JP2000516473A - 爆発物の生分解 - Google Patents

爆発物の生分解

Info

Publication number
JP2000516473A
JP2000516473A JP10510516A JP51051698A JP2000516473A JP 2000516473 A JP2000516473 A JP 2000516473A JP 10510516 A JP10510516 A JP 10510516A JP 51051698 A JP51051698 A JP 51051698A JP 2000516473 A JP2000516473 A JP 2000516473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rdx
active substance
sample
enzyme active
degrading enzyme
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10510516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000516473A5 (ja
JP4083226B2 (ja
Inventor
スティーヴン ニックリン
ニール チャールズ ブルース
クリストファー エドワード フレンチ
エマ レイチェル トラヴィス
アムリック バスラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UK Secretary of State for Defence
Original Assignee
UK Secretary of State for Defence
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UK Secretary of State for Defence filed Critical UK Secretary of State for Defence
Publication of JP2000516473A publication Critical patent/JP2000516473A/ja
Publication of JP2000516473A5 publication Critical patent/JP2000516473A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4083226B2 publication Critical patent/JP4083226B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor
    • C12N1/205Bacterial isolates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/34Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving hydrolase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/8215Microorganisms
    • Y10S435/822Microorganisms using bacteria or actinomycetales

Abstract

(57)【要約】 ヘキサヒドロ-1,3,5-トリニトロ-1,3,5-トリアジン(RDX)からのニトライトの除去を触媒可能な、酵素的に活性な細胞遊離抽出物又は膜画分を提供する。細胞遊離抽出物は、天然由来のロドコッカス−ロドクラウスバクテリア株を培養することにより生成する。11Yと称される株は、NCIMB40820として寄託されている。また、そのようにして生成した酵素的に活性な細胞遊離抽出物を用いるバイオレメディエーション処理する方法を提供する。更に、サンプル中のRDXの存在を検出する方法、及びそのような方法において有用なバイオセンサーを提供する。RDXについての酵素触媒反応において生成するニトライトが、例えば比色的に、検出され、あるいはまた、ホルムアルデヒドなどのRDX分解生成物が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】 爆発物の生分解 本発明は、爆発物(explosive)の検出及び生分解の分野に関するものであり、 特に新規なバクテリア単離物(bacterial isolate)及びそれらから誘導された新 規な酵素活性物質(activity)に関するものである。本発明は、更に、ヘキサヒド ロ-1,3,5-トリニトロ-1,3,5-トリアジン(以降、通常用いられる略語RDXとして 言及する)の好気性生分解、及びRDX分解酵素活性物質を利用するRDX検出につい ての方法及び装置に関する。 新規な酵素活性物質により、RDX、ヘテロ環式ニトラミンからニトライトが遊 離されることが示された。 ニトラミンは、自然界に極微量でしか存在しないことが明らかであるが、化学 工業により有意量(significant quantity)生成され、かつ、例えば爆発物及び噴 霧剤として適用される、重要なクラスのエネルギー性材料を含み、RDXは、現在 、米国において最も重要な軍事的爆発物である。RDXの製造、取り扱い及び処分 の全てが、RDXでの環境汚染の原因になり得る。ニトラミンは比較的取り扱いに くいことからその環境破壊について関心が高まり、従って、他の不本意な汚染物 質を生成することなく環境からそのような汚染物を取り除く手段が求められる。 また、現在意図されている分析システムは、大抵、高速液体クロマトグラフィー などの装置のかさ高い及び高性能の(sophisticated)部品に依存し、及び/又は その適用のために特に熟練した検査技師を必要とするので、RDXを検出するより よい方法が急いで求められる。 