JP2000507980A - 酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理のための用途 - Google Patents

酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理のための用途

Info

Publication number
JP2000507980A
JP2000507980A JP11521104A JP52110499A JP2000507980A JP 2000507980 A JP2000507980 A JP 2000507980A JP 11521104 A JP11521104 A JP 11521104A JP 52110499 A JP52110499 A JP 52110499A JP 2000507980 A JP2000507980 A JP 2000507980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
composition according
keratin fibers
weight
hair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11521104A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3643860B2 (ja
Inventor
ラ メトリ,ロラン ドゥ
コトレ,ジャン
ラベ,アルノ ドゥ
モーブリュ,ミレイユ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOreal SA filed Critical LOreal SA
Publication of JP2000507980A publication Critical patent/JP2000507980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3643860B2 publication Critical patent/JP3643860B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/64Proteins; Peptides; Derivatives or degradation products thereof
    • A61K8/66Enzymes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/04Preparations for permanent waving or straightening the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/08Preparations for bleaching the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/10Preparations for permanently dyeing the hair

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、染色に適切な支持体中に、(a)少なくとも1種の2電子のオキシドレダクターゼ型酵素を該酵素の少なくとも1種のドナーの存在下で含有し、(b)少なくとも一の親水性単位と脂肪鎖を含む少なくとも一のアリルエーテル単位を含む少なくとも1種のアニオン性両親媒性ポリマーを含有するケラチン繊維の処理のための化粧品組成物と、該組成物を用いて、毛髪の染色、パーマネント再成形もしくはブリーチ処理を行うための方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理 又はブリーチ処理のための用途 本発明は、2電子オキシドレダクターゼ型の少なくとも1種の酵素と少なくと も1種の特定のアニオン性両親媒性ポリマーを該酵素の少なくとも1種のドナー の存在下で含有する、ケラチン繊維を処理するための酸化組成物、並びにケラチ ン繊維、特にヒトの毛髪を染色し、パーマネント処理し、又はブリーチ処理する ためのその用途に関する。 ケラチン繊維、特にヒトの毛髪を、酸化染料先駆物質、特に、一般に酸化ベー スといわれているパラ−フェニレンジアミン類、オルト−又はパラ−アミノフェ ノール類及び複素環ベース類を含有する染色用組成物で染色することが知られて いる。酸化染料先駆物質すなわち酸化ベースは、酸化物質と組み合わされて、酸 化縮合プロセスにより、着色した化合物及び染料を生じる無色かわずかに着色し た化合物である。 また、これらの酸化ベースをカップラー又は調色剤と組み合わせることにより 、酸化ベースにより得られる色調を変化させることができることも知られており 、このカップラーは芳香族のメタ−ジアミン類、メタ−アミノフェノール類、メ タ−ジフェノール類及びある種の複素環化合物から特に選択される。 酸化ベース及びカップラーとして使用される様々な化合物により、幅広い色調 を得ることが可能になる。 これら酸化染料により得られる、いわゆる「永久的」な着色は、いくつかの要 求をさらに満足させるものでなくてはならない。例えば、毒物学的な欠点がなく 、所望の強さの色調が得られ、外的要因(光、悪天候、洗浄、パーマネントウェ ーブ処理、発汗、摩擦)に対して耐性があるものでなくてはならない。 また、染料は白髪をカバーするものでなければならず、最後に、可能な限り非 選択的、すなわち、実際には髪の先端と末端の間で敏感度(すなわち傷み具合)が 異なりうる、同じケラチン繊維の長さに沿って可能な限り色差が小さくなるよう にしなければならない。 ケラチン繊維の酸化染色は、過酸化水素の存在下でアルカリ性媒体中において 一般に行われる。しかし、過酸化水素の存在下でアルカリ性媒体を使用すると、 繊維が目に見えるほど劣化してしまう上、必ずしも望ましくはないケラチン繊維 の脱色がかなり生じてしまうという欠点がある。 さらに、ケラチン繊維の酸化染色は、過酸化水素以外の酸化系、例えば酵素系 を使用して行うこともできる。例えば、酸化染料先駆物質を、酵素のドナーの存 在下でピラノースオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ又はウリカーゼ等の酵 素と組合せて含有する組成物を用いてケラチン繊維を染色することが、特に欧州 特許公開第0310675号に既に提案されている。過酸化水素の存在下で使用 される染料により引起こされる劣化に匹敵する程にはケラチン繊維の劣化は生じ ない条件下で使用されているが、これらの染色処方物は、繊維に沿って分布する 色調の均一性(「同質性(unison)」)に関してと、色度(明度)、染色力及び 毛髪が被るであろう様々な攻撃的要因に対する耐性に関しての双方について尚不 充分な着色性をもたらすものである。 毛髪をパーマネント処理するための最も一般的な方法は、第1の段階において 、適切な還元剤を含む組成物を使用して−S−S−ジスルフィド(システイン)結 合を切断し、このようにして処理した頭髪をすすいだ後、第2の段階において、 前もって張力(ローラー等)をかけておいた毛髪に酸化組成物を塗布して上記ジ スルフィド結合を再構成して(固定段階としても知られている酸化工程)、最終 的に毛髪に所望の形を与えるものである。しかして、この方法は、毛髪にウェー ブをかけることも毛髪をストレートにしたりあるいはそのカールを除いたりする ことも等しく可能にする。上記のような化学処理により毛髪に付与される新しい 形は、単純なヘアーセットのような標準的な一時的成形処理とは異なり、非常に 長く継続し、特に水あるいはシャンプーでの洗髪作用に耐性を示す。 パーマネントウェーブ処理の第1工程を実施するために使用される還元組成物 は一般に還元剤として、亜硫酸塩類、重亜硫酸塩類、アルキルホスフィン類もし くは好ましくはチオール類を含む。チオール類のなかで、一般に使用されるもの はシステインとその様々な誘導体、チオ乳酸もしくはチオグリコール酸、その塩 類とそのエステル類、特にチオグリコール酸グリセリルである。 固定工程を行うために必要とされる酸化組成物に関しては、通常、過酸化水素 水、臭素酸ナトリウム又は過酸塩、例えば過ホウ酸塩をベースにした組成物が実 用的に使用されているが、これらは毛髪にダメージを与えやすいという欠点があ る。 今日までに知られているパーマネントウェーブ処理の技術的な問題点は、その 毛髪への適用の結果、毛髪の品質に長期にわたる不具合な変化がもたらされるこ とである。毛髪の品質におけるかかる不具合な変化の本質的な原因は、その化粧 特性、例えばその光沢とその感触の低減と、その機械的性質の劣化、特に還元工 程と酸化工程の間のすすぎの間にケラチン繊維が膨潤することによる機械的強さ の劣化にあり、後者はそのポロシティーの増加にも反映されうる。ブロー乾燥の ような次の処理の間に毛髪は弱くなり脆くなりうる。 ケラチン繊維における同じ不具合な変化の問題は、毛髪のブリーチ処理におい ても遭遇する。 ケラチン繊維のパーマネント処理もしくはブリーチ処理は、例えば酵素系のよ うな過酸化水素以外の酸化系を使用する温和な条件下でも行うことができる。し かして、ピラノースオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼもしくはウリカーゼ のような酵素系を含む組成物でケラチン繊維のパーマネント処理もしくはブリー チ処理を行う方法が特に特許出願欧州公開第0310675号に提案されている 。従来のパーマネントウェーブ処理もしくはブリーチ処理により引起こされる劣 化に匹敵する程にはケラチン繊維の劣化は生じない条件下で使用されているが、 これらの酸化処方物は、カールの経時的な保持、パーマネントウェーブ処理もし くはブリーチ処理を施した毛髪の次の工程との相容性、パーマネントウェーブ処 理された毛髪の機械的性質の低下、特に毛髪のポロシティーの増加、及び感触の ような化粧特性の低下、あるいはケラチン繊維に沿ったブリーチ処理の均一性に 関して尚不充分なものであった。 本発明の目的は上述の課題を解決することにある。 