JP2000506766A - 体積スキャン用のコンピュータトモグラフィー - Google Patents

体積スキャン用のコンピュータトモグラフィー

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Abstract

(57)【要約】 X線により対象(2)を複数の方向から照射するX線源(1)と、複数の方向から対象の密度プロファイルを測定する検出器システム(3)と、密度プロファイルから画像信号を得る再構成ユニット(23)とを含むコンピュータトモグラフィー装置。X線源(1)と、検出器システム(3)と、対象(2)とは密度プロファイルの測定中にX線を横断する長手方向に相互に変位可能である。検出器システム(3)は検出器の非対称なシステムを含み、密度プロファイルは少なくとも4πラジアンの範囲で測定される。コンピュータトモグラフィー装置はスキャン面を選択し、患者の全周囲で測定されたそれぞれの測定された密度プロファイルからスキャン面の両側へスキャン面での計算された密度プロファイルを計算するデータ処理ユニットを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 体積スキャン用のコンピュータトモグラフィー 本発明は、 − X線により対象を複数の方向から照射するX線源と、 − 複数の方向から対象の密度プロファイルを測定する検出器システムと、 − 密度プロファイルから画像信号を得る再構成ユニットとを含み、 − X線源と、検出器システムと、対象とは密度プロファイルの測定中にX線 を横断する長手方向に相互に変位可能であるコンピュータトモグラフィー装置に 関する。 本発明はまた、 − X線源は対象を複数の方向から照射し、 − 対象の密度プロファイルは複数の方向から測定され、 − 画像信号は密度プロファイルから得られ、 − X線源と対象とは密度プロファイルの測定中にX線の方向を横断する方向に 相互に変位されるコンピュータトモグラフィー方法に関する。 この種のコンピュータトモグラフィー装置及び方法はCarlR.Crawf ord,Kevin F.King等のMedical Physics 17 (1990)967−982頁の論文”Computed tomograph y scanning with simultaneous patient translation”から知られている。 コンピュータトモグラフィーは例えば放射線医学的に検査される患者のような 検査される対象の断面の画像を形成する。この目的のために患者は異なる方向か らX線を照射され、患者内のX線吸収の局部的な差は種々の方向に対して密度プ ロファイルを形成し、該プ ロファイルは検出器システムにより測定される。この目的のためにX線源と検出 器システムは患者の周りを回転する。断面の患者の密度を再現する画像は種々の 密度プロファイルから得られる。通常平行な面である異なる面に沿った複数の断 面の画像を形成することが通常必要である。この目的のために知られているコン ピュータトモグラフィーでは患者はX線源と検出器システムに相対的に長手方向 に変位される。そのような手順はまた体積(volume)スキャンと称される 。密度プロファイルが均一な変位中に得られる故に複数の平行な断面の画像を形 成するために密度プロファイルを測定することは非常に時間がかかるわけではな く、従って、患者にとってそれは著しく負担というわけではない。患者の変位は 密度プロファイルの測定中に患者が「乗り物酔い」を起こさないように均一にす ることが好ましい。 測定された密度プロファイルは固定された長手方向位置で測定されたものでは なく、密度プロファイルが測定されたところからの方向が変化する間に患者が変 位される故に長手方向位置は密度プロファイル内で方向の関数として変化する。 密度プロファイルは概略螺旋形の路に沿って収集され、螺旋のピッチは患者が長 手方向で均一な速度で変位するときに一定である。螺旋の路の軸は長手方向を構 成する。知られたコンピュータトモグラフィー装置は測定された密度プロファイ ルから計算された密度プロファイルを得るデータ処理ユニットを含み、計算され た密度プロファイルは常に与えられた長手方向位置で患者を通る面に関係する。 再構成ユニットは与えられた長手方向位置で断面の画像を得るために計算された 密度プロファイルを用いる。計算された密度プロファイルは測定された密度プロ ファイルの補間又は補外により得られる。そのような補間に対して計算された密 度プロファイルは画像が形成された断面の長手方向位置から著しくは変位してい ない長手方向位置で測定された密度プロファイルから得られたという事実を考慮 に入れなければならな い。斯くして細片状の妨害、又は「ストリーク」と称されるものは画像内にほと んど表れないことが達成される。 