JP2000505838A - 燃料タンクガスケットおよびその製造方法 - Google Patents

燃料タンクガスケットおよびその製造方法

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JP2000505838A JP10526250A JP52625098A JP2000505838A JP 2000505838 A JP2000505838 A JP 2000505838A JP 10526250 A JP10526250 A JP 10526250A JP 52625098 A JP52625098 A JP 52625098A JP 2000505838 A JP2000505838 A JP 2000505838A
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ビーゼマン,アマデウス
ブルマン,ゲーハルト
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ダブリュ.エル.ゴア アンド アソシエイツ,ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 使用前に本質的にa)30〜90重量%の多孔質基礎材料。b)上記多孔質基礎材料と親和性があることを必要条件とする10〜70重量%の添加剤、からなる燃料タンクガスケット(20)を教示する。ガスケット(20)の多孔質基礎材料は好ましくは延伸膨張ポリテトラフルオロエチレンで、添加剤はペルフルオロポリエーテル、ポリシロキサン、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリエステル、ポリエーテル並びに官能化されたおよびフッ素化されたそれらの誘導体からなる群より選ばれる。好ましくは添加剤はペルフルオロポリエーテルまたはその官能化された誘導体である。以下でより更に説明する以下のa)〜d)の工程を含む燃料タンクガスケット製造方法。a)多孔質基礎材料(90)を製造する第1の工程。b)流体相で添加剤(70)を調製する第2の工程。c)上記添加剤(70)を上記多孔質基礎材料(90)に適用する第3の工程。d)基礎材料の燃料タンクガスケット(90)を乾燥する第4の工程。燃料タンクガスケット(20)は、航空機のような移動車体で使用され、燃料(7)が燃料タンク(5)から漏れ出さず、水が燃料タンク(5)に入ってその中の燃料(7)を汚染することがない。

Description

【発明の詳細な説明】 燃料タンクガスケットおよびその製造方法 本発明は燃料タンクガスケットおよびその製造方法に関する。 現代の航空機は、例えばその翼に配置されたたくさんの燃料タンクを持つ。こ れらの燃料タンクは、燃料タンク内にアクセスするために開けることができるプ ラスチック、炭素強化プラスチック、グラスファイバーまたは金属のパネルでで きている。これらのパネルは、例えば水が燃料タンクに侵入しないことを確実に し、また燃料タンクに含まれる燃料が漏れさないことを確実にするために、外側 の環境からシールされていなければならない。燃料の漏れは深刻な問題である。 第一に、このことは航空機がその目的地に到着するために十分な燃料を持ってい ないことを意味することがある。第二に、燃料が剥き出しの炎または火花に接触 したり、または自然燃焼が起こった場合に爆発の危険がある。このために、燃料 タンクがしっかりとシールされることという義務的な安全性の要件がある。 従来は2成分のシーラントを混合して、ガンまたはスパチュラで燃料タンクに 適用していた。長い硬化時間(通常24時間であるが、空気湿度および温度に依 存してより長いことがある)と同様に、管理された周囲条件、限られたポットラ イフが、この方法の特徴である。ポリスルフィドはこのようなシーラントの例で ある。更にこのシーラントは、取り替えなくてはならない場合に除去しにくい。 取り替えられたシーラントは、有毒廃棄物用の特別な廃棄技術で、使用後の処分 をしなければならない。 燃料に耐性を持つゴムで作られたO−リングも、燃料タンクパネルをシールす るのに使用される。 W.L.Gore & Associatesの燃料タンクシーラントについ ての以前の研究は、SKYFLEX(商標)の名前で販売されるシーラントテー プの使用を含み、W.L.Gore & Associatesのドイツ特許出 願公開3726853号明細書(Forrest他)でより詳細に説明される。 SKYFLEX(商標)シーラントテープは延伸膨張ポリテトラフルオロエチレ ン(ePTFE)から製造される。この材料は化学的に不活性で、どんな一般的 な化学物質にも影響されない。それは広い温度範囲(−240℃〜+260℃) で機能し、老化せず、耐候性および耐紫外線性を持つ。SKYFLEX(商標) シーラントに使用されるePTFEは、GORE(商標)延伸膨張プロセスで製 造される。