JP2000500990A - 靭帯固定具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 周辺側面に回転防止突出を有する細長い本体（１５）と靭帯（４）の端を形成する骨ロッド（５）の一側に係合する概略平坦な側方受け面（２０）とを含む固定具。本体（１５）は傾斜のある内側シートを有する軸方向孔からなり、ネジにより係合される。溝（２４）は軸方向ネジにより本体を拡大させることを可能とする。本体（１５）が拡大されたとき（１３、１４）、骨ロッド（５）は骨（２）に形成された孔（７）に位置するよう固定される。靭帯固定を信頼性高く容易に達成し、調整することがこのようにして可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】 靭帯固定具 本発明の分野 本発明は骨に靭帯を取り付ける手段に関する。 整形外科手術では患者の骨に靭帯の端を取り付けることがしばしば必要となり 、これは人工的な靭帯からなる人工靭帯又は患者の体の他の部分から取ってきた 生きている靭帯である。 種々の固定技術が今まで用いられてきた。たとえば特許文献ＦＲ−Ａ−２６９ ６９２５には孔が靭帯が取り付けられなければならない骨の組織に作られ、移植 片はロッドの形で骨の端の部分に取り付けられた靭帯中央部分をなすよう取られ 、骨ロッドの一つは骨組織の孔に挿入され、軸方向ネジが骨ロッドのそばで骨ロ ッドと骨組織の孔の壁の両方の側方に力を加えるよう同じ孔に平行に挿入される ことが記載されている。固定は効果的であるが、外科医は移植中に靭帯の軸方向 張力を調整することは容易でなく、更に重要なのは靭帯の端が関節の内側から盲 孔に固定されるときに靭帯がそれに切り込まれるネジの縁によって弱くなるおそ れがあることである。特許文献ＥＰ−Ａ−０５９６８２９は靭帯の端を付加的に 挟持する斜めのネジで同様な固定を開示しているが、これはまた靭帯を弱くする 。 特許文献ＦＲ−Ａ−２５８６９２７には靭帯の端は中空で、管状であり、錐型 の栓が靭帯の管状部分の壁を骨組織の孔の錐型部分に向かって押すように中空の 管に挿入されることが記載されている。上記の種類の固定は管状の端を形成する ことが容易ではない生きている靭帯を固定するのに適切でないことは明らかであ り、外科医は移植中に靭帯の張力を調整することが非常に困難であることが明ら かにわかる。 特許文献ＥＰ−Ａ−０５９６１７７には靭帯の端は横方向挟持ネジにより骨組 織の孔に固定されることが開示されている。ネジは靭帯の端を剪断変形し、固定 を弱める。 特許文献ＦＲ−Ａ−２６７１７１７には生体適合織物材料の芯又は組み紐から なる人工靭帯の端を固定する固定具が提供されている。固定具は骨の孔に部分的 に挿入された伸張可能な円筒形の柄を有し、柄を径方向に広げそれを孔に固定す るために柄の軸方向孔のネジを受けるピンを設けられる。人工靭帯の端は柄の骨 の外への突出部分の周辺に適合し、柄の径より大きい径を有しピンの頭を形成す る円筒の前面により骨の外面に対して押圧される。人工靭帯は骨の外側にあり、 柄及び骨の孔の径方向に延在する。上記の種類の固定具は生きている靭帯を維持 するために適切ではなく、それは柄が通過するために柄に対して靭帯に必要な比 較的大きな直径の孔により弱くなる。 特許文献ＤＥ−Ｕ−９２１００３１はコンクリートの固定用の拡大可能な栓に 関する。これは本発明の技術分野から離れている。栓は拡大可能な柄を有し、そ の外面はコンクリートの孔で回転に対向する長手方向の縁を画成する四角い区域 を有する。拡大は４つの側面に垂直な４つの長手方向溝のおかげで中心の軸方向 ネジにより対角線方向に生ずる。