JP2001001967A - 二輪車錠 - Google Patents

二輪車錠

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JP2001001967A
JP2001001967A JP11177004A JP17700499A JP2001001967A JP 2001001967 A JP2001001967 A JP 2001001967A JP 11177004 A JP11177004 A JP 11177004A JP 17700499 A JP17700499 A JP 17700499A JP 2001001967 A JP2001001967 A JP 2001001967A
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shaft
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wire
lock rod
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Munetaka Namita
宗隆 波田
文群 ▲蘇▼
Bungun So
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MUNETAKA KK
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    • B62H5/00Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles
    • B62H5/003Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles using chains or cables
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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    • B62H5/14Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles preventing wheel rotation
    • B62H5/142Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles preventing wheel rotation by means of pivoting, or pivoting and sliding bolts
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B67/00Padlocks; Details thereof
    • E05B67/003Chain, wire or cable locks
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B71/00Locks specially adapted for bicycles, other than padlocks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡易で部品点数も少なく、組立などの
作業に手数を要さない強度の優れた二輪車錠を提供す
る。 【解決手段】 二輪車錠1の錠本体2は、車輪の外周部
分を跨るようにして車体に装着されるU字状のフレーム
10を有する。フレーム10の一端部に、ロック棒30
の先端部が挿脱可能な軸止孔16が設ける。他端部に
は、ワイヤー80の端部が挿入される固定孔44が設け
られるとともに、ロック棒30を往復動可能に支持する
軸受筒20が回動可能に支持される。軸受筒20とロッ
ク棒30との間には、ロック棒30の先端部が軸止孔1
6に挿入された状態を保持する錠機構が組み込まれる。
固定孔44には、軸受筒20の回動に応じて止め軸を出
