JP2000515932A - 金属キレートを逆抽出する方法および装置 - Google Patents

金属キレートを逆抽出する方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 1種または2種以上のキレート化剤を含有する超臨界流体溶媒を使用し、これにより形成された金属およびメタロイドのキレートから金属およびメタロイドの種を逆抽出することにより、固体または液体の基体より金属およびメタロイドの種を抽出する方法。金属およびメタロイドのキレートを酸性溶液に十分に曝して、金属およびメタロイドの種を前記キレートから酸性溶液中に釈放させると共に、前記キレート化剤を前記超臨界流体溶媒中に留める。これにより、前記キレート化剤を再生し、前記金属およびメタロイドの種を回収する。

Description

【発明の詳細な説明】 金属キレートを逆抽出する方法および装置発明の分野 本発明は、超臨界流体中に溶解している金属および金属メタロイドのキレート からの金属およびメタロイドの抽出に関するものである。行政機関による支援の承認 本発明は米国エネルギー省によって認可番号CC−S−588193−002 −Cに基づいて一部資金が提供されており、米国政府は本発明に一定の権利を有 する。発明の背景 金属イオンおよび有機金属化合物は、キレート化に次いで溶媒抽出を行うこと により、水性媒質および固体媒質から分離されるのが普通である。しかし、従来 の抽出法は時間および労力を著しく必要とするのが普通である。さらに、従来の 溶媒抽出は、有毒な有機化合物の使用を必要とし、使用済み溶媒の取り扱いおよ び廃棄に関連する環境問題が生じることが多い。 最近になって、超臨界流体抽出(SFE)が、液体媒質および固体媒質から金 属イオンおよび有機金属化合物を回収するために、従来の溶媒抽出に代わる魅力 がある方法になった。例えば、参考としてここに加入するwai等の米国特許第 5,356,538号は、固体または液体の物質を、キレート化剤を含有する超 臨界流体に曝すことにより、前記物質からメタロイドおよび金属の種を抽出する 方法を開示している。特に、前記米国特許は、ジチオカーバメートを使用して、 金属イオンを超臨界二酸化炭素(CO2)で抽出することを教示している。 通常、金属イオンのSFEは、適当なキレート化剤を試料中に導入することに より、電荷を有する金属種を中性の金属キレートに転化する、ことを含んでいる 。キレート化剤はオンラインまたはインシトゥ(in−situ)のいずれかで 導入することができる。液体媒質試料から金属を抽出する場合に通常使用される オンラインキレート化は、超臨界CO2中にキレート化剤を導入し、次いで超臨 界 CO2を含有するキレート化剤を抽出媒質中に流すことにより、行うことができ る。固体媒質から金属を抽出する場合に代表的なものとして使用されるインシト ゥキレート化は、抽出試料を超臨界流体に曝す前に、キレート化剤を抽出試料に 直接添加することにより、行うことができる。オンラインおよびインシトゥの両 キレート化とも、超臨界CO2中における金属イオンの抽出に成功を収めた。な かんずく、ジチオカーバメート、ベータージケトン、リン酸トリブチルおよびク ラウンを含む広範囲にわたる種々の有機キレート化剤が、金属種のキレート化− SFEに使用されている。 SFEは、固体および液体からのメタロイドおよび金属の抽出において、有意 な進歩をもたらしたが、抽出装置内に金属およびメタロイドが堆積することによ り、有意な量の金属キレートが失われると思われる。金属またはメタロイドの従 来のSFEにおける他の難点は、抽出装置内に圧力を維持するのに使用される装 置であるレストリクター(restrictor)が閉塞を起こすことである。代表的な例 においては、レストリクターは、水を含有する抽出試料、例えば、抽出効率を改 善するために少量の水を添加するのが普通である固体試料における氷の形成によ り、閉塞を起こす。 従来のSFE法における他の問題は、超臨界CO2の溶媒和力を増大するため に特殊な調節剤を使用した場合における溶融シリカ製レストリクターの破損であ る。このような破損は、放射性物質または有毒な物質を含有する試料を抽出処理 している場合に、作業者を有害な暴露という有意な危険に曝すことがある。 最後に、従来のSFE法では、次回の抽出処理の前に、超臨界流体を再加圧す る必要がある。超臨界流体の再加圧は費用および時間のかかるプロセスである。 現在のSFE法における上述の問題および制約にかんがみ、本発明の主な目的 は、抽出処理中におけるキレート化された金属およびメタロイドの損失を減少さ せ、かつキレート化剤を次の抽出処理に使用するために再生することにある。 本発明の他の目的は、金属およびメタロイドのキレートを超臨界流体溶媒から 効率良く効果的に抽出し、かつ超臨界流体を減圧および再加圧して超臨界流体を 別の抽出処理に再使用することができるようにする逆抽出方法を提供することに ある。 本発明の他の目的は、オンライン逆抽出能力を有する新規な抽出装置を提供す ることにある。 本発明の他の目的は、レストリクターの閉塞を減少または消滅させることにあ る。 本発明の他の目的は、超臨界流体調節剤の使用による溶融シリカ製レストリク ターの破損を減少または消滅させて、抽出をより安全かつより効果的なプロセス にすることにある。 本発明の他の目的は、抽出を逐次行う場合に、超臨界流体を減圧および再加圧 する必要を回避することができる、連続SFE抽出法を提供することにある。発明の概要 本発明は、液体または固体の媒質(本明細書においてはこれらを基体または試 料と称することもある)から金属およびメタロイドの種を抽出する方法および装 置の両者を包含する。