JP2000500958A - Iirフィルタから確定的シーケンスを発生する方法及び装置 - Google Patents

Iirフィルタから確定的シーケンスを発生する方法及び装置

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JP2000500958A JP10514435A JP51443598A JP2000500958A JP 2000500958 A JP2000500958 A JP 2000500958A JP 10514435 A JP10514435 A JP 10514435A JP 51443598 A JP51443598 A JP 51443598A JP 2000500958 A JP2000500958 A JP 2000500958A
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Abstract

(57)【要約】 受信機のFIRフィルタに対して相補的な特性を有している送信機におけるトムリンソン−ハラシマ送信−プレコーダの如きIIRフィルタによって妨害を除去する改良形の妨害除去方法及び装置であって、その改善は、送信側のフィルタと受信側のフィルタを同じ状態にプリセット可能にして、その後受信するものを確立的なものとし得るようにして行なう。この方法及び装置は特に、繰り返し可能な確定的トレーニングシーケンスを使用することにより時間で変化する妨害を補正するのに特に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】 IIRフィルタから確定的シーケンスを発生する方法及び装置発明の背景 1.発明の分野 本発明はディジタル信号の伝送及び処理、特に、トレーニング(学習)パター ンの如き確定的シーケンスの使用により妨害をなくす方法及び装置に関するもの である。本発明は特に高精細度テレビジョン(HDTV)伝送用の同一チャネル 及び多重通路干渉をなくすのに適用することができる。 2.関連する従来技術の説明 米国特許第5,452,015号の“ディジタルTV伝送用の同一チャネルN TSC干渉を除去する方法及び装置”では、同一チャネルのNTSC干渉の影響 をなくすためにHDTV送信機におけるプレコーティング法について開示してい る。送信機のプレコーティングと、受信機でのフィルタリングとに基づく等化技 法については、「“New Automatic Equalizer Employing Medulo Arithmetic”, Electronic Letters,第138〜139頁、1971年3月」及び「“Matched- Transmission IEEE Transactions on Communications,第774〜780頁、1 972年8月」に発表されている。この方法を以後トムリンソン−ハラシマ(Tom linson-Harashima)法と称する。 同一チャネル干渉は、周波数スペクトル間にランダムに広がるものとして特徴 づけられる“ホワイトノイズ”と比べると、特定の周波数に位置づけられると予 期することができる。同一チャネル干渉の影響を最小とするために、前記米国特 許第5,452,015号に記載されている受信機のフィルタは、選択周波数で の受信信号を減衰するように設計されている。しかし、そうすると、受信機のフ ィルタは、こうした選択周波数における所望信号をも減衰し、そこに導入されて いる信号を劣化することになる。 Tomlinson-Harashimaの送信機−プレコーティングと受信機−フィルタリング 法は、所望信号を減衰することなく、所望信号に加えられたりする妨害を減衰さ せることができるように開発されている。概念的に、このようなことは、受信機 のフィルタが減衰する周波数の信号を送信機にて強化しておき、受信機でのフィ ルタによる減衰によって本来の強化されていない信号を発生させるようにするこ とにより達成することができる。しかしながら、不都合なことに、受信機とは逆 のことを送信機に直接適用することは実際にはできない。HDTVの同一チャネ ル干渉の場合には、例えばこの同一チャネル干渉の周波数における伝送信号を強 調することは、この同一チャネルに追加の妨害をまねくことになる。各TVチャ ネルは実際上、他のTVチャネルに対してそれらの妨害を増やすことになり、斯 様な妨害を除去しようとすることとは逆に、妨害を生ずることになる。 Tomlinson-Harashima法は、信号をモジュロM非線形プレコーティングするこ とにより選択周波数に左程目立つ妨害を加えることなく、これらの選択周波数に て所望信号を有効に強調する。この非線形プレコーティングは妨害を帯域幅全体 に渡って広げ、これは受信機にランダムなホワイトノイズとして現われるも、同 一チャネルでの総受信品質には殆ど影響が及ばない。 