本発明の目的は、RDXの生分解を触媒可能であり、かつ、RDX汚染物質の環境汚 染に対するバイオレメディエーションシステムにおいて使用可能な酵素を提供す ることである。本発明の更なる目的は、RDX検出システムに有用な酵素を提供す ることである。 従って、本発明の第1の態様によれば、RDXからのニトライトの除去を触媒す る酵素活性物質が提供される。この酵素活性物質は、類似のヘテロ環式ニトラ ミンオクタヒドロ-1,3,5,7-テトラニトロ-1,3,5,7-テトラゾシン(tetrazocine)( HMX)に対してより低い活性を示し、かつ、ニトレートエステルペンタエリスリト ールテトラニトレート(PETN)に対してより低い活性を示す。その活性物質は、膜 関連のものであることが分かり、かつ、5%トリトンで膜から可溶化できる。 酵素活性物質のためのNADPH、NADH、PES又はFADなどのコファクターは要求さ れず、酵素活性物質は、比較的高濃度の変性剤の存在に対して安定性であり、そ の活性物質は、ウレアの存在により高められる。酵素活性物質は、また、熱変性 に対しても比較的安定性である。更に、酵素活性物質の大部分は、pHが氷酢酸 により3.5に低減されたときに溶解性を保持する。 本発明での酵素活性物質は、自然から単離(isolate)した菌株から得られる。 この菌株は、ロドコッカス−ロドクラウスの株(本件明細書において11Yと称す る)である。この新規なバクテリア単離物は、本発明の更なる態様である。新規 な単離物のサンプルは、特許手続上の微生物の寄託の国際的承認に関するブダペ スト条約下にインダストリアル及びマリンバクテリアのUK国内的コレクション、 23St.Machar Drive,Aberdeen,AB2 1RY,Scotlandに1996年8月7日付けで寄託番 号NCIMB40820として寄託されている。 寄託されたバクテリア11Yの更なる特徴を以下に記載する。 グラム染色 +ve 胞子 −ve 運動性 −ve 成長 37℃ +ve 41℃ +ve 45℃ −ve カタラーゼ +ve オキシダーゼ −ve グルコースOF中の発酵性 変化なし 細胞壁及び脂肪酸の分析により以下の情報が提供された。 ミコール酸が存在する。 細胞壁ジアミノ酸はメソDAPである。 脂肪酸プロフィールにより、存在する主要な酸は直鎖状の飽和又は不飽和酸であ り、10-メチル分枝酸、即ちツベルクロステアリン酸は少量であることが示され る。 酵素活性物質は、窒素源としてのRDX又はNH4Cl上においてR.ロドクラウスを培 養することにより生じ得る。酵素活性物質を得るために、細胞を従来の方法のい ずれかにおいて崩壊させてもよい。首尾よくは、細胞遊離抽出物を得る。抽出物 を、その後、超遠心分離分画し、ペレットを取り出して活性膜画分を得ることが できる。 あるいはまた、超遠心分離からの上清により、活性的な溶解性タンパクが得ら れる。溶解性タンパクは、陰イオン交換クロマトグラフィーを用いて部分精製す ることができ、0〜2M塩化ナトリウムから直線状塩グラジエントで溶出できる。 そのタンパクは、単一ピークとして、約350mM塩化ナトリウムで溶出する。 細胞抽出物として得られた酵素活性物質は、RDX分解酵素活性のために、ジチ オスレイトール(DTT)の存在を必要とする。 寄託された出発微生物自体の代わりに、例えばγ線照射若しくは化学的変異誘 発物質(mutant)の使用により誘導されたそれらの変異体、他の培地などにおいて 誘導されたそれらの変異体、又はほかのバクテリア若しくは人工的に製造された 変種体(variant)とのそれらの接合固体を使用してもよい。酵素活性物質を提供 するそのような微生物の能力は、当業者により容易に測定され得る。 RDXからのニトライトの除去を触媒する、新規な酵素活性物質の能力により、 酵素活性物質がRDXの検出において使用可能となる。従って、本発明の更なる態 様によれば、サンプル中のRDXの存在を検出する方法であって、該サンプルをRDX 分解酵素活性物質に付すこと、及び該サンプルから遊離したニトライトを検出す ることを含む該方法が提供される。首尾よくは、そのような検出は、当該技術分 野において周知の比色法の手段によるものであろう。 RDXからのニトライトの除去により、その後に自然発生的に分解して、ホルム アルデヒド及びアンモニアを含む、より低分子範囲のものを生じる不安定な中間 体が生じ得る。従って、本発明の更なる態様においては、サンプル中のRDX の存在を検出する方法であって、該サンプルをRDX分解酵素活性物質に付すこと 、及び生成されたホルムアルデヒドを検出することを含む該方法が提供される。 そのような検出は、また、当該技術分野において公知の比色法の手段によるもの であってもよい。 更なる態様において、本発明により、また、サンプル中のRDXの検出のための バイオセンサーであって、該サンプルをRDX分解酵素活性物質と接触させるため の手段、及びRDXがサンプル中に存在する場合のRDXの反応(酵素活性物質により 触媒される)の発生を検出するための手段を含む該バイオセンサーが提供される 。反応の発生を検出するための手段は、首尾よくは、比色トランスデューサーを 含み得る。そのようなセンサーは、環境内のRDX汚染物質の汚染程度を分析する ための、効率よく持ち運び可能な検出器のベースとして使用することができる。 本発明の更なる態様は、RDXで汚染された環境のバイオレメディエーション処 理(bioremedial treatment)のための方法の提供であり、その方法は、汚染され た環境に、酵素活性物質を含む多量の細胞抽出物(a quantity of cell extract) を添加する工程、及び該混合物を、材料中に存在するRDXが消耗されるような、 酵素活性物質によるRDXの分解に適切な条件下で保持する工程を含む。 消耗される材料は、例えば、RDXを含む爆発物充填物(explosives charge)の破 壊により生じるRDXを含む材料の廃棄物流、又はRDX汚染土壌若しくはその他の材 料のサンプルであってもよい。前者のケースにおいては、バイオレメディエーシ ョン処理を首尾よく、反応容器内において行うことができ、後者のケースにおい ては、酵素活性物質を該材料に直接導入することができる。