この結果、上記の利点と高い耐圧性および素晴らしい適合性を組み合 わせた物質ができる。 このようなシーラントテープは、それらを強く圧縮した場合、灯油のような航 空燃料の通過に耐える。しかしながら、シーラントテープをわずかに圧縮しただ けだと、燃料はePTFEの気孔を通って通過することが可能である。燃料タン クのシーラントが燃料タンクパネルの外周にわたって十分に圧縮されていること は、広範な試験をしなければ決して確実にできないので、このことが燃料タンク をシールするためのSKYFLEX(商標)シーラントテープの使用を限定して きた。 シーラントテープの耐燃料性を改良する以前の試みは、ポリウレタン被膜での ePTFEの被覆を含んでいた。この研究はW.L.Gore & Assoc iatesに発行されたドイツ実用新案第9317924号明細書(Rusch 他)で説明される。 ePTFEの特性を改良し、それを様々な応用でガスケットとして使用するの により有益なものにするため、他社によりいくらかの 以前の研究が行われた。Donaldson Company lnc.の国際 公開92/21715パンフレット(Chung)は、メカニカルシールとして 延伸膨張する前または後にペルフルオロポリエーテル(PFPE)流体で処理し たePTFEの使用を説明する。この特許出願の発明者は、この出願で説明され る系が改良された耐放射線性特性を提供することに気がついた。しかし、その特 許出願にはこの材料から作られたメカニカルシールが燃料タンクでの使用にふさ わしいことへの示唆はない。 同様にダイキン工業の特開昭第61−163944号公報は、センサーのダイ ヤフラムとして使用するためにPFPE配合物をePTFEに組み入れることを 教示する。この特許出願公報は、ガスケットとしてのPFPE/PTFE系の使 用を教示していない。 ePTFE内に官能化されたPFPEおよび官能化されていないPFPEの両 方を組み込むことも、W.L.Gore & Associatesのドイツ特 許出願公開4308369号明細書(Burger他)で教示される。この特許 出願はこの系が改良された疎油性をもたらすことを教示する。しかしながら、こ の開示ではこの系が燃料タンクのガスケットでの使用にふさわしい場合があると いうことを教示していない。 United Technologies社の米国特許第4028324号明 細書(Tuschner他)は、リン酸電気化学セル用シーラントの耐化学薬品 性を改良する方法を説明している。使用されるシーラントは押し出しシール材料 で、その組成は本質的にePTFE、ハロゲン化オイル、0〜5重量%のハロゲ ン化溶媒、およびリン酸に対して安定でPTFEと親和性がある充填剤からなる 。このシーラントは、PTFE、フルオロカーボンオイル、溶媒および充填剤を ミキサー内で混合して製造する。成分を混合した後、 乾燥させて溶剤を蒸発させる。配合物をその後、ラム押出機によってテープ状に 押し出す。ラム押出機からの押し出しでは、非常に堅いシーラントが製造され、 それはSKYFLEX(商標)シーラントと異なり重ねることができず、順応性 でない。米国特許第4028324号明細書の「燃料」という語の使用は、本特 許明細書の「燃料」という語の使用と同義ではないことに注意すべきである。 それ故、本発明の目的は燃料タンクガスケットとして使用するためのシーラン トを提供することである。 本発明の更なる目的は、燃料タンクガスケット用の改良された製造方法を提供 することである。 本発明の更なる目的は、微孔質材料の本体内に添加剤を組み込んだ微孔質材料 で作られるシーラントを提供することである。 この目的は、使用前に本質的にa)30〜90重量%の多孔質基礎材料、およ びb)上記多孔質材料と親和性があることを必要条件とする10〜70重量%の 添加剤、からなるシーラント材料の提供によって達成される。本特許出願におい て使用する場合「重量%」の語はシーラントまたは添加剤の重量を、シーラント と添加剤の合計重量の割合をさしている。この材料の組み合わせは無毒であり、 2つの金属部品の間に適用し易く、特別な工具および硬化時間を要求しない。更 にこのシーラント材料は、簡単におよび安価に製造できる。 本発明で使用する添加剤は、好ましくは極性の性質の基を持つ。これはシール された部品の表面に膜を作ることを助けて、燃料の通過を阻むことを確実にする 。更に添加剤の極性基は、無極性の性質の燃料と非親和性である。このように、 極性の基はシーラントの燃料またはオイル忌避性を改良し、多孔質基礎材料の気 孔を通る燃料の拡散を妨げる。 シーラント材料内の添加剤は、ペルフルオロポリエーテル、ポリシロキサン、 ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、ポリエステルおよびポリエーテルから なる群より選ばれる。特にふさわしい添加剤はペルフルオロポリエーテルまたは 官能化されたその誘導体であることが分かった。この添加剤は簡単に入手できる 。