JP2000503991A - 括約筋受容能力を増大させる方法 - Google Patents
括約筋受容能力を増大させる方法Info
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Abstract
(57)【要約】
括約筋受容能力を増大させる方法であって、処置の必要があるヒトに、式(I):
[式中、R1およびR3は独立して、水素、−CH3、(a)または(b):
(Arは場合により置換されていることのあるフェニルである)であり; R2はピロリジノ、ヘキサメチレンイミノ、およびピペリジノよりなる群から選択される]を有する化合物、またはその医薬的に許容され得る塩もしくは溶媒和物の有効量を投与することを含んでなる方法。本発明はまた、尿失禁もしくは便失禁、または胃食道疾患もしくはその症状を抑制する方法も包含し、これには、その必要があるヒトに、式(I)の化合物の有効量を投与することが含まれる。
Description
【発明の詳細な説明】
括約筋受容能力を増大させる方法
発明の背景
本発明は、胃腸管および尿路の括約筋の制御の欠如または減少、とりわけ、ホ
ルモンの遮断または不均衡を患っている患者、例えば、閉経期後の女性において
見られるような制御の欠乏により特徴付けられる医学処置の分野に関する。
括約筋は、体の内部と外部との間での、または体内の様々な構造間の物質の流
れを調節する体内の構造である。それらは、パイプにおけるゲートまたはバルブ
とほとんど同様に機能する。括約筋は、異なった管腔構造間の横紋筋細胞または
平滑筋細胞のいずれかの輪または皮弁からなる:内部、例えば、下部食道と胃の
上部との間での、または膀胱と後部尿道との間での;外部、例えば、下部結腸と
外部(肛門括約筋)との間での。横紋筋からなって、交感神経系により制御される
括約筋、例えば、外部尿道括約筋または上部食道括約筋は、ある程度まで、意識
的な活動により指揮することができる。平滑筋細胞からなる括約筋は、主として
、副交感神経系により制御されて、意識的には制御されない。平滑筋の括約筋は
、括約筋のどちらか一方側にある管腔領域内の状態に関係のある内部信号により
制御され、例えば、食道より下への食物の移動は、下部食道括約筋を弛緩する、
もしくは胃へと開くきっかけとなり、または膀胱内の圧力は、括約筋を後部尿道
へと開く信号を発する。括約筋の開放は、筋肉の緊張の弛緩により成し遂げられ
る。普通、大部分の括約筋は、それらの付属している管腔構造に関して、閉じた
まま、または収縮したまま保ち続けることで、物質の流れを遮る。括約筋が適切
に作動しないのは、老化において、またはホルモンの恒常性平衡の損失と共にし
ばしば見られる、通路内の閉塞、外傷もしくは手術による通路の機械的な破壊、
神経系の信号による不適切な調節、または筋肉の衰退による筋肉の緊張の損失と
いったような、様々な原因によるものであり得る。(さらに詳細には、「Harris
on'sPrinciples of Internal Medicine」、第9版、Isselbacherら、McGraw−
Hill Book Co.、NYC、第44章、22−3頁および第239章、1365−
7頁を参照)。
本発明に大変密接な関係があるのは、ホルモンの平衡の損失による括約筋の不
全、およびそれらの後遺症である。特に、本発明に密接な関係がある括約筋不全
、およびその結果として生ずる状態は、尿失禁をもたらす後部尿道括約筋の不全
、便失禁もたらす肛門括約筋の不全、および胃食道逆流疾患をもたらす下部食道
括約筋の不全であろう。
尿失禁は、初老の人々が少なくとも15%の発生率で患っている一般的な問題
である。その発生率は、地域医療施設(ナーシングホーム)で生活している患者に
おいては60%まで増大する。その状態は、生命を脅かすものではないが、患者