その他の適切な、効 果的処理法は、当該技術分野における当業者に明らかであろう。 本発明の更なる態様によれば、上述したようにRDXを分解する酵素活性物質の 能力により、RDX汚染環境のバイオレメディエーション処理の代替法が提供され る。この方法には、名称11Yのロドコッカス−ロドクラウスのバクテリア単離物 のサンプルを環境に加える工程、及び該単離物による環境中に存在するRDXの消 耗を可能にする工程が含まれる。環境は、例えば、RDXを含む材料の廃棄物流、 又はRDX汚染土壌若しくは他の材料のサンプルであってもよい。前 者のケースにおいては、バイオレメディエーション処理を首尾よく、反応容器内 において行うことができ、後者のケースにおいては、単離物を、汚染土壌に加え ることにより直接的に環境に導入することができる。その他の適切な、効果的処 理法は、当該技術分野における当業者に明らかであろう。 本発明を、以下の図を用い、単に例として更に記載する。 図1は、ロドコッカス−ロドクラウス11Yからの細胞抽出物とRDXのインキュベ ーションの間に生じたニトライトを示す。 図2は、RDXとロドコッカス−ロドクラウス11Yの細胞の全細胞(whole cell)イ ンキュベーションの間に生じたニトライト及びホルムアルデヒドを示す。 図3は、ジチオスレイトールの濃度に対する、ロドコッカス−ロドクラウス11 Yからの部分精製抽出物のインキュベーションの間に生じたニトライトの変化を 示す。 図4は、変性剤濃度変化に対する、部分精製抽出物とRDXのインキュベーショ ンにより放出されたニトライトを示す。 図5は、熱処理した部分精製抽出物とRDXのインキュベーションのボイル時間 に対する、放出ニトリルを示す。 図6は、部分精製抽出物とRDXのインキュベーションからのニトライトの放出 、及びRDXの自然発生的加水分解のpHプロフィールを示す。 図7は、部分精製抽出物とRDXのインキュベーション工程の間に遊離したニト ライト及びホルムアルデヒドを示す。 図8は、部分精製抽出物と、種々のニトライト含有爆発物のインキュベーショ ンにより遊離したニトライトを示す。 実施例1 1.菌株ロドコッカス−ロドクラウス11Yからの酵素活性物質の製造 ロドコッカス−ロドクラウス11Yを、当該技術分野における技術標準(techniqu es standard)を用いて、窒素源としてのRDXが豊富な天然源から収集したサンプ ルから単離した。 ロドコッカス−ロドクラウス11Yを、0.4%グルコース(w/v)、痕跡元素(Pfenni ng及びLippertのArch.Microbiology,1966,55,726-739に記載され たようなもの)及び1mMのRDX又は6mMのNH4Clのいずれかを含む、pH7.0の、 KH2PO41.325g/l及びNa2HPO42.17g/lからなる所定の培地1リットル中において成 長させた。フラスコを、180r.p.m.で振とう培養器中において30℃でインキュベ ートした。 細胞遊離抽出物を、上述のように成長させた細胞から得た。細胞を、GS-3ロタ ーが備え付けられたSorval RC-5C遠心機中において4℃で15分間10,000gで回転さ せることによりペレット化した。これらの細胞を、湿潤細胞重量グラムあたり、 2mlの50mMトリシンバッファー(pH8.0)中において再懸濁した。細胞を、溶 解した氷中における30秒の冷却で置きかえられた、15秒の6×12μmバースト(b urst)を用いて、MSE Soniprep(Fisons,Instruments,FSA Ltd.)中において超音 波処理することにより破壊した。細胞の破片及び未分解細胞を、マイクロ遠心機 (microcentrifuge)(Sigma)中において4℃で1分間、13,000gでの遠心分離により 除去した。この上清を細胞遊離抽出物として使用した。膜分画を、4℃で1時間 、109,000gでの超遠心分離(Beckman Optima TLX Ultracentrifuge TLA 45 rot or)により細胞抽出物から得、ペレットを洗浄し、50mMトリシンバッファー( pH8.0)中において再懸濁して、タンパク濃度を2mg/mlとした。 2.化学物質 RDXは純度が最も高いものとし、他の化学物質は分析用のものとし、別に記載 のない限り、BDH Ltd.(Poole,UK.)、Sigma Chemical Company Ltd.(Poole,UK.) 、又はAldrich(Gillingham,UK)から得たものである。 3.アッセイ RDX 分解 RDX分解を、最終容量1ml中にRDX最終濃度50μM)、5mM DTT、及び40μl の細胞遊離抽出物又は膜画分を含む、50mMトリシン(pH8.0)中におけるHPLC によりRDXの消失をモニターすることにより測定した。 あるいはまた、RDX分解を、グリース試薬を用いてニトライトの放出をモニタ ーすることにより追跡した(Rosenblatt,Burrows,Mitchell及びPartner.1991:環 境的化学3(G)のハンドブックの"Organic Explosives and Related Compounds",O.Hutzinger,Springer-Verlag編集)。アッセイは上述のように行っ た。スルファニル酸(最終濃度0.6mM)を添加し、15分間放置し、その後N-1- ナフチルエチレンジアミン(最終濃度0.4mM)を添加し、かつ、5分後に、展 開された色彩を分光光度的に540nmで測定した。タンパク タンパクは、商業的に入手可能な試薬及び牛血清アルブミン標準(Pierce Ltd. -Life Science Labs Ltd.,Lutonから得られた)を用いてブラッドフォードのクー マシー色素結合法(Anal.Biochem.(1976)72,248-254)により通常通りにアッセイ した。0.2〜1mgタンパク/mlを含むサンプルのアリコート(20μl)を、試薬1m lに添加し、その反応により、バッファー(20μl)と試薬(1ml)のブランク(bra nk)に対する595nmでの吸光度を読み取る前の、室温で5分間の展開が可能となっ た。