JP2000509801A - モジュール式ケーブルトレー組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ケーブル、ワイヤ、等を支持するためのケーブルトレー組立体。この組立体は、細長いレール（１２）を含み、該レールは、その長さに沿って伸びる開いた溝（１６）を含む。この組立体は少なくとも１個の支持部材（３２）をさらに含む。最後に、この組立体は支持部材（３２）と連携するロッキングコネクタ（９０）を含む。コネクタ（９０）は、溝（１６）の中に挿入される大きさおよび形状を有し、それによって、コネクタ（９０）を溝（１６）の中に挿入することにより、部材（３２）がレール（１２）に沿った位置に同時に配置され、固定器具を使用せずに部材（３２）がレールに固定される。

Description

【発明の詳細な説明】 モジュール式ケーブルトレー組立体 発明の背景 本発明は電線、ケーブル、等を支持するためのケーブルトレー組立体に関し、 より詳しくは製造、輸送および組立が簡単なケーブルトレー組立体を形成するた めのモジュール式部品に関する。 ケーブルトレー組立体は、建物および他の商業的構造物の中で様々な距離にわ たって、電気ケーブル、ワイヤ、配管、パイピングまたは他の導管を支えるため の支持機構として良く知られている。ケーブルトレー組立体は、その施設内の様 々な場所にワイヤをめぐらすための支えを与える。ケーブルトレーは、侵害され ない通路をケーブルに与え、その下の作業空間を十分に使用できる様にするため に、一般的に天井または壁から吊り下げる。現代の施設の中では伸びるケーブル および導管の量が多いために、ケーブルトレーは様々な高さでケーブルを支持す る。 従来のケーブルトレーは、かさが大きく、取扱いにくい装置であり、製造、輸 送および組立が困難である。ケーブルトレー構造の改良により、様々なモジュー ル式の相互にはめ込む部品が製造され、使用者は特定の設計に合わせてケーブル トレーを融通性良く組み立てることができる。その様な部品は製造および輸送も 容易である。その様なモジュール式ケーブルトレー組立体の２つの例が、すべて の目的でここに参考として含めるGuterman，et al.への米国特許第５，１２３， ６１８号およびRindererへの米国特許第５，５６４，６５８号に示されている。 例えば、Rindererは、１本のレールから垂直に伸びる複数の支持体を有する支持 機構を開示している。各支持体は、一連の水平に伸びる、通信ケーブルを支持す るアームを有する。支持体は、レール中に形成された切込部の中に挿入される。 したがって、支持体を配置できる場所の数が限られる（および予め決定される） 。この制限があるために、配置の融通性が求められる用途では支持機構を組み立 てることが困難になる。 他の先行技術のトレー組立体では、様々な機械的な固定具を使用し、支持アー ムを支持レールに取り付ける必要がある。これらの機械的固定具は、設置工具の 使用を一般的に必要とする。各支持アーム／レールが接する場所で機械的固定具 を設置するにはかなりの労力が必要であり、設置時間およびコストの増加につな がる。 そこで、現場で容易に組み立てることができ、より多くの組立上のオプション を使用者に与えるケーブルトレーを提供することにより、ケーブルトレー組立体 を、使用者のケーブルトレーに対する特定のニーズに、より合ったものにするこ とが望ましい。 発明の概要 先行技術のニーズに応える本発明は、ケーブル、ワイヤ、等を支持するための ケーブルトレー組立体に関する。この機構は、細長いレールを含み、該レールは 、その長さに沿って伸びる開いた通路を含む。この機構は、少なくとも１個の支 持部材をさらに含む。最後に、この機構は、支持部材と連携するロッキングコネ クタを含む。コネクタは、通路の中に挿入される大きさおよび形状を有し、それ によって、コネクタを通路の中に挿入することにより、部材がレールに沿った位 置に同時に配置され、固定器具を使用せずにアームをレールに固定することがで きる。 本発明の好ましい実施態様では、通路は一対の対向する側壁を含み、側壁のそ れぞれが上縁部を限定する。コネクタはサドル本体および一対の偏位し得るスプ リングクリップを含み、サドル本体は一つの面を限定する。スプリングクリップ はその面から直角に伸びており、そのため、コネクタを通路に挿入することによ り、クリップが側壁と係合する。 本発明の別の実施態様では、通路が一対の対向する側壁を含み、側壁のそれぞ れが上縁部を限定する。この機構は、支持部材をレールからある距離だけ間隔を 置いて配置するための支柱をさらに含む。最後に、コネクタは、底部および側壁 を有する全体的に閉じた本体を含み、それによって、支柱を受入れるための支柱 受入れキャビティを限定する。コネクタは、コネクタを通路の中に挿入した時に 側壁と係合する大きさの対向する片持スプリングクリップを含む。 結果として本発明は、現場で容易に組み立てることができ、より多くの組立上 のオプションを使用者に与えるケーブルトレー組立体を提供し、ケーブルトレー 組立体を、それぞれの使用者の特定のケーブルトレーに対するニーズに合ったも のにする。特に本発明は、レールの長さに沿ったどの位置にでも支持部材を配置 することができ、固定器具または設置工具を使用せずにレールに取り付けること ができるケーブルトレー組立体を提供する。その結果、本発明のケーブルトレー 組立体に必要な設置時間が短縮され、それによってコストが低減される。 