没動作させ、ワイヤー80の端部を抜止め状態に保持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自転車、自動二輪車
などの車両を施錠するのに用いられる二輪車錠に関し、
特にこの発明は、車輪の外周部分を跨るようにして車体
に装着される型式の二輪車錠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の二輪車錠として、全体形
状が馬蹄形の馬蹄錠が一般によく知られている。この馬
蹄錠は、車輪を跨ぐようにして車体に取り付けられるも
ので、環状をなすケース体の内部に円弧状のかんぬきが
往復動自由に配備されている。
【0003】環状のケース体の中間に開放部分があり、
施錠に際して、レバーなどの操作でかんぬきを環状のケ
ース体に沿って摺動させると、かんぬきの先端部が前記
開放部分へ突出して、これを閉鎖する。この状態で鍵を
操作して錠機構を施錠動作させ、開放部分が閉成された
状態を保持する。鍵の操作で錠機構を解錠動作させる
と、復帰ばねの作用でかんぬきが環状のケース体を前記
と逆方向へ摺動し、かんぬきの先端部がケース体の内部
に引っ込んで前記開放部分を開放する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た馬蹄錠は、環状のケース体の内部にかんぬきを摺動可
能に組み込むため、内部構造が複雑となり、また、部品
点数も多く、部品を組み立てたり、かんぬきの動きを調
整したりする作業に手数がかかる。また、馬蹄錠のケー
ス体は中空であるため、強度が十分でなく、車両の転倒
などで破損または変形し、かんぬきの動作に支障をきた
すおそれがある。
【0005】また、馬蹄錠や箱形錠のように、車体に取
付け固定される二輪車錠は、車輪を拘束することにより
盗難の防止をはかるものであるから、トラックなどの運
搬手段が用いられる盗難に対してはこれを防止できな
い。この種の盗難に備えて、ワイヤー錠を別途用意し、
このワイヤー錠を用いて車体を手摺のような構造物に拘
束することも行われれている。しかしながら、この方法
では、二輪車錠とワイヤー錠の両方について、施錠およ
び解錠操作する必要があるため、操作がめんどうであ
り、また、ワイヤー錠を別途用意してこれを管理する煩
雑さがある。
【0006】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、車輪の外周部分を跨るようにして車体に装着す
ることが可能な形状のフレームの一端部にロック棒、他
端部に軸止孔を設け、前記ロック棒を往復動させてその
先端部を軸止孔に挿脱させる構造を採用することによ
り、構造が簡易で部品点数も少なく、組立などの作業に
手数を要さない強度の優れた二輪車錠を提供することを
目的とする。
【0007】この発明が他に目的とするところは、車輪
を拘束するための錠本体と、車体を手摺などの構造物に
拘束するためのワイヤーとを組み合わせ、錠本体の施錠
操作でワイヤーも併せて固定できるよう構成することに
より、ワイヤー錠を別途用意することなく、トラックの
ような運搬手段が用いられた盗難にも対応できる二輪車
錠を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
二輪車錠は、車輪の外周部分を跨るようにして車体に装
着することが可能な形状のフレームを有し、このフレー
ムの一端部には、ロック棒の先端部が挿脱可能な軸止孔
が設けられ、他端部には、前記ロック棒を往復動可能に
支持する軸受筒が、ロック棒の先端部が軸止孔との対向
位置まで回動するように、回動可能に支持される。前記
軸受筒とロック棒との間には、ロック棒の先端部が前記
軸止孔に挿入された状態を保持する錠機構が設けられ
る。
【0009】請求項2の発明では、前記軸受筒は、ロッ
ク棒が軸止孔に対して直角方向を向くようにばねで付勢
されている。
【0010】請求項3の発明では、前記軸受筒には、ロ
ック棒が軸止孔に対して直角方向を向いた状態に保持す
る保持手段が設けられている。
【0011】請求項4の発明にかかる二輪車錠は、錠本
体と、ループを形成することが可能なワイヤーとから成
る。前記錠本体は、車輪の外周部分を跨るようにして車
