JP2001001888A - 除雪装置を有する単軌条運搬機および軌条構成 - Google Patents

除雪装置を有する単軌条運搬機および軌条構成

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JP2001001888A JP11171732A JP17173299A JP2001001888A JP 2001001888 A JP2001001888 A JP 2001001888A JP 11171732 A JP11171732 A JP 11171732A JP 17173299 A JP17173299 A JP 17173299A JP 2001001888 A JP2001001888 A JP 2001001888A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単軌条運搬機の運行にあたって、軌条部の積
雪を連続的に排除するとともに、排除時の過荷重を感知
することによって積雪中に潜む危険要因を探知する。 【解決手段】 過荷重感知手段を有する除雪装置を運搬
機に連結して除雪走行し、軌条部の定位置停止装置が設
置された個所では、除雪スカートの一部を分割回動して
装置との当接を避け、また、積雪中に落石等の障害があ
れば過荷重として感知して即時運転を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願は急峻な山岳地等におい
て人員・資機材の輸送に使用される単軌条運搬機に係る
ものであり、特にはその軌条付近の積雪を除去し、円滑
な走行を可能とするための除雪装置を有する単軌条運搬
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】単軌条
運搬機を山岳地で使用する工事、たとえば山岳地に位置
する通信鉄塔とか送電線鉄塔の建設においては、豪雪地
では冬期間の工事は中止されるものであるが、その期間
でも運搬機の保守点検時並びに工事現場の巡視活動時等
には、運搬機を走行させる必要があった。また、緊急時
には積雪の状況にかかわらず、資機材の搬入が必要なこ
ともあり、その為には積雪時であろうと定期的な軌条の
整備は不可欠なものであった。このような背景の中で使
用される山岳地の単軌条運搬機であるが、豪雪地帯では
一晩の積雪で軌条が埋まる状況がしばしば発生するもの
であった。よって、予め積雪量を見込んで軌条を高位置
に敷設するのであるが、一般的な支柱で行う敷設では軌
条の高さは1.5M程度が限度である。軌条を高い位置
に敷設することは一応の積雪対策となるものであるが、
最大45度にもなる急勾配地での作業は困難なものであ
り、また雪解け時、降雨時の地形の変化も考慮に入れる
と、あまり高い位置に単軌条を敷設することは好ましい
方法ではなかった。また軌条が高い位置にあると除雪作
業を人力で行う際の障害にもなり、課題を残すものであ
った。このような状況においての保線作業を容易にする
という課題を本願では運搬機の前後に除雪装置を連結す
ることによって解決するものである。また、除雪装置の
採用にあたっては、その排除しようとする積雪荷重を除
雪装置と運搬機の連結金具Cに設けたセンサーSによっ
て感知して、所定以上の荷重を除雪装置が感知した際に
は運搬機Mの走行を停止する構造とし、過大な駆動力に
よる運搬機本体、軌条部への損傷を防止するものであ
る。よって適切な駆動力で繰り返し除雪動作を行いなが
ら深雪区間を通過し課題を解決するものである。またこ
のセンサーを配置することによって、積雪中に上方より
崩れ落ちた岩石が軌条にせき止められ、そのまま運搬機
が進めば脱線、損傷する危険な状況が隠れているような
場合、また積雪が凍結しその排除荷重が著しく大きく、
続行すればレール下面で駆動輪と噛合するラックおよび
駆動輪のピニオンが損傷して以後の運行が不可能となる
ような場合等でも、この荷重感知センサーを設ける対応
により、その過荷重を感知し運搬機を停止させることに
より安全な走行状態を得ることが出来るものである。ま
た他の課題として、単軌条運搬機は人員輸送の場合を除
いて無人でも運転されることが多く、その際の自動停止
のためにレールに配置された定位置停止装置は運搬機に
設けられた定位置停止レバーと当接作動関係にあり、対
して除雪装置は軌条部のレールと近接した位置を通過す
ることを目的とするため、定位置停止装置が上記除雪装