知られたコンピュータトモグラフィー装置はいわゆる対称な検出器システムを 含む。これはX線源の焦点を通るラインの両側に対する検出器システムにより覆 われるそれぞれの角度及び回転の中心が(実質的に)X線源及び検出器システム の回転中に同一であることを意味する。X線ビームの焦点は扇形X線ビームの全 てのX線が発生する共通の点である。そのような対称な検出器システムの欠点は 検出器システムの視野の大きさに対するそれぞれのX線感応検出器要素の数の好 ましくない比を含むことである。視野は検出器システムにより覆われる部分の大 きさにより決定される。通常は視野はその部分の末端からX線ビームの焦点を結 ぶライン間の角度であるといわれている。 本発明の目的は比較的大きな視野を有し、攪乱の実質的にない画像を得る体積 スキャンの実施を可能にする検出器システムを含むコンピュータトモグラフィー 装置を提供することにある。本発明の更なる目的は画像内のストリークの出現を 特に排除するコンピュータトモグラフィー装置を提供することにある。 上記目的は − 検出器システムは検出器の非対称なシステムを含み、 − 密度プロファイルが測定された方向は少なくとも4πラジアンの範囲を有す る ことを特徴とする本発明によるコンピュータトモグラフィー装置により達成され る。 非対称な検出器システムはX線源の焦点とX線源と検出器システムの回転中の 回転の中心を通るラインの両側に対して異なる角度(−γm+α,γm)の間の部 分にわたり延在する。そのような非対称な検出器システムは角度(−γm+α, γm−α)と間の部分にわたり延在する対称な検出器部分と、角度(γm−α,γm )の 間の部分にわたり延在する非対称検出器部分とからなると考えられる。非対称な 検出器部分はαに相当する部分により対称な部分に比べて視野を拡大し、比較的 小さな数の検出器素子のみ、即ち対称な検出器部分の一側のみの追加が必要とな る。 非対称な検出器システムを用いることにより密度プロファイルは対象の周辺で 2回以上収集され、該密度プロファイルが収集される長手方向位置は密度プロフ ァイルが測定される方向が変化するに従って変化する。患者の周りに2回以上検 出器システムを回転することにより少なくとも4πラジアンの範囲で密度プロフ ァイルを収集することは容易である。何故ならば検出器システムの全ての検出器 それぞれは患者の周囲を2回回転し、測定されたデータ値から計算されたデータ が得られるよう登録することは非常に簡単であり、計算されたデータ値は同一の 検出器セルによるが、患者の周りの異なる回転中に測定されたデータから得られ るからである。少なくとも4πラジアンの範囲を有する密度プロファイルはまた すくなくとも4πラジアンからのデータ値が検出器セルにより測定されるよう患 者の周囲の検出器システムを回転することにより得られる。斯くして密度プロフ ァイルを得るために必要な時間はより少ない。何故ならば検出器システムは患者 の周りをより少なく回転すればよいからであるが、この場合にはそれぞれの検出 器セルから登録することはより複雑であり、測定されたデータ値は計算されたデ ータ値を得るように用いられなければならない。非対称な検出器システムにより 得られた密度プロファイルからスキャン面と称される面に沿った患者の断面を表 現する画像が得られる。スキャン面は長手方向に平行に延在せず、好ましくは長 手方向に概略垂直に向けられる。このような体積スキャンをなすことにより密度 プロファイルは与えられた長手方向位置でのスキャン面の両側に対して対象を囲 む全ての方向から測定されることが達成される。これにより計算された密度プロ ファイルはその画像が形成されたスキャン面に沿った断面の長手 方向位置から過剰に変位しない長手方向位置での測定された密度プロファイルか ら得ることが可能である。計算された密度プロファイルから得られた画像へのス トリーク状の妨害の出現はこのように回避される。斯くしてコンピュータトモグ ラフィー装置は検査される患者の高診断品質の画像を形成する。低コントラスト の細部はこのような高品質画像で明確に可視化され、特にそのような詳細は患者 の問題の断面の画像情報に関係しないストリーク状の妨害により乱されない。 本発明によるコンピュータトモグラフィー装置のこれらの及び他の利点は従属 請求項に記載される実施例により達成される。 計算されたデータ値は好ましくは非対称な検出器部分により同じ方向から測定 された全てのデータ値から得られることが好ましい。測定されたデータ値のそれ ぞれはそれぞれの方向からの検査される対象のX線吸収の度合いを表す。例えば 検査される患者が長手方向に変位される故に方向が変化したときにデータ値が測 定された長手方向位置が変化する故に測定されたデータ値は方向及び長手方向位 置の関数である。