JP2000506104A - ブロー成型一体形容器及び蓋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 容器（１０）と一体の圧縮された材料で形成された蓋フラップ（１４）を有するブロー成型された容器（１０）である。好ましくは、容器本体（１２）は常時閉鎖される充填ポート（１６）及び蓋フラップ（１４）により選択的に開閉される分配用ポート（１８）を持つ。蓋フラップ１４には、複数のライブヒンジ（３４、３８、５０）が設けられて、蓋フラップ（１４）がそれ自体の上に逆方向に折れることを許し、更に充填ポート（１６）を閉じたままで分配用ポート（１８）の開閉を許す。

Description

【発明の詳細な説明】 ブロー成型一体形容器及び蓋発明の分野 本発明は、流動体（ｆｌｕｅｎｔ）製品の包装に有用なブロー成型プラスチッ ク容器に関し、特に本発明は容器本体のブロー成型中に流出圧縮されて形成され た一体の蓋フラップにより閉鎖し得る充填ポートと分配用ポートとを有する容器 に関する。発明の背景 液体、ゲル状又は顆粒状の多くの流動体の市販品はプラスチック容器より売ら れ分配される。例えば、シャンプーは、一般にブロー成型されたプラスチック容 器で提供される。かかる容器は自動充填機により高速充填できるように比較的広 い口を持つ。 蓋は別に射出成型され、容器に製品が充填されてから容器に取り付られる。製 品の個別的な量にされた部分を消費するために、蓋構造に、消費者の使用する比 較的小さい閉鎖可能なポートが形成される。 別個に形成された蓋の製造と取付の費用が、容器と蓋との包装体の量産の総費 用に大きく加わる。 別個に作られた射出成型の蓋を有する前述のブロー成型容器は、その意図され た目的に対しては満足であるが、別個に作られた蓋とその組立費用を必要とする ことなく充填と閉鎖とが可能でありかつ容易に分配し得るブロー成型容器に対す る要求がある。容器は製品を高速で充填でき、しかも消費者が製品の個々の量に された部分を容易に分配できなければならない。発明の目的 以上に鑑み、容器のブロー成型と同時に形成される新奇なブロー成型容器及び 一体の蓋を提供することが本発明の目的である。 本発明の別の目的は、比較的広い充填ポートと比較的小さい分配用ポートとを 有し、この両者を一体に形成された蓋により閉鎖し得るブロー成型された容器を 提供することである。 本発明の更なる目的は、種々の流動体の消費製品に有用な低費用でかつ消費者 に優しいブロー成型の容器及び蓋を提供することである。発明の概要 より特別には、本発明は、流動体製品を貯蔵しかつ分配するためのブロー成型 された容器と蓋との組合せを提供する。容器は、分配用ポート、及び容器本体の ブロー成型中に、型分割線に沿って本体部分と一体に形成された圧縮流出材料の 蓋フラップのある本体部分を持つ。蓋フラップは容器の本体部分に隣接して旋回 可能であり、更に分配用ポートを開放可能に密閉するためのプラグのある蓋部分 を持つ。 本発明の別の態様は、上述の容器と蓋との組合せを製造する方法を提供する。 この方法においては、プラスチックチューブが１対の型ブロック内でブロー成型 される。型ブロックは共同作用をして、容器本体用の第１の型空洞部と型分割線 上を伸びている蓋用の第２の空洞部とを形成する。容器本体のブロー成型と同時 にプラスチックチューブの一部分が型分割線上の第２の空洞部内で圧縮され、容 器本体と一体のヒンジと蓋プラグとを有する蓋フラップを形成する。図面の簡単な説明 本発明のこれら及びその他の目的、特徴及び利点をより良く理解するために、 付属図面を参照し行われる以下の詳細な説明が参照されるであ ろう。図面において、 図１は本発明を具体化した容器の閉鎖された状態における斜視図であり、 図２は図１に示された閉鎖された容器の線２−２に沿った断面図であり、 図３は図２に示された閉鎖された容器の線３−３に沿った断面図であり、 図４は本発明を具体化した容器の閉鎖されない状態における斜視図であり、 図５は図４に示された閉鎖されない容器の線５−５に沿った断面図であり、 図６は本発明に従ったブロー成型中の組み合わせられた型ブロック内において 示された容器の上方部分の立面断面図であり、そして 図７は本発明を具体化した容器の上方部分の断面図である。