驚いたことに、本出願人は、2電子オキシドレダクターゼ型の少なくとも1種 の酵素と以下により詳細に定義する少なくとも1種の特定のアニオン性両親媒性 ポリマーを該酵素の少なくとも1種のドナーの存在下で酸化系として含有する新 規な組成物で、如何なる有意な劣化も生じせしめないでより均一でより強く、か つより色度の強い着色をもたらす使用準備が整った染色処方物を、酸化染料前駆 物質(酸化ベース)と任意のカップラーの存在下で構成することができ、これらの 着色が比較的非選択的で、毛髪が被りうる様々な攻撃要因に対して良好な耐性を 示す組成物を発見した。 本出願人はまた意外にも、2電子オキシドレダクターゼ型の少なくとも1種の 酵素と少なくとも1種の特定のアニオン性両親媒性ポリマーを該酵素の少なくと も1種のドナーの存在下で酸化系として含有する酸化組成物をケラチン繊維のパ ーマネント処理プロセスに使用すると、上述の技術的課題を解消することができ ることを発見した。特に、この種の酸化組成物は、経時的なカール保持性を改善 し、パーマネントウェーブ処理を施した毛髪のポロシティーを大幅に低減し、パ ーマネントウェーブ処理を施した毛髪の次の処理との相容性を改善する。 本出願人は、また驚いたことに、2電子オキシドレダクターゼ型の少なくとも 1種の酵素を以下に定義する少なくとも1種の特定のアニオン性両親媒性ポリマ ーの存在下で酸化系として含有する酸化組成物をケラチン繊維のブリーチ処理プ ロセスに使用すると、上述の技術的課題を解消することが可能で、特に、ブリー チ処理を施した毛髪の次の処理との相容性を改善することができることを発見し た。この種の酸化組成物は、毛髪に対してより均一なブリーチ処理効果をもたら し、手触りのような化粧特性を改善する。 これらの発見が本発明の基礎をなすものである。 よって、本発明の主題は、第1に、ケラチン繊維に適切な媒体中に: (a) 2電子オキシドレダクターゼを該酵素の少なくとも1種のドナーの存在下 で含有し、 (b) 少なくとも一の親水性単位と脂肪鎖を含む少なくとも一のアリルエーテル 単位を含む少なくとも1種のアニオン性両親媒性ポリマーを含有する、 ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、より詳細にはヒトの毛髪を処理するた めの化粧品用及び/又は皮膚用組成物である。 本発明に係る酸化組成物において使用される2電子オキシドレダクターゼ(類) は、特に、ピラノース・オキシダーゼ類、グルコース・オキシダーゼ類、グリセ ロール・オキシダーゼ類、ラクタート・オキシダーゼ類、ピルバート・オキシダ ーゼ類及びウリカーゼ類から選ぶことができる。 本発明において、2電子オキシドレダクターゼは、好ましくは、動物、微生物 又は生物工学由来のウリカーゼ類から選択される。 例をあげると、特に、雄豚の肝臓から抽出したウリカーゼ、アルスロバクター ・グロビフォルミス(Arthrobacter globiformis)由来のウリカーゼ、並びにア スペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)由来のウリカーゼがある。 2電子オキシドレダクターゼ(類)は、純粋な結晶形態又は該2電子オキシド レダクターゼに対して不活性である希釈剤に希釈した形で使用することができる 。 本発明に係る2電子オキシドレダクターゼ(類)は、組成物の全重量に対して約 0.01〜20重量%、さらに好ましくは約0.1〜5重量%である。 本発明において、ドナーという用語は、上記2電子オキシドレダクターゼ(類) の機能に対して必要な様々な基質を指すものと理解される。 上記酵素に対するドナー(又は基質)の性質は、使用される2電子オキシドレ ダクターゼの性質に依存して変わる。例えば、ピラノース・オキシダーゼ類に対 するドナーとして、D-グルコース、L-ソルボース及びD-キシロースを示すこ とができ、グルコース・オキシダーゼ類に対するドナーとして、D-グルコース を挙げることができ、グリセロール・オキシダーゼ類に対するドナーとしてはグ リセロールとジヒドロキシアセトンを例示することができ、ラクタート・オキシ ダーゼ類に対するドナーとしては、乳酸とその塩を挙げることができ、ピルバー ト・オキシダーゼ類に対するドナーとしてはピルビン酸とその塩をあげることが でき、最後にウリカーゼ類に対するドナーとしては、尿酸とその塩をあげること ができる。 本発明において使用されるドナー(類)(又は基質(類))は、好ましくは本発明 に係る組成物の全重量に対して約0.01〜20重量%、さらにより好ましくは 約0.1〜5重量%を占める。 本発明において使用される、少なくとも一の親水性単位と脂肪鎖を含む少なく とも一のアリルエーテル単位を含むアニオン性両親媒性ポリマーは、親水性単位 が、不飽和エチレン性アニオンモノマー、より特定的にはビニルカルボン酸、最 も特定的にはアクリル酸、メタクリル酸もしくはその混合物からなり、脂肪鎖を 含むアリルエーテル単位が次の式(I): CH2=CR'CH2OBnR (I) (上式中、R'はHもしくはCH3、Bはエチレンオキシ基、nはゼロ又は1ない し100の範囲の整数を表し、Rは、8ないし30の炭素原子、好ましくは10 ないし24、更により好ましくは12ないし18の炭素原子を有するアルキル、 アリールアルキル、アリール、アルキルアリール及びシクロアルキル基から選ば れる炭化水素ベース基を表す)に相当するものから好ましくは選択される。 本発明において更に特に好適である式(I)の単位は、R'がHを示し、nが1 0に等しく、Rがステアリル(C18)基を表す単位である。 この種のアニオン性両親媒性ポリマーは、欧州特許第0216479号に記載 され、乳化重合法により調製される。 これらのアニオン性両親媒性ポリマーのなかで、本発明において特に好適なポ リマーは、20〜60重量%のアクリル酸及び/又はメタクリル酸、5〜60重 量%の低級アルキル(メタ)アクリラート、2〜50重量%の式(I)の脂肪鎖を 含むアリルエーテル、及びよく知られた共重合性のポリエチレン性不飽和モノマ ー、例えばジアリルフタラート、アリル(メタ)アクリラート、ジビニルベンゼ ン、(ポリ)エチレングリコールジメタクリラート又はメチレンビスアクリルア ミドである0〜1重量%の架橋剤からなる。 これらのポリマーのなかで、特に最も好適なものは、メタクリル酸、エチルア クリラート、ポリエチレングリコール(10EO)ステアリルアルコールエーテ ル(ステアレス10)の架橋ターポリマーで、特に、アライド・コロイズ(Alli ed Colloids)社からサルケア(Salcare)SC80及びサルケアSC90の名称 で市販されているものであり、これは、メタクリル酸、エチルアクリラート及び ステアレス−10アリルエーテル(40/50/10)の架橋ターポリマーの3 0%水性エマルションである。 本発明に係る少なくとも一の親水性単位と脂肪鎖を含む少なくとも一のアリル エーテル単位を含む少なくとも1種のアニオン性両親媒性ポリマーは、組成物の 全重量に対して約0.05〜10重量%の範囲の量で使用される。より好ましく は、この量は約0.2〜5重量%の範囲である。 また、本発明の主題は、染色に適した媒体中に、少なくとも1種の酸化ベース と、必要に応じて一又は複数のカップラーを含有するタイプの、ケラチン繊維、 特に毛髪等のヒトのケラチン繊維を酸化染色するための使用準備が整った組成物 であって、 (a)2電子オキシドレダクターゼ型の少なくとも1種の酵素を該酵素の少なく とも1種のドナーの存在下で含み、 (b)少なくとも一の親水性単位と脂肪鎖を含む少なくとも一のアリルエーテル 単位を含む少なくとも1種のアニオン性両親媒性ポリマーを含むことを特徴とす る組成物にある。 使用準備が整った染色用組成物に使用される酸化ベース(類)の性質は重要な要 素ではない。酸化ベース類は、特に、パラ−フェニレンジアミン類、複ベース類 、パラ−アミノフェノール類、オルト−アミノフェノール類及び複素環酸化ベー ス類から選択される。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能なパラ−フェニレン ジアミン類としては、特に、次の式(II): [上式中、 − R1は、4'-アミノフェニル基、フェニル基、窒素性基で置換されたC1-C4 アルキル基、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基、C2-C4ポリヒドロキ シアルキル基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C1-C4アルキル基又は水素 原子を表し; - R2は、窒素性基で置換されたC1-C4アルキル基、(C1-C4)アルコキシ(C1 -C4)アルキル基、C1-C4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4モノヒドロキシ ア ルキル基、C1-C4アルキル基又は水素原子を表し; - R3は、カルバモイルアミノ(C1-C4)アルコキシ基、C1-C4メシルアミノア ルコキシ基、アセチルアミノ(C1-C4)アルコキシ基、C1-C4ヒドロキシアルコ キシ基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C1-C4アルキル基、塩素、臭素、 ヨウ素又はフッ素原子等のハロゲン原子又は水素原子を表し; - R4は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキル基を表す] で示される化合物及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 上述した式(II)の窒素性基として、特に、アミノ、モノ(C1-C4)アルキル アミノ、ジ(C1-C4)アルキルアミノ、トリ(C1-C4)アルキルアミノ、モノヒド ロキシ(C1-C4)アルキルアミノ、イミダゾリニウム及びアンモニウム基を挙げ ることができる。 