JP2001000473A - 拡径ストロー管およびその製造方法 - Google Patents

拡径ストロー管およびその製造方法

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JP2001000473A
JP2001000473A JP11173440A JP17344099A JP2001000473A JP 2001000473 A JP2001000473 A JP 2001000473A JP 11173440 A JP11173440 A JP 11173440A JP 17344099 A JP17344099 A JP 17344099A JP 2001000473 A JP2001000473 A JP 2001000473A
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straw
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Katsumasa Hoshi
勝正 星
Takeshi Banba
武 番場
Minoru Suyama
実 寿山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用する樹脂の量が少なく、なおかつ、十分
な座屈強度と十分に広い端部の外径とを有する拡径スト
ロー管を提供すること。また、上記の拡径ストロー管の
製造方法を提供すること。 【解決手段】 長尺の筒状体の少なくとも一方の端部
に、端部に向かって内径および外径を大きくした拡径部
を設けた拡径ストロー管とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡径ストロー管お
よびその製造方法に関し、特に、タンポンのアプリケー
タなどの挿入治具等に好適に使用される拡径ストロー管
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】経血処理用品としてのタンポンは、脱脂
綿等の繊維を円柱状の吸収体とし、この一方の端部が半
球状に丸められ、他方の端部からは実使用後の引き抜き
に用いる紐が伸び出た形状となっている。タンポンに
は、挿入に際してアプリケーター等の挿入補助具を用い
るものがある。このアプリケーターとしては、吸収体を
収納した外筒と、この外筒の後方に位置し、内側に押し
込み可能に設けられた内筒とを有する形状のものが存在
している。
【0003】図7は、従来のタンポンの一例を示した断
面図である。図7において、符号10は、不織布などか
らなる吸収体を示している。この吸収体10は、この吸
収体10は、外筒11内に収納され、この外筒11の後
方には縮径された縮径部11bが設けられており、この
縮径部11bには、内筒12が摺動可能に填め込まれて
いる。内筒12には、この内筒12が外筒11から抜け
ることを防止するとともに、内筒12の強度を維持する
ために、その両端にフランジ部12a、12aが設けら
れている。このタンポンは、実使用時に、指で内筒12
を外筒11内に押し込むことによって、外筒11の先端
11aから吸収体10が押し出されるようになってい
る。
【0004】上記外筒11および内筒12に対しては、
携帯時および使用時の取扱性を向上するために、コンパ
クト化および軽量化の要求が存在し、また、医療用具と
しての安全性の面から、その強度を保持することが要求
されていた。このため、外筒11および内筒12は、ポ
リエチレン、特に、LDPE(low density polyethyle
ne)などの樹脂を射出成形することによって製造されて
いる。ここで、外筒11に関しては、吸収体10の大き
さに対する制限等からこれ以上の軽量化はみこめない。
したがって、製造コストの削減を図るという要求とも相
まって、内筒12に対して、使用する樹脂の量を減ら
し、より一層コンパクト化し、軽量化することが求めら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内筒1
2の形成に使用する樹脂の量を少なくするために、単に
内筒の壁厚12dを薄くすると、内筒12の座屈強度を
維持することが難しいという問題がある。内筒12は、
医療用具として使用されるその形態から、1kgf以上
の力に耐えることが要求されており、これよりも座屈強
度が弱くなった場合には、吸収体10を押し出す際に内
筒12が変形して短くなり、吸収体10を充分に押し出
すことができなくなるという不具合が生じる可能性があ
る。
【0006】また、内筒12の形成に使用する樹脂の量
