JP2000505184A - 振動減衰用マルチディスク・ブレーキ・アクチュエータ - Google Patents
振動減衰用マルチディスク・ブレーキ・アクチュエータInfo
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Abstract
(57)【要約】
マルチディスク・ブレーキ(80)がピストン・ハウジング(102)およびこれに取り付けられ車軸(87)周囲に配置されたトルク・チューブ(94)を含む。ピストン・ハウジング(102)内にブレーキ・アクチュエータ(90)が組み込まれる。ピストン・ハウジング(102)は、ブレーキ・アクチュエータ(90)のアクチュエータ部材(98)および車軸スリーブ(109)および車軸(87)の半径方向部分87a間に軸方向に配置される。ブレーキ・アクチュエータ(90)の液圧作動により、アクチュエータ部材(98)が静止スラスト・スリーブ20(99)に対して軸方向変位し、そのためにピストン・ハウジング(102)がアクチュエータ部材(98)および車軸スリーブ(109)間で圧迫され、それによってピストン・ハウジング(102)およびトルク・チューブ(94)の車軸(87)周囲のねじり振動運動が減少する。
Description
【発明の詳細な説明】
振動減衰用マルチディスク・ブレーキ・アクチュエータ
本出願は1996年4月2日提出の特許出願第08/626660号の一部継
続出願である。
本発明は、概ねマルチディスク・ブレーキに関し、特にマルチディスク・ブレ
ーキのねじり振動を減少するブレーキ・アクチュエータに関する。
マルチディスク・ブレーキは航空機に多年にわたり使用されている。一般に、
マルチディスク・ブレーキは、トルク・チューブに取り付けられたピストン・ハ
ウジングを含む。マルチディスク・ブレーキは、トルク・チューブに係合してい
る複数のステータ・ディスクと航空機の車軸の周囲に回転可能に取り付けられた
周囲車輪に取り付けられる、交互配置された複数のロータ・ディスクとを備えて
いる。多くのマルチディスク航空機ブレーキは、航空機の着陸装置の引込みおよ
び繰出し時に車軸の周囲でわずかに回転するように設計される。この種ブレーキ
は通常、ブレーキ・アームあるいは航空機着陸装置の他の同様付属品を介して制
動トルク・テークアウトを行う。制動中、ブレーキ構造からトルク・テークアウ
ト機構に伝達される制動トルクにより、得てして「スクイール」振動として知ら
れるブレーキのねじり振動が生じるが、これは単純にはブレーキの車軸に関する
回転振動ということができる。このスクイール振動は一般に様々な振動数で発生
し、一般にブレーキ・ロッドを含む制動トルク・テークアウト機構に通常より大
きな荷重力が加えられることになる。その大きなブレーキ・ロッド荷重は通常経
験される荷重の5倍にも及び、ピストン・ハウジングがトルク・テークアウト機
構のブレーキ・ロッドから外れることがあり得る。このような問題により予定外
のブレーキ取外し、「航空機整備中」状態による欠航、および航空機の保守およ
び検査に関する耐空性改善通報に至ることすらあり得る。
スクイール振動モードの調査によれば、問題解決策の1つはクーロン減衰(c
oulomb damping)、即ち2つの面間の摩擦を増加することにより
ブレーキに減衰を与えることであると示している。ブレーキ振動の問題はブレー
キ・アセンブリの隣接部品間の公差を減らすことによって改善し得るが、それは
特定のブレーキ・アセンブリの構造に依存するであろうし、隣接部品を磨耗させ
る。多くの場合において、制御隙間を厳しくすれば、振動周波数が別のレベルに
シフトするのみで、受入れ不可の結果となる。しかし、クーロン減衰をピストン
・ハウジングと付属のトルク・チューブに与えることができれば、スクイール振
動問題の達成可能な解決法に至ることができる。本発明の1つの目的は、ブレー
キ作動中にクーロン減衰を与えることによってマルチディスク航空機ブレーキか
らスクイール振動モードを減少および/または無くすることにある。別の目的は
、トルク減衰を増し、かつブレーキ作動中により多くエネルギーまたは制動トル
クを放散させるために、ブレーキ作動中のピストン・ハウジングのクーロン減衰
を実施することである。本発明のさらに別の目的は、車軸に関して所定位置にあ
るピストン・ハウジングを締付ける軸方向締付け力によってクーロン減衰を与え
、それによってブレーキとトルク・テークアウト機構によるトルク減衰の量を増
すことである。
本発明は、車軸手段周囲に配されたマルチディスク・ブレーキを備える振動減
衰のためのマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータであって、トルク・
チューブに係合するピストン・ハウジングと、トルク・チューブに係合する第1
の複数のディスクと、車輪に係合する第2の複数のディスクと、ピストン・ハウ
ジングはアクチュエータと車軸手段の第1の軸方向静止部材との間に配置され、
かつ車軸手段の第2の軸方向静止部材に係合するスラスト・スリーブとを含み、
アクチュエータの作動によってアクチュエータ部材が軸方向に延び、かつピスト
ン・ハウジングがアクチュエータ部材および第1の軸方向静止部材間で圧迫され
、それによってピストン・ハウジングおよびトルク・チューブの車軸手段に対す
る振動運動が減少するマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータを提供す
ることによって前述の問題の解決を達成することができる。
本発明の実施方法を実施形態の図面を参照して、以下に詳細に説明する。