本発明方法を実施するには、基体を、キレート化剤を含有 する超臨界流体溶媒に、キレート化剤と金属またはメタロイドとが金属またはメ タロイドのキレートを形成するのに十分な時間曝す。本発明を実施する具体例で は、超臨界流体を抽出媒質上に連続的に流す(すなわち、動的抽出)。しかし、 超臨界流体抽出は静的に実施することもできる。良好な結果は、超臨界流体が超 臨界二酸化炭素である場合に達成される。金属およびメタロイドのキレートが超 臨界流体中に形成した後に、超臨界流体を抽出媒質から分離する。 次いで、超臨界流体中に溶解している金属キレートを酸性溶液に曝して、金属 およびメタロイドの種をキレートから酸性溶液中に釈放させる。良好な結果は、 酸性溶液が、硝酸、硫酸、塩酸またはこれらの混合物である場合に達成される。 特に優れた結果は、酸性溶液が硝酸である場合に、達成される。 キレート化剤は、金属およびメタロイドのキレートを形成することができる任 意のキレート化剤とすることができる。現在好ましいキレート化剤としては、β −ジケトン、ハロゲン化β−ジケトン、ホスフィン酸、ハロゲン化ホスフィン酸 、カルボン酸、ハロゲン化カルボン酸、およびこれら混合物があるが、これらに 限定されるものではない。良好な結果は、少なくとも1種のキレート化剤がハロ ゲン化されている場合に、達成される。特に優れた結果は、少なくとも1種のキ レ ート化剤がフッ素化されている場合に、達成される。 本発明を実施する具体例は、前記媒質を、溶媒特性を改善するために調節用溶 媒を添加した超臨界流体に曝す工程を含む。適当な調節用溶媒としては、水、低 沸点ないし高沸点のアルコールおよびエステル、およびリン酸エステルがあるが 、これらに限定されるものではない。 本発明の方法および装置を使用して、金属およびメタロイドを液体および固体 の媒質から抽出することができる。 本発明装置は加熱室およびその内側に設けられた抽出容器を備える。該抽出容 器は、その基部まで延在する流体導管によって、超臨界流体供給源に連結されて いる。また、逆抽出容器が前記加熱容器の内側に設けられており、該逆抽出容器 は前記抽出容器および出口弁に流体によって連結されている。出口弁および捕集 容器の両者に圧力レストリクターが連結されている。前記抽出容器および前記出 口弁は垂直方向に設けるのが好ましい。本発明を実施する具体例では、出口弁を 溶融シリカ製出口弁とした。良好な結果は、出口弁が中空管の内側に位置する溶 融シリカ製出口弁である場合に、達成される。図面の簡単な説明 図1は、本発明に係るオンライン逆抽出装置を備える超臨界流体抽出装置の略 線図である。 図2は、ランタニドイオン抽出速度のグラフである。 図3は、本発明に係る抽出装置と共に使用するための好適レストリクターの断 面である。好適例の詳細な説明 本発明は、超臨界流体を使用し、金属およびメタロイドのキレートを形成し、 次いで酸性溶液を使用して前記キレートから金属およびメタロイドを逆抽出する ことにより、金属およびメタロイドの種を抽出する方法および装置に関するもの である。逆抽出は、超臨界流体を減圧することなしに、実施される。 逆抽出に先だって行われるキレート化−SFEプロセスは、固体または流体の 媒質を、金属およびメタロイドのキレートを形成するキレート化剤を含有する超 臨界流体に曝すことにより、前記媒質からメタロイドまたは金属を抽出する方法 である。抽出流体は少なくとも1種のキレート化剤および溶媒調節剤を含有して いるのが好ましい。形成する金属およびメタロイドのキレートは超臨界流体に可 溶性であり、前記媒質からの金属およびメタロイドの効果的な抽出を可能にする 。 メタロイドは金属特性および非金属特性の両方を有する元素であり、メタロイ ドとしてはヒ素、セレンおよびテルルがある。金属は溶液状態でプラスイオンを 形成する元素であり、酸化物を生成し、該酸化物は水と酸ではなく水酸化物を形 成する。金属としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、貴金属( 高価な貴金属である金、白金および銀を含む)、希有金属、希土類金属(ランタ ニド)、アクチニド(超ウラン金属)、軽金属、重金属、合成金属および放射性 金属がある。ここに、特定例として、ランタニドおよびアクチニド(これらの4 fおよび5fの軌道に電子が詰まっていることからf群元素と総称される)を抽 出する方法の例を挙げることができる。f群元素は核分裂反応によって生成する のが普通であり、アクチニドは放射性である。普通、遷移金属は多くの工業的プ ロセスおよび工業的生成物、例えば、無機物の製造(mineral production)また はフライアッシュにおいて、使用または生産される。 本発明において使用する適当な流体および/または超臨界流体としては、二酸 化炭素、窒素、亜酸化窒素、メタン、エチレン、プロパンおよびプロピレン(表 1参照)がある。二酸化炭素は臨界未満(subcritical)流体抽出および超臨界流 体抽出の両方にとって特に好ましい流体である。それは、二酸化炭素の化学定数 が中程度(Tc=31℃、Pc=73気圧)であり、二酸化炭素が不活性である( すなわち、超臨界条件下に抽出を行う場合でも、二酸化炭素が非爆発性であり、 抽出にとって全く安定である)からである。また、二酸化炭素は好ましい溶媒で ある。それは、二酸化炭素が豊富に入手することができ、かつ比較的安価である からである。実際に、本発明の抽出方法を実施するのに有用な超臨界二酸化炭素 流体溶媒を製造するために、二酸化炭素にとっての臨界温度、圧力より高い任意 の条件を受け入れることができる。 表1に記載した流体は、個々にあるいは組み合わせて、混合した流体あるいは 超臨界流体として、本発明を実施するのに使用することができる。 さらに、調節用溶媒(調節剤と称することもある)を流体に添加して、その溶 媒特性を改善することができる。流体には超臨界流体も含まれる。