隔壁のセントラ
ルポーションは、そのトップエンドで環状ポーションに
結合しており、その環状ポーションの幅と厚さは、該セ
ントラルポーションが引き伸ばされたとき、隔壁の保持
を改良するように選択されている。
【0019】好ましくは、上記した環状ポーションの厚
さは、隔壁がポンプに組み込まれる前、隔壁のセントラ
ルポーションにおける隔壁の厚さ以上である。
【0020】好ましくは、上記した環状ポーションは、
隔壁がポンプに組み込まれる前、その厚さより少なくと
も1.5倍広く、好ましくはその厚さより2倍広いことであ
る。
【0021】有利には、隔壁のセントラルポーションの
エンドウォールは、隔壁がポンプに組み込まれる前、好
ましい変形ゾーンを除いて、隔壁のセントラルポーショ
ンのサイドウォールと実質的に同じ厚さを呈している。
【0022】好ましくは、エンドウォールの厚さは、隔
壁がポンプに搭載される前、好ましい変形ゾーンを除い
て、隔壁のセントラルポーションのサイドウォールの厚
さに対して20%以内に対応する。
【0023】特別な具体例においては、上記可撓性リッ
プの高さは、隔壁がポンプに組み込まれる前、隔壁のセ
ントラルポーションの高さ以上である。
【0024】特別な具体例においては、可撓性リップ
は、隔壁のトップエンドの方に行くにつれて厚さが増加
している。
【0025】特別な具体例においては、可撓性リップの
外側表面は、そのボトムエンドから始めると、隔壁のセ
ントラルポーションの軸の周りに円形状の円筒であるボ
トムポーションを呈しており、続いて円錐形であり、隔
壁のトップエンドの方にそれているアッパーポーション
がり、そのアッパーポーションは環状リブ(rib)にショ
ウルダーを経て結合している。
【0026】好ましくは、製造的な面を無視すれば、可
撓性リップの内側直径は、内側スカートの外側直径に等
しい。
【0027】また好ましくは、可撓性リップと内部スカ
ートとの間のクリアランスは、マイナスまたはゼロであ
る;これにより、可撓性リップは内側スカートに軽くク
ランプされることを確実にする。
【0028】特別な具体例においては、移動部材が静止
状態にある時、ポンプに組み込まれた後の隔壁のセント
ラルポーションの長さは、ポンプに組み込まれる前のそ
の初期の長さのより1.5倍以上であり、そして好ましく
は初期の長さの2倍以上、より好ましくは初期の長さの3
倍以上である。
【0029】特別な具体例においては、移動部材が完全
に押し下げられたとき、隔壁のセントラルポーションの
長さは、ポンプに組み込まれる前の隔壁の初期の長さの
2倍以上、好ましくはその初期の長さの3倍以上、より好
ましくはその初期の長さの4倍以上である。
【0030】特別な具体例においては、隔壁とセントラ
ルダクトの少なくとも一つは、隔壁とセントラルダクト
との間に形成される環状ゾーンを防止するように形作ら
れ、ポンプチャンバーの容積が減少するとき、ポンプチ
ャンバーに含まれている物質がセントラルダクトを経て
流れるのを防止する。
【0031】好ましくは、隔壁とセントラルダクトの少
なくとも一方は、少なくともサポートに関して移動部材
が転置している間、その周囲のあらかじめ決められた位
置でセントラルダクトおよび隔壁の他方を圧迫するよう
に形成されている。
【0032】好ましくは、隔壁およびセントラルダクト
の少なくとも一方は、少なくともサポートに関して移動
部材が転置している間、隔壁およびセントラルダクトの
他方が圧迫するようになる浮き彫りのポーション(porti
on in relief)を有している。
【0033】これにより、ポンプチャンバーの容積が変
化する間、移動部材がジャミング(jamming)することな
く信頼をおいて操作する事ができる。
【0034】上記した浮き彫りのポーションは、ポンプ
チャンバーの容積が減少している間、ポンプチャンバー
から出てきて、物質が分配される前に通るセントラルダ
クトの開口部の方に向かっている物質の流れを隔壁がブ
ロッキングするのを妨げることに資する。
【0035】これらの浮き彫りポーションは、また移動
部材のセントラルダクトを隔壁のセントラルポーション
の軸に沿って維持するのに役立っており、ポンプの満足
いく操作性に好ましい。
【0036】好ましい態様においては、該浮き彫りポー
ションは隔壁上に作られており、好ましくはその開口部
で隔壁のセントラルポーションの軸の周りに均一に配置
されている膨らみで構成されており、該膨らみは好まし
くは隔壁のトップフェース上で広がっている。
【0037】特別な具体例においては、サポートは、移
動部材の管状スカートに漏れを防止するように圧迫して
いる一対のシーリングリップを有しており、該管状スカ
ートは下方に開いており、セントラルダクトの周りに同
軸的に伸びており、該管状スカートはまたポンプチャン
バーのポンプ放射状外側ウォールを定めている。
【0038】特別な具体例においては、内側スカート
は、サポートのリメインダー(remainder)にはめ込まれ
る部品の一部である。
【0039】好ましい具体例においては、移動部材のセ
ントラルダクトはそのボトムエンドに少なくとも一つの
放射状開口部を付与されている。
【0040】好ましい具体例においては、移動部材はプ