を少なくし、かつ、その強度を維持するために、内筒1
2の外径12Dを小さくすることが考えられるが、この
場合には、内筒12の吸収体10に当接する面積が減少
し、内筒12を外筒11内に押し込む力が吸収体10一
部に集中し、内筒12の外筒11側の端部が吸収体10
にめり込んで、吸収体10を充分に押し出すことができ
なくなるという不具合が生じる可能性がある。さらに、
内筒12の外筒11と反対側の端部12bの面積が減少
することから、この端部12bを指で押しにくくなった
りするという不都合が生じる可能性がある。
【0007】よって、本発明は、上記のような問題を解
決し、使用する樹脂の量が少なく、なおかつ、十分な座
屈強度と十分に広い端部の外径とを有する拡径ストロー
管を提供することを課題としている。また、上記の拡径
ストロー管の製造方法を提供することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の拡径ストロー管は、長尺の筒状体の少なく
とも一方の端部に、端部に向かって内径および外径を大
きくした拡径部を設けたことを特徴とする。このような
拡径ストロー管は、前記筒状体の端部に向かって内径お
よび外径を大きくした拡径部を設けたものであるので、
同等の座屈強度と、拡径部の最大外径に等しい外径とを
有する筒体と比較して、使用する材料の量を少なくする
ことができる。すなわち、拡径ストロー管の壁厚を、所
望の座屈強度が得られる程度に厚くしても、外径が小さ
い部分で使用する材料の量は少なくて済む。したがっ
て、軽量化とコストの削減を図ることができる。
【0009】また、上記の拡径ストロー管においては、
前記筒状体の少なくとも一方の端部に、鍔部を設けたも
のであることが望ましい。このような拡径ストロー管と
することで、拡径ストロー管の端部の強度を向上させる
ことが可能となる。また、鍔部を設けない場合と比較し
て、拡径ストロー管の端部から拡径ストロー管の長さ方
向に力を加えた際に生じる拡径ストロー管の端部からの
応力が、分散されやすいものとなる。したがって、この
拡径ストロー管を、例えば、タンポンの内筒として使用
した場合、拡径ストロー管の端部が吸収体や指にめり込
みにくいものとなる。
【0010】さらに、上記の拡径ストロー管において
は、前記拡径部の最大外径を、前記拡径部の最小外径の
1.5〜4倍としたものであることが望ましい。このよ
うな拡径ストロー管とすることで、タンポンの内筒とし
て使用した場合に、外筒から内筒が抜けにくく、かつ、
外筒内で内筒がスムーズに動くものとなり、使用しやす
いものとなる。
【0011】上記課題を解決するために、本発明の拡径
ストロー管の製造方法は、熱可塑性樹脂からなる長尺の
筒状体を形成し、先端から基端に向かって前記筒状体の
内径よりも小さい径から前記筒状体の外径よりも大きい
径まで拡径した金型を、前記筒状体の少なくとも一方の
端部に加熱しながら押し込み、前記筒状体の少なくとも
一方の端部に、端部に向かって内径および外径が大きく
なっている拡径部を形成することをを形成することを特
徴とする。このような拡径ストロー管の製造方法によれ
ば、金型を前記筒状体の端部に加熱しながら押し込むこ
とで、端部に向かって内径および外径が大きくなってい
る拡径部を有する拡径ストロー管を容易に製造すること
ができる。
【0012】また、上記の拡径ストロー管の製造方法に
おいては、前記基端に段部が設けられた金型を用いるこ
とにより、前記筒状体の端部に鍔部を形成することが望
ましい。このような拡径ストロー管の製造方法とするこ
とで、鍔部を有する拡径ストロー管を容易に製造するこ
とができる。
【0013】さらに、上記の拡径ストロー管の製造方法
においては、前記筒状体の少なくとも一方の端部に前記
金型の前記段部が当接するまで押し込み、さらに、前記
金型を前記拡径部の長さの0.1〜0.2倍の距離押し
込むことが望ましい。このような拡径ストロー管の製造
方法によれば、十分な強度を有する鍔部を形成すること
ができ、強度の優れた拡径ストロー管を容易に得ること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の拡径ストロー管
の一例を示した断面図である。図1において、符号1
は、拡径ストロー管を示している。この拡径ストロー管
1は、長尺で筒状のものであり、一方の端部には、中央
部1aから端部に向かって内径および外径を大きくした
拡径部1bと、端面を形成する鍔部1cとが設けられて
いる。
【0015】この拡径ストロー管1を形成する材質とし
ては、ホモポリプロピレン、ブロックコポリマーポリプ