過去の研究から、これがePTFEに疎油性を付与することが知られている( 例えばドイツ特許出願公開第4308369号明細書(Burger他)を参照 )。 添加剤は、カルボキシレート、アルコール、リン酸のモノ、ジおよびトリエス テル、リン酸塩、カルボン酸塩、ウレタン、アミン、エーテル、イソシアネート 、エステル、アミド、無水マレイン酸またはアセテート並びにそれらのフッ化物 誘導体からなる群より選ばれる極性基の添加によって官能化する。 基礎材料のシーラントは典型的に、無毒で非常に効果的なシーラントになるこ とが示されているポリテトラフルオロエチレンおよび延伸膨張ポリテトラフルオ ロエチレンからなる群より選ばれる。しかしながら多孔質である限り、他のシー ラント材料を本発明で使用することが可能であろう。そのような材料の例は、相 分離プロセスによって作られるもの、例えばポリカーボネート、フッ化ポリビニ リデン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ナイロン、セルロースアセテートおよ び熱可塑性ポリウレタンなどである。 実験から使用前のシーラント材料が、a)55〜60重量%の延伸膨張ポリテ トラフルオロエチレン、およびb)40〜45重量%の添加剤、からなる場合に 良い耐燃料性の結果が得られることが示された。 燃料タンクガスケットの製造方法は以下のa)〜d)の工程を含む。 a)多孔質シーラント基礎材料を製造する第1の工程。 b)流体相で添加剤を調製する第2の工程。 c)特定の時間、上記流体相に上記シーラント基礎材料を適用する第3の工程 。 d)シーラント基礎材料を乾燥して燃料タンクガスケットを製造する第4の工 程。 従来技術の方法と比較して、これは非常に安価で簡単な燃料タンクガスケット の製造方法を提供する。 本発明の好ましい態様においては、多孔質シーラント基礎材料を添加剤および 更なる液体の混合物である溶液、分散液または懸濁液に浸漬する。これは、添加 剤を多孔質シーラント基礎材料の本体に吸収させることを確実にする最も現実的 な方法であることが分かった。しかしながら、多孔質シーラント基礎材料の表面 に添加剤を噴霧、ロール塗布またははけ塗りすることも可能であろう。実験から 、液体状の純粋な添加剤を多孔質シーラント基礎材料の表面に噴霧することもで きることが示された。 多孔質シーラント基礎材料を浸漬する混合物は溶媒中の添加剤の溶液、分散液 または懸濁液である。1つの有利な態様において混合物は、溶質がポリテトラフ ルオロエチレンと親和性があり極性の性質の基を持つことを必要条件とする添加 剤である溶液である。溶媒は典型的にアルコール、ケトン、アルカン、水または ペルフルオロポリエーテルまたはそれらの混合物からなる群より選ばれる。本発 明の1つの有利な態様では、溶媒はアルコールであり添加剤はペルフルオロポリ エーテルである。この組み合わせは効果的な耐燃料性シーラントの製造を可能に する。ペルフルオロポリエーテルの主な利点は、無毒であり健康に対して有害で はないことである。更に、この材料はオゾン層に被害を与えないことが分かって おり、このこ とは大気圏の高いところを飛行する航空機に組み入れられるシーラントにとって 非常に重要なことである。 上記混合物がa)20〜80重量%の添加剤およびb)20〜80重量%の溶 媒からなる場合、燃料タンクガスケット製造にとって良好な結果が認められた。 より好ましくは混合物は、60〜70重量%の溶媒および30〜40重量%の添 加剤を含むべきである。本発明の1つの態様の乾燥工程(第4の工程)は、a) 周囲温度と圧力で特定の時間乾燥する工程、およびb)真空中で特定の時間乾燥 する工程を含む。 乾燥処理の速度を速めるためにシーラント材料を加熱することも可能であろう 。 製造されたシーラントは、燃料タンクの蓋と燃料タンクの側壁との間の空間を シールするための燃料タンクガスケットによって分離される2つの金属および/ またはプラスチックプレートの系として使用できる。この系は典型的に、燃料の 漏れが深刻な問題をもたらす航空機のような輸送手段に用途がある。更に、製造 されたシーラントは、プラスチックと金属のような似ていない材料の間のシーラ ントとして使用できる。 図1は燃料タンクガスケットを持つ燃料タンクの側面図を示すしている。 図2は燃料タンクガスケットの一例を示している。 図3は本発明によるシーラントの製造に使用する装置の簡単な概観を示してい る。 図4は溶液中の添加剤濃度に対するシーラントの重量増加のグラフを示してい る。 図5は本発明の方法で製造した燃料タンクシーラントを試験するために使用す る実験装置の外観を示す図を示している。 図1は、例えば石油、軽油または灯油といった燃料7で満たされた燃料タンク 5を示す。燃料タンク5は複数の側壁10と蓋15からなる。本発明のガスケッ ト20は側壁10と蓋15の間に配置される。蓋15は、複数の取り付け部品2 5、例えばねじで側壁10に取り付けられる。 