好ましい実施例の説明 図面に示された容器１０は、液体、ゲル又は顆粒状の製品のような流動的な消 費製品の包装における使用によく適している。かかる製品の例には、シャンプー 、ヘヤーコンディショナー、食器用洗剤、ハンドローション、歯磨などが含まれ る。流動体製品は容器１０から注がれ又は絞り出されるように意図される。 本発明の容器により提供される主要な利点は、蓋フラップ１４が、容器本体１ ２のブロー成型中に容器１０と一体に形成されることである。これは、射出成型 の蓋を別に製造し取り付ける必要を無くすため、包装の製造の総費用を減らす。 更に、同じ種類のプラスチックである容器と 蓋とはリサイクを単純化する。 本発明の容器１０の別の特徴は複数ポートの使用である。好ましくは、容器１ ０は、容器１０に最初に製品が充填されるとき、又は最後の使用者により製品が 再充填されるときに使用される比較的大きいポート１６を持つ。ポート１６は、 大きい体積流量で容器１０内に製品を充填し得る高速自動機の手段による充填を 容易にする。容器１０は、消費者が１回分の量にされた製品を分配するのに使用 するための小さい寸法の分配用ポート１８も持つ。 好ましい実施例においては、充填ポート１６と分配用ポート１８との両者は蓋 フラップ１４により独立して閉鎖される。蓋フラップ１４と分配用ポート１８と は共同作用して、消費者による分配用ポート１８の容易な開閉を提供する。 図示のように、容器１０は、側壁２６と底２０とのある中空の一般に細長い本 体部分１２を持つ。本体部分１２が直立できるように、底２０を図示のように平 坦とすることができ、或いは、歯磨のチューブにおいて普通であるように、挟ま れ締め付けられた底のような平坦でない底にして、横にして置くことができる。 挟まれ締め付けられた底（図示せず）が使われる場合は、容器は締め付けられる より前に底から充填され、これが大きい上方端部の充填ポートの必要をなくし、 従って蓋フラップは分配用ポートを封鎖するためにだけ必要である。 図示された好ましい実施例においては、容器本体部分１２は頂部の壁２２を有 し、ここに充填ポート１６と分配用ポート１８とが置かれる。頂部の壁２２は、 図示のように、水平方向ランド２２ａ、斜めの正面ランド２２ｂ、及び２個の直 立し横方向で間隔を空けられた突起又はショ ルダー２２ｃと２２ｄにより形成される。充填ポート１６は頂部の壁２２の中央 に置かれ、また分配用ポート１８は充填ポート１６から外れて斜めの正面ランド ２２ｂ上に置かれる。両ポート１６及び１８は円形であって、充填ポート１６の 直径は分配用ポート１８の直径の５倍又は６倍のような非常に大きいことが好ま しい。 図６に最もよく示されるように、容器１０がブロー成型されるときに２個の型 半分体２８と３０とが出会う型の分割線２４は、頂部の壁２２の中央を垂直方向 に伸びる。型の分割線２４は容器本体１２の前方部分１２ａと容器本体１２の後 方部部分１２ｂとの間の分割線である。図示のように、型分割線２４は充填ポー ト１６の直上に置かれることが好ましいが、充填ポート１６が型分割線２４の直 下ではないように充填ポート１６又は型ブロック２８と３０を設計することがで きる。 容器本体１２のブロー成型中、流出材料３２が蓋フラップ１４を形成するよう に頂部の壁２２の上方の型分割線２４上で圧縮される。蓋フラップ１４がフリッ プ式の蓋を提供するように容器本体１２に関して動き得るように、蓋フラップ１ ４と容器本体１２との連結部に第１のライブヒンジ（live hinge）３４が形成さ れる。 図示のような好ましい実施例は、それ自体の上に逆に折れる蓋フラップ１４が 使用される。このため、蓋フラップ１４には二股状の折返し部分３６と第２のラ イブヒンジ３８とが形成される。折返し部分３６は第１のライブヒンジ３４から 後方に伸び、そして第２のライブヒンジ３８で終わる。この第２のライブヒンジ は、第１のライブヒンジ３４から間隔を空けて平行であるが容器の後方にある。 第１のライブヒンジ３４は充填ポート１６により中断され、従って第１のライブ ヒンジ３４は、充 填ポート１６の両側の頂部の壁２２上で直径方向反対向きに伸びているヒンジセ グメント３４ａと３４ｂとにより形成される。第１のライブヒンジ３４は、折返 し部分３６が分配用ポート１８から離れる方向に折られることを許し、また第２ のライブヒンジ３８は、蓋フラップ１４のその他の部分を容器本体の頂部に重ね るように逆に折ることを許す。 逆に折られる蓋フラップ１４の利点は、蓋フラップ１４がポート１６と１８と を密閉したときに滑らかな容器形状が提供されることである。例えば、図１及び ２に最もよく示されるように、蓋フラップ１４は、容器頂部の背後から前面に突 起２２ｃと２２ｄとの間を伸びている１対の横方向の縁６６ａと６６ｂとを持つ 。突起２２ｃと２２ｄは、蓋フラップ１４と同じ高さに突き出た頂部平面を有し 、フラップの側方の縁６６ａと６６ｂとを隠し、フラップ１４が不注意で外れな いように保護する。蓋フラップ１４の後面６８は、容器本体の後壁７０の連続を 形成するようにこれと同じ角度で傾斜する。同様に、分配用ポートの蓋部分４２ は蓋フラップ１４がその閉鎖位置にあるときに傾けられる。そこで、蓋フラップ １４は側壁２６及び頂部の壁２２の形状と一致し、実質的に連続し滑らかでかつ 大きい中断部のない外面を持った容器１０を形成する。充填ポート１６の首の部 分の、分配用ポート１８とは反対側の側面上を１８０°の弧状に伸びている固定 用のビード５２が、蓋フラップ１４の折返し部分３６を、頂部の壁２２の水平方 向ランド２２ａと当たった関係に固定して、蓋フラップ１４がその閉鎖位置にあ るときの側壁２６から蓋フラップ１４に至る移り変わりの間の滑らかな外面の形 成を確保する。 図示されない別の実施例においては、型の分割線と充填ポートとは、 型の分割線が充填ポートの直上にないように設計される。この実施例では、第１ のライブヒンジは中断されずに連続し、蓋フラップは折返し部分又は第２のライ ブヒンジを必要としない。第１のライブヒンジに沿って蓋フラップ全体を充填ポ ートと分配用ポートに向かう１方向に折るだけである。しかし、この実施例は、 図示実施例におけるような容器本体の外面と蓋フラップとの間の連続した滑らか な移り変わりは、これを提供しない。 蓋フラップ１４は、充填ポート１６を密閉するために、第２のライブヒンジか ら伸びそして充填ポート１６の周囲と組み合うように下側４０ａに付随した複数 のフィンガー４６を有する充填ポート閉鎖用の手段又は部分４０を持つ。フィン ガー４６は、充填ポート１６の周囲を取り巻いている横方向に伸びているフラン ジ４４と組み合う。環状の封鎖用ビード５４が下側４０ａから伸びて、充填ポー ト１６の内周と充填ポート蓋部分４０との間の水密シールを形成する。 蓋フラップ１４は、分配用ポート１８を密閉するために、分配用ポート１８を 開放可能に密閉するプラグ４８のある分配用ポート閉鎖用の手段又は部分４２を 持つ。分配用ポート蓋部分４２は、第２のライブヒンジ３８から充填ポート蓋部 分４０の先に伸びる。プラグ４８は分配用ポート蓋部分４２の下側４２ａから突 き出る。分配用ポート１８を充填ポート１６とは無関係に容易に開閉できるよう に、蓋部分４０と４２との間に第３のライブヒンジ５０が形成される。分配用ポ ート蓋部分４２にも、分配用ポート１８を開く際のテコを提供するように使用者 の指と組み合い得る外向きに伸びているコブ５６が設けられることが好ましい。好ましい方法の説明 容器１０は、パリソンとして知られる熔融プラスチックのチューブ（図示せず ）が、１対の開かれた型半分体の間に押し出される押出しブロー成型で作られる ことが好ましい。パリソンの壁の厚さは、公知の技術により押出し中に要求され るように調整することができる。