ッシュボタンを構成し、セントラルダクトはディスペン
サーエンドピース(dispenser endpiece)と一体的に形成
されている。
【0041】特別の具体例においては、移動部材の管状
スカートはサポートのガイドスカートの内側をスライド
し、サポートの内側スカートと協同して、少なくとも一
つのエアーインテークオリフィスを経て物質源と通じ上
に向かって開いている環状トラフ(trough)を定めてお
り、移動部材の管状スカートは、移動部材が静止状態に
あり、ポンプチャンバーの容量が最大のとき、漏れを防
止するようにようにガイドスカートを圧迫している。
【0042】隔壁はニトリルエラストマー製でもシリコ
ーンエラストマー製でもよい。
【0043】特別の具体例においては、ポンプは、ある
量の物質を分配した後、初期位置に移動部材を復帰させ
るためのリターンスプリングを有している。
【0044】有利には、リターンスプリングは圧縮で作
動するらせんスプリングで構成されている。
【0045】好ましくは、スプリングは、スプリングの
トップエンドが膜のセントラルポーションのボトムエン
ドを圧迫するように膜の軸に沿って配置されている。
【0046】膜は圧縮応力を与えられる必要が無いか、
圧縮応力を与えてもよいがほんの比較的小さい程度でよ
いため、膜を構成するための材料を幅広く選択できる事
を可能とするので、リターンスプリングの存在は有利で
ある。
【0047】スプリングの存在はまた分配され得る物質
の範囲を拡大する。というのは分配用の物質に影響を及
ぼさない膜材料を見出す事がより容易になるためであ
る。
【0048】本発明はまた上記したようなポンプを取り
付けられた容器を提供する。
【0049】本発明の他の特徴と有利な要因は、本発明
のそして種々の器具の非制限的な具体例の以下の詳細な
説明を読む事により、また添付の図面を考察することに
より見えて来る。
【0050】
【発明の実施の形態】図1は、トップエンドだけが図示
されているボディー2を形成するタンクからなる容器を
示しており、サポート4がスナップ留めされているネッ
ク3を明確に定めている。
【0051】サポート4は軸Xに沿ってスライディング
状態にプッシュボタンをガイドし、そして最初の使用の
前には、プッシュボタンを覆っている除去可能な保護キ
ャップ6を乗せる働きをしている。
【0052】サポート4はネック3の内側表面に対して
もれない様に圧迫しているシーリングスカート7を有し
ている。
【0053】シーリングスカート7は、図に一部示され
ているように、放射状に伸びており、まずネック3の輪
状リム9上にスナップ留めされているフィキシングタブ
8により外側へ、そしてディップチューブ13を結合す
るためのエンドピース12を明確に定めている段のある
ウォール10の形態で内側へ伸びている。
【0054】外側スカート15およびガイドスカート1
6は、プラスティック材料を成形する事により、シーリ
ングスカート7、フィキシングタブ8および段のあるウ
ォール10とともに一体的に形成されている。
【0055】外側スカート15は、容器のネック3の周
りに広がっており、保護キャップ6が圧迫しているショ
ールダー17を提供している。
【0056】以下に説明するように、外側スカートのト
ップエッジ18は、静止状態でプッシュボタン5を保持
している。
【0057】サポート4は、別のパートにより構成され
る内側スカート20を有しており、それは段のあるウォ
ール10中に力により嵌合されている、ショールダーを
有するボトムエンド21を有している。
【0058】内側スカート20は、開口部(opening)2
2が提供されている実質的に先細りするトップエンドを
有している。より詳しくは図2、図3に示されている。
【0059】記述されている実施例においては、これら
の開口部22は、軸Xに平行に走るスロットの形態をし
ており、ステップ26まで内側スカート20の放射状内
側表面を占めている溝25により下方に伸びている。一
対の環状シーリングリップ24は、プラスチック材料を
成形する事により内側スカート20と一体的に形成され
ている。
【0060】プッシュボタン5は、そのボトムエンドで
歯31が付与されている外側スカート30を有してお
り、その歯は、図1に示されているように、プッシュボ
タンがその高い位置に静止しているとき、サポート4の
外側スカート15のトップエッジ18に接合(abutmen
t)している。
【0061】プッシュボタン5は、軸Xに沿って、セン
トラルダクト32および、該セントラルダクト32の周
りに環状ポンプチャンバー34を明確に定めている同心
管状スカート33を有する。
【0062】外側スカート30、管状スカート33、お
よびセントラルダクト32は、プラスチック材料を成形
する事により、セントラルダクト32と一体的に通じて
いるディスペンサーエンドピース35と一体となって形
成されている。
【0063】セントラルダクト32は、そのボトムエン
ドに放射状の開口部36を有しており、記述されている
実施例においては開口部が4つあるものであるが、その
開口部は軸Xにの周りに均一に分配されている。各開口
部は36は狭いスロットの形態である。
