JP2001000447A - 肛門治療用シース装置 - Google Patents

肛門治療用シース装置

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JP2001000447A
JP2001000447A JP11170035A JP17003599A JP2001000447A JP 2001000447 A JP2001000447 A JP 2001000447A JP 11170035 A JP11170035 A JP 11170035A JP 17003599 A JP17003599 A JP 17003599A JP 2001000447 A JP2001000447 A JP 2001000447A
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Kunihide Kaji
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Akira Shiga
明 志賀
Masanori Hamazaki
昌典 濱▲崎▼
Kan Naito
観 内藤
Toshinari Maeda
俊成 前田
Yoshinao Ooaki
義直 大明
Hitoshi Hiraoka
仁 平岡
Hideki Tsujitani
英樹 辻谷
Nobuaki Akui
伸章 安久井
Takemichi Honda
武道 本多
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は正常組織を損傷させることな
く、容易かつ確実に病変部を治療することが出来る肛門
治療用シース装置を提供することにある。 【解決手段】本発明は、透明な中空の外シース2と、こ
の外シース2の壁部に開口された開口窓7と、上記外シ
ース2内に挿入され、上記開口窓7を、外壁部で閉塞す
る透明な内シース3と、この内シース3に設けられ、上
記開口窓7に位置決め可能な冷却プレート14と、この
冷却プレート14に冷凍治療用液化ガスを送り込むため
の冷却用パイプ36とを具備したことを特徴とする肛門
治療用シース装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肛門に発生した痔
核等の病変部を外科的に治療する際に使用する肛門治療
用シース装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】肛門の
内側に発生した痔核を外科的に治療する場合、シースや
開口器を用いて肛門に挿入して広げた空部を通じて肛門
の内壁部を直接に眼で観察しながら種々の処置具によっ
て切開等の手術を行っていた。しかし、シースや開孔器
を用いて肛門を広げた空部を通じて直接に眼で観察しな
がら処置具によって切開等の手術を行うため、手技の勝
手が悪いものであった。
【0003】本発明の目的とするところは、正常組織を
損傷させることなく、容易かつ確実に病変部を治療する
ことが出来る肛門治療用シース装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
透明な中空の外シースと、この外シースの壁部に開口さ
れた開口窓と、上記外シース内に挿入され、上記開口窓
を、外壁部で閉塞する透明な内シースと、この内シース
に設けられ、上記開口窓に位置決め可能な冷却プレート
と、この冷却プレートに冷凍治療用液化ガスを送り込む
ための管路とを具備したことを特徴とする肛門治療用シ
ース装置である。
【0005】請求項2に係る発明は、上記外シースに装
着されるホルダを設け、このホルダにより内視鏡を保持
し、この内視鏡により上記外シースおよび内シースの内
側から治療状況を観察するようにしたことを特徴とする
請求項1に記載の肛門治療用シース装置である。
【0006】請求項3に係る発明は、上記内シースは外
シースに挿入した状態で上記外シースの軸まわりに回転
自在であることを特徴とする請求項1に記載の肛門治療
用シース装置である。
【0007】請求項4に係る発明は、上記冷却プレート
の温度を測定するセンサを有し、上記冷却プレートの温
度を制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記