現在、最も有 用な調節用溶媒としては、水、有機溶媒、例えば、低ないし中沸点のアルコール およびエーテル、特に低級アルキルアルコールおよびエステル、例えば、メタノ ール、エタノール、酢酸エチル等;およびリン酸エステル、特に低級アルキルリ ン酸エステル、例えば、リン酸トリブチルがある。一層特定すれば、調節剤は流 体に約0.1〜20.0重量%の割合で添加するのが普通であるが、これに限定 されるものではない。本発明に使用される調節剤は、最も代表的な例では、開示 されている操作条件下では超臨界流体ではない。むしろ、調節剤は超臨界流体溶 媒を含む流体溶媒中に簡単に溶解して、その溶媒特性を改善する。 ある具体例では、超臨界流体を抽出容器に供給する前に、選択した増進剤(en hancer)を超臨界流体と上述の割合で組み合わせる。あるいはまた、増進剤を使 用せずに、超臨界流体を抽出容器に供給する。次いで、増進剤を抽出容器に導入 して超臨界流体と組み合わせる。 I.キレート化剤 金属およびメタロイドを超臨界流体中に可溶化するのに有用なキレート化剤を 表2に記載した。本発明を実施するのに有用なキレート化剤のリストは単に例示 のためのものである。金属およびメタロイドのキレートを形成させるのに有用な 、現在知られているかあるいは今後見い出される多くの他のキレート化剤も、使 用することができる。II.抽出装置 本発明の抽出/逆抽出装置の1つの提案された具体例を図1に示す。超臨界グ レードの溶媒(米国ペンシルベニア州 Plumsteadville所在のScott Specialty Gases社から入手できる)を、ボンベ10から液体CO2貯槽11に供給し、冷却 剤循環装置12によって冷却し、ポンプ14(米国カリフォルニア州 Burbank所 在のHaskel Inc.から入手できるHaskellポンプが好ましい)によってSFE装置 に送給する。 本発明の超臨界流体抽出装置は、温度が制御されている炉16、温度平衡装置 18、入口弁20、抽出容器22、オンライン逆抽出用の液体容器24、レスト リクター28および捕集容器30を備えるのが好ましい。本発明の1つの具体例 では、温度平衡装置18および抽出容器22は、それぞれ、容積3.5mlであ る(米国カリフォルニア州 Sunnyvalve所在のDionex社から入手することができ る)。 オンライン逆抽出用の液体容器24は工業用超臨界流体抽出容器(Dionex社か ら入手できる)を改造することによって得ることができ、直径1.0cm、長さ 13cm、容積10mlであるのが好ましい。入口弁20を容器の基部まで延在 させて、超臨界流体が液体容器を通って抽出容器の基部から抽出容器の頂部に流 れ、出口弁26から流出できるようにするのが好ましい。抽出容器22、液体容 器24、および出口弁26を炉16内に設置し、オメガ(Omega)BS5001. J1ベンチトップ温度制御装置(米国コネチカット 州Stamford所在のOmega社か ら入手することができる)を使用して±0.1℃の範囲内に制御するのが好まし い。 本発明に使用するのに適当なレストリクターとしては、ステンレス製レストリ クター、溶融シリカ製毛細管レストリクターおよび溶融シリカ製毛細管レストリ ター32を管、好ましくはPEEK管34内に挿入したもの(図3参照)がある が、これらに限定されるものではない。ステンレス製レストリクターは直径約5 0μm、長さ約48cmであるのが好ましい(ISCO Inc.から入手するこ とができる)。溶融シリカ製毛細管レストリクターは、内径50μm×外径37 5μmであるのが好ましい(米国カリフォルニア州 Folsom所在のJ&W Scien fific社から入手することができる)。PEEK管は内径0.020”×外径1 /16”であるのが好ましい(米国ウィスコンシン州 Oak Harbor所在のUpchurc h Scientific社から入手することができる)。 レストリクター28は、炉の内側に設置されている出口弁26に直接連結する のが好ましい。レストリクターの毛細管の半分を炉16の内側とし、炉壁の小孔 に毛細管を通すことにより毛細管の他の半分を炉の外側に延在させるのが好まし い。炉の外側に位置するレストリクターの部分を、溶媒を収容している捕集容器 30内に挿入しておく。捕集容器を室温の水の中に設置して、捕集用溶媒の温度 が0℃より低い温度まで低下することのないようにするのが好ましい。 後述の実施例4に示すように、抽出容器22および出口弁26の配置方向は、 金属およびメタロイドのキレートを効果的に回収するために、極めて重要である 。特に、抽出容器22および出口弁26が共に水平の配置方向に設置され、かつ 出口弁が炉の外側に位置している場合には、抽出容器および出口弁が共に垂直の 配置方向に設置され、かつ出口弁が炉の内側に位置している場合より、金属およ びメタロイドのキレートの回収率が実質的に小さくなる。 III.本発明の抽出方法 本発明は、金属およびメタロイドを固体または液体の媒質から抽出する方法を 提供し、この抽出方法は、最初の抽出後に超臨界流体中で可溶化されている金属 およびメタロイドのキレートから、金属またはメタロイドを逆抽出する方法を含 む。超臨界流体は超臨界CO2であるのが好ましい。本発明方法では、先ず、適 当なキレート化剤を含有する超臨界流体に固体および液体の媒質を曝すことによ り、金属およびメタロイドのキレートを形成する。金属およびメタロイドのキレ ートを形成した後に、溶解したキレートを含有する超臨界流体を固体または液体 の媒質から分離し、酸性溶液に曝す。酸性溶液が鉱酸溶媒である場合に、良好な 結果が達成される。硝酸溶液、塩酸溶液、または硫酸溶液が優れた結果を与える ことが分かった。キレートを含有する超臨界流体を酸性溶液に曝すと、金属およ びメタロイドのキレートはこれらの成分である金属およびメタロイドのイオンお よびキレート化剤に分解する。