置と衝突して損傷することは必至であり、本願ではこの
課題も併せて解決するものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本願では課題を解決する
ため、車両の前部(必要に応じては後部にも)に感知セ
ンサー付の除雪装置を連結配置するとともに無人運転時
の荷降ろし地点等に設置された定位置停止装置の位置で
は除雪装置の一部分だけにその衝突による損傷を回避す
る構造を付加して、全体の連続した除雪機能を損なうこ
となく目的を達するものである。以下本願の概略構成を
述べる。一般的な単軌条運搬機Mの先頭車両はエンジン
を搭載した動力車M1 であり、その最先端部には、バン
パーが設けられているが、本願の除雪装置はこのバンパ
ーを取り外して取り付けるものである。除雪装置は、動
力車M1 との間に過荷重感知センサーSを組み込んだ連
結金具Cを配して連結するものであり、レールRの上下
を狭着してレールRに乗架する車輪ユニットに除雪スカ
ート5 を設置したものである。除雪スカート5 は後続の
動力車M1 に押され前進することにより所定部分の積雪
を排除して運搬機Mの走行を容易とするものであり、連
結金具Cに設けた感知センサーS設定値内の荷重の雪は
押し除け、設定値以上の荷重を感知した際には即時エン
ジンを切り運搬機Mの走行を停止して運搬機M、軌条の
損傷による運行不可能状態を回避するものである。ま
た、定位置停止装置6 の位置では、レール部にバイパス
的に添設する案内レール9 により除雪スカート5 の一部
を当該レール9 への乗架による上方回動で分割通過さ
せ、除雪スカート5 と定位置停止装置6の当接による装
置の損傷を防止し、連続した除雪運転を続行可能とする
ものである。
【0004】
【実施例】本願の実施例を詳記する。除雪装置のフレー
ム1 は、角パイプ11とプレート12を組合わせて成し、該
プレート12の上側には主レールRに乗架する小径の上側
車輪2 ,2 を軸21,21で転動自在に設け、その軸線下位
置のレール下面に当接する部分には、上側車輪より少し
大きい径のアイドル車輪3 ,3 を軸31,31によって転動
自在に設けて、上下両側よりレールを挟着する。車輪2
,3 間に位置する縦フレーム13の他端には、主レール
Rと平行して運搬機の荷重を分割支持する副レールSR
の上下に配置するローラー4 を設け、前方に鋤形の除雪
スカート5 を固定して設けたものである。
【0005】除雪スカート5 は、2分割構成とし、主レ
ールRと副レールSR間に配置するのを固定スカート部
51として、フレーム1 に軸止53して設ける。固定スカー
ト部51はフレーム1 に固定であり次に述べる可動スカー
ト部52と異なり位置を変えることは無い。主レールRを
挟んだ固定スカート部51の反対側の位置には可動スカー
ト部52が配置される。なおこの両スカートの分割を2分
割というのは概略であり、図1または図4に示すよう厳
密には固定スカート部51は軌条部の略中心である主レー
ルR上から副レールSRの上部までを除雪範囲とし、可
動スカート部52は主レールRの側部より反対側を除雪範
囲とするため、その除雪守備範囲の比率は6:4程度で
ある。可動スカート部52は上方向へ回動可能にフレーム
1 に軸止54し、先記した副レールSRの位置とは反対方
向にローラー軸55を一体的に突設して案内ローラー56を
回動自在に設ける。なおこの突設幅は可動スカート52よ
りなお側方へ出ており、後で述べる案内レール9 に乗り
上げ得る長さである。
【0006】さらに、可動スカート部52の後方に回動自
在に軸止57して補助可動除雪板58を設け、前記可動スカ
ート部52とリンク59で連結して一体的に構成し、この補
助可動除雪板58を可動スカート部52の回動と共に上方へ
回動させるものである。この補助可動除雪板58の位置は
可動スカート部52の後方であるとともに動力車先頭に設
けた定位置停止レバー10の前方に位置して、除雪走行の
際に可動スカート部52が除雪し残した雪または除雪後に
崩れ落ちた雪により定位置停止レバー10が押圧されて誤
作動するのを防止する目的を有している。また、可動ス
カート部52の回動と一体的に回動して定位置停止装置6
のT字金具61を回避する際には同作動を行うものであ
る。
【0007】定位置停止装置6 は、図3乃至図5に示す
ように、無人運転時等における停止が必要な位置の軌条
支柱7 にプレート,ボルト・ナット等により取付けら
れ、同装置6 のT字金具61の横バーに動力車M1の定位