上述した式(II)のパラ-フェニレンジアミン類としては、特に、パラ-フェニ レンジアミン、パラ-トルイレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン 、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレ ンジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パ ラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N- ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジア ミン、4-アミノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β-ヒドロ キシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、4-アミノ-N,N-ビス(β-ヒドロキシ エチル)-2-メチルアニリン、4-アミノ-2-クロロ-N,N-ビス(β-ヒドロキシ エチル)アニリン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-フル オロ-パラ-フェニレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、 N-(β-ヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、2-ヒドロキシメチル- パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミ ン、N,N-(エチル-β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(β ,γ-ジヒドロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(4'-アミノフェニ ル)-パラ-フェニレンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β- ヒドロキシエチルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチ ルオキシ-パラ-フェニレンジアミン及びN-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニレ ンジアミン、 及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 上述した式(II)のパラ-フェニレンジアミン類の中でも、パラ-フェニレンジ アミン、パラ-トルイレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン 、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチル オキシ-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン 、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレ ンジアミン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2 -クロロ-パラ-フェニレンジアミン及び2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ -フェニレンジアミン及びそれらの酸付加塩類が特に好ましい。 本発明において、「複ベース類(double bases)」という用語は、アミノ及び /又はヒドロキシル基を担持した少なくとも2つの芳香環を有する化合物を称す るものと理解される。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能な複ベース類として は、特に、次の式(III): [上式中、 - Z1及びZ2は、同一でも異なっていてもよく、結合手Y又はC1-C4アルキル 基で置換可能なヒドロキシル又は-NH2基を表し; - 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC1-C6アルコキシ基で置換され ていてもよく、一又は複数のヘテロ原子、例えば酸素、硫黄又は窒素原子及び/ 又は一又は複数の窒素性基が挿入されるか又はこれを末端に有していてもよい、 1〜14の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキレン鎖を表し; - R5及びR6は、水素又はハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C1-C4モノヒ ド ロキシアルキル基、C2-C4ボリヒドロキシアルキル基、C1-C4アミノアルキル 基又は結合手Yを表し; - R7、R8、R9、R10、R11及びR12は、同一でも異なっていてもよく、水素 原子、結合手Y又はC1-C4アルキル基を表し; 分子当りただ一の結合手Yを有すると理解されるもの] に相当する化合物及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 上述した式(III)の窒素性基として、特に、アミノ、モノ(C1-C4)アルキ ルアミノ、ジ(C1-C4)アルキルアミノ、トリ(C1-C4)アルキルアミノ、モノ ヒドロキシ(C1-C4)アルキルアミノ、イミダゾリニウム及びアンモニウム基を 挙げることができる。 上述した式(III)の複ベース類としては、特に、N,N'-ビス(β-ヒドロキ シエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、 N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)エチレ ンジアミン、N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N ,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメ チレンジアミン、N,N'-ビス(4-メチルアミノフェニル)テトラメチレンジア ミン、N,N'-ビス(エチル)-N,N'-ビス(4'-アミノ−3'-メチルフェニル) エチレンジアミン及び1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキ サオクタン、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 これら式(III)の複ベース類の中でも、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル )-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール及び1,8 -ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン、又はそれらの酸 付加塩類の一つが特に好ましい。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能なパラ-アミノフェ ノール類としては、特に、次の式(IV): [上式中、 - R13は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキ シアルキル、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル、C1-C4アミノアルキル 又はヒドロキシ(C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル基を表し、 - R14は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキ シアルキル、C1-C4ポリヒドロキシアルキル、C1-C4アミノアルキル、C1-C4 シアノアルキル又は(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基を表し、 R13又はR14基の少なくとも一方は水素原子を表すと理解されるもの] に相当する化合物及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 上述した式(IV)のパラ-アミノフェノール類としては、特に、パラ-アミノフ ェノール、4-アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール 、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メチルフェノール 、4-アミノ-2-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメチルフ ェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノール、4-アミノ-2-(β-ヒドロキ シエチルアミノメチル)フェノール及び4-アミノ-2-フルオロフェノール、及び それらの酸付加塩類を挙げることができる。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能なオルト-アミノフ ェノール類としては、特に、2-アミノフェノール、2-アミノ-5-メチルフェノ ール、2-アミノ-6-メチルフェノール及び5-アセトアミド-2-アミノフェノー ル、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能な複素環ベース類と しては、特に、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体及びピラ ゾロピリミジン誘導体、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 ピリジン誘導体としては、特に、例えば英国特許第1026978号及び英国 特許第1153196号に記載されている化合物、例えば2,5-ジアミノピリ ジン、2-(4-メトキシフェニル)アミノ-3-アミノピリジン、2,3-ジアミノ- 6-メトキシピリジン、2-(β-メトキシエチル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシ ピリジン及び3,4-ジアミノピリジン、及びそれらの酸付加塩類を挙げること ができ る。 