JP2000510265A - 予測、制御および最適化のための動的および定常状態プロセスをモデル化する方法および装置 - Google Patents

予測、制御および最適化のための動的および定常状態プロセスをモデル化する方法および装置

Info

Publication number
JP2000510265A
JP2000510265A JP09540275A JP54027597A JP2000510265A JP 2000510265 A JP2000510265 A JP 2000510265A JP 09540275 A JP09540275 A JP 09540275A JP 54027597 A JP54027597 A JP 54027597A JP 2000510265 A JP2000510265 A JP 2000510265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dynamic
model
value
input
gain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP09540275A
Other languages
English (en)
Inventor
マーティン、グレゴリー・ディ
ボー、ユージン
ピッチ、スティーブン
キーラー、ジェイムズ・デイヴィッド
ティマー、ダグラス
ジェラルス、マーク
ハーヴナー、ジョン・ピー
Original Assignee
パヴィリオン・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パヴィリオン・テクノロジーズ・インコーポレイテッド filed Critical パヴィリオン・テクノロジーズ・インコーポレイテッド
Publication of JP2000510265A publication Critical patent/JP2000510265A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B17/00Systems involving the use of models or simulators of said systems
    • G05B17/02Systems involving the use of models or simulators of said systems electric
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/04Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric involving the use of models or simulators
    • G05B13/048Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric involving the use of models or simulators using a predictor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 予測、制御および最適化の環境における独立した静的および動的モデルを提供する方法は、独立した静的モデル(20)および独立した動的モデル(22)を利用する。静的モデル(20)は、広範囲のデータにわたって操作される厳密な予測モデルであるのに対し、動的モデル(22)は、狭い範囲のデータにわたって操作される。静的モデル(20)の利得Kが利用されて、動的モデル(22)の利得kが測定される。bi変数と呼ばれるモデル(22)の強制された動的部分は、利得Kとkの割合によって測定される。biは、動的モデル(22)の利得に直接影響する。これは、係数修正ブロック(40)によって促進される。その後、静的モデル(20)に入力された新しい値と、前の定常状態の値との差が、動的モデル(22)への入力として利用される。次に予測される動的出力が前の定常状態の値と合計されて、予測値Yが供給される。さらに、定常状態の値の間を横切る経路が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】 予測、制御および最適化のための動的および 定常状態プロセスをモデル化する方法および装置 発明の技術分野 本発明は、一般的にモデル化技術に関し、より詳細には、予測、制御および最 適化のために定常状態モデルと動的モデルを組み合わせることに関する。 発明の背景 予測、制御および最適化に利用されるプロセスモデルは、定常状態モデルと動 的モデルという、2つの一般的なカテゴリーに分けることができる。それぞれの 場合においても、モデルは、そのプロセスを特徴づける数理的構成体であり、プ ロセス計測を利用して、そのモデルがプロセスの挙動を反復するように、そのモ デルをパラメータ表示したり合わせるようにする。その数理的モデルは、次に予 測用のシミュレータにおいて実施したり、制御または最適化用の最適化アルゴリ ズムによって逆にすることができる。 定常状態すなわち静的モデルは、通常大量のデータを記憶し、このデータが通 常多くの異なる動作条件において定常状態の情報を含む、現代のプロセス制御シ ステムに利用されている。定常状態の情報は、非線形モデルを操作する(train) のに利用され、プロセスの入力変数がモデルを通して処理されて従属変数Yを出 力するベクトルUによって表される。この非線形モデルは、異なる計測された定 常状態からのデータの順序づけれられた組(Ui,Yi)をいくつか利用して展開 された、定常状態の現象学的すなわち経験的モデルである。あるモデルを次のよ うに表すとき Y=P(U,Y) (1) (ただしPはあるパラメータ表示である) 定常状態のモデル化の手順は次のように表される。 (ただしUおよびYは、Ui,Yiと順序づけた組の要素を含むベクトルである) このようなモデルPであるとき、定常状態プロセスの利得(gain)は、次のように 計算することができる。 従って、定常状態モデルは、システムが「静的」モードである場合に行われるプ ロセス計測を表している。こういった計測は、ある定常状態から他の定常状態に 変化するときに存在する摂動を説明しない。これは、モデルの動的部分と呼ばれ る。 動的モデルは、通常線形モデルであり、定常状態の計測ではないプロセス計測 から得られる。これらは、むしろプロセスがある定常状態から他の定常状態に移 動するときに得られるデータである。この手順では、プロセス入力すなわち操作 変数u(t)があるプロセスに入力されて、プロセス出力すなわち制御変数y( t)が出力され計測される。ここでもまた、計測されたデータの順序づけられた 組(u(I),y(I))を利用して、現象学的すなわち経験的モデルをパラメ ータで表示することができるが、今度は、データは非定常状態の動作から生じる 。この動的モデルは、次のように表される。 y(t)=p(u(t),y(t)) (4) (ただしpはあるパラメータ表示である)そうすると、この動的モデル化の手順 は、つぎのように表される。 (ただしuおよびyは、(u(I),y(I))と順序づけられた組の要素を含 むベクトルである)このようなモデルpであるとき、動的モデルの定常状態の利 得は、次のように計算することができる。 不都合なことに、ほとんどすべての場合、動的利得kは定常状態の利得Kと等し くはない。定常状態の利得ははるかに大きな1組のデータについてモデル化され ているのに対し、動的利得は、現在の1組の動作条件が穏やかに摂動する1組の 動作条件にそって規定されるからである。この結果、動的データの組において、 十分な非線形の情報が不足してしまい、非線形情報は静的モデル内に含まれるこ とになる。従って、システムの利得は、現在の1組の定常状態の動作条件に合わ せて適切にモデル化されない可能性がある。従って、1つは定常状態モデルとし て、他方は動的モデルとして、2つの独立したモデルを考える場合、予測、制御 および最適化用に用いると、この2つのモデルの利得には不一致が生じる。この 不一致の理由は、定常状態モデルは非線形であり、動的モデルは線形であるため 、定常状態モデルの利得は、線形モデルの利得が一定の状態でプロセスの動作点 によって変化するからである。また、動的モデルをパラメータ表示するのに利用 するデータは、プロセスの完全な動作範囲を表すものではない、すなわち、動的 データは狭い範囲においてのみ妥当である。さらに、動的モデルは、プロセスの 加速度特性(慣性のような)を表すのに対して、定常状態モデルは、プロセスが 最後に静止する値を決定するトレードオフ(自由落下における終端速度を決定す る重力と抗力の間のトレードオフと同様)を表す。 非線形の静的モデルと線形の動的モデルを組み合わせる技術の1つとして、Ha mmersteinモデルと呼ばれるものがある。Hammersteinモデルは、基本的に、1対 になった2つの部分に分解される入力−出力の表示である。これは、静的モデル によって決定される1組の中間変数を利用し、この1組の中間変数を利用して今 度は動的モデルを構成する。これら2つのモデルは独立したものではなく、作り 出すのが比較的複雑である。 発明の要約 ここに開示しクレイムする本発明は、プラントへの動的入力値の変化を予測す ることによって、そのプラントの動作を制御し、出力を変化させて、第1の時間 における現在の出力値から第2の時間における所望の出力値にする、方法および 装置を含む。制御装置は、現在の入力値および所望の出力値を受け取り、第1の 時間と第2の時間の間の異なる時間位置における複数の入力値を予測して、現在 の出力値と第2の時間における所望の出力値の間のプラントの動的動作経路を規 定する、動的予測モデルを含む。次に、オプティマイザが、動的制御装置の目的 (objectives)を最適化する所定の最適化方法に従って、第1の時間から第2の時 間までの異なる時間位置のそれぞれにおける動的制御装置の動作を最適化して、 所望の経路を達成する。これによって、動的予測モデルの目的を時間の関数とし て変化させることができる。 本発明の他の態様において、動的モデルは、時間位置のそれぞれにおいて入力 値を受け取り、記憶したプラントの表示を経由して受け取った入力値を写像して 、予測される動的出力値を供給するように動作可能な、動的前方(forward)モデ ルを含む。次にエラー発生装置が予測される動的出力値を所望の出力値と比較し て、時間位置のそれぞれについてこの2つの差としての一次エラー値を発生する 。次にエラー最小化装置が、入力値における変化を決定して、エラー発生装置に よる一次エラー値出力を最小化する。合計装置が、それぞれの時間位置について 、決定された入力変化値を元の入力値と合計して、将来の入力値を供給し、制御 装置が、エラー最小化装置およびオプティマイザの動作を制御する。これによっ て、所定の最適化方法に従って一次エラー値が最小化される。 本発明の他の態様において、制御装置は、合計装置を制御して、合計装置から の合計した出力値をエラー最小化装置を経由して第1のパスに記憶することによ って一次エラー値を反復して最小化し、次に後のパスにおいておよび複数の後の パス用に、ラッチ内容を動的前方モデルに入力するように動作可能である。次に 、エラー最小化装置の出力は、ラッチの前の内容と合計され、ラッチは、動的前 方モデルおよびエラー最小化装置を経由した第1のパス上の入力の現在の値を含 む。制御装置は、一次エラー値が決定された後にプラントへの入力としてのラッ チの内容を出力して、所定の最適化方法に従って目標を達成する。 本発明の他の態様において、利得調整装置が設けられて、略すべての時間位置 について、線形モデルの利得が調整される。この利得調整装置は、入力値を受け 取り、記憶したプラントの表示を経由して受け取った入力値を写像して、その出 力上に予測される出力値を供給し、それと関連する非線形の利得を有する、非線 形モデルを含む。線形モデルは、その動的利得を規定する、それと関連するパラ メータを有し、次にパラメータ調整装置が、時間位置のうちの少なくとも1つに ついて非線形モデルの利得関数として線形モデルのパラメータを調整する。 本発明の他の態様において、利得調整装置はさらに、第1の時間における動的 利得の値と、パラメータ調整装置によって決定されたその動的利得を有する時間 位置のうちの1つにおける決定された動的利得の間の複数の時間位置について動 的利得の近似を行うことができる。この1つの時間位置は、第2の時間における 時間位置のうちの最大のものである。 本発明の他の態様において、エラー最小化装置は、一次エラーを修正して修正 エラー値を供給する一次エラー修正装置を含む。エラー最小化装置は、所定の最 適化方法に従って、動的制御装置の動作を最適化して、修正エラー値を最小化す る。一次エラーは、第1の時間から第2の時間までの時間の関数として重みがつ けられており、この重みづけ関数は、時間の関数として減少し、一次エラー値が 、第1の時間に近接した比較的高い値において減衰し、第2の時間に近接した比 較的低いレベルにおいて減衰するようになっている。 本発明の他の態様において、プラントの動作を予測する予測システムが提供さ れ、予測システムは、入力値を受け取る入力および予測される出力値を供給する 出力を有する。システムは、入力値を受け取る入力を有し、それを記憶した学習 したプラントの表示を横切って写像して、予測される出力を供給する、非線形モ デルを含む。非線形モデルは、写像されるスペースを横切って変化する操作動作 の関数である、それと関連する完全性(integrity)を有する。プラントの計算器 表示を行う第1の原理(principles)モデルも設けられる。ドメイン分析装置は、 所定の完全性のしきい値よりも少ない、それと関連する完全性を有する写像され るスペースの領域に入力値が入る時を決定する。ドメイン切り替え装置は、決定 された完全性のレベルの所定のしきい値との比較の関数として、非線形モデルと 第1の原理モデルの間で動作を切り替えるように動作可能である。完全性のしき い値よりも上の場合には、非線形モデルが利用され、完全性のしきい値よりも下 の場合には、第1の原理モデルが利用される。 図面の簡単な説明 本発明およびその利点をより完全に理解するために、添付の図面と共に以下の 説明を参照する。 図1は、従来技術のハメルシュタイン(Hammerstein)モデルを示し、 図2は、本発明のモデル化技術のブロック図を示し、 図3a〜図3dは、図2のシステムの様々な出力のタイミング図を示し、 図4は、識別方法を利用する動的モデルの詳細なブロック図を示し、 図5は、図4のモデルの動作のブロック図を示し、 図6は、制御環境において利用される本発明のモデル化技術の1例を示し、 図7は、2つの定常状態の値の間の変化の簡略図を示し、 図8は、定常状態の値における変化の近似計算アルゴリズムの簡略図を示し、 図9は、動的モデルのブロック図を示し、 図10は、本発明のエラー抑制アルゴリズムを利用する制御ネットワークの詳 細を示し、 図11aおよび図11bは、最適化動作中の入力および出力のグラフを示し、 図12は、所望のおよび予測される挙動を示すグラフを示し、 図13は、システムを制御して予測される挙動を所望の挙動にする様々なグラ フを示し、 図14は、本発明の軌道重みづけアルゴリズムのグラフを示し、 図15は、抑制アルゴリズムのグラフを示し、 図16は、時間の関数としてのエラーアルゴリズムのグラフを示し、 図17は、フィルタを生成し図15の抑制アルゴリズムの終点を規定する統計 的方法を示すフローチャートを示し、 図18は、最適化プロセスの簡略図を示し、 図18aは、定常状態の値間の経路が入力および出力のスペースを経由して写 像される方法の簡略表示を示し、 図19は、最適化の手順のフローチャートを示し、 図20は、入力スペースおよびそれに関連するエラーの簡略図を示し、 図21は、入力スペースにおける信頼係数の簡略図を示し、 図22は、非線形システムと第1の主(principal)システムの組み合わせを利 用する方法のブロック図を示し、 図23は、図22の実施の形態の他の実施の形態を示す。 発明の詳細な説明 次に図1を参照して、従来技術のハメルシュタインモデルの簡略図を示す。こ れは、非線形の静的演算子モデル10および線形の動的モデル12から成ってお り、この両方が、直列構成に配置されている。このモデルの動作は、I & EC Fun damentalsに掲載された1992年7月7日付論文であり、その参照文献が引用 によって本明細書に組み込まれる、H.T.Su,and T.J.McAvoy,"Integration of Mu ltilayer Perceptron Networks and Linear Dynamic Models:AHammerstein Mode ling Approach"に説明されている。Hammersteinモデルは、しばらくの間、非線 形システムをモデル化するのに一般的に利用されてきた。図1に示すHammerstei nモデルの構造は、非線形の静的演算子モデル10を利用して、入力Uを中間変 数Hに変換する。非線形の演算子は、通常有限の多項式の展開式で表される。し かしこれは、ニューラルネットワークまたはいかなるタイプの互換性のあるモデ ル化システムを利用することもできる。線形の動的演算子モデル12は、中間変 数Hと出力Yの間の動的関係を表す別個の動的伝達関数を利用することもできる 。複合入力システムについては、非線形演算子は、多層ニューラルネットワーク を利用することもでき、線形演算子は2層のニューラルネットワークを利用する こともできる。静的演算子用のニューラルネットワークは、一般的によく知られ ており、引用によって本明細書に組み込まれ、本発明の譲受人に譲渡されている 、1994年10月4日付け発行の米国特許第5,353,207号に説明され ている。これらのタイプのネットワークは、通常多層フィード・フォワードネッ トワークと呼ばれ、逆伝播(back-propagation)形態の操作を利用する。