体に装着することが可能な形状のフレームを有し、この
フレームの一端部には、ロック棒の先端部が挿脱可能な
軸止孔が設けられ、他端部には、前記ワイヤーの端部を
挿脱することが可能な固定孔が設けられるとともに、前
記ロック棒を往復動可能に支持する軸受筒が、ロック棒
の先端部が軸止孔との対向位置まで回動するように、回
動可能に支持される。前記軸受筒とロック棒との間に
は、ロック棒の先端部が前記軸止孔に挿入された状態を
保持する錠機構が設けられる。前記固定孔には、前記軸
受筒の回動に応動してワイヤーの端部を抜止め状態に保
持する固定部材が設けられる。
【0012】請求項5の発明では、前記ワイヤーは、一
端部にリング部分を有し、このリング部分に他端部を挿
入することにより前記ループを形成することが可能にな
っている。
【0013】請求項6の発明では、前記ワイヤーは、他
端部に係合溝が周設された軸状体が取り付けられてお
り、前記固定孔に対して固定部材としての止め軸を軸受
筒の回動に連動させて出没動作させることにより、前記
軸状体の係合溝に止め軸を係合させる。
【0014】
【作用】軸受筒を回動してロック棒の先端部を軸止孔と
対向させた後、ロック棒を軸止孔に向けて突出動作させ
る。これによりロック棒の先端部が軸止孔へ挿入され、
この状態で施錠機構を作動させて施錠する。
【0015】請求項2の二輪車錠では、軸受筒をばねで
付勢しているので、解錠時は、ロック棒が軸止孔に対し
て直角方向を向く。
【0016】請求項3の二輪車錠では、軸受筒は、ロッ
ク棒が軸止孔に対して直角方向を向いた状態で保持され
るので、軸受筒が不用意に回動することがない。
【0017】請求項4の二輪車錠では、ワイヤーをルー
プ状にして手摺などの構造物に係留した後、ワイヤーの
端部を固定孔に挿入する。軸受筒を回動してロック棒の
先端部を軸止孔と対向させたとき、ワイヤーの端部は固
定部材により抜止め状態に保持される。ついで、ロック
棒を軸止孔に向けて突出動作させ、ロック棒の先端部が
軸止孔へ挿入する。この状態で施錠機構を作動させて施
錠する。
【0018】請求項5の二輪車錠では、ワイヤーを手摺
などの構造物に巻き付けた上で、一端部のリング部分に
ワイヤーの他端部を挿入することによりループが形成さ
れ、車体を構造物に拘束可能な状態となる。
【0019】請求項6の二輪車錠では、固定孔内へワイ
ヤーの軸状体を挿入した後、止め軸を軸受筒の回動に連
動させて固定孔へ突出させると、軸状体の係合溝に止め
軸が係合し、ワイヤーの端部は抜止め状態に保持され
る。
【0020】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である二輪車錠
1を自転車に取り付けた状態を、また、図2および図3
は、二輪車錠1の外観を、それぞれ示す。なお、図2は
施錠状態を、図3は解錠状態を、それぞれ示す。この二
輪車錠1は、車体100に取り付けられる錠本体2と、
錠本体2に取り付けられるワイヤー80とから成る。錠
本体2により後輪101が拘束され、ワイヤー80によ
り車体100が手摺などの構造物に拘束される。
【0021】前記ワイヤー80は、図4に示すように、
多数本の金属素線を撚って形成されるワイヤー本体81
の外周面を合成樹脂製の透明チューブ82で被覆した構
造のものである。このワイヤー80は、一端部を折り返
して止め金86で止着することによりリング部分85が
形成してある。このリング部分85にワイヤー80の他
端部を挿入することにより、手摺などの構造物に巻き付
けるためのループLを形成することができる。
【0022】ワイヤー80の他端には、金属製の軸状体
83が取り付けてある。この軸状体83の外周面には係
合溝84が周設されている。この係合溝84は、後述す
る筒軸40の頭部41(図5に示す)に形成された固定
孔44の内部に対して出没する止め軸60の先端を係合
させるためのもので、係合溝84に止め軸60の先端が
係合したとき、ワイヤー80の端部が抜止め状態に保持
される。
【0023】前記錠本体2は、鉄板などの高強度の金属
板を打抜加工して形成されるU字状のフレーム10を有
する。このフレーム10は、図5に示すように、湾曲部