にとっての気後れと、これらの人々のための適切な衛生医療の維持に対する潜在
的な問題との両方の源である。経済的な面では、尿失禁は、老人に医療を提供す
る施設に関して相当な費用を示す。老人に対して一般的である尿失禁には、2つ
の主要なタイプがある。第1のタイプは、身体的なストレスが腹腔内領域にかか
った場合(例えば、笑い、せき、またはストレスに満ちた身体的な活動)に、尿意
を抑えることができないストレス尿失禁である。第2のタイプは、膀胱がいっぱ
いであると認められた場合に、患者が排尿するのを遅らせることができない切迫
尿失禁である。これらのタイプは両方とも、閉経期後の女性、とりわけ、分娩に
より骨盤の筋肉および結紮が弱くなっている、または損傷を受けている経産の女
性において一般的である。この状態の処置は、吸収性下着を使用すること、また
は重篤な場合には、クロニジンのようなα−アドレナリン作動性遮断薬の使用と
いったように、待期的であり得る。しかし、クロニジンのような薬剤は、それら
を尿失禁のための慢性投与に単独適用として有用ではなくし得る、相当な心臓血
管の副作用を有する。ずっとより成功した、閉経期後の女性における尿失禁の慢
性処置は、エストロゲンホルモン代替療法(HRT)の使用である。
HRTは、通常、尿失禁の処置のための異例の使用には必要ではない;しかし
、これは有利な作用である。しかし、HRTは、負の副作用、例えば、非対抗性
(un-opposed)エストロゲンでの子宮癌の危険の増大、エストロゲンをプロゲスチ
ン
と組み合わせた場合の負のCNS作用、鼓脹、月経の再開、乳癌の危険の増大等
による乏しい患者のコンプライアンスに絶えず悩まされる。確かに、エストロゲ
ンは、通常、男性においては使用されない。従って、とりわけ、初老の人におけ
る、尿失禁に対するより良好な療法が必要である。
便失禁は、尿失禁で見れらるパターンと同様のパターンで、初老の人々におい
て起こる;しかし、非常に低い割合である。この状態を患っている患者への影響
は、衛生がずっとより深刻な問題となるという点で、尿失禁を患っている患者よ
りずっと悪くなり得る。より多くの医療および経済的な支出を使用して、これら
の人々が患っている感染のような問題を回避しなければならない。便失禁に対す
る原因は、尿失禁を引き起こす原因と同様であるらしく、従って、この疾病を患
っている患者集団は同様である、すなわち、経産の閉経期後の女性が最も一般的
な患者である。この状態に対する処置は、吸収性下着、頻繁な衣類の着替え、お
よび頻繁な入浴といったような、待期的な方法に限られる。閉経期後の女性にお
ける有効処置としてのHRTの使用は明白ではないが、それが有利な作用の可能
性を有すると信じるには全て理由がある。もしかすると、明確さの欠乏は、この
状態の特異体質性、または比較的少数の女性がHRTの負の副作用を我慢するで
あろうし、とりわけ、より老齢の(70+)閉経期後の女性が恐らく患うので、十
分なデータがないという事実によるものであるかもしれない。この領域における
、より良好な療法が有利なものであろうことは明白である。(さらに詳細には、
「Hormones and Aging」、Timirasら編、CRC Press、Boca Raton FL、第8章
、141−142頁、およびその中での参考資料を参照)。
GERDは、胃の内容物が食道に溢れ上がる(逆流する)状態である。この状態
は、しばしば、下部食道括約筋が適切に閉じないことによる。この逆流の影響は
、患者を苛立たせて、潜在的には深刻である。より穏やかな形では、その患者は
、食道内の焼けるような感覚および胸やけを訴え、これは、しばしば、疼痛、睡
眠不足、および生産性の損失をもたらす。より深刻な場合には、慢性逆流が、手