置停止レバー10が当たり、レバー10を回動してスイッチ
を入れる構造である。このスイッチは動力車M1のエン
ジンの電気回路を切り電磁ソレノイドバルブで燃料カッ
トして停止を行うものである。 (図3において右側から左側に前進する場合)逆に、後
進する場合(図3において左側から右側に走行する)
は、定位置停止レバー10がT字金具61の横バーに当たっ
てもT字金具61の方が回動し、レバー10のスイッチは入
らない構造を有している。
【0008】連結金具Cは固定材C1 とそれに連結した
重合部の外筒C2 および外筒C2 内に重合収容される内
筒C3 より成る。内筒C3 にはバネC4 を収容し、バネ
C4の一端は固定材C1 との接合面と、他端は内筒端の
バネ当接板C32とで包囲し、バネシャフトC5 を貫通し
て螺合したナットC6 によりバネC4 の変位量を設定す
る。重合する外筒C2 、内筒C3 の相互関係は、外筒端
部両側に設けたガイド溝C21の切欠内に内筒側に突設し
たガイドC31を嵌入してバネC4 の伸縮に応じて内筒外
筒の摺動伸縮を可能とするものである。また、内筒C3
の端部のバネ当接板C32には当接突起C33を設けて外筒
C2 に設けたリミットスイッチLSの感知レバーLS1
との当接用とする。固定材C1 端と内筒C3 先端が連結
金具Cの両端部となるが、ここにはユニバーサルジョイ
ントJを設けて除雪スカート5 部と動力車M1 間を連結
するものである。除雪スカート5部が大きな荷重を受け
るとバネC4 が収縮し、内筒C3 が外筒C2内に嵌入し
て当接突起C33が感知レバーLS1 を押し、感知レバー
LS1 が回動してリミットスイッチLSが入るものであ
る。具体的には除雪スカート5 部で過積雪、落石、軌条
の損傷等による過荷重を受けると、内筒C3 内のバネC
4 が収縮し、当接突起C33と感知レバーLS1 の当接が
生じリミットスイッチLSが作動するものである。
【0009】リミットスイッチLSが作動するとエンジ
ンの電気回路がOFFとなり油圧が停止して駆動輪に併
設した油圧モーターのメカニカルブレーキが作動すると
ともに、電磁ソレノイドを配した燃料弁が閉じて、動力
車は停止するものである。また、このリミットスイッチ
LSの作動を油圧回路の電磁ソレノイドバルブ閉鎖にだ
け連携して、エンジンを停止させない方法も運行状況に
よっては便利な方法といえる。この感知センサーSの初
期作動荷重値の設定は筒内に配するバネC4 の弾性度つ
まり巻条数または変位量によって行うものであり、軌条
部の強度、動力性能等によって変更が可能である。この
荷重設定のためのバネ変位量と荷重の関係は図8に示す
よう、所定域内では一定の特性を有しており、多様な動
力性能を持つ運搬機の機種、また軌条の敷設状況等に応
用可能なものである。本願実施例では最大250Kg程
度に設定するものであるが、より強固な軌条、強力な動
力性能が設定できれば感知センサーSもより大きい荷重
に設定するものであり、バネの変位量を変化させるに
は、バネシャフトC5 端のナットC6 を操作することに
より行うものである。
【0010】またこの感知センサーSの初期作動値を設
定する第2の実施例として、電気信号により無段階的に
行う方法もある。具体的な方法としては図10のように
連結金具CにゲージGを貼り付けたロードセルRSを配
置して、荷重による押圧力歪を検知し、電気信号に変換
して初期に設定した基準値と比較し、その値が大きけれ
ばエンジンの電気回路をOFFとし、押圧を停止して駆
動輪に併設した油圧モーターのメカニカルブレーキを作
動させるとともに、電磁ソレノイドを配した燃料弁を閉
じて、動力車M1を停止させるか、あるいは油圧の停止
だけを行い走行を停止するものである。この手法では初
期作動荷重値の設定が運転席の操作盤に配置した設定ス
イッチにより可変とすることができ、除雪作業中の雪の
状態、軌条部の敷設状態等の変化に応じた作動値の変更
が運転操作の中で可能となり、運搬機を停止して行うバ
ネの変位量を手動で変更する方法に比してより便利なも
のである。
【0011】本願は、図2に示すように、運搬機Mのバ
ンパーを取り外した後に連結金具C端のユニバーサルジ
ョイントJを取付け、他端を前方に配した除雪装置の取
付金具14に取付ける。主レールRに除雪装置を乗架する
際には、上側車輪2 ,2 を外して主レールRの下側より
嵌め入れ、外していた上側車輪2 ,2 を主レールRの上
側に嵌入することによって行い、次に除雪スカート5 を