標準値(10〜1mg/ml)検量線と比較することにより、サンプル中におけるタ ンパク濃度の計算が可能となった。 4.結果 RDX 分解 天然の抽出物を、5mM DTT及び50μM RDXを含む50mMトリシンを用いて300 Cで0〜60分間インキュベートした。RDXの濃度を、HPLCを用いて測定した。RDX の濃度が低減されることが観察された。 膜画分を、5mM DTT及び50μM RDXを含む50mMトリシンを用いて30℃で0 〜60分間インキュベートした。RDXの濃度を、HPLCを用いて測定した。 RDXの濃度が経時的に低減されることが観察された。 ニトライト生成 天然の抽出物を、5mM DTT及び50μM RDXを含む50mMトリシンを用いて30 どで0〜60分間インキュベートした。その後、ニトライトの濃度を、グリース試 薬を用いて測定した。ニトライトの濃度は、図1に示したように低減することが 観察された。 コファクターNADH、NADPH、PES又はFADのいずれの添加も、ニトライト生成の 速度に影響を与えず、消耗可能なコファクター非依存性酵素活性が示される。 30℃で50μM RDXを用いてインキッュベートされた膜画分により、また、ニト ライトが生成された。この活性物質の可溶化は、5%トリトンで可能であった。実施例2 R.ロドクラウス株11Yの細胞を、0.4%グルコース(w/v)、6mM窒素原子、及び 痕跡元素を含み、pH7.0の、Na2HPO42.17g/l及びKH2PO41.325g/lからなる培地 中において成長させた(前述のPfenning及びLippert)。培養物を30℃で、回転振 とう機において170r.p.m.でインキュベートした。 11Yの全細胞を、GS3ローターを用いるSorvall RC5C遠心分離機において10分間 7000gでの対数増殖後期の培養物(late exponential culture)の遠心分離により 収集した。細胞を、洗浄し、pH8.0の50mMトリシン中において懸濁して、細 胞の湿潤重量濃度を0.5g/mlとした。 11Yの全細胞インキュベーションにおけるRDXの分解を、最終容量1ml中にRDX (最終濃度300μM)及び全細胞10μlを含む、pH8.0の50mMトリシン中におい てアッセイした。RDXの消失を、薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いて、グリー ス試薬での検出によりモニターした(前述のRosenblattら)。あるいはまた、ホル ムアルデヒドの生成を、標準ハンツシュ分光光度アッセイを用いてモニターし、 サンプル500μlをホルムアルデヒド試薬と混合した(20mMアセチルアセトン 、2mM酢酸アンモニウム、及び50mM酢酸)(Nash,1953,Biochemical Josrnal, Vol.55,p416)。その後、サンプルを、58℃で10分間インキュベートし、ダイオー ドアレー分光光度計を用いて418nmで黄色形成を測定した。既知濃度のホルムア ルデヒド(1〜500μM)を用いて検量線を形成した。 全細胞サンプルを、30℃で、12時間インキュベートした。ニトライトの濃度が 、図2に示されたように増加することが観察された。図2により、また、ホルム アルデヒドの濃度も増加することが示される。 全細胞を、11,000p.s.i.の圧力で、ミニセルを用いて、フレンチ加圧細胞プレ スで破壊した。細胞破壊物及び未破壊細胞を、マイクロ遠心分離機における4℃ で1分間13,000r.p.m.での遠心分離により除去し、上清を天然の細胞抽出物とし て使用した。 天然抽出物のRDX分解及びニトライト生成活性物質を、以下のようにアッセイ した:アッセイは、最終容量1ml中にRDX(最終濃度50μM)、5mM DTT及び40 μlの天然抽出物を含む、pH8.0の50mMトリシンバッファー中において行っ た。RDX分解を、グリース試薬を用いる検出でのTLCによりRDXの消失をモニター することにより測定した。生成されたニトライトを測定するために、タンパクを 、2μlの氷酢酸の添加により沈澱させ、その後、マイクロ遠心分離機における 遠心分離(5分、13,000r.p.m.)により除去した。ニトライトについて標準グリ ース反応を行った。RDX分解及び同時に生じるニトライト生成を観察した。 細胞成分分画を、109,000gで1時間4℃での天然抽出物の超遠心分離(Beckma n Optima TLX Ultracentrifuge TLA 45 rotor)により達成したが、上清は溶解性 タンパクを示し、ペレットは膜画分を示す。ペレットを洗浄し、pH8.0の50mM トリシンバッファー中において再懸濁して、活性研究前にタンパク濃度を2mg/ml とした。 RDX分解能力を、両画分について(主には膜画分について)観察した。 溶解性タンパク中のRDX分解酵素活性物質を、0〜2M NaClの塩グラジエント 及びpH8.5の50mMトリスバッファーを用いて、Q-セファローズカラム(Q-sep harose column)により部分的に精製した。タンパクは、350mM塩化ナトリウム 周辺の単一ピークとして溶離された。部分精製されたタンパクは、熱安定性であ り、かつ、6Mウレアにおいて変性されたが、2Mウレアに希釈されるとリフォー ルディングされた。実施例3 1.R. ロドクラウスの成長及び酵素の部分精製 16LのR.ロドクラウス11Yを、30℃で、唯一の窒素源としての1mM RDX及び痕 跡元素2ml(前述のPfenning及びLippert)、0.4%グルコース(w/w)及び20mM KH2 PO4中において培養した。細胞を、2Lフラスコ中において成長させ、かつ、それ らが、4℃で15分間、10,000gでのGS3ローターを用いたSorvall RC5C遠心分離機 中において成長停止相に達したときに遠心分離により収集した。細胞ペレット( 細胞の湿潤重量57g)を、pH8.0の50mMトリス120ml中に再懸濁 した。