これは通 常、大きな1組の操作データに関して行われる。いったん操作されると、ネット ワークはそれに関連する重みを有し、それらの重みは別個のデータベースに記憶 される。 いったん定常状態モデルが得られると、ハメルシュタインモデルの中間変数と してニューラルネットワーク内の隠れ層から出力ベクトルを選択することができ る。線形の動的演算子u(t)の入力を決定するために、中間変数h(t)の写 像用の非線形の静的演算子モデル10から、線形の動的モデルによって決定され る動的モデルy(t)の出力変数までの出力ベクトルh(d)を測定することが 必要である。 線形の動的演算子を表すための線形の動的モデルの展開(development)の中間 、ハメルシュタインモデルにおいて、定常状態の非線形性が同一の状態であるこ と が重要である。この目的を達成するために、定常状態モデルによって学習された 非線形性が操作後不変状態となるように制約を受ける動的モデルを操作せねばな らない。この結果、この2つのモデルは互いに依存することになる。 次に図2を参照して、体系的モデル化技術と呼ばれる、本発明のモデル化方法 のブロック図を示す。本発明における体系的モデル化技術の一般的な概念は、プ ロセスの利得(定常状態の挙動)がUおよびYと共に変化する(すなわち、これ らの利得は非線形である)一方で、プロセスの動力学(dynamics)は一見して時間 と共にのみ変化する(すなわち、局所的に線形であるが時間によって変化するも のとしてモデル化することができる)という観察の結果である。定常状態の挙動 について非線形のモデル、そして動的挙動について線形のモデルを利用すること によって、結果として以下のようないくつかの実用的な利点が生じる。 1. 定常状態の部分について、完全に精密なモデルを利用することが できる。これによって、実利的な最適化についての信用できる基盤 が提供される。 2. 動的部分についての線形モデルをオンラインで更新することがで きる、すなわち、時間と共に変化することが知られている動的パラ メータをゆっくりと適応させることができる。 3. 動的モデルの利得と定常状態モデルの利得が一致するように強制 することができる(k=K)。 図2をさらに参照して、静的すなわち定常状態モデル20と動的モデル22が 設けられている。上述のように、静的モデル20は、大きな1組の定常状態のデ ータに関して操作される精密なモデルである。静的モデル20は、プロセス入力 Uを受け取り、予測される出力Yを供給する。これらは、本質的に定常状態の値 である。与えられた時間における定常状態の値は、様々なラッチ、入力ラッチ2 4および出力ラッチ26にラッチされる。ラッチ24は、定常状態の入力の値Uss を含み、ラッチ26は、定常状態の出力の値Yssを含む。動的モデル22が利 用されて、定常状態の値Yssから新しい値Yに変化したときのプラントの挙動が 予測される。動的モデル22は、入力上で動的入力値uを受け取り、予測される 動的値yを出力する。値uは、新しい値Uと、ラッチ24内の定常状態の値 Ussとの差から成っている。これは、その正の入力上でラッチ24の出力を受け 取り、その負の入力上で新しい値Uを受け取る減算回路30から得られる。従っ て、これは、定常状態からのデルタの変化を表す。同様に、出力上で、予測され る全体の動的値は、動的モデルの出力値yとラッチ26内に記憶された定常状態 の出力値Yssの合計となる。この2つの値は、合計ブロック34で合計されて、 予測される出力Yが供給される。合計点(summing junction)34によって出力さ れる値と、静的モデル20によって出力される予測される値とに差があるという ことは、合計点20によって出力される予測される値が、変化中のシステムの動 的動作を説明しているということである。例えば、精密なモデルである静的モデ ル20によって入力ベクトルU内にある入力値を処理することには、比較的簡単 な動的モデルを実行することよりもはるかに時間がかかる可能性がある。本発明 において利用される方法は、動的モデル22の利得kdを静的モデル20の利得 Kssと等しくなるように強制する。 静的モデル20において、静的モデル20と関連し利得値Kssとも関連する静 的係数を含む記憶ブロック36が設けられている。同様に、動的モデル22は、 動的係数および利得値Kdを含むように動作可能な記憶領域38を有する。本発 明の重要な態様の1つは、記憶領域38内の係数を修正してKdの値がKssの値 と等しくなるように強制するように動作可能なリンクブロック40である。さら に、修正の更新の間の動的利得kdの近似計算をすることができるようにする近 似計算ブロック41がある。体系的モデル 線形の動的モデル22は、一般的に以下の式によって表すことができる。 ただし、 δy(t)= y(t)− Yss (8 ) δu(t)= u(t)− uss (9 ) であり、tは時間、aiおよびbiは実数、dは時間遅延、u(t)は入力および y(t)は出力である。利得は、次式によって表される。 ただし、Bは後方シフト演算子B(x(t))=x(t−1)、t=時間、ai およびbiは実数、Iはプロセスのデッド・タイムにおける控えめな(discreet) 時間間隔の数、およびnはモデルの位数(order)である。これは、George E.P.Bo x and G.M.Jenkins,"TIME SERIES ANALYSIS forecasting and control",Hol den-Day,San Francisco,1976,Section 10.2,Page 345に含まれている、線形 の動的モデルの一般的表示である。この参照文献は、引用によって本明細書に組 み込まれる。 このモデルの利得は、Bの値を「1」の値と等しく設定することによって、計 算することができる。そうすると、利得は、以下の式によって規定される。 iは、プロセスの動的符号定数、その自発的な自然な応答特性を含む。これ らは、プロセスの利得とは独立している。biは、プロセスの動的符号定数の一 部を含んでいる。しかし、強制された応答の結果を含むのみである。biは、動 的モデルの利得kを決定する。J.L.Shearer,A.T.Murphy,and H.H.Richardson," Introduction to System Dynamics",Addison-Wesley,Reading,Massachusetts,1 967,Chapter 12を参照されたい。この参照文献は、引用によって本明細書に組 み込まれる。 定常状態モデルの利得Kssは既知であるので、動的モデルの利得kdを、biの パラメータを測定することによって定常状態モデルの利得と合うように強制する ことができる。静的および動的利得の値は、以下の2つの利得の比によって測定 されるbiの値と等しく設定される。 これによって、動的モデルは、その定常状態の対応物と一致するようになる。従 って、定常状態の値が変化する度に、これは定常状態モデルの利得Kssと対応す る。そうすると、この値を利用して、動的モデルの利得kdを更新するのに利用 することができ、従って、プラントにおける与えられた1組の動作条件での摂動 をベースにしてkdの値を決定する、動的モデルに関連するエラーを補償するこ とができる。動作条件がすべてモデル化されているわけではないので、利得を変 化させるステップ(step)は、定常状態の開始点における変化を説明する。 次に図3a〜図3dを参照して、入力値Uが100の値から110の値まで変 化する階段関数に応答して動作するシステムのグラフを示す。図3aにおいて、 100の値を、前の定常状態の値Ussと呼ぶ。図3bにおいて、uの値は、0の 値から10の値まで変化し、これは、定常状態のUssの値から、図3aにおいて 参照符号42で表す110のレベルまでの間のデルタを表す。従って、図3bに おいて、uの値は、レベル44における0から、レベル46における10の値ま で進む。図3cにおいて、出力Yは、レベル48において4の定常状態の値Yss を有するものとして表される。入力値Uがレベル42に上昇して110の値にな ると、出力値は上昇する。これが、予測される値である。適切な出力値である予 測される値は、レベル50によって表され、このレベル50は、5の値のところ である。定常状態の値が4の値のところであるので、これは、動的システムが1 の値の差を予測せねばならないということを意味する。これは、図3dによって 表されている。図3dにおいて、動的出力値yは、0の値を有するレベル54か ら、1.0の値を有するレベル56まで変化する。しかし、この利得を測定しな くても、定常状態の値が、動的モデルが操作される領域外にある場合には、この 動的モデルは、yとして、例えば、破線のレベル58で表す1.5の値を予測す ることができる。これは、図3cのグラフにおけるレベル60の5.5の値に対 応する。動的モデルは、開始点から停止点までのそのプラントの挙動を予測 するに過ぎず、定常状態の値は考慮しないということがわかる。動的モデルは、 定常状態の値は、自らがそれに基づいて操作されたものであると仮定している。 利得kdが測定されない場合には、動的モデルは、開始点における定常状態の値 は、自らがそれに基づいて操作されたものと同じであると仮定する。しかし、定 常状態モデルと動的モデルの間の利得測定リンクによって、利得を測定すること かでき、パラメータbiを測定することができ、動的動作が測定され、システム の動的特性を説明するより正確な予測が行われるようになっている。 次に図4を参照して、パラメータai、biを決定する方法のブロック図を示す 。これは通常、従来技術である識別アルゴリズムを用いて行われる。これは、( u(t),y(t))の組を利用して、aiおよびbiのパラメータを得る。好適 な実施例において、aiおよびbiのパラメータがそれぞれの新しい(ui(t) ,yi(t))の組で更新される、帰納的識別方法が利用される。その参照文献 が引用によって本明細書に組み込まれる、T.Eykhoff,"System Identification ",John Wiley & Sons,New York,1974,Pages 38 and 39,et.seq.およびH.K urz and W.Godecke,"Digital Parameter-Adaptive Control Processes with U nknown Dead Time",Automatica,Vol.17,No.1,1981,pp.245-252を参照さ れたい。 図4の技術において、動的モデル22は、その出力をパラメータが適応する制 御アルゴリズムブロック60に入力させる。制御アルゴリズムブロック60は、 係数記憶ブロック38内のパラメータを調整する。係数記憶ブロック38はまた 、k、biの測定された値も受け取る。これは、タイミングブロック62によっ て規定されるように、周期的なベースで更新されるシステムである。制御アルゴ リズム60は、記憶領域38内のパラメータを決定および更新する目的のために 、入力uと出力yの両方を利用する。 次に図5を参照して、好適な方法のブロック図を示す。プログラムは、ブロッ ク68において開始され、次に機能ブロック70に進んで、(u(I),y(I ))の組を利用してパラメータai、biを更新する。いったんこれらが更新され ると、プログラムは機能ブロック72へと流れ、機能ブロック72において、定 常状態の利得補正係数Kが受け取られ、次に機能ブロック74へと流れ、動的利 得を定常状態の利得に設定する、すなわち、上述の測定機能を果たす。これは、 更 新の後に行われる。この手順は、オンラインの識別、非線形の動的モデルの予測 および適応制御に用いることができる。 次に図6を参照して、制御環境を利用した本発明の1適用のブロック図を示す 。入力値u(t)を受け取り出力ベクトルy(t)を出力するプラント78が設 けられている。プラント78はまた、計測可能な状態変数s(t)も有する。出 力値y(t)に加えて入力値u(t)および状態変数s(t)を受け取る予測モ デル80が設けられている。定常状態モデル80は、y(t)の予測値および将 来の入力値u(t+1)の予測値も出力するように動作可能である。これは、シ ステムの定常状態の部分を構成する。予測される定常状態の入力値はUssであり 、予測される定常状態の出力値はYssである。従来技術の制御のシナリオにおい ては、定常状態モデル80は、外部入力として、全体の制御システムが達成しよ うとしている所望の値である出力の所望の値yd(t)を受け取る。これは、分 散制御系(DCS)86を制御して、プラントへの所望の入力を作成することに よって達成される。これはu(t+1)、将来の値と呼ばれる。定常状態モデル である予測モデル80は、動的応答を考えることなく、定常状態の値を供給する 。しかし、変化が所望されている場合には、この変化は「階段応答」として有効 と見られることになる。 動的制御の態様を促進するために、入力u(t)、出力値y(t)および定常 状態の値UssおよびYssも受け取り、出力u(t+1)を生成するように動作可 能である動的制御装置82が設けられる。動的制御装置は、変化間の、すなわち 、定常状態の値が初期の定常状態の値Uss i、Yi ssから最終の定常状態の値Uf s s 、Yf ssに変化する場合の、動的応答を効果的に生成する。 システムの動作中、動的制御装置82は、図2の実施の形態に従って動作可能 であり、利得リンクブロック90でブロック88内の動的制御装置82の動的パ ラメータを更新する。利得リンクブロック90は、これもまた上述の方法に従っ て、動的制御装置82によって利用されるパラメータを測定するために定常状態 のパラメータブロックからの値Kssを利用する。このようにして、制御機能を実 現することができる。さらに、動的制御装置82は、ブロック85におけるオプ ティマイザの制約を考慮してオプティマイザ83を使用して初期の定常状態の 値と最終の定常状態の値の間を動く経路が達成されるように最適化された動作を 有する。一般的に、予測モデル(定常状態モデル)80は、将来の入力値を予測 するように動作可能な制御ネットワーク機能を果たす。動的制御装置82がなけ れば、これは、その引用によって本明細書に組み込まれる、本発明の譲受人への 、1994年10月4日付け発行の米国特許第5,353,207号に一般的に 説明されている、従来技術の制御ネットワークである。近似体系的モデル化 これまで説明してきたモデル化技術において、定常状態モデルと動的モデルの 間の一致は、式13を利用して、それぞれの時間ステップにおいてbiのパラメ ータを再測定することによって維持されている。体系的モデルがモデル予測制御 (Model Predictive Control:MPC)アルゴリズム において利用される場合には、一致を維持することは、計算上費用がかかるかも しれない。これらのタイプのアルゴリズムは、C.E.Garcia,D.M.Prett and M.Morari.Model predictive control:theory and practice‐a survey,Autom atica,25:335-348,1989およびD.E.Seborg,T.F.Edgar,and D.A.Mellic hamp.Process Dynamics and Control.John Wiley and Sons,New York,NY,1 989に説明されている。これらの参照文献は、引用によって本明細書に組み込ま れる。例えば、動的利得kdがニューラルネットワークの定常状態モデルから計 算される場合、そのモデルがMPCアルゴリズムにおいて反復される度にニュー ラルネットワークのモジュールを実行することが必要であろう。ある特定のMP Cの問題(problems)についてはモデルの反復が潜在的に多数であるために、一致 したモデルを維持することは計算上費用がかかる可能性がある。この場合、モデ ルの反復のそれぞれにおいて一致を強制することには依存しない、近似モデルを 用いるほうがよいであろう。 図7を参照して、定常状態の値の間の変化のグラフを示す。図示のように、定 常状態モデルは、ライン100における定常状態の値からライン102における 定常状態の値へと変化する。この2つの定常状態の値の間の推移の結果、未知の 設定になる可能性がある。動的モデルの設定を2つの定常状態の値の間、すなわ ち初期の定常状態の値Kss iと最終の定常状態の利得Kss fの間に確実に行うよ うにするただ1つの方法は、この変化の間に動的利得kdが複合位置において調 整されるステップ動作を利用することであろう。しかし、これは計算上費用がか かる可能性がある。後述するように、近似計算アルゴリズムを利用して、二次方 程式関係を利用してこの2つの定常状態の値の間の動的挙動を近似計算する。こ れは、エンベロープ(envelope)106の間に配置されている挙動ライン104と して規定される。この挙動ライン104については、後述する。 次に図8を参照して、階段状のライン108で表すように定常状態の値におけ る非常に多くの変化を受けているシステムの簡略図を示す。階段状のライン10 8は、レベル110における第1の定常状態の値からレベル112における値へ 、次にレベル114の値に下がり、レベル116の値に上がり、そしてレベル1 18における最終の値に下がって変化することがわかる。これらの推移のそれぞ れが、未知の状態になる結果となる可能性がある。後述する近似計算アルゴリズ ムでは、レベル110からレベル112への推移が起こる場合には、動的挙動の 近似曲線120が設けられるということがわかる。レベル114からレベル11 6への推移が起こる場合には、近似利得曲線124が設けられて、この2つのレ ベル114と116の間の定常状態の利得が近似計算される。レベル116から レベル118への推移が起こる場合には、定常状態の利得についての近似利得曲 線126が設けられる。従って、近似曲線120〜126が、ネットワークによ って決定された定常状態の値の間での推移を説明するということがわかる。