スキャン面の両側に対して、実質的に同じ方向から非対称検出 器部分により測定されたデータ値はほとんど違わない長手方向位置に関する。そ れぞれの長手方向位置はX線源と検出器システムの回転中に生ずる患者の変位以 上には異なることはない。対称な検出器部分はスキャン面の両側に対する長手方 向位置がより少なく変位するデータ値を測定する。故に計算された密度プロファ イルのデータ値の計算は顕著に異ならない長手方向位置からのデ−タ値のみを用 いる。故に特にストリーク状の歪みは画像から除去される。実質的に同じ方向か ら測定されたより多くのデータ値は計算されたデータ値を形成するよう用いられ 、スキャン面の両側に対して実質的に同じ長手方向位置から測定されたより多く のデータ値は計算された密度プロファイルを形成するために用いられる。故に好 ましくはスキャン面の両側に対して実質的に同じ方向位置から非対 称検出器部分により測定された全てのデータが好ましくは計算された密度プロフ ァイルを形成するために用いられる。計算されたデ−タ値へのデータ値の影響は スキャン面により近く測定されるほどより大きいことが好ましい。画像が実際に 関係する断面が薄いスライスに対応する場合には、それにより長手方向の小さな 距離延在する詳細が画像で適切に可視化される。冗長性が測定されたデータ値で 発生する場合には密度プロファイルのノイズレベルは例えば計算された密度プロ ファイルを形成するようにその平均値をとることにより対応するデータ値を結合 することにより減少されうる。 補間は測定されたデータから計算されたデータ値を形成するために簡単で正確 な方法であることが見いだされた。 非対称な検出器により検査される対象の周辺全ての方向から検出器面の両側に 対する密度プロファイルの測定は若干しか違わない長手方向位置でのスキャン面 の両側に対して実質的に同じ方向で測定されたデータ値を用いることにより計算 される密度プロファイルの計算を可能にする。同じデータ値が反対方向から測定 されたときに測定される故に、対称な検出器部分を用いることによりπラジアン に対称な検出器部分の開口の角度を加えた範囲の方向からの密度プロファイルを 測定することで充分である。対称な検出器部分により対象の周囲全ての方向から 測定することは必要ではないことが判明した。対称な検出器部分により反対方向 から測定されたデータ値はデータ値が測定された長手方向位置が同一である場合 には理想的には同一値を有する。これらの長手方向位置は体積スキャンの場合に は異なるが、対称な検出器部分により測定されたデータ値に対してスキャン面の 両側に対して反対向きから測定されたデータ値の長手方向位置の間の差は小さい 値のみである。これらの差は非常に小さいので実際にそれらは画像内でほとんど 又は全くストリ−ク状の妨害を引き起こさず、又はそのようなストリーク状の妨 害はデータ値の補間により対策されうる。比較的少ない測定を用いて、計算され た密度プロファイルは形成され、それから高診断品質の画像が得られる。 本発明の更なる目的は画像内の「ストリーク」の出現の対策がなされるコンピ ュータトモグラフィー装置に対する方法を提供することである。 この目的は − 密度プロファイルは検出器の非対称なシステムにより少なくとも4πラジア ンの範囲を有する方向から測定される ことを特徴とする本発明による方法により達成される。 本発明のこれらの及び他の特徴は以下に図面を参照して実施例に基づき詳細に 説明される。 図1は本発明によるコンピュータトモグラフィー装置の三次元概略図である。 図2は本発明によるコンピュータトモグラフィー装置の長手方向からの正面図 である。 図3は計算されたデータ値が異なる投影角及び検出器角に対して測定されたデ ータ値から形成されるかを示すラドン(Radon)図である。 図1は本発明によるコンピュータトモグラフィー装置の三次元概略図である。 スリット状のダイアフラム10と協働して、X線源1は検査される患者のような 対象2を照射するよう広がる平坦な(扇形の)X線ビームを出射する。検出器シ ステム3はX線源1に対向するよう配置される。この実施例の検出器システムは それぞれの検出器セル11の配列を含む位置感応検出器システムである。検出器 セル11は例えばガス充填された(キセノン)検出器又は固体検出器である。扇 形X線ビームの厚さは一般的に1mmと10mmとの間であり、X線源とX線検 出器との間の中間で測定される。患者を 通過し、検出器システムに入来する放射の強度は主にX線源と検出器システムと の間のテーブル12上に配置される患者2の中の吸収により決定される。吸収は またX線源1と検出器システム3とを共に担体枠13により患者の周囲に回転さ せることにより多数のラインに沿って測定される。X線源と検出器システムとの 結合された回転は連続的であるが、また断続的でもありうる。