ピリミジン誘導体としては、特に、例えば独国特許第2359399号又は日 本国特許第88-169571号又は国際特許出願公開第96/15765号に 記載されている化合物、例えば2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、4-ヒ ドロキシ-2,5,6-トリアミノピリミジン、2-ヒドロキシ-4,5,6-トリ アミノピリミジン、2,4-ジヒドロキシ-5,6-ジアミノピリミジン及び2, 5,6-トリアミノピリミジン、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる 。 ピラゾール誘導体としては、特に、独国特許第3843892号、独国特許第 4133957号及び国際特許出願公開第94/08969号、国際特許出願公 開第94/08970号、仏国特許公開第2733749号及び独国特許第19 543988号に記載されている化合物、例えば4,5-ジアミノ-1-メチルピ ラゾール、3,4-ジアミノピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベン ジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピラゾール、4,5-ジア ミノ-3-メチル-1-フェニルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェ ニルピラゾール、4-アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノピラゾール、1-ベ ンジル-4,5-ジアミノ-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチ ル-1-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラゾー ル、4,5-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-3-メチルピラゾール、4,5 -ジアミノ-1-エチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-( 4'-メトキシフェニル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-ヒドロキシ メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラゾー ル、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-イソプロピルピラゾール、4, 5-ジアミノ-3-メチル-1-イソプロピルピラゾール、4-アミノ-5-(2'-アミ ノエチル)アミノ-1,3-ジメチルピラゾール、3,4,5-トリアミノピラゾー ル、1-メチル-3,4,-トリアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-1-メチル- 4-メチルアミノピラゾール及び3,5-ジアミノ-4-(β-ヒドロキシエチル)ア ミノ-1-メチルピラゾール、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 ピラゾロピリミジン誘導体としては、特に、次の式(V): {上式中、 - R15、R16、R17及びR18は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1 -C4アルキル基、アリール基、C1-C4ヒドロキシアルキル基、C2-C4ポリヒド ロキシアルキル基、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基、C1-C4アミノ アルキル基(アミンはアセチル、ウレイド又はスルホニル基で保護することが可 能である)、(C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル基、ジ[(C1-C4)アル キル]アミノ(C1-C4)アルキル基(ジアルキル基は5又は6員の炭素ベースの環 又は複素環を形成可能である)、ヒドロキシ(C1-C4)アルキル-もしくはジ[ヒド ロキシ(C1-C4)アルキル]アミノ(C1-C4)アルキル基を表し; - X基は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1-C4アルキル基、アリ ール基、C1-C4ヒドロキシアルキル基、C2-C4ポリヒドロキシアルキル基、C1 -C4アミノアルキル基、(C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル基、ジ[( C1-C4)アルキル]アミノ(C1-C4)アルキル基(ジアルキルは5又は6員の炭素 ベースの環又は複素環を形成可能である)、ヒドロキシ(C1-C4)アルキル-もし くはジ[ヒドロキシ(C1-C4)アルキル]アミノ(C1-C4)アルキル基、アミノ基 、(C1-C4)アルキル-もしくはジ[(C1-C4)アルキル]アミノ基;ハロゲン原子 、カルボン酸基又はスルホン酸基を表し; - iは0、1、2又は3であり; - pは0又は1であり; - qは0又は1であり; - nは0又は1であり; - p+qの合計は0ではなく; - p+qが2である場合、nは0であり、NR1516及びNR1718基は(2, 3);(5,6);(6,7);(3,5)又は(3,7)位を占め、 - p+qが1である場合、nは1であり、NR1516(又はNR1718)基及び 0 H基は(2,3);(5,6);(6,7);(3,5)又は(3,7)位を占める} で示されるピラゾロ[1,5-a]ピリミジン類、それらの酸又は塩基との付加塩 類及び互変異性平衡が存在する場合にはそれらの互変異性体を挙げることができ る。 上述した式(V)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジン類が、窒素原子に対して2 、5又は7のα位の一つにヒドロキシル基を含有しているようなものの場合、例 えば次の式: で示されるような互変異性平衡が存在する。 上述した式(V)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジン類としては、特に: - ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; - 2,5-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; - ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン; - 2,7-ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン-3,5-ジアミン; - 3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オール; - 3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-オール; - 2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミノ)エタノール; - 2-(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イルアミノ)エタノール; - 2-[(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イル)-(2-ヒドロキシエ チル)アミノ]エタノール; - 2-[(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イル)-(2-ヒドロキシエ チル)アミノ]エタノール; - 5,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; - 2,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; - 2,5,N7,N7-テトラメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジ アミン; 及びそれらの付加塩類及び互変異性平衡が存在する場合にはそれらの互変異性体 を挙げることができる。 上述した式(V)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジン類は、次の参考文献: - Beiersdorf-Lilly社,欧州特許第628559号、 - R.Vishdu,H.Navedul,Indian J.Chem.,第34b巻(6),514頁,1995 年、 - N.S.Ibrahim,K.U.Sadek,F.A.Abdel-Al,Arch.Pharm.,第320巻,240頁 ,1987年、 - R.H.Springer,M.B.Scholten,D.E.O'Brien,T.Novinson,J.P.Miller,R.K. Robins,J.Med.Chem.,第25巻,235頁,1982年、 - T.Novinson,R.K.Robins,T.R.Matthews,J.Med.Chem.,第20巻,296頁, 1977年、 - ICN Pharmaceuticals,米国特許第3907799号、 に記載されている合成法に従い、アミノピラゾールから出発して環化することに より調製することができる。 また上述した式(V)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジン類は、次の参考文献: - A.McKi11op及びR.J.Kobilecki,Heterocycles,第6巻(9),1355頁,19 77年、 - E.Alcade,J.De Mendoza,J.M.Marcia-Marquina,C.Almera,J.Elguero,J.H eterocyclic Chem.,第11巻(3),423頁,1974年、 - K.Saito,I.Hori,M.Higarashi,H.Midorikawa,Bull.Chem.Soc.Japan,第4 7巻(2),476頁,1974年、 に記載されている合成法に従い、ヒドラジンから出発して環化することにより調 製することもできる。 