図６に示されるように、型半分体２８と３０と は押し出されたパリソン上で閉じられ、パリソン内にブローニードル６４が差し 込まれ、パリソンを型の空洞部の形状に膨らませる。ブローニードル６４は、分 配用ポート１８を形成するように、分配用ポート１８に位置において差し込まれ ることが好ましい。 本発明による型半分体２８及び３０は、意図された容器本体１２の予定の形状 を有する第２の空洞部６０、及び一体の蓋フラップ１４を流出材料３２から形成 するための型分割線２４に沿った第２の空洞部６２の両者を提供する。そこで、 容器本体１２のブロー成型と同時に、流出材料３２が第２の空洞部６２において 型分割線２４に沿って圧縮され、蓋フラップ１４を形成する。 流出材料３２は、容器本体１２と蓋フラップ１４との間の第１のライブヒンジ ３４に圧縮され、蓋フラップ１４の容器本体１２に関する旋回運動を許す。蓋フ ラップ１４には、プラグ４８、フィンガー４６、環状の閉鎖用リング５４、或い は前述のようにこれら部分を密閉するために容器本体の諸部分と共同作用する同 等品も成型される。 好ましい容器の実施例の製造方法においては、圧縮された流出材料に第２のラ イブヒンジ３８も形成されて逆方向に折れる蓋フラップを提供する。このために 、第１のライブヒンジ３４から間隔を空けかつこれと平行に第２のライブヒンジ ３８が形成され、これらの間に折返し部分３ ６を定める。そこで、折返し部分３６は、ポート１６及び１８と反対の方向に第 １のライブヒンジ３４に沿って折れ曲がり、更に逆方向にポート１６及び１８に 向かって第２のライブヒンジ３８に沿って折れ曲がることができる。これらライ ブヒンジは流出材料を直線状で薄くし、これによりこの線に沿ってフラップを弱 くすることにより形成される。前述の第３のライブヒンジ５０のようなその他の ヒンジも希望のように形成することができる。 ブロー成型された容器が型から外され、希望しない流出部分（バリ）が容器か ら切り落とされる。図６に示されるように、充填ポート１６の上方に置かれた流 出材料３２のドーム状部分５８は、充填ポート１６を開くために切られる。折返 し部分が第１のライブヒンジ３４に沿って容器本体１２に関して旋回できるよう に、ドーム状部分５８は、蓋フラップ１４の折返し部分３６からも切断される。 以上により、本発明は一体の蓋の形成されたブロー成型プラスチック容器、及 びこれの製造方法を提供することが明らかである。この容器は比較的大きい充填 ポート及び組み合った分配用ポートを提供する。これにより、別に作られる射出 成型の蓋とその組立作業及び取付費用が避けられ、かつリサイクルし易い容器が 作られる。 本発明の好ましい実施例が詳細に説明されたが、特許請求項に定められた本発 明の精神及び範囲から離れることなく、多くの変化、代置、及び変更を行うこと ができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オツグ，リチヤード・ケイ アメリカ合衆国ペンシルベニア州17340リ トルクスタウン・ローカストレイン464

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．少なくも１個の分配用ポート（１８）を有する本体部分（１２）、及び 容器（１０）のブロー成型中に型分割線（２４）に沿って前記本体部分（１ ２）と一体に形成された圧縮材料（３２）の蓋フラップ（１４）であって、前記 分配用ポート（１８）を開放可能に密閉するために前記本体部分（１２）と蓋部 分（４０、４２）とに隣接した第１のライブヒンジ（３４）を有する蓋フラップ （１４） を備えたブロー成型の容器（１０）及び蓋。 ２．前記蓋フラップ（１４）を逆方向に折ることができるように、前記蓋フラ ップ（１４）が、前記第１のライブヒンジ（３４）から間隔を空けかつこれに平 行である第２のライブヒンジ（３８）を有する上記１によるブロー成型の容器（ １０）及び蓋。 ３．