第1図は、本発明のブレーキ・アクチュエータを含むマルチディスク航空機ブ
レーキの断面図である。
第2図は、本発明のブレーキ・アクチュエータの拡大断面図である。
第3図は、本発明のブレーキ・アクチュエータの第2の実施形態を含むマルチ
ディスク航空機ブレーキの断面図である。
第4図は、本発明のブレーキ・アクチュエータの第3の実施形態を含むマルチ
ディスク航空機ブレーキの断面図である。
本発明のブレーキ・アクチュエータを備えるマルチディスク・ブレーキを第1
図に示す。車軸手段67の周囲に軸方向内側ホイール・ベアリング・アセンブリ
12が配され、これに航空機車輪14の一部が取り付けられる。また、車軸手段
67の周囲には一般のホイール・スリーブ16も配置されている。これは軸方向
には静止されており、その軸方向での一端17が内側ホイール・ベアリング・ア
センブリ12に、他端18がスラスト・スリーブ20および車軸スリーブ19に
接している。スラスト・スリーブ20は、静止ベアリング・アセンブリ12に突
き当たっているホイール・スリーブ16に接しているので、軸方向静止部材の一
部となる。車軸スリーブ19とスラスト・スリーブ20は、ともに車軸手段67
の周囲に配置され、車軸スリーブは、総括的に符号30により示すブレーキ・ア
センブリのピストン・ハウジングの軸方向の先まで延びている。ブレーキ・アセ
ンブリ30がスチールもしくはカーボン製の航空機ブレーキ・アセンブリを備え
得ることをはっきりと理解すべきである。このアセンブリは、一般的にトルク・
チューブ34に取り付けられたピストン・ハウジング32、トルク・チューブ3
4のスプライン33にキー止めされた複数のステータ・ディスク36、および航
空機車輪14の図示しない部分にキー止めされた複数のロータ・ディスク38を
含む。当業界で周知のように、ピストン・ハウジングには、油圧で動作して延び
、ステータ・ディスクとロータ・ディスクとをピストンとバック・プレート39
の間で圧迫する複数のピストン32aが含まれる。ピストン・ハウジング32は
、その一部として、ピストン・ハウジング・ブッシュ35および37を含む。
ピストン・ハウジング32の軸方向隣り合わせに本発明のブレーキ・アクチュ
エータ40が配置される。第2図にさらに詳細に示すように、アクチュエータ4
0は、油圧ブレーキ作動油をポート46およびライン47から受ける油圧ブレー
キ作動油キャビティ45を内部に有する二部品アクチュエータ・ハウジング42
、43を備える。アクチュエータ・ピストン48は、シール49およびシール・
バ
ックアップ・リング50を含む。アクチュエータ・ピストン48は可動のアクチ
ュエータ部もしくは外側カプセル部材52と軸方向に係合する。この部品もしく
は部材はアクチュエータ40の他の部品と同様に、環状で、かつその内径で内側
カプセル部材54に螺合する。外側カプセル部材52および内側カプセル部材5
4は、荷重ワッシャ58に係合する複数のベルビル・ワッシャ(Bellevi
lle washers)を備える第1のもしくは内部ばね手段56の内部保持
器(interior caging)となる。内側カプセル部材54は、荷重
ワッシャ58を半径方向に位置付けおよび支持するアクチュエータ部材もしくは
ラム59aに係合する内径延長部59を有する。アクチュエータ59aは、ピス
トン・ハウジング・ブッシュ35から隙間距離「X」に配される。ラム59aは
段付きの半径方向外側形状構成を有し、それによって第2のばね手段もしくは戻
しばね65を半径方向に位置付けおよび支持し、このばね手段もしくはスプリン
グの他端はアクチュエータ・ハウジング43の内側ショルダに係合する。
車軸スリーブ19は、車軸スリーブ・フット27およびスリーブ端29との間
に延在する。スリーブ・フット27はアクチュエータ・ハウジングの部分42に
当接し、スリーブ端29はホイール・スリーブ16に当接する。スラスト・スリ
ーブ20の一端はホイール・スリーブ16の端部18に当接し、他端はピストン
・ハウジング・ブッシュ37に当接する。スラスト・スリーブ20周囲には一般
的なトルク・チューブ・ハウジング31が配置され、トルク・チューブ・ハウジ
ングはトルク・チューブ・フット34aの半径方向内側周辺に配置される。
マルチディスク航空機ブレーキ30の作動中には、加圧作動油がピストン・ハ
ウジング32内のピストン32aに送られる。加圧作動油は、ブレーキ・アクチ
ュエータ40のポート46にも送られる。航空機ブレーキ30の停止時には、軸
方向隙間「X」がピストン・ハウジング・ブッシュ35およびアクチュエータ部
材59aとの間に存在する。加圧作動油がアクチュエータ40のキャビティ45
内に受けられると、アクチュエータ・ピストン48が第1図および第2図の右側
に軸方向移動して外側カプセル部材52に当たる。内側カプセル部材54の内径
延長部59とアクチュエータ部材59aとの間の隙問が存在し、荷重が荷重ワッ
シャ58を介してアクチュエータ部材59aに伝達されるのを確実にする。戻し
ばね65は、ばねによって予め与えられている荷重を超過するまでは、アクチュ
エータ部材59aは軸方向変位しないように、低圧制限器もしくはスレショルド
機構の役を果たしている。アクチュエータ・ハウジングの部分43が部分42に
ねじ込まれた時に、戻しばね65が部分43の内側リップおよびアクチュエータ
部材59a間で予荷重を加えられる。液圧が所定の限界、たとえば300psi
を超過すると、戻しばね65の予荷重を超過し、カプセル部材52が軸方向右側
に進行し始め、荷重ワッシャ58およびアクチュエータ部材59aが移動して所
定の隙間「X」を閉じる。アクチュエータ部材59aがピストン・ハウジング3
2のピストン・ハウジング・ブッシュ35に係合すると、ピストン・ハウジング
32が一方の側でアクチュエータ部材59aおよびピストン・ハウジング・ブッ
シュ35と他方の側でピストン・ハウジング・ブッシュ37、スラスト・スリー
ブ20、ホイール・スリーブ16および内側車輪ベアリング・アセンブリ12と
の間で軸方向に圧迫される。このピストン・ハウジング32の圧迫もしくは締付
けの結果、ピストン・ハウジングが車軸手段67に対して一層回転を抑制された
位置に保持され、それによってブレーキ作動中および航空機車輪の制動中のトル
ク減衰が高まる。ブレーキ・アクチュエータ40によって、ブレーキ・エネルギ
ーの放散が増すため、スクイール振動モードは減少または無くすることができ、
それによって制動トルク・テークアウト機構に及ぼす大きな制動トルク荷重が減
少する。したがって、車軸手段に対する制動トルクのねじり振動が減衰され、ブ
レーキの性能および信頼性を著しく向上させることができる。
内部スプリング56は、スプリングの予荷重を超過したときにスプリング56
が圧縮してブレーキにかかる荷重を制限する最大荷重制限機構となる。部材52
が部材54にねじ込まれたときに、スプリング56が予荷重を加えられる。液圧
が所定のレベル、たとえば500psiを超過すると、スプリング56が圧縮を
始め、それによって部材52のショルダ52aが軸方向移動して、ハウジングの
部分43のショルダ43aに係合する。ショルダ52aおよび43aの係合によ
り、アクチュエータ部材59aによってブッシュ35に加えられる荷重が制限さ
れる。
本発明のブレーキ・アクチュエータを備えたマルチディスク・ブレーキの第2
の実施形態を第3図に示す。先のと同様の構造は30を加えた符号により示す。
車軸手段97の周囲に軸方向内側ホイール・ベアリング・アセンブリ42が配さ
れ、これに航空機車輪44の一部が取り付けられる。車軸手段97の周囲には一
般的なホイール・スリーブ46も配置される。そのホイール・スリーブは軸方向
で静止部材であり、その一端47が内側ホイール・ベアリング・アセンブリ42
に接し、他端48がブッシュ・アセンブリ79と車軸スリーブ99に当接する。
ブッシュ・アセンブリ79は、トルク・チューブ・フット64aおよびトルク・
チューブ64の一部である。車軸スリーブ99は車軸手段97の周囲に配置され
、総括的に符号60により示すブレーキ・アセンブリのピストン・ハウジング6
2の先まで軸方向に延びている。ブレーキ・アセンブリ60がスチールもしくは
カーボン製の航空機ブレーキ・アセンブリを備え得ることをはっきりと理解すべ
きである。このアセンブリは、一般的にトルク・チューブ64に取り付けられた
ピストン・ハウジング62、トルク・チューブ64のスピンドル63にキー止め
された複数のステータ・ディスク66、および航空機車輪44の図示しない部分
にキー止めされた複数のロータ・ディスク68を含む。当業界で周知のように、
ピストン・ハウジングには、油圧作動して延びて、ステータ・ディスクとロータ
・ディスクをピストンおよびバック・プレート間で圧迫する複数のピストン62
aが含まれる。
ピストン・ハウジング62に軸方向の隣りに、かつ同ハウジング内に一体とさ
れた本発明のブレーキ・アクチュエータ70がある。アクチュエータ70は、車
軸手段97の静止部分91まで延び、かつこれに係合することができるアクチュ
エータ部材もしくはピストン89aを含む。
本発明の先の実施形態について説明したように、ピストン・ハウジング62のピ
ストン62aに送られる加圧作動油はブレーキ・アクチュエータ70にも送られ
、それによってアクチュエータ部材89aが車軸手段97の静止部分91に延び
る。図示されていないオリフィスもしくは油圧伝達ライン内の他の制限手段を使
用してアクチュエータ70に伝達される圧力を制限もしくは遅らせ、それによっ
て、アクチュエータ89aがピストン・ハウジング62に対して与える軸方向の
力はロータ68がステータ66間で圧迫される時にほぼ最大値に達する。アクチ
ュエ
ータ部材89aが静止部分91に延びて当接すると、ピストン・ハウジング62
が第3図の矢印Aの方向に僅かに軸方向変位し、ピストン・ハウジング62に強
固に取り付けられたトルク・チューブ64のトルク・チューブ・フット64aが
(ブッシュ・アセンブリ79を介して)トルク・チューブ・フット64aに隣接
の静止部材もしくはホイール・スリーブ46に強固に当接し、そのためにピスト
ン・ハウジングおよびトルク・チューブがそれぞれに車軸手段97の静止部分9
1およびホイール・スリーブ46の端部48を摩擦し、それによって振動が減衰
され、スクイール振動が減少するか無くなる。アクチュエータ70は、先の実施
形態で使用のものと同様の図示しない戻しばね、または同じ機能を達成する他の
反発弾性手段を含み、それによって制動終了時にアクチュエータ部材がその加圧
されない状態に戻る。ピストン89aがその加圧されない状態に戻ることによっ
て静止部分91との間に僅かな隙間が生じ得、航空機着陸装置の引込み中にブレ
ーキ60が車軸手段97に対して僅かに回転することが保証される。
本発明はマルチディスク・ブレーキのスクイール振動モードを減少または無く
するための機構を提供する。第1図の実施形態で要求される部品および設計変更
はブレーキ系にはほとんど影響無く、かつ既存のブレーキ・アセンブリで容易に
設計変更が可能である。第3図の実施形態は、新たなブレーキ設計の実行時およ
び一体化されたアクチュエータの所望時に利用することができる。本発明のブレ
ーキ・アクチュエータは既存の油圧ブレーキ圧力を利用してマルチディスク・ブ
