JP2000501642A - 血液加温装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
流体を制御下で加熱するための装置(10)が提供される。装置(10)は、熱伝導性が高い材料により形成される外表面(36)を有するほぼ細長の加熱コア(16)を有し、加熱コアは、アセンブリがコアの長さの少なくとも一部に沿って表面を覆うように、アセンブリ(14)を滑動的に受容するように円錐台状に形成される。アセンブリ(14)は、コア(16)に沿った上向きのほぼ一方向のシート状の流れのための密封された通路(46)を形成する。制御システム(20)は、流体が通路(46)から流出する前に、変動する流速の下で、流体を過熱することなく所望の温度に加温するように、加熱コア(16)を選択的に作動させる。
Description
【発明の詳細な説明】
血液加温装置
発明の背景
本発明は、一般に、流体加温装置に関する。より詳しくは、輸血処置などのた
めの制御された温度条件の下で全血のような腸管外流体を加温する装置に関する
。
一般に、全血は、血液の質を長期間にわたって保存するために約4℃の温度の
冷蔵条件の下で保管される。血液を患者に注入するときは、血液を人間の体温で
ある約37℃に加温して、低体温症状を起こす可能性、ならびにこれに伴う心室細
動および心臓の収縮の危険を回避することが必要である。一方で、加温プロセス
中に血液の温度を過度に上昇させると、血液は凝固または変敗し得る。
多くの外科処置において、処置中に使用するために加温が必要な血液量は大き
く変動し得る。予測される状態すべてに対して十分な血液量を加温する場合、加
温された血液のすべてが使用されるとは限らず、この結果、血液は一般に再冷蔵
することはできないため、余分の血液が無駄になる。また、事故による犠牲者ま
たは他の緊急事態の場合には、輸血のために多量の血液を加温するのに必要な時
間が重大な要因となり得る。
多量の血液を加熱するためには、血液は保管アセンブリから患者に流入される
とき加温され得る。しかし、必要な流速は多くの外科的条件および手順により異
なる。実際、同じ外科処置中でも、血液の流速は大幅に変動し得る。例えば、処
置中に患者が突然出血すれば、患者への血液流を急激に増やさなければならない
。出血が止まると、血液流は急激に低下させ得る。
従って、流速が大幅に変動する血液のような流体を制御可能に加温して、流体
をほぼ一定の所望の温度で患者に送達するのが可能であることが望ましい。さら
に、流体に上限温度がある場合は、流体を過熱および変敗させることなく加熱を
行うべきである。
さらに、操作が過度に複雑にならず、かつ流体を所望の出口温度まで正確に加
熱し得る制御システムを有する装置を提供することが望ましい。
また、制御システムの機能不全による過度の加温を防ぐための安全対策を取り
込んだ流体を加温するための装置を提供することが望ましい。さらに、流体の加
温中の温度が、オペレータおよび他の参加スタッフに容易に分かるようにされる
べきである。
さらに、デバイス使用時のあらゆる設定および作動管理を簡単にして、誤使用
の可能性を減らす血液加温デバイスを提供することが望ましい。
汚染流体を身体内に注入することで疾患が感染する危険があるため、いかなる
流体加温器も流体を汚染させないことが非常に重要である。血液加温器は、使い
捨てチューブまたはバッグのような使い捨てエレメントを組み込んでいることが
多い。このようなエレメントは、流体が加温器を通って流れるとき流体を完全に
収容する。
任意の使い捨てエレメントは加温器の「使い捨てではない」エレメントとの使
用が容易であることが望ましい。また、使い捨てエレメントが上記に概要した加
温器の1つのエレメントである場合は、エレメントは、加温器の性能を劣化させ
ずに変動する流速を操作することが可能でなければならない。さらに、任意の使
い捨てエレメントは無駄を減らすためにプライミング容量を小さくすべきである
。
従って、本発明の1つの目的は、流体加温のための改良されたデバイスを提供
することである。これに関連する目的は、特に、外科手順中に使用するための全
血のような冷えた腸管外流体を加温するようにされた、改良されたデバイスを提
供することである。
本発明のさらなる目的は、広範囲の流速にわたって血液および他の腸管外流体
をほぼ一定の温度に加温するための、改良された流体加温デバイスを提供するこ
とである。
本発明の別の目的は、操作が便利でオペレータの管理量が最小限で済む改良さ
れた流体加温デバイスを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、最小限の設定時間しか必要としない改良された流
体加温デバイスを提供することである。さらに、設定は効率的且つ安全に行われ
ることが望ましい。
本発明のさらに別の目的は、加温プロセス中に流体と接触するデバイスのエレ
メントが使い捨てである、改良された流体加温デバイスを提供することである。
上記の改良された加温デバイスの使い捨てではないエレメントの作動特性と一
体化するように構成される使い捨てエレメントを提供することもまた本発明の目
的である。これに関連する目的は、上記の改良された加温装置の作動特性を劣化
させることなく、広範囲にわたって変動する流速に適応し得るこのような使い捨
てエレメントを提供することである。
プライミング容量が小さい使い捨てエレメントを提供することも本発明のなお
さらなる目的である。これに関連する目的は、使い捨てエレメントを使い捨てで
はないエレメントに正しく作動可能に取り付けることを容易にすることである。
発明の要旨
従って、流体の流れを加温するための装置が提供される。装置は、広範囲にわ
たる、または変動する流速に対して流体を制御可能に加温する。好ましくは装置
の使い捨てのアセンブリは、この変動する流速に適応する。
装置は、軸を規定するほぼ細長の加熱された心棒を有する加熱基部を含む。心
棒の外表面の少なくとも一部は、熱伝導性が高い材料により形成され、かつ滑動
的にアセンブリを受容するような形状とされ、これにより、心棒はアセンブリを
通って流れる流体を主に伝導によって加熱する。伝導接触は主に心棒とアセンブ
リとの間で行われる。
アセンブリは外側制限体を含む。制限体にはバッグが取り付けられ、そして制
限体の内表面に沿って配備される。バッグは入口および出口を有し、それぞれが
接続管に取り付けられる。バッグは好ましくは、互いに接着された一対の側壁を
含み、流体が入口と出口との間を流れるようにシート状密封通路を形成する。ア
センブリが心棒の周りに配置されると、シート状通路は実質的に心棒の周表面の
周りに延びる。
アセンブリおよび心棒は、アセンブリを心棒に対して位置合わせ(register)し
、これによりバッグを通る通路が所望の構成で形成されるように構成される。よ
り詳しくは、外側制限体の内表面と心棒の外表面とにより側壁が一括および圧迫
さ
れて、入口と出口との間に所望の構成の制限されないシート状の流れが確立され
る。流体は通路を通って流れるときに制御可能に加温される。
さらに、アセンブリおよび心棒は、心棒の表面に沿って所望の流速分布を形成
するように構成される。所望の流速分布は、心棒の表面に沿った熱分布と相互作
用して、流体の温度が上限を超え得る局所的なホットスポットがないように、流
体の加熱を促進させる。