これらのイオンは酸性溶液中に釈放されるが、キ レート化剤は超臨界液体中に留まる。金属およびメタロイドのキレートの分解後 に、キレート化剤を含有する超臨界流体を、金属およびメタロイドのイオンを含 有する酸性溶液から分離する。 IV.実施例 次の実施例は、本発明の特定の特徴を説明するためのものである。従って、本 発明は、ここに説明されている特定の特徴に限定されるものではない。実施例1 この実施例は、固体媒質試料からのランタニドの最初の超臨界流体キレート化 抽出を行った後に、ランタニドをそれぞれのランタニドキレートから逆抽出する 方法を示す。 特に、放射性同位体140Laおよび177Luを抽出した。これらの放射性同位体 を放射性トレーサとして使用し、キレート化剤としてヘキサフルオロアセチルア セトン(HFA)およびリン酸トリブチル(TBP)を使用して、固体媒質から のLa3+およびLu3+のインシトゥ(in−situ)超臨界流体キレート化抽出処理 を行った。この方法により、オンライン逆抽出法の結果を、金属およびメタロイ ドのキレートを捕集する従来方法(すなわち、超臨界流体を分解した後にキレー トを捕集する)によって得られた結果と比較した。 HFAおよびTBPはAldrich Chemical Co.(米国ウィスコンシン州 Milwau kee所在)から購入し、さらに精製せずに使用した。またLa3+およびLu3+の 溶液をAldrich社から入手したこれらの硝酸塩から製造した。得られたLa3+お よびLu3+の溶液は、この実施例で使用した他のすべての化学薬品と同様に、分 析試薬級であった。放射性同位体140La(Eγ=487KeV,t1/2=40.2h)およ び177Lu(Eγ=208KeV,t1/2=6.7d)を、中性子放射化(neutron activati on)により製造した。約0.01モル硝酸(HN03)溶液中にLa3+およびL u3+をそれぞれ約2.0×10-3モル含有する溶液を、1MW Trigar核反応器 内において、6×1012n cm-2-1の定常流束(steady flux)で約1時間照 射した。照射後に、溶液のpHを、pHが約4.0になるまで酢酸ナトリウムを 添加することにより、調節した。 固体媒質試料として使用した濾紙はWhatman Ltd.(英国Maidstone所在)から入 手した。この濾紙は、それぞれ放射性同位体140Laおよび177Luを含有す る約2.0×10-3モルのLa3+およびLu3+の各溶液約5μLを、別個の濾紙 細片上に加えることにより製造されたものであった。照射したLa3+およびLu3+ の各溶液約25μLを別個の500mgの表土試料の上に加えることにより、 土壌試料を作った。この土壌試料は米国アイダホ州北部から採取したものであっ た。このLa3+およびLu3+を含有する土壌試料を室温において乾燥させ、次い で十分に混合した。約100mgの土壌試料をそれぞれの抽出に使用した。 ガラス管(直径0.5cm)長さ3cm)の一端に少量のガラスウールで栓を した。ラジオトレーサを加えた(spiked)濾紙または100mgの土壌試料を、 前記ガラス管の開放端に挿入した。濾紙の場合には、10μLの水、30μLの HFA、20μLのTBPおよび20μLのメタノールを順次に導入した。土壌 試料の場合には、20μLの水、50μLのHFA、25μLのTBPおよび5 0μLのメタノールを順次に試料に添加した。次いで、このガラス管の開放端に 少量の清浄なガラスウールで栓をした。 この試料管を直ちに抽出装置内に入れ、液体容器の上流に位置するSFE炉内 に設置した。この液体容器は約50%のHNO3溶液を約6mlを収容していた 。炉の温度は約60℃に設定し、試料容器および液体容器を約200気圧まで加 圧した。キレート化および抽出の処理を静的SFE条件下に約10分間進めた。 次いで、出口弁を開放し、次いで試料を抽出処理し、動的条件下に約15分間抽 出装置にどっと流した。これらの抽出の結果を図2に示す。図2は、抽出効率が 約90%であり、その大部分が動的抽出処理の最初の2〜3分で起こることを示 す。 超臨界液体キレート化抽出の後に、オンライン逆抽出を使用して、金属キレー トをその成分である金属およびメタロイドのイオンおよびキレート化剤に分解し た。図1に示すように、逆抽出装置は、抽出容器と出口弁との間に設けられた液 体(または逆抽出)容器を備える。 動的抽出工程中に、金属キレートが試料から抽出され、約50%のHN03溶 液約6mlを含有する液体容器に該金属キレートをどっと流した。キレートを含 有する超臨界CO2が硝酸溶液中を拡散して行くにつれて、オンライン逆抽出が 生起した。金属キレートはその成分であるキレート化剤および金属イオンに分解 した。金属イオンは硝酸溶液中に釈放されたが、キレート化剤は超臨界CO2中 に溶解した状態のままであった。 本発明のオンライン逆抽出方法の効率を求めるために、捕捉用メチルイソブチ ルケトン(MIBK)溶液中に捕集された放射性金属キレート(ラジオトレーサ )の量を、オンライン逆抽出を行った場合および行わなかった場合の両者につい て、測定した。表3にまとめた結果は、本発明のオンライン逆抽出方法を使用し た場合には、90%より多量のランタニドが液体容器中で回収されるが、オンラ イン逆抽出を使用しなかった場合には、80〜90%のランタニドがMIBK溶 液中に残ることを示す。従って、金属イオンは超臨界流体から効果的に回収され 、他方キレート化剤は再生されて超臨界流体中に残り、次の抽出に使用すること ができた。 実施例2 放射性を有していないランタニド同位体を使用して、実施例1に記載した抽出 方法を行った。実施例3 ウランを使用して実施例1に記載した抽出方法を行った。