載の肛門治療用シース装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]図1乃至図3
を参照して本発明の第1の実施形態に係る肛門治療用シ
ース装置について説明する。
【0009】(構成)図1は肛門治療用シース1の組立
て状態の縦断面図である。この肛門治療用シース1は図
2(a)(b)で示すように、分離可能な外シース2と
内シース3を有し、肛門治療用シース1の手元端には同
じく図2(c)で示すアダプタ4が接続されるようにな
っている。
【0010】外シース2は透明なプラスチック等の材料
で等径の円筒状に形成され、その外シース2の先端側部
分は先端部分を丸めた円錐形状に形成されている。この
先端部6の側壁面には開放した開口窓7が設けられてい
る。外シース2の手元側端縁部によって形成される本体
8は上記アダプタ4をその外周に嵌め込んで接続するた
めの口金を構成している。本体8の外周には上記アダプ
タ4を気密な状態で接続するためのOリング9と、上記
外シース2内に連通する送気用口金10が設けられてい
る。
【0011】上記内シース3は外シース2の開口窓7を
閉塞するためのオブチュレータとなるものである。この
内シース3の手元側端には本体11が形成されている。
この本体11は、外シース2内に上記内シース3を嵌め
込んだ状態で、その外シース2の本体8に装着されたア
ダプタ4に嵌め込み係合するようになっている(図1
(a)を参照)。内シース3の本体11の外周には外シ
ース2と気密を保ちながら接続するためのOリング12
が設けられている。内シース3は上記外シース2と同様
に透明なプラスチック等の材料で等径の円筒状に形成さ
れる。外シース2および内シース3を形成する透明な材
料としては、例えばポリサルホン、アクリル、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン等がある。
【0012】内シース3の先端部13は外シース2の先
端部6の内面に密に沿う形状で丸めた円錐形状に形成さ
れている。また、内シース3はその挿入部全体の外周が
上記外シース2の内面に略密に接合する形状で形成され
ている。内シース3は外シース2に嵌め込まれた状態で
軸Lのまわりに回転自在に装着される。そして、外シー
ス2内に内シース3を嵌め込んだとき、外シース2の開
口窓7は内シース3の外周面で密な状態で閉塞される。
【0013】内シース3の先端部13には痔核等の冷凍
治療を行うための金属プレート(冷却用プレート)14
がその内シース3の一部を形成するように設けられてい
る。金属プレート14は外シース2の開口窓7の開口領
域に位置することができるように配設されている。外シ
ース2に嵌め込まれた状態で内シース3を軸Lのまわり
に回転する操作により開口窓7の開口領域に金属プレー
ト14を一致させることができる。金属プレート14は
開口窓7の開口領域の形状に相似な長円であるが、開口
窓7の開口領域よりも小さい。また、金属プレート14
は外シース2および内シース3の材質に比べて熱伝導率
が高い材料により形成されている。
【0014】上記アダプタ4は外シース2の本体8の外
周縁を挟み込む溝16を有したアダプタ本体17を有
し、上記溝16の内周には外シース2の本体8に装着さ
れたOリング9と係合する周回溝18が形成されてい
る。図1(a)で示すように、アダプタ本体17の内周
には内シース3の本体11が密に嵌着される。アダプタ
本体17の内周フランジ19には外シース2内に嵌め込
んだ内シース3の外周に装着したOリング12と係着す
る周回溝20が設けられている。
【0015】アダプタ本体17には、スコープ処置具ホ
ルダ21が支点ピン22によって回動可能に接続されて
いる。スコープ処置具ホルダ21はアダプタ4に内シー
ス3を装着するときの邪魔にならない位置に退避自在な
ものである。図1および図2の破線部分はそのスコープ
処置具ホルダ21を一杯に上方に開いた退避状態を示
す。
【0016】スコープ処置具ホルダ21には、スコープ
用チャンネル23と処置具用チャンネル24が設けられ
ている。ここでの処置具用チャンネル24は1つである
が、複数の処置具用チャンネル24を設けても構わな
い。
【0017】スコープ用チャンネル23内にはスコープ