装置はまた、流れている流体への熱入力を制御するシステムを含む。温度セン
サからの入力に依存して、制御システムは熱入力を変動させ、流体のいかなる部
分も過熱することなく、流体を所望の出口温度に加温し得る。好ましくは、制御
システムはまた、熱入力を制御して変動する流速を補正し得る。
図面の簡単な説明
図1は、本発明の流体加温装置の1つの好適な実施形態の、部品を分離させた
透視分解図である。
図1aは、図1の流体加温装置の一部を形成するクランプの透視図である;
図2は、図1の流体加温装置の側断面図である;
図3は、図1の流体加温装置の一部を形成するアセンブリのスタンドオフ部の
拡大断面図である;
図4は、図1の装置の一部を形成する電気系の機能ブロック図である;
図5は、図1の流体加温装置のコントロールパネルの正面図である;
図6は、図1の装置の一部を形成するカフの平面図であり、そして広げた位置
で示す;そして
図7は、図1の装置の一部を形成する取り付け可能なアセンブリの仰角正面図
である。
好適な実施態様の説明
図1を参照して、特に血液の加温用に構成された本発明の流体加温器の1つの
好適な実施形態を、全体として10で示す。加温器10は、全体として12で示す加熱
ユニットを含み、加熱ユニットは、取り付けられたアセンブリまたはアセンブリ
(全体として14で示す)によって形成される密封流路を通って流れる流体を制御
可能に加温する。アセンブリは好ましくは使い捨てかつ取り外し可能である。加
熱ユニット12は加熱コア16を有し、加熱コアは、図4に図式的に示される制御シ
ステム20の一部を収納する基部18に接続される。
図2も参照して、加熱コア16は、アルミニウムなどのような熱伝導性が高い材
料からなる心棒24を有する。シートとして形成され心棒の内表面28と伝導接触す
る加熱器26により心棒24に熱が供給される。内表面28は、好ましくは、心棒24の
高さに延びそして軸34を規定する円筒状空洞部30を形成するように構成される。
加熱器は空洞部の高さの少なくとも一部、好ましくは大部分にわたって延びる。
心棒24の外表面36は、使い捨てアセンブリ14を心棒の周りを覆って取り外し可
能に配置するのが容易となるように形成される。後述するように、アセンブリ14
を心棒24に対して適切に配置することは、加温装置10の最適な性能を得るために
重要である。心棒24の外表面36およびアセンブリ14は、相補的に円錐台形状とな
るように形成される。好ましくは、表面36は垂直基準線43に対して僅かに傾斜を
形成するように構成される。
取り付け可能なアセンブリ
アセンブリ14は、外側制限体40と内側バッグまたはカフ44とを含む。内側バッ
グは、流体が装置10を通って流れている間、ほぼシート状の形状を有する密封通
路46(図6)を形成する。通路46は、流体が加温装置10を通って流れるとき加熱
ユニット12の熱出力が流体のすべてを上限温度を超えずに所望の温度に加温する
ように、独特の形状とすることが重要である。
加温装置10のこの好適な実施形態については、加熱コアの周りにほぼ一定の厚
さを有するシート状の流れを形成することが非常に望ましい。従って、使い捨て
エレメント14と心棒24との間を相対的に正しく位置決めすることが重要である。
制限体が心棒24に対して傾いている場合は、通路46のいくつかの部分の厚さが薄
くなり過ぎ、流れが制約され緩速化される恐れがある。同様に、通路の心棒とは
反対側の部分の厚さが厚くなり過ぎると、流れが速くなり過ぎる恐れがある。
従って、制限体40および心棒24を、通路46のための境界47を確立し、これによ
り、流体が通路を通って流れるときに、通路が心棒24の表面領域の大部分の周り
に均一の隙間または厚さ48を持って形成されるように構成されるのが望ましい。
1つの特定の望ましい構成では、通路46は、心棒24に沿って外側に通路の長さの
大部分にわたって均一の厚さを有するように形成される。制限体40の内表面50が
外側の境界46aを形成し、外表面36の形状を反映する。外表面36が内側の境界47b
を形成し、そして使い捨てアセンブリ14が心棒24に並置されるように適切に位置
決めされると、外表面36と内表面50とが通路の長さの少なくとも一部、好ましく
は大部分にわたって均一の厚さの通路46を形成する。
この好適な実施形態では、約0.2インチの厚さの通路46が確立され、このよう
な通路の厚さにより良好な結果が得られる。他の厚さでも、加温装置10を所望の
パラメータ内で作動させるのに十分な結果が得られると考えられる。
アセンブリ14を適切に位置決めするのに必要な努力を容易にするために、アセ
ンブリと心棒との相対的な角方位には関係なく、アセンブリ14を心棒24の周りに
取り付けるのが好適である。さらに、アセンブリが心棒24に対して回転するのが
望ましい。従って、制限体40の内表面50および心棒24の外表面36の水平方向の断
面はほぼ円形であり、そして互いに同心円となるように整列され、心棒24の長さ
の大部分にわたってこれら種々の断面の中心が軸52を規定する。好ましくは、製
造を容易にするために、軸52および軸34は同一直線上にある。
図6および図7を参照して、カフ44は2枚のシート54を含む。これらのシート
は並列に配置され、そして周辺縁56あたりで互いに密封状態で接着され、進入路
を通る流体の流れのための密封シート状通路46にとっての側壁57を形成する。カ
フ44は、横側縁58が整列されて当接した関係に重ねられるかまたは配置されそし
て円錐台形状を形成するように、構成されそして曲線状に折り畳まれる。これに
より、カフは制限体40内に挿入され、そして制限体40の内表面50の少なくとも一
部を滑らかに覆うことが可能となる。好ましくは、カフ44は、制限体40の高さの
実質的な部分に沿って内表面50(図2)を滑らかに且つ完全に覆う。
図2および図6を参照して、加圧流体がカフ44を通って流れると、流体はシー
ト54を制限体40および心棒24に対して押しつけ、そして通路46は境界47の形状と
なる。制限体40を心棒24に対して位置合わせおよび整列させて、心棒24に沿って
および心棒の周囲に円周状に均一の隙間48を有する通路46を形成するために、一
連のスタンドオフ60(図3)が形成されて制限体から内側に延びる。スタンドオ
フ60は、心棒24の外表面36に接触して、心棒に対して所望の位置でアセンブリを
支持する。
特に図7に示すように、スタンドオフ60による通路46の「締め付け」およびシ
ート状の流れの乱れは最小限である。好ましくは、心棒24に沿って外側の通路46
の長さの少なくとも一部、そしてより望ましくは半分以上にわたって、カフ44内
の通路46の厚さは心棒の周囲に円周状に均一である。また、心棒および制限体40
の対向する境界表面には、通路46の長さの実質的な部分、および好ましくは大部
分にわたって締め付けを行う障害物は全くない。従って、通路46を通って流れる
流体は、心棒24の外表面領域の大部分にわたってほぼシート状の形状で流れる。
この好適な実施形態では、カフ44はスタンドオフ60の上に延びる。スタンドオ
フ60と心棒24とが接触するとカフ44が損傷し得ることが予想される。従って、カ
フ44は、スタンドオフ60と整列する補強窪み64を形成する。窪み64は、窪みの部
分でカフ44の摩耗または穿孔が生じても通路46が破裂しないように形成される。