本発明の酸化ベース(類)は、使用準備が整った染色用組成物の全重量に対して 好ましくは約0.0005〜12重量%、より好ましくはこの重量に対して約0 .005〜6重量%である。 使用可能なカップラーは、酸化染色組成物に通常使用されるもの、すなわち、 メタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類及びメタ-ジフェノール 類、モノ-もしくはポリヒドロキシル化ナフタレン誘導体、セサモールとその誘 導体 及び複素環化合物、例えばインドール誘導体、インドリン誘導体、ベンゾイミダ ゾール誘導体、ベンゾモルホリン誘導体、セサモール誘導体、ピラゾロアゾール 誘導体、ピロロアゾール誘導体、イミダゾロアゾール誘導体、ピラゾロピリミジ ン誘導体、ピラゾリン-3,5-ジオン誘導体、ピロロ[3,2-d]オキサゾール誘 導体、ピラゾロ[3,4-d]チアゾール誘導体、チアゾロアゾールS-オキシド誘 導体及びチアゾロアゾールS,S-ジオキシド誘導体、及びそれらの酸付塩類を挙 げることができる。 これらのカップラーは、特に、2-メチル-5-アミノフェノール、5-N-(β- ヒドロキシエチル)アミノ-2-メチルフェノール、3-アミノフェノール、1,3 -ジヒドロキシベンゼン、1,3-ジヒドロキシ-2-メチルベンゼン、4-クロロ- 1,3-ジヒドロキシベンゼン、2,4-ジアミノ-1-(β-ヒドロキシエチルオキ シ)ベンゼン、2-アミノ-4-(β-ヒドロキシエチルアミノ)-1-メトキシベンゼ ン、1,3-ジアミノベンゼン、1,3-ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プ ロパン、セサモール、α-ナフトール、6-ヒドロキシインドール、4-ヒドロキ シインドール、4-ヒドロキシ-N-メチルインドール、6-ヒドロキシインドリン 、2,6-ジヒドロキシ-4-メチルピリジン、1H-3-メチルピラゾール-5-オ ン及び1-フェニル-3-メチルピラゾール-5-オン、及びそれらの酸付加塩類か ら選択することができる。 これらのカップラーが存在する場合、それらは、使用準備が整った染色用組成 物の全重量に対して、好ましくは約0.0001〜10重量%、さらに好ましく はこの重量に対して約0.005〜5重量%である。 本発明の染色用組成物に使用可能な(酸化ベース及びカップラーの)酸付加塩類 は、特に、塩酸塩類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、酒石酸塩類、乳酸塩類及び酢 酸塩類から一般的に選択される。 本発明の染色用組成物は、上述の染料先駆物質と任意の組合せカップラーに加 えて、色調の光沢を富ませるために直接染料をさらに含有することもできる。こ れらの染料は、特にニトロ染料、アゾ染料もしくはアントラキノン染料から選択 することができる。 また、本発明の主題は、上述した使用準備が整った染色用組成物を使用する、 ケラチン繊維、特に、毛髪等のヒトのケラチン繊維の染色方法にある。 この方法は、上述した少なくとも一の使用準備が整った染色用組成物を、所望 の発色をさせるのに十分な時間繊維に適用し、ついで繊維をすすぎ、場合によっ てはシャンプーで洗浄し、再度すすいで乾燥させるものである。 ケラチン繊維の発色に必要な時間は一般に3〜60分、より厳密には5〜40 分である。 本発明の第1の特定の実施態様では、前記方法は、染色に適した媒体中に少な くとも1種の酸化ベースと少なくとも1種の任意の上述のカップラーを含有する 組成物(A)と、染色に適した媒体中に2電子オキシドレダクターゼ型の少なくと も1種の酵素を該酵素の少なくとも1種のドナーの存在下で含有しかつ少なくと も1種の上述のアニオン性両親媒性ポリマーを含有する組成物(B)とを別個に保 存しておき、ケラチン繊維に適用する前の使用時に、それらを互いに混合する第 1工程を含む。 本発明の他の特定の実施態様では、アニオン性両親媒性ポリマーは組成物(A )に含められる。 本発明の他の主題は、上述した組成物(A)を収容する第1の区画と、上述した 組成物(B)を収容する第2の区画を有する多区画染色具又は「キット」もしくは 任意の他の多区画包装システムにある。これらには、毛髪に所望の混合物を適用 するための手段を備えることができ、このようなものとしては、例えば、本出願 人の仏国特許第2586913号に記載されているものが挙げられる。 また、本発明の主題は、特にパーマネントウェーブ処理された毛髪に対してパ ーマネント再成形処理を施すために、毛髪等のケラチン物質を処理する新規な方 法であって、(i)処理するケラチン物質に還元組成物を塗布し、該塗布の前、間 もしくは後にケラチン物質に機械的張力をかける工程と、(ii)ケラチン物質を 場合によってはすすぐ工程と、(iii)場合によってはすすいだケラチン物質に 上述の酸化組成物を塗布する工程と、(iv)ケラチン物質を必要に応じて再びす すぐ工程を具備する。 この方法の第1の工程(i)は毛髪に還元組成物を塗布することからなる。この 塗布は毛髪の束毎にあるいは一度に実施される。 還元組成物は、例えば、特にチオグリコール酸、システイン、システアミン、 チオグリコール酸グリセリル、チオ乳酸又はチオ乳酸もしくはチオグリコール酸 の塩から選択される少なくとも1種の還元剤を含む。 この毛髪を所望の最終形状に対応する形状にして張力をかける通常の工程は、 任意の適当な手段、特に、ローラー、カーラー等のような毛髪に張力をかけるそ れ自体公知の機械的手段により、実施することができる。 外的な手段を用いないで、単に指で毛髪の形を整えることもできる。 次の任意のすすぎ工程(ii)を実施する前に、還元組成物が塗布された毛髪は 、通常は、数分、一般には5分と1時間の間、好ましくは10分と30分の間、 放置し、還元剤が毛髪に正しく作用するのに十分な時間を確保しなければならな い。この待ち段階は、好ましくは毛髪をフード内に保護しながら、好ましくは3 5℃ないし45℃の範囲の温度で行なわれる。 本方法の任意の第2の段階(工程(ii))では、還元組成物を含浸させた毛髪 を、水性組成物でつづいて十分にすすぐ。 次に、第3の段階(工程(ii))においては、毛髪に付与した新しい形を固定 するために、このようにすすいだ毛髪に本発明の酸化組成物を塗布する。 還元組成物の塗布の場合におけるように、酸化組成物が塗布された毛髪を、通 常は、数分、一般には3分と30分の間、好ましくは5分と15分の間、放置す る。 外的手段により毛髪に張力がかけられている場合は、これらの手段(ローラー 、カーラー等)を固定段階の前もしくは後で毛髪から取除くことができる。 最後に、また任意である本発明に係る方法の最終段階(工程(iv))において 、酸化組成物が含浸させられた毛髪を、一般には水で十分に洗い流す。 柔らかくほぐしやすい毛髪が最終的に得られる。この毛髪はウェーブがかかっ ている。 本発明に係る酸化組成物は、ケラチン繊維、特に毛髪のブリーチ処理法におい ても使用することができる。 本発明に係るブリーチ処理法は、補助酸化剤の存在下もしくは非存在下で本発 明に係る酸化組成物をケラチン繊維に塗布する工程を含む。通常の通り、本発明 に係るブリーチ処理方法の第2の工程はケラチン繊維をすすぐ工程である。 本発明に係るケラチン繊維のパーマネント処理もしくはブリーチ処理に使用さ れる酸化組成物及び使用準備が整った染色用組成物において、ケラチン繊維に適 した媒体(又は支持体)は、一般的に、水、又は水に十分に溶解しない化合物を溶 解させるための少なくとも1種の有機溶媒と水との混合物からなる。有機溶媒の 例としては、例えば、C1-C4アルカノール類、例えばエタノール及びイソプロ パノール;グリセロール;グリコール類及びグリコールエーテル類、例えば2- ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチル エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びモノメチルエーテル、 及び芳香族アルコール類、例えばベンジルアルコール又はフェノキシエタノール 、これらの類似物及び混合物を挙げることができる。 溶媒類は、染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約1〜40重量%、さ らに好ましくは約5〜30重量%の割合で存在し得る。 本発明に係るケラチン繊維のパーマネント処理もしくはブリーチ処理に使用さ れる酸化組成物及び使用準備が整った組成物のpHは、2電子オキシドレダクタ ーゼの酵素活性が悪影響を受けないように選択される。pHは、一般的には約5 〜11、好ましくは約6.5〜10である。これは、ケラチン繊維の染色におい て通常使用される酸性化剤又は塩基性化剤を使用して、所望の値に調節すること ができる。 酸性化剤としては、例えば、無機酸又は有機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸 、硫酸、カルボン酸類、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸又は乳酸、及びスルホン 酸類を挙げることができる。 塩基性化剤としては、例えば、アンモニア水、アルカリ性炭酸塩類、アルカノ ールアミン類、例えばモノ-、ジ-及びトリエタノールアミン、2-メチル-2-ア ミノプロパノールとその誘導体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び次の 式(VI): [ここで、Wは、C1-C4アルキル基又はヒドロキシル基で置換されていてもよ いプロピレン残基であり;R19、R20、R21及びR22は、同一でも異なっていて もよく、水素原子又はC1-C4アルキル又はC1-C4ヒドロキシアルキル基を表す ] で示される化合物を挙げることができる。 また、本発明に係るケラチン繊維のパーマネント処理もしくはブリーチ処理に 使用される酸化組成物及び使用準備が整った染色用組成物は、従来より毛髪の染 色用組成物に使用されている種々のアジュバント類、例えば、アニオン性、カチ オン性、非イオン性、両性又は双性の界面活性剤又はそれらの混合物、アニオン 性、カチオン性、非イオン性、両性又は双性のポリマー類又はそれらの混合物、 無機又は有機の増粘剤、酸化防止剤、本発明で使用される2電子オキシドレダク ターゼ以外の酵素、例えばペルオキシダーゼ、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料 、バッファー、分散剤、コンディショナー、皮膜形成剤、防腐剤及び乳白剤を含 有してもよい。 