JP2000515832A - 船舶の船倉におけるコンテナ収容積荷の温度制御装置およびそれと共に用いるコンテナ - Google Patents

船舶の船倉におけるコンテナ収容積荷の温度制御装置およびそれと共に用いるコンテナ

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Abstract

(57)【要約】 船舶の船倉におけるコンテナ収容積荷の温度制御のための装置を開示する。この装置は、船倉内の各コンテナ(2)にガスを流入させるための多数のアウトレット(22)を有するガス供給チャンバ(8)を含む。船倉からガス供給チャンバへとガスを推し出すためのファン又はその他の手段(19)が設けられており、さらに、コンテナに流入するガスの温度を制御するための手段が設けられている。作動中において、供給チャンバからのガスは、コンテナに流入して積荷温度を制御し、そして、コンテナから船倉内に漏出してファンによって再循環される。好ましくは、アウトレット(22)と対応するコンテナインレットには、気密接続を形成する手段を設けず、使用時には、ガスが一方から他方へと吹き込まれるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】 船舶の船倉におけるコンテナ収容積荷の温度制御装置およびそれと共に用いるコ ンテナ 本発明は、船舶の船倉におけるコンテナ収容積荷の温度制御装置に関する。温 度制御下においてコンテナ収容積荷を船舶で輸送可能な既存のシステムが幾つか ある。 従来の冷蔵船は、断熱され、船倉中に冷却空気を循環させる冷却手段を備えた 積荷船倉を有し、この船倉全体が低温に維持されるようになっている。各船倉は 、比較的小さく、通常、高さ約2.2mである。この様な船舶によって輸送され る積荷は、パレット上に収容され、その構造により船倉中に冷却空気を循環させ る空間を提供するようになっている。 しかし、この様な船舶は、建造費がかかり、運転コストも高い。特別な問題と して、パレット収容積荷の積み込みが遅緩なプロセスであり、港湾での船舶への 積み込みに3日を要することがある。労務費や港湾での船舶係留費用はさておき 、この様な遅延によって顧客に届ける物品の保存期限が短くなり、物品の価値が 下がる。 コンテナによる物品輸送の利点を有する代替案は、コンテナ内部に冷却空気を 循環させる冷却ユニットとコンテナ周辺からの熱伝導を最小限に抑えるための断 熱材を各コンテナ自体に設けることである。この様なコンテナは、船舶に収容さ れるときに船舶に搭載された電源と接続され、甲板の下に積み込まれるときに冷 却水源と接続される。 このシステムの短所は、コンテナそのものの製造費および維持費が高いこと、 コンテナの断熱に占める容積のために貯蔵容量が減少することである。また、船 舶への積み込みの際に、各コンテナを電源と(適用可能な場合は冷却水源とも) 接続せねばならず、これが時間のかかるプロセスであることも短所である。さら に、船舶の積荷は、通常、多数のコンテナを含むから、これにより、航海中に1 つ以上のコンテナ冷却ユニットが故障する危険性が高くなる。この様な故障は、 コンテナ全体の内容物の損失を招き、非常に不経済である。 更に別の公知のシステムは、船舶に搭載された冷却空気源に着脱可能に接続さ れるインレットとアウトレットを備えたコンテナ(「ブローンエアボックス」と して知られている。)を利用するものである。この様なシステムの1つは、商業 的に成功していて、このシステムにおいては、低温の液状冷媒を送出する集中冷 却プラントを船舶に設けている。この冷媒は、−30℃をはるかに下回る凝固点 を有する海水/塩化カルシウム溶液である。冷媒は、船舶備え付けの導管を介し て多数の熱交換器へと循環され、各熱交換器は、各コンテナ群に割り当てられて いる。熱交換器は、空気を冷却するために使用され、空気は、船舶備え付けのダ クトシステムとコネクタを介してコンテナのインレットへと供給される。 代替として、熱交換器は、集中冷媒源から熱交換器へと圧送されるフロンなど の直接膨張冷媒によって冷却してもよいが、ガス漏れが問題となる。 船舶備え付けの(冷却空気供給用)ダクトとコンテナのインレット、アウトレ ットとの接続は、気密であり、着脱可能な空気作動コネクタにより形成される。 接続が正確になされ、かつ航海中その状態が維持されることを確保するために、 電気検出器を用いて各接続が監視される。この様なシステムにおいては、各コン テナはインレットとアウトレットを除いて閉鎖され、空気は熱交換器とコンテナ との間の閉ループ中を循環する。各コンテナは、恒温制御装置を備えており、コ ンテナ内部温度が非常に厳密に制御される。 このシステムは、商業的には成功しているにもかかわらず、欠点が多い。冷却 空気を供給する船舶搭載システムは、冷却コンテナ毎のインレット、アウトレッ ト、およびそれらに対応するダクトを有し、非常に複雑であり、船舶の建造費が 非常に高くなる。通常、冷却装置が船舶の費用の約25%を占める。多数の空気 作動コネクタが必要であり、製造費、据付費、維持費がかかる。また、それぞれ 冷却ユニットを備えた上述のコンテナの場合は、ブローンエアボックスに断熱材 を組み込まなければならず、積荷収容量が減少する。 本発明は、上記のシステムの欠点の少なくとも一部を克服あるいは緩和するこ とを目的とする。 本発明の第1の態様によれば、船舶の船倉におけるコンテナ収容積荷の温度制 御装置であって、船倉内の各コンテナにガスを通すための複数のアウトレットを 有するガス供給チャンバと、船倉から供給チャンバにガスを送り込むファン手段 と、コンテナ進入前のガスの温度を制御する温度制御手段とを含み、使用時に、 供給チャンバからのガスがコンテナ内を通って積荷温度を制御し、コンテナから 船倉に漏出して船倉からファン手段によって送出され、ガス供給チャンバへと再 循環するようにした温度制御装置を提供する。 したがって、本発明のシステムにおいて、ガスは、コンテナ内を船倉自体を介 して循環する。コンテナからのガスは、船舶備え付けのダクトに流体圧連結され たアウトレットを介するのではなく、単にコンテナの開口部を介して排出され、 そこから船倉内に流入するので、この態様は、上述の従来のブローンエアボック スと比較して、船舶搭載のガス循環システムとコンテナの両方の構成がより単純 である。 冷却空気は、船舶の船倉を介して部分的または全体的に再循環されるので、本 発明にかかる装置の熱効率は意にかなっている。特に、船倉が断熱されているこ とが好ましい。この様にして、船倉を通過する際のガスの温暖化(非効率の原因 )が軽減される。また、船倉は少なくとも外部に対して略閉鎖されていることが 好ましい。船倉と連通するハッチ、その他の開口部は、密閉可能であることが好 ましい。この様に、外部とのガス交換(比較的暖かい空気が入り込むので別の熱 的非効率の原因となる。)を制御することができる。この場合、ガスは、少なく とも略閉鎖されたループ内を循環させることが好ましい。 しかし、空気活性化システムを備えていてもよい。この様なシステムを用いて 、船倉内の汚染ガス、特にCO2やエチレンの濃度(レベル)を制御する。これ らのガスは、例えば、果物の成熟によって放出され、成熟を促進するので望まし くない。公知の空気活性化システムは、船倉内の汚染ガス濃度に応じて外気を船 倉内に流入させる。通常、サーボモータを用いて、船倉の外部への通気孔を開閉 する。船倉雰囲気を監視するセンサによって、バルブが制御される。 本システムは、所要の酸素および窒素の濃度(レベル)の空気を生成するため のプラントを更に備えていてもよい。生成された空気は、窒素量が97.5%で あることが好ましい。 ガス供給チャンバは、プレナムチャンバとして構成されていることが特に好ま しく、そのアウトレットはチャンバ壁の開口部により構成されている。この様に して、公知のブローンエアボックスシステムにおける個々のコンテナを冷却ガス 源と接続する複雑なダクトシステムの大部分を省略することができる。 本発明の別の好ましい態様によれば、供給チャンバからのアウトレットのうち 少なくとも一つは、コンテナへの気密接続を形成するための手段を備えておらず 、対応するコンテナインレット開口部を介してコンテナへ冷却ガスを吹き込める ように配置されたノズル開口部を有する。供給チャンバがプレナムチャンバとし て構成されている場合、ノズル開口部は、プレナムチャンバ壁に開口部として形 成されていることが好ましい。この場合のチャンバ壁は、平坦であることが最も 好ましく、船舶の隔壁または疑似隔壁によって構成されていてもよい。 ガスは、船倉への大きなガス損失を伴うことなく、ノズル開口部からコンテナ へとその間のギャップを介して吹き込めることが確認されている。この構成によ っても、船舶備え付けのガス循環システムとコンテナの構造が簡単になり、ガス 循環システムにとっては従来のブローンエアボックスシステムで使用されている ような流体圧コネクタが必要なくなり、また、コンテナにとっては接続を受ける ための手段を設ける必要がなくなる。さらに、本発明の装置と共に用いるコンテ ナは、船倉内の適切な位置に単純に載置すれば、接続作業や接続チェックの必要 がなく、すぐに冷却作業を行えるので、積荷の積み込みにかかる時間と手間が削 減できる。 本発明の装置で使用される冷却手段は、複数の冷却ユニットに接続された集中 冷媒源を備えていることが好ましい。 本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様に係る装置を備えた船舶が 提供される。 本発明の第3の態様は、本発明の第1の態様に係る装置と共に用いるコンテナ であって、コンテナの外壁を貫通して形成され、コンテナの内部と連通するイン レット開口部を有し、インレット開口部が前記装置の対応するアウトレットノズ ル開口部と略整合して配置されてガスをコンテナ内に吹き込めるようになってお り、さらに、少なくとも一つのアウトレットを有し、このアウトレットを介して ガスがコンテナから漏出するようにしたコンテナである。 コンテナは、外部との熱交換を低減するために断熱が施されていてもよい。 好ましくは、インレット開口部の直下流側にダクトが形成されており、ダクト はコンテナへのガス流入を促進する形状となっている。この目的のために、ダク トの横断面は、中央制限領域を有していてもよい。この様にして、ダクト内への 空気流入がヴェンチュリ効果によって促進される。 ダクトは、円形であり、その内部での気流が略放射状となるものであってもよ い。 コンテナはプレナムチャンバを形成する手段を更に備え、インレット開口部が 、プレナムチャンバを介し、さらに、プレナムチャンバとコンテナ内部との間の 供給開口部を介して、コンテナ内部と連通するようになっていることが好ましい 。 ダクトは、プレナムチャンバ内に対向する1対の仕切によって形成されている ことが好ましい。 気流中においてインレット開口部とコンテナ内部との間のある位置にこの様な プレナムチャンバを設けることによって、(例えば、コンテナの内容物により) 気流が乱れることなく、この領域における気流パターンを制御することができ、 コンテナ内への空気の流入を促進できる。 ガスを供給開口部に向けるために、ガイド羽根をプレナムチャンバ内に設けて もよい。 供給開口部は、コンテナのアウトレット開口部から離隔していることが好まし く、これにより、ガスは漏出する前にコンテナのかなりの部分を横切って移動す る。ガスは、ボックスの全長にわたって循環させることが好ましい。供給開口部 は、コンテナの下部にあり、アウトレット開口部は上部にあることが好ましい。 プレナムチャンバは、コンテナの仕切によって形成されていてもよい。この仕 切は、コンテナのコーナポストに固定されていてもよい。 特に、少なくとも一つのバッフルが、コンテナ内にガスを流すための選択流路 を閉鎖または狭窄するためにコンテナ内に設けられており、これによって、コン テナ内に積み込まれた積荷への空気の流れを促進することが好ましい。これは、 空気循環がなければ急速に劣化するバナナなどの積荷の場合に特に有効である。 バッフルは、コンテナ内の積荷スタックの上部領域に載置されるように配置され てスタックの上部とコンテナの屋根との間の空間への空気の流れを阻止するよう にしたヒンジ板の形態をとってもよい。 本発明の第4の態様によれば、低温における積荷の輸送に使用されるコンテナ であって、インレット開口部を介して外部と連通し、供給開口部を介してコンテ ナの内部と連通するプレナムチャンバと、さらに、インレット開口部から離隔し た位置に設けられ、コンテナの内部と外部とを連通させる少なくとも一つのアウ トレット開口部とを含み、ガスがインレット開口部を介してプレナムチャンバ内 に吹き込まれ、供給開口部とコンテナの内部を通ってその内容物を冷却し、アウ トレット開口部を介してコンテナから出ていくようにしたコンテナが提供される 。以下、本発明を実施するシステムを、添付の図面を参照しながら一例により説 明する。 図1は、船舶の船倉の一部の縦断面図であり、船舶により輸送されるコンテナ スタックを示す。 図2は、この様なコンテナおよび隣接する船舶の供給チャンバの縦断面図であ る。 図3は、これらのコンテナの一つの部分切欠き斜視図である。 図4は、コンテナ構造に用いられ、コンテナからの空気送出のための開口部を 有するビームの一部分の斜視図である。 図5は、コンテナのインレットダクトを形成する一対のフェアリングの横断面 図である。 図6は、これらのフェアリングの一つの正面図であり、インレット開口部とカ バーが点線で示されている。 図7は、コンテナの単純化されたノズル構造の横断面図である。 図8は、本発明を実現する別のコンテナの横断面図である。 図1は、船舶の船倉内に保持されたコンテナ2のスタックを示し、このコンテ ナスタックは、船舶の横断方向に並んで配置される幾つかのスタックからなる、 より大きなコンテナ群(バンク)の一部をなす。コンテナは、大変広く知られて いる船舶輸送やその他の輸送に用いられる汎用タイプのものであり、原則として 、 標準外形寸法の金属ボックスからなる。船倉におけるコンテナの確実な載置は、 従来のガイドシステムによって提供され、このガイドシステムは、当業者に周知 のタイプであるので、これの説明はここでは行わない。通常、コンテナの長さ方 向の位置決めにおける2.5cm程度の最大許容誤差は、このガイドによって達 成される。 図1、図2において、タンクトップ(船倉の底面を構成する水平面)は、4で 示されており、垂直な平坦部材6は、船舶の隔壁である。 コンテナ中に冷却空気を循環させる装置は、隔壁6と疑似隔壁10との間に形 成された供給チャンバ8を含む。本実施形態において、疑似隔壁は、海洋仕様の 合板または亜鉛メッキ鋼板のパネルであり、隔壁6に平行に配置され、船舶の長 さ方向に離隔されている。なお、別の疑似隔壁12が、隔壁6によって第1の疑 似隔壁から隔離されて設けられており、別のコンテナ群(図示せず)に関速して 別の供給チャンバを形成する。 供給チャンバ8は、その上端が水平仕切14に取り囲まれており、その上側に おいて隔壁6と疑似隔壁10との間の空間が循環チャンバ16を形成している。 疑似隔壁10の上部に沿う開口部は、空気循環インレット18を構成し、これに より、循環チャンバが船倉自体と連通している。 所要の冷却状態を生成するために、冷却/ファンユニット19が備えられてい る。冷却/ファンユニットは、熱交換器として作用し、集中冷却プラントから船 舶備え付けのダクトを介して海水やフロンなどの冷媒を受け取り、これを循環空 気の冷却に用いる。通常、船舶は、多数の集中冷却プラントを有する。 本システムの動作時には、図1、図2の矢印で示すとおり、空気は以下のよう に循環される。 冷却/ファンユニット19は、循環チャンバ16から供給チャンバ8へと冷却 空気を導き、供給チャンバの圧力を周囲圧よりも上昇させる。供給チャンバは、 プレナムチャンバとして作用する。すなわち、疑似隔壁10に孔として形成され たノズル開口部22を介して供給チャンバから空気を放出する。そして、この空 気は、コンテナ壁に形成された対応するインレット開口部24を介してコンテナ 内に吹き込まれる。この様な開口部と、コンテナを通過する空気の流路について は、以下に更に詳しく説明する。さしあたり、空気は最終的にアウトレットバッ フル26を介して各コンテナを離れて、船倉内の自由空間を通過し、最終的に空 気循環インレット18を介して空気循環チャンバへと戻るという説明で十分であ る。 不都合な温暖化を招く熱漏出を最小限に抑えるために、船舶の船倉そのものが 断熱され、空気循環するループは略密閉されている。すなわち、船倉は、少なく とも、ループの一部を構成するインレット/アウトレットを除いて、略密閉され ており、空気の大部分を規制して上記の流路をとらせ、少なくとも外部からの暖 かい空気の流入を実質的に阻止する。 しかし、船倉内の空気を活性化するために、外部との空気交換のための配慮を 施している。この目的のために、外部から船倉内に空気を流入させるために開放 可能なバルブを利用する空気活性化システム(図示せず)を設けている。船倉雰 囲気は自動的にサンプリングされ、必要なときにバルブを開放してCO2やエチ レンなどの不都合なガスの濃度を低減する。 次に、コンテナの構造とコンテナ内の空気の流通について説明する。 図3は、本システムにおいて使用されるコンテナの外観を示す。コンテナは、 その大部分が従来の構造のものであるが、直方体の金属ボックスとして構成され ており、通常、その内部へは一対のヒンジ扉(図3においてボックスの反対側の 端面を構成するのでこちら側からは見えない)を介してアクセスできる。ボック スは、その頂点と強靭なフレームワークを構成する金属梁29を有する。コンテ ナの壁は、外部との熱交換を最小限に抑えるために断熱されていてもよい。 図示のコンテナを従来のユニットと区別する特徴の一つは、コンテナの2つの 長手方向の垂直壁の上部に沿って水平に延びる中空ビーム30にアウトレットバ ッフル26を設け、使用時にはこれを介してコンテナから空気が漏出するように したことである。関連構造は、図4に更に明確に示されており、孔32がビーム の垂直な内面と外面の特定の領域を貫通しているのが分かる。これらの孔は直径 が小さく、ビーム内への密輸品の挿入が不可能であり、税関での嫌疑を回避でき る。ビーム外面の孔32に隣接してフィルターメッシュ34を設けてビーム外面 の孔を覆い、異物の侵入を防止している。そして、垂直な平板36をビーム内に 設け、液体、特に雨水のコンテナ内への侵入防止に役立てている。 また、コンテナは、冷却空気を通過させるプレナムチャンバを含む本システム において使用される。図2に示すように、コンテナの端面は垂直かつ平坦な外側 パネル38により構成されており、プレナムチャンバ40はこれと垂直かつ平坦 な内側パネル42との間に形成される。構造上の都合で、これら2つの平行なパ ネルは、コンテナフレームワークのコーナーポスト44の深さに対応した距離だ け離隔されている。 プレナムチャンバ40へのインレット開口部24は、外側パネル38に円形孔 として形成されており、プレナムチャンバと直接連通している。 コンテナが船舶に積み込まれる際に、図1、図2に示すように、そのインレッ ト開口部を、船舶の疑似隔壁10に形成されたノズル開口部22の一つと垂直方 向および水平方向に略整合させる。多少の不整合に対処するために、インレット 開口部24の直径は、対応するノズル開口部22よりも大きくなっている(図2 参照)。冷却システム作動中には、空気は、ノズル開口部22からインレット開 口部24を介してコンテナのプレナムチャンバ40へと吹き込まれる。なお、従 来のエアブローンボックスシステムにおいては、ボックス内に冷却空気を流入さ せるために気密コネクタを設けていたが、本システムではこの様なコネクタを設 けていない。インレット開口部が形成されている外側パネル38は、通常、ノズ ル開口部22を有する疑似隔壁10から10cm程度の短距離空間46によって 離隔されている。したがって、冷却空気は、短距離開放空間を移動してコンテナ に流入することになる。それにもかかわらず、図示のシステムにおいては、ノズ ル開口部から放出された空気の大部分は、コンテナと疑似隔壁の間のギャップ4 6から漏出することなく、コンテナ内に流入することが実験で確認されている。 コンテナ内へのこの好ましい空気流入を促進するために、プレナムチャンバ4 0内にフェアリング48、50を設けて、チャンバ内への流入空気を通過させる 整形ダクト52(図5に最も明確に示されている。)を形成している。本発明に よると、両フェアリングは、図2、図3から明らかなように、円形であり、イン レット開口部24と同心である。フェアリング48は、インレット開口部24に 面する略円錐形の表面を有し、空気を偏向させ易くなっており、図2の矢印で示 すように、空気は、コンテナ面と略垂直な方向に沿ってプレナムチャンバに流入 し、この面に略平行な方向に向かって流れる。正確には、フェアリング48は、 インレット領域においては円錐形状ではなく、むしろ、その表面は、図5から明 らかなように断面形状が凹型となっていて、空気のスムーズな流れを促進してい る。 フェアリング50は、インレット開口部24を取り巻く円環体として構成され ており、プレナムチャンバ内においてコンテナの外側パネル38の表面に設けら れ、フェアリング48に面する表面52を有する。 2つのフェアリングにより形成される円形ダクト52は、その形状により、ヴ ェンチュリ管と同様に作用し、プレナムチャンバ内への空気流入を促進する傾向 があると考えられる。説明すると、図示のダクトは円形であり、ダクト内の空気 流は略半径方向に沿っている。空気は、インレット開口部24の面積と略等しい 総面積を有する周辺開口部60を通ってダクトを離れる。中間領域62において 、2つのフェアリングは多少先細りとなっており、ダクト内における狭窄部を形 成する。この領域において、空気速度が増加して圧力が減少し、ダクト内への空 気流入が促進される。 略放射状の羽根64が、2つのフェアリングを接続しており、下向きに湾曲し た外側部分66によって、空気が出口開口部54に向かって下方に偏向される。 通常、船舶の供給チャンバ8内の空気圧は300パスカル台であり、コンテナ のプレナムチャンバの圧は100パスカル台である。 空気は、ダクトを通り抜けた後、プレナムチャンバ40内を移動し、内側パネ ル42の下端とコンテナの床との間のギャップにより形成された出口開口部54 を通ってコンテナ内部に流入する。この様にして、空気は、底部においてコンテ ナ内部へと流入する。空気をアウトレットバッフル26に到達させる略上向きの 流路は、図2に矢印で示されている。コンテナ内には、積荷ボックス56がパレ ット58上に支持され、上述のように、このパレットの構造によって水平な開放 流路が提供され、空気は、これを通ってコンテナ全体に広がり、その後、コンテ ナから流出して再循環される。 コンテナが冷却されない場合、インレット開口部24は、密輸品や違法物など の不法導入防止のために、不正痕跡が分かるシールを施したハッチによって閉鎖 されていてもよい。 本システムは、−25℃未満の温度に積荷を深冷したり、温度依存の成熟速度 を有するバナナや種実類、柑橘類などの積荷を適温に冷却したり、航海中に温度 制御が必要な弾薬や穀類、その他の物品を輸送するために使用することができる 。 図7は、コンテナのノズルの別の構成を示す。これは、前記のノズルの発展に よって得られたものであり、同じ機能を有するが、製造コストを削減するために 大幅に単純化されたものである。 このノズルの場合も、プレナムチャンバ100は、コンテナの外壁パネル10 2とその内壁コルゲートパネル104との間に形成されている。 ノズル自体は、プレナムチャンバ内に平坦部108を有する円形金属フェアリ ング106と、半径方向内部において円形のノズル開口部112を規定する回転 加工された金属製の湾曲リップ110との間に形成されている。このリップは、 その内縁部114に沿って外壁パネル102の対応する開口部の縁部に溶接され ており、その外縁部115に沿って平坦部108に溶接されている。平坦部10 8は、外壁パネル102に関連して、これら両部材に固定されたスペーサ116 によって外壁パネルに対して有間隔に保持されている。 円形平板118が、プレナムチャンバ内にフェアリング106に面して設けら れており、スペーサ120を介して内壁パネル104に固定されている。 動作中において、ノズル部材の単純な横断面にかかわらず、空気流入路は平行 なフェアリング平坦部108と平板118とでその大部分が形成されており、ヴ ェンチュリ効果が得られ、プレナムチャンバへの空気流入が促進されることが確 認された。 このヴェンチュリ効果は、部材108、118の間の領域124での放射状の 空気流によって起こると考えられる。その結果、有効横断面が増加し、下流側( 半径方向外側)に移動する。したがって、ノズル開口部の領域において、空気流 の相対的な狭窄が起こり、この領域での圧力低下を招く。 前記の実施形態においてコンテナのプレナムチャンバから出口に向かって下側 に気流を向けるために設けられていた放射状羽根64は、図7の実施例において は必要ない。 次に、図8に別のコンテナが示されている。このコンテナは、既述の汎用タイ プのノズル構成とプレナムチャンバを利用しているが、輸送中に空気を循環させ なければならない腐敗しやすい積荷の輸送のために特別に設計されたものである 。 バナナは、そのような特に面倒な積荷の一つである。通常、バナナは輸送のた めに開放パレットに積み込まれ、航海中のバナナの劣化を最小限に抑えるために 、パレット中に空気を循環させて、果物の成熟や劣化により発生したガスを取り 除くことが重要である。 左右のパレットスタック130、132を収容し、その間に長さ方向の中央通 路134が設けられている従来のスタックコンテナが図8に示されている。2つ のスタックは、パレットの向きが異なり、一方のスタックが他方のスタックより も(コンテナの左右方向に関して)幅広になっている。 コンテナ内部をプレナムチャンバと接続する2つの開口部があり、136で示 されているように、コンテナ床側においてここからコンテナ内に空気が流入する 。 また、2つのバッフル138が設けられている。バッフルがなければ、直接的 な流路が生じて、空気がプレナムチャンバ開口部136から通路134とパレッ トスタック上方の空間140を通ってコンテナの屋根側のアウトレット142へ と流れることになる。したがって、空気は、適切にスタックを循環することなく コンテナから漏出してしまう。 バッフルは、平坦なパネル形状であり、コンテナの略全長にわたって延び、そ れぞれの長軸144にヒンジ固定されており、コンテナの屋根側に位置してコン テナ内部を遮らない非作動位置(図示せず)と、図示されているような作動位置 との間で移動可能となっている。作動位置においては、バッフルは、スタックの 上部に寄り掛かった状態である。各バッフルの下端部がスタックの上面に載った 状態であってもよいし、あるいは、バッフルがスタックの内端部の多少下側にま で延びていてもよい。何れの場合も、流入空気によるバッフルの内面(すなわち 、通路136側の面)にかかる圧力によって、バッフルは単にパレットスタック に付勢され、これによりバッフルは作動位置に保持される。 バッフルを非作動位置へと上方に移動させるためにハンドル(図示せず)が設 けられており、不使用時には、適切な保持機構を用いてバッフルをこの位置に保 持する。 バッフルは、空気をコンテナ外へと流出させる上記の流路を閉鎖する役割を果 たすので、空気は、通路136からパレットスタックを通ってアウトレット14 2へと流れる。図8の矢印は、この流路を示している。この過程において、空気 は、確実に、パレット内容物上を流れる。 本システムを利用した船舶は、航海のある行程では冷蔵または冷凍積荷を輸送 し、別の行程では冷却を必要としない一般積荷を輸送するために最適であると考 えられる。さらに、混合積荷の一部を冷凍または冷蔵し、その他を室温で輸送す ることもできる。 本システムを利用した船舶の他の用途としては、弾薬や爆薬などの兵器の輸送 がある。この場合には、超高濃度窒素/超低濃度酸素雰囲気が要求され、これを 提供するためには、膜フィルタを設けて循環雰囲気を濾過し、酸素含有量を低減 する。 荷揚げすれば、コンテナは、船舶用の上記の空気循環装置と同種のものを備え た冷蔵施設に移され、適度な低温に維持される。
【手続補正書】 【提出日】平成12年4月10日(2000.4.10) 【補正内容】 「特許請求の範囲」および「発明の詳細な説明」 (1)明細書の「特許請求の範囲」の欄の記載を別紙のとおり補正する。 (2)明細書第7頁第17行の「循環チャンバ」の記載を、「循環チャンバ16 」と補正する。 (3)明細書第7頁第19行の「冷却/ファンユニット」の記載を、「冷却/フ ァンユニット19」と補正する。 (4)明細書第7頁第24行ないし第8頁第4行の「冷却/ファンユニット19 は、・・・(途中省略)・・・説明で十分である。」の記載を下記のとおり補正す る。 記 冷却/ファンユニット19は、循環チャンバ16から供給チャンバ8へと冷却 空気を導き、供給チャンバ8の圧力を周囲圧よりも上昇させる。供給チャンバ8 は、プレナムチャンバとして作用する。すなわち、疑似隔壁10に孔として形成 されたノズル開口部22を介して供給チャンバ8から空気を放出する。そして、 この空気は、コンテナ壁に形成された対応するインレット開口部24を介してコ ンテナ2内に吹き込まれる。この様な開口部と、コンテナを通過する空気の流路 については、以下に更に詳しく説明する。さしあたり、空気は最終的にアウトレ ットバッフル26を介して各コンテナを離れて、船倉内の自由空間を通過し、最 終的に空気循環インレット18を介して空気循環チャンバ16へと戻るという説 明で十分である。 (5)明細書第8頁第16行ないし第11頁第2行の「図3は、本システムにお いて・・・(途中省略)・・・シールを施したハッチによって閉鎖されていてもよ い。」の記載を下記のとおり補正する。 記 図3は、本システムにおいて使用されるコンテナの外観を示す。コンテナ2は 、その大部分が従来の構造のものであるが、直方体の金属ボックスとして構成さ れており、通常、その内部へは一対のヒンジ扉(図3においてボックスの反対側 の 端面を構成するのでこちら側からは見えない)を介してアクセスできる。ボック スは、その頂点と強靭なフレームワークを構成する金属梁29を有する。コンテ ナ2の壁は、外部との熱交換を最小限に抑えるために断熱されていてもよい。 図示のコンテナ2を従来のユニットと区別する特徴の一つは、コンテナ2の2 つの長手方向の垂直壁の上部に沿って水平に延びる中空ビーム30にアウトレッ トバッフル26を設け、使用時にはこれを介してコンテナ2から空気が漏出する ようにしたことである。関連構造は、図4に更に明確に示されており、孔32が ビーム30の垂直な内面と外面の特定の領域を貫通しているのが分かる。これら の孔32は直径が小さく、ビーム30内への密輸品の挿入が不可能であり、税関 での嫌疑を回避できる。ビーム30外面の孔32に隣接してフィルターメッシュ 34を設けてビーム30外面の孔を覆い、異物の侵入を防止している。そして、 垂直な平板36をビーム30内に設け、液体、特に雨水のコンテナ2内への侵入 防止に役立てている。 また、コンテナ2は、冷却空気を通過させるプレナムチャンバを含む本システ ムにおいて使用される。図2に示すように、コンテナ2の端面は垂直かつ平坦な 外側パネル38により構成されており、プレナムチャンバ40はこれと垂直かつ 平坦な内側パネル42との間に形成される。構造上の都合で、これら2つの平行 なパネルは、コンテナフレームワークのコーナーポスト44の深さに対応した距 離だけ離隔されている。 プレナムチャンバ40へのインレット開口部24は、外側パネル38に円形孔 として形成されており、プレナムチャンバ40と直接連通している。 コンテナ2が船舶に積み込まれる際に、図1、図2に示すように、そのインレ ット開口部24を、船舶の疑似隔壁10に形成されたノズル開口部22の一つと 垂直方向および水平方向に略整合させる。多少の不整合に対処するために、イン レット開口部24の直径は、対応するノズル開口部22よりも大きくなっている (図2参照)。冷却システム作動中には、空気は、ノズル開口部22からインレッ ト開口部24を介してコンテナ2のプレナムチャンバ40へと吹き込まれる。な お、従来のエアブローンボックスシステムにおいては、ボックス内に冷却空気を 流入させるために気密コネクタを設けていたが、本システムではこの様なコネク タを設けていない。インレット開口部24が形成されている外側パネル38は、 通常、ノズル開口部22を有する疑似隔壁10から10cm程度の短距離空間4 6によって離隔されている。したがって、冷却空気は、短距離間放空間46を移 動してコンテナ2に流入することになる。それにもかかわらず、図示のシステム においては、ノズル開口部22から放出された空気の大部分は、コンテナ2と疑 似隔壁10の間のギャップ46から漏出することなく、コンテナ2内に流入する ことが実験で確認されている。 コンテナ2内へのこの好ましい空気流入を促進するために、プレナムチャンバ 40内にフェアリング48、50を設けて、チャンバ内への流入空気を通過させ る整形ダクト52(図5に最も明確に示されている。)を形成している。本発明 によると、両フェアリング48、50は、図2、図3から明らかなように、円形 であり、インレット開口部24と同心である。フェアリング48は、インレット 開口部24に面する略円錐形の表面を有し、空気を偏向させ易くなっており、図 2の矢印で示すように、空気は、コンテナ面と略垂直な方向に沿ってプレナムチ ャンバ40に流入し、この面に略平行な方向に向かって流れる。正確には、フェ アリング48は、インレット領域においては円錐形状ではなく、むしろ、その表 面は、図5から明らかなように断面形状が凹型となっていて、空気のスムーズな 流れを促進している。 フェアリング50は、インレット開口部24を取り巻く円環体として構成され ており、プレナムチャンバ40内においてコンテナの外側パネル38の表面に設 けられ、フェアリング48に面する表面52を有する。 2つのフェアリング48、50により形成される円形ダタト52は、その形状 により、ヴェンチュリ管と同様に作用し、プレナムチャンバ40内への空気流入 を促進する傾向かあると考えられる。説明すると、図示のダクト52は円形であ り、ダクト52内の空気流は略半径方向に沿っている。空気は、インレット開口 部24の面積と略等しい総面積を有する周辺開口部60を通ってダクト52を離 れる。中間領域62において、2つのフェアリング48、50は多少先細りとな っており、ダクト52内における狭窄部を形成する。この領域において、空気速 度が増加して圧力が減少し、ダクト内への空気流入が促進される。 略放射状の羽根64が、2つのフェアリング48、50を接続しており、下向 きに湾曲した外側部分66によって、空気か出口開口部54に向かって下方に偏 向される。 通常、船舶の供給チャンバ8内の空気圧は300パスカル台であり、コンテナ のプレナムチャンバ40の圧は100パスカル台である。 空気は、ダクト52を通り抜けた後、プレナムチャンバ40内を移動し、内側 パネル42の下端とコンテナの床との間のギャップにより形成された出口開口部 54を通ってコンテナ2内部に流入する。この様にして、空気は、底部において コンテナ2内部へと流入する。空気をアウトレットバッフル26に到達させる略 上向きの流路は、図2に矢印で示されている。コンテナ2内には、積荷ボックス 56がパレット58上に支持され、上述のように、このパレットの構造によって 水平な開放流路が提供され、空気は、これを通ってコンテナ2全体に広がり、そ の後、コンテナ2から流出して再循環される。 コンテナ2が冷却されない場合、インレット開口部24は、密輸品や違法物な どの不法導入防止のために、不正痕跡が分かるシールを施したハッチによって閉 鎖されていてもよい。 (6)明細書第11頁第11行の「プレナムチャンバ」の記載を、「プレナムチ ャンバ100」と補正する。 (7)明細書第11頁第13行の「リップ」の記載を、「リップ110」と補正する 。 (8)明細書第11頁第18行の「プレナムチャンバ」の記載を、「プレナムチ ャンバ100」と補正する。 (9)明細書第11頁第22行の「プレナムチャンバ」の記載を、「プレナムチ ャンバ100」と補正する。 (10)明細書第11頁第26行の「ノズル開口部」の記載を、「ノズル開口部112 」と補正する。 (11)明細書第12頁第15行の「バッフル」の記載を、「バッフル138」と補 正する。 (12)明細書第12頁第20行ないし第13頁第2行の「バッフルは、平坦な・・ ・(途中省略)・・・バッフルをこの位置に保持する。」の記載を下記のとおり補 正 する。 記 バッフル138は、平坦なパネル形状であり、コンテナの略全長にわたって延 び、それぞれの長軸144にヒンジ固定されており、コンテナの屋根側に位置し てコンテナ内部を遮らない非作動位置(図示せず)と、図示されているような作 動位置との間で移動可能となっている。作動位置においては、バッフル138は 、スタックの上部に寄り掛かった状態である。各バッフル138の下端部がスタ ックの上面に載った状態であってもよいし、あるいは、バッフル138がスタッ クの内端部の多少下側にまで延びていてもよい。何れの場合も、流入空気による バッフル138の内面(すなわち、通路134側の面)にかかる圧力によって、 バッフル138は単にパレットスタックに付勢され、これによりバッフル138 は作動位置に保持される。 バッフル138を非作動位置へと上方に移動させるためにハンドル(図示せず) が設けられており、不使用時には、適切な保持機構を用いてバッフル138をこ の位置に保持する。 (13)明細書第13頁第3行の「バッフル」の記載を、「バッフル138」と補正 する。 請求の範囲 1. 船舶の船倉におけるコンテナ収容積荷の温度制御装置であって、船倉内の 各コンテナにガスを通すための複数のアウトレットを有するガス供給チャンバと 、前記船倉から前記供給チャンバにガスを送り込むファン手段と、コンテナ進入 前のガスの温度を制御する温度制御手段とを含み、使用時に、前記供給チャンバ からのガスが、コンテナ内を通って積荷温度を制御し、コンテナから前記船倉に 漏出してこの船倉からファン手段によって送出され、前記ガス供給チャンバへと 再循環するようにした温度制御装置。 2. 前記温度制御装置がガスを冷却するものである請求項1に記載の装置。 3. 船倉内の汚染ガスレベルに応じて選択的に外気を導入するための空気活性 化システムを更に含む請求項1に記載の装置。 4. 前記空気活性化システムはサーボ制御される船倉内の通気孔を含み、この 通気孔は船倉環境を監視するセンサによって制御される請求項3に記載の装置。 5. 所要の酸素および窒素レベルのガスを生成するためのプラントを含む請求 項1に記載の装置。 6. 前記プラントが膜フィルタを含み、これによって酸素がガスから取り除か れる請求項5に記載の装置。 7. 前記ガス供給チャンバからのアウトレットのうち少なくとも一つは、コン テナへの気密接続を形成するための手段を備えておらず、対応するコンテナイン レット開口部を介してコンテナへ冷却ガスを吹き込めるように配置、形成された ノズル開口部を含む請求項1に記載の装置。 8. 前記ガス供給チャンバがプレナムチャンバとして構成されている請求項7 に記載の装置。 9. 前記ノズル開口部が前記プレナムチャンバの壁に開口部として形成されて いる請求項8に記載の装置。 10. 前記開口部を有するチャンバ璧が、船舶の隔壁または疑似隔壁である請 求項9に記載の装置。 11. 上記請求項の何れかに記載の装置を備えた船舶。 12. 船舶の船倉が外部と断熱されている請求項11に記載の船舶。 13. 請求項1〜10の何れかに記載の装置をそれぞれ備えた複数の温度制御 船倉を有する船舶であって、船倉に関連して設けられた各温度制御手段に冷媒を 供給する少なくとも一つの主冷媒源を有する船舶。 14. 請求項1〜10の何れかに記載の装置と共に、または請求項11〜13 の何れかに記載の船舶において使用されるコンテナであって、コンテナの外壁を 貫通して形成され、コンテナの内部と連通するインレット開口部を含み、インレ ット開口部が前記装置の対応するアウトレットノズルと略整合して配置されて、 ガスを前記アウトレットノズルからコンテナ内に吹き込めるようになっており、 さらに、コンテナ内部と連通する少なくとも一つのアウトレットを含み、このア ウトレットを介してガスがコンテナから漏出するように構成されているコンテナ 。 15. コンテナへのガス流入を促進するために、ヴェンチュリダクトが前記イ ンレット開口部の直下流側に形成されている請求項14に記載のコンテナ。 16. 前記ダクトの内部での気流が略放射状となるように前記ダクトが環状で ある請求項15に記載のコンテナ。 17. プレナムチャンバを形成する手段を更に備え、前記インレット開口部が このプレナムチャンバを介し、さらに、このプレナムチャンバとコンテナ内部と の間の供給開口部を介してコンテナ内部と連通するようになっている請求項14 に記載のコンテナ。 18. 前記インレット開口部が形成されたコンテナ外壁と当該外壁と略平行な コンテナ内の仕切との間に前記プレナムチャンバが形成されており、前記供給開 口部が当該仕切に形成されている請求項17に記載のコンテナ。 19. ガスが漏出する前にコンテナを横切って移動するように、前記供給開口 部が前記アウトレット開口部から離隔して配置されている請求項17に記載のコ ンテナ。 20. コンテナにガスを流すための選択流路を閉鎖または狭窄し、これによっ て、コンテナ内に積み込まれた積荷への空気の流れを促進するための少なくとも 一つの内部バッフルを含む請求項17に記載のコンテナ。 21. 前記バッフルが、コンテナ内の積荷スタックの上部領域に載置されるよ うに配置されてスタックの上部とコンテナの屋根との間の空間への空気の流れを 阻止するようにしたヒンジ板を含む請求項20に記載のコンテナ。 22. 船舶の船倉におけるコンテナ収容積荷の温度制御方法であって、コンテ ナ内部と連通するコンテナインレット開口部およびコンテナアウトレット開口部 をコンテナに設ける工程と、ガスを吹き込めるガスアウトレット開口部を船倉に 設ける工程とを含み、さらに、コンテナを、そのインレット開口部とガスアウト レット開口部とを気密接続することなく整合するように船倉内に配置する工程と 、ガスが前記コンテナインレット開口部を介してコンテナ内に吹き込まれ、前記 コンテナアウトレット開口部を介して漏出して船倉内に戻るように、船倉から前 記ガスアウトレット開口部を介してガスを推し出す工程と、前記ガスアウトレッ トを介して推し出されるガスの温度を制御する工程とを含む方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 船舶の船倉におけるコンテナ収容積荷の温度制御装置であって、船倉内の 各コンテナにガスを通すための複数のアウトレットを有するガス供給チャンバと 、前記船倉から前記供給チャンバにガスを送り込むファン手段と、コンテナ進入 前のガスの温度を制御する温度制御手段とを含み、使用時に、前記供給チャンバ からのガスが、コンテナ内を通って積荷温度を制御し、コンテナから前記船倉に 漏出してこの船倉からファン手段によって送出され、前記ガス供給チャンバへと 再循環するようにした温度制御装置。 2. 前記温度制御装置がガスを冷却するものである請求項1に記載の装置。 3. 船倉内の汚染ガスレベルに応じて選択的に外気を導入するための空気活性 化システムを更に含む請求項1に記載の装置。 4. 前記空気活性化システムはサーボ制御される船倉内の通気孔を含み、この 通気孔は船倉環境を監視するセンサによって制御される請求項3に記載の装置。 5. 所要の酸素および窒素レベルのガスを生成するためのプラントを含む請求 項1に記載の装置。 6. 前記プラントが膜フィルタを含み、これによって酸素がガスから取り除か れる請求項5に記載の装置。 7. 前記ガス供給チャンバからのアウトレットのうち少なくとも一つは、コン テナへの気密接続を形成するための手段を備えておらず、対応するコンテナイン レット開口部を介してコンテナへ冷却ガスを吹き込めるように配置、形成された ノズル開口部を含む請求項1に記載の装置。 8. 前記ガス供給チャンバがプレナムチャンバとして構成されている請求項7 に記載の装置。 9. 前記ノズル開口部が前記プレナムチャンバの壁に開口部として形成されて いる請求項8に記載の装置。 10. 前記開口部を有するチャンバ壁が、船舶の隔壁または疑似隔壁である請 求項9に記載の装置。 11. 上記請求項の何れかに記載の装置を備えた船舶。 12. 船舶の船倉が外部と断熱されている請求項11に記載の船舶。 13. 請求項1〜10の何れかに記載の装置をそれぞれ備えた複数の温度制御 船倉を有する船舶であって、船倉に関連して設けられた各温度制御手段に冷媒を 供給する少なくとも一つの主冷媒源を有する船舶。 14. 請求項1〜10の何れかに記載の装置と共に、または請求項11〜13 の何れかに記載の船舶において使用されるコンテナであって、コンテナの外壁を 貫通して形成され、コンテナの内部と連通するインレット開口部を含み、インレ ット開口部が前記装置の対応するアウトレットノズルと略整合して配置されて、 ガスを前記アウトレットノズルからコンテナ内に吹き込めるようになっており、 さらに、コンテナ内部と連通する少なくとも一つのアウトレットを含み、このア ウトレットを介してガスがコンテナから漏出するように構成されているコンテナ 。 15. コンテナへのガス流入を促進するために、ヴェンチュリダクトが前記イ ンレット開口部の直下流側に形成されている請求項14に記載のコンテナ。 16. 前記ダクトの内部での気流が略放射状となるように前記ダクトが環状で ある請求項15に記載のコンテナ。 17. プレナムチャンバを形成する手段を更に備え、前記インレット開口部が このプレナムチャンバを介し、さらに、このプレナムチャンバとコンテナ内部と の間の供給開口部を介してコンテナ内部と連通するようになっている請求項14 に記載のコンテナ。 18. 前記インレット開口部が形成されたコンテナ外壁と当該外壁と略平行な コンテナ内の仕切との間に前記プレナムチャンバが形成されており、前記供給開 口部が当該仕切に形成されている請求項17に記載のコンテナ。 19. ガスが漏出する前にコンテナを横切って移動するように、前記供給開口 部が前記アウトレット開口部から離隔して配置されている請求項17に記載のコ ンテナ。 20. コンテナにガスを流すための選択流路を閉鎖または狭窄し、これによっ て、コンテナ内に積み込まれた積荷への空気の流れを促進するための少なくとも 一つの内部バッフルを含む請求項17に記載のコンテナ。 21. 前記バッフルが、コンテナ内の積荷スタックの上部領域に載置されるよ うに配置されてスタックの上部とコンテナの屋根との間の空間への空気の流れを 阻止するようにしたヒンジ板を含む請求項20に記載のコンテナ。 22. 船舶の船倉におけるコンテナ収容積荷の温度制御方法であって、コンテ ナ内部と連通するコンテナインレット開口部およびコンテナアウトレット開口部 をコンテナに設ける工程と、ガスを吹き込めるガスアウトレット開口部を船倉に 設ける工程とを含み、さらに、コンテナを、そのインレット開口部とコンテナア ウトレット開口部とを気密接続することなく整合するように船倉内に配置する工 程と、ガスが前記コンテナインレット開口部を介してコンテナ内に吹き込まれ、 前記コンテナアウトレット開口部を介して漏出して船倉内に戻るように、船倉か ら前記ガスアウトレット開口部を介してガスを推し出す工程と、前記ガスアウト レットを介して推し出されるガスの温度を制御する工程とを含む方法。
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