前記本体部分（１２）が前記分配用ポート（１８）とはオフセットした充 填ポート（１６）を有し、前記充填ポート（１６）は前記分配用ポート（１８） よりも前記第１のライブヒンジ（３４）に近く置かれ、更に前記蓋フラップ（１ ４）の前記蓋部分（４０、４２）は前記分配用ポート（１８）を開放可能に密閉 するための分配用ポート閉鎖手段（４２）と前記充填ポート（１６）を密閉する ための充填ポート蓋手段（４０）とを有する上記２によるブロー成型の容器（１ ０）及び蓋。 ４．前記蓋フラップ（１４）は、前記分配用ポート（１８）を前記充填ポート （１６）とは無関係に開閉できるように、前記充填ポート蓋手段（４０）と前記 分配用ポート蓋手段（４２）との間に形成された第３のライブヒンジ（５０）を 有する上記３によるブロー成型の容器（１０） 及び蓋。 ５．前記充填ポート（１６）が前記型分割線（２４）と交差し、更に前記第１ のライブヒンジ（３４）が、前記充填ポート（１６）の両側から前記型分割線（ ２４）に沿って伸びている２個の別個のヒンジセグメント（３４ａ、３４ｂ）に より形成される上記４によるブロー成型の容器（１０）及び蓋。 ６．前記分配用ポート蓋手段（４２）は前記分配用ポート（４２）を開放可能 に密閉するためにプラグ状突起（４８）を備える上記５によるブロー成型の容器 （１０）及び蓋。 ７．前記充填ポート（１６）が周囲方向に伸びているフランジ（４４）を有し 、更に前記充填ポート蓋手段（４０）は、前記充填ポート（１６）を閉鎖するた めに、前記フランジ（４４）と組み合う複数のフィンガー（４６）を有する上記 ６によるブロー成型の容器（１０）及び蓋。 ８．流動体製品を蓄積し分配するためのブロー成型プラスチック容器（１０） であって、 製品を貯蔵するための本体部分（１２）であって、 前記本体部分（１２）内の製品を最初に受け入れるための充填ポート（１ ６）を有し、 前記本体部分（１２）から製品を分配するための分配用ポート（１８）有 し、前記分配用ポートが、前記充填ポートからオフセットされている本体部分（ １２）、及び 前記本体部分（１２）と一体に成型されかつ前記本体との間に第１のライ ブヒンジ（３４）を有する蓋フラップ（１４）であって、前記充填ポート（１６ ）を閉鎖しかつ前記分配用ポート（１８）を 開放可能に閉鎖する位置に前記第１のライブヒンジ（３４）まわりで旋回す る蓋フラップ（１４） を備えた前記ブロー成型プラスチック容器（１０）。 ９．前記蓋フラップ（１４）が折返し部分（３６）と第２のライブヒンジ（３ ８）とを有し、前記折返し部分（３６）は前記第１のライブヒンジ（３４）から 伸びて前記第２のライブヒンジ（３８）において終わり、前記第２のライブヒン ジ（３８）は前記第１のライブヒンジ（３４）から間隔を空けられかつこれと平 行である上記８によるブロー成型プラスチック容器（１０）。 １０．前記蓋フラップ（１４）は、前記第２のライブヒンジ（３８）から伸び ている蓋部分（４０、４２）であって、前記折返し部分（３６）が前記分配用ポ ート（１８）から離れる方向に折られかつ前記蓋手段（４０、４２）が前記折返 し部分（３６）上に逆方向に折られたときに前記充填ポート（１６）と前記分配 用ポート（１８）との両者を覆い得る前記蓋部分（４０、４２）を有する上記９ によるブロー成型プラスチック容器（１０）。 １１．前記蓋部分（４０、４２）は、前記第２のライブヒンジ（３８）に隣接 しかつ前記充填ポート（１６）を密閉するための充填ポート蓋手段（４０）及び 前記第２のライブヒンジ（３８）より遠い方向に前記充填ポート蓋手段（４０） から伸びていて前記分配用ポート（１８）を開放可能に密閉するための分配用ポ ート蓋手段（４２）を備え、更に前記蓋フラップ（１４）は、前記分配用ポート （１８）を前記充填ポート（１６）とは無関係に開閉できるように、前記充填ポ ート蓋手段（４０）と前記分配用ポート蓋手段（４２）との間に置かれた第３の ライブヒンジ （５０）を有する上記１０によるブロー成型プラスチック容器（１０）。 １２．