前記米国特許第5,452,015号に記載されているように、Tomlinson-Ha rashima法を用いる送信側のプレコーダは、図1に示すように、出力が受信機の フィルタの諸特性とは逆となるフィルタを経て帰還されるモジュロM低減器を具 えている。特性的にみて、送信側のプレコーダは非線形無限インパルス応答(I IR)フィルタと称することができ、このフィルタの帰還特性は受信機における 有限インパルス応答(FIR)フィルタのフィードフォーワード特性とは逆であ る。 「“VSB Transmission System:Technical Details”1994年2月18日」 には、周期的なトレーニングシーケンスをHDTV伝送に利用して、等化処理や 、チルト及びゴーストの如き、伝送チャネルのひずみの影響を最小とし得ること が提案されている。プレコーダ−フィルタ法に関連するトレーニングシーケンス の動作については同時係属出願の第8/550,128号に記載されている。ト レーニングシーケンスはデータ信号と同じようにプレコーティングされ、また受 信機にてデータ信号と同じようにフィルタリングされる。トレーニングシーケン スはわかっているから、受信したトレーニングシーケンスと真のトレーニングシ ー ケンスとの差が、受信側のフィルタによって除去されなかった妨害を示すことに なる。建物からの伝送信号の反射によって生ずる多重通路受信の如き環境ファク タは周波数に依存するひずみを発生する。真のトレーニングシーケンスと受信し たトレーニングシーケンスとの間の観測した差は、特定の受信機のフィルタ特性 を調整して、斯様な環境依存妨害を低減するのに用いられる。同様な環境的及び 位置に応じた妨害はデータ伝送のケーブル又は他のものにも存在し、こうしたも のにも斯かるトレーニングシーケンス法は有効である。 しかし、トレーニングシーケンスをプレコーティング−フィルタリング法と組 合わせるのは困難である。理想的には、受信したトレーニングシーケンスを、或 る予め規定した真のトレーニングシーケンスと直接比較できるようにすべきであ る。こうすれば、伝送したものと、受信したものとの実際の差を公平に求めるこ とができる。送信機におけるプレコーダはIIRフィルタであり、これは無限メ モリを有するものとして特徴づけられるから、同じトレーニングシーケンスを常 に用いても、プレコーダした伝送シーケンスは各伝送毎に異なることになる。実 際に伝送する信号は、この時点に送るべき信号と、前の時点に送信機によってか って送った各信号とを合成したものである。伝送信号、従って受信信号は斯かる 無限メモリのために非確定的なものであると云える。通信システムは際限のない 先の伝送を知ることなく元のプレコードされていないデータを定期的に確定する 。この確定はプレコーティングが非線形に行われることからして複雑になるが、 伝送情報が元の情報と正確に同じものとならないと云うことは、誤りを補正する のに他の技法が存在することからして、通信の成り行きによるものではない。し かし、受信機をトレーニングする場合のトレーニング法は、受信したトレーニン グシーケンスと伝送したトレーニングシーケンスとの差を近似させることしかで きない。その理由は、実際に伝送されるデータは受信機ではわからないからであ る。この近似法は、あまり厳しくなく、しかも時間的に不変のひずみを最小とす るのには有効であるが、確定的パターンがないと云うことは、かなりのひずみ又 は時間的に速く変化する現象によって特徴づけられるひずみを補正することはで きない。即ち、或るトレーニングシーケンスから次のトレーニングシーケンスの 違いを直接比較することができない。その理由は、伝送シーケンスがIIRフィ ルタ によって常に違ったものにされ、しかも非線形フィルタリングによる影響と妨害 による影響とを区別することができないからである。発明の概要 本発明は本来IIRフィルタから確定的なシーケンスを発生させ、これにより 特に、IIRフィルタが非線形素子を含む場合に、受信機での信号処理能力を向 上させる方法にある。 本発明は特にHDTV伝送方式に用いるようにするので、トレーニング信号を 送るべき場合に送信機のプレコーダ及び受信機のフィルタをプリセットして、受 信機が確定的な受信トレーニングシーケンスを利用して等化を行なえるようにす る方法について記述する。斯かるプリセットはプレコーダにおけるIIRへの帰 還路に用いられる信号を切り換えて、IIRメモリを或る既知の状態にすること によって達成される。概念的に、プリセットはIIRの無限メモリフィルタをF IRの有限メモリフィルタに変換し、そしてこの有限メモリをプリセットしてか ら、これをIIRの無限メモリフィルタへと元に戻すことによって達成される。 