JP2000510054A - 研削工具とその製造方法 - Google Patents

研削工具とその製造方法

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JP2000510054A JP09540321A JP54032197A JP2000510054A JP 2000510054 A JP2000510054 A JP 2000510054A JP 09540321 A JP09540321 A JP 09540321A JP 54032197 A JP54032197 A JP 54032197A JP 2000510054 A JP2000510054 A JP 2000510054A
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ホルスタインズ,テオドール
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、支持体6の周縁に取付けられるダイヤモンド細粒配置構造体2を備える、切削、孔明け、ミーリング加工等を行う研削工具に関する。外面に開く細孔12を有するスケルトンが上記構造体2の、少なくとも前記支持体6の周縁の近傍の部分に備えられる。細孔12は、その部分のバルク体積の好適には少なくとも30−75%を占有する。細孔12の平均直径は100−500ミクロン、最大で2mmであり、そして支持体6は、細孔12の少なくとも70%に充満し、そして該工具の使用温度以上且つ950℃以下の融点の金属または合金5で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 研削工具とその製造方法 本発明は、特に建築材料の切削、孔明け、研摩等を行う研削工具(abrasive t ool)であって、ダイヤモンドの細粒(grains)を配置した構造体(structure) が、剛性の支持体の周縁または表面に固定されて構成される研削工具に関する。 その支持体は、主として成形、鋳込み、射出成形、またはプレス加工された材料 からなり、上記構造体に備えられた間隙または細孔(pores)の中に少なくとも部 分的に入り込むようにして作られる。本発明は特に、国際特許出願PCT/BE 95/00101号に記載の型式の研削工具に係わる。 さらに本発明は、その国際特許出願の全体的な枠組の中に入る特に好適な実施 形態に関する。 そのために本発明において、上記構造体が、少なくともこれの前記支持体の周 縁の近傍の区域で、この区域の外面に開く細孔をもったスケルトン(skeleton) の形状を成し、それら細孔は該区域のバルク体積(bulk volume)の好適には少な くとも30−75%とされ、細孔の平均直径が100から500ミクロンの間、 最大で2mmとされ、また、前記支持体が実質的に、それら細孔の少なくとも70 %に入り込む金属又は合金で且つ該工具の使用温度以上で950℃以下の融点を もつ該金属または合金で構成される。 本発明において好適には、上記支持体は実質的に、亜鉛、スズ、アルミニウム 、マグネシウム、または銅の中の1つの元素、あるいは、ケイ素を含む合金のよ うな、それら元素の合金を基材として形成される。 本発明はまた、上記研削工具を製造する方法に係わる。 この方法は、ダイヤモンドの細粒が、型内にある環状構造体に従って、相互に ある距離を置いて三次元的に配置され、この型内では該環状構造体のための支持 体が形成されこれにより少なくとも該構造体の前記支持体の近傍の区域で、細孔 が、ダイヤモンド細粒の間に多少とも均等に分布して、好適には該区域のバルク 体積の30−75%で形成されること、また、該工具の使用温度以上且つ950 ℃以下の融点をもった、前記支持体を形成する金属または合金が液状態で前記型 に流し込まれ、そこでその金属または合金が前記細孔の少なくとも70%に入り 込むこと、そして、前記金属または合金がそこで凝固され、前記ダイヤモンド細 粒を配置する環状構造体と前記支持体との間に堅固で実質的に均質な結合部が形 成されることを特徴とする。 