懸濁物は、フレンチ加圧細胞を用いて35,000p.s.i.(3パス)で均質化し 、その後遠心分離(4℃で30分、30,000gでSS-34ローターを用いるSorvall RC5C遠 心分離)して、細胞破壊物をペレット化した。上清を除去し、再び遠心分離(4℃ で2時間、25,000gでTi-70ローターを用いるBeckman XL-90超遠心分離)して、 細菌の膜をペレット化した。上清及びペレットの双方が、グリースアッセイによ り測定されるように、ニトライトの遊離を伴うRDX分解をする能力を有すること が分かった。高速遠心分離工程からの上清を更なる精製のために用いた。 上清サンプルのpHを、氷酢酸により3.5に下げ、サンプルを氷上で30分間イ ンキュベートした。高速遠心分離の上清からのタンパク〜60%が凝集し、更なる 遠心分離(4℃で30分、30,000gでSS-34ローターを用いるSorvan llRC5C遠心分離 )により除去されたことが分かった。その後、上清のpHを、1M水酸化ナトリ ウムを用いて8.0に移行させ、抽出物を、実施例1に記載したような、RDX関連ニ トライト放出についてアッセイした。主要活性物質は、氷酢酸での処理後に溶解 性を保持することが分かった(〜75%)。このサンプルを、その後の全アッセイに おいて使用した。 2.基質条件 部分精製タンパクを用いて、コファクターの条件について調べた。NADPH又はN ADHなどのコファクターが必要でないことが分かった。ジオチオスレイトール(DT T)の濃度についてのRDX分解の依存性を以下のようにアッセイした;部分精製し たタンパク26μgを、4Mウレア、0.3mM RDX、pH8.5の50mMトリシンの存在 下において37℃で10分間インキュベートした。DTT濃度が変化し、最終容量は200 μlで維持した。放出されたニトライト量を、実施例1に記載したような分光光 度アッセイを用いて測定した。DTT濃度に対する放出ニトライト量を図3に示す 。これにより、DTTの存在が好ましく、〜3mMのDTTが最大活性を達成するため に必要とされることが示される。DTTを用いることにより、細胞が破壊された際 の低減環境が維持される。 3.溶解性及び安定性 アミコン(Amicon)限外ろ過ユニット(膜の3kDaカット、70p.s.i.、4℃)を用 いる部分精製酵素溶液の濃縮により、タンパク凝集及び活性の低減が導かれる。 凝集したタンパクは、8Mウレア、5mM DTT及びpH8.0の50mMトリス中に再 溶解(resolubilise)可能であり、活性が回復されることが分かった。 強変性剤の存在下での酵素活性物質の安定性を、ウレア又は塩酸グアニジンを 有するタンパクサンプルの存在下でのRDXからのニトライト放出についてアッセ イすることにより測定した。アッセイ条件は、タンパク26μgについて、pH8. 5の50mMトリシン、0.3mM RDX、5mM DTT、37℃、10分間とし、ニトライト 放出を、実施例1に記載したような分光光度アッセイにより測定した。変性剤の 濃度に対するRDX活性物質の依存性を図4に示す。 酵素が、高濃度の変性剤の存在に対して、異常に高い安定性を示すことが分か った。タンパク及び塩酸グアニジン内の水素結合及び疎水性相互作用を崩壊させ ることにより主に作用し、主にイオン性相互作用を崩壊させ、かつ疎水性相互作 用をより低い程度のものとする、ウレアについて観察される活性における差から 、イオン相互作用が酵素活性物質の安定性について非常に重要な役割を果たし得 ることが示される。 RDX分解活性はウレアの存在により強化されるので、その後の全アッセイを、4 Mウレアの存在下において行った。 酵素活性物質の熱安定性を測定するために、部分精製されたタンパクサンプル を、I00℃に加熱し、サンプルを種々のインターバルで取り出し、20μlの沸騰 サンプル、pH8.5の50mMトリシン、4Mウレア、5mM DTT及び0.3mM RDXを 用いて37℃で10分間アッセイした。ニトライトの放出を、分光光度的に測定し、 結果を図5に示す。 酵素活性物質は、熱に対して比較的安定のものであり、100℃、10分後にほん の〜20%の活性損失であった。 4.pHプロフィール 部分精製した抽出物のpHプロフィールを調べた。アッセイ条件は、50mMの 適切なバッファー、4Mウレア、0.3mM RDX及び5mM DTTとした。サンプルを 、37℃で10分間、26μgの部分精製タンパクを用いてインキュベートした。また 、3mMのRDXのアルカリ加水分解を、同一条件下で測定し、その結果を図6に示 す。酵素活性物質により、pH範囲中、自然発生的分解と比べて、 RDXからのニトライト放出が有意に高められることが分かった。 5.ニトライト及びホルムアルデヒド生成 RDXの酵素的分解からのニトライト及びホルムアルデヒド生成を、pH8.5の50 mMトリシン、4Mウレア、0.15mM RDX及び5mM DTT中において、37℃で、26 μgの部分生成された抽出物を用いてアッセイし、遊離されたニトライト及び生 成されたホルムアルデヒドの量を、実施例1に記載したような標準分光光度アッ セイを用いて経時的に測定した。 結果を図7に示す。放出されたニトライトとホルムアルデヒドの量は、同程度 であり、RDXの酵素的分解のメカニズムは、RDXのアルカリ加水分解について意図 されたもの(Croce及びOkamoto,1978,Journal of Organic Chemistry,Vol.44,pp2 100-2103;Heilmannら,1996,Environmental Science Technology,Vol.30,No.5,pp 1485-1492)と同様であることが示され、ここで、RDXからのニトライト基の除去 により、自然発生的に分解して、ホルムアルデヒドを含む低分子量範囲のものを 生じる非安定性の中間体が形成される。 6.基質特異性 基質特異性を、酵素活性物質により、HMX又はPETN(双方ともにニトライト含 有爆発物)が分解されたかについて試験することにより調べた。