窪み64は、好ましくは、シート54を合わせて溶融してスタンドオフ60との接触点
の周りに保護シールを形成することにより形成される。
制限体40は、変動する圧力および流速条件の下で通路46を流れる流体により通
路の厚さが実質的に変動しないように、カフ44を支持し得ることが重要である。
さらに、制限体40はカフ44を保護しなければならない。従って、この好適な実施
形態では、制限体40は、好ましくは、軽量の剛性シェル66である。また、保管ス
ペースを減らすために、シェル66は曲げやすく柔軟性であるようにすることも考
慮される。カフ44の側壁の一方が制限体40を形成し得ることもまた考えられる。
通路46に流れる流体は、先ず心棒24の基部68の周りを流れ、次に表面36に沿っ
て心棒の上端70までシート形状内を上向きに流れるように導かれる。流体の入口
74はカフ44の下端部76に形成され、そして出口78は上端部80に形成される。
心棒24は必要であれば熱を入力し、流体を所望の出口温度に加温する。特に、
流体が上限温度を有する場合は、流体の流れ分布が通路内および心棒24の周りで
ほぼ均一であることが所望される。制限体40、カフ44、および心棒24は協働して
、
通路46に流れる流体が先ず心棒24の周りを流れ、次に心棒に沿ってほぼ均一に流
れるシート状の流れを形成するようにされる。
特に流速が高い場合は、通路の幅または隙間厚により、流体が先ず入口74に流
入するとき、流体が心棒24の周りに最初に分布するのが妨げられる。従って、通
路46に、カフ44の下縁88に沿って心棒24を取り巻く入口多岐管部86を形成するこ
とが望ましい。入口多岐管86は、好ましくは、心棒24または制限体40のいずれか
もしくはこれらの両方を形成して、通路46の中間部分またはセクション90に沿っ
た通路の厚さより隙間厚が広い入口多岐管86を形成するようにすることによって
形成される。
この好適な実施形態では、心棒24に半径方向の溝94が形成されて、基部68を規
定する。そして、特に図1に示すように、制限体40と溝とが入口多岐管86の境界
86aを形成する。もしくは、制限体40を、外側に延びる半径方向のリング部(図
示せず)を有するように構成し得る。また、心棒24および制限体40の両方を多岐
管86のための境界86aを形成するように構成し得ることも意図される。
同様の理由により、通路の出口多岐管部98が形成され、好ましくは半径方向の
上部溝100を有する心棒を形成することによって、心棒24を上端70の周りで規定
する。溝100と制限体40とが出口多岐管98の境界98aを形成する。上述のように他
の構成もまた意図される。
入口多岐管86と協働するために、入口74は、流体を入口多岐管の長さ方向に導
くように形成される。同様に、出口78は、通路46から出てくる流体が出口多岐管
98と整列した方向で流出するように形成される。従って、入口74と出口78とは、
制限体40および心棒24の曲線状の対向する表面に対して接線をなすように、そし
て対応する多岐管と整列した方向に流体を導くように形成される。理解され得る
ように、入口74と出口78とは、アセンブリの軸54に対してほぼ垂直の方向に流体
を導くのが好適である。
入口76は、入口管104に接続され、そしてこの管は流入する流体を所望の接線
をなしかつ整列された方向に導く。シート54の周辺縁56は管104のあたりで密封
状態で互いに接着される。応力を解放し、管104を制限体40に固定し且つこれに
向けるために、アセンブリ14は制限体に接続するブラケット106を含む。ブラケ
ット106はまた、所望の方向で制限体40を通り隙間48へと至る管104の通路を提供
する。
出口78は、出口多岐管98と整列している出口管105に接続され、多岐管98に沿
って流れる流体はこの管に導かれる。シート54の周辺縁56は、管105のあたりで
互いに密封状態で接着される。応力を解放し、管105を制限体40に固定し且つこ
れに向けるために、アセンブリ14は制限体に接続する上部ブラケット107を含む
。ブラケット107はまた、所望の方向で制限体40を通り隙間48へと至る管104の通
路を提供する。
カフ44は、タブ102(制限体40の縁に沿ってまたは縁に隣接して形成される)
に取り付けられ、そしてカフを内表面50に沿って層状形状に維持する一連の外側
耳部101と共に形成され得る。
アセンブリ14が心棒24に配置され、そして加圧流体が通路46を通って流れると
、心棒およびアセンブリには対抗する水圧の力がシート54によって加えられる。
制限体40の水平方向の断面はほぼ円形であるため、制限体に加えられる力はほぼ
半径方向に外向きであり、そして心棒24の周囲に沿って等しく均衡が保たれる。
次に制限体40の輪の強さにより、加熱ユニット12と使い捨てアセンブリ14との間
に締め付けメカニズムまたは補強接続点を必要とせずに、上記の力がうち消され
る。
互いに反対方向の水圧の力により、カフ44の側壁54が押されて心棒24と接触し
、これによりカフ44と心棒との間に良好な伝導接触が確立される。
また、アセンブリ14の心棒24に対する適切な配置を容易にするために、シェル
44に下部エプロン108を形成し、心棒24の半径方向のボス110と隣接することによ
り接触させて、そしてシェルと心棒とを垂直方向に整列させる。原理的にはスタ
ンドオフ60がアセンブリ14を基部18に対して整列させると考えられるが、エプロ
ン108とボス110とが下縁で接触することにより、ユーザが不注意にアセンブリを
心棒24に詰まらせるのを防ぐ働きをする。
図3および図7を参照して、スタンドオフ60は、好ましくは制限体40と一体に
形成され、ほぼ細長で楔形状であり、そして心棒24に接触する先端114を形成す
る。スタンドオフ60の高さ「h」は、隙間48(図2)の所望の厚さに対応する。
スタンドオフ60は、制限体40が心棒24に対して適切に配置されるとスタンドオフ
が心棒に接触し隙間を確立するように、選択的に配置される。好ましくは、スタ
ンドオフ64は、水平方向に整列された2つのセット、すなわち、心棒24の上端に
近い上部セット64aと心棒の下端に近い下部セット64bとを形成するように整列さ
れる。各セット64aおよび64bは、好ましくは、周部に沿って角度的に等しく間隔
を開けて配置される。
図1および図1aを参照して、アセンブリ14を加熱ユニット12にロックする一方
で、アセンブリの取り外しをなお可能にするために、加熱ユニットは、心棒24に
極めて近い位置の基部18の上表面117から上向きに延びるクランプ116を含む。ク
ランプ116は、制限体40の下端に形成された外側に延びる耳部118と整合する。カ
ップ14をユニット12にロックするためには、下部エプロン108がボス110に接触し
そしてスタンドオフ60が心棒24に接触するまで、使い捨てアセンブリ14を心棒24
の周りに滑動させて配置する。次に、耳部118がクランプ116の下でロックされる
までカップ14を回転させる。図1aを参照して、ロックされたことを示すために、
およびロック解除に対して僅かに抵抗を示すことにより不注意なロック解除の可
能性を減らすために、クランプの上部エレメント122の下面に沿ってノッチ120が
形成される。アセンブリ14が基部18と適切に整列されそして基部にロックされる
と、ノッチ120は耳部118を収容するように構成される。
加熱ユニット