次に、添付図面を参照に以下に続ける本発明の研削工具とその製造方法の制約 的でない実施形態の記述から本発明の他の詳細と特徴が明らかになろう。 図1は、ダイヤモンドの細粒を配置する環状構造体を形成する焼結型の部分概 略断面図である。 図2は、環状構造体斜視図で、その長さの一部にダイヤモンド細粒の配置が成 されているところを示す。 図3は、本発明の第1実施形態で環状構造体に配置されたダイヤモンド細粒の 拡大詳細図である。 図4は、図2の環状構造体へのダイヤモンド細粒の配置の第2実施形態を示す 拡大図である。 図5は、ダイヤモンド細粒を配置する構造体とこの構造体に固定される支持体 とで形成される研削工具を収容した鋳造型の部分の概略断面図である。 図6は、型外しされた(demoulded)部分の部分断面図である。 図7は、上記型外しされた部分の機械加工をされた後の部分断面図である。 図8は、上記型外しされた部分が仕上げおよび研摩加工されて仕上り研削工具 にされたところを示す部分断面図である。 図9は、図8とは異なる実施形態の研削工具の、研摩する前の、部分断面図で ある。 図10は、本発明のダイヤモンド細粒配置環状構造体を備えるドリルビットの 斜視図である。 図11は、本発明のダイヤモンド細粒配置環状構造体を備える研摩ホィールの 斜視図である。 それら諸図面を通じて同じ符号は同一または同類の要素を指示する。 本発明は一般的に、ダイヤモンドの細粒を相互にある距離を置いて三次元的に 配置する、剛性の、または剛性にされる構造体を、支持体と非常に堅固で剛性の 結合を作るようにその支持体に固定して構成される、切削、孔明け、研摩等を行 う研削工具に関する。 その構造体(以後、「ダイヤモンド担持構造体(diamond-loaded structure)」 と称す)は、少なくともその支持体の近傍の区域で、スケルトンの形状を成す。 このスケルトンは、これの外面の少なくとも一部分に開き、そして該区域のバル ク体積の好適には少なくとも30−70%になる開いた細孔を有する。これら細 孔の平均直径は一般的に100から500ミクロンの間で、最大2mmである。支 持体は実質的に、それら細孔の少なくとも70%に入り込む金属または合金で作 られ、これによって構造体と支持体との間に非常に堅固な結合部が形成される。 また、研削工具の使用時の損傷を無くすため、支持体は、研削工具の使用温度 より充分高い融点をもつものとされる。更に本発明によれば、ダイヤモンド担持 構造体内に包含されているダイヤモンド細粒を損傷することなくスケルトンの細 孔内への金属または合金の入り込みを確実に行わせるため、上記融点は950℃ 以下にされる。 そこで本発明によれば、支持体は、亜鉛、スズ、アルミニウム、マグネシウム 、または銅の中の1つの元素、あるいは、ケイ素を含有する合金のような、それ ら元素の合金を基材とする。 支持体が、5−9%、好適には7%程度のケイ素を含有するアルミニウム−ケ イ素合金で作られた場合の研削工具は優れた結果を示している。 本発明の特定の実施形態において、前記構造体は、ダイヤモンドの細粒(grai ns)を金属のエンベロプ(envelope)で被覆して構成される粒子(particles)を 焼結によって相互に三次元的に固着させることにより作られる。 上述のような粒子は、例えば米国特許第3,316,073号の特に第2段、 第29−49頁および実例1に記載されているような、周知の技術を適用するこ とによって作ることができよう。 しかし本発明はそのような特定の方法によって得られる粒子に限定されるもの でないことは留意すべきである。 好適には、上記ダイヤモンド担持構造体は、実質的にコバルト、鉄、青銅、ま たはニッケルを基材とするスケルトン内に保持される、体積で1−15%、好適 には3%程度のダイヤモンド細粒を備えるものとされる。 このダイヤモンド担持構造体は場合によっては、例えば、ダイヤモンド細粒の 体積で10倍以下の割合で、炭化ケイ素、ケイ素またはアルミニウム酸化物の細 粒のような他の研削材料でドーピングされ(be doped)てもよい。 本発明の研削工具を製造する第1の段階は、型の中で環状構造体に従って相互 にある距離を置いて三次元的に配置されたダイヤモンドの細粒を得ることである 。