【0064】管状スカート33のボトムエンドは、図4
により詳細に示されているように、少しだけ外側に放射
状に伸びているシーリングリップ37を形成する。サポ
ート4のガイドスカート16のボトムポーションは、そ
の放射状内側表面に浅い環状セットバック41を有して
いる。
【0065】プッシュボタン5がハイポジションにある
時、図1に示されているように、シーリングリップ37
は、ガイドスカート16のトップポーションの円形状の
円筒表面40に漏れが生じない様に押圧されている。
【0066】このように容器の内側は、大気から隔離さ
れており、付与される物質の良好な保存に好ましい。
【0067】プッシュボタン5が押し下げられたとき、
シーリングリップ37は、環状セットバック41により
ガイドスカート16に漏れない様に押し付けられている
ことができなくなり、それにより内側スカート20とガ
イドスカート16の間に形成されるトラフ(trough)が外
側と通じる事を可能とする。
【0068】空気吸い込みオリフィス42がこのトラフ
の底に形成され、容器が空になるにつれ、空気が容器中
に連続的に通るようになる。
【0069】内側スカート20は、トップエンドで開口
し、エンドウォール52によりボトムエンドで閉じられ
ている、軸Xの周りにあるスリーブの形をしたセントラ
ルポーション51を有する隔壁(diaphragm)のマウント
としても働く。
【0070】このセントラルポーション51は、図5お
よび図6により詳しく示されているように可撓性のある
環状リップ53が外側へ伸びている。
【0071】セントラルポーション51で結合する事に
より、この可撓性のリップ53は、環状トラフ54を形
成し、そこに内側スカート20のトップエンドが挿入さ
れ、そのフリーエッジが該トラフのエンドウォールを圧
迫する。
【0072】可撓性リップ53は、内側スカート20上
に軽くクランプするように作られている。
【0073】図1に示されているように、可撓性リップ
53の高さは、開口部22の高さより大きく、可撓性リ
ップ53は、開口部22の向こう側の内側スカート20
の放射状外側表面に、内側表面56を介して漏れない様
に静止状態で圧迫するのに適している。
【0074】以下に詳述するように、可撓性リップ53
は、物質がポンプチャンバー34に到達できるように放
射状に外側へ変形することができる。
【0075】セントラルポーション51の開口部で、隔
壁50は、軸Xの周りに円形的に対称でない部分を有す
る。すなわち、この特別な実施例においては、以下にそ
の機能を説明する膨らみ55(bulge)である。
【0076】記述される具体例においては、図6に示さ
れているように、3つのこれらの膨らみ55があり、そ
れらは軸Xの周りに角度的に均一に分配されている。
【0077】図5に示されているように、これらの膨ら
み55のそれぞれは、そのトップエンドから始めると、
(ポンプに組み立てられる前)セントラルポーション5
1の放射状内側表面から、その約1/2の高さ以上突き出
ており、それぞれトラフ54上を実質的に横たわるよう
に隔壁50のトップフェース上を放射状に外側に広がっ
ている。
【0078】図6に示されているように、各膨らみ55
は、横断面における断面図において観察すると、軸Xの
方に突き出た凸状の断面をも呈している。
【0079】隔壁のセントラルポーション51の内側表
面は、エンドウォール52の方にわずかに円錐形をして
いるトップポーション70を有している。
【0080】膨らみ55は図5から分かるように、この
円錐形部分70上に形成されている。
【0081】円錐表面70は、内方へ向いているステッ
プ71を経て、軸Xに関して円形状の円筒の(circularl
y cylindrical)表面72に結合している。
【0082】隔壁のセントラルポーション51の外側表
面は、円錐部分73を有していおり、それはトップの円
錐部分70に平行であり、かつステップ71に平行なス
テップ74を経て、軸Xの周囲に円形状の円筒であるが
異なる直径を有する交互セクター(alternating secto
r)76と77により形成される表面75に結合してい
る、
【0083】さらに詳しくは、図7から判るように、そ
れぞれが90°を占める2つのセクター77があり、そ
れらはまさに向かい合っており、そしてそれらはセクタ
ー76の直径よりも小さい直径である。
【0084】セクター77は、円筒状の内側表面72と
協同して、まさに向かい合っている細いゾーン78を明
確に定めている。その機能は下記する。
【0085】図8に示されているように、セクター76
は、エンドウォール70のボトムフェース上に広がって
おりそして平行サイド80を有するストリップ(strip)
79により一体化されている。
【0086】可撓性リップ53の内側表面56は、円錐
形で、図5に見られるように、上に向かって収束してい
る。
【0087】ボトムエンドからスタートすると、可撓性
リップ53の外側表面は、軸Xの周りに実質的に円形状
の円筒であるボトムポーション81を有しており、続い
て上方へ開いている円錐形アッパーポーション82を有
しており、該アッパーポーション82はショールダー8
3を経て環状リブ84に結合している。