なお 、これらは、あるタイプのエラーエンベロープ、図7のエンベロープ106の中 での定常状態の利得を主に(primarily)維持する近似計算である。 この近似値は、図2に記載されたブロック41によって与えられ、それを用い て解決する問題によって、多数の基準の上に設計することができる。ほんの1例 に過ぎないものである好適な実施例におけるこのシステムは、以下の基準を満た すように設計されている。 1. 計算上の複雑性:近似体系的モデルは、モデル予測制御アルゴリ ズムにおいて用いられるので、計算上の複雑性が低くなければなら ない。 2. 局所的正確性:定常状態モデルは、局部的な領域において正確で ある。こういった領域は、プロセスの定常状態の動作の型(regimes) を表す。定常状態モデルは、こういった局部的な領域の外側ではか なり正確性が低くなる。 3. 最終の定常状態:定常状態設定点の変化が与えられると、定常状 態モデルを用いる最適化アルゴリズムを用いて、その設定点を達成 するのに必要な定常状態の入力が計算される。項目2のために、設 定点の変化に関連する初期および最終の定常状態は、定常状態モデ ルによって正確にモデル化された領域内に配置されると想定される。 前述の基準が与えられると、設定点の変化と関連する初期および最終の定常状 態における定常状態モデルと動的モデルの一致を強制し、その2つの定常状態の 間にあるいくつかの点における線形近似計算を利用することによって、近似体系 的モデルを構成することができる。この近似計算によって、そのモデルが、定常 状態モデルがよく知られている領域において正確であり、定常状態モデルの正確 性が低くなることが知られている領域において線形近似計算を利用するというこ とが保証される。さらに、結果として得られるモデルの計算上の複雑性は低い。 このことを証明するために、式13を以下のように修正する。 この新しい式14は、一致する利得としてKss(u(t))の代わりにKss( u(t−d−1))を利用しており、その結果、遅延不変系である体系的モデル となる。 この近似体系的モデルは、設定点の変化の初期および最終の定常状態の値と関 連する利得を利用することをベースにしている。初期の定常状態の利得をKi ss で示し、初期の定常状態の入力をUi ssとする。最終の定常状態の利得はKf ssで あり、最終の入力はUf ssである。これらの値が与えられると、利得に対する線 形の近似計算は、次式によって与えられる。 この近似計算を式13に代入してu(t−d−1)−uiをδu(t−d−1 )で置き換えると、次のようになる。 この式を簡単にするために、変数bjバーを以下のように定義し jを以下のように定義する。式16は次のように表すことができる。 最後に、測定したbを元の差分方程式7に代入し戻すと、近似体系的モデルにつ いて以下の式が得られる。 利得の線形近似計算の結果、出力についての二次の差分方程式が得られる。式2 0が与えられると、近似体系的モデルは、計算上の複雑性が低いものとして表さ れる。これをMPCアルゴリズムにおいて用いて、設定点の変化の後の1つの定 常状態から別の定常状態への推移について、必要な制御方法(moves)を効率的に 計算することができる。これは、定常状態の推移間の動的利得の変化に適用され るものであり、実際の経路の値に適用されるものではないということに注意され たい。制御システムエラー制約 次に図9を参照して、図6の動的制御装置82の予測エンジンのブロック図を 示す。予測エンジンは、y(t)の値を将来の予測される値y(t+1)として 本質的に予測するように動作可能である。予測エンジンは、2つの定常状態の値 の間のそれぞれの将来の値において出力y(t)の値が何であるかを決定せねば ならないので、これらを「ステップ」の方法で行うことが必要である。従って、 ゼロの値からNの値までにk個のステップがあり、k=Nにおける値が「範囲(h orizon)」の値、すなわち所望の値である。これは、後述するように、反復プロ セスである。なお、「(t+1)」の用語はインクリメントのステップを指して おり、動的制御装置のインクリメントのステップは、定常状態モデルのインクリ メントされたステップよりも小さい。定常状態モデルについては、動的モデルの 「y(t+N)」が、定常状態の「y(t+1)」となろう。y(t+1)の値 は、以下のように定義される。 y(t+1)=a1y(t)+a2y(t−1)+b1U(t−d−1)+ b2u(t−d−2) (21) 図9をさらに参照して、それぞれの(u,y)の組についての入力値u(t) は、遅延ライン140に入力される。遅延ラインの出力は、遅延値「d」だけ遅 延した入力値u(t)を供給する。係数b1およびb2との乗算については2つの 演算(operations)のみが行われ、2つの値u(t)およびu(t−1)のみが必 要になっている。これらは共に遅延され、それから係数b1およびb2を掛けられ て、合計ブロック141に入力される。同様に、出力値yp(t)は、遅延ライ ン142に入力され、係数a1およびa2との乗算については2つの値が必要にな っている。この乗算の出力は、次に合計ブロック141に入力される。遅延ライ ン142への入力は、実際の入力値ya(t)、または、動的制御装置82が計 算する前の値である合計ブロック141の反復出力値である。従って、合計ブロ ック141は、予測値y(t+1)を出力し、この予測値y(t+1)は次にマ ルチプレクサ144に入力される。マルチプレクサ144は、第1の演算上で実 際の出力ya(t)を選択し、その後、合計ブロック141の出力を選択するよ うに動作可能である。従って、k=0のステップ値については、マルチプ レクサ144によって値ya(t)が選択され、ラッチ145内にラッチされる 。ラッチ145は、出力146上に予測値yp(t+k)を供給する。これは、 与えられたkについてのy(t)の予測値であり、遅延ライン142の入力に入 力し戻されて、係数a1およびa2との乗算が行われる。これは、k=0からk= Nまでのkのそれぞれの値について反復される。 上述のように、a1およびa2の値は一定であり、b1およびb2の値は測定され る。この測定動作は、係数修正ブロック38によって行われる。しかしこれは、 最初の定常状態の値および最終の定常状態の値を規定するのみであり、本出願に おいて説明する動的制御装置および最適化ルーチンが、動的制御装置が定常状態 の値間でどのように動作するかおよび動的制御装置の利得が何であるかを規定す る。この利得は、具体的には、係数修正ブロック38によって行われる修正動作 を決定する。 図9において、係数修正ブロック38内の係数は、定常状態モデルから得られ た情報で上述のように修正される。定常状態モデルは、制御アプリケーション内 で演算され、部分的には、定常状態の入力値Uss(t)を受け取って定常状態の 出力値Yss(t)を予測するように動作可能な前方定常状態モデル141から成 っている。この予測値は、所望の値yd(t)および定常状態モデル141の予 測される出力を受け取り、定常状態の利得Kssを供給することに加えて将来の定 常状態の入力値または操作値Uss(t+N)および将来の定常状態の入力値Yss (t+N)も予測する、逆定常状態モデル143内で利用される。上述のように 、これらは、測定されたb値を生成するのに用いられる。これらのb値は、動的 モデルの利得kdを規定するのに利用される。従って、これによって、本質的に 線形の動的モデルを一定の利得と共に取り(takes)、動作点が出力スペースを経 由して移動する時にその利得を非線形モデルによって修正することができるよう になっているということがわかる。 次に図10を参照して、動的制御装置およびオプティマイザのブロック図を示 す。動的制御装置は、予測値yp(k)を入力y(t)、s(t)およびu(t )の関数として基本的に規定する動的モデル149を含む。これは、図9を参照 して上述したものと本質的に同じモデルである。モデル149は、後述するよう に、 2つの定常状態の値の間の出力値yp(k)を予測する。モデル149は、予め 規定されており、識別アルゴリズムを利用して、操作中のa1、a2、b1および b2の係数を識別する。これらは、操作および識別の手順においていったん識別 されると、「一定に」される。しかし、上述のように、動的モデルの利得は、係 数b1およびb2を測定することによって修正される。この利得の測定は、図10 の最適化動作に関して説明しないが、最適化動作内に組み込むことができる。 モデル149の出力は、合計ブロック150の負の入力に入力される。合計ブ ロック150は、予測される出力yp(k)を所望の出力yd(t)と合計する。 実際には、所望の値yd(t)は、効果的に、所望の定常状態の値Yf ssとなる。 もっとも、これはいかなる所望の値であってもよい。合計ブロック150の出力 は、本質的に所望の値yd(t)と予測値yp(k)との差であるエラー値を含む 。エラー値は、ブロック152内のエラー修正パラメータに従って、後述のよう に、エラー修正ブロック151によって修正される。修正エラー値は次に、逆モ デル153に入力される。逆モデル153は、基本的に最適化ルーチンを行って 、入力値u(t)の変化を予測する。実際には、モデル149と共にオプティマ イザ153が利用されて、合計ブロック150によってエラー出力を最小化する 。モンテカルロ手順等、いかなる最適化機能も利用することができる。しかし、 本発明においては、傾斜計算を利用する。傾斜法において、傾斜∂(y)/∂( u)が計算され、次に以下のような傾斜解が求められる。 最適化機能は、ブロック154内の最適化制約に従って逆モデル153によ って行われる。反復手続きは、逆モデル153と予測モデル149の組み合わせ で反復を行い出力ライン156上に将来の値u(t+k+1)を出力するように 動作可能である、反復ブロック155で行われる。k=0の場合には、これは初 期の定常状態の値となり、k=Nの場合には、これは範囲の値、または次の定常 状態の値となる。反復手順の間、前の値u(t+k)は、そこに付け加えられた 変化値△uを有する。この値は、エラーが適切なレベル内になるまで、kの値の 代わりに利用される。いったん適切なレベルに達すると、次のu(t+k)がモ デル149に入力され、その値は反復ブロック155で最適化される。この反復 手順は、いったん行われるとラッチされる。後述するように、これは、エラーを 修正の組み合わせであり、ブロック150による実際のエラー出力がオプティマ イザ153によって利用されるのではなく修正したエラーが利用されるようにな っている。または、ブロック154によって生成される異なる最適化の制約を利 用してもよい。これについては後述する。 次に図11aおよび図11bを参照して、初期の定常状態の値からk=Nにお ける範囲の定常状態の値までのそれぞれのkについて、出力y(t+k)および 入力uk(t+k+1)のグラフを示す。図11aを特に参照して、複合のパス を利用して最適化手順が行われるということがわかる。第1のパスにおいて、そ れそれのkについての実際の値ua(t+k)が利用されて、それぞれのu、y の組についてのy(t+k)の値が決定される。これは次に蓄積され、逆モデル 153および反復ブロック155を通じて各値が処理されてエラーが最小化され る。これによって、図11bに示す新しい1組の入力uk(t+k+1)が生成 される。従って、パス1の後の最適化によって、第2のパスについてのu(t+ k+1)が生成される。第2のパスにおいて、各値は、様々な制約に従って再び 最適化され、u(t+k+1)についての別の1組の値を再び生成する。これは 、全体の目的関数に達するまで続く。この目的関数は、エラーの関数としての動 作と制約の関数としての動作の組み合わせであり、最適化の制約が逆モデル15 3の全体の動作を制御してもよく、あるいはブロック152におけるエラー修正 パラメータが全体の動作を制御してもよい。最適化の制約のそれぞれについては 、以下により詳細に説明する。 次に図12を参照して、yd(t)およびyp(t)のグラフを示す。予測値は 波形170によって表し、所望の出力は波形172によって表し、共に、初期の 定常状態の値Yi ssと最終の定常状態の値Yf ssとの間の範囲にわたってのグラフ である。k=0の前の所望の波形は予測出力と略等しいということがわかる。k =0において、所望の出力波形172のレベルが上がり、従って、エラーが生じ る。k=0において、エラーは大きく、従ってシステムは操作変数を調整してエ ラーを最小化し予測値を強制的に所望の値にしなければならないということが わかる。エラーの計算についての目的関数は、以下の形をとる。 ただし、DuiIは時間間隔Iにおける入力変数(IV)の変化、 Ajは制御変数(CV)jの重み補正係数(factor)、 yp(t)は時間間隔kにおけるCVjの予測値、 yd(t)はCVjの所望の値である。軌道重みづけ 本システムは、「軌道重みづけ」と呼ばれるものを利用している。これは、そ れぞれの将来の時間の組、すなわち低いk値における所望の挙動と合う将来の予 測されるプロセスの挙動に一定の程度の重みをつけることはない、という概念を 網羅している。アプローチの1つは、近い期間における(k値が低い)エラーに はより将来に向かう(k値が高い)ときよりも寛容であるというものであろう。 この論理の基本は、最終の所望の挙動は、その所望の挙動に到達するのにとられ た経路よりも重要である、ということである。その他の点では、横切る経路は階 段係数となろう。これは、図13に示されており、同図において、3つの可能性 のある予測される挙動を示す。1つは、曲線174で表され許容できるものであ り、1つは、異なる曲線176で表されこれもまた許容できるものであり、1つ は曲線178で表されるもので、これは、曲線172上の所望のレベルを越えて いるので許容できない。曲線174〜178は、k=1からNの範囲にわたる所 望の挙動を規定する。 式23において、予測される曲線174〜178は、重みづけ補正係数Ajを 時間と共に変化するように強制することによって達成される。これを図14に示 す。図14において、時間の関数としての重みづけ補正係数Aを、時間およびk の値が増加するにつれて増加する値を有するものとして示す。この結果、範囲の 最初(k値が低い)におけるエラーは、範囲の最後(k値が高い)におけるエラ ーよりもはるかに重みが軽くなる。この結果は、単にk=Nにおける制御範囲の 最後に重みを再分配するよりもより重要である。この方法によってまた、粗さ、 すなわちプロセスと予測モデルの間の不釣り合い(mismatch)を取り扱う能力も加 わる。最大のエラーは通常、範囲の最初において経験されるので、独立変数の最 大の変化もまたこの点において起こる。プロセスと予測の間に不釣り合い(モデ ルエラー)がある場合には、こういった初期の移動が大きくいくぶん不正確にな り、低性能および結局は不安定性が引き起こされる可能性がある。軌道重みづけ 法を利用することによって、範囲の最初におけるエラーの重みが軽くなり、その 結果、独立変数の変化が小さくなり、従って粗さが多くなる。エラー制約 次に図15を参照して、エラー上にかけることができる制約を示す。予測され る曲線180および所望の曲線182を示し、所望の曲線182は、本質的に平 らな直線であり、曲線180と182の間のエラーが最小化されることが望まし い。t=0において推移が起こるときにはいつでも、何らかの種類の変化が必要 である。t=0の前には、曲線182および180は略同一であり、この2つの 間にはエラーがほとんどないということがわかる。しかし、あるタイプの推移の 後に、エラーは増加する。柔軟性のない解決法を利用するとなると、システムは この大きなエラーに直ちに応答し、できるだけ短時間の間にエラーを低減しよう とするであろう。しかし、t=0においてエラーを大きくさせ、点186におい て最小レベルに低減する制約錘台境界184が設けられている。点186ではこ れは最小エラーであり、制御される出力変数のノイズのレベルに対応して、ゼロ またはゼロでない値に設定することができる。従って、これは、最終の将来の挙 動が近い将来の挙動よりも重要であると考えるという点において、軌道重みづけ 法と同じ概念を網羅する。制約錘台方法において、絶えず縮んでいく最小および /または最大の境界は、t=0におけるスラック位置から点186における実際 の最終の所望の挙動まで収束していく。 制約錘台と軌道重みづけの異なる点は、制約錘台が、その制限を満たす挙動で あればいかなるものも、同じくその制限を満たすいかなる他の挙動と同様に許容 できる、絶対的な制限(堅固な制約)である、ということである。軌道重みづけ は、異なる挙動が時間において段階的な重要性を有する方法である。図15の技 術によって設けられる制約は、値yp(t)が制約値を越えることが防止される ことを必要とするということがわかる。従って、yd(t)とyp(t)の間の 差が、制約境界によって規定されるものよりも大きい場合には、最適化ルーチン が、入力値を、エラーが制約値よりも小さくなる結果になる値に強制的にする。 実際には、これは、yp(t)とyd(t)の間の差に対する「クランプ」である 。軌道重みづけ法においては、それらの間の差に対する「クランプ」はない。む しろ、最適化ネットワークへの入力前のエラーにかけられる減衰率があるのみで ある。 軌道重みづけは、他の方法と比較することができる。本明細書では、動的マト リクス制御(dynamic matrix control:DMC)アルゴ リズム、および識別ならびに命令(Identification and c ommand:IdCom)アルゴリズムという2つの方法を説明する。DMC アルゴリズムは、最適化を利用して、目的関数を以下のように最小化することに よって制御の問題を解決する。 ただしBiは、入力変数Iについての移動抑制補正係数である。