11と両側の腕部12,13とを有する。フレーム10
の表面には、湾曲部11から両腕部12,13にかけて
合成樹脂製のカバー体14が止着される。
【0024】フレーム10の裏面には、両腕部12,1
3の位置に、取付金具91とねじ92とから成るホルダ
ー90がそれぞれ取り付けられる。各ホルダー90によ
り錠本体2のフレーム10が後輪101を跨ぐような格
好で車体100に固定されるもので、自転車の2本のリ
アホーク102,102に各ホルダー90の取付金具9
1を嵌めてねじ92により止着される。なお、図1の1
03は後輪101のスポークであり、後述する軸受筒2
0を回動させてロック棒30を押し出したとき、かんぬ
き部31がスポーク103,103間を貫通する。
【0025】フレーム10の一方の腕部12の先端部に
は、軸止孔16を有する取付板15が屈曲形成される。
軸止孔16は、他方の腕部13の先端部の方向を向く。
他方の腕部13の先端部には、後述する筒軸40を嵌入
して取り付けるための取付孔18と、後述するストッパ
ー23が当たる切欠17とが形成される。
【0026】一方の腕部12の先端部の表面には、前記
取付板15の位置に、取付板15の軸止孔16と連通す
る軸受穴4を有する合成樹脂製の軸受部材3が取り付け
られる。他方の腕部22の先端部の表面には、前記取付
孔18に嵌挿された筒軸40が取り付けられる。この筒
軸40には、軸受筒20が回動自由に支持される。
【0027】前記軸受筒20は、図6および図7に示す
ように、ロック棒30を往復動可能に支持する内孔25
を有する支持部21と、支持部21の内孔25と直交す
る方向の内孔24を有する支点部22と、前記フレーム
10の切欠17に当たるストッパー23とが一体形成さ
れたもので、前記支点部22が前記筒軸40上に回動可
能に支持される。支点部22の回動角度はほぼ90度に
設定されており、図3で矢印で示すように、ロック棒3
0の先端部が腕部13の延長方向を向く角度位置からロ
ック棒30の先端部が前記軸止孔16と対向する角度位
置まで回動する。ロック棒30の先端部が軸止孔16に
対向したとき、前記ストッパー23がフレーム10の切
欠17に突き当たる。
【0028】前記筒軸40は、図8〜図10に示すよう
に、頭部41と軸部42とから成り、軸部42を腕部1
3の先端部の裏面より取付孔18へ挿入しかつ頭部41
を腕部13の裏面に突出させた状態で取付け固定され
る。前記頭部41には、長さ方向の軸部42の内孔24
と連通する直径方向の固定孔44が貫通して開設されて
いる。この固定孔44は、前記ワイヤー80の端部に設
けられた軸状体83が挿脱できる孔径に形成されてい
る。
【0029】筒軸40の軸部42は、フレーム10の表
面上に突出するもので、軸部42上にスリーブ50を介
して軸受筒20の支点部22の内孔24が嵌まってい
る。支点部22の内孔24は、図7に示すように、孔径
が順次大きく設定された第1〜第3の孔部24a〜24
cより成り、第1の孔部24aには後述する押釦70
が、第2の孔部24bには筒軸40の軸部42が、第3
の孔部24cにはスリーブ50が、それぞれ嵌まってい
る。
【0030】前記スリーブ50の外周面には係合突起5
5が突設され、一方、前記第3の孔部24cの内周面に
は係合溝26が形成されている。この係合溝26に係合
突起55を係合させることにより、軸受筒20とスリー
ブ50とが一体に回動するようになっている。前記軸部
42の軸周面には、内孔43に連通する長さ方向の縦溝
46が開設され、軸部42の軸端面には、内孔43に連
通する径方向の横溝45が開設されている。なお、図9
において、47は軸受筒20が筒軸40より抜けるのを
防止するための抜止めである。
【0031】前記スリーブ50は、図11に示すよう
に、内孔51の周面に内向きの鍔状部53が突設されて
いる。この鍔状部53の上面には、周方向に傾斜する傾
斜ガイド54が形成される。スリーブ50の内孔51に
は、鍔状部53の下方位置に、につる巻きばね52が挿
入配備される。このつる巻きばね52の一端はスリーブ
50に、他端は筒軸40の軸部42の縦溝46に、それ
ぞれ係止されている。つる巻きばね52のばね力に抗し