術的な介入を招く食道の潰瘍形成をもたらし得、またはそれが、食道癌の発生に
寄与すると考えられる。
全ての年齢および性別の人々が、この疾病を患い得る;しかし、それは、より
老齢の人々において、より優勢である。逸話的には、女性は、月経周期の間ずっ
と、妊娠の間ずっと、そして閉経期の間ずっと、変化(症状の増大または減少)を
報告するが、ホルモンのレベルとGERDとの間の繋がりの確認は、実体のない
ままである。エストロゲンのようなホルモンが、同様の生理学の他の括約筋に作
用することは周知であり、そしてエストロゲンは、胃の運動性、および胃排出の
ような他の上部GI機能に作用することが知られている。しかし、胃のヘルニア
形成、食道の過敏症、および胃の過酸症といったような、食道括約筋の不全を引
き起こす他の要因は、この状態におけるホルモンの役割の明白な理解を曖昧にし
得る。
GERDに対する処置は、機械的な、および薬理学的な介入からなる。機械的
な介入は、幾つかの方法により達成され得、夜にGERDを患う患者は、より高
い位置に寝ることで、重力により胃の内容物が食道に入らないようにすることが
でき、肥満の患者は、体重を減らすことができ、運動は、支持筋の緊張を増大さ
せることができ、または手術的な介入を使用して、作用を受けた組織を修復する
ことができる。薬理学的な介入は、制酸薬で、またはベタネコールのような抗コ
リン作動性薬物で胃の酸性度を下げることからなり、これらは各々、または両方
とも有効であり得るが、長期使用に関しては負の副作用により問題である。それ
ら自体で、または既知で有効な薬剤を加えての新たな薬剤が、GERDの処置に
関する現在の療法を改良するであろう。
本発明は、以下に定義するような本発明の化合物が括約筋受容能力(competenc
e)を増大させるという発見に関する。発明の要約
本発明は、括約筋受容能力を増大させる方法であって、その必要があるヒトに
、式I:[式中、
であり;
R2はピロリジノ、ヘキサメチレンイミノ、およびピペリジノよりなる群から
選択される]
の化合物、並びにその医薬的に許容され得る塩および溶媒和物の有効量を投与す
ることを含んでなる方法を提供する。
本発明はまた、尿失禁および便失禁、並びに胃食道逆流疾患を抑制する方法も
包含する。発明の詳細な説明
本発明は、選択された2−フェニル−3−アロイルベンゾチオフェン(ベンゾ
チオフェン)の群、つまり式Iの群が括約筋受容能力を増大させるのに有用であ
るという発見に関する。本発明により提供する使用方法は、括約筋受容能力を増
大させるのに有効である式Iの化合物、またはその医薬的に許容され得る塩もし
くは溶媒和物の用量を、その必要があるヒトまたは哺乳動物に投与することによ
り行う。本発明の方法には、適当な、医学的な治療的および/または予防的な処
置が含まれる。
「抑制する」という用語には、その一般に容認される意味が含まれ、進行、重
篤度、または結果として生ずる症状もしくは効果を妨げること、予防すること、
抑えること、そして遅らせること、止めること、または反転させることが含まれ
る。
「有効量」という用語は、便失禁もしくは尿失禁、または胃食道逆流疾患を抑
制するのに、または場合によっては、括約筋受容能力を増大させるのに必要な化
合物の量を意味する。
本発明の1つの化合物であるラロキシフェンは、R1およびR3が水素であり、
そしてR2が1−ピペリジニルである式Iの化合物の塩酸塩である。
一般に、化合物は、一般的な賦形剤、希釈剤、もしくは担体と共に製剤化して
、錠剤に圧縮成形するか、または経口投与に便利なエリキシル剤もしくは溶液剤
として製剤化するか、または筋肉内もしくは静脈内経路によって投与する。化合
物は、経皮的に投与することができ、また徐放性投与形態等として製剤化しても
よい。