これは、その引 用によって本明細書に組み込まれる、Cutler,C.R.and B.L.Ramaker,Dynamic Mat rix Control‐A Computer Control Algorithm,AIChE National Meeting,Houst on,TX(April,1979)において説明されている。 なお、重みAjおよび所望の値yd(t)は、制御変数のそれぞれについて一定 である。式24からわかるように、最適化は、制御変数とそれらの所望の値の間 のエラーの最小化と、独立変数の変化の最小化の間とのトレードオフである。移 動抑制項がなければ、設定点の変化の結果生じる独立変数の変化は、予測値と所 望の値の間の突然で直ちのエラーのために、非常に大きなものになってしまうで あろう。移動抑制は、独立変数の変化を制限するが、初期のエラーのみではなく 、すべての状況についてである。 IdComアルゴリズムは、異なるアプローチを利用している。一定の所望の 値の代わりに、現在の値から所望の値への、制御変数のとる経路が規定される。 これを図16に示す。この経路は、1つの動作点から次の動作点への推移がより 緩やかである。しかしながら、これはなお、満たさねばならない堅固に規定され た経路である。このアルゴリズムの目的関数は、以下の形をとる。この技術は、その引用によって本明細書に組み込まれる、Richalet,J.,A.Rault ,J.L.Testud,and J.Papon,Model Predictive Heuristic Control:App lications to Industrial Processes,Automatica,14,413-428(1978)において 説明されている。それぞれの時間間隔における式25の要求事項は、困難である こともあるということが注意されるべきである。実際には、同様の挙動を行う制 御変数について、これは、所望の経路を正確に無限に満たそうとしている制御ア ルゴリズムのために、独立変数の変化が非常に不安定になる結果となる可能性が ある。 制御計算においてある形式のマトリクス反転を利用するDMCアルゴリズム等 の制御アルゴリズムは、制御変数の堅固な制約を直接取り扱うことはできない。 そういった制御アルゴリズムは、それらの堅固な制約を別個にして、通常定常状 態の線形プログラムの形で、扱わねばならない。これは、定常状態の問題として 処理されるので、これらの制約は定義によって時間不変である。さらに、これら の制約は制御計算の一部ではないので、定常状態においては堅固な制約を満たし ながら一時的に堅固な制約を妨げている制御装置に対して保護がない。 図15をさらに参照して、エンベロープの端における境界は、後述のように規 定することができる。従来技術、W.Edwards Deming,"Out of the Crisis,"Mas sachusetts Institute of Technology,Center for Advanced Engineering Study ,Cambridge Mass.,Fifth Printing,September 1988,pages 327-329において 説明されている1つの技術は、共通のプロセスの変化を訂正する(correct for) ためにとられるいかなる制御動作も、実際はマイナスの影響があるかもしれず、 その動作が制御されたプロセスの変化を低減するという所望の効果ではなく可変 性を増大するように働いてしまうかもしれない、という前提を述べた、様々なモ ンテカルロの実験を説明している。いかなるプロセスも生来の正確性を有してい るとすれば、それを制御するのに利用されるシステムの正確性の限度内にある差 をベースにして変化することのベースはなくなる。現在、市販の制御装置は、変 化が望ましいものではないという事実を認識できず、絶えずプロセスを調整して 、どんな小さいものであっても目標からの逸脱はすべて、制御動作を受けるに値 する特別な原因として取り扱う、すなわち、最小限の変化にさえ応答する。従っ て、その結果操作変数が調整過多になり、望ましくないプロセスの変化が増大す る。本明細書において説明される現在のフィルタリングアルゴリズムでエラーに 制限をかけることによって、必要であると判明した制御動作のみが許可され、従 って、プロセスは、不相応な制御装置の外乱のない変化の低減した状態に落ち着 くことができる。以下の説明は、このようにする1つの技術を扱っており、これ は統計的パラメータをベースにしている。 制御された可変の計測値と所望の目標値との差が有意ではない場合には、モデ ルをベースにした制御装置がいかなる動作を行うことも防止するようなフィルタ を、作り出すことができる。この有意性のレベルは、その制御装置が統計的にベ ースにしているモデルの正確性によって規定される。この正確性は、エラーの標 準偏差および所定の信頼性のレベルの関数として決定される。信頼性のレベルは 、操作の正確性をベースにしている。ニューラルネットワークをベースにしたモ デル用の大部分の操作の組は、内部に「穴」を有しているので、この結果、写像 されるスペース内に不正確性が生じる結果となる。ニューラルネットワークは経 験的モデルなので、その正確性は、操作するデータの組と同等でしかない。その モデルが与えられた1組の入力に基づいて操作されてきたのではないとしても、 出力を補外して、1組の入力に与えられた(given a set of inputs)値を、それ らの値が疑問の余地のあるスペースを横切って写像されているとしても、予測す る。こういった領域においては、予測される出力の信頼性のレベルは比較的低い 。これは、その引用によって本明細書に組み込まれる、1993年3月2日出願 の、米国特許出願第08/025,184号に詳細に説明されている。 次に図17を参照して、フィルタを発生し図15の終点186を規定する統計 的方法を表すフローチャートを示す。このフローチャートは、開始ブロック20 0において開始され、次に機能ブロック202に進み、ここで制御値u(t+1 )が計算される。しかし、これらの制御値を獲得する前に、フィルタリング動作 が処理されねばならない。プログラムは機能ブロック204に流れ、制御装置の 正 確性が決定される。これは、実際の値と比較したモデルの予測値を分析し、目標 が邪魔されない領域にあるエラーの標準偏差を計算することによって、オフライ ンで行われる。モデルの正確性em(t)は、以下のように規定される。 em(t)= a(t)−p(t) (26) ただしem=モデルのエラー、 a=実際の値 p=モデルの予測値 モデルの正確性は、次式によって規定される。 Acc = H * σm (27) ただしAcc=最小限の検出器エラーからみた正確性 H=有意性のレベル=1 67%の信頼性 =2 95%の信頼性 =3 99.5%の信頼性 σm=em(t)の標準偏差である。 プログラムは次に機能ブロック206に流れ、制御装置のエラーec(t)がモ デルの正確性と比較される。これは、予測値(測定値)と所望の値との間の差を とることによって行われる。これは、以下のような制御装置のエラー計算である 。 ec(t)= d(t)− m(t) (28) ただしec=制御装置のエラー d=所望の値 m=測定値 プログラムは次に決定ブロック208に流れ、このエラーが正確性の限度内であ るかどうかが決定される。このエラーが正確性の限度内であるかどうかに関する 決定は、Shewhart限度を利用して行われる。このタイプの限度およびこのタイプ のフィルタでは、制御装置のエラーec(t)が条件ec(t)≧−1*Accお よびec(t)≦+1*Accを満たしているかどうかに関して決定が行われ、 次に制御動作が抑制されるか抑制されないかのどちらかが行われる。正確性の限 度内である場合には、制御動作が抑制されてプログラムは「Y」の経路に沿って 流れる。そうではない場合には、プログラムは「N」の経路に沿って機 能ブロック210へと流れて、u(t+1)の値を受け入れる。エラーが制御装 置の正確性の中にある場合には、プログラムは決定ブロック208から「Y」の 経路に沿って機能ブロック212へと流れて、現在のエラーの蓄積を計算する。 これは、CUSUMアプローチを利用して形成される。制御装置のCUSUM計 算は、以下のように行われる。 Slow= min(0,Slow(t−1)+d(t)−m(t))−Σ(m) +k) (29) Shi = max(0,Shi(t−1)+[d(t)−m(t))−Σ(m )]−k) (30) ただしShi= 現在の正のQ合計(Qsum) Slow=現在の負のQ合計 k=同調補正係数(Tuning factor)−最小限の検出可能な変化のしきい値 であり、 以下のように定義する。 Hq=有意性のレベル。(j,k)の値は、CUSUM制御チャートがShew hart制御チャートと同等の有意性のレベルを有するように求めることができる。 プログラムは次に決定ブロック214に流れ、CUSUMの限度が条件を満たし ているかどうかを決定する、すなわち、Q合計値が限度内にあるかどうかを決定 する。Q合計、蓄積した合計のエラーが確立された限度内にある場合には、プロ グラムは次に「Y」の経路に沿って流れる。限度内にない場合には、「N」の経 路に沿って流れて制御装置の値u(t+1)を受け入れる。限度は、Shi≧+1 *HqおよびSlow≦−1*Hqの両方が成り立てば決定される。これらの動作 の両方によって、このプログラムが「Y」の経路に沿って流れる結果となる。「 N」の経路に沿って流れる場合には、合計はゼロに等しく設定され、次にプログ ラムは機能ブロック210に流れる。Q合計値が限度内にある場合には、「Y」 の経路に沿って機能ブロック218に流れ、そこでユーザがプロセスに摂動を起 こさせたることを望むかどうかに関して決定が行われる。望む場合には、プログ ラムは「Y」の経路に沿って機能ブロック210に流れ、制御値u(t+ 1)を受け入れる。望まない場合には、プログラムは決定ブロック218から「 N」の経路に沿って機能ブロック222へと流れ、制御装置の値u(t+1)を 抑制する。「Y」の経路に沿って流れる場合には、決定ブロック218は、ユー ザに、オンラインで適応するモデルを再識別させる、すなわちモデルを再操作さ せる、ことができるようにするプロセスである。これは、データ収集の目的のた めであり、いったんデータが収集されると、システムは再起動される。 次に図18を参照して、全体の最適化手順のブロック図を示す。手順の第1の ステップにおいて、初期の定常状態の値{Yss i,Uss i}および最終の定常状態 の値{Yss f,Uss f}が、それぞれブロック226および228内で規定される ように、決定される。計算によっては、初期の定常状態の値と最終の定常状態の 値の両方が必要なものもある。初期の定常状態の値を利用して、ブロック228 において係数ai、biが規定される。上述のように、これは、b係数の係数測定 を利用している。同様に、ブロック228内の定常状態の値を利用して、af、 bfが規定される。なお、b係数のみがブロック229においても規定される。 いったん開始点および終点が規定されると、次にその間の経路を決定することが 必要となる。これは、経路最適化のためのブロック230によって行われる。動 的制御装置がどのようにこの経路を横切るかを決定するには、2つの方法がある 。第1のものは、上述のように、初期の利得から最終の利得までの経路にわたる 近似動的利得を規定することである。上記に記載のように、これによっていくら か不安定性が引き起こされる可能性がある。第2の方法は、初期値から最終地ま での範囲にわたって入力値を規定して、所望の値Yss fが達成されるようにする というものである。その後、b係数を測定することによって、動的モデルに合わ せて利得を設定することができる。上でふれたように、この第2の方法は、必ず しも出力の予測値yp(t)を規定された経路に沿うように強制するものではな い。正確に言えば、モデルの特性を、初期値から最終または所望の値までの範囲 にわたる予測値と実際の値の間のエラーの関数として規定する。これによって、 軌道上のそれぞれの点についての入力値、または、軌道に沿った動的利得が効果 的に規定される。 次に図18aを参照して、経路が入力および出力のスペースを経由して写像さ れる方法の簡略表示を示す。定常状態モデルは、k=0の値における出力される 定常状態の値Yss i、初期の定常状態の値と、時間t+N、ただしk=Nにおけ る出力される定常状態の値Yss i、最終の定常状態の値の両方を予測するように 動作可能である。初期の定常状態の値において、領域227が規定され、この領 域227は、初期の定常状態の値に近接した出力スペース内の面を含み、その初 期の定常状態の値もまたその出力スペース内にある。これによって、そこにわた って動的制御装置が動作することができる範囲および、そこにわたってそれが妥 当である範囲が規定される。最終の定常状態の値において、もし利得が変化しな いならば、動的モデルは妥当とはならない。しかし、定常状態モデルを利用して 最終の定常状態の値における定常状態の利得を計算し、次に動的モデルの利得を 定常状態モデルの利得と等しくなるように強制することによって、動的モデルは 、最終の定常状態の値に近接した範囲229にわたって妥当となる。これは、k =Nの値においてである。生じる問題は、初期の定常状態の値と最終の定常状態 の値の間の経路をどのように規定するか、ということである。1つの可能性は、 上述のように、定常状態モデルを利用して、初期の定常状態の値と最終の定常状 態の値の間の経路に沿った多数の点における定常状態の利得を計算して、それら の点における動的利得を規定する、というものである。これは、多数の計算を必 要とするかもしれない最適化ルーチンにおいて利用することができよう。もし計 算能力があるならば、これによって、定常状態の利得を利用して初期の定常状態 の値と最終の定常状態の値の間を横切る経路に沿った動的利得の連続計算が行わ れるであろう。しかし、初期の定常状態の値と最終の定常状態の間の領域で定常 状態モデルが妥当ではない、すなわち、そういった領域における操作がその中の モデルを規定するのに十分ではないかもしれないと言う事実のために、信頼性の レベルが低いということがある可能性がある。従って、そういった領域において は動的利得が近似計算され、その主要な目標は、最適化手順の間の初期の定常状 態の値と最終の定常状態の間の経路に沿った動的モデルにいくらか調整を行う、 ということである。これによって、モデルの動的動作を規定することができる。 これは、ファントム画法で示した多数の面225によって表されている。 次に図19を参照して、最適化アルゴリズムを表すフローチャートを示す。プ ログラムは、開始ブロック232において開始され、次に機能ブロック234に 進んで、範囲の最初における実際の入力値ua(t)を規定する。これは通常、 定常状態の値Ussである。プログラムは次に機能ブロック235に流れ、一定の 入力値に対するすべてのkについてのこの範囲にわたる予測値yp(k)を生成 する。プログラムは次に機能ブロック236に流れ、前に生成されたyp(k) に対するすべてのkについてこの範囲にわたるエラーE(k)を生成する。これ らのエラーおよび予測値は次に、機能ブロック238に示すように蓄積される。 プログラムは次に機能ブロック240に流れ、1実施例においてkのそれぞれの 値についてu(t)の値を最適化する。この結果、u(t)についてk個の値が 生ずる。もちろん、より効率的なアルゴリズムを提供するのに、この範囲にわた る全k個の計算よりも少ない計算を利用して十分である。この最適化の結果によ って、機能ブロック242においてkのそれぞれの値について予測変化△u(t +k)が供給される。プログラムは次に機能ブロック243に進み、そこで、そ れぞれのuについてのu(t+k)の値が値△u(t+k)だけインクリメント される。プログラムは次に決定ブロック244に流れ、上記に記載された目的関 数が所望の値よりも小さいまたはそれと等しいかどうかが決定される。そうでな い場合には、プログラムは「N」の経路に沿って機能ブロック235の入力に戻 って流れて、再び別のパスを作る。この動作は、図11aおよび図11bに関し て上述した。目的関数が許容できるレベルにある場合には、プログラムは決定ブ ロック244から「Y」の経路に沿って機能ブロック245へと流れて、u(t +k)の値をすべてのuについて設定する。これによって経路が規定される。プ ログラムは次に終了ブロック246に流れる。定常状態の利得の決定 次に図20を参照して、入力スペースおよびそれに関連するエラーのグラフを 示す。入力スペースは、x1とx2という2つの変数から成っている。y軸は、関 数f(x1,x2)を表す。x1とx2の平面において、操作データの組を表す領域 250を示す。領域250の外側の領域は、データのない領域、すなわち、信頼 性のレベルの低い領域を構成する。関数Yは、それに関連するエラーを有する。 これは、平面252によって表されている。しかし、平面250内のエラー は、領域250に対応する領域254においてのみ妥当である。平面252上の 領域254よりも外側の領域は、それに関連する未知のエラーを有する。その結 果、ネットワークがエラー領域254と共に(with)領域250の外側で動作する 場合にはいつでも、ネットワークにおける信頼性のレベルは低い。もちろん信頼 性のレベルは、既知のデータ領域の外側になると急に変化するというのではなく 、操作の組における既知のデータからの距離が増大するにつれて減少していく。 これは、図21に表されており、図21において、信頼性はα(x)として定義 されている。図21から、信頼性のレベルα(x)は、領域250の上にある領 域においては高いということがわかる。 いったんシステムが操作データ領域の外側、すなわち信頼性が低い領域内で動 作すると、ニューラルネットの正確性は比較的低い。好適な実施例の1態様によ れば、第1の基準モデルg(x)を利用して、定常状態の動作を制御する。ニュ ーラルネットワークのモデルf(x)と第1の基準モデルg(x)の間の切り替 えは、急な切り替えではなく、2つを混合したものである。 