ロピレン、耐衝撃性ポリプロピレンHIPP(high imp
actpolypropylene )、高密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、4フッ化エチレン、4フッ化エチレン・6
フッ化プロピレン、シリコーン樹脂などの熱可塑性樹脂
が使用される。とくに、この拡径ストロー管1をタンポ
ンの内筒として使用する場合には、ホモポリプロピレ
ン、ブロックコポリマーポリプロピレン、耐衝撃性ポリ
プロピレンHIPPが好ましく使用される。
【0016】また、この拡径ストロー管1においては、
拡径部1bの最大外径D1は、中央部1aの外径D2の
1.5〜4倍となっている。拡径部1bの最大外径D1
を中央部1aの外径(拡径部の最小外径)D2の1.5
倍未満とした場合、拡径部1bが設けられていることに
よる効果が十分に得られないため好ましくない。一方、
拡径部1bの最大外径D1が中央部1aの外径D2の4
倍を越える場合、拡径ストロー管1をタンポンの内筒と
して使用した場合に、内筒を外筒内で移動させる際の抵
抗が大きくなり、吸収体が押し出されにくくなるので好
ましくない。
【0017】図1に示す拡径ストロー管1を製造するに
は、まず、熱可塑性樹脂を押出成形することにより図2
に示す長尺の筒状体1Aを形成する。ついで、図3に示
す金型3を筒状体1Aの端部1dに200〜250℃に
加熱しながら押し込む。ここで使用される金型3は、鉄
などの金属からなるものであり、図3に示すように、先
端3aから基端3bに向かって、図2に示す筒状体1A
の内径よりも小さい径から筒状体1Aの内径よりも大き
い径まで拡径した円錐形の挿入部31と、挿入部31の
基端3bに設けられ、前記基端3bの外径よりも大きい
外径を有する段部32とからなっている。
【0018】このような金型3を図2に示す筒状体1A
の端部に押し込むには、まず、図4に示すように、筒状
体1Aの端部1dに金型3の段部32が当接するまで押
し込み、端部1dに向かって拡径された筒状体1Bとす
る。さらに、図5に示すように、金型3を図1に示す拡
径ストロー管1の拡径部1bの長さL2の0.1〜0.
2倍の距離押し込むことによって、図1に示す拡径部1
bおよび鍔部1cが形成される。その後、金型3を筒状
体1Aからはずして、冷却空気などを使用して冷却する
ことにより、図1に示す拡径ストロー管1が得られる。
【0019】このような拡径ストロー管1は、中央部1
aから端部に向かって内径および外径を大きくした拡径
部1bを設けたものであるので、同等の座屈強度と、拡
径部1bの最大外径D1に等しい外径とを有する筒体と
比較して、使用する材料の量を少なくすることができ
る。すなわち、拡径ストロー管1の壁厚D3を、所望の
座屈強度が得られる程度に厚くしても、中央部1aの外
径D2が小さいので使用する材料の量は少なくて済む。
したがって、軽量化とコストの削減を図ることができ
る。
【0020】また、この拡径ストロー管1は、端部に鍔
部1cを設けたものであるので、拡径ストロー管1の鍔
部1cを設けた側の端部の強度を向上させることが可能
となる。また、鍔部1cを設けない場合と比較して、拡
径ストロー管1の端部から拡径ストロー管1の長さ方向
に力を加えた際に生じる拡径ストロー管1の端部からの
応力が、分散されやすいものとなる。したがって、この
拡径ストロー管1を、例えば、タンポンの内筒として使
用した場合、拡径ストロー管1の端部が吸収体や指にめ
り込みにくいものとなる。
【0021】さらに、拡径ストロー管1の拡径部1bの
最大外径D1を、中央部1aの外径(拡径部の最小外
径)D2の1.5〜4倍としたので、タンポンの内筒と
して使用した場合に、外筒から内筒が抜けにくく、か
つ、外筒内で内筒がスムーズに動くものとなり、使用し
やすいものとなる。
【0022】また、上記の拡径ストロー管1の製造方法
は、熱可塑性樹脂からなる筒状体1Aを形成し、先端3
aから基端3bに向かって筒状体1Aの内径よりも小さ
い径から筒状体1Aの内径よりも大きい径まで拡径した
金型3を、筒状体1Aの端部1dに加熱しながら押し込
み、拡径ストロー管1の拡径部1bを形成する方法であ
るので、金型3を筒状体1Aの端部1dに加熱しながら
押し込むことで、中央部1aから端部に向かって内径お
よび外径が大きくなっている拡径部1bを有する拡径ス
トロー管1を容易に製造することができる。
【0023】また、基端3bに段部32が設けられた金
型3を用いて拡径ストロー管1を製造することにより、
筒状体1Aの端部1dに鍔部を形成することができ、容
易に鍔部1cを有する拡径ストロー管1を容易に製造す
ることができる。
【0024】さらに、筒状体1Aの端部1dに金型3の
段部32が当接するまで押し込み、さらに、金型3を拡
径ストロー管1の拡径部1bの長さの0.1〜0.2倍
の距離押し込むことで、十分な強度を有する鍔部1cを
形成することができ、強度の優れた拡径ストロー管1を
容易に得ることができる。
【0025】このような拡径ストロー管1は、例えば、
タンポンの内筒、2段式伸縮自在ストローの内側ストロ
ー、カテーテル端部などに好ましく使用される。
【0026】例えば、図1に示す拡径ストロー管1をタ
ンポンの内筒として使用する場合には、拡径部1bの最
大外径D1を7〜11mm程度、中央部1aの外径D2
を3〜7mm程度、壁厚D3を0.2〜0.4mm程
度、拡径ストロー管1の長さを60〜150mm程度、
拡径部1bの長さを6〜15mm程度とするのが好まし
い。
【0027】このような寸法の拡径ストロー管1におい
ても、上記の製造方法によって、容易に製造することが
できる。
【0028】例えば、タンポンの内筒として使用される
上記の寸法の拡径ストロー管1を、従来のタンポンの内
筒と同様の射出成形する方法によって製造する場合に
は、拡径ストロー管1の中央部1aの外径D2が3〜7
mm程度と細いために、前記中央部1aの形成に使用さ
れるコア金型の径を細くする必要がある。しかしなが
ら、コア金型の径をタンポンに使用される拡径ストロー
管1の中央部1aの外径D2に合わせて細くすると、強
度が不足し、大量の内筒を連続して製造する際にコア金
型が変形する可能性があり、操作性があまりに悪いた
め、事実上製造できないという問題が生じる。
【0029】なお、本発明の拡径ストロー管において
は、拡径部1bは、上述した例に示したように、一方の
端部にのみ設けてもよいが、両端部に設けてもよく、用
途などに応じて決定される。また、本発明の拡径ストロ
ー管においては、上述した例に示したように、外径およ
び内径が一定である中央部を有するものとしてもよい
が、拡径部1bのみからなるものとしてもよい。さら
に、本発明の拡径ストロー管においては、鍔部1cを、
上述した例に示したように、一方の端部のみにもうけて
もよいが、両端部に設けてもよく、用途などに応じて決
定される。
【0030】本発明の拡径ストロー管においては、拡径
部1bの形状は、上述した例に示したように、円錐形と
してもよいが、筒状体の中央部から端部に向かって内径
および外径を大きくした形状を有するものであれば、そ
の長さ方向の断面形状は、必ずしも、中央部から端部に
向かって直線的に大きくなっていなくてもよい。また、
長さ方向と直交する方向の断面形状は、必ずしも円形で
なくてもよく、例えば、略円形、楕円形、3角形、4角
形、6角形等の角形状としてもよい。
【0031】また、本発明の拡径ストロー管において
は、鍔部1cは、図1に示すように、拡径ストロー管の
端面が外側に延びた形状としてもよいが、例えば、図6
に示すように、鍔部1eを拡径ストロー管の端部を外側
にカールさせた形状としてもよく、とくに限定されな
い。また、鍔部1cは、設けなくてもよい。鍔部1cの
ない拡径ストロー管を製造する場合には、金型3とし
て、段部32が設けられていないものを使用してもよ
い。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例を示して詳しく説明す
る。熱可塑性樹脂であるブロックコポリマーPM261
A(商品名:日本ポリオレフィン株式会社製)を押出成
形することにより、長さ90mm、外径4.3mm、壁
厚0.25mmの図2に示す筒状体1Aを形成し、つい
で、図4に示すように、筒状体1Aの端部1dに、図3
に示す金型3を110℃に加熱しながら、金型3の段部
32が当接するまで押し込み、さらに、図5に示すよう
に、金型3を2mm押し込むことによって、図1に示す
拡径部1bおよび鍔部1cを形成し、その後、金型3を
筒状体1Aからはずして、冷却空気を使用して冷却する
ことにより、図1に示す拡径ストロー管1を得た。得ら
れた拡径ストロー管1の寸法を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1より、上記の製造方法によって、タン
ポンの内筒として使用可能な寸法を有する拡径ストロー
管1が容易に得られることがあきらかとなった。
【0035】また、このようにして得られた拡径ストロ
ー管1の座屈強度を調べた。その結果を表1に示す。表
1より、拡径ストロー管1の座屈強度は、4.5kgf
となり、1kgf以上の座屈強度を必要とするタンポン
の内筒として、十分に使用可能な強度を有するものであ
ることが確認できた。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
拡径ストロー管は、端部に向かって内径および外径を大
きくした拡径部を設けたものであるので、同等の座屈強
度と拡径部の最大外径に等しい外径とを有する筒体と比
較して、使用する材料の量を少なくすることができる。
すなわち、拡径ストロー管の壁厚を、所望の座屈強度が
得られる程度に厚くしても、外径が小さい部分で使用す
る材料の量は少なくて済む。したがって、軽量化とコス
トの削減を図ることができる。
【0037】また、本発明の拡径ストロー管の製造方法
は、熱可塑性樹脂からなる長尺の筒状体を形成し、先端
から基端に向かって前記筒状体の内径よりも小さい径か
ら前記筒状体の内径よりも大きい径まで拡径した金型
を、筒状体の端部に加熱しながら押し込み、拡径ストロ
ー管の拡径部を形成する方法であるので、金型を筒状体
の端部に加熱しながら押し込むことで、端部に向かって
内径および外径が大きくなっている拡径部を有する拡径
ストロー管を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の拡径ストロー管の一例を示した断面
図である。
【図2】 本発明の拡径ストロー管の製造方法を説明す
るための図であって、筒状体の一例を示した断面図であ
る。
【図3】 本発明の拡径ストロー管の製造方法を説明す
るための図であって、金型の一例を示した断面図であ
る。
【図4】 本発明の拡径ストロー管の製造方法を説明す
るための図であって、筒状体に金型の段部が当接するま
で押し込んだ状態を示した断面図である。
【図5】 本発明の拡径ストロー管の製造方法を説明す
るための図であって、鍔部が形成された状態を示した図
である。
【図6】 本発明の拡径ストロー管の他の例を示した断
面図である。
【図7】 従来のタンポンの一例を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 拡径ストロー管 1a 中央部 1b 拡径部 1c 鍔部 1A 筒状体 3 金型

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の筒状体の少なくとも一方の端部
    に、端部に向かって内径および外径を大きくした拡径部
    を設けたことを特徴とする拡径ストロー管。
  2. 【請求項2】 前記筒状体の少なくとも一方の端部に、
    鍔部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の拡径ス
    トロー管。
  3. 【請求項3】 前記拡径部の最大外径を、前記拡径部の
    最小外径の1.5〜4倍としたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の拡径ストロー管。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂からなる長尺の筒状体を形
    成し、 先端から基端に向かって前記筒状体の内径よりも小さい
    径から前記筒状体の外径よりも大きい径まで拡径した金
    型を、前記筒状体の少なくとも一方の端部に加熱しなが
    ら押し込み、 前記筒状体の少なくとも一方の端部に、端部に向かって
    内径および外径が大きくなっている拡径部を形成するこ
    とを特徴とする拡径ストロー管の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記基端に段部が設けられた金型を用い
    ることにより、前記筒状体の端部に鍔部を形成すること
    を特徴とする請求項4に記載の拡径ストロー管の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記筒状体の少なくとも一方の端部に前
    記金型の前記段部が当接するまで押し込み、さらに、前
    記金型を前記拡径部の長さの0.1〜0.2倍の距離押
    し込むことを特徴とする請求項5に記載の拡径ストロー
    管の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD492033S1 (en) 2003-04-04 2004-06-22 Playtex Products, Inc. Tampon applicator assembly
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