【0088】図5に見られるように、可撓性リップ53
をセントラルポーション51に一体化している環状ポー
ション85は広くて厚く、それ故、セントラルポーショ
ン51のトップエンドが、セントラルポーション51が
引き伸ばされたとき、内部スカート20に関して事実上
静止状態で保持される事を確実にすることを可能にして
いる。
【0089】記述される具体例においては、環状ポーシ
ョン85は、膨らみ55を除いて、その厚さの約2倍の
広さである。
【0090】記述される具体例におけるエンドウォール
52の厚さe1は、膨らみ55を除いて、表面73と7
0の間にあるセントラルポーション51のサイドウォー
ルの厚さe2と実質的に同じである。
【0091】記述される具体例においては、表面72と
75の間で測定されるセントラルポーション51の厚さ
3は、厚さe2の約0.75倍である。
【0092】具体例における実施例によると、厚さe1
は0.55mmで、厚さe2は0.55mmで厚さe3
0.4mmである(隔壁がポンプに組み込まれる前に測
定された厚さ)。
【0093】プッシュボタン5が静止状態のとき、図1
に示されているように、隔壁のセントラルポーション5
1の長さは、セントラルポーション51の初期の長さ
0の約3倍であり、伸びは200%に達する。
【0094】実施例によると、隔壁50が組み込まれて
いないとき、トラフ54のエンドウォールとエンドウォ
ール52のトップフェースとの間で測定された長さ 0
は約3mmであり、隔壁がポンプ内に置かれプッシュボ
タンが静止状態にある時、図1に示されているように、
セントラルポーション51の長さは約9mmである。
【0095】記述される実施例においては、プッシュボ
タン5の押し下げストロークの終わりには、セントラル
ポーション51は350%伸びる。
【0096】考慮下の実施例においては、セントラルポ
ーション51の長さは、約13.5mmであり、プッシュボ
タン5のダウンストロークは4.5mmである。
【0097】図1に示されているように、組み立ての間
に、プッシュボタン5のセントラルダクト32が隔壁5
0のセントラルポーション51中に挿入され、そのボト
ムエンドが隔壁50のエンドウォール52を圧迫する。
【0098】記述される実施例においては、膨らみ55
はセントラルダクト32の円形状の円筒表面を圧迫す
る。しかしながら、一般的に、プッシュボタンが静止状
態にあるとき、膨らみ55が、セントラルダクト32を
圧迫することは本質的でない。
【0099】プッシュボタン5が静止状態にあるとき、
歯31が外側スカート15のトップエッジと接合するよ
うに、隔壁50のセントラルポーション51は伸張して
いる。
【0100】一対のシーリングリップ24は、プッシュ
ボタン5の上下動に関係なく、管状スカート33の放射
状内側表面を漏れが生じないように圧迫している。
【0101】隔壁のセントラルポーション51の放射状
内側表面はセントラルダクト32における放射状開口部
36を閉じている。
【0102】静止時、可撓性リップの内側表面56は内
部スカート20を圧迫している。
【0103】サポート4、プッシュボタン5、および隔
壁50は、以下のように機能するポンプを構成する。
【0104】使用者が、プッシュボタン5を押し下げる
と、図9に示されているように、セントラルダクト32
は、隔壁50のエンドウォール52を下方に押しやり、
隔壁はセントラルダクト32が下方へ移動できるように
弾力的に変形し伸びる。
【0105】ポンプは満たされている、すなわちポンプ
チャンバー34は物質で満たされていると仮定する。
【0106】プッシュボタン5が下方へ動いている間、
ポンプチャンバー34に含まれている物質は、セントラ
ルダクト32と隔壁のセントラルポーション51との間
を排出され、セントラルダクト32の放射状開口部36
およびディスペンサーエンドピース35に到着する。
【0107】可撓性リップ53の内側表面56は、プッ
シュボタン5が下動している間、漏れが生じないように
内側スカート20を圧迫している。
【0108】プッシュボタン5がある距離押し下げら
れ、環状セットバック41に達すると、プッシュボタン
5の管状スカート33のシーリングリップ37が、漏れ
が生じないようにガイドスカート16を圧迫するのが終
わり、それにより、エアーインテークオリフィス42お
よびガイドスカート16と管状スカート33の間に存在
するクリアランスを経て、容器内部と外部との間を通じ
させることができる。
【0109】それらの間で、膨らみ55は物質のための
通路を残し、物質の圧力では打ち勝てないかもしれない
セントラルダクト32と隔壁のセントラルポーション5
1との間に形成している漏れ防止の環状のバリアゾーン
を妨げ、隔壁50が、物質における圧力の効果の元に、
開口部36のトップエンドの付近ではセントラルダクト
32から少し離れるようして移動して、それで物質が放
射状開口部36に達することができることが確保されて
いる。
【0110】薄いゾーン78の存在は、物質を放射状開
口部36に通すように、セントラルポーション51のサ
イドウォールの外側への変形に好都合である。
【0111】ステップ71の存在は、隔壁50によって