アッセイを、50 mMトリシン、4Mウレア、0.3mMの適切な爆発物及び5mM DTT中において、3 7℃で、20分間、部分精製された抽出物26μgを用いて行い、結果をRDXと比較し た。結果を図8に示す。酵素的活性は、試験した全爆発物に対して活性的であっ たが、RDXに対して明らかに好ましいものである(より活性的である)ことが分 かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 3/34 B09B 3/00 ZABE (C12N 9/14 C12R 1:01) (C12N 1/20 C12R 1:01) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,US,UZ,VN (72)発明者 ニックリン スティーヴン イギリス国 ハンプシャー ジーユー14 0エルエックス ファーンボロー アイヴ ェリー ロード(番地なし)ディフェンス エヴァリュエイション アンド リサー チ エージェンシー エックス92 ビルデ ィング アイピーディー (72)発明者 ブルース ニール チャールズ イギリス ケンブリッジ シービー2 1 キューティー テニス コート ロード (番地なし)ユニヴァーシティー オヴ ケンブリッジ インスティテュート オヴ バイオテクノロジー (72)発明者 フレンチ クリストファー エドワード イギリス ケンブリッジ シービー2 1 キューティー テニス コート ロード (番地なし)ユニヴァーシティー オヴ ケンブリッジ インスティテュート オヴ バイオテクノロジー (72)発明者 トラヴィス エマ レイチェル イギリス ケンブリッジ シービー2 1 キューティー テニス コート ロード (番地なし)ユニヴァーシティー オヴ ケンブリッジ インスティテュート オヴ バイオテクノロジー (72)発明者 バスラン アムリック イギリス ケンブリッジ シービー2 1 キューティー テニス コート ロード (番地なし)ユニヴァーシティー オヴ ケンブリッジ インスティテュート オヴ バイオテクノロジー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.RDXからのニトライト放出を触媒するRDX分解酵素活性物質。 2.より低い程度でHMX及びPETNからのニトライト放出を触媒する請求項1記載 のRDX分解酵素活性物質。 3.前記活性物質が高濃度の変性剤の存在に対して安定である請求項1又は2記 載のRDX分解酵素活性物質。 4.RDX分解酵素活性がウレアの存在下において高められる請求項1〜3のいず れか1項記載のRDX分解酵素活性物質。 5.RDX分解酵素活性物質の大部分が、pHが氷酢酸により3.5に低減された後に 溶解性を保持する請求項1〜4のいずれか1項記載のRDX分解酵素活性物質。 6.“11Y”と称され、かつ、NCIMB40820として寄託されたロドコッカス−ロド クラウス11Y菌株、及びRDXを分解する酵素活性物質を生じる能力を有するその 変異体又は変種体。 7.請求項1〜5のいずれか1項記載のRDX分解活性物質を生じさせる方法であ って、請求項6記載のロドコッカス−ロドクラウス11Y種NCIMB40820、又はそ の変異体若しくは変種体を培養し、該細胞を破壊し、かつ、破壊された細胞か ら酵素活性物質を抽出することを含む該方法。 8.請求項7記載の方法により生じるRDX分解酵素活性物質。 9.サンプル中のRDXを検出する方法であって、該サンプルを、請求項1〜5の いずれか1項記載のRDX分解酵素活性物質に付し、かつ、該サンプルから生成 されたニトライトを検出することを含む該方法。 10.ニトライトが比色的に検出される請求項9記載の方法。 11.サンプル中のRDXを検出する方法であって、該サンプルを、請求項1〜5の いずれか1項記載のRDX分解酵素活性物質に付し、該サンプルから生成された ホルムアルデヒドを検出することを含む該方法。 12.ホルムアルデヒドが比色的に検出される請求項10記載の方法。 13.RDX分解酵素活性物質が、請求項7記載の方法により生じ、かつ、サンプ ルにジチオスレイトールを添加する工程を含む、請求項9〜12のいずれか1項 記載の方法。 14.サンプル中のRDXの検出用バイオセンサーであって、サンプルを、請求項1 〜5のいずれか1項又は請求項8記載のRDX分解酵素活性物質と接触させ、該 サンプルを酵素活性物質による汚染物質の分解に適切な条件下に保持するため の手段、及びRDXがサンプル中に存在する場合に、酵素活性物質により触媒さ れる、RDXの反応の発生を検出するための手段を含む該バイオセンサー。 15.反応の発生を検出するための手段が比色変化である請求項14記載のバイオセ ンサー。 16.RDXにより汚染された環境をバイオレメディエーション処理する方法であっ て、該環境に対して、請求項1〜5のいずれか1項記載のRDX分解酵素活性物 質を多量に添加し、かつ、該混合物を、材料中に存在するRDXの消耗が可能と なるような、酵素活性物質による汚染物質の分解に適する条件下に保持する工 程を含む該方法。 17.材料が、RDXを含む廃棄物流である請求項16記載の方法。 18.材料が、RDXを含む土壌又は土サンプルである請求項16記載の方法。 19.RDX分解酵素活性物質が、請求項7記載の方法により生じる、請求項16〜18 のいずれか1項記載の方法。 20.混合物を、酵素活性物質による汚染物質の分解に適切な条件下に保持する工 程が、ジチオスレイトールを該混合物に添加することを含む請求項19記載の方 法。 21.RDXで汚染された環境をバイオレメディエーション処理する方法であって、 該環境に、請求項6記載のロドコッカス−ロドクラウスのバクテリア単離物の サンプルを添加し、かつ、該単離物が、環境中に存在するRDXを消耗すること を可能にする工程を含む該方法。 22.材料が、RDXを含む廃棄物流である請求項21記載の方法。 23.材料が、RDXを含む土壌又は土サンプルである請求項21記載の方法。