本発明の方法において使用する化合物は、米国特許第4,133,814号、
同第4,418,068号、および同第4,380,635号(これらの米国特
許に記載されている内容は、本発明の一部を構成する)に詳述されている方法よ
うな、確立されている方法により製造することができる。一般に、その方法は、
6−ヒドロキシル基および2−(4−ヒドロキシフェニル)基を有するベンゾ[b]
チオフェンで始まる。その出発化合物を保護し、アルキル化するか、またはアシ
ル化し、
脱保護して、式Iの化合物を形成する。そのような化合物の製造例は、先に論じ
た米国特許に記されている。場合により置換されていることのあるフェニルには
、フェニル、およびC1−C6アルキル、C1−C4アルコキシ、ヒドロキシ、ニト
ロ、クロロ、フルオロ、またはトリ(クロロもしくはフルオロ)メチルで1つまた
は2つが置換されているフェニルが含まれる。
本発明の方法において使用する化合物は、広範囲にわたる様々な有機並びに無
機酸および塩基と共に、医薬的に許容され得る酸および塩基付加塩を形成し、ま
た医薬品化学においてしばしば使用される、生理学的に許容され得る塩が含まれ
る。そのような塩もまた、本発明の一部である。そのような塩を形成するのに使
用される典型的な無機酸には、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、硫酸、
リン酸、次リン酸等が含まれる。脂肪族モノおよびジカルボン酸、フェニルで置
換されているアルカン酸、ヒドロキシアルカン酸およびヒドロキシアルカン二酸
、芳香族酸、脂肪族および芳香族スルホン酸といったような有機酸から誘導され
る塩もまた使用することができる。従って、そのような医薬的に許容され得る塩
には、酢酸塩、フェニル酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、アクリル酸塩、アスコル
ビン酸塩、安息香酸塩、クロロ安息香酸塩、ジニトロ安息香酸塩、ヒドロキシ安
息香酸塩、メトキシ安息香酸塩、メチル安息香酸塩、o−アセトキシ安息香酸塩
、ナフタレン−2−安息香酸塩、臭化物、イソ酪酸塩、フェニル酪酸塩、β−ヒ
ドロキシ酪酸塩、ブチン−1,4−二酸塩、ヘキシン−1,4−二酸塩、カプリン
酸塩、カプリル酸塩、塩化物、桂皮酸塩、クエン酸塩、ギ酸塩、フマル酸塩、グ
リコール酸塩、ヘプタン酸塩、馬尿酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、
ヒドロキシマレイン酸塩、マロン酸塩、マンデル酸塩、メシラート、ニコチン酸
塩、イソニコチン酸塩、硝酸塩、シュウ酸塩、フタル酸塩、テレフタル酸塩、リ
ン酸塩、リン酸一水素塩、リン酸二水素塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩、プロ
ピオール酸塩、プロピオン酸塩、フェニルプロピオン酸塩、サリチル酸塩、セバ
シン酸塩、コハク酸塩、スベリン酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、ピロ硫酸塩、亜硫酸
塩、重亜硫酸塩、スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−ブロモフェニルス
ルホン酸塩、クロロベンゼンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、2−ヒドロキ
シエ
タンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、ナフタレン−1−スルホン酸塩、ナフ
タレン−2−スルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩
、酒石酸塩等が含まれる。好ましい塩は、塩酸塩である。
医薬的に許容され得る酸付加塩は、典型的には、式Iの化合物を当モル量また
は過剰量の酸と反応させることにより形成される。反応物は、一般に、ジエチル
エーテルまたはベンゼンといったような相互溶剤中で混合する。塩は、普通、約
1時間〜10日以内に溶液から沈析して、濾過により単離することができ、また
は溶媒を従来の方法によりストリッピングして取り除くことができる。
塩の形成に一般的に使用される塩基には、水酸化アンモニウム、並びにアルカ
リおよびアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、さらにはまた、第一級、第二級
、および第三級脂肪族アミン、脂肪族ジアミンが含まれる。付加塩の製造におい
て特に有用な塩基には、水酸化アンモニウム、炭酸カリウム、メチルアミン、ジ
エチルアミン、エチレンジアミン、およびシクロヘキシルアミンが含まれる。
医薬的に許容され得る塩は、一般に、それらを誘導する化合物に比べて、高め
られた溶解度特性を有し、従って、しばしば、液体またはエマルションとしての
製剤化をより受けやすい。
医薬品製剤は、当業界で知られている方法により製造することができる。例え
ば、化合物は、一般的な賦形剤、希釈剤、または担体と共に製剤化して、錠剤、
カプセル剤、懸濁液剤、粉末剤等に形成することができる。そのような製剤に適
当な賦形剤、希釈剤、および担体の例には、次のものが含まれる:デンプン、糖
、マンニトール、およびケイ酸誘導体といったような充填剤および増量剤;カル
ボキシメチルセルロースおよび他のセルロース誘導体、アルギン酸塩、ゼラチン
、およびポリビニルピロリドンといったような結合剤;グリセロールのような湿
潤剤;炭酸カルシウムおよび重炭酸ナトリウムといったような崩壊剤;パラフィ
ンのような溶解遅延剤;第四級アンモニウム化合物のような吸収促進剤;セチル
アルコール、グリセロールモノステアラートといったような界面活性剤;カオリ
ンおよびベントナイトといったような吸着担体;並びにタルク、ステアリン酸カ
ルシウムおよびマグネシウム、および固形ポリエチルグリコールといったような
滑
沢剤。
その化合物はまた、経口投与に便利なエリキシル剤もしくは溶液剤として、ま
たは非経口投与、例えば、筋肉内、皮下、もしくは静脈内経路に適当な溶液剤と
して製剤化することもできる。加えて、その化合物は、徐放性投与形態等として
の製剤化に十分適している。その製剤は、それらが活性成分を、出来る限りある
一定時間にわたり、腸管のある特定部分においてのみ、または好ましくはその部
分で放出するよう構築することができる。例えば、高分子物質またはワックスで
、コーティング、エンベロープ、および保護マトリックスを施してもよい。
本発明により、括約筋受容能力を増大させるのに、尿失禁もしくは便失禁、ま
たは胃食道逆流疾患を抑制するのに必要とされる式Iの化合物の個々の用量は、
状態の重篤度および性質、投与経路、並びに関係のある要因に依存し、これらは
担当医師により決定されるであろう。一般に、許容され、かつ有効な1日用量は
、約0.1〜約1000mg/日、より典型的には約50〜約200mg/日であろ
う。そのような用量を、1日1〜約3回、または有効に括約筋受容能力を増大さ
せる、または尿失禁もしくは便失禁、または胃食道逆流疾患を抑制する必要があ
る場合にはより頻繁に、処置の必要がある患者に投与するであろう。
ピペリジノ環のような塩基性基を有する医薬品を投与する際はいつもそうであ
るように、通常、式Iの化合物を酸付加塩の形で投与するのが好ましい。そのよ
うな化合物を経口経路により投与するのもまた有利である。そのような目的には
、次の経口用量形態が利用できる。製剤例
次の製剤例において、「活性成分」は、式Iの化合物を意味する。製剤例1