これと同時に同じプリセットパターンをプレコーティングしないで受信機へ送っ て、受信機のフィルタを送信機のフィルタと同じとなるようにプリセットするこ とができる。 受信機ではこのプリセット期間の直後に受信される情報が実際上FIRフィル タメモリと同一の既知のメモリを有するIIRフィルタからのものとなる。従っ て、その後のシーケンスは元のプレコードしてない伝送シーケンスを知ることに よって確定なのとすることができる。HDTVディジタル伝送に適用されるよう に、このようにして実際に伝送されるトレーニングシーケンスを前もって知るよ うにして、伝送シーケンスと受信シーケンスとの差を直接測定することができる 。また、HDTVディジタル伝送に適用されるように、IIRフィルタは各サイ クルにて同じようにプリセットされるから、時間的に変化するパーホーマンスの 測定及びエンハンスメント処理を行うことができる。図面の簡単な説明 図1はTomlinson-Harashimaプレコーティング法を用いる送信側のプレコーダ と受信側のフィルタとの回路のブロック図である。 図2はプレコーダを有するHDTV送信機のブロック図である。 図3はフィルタを有するHDTV受信機のブロック図である。 図4は本発明により変更したプレコーダのブロック図である。 図5は本発明による対応する受信機−フィルタのブロック図である。本発明の好適実施例についての詳細な説明 図1はTomlinson-Harashimaのプレコーティング法を用いる送信機のプレコー ダと受信機のフィルタとによる送−受信対を示す。送信機のプレコーダ100及 び受信機のフィルタ110は相補態様で作動するため、理想的にはプレコーティ ング及びフィルタリング後のデータ出力130はデータ入力120と同じとなる 。しかし、伝送媒体105によって導入されるノイズ140を所要に応じ受信機 のフィルタによりろ波する。 受信機の除去フィルタ113は〔1,g1,g2,・・・gN〕のタップを有 するFIRフィルタである。この受信機のフィルタの第1タップを1とすること により、〔g1,g2,・・・gN〕のタップを有する送信機のプレコーダのフ ィルタ103のタップを逆にする。 送信機では、データ入力120を加算器101にてプレコーダのフィルタ10 3の出力と合成する。送信機のフィルタは、受信機のフィルタによるその後の減 衰のために入力を強調すべく設計するために、加算器101からの出力121は 大きくなる。ModM低減ブロック102は出力121をクリップして、拘束信 号122を形成する。この信号122は伝送媒体105を経て受信機へと伝送さ れる。この伝送媒体は受信機の位置にて対応する受信信号123を受信するのに 用いられる機器と環境とによって構成される。伝送処理中にノイズ140(例え ば、同一チャネル干渉)が伝送信号122に加えられたりするために、受信信号 123は伝送信号122と一致しなくなる。 受信機における受信フィルタ110は除去フィルタ113とModM低減素子 112とで構成される。この受信フィルタは受信信号123のノイズ成分を低減 させて、理想的にはデータ入力120と同一のデータ出力130を発生させるよ うにする。除去フィルタ113のタップは斯様なノイズを低減させるのに必要な タップである。ModM低減素子112はModM低減素子102とは逆の作用 をし、これらの各素子は同じ特性を有している。このようなTomlinson-Harashim aのプレコーダ−フィルタ装置の設計は当業者に周知である。 図2はプレコーダ100を用いるHDTV送信機のブロック図を示す。伝送す べきデータ200はMPEGの如きディジタルフォーマットのものとする。前記 “VSB Transmission System:Technical Details”によれば、到来するデータを ランダム化し、符号化し、且つインターリーブして、極めて強固な誤り補正可能 なデータ信号225にする。このデータ信号は受信機をこのデータ信号の伝送ス トリームに同期させる信号260及び270によりフレーム化される。トレーニ ングシーケンスはフィールド同期パターン270に含めるべく指定する。マルチ プレクサ230は上述したように、プレコードされた出力122を発生するプレ コーダ100用の出力120を発生する。このプレコードされた信号122をブ ロック240にて変調して、受信機へ伝搬し得る信号250を発生させる。 図3はフィルタ110を用いるHDTV受信機のブロック図を示す。受信信号 350は復調器340によって復調されて、復調信号123を発生する。この復 調信号は送信機のマルチプレクサ230によってデータ信号に加えた同期信号2 60及び270を用いてブロック330での同期化及びタイミングをとるのにも 用いられる。復調信号123は上述したようにデータ出力130を発生すべくフ ィルタ100によって処理される。