JP2000513190A - インターネット対応サービスのためのシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 「ネバービジー(非話中)」電話サービスをインターネットユーザに提供する方法および装置が開示されている。インターネットユーザはインターネットを使用していることを、例えば、インターネット電話ゲートウェイ、インテリジェントネットワークサービスコントロールポイント(ＩＳＣＰ)、または他のなんらかのネットワークディレクトリシステムに登録する。ユーザがインターネットと通信中のときユーザに出された電話コールは、登録の有無に応じた処理が行われる。ＩＳＣＰは、ユーザが登録されていれば、ユーザに対するコールをインターネット電話ゲートウェイに転送するようにスイッチに指示する。インターネット電話ゲートウェイは、インターネットをベースとしたユーザへの電話コールを確立し、電話コールがあったことをユーザに通知する。

Description

【発明の詳細な説明】 インターネット対応サービスのためのシステムおよび方法 関連出願の相互参照 本出願は、1997年６月４日に出願された米国仮特許出願第60/068,592号の利益 を主張するものであり、その内容は引用により本明細書の一部を構成するもので ある。 本発明は、1998年５月20日に出願された米国特許出願第09/082,243号に関連す るものであり、その内容は引用により本明細書の一部を構成するものである。技術分野 本発明は一般的にはインターネット電話(telephony)サービスに関し、さらに 具体的には、「ネバービジー(neverbusy−非話中)」サービスを提供するシステ ムおよび方法に関する。背景技術 現在のインターネットユーザは、居住地または商業用電話回線を通してインタ ーネットと通信しているのが一般的である。この電話回線はどの時点においても 、単一の通信路だけを提供しているのが一般的である。従って、インターネット に接続されているユーザは、回線がインターネット通信で使用中のために電話コ ールを同時に受信することができないので、そのインターネットユーザと通信し ようとする発呼者(caller)は話中信号(busy signal)を受信するか、あるいはユ ーザの音声メールに接続される。インターネットと通信している間に電話コール を受信できないと、インターネットユーザは重要な電話コールの受信機会を失う ので、大きな不利益を受けることになる。 従って、望ましいことは、電話が着信したことをインターネットユーザに知ら せ、インターネットセッションを中断することなくそのコールにアクセスできる ようにするシステムおよび方法を提供することである。本発明の他の目的、特徴 、および利点は以下の説明の中で明らかにする。その一部は以下の説明から理解 されるものであり、一部は本発明の実施によって知得されるものである。本発明 の目的および他の利点は、明細書と請求の範囲に具体的に記載され、添付図面に 示 されている手段およびその組み合わせによって実現され,達成されるものである 。 発明の開示 本発明の上記および他の利点を達成するために、また本発明の目的によれば、 以下に具現化され、広い意味で説明されているように、本発明は、インターネッ トに接続された電話ネットワークにおいて、待ちに置かれた電話コールがあるこ とをインターネットユーザに知らせる方法を提供している。この方法はインター ネットとのユーザの通信を登録するステップを含んでいる。ユーザに対する電話 コールがあると、それに応答して、この方法は、ユーザがインターネットと通信 中であるか否かを決定し、通信中であれば、ユーザへのコールをインターネット 経由で転送(transfer)する。 本発明の別の方法は、インターネットとのユーザの通信を、ユーザが通信を開 始するのとほぼ同時にインターネット電話ゲートウェイ(internet telephony ga teway)に登録するステップを含んでいる。ユーザに対する電話コールがあると、 それに応答して、この方法は、そのコールをどのように処理すべきかについて、 インテリジェントネットワークサービスコントロールポイント(intelligent net work service control point)に問い合わせる(query)。インテリジェントネット ワークサービスコントロールポイントはメッセージをインターネット電話ゲート ウェイに送信し、ユーザが現在インターネットと通信中であるか否かを決定する 。通信中であれば、そのコールをインターネット電話ゲートウェイに転送し(rou te)、そこからコールがユーザに配達される。 本発明の別の方法は、インターネットとのユーザの通信を、ユーザが通信を開 始したとのほぼ同時にインテリジェントネットワークサービスコントロールポイ ントに登録するステップを含んでいる。ユーザに対する電話コールがあると、そ れに応答して、この方法は、そのコールをどのように処理すべきかについて、イ ンテリジェントネットワークサービスコントロールポイントに問い合わせる。こ れを受けて、インテリジェントネットワークサービスコントロールポイントはユ ーザが現在インターネットと通信中であるか否かを決定し、通信中であれば、そ のコールをインターネット電話ゲートウェイに転送し(route)、そこからコール が ユーザに配達される。これとは別の方法では，登録は適切なネットワークディレ クトリシステム(network directory system)によって行われる。 本発明は、さらに、インテリジェントネットワークサービスコントロールポイ ントによって実行される方法であって、待ちに置かれた電話コールがあることを ユーザに知らせる方法も提供しており、この方法は、ユーザの電話回線が話中(b usy)であることを示すトリガ(trigger)をスイッチ(switch)から受けたとき、イ ンターネットとのユーザの通信を登録するステップと、ユーザが現在インターネ ットと通信中であるか否かを決定するステップと、通信中であれば、そのコール をインターネットに転送し、そこからユーザに配達するようにスイッチに指示す る(instruct)ステップとを含んでいる。 また、本発明は、電話ネットワークと、その電話ネットワークに接続されたイ ンターネットと、インターネットとのユーザの通信を登録する手段と、ユーザに 対する電話コールがあると、それに応答して、そのユーザがインターネットと通 信中であるか否かを決定する手段と、ユーザが登録されていれば、電話コールを インターネットに転送する手段とを含むネットワークを提供している。 本発明は、さらに、電話ネットワークと、その電話ネットワークに接続された インターネットと、インターネットとのユーザの通信を登録する手段を含んでい るインターネット電話ゲートウェイと、インテリジェントネットワークサービス コントロールポイントとを含むネットワークを提供しており、ここで、前記イン テリジェントネットワークサービスコントロールポイントは、メッセージをイン ターネット電話ゲートウェイに送信してユーザが現在インターネットと通信中で あるか否かを決定する手段と、ユーザが登録されているとインターネット電話ゲ ートウェイが決定したときユーザへのコールを転送するようにスイッチに指示す る手段とを含んでいる。 また、本発明はインテリジェントネットワークサービスコントロールポイント であって、メッセージをインターネット電話ゲートウェイまたは別の登録ディレ クトリに送信して、ユーザが、前記インテリジェントネットワークサービスコン トロールポイントに接続されているインターネットと現在通信中であるか否かを 決定する手段と、ユーザがインターネットと現在通信中であるときユーザへのコ ールをインターネット電話ゲートウェイまたは登録ディレクトリ(registration directory)に転送するようにスイッチに指示する手段とを含んでいるインテリジ ェントネットワークサービスコントロールポイントも提供している。 上記のほかに、本発明はインテリジェントネットワークサービスコントロール ポイントであって、ユーザがインテリジェントネットワークサービスコントロー ルポイントに接続されたインターネットと現在通信中であるか否かを決定する手 段と、ユーザがインターネットと現在通信中であるときユーザへのコールをイン ターネット電話ゲートウェイに転送するようにスイッチに指示する手段とを含ん でいるインテリジェントネットワークサービスコントロールポイントを提供して いる。 当然に理解されるように、上述した概要説明および以下の詳細説明はどちらも 、単なる例示であり、解説を目的としたものであり、その説明は請求の範囲に記 載されている発明の範囲から逸脱するものではない。 図面の簡単な説明 図１は、本発明の一実施形態に従って「ネバービジー(neverbusy:非話中)」サ ービスを提供するネットワークを示すブロック図である。 図２は、本発明の一実施形態に従って「ネバービジー」サービスを提供するた めのコール処理フロー(call processingflow)を示す図である。 図３は、本発明の一実施形態によるインテリジェントサービスコントロールポ イントによって実行されるコール処理レコード(call processing record)を示す 図である。 図４は、本発明の他の実施形態に従って「ネバービジー」サービスを提供する コールフロー(call flow)を示す図である。 図５は、本発明の他の実施形態によるインテリジェントサービスコントロール ポイントによって実行されるコール処理レコードを示す図である。 発明の最良実施形態 以下、本発明の好ましい実施形態について詳しく説明するが、その例のいくつ かは添付図面に示されている。可能な限り、同一または類似部分は、図面全体を 通して同一参照符号を付けて示してある。 本発明の好ましい実施形態の、以下の説明は本発明の単なる例示である。本発 明はこれらの実現形態に限定されるものではなく、他の実現形態で実現すること も可能である。 本出願で用いられている「インターネット(internet)」という用語は、企業所 有(proprietary)のものか、商用化(commercial)されているものかに関係なく、 パケットをベースとする通信プロトコルを利用する、一切のネットワークのこと を意味し、そのような例として、商用インターネットがある。 図１は、本発明の一実施形態に従ってサービスを実現するためのネットワーク を示すブロック図である。図示のように、公衆交換電話網（public switched te lephone network：ＰＳＴＮ）１００はインターネットサービスプロバイダ（int ernet service provider：ＩＳＰ）ネットワーク１０４を通してインターネット １０２に接続されている。ＩＳＰネットワーク１０４はリモートアクセスサーバ １０６を含んでおり、このサーバは、好ましくは、ＰＳＴＮ１００の１つまたは 複数のスイッチ１０８とインタフェースされている。ＩＳＰネットワーク１０４ はインターネットノード１１２とインタフェースされている、１つまたは複数の ＩＳＰルータ１１０も含んでいる。 従来の電話をベースとする発呼者１１４はＰＳＴＮ１００を通して従来の音声 コールを行うことができる。ＰＣユーザ１１６は、モデム１１８を介してインタ ーネットにダイヤルすることができる。このモデムは、電話１８０からの従来の コールも処理することができる。 本発明によれば、インテリジェントネットワークサービスコントロールポイン ト（intelligent network service control point：ＩＳＣＰ）１２２は、ＰＳ ＴＮ１００の１つまたは複数のスイッチ１０８に接続されている。ＩＳＣＰ １ ２２は、好ましくは、ネットワークサービスを作成し実行するためのBellcore ＩＳＣＰ（登録商標）プラットフォームアーキテクチャを有し、例えば、ＳＰＡ ＣＥ(登録商標)およびＭＳＡＰ(登録商標)アプリケーションを含んでいる。ＩＳ ＣＰ １２２は、ＰＳＴＮスイッチ１０８からの照会(query)に応答してカストマ レコード および／またはサービスレコードを処理し、コールをどのように処理して経路選 択（ルーチング）すべきかをスイッチ１０８に指示する。 本発明のこの実施形態では、サービスは、さらに、データリンクを介してＩＳ ＣＰ １２２に接続されたインターネット電話ゲートウェイ（internet telephon y gateway−ＩＴＧ）１２４と、ＰＳＴＮ １００の１つまたは複数のスイッチ１ ０８と、インターネット１０２の１つまたは複数のノード１１２とを含んでいる 。ＩＴＧ １２４は、好ましくは、音声信号をインターネット１０２に送り込む ための通信路を提供する。 図２は、本発明の一実施形態による、図１に示すシステムの場合のコールフロ ーを示す図である。図２に示されているインターネット電話クライアントまたは 「ユーザ」とは、例えば、ＰＣ １１６、モデム１１８、および／または電話１ ８０を介してシステムへのアクセス権(access)を持つ加入者のことである。初め に、そのユーザは、インターネットサービスプロバイダ１１０をコールすること によってインターネット通信を確立する(ステップ２０２)。この実施形態では、 インターネットサービスプロバイダとのコネクションがＰＳＴＮ １００によっ て確立されると、システムはそのコネクションをＩＴＧ １２４に登録する(ステ ップ２０４)。この登録は、例えば、ユーザのＰＣ １１６上でまたはＩＳＰサー バ側で稼動しているアプリケーションによって実行することが可能である。ユー ザがインターネットに接続するたびに、そのアプリケーションはユーザのアドレ スと、他に該当する情報があれば、その情報をＩＴＧ １２４に送信するか、あ るいは登録を実行できる他のネットワークエレメントに送信する。 ユーザがＩＴＧ １２４に登録された後、いま、そのユーザに対するコールが 別の発呼者１１４から着信したものとする(ステップ２０６)。そのコールはＰＳ ＴＮスイッチ１０８の１つ（ＳＳＰとも呼ばれる）に着信する。このスイッチ１ ０８は、そのときは、ユーザがＩＳＰネットワーク１２４と通信中であるために ユーザの回線が話中であると決定する。本発明の一実施形態によれば、そのスイ ッチはそのコールをどのように処理すべきかの指示を得るためにＩＳＣＰ １２ ２に問い合わせる(ステップ２０８)。これを受けて、ＩＳＣＰ １２２はコール 処理レコードを実行して、その指示を与える(ステップ２１０)。 このようなコール処理レコードの例は図３に示されている。本図に示すように 、ＰＳＴＮスイッチ１０８からの話中信号照会(busy signal query)（ステップ ３００）に応答して、ＩＳＣＰ １２２はプレイ付き「センド・ツー・リソース 」アプリケーション(send-to-resource with play application)ノードを実行す る(ステップ３０２)。このノードは、ルーチング番号を求める要求をＩＴＧ １ ２４に送信する(図２中のステップ２１２)。この要求には、ユーザの電話番号が 含まれており、これはユーザが現在登録されているかどうか、つまり、インター ネットとオンラインになっているかどうかを決定するためにＩＴＧ １２４によ って使用される。そのあとＩＳＣＰ １２２は、ＩＴＧ １２４から戻された情報 （図２中のステップ２１４）に基づいて、「センド・ツー・リソース」アプリケ ーション照会の結果を決定する(ステップ３０４)。この照会は、ユーザが登録さ れていなければ、あるいは、その照会を処理するリソースがＩＴＧ １２４に用 意されていなければ、失敗として扱われる(ステップ３０６)。この結果は、ＩＴ Ｇ １２４がそのルーチング番号をＩＳＣＰ １２２に戻していれば、成功となる (ステップ３０８)。 図２に戻って説明すると、ＩＳＣＰ １２２はＩＴＧ １２４からの結果に基づ いた指示を、スイッチ１０８に送信する(ステップ２１６)。図２に示す残りのコ ール処理では、ユーザがＩＴＧ １２４に登録されているものと想定してある。 具体的には、スイッチ１０８は発呼者１１４をＩＴＧ １２４に接続する(ステッ プ２１８)。そのあと、ＩＴＧ １２４は、コールがユーザ待ちになっているとの 信号を、インターネットコネクションを介してユーザに送信することができる( ステップ２２０)。例えば、ＩＴＧ １２４は、ユーザの電話１８０を鳴らすため の信号を送信することも、あるいは、ユーザのＰＣ １１６上にメッセージを表 示するためにデータを送信することもできる。これを受けて、ユーザは、望むな らば、ユーザのＰＣで実行されているインターネット電話クライアントソフトウ ェアにより、そのコールに応答することができる。 ユーザがＩＴＧ １２４に登録されていないとＩＳＣＰ １２２が決定した場合 には、ＰＳＴＮ １００のスイッチ１０８は、従来の電話サービスと同じように 、コールを処理することができる。例えば、スイッチは話中トーンを発呼者１１ ４ に送信するだけの場合もあれば、その発呼者１１４をユーザの音声メールに送り 込むこともできる。あるいは、スイッチはコール待ち通知を、公知の方法でユー ザに送信することもできる。 インターネットを通してＩＴＧ １２４により確立されたインターネットベー スの電話コールは、コネクションを達成するために必要な、どのインターネット プロトコルでも使用することが可能であり、この中には、例えば、Ｈ.323プロト コルが含まれている。 図４は本発明の他の実施形態を示す。ここでは、ＩＳＣＰ １２２はインター ネット通信のための登録サービスの働きをしている。この実施形態が上記実施形 態と異なるのは、上記実施形態では、インターネット電話ゲートウェイ１２４が 登録を実行していた点である。図示のように、初めに、ユーザはＩＳＰネットワ ーク１０４を介してインターネットベースの通信を確立する(ステップ４００)。 この実施形態では、インターネットベースの通信が確立されると、ユーザはＩＳ ＣＰ １２２に登録される(ステップ４０２)。例えば、スイッチは、ＩＳＰネッ トワーク１０４とのコネクションを確立するたびに、スイッチが該当の「登録」 トリガとユーザの電話番号を、ＩＳＣＰ １２２に送信するように構成すること が可能である。ＩＳＣＰ １２２は登録トリガであると認めると、ユーザの既存 アクセス権を示す情報と共にユーザのアドレスをインターネットにストアする( ステップ４０４)。 発呼者１１４がそのユーザをコールすると(ステップ４０６)、スイッチ１０８ はユーザの話中回線へのコールを完了できないので、スイッチはＩＳＣＰに問い 合わせる(ステップ４０８)。ＩＳＣＰ １２２は、例えば、図５に示すように、 コール処理レコードを実行する(ステップ４１０)。スイッチからの「話中トリガ 」（ステップ５００）に応答して、ＩＳＣＰはユーザが登録されているかどうか を決定する(ステップ５０２)。登録されていなければ、ＩＳＣＰは従来のコール 処理指示をスイッチに送信することができる(ステップ５０４)。この場合も、こ れらの指示には、話中信号の送信やユーザの音声メールへのコールの接続を含め ることが可能である。一方、ユーザが登録されていれば、このＩＳＣＰは、同一 のプレイ付き「センド・ツー・リソース」アプリケーション（ステップ５０６） お よび「センド・ツー・リソース」結果（ステップ５０８）ノードを実行する。こ の場合も、結果が失敗であれば、ステップ５０４の続行処理に進む。しかし、結 果が成功であれば、すなわちＩＴＧ１２４がコールを処理するためのリソースを 有していれば、ＩＳＣＰ １２２はスイッチ１０８にＩＴＧルーチング番号を渡 して、コールをＩＴＧ １２４に転送するようにスイッチに指示する(ステップ５ １０)。 図４に戻って説明すると、ステップ４１２、４１４、および４１６は図２のス テップ２１２、２１４、および２１６に類似している。ＩＳＣＰ １２２はコー ルをどのように処理すべきかをスイッチに指示する(ステップ４１６)。ＩＴＧ １２４からの結果が成功であるとすると、ＩＳＣＰ １２２はコールをＩＴＧ １ ２４のルーチング番号に転送し、コネクションを確立するようにスイッチに指示 する(ステップ４１８)。これを受けて、ＩＴＧ １２４は、上述したように，電 話コールが存在することをユーザに知らせる(ステップ４２０)。この場合も、結 果が失敗になっていれば、ＩＳＣＰは、例えば、話中信号を送信するか、あるい はコールを音声メールに転送することによって、従来と同じようにコールを処理 するようにスイッチに指示することができる。 以上、現時点で本発明の好ましい実施形態および方法であると考えられている ものについて図示し、説明してきたが、この分野の精通者ならば理解されるよう に、本発明は種々態様に変更および改良を行うことが可能であり、本発明の範囲 を逸脱しない限り、そのエレメントは同等の機能を持つものと置換することが可 能である。 上記のほかに、特定のエレメント、手法または実現形態を本発明の教示事項に 適応させるために多数の変更が可能である。従って、本発明は本発明に開示され ている特定の実施形態および方法に限定されるものではなく、請求の範囲に記載 されている本発明の範囲に属する、すべての実施形態は本発明に含まれるもので ある。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年８月１８日（１９９９．８．１８） 【補正内容】 明細書 インターネット対応サービスのためのシステムおよび方法 関連出願の相互参照 本出願は、1997年６月４日に出願された米国仮特許出願第60/068,592号および 1998年５月20日に出願された米国特許出願第09/082,243号の利益を主張するもの である。技術分野 本発明は一般的にはインターネット電話(telephony)サービスに関し、さらに 具体的には、「ネバービジー(neverbusy−非話中)」サービスを提供するシステ ムおよび方法に関する。背景技術 現在のインターネットユーザは、居住地または商業用電話回線を通してインタ ーネットと通信しているのが一般的である。この電話回線はどの時点においても 、単一の通信路だけを提供しているのが一般的である。従って、インターネット に接続されているユーザは、回線がインターネット通信で使用中のために電話コ ールを同時に受信することができないので、そのインターネットユーザと通信し ようとする発呼者(caller)は話中信号(busy signal)を受信するか、あるいはユ ーザの音声メールに接続される。インターネットと通信している間に電話コール を受信できないと、インターネットユーザは重要な電話コールの受信機会を失う ので、大きな不利益を受けることになる。 従って、望ましいことは、電話が着信したことをインターネットユーザに知ら せ、インターネットセッションを中断することなくそのコールにアクセスできる ようにするシステムおよび方法を提供することである。本発明の他の目的、特徴 、および利点は以下の説明の中で明らかにする。 1. インターネットサービスプロバイダ（１０４）に登録されているインタ ーネットユーザに電話コールを、そのインターネットユーザがインターネット（ １０２）と通信中に配達し、ユーザがインターネットと通信中にデータメッセー ジをインターネット経由でユーザに転送する方法において、 ユーザのインターネット通信状況をインターネット電話ゲートウェイ（１２ ４）またはインテリジェントＳＣＰ（１２２）に登録するステップ（ステプ２０ ４）と、 ユーザに対する電話コールに応答して、ユーザがインターネットと通信中で あるか否かをインテリジェントＳＣＰで決定するステップと、 ユーザがインターネットと通信中であれば、そのコールをインターネット電 話ゲートウェイに転送し、ユーザに配達するステップと を含んでいることを特徴とする方法。 2. 請求項１に記載の方法において、前記ユーザがインターネットと通信中 であるか否かを決定するステップは、 ユーザの電話回線が話中であることを示す、スイッチ（１０８）からのトリ ガに応答して、コール処理命令のためにインテリジェントＳＣＰに問い合わせる ステップ（ステップ２０８）と、 状況情報をインターネット電話ゲートウェイから取得するステップ（ステッ プ２１２，ステップ２１４）と、 コール処理命令をスイッチに送信するステップ（ステップ２１６）とを含ん でいることを特徴とする方法。 3. 請求項２に記載の方法において、前記状況情報はユーザのインターネッ トコネクション状況、インターネット電話ゲートウェイ状況、およびルーチング 情報を含んでいることを特徴とする方法。 4. 請求項１に記載の方法において、前記ユーザがインターネットと通信中 であるか否かを決定するステップは、 ユーザの電話回線が話中であることを示す、スイッチからのトリガに応答し て、コール処理命令のためにインテリジェントＳＣＰに問い合わせるするステッ プ（ステップ４０２）と、 状況情報をインテリジェントＳＣＰで分析するステップと、 状況情報に応答して、コール処理命令をインテリジェントＳＣＰからスイッ チに送信するステップと を含んでいることを特徴とする方法。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. インターネットに接続された電話ネットワークにおいて、電話コールが 待ちに置かれていることをインターネットユーザに知らせる方法であって、 インターネットとのユーザの通信を登録するステップと、 前記ユーザに対する電話コールに応答して、前記ユーザがインターネットと 通信しているか否かを決定するステップと、 そうであれば、前記ユーザへのコールをインターネット経由で転送するステ ップと を含んでいることを特徴とする方法。 2. インターネットに接続された電話ネットワークにおいて、電話コールが 待ちに置かれていることをインターネットユーザに知らせる方法であって、 インターネットとのユーザの通信を、そのユーザがその通信を開始したのと ほぼ同時にインターネット電話ゲートウェイに登録するステップと、 前記ユーザに対する電話コールに応答して、そのコールをどのように処理す べきかをインテリジェントネットワークサービスコントロールポイントに問い合 わせるステップと、 メッセージをインテリジェントネットワークサービスコントロールポイント からインターネット電話ゲートウェイに送信して、前記ユーザがインターネット と現在通信中であるか否かを決定するステップと、 そうであれば、コールをインターネット電話ゲートウェイに転送し、ユーザ に配達するステップと を含んでいることを特徴とする方法。 3. インターネットに接続された電話ネットワークにおいて、電話コールが 待ちに置かれていることをインターネットユーザに知らせる方法であって、 インターネットとのユーザの通信を、そのユーザがその通信を開始したのと ほぼ同時にインテリジェントネットワークサービスコントロールポイントに登録 するステップと、 前記ユーザに対する電話コールに応答して、そのコールをどのように処理す べきかをインテリジェントネットワークサービスコントロールポイントに問い合 わせるステップと、 前記ユーザがインターネットと現在通信中であるか否かを、インテリジェン トネットワークサービスコントロールポイントで決定するステップと、 そうであれば、そのコールをインターネット電話ゲートウェイに転送し、ユ ーザに配達するステップと を含んでいることを特徴とする方法。 4. インターネットに接続された電話ネットワークにおいて、電話コールが 待ちに置かれていることをインターネットユーザに知らせる方法であって、 インターネットとのユーザの通信を登録するステップと、 ユーザの通信回線が話中であることを示すトリガをスイッチから受信したこ とに応答して、前記ユーザがインターネットと現在通信中であるか否かを決定す るステップと、 そうであれば、コールをインターネットに転送し、ユーザに配達するように 前記スイッチに指示するステップとを含み、 前記ステップはインテリジェントネットワークサービスコントロールポイント によって実行されることを特徴とする方法。 5. ネットワークであって、 電話ネットワークと、 前記電話ネットワークに接続されたインターネットと、 インターネットとのユーザの通信を登録する手段と、 前記ユーザに対する電話コールに応答して、前記ユーザがインターネットと 通信中であるか否かを決定する手段と、 ユーザが登録されていれば、その電話コールをインターネットに転送する手 段と を備えていることを特徴とするネットワーク。 6. ネットワークであって、 電話ネットワークと、 前記電話ネットワークに接続されたインターネットと、 インターネットとのユーザの通信を登録する手段を含んでいるインターネッ ト電話ゲートウェイと、 メッセージをインターネット電話ゲートウェイに送信してユーザがインター ネットと現在通信中であるか否かを決定する手段と、前記ユーザが登録されてい るとインターネット電話ゲートウェイが決定したとき、前記ユーザへのコールを 転送するようにスイッチに指示する手段とを含んでいるインテリジェントネット ワークサービスコントロールポイントと を備えていることを特徴とするネットワーク。 7. インテリジェントネットワークサービスコントロールポイントであって 、 メッセージをインターネット電話ゲートウェイに送信してユーザがインテリ ジェントネットワークサービスコントロールポイントに接続されたインターネッ トと現在通信中であるか否かを決定する手段と、 前記ユーザがインターネットと現在通信中であるときユーザへのコールをイ ンターネット電話ゲートウェイに転送するようにスイッチに指示する手段と を含んでいることを特徴とするインテリジェントネットワークサービスコントロ ールポイント。 8. インテリジェントネットワークサービスコントロールポイントであって 、 ユーザが、インテリジェントサービスコントロールポイントに接続されたイ ンターネットと現在通信中であるか否かを決定する手段と、 前記ユーザがインターネットと現在通信中であるとき前記ユーザへのコール をインターネット電話ゲートウェイに転送するようにスイッチに指示する手段と を含んでいることを特徴とするインテリジェントネットワークサービスコントロ ールポイント。