図2は本発明による楕円形の形状の燃料ガスケット20を示す。形状は燃料ガ スケット20の機能には重要でなく、ここで描かれているのは単に使用できる形 の一例である。本発明の燃料タンクガスケット20を、連続バンドとしておよび 閉じていない形で供給することもできる。燃料タンクガスケット20には、取り 付け部品25を挿入して蓋15を側壁10の上面に取り付ける複数の孔30が設 けられる。 本発明の燃料タンク5は以下のように組み立てることができる。燃料タンクガ スケット20の表面に、接着剤を塗って燃料タンクガスケット20を側壁10の 上面に配置する。使用される接着剤はテープの両面に接着剤を施したテープであ る。最も好ましくは、使用されるテープは感圧性テープである。使用するのにふ さわしいテープは3M社からScotch(商標)1099という呼び名のもの が提供される。他の接着テープを使用することができ、側壁10の上端面で薄い 膜状に広がる例えば熱接着剤のような接着剤を使用することも可能であろう。こ の燃料タンクガスケット20は上記のように予備形成することができ、または連 続バンドとして供給することができる。 燃料タンクガスケット20を側壁10の上端面に置いた後、蓋15を燃料タン クガスケット20の上端に配置する。燃料タンクガスケット20の孔30を側壁 10の上面の孔および、蓋15の孔に合わせて用意して、取り付け手段25が挿 入できるようにする。例え ば取り付け手段25を締めつけて蓋15の上面に圧力をかけ、燃料タンクガスケ ット20を圧縮する。ePTFEで作られた燃料タンクガスケット20を使用し ての以前の試みと対比して、燃料タンクガスケット20は燃料タンク5から燃料 7が漏れ出せないように燃料タンク5を完全にシールすることを確実にするため に、完全に圧縮する必要はないことが分かった。 本発明の燃料タンクガスケット20の製造に使用する装置を、図3に示した。 これは添加剤および溶媒の溶液70を入れる大桶60からなる。燃料タンクガス ケット20用のシーラントテープ90をホルダー80によって溶液70中に浸漬 する。 本発明のシーラントの製造は以下のように行われる。初めに、シーラントテー プ90を既知の従来技術の方法で製造する。このようなシーラントテープの一例 はW.L.Gore & Associatesが製造するSKYFLEX(商 標)シーラントテープである。本発明の好ましい態様では、0.5g/cm3の 密度に低密化(redensified)したSKYFLEX(商標)GRシー ラントテープを使用する。しかしながら用途において必要ならば、他の密度のシ ーラントテープを使用できる。 第2の工程において、大桶60内で添加剤を溶媒と混合する。本発明の1つの 態様において、使用される添加剤は極性PFPE(ペルフルオロポリエーテル) であり、使用される溶媒はイソプロパノール(IPA)である。この目的にふさ わしいPFPEは、MontefluosによってFOMBLIN−Z(商標) と言う商標名で、およびAusimont(Deutschland)GmbH によってGALDEN(商標)と言う商標名で供給されるものである。これらの 例は、本発明の実行にふさわしい物質を説明することのみを意味する。ふさわし い材料の更なる例は後に示す。使用する PFPEは好ましくは官能化されており、以下の一般的な構造を持つ1つまたは 2つの末端基(head group)を有する。図1 ここでRはアルキルオキシシランである。 本発明の好ましい態様において、使用されるペルフルオロポリエーテルはGA LDEN(商標)MF201であり、使用される溶媒はIPAである。 添加剤は描出された直線分子に限定されない。燃料シール材料としての添加剤 の効力は、少量の極性基を持つ疎油性ポリマー鎖の存在によって確実にされる。 これにより、例えば櫛状、星状、環状または樹木状構造の非直線鎖構造を持つ添 加剤も添加剤として効果的であると考えられる。 更に、極性基をポリマー鎖の末端に結合してもよく、またはポリマーの主鎖若 しくは側鎖に組み込んでもよいことに注意すべきである。 燃料シーラントとして効果的であると考えられる添加剤のもう一つのクラスは 、極性基および/またはイオン性基で官能化されたフルオロアクリレート−フル オロメタクリレート共重合体である。このような系は米国特許第4,929,6 66号明細書(Schmitt他)で教示される。それらを架橋させた形および 架橋させない 形で使用して、所望の燃料/オイル忌避性を得ることができる。 その後、シーラントテープ90を大桶60の中の溶液70に浸漬する。本発明 の好ましい態様では、シーラントテープ90を溶液70の中に12時間沈めてお く。沈めておく時間は、シーラントテープ90が溶液70で飽和することを確実 にするのに十分に長いことが必要である。時間の正確な長さは、溶液70の濃度 だけでなく、処理されるシーラントテープ90の形状寸法にも依存する。 知られているように、ePTFEのような材料はその構造内にたくさんの気孔 を持つ。