レーキを車軸手段に対して確実に締め付けあるいは回転を保持し、それによって
マルチディスク航空機ブレーキのスクイール振動モードを減少もしくは無くすこ
とができる。
次に、第4図に示す本発明の第3の実施形態に関し、総括的に符号80により
示すマルチディスク・ブレーキは、トルク・チューブ94に係合する複数の第1
のステータ・ディスク86と、図示しない車輪に係合する複数の第2のディスク
88と、周囲に間隔を置いた複数のピストン102aを含むピストン・ハウジン
グ102と、トルク・チューブ94のフットもしくは支持フランジおよびスラス
ト・スリーブ99の間に配されたブッシュ91とを備え、スラスト・スリーブ9
9は、ベアリング・アセンブリ92に係合する第2の軸方向静止部材もしくはホ
イール・スリーブ96および総括的に符号90により示すブレーキ・アクチュエ
ータのアクチュエータ部材98の間に延びている。ブレーキ80はさらに、車軸
87の半径方向部分87aとホイール・スリーブ96の間に延びる第1の軸方向
静止部材もしくは車軸スリーブ109を備える。
アクチュエータ90は、ピストン・ハウジング102内に配置された作動圧力
チャンバ95内に受けられたピストンもしくはアクチュエータ部材98を備える
。ピストン・ハウジング102は、ピストン102aを収容するボアから作動圧
力チャンバ95に流体を通すための流体通路107を少なくとも1つと、他のピ
ストン・ボアからの同様の通路とを含む。アクチュエータ部材98は、チャンバ
95内のシール98aと、アクチュエータ部材98およびトルク・チューブ94
をピストン・ハウジング102に取り付けるボルト・アンド・ナット・アセンブ
リ95bのワッシャもしくは環状部材94c間に配置されたスプリング手段もし
くはベルビル・スプリング98bとを含む。トルク・チューブ94はフランジ9
4aを含み、アクチュエータ部材98およびフランジ94a間に軸方向隙間「X
」がある。
ピストン・ハウジング102がブレーキ作動油圧力を受けるときに、圧力が同
時に通路107から作動圧力チャンバ95に伝達される。当初、静止液圧または
低液圧では、ブレーキ80は車軸87に対して自由に回転でき、その回転は着陸
装置の繰出しまたは引込み中に生じる。しかし、液圧が所定の圧力レベルを超過
すると、アクチュエータ部材98がスプリング98bの据付荷重を超過し、作動
圧力チャンバ95から離れて変位し、かつピストン・ハウジングが第4図の左側
に押されることによって作用し、それによってピストン・ハウジングおよびその
ブッシュ103が車軸87の半径方向部分87aに当接する車軸スリーブ109
に係合する。アクチュエータ部材98は同時に、ホイール・スリーブ96および
図示しないホイール・ナットにより固定されているベアリング・アセンブリ92
によって軸方向静止状態に保持されているスラスト・スリーブ99に対してバイ
アスされる。したがって、ピストン・ハウジング102はアクチュエータ90お
よび第1の軸方向静止部材もしくは(ブッシュ103のところの)車軸スリーブ
109および半径方向部分87a間で圧迫される。この圧迫により、振動が減衰
し、ブレーキ作動中のスクイール振動が減少するかまたは無くなる。制動が終了
すると、作動圧力チャンバ95内の圧力が所定圧力レベルより下降したときにス
プリング手段98bによってアクチュエータ部材98が左側に変位する。トルク
・チューブ・フランジ94aは、ブレーキを車軸87に据え付け前にブレーキが
加圧された場合にアクチュエータ部材98の行過ぎ「止め」の役もする。第4図
の実施形態は、新規なブレーキ設計の一部として一体化および装着することが可
能な点で第3図の実施形態と同様である。アクチュエータ90は既存のブレーキ
液圧を利用してマルチディスク・ブレーキを車軸手段に対して確実に締付けおよ
び回転保持し、それによってマルチディスク航空機ブレーキのスクイール振動を
減少もしくは無くすることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1998年10月27日(1998.10.27)
【補正内容】
補正明細書A
明細書
振動減衰用マルチディスク・ブレーキ・アクチュエータ
本出願は1996年4月2日提出の特許出願第08/626660号の一部継
続出願である。
本発明は、概ねマルチディスク・ブレーキに関し、特にマルチディスク・ブレ
ーキのねじり振動を減少するブレーキ・アクチュエータに関する。
US−A−3,357,519によるマルチディスク・ブレーキは多年にわた
り航空機に使用されている。一般に、マルチディスク・ブレーキは、トルク・チ
ューブに取り付けられたピストン・ハウジングを含む。マルチディスク・ブレー
キは、トルク・チューブに係合している複数のステータ・ディスクと航空機の車
軸の周囲に回転可能に取り付けられた周囲車輪に取り付けられる、交互配置され
た複数のロータ・ディスクとを備えている。多くのマルチディスク航空機ブレー
キは、航空機の着陸装置の引込みおよび繰出し時に車軸の周囲でわずかに回転す
るように設計される。この種ブレーキは通常、ブレーキ・アームあるいは航空機
着陸装置の他の同様付属品を介して制動トルク・テークアウトを行う。制動中、
ブレーキ構造からトルク・テークアウト機構に伝達される制動トルクにより、得
てして「スクイール」振動として知られるブレーキのねじり振動が生じるが、こ
れは単純にはブレーキの車軸に関する回転振動ということができる。このスクイ
ール振動は一般に様々な振動数で発生し、一般にブレーキ・ロッドを含む制動ト
ルク・テークアウト機構に通常より大きな荷重が加えられることになる。その大