更にまた照射及び 回転中に患者は矢印14、15により示される長手方向である回転の軸に沿って 好ましくは均一な速度で変位され、それにより検出器システムは患者の三次元体 積からデータを収集する。測定された密度プロファイルは患者2の断面の画像を 形成するために用いられる。これらの断面は患者の体の平行なスライス16に沿 って収集される。更にまた患者の周囲に配置される環状の陽極の形であるX線源 が用いられ、X線が陽極材料から発生する電子ビームのターゲットは環状陽極に 沿って動く。 図2は本発明によるコンピュータトモグラフィー装置の長手方向からの正面図 である。検出器システム3及びX線源1は回転の中心17について患者の周囲を 共に回転する。この目的のためにX線源1及び検出器3はモーターを含む駆動器 18により駆動される回転担持枠13に懸架される。基準ライン30はこの例で は垂直方向である固定された方向を有し、回転の中心17を通過する。投影角β は固定された基準ライン30に関して対称な検出器部分20の中心を通る中心ラ イン31とのなす角度である。検出器システムの位置は投影角βにより表される 。それぞれの検出器セル11は中心ライン31に関して検出器の角度γをなす。 対称な検出器部分20は区間(−γm,γm)の検出器角度を有する検出器セルか らなる。非対称検出器部分21は区間(γm−α,γm)の検出器角を有する検出 器セルの大きさαの部分からなる。区間(−γm,−γm+α)の検出器角に対し て検出器は存在しない。検出器セルは対称な検出器部分より大きな大きさのαで ある部分にわたって延在する故 に視野は対称な検出器部分それ自体の視野に比べて増加するが、付加的な検出器 セルは区間(−γm,−γm+α)に要求されない。 データ値が測定される長手方向位置zは患者が長手方向に変位され、一方でX 線源と検出器システムとが患者の周囲を回転する故に投影角に依存する。回転が 均一である、即ち回転の中心17に関して一定の角速度で回転し、変位がまた均 一である、即ち長手方向15で一定の線速度で変位する場合には長手方向位置z は投影角度βの関数として線形に変化する。 検出器システムは対称な検出器部分20と非対称な検出器部分21とを有する 。検出器システムのそれぞれの検出器セルは患者を通る連続した方向でX線吸収 を表すデータ値を測定する。故に検出器システムはその連続する位置での密度プ ロファイルを測定する。検出器システムはβのそれぞれの値に対して密度プロフ ァイルを連続的に測定する。測定された密度プロファイル(DP)はデータ処理 ユニット22に印加される。データ処理ユニット22は計算されたデータ値を計 算し、測定されたデータ値を補間し、それに基づいて計算されたデータプロファ イルを形成する。投影角βに対する各度毎にそれぞれの計算されたデータプルフ ァイルは与えられた長手方向位置で患者の体を通してスライス16を通る検出器 角区間(−γm+α,γm)にわたるX線吸収を表す。計算された密度プロファイ ルIDPは再構成ユニット23に印加され、これは計算された密度プロファイル (IDP)が計算された長手方向位置zでそれから患者の断面の画像を形成する 。再構成ユニット23は患者の体の断面の画像の輝度又はグレー値を得るために 計算された密度プロファイルに数学的なラドン変換をなす。再構成ユニットは信 号レベルが画像の輝度値を表す電子的画像信号ISを形成する。電子的画像信号 ISは画像を表示するためにモニタ24に印加され:電子的画像信号はまた画像 の一次記憶用のバッファユニット24に印加され、一方で更なる画像処理又はハ −ドコピ−の形でプリントするために 待機する。 測定された密度プロファイル(DP)は測定されたデータ値P(β、γ、z) の組からなる。長手方向位置zは投影角βに線形従属する故に、データ値は長手 方向位置の変化に対して測定され、故にP(β、γ、z)=P[β、γ|、z( β)]である測定されたデータ値を表す(ここでz(β)=k(β−2π)+z0 )。長手方向位置z=z0でのスキャン面に対するデータ値Piを計算するため にスキャン面の両側に対して測定されたデータ値は次のように補間され; Pi(β1、γ1|z0)=w1P[β1、γ1|z(β1)) +w2P[β2、γ2|z(β2)) ここでβ2=β1+2π、γ1=γ2であり、補間されたデータ値Piは投影角β1に 対して計算され、これはスキャン面の長手方向位置z0に対応し、故にβ1−2π =[z(β)−z0]/kである。更にまた重みw1,w2は補間が画像内で妨害 を引き起こさないように選択される。重みw1,w2は例えば投影角及び検出器角 の関数である。更にまた重みはw1(β1、γ1)+w2(β2、γ2)=1のように 正規化される。重みは測定されたデータ値の投影角の相違と長手方向位置がスキ ャン面に存在する投影角度との間の関数として線形に変化することが好ましい。 そのような補間はそれ自体対称な検出器システムにより測定されたデータ値に対 してCarl R.Crawford,Kevin F.King等のMedi cal Physics 17(1990)967−982頁の論文”Comp uted tomography scanning with simult aneous patienttranslation”から知られている。患 者が患者の周囲のX線源及び検出器システムに関してそれらの回転中に変位され ず、患者の内部で動きが生じず、X線の強度の揺らぎがなく、検出器セルの感度 の差がない場合にデータ値が与えられた方向又は反対の方 向のいずれから吸収を測定することにより測定されたかどうかは重要ではない。 従って理想的には周期性が対称な検出器部分により測定されたデータ値に対し て存在する:P(β、γ、z)=P(β+π−2γ、−γ)、(−γm≦γ≦γm )。このような理想的な状況下では範囲(0,β+2γm)にわたり投影角を変 化させることで充分である。体積スキャンがなされたときに例えば長手方向位置 zが投影角βの変動で変化することによるような周期性の偏差が発生する。対称 な検出器部分により測定されたデータ値に対して周期性の偏差は非常に小さく、 それによりそれらは画像に対してほとんど又は全く妨害をなさない。故に対称な 検出器部分はスキャン面の両側に対して範囲(π+2γm)で投影角の値に対す るデータ値を測定する必要があるのみである。スキャン面の両側に対して測定さ れないが、データ値の補間がなお必要であるデータ値は周期性を用いることによ り正確に近似可能である。非対称な検出器部分により測定されたデータ値に対し て2πにわたる範囲で投影角のスキャン面の両側に対するデータ値を実際に測定 する必要があることが判明した。 図3は計算されたデータ値がいかにして異なる投影角及び検出器角に対して測 定されたデータ値から形成されるかを示すラドン図である。図3は投影角βと検 出器角γを有する(β、γ)平面の一部分を示す。図3に示されている例ではス キャン面は投影角βsp=2πに従って得られる。区間(−γm+α,γm)の検 出器角度に対してデータ値はβsp=2πの周囲の範囲で投影角βの値に対して 測定される。測定されたデータ値のそれぞれは長手方向位置z=z0+k(β− 2π)の異なる値に対して測定される。範囲Aではデータ値は測定されず、ここ で−γm≦γ≦−γm+αであり;これは範囲Aでは非対称検出器システムが検出 器セルを含まないためである。範囲Cではデータ値は対称な検出器部分により測 定され、計算されたデータ値はz=z0に対してβsp=2πの両側に対す る投影角、即ちスキャン面の両側に対する長手方向位置で測定されたデータ値を 補間することにより得られる。領域B1,B2ではデータ値を測定する代わりに 、この領域でのデータ値の適切な近似がほとんど完璧な周期性を用いることによ り得られる。図3に示されるように領域B1での(β、γ)についてのデータ値 P*(β、γ)に対して測定されたデータ値P(β−π+2γm,−γ)が得ら れる。領域B1,2で測定されたデータ値の値から折り返すことにより投影角β 、即ち長手方向位置zの顕著に異なる値に対して測定されたデータ値の間で補間 がなされることが回避され、斯くしてストリ−クの出現が回避される。更にまた 画像により再現された断面のスライス厚が比較的薄いことが達成され、それによ り小さな長手方向寸法を有する詳細は画像内で明確に再現される。領域Cではデ ータ値は検出器システムの対称な部分により測定される。故に領域Cでのデータ 値の補間に対する適切な重みはCarl R.Crawford,Kevin F.King等のMedical Physics 17(1990)967− 982頁の論文”Computed tomography scanning with simultaneous patient translati on”に記載されている対称な検出器による体積スキャンに対してそれ自体知ら れている重みである。 領域D0,1,2では、データ値は非対称検出器部分により測定される。範囲 (γm−α,γm)及びz=z0での検出器角度に対して計算されたデータ値は領 域D0,1,2で測定されたデータ値の間で補間される。周期性により領域D1 ,2で必要なデータ値を得ることが不可能である。何故ならば投影及び検出器角 度の対応する値(β、γ)は非対称検出器システムが検出器セルを有さない領域 Aにあるからである。 特に領域B1とD1、CとD0、又はB2とD2の間の境界で、重みの不連続 性により画像で発生する攪乱を防止するために重み そのような隣接領域で連続又は少なくとも徐々に変化するような方法でそのよう な境界の近傍で重みを再決定することが好ましい。大きさが検出器セルの概略数 十(例えば20)に対応する問題の境界の近傍での重みの間で遷移が徐々なされ るようにすることにより適切な結果が得られることがわかった。そのような遷移 は境界の近傍の隣接領域で重みの例えば線形補間又は立体スプラインのような高 次の補間により徐々になされる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),JP