実施例4 この実施例は、抽出容器および出口弁の配置方向が、抽出処理の全効率に有意 な影響を及ぼすことを示すものである。先ず、約6mlのMIBKを含有する捕 集容器を使用して、抽出装置のレストリクター装置内に留まっていた実施例1と 関連して得られた金属キレートを捕捉した。抽出後に、抽出された試料を抽出容 器から除去し、残っている放射性同位体を、132keV60Coピークにおいて 〜2.3keVの分離度(resolution)(fwhm)を有する大容積Ortec Ge(Li )検出器で計数した。抽出試料として、照射されたLa3+およびLu3+を同量含 有する濾紙細片または100gの土壌を標準として使用し、同一の条件下に計数 した。 抽出効率(除去パーセント)を、抽出処理の前後に濾紙または土壌試料に見い 出される放射性ランタニドの量に基づいて、計算した。液体容器内の硝酸溶液お よび捕集容器内のMIBK溶媒を、それぞれ、PEEK瓶に移し、Ge(Li) 検出器で計数した。照射したLa3+およびLu3+のイオンのそれぞれを約5μL 含有する約50%のHNO3溶液5mlを標準として使用した。 各抽出後に、携帯用ガイガー・ミュラー計数管(モデルPUG−1,米国カル フォルニア州 Burbank所在のTechn1cal Associates社)を使用して、抽出器の各 部分における放射能を追跡した。これは、抽出処理中に抽出装置の異なる部分に おけるランタニドの損失量を推定するために行った。抽出装置の各部分を切り離 し、試料抽出容器、連結管、液体容器、出口弁およびレストリクター内に残存し ている放射能を、ガイガー・ミュラー計数管およびGe(Li)検出器の両者を 使用して検出した。Ge(Li)検出器を使用する計数方法の詳細は、ここに参 考として加入するJ.Tang.C.M.Wai.「Anal.Chem.」58:3233(1986)中に記載 されている。 次の表4に示すように、ラジオトレーサによる監視は、抽出容器および出口弁 を共に水平の配置方向に設置し、出口弁を炉の外側に設置した場合には、金属キ レートの回収率は78%にすぎない、ことが明らかになった。図1に示すように 、抽出容器および出口弁を垂直の配置方向に設置し、出口弁を炉の内側に設置し た場合には、金属キレートの回収率は実質的に92%まで改善された。 液体容器および出口弁を水平の配置方向に設置した場合に、金属キレートが、 抽出処理の何処で失われるかを求めるために、抽出容器、出口弁、連結継手、配 管およびレストリクターをすべて切り離し、MIBKと硝酸溶液とで洗浄した。 洗浄除去されたラジオトレーサをGe(Li)検出器で計数し、各部分に残留し ているラジオトレーサの百分率を計算した。その結果は、損失ラジオトレーサの 大部分が、抽出容器およびその取付具(8%)および出口弁およびその取付け具 (6%)の内側に堆積していることを示した。実施例5 この実施例では、本発明装置で使用される3種の異なるレストリクターの効果 を比較する。PEEK管の内側に溶融シリカ製毛細管レストリクターを取り付け ることにより、安価で簡単かつ丈夫な可撓性使い捨てレストリクターを作った。 比較のために、ISCOから入手した工業用ステンレス鋼製レストリクターおよ び裸の溶融シリカ製レストリクターも使用した。裸の溶融シリカ製レストリクタ ーの場合には、約6mlの水を含有する液体容器を通して極性CO2−メタノー ル(95:5)溶液を連続的に流した際に、毛細管は脆弱になり、普通約40分 〜1時間後に破損した。溶融シリカ製レストリクターにおける破損位置は、炉の 外側で出口から約3〜5cmの位置において最も多かった。特定の理論に制約さ れるものではないが、破損位置は加圧されたCO2の膨張によって生じるレスト リクターの振動に起因する、と思われる。溶融シリカ製レストリクターをPEE K管の内側に取り付けた場合には、レストリクターの破損は約6時間続けた試験 中に全く起こらなかった。 比較すると、ステンレス鋼製レストリクターはより丈夫であり、溶融シリカ製 レストリクターを脆弱にする方法であるヒートガンによる熱風吹込みにより詰ま りを除去することができた。不幸なことには、ステンレス鋼製レストリクターは 溶融シリカ製レストリクターより可成り高価である。しかし、安全のために、放 射性同位体を使用する場合には、ステンレス鋼製レストリクターが好ましい。実施例6 MIBK捕捉用溶液からのLa(III)およびLu(III)のオフライン逆抽出 中性子放射化分析(NAA)、原子吸光分光光度計(AAS)または高周波誘 導結合プラズマ質量分析計により従来の金属イオン分析を行うために、被抽出試 料を、好ましくは水性溶液中で作った。このような条件下に、MIBK中に捕捉 されている金属キレートから金属イオンを逆抽出する必要があった。 逆抽出の効率を試験するために、ラジオトレーサを加えた(spiked)濾紙試料 から抽出された140Laおよび177Luのラジオトレーサを含有する約5mlのM IBK溶液を、約50%のHNO3溶液約5mlにより約5分間逆抽出した。逆 抽出の結果は、表5に示すように、この本発明方法を使用することにより、金属 キレートの優れた逆抽出が達成される、ことを示した。このような有効な逆抽出 は、超臨界流体におけるキレート化剤の再生を可能にした。 本発明の思想を適用することができる多くの可能な具体例から考えて、例示し た具体例は本発明の好適例であるにすぎず、本発明の範囲を限定とするものであ ると考えてはならない、ことが明らかである。むしろ、本発明の範囲は後述の請 求の範囲によって規定される。従って、これらの請求の範囲の範囲内および思想 内にあるすべてを、発明としてその権利を主張するものである。