図面の簡単な説明 図１は、本発明のケーブルトレー組立体の全体図であり、 図２は、取付クリップを示す部分図であり、 図３は、レール区画同士を一つに固定するためのスプライスコネクタの全体図 であり、 図４は、図３のスプライスコネクタで一つに接続した２つのレール区画の立面 図であり、 図５は、図４の線５−５に沿って見たスプライスコネクタおよびレール区画の 断面図であり、 図６は、スプライスコネクタの別の実施態様の分解組立図であり、 図７は、図６のスプライスコネクタ立面図であり、 図８は、ねじ山を付けた棒で一つに固定する変形コネクタの分解組立図であり 、 図９は、ナットおよびボルト機構により一つに固定する、図８のコネクタの分 解組立図であり、 図１０は、垂直に間隔を置いた位置でレール区画を接合するための、別のコネ クタの分解組立図であり、 図１１は、軸方向で垂直な面に対してレール区画を角度的に調節することがで きる、コネクタの別の実施態様の分解組立図であり、 図１２は、図１１のコネクタの、オフセットバーを含む分解組立図であり、 図１３は、レールおよび天井取付機構の分解組立図であり、 図１４は、レールおよび床ブラケット機構の分解組立図であり、 図１５は、垂直連結機構の分解組立図であり、 図１６ａは、レール区画および末端壁ブラケットの分解組立図であり、 図１６ｂは、末端壁ブラケットの別の実施態様の分解組立図であり、 図１６ｃは、末端壁ブラケットのさらに別の実施態様の分解組立図であり、 図１６ｄは、末端壁ブラケットのさらに別の実施態様の分解組立図であり、 図１７は、本発明の多目的ブラケットの分解組立図であり、 図１８は、壁に取り付けたサドルおよびレールの全体図であり、 図１９ａは、壁から間隔を置く支持体の全体図であり、 図１９ｂは、壁から間隔を置く支持体の別の実施態様の全体図であり、 図２０は、中央交差機構の全体図であり、 図２１は、図２０の線２１−２１に沿って見た部分断面図であり、 図２２は、図２０の交差機構の詳細な分解組立図であり、 図２３は、図２０の交差機構の、平らな部材を使用しない別の実施態様の分解 組立図であり、 図２４は、角度的に調節できるブラケットコネクタの分解組立図であり、 図２５ａは、Ｔカップラーの分解組立図であり、 図２５ｂは、細長いクロスオーバーブラケットの分解組立図であり、 図２６は、オフセットブラケットの分解組立図であり、 図２７は、レール区画と湾曲したドロップシールドの分解組立図であり、 図２８は、直立バリヤーを含むレール区画の全体図であり、 図２９は、外部(outboard)連結機構により接合するレール区画の分解組立図で あり、 図３０ａ−３０ｅは、外部連結機構の様々な実施態様を示し、 図３１は、レールに取付可能な電気設備の分解組立図であり、 図３２−３３は、レールに固定できる支持器具の様々な実施態様を示し、 図３４ａは、本発明の掴み部品(gripping element)を明確に示すために一部を 取り除いた、横棒およびスプリングクリップコネクタの立面図であり、 図３４ｂは、図３４ａのスプリングクリップコネクタを備えた横棒の上面図で あり、 図３４ｃは、図３４ａの線３４ｃ−３４ｃに沿って見た断面図であり、 図３５ａは、レールに挿入する前の、レール区画およびスプリングクリップを 含む横棒の立面図であり、 図３５ｂは、レールおよびレール中に係合したスプリングクリップの立面図で あり、 図３６は、別の実施態様の横棒を取り付けたレールの全体図であり、 図３７は、さらに別の実施態様の横棒を取り付けたレールの全体図であり、 図３８ａは、横棒から伸びているトラックの前方立面図であり、 図３８ｂは、図３８ａの線３８ｂ−３８ｂに沿って見た、図３８ａの横棒の部 分断面図であり、 図３８ｃは、図３８ａのスプリングクリップの前方立面図であり、 図３８ｄは、図３８ｂのスプリングクリップの詳細な側方立面図であり、 図３９は、一対の横棒を取り付けたレールの全体図であり、 図４０は、レールに挿入する前の、図３８ａの横棒の立面図であり、 図４１は、レールに挿入し、固定した図３８ａの横棒の部分立面図であり、 図４２は、ケーブルを様々な高さで支持するために横棒を固定したレールの全 体図であり、 図４３は、レールの、両端に開いた通路を有する別の実施態様の全体図であり 、 図４４は、別の実施態様の横棒を含む、図４３のレールの立面図であり、 図４５は、ケーブルを様々な高さで支持するために横棒を固定した図４３のレ ールの全体図であり、 図４６は、レールのさらに別の実施態様の全体図である。 発明の詳細な説明 図１〜３に関して、本発明のケーブルトレー組立体１０は背骨、つまりレール １２を含むが、このレールは、細長い、全体的に長方形の部材であり、押出し加 工したアルミニウム、鋼、硬質プラスチックまたはこの分野で公知の他の材料で 形成することができる。レール１２は、その中を通って伸びる全体的に閉じた長 方形の溝１４およびそれに隣接してレール１２の長さに沿って走る、末端が開い た溝１６を含む。この溝への開口部は一対の間隔をおいて配置された壁１５によ り画成される。複数の支持部材、好ましくは横棒３２、が、開いた溝１６に隣接 してレール１２に固定されている。横棒は一つの面を画成し、その中にケーブル 、導管、等を支持することができる。 ここに例示する実施態様では、レール１２は、様々な長さの個々のレール区画 で与えられる。好ましくは、レール区画１２ａは１０または１２フィートの長さ で与えられる。さらに、各レール区画１２ａは、最終使用者が所望の長さに切断 し、複数の所望の長さのレール区画を長さ方向に連続して組立ることができる。 １個以上のレール区画１２ａを天井または他の頭上の構造物から、図１に示す 様にＵリンクハンガー１８により支持することができる。Ｕリンクハンガー１８ は、レール１２を収容するためのレール支持部材、およびそこから上に伸びる、 ねじ山を付けた棒２２を含む。ねじ山を付けた棒２２は、Ｉビーム（図には示し ていない）に固定したビームクランプに取り付け、天井から予め選択された距離 に効果的に吊り下げることができる。適切な器具２４を使用してＵリンクハンガ ー１８を固定することができ、例えばナット部材２４ａを溝１６の中に配置し、 ねじ２４ｂをねじ込むための部材を備えることができる。無論、各レール区画１ ２ａに対して１個以上のＵリンクハンガー１８を使用し、レール区画の組立物を 天井に支持するすることができる。 レール区画１２ａは、それに沿って間隔をおいた位置に複数の横棒３２を支持 する。横棒３２は、電線またはケーブル（図には示していない）をレール１２か ら横方向にずらした位置に保持または支持する様に設計されている。各横棒３２ は、平らな表面３４ａを有する細長い延長部３４を含み、その平らな表面上にワ イヤまたはケーブルを支持することができる。平らな表面３４ａは、そこを通っ て伸びる複数の間隔をおいて配置された開口部３４ｂを含み、それらの開口部を 通して固定装置（図には示していない）をねじ止めし、横棒上に支持されている ワイヤおよびケーブルを固定することができる。ケーブルタイやパイプ帯の様な 装置を横棒と組み合わせて使用し、ワイヤおよびケーブルをそこに支持すること ができる。好ましくは、横棒はその対向する末端に、上方向に曲った部分３６を 含む。上に曲った部分は、横棒により支持されるワイヤを一般的に収容し易くす るＵ字形形状を横棒に与える。横棒３２は、以下に記載する様式でレール区画１ ２ａに堅く固定することができる。 図２に関して、横棒３２をレール１２に取り付けるための技術を示す。横棒３ ２をレール１２の、末端が開いた溝１６に隣接する下表面に取り付け、レール１ ２の長さに沿って選択的に配置することができる。取付クリップ３８を末端が開 いた溝１６の中に挿入することができる。クリップ３８はレール区画１２ａの長 さに沿って横滑り移動させることができ、これによって各横棒３２の長さ方向に おける位置を容易に調節することができる。したがって、横棒同士の間の間隔は 随意に調節することができる。横棒をレールに固定するには、末端が開いた溝１ ６に対して横棒３２を配置し、通常のボルト３８ａを、横棒を通し、溝の開いた 末端を通して挿入し、取付クリップ３８の中にねじ込む。ボルト３８ａを取付ク リップ３８に固定することにより、通路側壁１５の一部が横棒３２とクリップ３ ８の間で締め付けられ、それによって横棒がレールにしっかりと固定され、取り 付けた後は、横棒の長さ方向の移動が阻止される。 レール１２の長さを調節するには、個々のレール区画１２ａを一つに接合し、 適当な長さにする。図３に関して、一対のレール区画１２ａを長さ方向に続けて 接続するスプライスコネクタ２６を示す。コネクタ２６は、中央のコネクタ本体 ２６ａおよび一対の反対方向に伸びる翼２６ｂを含む。翼２６ｂは、レール区画 １２ａの両端で閉じた溝１４の中に挿入し、隣接するレール区画１２ａを一緒に 支持することができる。適当な固定器具２６ｃを使用し、スプライスコネクタ２ ６をレール区画１２ａの末端（固定器具２６ｃを受入れる通し穴１２ｃを備えて いるとよい）に固定することができる。さらに、コネクタ本体２６ａは、ねじ山 を付けた棒２２を通して支持するための中央開口部２６ｄを含み、それによって コネクタ２６を使用してレール区画を頭上の支持体から吊り下げる、または支持 することができる。図４および５は、コネクタ２６を使用して一対のレール区画 １２ａを長さ方向に連続して相互接続する方法をさらに詳細に示す。 図６および７に関して、スプライスコネクタの別の実施態様を示す。スプライ スコネクタ２６’は、コネクタ２６と同様に形成されているが、コネクタ本体２ ６ａ’中に形成された、軸方向に伸びるスロット２５をさらに含む。スロット２ ５により、ねじ山を付けた棒２２’を半径方向でスプライスコネクタ２６’の中 に挿入することができ、それによって、予め設置されている細長い棒にレールを 固定することができる。板２７をコネクタ２６’の中に、スロット２７の上にか ぶさる様に挿入し、図６ｂに示す様に、ねじ止めし得る一対の固定器具２４によ りスプライスコネクタ２６’に固定することができる。 図８に関して、変形コネクタ２８を示す。コネクタ２８は、一対のレール区画 １２ａを一緒に支持し、長さ方向で連続して接合し、固定する点ではコネクタ２ ６と同様に機能する。しかし、コネクタ２８は、その翼２８ｂ同士が互いに対し て回転または旋回できる様に、中央の回転位置２８ａで相互に接続されている点 で変形されている。これによって、２本のレール区画を調節可能な角度で接合ま たは接続することができ、レール１２を曲げて組立、支持されているワイヤを様 々な方向に走らせることができる。 コネクタ２８は、ねじ山を付けた棒２２と併用し、レール区画１２ａを頭上の 支持体から支持することができる。ねじ山を付けた棒２２は、蝶番ピンとしても 作用し、それを中心にしてコネクタ２８の部品が回転することができる。レール 区画１２ａ同士の間の所望の角度が得られたら、固定器具を締め付け、レールを 固定された向きにロックすることができる。それぞれの位置にその様な頭上の支 持体を設ける必要が無い場合、ねじ山を付けた棒を、図９に示す様な通常のナッ トおよびボルト機構２９で置き換えることができる。 