言うまでもなく、当業者であれば、本発明の使用準備が整った染色用組成物に 固有の有利な特性が、考えられる添加により悪影響を全く受けないか、実質的に は受けないように留意して、これらの任意の補足的な化合物(類)を選択するであ ろう。 本発明に係るケラチン繊維のパーマネント処理もしくはブリーチ処理に使用さ れる酸化組成物及び使用準備が整った染色用組成物は、種々の形態、例えば、加 圧されていてもよい液体、クリーム又はゲルの形態、又はケラチン繊維、特にヒ トの毛髪を染色するのに適した任意の他の形態にすることができる。 使用準備が整った染色用組成物の場合、酸化染料(類)及び2電子オキシドレダ クターゼ(類)は同一の組成物中に存在しており、従って酸化染料(類)の酸化が 決して早まらないようにするため、組成物が酸素ガスを含まないようにしておか なけらばならない。 本発明を例証する具体的な実施例を以下に記載する。 本明細書において、特に定義を記していない場合は、パーセントは重量基準の ものである。 以下の実施例は本発明を例証するためのもので、本発明の範囲を限定するもの ではない。実施例1 :染色用組成物 以下の使用準備が整った染色用組成物を調製した(含有量はグラム): − シグマ社から市販されている20国際単位 (I.U.)/mgの濃度のアルスロバクター・グロビ フォルミス由来のウリカーゼ 1.5g − 尿酸 1.5g − セピック社(SEPPIC)からオラミックス(Ora mix)CG110の名称で市販されている60 %の活性物質を含む(C8−C10)アルキルポリ グルコシドの水溶液 8.0g − パラ-フェニレンジアミン 0.324g − レゾルシノール 0.32g − アライド・コロイズ社からサルケアSC90 の名称で市販されているメタクリル酸−エチル アクリラート/ステアレス−10アリルエーテ ル(40/50/10)の架橋ターポリマーの30 %水性エマルション 3.0g − エタノール 20.0g − モノエタノールアミン pHを9.5とする量 − 脱塩水 全体を100gとする量 この使用準備が整った染色組成物を、90%の白髪を含む天然のグレイの髪の 束に30分の間、塗布した。ついで髪をすすいで、標準的なシャンプーで洗い、 乾燥させた。 マットな暗ブロンド色に染色された髪の束が得られた。実施例2 :パーマネントウェーブ処理もしくはブリーチ処理のための酸化組成物 − シグマ社から市販されている20国際単位 (I.U.)/mgの濃度のアルスロバクター・グロビ フォルミス由来のウリカーゼ 1.8g − 尿酸 1.65g − エタノール 20.0g − セピック社(SEPPIC)からオラミックス(Ora mix)CG110の名称で市販されている60 %の活性物質を含む(C8−C10)アルキルポリ グルコシドの水溶液 8.0g − アライド・コロイズ社からサルケアSC90 の名称で市販されているメタクリル酸/エチル アクリラート/ステアレス−10アリルエーテ ル(40/50/10)の架橋ターポリマーの30 %水性エマルション 0.25g − 2-メチル-2-メチル-1-プロパノール pHを9.5とする量 − 脱塩水 全体を100gとする量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ドゥ ラベ,アルノ フランス国 F―93600 オネー スー ボア,リュ シャルル ドルデン,9 (72)発明者 モーブリュ,ミレイユ フランス国 F―78400 シャトゥー,ア ヴニュー デプレメスニル,7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ケラチン繊維に適切な媒体中に: (a) 2電子オキシドレダクターゼを該酵素の少なくとも1種のドナーの存在下 で含有し、 (b) 少なくとも一の親水性単位と脂肪鎖を含む少なくとも一のアリルエーテル 単位を含む少なくとも1種のアニオン性両親媒性ポリマーを含有する、 ケラチン繊維、特にヒトのケラチン繊維、より特定的にはヒトの毛髪を処理する ための化粧品用及び/又は皮膚用組成物。 2. 2電子オキシドレダクターゼが、動物、微生物又は生物工学由来のウリカ ーゼから選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 3. 2電子オキシドレダクターゼが、組成物の全重量に対して0.01〜20 重量%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。 4. 2電子オキシドレダクターゼが、組成物の全重量に対して0.1〜5重量 %であることを特徴とする請求項3に記載の組成物。 5. 上記2電子オキシドレダクターゼに対するドナー(又は基質)が尿酸とそ の塩から選択されることを特徴とする請求項2に記載の組成物。 6. ドナーが組成物の全重量に対して0.01〜20重量%を占めることを特 徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物。 7. ドナーが組成物の全重量に対して0.1〜5重量%を占めることを特徴と する請求項6に記載の組成物。 8. アニオン性両親媒性ポリマーの親水性単位が、不飽和エチレン性アニオン モノマーからなる請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。 9. 親水性単位がビニルカルボン酸からなることを特徴とする請求項8に記載 の組成物。 10. 親水性単位が、アクリル酸、メタクリル酸もしくはその混合物からなる ことを特徴とする請求項9に記載の組成物。 11. 脂肪鎖を含むアリルエーテル単位が次の式(I): CH2=CR'CH2OBnR (I) (上式中、R'はHもしくはCH3、Bはエチレンオキシ基、nはゼロ又は1ない し100の範囲の整数を表し、Rは、8ないし30の炭素原子を有するアルキル 、アリールアルキル、アリール、アルキルアリール及びシクロアルキル基から選 ばれる炭化水素ベース基を表す)に相当することを特徴とする請求項1ないし1 0のいずれか1項に記載の組成物。 12. 炭化水素ベース基Rがアルキル又はアルキルアリールであり、10ない し24の炭素原子を含むことを特徴とする請求項11に記載の組成物。 13. 式(I)において、R'がHを示し、nが10に等しく、Rがステアリル 基を表すことを特徴とする請求項11又は12に記載の組成物。 14. アニオン性両親媒性ポリマーが、20〜60重量%のアクリル酸及び/ 又はメタクリル酸、5〜60重量%の低級アルキル(メタ)アクリラート、2〜 50重量%の式(I)の脂肪鎖を含むアリルエーテル、及び0〜1重量%の架橋剤 から乳化重合法により調製されることを特徴とする請求項1ないし13のいずれ か1項に記載の組成物。 15. アニオン性両親媒性ポリマーが、40重量%のメタクリル酸、50重量 %のエチルアクリラート及び10重量%のポリエチレングリコール(10EO) ステアリルアルコールエーテル(ステアレス10)を含有する架橋ポリマーであ ることを特徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載の組成物。 16. 少なくとも一の親水性単位と脂肪鎖を含む少なくとも一のアリルエーテ ル単位を含むアニオン性両親媒性ポリマーが、組成物の全重量に対して0.05 〜10重量%の範囲の量、好ましくは、0.2〜5重量%の量で使用されること を特徴とする請求項1ないし15のいずれか1に記載の組成物。 17. ヒトの毛髪等のケラチン繊維の酸化染色のための、請求項1ないし16 のいずれか1項に記載の使用準備が整った組成物において、ケラチン繊維に適し た媒体中に少なくとも1種の酸化ベースと任意に一又は複数のカップラーを含有 する組成物。 18. 酸化ベースが、パラ-フェニレンジアミン類、複ベース、オルト-もしく はパラ-アミノフェノール及び複素環ベース、並びに該化合物の酸付加塩から選 択されることを特徴とする請求項17記載の組成物。 19. 酸化ベースが組成物の全重量に対して0.0005〜12重量%である ことを特徴とする請求項17又は18に記載の組成物。 20. カップラーが、メタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミノフェノール類 、メタ-ジフェノール類及び複素環カップラー、及び該化合物の酸付加塩類から 選択されることを特徴とする請求項17に記載の組成物。 21. カップラーが、組成物の全重量に対して0.0001〜10重量%の範 囲の濃度であることを特徴とする請求項17又は20に記載の組成物。 22. 酸化ベースとカップラーに対する酸付加塩類が、塩酸塩類、臭化水素酸 塩類、硫酸塩類、酒石酸塩類、乳酸塩類及び酢酸塩類から選択されることを特徴 とする請求項17ないし21のいずれか1項に記載の組成物。 23. 直接染料をさらに含むことを特徴とする請求項17ないし22のいずれ か1項に記載の組成物。 24. ケラチン繊維に適した媒体(又は支持体)が、水、又は水と少なくとも 1種の有機溶媒との混合物からなることを特徴とする請求項1ないし23のいず れか1項に記載の組成物。 25. 有機溶媒が、組成物の全重量に対して好ましくは1〜40重量%、より 好ましくは5〜30重量%の範囲の割合で存在する請求項24に記載の組成物。 26. pHが5〜11、好ましくは6.5〜10の範囲であることを特徴とす る請求項1ないし25のいずれか1項に記載の組成物。 27. アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性又は双性の界面活性剤又は それらの混合物、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性又は双性のポリマ ー類又はそれらの混合物、無機又は有機の増粘剤、酸化防止剤、2電子オキシド レダクターゼ以外の酵素、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、バッファー、分散 剤、コンディショナー、皮膜形成剤、防腐剤及び乳白剤からなる群から選択され る、毛髪の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理用の組成物に通常使用され る少なくとも1種の化粧用アジュバントを更に含むことを特徴とする請求項1な いし26のいずれか1項に記載の組成物。 