物質の流れがブロックされるリスクを冒すことなく、放
射状開口部36までセントラルダクト32に沿って物質
がより容易に下へ移動することを可能ならしめている。
【0112】膨らみ55は、内側スカート20に関して
同軸的にセントラルダクト32を保持し、隔壁が内側ス
カート20上にフックするようになっている。
【0113】使用者が、プッシュボタン5を放すと、プ
ッシュボタンは、初期の形状に戻るようになっている隔
壁のセントラルポーション51によって上方へやられ
る。
【0114】薄いゾーン78のために、これらのゾーン
を除いて、相対的に大きな材料厚さを提供でき、それに
より隔壁50がポンプの中におかれようとしている間、
セントラルポーション51が伸びることを可能ならし
め、得られるリターン力により、プッシュボタン5が、
ジャミングを冒すことなく上昇することを十分に確保す
るものである。
【0115】プッシュボタン5のリターン移動の間、隔
壁50のセントラルポーション51は、放射状開口部3
6を閉じ、ポンプチャンバー34に創られた吸い込み
(suction)により、内側スカート20の可撓性リップ5
3が離れていき、容器から物質を吸い込む。
【0116】ステップ71が、放射状開口部36のトッ
プエンド上に位置しており、そのためプッシュボタン5
のリターン移動の間、セントラルポーション51の表面
72は放射状開口部36を閉じることができる。
【0117】図10に示されているように、物質は、隔
壁50のセントラルポーション51に沿って内側スカー
ト20の溝を経由して流れ、開口部22を経て内部スカ
ートを通り抜け、そして可撓性リップ53の周りを通過
し、その外側に上昇することにより、ポンプチャンバー
34に達する。
【0118】プッシュボタン5が上昇している間、空気
は、ガイドスカート16と管状スカート33の間に存在
するクリアランスを経て、そしてエアーインテークオリ
フィス42を経て、容器中に入り込むことができ、この
過程は、上記したように、プッシュボタン5がそのハイ
ポジションに到達し、再びシーリングリップ37が漏れ
の生じないようにガイドスカート16を圧迫するまで続
く。
【0119】エンドウォール52の相対的に小さな厚さ
故に、隔壁が作られているエラストマー材料が、セント
ラルダクト32の押圧力下に丸くなってリム(rim)状に
なることを防止している。このようなリムが生じると内
部スカート20の内側表面を押圧し、ポンプの適当な操
作に有害となる摩擦を生じる。
【0120】当然に、本発明は上記した具体例に限定さ
れない。
【0121】特に、図11と図12に示されているよう
に、膨らみ55をセントラルダクト32のトップポーシ
ョン上に形成される膨らみ60で置き換えることによ
り、セントラルポーションのトップポーションの放射状
内側表面が円対称である隔壁を使用することが可能であ
る。
【0122】図10に点線で示しているように、らせん
スプリング90の手段によりプッシュボタンのリターン
移動をアシストあるいは引き起こすことも可能である。
【0123】スプリングは内部スカート20の内側に収
容され、それは圧縮により働き、そして、そのボトムエ
ンドはセットバック26を圧迫し、一方、そのトップエ
ンドは膜のエンドウォール52のボトムフェースを圧迫
している。
【0124】膜から上流に逆止め弁を置くことも可能で
あり、その弁はポンプチャンバー中に物質が吸い込まれ
ている間開いており、ある量の物質が分配されている間
移動部材が動くのを妨げるを防止するようにリークを提
供している。
【0125】弁は、図8に点線で示されているように、
エンドピース12をシートにしてボール91の手段で実
行されてもよい。
【0126】浮き彫りポーション(portion in relief)
92は、ボール91をシート近くに保持するために内側
スカートの内側表面に形成されている。
【0127】ボール91は、ある量の物質が分配されて
いる間、膜のセントラルポーションの下方への動きが妨
げられないことを確実にするリークを作れるように、非
常にラフであるように選択される。
【0128】ボール91は、数回プッシュボタンを動か
すことにより、ポンプを満たすことを可能ならしめる。
【0129】膜は少なくとも2つの異なる材料から作ら
れていてもよい。
【0130】それゆえ、可撓性リップ53を作るため
に、スプリング形成ポーション51を作るのに使用され
る材料よりもソフトである材料を使用することが可能で
ある。
【0131】実施例としては、フィラーの量を違わせる
以外は、同じエラストマーを使用できる。
【0132】異なる材料を使用することにより、セント
ラルポーション51にとっては比価格的硬い材料を使用
することが可能であり、そのことは良好なスプリング効
果を得るのに好都合であり、それにより可撓性リップ5
3の働きを妨げることがない。
【0133】示されていない具体例においては、らせん
スプリングが、セントラルダクトの周りに置かれ、そし
て、そのトップエンドがプッシュボタン5を圧迫してる
と共に、膜のトップエンドを圧迫しているボトムエンド
を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のポンプを装着した容器のトップ部分