て軸受筒20と一体にスリーブ50を回動させたとき、
前記ばね力により元の位置まで軸受筒20とスリーブ5
0とが復帰動作することが可能である。
【0032】前記軸部42の内孔43には、止め軸60
が挿入配備される。この止め軸60の上端部の周面には
ガイドピン61が突設してある。このガイドピン61は
軸部42の縦溝46に上下摺動自由に係合するととも
に、スリーブ50の前記鍔状部53の傾斜ガイド54上
に支持されている。スリーブ50の回動によりガイドピ
ン61が傾斜ガイド54上を摺動するとき、傾斜ガイド
54の傾斜に応じて止め軸60は上下動する。前記ロッ
ク棒30の先端部が軸止孔16と対向する位置までスリ
ーブ50が回動したとき、ガイドピン61は傾斜ガイド
54の傾斜下端に位置し、このとき、止め軸60の先端
が前記頭部41の固定孔44へ突出する。
【0033】前記止め軸60上には圧縮ばね62を介し
て押釦70が配備されている。前記圧縮ばね62は軸部
42の内孔43に配備され、止め軸61を固定孔44の
方向へ押し付け、かつ押釦70を押し上げている。押釦
70は、丸軸部71の下端に角軸状の台部72が一体形
成されて成る。丸軸部71は第1の孔部24aより上方
へ突出する。台部72は、上部が第1の孔部24aの対
角位置に形成されたロック溝27に、下部が前記筒軸4
0の軸部42の横溝45に、それぞれ係合する。この係
合状態のとき、軸受筒20の回動が規制されるが、押釦
70を押し下げたとき、台部72はロック溝27との係
合が外れるため、軸受筒20を回動することが可能とな
る。
【0034】前記ロック棒30は、図12に示すよう
に、シリンダ部32にかんぬき部31が一体に連設され
て成る。シリンダ部32の全長とかんぬき部31の基端
部とは軸受筒20の支持部21に往復動自由かつ回動自
由に支持される。かんぬき部31は長さの大部分が軸受
筒20の支持部21より突出し、その先端部が前記した
軸止孔16に対して挿脱可能である。
【0035】前記シリンダ部32は、軸部35と頭部3
4とから成り、シリンダ部32のほぼ全長にわたって前
記頭部34の端面に開口する鍵孔36が形成されてい
る。軸部35には鍵孔36と直交して複数のディスク収
容溝37が形成してある。各ディスク収容溝37には、
板面に鍵挿通孔が設けられたディスク38と、各ディス
ク38をそれぞれ外方へ付勢するコイルバネ(図示せ
ず)とを装填して錠機構5を形成している。
【0036】一方、前記軸受筒20の支持部21の内孔
25には、前記ディスク38と錠機構5を構成するディ
スク係合溝28が形成されている。前記鍵孔36に対し
て鍵6を挿脱するとき、シリンダ部32の前記ディスク
収容溝37よりディスク38が出没し、前記ディスク係
合溝28に係脱することにより、錠機構5の解錠および
施錠が行われる。
【0037】図13(1)〜(3)は、錠機構5の原理
を説明するための図である。図13(1)は、錠機構5
の施錠時の状態を示す。この状態では、シリンダ部32
の各ディスク38はコイルバネにより付勢されてディス
ク収容溝37より突出し、支持部21のディスク係合溝
28に係合している。
【0038】図13(2)は、鍵孔36へ鍵6を挿入し
た状態を示す。この状態では、各ディスク38はディス
ク収容溝37へ退避してディスク係合溝28との係合が
外れているため、ロック棒30は往復動および回動が可
能である。
【0039】図13(3)は、鍵36を所定の角度回動
操作したときの錠機構の解錠状態を示す。この状態で
は、ディスク収容溝37の開口位置はディスク係合溝2
8の位置から外れているため、各ディスク38は支持部
21の内孔25の周面により突出が阻止され、鍵36の
抜取りが困難である。
【0040】前記支持部21の内孔25には、ロック棒
30を押し上げる圧縮ばね33が配備され、この内孔2
5の上端には、内孔25の孔径を大きくした支持穴29
が形成されている。この支持穴29にはシリンダ部32
の頭部34が支持される。シリンダ部32の軸部35の
外周面には、ロック棒30の往復動作量を規制する長さ
方向のガイド溝39Aと、ロック軸30の回動角度を規
制する周方向のガイド溝39Bとが連続形成されてい