図１０に関して、別のコネクタ３０を示す。コネクタ３０は上記のコネクタ２ ８にかなり類似しているが、対向する翼３０ｂが垂直に間隔をおいた位置に配置 されている。そのため、隣接するレール区画１２ａ同士を、様々な角度でのみな らず、異なった高さにおいても相互に接続することができる。レール区画１２ａ 同士の間の垂直間隔は、各コネクタ部品３０ｂを２個のナット締め具の間で固定 することにより、調節することができる。したがって、各コネクタ部品を棒２２ の上に独立して固定することができる。その様な配置により、レールを垂直にず らして配置することができ、ケーブルトレー組立体により支持されるケーブルを 、配管、ＨＶＡＣダクト、等の様々な障害物の上または下を通すことができる。 コネクタ２８と同様に、ねじ山を付けた棒２２をコネクタ３０との組合わせで使 用してレール区画１２ａを支持するか、または支持体が必要ではない場合には、 標準的なナットおよびボルトの組合わせ（図には示していない）を使用すること ができる。 図１１に示す様に、レール区画１２ａを長さ方向の平面内で角度的に調節でき るコネクタを提供することに加えて、本発明は、レール区画を垂直平面内で角度 的に調節できるコネクタ１２０を含む。コネクタ１２０は、コネクタ２６の翼と 類似の翼部分１２４を含む。翼部分１２４はレール区画１２ａの中に挿入するこ とができる。コネクタ１２０の対向する末端１２０は中子(tang)１２６を有し、 その中に通し穴１２８が形成されている。一方のコネクタの通し穴１２８は、隣 接するコネクタの通し穴と整列し、固定具２４により、そこに回転できる様に固 定することができる。レール区画１２ａ間の所望の角度が達成されたら、固定具 を締め付け、レール区画同士を設定角度でロックすることができる。 図１２に示す様に、隣接するレール１２ａのコネクタ１２２は、それらの間に 伸びるオフセットバー１３０を取り入れることができる。その様な配置により、 隣接するレール区画１２ａを、角度的にずらすことに加えて、垂直方向でずらす こともできる。 本発明のケーブルトレー組立体は、そのモジュール式設計により、様々な付属 品を使用し、特定の場所におけるケーブルトレーの取り付け、ならびにワイヤの 経路決定に大きな融通性をさらに与えることができる。図１３に天井取付組立体 ４０を示す。天井取付組立体４０は、図３に示すコネクタと共に使用し、長さ方 向に伸びるレール１２に、より大きな安定性を与えることができる。天井取付組 立体４０は、上側および下側サドルＵ字形組立体４２および４３によりコネクタ ２６に取り付けた一対のねじ山を付けた棒２２を使用する。上側サドル組立体４ ２は、頭上の構造物に直接取り付けるか、または吊り下げるために、さらに別の ねじ山を付けた棒２２を使用することができる。 図１４は、下側の床ブラケット４４と共に使用するレール区画１２ａを示すが 、ワイヤを床から間隔を置いて張りめぐらす必要がある場合、これによってレー ルを床または他の水平な支持体から間隔を置いて取り付けることができる。ナッ ト固定具２４ａをスロット１６の中に配置し、固定ボルト２４ｂで締め付けるこ とができる。ナットおよびボルトの組合わせを締め付けることにより、床ブラケ ットはレール区画１２ａに固定される。 図１５は、レール区画１２ａ同士を互いに直角に接続できる垂直連結組立体４ ６を示す。組立体４６は、一方のレール１２ａの中央位置に取りつけられる第一 ブラケット４６ａ、および直角に伸びているレール区画１２ａの末端に取り付け られる第二ブラケット４６ｂを含む。ナット固定具２４ａは、レール溝１６中を スライドさせて位置合わせすることができ、第一および第二ブラケット４６ａお よび４６ｂを対応するレール区画１２ａに固定する。スライドし得るナット固定 具により、一方のレール区画１２ｂを、他方のレール区画１２ｂの長さに沿って 実質的にすべての長さ方向位置で接合することができる。 図１６ａは、最後のレール区画１２ａを、そのレール区画が終わる地点で、壁 に直接取り付けることができる末端壁ブラケット４８を示す。壁ブラケット４８ は、レール区画１２ａの側壁と係合するＵ字形部分を有し、レール１２を適切に 整列させて支持および保持し易くしている。ナット固定具２４ａおよびボルトを 使用してレール区画１２ａを壁ブラケット４８に固定することができる。末端壁 ブラケットの他の実施態様を図１６ｂ−ｄに示す。末端壁ブラケット４８’、４ ８”および４８’”は、締め具２４によりレール区画１２ａに固定することがで きる。 商業的建造物中に見られる各種支持構造にレール１２を固定するために使用で きる多目的ブラケット５０を図１７に示す。ブラケット５０は、好ましくはＳ字 形形状を有し、中央部材５０ｃから伸びる上部フランジ５０ａおよび底部フラン ジ５０ｂを有する。上部フランジ５０ａには、ブラケット５０を構造物に固定で きる様にするための通し穴５０ｄを設けることができる。さらに、開いた溝１６ の中に挿入したナット固定具２４ａにより、ブラケット５０はレール区画１２ａ の長さに沿って実質的にすべての位置に配置することができる。 図１８は、レール１２を垂直な壁、等に直接取り付けるのに使用できる、壁に 取り付けたサドルを示す。その様な場合、変形横棒３３を使用する。横棒３３は 、実質的に横棒３２に類似しているが、レール１２の片側にのみ伸びており、こ れによって垂直に伸びる壁にレールを直接取り付けることができる。 壁に取り付けることが望ましく、標準的な横棒３２の使用も望ましい場合には 、図１９ａに示す様な壁から間隔を置く支持体５４を使用することができる。