の該略図。
【図2】 分離したサポートの内部スカート。
【図3】 分離したサポートの内部スカート。
【図4】 分離した移動部材の管状スカートの底部端の
断片(fragment)。
【図5】 ポンプに組み立てられる前、ポンプ1に装着
するための隔壁を分離して示している概略軸断面図。
【図6】 図5の断面線VI−VIに沿った断面図。
【図7】 図5の断面線VII−VII沿った断面図。
【図8】 図5の矢印VIIIに沿って眺めてみた隔壁
の中心部分の下方からの図。
【図9】 プッシュボタンを押したときにポンプの作動
の仕方を説明するための図。
【図10】 プッシュボタンを放したときにポンプの作
動の仕方を説明するための図。
【図11】 本発明器具の一態様におけるプッシュボタ
ンの中央ダクトの断片的該略図。
【図12】 図10の断面線XII−XIIに沿った断面
図。
【符号の説明】
4:サポート、5:移動部材、16:ガイドスカート、
20:内側スカート、22:開口部、24:シーリング
リップ、32:セントラルダクト、33:管状スカー
ト、34:ポンプチャンバー、35:ディスペンサーエ
ンドピース、36:開口部、42:エアーインテークオ
リフィス、50:隔壁、51:セントラルポーション、
52:エンドウォール,53:可撓性リップ、54:ト
ラフ、55:膨らみ、77:セクター、78:変形ゾー
ン、81:ボトムポーション、82:アッパーポーショ
ン、83:ショウルダー、84:環状リブ、85:環状
ポーション

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サポート(4)に関して動くように搭載
    されている移動部材(5)からなるタイプのポンプであ
    り;該移動部材は少なくとも1つの開口部(36)を経
    て、分配されるべき物質が入り込むセントラルダクト
    (32)を有している;該サポートは移動部材と協同し
    てセントラルダクトの周りに可変容量のポンプチャンバ
    ー(34)を規定している;該ポンプは、トップエンド
    で開口しておりボトムエンドで閉じているスリーブの形
    態のセントラルポーション(51)を有する隔壁(5
    0)を有する;該セントラルダクト(32)は該セント
    ラルポーションに挿入されている;その隔壁は、ポンプ
    チャンバーの容量が増加しその中に物質が吸い込まれる
    ときポンプチャンバーの開口部(36)を隔離するよう
    に有機的に構成されており;隔壁(50)のセントラル
    ポーション(51)のボトムポーションが、少なくとも
    その周囲の一つのセクター(sector)(77)上に、好ま
    しいい変形ゾーン(78)を提供している、という事実
    により特徴づけられている、ポンプ。
  2. 【請求項2】 該好ましい変形ゾーンが、細いゾーンで
    構成されているという事実によって特徴づけられる、請
    求項1に記載のポンプ。
  3. 【請求項3】 隔壁(50)のセントラルポーション
    (51)のボトムポーションが少なくとも2つのまさに
    向かい合っている細いゾーン(78)を有するという事
    実によって特徴づけられる、請求項2に記載のポンプ。
  4. 【請求項4】 細いゾーン(78)は隔壁の厚さを少な
    くとも20%、好ましくは少なくとも25%減少させて
    形成されているという事実によって特徴づけられる、請
    求項2または請求項3に記載のポンプ。
  5. 【請求項5】 隔壁のセントラルポーションの内側表面
    は、内部に向かったステップ(71)を提供していると
    いう事実によって特徴づけられる、請求項1〜4いずれ
    かに記載のポンプ。
  6. 【請求項6】 該ステップ(71)は、好ましい変形ゾ
    ーン(78)のトップエンドと同じ高さ位置していると
    いう事実によって特徴づけられる、請求項5に記載のポ
    ンプ。
  7. 【請求項7】 隔壁は、第一にポンプチャンバー(3
    4)の容積が減少するときポンプチャンバー(34)を
    物質源から隔離するのに適しており、そして第二番目に
    は、その容積が増加するとき物質が該ポンプチャンバー
    (34)に入る事を可能にするに適している、可撓性リ
    ップを有している、という事実によって特徴づけられ
    る、請求項1〜6いずれかに記載のポンプ。
  8. 【請求項8】 該可撓性リップ(53)は、下方へ開い
    た環状のトラフ(54)を形成する事により隔壁(5
    0)のセントラルポーション(51)に結合していると
    いう事実、および該サポートは、該トラフ(54)のエ
    ンドウォールを圧迫するトップエンドを有する内側スカ
    ート(20)を包含しており、移動部材(5)が下動し
    てポンプチャンバー(34)の容積を減少させるとき隔
    壁を保持しているという事実、によって特徴づけられ
    る、請求項7に記載のポンプ。
  9. 【請求項9】 内側スカート(20)は、サポートのリ
