JP2000503650A - ピリミジン誘導体、その製造法、中間体、およびこれを含有する組成物 - Google Patents

ピリミジン誘導体、その製造法、中間体、およびこれを含有する組成物

Info

Publication number
JP2000503650A
JP2000503650A JP9525488A JP52548897A JP2000503650A JP 2000503650 A JP2000503650 A JP 2000503650A JP 9525488 A JP9525488 A JP 9525488A JP 52548897 A JP52548897 A JP 52548897A JP 2000503650 A JP2000503650 A JP 2000503650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
alkyl
compound
alkoxy
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9525488A
Other languages
English (en)
Inventor
グラメノス,ヴァシリオス
バイァ,ヘルベルト
グロテ,トーマス
キルストゲン,ラインハルト
ミュラー,ベルント
ミュラー,ルート
オーバードルフ,クラウス
プトック,アルネ
ザウター,フーベルト
レール,フランツ
ラック,ミヒャエル
ロレンツ,ギーゼラ
アマーマン,エーバーハルト
シュトラトマン,ズィークフリート
ハリース,フォルカー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2000503650A publication Critical patent/JP2000503650A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
    • C07D239/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D239/24Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D239/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D239/46Two or more oxygen, sulphur or nitrogen atoms
    • C07D239/47One nitrogen atom and one oxygen or sulfur atom, e.g. cytosine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/541,3-Diazines; Hydrogenated 1,3-diazines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D239/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings
    • C07D239/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings
    • C07D239/24Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D239/28Heterocyclic compounds containing 1,3-diazine or hydrogenated 1,3-diazine rings not condensed with other rings having three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D239/32One oxygen, sulfur or nitrogen atom
    • C07D239/34One oxygen atom

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 式I で表され、式中XがC(CO2CH3)=NOCH3、C(CONHCH3)=NOCH3、C(CO2CH3)=CHOCH3、C(C02CH3)=CHCH3またはN(CO2CH3)−OCH3を、R1およびR2がそれぞれ独立に水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキルまたはC1−C4アルコキシを、 Aが *はYへの結合を意味する)を、R3が水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、フェノキシ−C1−C4アルキル、C3−C6シクロアルキル、シアノ、ヒドロキシル、C1−C4アルコキシまたはハロゲンを、R4が水素、C1−C8アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C6シアノアルキル、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、C2−C4アルケニルオキシ−C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルコキシ−C1−C4アルキル、C1−C4オキソアルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、C2−C4ハロアルケニル、C2−C4ハロアルキニル、C3−C6シクロアルキル、C3−C6シクロアルキル−C1−C4アルキルまたはC1−C4アルコキシを、Yが水素、ヒドロキシル、ハロゲン、非置換または置換アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アリールチオ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、シクロアルキルオキシまたはアルキルチオをそれぞれ意味し、XがC(C02CH3)=CHOCH3の場合、Aが−O−ではない、ピリミジン誘導体またはその塩、これを製造するための方法および中間体、およびこれを含有する組成物が記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ピリミジン誘導体、その製造法、中間体、およびこれを含有する組成物 本発明は、式I で表され、式中 XがC(CO2CH3)=NOCH3、C(CONHCH3)=NOCH3、C( CO2CH3)=CHOCH3、C(CO2CH3)=CHCH3またはN(CO2C H3)−OCH3を、 R1およびR2がそれぞれ独立に水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキ ルまたはC1−C4アルコキシを、 Aが *はYへの結合を意味する)を、 R3が水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、フェノキシ−C1−C4 アルキル、C3−C6シクロアルキル、シアノ、C1−C4アルコキシ、ヒドロキ シまたはハロゲンを、 R4が水素、C1−C8アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C6シアノアル キル、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、C2−C4アルケニルオキシ−C1 −C4アルキル、C1−C4ハロアルコキシ−C1−C4アルキル、C1−C4オキソ アルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、C2−C4ハロアルケニル 、C2−C4ハロアルキニル、C3−C6シクロアルキル、C3−C6シクロアルキル −C1−C4アルキルまたはC1−C4アルコキシを、 Yが水素、ヒドロキシル、ハロゲン、非置換または置換アリール、ヘテロアリ ール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アルキル、アルケ ニル、アルキニル、ハロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アリールチオ 、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、シクロアルキルオキシまたはア ルキルチオをそれぞれ意味し、 XがC(C02CH3)=CHOCH3の場合、Aが−O−ではない、ピリミジ ン誘導体またはその塩に関する。 式Iの好ましい化合物は、置換基が以下の意味を有するものである。すなわち 、 XがC(C02CH3)=NOCH3、C(CONHCH3)=NOCH3、C( C02CH3)=CHOCH3、C(C02CH3)=CHCH3またはN(CO2C H3)−OCH3を、 R1およびR2がそれぞれ独立に水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキ ルまたはC1−C4アルコキシを、 Aが *はYへの結合を意味する)を、 R3が水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、フェノキシ−C1−C4 アルキル、C3−C6シクロアルキル、シアノ、ヒドロキシまたはハロゲンを、 R4が水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C2−C4アルケニル 、C2−C4アルキニル、C2−C4ハロアルケニル、C2−C4ハロアルキニル、C3 −C6シクロアルキル、またはC1−C4アルコキシを、 Yが非置換または置換アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、シクロア ルケニル、ヘテロシクリル、アルキル、ハロアルキルまたはアルコキシをそれぞ れ意味し、 XがC(CO2CH3)=CHOCH3の場合、Aが−O−ではない式Iの化合 物、またはその塩が好ましい。 請求項1に記載の式Iの特に好ましい化合物においては、 置換基Yが水素、ヒドロキシル、ハロゲン、C1−C4アルキル、C2−C4アル ケニル、C2−C4アルキニル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ、C1 −C4アルコキシ−C1−C4アルキル、C3−C6シクロアルキルオキシ、C1− C4アルキルチオ、C3−C6シクロアルキル、C5−C8シクロアルケニル、ヘテ ロシクリル、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール−C1−C4ア ルキル、アリール−C2−C4アルケニル、アリールオキシ−C1−C4アルキル、 アリール−C1−C4アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテ ロアリールチオ、ヘテロアリール−C1−C4アルキル、ヘテロアリールチオ−C1 −C4アルキル、ヘテロアリール−C1ーC4アルコキシまたはヘテロアリール− C2−C4アルケニルを意味し、上記環状基が部分的または完全にハロゲン化され てもよくおよび/または1−3個の以下の置換基、すなわち シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、ホルミル、カルボキ シル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、 C1−C12アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル 、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6アルキルスルホキシル、C3−C6シク ロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、 C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルキルカルボニルオキシ、C1−C6ア ルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、C1−C6アルキルチオ、C1 −C6アルキルアミノ、ジ−C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキルアミノ カルボニル、ジ−C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキルアミノカルボニル 、ジ−C1−C6アルキルアミノカルボニル、C1−C6アルキルアミノチオカルボ ニル、ジ−C1−C6アルキルアミノチオカルボニル、C2−C6アルケニル、C2 −C6アルケニルオキシ、C(=NORb)−Zn−Rc、NRf−CO−D−R9、 ベンジル、ベンジルオキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテ ロアリールオキシを有してもよく、このうち最後の6基は部分的または完全にハ ロゲン化されてもよく、および/または1−3個の以下の基、すなわちシアノ、 C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C4アルコキシ、ニト ロ、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6ハロアルキル、ヒドロキシ、ロダノ 、ホルミル、アミノカルボニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、アミノカルボ ニル、C1−C6アルキルアミノカルボニルを有してもよく、 Zが酸素、硫黄または窒素を意味し、この硫黄は水素原子またはC1−C6アル キルを有し、 Dが直接結合、酸素またはNRhを意味し、 nが0または1であり、 RbおよびRcが、それぞれ独立に水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニ ル、C2−C6アルキニルまたはベンジルを、 Rfが水素、ヒドロキシル、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6 アルキニル、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルケニルオキシ、C2−C6アル キニルオキシ、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ− C1−C6アルコキシまたはC1−C6アルコキシカルボニルを、 RgおよびRhが、それぞれ独立に水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニ ル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C3 −C6シクロアルケニル、アリール、アリール−C1−C6アルキ ル、ヘテロアリールまたはヘテロアリール−C1−C6アルキルを、 R9が水素またはC1−C6アルキルを意味する。 特に好ましい化合物は、 置換基Yが、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ 、C3−C6シクロアルキル、C5−C8シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリ ールまたはヘテロアリールを意味し、このうちの環状基は部分的または完全にハ ロゲン化されていてもよく、および/または1−3個の以下の基を有してもよい 。すなわち シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、カルボキシル、アミノ カルボニル、アミノチオカルボニル、 C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6アルキルスルホニル、C1 −C6アルキルスルホキシル、C3−C6シクロアルキル、C1−C6アルコキシ、 C1−C6ハロアルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルチ オ、C1−C6アルキルアミノ、ジ−C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキル アミノカルボニル、ジ−C1−C6アルキルアミノカルボニル、C1−C6アルキル アミノチオカルボニル、ジ−C1−C6アルキルアミノチオカルボニル、C2−C6 アルケニル、C2−C6アルケニルオキシ、ベンジル、ベンジルオキシ、アリール 、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、C(=NORb) −Zn−RcまたはNRf−CO−D−R9を意味し、 Zが酸素、硫黄、窒素を意味し、この窒素が水素またはC1−C6アルキルを有 し、 Dが直接結合、酸素またはNRhを、 nが0または1を、 RbおよびRcがそれぞれ独立に水素またはC1−C6アルキルを、 Rfが水素、ヒドロキシル、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6 アルキニル、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルケニルオキシ、C2−C6アル キニルオキシ、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ− C1−C6アルコキシまたはC1−C6アルコキシカル ボニルを、 RgおよびRhが、それぞれ独立に水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニ ル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C3−C6シクロアルケニル 、アリール、アリール−C1−C6アルキル、ヘテロアリールまたはヘテロアリー ル−C1−C6アルキルを意味する。 更に、本発明はこれら化合物の、製造法および中間体、および有害動物および 有害菌類を防除するために用いられる上記化合物の組成物に関する。 有害生物を防除するために用いられるフェニル酢酸誘導体は、文献に開示され ている(ヨーロッパ特許出願公開第422597号、ヨーロッパ特許出願公開第 463488号、同第370629号、同第460575号、同第472300 号、国際特許出願公開第90/07493号、同第92/13830号、同第9 2/18487号、同第95/18789号、同第95/21153号、同第9 5/21154号および同第95/21156号各公報)。 有害生物を防除するためのピリミジン誘導体も文献に開示されている(ヨーロ ッパ特許出願公開第634405号公報)。 本発明は、更に優れた作用を有する新規化合物を提供することをその目的とす る。 本発明の上記目的は、冒頭に定義されたピリミジン誘導体Iにより達成される ことを本発明者等が見出した。更に本発明者等は上記化合物の製造法、中間体お よび害虫および有害菌類の防除に用いられる上記化合物を含有する組成物、およ びこれに関しての上記化合物の使用法を見出した。 化合物Iは文献に公知の各方法により種々の経路で得られる。 基本的に、化合物Iの合成において、X基またはY−A−基のいずれが先に合 成されるかは重要ではない。 基Xの合成については、例えば例えば冒頭に記載の文献、並びにヨーロッパ特 許出願公開第178826号、同第493711号、同第534216号、同第 658541号、同第658542号および同第658543号各公報に開示さ れている。 式Iで表され、式中XがC(C02CH3)=NOCH3またはC (CONHCH3)=N−OCH3を意味する新規ピリミジンは、たとえば式II a で表され、式中Y、A、R1およびR2が上述の意味を有するα−オキソピリミジ ン酢酸誘導体を、公知方法により(ヨーロッパ特許出願公開第493711号公 報)メトキシアミン(CH3O−NH2)またはメトキシアミンヒドロハリドと、 場合に応じて希釈剤の存在下に、更に必要に応じて反応助剤(X=C(CO2C H3)=N−OCH3)の存在下に反応させることにより、または式IIb の2−オキシイミノピリミジニル酢酸誘導体を、公知方法により(ヨーロッパ特 許出願公開第477631号公報)メチルアミンと、場合に応じて希釈剤の存在 下に、更に必要に応じて反応助剤(X=C(CONHCH3)=N−OCH3)の 存在下に反応させることにより得られる。 一般式Iで示され、式中A、Y、R1およびR2が上記意味を有し、XがC(C O2CH3)=CHOCH3またはC(CO2CH3)=CH−CH3を意味する化合 物は、例えば式IIaの化合物を公知方法により(ヨーロッパ特許出 願公開第513580号公報、Tetorahedron 3727、(1988)、英国特許第217 2595号公報)式IIcまたはIIdのウィッティヒ試薬と反応させることに より得られる。