壁 から間隔を置く支持体５４は、壁または他の垂直表面に機械的に固定することが でき、外方向に伸び、接続点でコネクタ２６につながるアーム５４ａおよび５４ ｂを有する。これによって、レール１２を壁から間隔をおいた位置で壁に取り付 け、標準的な横棒３２を使用することができる。図１９ｂに示す別の実施態様で は、壁支持体５４’は、コネクタ２６に固定できる、一対の背中合わせにしたス ロット付き通路部材を含むことができる。 ケーブルトレー組立体は、ワイヤまたはケーブルの経路に多様性を与えるため に、様々な位置関係に配置することができる。ここで図２０〜２３に関して、ケ ーブルトレー組立体の様々な配置を可能にする各種の部品を示す。特に図２０〜 ２２に関して、中央交差組立体６０を示す。ワイヤの束を施設内の様々な場所を 経由させるために、交差組立体６０により、様々なレール区画１２ａの先端を切 ることができる。交差組立体６０は、図２２に分解組立図で示し、中央支持体６ ４に取り付けた一対の板部材６２を含む。細長いブラケット６６を使用して平ら な部材６２を中央支持体６４に固定する。図２０に示す様に、ブラケット６６を レール区画１２ａの末端の下に、レールの開いた溝１６の中に挿入したナット締 め具２４ａおよびボルト２４ｂを使用して取り付け、レール区画１２ａを交差組 立体６０に支持する。さらに、長さ方向で中央部材６４と整列したレール区画１ ２ａをそこに直接取り付けることができる。 ワイヤまたはケーブルの束を１個以上のケーブルトレー組立体により交差組立 体６０に導き、交差組立体６０に取り付けた他のケーブルトレー組立体を使用し 、ワイヤおよびケーブルの様々な組合わせを異なった方向に向けることができる 。また、交差組立体６０は、図２３に示す様に、平らな部材６２を使用せず、比 較的狭い中央部材６４ａで形成することもできる。 図２０は、様々なケーブルトレー組立体が実質的に直角に交差している様子を 示す。しかし、図２４に示す様に、レール区画が９０°以外の角度で交差できる 様に、適当な調節可能なブラケット６６ａを使用することもできる。ブラケット ６６ａは、ボルト２４ｂの様な１個の固定具を中心にして一つに接合される第一 および第二ブラケット部品６６ｂおよび６６ｃを含むことができる。相互接続す るレール区画１２ａ同士の間に所望の角度が得られたら、固定具２４を締め付け 、その角度を固定することができる。レール組立体同士を相互に配置するための 他の様々な技術も使用できる。 図２５ａに示す様に、Ｔカップラー６５を使用して２本のレール１２ａをＴ字 形に付き合わせることができる。Ｔカップラー６５は、一方のレール区画１２ａ を他方のレール区画１２ａに直角に固定するための直線的なブラケット６５ａを 含む。また、レール区画１２ａの一方の末端を覆うための末端キャップ６７も備 える。図２５ｂに示す様に、細長いクロス−オーバーブラケット６８を使用し、 ３つの区画１２ａを交差形状に相互接続することができる。 ここで図２６に関して、オフセットブラケット６９を使用することにより、２ つのレール区画１２ａを、長さ方向では連続的であるが、水平方向では互いにず らした様式で相互接続することができる。オフセットブラケット６９の一端は、 ずらす間隔を調節するための細長いスロットを含むことができる。 本発明のレール１２と組み合わせて、追加の付属部品を使用することができる 。図２７に示す様に、全体的に湾曲したドロップシールド７０がある。ドロップ シールド７０は横棒３２に図２７に示す様式で取り付け、ケーブルを束から取り 出し、下降させて使用することができる。場合により、特に光ファイバーケーブ ルでは、束からケーブルを下降させる場合、大きな曲率半径を確保する必要があ る。ドロップシールド７０により、横棒３２により保持されている束からケーブ ルを下降させる場合に、その様な大きな曲率半径が得られる。 ケーブルトレー組立体１０と併用できる他の付属品は、図２８に示す直立バリ ヤー７２である。バリヤー７２は幾つかの横棒３２に、それらを横切って固定す る。バリヤー７２は、ケーブルトレー組立体１０により支持されているある種類 のケーブルを別の種類のケーブルから分離するのに使用される。その様な分離は 、電力ケーブルを他の種類の通信ケーブルから分離するのに必要となることがあ る。 図２９〜３０に示す別の実施態様では、レール１２は内側に電力導体を支持す るための電気的配線管として使用することができる。図２９は、外部連結組立体 ８０により相互接続する一対のレール区画１２ａを示す。連結組立体８０の意図 する様々な実施態様を図３０ａ〜３０ｅにより詳細に示す。ここに示すすべての 実施態様で、連結ブラケット８０ａの一部を、レール１２の末端で、末端が開い た溝１６の中に挿入する。連結ブラケット８０ａは、各種のブラケット部品８０ ｂ〜８０ｆによりレール区画に固定することができる。これらのブラケット部品 は、溝１６の外側に配置され、ボルトを通し、連結ブラケット８０ａと係合させ るための通し穴を備えている。図２９ｃに示す別の実施態様では、ナット固定具 ２４ａを連結ブラケット８０ａ’の上にして溝１６の中に挿入することができる 。ブラケット８０ａ’は、ブラケット８０ａと実質的に類似しているが、ねじ山 を付けた穴の代わりに隙間のある穴を含む。この様にして、２本のレール区画１ ２ａの末端は長さ方向に連結し、ケーブル通路として機能する、障害物の無い閉 じた溝１４が残る。図２８に示す様に、レール１２の、電気ケーブル通路として 機能する閉じた溝１４を通して電気ケーブル８１を設置することができる。 図３１に示す様に、照明設備８３の様な電気設備をケーブルトレー組立体から 支持し、通路に収容されている電線（図には示していない）を設備８３に電気的 に接続することができる。この様に、ケーブルトレー組立体はワイヤを通すだけ でなく、電気設備または他の電気装置も支持する。 本発明のケーブルトレー組立体の多様性を、その機構と共に使用できる他の付 属品によりさらに示す。レール１２の末端が開いた溝１６は、本発明の譲受人に より製造されている従来の支柱に非常に近い形状を有する様に形成される。その 様な構造により、末端が開いた通路は、パイプや他の構造物をレール１２に支持 するための従来の支持器具を受入れることができる。図３２〜３３に示す様に、 各種のパイプクランプをレールと１２と組み合わせて使用し、パイプや他の構造 物をレール１２に支持することができる。パイプクランプ８７および８９は、そ の様なクランプが従来の支柱に固定される様式と極めて類似した様式で、レール １２の末端が開いた溝１６に固定される。その様な支柱および付属品は、本発明 の譲受人により商品名SUPERSTRUTで販売されている種類の製品でよい。 上記の横棒は、取付クリップ３８または他の好適な機械的固定具を使用してレ ールに固定できるが、本発明は、固定器具を必要としない別の取付技術も提供す る。図３４〜３７に示す様に、本発明の特に好ましい実施態様では、ロッキング コネクタを使用して横棒をレールに取り付け、固定する。ここで図３４ａ〜３４ ｃに関して、ロッキングコネクタ９０は、横棒３２の上に配置できる大きさの、 全体的にサドル状の本体９２を含む。サドル本体９２は、横棒の側部と係合し、 接続と横棒の間の相対的な回転運動に抵抗する、対向する耐トルク性のフィンガ ーを含む。次いでコネクタ９０を固定具、例えばリベツト９４、により横棒に固 定する。 サドル本体９２により限定される平面Ｘから上に一対の反対方向を向いたスプ リングクリップ９６（好ましくはばね鋼で形成する）が伸びており、これらのク リップをレール１２の末端が開いた溝１６の中に挿入することができる。スプリ ングクリップ９６のそれぞれは、末端が縁部９６ａである全体的に逆Ｖ字形の断 面輪郭を有する。コネクタ９０により、追加の取付器具または工具を必要とせず に、横棒をレール１２の中にはめ込み、そこにしっかりと固定することができる 。 図３５ａ、３５ｂおよび３６に関して、スプリングクリップ９６は通路の中に 食い込み、レールに沿った所望のどの位置ででも、横棒をレールに固定する。当 業者には明らかな様に、スプリングクリップ９６は溝１６の中に挿入するための 大きさを有する。これに関して、スプリングクリップ９６は、溝１６により限定 される平面に対して直角の方向で、溝１６の中に挿入される。スプリングクリッ プを溝１６の中に挿入する時、基点９６ｂがフランジ９６ｃを支持脚９６ｄに向 かって内側に偏位させる。クリップが通路の中に完全に挿入されると、基点９６ ｂがフランジ９６ｃを外側に、元の偏位していない向きに押し返す。したがって 、図３６に示す様に、縁部９６ａは、側壁１５の上縁部１５ａと緊密に接触する 様に圧迫され、それによってスプリングクリップが通路から離脱するのを阻止す る。 スナップ−ロック式コネクタ９０は、支持脚９６ｄに隣接して配置された一対の 、上方向に伸びる、対向する堅い壁１４４もさらに含むことができる。壁１４４ は、横棒を溝１６の中に挿入する時に、脚９６ｄが内側に回転して偏位するのを 阻止し、これによって、コネクタを通路の中に挿入する際に、確実にフランジ９ ６ｃだけが基点９６ｂを中心にして偏位することになる。コネクタ９０と溝１６ の連結は、１回の操作（すなわちコネクタを通路の中に挿入すること）で、固定 器具または工具を必要とせずに達成されることが分かる。さらに、本発明の新規 な構造により、先行技術で一般的に見られる様に、単に予め決められた位置では なく、通路の長さに沿ったどの位置にでも横棒を取り付けられることが分かる。 レールの長さに沿った方向に作用する力に抵抗するために、スプリングクリッ プコネクタ９０は、レールの対向する側壁１５と係合し得る複数の掴み部品１３ ０をさらに含むことができる。掴み部品１３０は、隣接する側壁１５の面部分１ ５ｂと摩擦係合する、先のとがった突出部を含む。好ましい実施態様では、各ス プリングクリップコネクタ９０が４個の掴み部品１３０を含み、各スプリングク リップの各末端に隣接して１個の掴み部品が配置される。サドル本体９２上には 、平面Ｘから上に伸びる一対の耐トルク性脚９１も備えることができる。脚９１ は、側壁１５同士の間に緊密に適合し、コネクタ９０がそこに作用する回転力に 抵抗するのを支援する大きさを有する。 無論、スプリングクリップコネクタ９０は、図３４ａに示す横棒３２、図３６ に示す横棒３２ａおよび図３７に示す横棒３３を含む様々な横棒と共に使用する ことができる。 図３８〜４２に関して、本発明の別の好ましい実施態様では、ロッキングコネ クタ９３を使用する。コネクタ９３は、横棒がレールから垂直に間隔をおいて設 置される場合に特に好適である。図３８ａ〜３８ｄにより具体的に示す様に、コ ネクタ９３は、好ましくは断面が長方形である垂直な支柱９５の一端に固定され る。次いで横棒、例えば半横棒部材９７ａおよび９７ｂ、を支柱９５に取り付け る。半横棒部材９７ａおよび９７ｂは、リベット９９または他の好適な機械的固 定手段により、支柱に接続することができる。 