    メインダーにはめ込まれる部品の一部である、という事
    実によって特徴づけられる、請求項8に記載のポンプ。
  10. 【請求項10】 サポートが、移動部材の管状スカート
    (33)に漏れを防止するように圧迫している一対のシ
    ーリングリップ(24)を有しており、該管状スカート
    (33)は下方に開いており、セントラルダクト(3
    2)の周りに同軸的に伸びており、該管状スカート(3
    3)はまたポンプチャンバー(34)のポンプ放射状外
    側ウォールを定めている、という事実によって特徴づけ
    られる、請求項9に記載のポンプ。
  11. 【請求項11】 移動部材の管状スカート(33)はサ
    ポートのガイドスカート(16)の内側をスライドし、
    サポートの内側スカート(20)と協同して、少なくと
    も一つのエアーインテークオリフィス(42)を経て物
    質源と通じ上に向かって開いている環状トラフ(trough)
    を定めており、移動部材の管状スカート(33)は、移
    動部材が静止状態にあり、ポンプチャンバー(34)の
    容量が最大のとき、漏れを防止するようにようにガイド
    スカート(16)を圧迫している、という事実によって
    特徴づけられる、請求項10に記載のポンプ。
  12. 【請求項12】 該内側スカート(20)はそのトップ
    エンドに開口部(22)を有しており、その開口部は可
    撓性リップ(53)の高さより低い高さにあり、該開口
    部(22)は、ポンプチャンバーの容積が増加し、可撓
    性リップ(53)が、ポンプチャンバー(34)の方へ
    流れる物質からの押圧力の効果のもとに、内側スカート
    (20)から離れるとき、ポンプチャンバー(34)に
    物質が到着する事を可能としている、という事実によっ
    て特徴づけられる、請求項10または11いずれかに記
    載のポンプ。
  13. 【請求項13】 可撓性リップ(53)の高さは、隔壁
    がポンプに組み込まれる前、隔壁のセントラルポーショ
    ン(51)の高さ以上である、という事実によって特徴
    づけられる、請求項1〜12いずれかに記載のポンプ。
  14. 【請求項14】 可撓性リップ(53)は、隔壁のトッ
    プエンドの方に行くにつれて厚さが増加している、とい
    う事実によって特徴づけられる、請求項8〜13いずれ
    かに記載のポンプ。
  15. 【請求項15】 可撓性リップの外側表面(53)は、
    そのボトムエンドから始めて、隔壁のセントラルポーシ
    ョン(51)の軸の周りに円形状の円筒であるボトムポ
    ーション(81)を呈しており、続いて円錐形であり、
    隔壁のトップエンドの方にそれているアッパーポーショ
    ン(82)がり、そのアッパーポーション(82)は環
    状リブ(84)にショウルダー(83)を経て結合して
    いる,という事実によって特徴づけられる、請求項8〜
    14いずれかに記載のポンプ。
  16. 【請求項16】 製造的な面を無視すれば、可撓性リッ
    プ(53)の内側直径は、内側スカート(20)の外側
    直径に等しい、という事実によって特徴づけられる、請
    求項1〜15いずれかに記載のポンプ。
  17. 【請求項17】 可撓性リップ(53)と内部スカート
    (20)との間のクリアランスは、マイナスまたはゼロ
    である、という事実によって特徴づけられる、請求項1
    6に記載のポンプ。
  18. 【請求項18】 隔壁(50)のセントラルポーション
    (51)は、そのトップエンドで環状ポーション(8
    5)に結合しており、その環状ポーションの幅と厚さ
    は、該セントラルポーション(51)が引き伸ばされた
    とき、隔壁の保持を改良するように選択されている、と
    いう事実によって特徴づけられる、請求項1〜17いず
    れかに記載のポンプ。
  19. 【請求項19】 該環状ポーション(85)の厚さは、
    隔壁(50)がポンプに組み込まれる前、隔壁のセント
    ラルポーションにおける隔壁の厚さ以上である、という
    事実によって特徴づけられる、請求項18に記載のポン
    プ。
  20. 【請求項20】 該環状ポーション(85)は、隔壁
    (50)がポンプに組み込まれる前、その厚さより少な
    くとも1.5倍広く、好ましくはその厚さより2倍広い、と
    いう事実によって特徴づけられる、請求項18または請
    求項19に記載のポンプ。
  21. 【請求項21】 隔壁(50)のセントラルポーション
    (51)のエンドウォール(52)は、隔壁がポンプに
    組み込まれる前、好ましい変形ゾーン(78)を除い
    て、隔壁のセントラルポーションのサイドウォールと実
    質的に同じ厚さを呈している、という事実によって特徴
    づけられる、請求項1〜20いずれかに記載のポンプ。
  22. 【請求項22】 隔壁(50)のセントラルポーション
    (51)のエンドウォール(52)の厚さは、隔壁がポ