図2および図7を参照して、作動中、加温すべき流体は入口管104を通りそし
てカフ44へと、そして加熱された心棒24に沿って上向きに流れる。流体は通路46
の下部46aで最も冷たく、そして流体を過熱する可能性は出口78近くで最も大き
いため、加熱器26は、心棒24の長さに沿って変動しそして低下する熱出力を生成
するように構成されるのが好適である。図2を参照して、この好適な実施形態で
は、加熱シート26は、加熱シート26の熱出力が5つの横方向のバンド124に分割
されるように構成される。各バンドは均一の熱出力密度であり、そしてバンドの
熱出力密度は所望の割合だけ互いに異なる。コア16の下端に沿って配置される下
部横方向バンド124aは、上端の上部横方向バンド124bより出力が大きく、中間の
バンド124c〜124eでは熱出力が次第に大きくなる。
加熱シート26は、上部バンド124bの熱出力密度が下部バンド124aの熱出力密度
の約20%であるように構成され得る。下部バンドの約75%の熱出力密度を有する下
部中間バンド124c、下部バンド124aの約50%の熱出力密度を有する中間バンド124
d、および下部バンドの約30%の熱出力密度を有する中間バンド124eを形成するこ
とにより、良好な結果が生じることが分かった。また、他の熱出力分布を有する
加熱コア16を提供しても十分な結果が生じ得ることも予想される。
また図4を参照して、流体の加熱を制御し得るように流体の温度を感知するた
めに、装置10は、心棒24の上端に極めて近い位置に配置される、少なくとも1つ
、好ましくは複数の温度感知デバイス130を含む。また、装置10は、心棒24の下
端に極めて近い位置に配置される少なくとも1つ、および複数の温度感知デバイ
ス132を含む。好ましくは、デバイス130および132は、心棒24の各端に配置され
る。良好な温度感知範囲および安全性を提供するために、上部および下部感知デ
バイス130、132は共に、好ましくは、2つの個別の温度感知デバイスを含み、そ
のペアのデバイスそれぞれが心棒24の反対側すなわち180°離れて配置される。
また、下部デバイス132は上部デバイス130と垂直方向に整列されるのが好適であ
る。安全かつ信頼性のあるシステムを提供するためには、温度感知デバイス130
および132はサーミスターである。他のタイプの温度感知デバイスもまた用いら
れ得る。
制御システム
図4を参照して、制御システム20は特に、流速が広範囲に変動する条件下で流
体が使い捨てアセンブリ14(図1)を通って流れるときに、流体を過熱せずに所
望の温度に安全に加熱するように、加熱コア16の作動を制御するのに適している
。典型的には、システム20への入力は、上部温度感知デバイス130aおよび130b、
ならびに下部温度感知デバイス132aおよび132bからの信号出力である。上部温度
感知デバイス130aおよび130bの信号出力は、それぞれ回路204aおよび204bによっ
て増幅される。同様に、下部温度感知デバイス132aおよび132bの信号出力は、回
路206aおよび206bによって増幅される。
上部温度感知デバイス130aおよび230bの両方が適切に機能していることを確証
するためには、上部感知デバイスからの増幅された出力のそれぞれ1つが、第1
比較回路208に供給される。回路208は、感知デバイス130aおよび130bによって感
知されている2つの温度の差を決定する。次に、この差が回路210によって予め
決定したアラーム値ΔT1、好ましくは10℃と比較される。感知デバイス130aお
よび130bによって感知されている2つの温度の差がΔT1に少なくとも等しいか
またはこれより大きい場合は、上部温度感知デバイス130a、130bが機能不全であ
るかもしれないことが示され、そして第1アラーム信号がORスイッチ212に出力
される。
下部温度感知デバイス132aおよび132bの両方が適切に機能していることを確証
するためには、下部感知デバイス132aおよび132bからの増幅された出力のそれぞ
れ1つが第2比較回路216に供給される。回路216は、感知デバイス132aおよび13
2bによって感知されている2つの温度の差を決定する。次に、この差が回路218
によって予め決定したアラーム値ΔT2、好ましくは10℃と比較される。感知デ
バイス132aおよび132bによって感知されている2つの温度の差がΔT2に少なく
とも等しいかこれより大きい場合は、下部温度感知デバイス132a、132bが機能不
全であるかもしれないことが示され、第2アラーム信号がORスイッチ212に出力
される。
図1を少し参照すると、流体がカップ14(図1)を通って流れているときに流
体が過熱した場合にこれを知らせるため、制御システム20は心棒24の温度を監視
し、そして予め決定した上限温度TU1に少なくとも等しいかまたはこれを超える
とアラームを発し、過熱器コア16への電力供給を遮断する。詳しくは、上部感知
デバイス130aおよび130bのそれぞれからの第2増幅出力が、個別の対応する第3
比較回路220に供給される。第3比較回路220のそれぞれは、感知された入力温度
を上限温度TU1と比較する。第3比較回路220の一方が、感知された入力温度が
上限アラーム温度TU1より大きいと決定すると、この回路から第3アラーム信号
がORスイッチ212に出力される。加温されている流体が血液などの場合は、TU1
は好ましくは42°である。
同様に、下部感知デバイス132aおよび132bのそれぞれからの第2増幅出力が対
応する個別の第4比較回路224に供給される。第4比較回路224は、入力信号を予
め決定したアラーム温度TU2と比較する。TU2は好ましくはTU1に等しい。回
路224の一方が、感知されている高い方の温度がTU2に少なくとも等しいかまた
はこれより高いと決定すると、この回路は第4アラーム信号をORスイッチ212に
出力する。
従って、制御システム20は、温度感知デバイスによって供給される表示された
温度を使用して、上部感知デバイス130aおよび130bの一方が不適切に作動してい
るかどうか、ならびに下部感知デバイス132aおよび132bの一方が不適切に作動し
ているかどうかを決定し、そして感知デバイスが適切に作動していないと決定す
るとアラーム信号を生成することが分かり得る。また、制御システム20は、上部
感知デバイス130aおよび130bのいずれか一方、または下部感知デバイス132aおよ
び132bのいずれか一方が、それぞれの予め決定したアラーム温度に少なくとも等
しいかまたはこれより高い温度を感知しているかどうかを決定し、そしてアラー
ム温度に等しいかまたはこれを超える場合はアラーム信号を生成する。
制御システム20はまた、加熱シート26に供給されている電力を監視する電圧モ
ニタ回路230、および制御システムを構成する構成エレメントを含む。電圧モニ
タ230は、故障状態が決定されると、第5アラーム信号をORスイッチ212に出力す
る。
ORスイッチ212が、回路210、回路218、回路220、回路224、または回路230から
それぞれ第1、第2、第3、第4、または第5アラーム信号を受けると、信号が
アラーム回路232に伝送される。アラーム回路232の一方は、健康管理提供者に故
障状態であることを知らせる少なくとも1つの可聴アラーム234を活性化させる
。第2のアラーム回路232は、バックライトまたは表示パネル238の数字を点滅さ