きなブレーキ・ロッド荷重は通常経験される荷重の5倍にも及び、ピストン・ハ
ウジングがトルク・テークアウト機構のブレーキ・ロッドから外れることがあり
得る。このような問題により予定外のブレーキ取外し、「航空機整備中」状態に
よる欠航、および航空機の保守および検査に関する耐空性改善通報に至ることす
らあり得る。
スクイール振動モードの調査によれば、問題解決策の1つはクーロン減衰(c
oulomb damping)、即ち2つの面間の摩擦を増加することにより
ブレーキに減衰を与えることであると示している。ブレーキ振動の問題はブレー
キ・アセンブリの隣接部品間の公差を減らすことによって改善し得るが、それは
特定のブレーキ・アセンブリの構造に依存するであろうし、隣接部品を磨耗させ
る。多くの場合において、制御隙間を厳しくすれば、振動周波数が別のレベルに
シフトするのみで、受入れ不可の結果となる。しかし、クーロン減衰をピストン
・ハウジングと付属のトルク・チューブに与えることができれば、スクイール振
動問題の達成可能な解決法に至ることができる。本発明の1つの目的は、ブレー
キ作動中にクーロン減衰を与えることによってマルチディスク航空機ブレーキか
らスクイール振動モードを減少および/または無くすることにある。別の目的は
、トルク減衰を増し、かつブレーキ作動中により多くエネルギーまたは制動トル
クを放散させるために、ブレーキ作動中のピストン・ハウジングのクーロン減衰
を実施することである。本発明のさらに別の目的は、車軸に関して所定位置にあ
るピストン・ハウジングを締付ける軸方向締付け力によってクーロン減衰を与え
、それによってブレーキとトルク・テークアウト機構によるトルク減衰の量を増
すことである。
本発明は、車軸手段周囲に配されたマルチディスク・ブレーキを備える振動減
衰のためのマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータであって、トルク・
チューブに係合するピストン・ハウジングと、トルク・チューブに係合する第1
の複数のディスクと、車輪に係合する第2の複数のディスクと、前記ピストン・
ハウジングおよび前記トルク・チューブは車軸手段周囲で移動可能であることを
特徴とし、ピストン・ハウジングはアクチュエータと車軸手段の第1の軸方向静
止部材との間に配置され、かつ車軸手段の第2の軸方向静止部材に係合するスラ
スト・スリーブとを含み、アクチュエータの作動によってアクチュエータ部材が
軸方向に延び、かつピストン・ハウジングがアクチュエータ部材および第1の軸
方向静止部材間で圧迫され、それによってピストン・ハウジングおよびトルク・
チューブの車軸手段に対する振動運動が減少するマルチディスク・ブレーキおよ
びアクチュエータを提供することによって前述の問題の解決を達成することがで
きる。
本発明の実施方法を実施形態の図面を参照して、以下に詳細に説明する。
第1図は、(本発明の一部でない)ブレーキ・アクチュエータを含むマルチデ
ィスク航空機ブレーキの断面図である。
第2図は、第1図のブレーキのブレーキ・アクチュエータの拡大断面図である
。
第3図は、(本発明の一部でない)ブレーキ・アクチュエータの第2の実施形
態を含むマルチディスク航空機ブレーキの断面図である。
第4図は、本発明を含む、ブレーキ・アクチュエータの第3の実施形態を含む
マルチディスク航空機ブレーキの断面図である。
ブレーキ・アクチュエータを備えるマルチディスク・ブレーキを第1図に示す
。車軸手段67の周囲に軸方向内側ホイール・ベアリング・アセンブリ12が配
され、これに航空機車輪14の一部が取り付けられる。また、車軸手段67の周
囲には一般のホイール・スリーブ16も配置されている。これは軸方向には静止
されており、その軸方向での一端17が内側ホイール・ベアリング・アセンブリ
12に、他端18がスラスト・スリーブ20および車軸スリーブ19に接してい
る。スラスト・スリーブ20は、静止ベアリング・アセンブリ12に突き当たっ
ているホイール・スリーブ16に接しているので、軸方向静止部材の一部となる
。車軸スリーブ19とスラスト・スリーブ20は、ともに車軸手段67の周囲に
配置され、車軸スリーブは、総括的に符号30により示すブレーキ・アセンブリ
のピストン・ハウジングの軸方向の先まで延びている。ブレーキ・アセンブリ3
0がスチールもしくはカーボン製の航空機ブレーキ・アセンブリを備え得ること
をはっきりと理解すべきである。このアセンブリは、一般的にトルク・チューブ
34に取り付けられたピストン・ハウジング32、トルク・チューブ34のスプ
ライン33にキー止めされた複数のステータ・ディスク36、および航空機車輪
14の図示しない部分にキー止めされた複数のロータ・ディスク38を含む。当
業界で周知のように、ピストン・ハウジングには、油圧で動作して延び、ステー
タ・ディスクとロータ・ディスクとをピストンとバック・プレート39の間で圧
迫する複数のピストン32aが含まれる。ピストン・ハウジング32は、その一
部として、ピストン・ハウジング・ブッシュ35および37を含む。
補正明細書B
内部スプリング56は、スプリングの予荷重が超過したときにスプリング56
が圧縮してブレーキにかかる荷重を制限する最大荷重制限機構となる。部材52
が部材54にねじ込まれた時に、スプリング56が予荷重を加えられる。液圧が
所定のレベル、たとえば500psiを超過すると、スプリング56が圧縮を始
め、それによって部材52のショルダ52aが軸方向移動して、ハウジングの部
分43のショルダ43aに係合する。ショルダ52aおよび43aの係合により
、アクチュエータ部材59aによってブッシュ35に加えられる荷重が制限され