保持用のリング状のストッパー25が設けられ、ストッ
パー25には、コイルばね26にて付勢された操作体2
7が連結されている。そして、操作体27を押し込むこ
とにより、リング状のストッパー25の内孔をチャンネ
ル23の内孔に合わせてその各内孔内にスコープ28を
挿入し、操作体27の押し込みを解除することにより、
ストッパー25がコイルばね26の付勢力で、スコープ
28を適当な力量で固定する機能を発揮する。
【0018】ここでのスコープ28は斜視タイプの硬性
鏡のものであり、その挿入部31がスコープ用チャンネ
ル23内に差し込まれる。この保持状態において、スコ
ープ28はその光軸まわりに回転自在である。32はス
コープ28の接眼部である。
【0019】一方、アダプタ本体17にはアダプタ4を
保持するためのグリップ29が設けられている。また、
アダプタ本体17の外周には指当て滑り止め用溝33が
形成されている。
【0020】上記処置具用チャンネル24には後述する
冷却チューブシステム35の冷却用パイプ36が挿入さ
れる。冷却用パイプ36の先端部分は、図1(a)で示
すように、上記アダプタ4を肛門治療用シース1に装着
した状態において、金属プレート14の裏面に近接して
向けられる。
【0021】図3は上記冷却チューブシステム35の全
体を示す。上記冷却用パイプ36は金属等の材料で形成
された液体ガスを送る管路を形成するものであり、この
冷却用パイプ36の基端には送液チューブ37が接続さ
れている。送液チューブ37は送気装置38に接続され
ている。ガスタンク39に充填された酸素や窒素の液化
ガスは送気装置38によって送液チューブ37に送り込
まれる。送液チューブ37の途中にはバルブ40が設け
られている。
【0022】この肛門治療用シース装置1を使用する場
合、まず、外シース2と内シース3を組み合わせると共
に、スコープ処置具ホルダ21を装着する。このとき、
内シース3の先端部分に位置する金属プレート14が外
シース2の開口窓7と重ならない状態で組合わせる。こ
のため、開口窓7の部分は内シース3の周面によって閉
塞されるが、外シース2、及び金属プレート14の部分
を除く内シース3の部分は透明であるため、外シース2
及び内シース3を通じて開口窓7の部分の外側の状況を
観察することができる。この観察状態で、肛門治療用シ
ース1を肛門より挿入する。
【0023】この時、透明な外シース2、内シース3を
通して肛門、直腸内を観察するが、この際、スコープ2
8を使用する場合には、スコープ処置具ホルダ21のス
コープ用チャンネル23にスコープ28を挿入装着す
る。
【0024】そして、痔核などが発見された場合、外シ
ース2の開口窓7が、丁度、患部41に位置するよう
に、外シース2を挿入または回転させる。開放窓2が丁
度患部41に位置したところで、内シース3を回転し、
開口窓7に金属プレート14が丁度重なるようにセット
する。尚、この後に、アダプタ4のスコープ処置具ホル
ダ21にスコープ28を装着するようにしてもよい。
【0025】この状態で、処置具用チャンネル24に冷
却用パイプ36を挿入し、冷却用パイプ36の先端を金
属プレート14に接触するように位置決めする。そし
て、冷却用パイプ36に炭酸や窒素などの液化ガスを注
入し、金属プレート14にその液化ガスを吹き付けるこ
とにより金属プレート14を冷却する。この金属プレー
ト14に直接に触れる患部41が集中的に凍結される。
【0026】ここで、内シース3が樹脂製であり、開口
窓7に臨む部分を金属プレート14としてこの部分のみ
を患部41に触れるようにすることで正常な部分を凍傷
から守り、また、効率的な凍結治療が可能である。これ
らの処置作業を内視鏡下で観察しながら行うので、確実
かつ容易に行うことができる。
【0027】また、冷却部を金属プレート14によって
形成したので、その冷却プレート部が全体的に均一な温
度になり、患部を均一に冷却することができる。一般に
金属は樹脂に比べて比熱が小さく熱伝導性が良いためで
ある。
【0028】更に、外シース2および内シース3の樹脂
部分には低温になり難いため、正常組織に悪い影響を与
えることが少ない。従って、金属プレート14が接触し
ている痔核部のみを集中的に治療することができる。
【0029】図4は上記冷却チューブシステム35の変