JP51051698A 1996-08-21 1997-08-21 爆発物の生分解 Expired - Fee Related JP4083226B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9617537.7 1996-08-21
GB9617537A GB2316408A (en) 1996-08-21 1996-08-21 Enzymatically-active material (ex. Rhodococcus rhodochrous) which releases nitrite from hexahydro-1,3,5-trinitro-1,3,5-triazine (RDX)
PCT/GB1997/002242 WO1998007839A1 (en) 1996-08-21 1997-08-21 Biodegradation of explosives

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000516473A true JP2000516473A (ja) 2000-12-12
JP2000516473A5 JP2000516473A5 (ja) 2005-04-07
JP4083226B2 JP4083226B2 (ja) 2008-04-30

Family

ID=10798771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51051698A Expired - Fee Related JP4083226B2 (ja) 1996-08-21 1997-08-21 爆発物の生分解

Country Status (14)

Country Link
US (1) US6274368B1 (ja)
EP (1) EP0920493B1 (ja)
JP (1) JP4083226B2 (ja)
AU (1) AU720888B2 (ja)
CA (1) CA2261289A1 (ja)
CZ (1) CZ296506B6 (ja)
DE (1) DE69729200T2 (ja)
GB (1) GB2316408A (ja)
HU (1) HU224469B1 (ja)
IL (1) IL128603A (ja)
NO (1) NO324799B1 (ja)
PL (1) PL189424B1 (ja)
WO (1) WO1998007839A1 (ja)
ZA (1) ZA977530B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6120627A (en) * 1995-11-17 2000-09-19 The Ensign-Bickford Company Explosive with bioremediating capacity
US6334395B1 (en) * 1995-11-17 2002-01-01 The Ensign-Bickford Company Methods, apparatus, and systems for accelerated bioremediation of explosives
US20060246555A1 (en) * 2002-07-12 2006-11-02 Jalal Hawari Degradation of cyclic nitramines
CA2493385A1 (en) * 2002-07-12 2004-01-22 Jalal A. Hawari Degradation of cyclic nitramines
US6936456B1 (en) * 2002-08-05 2005-08-30 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Bioremediation of nitrogenous contaminants
CN102286409B (zh) * 2009-07-16 2013-04-24 浙江工业大学 紫红红球菌及其催化亚氨基二乙腈制备亚氨基二乙酸
KR101436589B1 (ko) 2013-03-26 2014-09-01 아름다운 환경건설(주) 화약물질 분해용 촉매 및 이를 이용한 화약물질 분해방법
WO2016023074A1 (en) * 2014-08-13 2016-02-18 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Bacterium and enzymes therefrom for bioremediation
US10351485B1 (en) * 2016-10-24 2019-07-16 Nevada System of Higher Education on Behalf of the Desert Research Institute Microbial passivation of explosive ordnance

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4745064A (en) * 1983-11-04 1988-05-17 Ciba-Geigy Corporation Process for the degradation of s-triazine derivatives in aqueous solutions

Also Published As

Publication number Publication date
EP0920493B1 (en) 2004-05-19
NO990806D0 (no) 1999-02-19
CZ296506B6 (cs) 2006-03-15
HU224469B1 (hu) 2005-09-28
AU4023197A (en) 1998-03-06
CZ57499A3 (cs) 1999-05-12
US6274368B1 (en) 2001-08-14
NO324799B1 (no) 2007-12-10
GB2316408A (en) 1998-02-25