(上記式IIcおよびIId中、Halは沃素、臭素、塩素または弗素、好まし くは沃素、臭素または塩素を、Phはフェニルを意味する。) また、式Iで表され、式中X、Y、R1およびR2が上記意味を示し、Aが酸素 、 を意味するピリミジンは、式III で表され、式中Halが臭素、塩素または弗素、好ましくは塩素または弗素を意 味するハロピリミジン誘導体を、式Y−A−H(IIIa)で表され、式中Yお よびAが上記の意味を有する求核試薬と、場合に応じて希釈剤の存在下に、更に 必要に応じて反応助剤の存在下に反応させることにより得られる。 または、式Iで表され、式中、X、Y、R1およびR2が上記意味を有し、Aがを意味し、このR3およびR4が上記と同様の意味を有するピリミジンも、式IV のハロピリミジン誘導体を、文献により公知の方法(ヨーロッパ特許出願公開第 513580号、同第400417号、ドイツ特許出願公開第4020384号 、国際特許出願公開第95/21153号各公報)と同様の方法により、式Y −B−H(IVa)で示され、Yが上記と同様の意味を有し、Bが−O−、 を意味し、このR3およびR4が上記と同様の意味を有する求核試薬と、場合に応 じて希釈剤の存在下に、更に必要に応じて反応助剤の存在下に反応させることに より得られる。ここでHalは、沃素、臭素または塩素、好ましくは臭素または 塩素を意味する。 一般式Iで示され、式中のA、Y、R1およびR2が上記意味を有し、XがN( CO2CH3)−OCH3を示す化合物は、式V のニトロピリミジン誘導体を、文献(国際特許出願公開第93/15046号公 報)により公知の方法と同様の方法で、式I(X=N(CO2CH3)−OCH3 )で示される対応のメトキシカルバマートに変換することにより得られる。 この方法は、まず式Vのニトロピリジミジン誘導体を、公知方法により式Xで表される対応のN−ヒドロキシアミノピリミジンに還元し、次いでXを式XI II で表され、式中L1が求核的置換基を意味するカルボニル化合物と反応させて、 ピリミジンカルバマートXIV を得、更にXIVを、公知方法により式XV で示され、L2が求核的置換可能基を意味する試薬と反応させて化合物I(X= −N(CO2CH3)OCH3)を得る。 上記L1およびL2は、例えば塩素、臭素もしくは沃素等のハロゲン、またはメ チルスルホナート、トリフルオロメチルスルホナート、フェニルスルホナート もしくはメチルフェニルスルホナート等のアルキル−もしくはアリールスルホナ ートを意味する。 VのヒドロキシルアミンXへの還元は、通常−30℃〜80℃、好ましくは0 ℃〜60℃で、不活性溶媒中、触媒の存在下に行われる[Ann.Chem.316、278( 1901)、ヨーロッパ特許出願公開第085890号公報、ドイツ特許出願公開第 19502700号公報参照]。 ヒドロキシルアミンXのXIIIとの反応は、通常−20℃〜60℃好ましく は0℃〜30℃で、不活性溶媒中、塩基の存在下に行われる[国際特許出願公開 第93/15046号公報]。ピリミジンカルバマートXIVとXVとの反応は 、通常−20℃〜80℃、好ましくは0℃〜6℃にて、不活性有機溶媒中、塩基 の存在下に行われる[国際特許出願公開第93/15046号公報]。 適する溶媒は、脂肪族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン および石油エーテル、芳香族炭化水素、例えばトルエン、o−、m−、p−キシ レン、ハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホルムおよびクロロベ ンゼン、エーテル、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ter t−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソールおよびテトラヒドロフラン 、ニトリル類、例えばアセトニトリルおよびプロピオニトリル、ケトン類、例え ばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトンおよびtert−ブチルメチ ルケトン、アルコール、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イ ソプロパノール、n−ブタノールおよびtert−ブタノール、およびジメチル スルホキシド、ジメチルホルムアミド、特に好ましくはクロロヘキサン、トルエ ン、塩化メチレン、tert−ブチルメチルエーテルおよび水である。上述の溶 媒の混合物も使用される。 適する塩基は、通常、無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物およびアルカ リ土類金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ ムおよび水酸化カルシウム、アルカリ金属およびアルカリ土類金属酸化物、例え ば酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウムおよび酸化マグネシウム、ア ルカリ金属水素化物、アルカリ土類金属水素化物、例えば水素化リチウム、水素 化ナトリウム、水素化カリウムおよび水素化カルシウム、アルカリ金属アミド、 例えばリチウムアミド、ナトリウムアミドおよびカリウムアミド、アルカリ金属 炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸リチウムおよび炭酸カルシウ ム、アルカリ金属炭酸水素塩、例えば炭酸水素ナトリウム、有機金属化合物、特 にアルカリ金属アルキル、例えばメチルリチウム、ブチルリチウムおよびフェニ ルリチウム、ハロゲン化アルカリマグネシウム、例えば塩化メチルマグネシウム 、およびアルカリ金属アルコキシドおよびアルカリ土類金属アルコキシド、例え ばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウ ムtert−ブトキシドおよびジメトキシマグネシウム、更に有機塩基、例えば 第三級アミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピル アミンおよびN−メチルピペリジン、ピリジン、置換ピリジン、例えばコリジン 、ルチジンおよび4−ジメチルアミノピリジン、および二環式アミンである。こ のうち炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、トリエチルアミンが特に好ましく用い られる。 通常、塩基は触媒的量で用いられるが、等モル量ないし過剰量で用いられても よく、場合に応じて溶媒として使用される。 一般式IIa、III、IVおよびVの出発化合物は未だ公知ではなく、新規 物質としてのこれら化合物も本発明の目的である。 一般式IIaで表され、Y、R1およびR2が上記意味を有し、Aが酸素、− ば以下の反応機構により得られる。 [機構1] 式VIのピリミジン誘導体は、文献により公知であり、および/または公知方 法により製造可能である[J.Chem.Soc.364(1937)、Chem.Pharm.Bull.2354( 1971)、J0C 2137(1960)、Chem.Ber.803(1962)]。ここで、C1−C4 アルキル、例えばメチル、エチルまたはn−プロピルを用いると有効である。 次いでピリミジン誘導体を、式Y−A−Hで示され、式中 Yが上記意味を有し、 Aが酸素、を意味する求核試薬、または式Y−A−Mを意味し、Mが好ましくはナトリウム 、カリウムまたはリチウムを意味するアルカリ金属塩と、必要に応じて塩化銅( I)等の反応助剤の存在下に、必要に応じて希釈剤の存在下に反応させる。 適する希釈剤の例は、脂肪族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘ キサンおよび石油エーテル、芳香族炭化水素、例えばトルエン、o−、m−、p −キシレン、ハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホルムおよびク ロロベンゼン、エーテル、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、 tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソールおよびテトラヒドロ フラン、ニトリル類、例えばアセトニトリルおよびプロピオニトリル、ケトン類 、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトンおよびtert−ブチ ルメチルケトン、およびジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、特に好 ましくはアセトン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランおよびジメチル スルホキシドである。上記溶媒の混合物も使用可能である。 上記方法は、例えば水/トルエンまたは水/ジクロロメタン等の二相組成物中 、必要に応じて相間移動触媒、例えば沃化テトラブチルアンモニウム、臭化テト ラブチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、塩化トリメチルベンジ ルアンモニウム、15−クラウン−5、18−クラウン−6またはトリス[2− (2−メトキシエトキシ)−エチル]アミンの存在下に行われる。この方法は、 適する無機または有機塩基の存在下に行われると好ましい。 適する塩基は、通常無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物およびアルカリ 土類金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム および水酸化カルシウム、アルカリ金属およびアルカリ土類金属酸化物、例えば 酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウムおよび酸化マグネシウム、アル カリ金属水素化物、アルカリ土類金属水素化物、例えば水素化リチウム、水素化 ナトリウム、水素化カリウムおよび水素化カルシウム、アルカリ金属アミド、例 えばリチウムアミド、ナトリウムアミドおよびカリウムアミド、アルカリ金属炭 酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸リチウムおよび炭酸カルシウム 、アルカリ金属炭酸水素塩、例えば炭酸水素ナトリウム、有機金属化合物、特に アルカリ金属アルキル、例えばメチルリチウム、ブチルリチウムおよびフェニル リチウム、ハロゲン化アルカリマグネシウム、例えば塩化メチルマグネシウム、 およびアルカリ金属アルコキシドおよびアルカリ土類金属アルコキシド、例えば ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドカリウムエトキシド、カリウムt ert−ブトキシドおよびジメトキシマグネシウム、更に有機塩基、例えば第三 級アミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミ ンおよびN−メチルピペリジン、ピリジン、置換ピリジン、例えばコリジン、ル チジンおよび4−ジメチルアミノピリジン、および二環式アミンである。このう ち炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、トリエチルアミン、ナトリウムメトキシド が特に好ましく用いられる。 通常、塩基は触媒的量で用いられるが、等モル量ないし過剰量で用いてもよく 、場合に応じて溶媒として使用することもできる。 上記方法を行う場合、温度を広い範囲で変更することが可能である。通常この 方法は、0−150℃、好ましくは20−130℃で行われる。 この方法は、通常標準圧力で行われるが、加圧下または減圧下に行うことも可 能である。 上記方法を行うにあたり、通常1.0−3.0モル、好ましくは1.0−2. 0モルの求核試薬Y−A−Hを用い、必要に応じてVIの1モルあたり、1.0 −3.0モル、好ましくは1.0−2.0モルの反応助剤が使用される。 酸塩化物VIIaは、化合物VIIから有利に得られるが、ここではまず第一 工程でVIIのカルボアルコキシ基を公知方法で加水分解し、好ましくは得られ たカルボン酸を、塩化チオニルを用い、公知方法により酸塩化物VIIaに変換 することにより得られる(ホウベン−ワイル、補巻5、225頁以降、59頁以 降、および604頁以降)。 式VIIbのシアン化ピリミジンカルボニルは、式VIIaの酸塩化物を金属 シアン化物、例えばシアン化銅(I)またはシアン化ナトリウムと、場合に応じ てアセトニトリル等の希釈剤の存在下に、公知方法で、好ましくは10−100 ℃で反応させることにより得られる(ヨーロッパ特許出願公開第493711号 公報)。 式IIaのα−オキソ−ピリミジニル酢酸誘導体は、式VIIbのシアン化ピ リミジンカルボニルを、塩酸等の酸の水溶液により、10−100℃で加水分解 し、次いでこれをメタノール等のアルコールと、場合に応じて反応助剤、例えば 硫酸の存在下、更に場合に応じてトルエン等の希釈剤の存在下に、10−150 ℃にて、公知方法と類似の方法により反応させることにより得られる(ヨーロッ パ特許出願公開第493711号公報)。 更に、式IIaのα−オキソーピリミジニル酢酸誘導体は、式VIIcのβー ケトスルホキシドと、ハロゲン化剤、例えばN−ブロモスクシンイミドとを、場 合に応じてアセトン等の希釈剤の存在下に反応させ、次いで公知方法により、ア ルコール、例えばメタノールを用いて0−150℃で処理することにより得られ る(ヨーロッパ特許出願公開第493711号公報)。 一般式IIaで表され、Y、R1、R2がそれぞれ上述の意味を有し、Aが−O −CH2−、−C(R3)=NOCH2−または を意味する化合物は、以下の反応機構により得られる。 [機構2] YおよびRlが上記意味を有し、Aが−O−CH2−、−C(R3)=NOCH2 −または を、かつR2が水素を意味する式VIIのピリミジンカルボン酸エステルは、式 VIIIbのジメチルアミノメチレン誘導体と、式R1−C(NH2)=NHまた はR1−C(NH2)=NHのアミドのヒドロハリドとを、必要に応じて希釈剤の 存在下、更に必要に応じて反応助剤の存在下に、文献により公知の方法と類似の 方法で反応させて得られる[J.Heterocyclic Chem.295(1990)、Farmaco、Ed. Sci.48、355(1993)、Heterocycles 1375(1994)]。 式VIIIbのジメチルアミノメチレン誘導体は公知であるが、文献により公 知の方法によっても得られる[J.Heterocyclic Chem.21、301 (1984)]. 式VIIIaのアセト酢酸エステル誘導体も公知であり、文献に公知の方法に より[J.Chem.Soc.529(1979)]、式VIIIのハロゲン誘導体(Hal= 臭素または塩素)を式Y−A−H(Yは上記定義と同様の意味を有し、Aは を意味する)で表される求核試薬と反応させることにより得られる。 式VIIで表され、式中のYおよびR1が上記意味を示し、Aが−O−CH2− 、−C(R3)=NOCH2−または を示し、R2が水素ではないピリミジンカルボン酸エステルは、式IXaのカル ボニル誘導体と、式R1−C(NH2)=NHまたはR1−C(NH2)=NHのア ミジン誘導体のヒドロハリドとを、必要に応じて希釈剤の存在下に、更に必要に 応じて反応助剤の存在下に、文献により公知の方法と同様の方法で反応させるこ とにより得られる(J.Heterocyclic Chem.27、295(1990))。 式IXaのカルボニル誘導体は公知のものを用いてもよいが、或いは公知製造 法により[J.Heterocyclic Chem.21、301 (1984)]、式IXのβ−ケトエステ ルを式Y−A−C−(Cl)=Oの塩化カルボニルと反応させることにより得て もよい。 更に式VIIのピリミジンカルボン酸エステルを、式IIaのα−オキソーピ リミジニル酢酸誘導体(Y、R1、R2は上記定義による意味を有し、Aは−O− CH2−、−C(R3)=NOCH2−または を意味する)に、反応機構lにおける記載に対応させて変換する。 式Vのニトロピリミジン誘導体(式中Y、R1およびR2は上記意味を有し、A は酸素、−C(R3)=NO−または を意味する)は、以下の反応機構により得られる。 [機構3] 式Vのニトロピリミジン誘導体(式中Y、R1およびR2は上記定義と同様の意 味を有し、Aは酸素、−C(R3)=NO−または を意味する)は、式XIcのハロピリミジン誘導体から公知方法により、これを 式Y−A−H(Yは上記意味を有し、Aは酸素、−C(R3)=NO−または を意味する)と、或いは式Y−A-M(式中Mはナトリウム、カリウムまたはリ チウムを意味する)と、必要に応じて反応助剤、例えば塩化銅(I)の存在下に 、更に必要に応じて希釈剤の存在下に反応させることにより製造される。 適する希釈剤の例は、脂肪族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘ キサンおよび石油エーテル、芳香族炭化水素、例えばトルエン、o−、m−、p −キシレン、ハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホルムおよびク ロロベンゼン、エーテル、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、 tert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソールおよびテトラヒドロ フラン、ニトリル類、例えばアセトニトリルおよびプロピオニトリル、ケトン類 、例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトンおよびtert−ブチ ルメチルケトン、およびジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、特に好 ましくはアセトン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフランおよびジメチル スルホキシドである。上記溶媒の混合物も使用可能である。 上記方法は、例えば水/トルエンまたは水/ジクロロメタン等の二相組成物中 、必要に応じて相間移動触媒、例えば沃化テトラブチルアンモニウム、臭化テト ラブチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、塩化トリメチルベンジ ルアンモニウム、15−クラウン−5、18−クラウン−6またはトリス[2− (2−メトキシエトキシ)−エチル]アミンの存在下に行われる。この方法は、 適する無機または有機塩基の存在下に行われると好ましい。 適する塩基は、通常無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物およびアルカリ 土類金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム および水酸化カルシウム、アルカリ金属酸化物およびアルカリ土類金属酸化物、 例えば酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウムおよび酸化マグネシウム 、アルカリ金属水素化物、アルカリ土類金属水素化物、例えば水素化リチウム、 水素化ナトリウム、水素化カリウムおよび水素化カルシウム、アルカリ金属 アミド、例えばリチウムアミド、ナトリウムアミドおよびカリウムアミド、アル カリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸リチウムおよび炭酸 カルシウム、アルカリ金属炭酸水素塩、例えば炭酸水素ナトリウム、有機金属化 合物、例えばアルカリ金属アルキル、例えばメチルリチウム、ブチルリチウムお よびフェニルリチウム、ハロゲン化アルカリマグネシウム、例えば塩化メチルマ グネシウム、およびアルカリ金属アルコキシドおよびアルカリ土類金属アルコキ シド、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシ ド、カリウムtert−ブトキシドおよびジメトキシマグネシウム、更に有機塩 基、例えば第三級アミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイ ソプロピルアミンおよびN−メチルピペリジン、ピリジン、置換ピリジン、例え ばコリジン、ルチジンおよび4−ジメチルアミノピリジン、および二環式アミン である。このうち炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、トリエチルアミン、ナトリ ウムメトキシドが特に好ましく用いられる。 通常、塩基は触媒的量で用いられるが、等モル量ないし過剰量で用いてもよく 、場合に応じて溶媒として使用することもできる。 上記方法を行う場合、温度を広い範囲で変更することが可能である。通常この 方法は、0−150℃、好ましくは20−130℃で行われる。 この方法は、通常標準圧力で行われるが、加圧下または減圧下に行うことも可 能である。 上記方法を行うにあたり、通常1.0−3.0モル、好ましくは1.0−2. 0モルの求核試薬Y−A−Hを用い、必要に応じてVIcの1モルあたり、1. 