28. 請求項17ないし27のいずれか1項に記載の少なくとも一の使用準備 が整った染色用組成物を、所望の発色がなされるのに十分な時間ケラチン繊維に 適用することを特徴とする、ヒトの毛髪等のケラチン繊維の染色方法。 29. 請求項17ないし22のいずれか1項に記載の組成物中の少なくとも1 種の酸化ベースと任意に少なくとも1種のカップラーを染色に適した媒体中に含 有する組成物(A)と、請求項1ないし27のいずれか1項に記載の組成物中の2 電子オキシドレダクターゼ型の少なくとも1種の酵素を該酵素の少なくとも1種 のドナーの存在下でケラチン繊維に適した媒体中に含有する組成物(B)とを別個 に保存し、ついでケラチン繊維に適用する前の使用時に、上記組成物を互いに混 合する第1工程を含み、組成物(A)又は組成物(B)が請求項1ないし27の いずれかに記載の組成物中のアニオン性両親媒性ポリマーを含むことを特徴とす る請求項28に記載の方法。 30. 請求項29記載の方法において使用される組成物(A)を収容する第1の 区画と、請求項29記載の方法において使用される組成物(B)を収容する第2の 区画とを含むことを特徴とする染色用多区画具又はキット。 31. 毛髪、特にパーマネントウェーブ処理された毛髪にパーマネント再形成 処理を施すために毛髪等のケラチン繊維を処理する方法において、(i)処理する ケラチン繊維に還元組成物を塗布し、該塗布の前、間もしくは後にケラチン繊維 に機械的張力をかける工程と、(ii)ケラチン繊維を場合によってはすすぐ工程 と、(iii)場合によってはすすいだケラチン繊維に請求項1ないし16及び2 4ないし27のいずれかの組成物の酸化組成物を塗布する工程と、(iv)ケラチ ン繊維を必要に応じて再びすすぐ工程を具備する方法。 32. 毛髪等のケラチン繊維を処理してブリーチ処理を施す方法において、請 求項1ないし16と請求項24ないし27のいずれか1項に記載され、補助酸化 剤を任意に含む酸化組成物を塗布する工程と、ケラチン繊維を洗い流す第2の工 程を含んでなる方法。
JP52110499A 1997-10-03 1998-09-22 酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理のための用途 Expired - Fee Related JP3643860B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR97/12360 1997-10-03
FR9712360A FR2769220B1 (fr) 1997-10-03 1997-10-03 Composition oxydante et utilisations pour la teinture, pour la deformation permanente ou pour la decoloration des fibres keratiniques
PCT/FR1998/002023 WO1999017725A1 (fr) 1997-10-03 1998-09-22 Composition oxydante et utilisations pour la teinture, pour la deformation permanente ou pour la decoloration des fibres keratiniques

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000507980A true JP2000507980A (ja) 2000-06-27
JP3643860B2 JP3643860B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=9511807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52110499A Expired - Fee Related JP3643860B2 (ja) 1997-10-03 1998-09-22 酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理のための用途

Country Status (17)

Country Link
US (1) US6312477B1 (ja)
EP (1) EP0977547B1 (ja)
JP (1) JP3643860B2 (ja)
KR (1) KR100336668B1 (ja)
CN (1) CN1173688C (ja)
AR (1) AR025260A1 (ja)
AT (1) ATE253886T1 (ja)
AU (1) AU719808B2 (ja)
BR (1) BR9806222A (ja)
CA (1) CA2272455A1 (ja)
DE (1) DE69819705T2 (ja)
ES (1) ES2210816T3 (ja)
FR (1) FR2769220B1 (ja)
HU (1) HUP0001283A3 (ja)
RU (1) RU2173978C2 (ja)
WO (1) WO1999017725A1 (ja)
ZA (1) ZA989002B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2769219B1 (fr) * 1997-10-03 2000-03-10 Oreal Composition oxydante et utilisations pour la teinture, pour la deformation permanente ou pour la decoloration des fibres keratiniques
FR2769221B1 (fr) * 1997-10-03 2000-01-14 Oreal Composition oxydante et utilisations pour la teinture, pour la deformation permanente ou pour la decoloration des fibres keratiniques
FR2789576B1 (fr) * 1999-02-16 2002-04-26 Oreal Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
DE59913340D1 (de) 1999-12-24 2006-05-24 Schwarzkopf & Henkel K K Nachschäumende einkomponenten-oxidationshaarfärbezubereitung
FR2804988B1 (fr) 2000-02-11 2002-09-13 Clotex Dispositif de fixation de poteaux ou de piquets
FR2806299B1 (fr) * 2000-03-14 2002-12-20 Oreal Compositions pour la teinture des fibres keratiniques contenant des derives de paraphenylenediamine a groupement pyrrolidinyle
FR2806908B1 (fr) * 2000-03-30 2002-12-20 Oreal Composition de teinture d'oxydation des fibres keratiniques et procede de teinture mettant en oeuvre cette composition
FR2808680B1 (fr) * 2000-05-15 2003-06-27 Oreal Composition oxydante et utilisations pour la teinture, pour la deformation permanente ou pour la decoloration des fibres keratiniques
DE10059748A1 (de) * 2000-12-01 2002-06-20 Henkel Kgaa Enzymatische Fixierung von derivatisierten Kohlenhydraten an fasrigen Materialien
US10925977B2 (en) * 2006-10-05 2021-02-23 Ceil>Point, LLC Efficient synthesis of chelators for nuclear imaging and radiotherapy: compositions and applications
WO2014191995A2 (en) * 2013-05-27 2014-12-04 Rakuto Bio Technologies Ltd. Enzymatic system-containing cosmetic compositions

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE626050A (ja) 1962-03-30
DE1492175A1 (de) 1965-07-07 1970-02-12 Schwarzkopf Gmbh Hans Verfahren zum Faerben von lebenden Haaren
US3907799A (en) 1971-08-16 1975-09-23 Icn Pharmaceuticals Xanthine oxidase inhibitors
DE2359399C3 (de) 1973-11-29 1979-01-25 Henkel Kgaa, 4000 Duesseldorf Haarfärbemittel