:ゼラチンカプセル剤
次の成分を使用して、硬ゼラチンカプセル剤を製造する。
成分を混合し、No.45メッシュU.S.の篩にかけて、硬ゼラチンカプセルに
充填する。
製造したラロキシフェンの具体的なカプセル製剤の例には、以下に示すものが
含まれる。製剤例2
:ラロキシフェンカプセル剤
製剤例3:ラロキシフェンカプセル剤
製剤例4:ラロキシフェンカプセル剤
製剤例5:ラロキシフェンカプセル剤
上記の具体的な製剤例は、与えられる妥当な変化に応じて変更してもよい。
以下の成分を使用して、錠剤を製造する。製剤例6
:錠剤
成分を混合し、圧縮して錠剤を形成する。
あるいはまた、活性成分を各々0.1−1000mg含む錠剤を次のようにして
製造する。製剤例7
:錠剤
活性成分、デンプン、およびセルロースをNo.45メッシュU.S.の篩にか
けて、完全に混合する。その結果得られた粉末とポリビニルピロリドン溶液とを
混合した後、これをNo.14メッシュU.S.の篩にかける。このようにして製造
した顆粒を50−60℃で乾燥させて、No.18メッシュU.S.の篩にかける。
次いで、その顆粒に、あらかじめNo.60メッシュU.S.の篩にかけておいたカ
ルボキシメチルデンプンナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、およびタルク
を加え、混合した後、これを打錠機で圧縮して、錠剤を得る。
5ml用量につき、薬物を各々0.1−1000mg含む懸濁液剤を次のように
して製造する。製剤例8
:懸濁液剤
薬物をNo.45メッシュU.S.の篩にかけ、カルボキシメチルセルロースナト
リウムおよびシロップと混合して、滑らかなペーストとする。安息香酸溶液、香
料、および着色料を少量の水で希釈して、撹拌しながら加える。次いで、水を十
分加えて、所望の容量とする。
先に述べたように、式Iの化合物は、単一薬剤として、または既知で有効な薬
剤と組み合わせて使用することができる。組み合わせ療法は、先に説明したよう
な単回用量単位として、または分割単位としての形態であり、従って、担当医師
に最も広い範囲のプロトコルを与えることができる。単回単位の組み合わせを選
択するならば、他の有利な化合物には、限定されるものではないが、尿失禁に対
しては0.2〜2mgのクロニジン、GERDに対しては10−50ミリ当量の制
酸薬(「Goodman and Gilman's,The Pharmacologic Basis of Therapeutics」、
第6版、Macmillan Publishing Co.、NYC、1980、第42章を参照)、ま
たはGERDに対しては25mgのベタネコールが含まれ得るであろう。加えて、
これらの組み合わせ(単回単位としての、または分割単位としての)は、担当医師
により指示される通り、一定の時間間隔で、例えば、食後または睡眠前に与える
のがよい。
次の実施例は、本発明の有用性を実証するものであろう。これらの実施例は、
説明を目的とするものであって、本発明の使用を何ら限定しようとするものでは
ない。
尿失禁
試験 1
研究を始めるにあたって、50人の女性を選択する。選択基準は、年齢が50
〜70歳で、閉経期後、少なくとも1年で、精神的にも身体的にも健康状態が良
好で、そしてストレスおよび/または切迫尿失禁の周期(少なくとも1回/週)を
患っていることである。式Iの化合物(処置グループ)またはプラセボ(対照グル
ープ)のいずれかの投与に、各々の患者をランダムに割り当てる。研究を始める
前に、各々の患者に質問して、6週間の尿失禁の発生を記録する。記録するパラ
メーターは、発生数、それらの発生時間、およびそれらの程度の幾つかの尺度、
例えば、下着だけを汚したか?、失禁により何回衣類の着替えを必要としたか?