斯くして側面は平坦でなく、長手方向溝により 中断される。従来技術の方法では栓により固定された対象はなおコンクリートの 外側にある。 本発明の要約 本発明の目的は靭帯を剪断変形する危険なしに効果的かつ信頼できる固定をな す新たな靭帯固定具を提供し、それにより外科医が靭帯のいかなる付加的なプレ ストレスの必要もなしに移植中に張力を調整することを非常に容易にすることで ある。 本発明の他の目的は一旦適合されると骨の外へのいかなる突出部分も有さない 上記の型の固定具を提供することにある。 上記及び他の目的は − 周辺側面、近端、遠端により境界を決められる長手軸に沿う細長い本体と 、 − 少なくとも近端で開口する本体の長手軸方向孔と、 − 軸方向孔の少なくとも一つの内側の狭窄部と、 − 本体を通り、軸方向孔の狭窄部により占有される領域の少なくとも近傍で 周辺表面の周囲に分布された長手方向溝と、 − 本体の軸方向孔に設けられ、この手段により本体を拡大するよう適合され 、接触面上の軸方向孔の狭窄部を押圧するよう長手方向に可動な軸方向コアと、 − 長手方向に軸方向コアを選択的に動かす本体の近端からアクセス可能な手 段とからなり、 − 回転防止突出は骨組織内の孔内で本体が回転するのを防止するよう本体の 外面に形成され、 − 概略平坦な側方受け面は本体の周辺側面の一部分を形成し、骨の外面の骨 組織開口の孔内に本体と共に並んで挿入された靭帯の端の一側を受けるよう適合 され、 − 本体の周辺側面はその長さ全体にわたり概略一定の断面を有する 骨に靭帯の端を固定する本発明による靭帯固定具により達成される。 第一の実施例では − 軸方向孔は長手方向溝を有さない内部に螺刻された固定部分を有し、 − 軸方向コア及びそれを軸方向に動かす手段はネジからなり、その柄は軸方 向孔の螺刻された部分に機能的に挿入される螺刻された部分を有し、ネジはねじ 込み中に軸方向孔の錐形の狭窄部を押圧するよう適合された部分を有し、それに より本体を拡大させる。 第一実施例の第一の変形例では大きな直径のネジ部分はネジ頭の反対のネジの 遠端により形成される。 この場合にはネジ頭は好ましくはそれを通して長手方向溝を有し、ネジ頭の直径 より小さな直径を有する本体の近端部分へのねじ込みの終わりに強制的に挿入さ れる角を丸められた多角形の断面を有する。 第一の実施例の第二の変形例では大きな直径のネジ部分は本体の軸方向孔の近 い錐部分に挿入された近いネジ頭により形成される。 第二の実施例では − 軸方向コアは自由に軸方向孔内で長手方向に摺動し、軸回転を防止する手 段により本体に結合され、 − 軸方向コアは螺刻された軸方向孔を有し、 − 螺刻された柄と近いヘッドを有するネジはその頭が本体の近端に軸方向に 支承係合し、その柄が軸方向コアの螺刻された軸方向孔に機能的に挿入され、そ れによりネジの回転が軸方向コアを軸方向に動かし、本体を拡大するよう本体の 軸方向孔に挿入される。 第二の実施例の第一の変形例ではネジ頭は本体の第二の拡大可能な部分を構成 する第二の長手溝に関連する軸方向孔の第二の錐部分に係合する錐形の受け面を 有する。 錐部分は円錐部分を構成する円形の断面を有し、又はピラミッド部分を構成す る多角形の断面を有する。 図の説明 本発明の他の目的、特徴、利点は以下の図を参照した特定の実施例の説明から 明らかとなる。 −図１は２つの骨の端を連結し、本発明による２つの靭帯固定具により固定さ れた人工靭帯の部分断面図である。 −図２は図１の２つの靭帯固定具の一つの拡大断面図である。 −図３は図２のラインＡ−Ａに沿った断面の概略図である。 −図４は本発明の靭帯固定具の第一の実施例の長手方向断面図を示す。 −図５は靭帯固定具の図４の実施例の変形例の長手方向断面図を示す。 −図６は本発明の靭帯固定具の第二の実施例の長手方向断面図を示す。 −図７は靭帯固定具の図６の実施例の変形例の長手方向断面図を示す。 −図８は靭帯固定具の図６の実施例の他の変形例の長手方向断面図を示す。 −図９は本発明の第一の実施例の他の変形例の固定体の長手方向部分断面図を 示す。 −図１０は図９の固定体の平面図である。 −図１１は図９の固定体に適合する拡大ネジの部分断面図である。 −図１２は図１１のネジ頭の平面図である。 好適実施例の説明 図１に示される例では人工靭帯１は第一の骨２を第二の骨３に接続するよう適 合される。人工靭帯１は第一の端で第一の骨ロッド５に取り付けられ、第二の端 で第二の骨ロッド６に取り付けられる中心靭帯４からなる。人工靭帯１は第一の 骨２と第二の骨３にそれぞれ形成された２つの孔７、８に挿入される。それぞれ の骨２又は３の外面９又は１０の付近でそれぞれの孔７又は８は対応する骨ロッ ド５又は６に沿って孔７又は８の軸に平行に本発明による固定具１１又は１２の 挿入を可能にする拡大された部分を有する。 図２により詳細に示されるように骨２の骨組織に形成され、軸ＩＩ−ＩＩに沿 って長手方向に延在する孔７は靭帯４と、それの末尾 をなす骨ロッド５と、固定具１１とを受ける。骨ロッド５は細長く、固定具１１ も細長い。それらは孔の軸ＩＩ−ＩＩに平行に孔７に側面を接して配置される。 固定具１１は骨ロッド５を骨２に楔で止めるよう矢印１３、１４により示される 径方向に選択的に拡大可能な要素である。固定具１１は好ましくは外科医が移植 中に靭帯４の張力を調節するために孔７に容易かつ正確に骨ロッド５の位置を調 整可能なように徐々に拡大する。固定具１１の拡大は好ましくは靭帯の張力の更 なる調節が必要な場合に外科医が一時的に骨ロッド５を解放するために拡大を減 少することが可能なよう可逆である。 以下に示す全ての実施例では固定具１１は長手方向軸Ｉ−Ｉに沿って延在し、 周辺側面１６、近端１７、遠端１８により境界を定められた長い本体１５からな る。 回転止め突出は骨組織の孔７でそれが回転することを防止するよう例えば本体 １５の周辺側面１６のように本体１５の外面に形成される。特に図３に示される ように本体１５は例えば正方形の断面のようなその長さを通して実質的に一定の 多角形の断面を有し、斯くして本体１５が骨組織の孔７の中で回転することを防 止する回転止め突出を設ける縁１９のような縁を有する。 本体１５の周辺側面１６の一部分は概略平坦であり、概略平坦な側方受け面２ ０を形成するよう連続である。この側方受け面２０は靭帯４の端を形成する骨ロ ッド５の側面２１に対して受けるよう適合される。 長手軸方向孔２２は本体１５に設けられその近端１７で少なくとも開いている 。軸方向孔２２は少なくとも一つの錐部分２３を有する。溝２４と同様に長手方 向通し溝は軸方向孔２２の錐部分２３により占有された領域の近くの本体１５の 周囲の面１６の周辺に分布する。図４で、例えば通し溝２４（図２、３）のよう な溝は錐部分２３のいずれかの側に長さＦにわたり分布している。図２、５で溝 ２４のような溝は近端１７から遠端１８に向かって本体１５の長さ の約三分の二にわたり配置され、錐部分２３は実質的に同じ長さＦを占める。図 ３は図４から８のラインＢ−Ｂに沿った断面の４つの溝２４を有する実施例を示 す。溝２４は側方受け面２０が連続である、即ち溝がないように正方形の頂点を 接続するよう対角線上に配置されることが好ましい。 全ての実施例では軸方向コアは本体１５の軸方向孔２２に設けられ、軸方向孔 ２２の錐部分２３を受けるよう長手方向に動かされ、それにより本体１５を拡大 させる。本体１５の近端１７からアクセス可能な手段は本体１５を拡大させ、又 は収縮させるよう長手方向に選択的に軸方向コアを動かす。 図４の実施例では軸方向孔２２は長手方向溝を有さない、内部が螺刻された固 定部分１２４を有する。軸方向コア及びそれを軸方向に動かす手段はネジ２５の 形であり、その柄は軸方向孔２２を有する本体１５の螺刻された固定した近接部 分に機能的に挿入される螺刻部分２６を有し、ネジ頭２８と反対のネジ２５の遠 端２７はネジ２５の螺刻された部分２６が本体１５の螺刻された部分１２４にね じ込まれたときに本体１５の溝をつけられた中間部分Ｆを拡大させるために軸方 向孔２２の錐部分２３に挿入される。 ネジ２５は例えば多角形部分を有する盲軸方向孔のようなねじ込み工具と係合 する手段を有する頭８を有する。 図４に示される実施例ではネジ頭２８はネジ２５がねじ込みから外れないよう に本体１５の対応する溝を付けられた錐状の近い面３１に向かってねじ込みの端 に係合する軸方向の溝を有する錐形受け面２８を有する。 あるいは本体１５の近端１７及びネジ頭２８はネジが意図しないねじ込みから の外れがないように可逆な挟持係合をなすようそれらが可撓になるよう溝をつけ られても良い。 図５に示される変形例では軸方向孔２２の錐部分２３は本体１５の近端１７に 最も近い孔部分であり、本体１５の固定部分１２４は 遠端１８に近い。ネジ２５のフレア状にされた受け面を有する近い頭２８は本体 １５の軸方向孔２２の近い錐部分２３に対して受ける。溝は本体１５の近い部分 Ｆに沿って延在する。 図６の実施例では軸方向コア３２は軸方向孔２２で長手方向に自由に摺動し、 軸方向の回転を防ぐ手段により本体１５と結合される。例えば軸方向コア３２は その周囲の面に回転を防ぐよう本体１５の溝２４の一つに係合された径方向に不 動化されたラグ３３を有する。軸方向コア３２は螺刻された軸方向孔３４を有す る。螺刻された柄３６を有するネジ３５と近い頭３７は本体１５の軸方向孔２２ に挿入される。頭３７は本体１５の近くの端１７に対して軸方向に担持する。ネ ジの柄３６は軸方向コア３２の螺刻された軸方向孔３４に機能的に挿入される。 ネジ３５を回転することにより軸方向コア３２を軸方向に動かし、軸方向コア３ ２が本体１５の軸方向孔２２の錐部分２３内に支承係合する故に本体１５が拡大 する。溝２４に似た溝は軸方向孔２２の錐部分２３を含む本体の遠い部分Ｆに存 在する。図６の実施例でネジ頭３７はショルダーを有し、本体１５の近端１７の 前面を押圧する。 図７に示される変形例は図６の実施例と同じ手段を含み、対応する部品は同じ 符号により識別される。 図７の変形例での違いはネジ頭３７が本体１５の第二の拡大可能な部分を構成 する第二の長手方向溝Ｆ２に関連する軸方向孔２２の第二の錐部分３９と係合す る錐型又はフレア状の受け面３８を有することである。故に本体１５は遠端１８ に近い第一の拡大可能な部分Ｆと近端１７に近い第二の拡大可能な部分Ｆ２とを 有する。 図８は図６の実施例の変形例を示し、ここで対応する部品は同じ符号により識 別される。変更は図６の実施例で概略球形であり、図８の変形例で概略錐台（ｆ ｒｕｓｔｏｃｏｎｉｃａｌ）の軸方向コア３２の特定の形である。 本体１５の周辺側面１６を示す全ての実施例は好ましくは靭帯を 不動化し、その端を形成するよう骨組織の孔７で本体１５の軸方向摺動を防ぎ、 同時に本体１５と骨ロッド５との間の相対的な軸方向摺動を防ぐ摺動防止突出を 有する。 図９から１１に示される実施例は図３、４に示される実施例と関連する。記載 を繰り返す必要を避けるために２つの実施例の対応する部品は同じ符号により識 別する。 それらは概略平坦な側方受け面２０を有する周辺側面１６の長手軸Ｉ−Ｉに沿 った細長い固定体１５と、比較的狭い遠い孔部分１２２と比較的広い近い孔部分 ２２２との間の狭窄部２３と、４つの溝２４とを含む。孔２２の遠い部分１２２ は図１０でより明確にわかるように４つの対角位置の溝２４により交差すること により形成される。対角位置の溝２４は遠端１８と狭窄部２３との間の孔２２の 遠い部分１２２により占有される固定体１５の長さにわたり延在する。 近端で狭窄部２３はその領域で本体１５が好ましい軸方向弾性変形を生ずる軸 方向孔２２のより大きな直径の領域３２２に側面を接する。図１０を参照するに 固定体１５の外面１６は正方形の断面を有する概略平行六面体の形であり、遠い 部分の滑り止め突出１１６は三角形の断面の円形リブの形である。 固定体１５は溝２１６、２１７と同様にそれを通過する長手方向溝を有する近 端部分２１５を有し、その内径Ｄ１は遠端で頂点を有する若干錐形を形成するよ う選択的に変更される。 この実施例で軸方向コアはまた固定体１５の狭窄部２３に挿入されるよう適合 される約６０度の錐角を有する錐形の遠端２７を有する概略円筒形のネジ２５で ある。ネジ２５の近端はねじ込みの終わりに固定体１５の近端部分２１５に強制 的に挿入されるよう例えば図１２に示されるような正方形の断面である丸められ た端を有する多角形の断面を有する頭２８である。ネジ頭２８の２つの対角位置 の直径Ｄ２は本体の近端部分２１５の内側通路の直径Ｄ１より大き い。長手方向通し溝２１６、２１７を有する近端部分２１５の弾性変形はネジ止 めの終わりにネジ２５の回転を防ぐ。 従って本発明による人工靭帯は靭帯４の端を形成する骨ロッド５と並んで骨組 織の孔７に挿入された固定具１１からなる。 本発明の固定具は生体適合材料、可能な生体吸収（ｂｉｏｒｅｓｏｒｂａｂｌ ｅ）材料から作られる。固定体１５は例えばポリエチレン、拡大ネジ２５はステ ンレススチール、チタン、又はポリエチレンで作られる。 本発明は明示された実施例に限定されず、請求項の範囲内での変形及び一般化 を含む。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． − 周辺側面（１６）、近端（１７）、遠端（１８）により境界を決められる 長手軸（Ｉ−Ｉ）に沿う細長い本体（１５）と、 − 少なくとも近端（１７）で開口する本体（１５）の長手軸方向孔（２２） と、 − 軸方向孔（２２）の少なくとも一つの内側の狭窄部（２３）と、 − 本体（１５）を通り、軸方向孔（２２）の狭窄部（２３）により占有され る領域の少なくとも近傍で周辺表面（１６）の周囲に分布された長手方向溝（２ ４）と、 − 本体（１５）の軸方向孔（２２）に設けられ、本体（１５）を拡大するよ う適合され、接触面上の軸方向孔（２２）の狭窄部（２３）を押圧するよう長手 方向に可動な軸方向コア（２５、３２）と、 − 長手方向（Ｉ−Ｉ）に軸方向コア（２５、３２）を選択的に動かす本体（ １５）の近端（１７）からアクセス可能な手段（２５、３５）とからなる、骨（ ２）に靭帯（４）の端（５）を固定する靭帯固定具であって、 − 回転防止突出（１９）は骨組織内の孔（７）内で本体が回転するのを防止 するよう本体（１５）の外面（１６）に形成され、 − 概略平坦な側方受け面（２０）は本体（１５）の周辺側面（１６）の一部 分を形成し、骨（２）の外面（９）の骨組織開口の孔（７）内に本体（１５）と 共に並んで挿入された靭帯（４）の端（５）の一側（２１）を受けるよう適合さ れ、 − 本体（１５）の周辺側面（１６）はその長さ全体にわたり概略一定の断面 を有する ことを特徴とする固定具。 ２． − 軸方向孔（２２）は長手方向溝（２４）を有さない内部に螺刻された固定 部分（１２４）を有し、 − 軸方向コア及びそれを軸方向に動かす手段はネジ（２５）からなり、その 柄は軸方向孔（２２）の螺刻された部分（１２４）に機能的に挿入される螺刻さ れた部分を有し、ネジ（２５）はねじ込み中に軸方向孔（２２）の錐形の狭窄部 （２３）を押圧するよう適合された部分（２７、３８）を有し、それにより本体 （１５）を拡大させる ことを特徴とする請求項１記載の固定具。 ３． − 軸方向孔（２２）は長手方向溝（２４）を有さない内部を螺刻された固定 部分（１２４）を有し、 − 軸方向コア及びそれを軸方向に動かす手段はネジ（２５）からなり、その 柄は軸方向孔（２２）を有する本体（１５）の螺刻された部分（１２４）に機能 的に挿入される螺刻された部分を有し、ネジ（２５）はねじ込み中に軸方向孔（ ２２）の狭窄部（２３）を押圧するよう適合された錐形部分（２７）を有し、そ れにより本体（１５）を拡大させる ことを特徴とする請求項１又は２記載の固定具。 ４． 軸方向孔（２２）の狭窄部（２３）を押圧するよう適合されたネジ部分 （２５）はネジ頭（２８）の反対のネジ（２５）の遠端（２７）により形成され ることを特徴とする請求項２又は３記載の固定具。 ５． ネジ頭（２８）は本体を通して長手方向溝（２１６、２１ ７）を有し、ネジ頭（２８）の直径より小さな直径を有する本体（１５）の近端 部分（２１５）へのねじ込みの終わりに強制的に挿入される角を丸められた多角 形の断面を有することを特徴とする請求項４記載の固定具。 ６． 軸方向孔（２２）の錐部分（２３）を押圧するよう適合されたネジ部分 （２５）は本体（１５）の軸方向孔（２２）の対応する近い錐部分（２３）に挿 入された近いネジ頭（２８）により形成されることを特徴とする請求項２記載の 固定具。 ７． − 軸方向コア（３２）は自由に軸方向孔（２２）内で長手方向に摺動し、軸 回転を防止する手段（３３）により本体（１５）に結合され、 − 軸方向コア（３２）は螺刻された軸方向孔（３４）を有し、 − 螺刻された柄（３６）と近いヘッド（３７）を有するネジ（３５）はその 頭（３７）が本体（１５）の近端（１７）に軸方向に支承係合し、その柄（３６ ）が軸方向コア（３２）の螺刻された軸方向孔（３４）に機能的に挿入され、そ れによりネジ（３５）の回転が軸方向コア（３２）を軸方向に動かし、本体（１ ５）を拡大するよう本体（１５）の軸方向孔（２２）に挿入されることを特徴と する請求項１記載の固定具。 ８． ネジ頭（３７）は本体（１５）の第二の拡大可能な部分を構成する第二 の長手溝（Ｆ２）に関連する軸方向孔（２２）の第二の錐部分（３９）に係合す る錐形の受け面（３８）を有することを特徴とする請求項７記載の固定具。 ９． 軸方向コア（３２）はその周辺の面にそれが回転するのを 防ぐよう本体（１５）の溝（２４）の一つに挿入された径方向不動化ラグ（３３ ）を有することを特微とする請求項７又は８記載の固定具。 １０． 本体（１５）の周辺側面（１６）は骨組織の孔（７）内の本体（１５ ）の軸方向摺動を防止し、本体（１５）と靭帯（４）の端（５）との間の相対的 な軸方向の摺動を防止する滑り防止突起を有することを特徴とする請求項１乃至 ９のうちのいずれか１項記載の固定具。 １１． 靭帯（４）の端を形成する骨ロッド（５）と共に骨組織の孔（７）に並 んで挿入された請求項１乃至１０のうちのいずれか１項記載の固定具からなるこ とを特徴とする人工靭帯。