AU612965B2 (en) * 1985-08-12 1991-07-25 Ciba Specialty Chemicals Water Treatments Limited Polymeric thickeners and their production
FR2586913B1 (fr) * 1985-09-10 1990-08-03 Oreal Procede pour former in situ une composition constituee de deux parties conditionnees separement et ensemble distributeur pour la mise en oeuvre de ce procede
JPS63169571A (ja) 1987-01-06 1988-07-13 Nec Corp ト−ン検出装置
JPH0745385B2 (ja) * 1987-03-31 1995-05-17 協和醗酵工業株式会社 毛髪用化粧料組成物
DE3843892A1 (de) 1988-12-24 1990-06-28 Wella Ag Oxidationshaarfaerbemittel mit einem gehalt an diaminopyrazolderivaten und neue diaminopyrazolderivate
GB9016323D0 (en) 1990-07-25 1990-09-12 British Res Agricult Eng Cutting and/or manoeuvring apparatus and methods
DE4133957A1 (de) 1991-10-14 1993-04-15 Wella Ag Haarfaerbemittel mit einem gehalt an aminopyrazolderivaten sowie neue pyrazolderivate
DE4211371A1 (de) * 1991-12-20 1993-10-07 Goldwell Ag Verfahren zum Fixieren von Dauerwellen und Fixiermittel für Dauerwellen
ATE121288T1 (de) * 1991-12-20 1995-05-15 Goldwell Ag Verfahren zum oxidativen färben von menschlichen haaren und mittel zur durchführung dieses verfahrens.
FR2692782B1 (fr) * 1992-06-25 1995-06-23 Oreal Procede de teinture des fibres keratiniques avec des derives indoliques ou indoliniques, du peroxyde d'hydrogene et une peroxydase.
DE4234885A1 (de) 1992-10-16 1994-04-21 Wella Ag Verfahren zur Herstellung von 4,5-Diaminopyrazol-Derivaten, deren Verwendung zum Färben von Haaren sowie neue Pyrazol-Derivate
DE4234887A1 (de) 1992-10-16 1994-04-21 Wella Ag Oxidationshaarfärbemittel mit einem Gehalt an 4,5-Diaminopyrazolderivaten sowie neue 4,5-Diaminopyrazolderivate und Verfahren zu ihrer Herstellung
EP0628559B1 (en) 1993-06-10 2002-04-03 Beiersdorf-Lilly GmbH Pyrimidine compounds and their use as pharmaceuticals
DE4440957A1 (de) 1994-11-17 1996-05-23 Henkel Kgaa Oxidationsfärbemittel
CA2150596A1 (en) * 1994-12-16 1996-06-17 Yoshio Tsujino Oxidation hair dye composition
FR2733749B1 (fr) 1995-05-05 1997-06-13 Oreal Compositions pour la teinture des fibres keratiniques contenant des diamino pyrazoles, procede de teinture, nouveaux diamino pyrazoles et leur procede de preparation
DE19543988A1 (de) 1995-11-25 1997-05-28 Wella Ag Oxidationshaarfärbemittel mit einem Gehalt an 3,4,5-Triaminopyrazolderivaten sowie neue 3,4,5-Triaminopyrazolderivate
DE19547991A1 (de) * 1995-12-21 1997-06-26 Beiersdorf Ag Kosmetische und dermatologische Zubereitungen mit einem wirksamen Gehalt an Harnsäure und Uricase
DE19610392A1 (de) 1996-03-16 1997-09-18 Wella Ag Mittel und Verfahren zum oxidativen Färben von Keratinfasern
FR2753093B1 (fr) * 1996-09-06 1998-10-16 Oreal Composition de teinture d'oxydation pour fibres keratiniques comprenant un polymere amphiphile anionique
JP3439067B2 (ja) * 1997-04-28 2003-08-25 ヘンケルライオンコスメティックス株式会社 安定に可溶化した尿酸と、水溶性高分子物質とを含有する水性化粧料組成物および水性化粧料組成物における尿酸の安定可溶化方法
US6080391A (en) * 1997-08-14 2000-06-27 Novo Nordisk A/S Reduction of malodour

Also Published As

Publication number Publication date
AR025260A1 (es) 2002-11-20
CN1246050A (zh) 2000-03-01
ES2210816T3 (es) 2004-07-01
FR2769220B1 (fr) 2000-03-10
EP0977547A1 (fr) 2000-02-09
DE69819705D1 (de) 2003-12-18
EP0977547B1 (fr) 2003-11-12
ZA989002B (en) 1999-04-12
FR2769220A1 (fr) 1999-04-09
CN1173688C (zh) 2004-11-03
KR100336668B1 (ko) 2002-05-13
BR9806222A (pt) 2000-04-18
US6312477B1 (en) 2001-11-06
WO1999017725A1 (fr) 1999-04-15
HUP0001283A2 (hu) 2000-09-28
KR20000069195A (ko) 2000-11-25
AU719808B2 (en) 2000-05-18
AU9269298A (en) 1999-04-27
CA2272455A1 (fr) 1999-04-15
RU2173978C2 (ru) 2001-09-27
US20010052155A1 (en) 2001-12-20
JP3643860B2 (ja) 2005-04-27
DE69819705T2 (de) 2004-09-23
HUP0001283A3 (en) 2001-12-28
ATE253886T1 (de) 2003-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100336675B1 (ko) 산화 조성물 및 케라틴 섬유를 염색, 영구적인 세팅 또는 표백하기 위한 그의 용도
JP3643861B2 (ja) 酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理のための用途
JP3674871B2 (ja) 酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理のための用途
JP3675490B2 (ja) 酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理のための用途
KR100322397B1 (ko) 산화 조성물 및 케라틴 섬유를 염색, 영구적인 세팅 또는 표백하기 위한 그의 용도
KR100336665B1 (ko) 케라틴 섬유 처리용 산화 조성물
JP2000507990A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
JP3643860B2 (ja) 酸化組成物とケラチン繊維の染色、パーマネント処理又はブリーチ処理のための用途
JP2000507986A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
KR100336674B1 (ko) 산화 조성물 및 케라틴 섬유의 염색, 영구적 재성형 및 표백을위한 용도
JP2000506549A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法
JP2000507985A (ja) ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees