JP2000507115A - 人工心臓弁を移植するのに特に有用な外科用器具 - Google Patents

人工心臓弁を移植するのに特に有用な外科用器具

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Abstract

(57)【要約】 切開された環状部に人工弁(4)を移植するのに特に有用な外科用器具(10)は人為的に把持可能なハンドル(11)と、このハンドルにより担持され且つコイルスプリング(16)を担持した外面を有する縫合糸リテーナ(15)とから成り、コイルスプリング(16)のコイルは選択されたコイル間に縫合糸を収容し解放可能に保持する対向柔軟面を各々有する環状列のスリットを画成する。環状部の形状に応じた縫合糸の最良の間隔は、スプリングの選択コイル間に参照リブ(17)を設けることにより、また縫合糸リテーナの外方環状面を切開環状部の形状と実質的に同じ形状にすることにより達成される。作業部域を人工的に照明する照明装置(211)を含み、且つ縫合糸リテーナを持ち又は持たない器具が記載される。かかる器具を用いて人工弁を迅速且つ効率的に移植する方法が記載される。

Description

【発明の詳細な説明】 人工心臓弁を移植するのに特に有用な外科用器具 関連特許出願 本出願は1996年4月30日提出の米国特許願08/640,149の一部継続出願である。 発明の分野と背景 本発明は人工装置を切開された環状部に移植するのに特に有用な外科用器具に 関する。本発明は特に人工心臓弁を移植するのに有用であり、故にかかる用途に 関して以下に述べられる。本発明はまた上記外科用器具に用いて特に有用な新規 な弁ホルダにも関する。本発明はまた人工装置、特に心臓弁を移植する外科方法 にも関する。 欠陥心臓弁の外科的置換は広く実施される外科手術になっている。かかる外科 手術に於て、欠陥のある弁は外科的に除去され、切開環状部の大きさに応じて通 常12−20本の複数の縫合糸により生化学的な又は機械的な人工弁が切開環状 部に移植される。かかる外科手術は心肺バイパス循環と心臓停止とを伴う。心臓 停止の期間が長くなればなる程、術後の合併症の危険が大きい。心臓停止期間を 短くするためにかかる外科手術に用いる多くの器具が提案されている。周知装置 の例は米国特許4,185,636号、同4,492,229号、同4,932,965号、及び本発明者の 先行米国特許4,702,250号に記載されている。しかし、本発明者の知る限り、こ れらの周知装置は何れも広く使用されていない。 発明の目的と要旨 本発明の目的は、以下に詳述する如く、本発明者の先行特許4,702,250号の器 具を含む周知の器具に優る利点を有する人工装置、特に人工心臓弁を移植するの に特に有用な新規な外科用器具を提供することである。本発明の他の目的は、特 に、しかし専らということではなしに、上記新規な外科用器具に用いて有用な新 規な構造の弁ホルダを提供することである。本発明の他の目的は人工装置、特に 弁を移植する新規な外科的方法を提供することである。 本発明の一観点によれば、人工装置を切開環状部に複数の縫合糸により移植す るのに特に有用な外科用器具であって、人為的に把持可能なハンドル、及びハン ドルに担持された縫合糸リテーナを含み、縫合糸リテーナは視覚識別可能な分割 器により複数個の区分に分割された外方環状面を含み、前記複数個の区分は付与 される縫合糸各一本につき一つの区分とし、縫合糸の付与と均一な間隔配置とを 容易ならしめた外科用器具を提供することである。 記載された好適実施例の更なる特色によれば、各区分はそれぞれの縫合糸の両 端を収容し解放可能に保持する少なくとも二つのスリットを含み、両端を識別し 結ぶのを容易ならしめる。好ましくは、各区分は少なくとも四つのスリットを含 み各区分で且つ外科医の選択で少なくとも一本の追加の縫合糸を付与するのを可 能にすると共に、縫合糸を縫合糸リテーナへ付与するときにそれぞれの区分内の 縫合糸を正確に照準することなく縫合糸を付与するのを容易ならしめる。各スリ ットはいろいろな太さの縫合糸を収容し解放可能に保持するための好ましくは対 向する収斂した柔軟性の面を有する。 記載された好適実施例の更なる特色によれば、スリットの環状列はスプリング の選択されたコイル間に縫合糸を収容し解放可能に保持するために縫合糸リテー ナの外方環状面の回りに環状配列で支持されたコイルスプリングにより形成され 、コイルスプリングは各区分に複数個のコイルを含む。かかる構造は特に有利だ が、他の構造、例えばスリット付き外方環状面を有するプラスチックディスク、 あるいは環状形に支持されスリット付き外面を有するプラスチックロッドを使用 することもできる。 記載された好適実施例の更なる特色によれば、縫合糸リテーナの外面は切開環 状部の一般形状を視覚で識別できる表示を含む。これは縫合糸を切開環状部に関 して最良の間隔で配置するのを容易ならしめる。これを達成する好適な方法は縫 合糸リテーナの外方環状面を切開環状部と一般に同じ大きさにすることである。 しかし、好ましくは、縫合糸の取扱を容易ならしめるためにより大きくすること であるが、外科現場の邪魔になるのを少なくするためにより小さくすることもで きる。 本発明の更なる観点によれば、人工装置を作業部域に移植するのに特に有用な 外科用器具であって、人為的に把持可能なハンドル、このハンドルに担持された 人工装置を保持するホルダ、及びハンドルに担持された人工光を作業部域に照射 するための照明器から成る外科用器具が提供される。 本発明は特に有用であり、それ故に器具に関して以下に記述され、人工装置は 開放位置又は閉鎖位置へ枢動する弁部材を有する人工弁であり、またホルダは人 工弁を解放可能に保持する弁ホルダであり、人工弁の弁部材は開放位置で枢動し て光導体からの光が弁ホルダ及びこれにより保持された人工弁を通過して作業場 所を照明するのを可能にする。 本発明の更なる観点によれば、弁を作業部域に移植する縫着リング、及び開放 及び閉鎖位置へ枢動する枢動弁部材を有する人工弁を保持する弁ホルダが提供さ れ:この弁ホルダは弁ホルダを手動操作可能な外科用器具へ取り付ける取り付け 区分、及び人工弁を解放可能に保持する解放可能保持区分を含み;弁ホルダには 取り付け区分を貫通し外科用器具からの光導体を収容し且つ光導体の先端を枢動 弁部材から離間させるような寸法の孔を形成され;解放可能保持装置は光導体か らの光が弁ホルダ及びこれにより保持された人工弁を貫通して作業部域を照明す るのを可能にする開放位置に弁部材を位置させた状態で人工弁を保持する。 本発明のいくつかの実施例をそれぞれの弁ホルダ付きの現在商業的に入手可能 な各種形式の人工弁について述べる。 図面の簡単な説明 本発明はここで例のみにより添付図面を参照して記載される。図中; 図1は本発明により構成された外科用器具の一形態を示す立体図である。 図2は図1の器具の縫合糸リテーナを示す頂部平面図である。 図3は図1の外科用器具に含むことができる縫合糸リテーナの他の形態を示す 頂部平面図である。 図4は図1又は図2の縫合糸リテーナの構成の改変例を示す部分断面図である 。 図5は人工照明器を含む本発明の他の実施例を示す。 図6は使用可能な照明器の他の形式を示す本発明の更なる実施例を示す。 図7は一つの周知形式の人工弁用の弁ホルダを含む図6の器具に類似した他の 器具を示す。 図8は図7の弁ホルダの立体図である。 図9は弁ホルダの底部から見た図8の弁ホルダの立体図である。 図10及び図11は分解された側部図及び頂部図であり、それぞれ図8及び図 9の弁ホルダの二つの部分を示す。 図12は図7の器具に類似するが縫合糸リテーナを持たない器具を示す。 図13は図12の器具に類似するが他の周知形式の人工弁用の弁ホルダを持っ た器具を示す拡大図である。 図14は図13の器具の組立状態の側面図である。 図15は他の周知形式の人工弁用の弁ホルダを含む本発明により構成された他 の器具を示す分解図である。 図16は別の側から見た図15の弁ホルダだけを示す。 図17は図16の弁ホルダの部分断面側面図であり、また器具への取り付け態 様を示す。 図18は市販の人工弁を保持するための他の市販の弁ホルダに本発明を実施し たのを示す分解図である。 好適実施例の説明 図に示す外科用器具は人工大動脈弁又は肺動脈弁を移植するためのものであり 、一般に湾曲した三角形状の切開環状部を作ることを含む。しかして、図1は置 換される疾病弁部位を2で絵画的に示し、欠陥弁を除去し人工弁を移植する部位 を用意した後、外科医により用意された湾曲三角形状の切開環状部を3で示し、 また切開環状部3に移植される人工弁を4で示す。かかる弁は通常、人工弁を切 開環状部3に移植するのに使用する縫合糸6を収容する縫着リング5を備える。 以下に詳述する如く、各縫合糸6は双腕付き縫合糸であり、即ち縫合糸は、切 開環状部3の組織を貫通すると共に人工弁4の縫着リング5を貫通する針7を各 端に担持する。また各縫合糸は例えば“Teflon”(登録商標)製の綿撒糸8を備 え、縫合糸と切開環状部でそれを収容する組織との面接触を増加する。 図1に示す外科用器具は10で一般的に示される。これは人為的に把持可能な ハンドル11と人工弁4を解放可能に保持する弁ホルダ12とを含む。この目的 のため任意の周知形式の弁ホルダが、例えば本発明者の先行米国特許4,702,250 号に記載の如く、使用できる。しかしながら、器具が以下に示す如き照明器と共 に使用される場合、弁ホルダは現在商業的に入手可能な各種形式の人工弁の一つ に対して、以下に記載の構成のうちの一つとするのが好ましい。 図1の外科用器具は一般的に15で示される縫合糸リテーナを更に含み、これ はハンドル11により好ましくは人工弁の近くのハンドルの遠位部で担持される 。コイルスプリング16はスプリングの選択されたコイル間に縫合糸16を収容 し解放可能に保持するために縫合糸リテーナ15の外方環状面の回りに支持され る。この目的のため、縫合糸リテーナ12はコイルスプリング16を収容する開 口18(図2)を有する複数個の離間リブ17が一体的に形成される。 コイルスプリング16は、図2に示す如く、螺旋に巻かれた円形横断面のワイ ヤから成り、また縫合糸リテーナ15の外方環状面の回りに環状配列で支持され る。コイルスプリングは軽い牽引のもとで付与され、故に図示の湾曲形状で支持 されるとき、コイルはスプリングの内面16aで軽く押圧されて集まり、外面1 6bで僅かに離れて広げられる傾向にある。このようにコイルスプリングは縫合 糸を収容し解放可能に保持する対向柔軟面を有するスリットの環状列を形成する 。コイルスプリングを作るのに使用されたワイヤの円形横断面の結果、外面は外 方向に末広がりになったスリットを画成し、それによりコイル間の縫合糸の挿入 が容易となる。 先に述べたように、縫合糸リテーナ15の外方形状は一般に人工弁4を移植す るのに外科医が準備する切開環状部3と同じ形状である。図1及び図2に示す例 では、置換される欠陥弁は大動脈弁であり、これは一般に湾曲三角形状の環状部 3を切開することを伴う。故に外科用縫合糸リテーナ15の形状はまた一般に切 開環状部3と同じ湾曲三角形状である。 リブ17は、コイルスプリング16を環状配列で縫合糸リテーナ15の外面に 保持する他に、縫合糸リテーナの外方環状面を複数個の区分に分割する視覚識別 可能な分割器としても役立ち、前記複数個の区分は付与される縫合糸各一本につ き一つの区分とする。例えば、図1に示す人工弁で、通常、15本の縫合糸が使 用され、故に縫合糸リテーナの外面を15個の区分に分割する15個のリブ17 があり、15本の縫合糸の各一本に付き一つの区分で収容する。リブ17により 画成された15個の区分の各々はコイルスプリング16の少なくとも二つの(好 ましくは三つの)コイルを収容し、これは少なくとも二つの縫合糸収容スリット を画成し、各区分に収容される縫合糸の両端を収容し、識別し、また結ぶのを容 易ならしめる。しかしながら、各区分に三つ以上のコイル、例えば四つ又は五つ のコイルがあることが好ましい。これにより外科医による縫合糸の付与が容易と なり、外科医が縫合糸ホルダの各区分の正確な位置に縫合糸を照準することを必 要としない。また外科手術中に必要又は所望されると思われるならば外科医は切 開環状部の任意の場所で追加の一本又は二本の縫合糸を付与する選択の自由が与 えられる。 縫合糸リテーナ15は一般に切開環状部3と同じ外部形状であるが、縫合糸を それぞれの場所での取扱と適切な位置決めとを容易ならしめるためにより大きく してもよい。また縫合糸リテーナ15は外科現場で邪魔になるのを少なくするた めにより小さな寸法にもでき、及び/又は透明プラスチック製にできる。 図1及び図2に示す外科用器具は欠陥のある大動脈弁を置換するために以下の 態様で使用できる。 胸部が胸骨切開術(midsternotomy)により開放され、心肺バイパスが大動脈根 及び右心房のカニューレ挿入(cannulation)により確立される。次いで大動脈は クロスクランプされ、心臓停止法(cardioplegia)に従う薬品が注入され心臓を停 止させる。大動脈根はS字形切開を経て開かれ、欠陥大動脈弁が切開され、人工 弁4を収容するために一般に湾曲三角形状の切開環状部3が準備される。 外科用器具10には人工弁4が予め装填されるが、移植に使用される縫合糸6 は予め装填されない。むしろ、器具は人工弁を収容するために切開環状部3に対 応する適当な形状(この場合、湾曲三角形状)の縫合糸リテーナ15を備える。 縫合糸6の各々はその両端の各々に針7を担持し、また切開環状部の回りの組織 と縫合糸との接触位置で又はその位置に摺動可能な綿撒糸8を担持する。 縫合は第1縫合糸6の一端の針7が非冠状尖端リム20を貫通することにより 開始され、次いで人工弁4の縫着リング5を貫通する。縫合糸の端は次いでリブ 17間の縫合糸に割り当てられた区分でスプリング16の一対のコイル間に挿入 される。縫合糸は僅かに引張られ、スプリングのコイルによりこの張力のもとで 解放可能に保持される。次いで、針は縫合糸の各端から、縫合糸の過剰分をその 端に残して、切取られる。 次いで同じ縫合糸の反対端が同態様で付与され、リブ17により画成された同 じ区分内で最初に述べた端を収容するコイルに隣接した一対のコイル間に挿入さ れる。またその端の針はその端の縫合糸の過剰分を残して切取られる。 スプリング16のコイルは縫合糸の両端を解放可能に保持し、ハンドル11が 僅かに外側に引張ることができ張力を縫合糸の二端に付与し、また縫合糸により 係合された組織を僅かに引き出す。各縫合糸の綿撒糸8は縫合糸と組織との大き な接触面部域を提供し、それによりこの張力を可能にする一方、組織を引き裂く 可能性を減らす。もし過度の張力が縫合糸に付与されるとこの過度の張力はスプ リングのコイル間の縫合糸が滑ることにより吸収されるので、環状組織を引き裂 く危険性が最小化される。 次いで他の縫合糸6が同態様で、マットレス技術により即ち外側から内側へ次 々と付与される。それらは切開環状部の各位置に応じて縫合糸リテーナ15のリ ブ17により画成された各区分のスプリング16の隣接コイル間に収容される。 このように全ての縫合糸が付与され、それらの針が切り離された後に、ハンド ル11を僅かに外側に動かし、全ての縫合糸を引張り切開環状部をより良好に露 出させることができる。もしある縫合糸が不十分な引張状態であることが判明す れば、これは各縫合糸を単に引張りそれに適当な張力を付与することにより容易 に修正できる。先に述べたように、もし一つ又はそれ以上の縫合糸に過度の張力 が付与されるならば、各縫合糸はスプリングのコイル間で単に滑り、それにより 環状組織を引き裂く危険性が減少する。 このように縫合糸が切開環状部に付与され、環状部を良好に露出させるために 引張られた後に、人工弁4は以下に述べる態様でホルダ12から解放され、環状 部内の適正位置へ滑り込まされる。次いで縫合糸の各対は結ばれてカットされる 。次いで大動脈の開口は縫合され、大動脈クランプは解放され心臓は再び鼓動を 開始できる。 このように図1及び図2に示す外科用器具の使用は既存の技術と比較して、多 くの重要な利点の達成を可能にする。このように、新規の器具は外科医が使用す る縫合糸の形式を選択することを可能にし、それは即ち縫合糸リテーナを予め装 填するだけでは可能ではなかったものである。また針の探索による浪費時間を最 小化しながら、現行使用でのはるかに人気のある技術であるマットレス様式で綿 撒糸付き双腕縫合糸を使用するときでさえ切開環状部及び弁縫着リングの同時縫 着を可能にする。これは、切開環状部と縫着リングとが別々に縫合される綿撒糸 付き双腕縫合糸を使用する現行の技術と比較して、心臓停止時間を実質的に減少 させることが可能となる。 上述の器具及び手順もまた縫合部位の良好な露出及び良好な区分を外科医に提 供する。また縫合糸長さの調節を可能にし、環状部引裂の危険性を減らし、縫合 糸をループ形成(looping)したり結束(tying)したりすることなしに保持し、縫合 糸が付与されるとき絡合(entanglements)したり端が緩む可能性を減少させる。 また、一般に切開環状部と同じ形状の縫合糸リテーナの環状面を形成し、環状面 を付与される縫合糸に応じた区分に分割することにより、外科医が各縫合糸を正 確に照準する必要なしに各縫合糸をその適切な位置へ付与することが大いに容易 化される。尚、各区分に少なくとも二つのスリットを提供することにより各縫合 糸の両端の付与、識別及び結びが助けられ、一方、二つ以上のスリットを各区分 で提供することによりもし手術中に必要又は所望されると思われるならば外科医 は縫合糸をいずれの特定位置でも付与できる。 前述の全利点は術後の死亡率及び発病率を、また特にしばしば致命的となる術 後の弁房の漏出(paravulvular leak)の危険性を減少させる点で極めて重要であ る。 図3は、例えば僧帽弁又は三尖弁を移植する際の、湾曲楕円形状の切開環状部 を必要とする人工弁を移植するのに使用する縫合糸リテーナを示す。この場合、 ここでは115で示される縫合糸リテーナは各弁のために準備される切開環状部 と同じ湾曲楕円形状である。縫合糸の取り扱いを容易にするために僅かに大きく することができ、あるいは僅かに小さくし、また好ましくは透明にでき、外科現 場の邪魔になるのを少なくする。他の全ての点では、図3に示す縫合糸リテーナ は図1に示す外科用器具に組み込まれ、人工弁を移植するために上述したのと同 じ態様で使用される。 図3に示す縫合糸リテーナ115(図1及び図2に示す縫合糸リテーナも同様 )では、コイルスプリング116は縫合糸リテーナに一体形成されたリブ117 の孔118を貫通させることにより縫合糸リテーナの外面の回りに環状配列で保 持される。図4は一変化例を示し、ここでは127で示されるリブには、縫合糸 リテーナの外面の回りに環状配列でコイルスプリングを保持するために、縁スロ ット128が設けられる。このように、コイルスプリングはエンドレスループ状 に形成でき、またリブ127の縁スロット128を経て簡単に付与できる。 上述の如くリブを形成された環状縫合糸リテーナの回りに付与される環状配置 されたコイルスプリングを使用することは特に有利であることが判明している、 何故ならば、かかる構成は縫合糸を収容し解放可能に保持するために縫合糸参照 マークを有する環状配置のスリットを画成するからである。しかしながら、これ らの特徴を有する他の縫合糸リテーナの構造、例えばプラスチックディスク又は 環状管あるいはロッドを使用することもでき、これにはその外方縁から内方に進 む複数個の放射方向延出スリットが形成されている。 また、縫合糸を切開環状部に関して最良の間隔で配置するのを容易ならしめる ために一般に切開環状部と同じ形状の外方環状面を縫合糸リテーナに形成するこ とは好ましいが、切開環状部の形状を視覚で識別できる表示部を提供するために 他の構成を使用できる。例えば、切開環状部の形状は縫合糸リテーナ上に描くこ とができ、故に切開環状部に関して縫合糸を最適間隔で配置するのを容易ならし めるために他の形状(例えば円形形状)にできる。また、縫合糸リテーナの外方 環状面の視覚で識別できる分割器は縫合糸リテーナが一体的に形成されたリブよ りもむしろ、単に縫合糸リテーナへ付与されるマークの形態にできる。 図5及び図6は図1の器具に類似した器具を示すが、これは作業部域を照らす ための人工照明器を含む。理解を容易ならしめるために、図1と同じ参照符号が これらの図で使用され、対応素子を識別している。図5の器具では、縫合糸リテ ーナ15には三つの光源201、202、203(例えば発光ダイオード)が設 けられ、縫合糸リテーナの下側の作業部域を照らすために、ハンドル11の電池 隔室205内の電池204により付勢される。図6では、人工照明器は例えば手 術室で一般に利用可能な通常の小児科の気管支鏡のために設けられる光ボックス (図示せず)へ一端が光学的結合されかつ作業部域を照射するために人工弁4用 の弁ホルダ12を貫通して延びるハンドル11内に光学繊維束211の形態の光 導体を含む。 図7は図6の器具と類似した器具を示し、ハンドル11を貫通する光学繊維2 11の形態の光導体を含む人工照明器を備える。図7はまた図8−図10に関し て以下で述べる如き弁ホルダ12の特定構成を示す。ハンドル11と弁ホルダ1 2との間のハンドルの端区分220には弁ホルダ12を螺合収容するために雄ね じ部220aが形成される。 光を導き作業部域を照射するための光導体として役立つ光学繊維211はハン ドル11の整合孔を貫通し、その端区分220、及び前記区分により担持された 弁ホルダ12を貫通する。光学繊維211の端部は弁ホルダ12内で終るが、ホ ルダにより保持された人工弁4の上方に離間されて人工弁4の小葉弁部材と干渉 しないようにされるが、これについては図8−図11に関して以下で詳述する。 弁ホルダ12に関して正確に光学繊維211の先端211aを配置するために、 環状カラー222が光学繊維211へ固定され、ハンドル11の外方端と係合可 能となり、それにより弁ホルダ12に関して光学繊維の先端211aの位置を制 限する。 図8−図11は弁ホルダ12の新規な構成を示し、これは図7の器具、並びに ここで記載される他の器具と共に使用できる。図8−図11に示す弁ホルダ12 は、例えば米国特許5,443,502号に記載される如き、周知の構成と類似している が、弁ホルダを一周知形式の人工弁に関して使用可能にし且つ作業部域を照射す るための光導体を収容可能にする多数の改変例を含む。 図10及び図11で特に見られるように、弁ホルダ12は二つの枢動部301 、302から構成され、それぞれには腕303、305がその下方端に形成され る。部品301はその上端にカラー306を更に含み、このカラーには中間ハン ドル区分220の雄ねじ端220a(図7)を螺合収容する雌ねじソケット30 7が形成されている。 枢動部301の一端の筒状カラー306は半筒状形状の中間区分308により 腕303へ接合され、また一対のスロット310によりその区分の外面と連通す る一対の整合筒状孔309がその両側部に形成されている。枢動部302は一端 に区分311を含み、区分311は枢動部301の中間区分308を補完する類 似の半筒状形状である。また枢動部302は中間区分311が一体形成された一 対の筒状トラニオン312も含む。これらのトラニオンはスロット310を経て 枢動部301の中間区分308の筒状孔309内に収容可能である。 この構成はトラニオン312が孔309に収容されると一対の腕303、30 5がそれらの上方端で枢動可能に共に装着され、人工弁4を保持するために図8 及び図9に示す如き操作位置か、あるいは人工弁を解放するための折りたたみ位 置をとるようになっている。人工弁4は前述した如く、縫着リング5、及び一対 の枢動小葉弁部材321、322を含む従来構成にすることができる。人工弁4 が弁ホルダへ付与されると、弁ホルダの枢動腕303、305が小葉321、3 22内に収容され、二つの小葉をそれらの開放位置へ枢動し、光学繊維211か らの光が弁を貫通し作業部域を照射するのを可能にする。 僧帽位置で、二つの小葉321、322は重力により開放する傾向にある。し かしながら、大動脈位置では二つの小葉は重力により閉鎖される傾向にある。 二つの枢動腕303、305が人工弁の小葉321、322を大動脈位置でそ れらの開放位置へ枢動させることを一層確実にするために、二つの腕303、3 05の下面には小葉を開放位置へ枢動させるように小葉と係合可能な湾曲テーパ 状リブ323、324(図9)が一体形成されている。 部分301の円周凹所326及び部分302の対応凹所327内に収容される 糸325は人工弁4を保持する保持位置で二つの部分を保持する。人工弁が弁ホ ルダから解放されるとき、糸325は切断され、それにより二つの腕303、3 05が人工弁を解放する解放位置へ折りたたみ可能となる。また二つの腕303 、305の下面に形成された湾曲したテーパ状リブ323、324は、糸325 を切断することにより二つの腕がそれらの解放位置へ枢動されるとき、人工弁4 が重力により落下するのを助ける。 糸325の切断を容易化するために、枢動部301には糸325を収容するス ロット326と交差する軸方向スロット331(図8)も形成される。尚、部分 302には軸方向スロット331と整合する軸方向スロット322も形成される 。 部分302のスロット327はその部分外面の回りに完全には延びず、むしろ 図8の波線327’で示すように、その長さの一部に対してその部分の内面に形 成される。また枢動部301のスロット326はその外面上よりはむしろその部 分の内面上に形成される対応区分(図示せず)を含む。糸325は内方スロット 区分327’及びスロット326の対応区分から導かれる開口を貫通する二つの 結節端325a、325bが形成される。このように糸325が切断されると、 糸は弁ホルダ内に確固として保持され切開環状部内に落ちることはできない。 図7に示す器具は作業部域を照射する光学繊維211と、移植される人工弁を 保持する弁ホルダ12と共に、以下のように使用される。即ち; カラー222は光学繊維211へ取り付けられるが、その取り付け位置は、光 学繊維がハンドル11と、端区分220と、弁ホルダ12との整合孔を貫通する とき、光学繊維の外方先端211aが弁ホルダ12の内部へ進入するが、ホルダ により保持された人工弁4の上方で離間されるような位置である。弁ホルダ12 はハンドル区分220の下方端220aを弁ホルダのソケット307内にねじ込 むことにより従来通り器具へ取り付け可能である。 弁ホルダ12は人工弁4が取り付けられた状態、即ち弁ホルダの腕303、3 05が人工弁を保持する操作位置にある状態で器具へ付与される。腕303、3 05は二つの枢動部301、302の上方端を取り巻く糸325により操作位置 で保持される。このように人工弁4が弁ホルダへ取り付けられるとき、二つの腕 303、305は人工弁の二つの枢動小葉321、322が開放位置へ枢動され 、これらの小葉が光学繊維211から作業部域への光の通路を干渉しないように することを確実にする。 上述の如く、このように縫合糸が人工弁へ付与された後、糸325は切断され 、それにより弁ホルダの二つの腕303、305が折りたたまれ、弁を開放する 。先述の如く、糸325に形成された二つの結節部325a、325b、並びに 糸を収容する凹所区分327’の内方位置(及び凹所326の対応区分)は、糸 が切断されたとき、弁ホルダ内に保持され切開環状部内に落ちないことを保証す る。 弁ホルダは、透明、半透明又は不透明の、任意適当な材料から作ることができ る。しかしながら、好ましくはその外面は粗面化され、外科医の目の方へ光が反 射するのを防ぐ。 図7−図11に示す器具は心臓内のキャビティ、例えば右心房、左心房、右心 室、左心室、大動脈根等を、非常に近い距離から高輝度照明器で照射するのに使 用でき、このようにして光、影等との干渉を回避する。照明器は光導体(例えば 、直径約3mmの光学繊維束)により導かれるので、作業部域で発生する熱は最 小化され、これは心臓外科手術中に非常に重要な利点である。尚、人工弁の小葉 は光を作業部域へ効率的に反射、拡散する。また照明器は照射するのが困難な深 いキャビティでの視野を向上し露出を改良する。 図12は図7−図11に関して上述した器具に類似するが縫合糸リテーナ15 を持たない器具を示す。故にかかる器具は作業部域を照射するために上記した全 利点を提供できるが、縫合糸を付与するための他の構成を使用できる。 図12に示す器具の更なる特徴はハンドルを弁ホルダ12へ結合するハンドル 11の端区分220が350で示される折曲可能部分を含むことである。部分3 50はハンドルの軸線の側方に折曲可能であり、また作業部域に関して、弁ホル ダ及びそれが保持する人工弁の操作を容易化するために折曲位置で保持される。 かかる折曲可能部分350は例えば、プラスチック、金属又はプラスチック被覆 金属のコイル又はストリップにでき、これは側方に折曲可能であり且つ他の形状 に曲げられるまでその曲げられた形状を保持するようなメモリーを有する。図1 2に見られるように、器具が縫合糸リテーナを含まないときかかる構成は特に有 利であり、これは上述の如き器具の折曲はリテーナが保持する縫合糸との干渉を 生じるからである。 図13及び図14は器具360、及び弁ホルダ370を示し、これは他の周知 形式の人工弁380を解放可能に保持する。 器具360は外部光源(図示せず)へ結合された器具のハンドルを貫通する光 導体361と、弁ホルダ370により担持されたカラー371のソケット内にス ナップ嵌合することにより取り付け可能である方形ヘッド362とを含む。更に 器具360は図12の器具の折曲部分350に相当する、折曲部分363を含む 。 弁ホルダ370が器具360へ取り付けられるとき、光導体361の先端が弁 ホルダに形成される孔372内に収容され、弁ホルダ370及びそれにより解放 可能に保持された人工弁380の整合開口を経て作業部域へ光導体361から光 を導く。弁ホルダ370は人工弁380を解放可能に保持するために枢動可能に 装着された一対のフック373、374を含む。通常これらのフックは糸375 (図14)により保持位置に保持され、この糸375は人工弁380を開放する ために切断される。 人工弁380は商業的に入手可能な形式のものであり、縫着リング381と一 対の枢動小葉型弁部材382、383とを含む。また弁ホルダ370は、この場 合、器具360への取り付け用の取り付け区分を構成するカラー371に光導体 361の先端を収容するように寸法決めされた孔372が形成されている以外は 、通常は人工弁380が供給された周知の商業的に入手可能な形式のものである 。この周知形式の人工弁で、二つの小葉382、383は弁ホルダにより保持さ れるとき通常、その枢動開放位置へ偏向され、それにより光導体360からの光 を作業部域まで弁ホルダ及び弁を貫通させることを可能にする。 これ以外は弁ホルダ370及び人工弁380は周知の商業的設計であるので、 これらの構成の更なる詳細はここでは記載しない。 図15−図17は一般的に400で示された他の周知形式の人工弁で本発明を 例示し、一般的に500で示された他の周知形式の弁ホルダが通常は供給される 。 このように、人工弁400はチタン製ハウジング401と、縫着リング402 と、単一ディスク弁部材403とを含み、弁部材403は横方向延出バー405 により担持された案内部材404に関してその中心で枢動される。 弁ホルダ500はハウジング501と、器具ハンドル503の雄ねじ刻設端へ 取り付けるための雌ねじ刻設取り付け区分502とを含む(図17)。弁ホルダ のハウジング501には人工弁の横方向バー405を収容するスペース506に より離間された一対の軸方向延出テーパピン又はプロング504、505が設け られている。 このように、人工弁400が弁ホルダ500により保持されるとき、二つのピ ン504、505は横方向バー405を跨ぐハウジング401内に収容され、横 方向バーは二つのピン間のスペース506に収容される。ホルダハウジング50 1の対向側部のリブ507(図16)は弁ハウジング401の対向側部と係合す る。弁はホルダ500の開口509、510を貫通する糸508によりホルダ内 に保持され、糸は弁をホルダから解放するために外科医により切断される。 人工弁400と弁ホルダ500を両方とも周知構成であるので、これらの構成 及び操作の更なる詳細はここで記載しない。例えば、人工心臓弁400はミネソ タ州ミネアポリスのHedtronic社から供給される“Hall”(商標)人工心臓弁に でき、弁ホルダ500はこの弁を備えたホルダにできる。しかしながら、この場 合、弁ホルダ500は器具のハンドル503により担持され弁ホルダを器具のハ ンドルへ取り付けるときカラー502内に収容される光導体511を収容するよ うに改変されており、また二つのテーパピン又はプラグ504、505にそれら を通る孔又は通路504a、505aを設けることにより、作業部域まで人工弁 を通り光導体511からの光を導くようになっている。弁がホルダにより保持さ れるとき二つのテーパピン504、505は弁部材403を開放位置で保持し、 それにより作業部域へ光を直接通すことを確実にする。 図18は二つの小葉人工弁を保持するための図8−図11の弁ホルダに類似し た現在商業的に入手可能な弁ホルダの更なる形態を示す。しかして、図18に示 す器具は通常は中空でないハンドル600を含む。しかしながら、この場合、そ れは弁ホルダ及びそれに保持された弁を経て作業部域まで光を伝達するための光 導体602を収容する縦方向延出孔601が形成される。 図18に示す器具は他の点では商業的に入手可能な構造のものであり、一対の 枢動腕607、608に形成されたソケット605、606内に枢動可能に収容 される一対のトラニオン603、604を含み、前記腕は糸(図示せず)により 保持位置に通常は保持され、図8−図11に示す弁ホルダに於けるのと同じ態様 で糸を切断すると同時に開放位置へ折りたたまれる。 更なる改変例が本発明に於て実施できる。例えば図15−図17のものに類似 するが二つよりもむしろ四つのテーパピンを含む他の弁ホルダが商業的に入手可 能である。また図15−図17に示す如き本発明の照明構成は光通路孔が形成さ れた二つのテーパピンを持つ弁ホルダの構造にも使用できることが判明している 。 他の可能な構成は光導体を中央軸線に沿ってよりもむしろ側部から弁ホルダに 進入させることである。これは、心臓弁膜尖の挿通を回避すべく組織弁に於て特 に有利であり、また光学繊維をホルダの一つ又はそれ以上の側部へ延出させるこ とにより行うことができる。多くの他の構成が当業技術者には明かである。 本発明は幾つかの好適実施例に関して記載されているが、これらは単に例示を 目的として記載されており、また多くの特徴は他の特徴なしに使用できることは 理解されよう。例えば、縫合糸リテーナは照明器を伴い又は伴わずに使用でき、 逆もまた同じである。尚、本発明は二つのチャンネル形式の繊維光学管と共に使 用でき、ここで一方のチャンネルは作業部域を照射するのに使用され、他方のチ ャンネルは表示又は記録を目的として作業部域を映し出すために使用される。ま た本発明は人工弁を移植するのに特に有用であるが、他の人工装置が上述した態 様及び器具を用いて切開環状部に移植できることは理解されよう。本発明の多く の他の変化例、改変例及び応用例は明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/712,680 (32)優先日 平成8年9月13日(1996.9.13) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,CZ,DE,DE,DK,DK,E E,EE,ES,FI,FI,GB,GE,HU,IL ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SK,TJ, TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 人工装置を切開環状部に複数の縫合糸により移植するのに特に有用な外科 用器具であって、 人為的に把持可能なハンドル、 前記ハンドルに担持された縫合糸リテーナ、 を含み、 前記縫合糸リテーナは視覚で識別可能な分割器により複数個の区分に分割され た外方環状面を含み、前記区分は付与される縫合糸各1本に付き一つとし、縫合 糸の付与と均一な間隔配置とを容易ならしめる器具。 