溶液70はこの気孔内に吸収される。これらの気孔が完全に満たされる と、シーラントテープ90は更なる溶液70をもはや吸収できない。この段階で シーラントテープ70を溶液から取り出すことができる。シーラントテープを溶 液中に留めておく時間の長さは、シーラントテープ90が大桶60の中ある間溶 液70を撹拌すること、または超音波を使用して溶液70の混合およびシーラン トテープ90による吸収を促進することによって短縮できる。 溶液70から取り出した後、シーラントテープ90を乾燥する。乾燥の長さは 、乾燥を行う雰囲気にもシーラントテープ90の形状寸法および溶液70の成分 にも依存する。シーラントテープ90は、シーラントテープ90から全ての溶媒 を蒸発させることを確実にするため十分に長い時間乾燥すべきである。添加剤は 蒸発せずにePTFE構造に閉じ込められて残留する。シーラントテープ90の 加熱または真空中への配置は、必要な乾燥時間を短縮する。本発明の好ましい態 様では、シーラントテープ90を周囲温度と圧力で12時間乾燥させ、その後5 0℃の温度で6時間乾燥させる。溶媒を蒸発させた後、シーラントテープ90を 計量してもよい。典型的にそれらは重量が10〜130%増加していることが分 かる。 本発明によって製造されるシーラント材料の質量または重量の増加は、溶液7 0中の添加剤の濃度を変えて制御できることが分かった。これを図4で説明する 。 図4の例において、GORE SKYFLEX(商標)GO−TS−0008 /4シーラントテープを3種類の溶液のうちの1つにに3分間入れて、溶液を撹 拌した。その後、シーラントテープを12時間周囲温度と圧力で乾燥し、続いて 2時間オイル真空ポンプで乾燥した。3つの溶液による結果は表2に要約するこ とができる。 図4のグラフから分かるように、シーラント材料の重量増加は、溶液70の添 加剤濃度に直線的に比例する。 本発明による燃料タンクガスケット20は、図5で示すような装置で試験され る。この実験の構成では、試験燃料タンク105を、灯油のような航空燃料10 7で満たす。試験燃料タンク105は、PMMA(「Plexiglas」)の 蓋115を持つ金属容器110、および上記の方法で製造された燃料タンクガス ケット120を含む。燃料タンクガスケット120にかかる燃料107の圧力は 、金属容器110の側壁の開口135を通して航空燃料107の表面に加えられ る空気圧130の増加によって増加させる。航空燃料107、およびこれにより 燃料タンクガスケット120に加えられる圧力を圧力計140で測定する。試験 される燃料タンクガスケッ ト120は、34%のMF201および66%のIPAからなる溶液中で12時 間吸収させ、周囲温度と圧力で12時間乾燥し、続いて50℃で6時間乾燥した 後の重量の増加が41.7%である。 表3は時間の経過に対する実験の結果である。 高圧に長時間さらした後でも、本発明によって製造された燃料タンクシーラン ト120は漏れを起こさないことが分かる。比較例として、添加剤を含まないS KYFLEX(商標)シーラントを同じ条件で試験した。燃料タンクガスケット 120に圧力を加えるとすぐに、燃料タンクガスケット120はすぐに漏れを起 こし始めた。 添加剤がPTFE材料の結節およびフィブリルの構造の間の気孔を満たし、こ れによってオイルのような他の流体が流れるであろう経路が除去されることを理 解すると、上記の方法が説明できると考えられる。添加剤は最適な耐燃料性を確 実にするために疎油性であ るべきである。 上記の例でシーラント材料を充填するために使用された添加剤はPFPEであ った。しかしながら本発明は、このタイプの添加剤の使用に限定されない。 本発明による燃料タンクガスケットの製造のために、PTFEに組み込むため の添加剤として使用するのに以下の材料がふさわしいと考えられる。 ・PFPEまたは官能化されたPFPE。特に、カルボキシレート、アルコー ル、リン酸のモノ、ジおよびトリエステル、リン酸塩、カルボン酸塩、アミン、 アミド、エステル、エーテル、イソシアネート、およびウレタンのような極性基 の付加によって官能化されたPFPE。このような化合物はAusimontに よって製造されGALDENNFORMBLINおよびFLUOROLINKの 商標名で販売されている。 ・ポリシロキサン、官能化されたポリシロキサンまたはフッ素化ポリシロキサ ン。上記のものと同じ官能基が使用できる。ポリシロキサンはWacker C hemieから入手できる。官能化されたポリシロキサンはWacker Ch emieまたはDow Chemicalsから入手できる。フッ素化ポリシロ キサンはHoechstから商標名NUVAで入手できる。 ・ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、および官能化されたブタジエン− アクリロニトリル共重合体。これらはGoodrich Chemicalから 入手できる。 ・ポリエステル類およびポリエーテル類、並びに、ポリエステル、オリゴエス テル、ポリエーテル、オリゴエーテル、フッ素化アルキル、シロキサンまたはオ レフィン単位から作られる共重合体またはブロック共重合体。 ・シラン、カルボン酸およびそれらの誘導体(例えばエステル、塩およびアミ ド)のような低分子量の流体またはワックス状の添加剤。 更に、押し出し工程の前にPTFEに添加剤を加えることができると考えられ る。 上記の添加剤の溶媒として以下のものが使用できる。 ・アルコール(例えはイソプロパノール、IPA)。 ・ケトン、例えばメチルエチルケトン、メチルブチルケトン。 ・塩素化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホルム。 ・低分子量のPFPE。 ・水。 ・上記溶媒の混合物。 上記説明においては、使用する流体は溶媒と添加剤の溶液であるとした。しか しながら、水またはアルコールベースの添加剤の分散液または懸濁液を使用する ことも可能であろう。 更に、シーラント材料に添加剤を適用する他の方法を使用することが可能であ る。例えば、添加剤は、シーラント材料が気孔中にそれを吸収するシーラント材 料の表面に吹き付け、ロール塗布またはペイントすることができるだろう。 更に、この説明では、使用するシーラント基礎材料は延伸膨張ポリテトラフル オロエチレンであるとした。しかしながら、良好なシーラント材料であり、そし てまた材料の気孔内へのに添加剤の吸収を可能にするのに十分多孔性でもあると いう特徴を持つ限り、他の材料を使用できよう。そのような材料の例は、相分離 プロセスで製造される材料、例えばポリカーボネート、ポリフッ化ビニリデン、 ポリプロピレン、ポリスルホン、ナイロン、セルロースアセテート、およびポリ ウレタンまたはポリシロキサンのような発泡体などで ある。
【手続補正書】 【提出日】1998年8月17日(1998.8.17) 【補正内容】 (1)(ア) 明細書第10頁3行を削除する。 (イ) 明細書第10頁下から17行、「ここでRはアルキルオキシシランである」 を『ここでRはアルキル基である』と補正する。 (ウ) 明細書第11頁11行、「シーラントテープ70」を『シーラントテープ90』 と補正する。 (2) 請求の範囲を別紙の通り補正する。 請求の範囲 1.以下のi)〜iii)を含む、輸送手段で使用する燃料タンク(5)。 i)複数の側壁(10)、 ii)取り付け手段(25)によって少なくとも1つの側壁(10)に取り付 けられた蓋(15)、および iii)蓋(15)と少なくとも1つの側壁(10)の間に配置されたガスケ ット(20)であって、使用前に本質的に以下のa)およびb)からなるガスケ ット(20)。 a)30〜90重量%の多孔質基礎材料。 b)上記多孔質基礎材料と親和性があることを必要条件とする10〜70重量 %の添加剤。 2.上記多孔質基礎材料が、ポリテトラフルオロエチレン、延伸膨張ポリテト ラフルオロエチレン、相分離プロセスで作られる材料または高分子発泡体からな る群より選ばれる請求項1の燃料タンク(5)。 3.上記多孔質基礎材料が延伸膨張ポリテトラフルオロエチレンである請求項 2の燃料タンク(5)。 4.上記添加剤が極性の性質の基を少なくとも1つ持つ請求項1〜3のうちの いずれか1つの燃料タンク(5)。 5.上記添加剤がペルフルオロポリエーテル、ポリシロキサン、ブタジエン− アクリロニトリル共重合体、ポリエステル、ポリエーテル、並びにそれらの官能 化されたおよびフッ素化された誘導体からなる群より選ばれる請求項1〜4のう ちのいずれか1つのの燃料タンク(5)。 6.上記添加剤がペルフルオロポリエーテルまたはそれの官能化された誘導体 である請求項5の燃料タンク(5)。 7.上記添加剤が、カルボキシレート、アルコール、リン酸のモノ、ジおよび トリエステル、リン酸塩、カルボン酸塩、アミン、アミド、エステル、エーテル 、イソシアネート、ウレタンおよび無水マレイン酸からなる群より選ばれる極性 基の付加によって官能化されている請求項5または請求項6の燃料タンク(5) 。 8.使用前の燃料タンクガスケット(20)が以下のa)およびb)からなる 請求項1〜7のうちのいずれか1つの燃料タンク(5)。 a)30〜60重量%の延伸膨張ポリテトラフルオロエチレン。 b)40〜70重量%の添加剤。 9.使用前の燃料タンクガスケット(20)が以下のa)およびb)からなる 請求項8の燃料タンク(5)。 a)55〜60重量%の延伸膨張ポリテトラフルオロエチレン。 b)40〜45重量%の添加剤。 10.以下のa)〜d)を含む燃料タンクガスケット(20)製造方法。 a)多孔質基礎材料(90)を製造する第1の工程。 b)流体相で添加剤(70)を調製する工程であって、上記添加剤がペルフル オロポリエーテル、ポリシロキサン、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、 ポリエステル、ポリエーテル並びにそれらの官能化されたおよびフッ素化された 誘導体からなる群より選ばれる第2の工程。 