フレーム1 の上から覆せボルト・ナット等より取付ける
ものである。
【0012】以上の構成の除雪装置を有する本願単軌条
運搬機を走行させる場合、主レールRと副レールSR間
は運搬機底面に位置する駆動車輪や油圧モーター,油圧
パイプが通過するため、その通過空間は何も遮る物は設
置されておらず、固定スカート51によって連続除雪をす
ればよいのであるが、単軌条運搬機は一般的に自動運転
を可能とするため軌条両端部また所定荷降ろし場等に定
位置停止をさせる装置が設けられている。この定位置で
の停止を行うため、軌条部に定位置停止装置6 を設置
し、運搬機Mに定位置停止レバー10を設け、両者を接触
可能に配置するものである。本願の定位置停止レバー10
は、図2のように動力車M1 の駆動車輪ユニットUに取
付けられ、定位置停止装置6 は進行方向に向かって主レ
ールRの左側に配されているものである。よって、この
運搬機の定位置停止レバー10の通過空間の積雪は除雪し
なければルート途中でレバーが雪に当たって運搬機自体
の走行が停止してしまうため、それより前方の位置に除
雪スカート5 が必要となるものである。しかし、除雪ス
カート5 が固定されてしまうと、レールに設置された定
位置停止装置6 と衝突し損傷してしまうため、定位置停
止装置6 が設置された区間は、除雪スカート5 が回避す
る機構が必要になってくるものである。本願では定位置
停止装置6 を設けた軌条支柱7 の前後数箇所の軌条支柱
7 に案内レール取付支柱8 を設け、該案内レール取付支
柱8 にバイパス状に順次傾斜をつけて形成した案内レー
ル9 を主レールRに平行して設け、前記可動スカート部
52の案内ローラー56が案内レール9 上に乗架移動し、軸
54を中心として可動スカート部52先端部を上方へ自動回
動し、定位置停止装置6 を回避する構造を採用するもの
である。図3によって説明すれば、走行してきた単軌条
運搬機Mの可動スカート部52案内ローラー56は、定位置
停止装置6 手前より案内レール9 上に自動的に導かれ、
可動スカート部52先端が上方へ回動して定位置停止装置
6 のT字金具61を回避し、さらに走行すれば案内レール
9 は徐々に主レールR面と同一高さに収束し、再び可動
スカート部52は元の位置に納まって除雪走行を行うもの
である。
【0013】また、除雪途中で250Kgf以上の荷重
が除雪スカート5 に加わると、感知センサーSが作動し
て運搬機Mを停止させるものである。過荷重により感知
センサーSが作動した状態は、連結金具C内のバネC4
が押圧され、感知レバーLS1 が回動してリミットスイ
ッチLSが入り、エンジンの電気回路が切断され、電磁
ソレノイドを利用した燃料弁により燃料が遮断されると
ともに油圧モーターのメカニカルブレーキが作動した状
況である。この250Kgf以上の荷重はいろいろ推察
できるが、凍結して氷状となった雪であることが確認で
きれば再度低速で発車して徐々に除雪を行えばよいので
ある。積雪下に落石が隠れている場合、倒木がある場
合、またそれらによって軌条部が損傷変形して過負荷と
なっている場合等では、感知センサーSがそれらの危険
な状況の探査機となるものである。この様に感知センサ
ーSが作動して停車すれば必ず降車して積雪内の調査を
することが必要である。
【0014】また、上記したような凍結状態では、図1
2に示すように除雪スカート5 最先端に取付、取外し自
在な爪を任意に配置し、アイスピックで氷を砕くような
状況で砕氷進行する方法も効果がある。この方法におい
ては、単軌条運搬機自体が急傾斜地に敷設されるもので
あり、斜め下方に向いた爪は走行とともに氷の層の下に
自然と入りこみ、そのまま進行するだけで持ち上げられ
た氷の層が順次傾斜に沿って下方へと落下するものであ
る。
【0015】図13は、運搬機Mの後端部に取付けた除
雪装置であり、前記した前方先端に設けた除雪装置とは
同等の構造,効果を有し、運搬機Mの後進時に除雪する
ものである。運行形態によっては運搬機の乗架方向が逆
になることも有り、後端部が先頭となる際の実施状況で
あるとともに、長距離敷設路で、激しい降雪時の除雪に
おいて、帰り道の除雪が必要となる際には適するもので
ある。
【0016】
【発明の効果】以上、本願の除雪装置を設けた運搬機お
よびそれに対応した軌条構成を用いることにより、除雪
作業が安全に行えるものである。この除雪作業におい
て、積雪中に落石、倒木等のそのまま進行すれば危険な
状況が隠されていても、過大な負荷が除雪装置に加わっ
た際には感知センサーが作動して運搬機を停止させるた
め、過負荷による運搬機、軌条部の損傷が生じることも
なく、また最悪の場合には脱線に至るような危険な状況
を回避できるものである。また、除雪走行を行うことに
より運搬機の駆動車輪ユニットを成す駆動車輪や油圧モ
ーター,配管パイプ等に雪が付着して電気回路とか、油
圧配管のトラブルの原因となることもなく、また定位置
停止用の感知レバーが雪に当たって急停止するようなこ
ともなくなるものである。また、除雪装置自体は、軌条
途中より嵌合配置が可能であり、運搬機自体を軌条より
取り外して除雪装置を取り付けるという面倒な準備も必
要もないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願除雪装置斜視図。
【図2】本願除雪装置の走行状態正面図。
【図3】本願除雪装置の可動状態正面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】図3の左側面図。
【図6】本願除雪装置の透視図。
【図7】本願感知センサーの第1実施例の正面図。
【図8】図7の荷重−変位量特性図。
【図9】本願感知センサーの第1実施例の一部分斜視
図。
【図10】本願感知センサーの第2実施例の正面図。
【図11】本願除雪スカートに爪を配したところの斜視
図。
【図12】本願の砕氷進行状態の正面図。
【図13】本願単軌条運搬機の後端側に取付ける除雪装
置正面図。
【符号の説明】
1 フレーム 11 角パイプ 12 プレート 13 縦フレーム 14 取付金具 2 上側車輪 21,31 軸 3 アイドル車輪 4 ローラー 5 除雪スカート 51 固定スカート部 52 可動スカート部 511 補助スカート 53 軸止 54 回動軸 55 ローラー軸 56 案内ローラー 57 回動軸 58 補助可動除雪板 59 リンク 6 定位置停止装置 61 T字金具 7 軌条支柱 8 案内レール取付支柱 9 案内レール 10 定位置停止レバー C 連結金具 C1 固定材 C2 外筒 C3 内筒 C4 バネ C5 バネシャフト C6 ナット C21 ガイド溝 C31 ガイド C32 バネ当接板 C33 当接突起 G ゲージ L ラック LS リミットスイッチ LS1 感知レバー J ユニバーサルジョイント M 運搬機 M1 動力車 R 主レール RS ロードセル S 感知センサー SR 副レール U 駆動車輪ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蓬莱 圭司 兵庫県加東郡滝野町上滝野1573番地の2藤 井電工株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単軌条運搬機Mの最前部および/または
    最後部に、レールR近辺の積雪を排除するための鋤型
    で、上方回動可能な可動スカート部52と固定スカート部
    51の2分割構造で成る除雪スカート5 を設け、当該除雪
    スカート5 を、所定値以上の荷重を感知して運搬機Mを
    停止させる感知センサーSを組み込んだ連結金具Cを介
    して運搬機Mと接続することにより除雪装置を構成し
    て、常時には軌条周辺の除雪走行を行い、軌条部の定位
    置停止装置6 近辺に至ると、定位置停止装置6 を中心に
    レールR部の所定長部分にわたってバイパス的に併設し
    た案内レール9 上へ固定スカート部51と分離して可動ス
    カート部52が乗り上げ上方回動し、定位置停止装置6 を
    損傷することなく除雪運転を可能とする除雪装置を有す
    る単軌条運搬機および軌条構成。
  2. 【請求項2】 感知センサーSの初期作動荷重は連結金
    具に配する弾性体の変位量を状況に応じて選択して設定
    することを特徴とする請求項1項に記載の感知センサー
    を組み込んだ除雪装置を有する単軌条運搬機。
  3. 【請求項3】 感知センサーSの初期作動荷重は無段階
    可変的に設定し、電気信号に変換して感知した押圧荷重
    が設定した基準電圧を上回れば即時運搬機の停止回路を
    動作させることを特徴とする請求項第1項に記載の感知
    センサーを組み込んだ除雪装置を有する単軌条運搬機。
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