0−3.0モル、好ましくは1.0−2.0モルの反応助剤が使用される。 反応が行われ、後処理が成された後、生成物を公知方法で単離する。 式XIcのハロピリミジン誘導体(R1およびR2は上記定義による意味を有す る)は、公知方法により式XIbで示される対応のヒドロキシピリミジン誘導体 から、例えばPOCl3との反応により得られる。 式XIbのヒドロキシピリミジン誘導体としては公知物質を用いても、式XI aの化合物から式R1−C(NH2)−NHまたはR1−C(NH2)=NHのアミ ジンのヒドロハリドとの、必要により希釈剤の存在下における、更に 必要に応じて反応助剤を用いた反応により、文献により公知の方法で得てもよい [Khim.Farm.Zh、25(9)62(1991)]。 式Vで表されるニトロピリミジン誘導体(式中Y、R1およびR2は上記定義に よる意味を有し、Aは−O−CH2−、−C(R3)=NOCH2−または を示す)は以下の反応機構により得られる。 [機構4] 式Vのニトロピリミジン誘導体(式中Y、R1およびR2は上記定義による意味 を有し、Aは−O−CH2−、−C(R3)=NOCH2−または を示す)は、式XIIbのジメチルアミノメチレン誘導体から、公知方法により 、これを式R1−C(NH2)−NHまたはR1−C(NH2)=NHのアミジンの ヒドロハリドと、必要に応じて希釈剤の存在下に、更に必要に応じて反応助剤の 存在下に、文献により公知の方法に類似する方法により(J.Heterocyclic Chem .27、295(1990))得られる。 式XIIbのジメチルアミノメチレン誘導体は、公知の、或いは公知方法によ り得られる、式XIIのハロニトロ誘導体から(式XIIのHalは好ましくは 臭素または塩素を意味する)、式Y−A−Hで示され、式中Yが上記定義と同様 の意味を有し、Aが を意味する求核試薬と反応させることにより、或いは、式Y−A−Mで表され、 式中Mがナトリウム、カリウムまたはリチウムを意味するアルカリ金属塩と、場 合に応じて反応助剤、例えば塩化銅(I)の存在下、更に場合に応じて希釈剤の 存在下に反応させることにより製造される。 適する溶媒の例は、脂肪族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サンおよび石油エーテル、芳香族炭化水素、例えばトルエン、o−、m−、p− キシレン、ハロゲン化炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホルムおよびクロ ロベンゼン、エーテル、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、t ert−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソールおよびテトラヒドロフ ラン、ニトリル類、例えばアセトニトリルおよびプロピオニトリル、ケトン類、 例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトンおよびtert−ブチル メチルケトン、およびジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、特に 好ましくはテトラヒドロフラン、アセトン、ジメチルホルムアミド、アセトニト リルおよびジメチルスルホキシドである。上記溶媒の混合物も使用可能である。 上記方法は、例えば水/トルエンまたは水/ジクロロメタン等の二相組成物中 、必要に応じて相間移動触媒、例えば塩化テトラブチルアンモニウム、15−ク ラウン−5、18−クラウン−6またはトリス[2−(2−メトキシエトキシ) エチル]アミンの存在下に行われる。この方法は、適する無機または有機塩基の 存在下に行われると好ましい。 適する塩基は、通常無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物およびアルカリ 土類金属水酸化物、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム および水酸化カルシウム、アルカリ金属酸化物およびアルカリ土類金属酸化物、 例えば酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウムおよび酸化マグネシウム 、アルカリ金属水素化物およびアルカリ土類金属水素化物、例えば水素化リチウ ム、水素化ナトリウム、水素化カリウムおよび水素化カルシウム、アルカリ金属 アミド、例えばリチウムアミド、ナトリウムアミドおよびカリウムアミド、アル カリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩、例えば炭酸リチウムおよび炭酸 カルシウム、アルカリ金属炭酸水素塩、例えば炭酸水素ナトリウム、有機金属化 合物、例えばアルカリ金属アルキル、例えばメチルリチウム、ブチルリチウムお よびフェニルリチウム、ハロゲン化アルカリマグネシウム、例えば塩化メチルマ グネシウム、およびアルカリ金属アルコキシドおよびアルカリ土類金属アルコキ シド、例えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシ ド、カリウムtert−ブトキシドおよびジメトキシマグネシウム、更に有機塩 基、例えば第三級アミン、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイ ソプロピルアミンおよびN−メチルピペリジン、ピリジン、置換ピリジン、例え ばコリジン、ルチジンおよび4−ジメチルアミノピリジン、および二環式アミン である。このうち炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、トリエチルアミン、ナトリ ウムメトキシドが特に好ましく用いられる。 通常、塩基は触媒的量で用いられるが、等モル量ないし過剰量で用いてもよく 、場合に応じて溶媒として使用することもできる。 上記方法を行う場合、温度を広い範囲で変更することが可能である。通常この 方法は、0−150℃、好ましくは20−130℃で行われる。 この方法は、通常標準圧力で行われるが、加圧下または減圧下に行うことも可 能である。 上記方法を行うにあたり、通常1.0−3.0モル、好ましくは1.0−2. 0モルの求核試薬Y−A−Hを用い、必要に応じてXIIaの1モルあたり、1 .0−3.0モル、好ましくは1.0−2.0モルの反応助剤を使用する。反応 を行い、後処理を行った後、生成物を公知方法により単離する。 次いで式XIIaの化合物を、公知方法により、式XIIbのジメチルアミノ メチレン誘導体に変換する(l.Chem.Ber.1081(65)、2.Chem.Ber.3407(64) 、3.Synth.Communications 939(82))。 C=CおよびC=N二重結合により、化合物IはE/Z異性体混合物として得 られる。この混合物は、晶出またはクロマトグラフィー等の公知方法により個々 の化合物に分離可能である。 合成において異性体混合物が得られたとしても、使用までの処理中に、或いは 使用中に各異性体が部分的に相互変換するため(例えば光、酸または塩基の作用 による)、異性体の分離が絶対的に必要なわけではない。この様な変換は使用後 、例えば植物処理においては処理された植物中、または処理されるべき有害菌類 もしくは有害動物中でも起こり得る。 置換基XのC=NおよびC=C二重結合に関して、化合物IのE異性体が活性 の点で好ましい(CO2CH3またはCONHCH3基に関するOCH3またはCH3 に基づく配置)。 −N=−CR3−CY=N二重結合に関して、化合物Iのシス異性体が活性の 面で好ましく用いられる(−OCH2または−OR4基に対するR3またはY基に 基づく配置)。 冒頭に記載の化合物Iの定義における集合的用語は、通常以下の基を意味する ものとする。 ハロゲン:弗素、塩素、臭素および沃素、 アルキル:炭素原子数1−4、6または10の直鎖状または分岐状アルキル基 、例えばC1−C6アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、1−メチル エチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチル エチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、 2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチル プロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチ ル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1, 2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2, 3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチル ブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、 1−エチル−1−メチルプロピルおよび1−エチル−2−メチルプロピル、 アルキルアミノ:炭素原子数1−6の上述の直鎖状または分岐状アルキル基を 有するアミノ基、 ジアルキルアミノ:それぞれ独立に、炭素原子数1−6の上述の直鎖状または 分岐状の2個のアルキル基を有するアミノ基、 アルキルカルボニル:骨格にカルボニル基(−CO−)を介して結合する、炭 素原子数1−10の直鎖状または分岐状アルキル基、 アルキルスルホニル:骨格にスルホニル基(−SO2−)を介して結合する、炭 素原子数1−6または10の直鎖または分岐状アルキル基、 アルキルスルホキシル:骨格にスルホキシル基(−S(=O)−)を介して結合 する、炭素原子数1−6の直鎖または分岐状アルキル基、 アルキルアミノカルボニル:骨格にカルボニル基(−CO−)を介して結合す る炭素原子数1−6の上述のアルキルアミノ基、 ジアルキルアミノカルボニル:骨格にカルボニル基(−CO−)を介して結合 する、それぞれ炭素原子数1−6のアルキル基を有するジアルキルアミノ基、 アルキルアミノチオカルボニル:骨格にチオカルボニル基(−CS−)を介し て結合する上述の炭素原子数1−6のアルキルアミノ基、 ジアルキルアミノチオカルボニル:骨格にチオカルボニル基(−CS−)を介 して結合する、それぞれ炭素原子数1−6のアルキル基を有するジアルキルアミ ノ基、 ハロアルキル:上述のハロゲン原子により、水素原子が部分的または完全に置 換可能な、炭素原子数1−6の直鎖または分岐状アルキル基、例えばC1−C2ハ ロアルキル、例えばクロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオ ロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジ クロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−フルオロエチル、2−フ ルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、 2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2 ,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチルおよびペ ンタフルオロエチル、 アルコキシ:骨格に酸素原子(−O−)を介して結合される、炭素原子数1− 4または6の直鎖または分岐状アルキル基、例えばC1−C6アルコキシ、例えば メトキシ、エトキシ、プロポキシ、1−メチルエトキシ、ブトキシ、1−メチル プロポキシ、2−メチルプロポキシ、1,1−ジメチルエトキシ、ペントキシ、 1−メチルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、2,2−ジメ チルプロポキシ、1−エチルプロポキシ、ヘキシルオキシ、1,1−ジメチルプ ロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ、1−メチルペントキシ、2−メチルペ ントキシ、3−メチルペントキシ、4−メチルペントキシ、1,1−ジメチルブ トキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメ チルブトキシ、2,3−ジメチルブトキシ、3,3−ジメチルブトキシ、1−エ チルブトキシ、2−エチルブトキシ、1,1,2−トリメチルプロポキシ、1, 2,2−トリメチルプロポキシ、1−エチル-1−メチルプロポキシおよび1− エチル−2−メチルプロポキシ、 アルコキシカルボニル:骨格にオキシカルボニル基(−OC(=O)−)を介し て結合する、炭素原子数1−6の直鎖または分岐状アルキル基、 ハロアルコキシ:水素原子が上述のハロゲン原子によって部分的または完全に 置換されてもよく、酸素原子を介して骨格に結合する、炭素原子数1−6の直鎖 または分岐状アルキル基、 アルキルチオ:骨格に硫黄原子(−S−)を介して結合する、炭素原子数1− 4または6の上述の直鎖または分岐状アルキル基、例えばC1−C6アルキルチオ 、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、1−メチルエチルチオ、ブ チルチオ、1−メチルプロピルチオ、2−メチルプロピルチオ、1,1−ジメチ ルエチルチオ、ペンチルチオ、1−メチルブチルチオ、2−メチルブチルチオ、 3−メチルブチルチオ、2,2−ジメチルプロピルチオ、1−エチルプロピルチ オ、ヘキシルチオ、1,1−ジメチルプロピルチオ、1,2−ジメチルプロピル チオ、1−メチルペンチルチオ、2−メチルペンチルチオ、3−メチルペンチル チオ、4−メチルペンチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、1,2−ジメチ ルブチルチオ、1,3−ジメチルブチルチオ、2,2−ジメチルブチルチオ、2 ,3−ジメチルブチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、1−エチルブチルチ オ、2−エチルブチルチオ、1,1,2−トリメチルプロピルチオ、1,2,2 −トリメチルプロピルチオ、1−エチル−1−メチルプロピルチオおよび1−エ チル−2−メチルプロピルチオ、 シクロアルキル:環中の炭素原子数3−6の単環式アルキル基、例えばシクロ プロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル、 アルケニル:任意位置に1個の二重結合を有する炭素原子数2−6または10 の直鎖または分岐状アルケニル基、例えばC2−C6アルケニル、例えばエテニル 、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2− ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロ ペニル、1−メチル-2−プロペニル、2−メチル-2−プロペニル、1−ペンテ ニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブ テニル、2−メチル-1−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル− 2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メ チル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、 1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1, 2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−プロペニル、1−エチル−2 −プロペニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセ ニル、5−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペンテ ニル、3−メチル−1−ペンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル −2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル 、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル −3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル 、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4 −ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル 、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−1−ブテニル、1,2 −ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチ ル−1−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3− ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−1−ブテニル 、2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、3,3 −ジメチル−1−ブテニル、3,3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−1 −ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチ ル−1−ブテニル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1 ,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペ ニル、1−エチル−2−メチル−1−プロペニルおよび1−エチル−2−メチル −2−プロペニル、 アルケニルオキシ:骨格に酸素原子(−O−)を介して結合する、炭素原子数 2−6の、任意位置に1個の二重結合を有する、直鎖または分岐状アルケニル基 、 アルケニルチオまたはアルケニルアミノ:骨格に硫黄原子を介して(アルケニ ルチオ)、または窒素原子を介して(アルケニルアミノ)結合する、炭素原子数 2−6の、任意位置に1個の二重結合を有する、直鎖または分岐状アルケニル基 、 アルケニルカルボニル:骨格にカルボニル基(−CO−)を介して結合する、 任意位置に1個の二重結合を有する、炭素原子数2−10の直鎖または分岐状ア ルケニル基、 アルキニル:任意位置に1個の三重結合を有する、炭素原子数2−10の直鎖 または分岐状アルキニル基、例えばC2−C6アルキニル、例えばエチニル、2− プロピニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、2− ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−2−ブチニル、1 −メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、1,1−ジメチル−2 −プロピニル、1−エチル−2−プロピニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル 、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル −3−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル 、2−メチル−4−ペンチニル、3−メチル−4−ペンチニル、4−メチル−2 −ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチ ニル、1,2−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、1 −エチル−2−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニ ルおよび1−エチル−1−メチル−2−プロピニル、 アルキニルオキシ、アルキニルチオおよびアルキニルアミノ:酸素原子を介し て(アルキニルオキシ)、または硫黄原子を介して(アルキニルチオ)、または 窒素原子を介して(アルキニルアミノ)骨格に結合する、炭素原子数2−6の任 意位置に三重結合を有する直鎖または分岐状のアルキニル基 アルキニルカルボニル:骨格にカルボニル基(−CO−)を介して結合し、任 意位置に3重結合を有する、炭素原子数3−10の直鎖または分岐状アルキニル 基、 シクロアルケニル、シクロアルケニルオキシ、シクロアルケニルチオおよびシ クロアルケニルアミノ :骨格に酸素原子を介して(シクロアルケニルオキシ)ま たは硫黄原子を介して(シクロアルケニルチオ)または窒素原子を介して(シク ロアルケニルアミノ)結合する3−6の炭素環員を有する単環式アルケニル基、 例えばシクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニルまたはシクロヘキ セニル、 シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオおよびシクロアルキルアミノ:骨 格に酸素原子を介して(シクロアルキルオキシ)または硫黄原子を介して(シク ロアルキルチオ)または窒素原子を介して(シクロアルキルアミノ)結合する3 −6の炭素環員を有する単環式アルキル基、例えばシクロプロピル、シクロブチ ル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル、 ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオまたはヘテロシ クリルアミノ :酸素、窒素、硫黄から選択される1−3個のヘテロ原子を有し、 骨格に直接、または酸素原子を介して(ヘテロシクリルオキシ)、または硫黄原 子を介して(ヘテロシクリルチオ)、または窒素原子を介して(ヘテロシクリル アミノ)結合する、3−6員の飽和または部分的に不飽和の単環式または多環式 ヘテロシクリル、例えば2−テトラヒドロフラニル、オキシラニル、3−テトラ ヒドロフラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロチエニル、2− ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソキサゾリジニル、4−イソキサゾリ ジニル、5−イソキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリ ジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、 5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキ サゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル 、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、1,2,4−オキサジアゾリ ジン−3−イル、1,2,4−オキサゾリジン−5−イル、1,2,4−チアジ アゾリジン−3−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−5−イル、1,2,4 −トリアゾリジン−3−イル、1,3,4−オキサジアゾリジン−2−イル、1 ,3,4−チアジアゾリジン−2−イル、1,3,4−トリアゾリジン−2−イ ル、2,3−ジヒドロフラ−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−3−イル、2, 3−ジヒドロフラ−4−イル、2,3−ジヒドロフラ−5−イル、2,5−ジヒ ドロフラ−2−イル、2,5−ジヒドロフラ−3−イル、2,3−ジヒドロチエ ン−2−イル、2,3−ジヒドロチエン−3−イル、2,3−ジヒドロチエン− 4−イル、2,3−ジヒドロチエン−5−イル、2,5−ジヒドロチエン−2− イル、2,5−ジヒドロチエン−3−イル、2,3−ジヒドロピロール−2−イ ル、2,3−ジヒドロピロール−3−イル、2,3−ジヒドロピロール−4−イ ル、2,3−ジヒドロピロール−5−イル、2,5−ジヒドロピロール−2−イ ル、2,5−ジヒドロピロール−3−イル、2,3−ジヒドロイソキサゾール− 3−イル、2,3−ジヒドロイソキサゾール−4−イル、2,3−ジヒドロイソ キサゾール−5−イル、4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル、4,5− ジヒドロイソキサゾール−4−イル、4,5−ジヒドロイソキサゾール−5−イ ル、2,5−ジヒドロイソチアゾール−3−イル、2,5−ジヒドロイソチアゾ ール−4−イル、2,5−ジヒドロイソチアゾール−5−イル、2,3−ジヒド ロイソピラゾール−3−イル、2,3−ジヒドロイソピラゾール−4−イ ル、2,3−ジヒドロイソピラゾール−5−イル、4,5−ジヒドロイソピラゾ ール−3−イル、4,5−ジヒドロイソピラゾール−4−イル、4,5−ジヒド ロイソピラゾール−5−イル、2,5−ジヒドロイソピラゾール−3−イル、2 ,5−ジヒドロイソピラゾール−4−イル、2,5−ジヒドロイソピラゾール− 5−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−3−イル、2,3−ジヒドロオキサ ゾール−4−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−5−イル、4,5−ジヒド ロオキサゾール−3−イル、4,5−ジヒドロオキサゾール−4−イル、4,5 −ジヒドロオキサゾール−5−イル、2,5−ジヒドロオキサゾール−3−イル 、2,5−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2,5−ジヒドロオキサゾール− 5−イル、2,3−ジヒドロチアゾール−2−イル、2,3−ジヒドロチアゾー ル−4−イル、2,3−ジヒドロチアゾール−5−イル、4,5−ジヒドロチア ゾール−2−イル、4,5−ジヒドロチアゾール−4−イル、4,5−ジヒドロ チアゾール−5−イル、2,5−ジヒドロチアゾール−2−イル、2,5−ジヒ ドロチアゾール−4−イル、2,5−ジヒドロチアゾール−5−イル、2,3− ジヒドロイミダゾール−2−イル、2,3−ジヒドロイミダゾール−4−イル、 2,3−ジヒドロイミダゾール−5−イル、4,5−ジヒドロイミダゾール−2 −イル、4,5−ジヒドロイミダゾール−4−イル、4,5−ジヒドロイミダゾ ール−5−イル、2,5−ジヒドロイミダゾール−2−イル、2,5−ジヒドロ イミダゾール−4−イル、2,5−ジヒドロイミダゾール−5−イル、2−モル ホリニル、3−モルホリニル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペ リジニル、3−テトラヒドロピリダジニル、4−テトラヒドロピリダジニル、2 −テトラヒドロピリミジニル、4−テトラヒドロピリミジニル、5−テトラヒド ロピリミジニル、2−テトラヒドロピラジニル、1,3,5−テトラヒドロトリ アジン−2−イル、1,2,4−テトラヒドロトリアジン−3−イル、1,3− ジヒドロオキサジン−2−イル、1,3−ジチアン−2−イル、2−テトラヒド ロピラニル、1,3−ジオキソラン−2−イル、3,4,5,6−テトラヒドロ ピリジン−2−イル、4H−1,3−チアジン−2−イル、4H−3,1−ベン ゾチアジン−2−イル、1,1−ジオキソ−2,3,4,5−テトラヒドロチエ ン−2−イル、2H−1,4−ベンゾチアジン−3−イル、2H−1, 4−ベンズオキサジン−3−イル、1,3−ジヒドロオキサジン−2−イルおよ び1,3−ジチアン−2−イル、 アリール、アリールオキシ アリールチオ、アリールカルボニルおよびアリー ルスルホニル :骨格に直接、または酸素原子(−O−)を介して(アリールオキ シ)または硫黄原子(−S−)を介して(アリールチオ)、またはカルボニル基 (−CO−)を介して(アリールカルボニル)、またはスルホニル基(−SO2 −)を介して(アリールスルホニル)結合する芳香族単環式または多環式炭化水 素基、例えばフェニル、ナフチル、フェナントレニル、フェノキシ、ナフチルオ キシおよびフェナントレニルオキシ、および対応のカルボニル基およびスルホニ ル基、 アリールアミノ:窒素原子を介して骨格に結合する芳香族多環式または単環式 炭化水素基、 ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリー ルカルボニル、およびヘテロアリールスルホニル :炭素環構成員の他に、付加的 に1−4個の窒素原子または1−3個の窒素原子、および1個の酸素または1個 の硫黄原子、または1個の酸素または1個の硫黄原子を有してもよく、直接、ま たは酸素原子(−O−)を介して(ヘテロアリールオキシ)、または硫黄原子( −S−)を介して(ヘテロアリールチオ)、またはカルボニル基(−CO−)を 介して(ヘテロアリールカルボニル)、またはスルホニル基(−SO2 −)を介 して(ヘテロアリールスルホニル)結合する芳香族単環式または多環式基、例え ば 1−3個の窒素原子を有する5員ヘテロアリール:環員として炭素原子の他に 1−3個の窒素原子を有してもよい5員ヘテロアリール環、例えば2−ピロリル 、3−ピロリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−イミ ダゾリル、4−イミダゾリル、1,2,4−トリアゾール−3−イルおよび1, 3,4−トリアゾール−2−イル、 1−4個の窒素原子または1−3個の窒素原子および1個の硫黄または酸素原 子または1個の酸素または1個の硫黄原子を有する5員ヘテロアリール :環員と して炭素原子の他に、1−4個の窒素原子または1−3個の窒素原子および1個 の硫黄または酸素原子または1個の酸素または硫黄原子を有してもよい5員ヘテ ロアリール環状基、例えば2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニ ル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−イソキサゾリル、4−イソキサゾリル、 5−イソキサゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチア ゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾリル 、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5 −チアゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1,2,4−オキサジア ゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−チ アジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,2,4 −トリアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,3 ,4−チアジアゾール−2−イルおよび1,3,4−トリアゾール−2−イル、 1−3個の窒素原子または1個の窒素原子および/または1個の酸素または硫 黄原子を有するベンゾ縮合した5員ヘテロアリール :炭素原子の他に1−4個の 窒素原子または1または3個の窒素原子および1個の硫黄または酸素原子または 1個の酸素または1個の硫黄原子を環構成員として有してもよく、環中の隣接す る2個の炭素原子、または1個の窒素と1個のこれに隣接する炭素原子がブタ− 1,3−ジエン−1,4−ジイル基によりブリッジされていてもよい5員ヘテロ アリール環状基、 窒素を介して結合され、1−4個の窒素原子を有する5員ヘテロアリール、ま たは窒素を介して結合され、1−3個の窒素原子を有するベンゾ縮合した5員ヘ テロアリール :炭素原子の他に1−4個の窒素原子、または1−3個の窒素原子 を環員として有してもよく、環中の隣接する2個の炭素原子、または1個の窒素 と1個のこれに隣接する環員炭素原子がブタ−1,3−ジエン−1,4−ジイル 基によりブリッジされてもよく、骨格にこれらのうちの1個の窒素原子を介して 結合する5員ヘテロアリール環状基、 1−3個または1−4個の窒素原子を有する6員ヘテロアリール:環員として 炭素原子の他に、1−3個または1−4個の窒素原子を有する6員ヘテロアリー ル環状基、例えば2−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニル、3−ピリ ダジニル、4−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリ ミジニル、2−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4− トリアジン−3−イル、1,2,4,5−テトラジン−3−イル、または 1−4の窒素原子を有するベンゾ縮合した6員ヘテロアリール:環中の隣接す る2個の炭素原子がブタ−1,3−ジエン−1,4−ジイル基によりブリッジさ れていてもよい6員ヘテロアリール環状基、例えばキノリン、イソキノリン、キ ナゾリンおよびキノキサリン、 ピリジド[3,2−d]チアゾール−2−イル、 または対応のオキシ、チオ、カルボニルまたはスルホニル基、 ヘテロアリールアミノ:炭素環員の他に、付加的に1−4個の窒素原子または 1−3個の窒素原子および1個の酸素または硫黄原子を有してもよく、骨格に窒 素原子を介して結合する、芳香族単環式または多環式基。 「部分的または完全にハロゲン化された」という表現は、上記の特徴を有する 各基中の水素原子のいくつか、または全てが、同一のまたはそれぞれ異なる上述 のハロゲン原子により置換されることを意味する。 「非置換または置換された」という表現は、上記の特徴を有する各基中の水素 原子のいくつか、または全てが、同一のまたはそれぞれ異なる基、例えば詳細を 上述した集合的用語により示されるような基により置換されてもよいことを意味 する。 式Iの化合物のうち植物学的作用に関して好ましいものは、R1がメチルを、 R2が水素を意味する式Iの化合物である。 他の好ましい化合物Iは、R1が水素を、R2がメチルを意味するものである。 また、他の好ましい化合物Iは、R1がトリフルオロメチルを、R2が水素を意 味するものである。 更に、R1が水素を、R2がトリフルオロメチルを意味する化合物Iが好ましい 。 同様にR1およびR2が水素を意味する化合物Iが好ましい。 化合物Iは、XがC(CONHCH3)=NOCH3を意味する場合に特に好 ましく用いられる。 更に、化合物IはXがC(CO2CH3)=NOCH3を意味すると好ましく用 いられる。 同様にXがC(CO2CH3)=CHOCH3を意味する化合物Iが好ましい。 更に、XがC(CO2CH3)=CHCH3を意味する化合物Iが好ましく用い られる。 更に、XがN(CO2CH3)−OCH3を示す化合物Iが好ましく用いられる 。 また、Aが−OCH2 −を意味する化合物Iが特に好ましく用いられる。 同様にAが−C(R3)=NOCH2−を意味する化合物Iが特に好ましく用い られる。 更に、Aが を示す化合物Iが特に好ましく用いられる。 更に、Aが−O−である場合の化合物Iが好ましい。 同様に、Aが−C(R3)=N−O−である場合の化合物Iが特に好ましい。 更に、Aが を示す化合物Iが特に好ましく用いられる。 また、化合物IはそのR3がC1−C4アルキル、特にメチルを意味する場合に 特に好ましく用いられる。 同様に、特に好ましく使用される化合物Iは、R3がトリフルオロメチルを意 味するものである。 更に、化合物Iは、R3がシクロプロピルを意味する場合に特に好ましく用い られる。 更に化合物Iは、R3がC1−C4アルコキシ、特にメトキシを意味する場合に 特に好ましく用いられる。 また、化合物Iは、Yがアリール、特に非置換または置換フェニルを意味する 場合にも特に好ましく使用される。 更に、化合物Iは、Yがシクロアルキル、特にシクロヘキシルを意味する場合 に特に好ましく用いられる。 更に、化合物Iは、Yがヘテロアリール、特に非置換または置換チエニル、イ ソキサゾリル、ピラゾリル、ピリジニルおよびピリミジニルを意味する場合に特 に好ましい。 特に、化合物IはR4がC1−C4アルキル、特にメチルまたはエチルを意味す る場合にも好ましく用いられる。 更に、化合物Iは、R4がC3−C4アルケニル、特にアリルを示す場合に特に 好ましい。 同様に特に好ましい化合物Iは、R4がC3−C4アルキニル、特にプロパルギ ルを意味するものである。 更に特に好ましい化合物Iは、R4がハロアルケニル、特にトランス−クロロ アリルを意味するものである。 [表1] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.1の化合物。 [表2] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.2の化合物。 [表3] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.3の化合物。 [表4] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.4の化合物。 [表5] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.5の化合物。 [表6] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.6の化合物。 [表7] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.7の化合物。[表8] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.8の化合物。 [表9] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.9の化合物。 [表10] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.10の化合物。 [表11] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.11の化合物。[表12] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.12の化合物。 [表13] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.13の化合物。 [表14] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.14の化合物。 [表15] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.15の化合物。[表16] Yが表Bに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.16の化合物。 [表17] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.17の化合物。 [表18] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.18の化合物。 [表19] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.19の化合物。 [表20] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.20の化合物。 [表21] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.21の化合物。 [表22] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.22の化合物。 [表23] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.23の化合物。 [表24] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.24の化合物。[表25] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.25の化合物。 [表26] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.26の化合物。 [表27] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.27の化合物。 [表28] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.28の化合物。[表29] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.29の化合物。 [表30] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.30の化合物。 [表31] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.31の化合物。 [表32] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.32の化合物。[表33] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.33の化合物。 [表34] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.34の化合物。 [表35] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.35の化合物。 [表36] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.36の化合物。 [表37] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.37の化合物。 [表38] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.38の化合物。 [表39] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.39の化合物。 [表40] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.40の化合物。 [表41] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.41の化合物。 [表42] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.42の化合物。 [表43] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.43の化合物。 [表44] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.44の化合物。 [表45] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.45の化合物。 [表46] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.46の化合物。 [表47] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.47の化合物。 [表48] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.48の化合物。 [表49] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.49の化合物。 [表50] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.50の化合物。[表51] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.51の化合物。 [表52] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.52の化合物。 [表53] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.53の化合物。 [表54] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.54の化合物。[表55] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.55の化合物。 [表56] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.56の化合物。 [表57] YおよびR4 が表Dに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.57 の化合物。 [表58] YおよびR4 が表Dに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.58 の化合物。[表59] YおよびR4 が表Dに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.59 の化合物。 [表60] YおよびR4 が表Dに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.60 の化合物。 [表61] YおよびR4 が表Dに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.61 の化合物。 [表62] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.62の化合物。[表63] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.63の化合物。 [表64] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.64の化合物。 [表65] Yが表Aに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.65の化合物。 [表66] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.66の化合物。 [表67] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.67の化合物。 [表68] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.68の化合物。 [表69] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.69の化合物。 [表70] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.70の化合物。 [表71] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.71の化合物。[表72] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.72の化合物。 [表73] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.73の化合物。 [表74] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.74の化合物。 [表75] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.75の化合物。[表76] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.76の化合物。 [表77] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.77の化合物。 [表78] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.78の化合物。 [表79] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.79の化合物。[表80] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.80の化合物。 [表81] Yが表Cに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.81の化合物。 [表82] Yが表Dに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.82の化合物。 [表83] YおよびR4 が表Dに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.83 の化合物。[表84] YおよびR4 が表Dに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.84 の化合物。 [表85] YおよびR4 が表Dに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.85 の化合物。 [表86] YおよびR4 が表Dに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.86 の化合物。 [表87] Yが表Eに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.87の化合物。 [表88] Yが表Eに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.88の化合物。 [表89] Yが表Eに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.89の化合物。 [表90] Yが表Eに記載の各置換基を意味する場合の下記一般式IA.90の化合物。 [表91] 置換形式が表Fに記載の各置換基に対応する下記一般式IA.91の化合物。 化合物Iは、殺菌剤として有用である。 化合物Iは、広範囲な植物病理学的菌類、特に子嚢菌類および担子菌類に対す る作用において優れており、秀でている。これらの数種類は組織的に活性であり 、茎葉または土壌殺菌剤として使用可能である。 これらは種々の農作物、例えばコムギ、ライ麦、大麦、オート麦、イネ、トウ モロコシ、芝、綿花、大豆、コーヒー、サトウキビ、ブドウ、果実、鑑賞用植物 、野菜、例えばキュウリ、豆類、ウリおよびこれらの植物の種子における多種細 菌を防除するにあたり特に重要である。 新規の化合物は次のような植物病の防除に特に適している。 穀物類のエリシペ・グラミニス(Erysiphe graminis;うど ん粉病)、 ウリ科のエリシペ・キコラケアラム(Erysiphecichoracea rum)およびスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca ful iginea)、 リンゴのポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaeraleucot richa)、 ブドウのウンキヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、 穀物類のプッキニア(Puccinia)種、 綿花、イネおよびシバのリゾクトニア種(Rhizoctonia)、 穀物類およびサトウキビのウスチラゴ(Ustilago)種、 リンゴのベンツリア・イネクアリス(Venturiainaeqalis; 腐敗病)、 穀物類のヘルミントスポリウム種(Helminthosporium)、 コムギのセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、 イチゴ、ブドウ、鑑賞植物および野菜のボトリチス・キネレア(Botryt is cinerea;灰色カビ)、 ナンキンマメのセルコスポラ・アラキジコラ(Cercosporaarac hdicola)、 コムギおよびオオムギのシュードケルコスポレラ・ヘルポトリコイデス (Pseudocercosporellaherpotrichoides) 、 イネのピリクラリア・オリザエ(Pyricularia orizae) ジャガイモおよびトマトのフィトピトラ・インフェスタンス(Phytoph thora infestans)、 種々の植物のフサリウム(Fusarium)およびベルチキルリウム(Ve rticillium)種、 ブドウのプラスモパラ・ビチコラ(Plasmoparaviticola) 、 果実および野菜のアルテルナリア(Alternaria)種。 有効成分の殺菌有効量で、菌類または菌類による被害から保護されるべき植物 、種子、資材または土壌を処理することに化合物Iが施与される。資材、植物ま たは種子が菌類により被害を受ける前または後のいずれにも施与される。 新規物質は通常の製剤形、例えば溶液、エマルジョン、懸濁液、微粉末、粉末 、ペーストおよび顆粒に加工することができる。適用形は全く使用目的次第であ るが、いずれにせよ有効物質の細分および均一な分配が保証されるべきである。 製剤は公知方法で、例えば有効物質を溶剤および/または賦形剤で、場合により 乳化剤および分散助剤を使用して増量することにより得られるが、必要に応じて 乳化剤および分散剤を用いることができ、希釈剤として水を使用する場合には、 補助溶媒として別の有機溶媒を使用してもよい。このための助剤としては、主に 溶剤、例えば芳香族化合物(例えばキシレン)、塩素化芳香族化合物(例えばク ロロベンゼン)、パラフィン(例えば石油留分)、アルコール(例えばメタノー ル、ブタノール)、ケトン(例えばシクロヘキサノン)、アミン(例えばエタノ ールアミン、ジメチルホルムアミド)および水、賦形剤、例えば天然岩石粉(例 えばカオリン、粘土、タルク、白亜)、合成岩石粉(例えば高分散性珪酸、珪酸 塩)、乳化剤、例えば非イオン性および陰イオン性乳化剤(例えばポリオキシエ チレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホナートおよびアリールスルホナ ート)および分散剤、例えばリグニン亜硫酸塩廃液およびメチルセルロースが該 当する。 殺菌剤組成物は、通常0.1−95、好ましくは0.5−90重量%の有効成 分を含む。 所望の効果の性質により、穀物の保護における1ヘクタールあたりの有効成分 の施与量は0.01−2.0kgである。 種子を処理する場合、種子1kgにあたりに通常必要とされる有効成分量は0 .001−0.1g、好ましくは0.01−0.05gである。 殺菌剤としての使用形態による本発明の組成物は、他の有効成分、例えば除草 剤、殺虫剤、生長調整剤、殺菌剤または肥料とともに使用可能である。 殺菌剤を含む混合物として用いられることにより、殺菌作用の範囲が拡張され ることもしばしばある。 以下に本発明の化合物とともに使用可能な化合物を列挙するが、これは組み合 わせの可能性を示すためのものであって、制限を加えるためのものではない。 硫黄 ジチオカルバマート及びその誘導体、例えば 鉄(III)ジメチルジチオカルバマート、 亜鉛ジメチルジチオカルバマート、 亜鉛エチレンビスジチオカルバマート、 マンガンエチレンビスジチオカルバマート、 マンガン亜鉛エチレンジアミンビスジチオカルバマート、 テトラメチルチウラムジスルフィド、 亜鉛(N,N−エチレンビスジチオカルバマート)のアンモニア錯化合物、 亜鉛(N,N′−プロピレン−ビス−ジチオカルバマート)のアンモニア錯化 合物、 亜鉛(N,N′−プロピレンビスジチオカルバマート)、 N’N−ポリプロピレンビス(チオカルバモイル)ジスルフィド、 ニトロ誘導体、例えば ジニトロ(1−メチルヘプチル)フェニルクロトナート、 2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニル−3,3−ジメチルアクリラ ート、 2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニルイソプロピルカルボナート、 ジイソプロピル5−ニトロイソフタラート、 複素環式物質、例えば 2−ヘプタデシル−2−イミダゾリンアセタート、 2,4−ジクロロ−6−(o−クロロアニリノ)−s−トリアジン、 O,O−ジエチルフタルイミドホスホノチオアート、 5−アミノ−1−〔ビス(ジメチルアミノ)ホスフィニル〕−3−フェニル− 1,2,4−トリアゾール、 2,3−ジシアノ−1,4−ジチオアントラキノン、 2−チオ−1,3−ジチオロ[4,5−b]キノキサリン、 1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンズイミダゾール−カルバミン酸メチル エステル、 2−メトキシカルボニルアミノベンゾイミダゾール、 2−(フリル−(2))−ベンゾイミダゾール、 2−(チアゾリル−(4))べンゾイミダゾール、 N−(1,1,2,2−テトラクロロエチルチオ)テトラヒドロフタルイミド 、 N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタルイミド、 N−トリクロロメチルチオフタルイミド、 N−ジクロロフルオロメチルチオ−N′,N′−ジメチル−N−フェニルスル ファミド、 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,2,3−チアジアゾール、 2−チオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、 1,4−ジクロロ−2,5−ジメトキシベンゼン、 4−(2−クロロフェニルヒドラゾノ)−3−メチル−5−イソキサゾロン、 2−チオピリジン−1−オキシド、 8−ヒドロキシキノリン又はその銅塩、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチ イン、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチ イン−4,4−ジオキシド、 2−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−3−カルボキシアニリド、2 −メチルフラン−3−カルボキシアニリド、 2,5−ジメチルフラン−3−カルボキシアニリド、 2,4,5−トリメチルフラン−3−カルボキシアニリド、 N−シクロヘキシル−2,5−ジメチルフラン−3−カルボキシアミド、 N−シクロヘキシル−N−メトキシ−2,5−ジメチルフラン−3−カルボキ シアミド、 2−メチルベンズアニリド、 2−ヨードベンズアニリド、 N−2,2,2−トリクロロ−1−(4−モルホリニル)エチルホルムアミド 、 ピペラジン−1,4−ジイルビス−(1−(2,2,2−トリクロロエチル) ホルムアミド、 1−(3,4−ジクロロアニリノ)−1−ホルミルアミノ−2,2,2−トリ クロロエタン、 2,6−ジメチル−N−トリデシルモルホリン又はその塩、 2,6−ジメチル−N−シクロドデシルモルホリン又はその塩、 N−〔3−(p−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕−シス −2,6−ジメチルモルホリン、 N−〔3−(p−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕ピペリ ジン、 1−〔2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−エチル−1,3−ジオキソラ ン−2−イルエチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール、 1−〔2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−n−プロピル−1−ジオキソ ラン−2−イルエチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール、 N−(n−プロピル)−N−(2,4,6−トリクロロフェノキシエチル)− N′−イミダゾリル尿素、 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4 −トリアゾール−1−イル)−2−ブタノン、 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4 −トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール、 α−(2−クロロフェニル)−α−(4−クロロフェニル)−5−ピリミジン メタノール、 5−ブチル-2−ジメチルアミノ−4−ヒドロキシ−6−メチルピリミジン、 ビス(p−クロロフェニル)−3−ピリジンメタノール、 1,2−ビス(3−エトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン、 1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン、およ び他の殺菌剤、例えば ドデシルグアニジンアセタート、 3−[3−(3,5−ジメチル−2−オキシシクロヘキシル)−2−ヒドロキ シエチル]グルタルイミド、 ヘキサクロロベンゼン、 DL−メチルN−(2,6−ジメチルフェニル)−N−フロイル(2)−アラ ニナート、 DL−メチルN−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(2′−メトキシアセ チル)アラニナート、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−クロロアセチル−D,L−2−アミ ノブチロラクトン、 DL−メチル−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(フェニルアセチル )アラニナート、 5−メチル−5−ビニル−3−(3,5−ジクロロフェニル)−2,4−ジオ キソ−1,3−オキサゾリジン、 3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−5−メトキシメチル−1, 3−オキサゾリジン−2,4−ジオン、 3−(3,5−ジクロロフェニル)−1−イソプロピルカルバモイルヒダント イン、 N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,2−ジメチルシクロプロパン−1, 2−ジカルボキシイミド、 2−シアノ−[N−(エチルアミノカルボニル)−2−メトキシイミノ]アセ トアミド、 1−〔2−(2,4−ジクロロフェニル)ペンチル〕−1H−1,2,4−ト リアゾール、 2,4−ジフルオロ−α−(1H−1,2,4−トリアゾリル−1−メチル) −ベンズヒドリルアルコール、 N−(3−クロロ−2,6−ジニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル)− 5−トリフルオロメチル−3−クロロ−2−アミノピリジン、 1−((ビス−(4−フルオロフェニル)メチルシリル)メチル)−1H−1 ,2,4−トリアゾール。 