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. − X線により対象(2)を複数の方向から照射するX線源(1)と、 − 複数の方向から対象の密度プロファイルを測定する検出器システム(3)と 、 − 密度プロファイルから画像信号を得る再構成ユニット(23)とを含み、 − X線源(1)と、検出器システム(3)と、対象(2)とは密度プロファ イルの測定中にX線を横断する長手方向に相互に変位可能であるコンピュータト モグラフィー装置であって、 − 検出器システム(3)は検出器の非対称なシステムを含み、 − 密度プロファイルが測定される方向は少なくとも4πラジアンの範囲を有す る ことを特徴とするコンピュータトモグラフィー装置。 2. − データ処理ユニットは、 − スキャン面を選択し、 − 長手方向位置でのそれぞれの測定された密度プロファイルからスキャン面 の両側へスキャン面で計算される密度プロファイルを計算し、 − 再構成ユニットは計算された密度プロファイルから画像信号を得るよう配 置されるコンピュータトモグラフィー装置であって、 − スキャン面の両側に対する長手方向位置で測定された密度プロファイルのそ れぞれは少なくとも2πラジアンの範囲を有する方向に関係する ことを特徴とする請求項1記載のコンピュータトモグラフィー装置。 3. − 検出器システムは対称な検出器部分と非対称な検出器部分とを含み、 − 密度プロファイルはデータ値を含み、 − 対象に関してX線の方向と長手方向のそれぞれに対するそれぞれのデータ 値が提供され、 − データ処理ユニットはデータ値から計算されたデータ値を計算し、計算され たデータ値により計算された密度プロファイルを形成するよう配置されるコンピ ュータトモグラフィーであって、 − データ処理ユニットは −スキャン面の両側に対して実質的に同じ方向にそれぞれの長手方向位置の非 対称検出器部分により測定されたデータ値から計算されたデータ値を計算し、計 算されたデータ値により計算された密度プロファイルを形成する ことを特徴とする請求項2記載のコンピュータトモグラフィー装置。 4. − データ処理ユニットは − スキャン面の両側に対して実質的に同じ方向にそれぞれの長手方向位置の 非対称検出器部分により測定された実質的に全てのデータ値から計算されたデー タ値を計算し、計算されたデータ値により計算された密度プロファイルを形成す る ことを特徴とする請求項3記載のコンピュータトモグラフィー装置。 5. データ処理ユニットはスキャン面の両側に対して長手方向位置で測定され たデータ値の補間により計算されたデータ値を形成するよう配置されていること を特徴とする請求項3記載のコンピュータトモグラフィー装置。 6. − 検出器システムは対称な検出器部分と非対称な検出器部分とを含み、 データ処理ユニットは計算された密度プロファイルを − 非対称検出器部分によりスキャン面の両側に対して測定された密度プロフ ァイル及びスキャン面の両側に対して本質的に2πラジアンの範囲を有する方向 、及び − 対称検出器部分によりスキャン面の両側に対して測定された密度プロファ イル及びスキャン面の両側に対して対称な検出器部分の開口の角度により増加さ れた本質的にπラジアンの範囲を有する方向 から計算するよう配置されていることを特徴とする請求項2記載のコンピュータ トモグラフィー装置。 7. − X線源は対象を複数の方向から照射し、 − 対象の密度プロファイルは複数の方向から測定され、 − 画像信号は密度プロファイルから得られ、 − X線源と対象とは密度プロファイルの測定中にX線の方向を横断する方向に 相互に変位されるコンピュータトモグラフィー方法であって、 − 密度プロファイルは検出器の非対称なシステムにより測定され、 − 少なくとも4πラジアンの範囲を有する方向から測定される ことを特徴とするコンピュータトモグラフィー方法。
JP52446698A 1996-11-27 1997-11-10 体積スキャン用のコンピュータトモグラフィー Expired - Fee Related JP4489845B2 (ja)

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