その型の中で環状構造体のための支持体が形成され、そこで、少なくともその 構造体の支持体の近傍の区域で、ダイヤモンド細粒の間に分布し、そして好適に はその区域のバルク体積の30−75%を形成する細孔が作られる。続く段階に おいて、支持体を形成するための金属または合金が液状態で型に流し込まれ、そ こでその金属または合金は細孔の少なくとも70%に入り込む。最後にその金属 または合金が凝固され、これによって環状構造体と支持体との間に、それら細孔 の中に係合し、そして場合によっては少なくとも部分的にそれら細孔を包む堅固 な結合部が形成される。 上記金属または合金の流し込み(鋳造)は金型、即ち、「米国金属協会(Ameri can Society for Metals)刊、金属ハンドブック、第5巻、鍛造および鋳造、第 265頁以下、(金型鋳造に関するASMコミッティによる)」に記載されてい る意味での耐火鋼(refractory steel)の型で行われる。 本発明は以下に、石工材料の切断ディスクの製造に関する実例について示され よう。 図1に示されるように、先ず最初に、ダイヤモンドの細粒3を配置する環状構 造体2が第1の型1の中で形成される。 そのダイヤモンド担持構造体2は次いで図5に示されるように第2の型4の中 に置かれ、そしてその型の中に支持体6を形成するための材料5が液状態で流し 込まれる。 より具体的にいうと、図4に詳細に示されるように、ダイヤモンド細粒3に金 属エンベロプ8を被覆して成る粒子7が第1型1の環状キャビティ9内へ導入さ れる。こうしてそれら粒子7が詰め込まれる環状キャビティ9は、これの外側部 がフープ(hoop)10により、また上部が環状支持部品11によって画成される 。この環状支持部品11はこれの重量によって粒子7に対しある圧力を加える。 これら粒子7は、制御された雰囲気にされる炉の中で、エンベロプ8を構成する 金属または合金の焼結温度まで加熱され、これによりエンベロプ8の表面が溶融 し、そこで続いて型1が冷却される間に図2に概略的に示されるような多孔性の 剛性のスケルトンが形成される。 金属エンベロプ8で予め被覆されたダイヤモンド細粒3ではなく、図4に示さ れるように、ダイヤモンド細粒と、コバルト、鉄、青銅および(または)ニッケ ルの金属粉末とを、この金属粉末に対しダイヤモンド細粒の比率が体積で1−1 5%、好適には3%程度になるようにして混合した混合物を使用することもでき る。この混合物が型1の環状キャビティ9の中に入れられ、そしてその粉末の表 面部分が溶融するまで加熱が行われる。粉末は支持部品11の重量に押されて集 塊(agglomerate)して堅固な多孔質マス(porous mass)を形成する。 図3は、その集塊した粉末8と、この粉末の中に多少とも均等に分布して包ま れたダイヤモンド細粒を比較的拡大して示す。 図4のように焼結により集合される粒子7の場合と、図3のように予めダイヤ モンド細粒と混合された後で焼結により集塊するようにされる粉末の場合との両 方ともに、ダイヤモンド細粒の間に細孔12が多少とも均質に配置されるように それら細孔を三次元的に配置するスケルトンを作ることができる。 実例 この実例は、可搬ソーイング(sawing)・マシーン(「アングル・グラインダ (angle grinder)」)で乾燥条件、即ち冷却水なしの条件で使用できる直径200 mmで厚さ3.5mmの石工材料用の切断ディスクの製造に関する。 粒度20から80メッシュ(ANSIB74−16)のダイヤモンドの細粒が 、これの割合を体積で3%にして、粒度1−5ミクロンのコバルト粉末と混合さ れた。こうして作られた混合物が、耐火鋼製の第1の型1(図1)の深さ3.5mm で幅1.25cmの環状キャビティ9内に注入され、その混合物の一定の厚さの連 続的な円形のバンドが作られた。このバンドには重量4kgの支持部品11により 圧力が加えられた。 次の段階で、その型1は窒素雰囲気の炉の中で800℃の温度に30分間加熱 され、そこで焼結により粉末が集塊して多孔性の構造体の形になる。 型外しされたその環状構造体は、細孔の平均直径が300ミクロン、最大直径 が1mmである、60%程度の規則的に分布した残留多孔性を備えていた。 