る。
ブレーキ・アクチュエータを備えたマルチディスク・ブレーキの第2の実施形
態を第3図に示す。先のと同様の構造は30を加えた符号により示す。車軸手段
97の周囲に軸方向内側ホイール・ベアリング・アセンブリ42が配され、これ
に航空機車輪44の一部が取り付けられる。車軸手段97の周囲には一般的なホ
イール・スリーブ46も配置される。そのホイール・スリーブは軸方向で静止部
材であり、その一端47が内側ホイール・ベアリング・アセンブリ42に接し、
他端48がブッシュ・アセンブリ79と車軸スリーブ99に当接する。ブッシュ
・アセンブリ79は、トルク・チューブ・フット64aおよびトルク・チューブ
64の一部である。車軸スリーブ49は車軸手段97の周囲に配置され、総括的
に符号60により示すブレーキ・アセンブリのピストン・ハウジング62の先ま
で軸方向に延びている。ブレーキ・アセンブリ60がスチールもしくはカーボン
製の航空機ブレーキ・アセンブリを備え得ることをはっきりと理解すべきである
。このアセンブリは、一般的にトルク・チューブ64に取り付けられたピストン
・ハウジング62、トルク・チューブ64のスピンドル63にキー止めされた複
数のステータ・ディスク66、および航空機車輪44の図示しない部分にキー止
めされた複数のロータ・ディスク68を含む。当業界で周知のように、ピストン
・ハウジングには、油圧作動し延びてステータ・ディスクとロータ・ディスクを
ピストンおよびバック・プレート間で圧迫する複数のピストン62aが含まれる
。
ピストン・ハウジング62に軸方向隣りに、かつ同ハウジング内に一体のブレ
ーキ・アクチュエータ70がある。アクチュエータ70は、車軸手段97の静止
部分91まで延伸しかつこれに係合することができるアクチュエータ部材もしく
はピストン89aを含む。
補正明細書C
次に、第4図に示す本発明を含む第3の実施形態に関し、総括的に符号80に
より示すマルチディスク・ブレーキは、トルク・チューブ94に係合する複数の
第1のステータ・ディスク86と、図示しない車輪に係合する複数の第2のディ
スク88と、周囲に間隔を置いた複数のピストン102aを含むピストン・ハウ
ジング102と、トルク・チューブ94のフットもしくは支持フランジおよびス
ラスト・スリーブ99の間に配されたブッシュ91とを備え、スラスト・スリー
ブ99は、ベアリング・アセンブリ92に係合する第2の軸方向静止部材もしく
はホイール・スリーブ96および総括的に符号90により示すブレーキ・アクチ
ュエータのアクチュエータ部材98の間に延びている。ブレーキ80はさらに、
車軸87の半径方向部分87aおよびホイール・スリーブ96の間に延びる第1
の軸方向静止部材もしくは車軸スリーブ109を備える。
アクチュエータ90は、ピストン・ハウジング102内に配置された作動圧力
チャンバ95内に受けられたピストンもしくはアクチュエータ部材98を備える
。ピストン・ハウジング102は、ピストン102aを収容するボアから作動圧
力チャンバ95に流体を通すための流体通路107を少なくとも1つと、他のピ
ストン・ボアからの同様の通路とを含む。アクチュエータ部材98は、チャンバ
95内のシール98aと、アクチュエータ部材98およびトルク・チューブ94
をピストン・ハウジング102に取り付けるボルト・アンド・ナット・アセンブ
リ95bのワッシャもしくは環状部材94c間に配置されたスプリング手段もし
くベルビル・スプリング98bとを含む。トルク・チューブ94はフランジ94
aを含み、アクチュエータ部材98およびフランジ94a間に軸方向隙間「X」
がある。
ピストン・ハウジング102がブレーキ作動油圧力を受けるときに、圧力が同
時に通路107から作動圧力チャンバ95に伝達される。当初、静止液圧または
低液圧では、ブレーキ80は車軸87に対して自由に回転でき、その回転は着陸
装置の繰出しまたは引込み中に生じる。しかし、液圧が所定の圧力レベルを超過
すると、アクチュエータ部材98がスプリング98bの据付荷重を超過し、作動
圧力チャンバ95から離れて変位し、かつピストン・ハウジングが第4図の左側
に押されることによって作用し、それによってピストン・ハウジングおよびその
ブッシュ103が車軸87の半径方向部分87aに当接する車軸スリーブ109
に係合する。
請求の範囲
1.車軸手段(87)の周囲に配されたマルチディスク・ブレーキ(80)を
備え、トルク・チューブ(94)に係合するピストン・ハウジング(102)と
、トルク・チューブ(94)に係合する第1の複数のディスク(86)と、車輪
に係合する第2の複数のディスク(88)とを含む、振動減衰のためのマルチデ
ィスク・ブレーキおよびアクチュエータであって、ピストン・ハウジング(10
2)およびトルク・チューブ(94)は車軸手段(87)に対して移動可能であ
り、ピストン・ハウジング(102)はアクチュエータ(90)と車軸手段(8
7)の第1の軸方向静止部材との間に配置され、かつスラスト・スリーブ(99
)が車軸手段(87)の第2の軸方向静止部材(96)に係合し、アクチュエー
タ(90)の作動によってアクチュエータ部材(98)が軸方向に延びかつピス
トン・ハウジング(102)がアクチュエータ部材(98)および第1の軸方向
静止部材(109)間で圧迫され、それによってピストン・ハウジング(102
)およびトルク・チューブ(94)の車軸手段(87)に対する振動運動が減少
することを特徴とするマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
2.アクチュエータ(90)が前記ピストン・ハウジング(102)に同時に
伝達される圧力を受ける液圧アクチュエータであることを特徴とする請求項1に
記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
3.所定の軸方向隙間(X)がアクチュエータ(90)の作動前にアクチュエ
ータ部材(98)およびトルク・チューブ(94)間に存在することを特徴とす
る請求項2に記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
4.アクチュエータ(90)が作動圧力チャンバ(95)および所定の液圧で
圧縮可能なばね手段(98b)の圧縮を生じさせるための変位可能なアクチュエ
ータ部材(98)を内部に有するピストン・ハウジング(102)の一部分を備
え、部材(98)がトルク・チューブ(94)に係合することによってピストン
・ハウジング(102)の変位および前記圧縮が生じることを特徴とする請求項
3に記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
5.前記ばね手段(98b)が圧力制限器となるベルビル・ワッシャ(98b
)
であり、それによってアクチュエータ部材(98)は作動圧力チャンバ(95)
に伝達される所定の圧力が超過するまでは軸方向変位しないことを特徴とする請
求項4に記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
6.ばね手段(98b)がアクチュエータ部材に対してリターン・バイアス力
を与え、それによってアクチュエータ(90)の作動終了中にアクチュエータ部
材(98)が軸方向に戻り、所定の軸方向隙間(X)を再確立することを特徴と
する請求項5に記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
7.第1の軸方向静止部材(109)に車軸手段(87)周囲に配置されかつ
車軸手段(87)の半径方向部分および前記第2の軸方向静止部材(96)間に
延在する車軸スリーブ(109)が含まれ、車軸スリーブ(109)の少なくと
も一部分がスラスト・スリーブ(99)内に配置されることを特徴とする請求項
1に記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
8.ブレーキ(80)が航空機ブレーキ(80)を備え、スラスト・スリーブ
(99)がアクチュエータ部材(98)および第2の軸方向静止部材(96)を
備えるホイール・スリーブ(96)間に配置されることを特徴とする請求項1に
記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
9.スラスト・スリーブ(99)が第2の軸方向静止部材(96)およびアク
チュエータ部材(98)間に配置され、かつアクチュエータ部材(98)がアク
チュエータ(90)のアクチュエータ部材(98)および作動圧力チャンバ(9
5)間にシーリング(98a)を含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチ
ディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
10.第2の軸方向静止部材(96)がスラスト・スリーブ(99)および車
軸手段(87)周囲に配されたホイール・ベアリング・アセンブリ(92)間に
軸方向に配置されたホイール・スリーブ(96)を備えることを特徴とする請求
項9に記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
11.トルク・チューブ(94)がブッシュ・アセンブリ(91)を備えるこ
とを特徴とする請求項1に記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエー
タ。
【手続補正書】
【提出日】1999年5月27日(1999.5.27)
【補正内容】
請求の範囲
1.車軸手段(87)の周囲に配されたマルチディスク・ブレーキ(80)を
備え、トルク・チューブ(94)に係合するピストン・ハウジング(102)と
、トルク・チューブ(94)に係合する第1の複数のディスク(86)と、車輪
に係合する第2の複数のディスク(88)とを含む、振動減衰のためのマルチデ
ィスク・ブレーキおよびアクチュエータであって、ピストン・ハウジング(10
2)およびトルク・チューブ(94)は車軸手段(87)に対して移動可能であ
り、ピストン・ハウジング(102)はアクチュエータ(90)と車軸手段(8
7)の第1の軸方向静止部材との間に配置され、かつスラスト・スリーブ(99
)が車軸手段(87)の第2の軸方向静止部材(96)に係合し、アクチュエー
タ(90)の作動によってアクチュエータ部材(98)が軸方向に延びかつピス
トン・ハウジング(102)がアクチュエータ部材(98)および第1の軸方向
静止部材(109)間で圧迫され、それによってピストン・ハウジング(102
)およびトルク・チューブ(94)の車軸手段(87)に対する振動運動が減少
することを特徴とするマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
2.アクチュエータ(90)が前記ピストン・ハウジング(102)に同時に
伝達される圧力を受ける液圧アクチュエータであることを特徴とする請求項1に
記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
3.所定の軸方向隙間(X)がアクチュエータ(90)の作動前にアクチュエ
ータ部材(98)およびトルク・チューブ(94)間に存在することを特徴とす
る請求項2に記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
4.アクチュエータ(90)が作動圧力チャンバ(95)および所定の液圧で
圧縮可能なばね手段(98b)の圧縮を生じさせるための変位可能なアクチュエ
ータ部材(98)を内部に有するピストン・ハウジング(102)の一部分を備
え、部材(98)がトルク・チューブ(94)に係合することによってピストン
・ハウジング(102)の変位および前記圧縮が生じることを特徴とする請求項
3に記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.車軸手段(87)周囲に配されたマルチディスク・ブレーキ(80)を備 える振動減衰のためのマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータであって 、トルク・チューブ(94)に係合するピストン・ハウジング(102)で、ピ ストン・ハウジング(102)およびトルク・チューブ(94)は車軸手段(8 7)に関して周囲移動可能なピストン・ハウジングと、トルク・チューブ(94 )に係合する第1の複数のディスク(86)と、車輪に係合する第2の複数のデ ィスク(88)と、ピストン・ハウジング(102)はアクチュエータ(90) と車軸手段(87)の第1の軸方向静止部材との間に配置され、かつ車軸手段( 87)の第2の軸方向静止部材(96)に係合するスラスト・スリーブ(99) とを含み、アクチュエータ(90)の作動によってアクチュエータ部材(98) が軸方向に延伸しかつピストン・ハウジング(102)がアクチュエータ部材( 98)および第1の軸方向静止部材(109)間で圧迫され、それによってピス トン・ハウジング(102)およびトルク・チューブ(94)の車軸手段(87 )に対する振動運動が減少するマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ 。 2.アクチュエータ(90)が前記ピストン・ハウジング(102)に同時に 伝達される圧力を受ける液圧アクチュエータである請求項1に記載のマルチディ スク・ブレーキおよびアクチュエータ。 3.所定の軸方向隙間(X)がアクチュエータ(90)の作動前にアクチュエ ータ部材(98)およびトルク・チューブ(94)間に存在する請求項2に記載 のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。 4.アクチュエータ(90)が作動圧力チャンバ(95)および所定の液圧で 圧縮可能なばね手段(98b)の圧縮を生じさせるための変位可能なアクチュエ ータ部材(98)を内部に有するピストン・ハウジング(102)の一部分を備 え、部材(98)がトルク・チューブ(94)に係合することによってピストン ・ハウジング(102)の変位および前記圧縮が生じる請求項3に記載のマルチ ディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。 5.前記ばね手段(98b)が圧力制限器となるベルビル・ワッシャ(98b ) であり、それによってアクチュエータ部材(98)は作動圧力チャンバ(95) に伝達される所定の圧力が超過するまでは軸方向変位しない請求項4に記載のマ ルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。 6.ばね手段(98b)がアクチュエータ部材に対して戻りバイアス力を与え 、それによってアクチュエータ(90)の作動終了中にアクチュエータ部材(9 8)が軸方向に戻り、所定の軸方向隙間(X)を再確立する請求項5に記載のマ ルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。 7.第1の軸方向静止部材(109)に車軸手段(87)周囲に配置されかつ 車軸手段(87)の半径方向部分および前記第2の軸方向静止部材(96)間に 延びている車軸スリーブ(109)が含まれ、車軸スリーブ(109)の少なく とも一部分がスラスト・スリーブ(99)内に配置される請求項1に記載のマル チディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。 8.ブレーキ(80)が航空機ブレーキ(80)を備え、スラスト・スリーブ (99)がアクチュエータ部材(98)と第2の軸方向静止部材(96)を備え るホイール・スリーブ(96)との間に配置される請求項1に記載のマルチディ スク・ブレーキおよびアクチュエータ。 9.スラスト・スリーブ(99)が第2の軸方向静止部材(96)とアクチュ エータ部材(98)との間に配置され、かつアクチュエータ部材(98)がアク チュエータ(90)のアクチュエータ部材(98)と作動圧力チャンバ(95) との間にシーリング(98a)を含む請求項1に記載のマルチディスク・ブレー キおよびアクチュエータ。 10.第2の軸方向静止部材(96)がスラスト・スリーブ(99)と車軸手 段(87)の周囲に配されたホイール・ベアリング・アセンブリ(92)との間 に軸方向に配置されたホイール・スリーブ(96)である請求項9に記載のマル チディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。 11.トルク・チューブ(94)がブッシュ・アセンブリ(91)を備える請 求項1に記載のマルチディスク・ブレーキおよびアクチュエータ。
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