c)上記添加剤(70)を上記多孔質基礎材料(90)に適用する第3の工程 。 d)基礎材料の燃料タンクガスケット(90)を乾燥する第4の工程。 11.上記第3の工程が、上記多孔質基礎材料(90)を流体相の上記添加剤 (70)に浸漬、または上記多孔質基礎材料(90)に流体相中の上記添加剤( 70)を噴霧、ロール塗布若しくははけ塗りすることを含む燃料タンクガスケッ ト(20)製造のための請求項10の方法。 12.上記第3の工程が、上記多孔質基礎材料(90)を流体相の上記添加剤 (70)に浸漬することを含む燃料タンクガスケット(20)製造のための請求 項11の方法。 13.上記基礎材料の燃料タンクガスケット(90)が、ポリテトラフルオロ エチレン、延伸膨張ポリテトラフルオロエチレン、相分離プロセスで作られた材 料、または高分子発泡体からなる群より選ばれる燃料タンクガスケット(20) 製造のための請求項10〜12のいずれか1つの方法。 14.上記流体相が溶液、分散液または懸濁液である燃料タンクガスケット( 20)製造のための請求項10の方法。 15.上記添加剤がペルフルオロポリエーテルまたはその官能化された誘導体 である燃料タンクガスケット(20)製造のための請求項10の方法。 16.上記添加剤が、カルボキシレート、アルコール、リン酸のモノ、ジおよ びトリエステル、リン酸塩、カルボン酸塩、アミン、アミド、エステル、エーテ ル、イソシアネート、ウレタンおよび無水マレイン酸からなる群より選ばれる極 性基の付加によって官能化されている燃料タンクガスケット(20)製造のため の請求項10の方法。 17.上記添加剤(70)が溶液中にある燃料タンクガスケット(20)製造 のための請求項10〜16のいずれか1つの方法。 18.溶媒がアルコール、ケトン、アルカン、水および低分子量のペルフルオ ロポリエーテルまたはそれらの混合物からなる群より選ばれる燃料タンクガスケ ット(20)製造のための請求項17の方法。 19.溶媒がアルコールである燃料タンクガスケット(20)製造のための請 求項18の方法。 20.上記溶液が以下のa)およびb)からなる燃料タンクガスケット(20 )製造のための請求項17〜19のいずれか1つの方法。 a)20〜80重量%の添加剤。 b)20〜80重量%の溶媒。 21.上記溶液が以下のa)およびb)からなる燃料タンクガスケット(20 )製造のための請求項20の方法。 a)30〜40重量%の添加剤。 b)60〜70重量%の溶媒。 22.上記第4の工程が以下のd1)およびd2)の工程を含む燃料タンクガ スケット(20)製造のための請求項10〜21のいずれか1つの方法。 d1)周囲温度および圧力で特定の時間乾燥する工程。 d2)真空にして特定の時間乾燥する工程。 23.上記第4の工程が以下のa)およびb)の工程を含む燃料タンクガスケ ット(20)製造のための請求項10〜21のいずれか1つの方法。 a)周囲温度および圧力で12時間乾燥する工程。 b)50℃で6時間乾燥する工程。 24.上記第4の工程が上記多孔質基礎材料を加熱することを含む燃料タンク ガスケット(20)製造のための請求項10〜21のいずれか1つの方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,HU,ID,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 リューシュ,ハンス―ユールク ドイツ連邦共和国,85521 オットブルン, エーゲルベーク 8 【要約の続き】 れ出さず、水が燃料タンク(5)に入ってその中の燃料 (7)を汚染することがない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.使用前に本質的に以下のa)およびb)からなる燃料タンクガスケット( 20)。 a)30〜90重量%の多孔質基礎材料。 b)上記多孔質材料と親和性があることを必要条件とする10〜70重量%の 添加剤。 2.上記多孔質基礎材料が、ポリテトラフルオロエチレン、延伸膨張ポリテト ラフルオロエチレン、相分離プロセスで作られる材料または高分子発泡体からな る群より選ばれる請求項1の燃料タンクガスケット(20)。 3.上記多孔質基礎材料が延伸膨張ポリテトラフルオロエチレンである請求項 1の燃料タンクガスケット(20)。 4.上記添加剤が極性の性質の基を少なくとも1つ持つ請求項1の燃料タンク ガスケット(20)。 5.上記添加剤がペルフルオロポリエーテル、ポリシロキサン、ブタジエン− アクリロニトリル共重合体、ポリエステル、ポリエーテル、並びにそれらの官能 化されたおよびフッ素化された誘導体からなる群より選ばれる請求項1の燃料タ ンクガスケット(20)。 6.上記添加剤がペルフルオロポリエーテルまたはその官能化された誘導体で ある請求項1の燃料タンクガスケット(20)。 7.