る。これらガイド溝39A,39Bには前記内孔25内
に突出するよう軸受筒20にねじ込まれたねじ7の先端
が係合する。
【0041】図3に示す解錠状態では、ロック棒30の
頭部34は支持部21の内孔25より突出しており、こ
のとき、ねじ7の先端はガイド溝39Aの終端に位置す
る(図12に示す状態)。図2に示す施錠状態では、ロ
ック棒30の頭部34は支持部21の内孔25に一定角
度回った状態で嵌まり込み、このとき、ねじ7の先端は
ガイド溝39Bの終端に位置する。
【0042】上記した構成の二輪車錠1を用いて車体1
00の後輪101を拘束しかつ車体100を手摺などの
構造物に拘束するには、まず、ワイヤー80を手摺など
の構造物に巻き付けた上で、ワイヤー80の軸状体83
の側の端部を他端部のリング部分85に挿通することに
より、車体100を前記構造物に拘束可能な状態とし、
前記軸状体83を筒軸40の頭部41の固定孔44へ挿
入する。
【0043】つぎに、押釦70を押して、軸受筒20を
回動可能な状態にした後、軸受筒20を回動してロック
棒30のかんぬき部31の先端部を軸止孔16と対向位
置させる。この軸受筒20の回動により止め軸60の先
端部が固定孔44の内部へ突出して軸状体83の係合溝
84に係合し、ワイヤー80の端部は抜止め状態とな
る。
【0044】つぎに、鍵孔36に挿入された状態の鍵6
によりロック棒30を押すと、ロック棒30のかんぬき
部31の先端部が軸止孔16に挿入され、さらに、鍵6
を所定角度だけ回した後、鍵6を鍵孔36より抜き取る
と、シリンダ部32の各ディスク38が軸受筒20の側
のディスク係合溝28に係合して施錠状態となり、ロッ
ク棒30が軸止孔16に挿入された状態が保持されると
ともに、ワイヤー80の軸状体83に止め軸60が係合
した抜止め状態が保持される。
【0045】つぎに、車体100および後輪101の拘
束を解除するには、鍵孔36に鍵6を挿入すると、シリ
ンダ部32の各ディスク38と軸受筒20の側のディス
ク係合溝28との係合が外れて解錠状態となるので、施
錠時とは逆方向へ鍵6を所定角度だけ回すと、ロック棒
30は圧縮ばね33により押し上げられ、かんぬき部3
1の先端部は軸止孔16より抜け出る。軸受筒20には
つる巻きばね52のばね力が作用しているので、軸受筒
20は施錠時とは逆方向へ回動して解錠状態となる。こ
の軸受筒20の回動により止め軸60の先端部が固定孔
44の内部から引っ込んで軸状体83の係合溝84との
係合が解除されるので、ワイヤー80を固定孔44より
抜き取ることができる。
【0046】
【発明の効果】この発明は上記の如く、車輪の外周部分
を跨るようにして車体に装着することが可能な形状のフ
レームを形成し、このフレームの一端部に軸止孔を設
け、他端部にロック棒を往復動可能に支持する軸受筒を
回動可能に支持し、軸受筒を回動させかつロック棒を往
復動させて、ロック棒の先端部を軸止孔に挿脱させるよ
うにしたから、構造が簡易で部品点数も少なく、組立な
どの作業に手数を要さない強度に優れた二輪車錠を構成
できる。
【0047】請求項2の発明では、ロック棒が軸止孔に
対して直角方向を向くように軸受筒をばねで付勢するか
ら、解錠状態のとき、容易かつ確実にロック棒を車輪部
分より外すことができる。
【0048】請求項3の発明では、軸受筒には、ロック
棒が軸止孔に対して直角方向を向いた状態に保持する手
段を設けたから、転倒などで、ロック棒が不用意に車輪
部分へ突き出るおそれがない。
【0049】請求項4の発明では、錠本体にワイヤーの
端部を挿脱することが可能な固定孔を設け、固定孔に、
軸受筒の回動に応じてワイヤーの端部を抜止め状態に保
持する固定部材を設けたから、ワイヤーを錠本体に容易
に固定できるとともに、ワイヤーを手摺などの構造物に
係留でき、ワイヤー錠を別途用意することなく、トラッ
クのような運搬手段が用いられた盗難にも対応できる。
【0050】請求項5の発明では、ワイヤーの一端部に
リング部を設け、このリング部分に他端部を挿入するこ
とによりループを形成することを可能にしたから、ワイ
ヤーを手摺などの構造物に容易に係留することができ
る。