WO1998007839A1 (en) 1998-02-26
HUP9904338A2 (hu) 2000-04-28
HUP9904338A3 (en) 2002-01-28
JP4083226B2 (ja) 2008-04-30
AU720888B2 (en) 2000-06-15
IL128603A (en) 2003-05-29
GB9617537D0 (en) 1996-10-02
PL331464A1 (en) 1999-07-19
CA2261289A1 (en) 1998-02-26
EP0920493A1 (en) 1999-06-09
IL128603A0 (en) 2000-01-31
PL189424B1 (pl) 2005-08-31
NO990806L (no) 1999-04-21
ZA977530B (en) 1998-03-03
DE69729200T2 (de) 2005-05-04
DE69729200D1 (de) 2004-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4987076A (en) Uricase and a method for the preparation thereof
CA1286211C (en) Method of quantitative assay for 1,5-anhydroglucitol
JP4083226B2 (ja) 爆発物の生分解
EP0837941B1 (en) Detection and biodegradation of explosives
Kaczorowski et al. Coupling of alanine racemase and D-alanine dehydrogenase to active transport of amino acids in Escherichia coli B membrane vesicles.
Skládal et al. Pesticide biosensor based on coimmobilized acetylcholinesterase and butyrylcholinesterase
Barea et al. The nitrate-reducing enzyme system of Chlamydomonas reinhardii
Wallace et al. Properties of some reductase enzymes in the nitrifying bacteria and their relationship to the oxidase systems
Hirosawa et al. Factors controlling the formation of akinetes adjacent to heterocysts in the cyanobacterium Cylindrospermum licheniforme Kütz
JPH0665300B2 (ja) フルクトシルアミノ酸オキシダーゼ
Jurtshuk et al. Comparative studies on succinate and terminal oxidase activity in microbial and mammalian electron-transport systems
Almon et al. Hydrogen metabolism of the unicellular cyanobacterium Chroococcidiopsis thermalis ATCC29380
US4276377A (en) Creatinine iminohydrolase free from urease activity
Green et al. Subcellular localization and properties of partially purified dimethylamine and trimethylamine mono-oxygenase activities in Candida utilis
JP3229430B2 (ja) 1,5−アンヒドログルシトールの定量法
Yamaguchi et al. Biochemical properties of mitochondria from Candida albicans
JP3490184B2 (ja) 新規N−アルキルグリシンオキシダーゼ、その製造方法、この酵素を用いたNε−カルボキシメチルリジンの定量用試薬及びその定量方法
JPH0544273B2 (ja)
Day et al. Localization of l-asparaginase in Pseudomonas aeruginosa
FR2517698A1 (fr) Procede de dosage de l'ethanolamine
Morotomi et al. Physiological properties of a neutralo-sensitive mutant derived from facultative alkaliphilic Bacillus sp. C-125
GB2303136A (en) Pentaerythritol tetranitrate reductase enzyme
McIninch 1. Catalytic and stereochemical aspects of lyase biocatalysis. 2. The role of neuropeptide processing in inflammation
JPS606637B2 (ja) モノメチルアミンの定量法
JPH0146117B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040823

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20070905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees