JP2000510801A - 上部の開いた容器を上部から排出する容器に変換する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 排出ポート（４）を有し、かつ支持表面上に立つようになされたカバーを備えるステップ、カバーを容器に固定するステップ、カバーを取り付けた容器をインバータ（１６）中に配置するステップ、および容器のベース（１４）および前記カバーの位置を逆にするために容器を転倒するステップによって、上部の開いた容器を上部から空にする容器に変換する方法。

Description

【発明の詳細な説明】 上部の開いた容器を上部から排出する容器に変換する方法および装置 発明の分野 本発明は一般に容器を空にすることに関し、特に、容器を容易に空にできる状 態にする方法に関する。 本発明は、４つの直立した連結側面を有するパレットまたはベースを含むタイ プの容器を念頭に置いて考案された。本発明は上記の形の容器を特に念頭に置い て考案されたが、本発明はそのような容器に限定されない。 発明の背景 容器を空にしなければならないとき、採用される方法は容器の中身に大きく依 存する。グラニュールなど流動可能な非液体材料の場合、重力排出が好ましい選 択である。この形の排出を容易にするために、底部排出手段を有する容器を開発 する試みがなされている。いくつかの理由で、容器の一部をなすベースまたはパ レット中に組み込まれた底部排出部を有する容器はユーザに好まれていない。 代替法は、通常、容器が取り付けられる傾斜装置中で、中身を容器から流れさ せるために必要な程度まで容器を傾けることである。標準の要件である概して均 一な排出速度を得るためには、容器の傾斜を連続的に調整しなければならない。 この排出方法は労力および／または時間がかかり、それゆえ好まれない。 発明の説明 一般に、本発明は、排出開口を備えたフードを容器の開いた上部上に取り付け るステップ、次いで容器を転倒するステップによって上部の開いた容器を容易に 排出できる状態にする方法を含む容器の変換方法を提供する。排出開口からの排 出は、排出開口のサイズを変更することによって容易に調整できる。そして、こ の方法を経済的かつ効果的に実施する装置を本明細書で開示する。 より詳細には、本発明は、ベースおよびベースから直立した壁手段を含む上部 が開いた容器とともに使用すべきで、その目的として、そのような容器をいつで も上部から制御された態様で空にすることができる転倒した容器に変える方法を 有し、容器の開いた上部上に排出開口を有するカバーを取り付けるステップ、カ バーを取り付けた容器をインバータ（転倒装置）中に配置するステップ、容器の ベースおよびカバーの位置を逆にするために容器を転倒するステップ、および転 倒した容器を転倒状態に支持するステップを含む。 この方法を実施する装置は、排出開口及び容器の開いた端部を覆うようにカバ ーを容器に固定させる部分を有したカバーと、回転により転倒される容器クレー ドルとを含み、そのクレードルはクレードルの転倒中、コンパートメントの中で の容器の動きを最小限に抑える手段を有する容器受容コンパートメントを含む。 図面の説明 本発明の装置の好ましい実施形態の図面中で、 第１図は、容器の開いた上部のためのカバーの概略側面図である。 第２図は、第１図のカバーの概略端面図である。 第３図は、第２の形のカバーの概略側面図である。 第４図は、容器の開いた上部上に取り付けられて容器カバー・アセンブリを形 成する第１図のカバーの概略側面図である。 第５図は、インバータに取り付けられた第４図の容器カバー・アセンブリの概 略側面図である。 第６図は、容器の転倒後における第５図と同様の図である。 第７図は、容器カバー・アセンブリをインバータから取り外すことができるよ うにインバータの端部クロージャが十分に開いた状態の第６図と同様の図である 。 第８図は、使用位置への移送のために転倒された容器カバー・アセンブリを示 す第４図と同様の図である。 発明の詳細な説明 第１図および第２図には、容器の開いた上部上に取り付けるために第１の形の フード２を含むカバー１が示されている。この形のフードは、ファネル形中間部 分５によって中央排出手段４を備えた排出端部から分離された受容端部３を有す る。フード１のまわりにはフレーム６がある。フレーム６は脚７の第１の端部に 足８を有する脚７を含み、脚７の他の端部は取付けリング・フレーム９によって 接続される。フレーム９は、容器の開いた端部で容器の側面の上縁部上に載り、 かつ容器の側面の上縁部に隣接して容器の側面を囲むように成形され、寸法決定 される。ブレイス１０は足８に隣接して脚７を接合し、一対の平行なレシーバ１ １はそれそれ脚７の対を接合する。レシーバ１１は、フォーク・リフト車の歯を 受容し、それによりカバーを容易に持ち上げ、容器の開いた上部上に配置し、ま たそこから取り外すことができるように成形され、寸法決定される。 １２で示されるクランプは、任意の適切なタイプのものとして概略的に示され ている。クランプ１２は、好ましくは容器とフレーム９の間のガスケットととも にフレーム９を容器の上部に固定することを可能にする。 第３図は、第１図に示されるものと同じ一般的な構成のフードである。ただし 、ファネル部分５は第１図の中央に位置する排出手段ではなく側面排出手段４を 与えるように成形される。排出手段４は調整可能なフロー制御手段を組み込むこ とが好ましい。 第４図で、カバー１は容器１３に固定されており、容器はベース１４から直立 した４つの側面１５を有するパレット・ベース１４を含む。容器は、側面１５が ベース１４から取り外せ、またベースに固定でき、直立状態で一緒に組み合わせ て、上部の開いた容器を形成するタイプのものである。容器はまた、側面１５が ベース１４に結合されて、側面１５がベース上に折り畳まれ、そこから図示の直 立状態まで持ち上げられ、連結されて、上部の開いた容器を形成するタイプのも のである。 第５図で、容器カバー・アセンブリは、１７で示されるクレードル・サポート を含むインバータ１６に取り付けられており、クレードル・サポート１７上には 、クレードル１８が１９で示される軸を中心として回転できるように取り付けら れる。また、２０で示される駆動手段があり、それによりクレードル１８は所定 の弧を描いて回転して、クレードル中に格納された容器カバー・アセンブリを転 倒することができる。 図示のクレードル１８は、一般に開いた側面および開いた端部を有するチャネ ルを形成するフレーム構造である。チャネル底部（クレードル裏面を形成する） は２１で示され、開いたクレードル側面に対向して配置される。チャネルの離間 した残りの側面は２２で示される。クレードル１８の開いた端部はそれそれクロ ージャ部材２３および２４を備える。図示のように、部材２３および２４は、部 材のように蝶番で動くドアであり、部材２３〜２４をクレードルの端部上で閉じ られた状態でロックできる適切な形のロック手段を備える。取外し可能な部材２ ３〜２４は、部材２３〜２４が迅速接続蝶番手段によって取り付けることができ 、または部材２５がクレードルの端部上に滑動可能に取り付けることができると ころに、代替として設けられてよいことを理解されたい。 転倒シーケンスの準備として、クレードル１８のクロージャ部材２４は概略的 に２６で示される適切なロック手段などによって閉じられた状態でロックされる 。クレードル１８は駆動手段２０の動作によって第５図に示された配向で配置さ れる。好ましい構成では、駆動手段は手動で活動化し、第５図および第６図に示 される２つの有効なクレードル配向に関連するクレードル位置検出器によって非 活動化する。 容器カバー・アセンブリは、図示のようにベース１４がクロージャ部材２４上 に載り、かつアセンブリがクレードル裏面１８に当たる状態で配置される。アセ ンブリのローディングを容易にするために、クロージャ部材２３は図示のように 少なくとも一部開いている。適切な手段を使用して、クロージャ部材２３の所要 の開きを維持する。アセンブリをローディングするために必要な開きの程度は変 化する。必要な開きは、熟練したフォーク・リフト車オペレータなら成し遂げら れるように、クロージャ部材２４とベース・パレット１４の底部の間の小さい隙 間に対応して非常に小さい。 クロージャ部材２３は次いで閉じられた状態でロックされ、閉じられた状態で ロックされたときのクロージャ部材２３〜２４の間隔は容器カバー・アセンブリ の全高さよりもごくわずかに大きいので、アセンブリは実質上クレードル１８が 転倒されたときに端部間で動くことができない。 クレードル１８は次いで時計方向に回転して、第７図の状態になる。クレード ルの回転は常に、アセンブリが、転倒中に、クレードル裏面１８によって支持さ れるような回転である。 第７図に、上部クロージャ部材２４（以前は下部クロージャ部材）を解放し、 フォーク・リフト車によって容器カバー・アセンブリを取り外すことができるよ うに上部クロージャ部材２４を必要に応じて開く動作を示す。 第８図の転倒された容器カバー・アセンブリは、フォーク・リフト車によって 輸送されて、機械またはホッパとの動作関係または排出開口４からの排出が開始 できる他の使用位置にくる。 容器と持ち上げ応力を受けるフードとの接続は短時間で行われることに留意さ れたい。フードの付いた容器をインバータ（第４図）中にロードするために、持 ち上げはフォーク・リフト車の歯が容器ベース１４に係合することによって行わ れる。第６図から、フォーク・リフト車の歯に対してレシーバ１１を使用するこ とによって、フードと容器の間の結合に負荷が加わることなく容器／フード・ア センブリを持ち上げ、クレードルから取り外すことができることが分かる。結合 は、したがってフードを容器に固定する場合のみ必要である。 以上は本発明の現在好ましい形態である。説明し、図示した構成は、本明細書 に開示した本発明の概念から逸脱することなく修正できることを理解されたい。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ベースおよびベースから直立した壁を含む上部の開いた容器を空の容器に変 換する方法であって、 排出手段を有し、かつ支持表面上に立つようになされたカバーを備えるステッ プ、前記カバーを容器の開いた上部上に配置するステップ、前記カバーを容器に 固定するステップ、前記カバーを取り付けた容器をインバータ中に配置するステ ップ、容器のベースおよび前記カバーの位置を逆にするために容器を転倒するス テップを含む方法。 ２．ベースおよびベースから直立した壁を含む上部の開いた容器を上部から空に する容器に変換する方法であって、容器の開いた上部用のカバーであって、排出 手段および地面に係合する脚手段を含むカバーを備えるステップ、クレードルが 回転により転倒できるようにクレードル・サポート上に取り付けられた容器受容 クレードルを含むインバータを備えるステップを含み、前記クレードルが前記ク レードルの第１の面からアクセスできるコンパートメントを含み、かつまたそれ ぞれ動作可能なクロージャ部材が取り付けられた離間した開いた端部を含み、さ らに容器の開いた上部上に前記カバーを取り付けるステップ、容器カバー・アセ ンブリを形成するためにカバーを容器に固定するステップ、前記ベースをその上 に配置できるサポートを形成するために前記クロージャ部材の一方が閉じられ、 かつ前記クロージャ部材の他方が少なくとも一部開いた状態で前記クレードルを 配置するステップ、前記クレードルの第１の面から前記容器カバー・アセンブリ を前記コンパートメント中にロードするステップおよび前記ベースを前記閉じら れたクロージャ部材上に立たせるステップ、前記クロージャ部材の他方を閉じ、 それにより前記容器カバー・アセンブリの一方の転倒中に前記容器カバー・アセ ンブリを閉じられたクロージャ部材間の長手方向の動きに対して制限するステッ プ、前記容器カバー・アセンブリが転倒されるように前記クレードルを回転によ り転倒するステップおよび前記脚手段を前記クロージャ部材の前記他方の上に立 たせるステップ、次いで前記クロージャ部材の前記一方を少なくとも一部開くス テップおよび前記クレードルの第１の面から前記容器カバー・アセンブリを前記 クレードルから取り外すステップを含む方法。 ３．請求の範囲第１項に記載の方法によって上部の開いた容器を上部から空にす る容器に変換する装置であって、 開いたり閉じるようになされた排出開口を有するカバーを含み、該カバーが容 器の開いた端部を覆うように該容器に固定されるようにされ、 回転により転倒できる容器クレードルを含み、該クレードルがその転倒中、コ ンパートメント中で容器の動きを最小限に抑える手段を有する容器受容コンパー トメントを含む装置。 ４．端部間方向で前記コンパートメント中での容器の動きを最小限に抑える手段 が前記コンパートメント用の２つの開くことが可能な端部クロージャ部材を含み 、前記クロージャ部材間の距離が、前記カバーが取り付けられたときに容器の全 高さに近くなるが、それよりも小さくならない請求の範囲第３項に記載の装置。 ５．前記コンパートメントが前記クレードルの第１の面からアクセスでき、かつ 前記クレードルが前記コンパートメント中での端部間の動き以外の容器の動きを 最小限に抑える制限手段を含み、制限手段が、前記第１のクレードル面に対向し て位置するクレードル裏面および前記クレードル裏面に隣接する第２および第３ のクレードル面を含む請求の範囲第４項に記載の装置。 ６．前記クレードルがクレードル・サポートに取り付けられ、前記クレードルが 容器／カバー・アセンブリの載置位置と前記クレードル裏面によって支持された 前記アセンブリに対して１８０度離れた排出位置との間で弧を描いて回転できる 請求の範囲第５項に記載の装置。 ７．前記クロージャ部材が蝶番によって前記クレードルに接続される請求の範囲 第４項に記載の装置。 ８．前記クレードルを前記クレードル・サポートに対して動かす駆動手段を含む 請求の範囲第６項に記載の装置。 ９．前記カバーが、容器の開いた端部に接続されるようになされた取付け端部、 および前記排出開口と前記排出端部に近づいたときに断面サイズが減少するファ ネル形遷移部分とを備えた排出端部を含む請求の範囲第３項に記載の装置。 １０．前記カバーが地面に係合する脚手段を備えた請求の範囲第３項に記載の装 置。 １１．前記カバーが、それにより前記カバーを持ち上げ、容器の開いた上部上に 配置でき、かつそれによりカバーを取り付けた容器を持ち上げることができる持 ち上げ手段用のレシーバを備えた請求の範囲第３項に記載の装置。