形例である。ここでは、上記金属プレート14の裏面に
冷却用パイプ36の先端を固定し、パイプ36の先端部
に吐出口44を形成した。さらに上記金属プレート14
の裏面にはその金属プレート14の温度を測定するため
の熱電対等の温度センサー45a,45bを設けたもの
であり、温度センサー45a,45bはケーブル46を
介して、送気装置38へ温度情報を伝送する。送気装置
38には設定温度や治療時間を設定するためのスイッチ
47と表示パネル48がある。また、表示パネル48は
治療中の金属プレート14の温度を表示させることも可
能である。そして、金属プレート14の温度情報を得て
冷却可能にするため、例えばガスの流量や時間等を適切
に制御する。
【0030】[第2の実施形態]図5乃至図14を参照
して本発明の第2の実施形態に係る肛門治療用シース装
置について説明する。この肛門治療用シース装置は上記
第1実施形態と同様の外シース51と内シース52が設
けられている。
【0031】外シース51の手元端にはフランジ53が
固定的に設けられ、フランジ53には外シース51の本
体部材54がねじ締結リング55を用いて着脱自在に接
続される。フランジ53と本体部材54との間にはシー
ルリング56が介在する。本体部材54にはスコープホ
ルダ60が回動自在に取着される。このスコープホルダ
60は前述した第1実施形態と同様に外シース51の手
元開口端から側方へ退避することができるようになって
いる。外シース51の先端部57は第1実施形態のもの
と同様の開口窓58が形成されている。
【0032】また、外シース51の本体部材54には操
作ハンドル61や、後述する検知部62を接続するケー
ブル63の接続部64、吸引口65、さらには図示しな
い送気口等が設けられている。
【0033】また、外シース51に嵌入される内シース
52の先端部66は図5および図7で示すように一側部
分が、その外シース51の中心からオフセットする退避
面部67を形成している。内シース52の手元側端には
本体部68が形成されている。この本体部68を外シー
ス51の本体部材54に嵌合して外シース51に内シー
ス52を装着できるようになっている。本体部材54と
本体部68の間にはシールリング69が介在している。
【0034】図9、10で示すように、外シース51の
本体部材54には内シース52の本体部68を取り外し
た状態で、気密口金70が取り付け得るようになってい
る。気密口金70は装着環71と、この装着環71の開
口を覆うシール用ゴムシート72と有し、ゴムシート7
2にはスコープホルダ60に装着したスコープ73の挿
入部が気密的に貫通する第1の挿通口74aと後述する
プローブ75等の挿入部を気密的に挿通する第2の挿通
口74bが形成されている。シール用ゴムシート72の
中央部にはそのシート部を内外から挟み込んで取付けね
じ76を装着する一対の円盤77が設けられている。
【0035】外シース51の本体部材54には内シース
52を取り外した状態で上記接続部64に検知部62が
着脱自在に接続される。検知部62にはドップラー血流
計のプローブ75、結さつ具や注射器等の処置具、その
他の器具を挿通することが出来る通孔62aが設けられ
ている。そして、これらの器具を通孔62aに挿入した
とき、その挿入方向の位置または挿入量等を検出でき
る。検知部62で検出した信号はケーブル63を介して
測定器78に伝送される。また、プローブ75は別のケ
ーブル79を介して検知器80に接続されている。
【0036】そして、外シース51を肛門内に挿入する
ときにはその外シース51に内シース52を嵌入し、図
12(b)で示す如く、外シース51の開口窓58に内
シース52の退避面部67以外の先端外周部分を位置さ
せてその開口窓58を閉塞し、この状態で挿入作業を行
う。
【0037】まず、図9で示す如く、外シース51の開
口窓58に上記プローブ75の先端センサ部75aの部
分を位置させてその開口窓58に位置する組織の状態を
測定する。開口窓58に病変部が、さらに正確に位置す
るように外シース51の位置を定める。そして、測定器
78によりその位置を記憶し、検出部62を通じて、他
の器具を挿入したとき、その位置に器具を正確に位置決
め出来る。例えば点灯することによりその位置に達した
ことを知らせる。