2. 前記区分の各々はそれぞれの縫合糸の両端を収容し解放可能に保持する少 なくとも二つのスリットを含み、両端を識別し且つ結ぶのを容易ならしめる請求 の範囲1記載の器具。 3. 前記区分の各々は少なくとも四つのスリットを含みそれぞれの区分で少な くとも一本の追加の縫合糸を選択的に付与するのを可能にすると共に、縫合糸を 縫合糸リテーナへ付与するときにそれぞれの区分内の縫合糸を正確に照準するこ となく縫合糸を付与するのを容易ならしめる請求の範囲2記載の器具。 4. 前記スリットの各々はいろいろな太さの縫合糸を収容し解放可能に保持す るため対向する収斂した柔軟性の面を有する請求の範囲2記載の器具。 5. スリットの前記環状列はスプリングの選択されたコイル間に縫合糸を収容 し解放可能に保持するために縫合糸リテーナの外方環状面の回りに環状配列で支 持されたコイルスプリングにより形成され、前記コイルスプリングは前記区分の 各々に複数個のコイルを含む請求の範囲2記載の器具。 6. 前記分割器は前記縫合糸リテーナと一体的に形成されコイルスプリングの 放射方向外方に突出したリブである請求の範囲5記載の器具。 7. 縫合糸リテーナは縫合糸を切開環状部に関して最良の間隔で配置するのを 容易ならしめる、切開環状部の一般形状を視覚で識別できる表示部を含む請求の 範囲1記載の器具。 8. 縫合糸リテーナの外方環状面は切開環状部と一般に同じ形状である請求の 範囲7記載の器具。 9. 前記人工装置は人工弁である請求の範囲1記載の器具。 10. 人工光を切開環状部の作業部域に投射する照明装置を更に含む請求の範囲 1記載の器具。 11. 人工装置を切開環状部に移植するのに特に有用な外科用器具であって、 人為的に把持可能なハンドル、 前記ハンドルに担持された縫合糸リテーナ、 を含み、 前記縫合糸リテーナは縫合糸を前記切開環状部に関して最良の間隔で配置する のを容易ならしめる、前記切開環状部の一般形状を視覚で識別できる表示部を含 む器具。 12. 縫合糸リテーナの外方環状面は切開環状部と一般に同じ形状である請求の 範囲11記載の器具。 13. 縫合糸リテーナの寸法は切開環状部の寸法よりも僅かに大きい請求の範囲 12記載の器具。 14. 縫合糸リテーナは一般に湾曲三角形状の大動脈又は肺動脈人工弁を移植す るのに使用する一般に湾曲三角形状である請求の範囲12記載の器具。 15. 縫合糸リテーナは一般に楕円形状の僧帽弁又は三尖弁用人工弁を移植する のに使用する一般に楕円形状である請求の範囲12記載の器具。 16. 前記人為的に把持可能なハンドルは縫合糸リテーナの一方側にあり、器具 は前記縫合糸リテーナの反対側に前記切開部域に移植される人工弁を開放可能に 保持するための前記縫合糸リテーナに隣接した弁ホルダを担持する請求の範囲1 1記載の器具。 17. 人工装置を複数の縫合糸により切開環状部に移植するのに特に有用な外科 用器具であって、下記のものを含む器具: 人為的に把持可能なハンドル、 前記ハンドルに担持された縫合糸リテーナ、 人工光を前記作業部域に投射するために前記器具に担持された照明装置。 18. 前記照明装置は前記縫合糸リテーナにより担持され且つ前記ハンドルの電 池隔室内の電池により付勢される複数の光源を含む請求の範囲17記載の器具。 19. 前記照明装置は光源からの光を切開環状部の作業部域へ導くための前記ハ ンドル中の光導体を含む請求の範囲17記載の器具。 20. 前記ハンドルは人工弁を保持するする弁ホルダを担持し、前記光導体が前 記縫合糸リテーナと前記弁ホルダとを貫通する請求の範囲19記載の器具。 21. 前記光導体は前記ハンドルと弁ホルダとの整合孔を貫通し、且つ環状カラ ーを含み、この環状カラーは光導体へ固定され、ハンドルと係合可能であり、前 記弁ホルダに関する光導体の外方先端の位置を制限する請求の範囲20記載の器 具 22. 人工装置を作業部域に移植するのに特に有用な外科用器具であって、下記 のものを含む器具: 人為的に把持可能なハンドル、 人工装置を保持するために前記ハンドルに担持されたホルダ、 人工光を前記作業部域に投射するために前記ハンドルに担持された照明器。 23. 前記照明器は前記ハンドルに担持され且つ外部光源からの光を受け取る一 端を有する光導体を含み、前記光導体の反対端は前記ホルダを貫通して前記光源 からの光を前記作業部域へ導く請求の範囲22記載の器具。 24. 前記ホルダは前記光源からの光を弁ホルダとこれに担持された人工弁とを 貫通して作業部域を照明するよう弁部材を開放位置へ枢動させた状態で人工弁を 解放可能に保持する弁ホルダである、開放位置又は閉鎖位置へ枢動する弁部材を 有する人工弁に用いるための請求の範囲23記載の器具。 25. 前記解放可能保持装置は両小葉を開放位置へ枢動させた状態に人工弁を保 持する、小葉の形態の二つの枢動弁部材を含む人工弁に用いるための請求の範囲 24記載の器具。 26. 前記弁ホルダは、 人工弁を保持する保持位置、又は人工弁を解放する解放位置の何れかを占める ように上端が枢着された1対の腕、及び 前記腕に係合して腕を前記保持位置に保持するが前記腕を前記解放位置へ折り たたむべく切断できる糸; を含み、 前記1対の腕は光導体を収容する中央軸線方向孔を上端に形成され; 前記1対の腕の上端は腕の直径方向両側が前記中央軸線方向孔の両側で1対の ヒンジにより枢着される請求の範囲25記載の器具。 27. 前記1対の腕は前記小葉を開放位置に保持するために人工弁の弁部材小葉 と係合可能な湾曲したテーパ状のリブを形成された下面を含む請求の範囲26記 載の器具。 28. 前記弁ホルダは弁ホルダの両側に枢着されて人工弁に解放可能に係合する 1対のフックと、前記フックに係合してフックを人工弁に関して保持位置に保持 するがフックを解放位置へ枢動させるべく切断できる糸とを含む請求の範囲25 記載の人工弁。 29. 人工弁は横方向延出バーへ枢着された単一の弁部材を含み、前記保持装置 は互いに離間して前記横方向バーを跨ぎ弁部材をその開放位置へ枢動させる1対 のテーパピンを含み、前記テーパピンには光導体からの光を作業部域へ導く孔が 形成される請求の範囲24記載の器具。 30. 請求の範囲24記載の器具と前記弁ホルダにより解放可能に保持された人 工弁との組み合せ。 31. 前記光導体は前記ハンドルと弁ホルダとの整合孔を貫通し、また光導体へ 固定され且つハンドルと係合可能であり前記弁ホルダに関する光導体の外方先端 の位置を制限する環状カラーを含む請求の範囲24記載の器具。 32. 器具は前記ハンドルと前記弁部材との間に中間区分を含み、この中間区分 はハンドル軸線の側方に折曲可能でありその折曲状態を維持して弁ホルダと、こ れにより保持された人工弁とを作業部域に関して手動操作するのを容易ならしめ る請求の範囲24記載の器具。 33. 前記人為的に把持可能なハンドルは前記人工弁を移植するのに使用される 縫合しを保持する縫合糸リテーナを含み;前記光導体は前記縫合糸リテーナと前 記弁ホルダとを貫通する請求の範囲24記載の器具。 34. 人工弁を作業部域に移植する縫着リングと、開放及び閉鎖位置へ枢動する 枢動弁部材とを有する人工弁を保持する弁ホルダであって、 弁ホルダは弁ホルダを手動操作可能な外科用器具へ取り付ける取り付け区分、 及び人工弁を解放可能に保持する解放可能保持区分を含み; 弁ホルダは取り付け区分を貫通し外科用器具からの光導体を収容し且つ光導体 の先端を枢動弁部材から離間させるような寸法の孔を形成され; 前記解放可能保持装置は光導体からの光が弁ホルダ及びこれにより保持された 人工弁を貫通して作業部域を照明するのを可能にする開放位置に弁部材を位置さ せた状態で人工弁を保持する弁ホルダ。 35. 前記開放可能弁装置は両小葉をその開放位置へ枢動させた状態で枢動弁部 材を保持する、小葉の形態の二つの枢動弁部材を含む人工弁用の請求の範囲34 記載の弁ホルダ。 36. 人工弁を保持する保持位置、又は人工弁を開放する開放位置の何れかを占 めるように上端が枢着された1対の腕、及び 前記腕に係合して腕を保持位置に保持するが前記腕を前記解放位置へ折りたた むべく切断できる糸; を含み、 前記1対の腕は光導体を収容する中央軸線方向孔を上端に形成され; 前記1対の腕の上端は腕の直径方向両側が前記中央軸線方向孔の両側で1対の ヒンジにより枢着される請求の範囲35記載の弁ホルダ。 37. 前記1対の腕は前記小葉を開放位置に保持するために人工弁の枢動小葉弁 部材と係合可能な湾曲したテーパ状のリブを形成された下面を含む請求の範囲3 6記載の弁ホルダ。 38. 前記保持装置は弁ホルダの両側に枢着されて人工弁に解放可能に係合する 1対のフックと、前記フックに係合してフックを人工弁に関して保持位置に保持 するがフックを解放位置へ枢動させて人工弁を解放すべく切断できる糸とを含む 請求の範囲35記載の弁ホルダ。 39. 人工弁は横方向延出バーへ枢着された単一の弁部材を含み、前記保持装置 は互いに離間して前記横方向バーを跨ぎ弁部材をその開放位置へ枢動させる1対 のテーパピンを含み、前記テーパピンには光導体からの光を作業部域へ導く貫通 孔が形成される請求の範囲34記載の弁ホルダ。 40. 請求の範囲34記載の弁ホルダと前記弁ホルダにより解放可能に保持され た人工弁との組み合せ。 41. 器具は前記ハンドルと前記弁ホルダとの間に中間区分を含み、それは弁ホ ルダと、これにより保持された人工弁とを作業部域に関して手動操作するのを媒 介する請求の範囲34記載の弁ホルダ。 42. 切開環状部域の組織に、縫着リングを有する人工弁を移植する方法であっ て、下記のステップを含む方法: 両端の各々に針と、両端の中間部に綿撒糸とを各々有する複数の縫合糸を設け 、 縫合糸の一端の針を環状組織に通し次いで人工装置の縫着リングに通し、人工 弁を解放可能に保持し縫合糸を収容し解放可能に保持するスリットの環状列を有 する縫合糸リテーナ器具のスリットへ縫合糸端を挿入し、過剰の縫合糸を残して 縫合糸のそれぞれの端から針を切取り、 縫合糸の反対端の針を綿撒糸が環状組織に係合した状態で環状組織に通し、次 に人工装置の縫着リングに通し、縫合糸の各端を前記縫合糸リテーナ器具の隣接 スリットに挿入し、縫合糸の過剰分を残して縫合糸の各端から針を切取り、 人工装置を環状組織に縫着するのに使用される前記複数の縫合糸の各々に対し て前記ステップを反復し、 全ての縫合糸が環状組織へそのように付与された後に、縫合糸リテーナ器具を 外方へ動かして全ての縫合糸に張力を付与し環状組織をより良く露出させ、 人工装置をリテーナ器具から解放し、 人工装置を縫合糸に沿ってスライドさせて環状部に適正に挿入し、 各縫合糸の両端を確実に結び、 各縫合糸の過剰分を切り取る。 43. 前記縫合糸リテーナ器具は視覚で識別可能な分割器により複数個の区分に 分割された外方環状面を含む縫合糸リテーナを含み、前記区分は付与される縫合 糸各1本に付き一つとし、縫合糸の付与と均一な間隔配置とを容易ならしめる請 求の範囲42記載の方法。 44. 前記区分の各々はそれぞれの縫合糸の両端を収容し解放可能に保持する少 なくとも二つのスリットを含み、両端を識別し且つ結ぶのを容易ならしめる請求 の範囲43記載の方法。 45. 前記区分の各々は少なくとも四つのスリットを含みそれぞれの区分で少な くとも一本の追加の縫合糸を任意に付与するのを可能にすると共に、縫合糸を縫 合糸リテーナへ付与するときにそれぞれの区分内の縫合糸を正確に照準すること なく縫合糸を付与するのを容易ならしめる請求の範囲44記載の方法。 46. 人工装置は人工弁である請求の範囲42記載の方法。
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