更に式Iの化合物は、昆虫、クモ形綱類および線虫類等の有害動物の防除に特 に適している。これらは農作物保護、衛生、貯蔵品及び獣医学の各分野で殺虫剤 として用いられる。 害虫には次のものがある。すなわち、 鱗翅目(Lepidoptera)の害虫には例えばアグロテス・イプシロン (Agrotis ypsilon)、アグロテス・セゲタム(Agrotis segetum)、アラバマ・アルジラセア(Alabamaargilla cea)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemmat alis)、アルギレスチア・コンジュゲラ(Argyresthia con jugella)、オートグラファ・ガマ(Autographa gamma )、ブパラス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、カコエ シア・ムリナナ(Cacoecia murinana)、カプア・レチキュラ ナ(Capua reticulana)、ケイマトビア・ブルマタ(Chei matobia brumata)、チョリストネウラ・フミフェラナ(Cho ristoneura fumiferana)、チョリストネウラ・オクシデ ンタリス(Choristoneura occidentalis)、シルピス・ウニプンクタ(Cirphis un ipuncta)、チデイア・ポモネーラ(Cydia pomonella) 、デンドロリマス・ピニ(Dendrolimus pini)、ダイアファニ ア・ニチダリス(Diaphania nitidalis)、ダイアトラエア ・グランディオセーラ(Diatraea grandiosella)、エア リアス・インスラナ(Earias insulana)、エラスモパルパス・ リグノセーラス(Elasmopalpus lignosellus)、オイ ポエシリア・アムピグエーラ(Eupoecilia ambiguella) 、エベトリア・ブーリアナ(Evetria bouliana)、フェルチア ・サブテーラネア(Feltia subterranea)、ガレリア メロ ネーラ(Galleria mellonella)、グラホリタ・フネブラナ (Grapholita funebrana)、グラホリタ・モレスタ、(G rapholita molesta)、ヘリオテス・アルミゲラ(Helio this armigera)、ヘリオテス・ピレセンス(Heliothis virescens)、ヘリオテス・ジー(Heliothis zea)、 ヘールラ・アンダリス(Hellula undalis)、ヒベルニア・デフ ォリアリア(Hibernia defoliaria)、ヒファントリア・ク ネア(Hyphantria cunea)、ヒポノムータ・マリネラス(Hy ponomeuta malinellus)、ケイフェリア・リコペルシセー ラ(Keifferia lycopersicella)、ラムブディナ・フ ィセラリア(Lambdina fiscellaria)、ラフィグマ・エク シグア(Laphygma exigua)、ロイコプテラ・カフィーラ(Le ucoptera coffeella)、ロイコプテラ・シテルラ(Leuc optera scitella)、リソコレーチス・ブランカルデーラ(Li thocolletis blancardella)、ロベシア・ボトラナ( Lobesia botrana)、ロクソステーゲ・スティクテイカリス(L oxostege sticticalis)、リマントリア・ ディスパー(Lymantria dispar)、リマントリア・モナチャ( Lymantria monacha)、リオネチア・クレルケーラ(Lyon etia clerkella)、マラコソマ・ノイストリア(Malacos oma neustria)、マメストラ・ブラシーカエ(Mamestra brassicae)、オルギィア・プソイドツガタ(Orgyia pseu dotsugata)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nub ilalis)、パノリス・フラメア(Panolis flammea)、ペ クチノフォラ・ゴシィピエーラ(Pectinophora gossypie lla)、ペリドロマ・サウシア(Peridroma saucia)、ファ レラ・ブスファーラ(Phalera bucephala)、フトリマエア・ オペルキュレーラ(Phthorimaea operculella)、フィ ロクニティス・シトレーラ(Phyllocnitis citrella)、 ピエリス・ブラシーカ(Pieris brassicae)、プラティペナ・ スカブラ(Plathypena scabra)、プルテーラ・キシロステー ラ(Plutella xylostella)、スードプルシア・インクルデ ンス(Pseudoplusia includens)、フィアシオニア・フ ルストラナ(Phyacionia frustrana)、スクロビパルプラ ・アブソルタ(Scrobipalpula absoluta)、シトトロガ ・セレレーラ(Sitotroga cerelella)、スパルガノティス ・ピレリアナ(Sparganothis pilleriana)、スポドプ テラ・フルジペルダ(Spodoptera frugiperda)、スポド プテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)、スポド プテラ・リチュラ(Spodoptera litura)、タウマトポエア・ ピティオカムパ(Thaumatopoea pityocampa)、トリト リックス・ビリダナ(Tortrix viridana),トリコプルシア・ ニ(Trichoplusia ni)、ザイラフェラ・カナデンシス(Zei raphera canadensis)が属する。 鞘翅目(Coleoptera)としては例えばアグリラス・シヌアタス (Agrilus sinuatus)、アグリオテス・リネアタス(Agr iotes lineatus)、アグリオテス・オブスキュラス(Agrio tes obscurus)、アンフィマーラス・ソルスティティアリス(Am phimallus solstitialis)、アニサンドラス・ディスパ ー(Anisandrus dispar),アンソノムス・グランディス(A nthonomus grandis)、アンソノムス・ポモラム(Antho nomus pomorum)、アトマリア・リネアリム(Atomaria linearis)、ブラストファグス・ピニペルダ(Blastophagu s piniperda)、ブリトファガ・ウンダタ(Blitophaga undata)、ブルカス・ルフィマヌス(Bruchus rufimanu s)、ブルカス・ピソラム(Bruchus pisorum)、ブルカス・レ ンティス(Bruchus lentis)、ブルカス・ベチュラエ(Bruc hus betulae)、カシィーダ・ネビュローサ(Cassida ne bulosa)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurc ata)、シュートリーンカス・アッシミリス(Ceuthorrhynchu s assimilis)、シュートリーンカス・ナピ(Ceuthorrhy nchus napi)、チャエトクネマ・ティビアリル(Chaetocne ma tibialis)、コノデラス・ベスペルティナス(Conoderu s vespertinus)、クリオセリス・アスパラギー(Criocer is asparagi)、ダイアブロティカ・ロンジコロニス(Diabro tica longicornis)、ダイアブロティカ・12−プンクタタ( Diabrotica 12−punctata)、ダイアブロティカ・ビルジ フェラ(Diabrotica virgifera)、エピラシュナ・バリベ スティス(Epilachna varivestis)、エピトリックス・ヒ ルティペニス(Epitrix hirtipennis)、オイティノボスラ ス・ブラシリエンシス(Eutinobothrus brasiliensi s)、ヒロビウス・アビエティス(Hylobius abietis)、ヒペ ラ・ブルネイペニス (Hypera brunneipennis)、ヒペラ・ポスティカ(Hyp era postica)、イプス・ティポグラファス(Ips typogr aphus)、レマ・ビリネアタア(Lema bilineata)、レマ・ メラノプス(Lema melanopus)、レプチノタルサ・デセムリネア タ(Leptinotarsa decemlineata)、リモニウス・カ リフォルニカス(Limonius californicus)、リソルホプ トラス・オリゾフィラス(Lissorhoptrus oryzophilu s)、メラノタス・コミュニス(Melanotus communis)、メ リゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ・ ヒポカスタニ(Melolontha hippocastani)、メロロン タ・メロロンタ(Melolontha melolontha)、オウレマ・ オリガエ(Oulema oryzae)、オルティオリーンカス・サルカタス (Ortiorrhynchus sulcatus)、オティオリーンカス・ オバタス(Otiorrhynchus ovatus)、ファエドン・コック レアリア(Phaedon cochleariae)、ピロトレタ・クリソセ ファラ(Phyllotreta chrysocephala)、フィロフィ ガ・エスピー(Phyllophaga sp.)、フィロペルサ・ホルティコ ラ(Phyllopertha horticola)、フィロトレタ・ネモラ ム(Phyl1otreta nemorum)、フィロトレタ.ストリオラタ (Phyllotreta striolata)、ポピーリア・ジャポニカ( Popillia japonica)、シトナ・リネアタス(Sitona lineatus)、シトフィラス・グラナリア(Sitophilusgra naria)が属する。 双翅目(Diptera)としてはアエデス・アエジプティ(Aedes a egypti)、アエデス・ベクサンス(Aedes vexans)、アナス トレファ・ルーデンス(Anastrepha ludens)、アノフェレス ・マクリペニス(Anopheles maculipennis)、セラティ ティス・カピタタ(Ceratitis capitata)、クリソミヤ・ ベジーアナ(Chrysomya bezziana)、クリソミヤ・ホミニポ ラックス(Chrysomya hominivorax)、クリソミヤ・マセ ーラリア(Chrysomya macellaria)、コンタリニア・ソル ジヒコラ(Contarinia sorghicola)、コルディロビア・ アンスロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、キ ュレックス・ピピエンス(Culex pipiens)、ダカス・キュキュル ビタエ(Dacus cucurbitae)、ダカス・オレアレ(Dacus oleae)、ダシネウラ.ブラシーカ(Dasineura brassi cae)、ファニア・カニキュラリス(Fannia canicularis )、ガステロフィラス・インティティナリス(Gasterophilus i ntestinalis)、グロシナ・モルシタンス(Glossina mo rsitans)、ヘマトビア・イリタンス(Haematobia irri tans)、ハプロディプロシス・エケストリス(Haplodiplosis equestris)、ヒーレミア・プラチュラ(Hylemyia pla tura)、ヒポデルマ・リネアタ(Hypoderma lineata)、 リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)、リリオミザ・ トリフォリィ(Liriomyza trifolii)、ルシリア・カプリナ (Lucilia caprina)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)、ルシリア・セリカタ(Luci1ia sericata) 、リコリア・ペクトラリス(Lycoria pectoralis)、マエテ ィオラ・デストラクター(Mayetiola destructor)、ムス カ・ドメスティカ(Musca domestica)、ムシーナ・スタビュラ ンス(Muscina stabulans)、オエストラス・オビス(Oes trus ovis)、オッシネーラ・フリット(Oscinella fri t)、ペゴミア・ヒソシャーミ (Pegomya hysocyami)、フ ォルビア.アンティカ(Phorbia antiqua)、フォルビア・ブラ シーカ (Phorbia brassicae)、フォレビア・コアルクタタ(Pho rbia coarctata)、ラゴレティス・セラシ(Rhagoleti s cerasi)、ラゴレティス・ポモネーラ(Rhagoletis po monella)、タバナス・ボビヌス(Tabanus bovinus)、 ティプラ・オレラセア(Tipula oleracea)、ティプラ・パルド サ(Tipula paludosa)が属する。 総翅目(Thysanoptera)として例えばフランクリニエーラ・フス カ(Frankliniella fusca)、フランクリニエーラ・オクシ デンタリス(Frankliniella occidentalis)、フラ ンクリニエーラ・トリティシ(Frankliniella tritici) 、シルトスリップス・シトリ(Scirtothrips citri)、スリ ップス・オリザエ(Thrips oryzae)、スリップス・パルミ(Th rips palmi)、スリップス・タバシ(Thrips tabaci) が属する。 膜翅目(Hymenoptera)としては例えばアサリア・ロザエ(Ath alia rosae)、アタ・セファロテス(Atta cephalote s)、アタ・セックスデンス(Atta sexdens)、アタ・テキサナ( Atta texana)、ホプロカンパ・ミヌタ(Hoplocampa m inuta)、ホプロカンパ・テスチュディネア(Hoplocampa te studinea)、モノモリウム・ファラオニス(Monomorium p haraonis)、ソレノプシス・ゲミナタ(Solenopsis gem inata)、ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invic ta)が属する。 異翅亜目(Heteroptera)としては例えばアクロステルナム・ヒラ レ(Acrosternum hilare)、ブリサッス・ロイコプテラス( Blissus leucopterus)、シルトペルティス・ノタタス(C yrtopeltis notatus)、ディスデルカス・シングラタス(D ysdercus cingulatus)、ディスデルカス・インテルメ ディアス(Dysdercus intermedius)、オイリーガスター ・インテグリセプス(Eurygaster integriceps)、オイ スチスタス・インピクティベントリス(Euschistus impicti ventris)、レプトグローサス・フィロープス(Leptoglossu s phyllopus)、リーガス.リネオラリス(Lygus lineo laris)、リーガス・プラテンシス(Lygus pratensis)、 ネザラ・ビリデゥラ(Nezara viridula)、ピエズマ・カドラタ (Piesma quadrata)、ソルベア・インスラリス(Solube a insularis)、ティアンタ・ペルディトール(Thyanta p erditor)が属する。 同翅亜目(Homoptera)には例えばアシルトシフォン・オノブリーシ ス(Acyrthosiphon onobrychis)、アデルゲス・ラリ シス(Adelges laricis)、アフィドラ・ナスチュルティ(Ap hidula nasturtii)、アフィス・ファバエ(Aphis fa bae)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、アフィス・サンブシ(A phis sambuci)、ブラチーカウダス・カルデゥイ(Brachyc audus cardui)、ブレビコリネ・ブラシイーカ(Brevicor yne brassicae)、セロシィファ・ゴシィープイ(Cerosip ha gossypii)、ドレフュシア・ノルドマンニィアナエ(Dreyf usia nordmannianae)、ドレフュシア・ピセェア(Drey fusia piceae)、ディサフィス・ラジコラ(Dysaphis r adicola)、ディサウラコルツム・スードソラニ(Dysaulacor thum pseudosolani)、エムポアスカ・ファバエー(Empo asca fabae)、マクロシフム・アベナエ(Macrosiphum avenae)、マクロシフム・オイフォルビア(Macrosiphum e uphorbiae)、マクロシフォン・ロザエ(Macrosiphon r osae)、メグーラ・ビシア(Megoura viciae)、メトポロフ ィウム・ディルホダム (Metopolophium dirhodum)、ミゾデス・ペルシカエ( Myzodes persicae)、ミザス・セラシー(Myzus cer asi)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens) 、ペムフィガス・バルサリウス(Pemphigus bursarius)、 ペルキンシェラ・サッカリシダ(Perkinsiella sacchari cida)、フォロドン・フムリー(Phorodon humuli)、プシ ーラ・マリ (Psylla mali)、プシーラ・ピリ(Psylla p iri)、ロパロミーズス・アスカロニカス(Rhopalomyzus as calonicus)、ロパロシィフム・マイディス(Rhopalosiph um maidis)、サパフィス・マラ(Sappaphis mala)、 サパフィス・マリー(Sappaphis mali)、シザフィス・グラミナ ム(Schizaphis graminum)、シゾネウラ・ラヌジイノサ( Schizoneura lanuginosa)、トリアロイロデス・バポラ リオラム(Trialeurodes vaporariorum)、ビテウス ・ビティフォリー(Viteus vitifolii)が属する。 等翅目(Isoptera)には例えばカロテルメス・フラビコーリス(Ca lotermes flavicollis)、ロイコテルミス・フラビペス( Leucotermes flavipes)、レティキュリテルメス・ルシフ グス(Reticulitermes lucifuqus)、テルメス・ナタ レンシス(Termes natalensis)が属する。 直翅目(Orthoptera)には例えばアチタ・ドメスチカ(Achet a domestica)、ブラッタ・オリエンタリス(Blatta ori entalis)、ブラテラ・ジェルマニカ(Blattella germa nica)、フォルフィキュラ・アウリキュラリア(Forficula au ricularia)、グリーロタルパ・グリーロタルパ(Gryllotal pa gryllotalpa)、ロカスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)、メラノプラス・ビビタタス(Melanoplus bivittatus)、メラノプラス・ フェムル−ルブラム(Melanoplus femurrubrum)、メラ ノプラス・メキシカナス(Melanoplus mexicanus)、メラ ノプラス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes) 、メラノプラス・スプレタス(Melanoplus spretus)、ノマ ダリクス・セプテムファシィアータ(Nomadacris septemfa sciata)、ペリプラネタ・アメリカーナ(Periplaneta am ericana)、シストセルサ・アメリカーナ(Schistocerca americana)、シストセルサ・ペレグリナ(Schistocerca peregrina)、スタウロノタス・マロッカナス(Stauronot us maroccanus)、タキシネス・アシーナモラス(Tachyci nes asynamorus)が属する。 