【0038】図13(a)は外シース51の開口窓58
に痔核83を位置させた状態であり、図13(b)はそ
の痔核83の中心位置(血量の最も大きい所)を、プロ
ーブ75で検出する状況を示す。図13(c)はその痔
核83に注射器81を用いて硬化剤を注入する方法を示
したものである。
【0039】別の方法としては、図13(d)で示すよ
うに、痔核83を吸引して開口窓58から病変部を引き
込み、この引き込まれて膨張した病変部位の根元に留置
スネア82のワイヤ84を掛け、図13(e)で示すよ
うに、病変部位の根元を緊縛するようにする。そして、
ワイヤ84で緊縛したまま留置し、自然に壊死して脱落
するのを待つ。
【0040】一方、処置後に外シース51を抜くときに
は、図12(a)で示す如く、内シース52を挿入する
が、この内シース52を挿入する際、外シース51の開
口窓58に内シース52の退避面部67を向けて、開口
窓58の周辺に隙間を形成させながら内シース52を挿
入する。この後、外シース51と内シース52の間の隙
間を通じて外シース51の先端部内に送気し、開口窓5
8内に侵入した組織を外へ押し出す。開口窓58から組
織を外へ押し出した後に内シース52を回転し、図12
(b)で示す如く、開口窓58に退避面部67以外の部
分を位置させてその開口窓58を閉塞する。この図12
(b)の状態で外シース51を引き抜く。従って、開口
窓58の部分と内シース52との間に組織を挟み込むこ
とを防げる。
【0041】尚、図13(e)で示すように、外シース
51の開口窓58の他に内シース52にも開口窓85を
設けて、その開口窓58と開口窓85の一致する量を変
えることによって開口の大きさを変えるようにしてもよ
い。
【0042】また、図14で示すものは、開口窓58の
周縁に突起86を形成し、この周囲に輪等のOリング8
7を被嵌して装着しておき、その外側に、スネア88の
ワイヤ89を掛けておくものである(図14(b)を参
照)。そして、外シース51内を吸引して開口窓58内
に病変部を引き込んだ後、図14(c)で示すようにス
ネア88のワイヤ89を引き込むことにより突起86の
部分からOリング87を押し出し、Oリング87を病変
部に掛けるようにした例である。スネア88のワイヤ8
9の横断面形状は図14(b)(c)で示す如く、Oリ
ング87を外し易いように楔状になっている。
【0043】図15及び図16は他の肛門遠隔診断・処
置用シース装置100の例を示すものである。図15は
それを用いるシステムの使用状況における全体システム
を示す。図15中101は案内用シースであり、この挿
入部102の先端部外周にはフランジ103が形成され
ている。フランジ103は挿入部102の先端部が肛門
内に挿入するときの挿入深さを規制する挿入深さ規制手
段を構成する。そして、図15で示す如く、フランジ1
03は肛門内に挿入部102を挿入するとき、その肛門
管の深さに挿入量を規制する。
【0044】また、図16で示す如く、案内用シース1
01内にはスコープ105や処置具106等の器具が設
けられ、これらの器具は駆動部107によって操作され
る。スコープ105や処置具106等の器具は案内用シ
ース101の先端に形成された開口部108から突き出
され、操作されるようになっている。また、案内用シー
ス101の開口部108内には炭酸ガスの吐出口(図示
せず)が形成されており、吐出口から供給される炭酸ガ
スを開口部108から放出することができるようになっ
ている。
【0045】案内用シース101のグリップ部104の
後端にはケーブル109が接続され、ケーブル109は
制御装置111に接続されている。制御装置111には
上記スコープ105で観察する画像を映し出すモニタ1
12、ガスボンベ113、上記器具を操作する操作装置
114が接続されている。
【0046】この肛門遠隔診断・処置用シース装置を使
用する場合は術者または患者自身が案内用シース101
のグリップ部104を把持して挿入部102の先端部を
肛門内に挿入すると、フランジ103が尻の外面に当た
り、フランジ103が挿入部102の挿入量を規制す
る。案内用シース101の開口部108は歯状線近傍に
位置する。肛門内において、案内用シース101の開口
部108の前方に位置する部位には空部115が形成さ
れ、加圧した炭酸ガスを供給して、空部115を確保す
る。そして、操作装置114によりスコープ105を操
作して患部を観察して診断を行う。また、操作装置11
4により処置具106等の器具を操作して患部を観察し
ながら手術を行う。このように患者と術者が離れた場所
にいて、肛門(歯状線近傍)の観察・診断が可能である
ため、診断や治療を受け易くなる。
【0047】図17で示す案内用シース101はグリッ
プ部104の先端に段差のある端面を形成し、この段差
端面121の先方部分を挿入部122としたものであ
る。この段差端面121が、挿入部122を肛門内に挿
入するときに尻に当たりその挿入量が肛門管の深さにな
るように挿入部122の挿入量を規制する挿入量規制手
段を構成する。
【0048】また、挿入部122は先端部123が外周
に丸みを持って形成され、この先端部123にはスコー
プ105や処置具106等の器具が導出される複数の案
内チャンネル125やガス供給チャンネル(図示せず)
が設けられている。
【0049】ここでは挿入部122の先端部123の外
周が丸みを持って形成されているので、肛門への挿入が
楽であり、患者も恐怖感をあまり持たずに済む。その他
は上記例と同様のものである。
【0050】図18で示す案内用シース101は挿入部
102に形成する開口部108を先端部127の一側面
に形成したものである。そして、この開口部108を通
じて器具が突き出され、炭酸ガスを放出することができ
るようになっている。この他は図16で示したものと同
様である。
【0051】図15乃至図18で示したような肛門遠隔
診断・処置用シース装置100を椅子131に装着して
使用する例が図19で示される。椅子131の座面の略
中央に開口孔132を形成し、この開口孔132に臨ま
して上記案内用シース101の挿入部102を配置す
る。この案内用シース101は昇降駆動装置133に保
持され、上記案内用シース101を昇降し、その挿入部
102を開口孔132から座面の上に突き出せるように
なっている。
【0052】肛門遠隔診断・処置用シース装置100を
備えた椅子131は患者側(診察室)135内に設置さ
れ、制御装置111、モニタ112、ガスボンベ11
3、操作装置114等の装置類は診察室とは別室136
に設置される。術者はその別室136において診断・処
置する作業を行う。
【0053】患者は椅子131の開口孔132に肛門を
向けて椅子131の座面に座る。術者は昇降駆動装置1
33を操作して、図20中点線で示すように、案内用シ
ース101を上昇し、その挿入部102を開口孔132
から座面の上に突き出すことによって肛門に挿入する。
【0054】図21及び図22は、前述したような構成
の肛門治療用シース装置139に挿入補助用カプセル1
40を設けた例である。カプセル140は、外シース1
41の挿入部先端に開口して形成したカプセル収納部1
42に、先端部分を突き出すようにして装填される。外
シース141の挿入部143の手元側端には肛門への挿
入量を規制するための段差端面144が形成され、これ
が挿入量規制手段となっている。挿入部143の側面に
は上記同様の開口窓145が形成され、この開口窓14
5は前述したと同様の内シース146によって挿脱され
る際には閉塞される。内シース146は図1で示すも
の、図5で示すもの、または図13(f)で示すように
開口窓145に一致させ得る開口部を有するものであっ
てもよい。
【0055】上記カプセル140にはケーブル147が
接続され、このケーブル147はカプセル収納部142
からカプセル140を取り外したとき、外シース141
から繰り出せるようになっている。また、カプセル14
0には送気孔149が形成され、ケーブル147を通じ
て供給される炭酸ガスなどの気体を送気孔149から放
出できるようになっている。
【0056】このような肛門治療用シース装置を肛門の
治療に使用する場合について説明する。肛門は通常、図
22(a)で示すように、閉塞した状態にあるので、ま
ず、図22(b)で示すようにケーブル147で押し込
んでカプセル140のみを肛門内に挿入する。次に、図
22(c)で示すように、カプセル140の送気孔14
9から肛門内にガスを送り込み、肛門内を膨らませる。
この後、ケーブル147をガイドとして挿入部143を
肛門内に誘導し、図22(d)で示すように、挿入部1