このダイヤモンド担持構造体2は次いで図5に示される第2の型4の中に置か れた。この第2型4は、液状の金属または合金が重力で流し込まれる耐火鋼製の 金型である。その金属は、ケイ素含有率7%で銅が3%添加されたアルミニウム −ケイ素合金で、融点が約600℃である。25kgのこの合金が、約670℃の 温度に保持された電気炉の中で溶融された。型4内での凝固の際に可及的にきれ いな結晶細粒が得られるように酸化物と水素ガスの含有量を減少するため、上記 溶融された合金は脱酸および精製された。この合金は1kg容量のるつぼ(図示せ ず)によって、型4の中心上部に固定された直径50mmのノズル13から型の中 心部内へ流し込まれ、型を完全に充満し、そしてダイヤモンド担持構造体2の実 質的に全ての細孔の中に浸透した。 型4は、流し込み段階の前に周知のケイ素基材型外し剤を塗布され、そして2 50−300℃の温度に保持された。 合金はこれの300gが型4を充満し、残余分、即ち700gはノズル13内 に保持されて型の中の合金に圧力を加える。凝固後に「デッドヘッド(dead head )」と称される合金残余分を入れたノズル13は、型外しの段階で、切断により 、出来上った研削ディスクから切離された。型外しは、その部分(研削ディスク )の温度が約150℃まで下った時点で行われた。図6はこうして型外しされた 成分を示す。この成分は次いで、外気温度までになってから、機械加工、特に旋 盤加工とフライス加工により仕上げられ、そして図7に示されるように、その中 心線に沿って30mmの孔14がドリルで明けられた。 最後に、こうして機械加工で仕上げられ、孔を明けられた研削ディスクのダイ ヤモンド担持環状構造体が、図8に示されるようにダイヤモンド細粒が部分的露 出するように、研摩加工によって表面処理された。 本発明の特別な実施形態によれば、中心線周りで回転できるようにした図5に 示される型4が1つだけ使用される。 その型4を中心線周りで回転させながら、予め集塊した、または集塊していな い被覆されたダイヤモンド細粒の粒子が、型の中心線に沿って、即ち中心ノズル 13を通して型の中に導入される。型の回転速度は、それら粒子を遠心力によっ て型の周縁の方へ移動させ、環状キャビティ9内へ入れるのに充分な高速とされ る。 次の段階で、先に述べたのと同様に、支持体6を作るための材料5が液状態で 型4の中心線のところから型内へ流し込まれ、そこでその液状材料5は、同じく その型4の高速回転の遠心力によって型の周縁の方へ拡がって行き、粒子の間、 または粒子の集塊物の間に存在する細孔12の中に入り込む。 この後、型が冷却されて材料5は凝固し、こうして、ダイヤモンド細粒を包含 する粒子に強固に接着した剛性の支持が形成される。それら粒子は支持の周縁に 延在してダイヤモンド担持構造体2を構成する。 最後に、そうして作られたダイヤモンド担持ディスクが型から外される。 ダイヤモンド担持構造体2の寸法は比較的広い範囲内で変えることができる。 しかし石工材料の切断ディスクの場合、工具の所要の使用寿命によって、厚さ 2.5−3.7mm(0.1−0.15”)、幅2.5mmから1.75cmの間とす るのが好適である。 本発明の方法の長所は、とりわけ、従来のダイヤモンド担持工具の製造方法と 違って、ダイヤモンド担持構造体を支持体に取付けるときその構造体に圧力を加 えなくてもよいことである。この長所は、ダイヤモンド担持工具の製造コストを 著しく低減できる。 更に、ダイヤモンド担持構造体を支持体に固定するのに使われる金属材料、特 に合金が支持体自体を作る材料と同一であり、従ってその構造体と支持体との間 に応力が生じないようにできる。 場合によっては、図9に示されるように、研削工具の支持体6の中に金属の格 子15を埋込むことによってその支持を補強するのが好適である。 研削工具はまた、図10に示すドリルビット、図11に示す研摩ホィール、あ るいは、ケーブルを取巻いて形成される複数個の研削ブロックを等間隔に備える ケーブルとすることができる。それらブロックは実質的に、例えばダイヤモンド 担持ディスクと同じ型式のダイヤモンド担持構造体を円筒壁に備える小型の円筒 形研摩工具である。