せるなどの作用によって、供給される可視アラームを発動し得る。アラーム234
を活性化することに加えて、ORスイッチ212からの出力はまた、加熱コア16で加
熱シート26(図2)に供給されている電力をオフにする遮断中継器240を活性化
するために送られ得る。この好適な実施形態では、遮断中継器240は、アラーム
状態がもはや存在しなくなると、ユニットをオフおよびオンにすることによって
、オンに切り替えられ得る。
また図1を参照して、制御システム20は、上部温度感知デバイス130aおよび13
0b、ならびに下部温度感知デバイス132aおよび132bの少なくとも1つによって感
知される温度に少なくとも部分的に依存して流体の加熱を作動可能に制御する。
流体が装置10を流れるときの流体の温度は、典型的には、流体が心棒24の上端70
の近くにあるときに最も高い。従って、この好適な実施形態では、制御システム
20は、上部温度感知デバイス130aおよび130bによって感知される最高温度に少な
くとも部分的に依存してコア16の加熱を制御する。この作動プロセスでは、上部
温度センサ130a、130bのそれぞれからの増幅出力は第5比較回路244に供給され
る。第5回路244は、2つの温度入力のうちの高い方を第1演算回路246に出力す
る。演算回路246は、入力温度をセットポイント温度TSPと比較し、そして加熱
器26のための所望の電力量を決定する際に、その差を予め決定した期間にわたっ
て平均化する。セットポイント温度入力は、装置10に存在する流体の所望の温度
TSPに設定される調整可能セットポイント回路252によって供給される。所望の
温度TSPの設定は典型的には製造中に行われる。
第5回路244からの出力もまた表示パネル236に送られ、装置10のユーザに表示
される。
制御システム20はまた、好ましくは、装置10を通る流体の流速の感知された変
化を補償するために加熱ユニット12の熱出力を調整するように構成される。この
ような調整は、加熱ユニット12の熱出力が主に上端70周りの流体の感知された温
度によって制御される場合に有益である。例えば、加温装置10が流体の所定の流
速に対して定常状態の熱出力および温度制御を達成し得る。他に制御が全く行わ
れていなければ、流速が突然変化しても、上部センサ130が上端70の温度の変化
を検出するまでは加熱ユニット12の熱出力は変動しない。
例えば、一定の熱供給を維持しているとき血液の流速が突然上昇すると、装置
10を出てくる血液の温度は低下する。後述するように、次にユニット12の熱出力
が増加する可能性があるが、この増加は、カフ44の出口またはその近くの血液を
所望の温度に加温するのに時間的に間に合うとも、または十分であるとも思われ
ない。従って、流速の変化を可能な限り速く、かつ、この好適な実施形態では入
口74に極めて近い位置で感知するのが望ましい。
この好適な実施形態では、流速の変化は、流体が最初にカフ44に流入する通路
46の下端76に極めて近い位置で心棒24の温度の変化を監視することによって検出
され得る。加熱ユニット12が比較的一定の熱出力を提供し、そして流入流体が低
温である場合、流体の流れの実質的な変化は、概して、下部温度感知デバイス13
2aおよび132bによって感知される心棒24の下端の温度の変化に反映される。例え
ば、通路46への流体の流れが実質的に増加することにより、概して、心棒の下端
がかなり急速に冷却される。従って、加熱コア16の熱出力を増加させるべきであ
る。反対に、通路46への流体の流れが実質的に低下すると、概して、心棒24の下
端がかなり急速に加熱される。従って、加熱コア16の熱出力を減少させるべきで
ある。
回路224を増幅する下部温度センサのそれぞれからの出力は、第6比較回路248
に供給される。第6比較回路248からの出力は、下部温度感知デバイス132aおよ
び132bによって感知されている高い方の温度を表し、そして演算比較回路246へ
の第2入力を生成する微分回路250に供給される。微分回路250によって生成され
る第2入力は、下部温度感知デバイス132aおよび132bによって感知されている温
度の変化の割合に少なくとも部分的に依存して変動する。
演算回路246は、微分回路250、および感知された温度とセットポイント温度TSP
との間の平均差異に基づく電力決定からの入力を合算し、そして信号を電力調
整回路254に出力する。好ましくは、電力調整回路254はパルス幅変調器などであ
るが、他の適切な調整回路も意図される。電力調整回路254からの出力は、接合
器256への第1の入力として供給される。
制御システム20はまた、主に装置10から流出する流体が過熱し、そしてこの結
果アラーム回路232が活性化することを防ぐようにされた安全対策を含む。安全
対策は、上部温度感知デバイス130aおよび130b、ならびに下部温度感知デバイス
132aおよび132bのいずれか1つがトリガー温度TTを感知したときに、加熱コア1
6への電力を遮断するプロセスを含む。トリガー温度は、好ましくはセットポイ
ント温度TSPとアラーム温度TU1およびTU2との間である。この好適な実施形態
では、トリガー温度TTは、制御システム20によってセットポイント温度TSPプ
ラス1℃に等しくなるように設定される。感知された温度がトリガー温度TTよ
り低くなると、電力が再び供給される。上部温度感知デバイス130aおよび130bに
よって感知される温度の高い方である第3比較回路244からの出力が、この温
度をトリガー温度TTと比較する第1セットポイント比較回路258に供給される。
温度がトリガー温度TTに少なくとも等しいかこれを超える場合は、これを示す
出力が接合器256に第2入力として供給される。
同様に、下部温度感知デバイス132aおよび132bによって感知される温度のうち
の高い方を示す第6比較回路248からの出力が、この温度を第2トリガー温度TT 2
と比較する第2セットポイント比較回路262に供給される。第2トリガー温度は
、好ましくは第1トリガー温度と同じである(もっとも、これらのトリガー温度
は変動し得ることが考えられる)。示された温度が第2トリガー温度に少なくと
も等しいかまたはこれを超える場合は、これを示す出力が接合器256に第3入力
として供給される。
接合器256が第1セットポイント比較回路258からの出力または第2セットポイ
ントインジケータ回路262からの出力を受け取らない場合は、接合器254は、電力
調整回路254によって供給される第1入力を、スイッチ回路264、好ましくはゼロ
交差定常中継器などに伝送する。スイッチ回路264は、加熱器26に供給されてい
る電力を選択的に制御して、これにより、十分な熱が加熱器によって出力され、
装置を通って流れる流体を所望の出口温度またはセットポイント温度に加温する
。
しかし、セットポイント比較回路258、262のいずれかからの出力が、電力調整
出力254からの出力に優先し、このためスイッチ回路264が加熱器26への電力を遮
断する。感知される最高温度がトリガー温度TT1、TT2の両方より低くなると、
電力調整回路254の制御が回復する。
この好適な実施形態では、加温器10の制御ロジックは回路エレメントの新規の
構成を用いることによって達成されるが、加熱器26の出力を制御して流体を制御