蛛形類(Acarina)例えばアムブリオンマ・アメリカナム(Ambly omma americanum)、アムブリオンマ・バリエガタム(Ambl yomma variegatum)、アルガス・ペルシカス(Argas p ersicus)、ブーフィラス・アンヌラタス(Boophilus ann ulatus)、ブーフィラス・デコロラタス(Boophilus deco loratus)、ブーフィラス・ミクロプラス(Boophilus mic roplus)、ブレビパルパス・フォエニシス(Brevipalpus p hoenicis)、ブリオビア・プラエティオサ(Bryobia prae tiosa)、デルマセントール・シルバラム(Dermacentor si lvarum)、エオテトラニーカス・カルピニ(Eotetranychus carpini)、エリオフェス・シエルドニ(Eriphyes shel doni)、ヒアロムマ・トランカタム(Hyalomma truncatu m)、イクソデス・リシナス(Ixodes ricinus)、イクソデス・ ルビカンダス(Ixodes rubicundus)、オルニトドラス・マウ バタ(Ornithodorus moubata)、オトビウス・メグニニ( Otobius megnini)、パラテラニーカス・ピロサス (Parateranychus pilosus)、ダルマニサス・ガリーナ エ(Dermanyssus gallinae)、フィロカプトルタ・オレイ ボラ(Phyllocaptruta oleivora)、ポリファゴタルソ ネムス・ラタス(Polyphagotarsonemus latus)、プ ソロプテス・オビス(Psoroptes ovis)、リピセファラス・アペ ンディキュラタス(Rhipicephalus appendiculatu s)、リピセファラス・エヴェルトシー(Rhipicephalus eve rtsi)、サルコプテス・スカビエイ(Sarcoptes scabiei )、テトラニカス・シンナバリナス(Tetranychus cinnaba rinus)、テトラニカス.カンザワイ(Tetranychus kanz awai)、テトラニカス・パシフィカス(Tetranychus paci ficus)、テトラニカス・テラリウス(Tetranychus tela rius)、テトラニカス・ウルチィカエ(Tetranychus urti cae)が属する。 円虫類として例えば根状虫線虫には、例えばメロイドギーネ・ハプラ(Mel oidogyne hapla)、メロイドギーネ・インコグニタ(Meloi dogyne incognita)、メロイドギーネ・ジャバニカ(Melo idogyne javanica)が属する。 包嚢形成線虫には、例えばグロボデラ・ロストチーエンシス(Globode ra rostochiensis)、ヘテロデラ・アベナエ(Heterod era avenae)、ヘテロデラ・グリシネス(Heterodera g lycines)、ヘテロデラ・シャツティー(Heterodera sch atii)、ヘテロデラ・トリフォリー(Heterodera trifol ii)、幹および葉線虫には、例えばベロノライムス・ロンジカウダタス(Be lonolaimus longicaudatus)、ジチレンカス・デスト ラクター(Ditylenchus destructor)、ジチレンカス・ ディプサシ(Ditylenchus dipsaci)、ヘリオコチレンカス ・マルチシンクタス(Heliocotylenchus multicinctus)、ロンジドラス・エロンガタス(Longidor us elongatus)、ラドフォラス・シミリス(Radopholus similis)、ロチレンカス・ロブスタス(Roty1enchus r obustus)、トリコドラス・プリミティバス(Trichodorus primitivus)、チレンコリーンカス・クレイトニ(Tylencho rynchus claytoni)、チレンコリーンカス・ドビウス(Tyl enchorynchus dubius)、プラチーレンカス・ネグレクタス (Pratylenchus neglectus)、プラチーレンカス・ペネ トランス(Pratylenchus penetrans)、プラチーレンカ ス・キュルビタタス(Pratylenchus curvitatus)、プ ラチーレンカス・グッディイー(Pratylenchus goodeyi) が属する。 本発明による有効成分は、製剤形またはこれから製造される使用形等、例えば 直接的に噴霧可能な溶液、粉末、懸濁液、分散液、エマルジョン、油性分散液、 ペースト、ダスト剤、散布剤または顆粒の形で噴霧、ミスト法、ダスト法、散布 法または注入法によって適用することができる。適用形式は、完全に使用目的に 基づいて決定される。いずれの場合にも、本発明の有効物質の可能な限りの微細 分が保証されるべきである。 直接使用可能な調製における有効成分の濃度はかなりの範囲で変更可能である 。 通常、有効成分濃度は0.0001〜10%、好ましくは0.01〜1%とさ れる。 有効成分を超低量法(ULV)で使用することも有効であり、95重量%を超 過する有効成分の組成物、または添加剤を全く含有しない有効成分を用いること ができる。 野外条件下での、有害生物防除のための有効成分施与割合は1ヘクタールあた り0.1〜2.0kg、好ましくは0.2〜1.0kgである。 直接飛散可能の溶液、乳濁液、ペーストまたは油分散液を製造するために、一 般的には混合物Iが好ましく使用される。不活性添加剤としては、中位乃至高位 の沸点の鉱油留分、例えば燈油またはディーゼル油、更にコールタール油等、並 びに植物性または動物性産出源の油、脂肪族、環状および芳香族炭化水素、例え ばベンゼン、トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタレン、アル キル置換ナフタレンまたはその誘導体、メタノール、エタノール、プロパノール 、ブタノール、クロロホルム、四塩化炭素、シクロヘキサノール、シクロヘキサ ノン、クロロベンゼン、イソホロン等、強極性溶剤、例えばN,N−ジメチルホ ルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、水が使用される。 水性使用形は乳濁液濃縮物、ペースト、または湿潤可能の粉末(噴霧可能な粉 末、油性分散液)に水を添加することにより製造することができる。乳濁液、ペ ーストまたは油分散液を製造するためには、物質をそのまま、または油または溶 剤中に溶解して、湿潤剤、接着剤、分散剤または乳化剤により水中に均質に混合 することができる。しかも有効物質、湿潤剤、接着剤、分散剤または乳化剤およ び場合により溶剤または油よりなる濃縮物を製造することもでき、これは水にて 希釈するのに適する。 界面活性剤としては次のものが挙げられる。リグノスルホン酸、ナフタレンスル ホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸の各アルカリ金 属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、並びにアルキルアリールスルホナ ート、アルキルスルファート、アルキルスルホナート、脂肪アルコールスルファ ート、脂肪酸、およびそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、並びに硫酸化 脂肪アルコールグリコールエーテルの塩、硫酸化ナフタレンおよびナフタレン誘 導体とホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタレン或はナフタレンスルホン酸 とフェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレン−オ クチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフ ェノール、ノニルフェノール、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、ト リブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアル コール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキシド縮合生 成物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキ シル化ポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセ タール、ソルビットエステル、リグニン−亜硫酸塩廃液およびメチルセルロース 。 粉末、散布剤およびダスト剤は有効物質と固状担体物質とを混合または一緒に 磨砕することにより製造することができる。 通常、上記製剤形は0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜90重量%の 有効成分を含む。有効物質は純度90〜100%、特に95〜100%(NMR スペクトルによる)で使用される。 製剤例は以下の通りである。 I.5重量部の本発明の化合物を細粒状カオリン95重量部と密に混和する。 これにより有効物質5重量%を含有するダスト剤が得られる。 II.30重量部の本発明の化合物を、粉末状シリカゲル92重量部およびこ のシリカゲルの表面上に吹きつけられたパラフィン油8重量部よりなる混合物と 密に混和する。これにより良好な接着性を有する有効物質の製剤が得られる(有 効物質含有量は23重量%)。 III.10重量部の本発明の化合物を、キシレン90重量部、エチレンオキ シド8乃至10モルをオレイン酸−N−モノエタノールアミド1モルに付加した 付加生成物6重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸のカルシウム塩2重量部およ びエチレンオキシド40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物2重量部よ りなる混合物中に溶解する(有効物質含有量9重量%)。 IV.20重量部の本発明の化合物を、シクロヘキサノン60重量部、イソブ タノール30重量部、エチレンオキシド7モルをイソオクチルフェノール1モル に付加した付加生成物5重量部およびエチレンオキシド40モルをヒマシ油1モ ルに付加した付加生成物5重量部よりなる混合物中に溶解する(有効物質含有量 16重量%)。 V.80重量部の本発明の化合物を、ジイソブチル−ナフタレン−α−スルホ ン酸のナトリウム塩3重量部、亜硫酸塩廃液よりのリグノスルホン酸のナトリウ ム塩10重量部および粉末状シリカゲル7重量部と充分に混和し、かつハンマー ミル中において磨砕する(有効物質含有量80重量%)。 VI.90重量部の本発明の化合物を、N−メチル−α−ピロリドン10重量 部と混合し、極めて小さい液滴状での使用に適する溶液が得られる(有効物質含 有量90重量%)。 VII.20重量部の本発明の化合物を、シクロヘキサノン40重量部、イソ ブタノール30重量部、エチレンオキシド7モルをイソオクチルフェノール1モ ルに付加した付加生成物20重量部およびエチレンオキシド40モルをヒマシ油 1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に溶解する。この溶液 を水100000重量部に注入しかつ細分布することにより有効物質0.02重 量%を含有する水性分散液が得られる。 VIII.20重量部の本発明の化合物を、ジイソブチル−ナフタレン−α− スルホン酸のナトリウム塩3重量部、亜硫酸塩廃液よりのリグノスルホン酸のナ トリウム塩17重量部および粉末状シリカゲル60重量部と充分に混和し、かつ ハンマーミル中において磨砕する。この混合物を水20000重量部に細分布す ることにより有効物質0.1重量%を含有する噴霧液が得られる。 粒状体、例えば被覆−、含浸−および均質粒状体は、有効物質を固状担体物質 に結合することにより製造することができる。固状担体物質は、例えば鉱物土、 例えばシリカ、シリカゲル、珪酸塩、滑石、カオリン、アタクレー、石灰石、石 灰、白亜、膠塊粘土、石灰質黄色粘土、粘土、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム 、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、磨砕合成樹脂、肥料、例えば硫酸アン モニウム、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素および植物性生成物、例 えば穀物粉、樹皮、木材およびクルミ穀粉、セルロース粉末および他の固状担体 物質である。 また、必要に応じて施与直前に、本発明の有効成分に種々の油類、除草剤、殺 菌剤、他の農薬を添加することができる(タンクミックス)。これらの薬剤は本 発明の薬剤と、1:10〜10:1の重量比で混合することが可能である。 [合成例] [実施例1] 2g(10.2ミリモル)のメチルα−(4−クロロ−6−メチル−5−ピリ ミジニル)アセタート(この調製に関してはヨーロッパ特許出願公開第6344 05号公報を参照のこと)を、2.0gのカリウムtert−ブトキシドおよび 1g(10.2ミリモル)のジアセチルモノオキシドと共に、80ミリリットル のジメチルホルムアミド中、45℃にて10時間攪拌した。次いでこの混合物を 希塩酸で加水分解し、メチルtert−ブチルエーテル(MtBE)で抽出し、 合わせた有機相を水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。残渣を60ミリリットルの 温かいメタノール、1gの塩酸O−メチルヒドロキシルアミンおよび0.6ミリ リットルの乾燥したモレキュラー・シーブビーズ(3Å)で処理し、混合物を室 温にて4日間攪拌した。次いで溶液を濾過し、濃縮し、MtBEと水とに分離し 、有機相を水で洗浄し、乾燥させ、濃縮した。 1.3gの標記化合物を得、これを更に精製することなく実施例2で使用した 。 [実施例2] 実施例1で得られた、1.2g(4ミリモル)の化合物1を、150ミリリッ トルのジメトキシエタン中の1.95g(16ミリモル)のカリウムtert− ブトキシドの溶液に−40℃で添加した。1時間後、15ミリリットルのジメチ ルホルムアミド−ジメチルスルファート(1:1付加物)を添加し、この混合物 を室温となるまで放置し、MtBEで抽出した。有機相を塩化ナトリウム飽和溶 液で洗浄し、乾燥し、濃縮した。残渣を50ミリリットルのジエチルエーテルに 取り込み、0.5gのp−トルエンスルホン酸および3ミリリットルの水で処理 し、得られた混合物を次いで室温にて2日間攪拌した。固体の重炭酸ナトリウム を用いてこれを中性とし、エーテルで抽出し、乾燥し、再度濃縮した。残渣を更 に精製することなく、80ミリリットルのジメチルホルムアミド(DMF)中に 取り込み、冷却しながら0.55g(4ミリモル)のK2CO3と0.5g(4ミ リモル)の硫酸ジメチルで処理した。次いで、得られた混合物を室温にて3時間 攪拌し、MtBEで抽出し、有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した。溶離 液としてn−ヘプタン/酢酸エチル(1:1)を用いて、残渣をシリカゲルクロ マトグラフに付した。0.7gの標記化合物が樹脂状で得られた。1 H−NMR(CDCl3):2.43(s、3H)、3.74(s、3H)、3 .9(3、H)。 [有害菌類に対する作用の例] 式Iの化合物の殺菌作用を以下の実験で示す。使用実施例1 − プラズモパラ・ビチコラ(Plasmoparavitic ola)に対する作用 鉢植えの「Mueller−Thurgau」種のブドウの葉に、10重量% の有効成分、63重量%のシクロヘキサノン、および27重量%の乳化剤(乾燥 重量)を含有する原液から調製された水性有効成分調製液を液が滴るまで噴霧し た。有効成分の長期作用を評価するために、噴霧による被覆が乾燥した後7日間 にわたり植物を温室に配置した。ここで初めて植物の葉をプラスモパラ・ビチコ ラ(ブドウツユカビ)の遊走子懸濁液に感染させた。ここでブドウをまず水蒸気 飽和状態の24℃のチャンバーに48時間保管し、次いで20−30℃の温室に 5日間保管した。この後、植物を湿潤する部屋に更に16時間保管し、胞子嚢の 繁殖を促進させた。葉の裏面における細菌の発生割合を目視にて評価した。 [有害動物に対する作用の例] 以下の実験により有害動物に対する一般式Iの化合物の作用を示した。 有効成分を、 a)アセトン中の0.1%濃度溶液、または b)70重量%のシクロヘキサノン、20重量%のNekanil(登録商標) LN(Lutensol(登録商標)AP6、エトキシル化アルキルフェノール を基礎とする乳化作用および分散作用を有する湿潤剤)および10重量%のEm ulphor(登録商標)EL(Emulan(登録商標)EL)エトキシル化 脂肪アルコールを基礎とする乳化剤)として調製し、 a)の場合はアセトンで、b)の場合は水で希釈し、所望の濃度を得た。 実験の終了後、未処理対照実験と比較して、本発明の化合物を用いて80−1 00%の阻害率または致死率の得られるそれぞれの場合の最低濃度(作用の限界 または最低濃度)を測定した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グロテ,トーマス ドイツ国、D―67105、シファーシュタッ ト、ブレスラウァ、シュトラーセ、6 (72)発明者 キルストゲン,ラインハルト ドイツ国、D―67434、ノイシュタット、 エルケンブレヒトシュトラーセ、23エー (72)発明者 ミュラー,ベルント ドイツ国、D―67227、フランケンタール、 ジャン―ガンス―シュトラーセ、21 (72)発明者 ミュラー,ルート ドイツ国、D―67159、フリーデルスハイ ム、フォン―ヴィーザー―シュトラーセ、 1 (72)発明者 オーバードルフ,クラウス ドイツ国、D―69117、ハイデルベルク、 ビーネンシュトラーセ、3 (72)発明者 プトック,アルネ ドイツ国、D―67067、ルートヴィッヒス ハーフェン、アイヒェンシュトラーセ、23 (72)発明者 ザウター,フーベルト ドイツ国、D―68167、マンハイム、ネカ ルプロメナーデ、20 (72)発明者 レール,フランツ ドイツ国、D―67105、シファーシュタッ ト、ゼバスティアン―クナイプ―シュトラ ーセ、17 (72)発明者 ラック,ミヒャエル ドイツ国、D―69123、ハイデルベルク、 ザントヴィンゲルト、67 (72)発明者 ロレンツ,ギーゼラ ドイツ国、D―67434、ハムバッハ、エル レンヴェーク、13 (72)発明者 アマーマン,エーバーハルト ドイツ国、D―64646、ヘペンハイム、フ ォン−ガーゲルン―シュトラーセ、2 (72)発明者 シュトラトマン,ズィークフリート ドイツ国、D―67117、リムブルガーホー フ、ドナースベルクシュトラーセ、9 (72)発明者 ハリース,フォルカー ドイツ国、D―67227、フランケンタール、 イメンゲルテンヴェーク、29エー 【要約の続き】 ロアルケニル、ヘテロシクリル、アルキル、アルケニ ル、アルキニル、ハロアルキル、アルコキシ、アリール オキシ、アリールチオ、ヘテロアリールオキシ、ヘテロ アリールチオ、シクロアルキルオキシまたはアルキルチ オをそれぞれ意味し、XがC(C02CH3)=CHOC H3の場合、Aが−O−ではない、ピリミジン誘導体ま たはその塩、これを製造するための方法および中間体、 およびこれを含有する組成物が記載されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I で表され、式中 XがC(CO2CH3)=NOCH3、C(CONHCH3)=NOCH3、C( C02CH3)=CHOCH3、C(C02CH3)=CHCH3またはN(CO2C H3)−OCH3を、 R1およびR2がそれぞれ独立に水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキ ルまたはC1−C4アルコキシを、 Aが *はYへの結合を意味する)を、 R3が水素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロアルキル、フェノキシ−C1−C4 アルキル、C3−C6シクロアルキル、シアノ、C1−C4アルコキシ、ヒドロキ シまたはハロゲンを、 R4が水素、C1−C8アルキル、C1−C4ハロアルキル、C1−C6シアノアル キル、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、C2−C4アルケニルオキシ−C1 −C4アルキル、C1−C4ハロアルコキシ−C1−C4アルキ ル、C1−C4オキソアルキル、C2−C4アルケニル、C2−C4アルキニル、C2 −C4ハロアルケニル、C2−C4ハロアルキニル、C3−C6シクロアルキル、C3 −C6シクロアルキル−C1−C4アルキルまたはC1−C4アルコキシを、 Yが水素、ヒドロキシル、ハロゲン、非置換または置換アリール、ヘテロアリ ール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アルキル、アルケ ニル、アルキニル、ハロアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アリールチオ 、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、シクロアルキルオキシまたはア ルキルチオをそれぞれ意味し、 XがC(C02CH3)=CHOCH3の場合、Aが−O−ではない、ピリミジ ン誘導体またはその塩。 