JP2000509358A - 粘性物質の混合のためのむち状装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 粘性材料を混合させるためのむち状装置は、弧状通路を有する弾性があり柔軟な担持梁と、振動体及び駆動装置を取り囲む密閉したボディフレームと、担持梁と振動体を接続するインターフェースと、むち状装置と外部構造体を連結する連結する部分と、装置の構成要素の相互の位置を配置する機構と、タンクの構造体によって運動を調整する装置とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】 粘性物質の混合のためのむち状装置 本発明は、粘性物質の混合のために、とりわけより速くかつより効率的なタン クからの物質等の排出のために設計された。 現在、異なる循環方法が、例えば、石油及び石油製品等の高粘性物質をタンク から排出するために適用される。これらの適用において、高温物質が、タンクの 中央に配置されたノズルからタンク内に保持された物質の表面へポンプで送り込 まれるか、又は加熱された物質の噴出物が物質の表面層へ噴出され、物質の粘性 を減少させることを可能とし、物質のタンクからの排出が可能である。加えられ た高温物質は、タンク内に配置された物質の表面層だけを暖め、下側の層へは侵 入せず、それゆえ、適用された方法及び装置は、全タンクの範囲の物質の十分な 混合及びタンクからの排出のための物質の適切な条件を保証しない。 有名なフィニッシュ社のＪＫＹ−ヒドロリッカＯＹによって製造された梁を有 する装置は、タンク、まず第一に鉄道タンクの排出のために循環方法（類似方法 ）に基いており、梁が侵入し、この梁を有する装置は、（ビームを担持する）タ ンクの上側開口部を通って侵入する梁と、この梁に接続された梁と、梁の傾斜の ための機構とを有する。 記述された装置の欠点は、タンク内に侵入する梁の制限された運動能力であり 、この運動能力は、タンク内に位置する物質を均等に暖めること又はこの物質を 排出する能力を保証しない。 著者Ｈ．Ｂ．Калашников、Ｂ．И．черникинの題名「粘性 のある石油製品への振動適用」（「振動を適用した粘 性のある石油製品の加熱」）（原本）の本に記述された鉄道のタンクからの粘性 物質の排出のための装置が記述され、この装置は、担持梁と、担持梁に接続され た振動体と、担持梁と振動体とを接続するインターフェースと、振動体と相互に 関連した駆動装置と、むち状装置と外部構造体とを接続する部分と、担持梁、振 動体及び担持梁と振動体とを接続するインターフェースの相互の位置を系統付け る機構とを有する。 記述された装置の欠点は、この装置を鉄道のタンクの上側開口部へその都度固 定する必要性であり、それは時間の浪費及び労働の浪費であり、それゆえ、タン クからの物質を排出する時間が延びる。タンクの長手軸線方向の下側の振動体の 突出部（省略した断面図の梁）はタンクの長さの５０％を構成し、熱交換はタン クの長さの半分で起こる。高温の物質の激しい循環は、動作している振動体のご く近い周囲においてかつ振動体を通過してタンクの長手軸線方向を横断するレベ ルにおいてのみ発生する。それゆえ、循環が不十分であるか又は全く発生しない 高い粘性物質の領域がタンクの両端において残る。それゆえ、まず第一に、いわ ゆる小型の固まりのままであるタンクの端部において、タンク内に配置された物 質を均等に暖めることは保証されない。タンクに残っている粘性物質の占有率に 関連するタンカーの排出能力は、８５％を越えない。タンク内に残っている物質 の占有は、タンクの有益な容積を減少させ、移送タンクにおいて、タンク内に配 置される小型の固まりは、タンク内で担持される。これは、移送装置の空の質量 を増加させる。 本発明の目的は、前述の欠点を除去することである。より高い粘性のより冷た い物質と、より低い粘性のより温かい物質との間の強制対流の範囲は、熱交換、 本質に強制対流の増強及び続いて起こる熱交換の発生の領域と共に、表面で流れ るか又は噴流の形態で表面 に噴霧する。 本発明の目的は、粘性物質を混合させるためのむち状装置が、担持梁と、担持 梁に接続された振動体と、担持梁と振動体とを互いに接続するインターフェース と、振動体と相互に関連した駆動装置と、むち状装置と外部構造体とを接続する 部分と、担持梁、振動体及び担持梁と振動体とを接続するインターフェースの相 互の位置を系統付ける機構とを具備するように実現されることである。担持梁は 、例えば円弧の形状のタンクの構造体に対応し、調節装置を備えかつ例えばプラ スチック等の弾性材料から形成される。担持梁は、必要な時に円形の線の中心の 回りに回転されることができる。担持梁の中に通路があり、必要な高温物質が、 この通路を通ってタンクへ駆動されることができ、タンクの入口は、振動体から 離れたむち状装置の動作位置に位置し、タンクの出口は、振動体の近傍のむち状 装置の動作位置に位置する。担持梁と振動体とは、柔軟なインターフェースによ って接続される。振動を発生させる装置として、偏心した振動器が使用されるこ とができる。担持板、振動体及び担持板と振動体を接続するインターフェースの 運動を調整する装置を介して、それらの運動は、二つの平行な面と、これらの面 を横断する二つの同心の球との間において確定され、球の中心は、それらから等 距離に前記面の間に位置する。柔軟な接続インターフェースは、管状でありかつ 振動体へのエネルギ伝達を可能とする。振動体及び振動体の駆動装置は、粘性物 質が駆動装置に侵入することを防ぐ密閉したボディフレームによって取り囲まれ る。むち状装置を運動を調整する装置を有する外部構造体へ接続する部分は、流 体シリンダで使用されるためでありかつタンクの上部の十分な範囲までむち状装 置自身を運動させることができ、前述の全ての構成要素の協働の結果として、振 動体はそのようにする時に、タンク内の所望の位置へ 運動させられることができ、タンクの十分な範囲まで物質の混合を保証する。 本発明は、むち状装置が最初の位置に示される図面（図１参照）及び動作位置 に示される図面（図２参照）によって示される。 図１は、タンクに侵入させられる通路を有する担持梁（１）を有するむち状装 置を示す。担持梁（１）は、柔軟なインターフェース（３）によって振動体（２ ）と接続される。振動体（２）及び振動体の駆動装置（４）は、密閉したボディ フレーム（８）によって取り囲まれる。担持梁（１）は、出口（１１）近傍で柔 軟なインターフェース（３）によって振動体（２）へ接続され、入口（１０）は 、担持梁（１）の他方の端部に位置する。運動を調整する装置は、流体シリンダ とすることができ、この装置は、構成要素（６）の相互の位置を系統付ける機構 によって、この機構に取り付けられて配置される弧状の梁（１）へ接続され、振 動体（２）は、接続インターフェース（３）を調和することによって固定された 。系統付ける機構（６）は、むち状装置を外部構造体（５）に関連する部分へ接 続する。 粘性物質を混合するためのむち状装置は、以下のように動作する。 駆動装置（９）と共にボディフレーム（８）によって取り囲まれる振動体（２ ）は、それらが柔軟な接続インターフェース（３）と共に固定される弧状の担持 梁（１）によって、タンクの上側開口部（図１参照）の上方に運搬される。その 後、弧状の担持梁（１）は、担持梁に吊るされている振動体（２）と共に、重力 、運動調整装置（７）、例えば流体シリンダ又は他の適切な要素によって及ぼさ れた力によって、タンクの開口部（図２参照）を通過してタンク内に配置された 物質中へ運搬される。その瞬間、駆動装置（４）は、 振動体（２）を動作させる。振動体（２）の動作によって、物質を取り囲む物質 の質量及び熱交換が本質的に強まる。質量及び熱交換行程をさらに強めるために 、むち状装置の構成要素の運動を調整する装置（７）は、段階的に振動体（２） を処理された物質のより厚い領域へ向ける。この結果として、タンク内に位置す る物質の十分な範囲への十分な伝達が実現される。これは、温度の増加によって 得られる減少された粘性のために、タンクから物質のよりよい排出が可能である というようなレベルまでのタンク内に位置する物質の暖めを保証する。いわゆる 小型の固まりが溶解され、物質の全体としての排出能力が実現される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＭ，ＡＵ，ＡＺ，Ｂ Ａ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＨＵ，ＩＤ， ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，Ｌ Ｒ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＸ，ＮＯ ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，Ｙ Ｕ (72)発明者 コームネマギ，カレ エストニア国，イーイー0016 タリーン, ベテ 13 (72)発明者 リャジン，イェベゲニ エストニア国，イーイー2400 タルツ，テ ィーギ 14

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．粘性物質の混合のためのむち状装置であって、担持梁（１）と、前記担持 梁（１）に接続された振動体（２）と、前記担持梁と前記振動体とを接続するイ ンターフェース（３）と、前記振動体と相互に関連した駆動装置（４）と、前記 むち状装置装置と外部構造体とを接続する部分（５）と、前記担持梁、前記振動 体及び前記担持梁と前記振動体とを接続するインターフェースの相互の位置を系 統付ける機構とを具備するむち状装置において、前記担持梁（１）は、前記振動 体と、前記担持梁と前記振動体とを接続する前記インターフェースと、タンク内 の前記梁、前記振動体及び前記インターフェースの運動を調整する装置（７）と を具備し、前記振動体（２）がボディフレーム（８）によって取り囲まれている ことを特徴とするむち状装置。 ２．前記担持梁（１）の形状が前記タンクの構造によって選択されることを特 徴とする請求項１に記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 ３．前記担持梁（１）が曲線状の弧の形状であるであることを特徴とする請求 項１又は２のいずれかに記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 ４．前記担持梁（１）が円形の線の弧の形状であることを特徴とする請求項１ 〜３のいずれかに記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 ５．前記担持梁（１）が延長させられることができることを特徴とする請求項 １〜４のいずれかに記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 ６．前記担持梁（１）が、例えば入れ子式に自動的に延長させら れることができることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の粘性物質の 混合のためのむち状装置。 ７．前記担持梁（１）が、例えばプラスチックの弾性材料からなることを特徴 とする請求項１〜４のいずれかに記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 ８．前記担持梁（１）が、前記弧を有する前記円形の線の中心の回りで回転す ることができることを特徴とする請求項１、２又は４のいずれかに記載の粘性物 質の混合のためのむち状装置。 ９．必要な前記粘性物質を前記タンクヘ運搬するために、前記担持梁（１）内 に通路が存在することを特徴とする請求項１に記載の粘性物質の混合のためのむ ち状装置。 １０．前記担持梁（１）内に位置する前記通路（９）の入口（１０）は、前記 振動体（２）から離れた前記担持梁の部分における前記むち状装置の動作位置に あり、前記通路の前記出口は、前記振動体（２）近傍の前記むち状装置の動作位 置にあることを特徴とする請求項１又は９に記載の粘性物質の混合のためのむち 状装置。 １１．前記担持梁（１）、前記振動体（２）及び前記担持梁（１）と前記振動 体（２）とを接続する前記インターフェース（３）の運動が、二つの球の中心が 二つの平行な面の間に位置して前記面から等距離であるように、前記二つの平行 な面と、前記二つの平行な面を横断する前記二つの同心の球との間の運動を調整 する前記装置（７）によって決定されることを特徴とする請求項１に記載の粘性 物質の混合のためのむち状装置。 １２．前記担持梁（１）の長さが、請求項１１に記載の外側の球の少なくとも ０．１５倍であることを特徴とする請求項１又は１１に記載の粘性物質の混合の ためのむち状装置。 １３．前記振動体（２）が機械的な振動を生じさせる装置である ことを特徴とする請求項１に記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 １４．偏心振動器が、機械的振動を生じさせる装置として適用されることを特 徴とする請求項１又は１３に記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 １５．前記振動体（２）を前記担持梁（１）へ接続させる前記インターフェー ス（３）が柔軟であることを特徴とする請求項１に記載の粘性物質の混合のため のむち状装置。 １６．前記振動体（２）が、一つのインターフェース（３）によって前記担持 梁へ接続されることを特徴とする請求項１に記載の粘性物質の混合のためのむち 状装置。 １７．前記接続させるインターフェース（３）が、管状でありかつ前記振動体 （２）へエネルギ伝達をすることができることを特徴とする請求項１、１５又は １６のいずれかに記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 １８．前記振動体を駆動させる前記駆動装置（４）が、前記振動体と同一の前 記ボディフレーム（８）内に位置することを特徴とする請求項１又は１３に記載 の粘性物質の混合のためのむち状装置。 １９．前記むち状装置の前記外部構造体と関連した前記部分（５）は、前記タ ンクの上部の十分な範囲まで前記むち状装置の運動を可能とするように選択され ることを特徴とする請求項１に記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 ２０．前記担持梁（１）、前記振動体（２）及び前記担持梁（１）と前記振動 体を接続する前記インターフェース（３）の運動を調整する前記装置（７）が、 前記タンクの構造によって選択されることを特徴とする請求項１に記載の粘性物 質の混合のためのむち状装置。 ２１．前記担持梁（１）、前記振動体（２）及び前記担持梁（１）と前記振動 体を接続する前記インターフェース（３）の運動を調整する前記装置（７）によ って、前記タンクの所望の位置へ前記振動体（２）を運搬することが可能であり 、前記タンクの十分な長さまで物質を混合することを保証することを特徴とする 請求項１に記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 ２２．前記担持梁（１）、前記振動体（２）及び前記担持梁（１）と前記振動 体を接続する前記インターフェース（３）の運動を調整する前記装置（７）が、 流体式であることを特徴とする請求項１に記載の粘性物質の混合のためのむち状 装置。 ２３．前記振動体（２）を取り囲む前記ボディフレーム（８）が密閉している ことを特徴とする請求項１に記載の粘性物質の混合のためのむち状装置。 ２４．処理される物質と接触する前記構成要素が、このような前記物質に関し て耐久性のある材料から製造されるか、又は前記処理される物質に関して耐久性 のある材料で覆われていることを特徴とする請求項１に記載の粘性物質の混合の ためのむち状装置。 ２５．粘性物質の混合のためのむち状装置は、同一のタンク内で動作する前述 された請求の範囲内で記述された二つ以上のむち状装置を具備する一組の装置を 表すことを特徴とする請求項１〜２４のいずれかに記載の粘性物質の混合のため のむち状装置。