可能に加熱する他の方法もまた意図される。マイクロプロセッサおよび適切なプ
ログラミングを用いることによって制御を実現することもまた構想される。この
ようなプログラミングは、揮発性または非揮発性のメモリもしくは多種類のメモ
リの組み合わせで配置され得る。さらに、プログラムの一部を異なるメモリユニ
ット内に格納し、これらのいくつかを取り外し可能にして、遠隔操作でプログラ
ミングするか、または異なる流体のために、加温器10の作動特性を容易に構成し
得るようにしてもよい。
制御パネル
図1および図2を参照して、基部18はほぼ立方体の形状に形成される。基部18
の前面122は、ディスプレイ238を見ることのできるビュー開口部140を形成する
。ラッチドア142が基部18の一部を形成し、そしてヒンジによって前面140に取り
付けられる。図4と関連させて図5を参照すると、ラッチドア142は、全体とし
て参照番号144で示される制御パネルの保護用カバーを提供する。制御パネル144
は、技術者が装置10の制御システム20についての試験を行うための簡単な手段を
提供する。制御パネルには、上部温度センサ130aおよび130b、ならびに下部温度
センサ132aおよび132bのための試験を行うボタンスイッチ146が含まれる。ボタ
ンスイッチ146に関連して、複数の試験条件のうちの1つを選択的に選ぶスイッ
チ148が配置される。ボタンスイッチ146のうちの1つを押すことによって、それ
ぞれの温度感知デバイスにシミュレートされた故障状態が生成され、そしてこの
結果、アラーム回路232を始動させる(すなわちアラーム状態となる)。さらに
、ライト150が点灯して、ボタンスイッチ146が押されたことを示す。
特定の試験条件はスイッチ148の位置に依存する。第1の位置では、ボタンス
イッチ146のうちの1つを押すことによりセンサの故障がシミュレートされ、こ
れによりアラーム回路232が活性化され、遮断中継器240を活性化させる。遮断中
継器240は、リセットスイッチ154によってリセットされ得る。リセットスイッチ
154が押されると、関連するLEDインジケータライト156が点灯し、中継器240はリ
セットされ、そしてインジケータライト150は消灯する。
スイッチ148を第2の位置に設定し、そしてスイッチ146のうちの1つを押すこ
とによって、電位差計158を用いて過温度条件がシミュレートされ得る。電位差
計を調整しながら、技術者はディスプレイ238を見ればよい。そして制御システ
ム20が適切に働いている場合は、ディスプレイに示される温度がアラーム温度を
超えるとアラーム回路232が活性化する。遮断中継器が活性化され、そしてイン
ジケータライト150が点灯する。リセットスイッチ154を押すと回路はリセットさ
れる。
さらに、制御システム20は、ディスプレイ238が適切に較正されているかどう
かを決定するための手段160を含む。詳しくは、ディスプレイ238の較正を確証す
るための手段は、関連するライト162を有する予め決定した基準電圧回路161であ
る。温度セットポイント較正手段はまた、調整可能セットポイント回路152およ
び関連するライト164を含む。
加温装置10を、正常作動、ディスプレイ較正、または温度セットポイント調整
のいずれかのための適切なモードに設定するためには、好ましくは、3位置回転
スイッチ166が用いられる。これらの試験のうちの1つを行うためには、モード
セレクタスイッチ166を適切な位置まで回転させ、そして技術者はディスプレイ
に示された温度を見る。ライト162または164は、どちらの試験が行われているか
を示すためにも点灯される。ディスプレイ較正試験が行われている場合は、ディ
スプレイは予め決定した試験電圧に対応する温度を示すはずである。例えば、試
験電圧は50℃に対応し得るため、ディスプレイは、適切に機能している場合は、
その温度を示すはずである。セットポイント試験が行われている場合は、ディス
プレイはセットポイントの温度を示すはずである。スイッチ166の第3の位置で
は、加熱ユニット12は正常作動に置かれ、そしてインジケータライト152、154の
いずれももはや点灯しない。
制御パネル144はまた、制御回路の試験に関連するスイッチ168、および下部セ
ンサライト170の変化の割合に依存して熱出力を調整する回路を試験するための
スイッチ174を含む。これらのスイッチ168、174のいずれかを押すことにより、
対応するライト176もまた点灯し、アラーム回路232が活性化し、そして遮断中継
器240が遮断される。リセットスイッチ154を押すことによって、アラーム232お
よび遮断中継器240はリセットされ、そして点灯しているライト176は消灯され得
る。
つまり、種々のアラーム条件および視覚ディスプレイが、試験スイッチを利用
することによって技術者によってチェックされ得る。各試験を行うと、対応する
表示ライトが点灯する。従って、すべての試験が完了し、そして回路が適切にリ
セットされると、すべてのライトが消灯する。
試験が完了すると、ドア142が閉鎖されそしてロックされて、装置10の後のユ
ーザが接触するのを防止する。装置10の適切な作動を確実に得るための一助とし
て、後のユーザはオンオフスイッチ179(図1)に限定される。後の使用で「不
法妨害」アラーム条件が発生する場合は、制御システム20は、オンオフスイッチ
179で装置10をオフにし次にオンに戻すことによってリセットされ得る。このよ
うな操作の後もアラーム表示が続く場合は、装置10が機能不全であることを示し
ていると考えられる。
図1に戻って、この好適な実施形態での基部18はまた、血液などを患者に投与
している間に通常使用されるバブルトラップ(図示せず)を保持するための摩擦
フィットホルダー180を含む。装置10はまた、環境保護のために加熱コア16の先
端周りにはめ込まれるカバー182を含む。
据え付けについては、装置10は、基部18に取り付けられたクランプ184を含む
。クランプは装置をロッド186に締め付ける。クランプ180はまた、装置10をロッ
ド186から容易に取り外し可能にする。ロッド186は、通常は垂直方向に配置され
るが、装置10の作動特性により、装置はいかなる方向でも作動し得る。
作動の際、アセンブリ14は、スタンドオフ60が心棒24の外表面36に接触するま
で心棒24の周りに滑動的に挿入される。スタンドオフ60と外表面36との間の接触
により、制限体40が表面36の中心と合わせされ、表面36の表面領域の大部分にわ
たって制限体と表面との間に均一な隙間または厚さ48(図2)を有する通路46が
確立される。また、下部の半径方向の溝94および上部の溝100における制限体40
と心棒24との間のより広い空間が、通路の入口多岐管部86の境界86aと出口多岐
管部98の境界98aとを形成する。
制限体40の下部エプロン108は心棒のボス110に接触する。次にアセンブリ14は
、耳部118がクランプ116に形成されたノッチ120(図1a)の下にかちっとはめ込
まれるまで、加熱ユニット12に対して回転される。
次に流体が、入口管104を通って流れることによりカフ44に流入する。管104は
、流体がカフ44に入ったときに流体が心棒24の表面36に対して接線の方向にかつ
多岐管86の長さに沿って導かれるように、流体を導く。流体が通路46に流入する
と、通路から空気が追い出され、装置10をプライミングする。