上記添加剤が、カルボキシレート、アルコール、リン酸のモノ、ジおよび トリエステル、リン酸塩、カルボン酸塩、アミン、アミド、エステル、エーテル 、イソシアネート、ウレタンおよび無水マレイン酸からなる群より選ばれる極性 基の付加によって官能化されている請求項5の燃料タンクガスケット(20)。 8.使用前の燃料タンクガスケット(20)が以下のa)および b)からなる請求項1〜7のいずれかの燃料タンクガスケット(20)。 a)30〜60重量%の延伸膨張ポリテトラフルオロエチレン。 b)40〜70重量%の添加剤。 9.使用前の燃料タンクガスケット(20)が以下のa)およびb)からなる 請求項8の燃料タンクガスケット(20)。 a)55〜60重量%の延伸膨張ポリテトラフルオロエチレン。 b)40〜45重量%の添加剤。 10.燃料タンクガスケット(20)製造方法。 a)多孔質基礎材料(90)を製造する第1の工程。 b)流体相で添加剤(70)を調製する第2の工程。 c)上記添加剤(70)を上記多孔質基礎材料(90)に適用する第3の工程 。 d)基礎材料の燃料タンクガスケット(90)を乾燥する第4の工程。 11.上記第3の工程が、流体相中の上記添加剤(70)を用いて上記多孔質 基礎材料(90)を浸漬、噴霧、ロール塗布若しくははけ塗りすることを含む燃 料タンクガスケット(20)製造のための請求項10の方法。 12.上記第3の工程が、上記多孔質基礎材料(90)を流体相の上記添加剤 (70)に浸漬することを含むの燃料タンクガスケット(20)製造のための請 求項11の方法。 13.上記基礎材料の燃料タンクガスケット(90)が、ポリテトラフルオロ エチレン、延伸膨張ポリテトラフルオロエチレン、相分離プロセスで作られた材 料、または高分子発泡体からなる群より選ばれる燃料タンクガスケット(20) 製造のための方法。 14.上記流体相が溶液、分散液または懸濁液である燃料タンク ガスケット(20)製造のための請求項10の方法。 15.上記流体相が溶液であって、この溶液において溶質が上記多孔質基礎材 料(90)と親和性があり、極性の性質の基を少なくとも1つ持つことを必要条 件とする上記添加剤である燃料タンクガスケット(20)製造のための請求項1 4の方法。 16.上記添加剤がペルフルオロポリエーテル、ポリシロキサン、ブタジエン −アクリロニトリル共重合体、ポリエステル、ポリエーテル、並びにそれらの官 能化されたおよびフッ素化された誘導体からなる群より選ばれる燃料タンクガス ケット(20)製造のための請求項10〜15のうちの1つの方法。 17.上記添加剤がペルフルオロポリエーテルまたはその官能化された誘導体 である燃料タンクガスケット(20)製造のための請求項16の方法。 18.上記添加剤が、カルボキシレート、アルコール、リン酸のモノ、ジおよ びトリエステル、リン酸塩、カルボン酸塩、アミン、アミド、エステル、エーテ ル、イソシアネート、ウレタンおよび無水マレイン酸からなる群より選ばれる極 性基の付加によって官能化されている燃料タンクガスケット(20)製造のため の請求項10〜16のうちの1つの方法。 19.溶媒がアルコール、ケトン、アルカン、水および低分子量のペルフルオ ロポリエーテルまたはそれらの混合物からなる群より選ばれる燃料タンクガスケ ット(20)製造のための請求項10の方法。 20.溶媒がアルコールである燃料タンクガスケット(20)製造のための請 求項15の方法。 21.上記混合物が以下のa)およびb)からなる燃料タンクガスケット(2 0)製造のための請求項10〜20のうちの1つの方 法。 a)20〜80重量%の添加剤。 b)20〜80重量%の溶媒。 22.上記混合物が以下のa)およびb)からなる燃料タンクガスケット(2 0)製造のための請求項21の方法。 a)30〜40重量%の添加剤。 b)60〜70重量%の溶媒。 23.第4の工程が以下のa)およびb)を含む燃料タンクガスケット(20 )製造のための請求項10〜22の方法。 a)周囲温度および圧力で特定の時間乾燥する工程。 b)真空にして特定の時間乾燥する工程。 24.第4の工程が以下のa)およびb)を含む燃料タンクガスケット(20 )製造のための請求項10〜22の方法。 a)周囲温度および圧力で12時間乾燥する工程。 b)50℃で6時間乾燥する工程。 25.第4の工程が多孔質基礎材料を加熱することを含む燃料タンクガスケッ ト(20)製造のための請求項10〜24の方法。 26.請求項10〜25のうちの1つの方法で製造された燃料タンクガスケッ ト(20)。 27.側壁(10)および蓋(15)を含む燃料タンク(5)であって、蓋( 5)が取り付け手段(25)によって側壁(10)に取り付けられ、請求項1〜 9または26のいずれかの燃料タンクガスケット(20)によってシールされる 燃料タンク(5)。 28.請求項26の燃料タンク(5)を組み込んだ航空機のような輸送手段。
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