    ンプに搭載される前、好ましい変形ゾーン(78)を除
    いて、隔壁のセントラルポーションのサイドウォールの
    厚さに対して20%以内に対応する、という事実によっ
    て特徴づけられる、請求項1〜21いずれかに記載のポ
    ンプ。
  23. 【請求項23】 移動部材(5)が静止状態にある時、
    ポンプに組み込まれた後の隔壁のセントラルポーション
    の長さは、ポンプに組み込まれる前のその初期の長さ
    (l0)のより1.5倍以上であり、そして好ましくは初期
    の長さの2倍以上、より好ましくは初期の長さの3倍以上
    である、という事実によって特徴づけられる、請求項1
    〜22いずれかに記載のポンプ。
  24. 【請求項24】 移動部材が完全に押し下げられたと
    き、隔壁のセントラルポーション(51)の長さは、ポ
    ンプに組み込まれる前の隔壁の初期の長さ(l 0)の2倍
    以上、好ましくはその初期の長さの3倍以上、より好ま
    しくはその初期の長さの4倍以上である、という事実に
    よって特徴づけられる、請求項1〜23いずれかに記載
    のポンプ。
  25. 【請求項25】 隔壁とセントラルダクト(32)の少
    なくとも一つは、隔壁とセントラルダクトとの間に形成
    される環状ゾーンを防止するように形作られ、ポンプチ
    ャンバーの容積が減少するとき、ポンプチャンバーに含
    まれている物質がセントラルダクトを経て流れるのを防
    止する、という事実によって特徴づけられる、請求項1
    〜24いずれかに記載のポンプ。
  26. 【請求項26】 隔壁とセントラルダクトの少なくとも
    一方は、少なくともサポートに関して移動部材が転置し
    ている間、その周囲のあらかじめ決められた位置でセン
    トラルダクトおよび隔壁の他方を圧迫するように形成さ
    れている、という事実によって特徴づけられる、請求項
    25に記載のポンプ。
  27. 【請求項27】 隔壁およびセントラルダクトの少なく
    とも一方は、少なくともサポートに関して移動部材が転
    置している間、隔壁およびセントラルダクトの他方が圧
    迫するようになる浮き彫りのポーションを有している、
    という事実によって特徴づけられる、請求項26に記載
    のポンプ。
  28. 【請求項28】 該浮き彫りポーションは隔壁上に作ら
    れており、好ましくはその開口部(51)で隔壁のセン
    トラルポーション(51)の軸(X)の周りに均一に配
    置されている膨らみ(55)で構成されており、該膨ら
    み(55)は隔壁のトップフェース上で広がっている、
    という事実によって特徴づけられる、請求項27に記載
    のポンプ。
  29. 【請求項29】 移動部材のセントラルダクト(32)
    はそのボトムエンドに少なくとも一つの放射状開口部
    (36)を付与されている、という事実によって特徴づ
    けられる、請求項1〜28いずれかに記載のポンプ。
  30. 【請求項30】 移動部材はプッシュボタンを構成し、
    セントラルダクト(32)はディスペンサーエンドピー
    ス(35)と一体的に形成されている、という事実によ
    って特徴づけられる、請求項1〜29いずれかに記載の
    ポンプ。
  31. 【請求項31】 隔壁がニトリルエラストマー製または
    シリコーンエラストマー製である、という事実によって
    特徴づけられる、請求項1〜30いずれかに記載のポン
    プ。
  32. 【請求項32】 ある量の物質を分配した後、初期位置
    に移動部材を復帰させるためのリターンスプリングを有
    している、請求項1に記載のポンプ。
  33. 【請求項33】 リターンスプリングが圧縮で作動する
    らせんスプリングで構成されている、請求項32に記載
    のポンプ。
  34. 【請求項34】 スプリングが、スプリングのトップエ
    ンドが膜のセントラルポーションのボトムエンドを圧迫
    するように膜の軸に沿って配置されている、請求項33
    に記載のポンプ。
  35. 【請求項35】 膜から上流に逆止め弁を含んでなり、
    その弁はポンプチャンバー中に物質が吸い込まれている
    間開いており、ある量の物質が分配されている間移動部
    材の転位を妨げるのを防止するようにリークを提供して
    いる、請求項1に記載のポンプ。
  36. 【請求項36】 膜が、少なくとも2つの異なる材料で
    できている、請求項1に記載のポンプ。
  37. 【請求項37】 膜は少なくとも2つの異なる材料から
    作られており、そして可撓性リップ53は、膜のスプリ
    ング形成ポーションよりもソフトである材料でできてい
    る、請求項7に記載のポンプ。
  38. 【請求項38】 請求項1〜37いずれかに記載のポン
    プを装着した容器。
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