流体が最初に通路46に入るとき、流体は心棒24の周部を規定する入口多岐管86
を満たす。次に流体はシート状の流れとなって心棒24の長さに沿って流れる。次
に、流体は、加熱コア16周りに上向きにほぼ一方向の規制されない垂直の流れと
なって流れている間に加熱される。装置10が活性化されると、制御システム20(
図4)は、流れている流体への熱入力を制御して、これにより流体が通路46から
流出する前に流体を所望の温度に加温する。
流体の圧力により、側部シート54の内側壁57を心棒24に向かって押す内向きの
半径方向の力、およびこれと反作用するシート54の外側壁57を制限体40に向かっ
て押す外向きの半径方向の力が形成される。外向きの力は制限体40の周部に沿っ
て均等に分布され、心棒24上での制限体の中心合わせが促進され、そして隙間48
および通路46は、加熱コア16周りにほぼ一定の厚さを有する。通路46が一定の厚
さであることにより、流体の均等な加熱が促進されて、ホットスポットの形成が
防止される。また、側部シート54の内部を加熱コア16に向かって押すことにより
、流体への熱転移が促進される。
次に加熱された流体は出口多岐管98に集められ、そして、多岐管の長さ方向と
整列されかつ心棒24の表面36に対してほぼ接線方向に出口管105を介して多岐管
から出ていく。
上部管80がバブルトラップ(図示せず)を含む投与セットに接続される場合は
、バブルトラップはクランプ180に取り付けられ得る。
医療処置が加温血液をもはや必要としない時点に達すると、加熱ユニット12は
遮断され、次に、耳部118がクランプ116内に形成されたノッチ120の下部から外
れるまで、アセンブリ14を加熱ユニット12に対して回転させる。次にアセンブリ
14を心棒24から上方向に滑動的に取り外し、そして適切な方法で処分し得る。
上記の作動についての記述から分かり得るように、加温装置10の設定および作
動はかなり単純であり、そして作動の管理量は少ない。一般には、設定は、使い
捨てアセンブリ14を加熱ユニット12の上に滑動的にかちっとはめ込むことを含む
。オンオフスイッチ179を押すことにより、アセンブリ10が活性化される。管理
は、アラームを観察すること、および表示温度を監視することを含む。
血液加温装置の特定の実施形態を図示および記述したが、その幅広い局面にお
いておよび以下の請求の範囲に示すように、本発明から逸脱することなく変更お
よび改変が行われ得ることは、当業者によって理解され得る。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 コリンズ,ジョン エム.
オーストラリア国 ニューサウスウェール
ズ 2074,ノースプラムラ,ストーンクロ
ープ ロード 24
(72)発明者 フォルニ,ロナルド ジェイ.
アメリカ合衆国 マサチューセッツ
01460,リトルトン,クリケット レーン
4
(72)発明者 リード,マイケル エイ.
アメリカ合衆国 マサチューセッツ
01824―4641,チェルムスフォード,コン
コルド ロード 135
(72)発明者 デ カストロ,ホセ タデオ
アメリカ合衆国 マサチューセッツ
02161,ニュートン,ウォルドルフ ロー
ド 46
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.アセンブリを通る流体の流れを加温するための装置であって、該アセンブリ は入口と出口とを有し、かつ該アセンブリを通る流体の流れのための通路を形成 し、該装置は: 熱伝導性が高い材料により形成される外表面を有するほぼ細長の心棒であって 、該アセンブリが該心棒の長さの少なくとも一部に沿って該表面を覆うように該 アセンブリを滑動的に受容するように成形された心棒; 該表面と伝導接触する選択的に制御される加熱器、該加熱器に作動可能に接続 され、そして該アセンブリが該心棒の周りに配置されると該アセンブリの該入口 に極めて近い該表面上の位置で該心棒の温度を感知する少なくとも1つの第1温 度センサと、該第1温度センサによって感知される温度の変化率に少なくとも部 分的に依存して該加熱器の熱出力を調整するための手段とを含む制御回路; を備えた装置。 2.前記制御システムが、前記アセンブリの出口に極めて近い位置で前記心棒の 温度を感知する少なくとも1つの第2センサと、該第2センサによって感知され る温度に少なくとも部分的に基づいて前記熱出力を調整するための手段とをさら に含む、請求項1に記載の装置。 3.前記制御システムが、複数の第2センサと、該第2温度センサによって感知 されている温度の差を予め決定した値と比較する手段とを含む、請求項2に記載 の装置。 4.前記制御システムが、複数の第1温度センサと、該第1温度センサによって 感知されている温度の差を予め決定した値と比較する手段とを含む、請求項1に 記載の装置。 5.アセンブリを通る流体の流れを加温するための装置であって、該アセンブリ は入口と出口とを有し、かつ該アセンブリを通る流体の流れのための通路を形成 し、該装置は: 熱伝導性が高い材料により形成される外表面を有するほぼ細長の心棒であって 、該アセンブリが該心棒の長さの少なくとも一部に沿って該表面を覆うように該 アセンブリを滑動的に受容するに成形された心棒; 該表面と伝導接触する選択的に制御される加熱器;および 該加熱器に作動可能に接続され、そして該表面上の位置で温度を感知する少な くとも1つの第1温度センサと、該第1温度センサによって感知された温度に少 なくとも部分的に基づいて該加熱器の出力を変動させるための手段とを含み、該 変動させる手段は、該熱出力を変動させて該感知された温度に少なくとも部分的 に依存して所望の温度を得るための第1の手段と、該感知された温度が上限温度 に等しいかまたは該上限温度より高いかの少なくとも1つの場合に該加熱器への 電力を遮断するための第2の手段とを含む、制御回路と、 を備えた装置。 6.前記変動させる手段が、前記感知された温度がアラーム温度に等しいかまた は該アラーム温度より高いかの少なくとも1つの場合にアラームを表示するため の第3の手段を含み、該アラーム温度は前記上限温度より高い、請求項5に記載 の装置。 7.前記第1温度センサが、前記アセンブリが前記心棒の周りに配置されると該 アセンブリの前記入口に極めて隣接する前記表面上の位置で温度を感知するよう に配置され、前記制御システムは、該アセンブリが該心棒の周りに配置されると 該アセンブリの前記出口に極めて隣接する該表面上の位置で温度を感知するよう に配置される少なくとも1つの第2センサを含む、請求項5に記載の装置。 8.前記変動させる手段が、前記第2温度センサによって感知される温度の変化 率に少なくとも部分的に依存して前記熱出力を調整するための手段を含む、請求 項7に記載の装置。 9.流体の流れを加温するための装置であって、該装置は以下: ほぼ円錐台形に成形され、かつ長軸を規定するアセンブリであって、該アセン ブリは、入口および出口と、流体のための該入口から該出口への密封された通路 とを形成し、該入口は該アセンブリの一端の近くに位置し、該出口は該アセンブ リの他端の近くに位置し、該アセンブリは該通路の外側の境界を規定する外側制 限体を含む、アセンブリと、 長軸を規定するほぼ細長の加熱された心棒であって、該心棒は、少なくとも一 部が熱伝導性が高い材料により形成される外表面を有し、該アセンブリが該心棒 の長さの少なくとも一部に沿って該表面を覆うように該アセンブリを滑動的に受 容するように成形された心棒であって、該外表面は該通路の内側の境界を規定し 、該アセンブリと該心棒の該外表面とは、該アセンブリが該心棒に対して所望の 位置に配置されると該通路の長さの少なくとも一部にわたってほぼ一定の厚さを 有する該通路を形成するように構成される、心棒と、 を備えた装置。 