コネクタ９３により、支柱および取り付けた横棒をレール１２の溝１６に固定 することができる。この接続は、固定器具または工具を必要とせずに、達成する ことができる。コネクタ９３は、その２つの対向する側部から下方に伸びる、一 対の外方向に向いたスプリングクリップ９３ａを含む。スプリングクリップ９３ ａは、図３９、４０および４１に示す様に、レール１２の溝１６の中に挿入し、 固定することができる。各スプリングクリップ９３ａは、その離れた末端上に形 成された掴み部品９３ｂを有する。掴み部品９３ｂは、コネクタを開いた溝１６ に挿入する時に、側壁１５の上縁部と係合する。掴み部品９３ｂが側壁１５と確 実に係合する様に、コネクタ９３は、コネクタ９３の底部から外方向および上方 向に伸びる一対の対向する偏位タブ９３ｃを含む。タブ９３ｃは、レール１２と 係合し、コネクタ９３が開いた溝１６の中に押し込まれる時に偏位する。したが ってタブ９３ｃは、掴み部品９３ｂを上縁部１５ａに対して圧迫し、横棒をレー ル１２上の所定の位置にロックする。好ましい実施態様では、スプリングコネク タ９３を単一の薄い鋼片から一体成形する。 上記のコネクタ９０および９３に加えて、ロッキングコネクタ９０が、上記の スプリングクリップ以外の固定機構、例えば1/4-回転固定機構、を使用すること も本発明に入る。その様な別の実施態様では、ロッキングコネクタにより、固定 器具または工具なしに、１回の連結動作で、レールの長さに沿ったどの位置にで も配置し、同時にそこに固定することができる。 横棒部分は、図３９に示す様に支柱の片側にのみ使用するか、または図４２に 示す様に支柱の両側に使用することもできる。同様に、真直ぐな横棒または上に 曲った縁部を有する横棒も使用できる。 さらに本発明では、図４２に示す様に、一組のレール区画１２ａが、レールに 直接取り付けた横棒、ならびに支柱９５を使用してレールに対して垂直に間隔を おいた関係で支持された横棒を使用することも意図している。支柱は、様々な長 さに製造し、ケーブル１００を様々な高さで支持することもできる。この横棒の 様々な高さの併用により、ワイヤおよびケーブルをレール１２に対して平行な関 係で、ただし異なった水平位置で支持することができ、それによって大量のケー ブルなどを支持することができる。さらに、各横棒は一つの高さでのみケーブル を支持するので、設置者は、その用途に必要な部品だけを選択し、設置を目的に 応じて行ない、不要な横棒を使用しなくて済む。 図３４〜４１に示すスプリングクリップを使用することにより、二次的な設置 作業を必要とせずに、支柱または横棒を、レールの末端が開いた溝に取り付ける ことができる。また、スナップ−インの特徴により、組立が容易になるので、ケ ーブルトレー部品を組み立てずに輸送することができ、部品に対する損傷を阻止 することができる。さらに、横棒および／または支柱はケーブルトレー組立体に 容易に加えることができる。 本発明は、様々な形状を有するレールの使用も意図している。図４３〜４５に 示す別の実施態様では、レール１１０は、レール１２と同様に形成できるが、レ ール１１０の上部および底部の両方に末端が開いた溝１１２をさらに含み、それ らの間に閉じた溝１１４が配置されている。複数の層で支持するために、横棒３ ２を両方の開いた溝１１２に配置し、横棒を垂直方向で間隔をおいて配置する。 この実施態様では、上に説明した取付クリップ３８またはスプリングクリップ9 ３、９６により横棒３２を開いた溝１１２に固定する。 無論、その様な横棒をレール１１０に形成された上側の開いた溝に接続する場 合、コネクタ９０は横棒３２の下側面３４ｃ（平らな面３４ａの反対側）に固定 しなければならない（図４３参照）。この実施態様では、カラー１４２を使用し てコネクタ９０を横棒に取り付け易くすることができる。コネクタを横棒の下側 面に固定した場合には、耐トルク性フィンガー１４０が横棒の側部に係合しない ことは明らかである。 図４３〜４５に示す様に、様々な形状を有する横棒、例えばレール１１０の両 側から伸びる湾曲した、および直線状の横棒３２、３２ａ、およびレール１１０ の片側だけから伸びる湾曲した、および直線状の横棒３３、３３ａをレール１１ ０に固定することができる。さらに、横棒３２を図４５に示す様に取り付けた垂 直支柱９５を使用することにより、第三の垂直方向の高さで支持することができ る。 図４６に示す別の実施態様では、背中合わせに位置する２個の開いた溝１１８ を有する溝１１６を含み、それによってレール１１６の上部および底部に取付表 面を備えることができる。この実施態様では、中央に配置された閉じた溝１４は 排除されている。上記のレールと同様に、すべての種類の横棒をレール１１６の 長さに沿って固定することができる。 本発明を、特定の好ましい実施態様に関連して説明した。ここに記載する好ま しい、または代表的な実施態様は、本発明の意図する精神および範囲から逸脱す ることなく、修正、変形、追加、または変更することができ、その様な追加、修 正、変形および／または変更はすべて、下記の請求項の範囲内に入る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガエリ，モハメッド カナダ，オンタリオ エル６エッチ ５ピ ー７，オークヴィル，リヴァー オークス ブールヴァード ウエスト 415，ユニ ット 18 (72)発明者 ソーン，カーク エッチ. アメリカ合衆国．38138 テネシー，ジャ ーマンタウン，キャヴァーシャムウッド レーン 8043