、寝具を汚さなかったか?、あなたは尿意を制御することができたか?、あなた
は気後れまたは不安を感じたか?等である。
25人の女性に、マッチした(matched)プラセボを与える。他の25人には、
式Iの化合物、例えば、1日1回服用すべき、ラロキシフェンを60mg含む製剤
化したカプセル剤を与える。その研究を3カ月間続ける。その研究の間ずっと、
その患者は、尿失禁の発生数および程度に関して、同じデータを記録する。研究
の最後に、その患者の記録を分析する。この疾病の特異体質性により、適当で多
くの様々な分析を使用して、そのデータを分析する。
試験 2
この実施例は、対照グループに、式Iの化合物およびエストロゲンを含む製剤
を1日1回与えることを除き、試験1と同じである。
試験 3
この研究は、処置グループに、就寝時間前に経口により服用するクロニジンを
0.2mg用量加えて投与することを除き、実質的には、試験 1と同じである。
便失禁
試験 4
この研究は、処置期間を1年まで延長することを除き、試験 1に記載した計
画と同じ計画のものである。
GERD
試験 5
100人の閉経期後の女性(研究開始の少なくとも1年前に閉経期)を選択する
。これらの患者は、次の選入基準を有する:1週間あたりGERDを少なくとも
1回の発生率で、または1カ月あたり4回またはそれ以上の発生率で患っている
、そしてその他の点では良好で一般的な健康状態である。これらの女性がGER
Dを患っていて、他の疾病は何も患っていないという診断は、担当医師により決
定されなければならない。そのような診断は、医学業界で知られている技術によ
り行うことができ、例えば、「Harrison's Principles of Internal Medicine」
、同書、第289章、1366−7頁を参照。各々の患者に質問して、GERD
の発生数、およびそれらの程度、例えば、いつ発生したか?、疼痛(胸やけ)はど
こか?、その患者は何をしたか(屈曲する、座りこむ、横になる)?、物質を何か
吸引したか?等を記録する。
50人の患者(対照グループ)に、1日1回経口により服用すべき、マッチした
プラセボを与える。他の50人の患者(処置グループ)には、式Iの化合物を含む
製剤、例えば、1日1回経口により服用すべき、ラロキシフェンを60mg含む製
剤化した錠剤を与える。その研究期間の間ずっと、その患者は、前研究期間に使
用したのと同じパラメーターを使用して、GERDの発生率、およびこれらの発
生を取り巻く状況を記録する。その研究を6カ月間続ける。各々の患者の記録を
分析し、適当な統計分析を使用して、前研究 対 本研究をGERDの発生数およ
び程度に関して比較する。
試験 6
この研究は、対照グループに、就寝時間に経口により服用すべき、ベタネコー
ルを25mg加えて投与することを除き、実質的には、試験 5と同じであろう。
対照グループには、就寝時間に経口により服用すべき、マッチしたプラセボを加
えて投与する。
試験 7
この研究は、処置グループに、毎食後および就寝時間前に服用すべき、MaaloxR
のような制酸薬を20ml加えて投与するであろうことを除き、実質的には、試
験 5の研究と同じである。
本発明の化合物の有用性は、先のアッセイのいずれかで示される正の効果によ
り説明される。
─────────────────────────────────────────────────────
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61K 31/4535 A61K 31/445 613
31/55 31/55
// C07D 333/56 C07D 333/56
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
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,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,
CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G
E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR
,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,
MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P
L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK
,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,
VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.括約筋受容能力を増大させる方法であって、その必要があるヒトに、式: [式中、 であり; R2はピロリジノ、ヘキサメチレンイミノ、およびピペリジノよりなる群から 選択される] を有する化合物、またはその医薬的に許容され得る塩もしくは溶媒和物の有効量 を投与することを含んでなる方法。 2.該ヒトが女性である、請求項1に記載の方法。 3.該化合物が、またはその塩酸塩である、請求項1に記載の方法。 4.尿失禁または便失禁を抑制する方法であって、その必要があるヒトに、式 : [式中、 であり; R2はピロリジノ、ヘキサメチレンイミノ、およびピペリジノよりなる群から 選択される] の化合物、またはその医薬的に許容され得る塩もしくは溶媒和物の有効量を投与 することを含んでなる方法。 5.該化合物が 、またはその塩酸塩である、請求項4に記載の方法。 6.その胃食道疾患を抑制する方法であって、その必要があるヒトに、式: [式中、 であり; R2はピロリジノ、ヘキサメチレンイミノ、およびピペリジノよりなる群から 選択される] の化合物、またはその医薬的に許容され得る塩もしくは溶媒和物の有効量を投与 することを含んでなる方法。 7.該化合物が 、またはその塩酸塩である、請求項6に記載の方法。
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