10.前記アセンブリが、前記通路のための内壁を形成する柔軟な側壁を含む、請 求項9に記載の装置。 11.前記アセンブリが、前記通路を密封状態で形成するバッグを含む、請求項10 に記載の装置。 12.前記アセンブリが前記心棒に整合し、かつ該アセンブリを前記所望の相対位 置に配置するように構成される、請求項9に記載の装置。 13.前記アセンブリが、前記心棒に整合し、かつ前記所望の相対位置を確保する ために前記制限体に取り付けられる手段を含む、請求項12に記載の装置。 14.前記制限体および前記心棒の少なくとも一方が、前記通路の入口多岐管部と 第2の部分とを形成するように構成され、該入口多岐管は該第2の部分の厚さよ り厚い厚さを有し、該第2の部分は前記心棒に沿って該通路の長さの大部分に延 長する、請求項9に記載の装置。 15.前記入口多岐管が、前記心棒の周囲に延長するように構成される、請求項14 に記載の装置。 16.前記心棒が、前記入口多岐管を規定する半径方向の溝を含む、請求項14に記 載の装置。 17.前記アセンブリが、流体の入口流れを前記入口多岐管に沿って導くように構 成される、請求項14に記載の装置。 18.前記アセンブリが、血液の入口の流れを前記入口多岐管に沿って導くための 手段を含む、請求項14に記載の装置。 19.前記制限体および前記心棒が、前記通路の長さの大部分にわたってほぼ均一 な厚さを有する該通路を形成するように構成される、請求項9に記載の装置。 20.前記制限体の前記内表面は円錐台形状であり、前記通路の長さの大部分にわ たって該通路を締め付け得る形状がない、請求項9に記載の装置。 21.前記アセンブリが、血液の流入を、前記心棒の前記外表面に対して接線方向 で、かつ該心棒によって規定される長軸に対してほぼ垂直方向に、前記入口多岐 管へと導くように構成される、請求項14に記載の装置。 22.前記制限体および前記心棒の少なくとも一つが、前記通路の出口多岐管部を 形成するように構成され、該出口多岐管は、該心棒に沿って該通路の長さの大部 分にわたって延長する該通路の部分の厚さより厚い厚さを有する、請求項9に記 載の装置。 23.前記出口多岐管が、前記心棒の端に極めて近い位置で該心棒の周囲に延長す るように構成される、請求項22に記載の装置。 24.前記心棒が、前記出口多岐管の一部を規定する半径方向の溝を含む、請求項 22に記載の装置。 25.前記アセンブリが、前記通路からの流体の出口の流れを前記出口多岐管とほ ぼ整列する方向に導くように構成される、請求項22に記載の装置。 26.前記アセンブリが、血液の流出を、前記心棒の外表面に対して接線方向で、 かつ該心棒によって規定される長軸に対してほぼ垂直方向に前記入口多岐管から 出るように導くように構成される、請求項22に記載の装置。 27.加熱心棒と該心棒の周りに配置されるアセンブリとを有する流体加温加熱器 の熱出力を調整するための方法であって、該アセンブリは、該加熱器を通る流体 の流れのための密封された通路を提供し、該方法は、以下の工程: 目標温度を選択する工程; 該心棒の第1の位置で第1の温度を測定する工程; 該心棒の第2の位置で第2の温度を測定する工程;および 該目標温度と該第1の温度との差と、該第2の温度の変化率との両方に依存し て該心棒の熱出力を調整する工程; を包含することを特徴とする、方法。 28.前記調整する工程が、前記心棒と伝導接触する加熱エレメントに供給される 電力を変動する工程: 前記目標温度より高い上限温度を選択する工程; 前記第1の温度と前記第2の温度のうちの少なくとも一方を該上限温度と比較 する工程;および 該第1の温度と該第2の温度との少なくとも一方が該上限温度に等しいかまた は該上限温度より高いかの少なくとも1つの場合に、該加熱エレメントへの電力 を遮断する工程; をさらに包含する、請求項27に記載の方法。 29.アラーム温度を選択する工程; 前記第1の温度と前記第2の温度との少なくとも一方を該アラーム温度と比較 する工程;および 該第1の温度と該第2の温度との該少なくとも一方が該アラーム温度に等しい かまたは該アラーム温度より高いかの少なくとも1つの場合に、アラームを発す る工程をさらに包含する、 請求項28に記載の方法。 30.前記心棒の第3の位置で第3の温度を測定する工程; 該第3の温度を前記第1の温度と前記第2の温度との少なくとも一方と比較す る工程;および 該第3の温度と該比較された温度との差が所定の温度差に等しいかまたは予め 決定した温度差より大きいかの少なくとも1つの場合に、アラーム信号を発する 工程; をさらに包含する、請求項28に記載の方法。 31.流体の流れを加温するための装置であって; ほぼ円錐台形に成形され、かつ長軸を規定するアセンブリであって、該アセン ブリは入口および出口と、流体のための該入口から該出口への密封された通路と を形成し、該入口は該アセンブリの一端の近くに位置し、該出口は該アセンブリ の他端の近くに位置し、該アセンブリは該通路の外側の境界を規定する外側制限 体を含む、アセンブリと、 長軸を規定するほぼ細長の加熱された心棒であって、該心棒は少なくとも一部 が熱伝導性が高い材料により形成される外表面を有し、かつ該アセンブリが該心 棒の長さの少なくとも一部に沿って該表面を覆うように該アセンブリを滑動的に 受容するよう成形され、該アセンブリと該心棒の該外表面とは、該アセンブリが 該心棒に対して所望の位置に配置されると、該流体の流れが該心棒の該表面領域 の大部分にわたってほぼ障害なくシート状の流れを形成するように該通路を形成 するように構成される、心棒と; を備えた装置。 32.ほぼ円錐台形に成形され、かつ長軸を規定するアセンブリを通る流体の流れ を加温するための装置であって、該アセンブリは、入口および出口と、流体のた めの該入口から該出口への密封された通路とを形成し、該入口は該アセンブリの 一端の近くに位置し、該出口は該アセンブリの他端の近くに位置し、該アセンブ リは該通路の外側の境界を規定する外側制限体を含み、該装置は: 長軸を規定するほぼ細長の加熱された心棒であって、該心棒は少なくとも一部 が熱伝導性が高い材料により形成される外表面を有し、そして該アセンブリが該 心棒の長さの少なくとも一部に沿って該表面を覆うように該アセンブリを滑動的 に受容するように成形され、該心棒は内部に空洞穴部を形成する、心棒;および 該穴部内に配置され、かつ該心棒と伝導接触するシート加熱器であって、該心 棒の長さに沿って熱出力が異なる複数のバンドを備えて形成された加熱器; を備えた装置。 33.前記バンドのうちの第1のバンドの熱出力は、該バンドのうちの第2のバン ドより大きく、該第1のバンドは、前記アセンブリが前記心棒の周りに滑動的に 配置されると、該アセンブリの前記入口に極めて近い位置に配置される、請求項 32に記載の装置。
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