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ケーブル、ワイヤ、等を支持するためのケーブルトレー組立体であって、 細長いレール（前記レールは、その長さに沿って伸びる開いた溝を含む）、 少なくとも１個の支持部材、および 前記支持部材と連携するロッキングコネクタ を含み、前記コネクタは、前記開いた溝の中に挿入される大きさおよび形状を有 し、それによって、前記コネクタを前記溝の中に挿入することにより、前記支持 部材が前記レールに沿った位置に同時に配置され、固定器具を使用せずに前記ア ームが前記レールに固定されることを特徴とする組立体。 ２．前記溝が一つの平面を画成し、前記コネクタが、前記平面に対して直角の 方向で前記溝の中に挿入される形状を有する、請求項１の組立体。 ３．前記溝が一対の対向する側壁を含み、 前記コネクタが少なくとも１個の偏位し得るスプリングクリップを含み、前記 コネクタを前記溝に挿入した時に前記クリップが前記側壁の少なくとも一方と係 合する、請求項１の組立体。 ４．前記溝の前記側壁のそれぞれが上縁部を画成し、前記スプリングクリップ が全体的に逆Ｖ字形の輪郭を有し、係合縁部を含み、前記スプリングクリップが 、前記コネクタを前記溝に挿入した時に前記スプリングクリップの前記係合縁部 が前記上縁部の少なくとも一方と係合し得る大きさを有する、請求項３の組立体 。 ５．前記コネクタが、前記レールの長さに沿った方向に作用する力に抵抗する ための少なくとも１個の掴み部品をさらに含む、請求項３の組立体。 ６．前記溝が一対の対向する側壁を含み、前記側壁のそれぞれが上縁部を画成 し、 前記コネクタがサドル本体および一対の偏位し得るスプリングクリップを含み 、 前記サドル本体が一つの平面を画成し、前記スプリングクリップが前記平面から 直角に伸び、それによって、前記コネクタを前記溝の中に挿入することにより、 前記スプリングクリップが前記側壁と係合する、請求項１の組立体。 ７．前記スプリングクリップのそれぞれが前記平面から直角に伸びる支持脚を 含み、前記支持脚のそれぞれが、そこから直角に伸び、前記コネクタを前記溝に 挿入した時に前記側壁と係合する大きさを有する一対の掴み部品を含む、請求項 ６の組立体。 ８．前記スプリングクリップのそれぞれが前記平面から直角に伸びる支持脚、 基点および係合縁部を画成する偏位し得るフランジを含み、 前記フランジが前記基点を中心にして、前記コネクタを前記溝の中に挿入でき る第一の位置と、前記コネクタを前記溝の中に挿入した時に前記係合縁部が前記 側壁の前記上縁部と係合する第二の位置の間で偏位することができ、 前記支持脚のそれぞれが、前記レールの長さに沿った方向に作用する力に抵抗 するための、前記支持脚から直角に伸び、前記側壁と係合する掴み部品を含む、 請求項６の組立体。 ９．前記スプリングクリップのそれぞれが、前記平面から直角に伸びる支持脚 を含み、前記コネクタが少なくとも１個のトルクに抵抗する脚をさらに含み、前 記トルクに抵抗する脚が前記サドル本体から直角に伸び、前記コネクタを前記溝 に挿入した時に前記トルクに抵抗する脚が前記側壁に対して直角に位置する様に 、前記トルクに抵抗する脚が前記支持脚から９０°に配向している、請求項６の 組立体。 １０．前記サドル本体が、前記コネクタと前記支持アームの間の相対的な回転 運動に抵抗するために、トルクに抵抗するフィンガーを含む、請求項６の組立体 。 １１．前記溝が一対の対向する側壁を含み、前記側壁のそれぞれが上縁部を画 成し、 支持部材を前記レールからある距離に間隔をおいて配置するための支柱をさら に含み、 前記コネクタが、底部および側壁を有する全体的に閉じた本体を含み、それに よって前記支柱を受入れるための支柱受入れキャビティを画成し、前記コネクタ が、前記コネクタを前記溝に挿入した時に前記側壁と係合する大きさの、対向す る片持スプリングクリップを含む、請求項１の組立体。 １２．前記スプリングクリップのそれぞれが離れた末端を含み、前記スプリン グクリップが、前記溝の前記側壁の前記上縁部と係合する大きさおよび形状を有 する、請求項１１の組立体。 １３．前記スプリングクリップのそれぞれが、前記スプリングクリップの前記 離れた末端に位置する少なくとも１個の掴み部品を含む、請求項１２の組立体。 １４．前記コネクタが、前記本体の対向する側壁から伸びる一対の偏位タブを さらに含み、前記コネクタを前記溝に挿入した時に前記タブが前記レールと係合 し、その際、前記タブが前記スプリングクリップを圧迫し、前記溝の前記側壁の 前記上縁部と係合させる、請求項１２の組立体。 １５．前記支持部材が、前記レールから離れる方向に伸び、前記ケーブル、ワ イヤ、等を支持するための少なくとも１個の横方向延長部を含む、少なくとも１ 個の細長いアームを含む、請求項１の組立体。 １６．前記レールが複数のレール区画からなり、前記レール区画のそれぞれが 長さ方向で連続的に接合し得る、請求項１の組立体。 １７．前記レールが、前記他の開いた溝から反対側に配置された別の開いた溝 をさらに含み、前記開いた溝のそれぞれが前記ロッキングコネクタと連携し得る 構造を有する、請求項１の組立体。 １８．前記開いた溝と連携するロッキングコネクタを有する複数の支持部材を さらに含み、前記複数の支持部材の少なくとも１個が前記レールに隣接して配置 され、前記複数の支持部材の他の少なくとも１個が前記レールからある距離だけ 間隔をおいて配置され、それによって前記機構がケーブルを少なくとも２つの異 なった高さで支持できる、請求項１の組立体。