【手続補正書】 【提出日】平成11年1月28日(1999.1.28) 【補正内容】 請求の範囲 1.基体から金属およびメタロイドの種を抽出するに当たり、 金属およびメタロイドの種を含有する前記基体を、少なくとも1種のキレー ト化剤を含有する超臨界流体溶媒に、前記少なくとも1種のキレート化剤およ び前記金属およびメタロイドが、前記超臨界流体に可溶性の金属およびメタロ イドのキレートを形成するのに十分な時間の間曝し; 前記金属およびメタロイドのキレートが前記超臨界流体中に形成された後に 、前記超臨界流体を前記基体から分離し、 前記流体溶媒を超臨界状態に維持するのに十分な圧力および/または温度を 維持しながら、前記超臨界流体中の金属およびメタロイドのキレートを酸性溶 液に曝して、前記金属およびメタロイドの種を前記金属およびメタロイドのキ レートから前記酸性溶液中に釈放させる; ことを特徴とする金属およびメタロイドの種の抽出方法。 2.前記酸性溶液が鉱酸溶液である、ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の 方法。 3.前記酸性溶液は、硝酸溶液、硫酸溶液、塩酸溶液、およびこれらの混合物か らなる群から選択されたものである、ことを特徴とする請求の範囲第1項記載 の方法。 4.前記酸性溶液が硝酸溶液である、ことを特徴とする請求の範囲第3項記載の 方法。 5.前記金属およびメタロイドの種を前記金属キレートから前記酸性溶液中に釈 放させた後に、前記キレート化剤を前記超臨界流体中に残留させる、ことを特 徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 6.前記キレート化剤は、β−ジケントン、ハロゲン化β−ジケントン、ホスフ ィン酸、ハロゲン化ホスフィン酸、カルボン酸、ハロゲン化カルボン酸、チオ ホスフィン酸、硫化ホスフィン、モノチオリン酸、およびこれらの混合物から なる群から選択され、かつ前記キレート化剤の少なくとも1種は前記金属およ びメタロイドの種と金属およびメタロイドのキレートを形成するものである、 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 7.前記キレート化剤の少なくとも1種はハロゲン化されている、ことを特徴と する請求の範囲第6項記載の方法。 8.前記キレート化剤の少なくとも1種はフッ素化されている、ことを特徴とす る請求の範囲第7項記載の方法。 9.前記基体を曝す工程は、さらに、調節用溶媒を供給する工程を含む、ことを 特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 10.前記調節剤は、水、低級アルキルアルコールおよび低級アルキルエステル、 リン酸エステル、およびこれらの混合物からなる群から選択されたものである 、ことを特徴とする請求の範囲第9項記載の方法。 11.前記調節剤がエステルである、ことを特徴とする請求の範囲第10項記載の 方法。 12.前記エステルがリン酸エステルである、ことを特徴とする請求の範囲第11 項記載の方法。 13.前記リン酸エステルがリン酸トリブチルである、ことを特徴とする請求の範 囲第12項記載の方法。 14.前記超臨界流体溶媒が超臨界二酸化炭素である、ことを特徴とする請求の範 囲第1項記載の方法。 15.金属種がアクチニドである、ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法 。 16.前記アクチニドは、ウラン、プルトニウム、トリウム、およびこれらの混合 物からなる群から選択されたものである、ことを特徴とする請求の範囲第15 項記載の方法。 17.前記金属種がランタニドである、ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の 方法。 18.前記基体を曝す工程では、前記基体上に超臨界二酸化炭素を連続的に流す、 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 19.金属およびメタロイドの種を基体から抽出し、抽出後にキレート化剤および 超臨界流体を再生するに当たり、 前記基体を超臨界流体および少なくとも1種のキレート化剤に曝し、この際 前記少なくとも1種のキレート化剤として、前記金属およびメタロイドの種と 、 前記超臨界溶媒に可溶性の金属およびメタロイドのキレートを形成するものを 使用し、 前記流体溶媒を超臨界状態に維持するのに十分な圧力および/または温度を 維持しながら、前記金属およびメタロイドのキレートを前記基体から分離し; 前記超臨界流体溶媒中の前記金属およびメタロイドのキレートを酸性溶液に 曝して、前記金属およびメタロイドの種を前記金属およびメタロイドのキレー トから前記酸性溶液中に釈放させる、 ことを特徴とする金属およびメタロイドの種の抽出方法。 20.前記超臨界流体溶媒が超臨界二酸化炭素である、ことを特徴とする請求の範 囲第19項記載の方法。 21.前記酸性溶液は、硝酸、硫酸、塩酸、およびこれらの混合物からなる群から 選択されたものである、ことを特徴とする請求の範囲第19項記載の方法。 22.前記酸性溶液が硝酸である、ことを特徴とする請求の範囲第21項記載の方 法。 23.前記金属およびメタロイドの種を前記金属およびメタロイドのキレートから 釈放させた後に、前記キレート化剤を前記超臨界流体中に可溶化された状態で 残留させる、ことを特徴とする請求の範囲第19項記載の方法。 24.前記キレート化剤の少なくとも1種はハロゲン化されている、ことを特徴と する請求の範囲第19項記載の方法。 25.前記キレート化剤の少なくとも1種はフッ素化されている、ことを特徴とす る請求の範囲第24項記載の方法。 26.前記超臨界二酸化炭素は、水、低級アルキルアルコールおよび低級アルキル エステル、リン酸エステル、およびこれらの混合物からなる群から選択された 調節用溶媒を含有する、ことを特徴とする請求の範囲第20項記載の方法。 