2. 置換基Yが水素、ヒドロキシル、ハロゲン、C1−C4アルキル、C2−C4 アルケニル、C2−C4アルキニル、C1−C4ハロアルキル、C1−C4アルコキシ 、C1−C4アルコキシ−C1−C4アルキル、C3−C6シクロアルキルオキシ、C1 −C4アルキルチオ、C3−C6シクロアルキル、C5−C8シクロアルケニル、ヘ テロシクリル、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリール−C1−C4 アルキル、アリール-C1−C4アルケニル、アリールオキシ−C1−C4アルキル 、アリール−C1−C4アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘ テロアリールチオ、ヘテロアリール−C1−C4アルキル、ヘテロアリールチオ− C1−C4アルキル、ヘテロアリール−C1−C4アルコキシまたはヘテロアリール −C2−C4アルケニルを意味し、上記環状基が部分的または完全にハロゲン化さ れてもよくおよび/または1−3個の以下の置換基、すなわち シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、ホルミル、カルボキ シル、アミノカルボニル、アミノチオカルボニル、 C1−C12アルキル、C1−C6ハロアルキル、C1−C6ヒドロキシアルキル 、C1−C6アルキルスルホニル、C1−C6アルキルスルホキシル、C3−C6シク ロアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロアルコキシ、 C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6アルキルカルボニルオキシ、C1−C6ア ルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、C1−C6アルキルチオ、C1 −C6アルキルアミノ、ジ−C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキルアミノ カルボニル、ジ−C1−C6アルキルアミノ、C1−C6アルキルアミノカルボニル 、ジ−C1−C6アルキルアミノカルボニル、C1−C6アルキルアミノチオカルボ ニル、ジ−C1−C6アルキルアミノチオカルボニル、C2−C6アルケニル、C2 −C6アルケニルオキシ、C(=NORb)−Zn−RC、NRf−CO−D−R9、 ベンジル、ベンジルオキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテ ロアリールオキシを有してもよく、このうち最後の6基は部分的または完全にハ ロゲン化されてもよく、および/または1−3個の以下の基、すなわちシアノ、 C1-C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニル、C1−C4アルコキシ、ニト ロ、C1−C6アルキルカルボニル、C1−C6ハロアルキル、ヒドロキシ、ロダノ 、ホルミル、アミノカルボニルアミノ、メチルスルホニルアミノ、アミノカルボ ニル、C1−C6アルキルアミノカルボニルを有してもよく、 Zが酸素、硫黄または窒素を意味し、この硫黄は水素原子またはC1−C6アル キルを有し、 Dが直接結合、酸素またはNRhを意味し、 nが0または1であり、 RbおよびRCが、それぞれ独立に水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニ ル、C2−C6アルキニルまたはベンジルを、 Rfが水素、ヒドロキシル、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6 アルキニル、C1−C6アルコキシ、C2−C6アルケニルオキシ、C2−C6アル キニルオキシ、C1−C6アルコキシ−C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ− C1−C6アルコキシまたはC1−C6アルコキシカルボニルを、 RgおよびRhが、それぞれ独立に水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニ ル、C2−C6アルキニル、C3−C6シクロアルキル、C3−C56シクロアルケニ ル、アリール、アリール−C1−C6アルキル、ヘテロアリールまた はヘテロアリール−C1−C6アルキルを、 R9が水素またはC1−C6アルキルを意味する、請求項1に記載の式Iの化合 物。 3.R1がメチルを、R2が水素を意味することを特徴とする、請求項1に記載の 式Iの化合物。 4.R1が水素を、R2がメチルを意味することを特徴とする、請求項1に記載の 式Iの化合物。 5.R1がトリフルオロメチルを、R2が水素を意味することを特徴とする、請求 項1に記載の式Iの化合物。 6.R1が水素を、R2がトリフルオロメチルを意味することを特徴とする、請求 項1に記載の式Iの化合物。 7.R1およびR2が水素を意味することを特徴とする、請求項1に記載の式Iの 化合物。 8.式IIa で表されるα−オキソピリミジニル酢酸誘導体を、メトキシアミンまたはメトキ シアミンヒドロハリドと、公知方法により、場合に応じて希釈剤の存在下に、更 に必要に応じて反応助剤の存在下に反応させることを特徴とする、Y、A、R1 およびR2が請求項1における定義と同様の意味を有し、XがC(CO2CH3) =NOCH3を意味する式Iの化合物の製造法。 9.式IIb で表される2−オキソイミノピリミジニル酢酸誘導体を、メチルアミンと、公知 方法により、場合に応じて希釈剤の存在下に、更に必要に応じて反応助剤の存在 下に反応させることを特徴とする、Y、A、R1およびR2が請求項1における定 義と同様の意味を有し、XがC(CONHCH3)=NOCH3を意味する式Iの 化合物の製造法。 10. 式IIaで表されるα−オキソピリミジニル酢酸誘導体を、下式IIc またはIIdで表され、式中Phがフェニルを、Halが沃素、臭素、塩素また は弗素を意味するウィッティヒ試薬と、公知方法により、場合に応じて希釈剤の 存在下に、更に必要に応じて反応助剤の存在下に、下記反応機構に従って反応さ せることを特徴とする、Y、A、R1およびR2が請求項1における定義と同様の 意味を有し、XがC(C02CH3)=CHOCH3またはC(CO2CH3)=C HCH3を意味する式Iの化合物の製造法。 11.式III で表され、式中Halが臭素、塩素または弗素を意味するハロピリミジン誘導体 を、式Y−A−H(IIIa)で表され、このYおよびAが上述の意味を有する 求核試薬と、場合に応じて希釈剤の存在下に、更に必要に応じて反応助剤の存在 下に反応させることを特徴とする、X、Y、R1およびR2が請求項1における定 義と同様の意味を有し、Aが酸素、 を意味する式Iの化合物の製造法。 12.式IV で表され、式中Halが沃素、臭素または塩素を意味するハロピリミジン誘導体 を、式Y−B−H(IVa)で表され、このYが上述の意味を有し、Bが−O− 、−C(R3)=NO−または を意味し、このR3およびR4がそれぞれ請求項1における定義と同様の意味を有 する求核試薬と、場合に応じて希釈剤の存在下に、更に必要に応じて反応助剤の 存在下に反応させることを特徴とする、X、Y、R1およびR2が請求項1におけ る定義と同様の意味を有し、Aが を意味する式Iの化合物の製造法。 13. まず式Vで表されるニトロピリミジン誘導体を、公知方法により、式X で表される対応のN−ヒドロキシアミノピリミジンに還元し、次いでXを式XI II で表され、式中L1が求核置換可能な基を意味するカルボニル化合物と反応させ 、式XIV のピリミジンカルバマートを得、次いでXIVを、公知方法により、式XV で表され、式中L2が求核置換可能な基を意味する試薬と反応させて、化合物I (X=N(C02CH3)OCH3)を得ることを特徴とする、Y、A、R1および R2が請求項1における定義と同様の意味を有し、XがN(CO2CH3)−OC H3を意味する式Iの化合物の製造法。 14.請求項8に記載の式IIaの中間体。 15.請求項9に記載の式IIbの中間体。 16.請求項11に記載の式IIIの中間体。 17.請求項12に記載の式IVの中間体。 18.請求項13に記載の式Vの中間体。 19.請求項13に記載の式Xの中間体。 20.請求項13に記載の式XIVの中間体。 21.請求項14−20のいずれかに記載の化合物の、中間体としての使用法。 22.請求項1に記載の式Iの化合物またはその塩の1種類と、少なくとも1種 類の製剤助剤を含有することを特徴とする、有害動物または有害菌類の防除に適 する組成物。 23.昆虫、クモ形綱類または線虫類等の有害動物を防除するために用いられる 、請求項22に記載の組成物。 24.請求項1に記載の式Iの化合物またはその塩の有効量で、有害生物、有害 菌類もしくはその生息圏、またはこれらによる被害から保護されるべき植物、領 域、資材または空間を処理することを特徴とする、有害動物または有害菌類の防 除方法。 25.請求項1に記載の式Iの化合物を、有害動物または有害菌類を防除するた めの組成物を製造するために使用する方法。 26.有害動物または有害菌類を防除するための、請求項1に記載の化合物Iの 使用法。
JP9525488A 1996-02-05 1997-01-31 ピリミジン誘導体、その製造法、中間体、およびこれを含有する組成物 Pending JP2000503650A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19603990.8 1996-02-05
DE19603990 1996-02-05
PCT/EP1997/000423 WO1997029093A1 (de) 1996-02-05 1997-01-31 Pyrimidinderivate, verfahren und zwischenprodukte zu ihrer herstellung und sie enthaltende mittel zur bekämpfung von tierischen schädlingen oder von schadpilzen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000503650A true JP2000503650A (ja) 2000-03-28

Family

ID=7784483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9525488A Pending JP2000503650A (ja) 1996-02-05 1997-01-31 ピリミジン誘導体、その製造法、中間体、およびこれを含有する組成物

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6211190B1 (ja)
EP (1) EP0882025A1 (ja)
JP (1) JP2000503650A (ja)
AU (1) AU1546197A (ja)
WO (1) WO1997029093A1 (ja)
ZA (1) ZA97891B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19804486A1 (de) * 1998-02-05 1999-08-12 Basf Ag 2-(Pyrazolyloxy)-pyridin-3-ylessigsäure- Derivate, sie enthaltende Mittel und ihr
EP1987011A1 (de) * 2006-02-15 2008-11-05 Basf Se 2-substituierte pyrimidine und ihre verwendung als pestizide
US10743535B2 (en) 2017-08-18 2020-08-18 H&K Solutions Llc Insecticide for flight-capable pests

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NZ213630A (en) 1984-10-19 1990-02-26 Ici Plc Acrylic acid derivatives and fungicidal compositions
ES2067570T3 (es) 1988-12-29 1995-04-01 Ciba Geigy Ag Esteres metilicos de acidos aldimino- o cetimino-oxi-ortotolilacrilicos, obtencion de los mismos y fungicidas que los contienen.
DE3917352A1 (de) 1989-05-27 1990-11-29 Basf Ag Neue oximether und diese enthaltende fungizide
US5286750A (en) 1989-10-11 1994-02-15 Basf Aktiengesellschaft Phenylacetic acid derivatives and fungicides containing them
PH11991042549B1 (ja) 1990-06-05 2000-12-04
ATE161007T1 (de) 1990-06-27 1997-12-15 Basf Ag O-benzyl-oximether und diese verbindungen enthaltende pflanzenschutzmittel
NZ242290A (en) 1991-04-15 1994-12-22 Zeneca Ltd Pyridyl and pyrimidinyl substituted oxime-o-benzyl ether derivatives; preparatory processes, fungicidal compositions and an intermediate
DE4116090A1 (de) 1991-05-17 1992-11-19 Basf Ag (alpha)-phenylacrylsaeurederivate, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur bekaempfung von schaedlingen und schadpilzen
DE4131311A1 (de) 1991-09-20 1993-04-01 Basf Ag Dihydropyranderivate und diese enthaltende pflanzenschutzmittel
RU94026277A (ru) * 1993-07-12 1996-05-27 Сандоз АГ (CH) Пиримидиниловые производные акриловой кислоты, способ их получения, способ подавления фитопатогенных грибов, фунгицидное средство
GB9400889D0 (en) 1994-01-18 1994-03-16 Sandoz Ltd Novel compounds
GB9519787D0 (en) * 1995-09-28 1995-11-29 Sandoz Ltd Organic compounds

Also Published As

Publication number Publication date
US6211190B1 (en) 2001-04-03
ZA97891B (en) 1998-08-04
WO1997029093A1 (de) 1997-08-14
EP0882025A1 (de) 1998-12-09
AU1546197A (en) 1997-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6066756A (en) Phenylacetic acid derivatives, preparation thereof and intermediates therefor, and compositions containing them
USRE37873E1 (en) Phenylacetic acid derivatives, preparation thereof and intermediates therefor, and compositions containing them
US5977399A (en) Iminooxymethyleneanilides, preparation thereof and intermediates therefor, and compositions containing them
JPH11509849A (ja) フェニル酢酸誘導体、これを製造するための方法、中間体、およびこれを含有する組成物
AU686304B2 (en) Phenylthio acetic acid derivatives, process and intermediateproducts for their production and agents containing them
RU2170229C2 (ru) Производные 2-иминооксифенилуксусной кислоты и средство, содержащее эти соединения
US6043282A (en) Azinooximethers, processes and intermediate products for manufacturing same, and the uses thereof in combating harmful fungi and pests
US6075049A (en) Phenylcarbamates, processes and intermediate products for their preparation and their use as pesticides and fungicides
JP2000503650A (ja) ピリミジン誘導体、その製造法、中間体、およびこれを含有する組成物
US6509379B1 (en) Phenylacetic acid derivatives, process and intermediate products for their preparation, and their use as fungicides and pesticides
JP2001500516A (ja) ピリジン誘導体、その製造、及び有害菌類及び有害動物の防除へのその使用方法
JPH11512446A (ja) フェニル酢酸、その製造及びそれを含む組成物
US5965587A (en) Pyridylacetic acid derivatives, their preparation, intermediates for their preparation and compositions containing them
US6043197A (en) Pyridylacetic acid derivatives, process and intermediate products for their preparation and their use
US6265613B1 (en) Phenylacetic acid derivatives, process for their preparation and their use as pesticides and fungicides
JP2000503007A (ja) シアノイミノオキシムエーテル、その製造法、これを製造するための中間体、および有害菌類および有害動物を防除するためのその使用法
JP2000506848A (ja) ジフェニルエーテル、その製造法、製造に用いられる中間体、および前記化合物の使用法
KR100372212B1 (ko) 페닐아세트산유도체,이의제조방법및이를함유하는조성물
JP2000505058A (ja) フェニル酢酸誘導体、その製造、その製造用中間体、及びそれからなる組成物
JPH11513397A (ja) オキシアミノオキシムエーテル、その製造、その製造用中間体、及び有害菌類及び有害動物の防除にそれを使用する方法