【0051】請求項6の発明では、ワイヤーの他端部に
軸状体を取り付け、固定孔に止め軸を突出させて軸状体
の係合溝に係合させるようにしたから、簡易な構成で錠
本体にワイヤーの端部を固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である二輪車錠を自転車の
車体に取り付けた状態を示す正面図である。
【図2】二輪車錠の外観を示す施錠状態の斜視図であ
る。
【図3】二輪車錠の外観を示す解錠状態の斜視図であ
る。
【図4】ワイヤーの構成を示す一部を破断した斜視図で
ある。
【図5】フレームの構成を示す分解斜視図である。
【図6】軸受筒の外観を示す斜視図である。
【図7】軸受筒の断面図である。
【図8】フレームへの筒軸の取付状態および筒軸上への
部品の組立状態を示す断面図である。
【図9】筒軸上への部品の組立構造を示す分解斜視図で
ある。
【図10】筒軸の断面図である。
【図11】スリーブの断面図である。
【図12】ロック棒の構成を示す斜視図である。
【図13】錠機構の原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 二輪車錠 5 錠機構 10 フレーム 16 軸止孔 20 軸受筒 30 ロック棒 44 固定孔 52 つる巻きばね 60 止め軸 70 押釦 80 ワイヤー 83 軸状体 84 係合溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪の外周部分を跨るようにして車体に
    装着することが可能な形状のフレームを有し、このフレ
    ームの一端部には、ロック棒の先端部が挿脱可能な軸止
    孔が設けられ、他端部には、前記ロック棒を往復動可能
    に支持する軸受筒が、ロック棒の先端部が軸止孔との対
    向位置まで回動するように、回動可能に支持されてお
    り、 前記軸受筒とロック棒との間には、ロック棒の先端部が
    前記軸止孔に挿入された状態を保持する錠機構が設けら
    れて成る二輪車錠。
  2. 【請求項2】 前記軸受筒は、ロック棒が軸止孔に対し
    て直角方向を向くようにばねで付勢されている請求項1
    に記載された二輪車錠。
  3. 【請求項3】 前記軸受筒には、ロック棒が軸止孔に対
    して直角方向を向いた状態に保持する保持手段が設けら
    れている請求項1または2に記載された二輪車錠。
  4. 【請求項4】 錠本体と、ループを形成することが可能
    なワイヤーとから成り、 前記錠本体は、車輪の外周部分を跨るようにして車体に
    装着することが可能な形状のフレームを有し、このフレ
    ームの一端部には、ロック棒の先端部が挿脱可能な軸止
    孔が設けられ、他端部には、前記ワイヤーの端部を挿脱
    することが可能な固定孔が設けられるとともに、前記ロ
    ック棒を往復動可能に支持する軸受筒が、ロック棒の先
    端部が軸止孔との対向位置まで回動するように、回動可
    能に支持されており、 前記軸受筒とロック棒との間には、ロック棒の先端部が
    前記軸止孔に挿入された状態を保持する錠機構が設けら
    れ、前記固定孔には、前記軸受筒の回動に応動してワイ
    ヤーの端部を抜止め状態に保持する固定部材が設けられ
    て成る二輪車錠。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤーは、一端部にリング部分を
    有し、このリング部分に他端部を挿入することにより前
    記ループを形成することが可能になっている請求項4に
    記載された二輪車錠。
  6. 【請求項6】 前記ワイヤーは、他端部に係合溝が周設
    された軸状体が取り付けられており、前記固定孔に対し
    て固定部材としての止め軸を軸受筒の回動に連動させて
    出没動作させることにより、前記軸状体の係合溝に止め
    軸を係合させるようにした請求項4または5に記載され
    た二輪車錠。
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