27.前記調節用溶媒がリン酸エステルである、ことを特徴とする請求の範囲第2 6項記載の方法。 28.前記基体を超臨界二酸化炭素に曝す工程では、前記基体上に前記超臨界二酸 化炭素を連続的に流す、ことを特徴とする請求の範囲第20項記載の方法。 29.金属およびメタロイドの種を基体から抽出する装置において、 加熱室; 前記加熱室の内側に設置され、超臨界流体供給源に連結された抽出容器; 前記加熱室の内側に設置され、前記抽出容器に流体によって連結された逆抽 出容器; 前記逆抽出容器に流体によって連結された出口弁;および 捕集容器; を備える、ことを特徴とする金属およびメタロイドの種の抽出装置。 30.前記超臨界流体の供給源は、前記抽出容器の底部分まで延在する流体導管に よって、前記抽出容器に連結されている、ことを特徴とする請求の範囲第29 項記載の装置。 31.さらに、前記出口弁に連結された圧力レストリクターを備える、ことを特徴 とする請求の範囲第29項記載の装置。 32.前記抽出容器および逆抽出容器は、前記加熱室内で垂直方向に配置されてい る、ことを特徴とする請求の範囲第29項記載の装置。 33.前記出口弁は垂直方向に配置されている、ことを特徴とする請求の範囲第2 9項記載の装置。 34.前記抽出容器および前記出口弁は、それぞれ、垂直方向に配置されている、 ことを特徴とする請求の範囲第29項記載の装置。 35.前記出口弁は溶融シリカ製出口弁である、ことを特徴とする請求の範囲第2 9項記載の装置。 36.前記溶融シリカ製出口弁は中空管の内側に設置されている、ことを特徴とす る請求の範囲第35項記載の装置。 37.金属およびメタロイドの種を基体から抽出する装置において、 加熱室; 前記加熱室の内側に垂直方向に設置され、超臨界流体供給源に連結された抽 出容器; 前記加熱室の内側に設置され、前記抽出容器に流体によって連結された逆抽 出容器; 前記加熱室の内側に設置され、前記逆抽出容器に流体によって連結された出 口弁;および 捕集容器; を備える、ことを特徴とする金属およびメタロイドの種の抽出装置。 38.さらに、前記出口弁に連結された圧力レストリクターを備える、ことを特徴 とする請求の範囲第37項記載の装置。 39.前記出口弁は垂直方向に配置されている、ことを特徴とする請求の範囲第3 7項記載の装置。 40.前記圧力レストリクターは溶融シリカ製出口弁である、ことを特徴とする請 求の範囲第37項記載の装置。 41.前記溶融シリカ製出口弁は、中空管の内側に設置されている、ことを特徴と する請求の範囲第40項記載の装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD, MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 スマート ニール ジー イギリス国 カンブリア シーエイ20 1 ピージー シースケール セラフィールド ビーエヌエフエル リサーチ アンド テクノロジー グループ ビー229 アー ル176 (72)発明者 ユーヘ リン アメリカ合衆国 アイダホ州 83843 モ スクワ エヌ リリー ストリート 109 ナンバー2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.基体から金属およびメタロイドの種を抽出するに当たり、 金属およびメタロイドの種を含有する前記基体を、キレート化剤を含有する 超臨界流体溶媒に、前記キレート化剤および前記金属およびメタロイドが、前 記超臨界流体に可溶性の金属およびメタロイドのキレートを形成するのに十分 な時間の間曝し; 前記金属およびメタロイドのキレートが前記超臨界流体中に形成された後に 、前記超臨界流体を前記基体から分離し、 前記超臨界流体中の金属およびメタロイドのキレートを酸性溶液に曝して、 前記金属およびメタロイドの種を前記金属およびメタロイドのキレートから前 記酸性溶液中に釈放させる; ことを特徴とする金属およびメタロイドの種の抽出方法。 2.前記酸性溶液が鉱酸溶液である、ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の 方法。 3.前記酸性溶液は、硝酸溶液、硫酸溶液、塩酸溶液、およびこれらの混合物か らなる群から選択されたものである、ことを特徴とする請求の範囲第1項記載 の方法。 4.前記酸性溶液が硝酸溶液である、ことを特徴とする請求の範囲第3項記載の 方法。 5.前記金属およびメタロイドの種を前記金属キレートから前記酸性溶液中に釈 放させた後に、前記キレート化剤を前記超臨界流体中に残留させる、ことを特 徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 6.前記キレート化剤は、β−ジケントン、ハロゲン化β−ジケントン、ホスフ ィン酸、ハロゲン化ホスフィン酸、カルボン酸、ハロゲン化カルボン酸、チオ ホスフィン酸、硫化ホスフィン、モノチオリン酸、およびこれらの混合物から なる群から選択され、かつ前記キレート化剤の少なくとも1種は前記金属およ びメタロイドの種と金属およびメタロイドのキレートを形成するものである、 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 7.前記キレート化剤の少なくとも1種はハロゲン化されている、ことを特徴と する請求の範囲第6項記載の方法。 8.前記キレート化剤の少なくとも1種はフッ素化されている、ことを特徴とす る請求の範囲第7項記載の方法。 9.前記基体を曝す工程は、さらに、調節用溶媒を供給する工程を含む、ことを 特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 10.前記調節剤は、水、低級アルキルアルコールおよび低級アルキルエステル、 リン酸エステル、およびこれらの混合物からなる群から選択されたものである 、ことを特徴とする請求の範囲第9項記載の方法。 11.前記調節剤がエステルである、ことを特徴とする請求の範囲第10項記載の 方法。 12.前記エステルがリン酸エステルである、ことを特徴とする請求の範囲第11 項記載の方法。 13.前記リン酸エステルがリン酸トリブチルである、ことを特徴とする請求の範 囲第12項記載の方法。 14.前記超臨界流体溶媒が超臨界二酸化炭素である、ことを特徴とする請求の範 囲第1項記載の方法。 15.金属種がアクチニドである、ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法 。 16.前記アクチニドは、ウラン、プルトニウム、トリウム、およびこれらの混合 物からなる群から選択されたものである、ことを特徴とする請求の範囲第15 項記載の方法。 17.前記金属種がランタニドである、ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の 方法。 18.前記基体を曝す工程では、前記基体上に超臨界二酸化炭素を連続的に流す、 ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。 19.金属およびメタロイドの種を基体から抽出し、抽出後にキレート化剤および 超臨界流体を再生するに当たり、 前記基体を超臨界流体およびキレート化剤に曝し、この際前記キレート化剤 として、前記金属およびメタロイドの種と、前記超臨界溶媒に可溶性の金属お よびメタロイドのキレートを形成するものを使用し、 前記金属およびメタロイドのキレートを前記基体から分離し; 前記超臨界流体溶媒中の前記金属およびメタロイドのキレートを酸性溶液に 曝して、前記金属およびメタロイドの種を前記金属およびメタロイドのキレー トから前記酸性溶液中に釈放させる、 ことを特徴とする金属およびメタロイドの種の抽出方法。 20.前記超臨界流体溶媒が超臨界二酸化炭素である、ことを特徴とする請求の範 囲第19項記載の方法。 21.前記酸性溶液は、硝酸、硫酸、塩酸、およびこれらの混合物からなる群から 選択されたものである、ことを特徴とする請求の範囲第19項記載の方法。 22.前記酸性溶液が硝酸である、ことを特徴とする請求の範囲第21項記載の方 法。 23.前記金属およびメタロイドの種を前記金属およびメタロイドのキレートから 釈放させた後に、前記キレート化剤を前記超臨界流体中に可溶化された状態で 残留させる、ことを特徴とする請求の範囲第19項記載の方法。 24.前記キレート化剤の少なくとも1種はハロゲン化されている、ことを特徴と する請求の範囲第19項記載の方法。 25.前記キレート化剤の少なくとも1種はフッ素化されている、ことを特徴とす る請求の範囲第24項記載の方法。 26.前記超臨界二酸化炭素は、水、低級アルキルアルコールおよび低級アルキル エステル、リン酸エステル、およびこれらの混合物からなる群から選択された 調節用溶媒を含有する、ことを特徴とする請求の範囲第20項記載の方法。 27.前記調節用溶媒がリン酸エステルである、ことを特徴とする請求の範囲第2 6項記載の方法。 28.前記基体を超臨界二酸化炭素に曝す工程では、前記基体上に前記超臨界二酸 化炭素を連続的に流す、ことを特徴とする請求の範囲第20項記載の方法。 29.金属およびメタロイドの種を基体から抽出する装置において、 加熱室; 前記加熱室の内側に設置され、超臨界流体供給源に連結された抽出容器; 前記加熱室の内側に設置され、前記抽出容器に流体によって連結された逆抽 出容器; 前記逆抽出容器に流体によって連結された出口弁;および 捕集容器; を備える、ことを特徴とする金属およびメタロイドの種の抽出装置。 30.前記超臨界流体の供給源は、前記抽出容器の底部分まで延在する流体導管に よって、前記抽出容器に連結されている、ことを特徴とする請求の範囲第29 項記載の装置。 31.さらに、前記出口弁に連結された圧力レストリクターを備える、ことを特徴 とする請求の範囲第29項記載の装置。 32.前記抽出容器および逆抽出容器は、前記加熱室内で垂直方向に配置されてい る、ことを特徴とする請求の範囲第29項記載の装置。 33.前記出口弁は垂直方向に配置されている、ことを特徴とする請求の範囲第2 9項記載の装置。 34.前記抽出容器および前記出口弁は、それぞれ、垂直方向に配置されている、 ことを特徴とする請求の範囲第29項記載の装置。 35.前記出口弁は溶融シリカ製出口弁である、ことを特徴とする請求の範囲第2 9項記載の装置。 36.前記溶融シリカ製出口弁は中空管の内側に設置されている、ことを特徴とす る請求の範囲第35項記載の装置。 37.金属およびメタロイドの種を基体から抽出する装置において、 加熱室; 前記加熱室の内側に垂直方向に設置され、超臨界流体供給源に連結された抽 出容器; 前記加熱室の内側に設置され、前記抽出容器に流体によって連結された逆抽 出容器; 前記加熱室の内側に設置され、前記逆抽出容器に流体によって連結された出 口弁;および 捕集容器; を備える、ことを特徴とする金属およびメタロイドの種の抽出装置。 38.さらに、前記出口弁に連結された圧力レストリクターを備える、ことを特徴 とする請求の範囲第37項記載の装置。 39.前記出口弁は垂直方向に配置されている、ことを特徴とする請求の範囲第3 7項記載の装置。 40.前記圧力レストリクターは溶融シリカ製出口弁である、ことを特徴とする請 求の範囲第37項記載の装置。 41.前記溶融シリカ製出口弁は、中空管の内側に設置されている、ことを特徴と する請求の範囲第40項記載の装置。
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