前記蓋フラップ（１４）が、前記本体部分（１２）のブロー成型中に型 分割線（２４）に沿って型半分体（２８、３０）の対の間を伸びている圧縮され た流出材料（３２）より形成される上記８によるブロー成型プラスチック容器（ １０）。 １３．前記本体部分（１２）が、実質的に水平な面の上で前記本体部分（１２ ）を直立位置に支持し得る底（２０）を有する上記１１によるブロー成型プラス チック容器（１０）。 １４．分配用ポート（１８）を有するブロー成型の容器本体（１２）、 ブロー成型中に前記容器本体（１２）と一体に形成される蓋フラップ（１４ ）であって、前記蓋フラップ（１４）を前記分配用ポート（１８）からの流出を 阻止する閉鎖位置と前記分配用ポート（１８）からの分配ができる開口位置との 間で旋回できる一体の第１のヒンジ（３４）を有し、更に、前記第１のライブヒ ンジ（３４）から伸びている両側の縁（６６ａ、６６ｂ）を有する蓋フラップ（ １４）； 前記容器本体（１２）と一体にブロー成型された１対の突起（２２ｃ、２２ ｄ）であって、前記蓋フラップの側部の縁に沿って間隔を空けた平行な関係で伸 びていて、そして前記蓋フラップ（１４）と共同作用して前記閉鎖位置にあると きに前記容器（１０）に前記蓋フラップ（１４）の範囲内の平滑面の輪郭を提供 する前記１対の突起（２２ｃ、２２ｄ） を備えたブロー成型の分配用容器及び蓋の組合せ（１０）。 １５．前記容器（１０）は、これを前方部分（１２ａ）と後方部分（１２ｂ） とに分割する型分割線（２４）を有し、前記分配用ポート（１８） は前記前方部分（１２ａ）に置かれ、そして前記第１のヒンジ（３４）は前記型 分割線（２４）上に置かれる上記１４によるブロー成型の分配用容器及び蓋の組 合せ（１０）。 １６．前記蓋フラップ（１４）が折返し部分（３６）と第２のヒンジ（３８） とを有し、前記折返し部分（３６）は第１のヒンジ（３４）から伸びて前記第２ のヒンジ（３８）において終わり、前記第２のヒンジ（３８）は前記第１のヒン ジ（３４）から間隔を空けられてこれと平行であり、更に前記蓋フラップ（１４ ）は、前記第２のヒンジ（３８）から伸びそして前記折返し部分（３６）が前記 分配用ポート（１８）から遠い方向に折られ更に前記蓋手段（４０、４２）が逆 方向に折られたときに、前記分配用ポート（１８）を塞ぎ得る前記蓋手段（４０ 、４２）を有する上記１５によるブロー成型の分配用容器及び蓋の組合せ（１０ ）。 １７．流動体製品を貯蔵しかつ分配するための容器（１０）のブロー成型方法 であって、 容器本体（１２）を形成するためにプラスチックチューブを型の中でブロー 成型し、前記型は、容器本体（１２）用の第１の型空洞部（６０）を形成するよ うに共同作用する１対の型半分体（２８、３０）であって、これらの間の分割線 （２４）に第２の型流出材料用の空洞部（６２）を形成する前記１対の型半分体 を備え、 前記容器本体（１２）と一体の第１のライブヒンジ（３４）を有する蓋フラ ップ（１４）を形成するように型分割線（２４）に沿った前記流出材料用空洞部 （６２）内でプラスチックチューブの一部分を同時に圧縮する 段階を包含する方法。 １８．前記ブロー成型段階中に前記容器本体（１２）に少なくも１個のポート （１６、１８）を形成し、前記少なくも１個のポート（１６、１８）を開放可能 に密閉するように前記蓋フラップ（１４）と共同作用し得る段階を含む上記１７ による方法。 １９．前記蓋フラップ（１４）が逆方向に折り曲がり得るように、前記第１の ラィブヒンジ（３４）から距離を空けかつこれと平行に前記蓋フラップ（１４） に第２のライブヒンジ（３９）を圧縮形成する段階を更に含んだ上記１８による 方法。 ２０．充填ポート（１６）と分配用ポート（１８）の双方を有する前記容器本 体（１２）を成型する段階を含み、更に前記充填ポート蓋手段（４０）が前記充 填ポート（１６）を密閉できかつ前記分配用ポート蓋手段（４２）が前記分配用 ポート（１８）を開放可能に密閉できるように、前記蓋フラップ（１４）上に充 填ポート蓋手段（４０）及び分配用ポート蓋手段（４２）を圧縮成型する段階を 含む上記１９による方法。