43を肛門内に挿入する。そして、ケーブル147を引
き、カプセル140をカプセル収納部142に戻す。以
後は前述したような診断及び治療を行う。
【0057】本発明は前述した実施形態のものに限定さ
れるものではない。上記実施形態の説明によれば、少な
くとも以下に列記する事項及びそれらを任意に組み合わ
せた事項のものが得られる。
【0058】<付記> (1群) 1.先端近傍側面に開口部とハンドル部を持つ透明な中
空シースと、この中空シースに接続される本体部と、こ
の本体部の口元部に取付けられ、内視鏡保持部を有する
気密キャップ(気密手段)と、この気密キャップを外し
た状態で上記シースおよび上記本体部の内部を貫通し、
上記本体部に対して取り付けられる透明なオブチュレー
タとからなる肛門観察・治療用のシースにおいて、上記
気密手段には上記内視鏡を挿入する第1の挿入孔と長軸
を有する器材類を挿入する少なくとももう一つの挿入孔
が設けられ、この第2の挿入孔と上記開口部とがほぼ直
線的に配置されることを特徴とするもの。
【0059】2.第1項において、上記器材類は鉗子等
の処置具類や超音波診断装置やドップラー血流計等の診
断器具であることを特徴とするもの。 3.第1、2項において、上記第2の挿入孔に挿入する
器材類の位置および処置対象組織の位置関係(前後・回
転方向)を検知する手段がチューブの内部に設けられて
いることを特徴とするもの。
【0060】4.第3項において、上記位置関係を検知
する手段は、上記シースの内部に着脱自在に配置される
ことを特徴とするもの。 5.第1項において、上記開口部の周囲にOリング状の
ゴムが配置され、これを開放する手段が設けられている
ことを特徴とするもの。
【0061】(2群) 1.少なくとも肛門管の深さにまで挿入される案内管
(シース)であって、この案内管には挿入深さを規制す
る手段が設けられ、上記案内管の内部を通じて内視鏡や
処置具等の器具を先端開口部より気密状態で案内し、そ
の器具は遠隔操作によって操作されることを特徴とする
もの。
【0062】2.第1項で上記挿入深さ規制手段は、上
記案内管の外面に設けられた全周状の径拡大部(フラン
ジ)であることを特徴とする。 3.第1、2項で、上記内視鏡は上記案内管の先端部を
超えた位置で任意の方向に彎曲・回転可能であることを
特徴とする。 4.第1〜3項で、これら案内管や内視鏡、処置具のユ
ニットは、略中央部に孔のあいた椅子に設置され、座面
に対して突没自在であることを特徴とする。
【0063】5.第1〜4項で上記案内管の先端部は、
概ね半球形状に覆われ、内視鏡や処置具を突出させるこ
とが出来るチャンネルを形成していることを特徴とす
る。 6.第1項で、上記先端開口部より略弾丸形状をした挿
入補助用カプセルが延在し、挿入補助用カプセルと上記
先端開口部とは、離れた第1の位置と挿入補助用カプセ
ルを先端開口部に装着或いは埋没させる第2の位置関係
を形成することを特徴とする。
【0064】7.第6項で、上記案内管とは柔軟な送気
用管状部材(ケーブル)により接続され、挿入補助用カ
プセルに設けられた1つ以上の孔(送気孔)と連通して
いることを特徴とするもの。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明の肛門治療用
シース装置によれば、正常組織を損傷させることなく、
容易かつ確実に病変部を治療することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施形態に係る肛門治療用シー
スの組立て状態の縦断面図、(b)はその肛門治療用シ
ースの背面図。
【図2】(a)は上記肛門治療用シースの外シースの縦
断面図、(b)は上記肛門治療用シースの内シースの縦
断面図、(c)は上記肛門治療用シースのアダプタの縦
断面図。
【図3】第1の実施形態に係る肛門治療用シース装置に
おける冷却チューブシステムの全体を示す説明図。
【図4】上記冷却チューブシステムの変形例を示す説明
図。
【図5】第2の実施形態に係る肛門治療用シースの組立
て状態の縦断面図。
【図6】第2の実施形態に係る肛門治療用シースの組立
て状態の背面図。
【図7】図5中のA−A線に沿う部分の横断面図。
【図8】図5中のB部分の拡大縦断面図。
【図9】第2の実施形態に係る肛門治療用シースの使用
状態での縦断面図。
【図10】第2の実施形態に係る肛門治療用シースの使
用状態での背面図。
【図11】第2の実施形態に係る肛門治療用シースの検
知部の側面図。
【図12】第2の実施形態に係る肛門治療用シースにお
ける外シースと内シースの嵌合状態の説明図。
【図13】第2の実施形態に係る肛門治療用シースを用
いて痔核を手術する手順の説明図。
【図14】(a)は第2の実施形態に係る肛門治療用シ
ースの変形例の縦断面図、(b)はその要部の断面図、
(c)はその要部の解除時の状態を示す断面図。
【図15】肛門遠隔診断・処置用シース装置の他の例を
示すシステム説明図。
【図16】上記肛門遠隔診断・処置用シース装置の案内
用シースの斜視図。
【図17】他の肛門遠隔診断・処置用シース装置の案内
用シースの斜視図。
【図18】さらに他の肛門遠隔診断・処置用シース装置
の案内用シースの斜視図。
【図19】上記肛門遠隔診断・処置用シース装置を椅子
に装着して使用する例の説明図。
【図20】上記肛門遠隔診断・処置用シース装置を椅子
に装着して使用する例の要部の断面図。
【図21】肛門治療用シース装置に挿入補助カプセルを
設けた例の斜視図。
【図22】上記肛門治療用シース装置に挿入補助カプセ
ルを設けた例の斜視図。
【符号の説明】
1…肛門治療用シース、2…外シース、3…内シース、
4…アダプタ、7…開口窓、14…金属プレート、21
…スコープ処置具ホルダ、23…スコープ用チャンネ
ル、24…処置具用チャンネル、36…冷却用パイプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱▲崎▼ 昌典 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 内藤 観 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 前田 俊成 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 平岡 仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 辻谷 英樹 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安久井 伸章 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 本多 武道 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 JJ02 JJ03 4C061 AA04 BB01 CC00 DD00 FF23 FF50 HH56 4C098 AA10 BB18 DD25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な中空の外シースと、この外シースの
    壁部に開口された開口窓と、上記外シース内に挿入さ
    れ、上記開口窓を、外壁部で閉塞する透明な内シース
    と、 この内シースに設けられ、上記開口窓に位置決め可能な
    冷却プレートと、この冷却プレートに冷凍治療用液化ガ
    スを送り込むための管路とを具備したことを特徴とする
    肛門治療用シース装置。
  2. 【請求項2】上記外シースに装着されるホルダを設け、
    このホルダにより内視鏡を保持し、この内視鏡により上
    記外シースおよび内シースの内側から治療状況を観察す
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の肛門治
    療用シース装置。
  3. 【請求項3】上記内シースは外シースに挿入した状態で
    上記外シースの軸まわりに回転自在であることを特徴と
    する請求項1に記載の肛門治療用シース装置。
  4. 【請求項4】上記冷却プレートの温度を測定するセンサ
    を有し、上記冷却プレートの温度を制御するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の肛門治療用シース装
    置。
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