上記3種類の研削工具を製造する方法は、図5に示し、そこ で記述したようなディスクを製造する方法と同じである。 使用する1つまたは複数の型の形状と寸法をそれぞれの場合に合わせればよい 。 更に場合によっては、ダイヤモンド担持体2の多孔性は均質にされず、例えば 、支持体の反対側の端区域では多孔性ゼロ、支持体の近傍の区域では最高の多孔 性、そしてそれら両区域の間の中間区域では中間の多孔性となるようにすること ができる。 ダイヤモンド担持構造体の上記中間区域の多孔性は例えば10−30%、そし て支持体近傍区域の多孔性は、構造体と支持との間に有効な結合部を形成できる ようにするため、好適には30−75%とされよう。 ダイヤモンド担持構造体の支持体近傍区域は、例えばその構造体の全体積の4 分の1または2分の1とされ、そして端区域と中間区域とは例えば同一の体積に される。 しかし、それらの区域は一般的に厳密に区分されるものでないことを留意すべ きである。1つの区域から次の区域への多孔性の変化は多少とも連続的になるか らである。またそれぞれの区域内でも多孔性の高低が生じよう。例えば中間区域 において、これの端区域の側では多孔性は低く、支持体の近傍の側では高くなる というようにである。 本発明のダイヤモンド担持構造体の更に他の実施形態として、ダイヤモンド細 粒の配置は、例えば鋼、青銅、または合成繊維の直径1−5mmの規則的なメッシ ュの格子または枠組上で行われる。 最後に、ダイヤモンド担持環状構造体は溝の付いたプロファイル(profile) をもつような形状にしてもよい。これにより構造体のそれら表面キャビティに少 なくとも部分的に金属が入ることによって、構造体と支持との間の結合部の剛性 が一層大きくされよう。 ダイヤモンド担持環状構造体内に存在する研削材(ダイヤモンド細粒)の割合 は研削工具の使用目的に応じて様々に変えられるが、しかしその割合は好適には 、既に述べたように、構造体のバルク体積の1から15%の間にされよう。 本発明は以上に記述してきた実施形態に限定されるものでなく、本発明の枠組 の中でなお様々な変化形が可能であることは理解されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年6月8日(1998.6.8) 【補正内容】 請求の範囲 1. 切削、孔明け、研摩等を行う研削工具であって、支持体(6)の周縁に固 定される構造体(2)を備え、この構造体は実質的に、前記支持(6)より高い 融点の金属エンベロプ(8)で被覆されるダイヤモンドの細粒(3)で形成され る粒子(7)によって構成され、そして少なくとも前記支持体(6)の周縁の近 傍の区域でスケルトンの形状を成し、このスケルトンは、これの外面に開き、そ して前記区域のバルク体積の好適には少なくとも30から75%を占有する細孔 (12)を備える該工具において、それら細孔(12)の平均直径が100から 500ミクロンの間、最大で2mmとされ、前記支持体(6)が、亜鉛、スズ、ア ルミニウム、マグネシウム、または銅、あるいはこれら金属の、例えばアルミニ ウ−ケイ素合金のような合金で構成され、これら金属あるいは合金は前記細孔( 12)の少なくとも70%に入り込み、そして該工具の使用温度以上且つ950 ℃以下の融点を有するものであり、そして前記粒子(7)が焼結により相互に三 次元的に固着されて実質的に剛性の構造体を形成することを特徴とする工具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24D 5/12 B24D 5/12 Z 7/00 7/00 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 支持体(6)の周縁に固定され且つダイヤモンドの細粒を配置した構造体 (2)を備える、切削、孔明け、研摩等を行う研削工具において、該構造体(2 )が、少なくともこれの前記支持体(6)の周縁の近傍の区域で、この区域の外 面に開く細孔(12)をもったスケルトンの形状を成し、それら細孔(12)は 該区域のバルク体積の好適には少なくとも30−75%とされ、細孔の平均直径 が100から500ミクロンの間、最大で2mmとされ、また、前記支持体(6) が実質的に、それら細孔(12)の少なくとも70%に入り込む金属または合金 で且つ該工具の使用温度以上で950℃以下の融点をもつ該金属または合金で構 成されることを特徴とする工具。 2. 前記支持体(6)が実質的に、亜鉛、スズ、アルミニウム、マグネシウム 、または銅の中の1つの元素、あるいは、ケイ素を含む合金のような、それら元 素の合金を基材として形成されることを特徴とする、請求の範囲第1項の工具。 3. 前記支持体(6)が、5−9%、好適には7%程度のケイ素を含有するア ルミニウム−ケイ素合金で形成されることを特徴とする、請求の範囲第2項の工 具。 4. 前記構造体(2)が、ダイヤモンドの細粒(3)に金属エンベロプ(8) を被覆して形成される粒子(7)を焼結により三次元的に相互に固着させて構成 されることを特徴とする、請求の範囲第1項から第3項までの任意1項の工具。 5. 前記構造体(2)が、実質的にコバルト、鉄、青銅、またはニッケルを基 材とするスケルトンの中に保持される、体積で1−15%、好適には3%程度の ダイヤモンドの細粒(3)を備えることを特徴とする、請求の範囲第1項から第 4項までの任意1項の工具。 6. 前記ダイヤモンド細粒(3)を包含するスケルトン(2)が、そのダイヤ モンド細粒の体積の10倍以下の割合で他の研削材料の細粒でドーピングされる ことを特徴とする、請求の範囲第1項から第5項までの任意1項の工具。 7. 特に請求の範囲第1項から第6項までの任意1項に記載の如き、支持体( 6)の周縁に固定され且つダイヤモンドの細粒を配置した環状の構造体(2) を備える研削工具を製造する方法において、該ダイヤモンド細粒(3)が、前記 環状構造体(2)の支持体(6)を形成する型(4)の中で、その環状構造体に 従って相互にある距離を置いて三次元的に配置され、これにより少なくとも該構 造体の前記支持体(6)の近傍の区域で、細孔(12)が、ダイヤモンド細粒( 3)の間に多少とも均等に分布して、好適には該区域のバルク体積の30−75 %で形成されること、また、該工具の使用温度以上且つ950℃以下の融点をも った、前記支持(6)を形成する金属または合金(5)が液状態で前記型(4) に流し込まれ、そこでその金属または合金が前記細孔(12)の少なくとも70 %に入り込むこと、そして、前記金属または合金(5)がそこで凝固され、これ により、前記ダイヤモンド細粒(3)を配置した環状構造体(2)と前記支持体 (6)との間に堅固で実質的に均質な結合部が形成されることを特徴とする方法 。 8. 前記ダイヤモンド細粒(3)を配置した環状構造体(2)が最初に第1の 型(1)の中で形成され、次いでその構造体(2)が第2の型(4)の中に設置 され、それからこの第2型(4)の中へ、前記支持体(6)を形成し且つ該構造 体(2)の前記細孔(12)内へ入り込む金属または合金(5)が液状態で導入 されることを特徴とする、請求の範囲第7項の方法。 9. 前記環状構造体(2)を形成するために、ダイヤモンドの細粒(3)に金 属エンベロプ(8)を被覆して形成された粒子(7)が前記第1型(1)内に導 入され、それら粒子(7)が焼結されることにより30−75%の細孔(12) を有するスケルトン(2)が形成され、次いでそのスケルトン(2)が前記第2 型(4)の中に設置され、それからこの第2型(4)の中へ、前記支持体(6) を形成し且つ該スケルトン(2)の細孔(12)内に入り込む金属または合金(5 )が流し込まれることを特徴とする、請求の範囲第8項の方法。 10.前記環状構造体(2)を形成するために、ダイヤモンドの細粒(3)が予 め、そのダイヤモンド細粒の割合が体積で1−15%として、金属粉末(8)、 好適にはコバルト粉末と混合され、次いでこの混合物が型(1)内に導入され、 焼結によりその粉末(8)がダイヤモンド細粒(3)を包んで集塊する如くにさ れ、そしてその粉末(8)の粒度が、焼結の後、体積で30−70%の細孔(1 2)を有する構造体(2)が得られるようなものとされることを特徴とする、請 求の範囲第8項の方法。
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