定常状態の利得の関係は、式7に規定されており、より簡単には以下のように なる。 新しい出力関数Y(u)が規定されて、次のように信頼性の係数α(u)が考 慮される。 ただしα(u)=モデルf(u)における信頼性 α(u)は0−1の範囲 α(u)∈{0,1} これによって、次の関係が生じる。 この式に従って出力の関係Y(u)を利用して定常状態の利得を計算すると、結 果として以下の関係が得られる。 次に図22を参照して、ニューラルネットワークのモデルと第1の基準モデル の間の切り替えを実現する実施例のブロック図を示す。関数f(u)のためにニ ューラルネットワークブロック300が設けられ、関数g(u)のために第1の 基準ブロック302が設けられ、関数α(u)のために信頼性レベルブロック3 04が設けられる。入力u(t)は、ブロック300〜304のそれぞれに入力 される。ブロック304の出力は、減算ブロック306によって処理されて、関 数1−α(u)が生成される。この関数は、乗算ブロック308に入力されて、 第1の基準ブロック302の出力と乗算される。これによって、関数(1−α( u))*g(u)が与えられる。さらに、信頼性ブロック304の出力が乗算ブ ロック310に入力されて、ニューラルネットワークブロック300の出力と乗 算される。これによって、関数f(u)*α(u)が与えられる。ブロック30 8の出力とブロック310の出力が合計ブロック312に入力されて、出力Y( u)が供給される。 次に図23を参照して、別個の切り替えを利用する他の実施例を示す。第1の 基準ブロックおよびニューラルネットワークブロック300の出力が供給され、 入力x(t)を受け取るように動作可能である。ネットワークブロック300お よび第1の基準ブロック302の出力は、スイッチ320に入力される。スイッ チ320は、第1の基準ブロック302の出力とニューラルネットワークブロッ ク300の出力のどちらかを選択するように動作可能である。スイッチ320の 出力が出力Y(u)を供給する。 スイッチ320は、ドメイン分析装置322によって制御されている。ドメイ ン分析装置322は、入力x(t)を受け取ってそのドメインがネットワーク3 00の妥当な領域内にあるものであるかどうかを決定するように動作可能である 。そうでない場合には、スイッチ320を制御して、第1の基準ブロック302 内の第1の基準動作を利用する。ドメイン分析装置322は、操作データベース 326を利用して、操作データがネットワーク300について妥当である領域を 決定する。または、ドメイン分析装置320は、信頼性の関数α(u)を利用し て これをしきい値と比較してもよい。このしきい値よりも低ければ、第1の基準モ デル302は利用されない。 本発明の好適な実施例を詳細に説明したが、添付の請求の範囲に規定する本発 明の精神および範囲から逸脱することなく本発明に多くの変更、置き換え、およ び修正を行うことができるということが理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),AL,AM,AT,AU,BB,B G,BR,RY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK ,EE,ES,FI,GB,GE,HU,IL,IS, JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,L S,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW ,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD, SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT,UA,U G,UZ,VN (72)発明者 ピッチ、スティーブン アメリカ合衆国、テキサス州、オースティ ン、アベニュー・シー 4002 (72)発明者 キーラー、ジェイムズ・デイヴィッド アメリカ合衆国、テキサス州、オースティ ン、シェミヤ・コーヴ 12701 (72)発明者 ティマー、ダグラス アメリカ合衆国、テキサス州、オースティ ン、デュオル・ロード 3220、ナンバー 1601 (72)発明者 ジェラルス、マーク アメリカ合衆国、テキサス州、シダー・パ ーク、コーテス 2800 (72)発明者 ハーヴナー、ジョン・ピー アメリカ合衆国、テキサス州、リバティ・ ヒル、ディープ・レイク・ドライブ 105

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. プラントへの動的入力値の変化を予測することによって、そのプラントの 動作を制御し、出力を変化させて、第1の時間における現在の出力値から第2の 時間における所望の出力値にする、動的制御装置において、 現在の入力値および所望の出力値を受け取り、第1の時間と第2の時間の間の 異なる時間位置における複数の入力値を予測して、該現在の出力値と該第2の時 間における該所望の出力値の間の該プラントの動的動作経路を規定する動的予測 モデルと、 該動的制御装置の目標を最適化する所定の最適化方法に従って、該第1の時間 から該第2の時間までの該異なる時間位置のそれぞれにおける該動的制御装置の 動作を最適化して、所望の経路を達成し、該動的予測モデルの目標が、時間の関 数として変化するようにするオプティマイザと、 を含む動的制御装置。 2. 前記動的予測モデルは、 前記時間位置のそれぞれにおいて入力値を受け取り、記憶した前記プラントの 表示を経由して該受け取った入力値を写像して、予測される動的出力値を供給す るように動作可能な動的前方モデルと、 該予測される動的出力値を前記所望の出力値と比較して、該時間位置のそれぞ れについてこの2つの差としての一次エラー値を発生するエラー発生装置と、 該入力値における変化を決定して、該エラー発生装置による該一次エラー値出 力を最小化するエラー最小化装置と、 それぞれの時間位置について、該決定された入力変化値を該元の入力値と合計 して、将来の入力値を供給する合計装置と、 該エラー最小化装置の動作を該オプティマイザの制御の下で動作するように制 御して、前記所定の最適化方法に従って該一次エラー値を最小化する制御装置と 、を含む、請求の範囲第1項に記載の動的制御装置。 3. 前記制御装置は、前記合計装置の動作を制御して、該合計装置からの合計 した出力を前記エラー最小化装置を経由して第1のパス内のラッチに記憶するこ とによって前記一次エラー値を反復して最小化し、後のパスにおいておよび複数 の後のパス用に、ラッチ内容を前記動的前方モデルに入力し、該エラー最小化装 置の出力が、該合計装置で該ラッチの前の内容と合計され、該ラッチが、該動的 前方モデルおよび該エラー最小化装置を経由した該第1のパス上の入力の現在の 値を含み、該制御装置が、該一次エラー値が決定された後に前記プラントへの入 力としての該ラッチの内容を出力して、前記所定の最適化方法に従って前記目的 を達成する、請求の範囲第2項に記載の動的制御装置。 4. 前記動的前方モデルは、利得が一定の動的線形モデルである、請求の範囲 第2項に記載の動的制御装置。 5. 請求の範囲第4項に記載の動的制御装置であって、前記時間位置の略すべ てについて前記線形モデルの利得を調整する利得調整装置をさらに含む動的制御 装置。 6. 前記利得調整装置は、 入力値を受け取り、記憶した前記プラントの表示を経由して該受け取った入力 値を写像して、その出力上に予測される出力値を供給し、それと関連する非線形 の利得を有する非線形モデルと、 その動的利得を規定する、それと関連するパラメータを有する前記線形モデル と、 前記時間位置のうちの少なくとも1つについて該非線形モデルの利得の関数と して該線形モデルのパラメータを調整するパラメータ調整装置と、 を含む、請求の範囲第5項に記載の動的制御装置。 7. 前記利得調整装置は、さらに、前記第1の時間における動的利得の値と、 前記パラメータ調整装置によって決定されたその動的利得を有する前記時間位置 のうちの1つにおける決定された動的利得の間の複数の該時間位置について動的 利得の近似計算を行う、近似計算装置をさらに含む、請求の範囲第6項に記載の 動的制御装置。 8. 前記パラメータ調整装置が前記パラメータを前記非線形モデルの利得の関 数として調整する前記時間位置のうちの前記1つは、前記第2の時間における最 大のものに対応する、請求の範囲第7項に記載の動的制御装置。 9. 前記非線形モデルは定常状態モデルである、請求の範囲第6項に記載の動 的制御装置。 10. 前記エラー最小化装置は、前記一次エラーを修正して修正エラー値を供 給する一次エラー修正装置を含み、該エラー最小化装置は、前記所定の最適化方 法に従って、前記動的制御装置の動作を最適化して、該修正エラー値を最小化す る、請求の範囲第2項に記載の動的制御装置。 11. 前記一次エラーは、前記第1の時間から前記第2の時間までの時間の関 数として重みがつけられている、請求の範囲第10項に記載の動的制御装置。 12. 前記重みづけ関数は、時間の関数として減少し、前記一次エラー値は、 前記第1の時間に近接した比較的高い値において減衰し、前記第2の時間に近接 した比較的低いレベルにおいて減衰するようになっている、請求の範囲第11項 に記載の動的制御装置。 13. 前記エラー最小化装置は、前記動的前方モデルから前記予測される出力 を受け取り、該予測される出力値上の制約を維持する入力値における変化を決定 し、決定された入力の変化による前記一次エラー値の最小化によって該動的前方 モデルからの該予測される出力が該制約を超えないようにする、請求の範囲第2 項に記載の動的制御装置。 14. 請求の範囲第2項に記載の動的制御装置であって、前記予測される操作 される変数と前記所望の出力値との差が重要なほどではない場合に、前記エラー 最小化装置の動作を決定するフィルタをさらに含む動的制御装置。 15. 前記フィルタは、前記予測される操作された変数と前記所望の出力値と の差が有意でない場合を、前記動的前方モデルがベースにしているモデルの正確 性によって決定する、請求の範囲第14項に記載の動的制御装置。 16. 前記正確性は、前記エラーの標準偏差および所定の信頼性のレベルの関 数として決定され、前記信頼性のレベルは、写像されるスペースにわたる操作の 正確性をベースにしている、請求の範囲第15項に記載の動的制御装置。 17. 受け取った入力値から出力値を予測する方法において、 第1の範囲にわたって予測される、静的利得Kを有し、該プラントの静的動作 をモデル化する静的モデルにおけるプラントから受け取った1組の静的データを モデル化するステップと、 該第1の範囲よりも小さい第2の範囲にわたって予測される、動的利得kを有 し、該プラントの動的動作をモデル化し、該静的モデルの動作から独立している 動的モデルにおける該プラントから受け取った1組の動的データをモデル化する ステップと、 該動的モデルの該利得を、該静的モデルの該利得の所定の関数として調整して 、該動的モデルのモデルのパラメータを変化させるステップと、 第1の時間における第1の入力値と第2の時間における第2の入力値の間の該 入力値における変化について、予測される入力値の動的動作を予測するステップ と、 前に決定された定常状態の入力値から該入力値を減算し、差を該動的モデルに 入力して、該動的モデルを経由して該入力を処理して動的出力値を供給するステ ップと、 該動的モデルからの該動的出力値を、前に決定された定常状態の出力値に加え て、予測値を供給するステップと、 を含む方法。 18. 前記所定の関数は、前記静的利得Kが前記動的利得kと等しい対等関数 (equality function)である、請求の範囲第17項に記載の方法。 19. 前記静的モデルは非線形モデルである、請求の範囲第17項に記載の方 法。 20. 与えられた動的利得についての前記動的モデルは線形である、請求の範 囲第19項に記載の方法。 21. 該動的モデルの該利得を、該静的モデルの該利得の該所定の関数として 調整する前記ステップは、非線形の動作である、請求の範囲第20項に記載の方 法。 22. 前記静的モデルおよび前記動的モデルは、制御関数内で利用されて、入 力として、前記プラントが動作する所望の出力値に加えて該プラントからの実際 の出力である前記プラントの前記操作される入力を受け取り、次に該所望の出力 を達成するのに必要な将来の操作される入力を予測するステップを行う、請求の 範囲第17項に記載の方法。 23. 請求の範囲第22項に記載の方法であって、制御動作中に前記プラント への入力制御変数を構成する初期の定常状態の値と予測される最終の定常状態の 値の間で所定の最適化方法に従って前記動的モデルの動作を最適化するステップ をさらに含む方法。 24. 最適化する前記ステップは、前記プラントへの前記入力制御値を含む前 記入力される定常状態の入力値と前記最終の予測される定常状態の入力値の間の 多数の位置についての前記動的利得kを決定することを含む、請求の範囲第23 項に記載の方法。 25. 決定する前記ステップは、前記静的モデルの動作から独立した前記動的 増加kを概算する(estimates)アルゴリズムを利用する、請求の範囲第24項に 記載の方法。 26. 前記アルゴリズムが二次式である、請求の範囲第25項に記載の方法。 27. 動的制御装置として利用される前記動的モデルで予測する前記ステップ は、 前記初期の定常状態の入力値から前記予測される定常状態の入力値までの前記 プラントの動的動作を予測して、予測される動的動作を供給するステップと、 前記予測される動的動作を前記最終の予測される出力値における前記所望の定 常状態の値と比較して、この2つの間の差としてのエラーを生成するステップと 、 そこへの入力値を変化させる動的動作を予測する段階に入力される入力値にお ける変化を決定するステップと、 前記入力値における前記変化を変化させて前記エラーを最小化するステップと 、を含む、請求の範囲第23項に記載の方法。 28. 前記エラーを決定する前記ステップは、前記決定されるエラー値に、前 記第1の時間から前記第2の時間までの時間の関数である所定の重みづけ値を乗 算することを含む、請求の範囲第27項に記載の方法。 29. 前記所定の重みづけ関数は、前記第1の時間における前記初期の定常状 態の値に時間において近接する値についてのエラーを減衰させ、前記第2の時間 における前記最終の定常状態の値までの時間が増大するにつれて減衰値を減少さ せる、請求の範囲第27項に記載の方法。 30. 入力値を受け取り、その出力上で予測される出力値を供給するように動 作可能な、プラントの動作を予測する予測システムにおいて、 該入力値を受け取る入力を有し、それを記憶した学習した該プラントの表示を 横切って写像して、出力上に予測システムの出力を供給する、非線形モデルであ って、該写像されるスペースを横切って変化する操作動作の関数である、内部完 全性を有し、該予測値の正確性が該完全性が変化するにつれて変化するようにな っている非線形モデルと、 操作動作の関数ではない該プラントの計算表示を供給する、第1の基準モデル と、 所定の完全性のしきい値よりも少ない完全性を有する該写像されるスペースの 領域に、該非線形のモデルに入力された該入力値が入る時を決定する、ドメイン 分析装置と、 該完全性が該所定のしきい値よりも上か下かを決定する、該ドメイン分析装置 をベースにした該非線形モデルと該第1の基準モデルの間で選択する制御システ ムであって、該完全性が該しきい値よりも上の場合には、該非線形モデルが選択 され、該完全性が該しきい値よりも下の場合には、該第1の基準モデルが選択さ れるようにする制御システムと、 を含む予測システム。
JP09540275A 1996-05-06 1997-05-05 予測、制御および最適化のための動的および定常状態プロセスをモデル化する方法および装置 Pending JP2000510265A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/643,464 US5933345A (en) 1996-05-06 1996-05-06 Method and apparatus for dynamic and steady state modeling over a desired path between two end points
US08/643,464 1996-05-06
PCT/US1997/008473 WO1997042553A1 (en) 1996-05-06 1997-05-05 Method and apparatus for modeling dynamic and steady-state processes for prediction, control and optimization

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000510265A true JP2000510265A (ja) 2000-08-08

Family

ID=24580938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09540275A Pending JP2000510265A (ja) 1996-05-06 1997-05-05 予測、制御および最適化のための動的および定常状態プロセスをモデル化する方法および装置

Country Status (9)

Country Link
US (4) US5933345A (ja)
EP (1) EP0897560B1 (ja)
JP (1) JP2000510265A (ja)
KR (1) KR20000010791A (ja)
AR (1) AR008043A1 (ja)
AU (1) AU733463B2 (ja)
CA (1) CA2254733C (ja)
DE (1) DE69717987T2 (ja)
WO (1) WO1997042553A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019121112A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 横河電機株式会社 装置、シミュレーションシステム、方法、およびプログラム

Families Citing this family (182)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020046143A1 (en) * 1995-10-03 2002-04-18 Eder Jeffrey Scott Method of and system for evaluating cash flow and elements of a business enterprise
US6438430B1 (en) 1996-05-06 2002-08-20 Pavilion Technologies, Inc. Kiln thermal and combustion control
US5933345A (en) * 1996-05-06 1999-08-03 Pavilion Technologies, Inc. Method and apparatus for dynamic and steady state modeling over a desired path between two end points
US7058617B1 (en) * 1996-05-06 2006-06-06 Pavilion Technologies, Inc. Method and apparatus for training a system model with gain constraints
US6493596B1 (en) * 1996-05-06 2002-12-10 Pavilion Technologies, Inc. Method and apparatus for controlling a non-linear mill
US7418301B2 (en) * 1996-05-06 2008-08-26 Pavilion Technologies, Inc. Method and apparatus for approximating gains in dynamic and steady-state processes for prediction, control, and optimization
US7610108B2 (en) * 1996-05-06 2009-10-27 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method and apparatus for attenuating error in dynamic and steady-state processes for prediction, control, and optimization
US7149590B2 (en) 1996-05-06 2006-12-12 Pavilion Technologies, Inc. Kiln control and upset recovery using a model predictive control in series with forward chaining
US8311673B2 (en) * 1996-05-06 2012-11-13 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method and apparatus for minimizing error in dynamic and steady-state processes for prediction, control, and optimization
DE19641431A1 (de) * 1996-10-08 1998-04-16 Siemens Ag Verfahren und Einrichtung zur Identifikation bzw. Vorausberechnung von Prozeßparametern eines industriellen zeitvarianten Prozesses
US20080004922A1 (en) * 1997-01-06 2008-01-03 Jeff Scott Eder Detailed method of and system for modeling and analyzing business improvement programs
US20010034686A1 (en) * 1997-12-10 2001-10-25 Eder Jeff Scott Method of and system for defining and measuring the real options of a commercial enterprise
US10839321B2 (en) * 1997-01-06 2020-11-17 Jeffrey Eder Automated data storage system
WO1999014642A1 (en) * 1997-09-12 1999-03-25 Cambridge Consultants Limited Machine controller calibration process
US6122557A (en) 1997-12-23 2000-09-19 Montell North America Inc. Non-linear model predictive control method for controlling a gas-phase reactor including a rapid noise filter and method therefor
US7031949B2 (en) 1998-01-22 2006-04-18 Mts Systems Corporation Method and apparatus for generating input signals in a physical system
JP2002501245A (ja) * 1998-01-22 2002-01-15 エムティエス・システムズ・コーポレーション 物理的システムにおいて入力信号を発生する方法及び装置
US6151532A (en) * 1998-03-03 2000-11-21 Lam Research Corporation Method and apparatus for predicting plasma-process surface profiles
US6725208B1 (en) 1998-10-06 2004-04-20 Pavilion Technologies, Inc. Bayesian neural networks for optimization and control
US6285972B1 (en) 1998-10-21 2001-09-04 Mts Systems Corporation Generating a nonlinear model and generating drive signals for simulation testing using the same
DE69941339D1 (de) 1998-11-13 2009-10-08 Mts System Corp Messen der wiederholbaren bandbreite eines systems zum simulationstesten
US6430507B1 (en) * 1999-04-02 2002-08-06 Conoco Inc. Method for integrating gravity and magnetic inversion with geopressure prediction for oil, gas and mineral exploration and production
US20040215495A1 (en) * 1999-04-16 2004-10-28 Eder Jeff Scott Method of and system for defining and measuring the elements of value and real options of a commercial enterprise
EP1052558B1 (de) * 1999-05-14 2002-08-07 Abb Research Ltd. Verfahren und Einrichtung zur Zustandsschätzung
US6973389B1 (en) * 1999-09-03 2005-12-06 Mountassir M Hammed Method of optimizing parameter values in a process of producing a product
US6445963B1 (en) * 1999-10-04 2002-09-03 Fisher Rosemount Systems, Inc. Integrated advanced control blocks in process control systems
US6862562B1 (en) 1999-10-05 2005-03-01 Aspen Technology, Inc. Computer method and apparatus for determining state of physical properties in a chemical process
CA2386538A1 (en) * 1999-10-05 2001-04-12 Aspen Technology, Inc. Computer method and apparatus for determining state of physical properties in a chemical process
US6611735B1 (en) 1999-11-17 2003-08-26 Ethyl Corporation Method of predicting and optimizing production
US6654649B2 (en) 1999-12-22 2003-11-25 Aspen Technology, Inc. Computer method and apparatus for optimized controller in a non-linear process
WO2001061573A2 (de) * 2000-02-16 2001-08-23 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und vorrichtung zum berechnen eines modells eines technischen systems
US6801881B1 (en) * 2000-03-16 2004-10-05 Tokyo Electron Limited Method for utilizing waveform relaxation in computer-based simulation models
DE60102242T2 (de) * 2000-06-29 2005-01-27 Aspen Technology, Inc., Cambridge Rechnerverfahren und gerät zur beschränkung einer nicht-linearen gleichungsnäherung eines empirischen prozesses
US7209793B2 (en) * 2000-07-12 2007-04-24 Aspen Technology, Inc. Automated closed loop step testing of process units
US20020019722A1 (en) * 2000-07-19 2002-02-14 Wim Hupkes On-line calibration process
WO2002025240A1 (en) 2000-09-21 2002-03-28 Mts Systems Corporation Multiple region convolver with tapering
US20040236673A1 (en) * 2000-10-17 2004-11-25 Eder Jeff Scott Collaborative risk transfer system
US20090018891A1 (en) * 2003-12-30 2009-01-15 Jeff Scott Eder Market value matrix
DE10059567A1 (de) * 2000-11-30 2002-06-13 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zur Berechnung von Prozessgrößen eines industriellen Prozesses
JP2002251597A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Yamaha Motor Co Ltd 最適解探索装置、最適化アルゴリズムによる制御対象の制御装置及び最適解探索プログラム
CZ20032262A3 (cs) * 2001-03-02 2003-12-17 Powitec Intelligent Technologies Gmbh Způsob regulace termodynamického procesu, zejména procesu spalování, a zařízení k provádění tohoto způsobu
US6631647B2 (en) * 2001-04-26 2003-10-14 Joseph B. Seale System and method for quantifying material properties
US6725121B1 (en) * 2001-05-24 2004-04-20 Advanced Micro Devices, Inc. Method and apparatus for using a dynamic control model to compensate for a process interrupt
DE60223253T2 (de) * 2001-05-25 2008-11-27 Parametric Optimization Solutions Ltd. Verbesserte prozesssteuerung
US20030046130A1 (en) * 2001-08-24 2003-03-06 Golightly Robert S. System and method for real-time enterprise optimization
JP2005504139A (ja) 2001-09-26 2005-02-10 ビーピー・コーポレーション・ノース・アメリカ・インコーポレーテッド 一体化化学プロセス制御
US20040215522A1 (en) * 2001-12-26 2004-10-28 Eder Jeff Scott Process optimization system
US20080027769A1 (en) * 2002-09-09 2008-01-31 Jeff Scott Eder Knowledge based performance management system
US20080256069A1 (en) * 2002-09-09 2008-10-16 Jeffrey Scott Eder Complete Context(tm) Query System
US20110040631A1 (en) * 2005-07-09 2011-02-17 Jeffrey Scott Eder Personalized commerce system
US7730063B2 (en) * 2002-12-10 2010-06-01 Asset Trust, Inc. Personalized medicine service
US7110924B2 (en) * 2002-05-15 2006-09-19 Caterpillar Inc. Method for controlling the performance of a target system
SE522691C3 (sv) * 2002-06-12 2004-04-07 Abb Ab Dynamisk on-line-optimering av produktionsprocesser
US7516096B1 (en) * 2002-06-21 2009-04-07 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Fabrication facility major excursion event cost forecast model
US7376472B2 (en) 2002-09-11 2008-05-20 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Integrated model predictive control and optimization within a process control system
US7050863B2 (en) * 2002-09-11 2006-05-23 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Integrated model predictive control and optimization within a process control system
US7319040B2 (en) * 2002-10-28 2008-01-15 Ineos Usa Llc Process control using on-line instrumentation and process models
WO2004040283A2 (en) * 2002-10-28 2004-05-13 Bp Corporation North America Inc. Control of a polymerization process
US7184845B2 (en) * 2002-12-09 2007-02-27 Pavilion Technologies, Inc. System and method of applying adaptive control to the control of particle accelerators with varying dynamics behavioral characteristics using a nonlinear model predictive control technology
WO2004099899A2 (en) * 2002-12-09 2004-11-18 Pavilion Technologies, Inc. A system and method of adaptive control of processes with varying dynamics
WO2004070569A2 (en) * 2003-01-31 2004-08-19 Attarwala Fakhruddin T Integrated optimization and control using modular model predictive controller
JP2004280283A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Hitachi Ltd 分散ファイルシステム、分散ファイルシステムサーバ及び分散ファイルシステムへのアクセス方法
US7272454B2 (en) * 2003-06-05 2007-09-18 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Multiple-input/multiple-output control blocks with non-linear predictive capabilities
JP2005141328A (ja) * 2003-11-04 2005-06-02 Toshiba Corp 予知ロボット装置、予知ロボットの制御方法、及び予知ロボットシステム
US6964238B2 (en) * 2003-12-31 2005-11-15 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Process for making a garment having hanging legs
US20050193377A1 (en) * 2004-01-29 2005-09-01 Kenji Seto Method and apparatus for translation of process models to facilitate usage by plural simulation applications
US6991144B2 (en) * 2004-02-04 2006-01-31 The Procter & Gamble Company Method of controlling tension in a moving web material
US6993964B2 (en) * 2004-02-04 2006-02-07 The Procter & Gamble Company Method of determining a modulus of elasticity of a moving web material
DE102004011236A1 (de) * 2004-03-04 2005-09-29 Bayerische Motoren Werke Ag Prozesssteuersystem
TWI231481B (en) * 2004-03-11 2005-04-21 Quanta Comp Inc Electronic apparatus
US7668622B2 (en) 2004-03-30 2010-02-23 Honeywell International Inc. Efficient blending based on blending component availablity for a partial blend duration
DE102004025574B4 (de) * 2004-05-25 2013-02-28 Abb Research Ltd. Verfahren zur Fehlererkennung in einem industriellen Prozess
US20090043637A1 (en) * 2004-06-01 2009-02-12 Eder Jeffrey Scott Extended value and risk management system
US7344105B2 (en) * 2004-06-03 2008-03-18 The Procter & Gamble Company Method of controlling the winding of a roll of web material
US20060047607A1 (en) * 2004-08-27 2006-03-02 Boyden Scott A Maximizing profit and minimizing losses in controlling air pollution
US7113835B2 (en) * 2004-08-27 2006-09-26 Alstom Technology Ltd. Control of rolling or moving average values of air pollution control emissions to a desired value
US7522963B2 (en) * 2004-08-27 2009-04-21 Alstom Technology Ltd Optimized air pollution control
US7634417B2 (en) * 2004-08-27 2009-12-15 Alstom Technology Ltd. Cost based control of air pollution control
US7117046B2 (en) * 2004-08-27 2006-10-03 Alstom Technology Ltd. Cascaded control of an average value of a process parameter to a desired value
US7536232B2 (en) * 2004-08-27 2009-05-19 Alstom Technology Ltd Model predictive control of air pollution control processes
US7323036B2 (en) * 2004-08-27 2008-01-29 Alstom Technology Ltd Maximizing regulatory credits in controlling air pollution
JP4282572B2 (ja) * 2004-08-30 2009-06-24 本田技研工業株式会社 プラントを制御する制御装置
US7502715B1 (en) * 2004-09-21 2009-03-10 Asml Netherlands B.V Observability in metrology measurements
US7346402B1 (en) * 2004-10-22 2008-03-18 Expertcontrol, Llc Technique for an integrated and automated model generation and controller tuning process
US7123971B2 (en) * 2004-11-05 2006-10-17 Pegasus Technologies, Inc. Non-linear model with disturbance rejection
US7584024B2 (en) * 2005-02-08 2009-09-01 Pegasus Technologies, Inc. Method and apparatus for optimizing operation of a power generating plant using artificial intelligence techniques
US7421348B2 (en) * 2005-03-18 2008-09-02 Swanson Brian G Predictive emissions monitoring method
US8768664B2 (en) * 2005-03-18 2014-07-01 CMC Solutions, LLC. Predictive emissions monitoring using a statistical hybrid model
US8713025B2 (en) 2005-03-31 2014-04-29 Square Halt Solutions, Limited Liability Company Complete context search system
GB0509898D0 (en) * 2005-05-14 2005-06-22 Rolls Royce Plc Analysis method
DE102005024915B4 (de) * 2005-05-31 2016-09-15 Advanced Micro Devices, Inc. Verfahren und System für eine fortschrittliche Prozesssteuerung mit anlagenabhängigen Maschinenkonstanten
US20070055392A1 (en) * 2005-09-06 2007-03-08 D Amato Fernando J Method and system for model predictive control of a power plant
US7451004B2 (en) * 2005-09-30 2008-11-11 Fisher-Rosemount Systems, Inc. On-line adaptive model predictive control in a process control system
US7738975B2 (en) 2005-10-04 2010-06-15 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Analytical server integrated in a process control network
US7444191B2 (en) 2005-10-04 2008-10-28 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Process model identification in a process control system
US8036760B2 (en) * 2005-10-04 2011-10-11 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Method and apparatus for intelligent control and monitoring in a process control system
US8055358B2 (en) 2005-12-05 2011-11-08 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Multi-objective predictive process optimization with concurrent process simulation
US8644961B2 (en) 2005-12-12 2014-02-04 Neuco Inc. Model based control and estimation of mercury emissions
US7599750B2 (en) * 2005-12-21 2009-10-06 Pegasus Technologies, Inc. Model based sequential optimization of a single or multiple power generating units
US8498915B2 (en) * 2006-04-02 2013-07-30 Asset Reliance, Inc. Data processing framework for financial services
US7756591B2 (en) * 2006-04-25 2010-07-13 Pegasus Technologies, Inc. System for optimizing oxygen in a boiler
MY149099A (en) * 2006-08-24 2013-07-15 Exxonmobil Res & Eng Co Method for model gain matrix modification
US7496414B2 (en) * 2006-09-13 2009-02-24 Rockwell Automation Technologies, Inc. Dynamic controller utilizing a hybrid model
US7949417B2 (en) * 2006-09-22 2011-05-24 Exxonmobil Research And Engineering Company Model predictive controller solution analysis process
US8014880B2 (en) * 2006-09-29 2011-09-06 Fisher-Rosemount Systems, Inc. On-line multivariate analysis in a distributed process control system
US7844352B2 (en) * 2006-10-20 2010-11-30 Lehigh University Iterative matrix processor based implementation of real-time model predictive control
US7826909B2 (en) * 2006-12-11 2010-11-02 Fakhruddin T Attarwala Dynamic model predictive control
GB0711256D0 (en) * 2007-06-12 2007-07-18 Rolls Royce Plc Engine health monitoring
US8032235B2 (en) * 2007-06-28 2011-10-04 Rockwell Automation Technologies, Inc. Model predictive control system and method for reduction of steady state error
KR100926564B1 (ko) 2007-08-21 2009-11-12 한국전자통신연구원 무선 측위 장치 및 방법
US7891276B2 (en) 2007-08-31 2011-02-22 Kimbelry-Clark Worldwide, Inc. System and method for controlling the length of a discrete segment of a continuous web of elastic material
US8340824B2 (en) 2007-10-05 2012-12-25 Neuco, Inc. Sootblowing optimization for improved boiler performance
US8700550B1 (en) 2007-11-30 2014-04-15 Intellectual Assets Llc Adaptive model training system and method
US8712929B1 (en) 2007-11-30 2014-04-29 Intellectual Assets Llc Dynamic data filtering system and method
CN101925866B (zh) * 2008-01-31 2016-06-01 费希尔-罗斯蒙特系统公司 具有用来补偿模型失配的调节的鲁棒的自适应模型预测控制器
EP2269122A4 (en) * 2008-03-20 2012-07-18 Univ New Brunswick NON-LINEAR MULTIDIMENSIONAL CONTROL METHOD
US20100170244A1 (en) * 2008-09-03 2010-07-08 Brooks Martin T Robust multiple input multiple output control in a high variability system
NL2003497A (en) * 2008-09-23 2010-03-24 Asml Netherlands Bv Lithographic system, lithographic method and device manufacturing method.
US8271104B2 (en) * 2009-04-22 2012-09-18 Terndrup Consult & Associates Bv Method and system for dynamic optimisation of industrial processes
US8195339B2 (en) * 2009-09-24 2012-06-05 General Electric Company System and method for scheduling startup of a combined cycle power generation system
US8346711B2 (en) * 2009-11-24 2013-01-01 King Fahd University Of Petroleum And Minerals Method for identifying multi-input multi-output Hammerstein models
US8346712B2 (en) * 2009-11-24 2013-01-01 King Fahd University Of Petroleum And Minerals Method for identifying hammerstein models
US8346693B2 (en) * 2009-11-24 2013-01-01 King Fahd University Of Petroleum And Minerals Method for hammerstein modeling of steam generator plant
ES2855004T3 (es) 2009-12-02 2021-09-23 Shell Int Research Coordinación basada en la economía del control de proceso avanzado y optimización en tiempo real
AU2015201580B2 (en) * 2009-12-02 2016-06-09 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Economics-based coordination of advanced process control and real-time optimization
US8740130B2 (en) 2010-10-25 2014-06-03 The Procter & Gamble Company Alternative method for reducing web feed rate variations induced by parent roll geometry variations
US8757535B2 (en) 2010-10-25 2014-06-24 The Procter & Gamble Company Method for reducing web feed rate variations induced by parent roll geometry variations
US8733686B2 (en) 2010-10-25 2014-05-27 The Procter & Gamble Company Alternative apparatus for reducing web feed rate variations induced by parent roll geometry variations
US9434573B2 (en) 2010-10-25 2016-09-06 The Procter & Gamble Company Alternative method for reducing web feed rate variations induced by parent roll geometry variations
US8733685B2 (en) 2010-10-25 2014-05-27 The Procter & Gamble Company Apparatus for reducing web feed rate variations induced by parent roll geometry variations
US9434572B2 (en) 2010-10-25 2016-09-06 The Procter & Gamble Company Alternative method for reducing web feed rate variations induced by parent roll geometry variations
US8733687B2 (en) 2010-10-25 2014-05-27 The Procter & Gamble Company Alternative apparatus for reducing web feed rate variations induced by parent roll geometry variations
US8626791B1 (en) * 2011-06-14 2014-01-07 Google Inc. Predictive model caching
US9008807B2 (en) * 2012-05-25 2015-04-14 Statistics & Control, Inc. Method of large scale process optimization and optimal planning based on real time dynamic simulation
US9207653B2 (en) * 2012-09-14 2015-12-08 Horiba Instruments Incorporated Control system auto-tuning
CN103809437B (zh) * 2012-11-13 2016-06-29 中山大洋电机股份有限公司 一种电机的恒风量控制方法
US9797318B2 (en) 2013-08-02 2017-10-24 GM Global Technology Operations LLC Calibration systems and methods for model predictive controllers
US9920697B2 (en) 2014-03-26 2018-03-20 GM Global Technology Operations LLC Engine control systems and methods for future torque request increases
US9714616B2 (en) * 2014-03-26 2017-07-25 GM Global Technology Operations LLC Non-model predictive control to model predictive control transitions
US9784198B2 (en) 2015-02-12 2017-10-10 GM Global Technology Operations LLC Model predictive control systems and methods for increasing computational efficiency
US9863345B2 (en) 2012-11-27 2018-01-09 GM Global Technology Operations LLC System and method for adjusting weighting values assigned to errors in target actuator values of an engine when controlling the engine using model predictive control
US8990739B2 (en) * 2012-12-04 2015-03-24 The Mathworks, Inc. Model-based retiming with functional equivalence constraints
US9779195B2 (en) 2012-12-04 2017-10-03 The Mathworks, Inc. Model-based retiming with functional equivalence constraints
US20140224767A1 (en) * 2013-02-13 2014-08-14 Walter R. Merry Automated algorithm for tuning of feedforward control parameters in plasma processing system
US9436179B1 (en) 2013-03-13 2016-09-06 Johnson Controls Technology Company Systems and methods for energy cost optimization in a building system
US9235657B1 (en) 2013-03-13 2016-01-12 Johnson Controls Technology Company System identification and model development
US9852481B1 (en) 2013-03-13 2017-12-26 Johnson Controls Technology Company Systems and methods for cascaded model predictive control
US10418833B2 (en) 2015-10-08 2019-09-17 Con Edison Battery Storage, Llc Electrical energy storage system with cascaded frequency response optimization
JP5958456B2 (ja) * 2013-12-10 2016-08-02 横河電機株式会社 プラント制御システム、制御装置、管理装置、及びプラント情報処理方法
US10101731B2 (en) 2014-05-01 2018-10-16 Johnson Controls Technology Company Low level central plant optimization
CN104635725B (zh) * 2014-12-31 2017-05-17 重庆科技学院 超前校正器结构参数的获取方法及装置
US10190789B2 (en) 2015-09-30 2019-01-29 Johnson Controls Technology Company Central plant with coordinated HVAC equipment staging across multiple subplants
US10389136B2 (en) 2015-10-08 2019-08-20 Con Edison Battery Storage, Llc Photovoltaic energy system with value function optimization
US10700541B2 (en) 2015-10-08 2020-06-30 Con Edison Battery Storage, Llc Power control system with battery power setpoint optimization using one-step-ahead prediction
US10222427B2 (en) 2015-10-08 2019-03-05 Con Edison Battery Storage, Llc Electrical energy storage system with battery power setpoint optimization based on battery degradation costs and expected frequency response revenue
US10564610B2 (en) 2015-10-08 2020-02-18 Con Edison Battery Storage, Llc Photovoltaic energy system with preemptive ramp rate control
US11210617B2 (en) 2015-10-08 2021-12-28 Johnson Controls Technology Company Building management system with electrical energy storage optimization based on benefits and costs of participating in PDBR and IBDR programs
US10250039B2 (en) 2015-10-08 2019-04-02 Con Edison Battery Storage, Llc Energy storage controller with battery life model
US10190793B2 (en) 2015-10-08 2019-01-29 Johnson Controls Technology Company Building management system with electrical energy storage optimization based on statistical estimates of IBDR event probabilities
US10554170B2 (en) 2015-10-08 2020-02-04 Con Edison Battery Storage, Llc Photovoltaic energy system with solar intensity prediction
US10418832B2 (en) 2015-10-08 2019-09-17 Con Edison Battery Storage, Llc Electrical energy storage system with constant state-of charge frequency response optimization
US10283968B2 (en) 2015-10-08 2019-05-07 Con Edison Battery Storage, Llc Power control system with power setpoint adjustment based on POI power limits
US10742055B2 (en) 2015-10-08 2020-08-11 Con Edison Battery Storage, Llc Renewable energy system with simultaneous ramp rate control and frequency regulation
US10197632B2 (en) 2015-10-08 2019-02-05 Taurus Des, Llc Electrical energy storage system with battery power setpoint optimization using predicted values of a frequency regulation signal
US10186889B2 (en) 2015-10-08 2019-01-22 Taurus Des, Llc Electrical energy storage system with variable state-of-charge frequency response optimization
US9938908B2 (en) 2016-06-14 2018-04-10 GM Global Technology Operations LLC System and method for predicting a pedal position based on driver behavior and controlling one or more engine actuators based on the predicted pedal position
CN106200415B (zh) * 2016-07-07 2020-09-11 西安建筑科技大学 一种基于物理特性的建筑热环境控制建模方法
US10817801B2 (en) 2016-07-25 2020-10-27 General Electric Company System and method for process modeling and control using disturbance rejection models
US10594153B2 (en) 2016-07-29 2020-03-17 Con Edison Battery Storage, Llc Frequency response optimization control system
US10778012B2 (en) 2016-07-29 2020-09-15 Con Edison Battery Storage, Llc Battery optimization control system with data fusion systems and methods
US20180081341A1 (en) * 2016-09-22 2018-03-22 General Electric Company Parallel processing for monitoring and control of plant equipment
RU2681701C2 (ru) * 2017-05-02 2019-03-12 Акционерное общество "РОТЕК" (АО "РОТЕК") Способ предсказания состояния технической системы на основе разностных функций
US10838440B2 (en) 2017-11-28 2020-11-17 Johnson Controls Technology Company Multistage HVAC system with discrete device selection prioritization
US10838441B2 (en) 2017-11-28 2020-11-17 Johnson Controls Technology Company Multistage HVAC system with modulating device demand control
CN108376298B (zh) * 2018-02-12 2023-11-10 湘潭大学 一种风电机组发动机温度故障预警诊断方法
CN108536016B (zh) * 2018-04-19 2021-11-05 北京联合大学 一种基于模糊逆模型的网络化控制方法
US11163271B2 (en) 2018-08-28 2021-11-02 Johnson Controls Technology Company Cloud based building energy optimization system with a dynamically trained load prediction model
US11159022B2 (en) 2018-08-28 2021-10-26 Johnson Controls Tyco IP Holdings LLP Building energy optimization system with a dynamically trained load prediction model
CN110347038B (zh) * 2019-07-08 2022-03-11 杭州电子科技大学 一种水泥熟料冷却过程的二自由度Smith预估控制方法
CN110361972B (zh) * 2019-07-08 2022-03-11 杭州电子科技大学 一种基于水泥生料燃烧的分解炉炉温快速优化控制方法
CN112327609B (zh) * 2020-11-30 2022-11-25 国网新疆电力有限公司电力科学研究院 超临界及超超临界火力发电机组多变量解耦控制方法
KR20230128351A (ko) * 2021-02-15 2023-09-04 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 냉간 압연기의 압연 조건 산출 방법, 냉간 압연기의 압연 조건 산출 장치, 냉간 압연 방법, 냉간 압연기 및, 강판의 제조 방법

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1583545A (en) * 1976-08-04 1981-01-28 Martin Sanchez J Control systems
US4228509A (en) * 1977-04-07 1980-10-14 Kennedy James P Multivariable control system for regulating process conditions and process optimizing
US4230534A (en) * 1979-03-23 1980-10-28 Phillips Petroleum Company Control of a fractional distillation column
US4368509A (en) * 1979-08-24 1983-01-11 Li Chou H Self-optimizing machine and method
US4349869A (en) * 1979-10-01 1982-09-14 Shell Oil Company Dynamic matrix control method
CA1208341A (en) * 1983-06-03 1986-07-22 Heinrich Rake Time-discrete adaptive switching on-off-controller
US4628462A (en) * 1984-09-11 1986-12-09 Westinghouse Electric Corp. Multiplane optimization method and apparatus for cogeneration of steam and power
US4674029A (en) * 1984-12-03 1987-06-16 General Dynamics, Pomona Division Open-loop control system and method utilizing control function based on equivalent closed-loop linear control system
US4663703A (en) * 1985-10-02 1987-05-05 Westinghouse Electric Corp. Predictive model reference adaptive controller
DE3710990A1 (de) * 1986-04-02 1987-10-22 Hitachi Ltd Betriebssystem und verfahren zum anfahren eines waermekraftwerkes
US4736316A (en) * 1986-08-06 1988-04-05 Chevron Research Company Minimum time, optimizing and stabilizing multivariable control method and system using a constraint associated control code
US4769766A (en) * 1986-09-11 1988-09-06 Tung Hsien Hsin Robust model reference controller
EP0280948B1 (de) * 1987-02-25 1990-12-27 Siemens Aktiengesellschaft Elektronischer Beobachter für einen an eine Belastungsmaschine gekoppelten Drehmomenterzeuger sowie Verfahren zur Bestimmung des Momentes und zur Prüfung des Drehmomenterzeugers
JPS63236103A (ja) * 1987-03-25 1988-10-03 Toshiba Corp プラント制御システム
US5043863A (en) * 1987-03-30 1991-08-27 The Foxboro Company Multivariable adaptive feedforward controller
US4858147A (en) * 1987-06-15 1989-08-15 Unisys Corporation Special purpose neurocomputer system for solving optimization problems
US5251285A (en) * 1988-03-25 1993-10-05 Hitachi, Ltd. Method and system for process control with complex inference mechanism using qualitative and quantitative reasoning
US4965713A (en) * 1988-08-15 1990-10-23 Viking Pump Inc. Terminal element
JPH034993A (ja) * 1989-05-31 1991-01-10 Meidensha Corp 活性汚泥プロセスのモデル予測制御方法
JP2656637B2 (ja) * 1989-11-22 1997-09-24 株式会社日立製作所 プロセス制御システム及び発電プラントプロセス制御システム
US5111531A (en) * 1990-01-08 1992-05-05 Automation Technology, Inc. Process control using neural network
US5282261A (en) * 1990-08-03 1994-01-25 E. I. Du Pont De Nemours And Co., Inc. Neural network process measurement and control
US5285377A (en) * 1990-10-30 1994-02-08 Fujitsu Limited Control apparatus structuring system
JP2951718B2 (ja) * 1990-11-28 1999-09-20 東京エレクトロン株式会社 圧力ゲージ出力の零点調整装置
US5268834A (en) * 1991-06-24 1993-12-07 Massachusetts Institute Of Technology Stable adaptive neural network controller
US5467291A (en) * 1991-09-09 1995-11-14 Hewlett-Packard Company Measurement-based system for modeling and simulation of active semiconductor devices over an extended operating frequency range
US5396415A (en) * 1992-01-31 1995-03-07 Honeywell Inc. Neruo-pid controller
US5369345A (en) * 1992-03-31 1994-11-29 Seagate Technology, Inc. Method and apparatus for adaptive control
US5282130A (en) * 1992-05-20 1994-01-25 Elsag International B.V. Method and apparatus for obtaining process characteristics in a self-tuning controller
US5477444A (en) * 1992-09-14 1995-12-19 Bhat; Naveen V. Control system using an adaptive neural network for target and path optimization for a multivariable, nonlinear process
US5568377A (en) * 1992-10-29 1996-10-22 Johnson Service Company Fast automatic tuning of a feedback controller
US5442510A (en) * 1993-06-23 1995-08-15 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Control system for tracking nonlinear systems
US5519605A (en) * 1994-10-24 1996-05-21 Olin Corporation Model predictive control apparatus and method
US5933345A (en) * 1996-05-06 1999-08-03 Pavilion Technologies, Inc. Method and apparatus for dynamic and steady state modeling over a desired path between two end points
US6278899B1 (en) * 1996-05-06 2001-08-21 Pavilion Technologies, Inc. Method for on-line optimization of a plant
US6047221A (en) * 1997-10-03 2000-04-04 Pavilion Technologies, Inc. Method for steady-state identification based upon identified dynamics

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019121112A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 横河電機株式会社 装置、シミュレーションシステム、方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP0897560A1 (en) 1999-02-24
US6487459B1 (en) 2002-11-26
US20030078684A1 (en) 2003-04-24
AU733463B2 (en) 2001-05-17
EP0897560B1 (en) 2002-12-18
KR20000010791A (ko) 2000-02-25
CA2254733C (en) 2002-02-19
US20050075737A1 (en) 2005-04-07
US6738677B2 (en) 2004-05-18
DE69717987T2 (de) 2003-08-21
US7050866B2 (en) 2006-05-23
AR008043A1 (es) 1999-12-09
US5933345A (en) 1999-08-03
AU3132197A (en) 1997-11-26
DE69717987D1 (de) 2003-01-30
WO1997042553A1 (en) 1997-11-13
CA2254733A1 (en) 1997-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000510265A (ja) 予測、制御および最適化のための動的および定常状態プロセスをモデル化する方法および装置
US7610108B2 (en) Method and apparatus for attenuating error in dynamic and steady-state processes for prediction, control, and optimization
US9329582B2 (en) Method and apparatus for minimizing error in dynamic and steady-state processes for prediction, control, and optimization
US8577481B2 (en) System and method for utilizing a hybrid model
US6047221A (en) Method for steady-state identification based upon identified dynamics
US5859773A (en) Residual activation neural network
AU702101B2 (en) Feedback method for controlling non-linear processes
US8447706B2 (en) Method for computer-aided control and/or regulation using two neural networks wherein the second neural network models a quality function and can be used to control a gas turbine
US7330804B2 (en) Computer method and apparatus for constraining a non-linear approximator of an empirical process
US8554707B2 (en) Method for the computer-assisted control and/or regulation of a technical system where the dynamic behavior of the technical system is modeled using a recurrent neural network
US7315846B2 (en) Method and apparatus for optimizing a system model with gain constraints using a non-linear programming optimizer
US8260441B2 (en) Method for computer-supported control and/or regulation of a technical system
EP0788626B1 (en) A variable horizon predictor for controlling dead time dominant processes, multivariable interactive processes, and processes with time variant dynamics
Mehraeen et al. Decentralized optimal control of a class of interconnected nonlinear discrete-time systems by using online Hamilton-Jacobi-Bellman formulation
US6985781B2 (en) Residual activation neural network
JP2010514986A (ja) 技術システムの、とりわけガスタービンの、計算機支援による閉ループ制御および/または開ループ制御のための方法
US6363289B1 (en) Residual activation neural network
JP2002157003A (ja) 多変数モデル予測制御装置、方法、及びその記憶媒体
Lughofer et al. Online adaptation of Takagi-Sugeno fuzzy inference systems
Munoz et al. Discrete robust adaptive controller based on artificial neural networks