このデータ出力は等化器325によってさら にろ波され、その後デ−インタリーブされ、復号化され、且つデ−ランダム化さ れて、理想的には図2のデータ入力200と同一のデータ出力300を発生する 。 図4は本発明により変更したプレコーダを示す。データ入力120は送信機及 び受信機の双方におけるフィルタメモリをプリセットするのに用いるパターンを 含むようにする。これを明瞭化のために、データ信号420及びプリセットパタ ーン470として概念的に示してあり、この選択をマルチプレクサ430により 制御してデータ入力120を発生させる。この多重化はシステムレベルにて組込 むことができ、例えばHDTV用の好適実施例ではプリセットパターンをフィー ルド同期パターン270に包含させるべく特定化し、多重化が図2に示すように 、システム全体の動作の一部としてマルチプレクサ230にて行われるようにす る。 図4の変更した送信プレコーダ400は、図1のプレコーダ100と比較する に、追加のマルチプレクサ410を具えている。このマルチプレクサはModM 低減素子102の出力端子からフィルタ103への帰還路を断って、その代わり に信号120を供給するように作動する。即ち、プリセット期間中にはプリセッ ト信号425を表明させる。このプリセット信号はマルチプレクサ410の動作 を制御して、プリセット信号が表明される場合に入力信号120が出力端子12 2に直接供給され、プリセット信号が表明されない場合には、ModM低減素子 102の出力422がデータ出力端子122に供給されて、プレコーダ400が 図1のプレコーダ100と同じように作動するようにする。マルチプレクサ41 0のデータ出力122はN個のタップを有するフィルタ103の入力端子423 にも供給される。プリセット信号がN個の連続する時間周期の間表明される場合 には、このN−タップフィルタがこれらN回の周期にて、プリセットパターンに 包含されている値にプリセットされる。プリセット信号が表明されない場合には 、送信プレコーダ400は既知のメモリ状態を有するIIRフィルタとして作動 する。このようにして得られるデータ出力は最終プリセット動作の時点から確定 的なものとなる。プリセット信号の表明はシステムのアーキテクチャによって決 定する。一般に、プリセット信号は通常、伝送プロトコルの仕様によって制定さ れている同期化法と関連して周期的に発生させる。しかし、本発明によれば、確 定的なパターンの発生を望む場合には常にプリセット信号を表明させることがで きる。例えば、受信系はチャネルを変える場合に、このような再初期化を直接要 求することができ、またシステムのモニタ装置は監察した幾つかの性能ファクタ に基づいてプリセット値を初期化することができる。 HDTV用の模範的な例では、フィールド同期パターンの各発生と共にプリセ ット信号を周期的に表明させる。HDTV用のプレコーダのフィルタ103は5 1個のタップを有している。フィールド同期パターン270は、その冒頭にフィ ルタ103をプリセットするための51個のシンボルを含むべく特定化する。こ れら51個のシンボルには511個のシンボルから成るトレーニングシーケンス を後続させる。このトレーニングシーケンス用に用いるシンボルを規定し、これ を受信機に先験的に知らせておく。前記“VSB Transmission System:Technical Details”によれば、この同期パターンを24.2ミリ秒毎に周期的にデータストリ ームに多重化させる。従って、受信機は送信機と同じ状態にプリセットされ、ろ 波した出力を予め規定したトレーニングシーケンスと比較することにより、ノイ ズ及び他の妨害が直接導入されたことによる違いを確認することができる。51 シンボルのプリセットパターン及び511シンボルのトレーニングパターンを24 .2ミリ秒毎に正確に繰り返すから、これら24.2ミリ秒毎の間隔で受信される信号 を比較することによって経時的に変化する影響を測定することができる。 図5は送信機からの斯かる確定的な出力を利用すべく変更した受信機のブロッ ク図である。ここでは図3に示した変更前の受信機のうちの変更によりブロック 113及び325に影響を及ぼすものを示してある。なお、本発明により設計さ れるような送信機は変更してない受信機と両立させることができても、本発明に よるいずれの有利性も未変更の受信機では実現することができない。さらに、I IRフィルタからの周期的に繰り返す確定的なパターンを図5に示した以外の方 法でも処理して得ることは当業者に明らかであることも留意すべきである。 フィルタ113の出力124はトレーニング手段の素子550へ入力される。 このトレーニング手段の素子550には既知のトレーニングシーケンス素子56 0の出力561も入力させる。トレーニングをいつ行なうかを制御するにはタイ ミング入力信号525を用いる。本発明では確定的なトレーニングシーケンスを 伝送するため、既知のトレーニングシーケンス素子は受信されるトレーニングシ ーケンスとは無関係に比較する或る決められたパターンを発生することができる 。この既知のトレーニングシーケンス素子は、このシーケンスをプレコードされ るメモリから発生させるか、又はこのシーケンスを送信機にて用いられるのと同 じ方法を用いて発生することができる。トレーニング手段の素子550はタイミ ング信号525により制御されて、入力124と561とを比較して、補正信号 523及び522を発生し、除去フィルタ113か、等化器325又はこれら双 方をダイナミックに変更させる。 トレーニング手段は当業者に周知であり、図5の受信機は本発明に用立てるよ うに、IIRフィルタからの確定的なシーケンスを処理するだけに制約されるも のではない。例えば、トレーニング手段の素子550はメモリ付きのマイクロコ ンピュータとすることができ、様々な信号処理及び統計的技法を用いて、経時的 に変化するデータ及び統計を通信系の他の素子又は他の診断システムへ供給する ことができる。 本発明の特定なアプリケーションをHDTV信号の受信及び処理を改善する手 段として提示したが、IIRフィルタの如き無限メモリ付きのフィルタから確定 的なシーケンスを周期的に発生させることにより、このようなフィルタを用いる 場合に常に信号処理を改善することができる。本発明は線形及び非線形、アナロ グ又はディジタルのいずれのIIRフィルタにも適用することができ、しかもTo mlinson-Harashimaの送−受信対での使用に限定されるものではない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.帰還素子と合成素子とから成る無限インパルス応答(IIR)フィルタから 、該フィルタへの現行入力と前記帰還素子の出力との関係である確定的な出力を 発生する方法が: i)或るコマンド信号を検出する工程と; ii)前記帰還素子の出力を或る既知の状態にするのに十分な長さを有する或る 既知の信号シーケンスを前記帰還素子に向ける工程と; iii)次のコマンド信号が受信されるまで前記IIRフィルタの出力を前記帰 還素子へ向ける工程と; iv)前記ii)の工程から繰り返して、直前のコマンド信号の発生後に前記既知 のシーケンスと前記IIRフィルタへの入力とによって前記IIRフィルタから の出力を確定し得るようにする工程と; を具えていることを特徴とするIIRフィルタから確定的シーケンスを発生す る方法。 2.前記帰還素子を個別のタップを有するものとして特徴づけ、且つ 前記既知のシーケンスの長さを前記帰還素子におけるタップの数に等しくす ることを特徴とする請求の範囲1に記載のIIRフィルタから確定的出力を発生 する方法。 3.入力端子及び出力端子と、N個の係数を有する帰還素子とを有し、前記出力 端子に或る確定的なパターンを発生し得るIIRフィルタによって形成された受 信信号を処理する方法が: i)前記IIRフィルタから前記確定的パターンの開始を識別する工程と; ii)前記受信信号を、前記IIRフィルタへの入力の既知のパターンと前記帰 還素子のN個の係数とにのみ依存する或る既知のパターンと比較する工程と; iii)前記比較結果に応じてその後の信号処理を変更する工程と; を具えていることを特徴とする受信信号処理方法。 4.iv)先の確定的パターンの発生(に関連しての比較の)結果に応じてその後 の信号処理を変更して、受信信号と既知のパターンとの間の経時的に変化する 偏差及び時間的に不変の偏差の双方に従って信号処理を変えられるようにし、前 記比較結果に応じて受信信号のその後の処理を調整する工程を具えていることを 特徴とする請求の範囲3に記載の方法。 5.データ入力信号を受信し、データ出力信号を出力する信号処理装置であって 、入力端子及び出力端子を有する帰還素子と; 合成素子と; 第1入力端子、第2入力端子、出力端子及び制御信号受信端子を有している選 択素子と; を具えており、前記合成素子が前記データ入力信号と前記帰還素子の出力とを 合成して、随意さらに変更され、且つ前記選択素子の第1入力端子への入力を成 す出力を発生し; 前記データ入力信号が前記選択素子の第2入力端子への入力を成し; 前記選択素子の出力端子が前記制御信号に応じて前記選択素子の第1入力端子 か、第2入力端子のいずれかに接続され;且つ 前記選択素子の出力が前記帰還素子への入力を成して、前記制御信号に応じて 前記データ入力信号か、該データ入力と前記帰還素子の出力とを合成したものを 前記帰還素子への入力として選択するようにしたことを特徴とする信号処理装置 。 6.前記合成素子と前記選択素子との間に非線形の信号処理素子を結合させたこ とを特徴とする請求の範囲5に記載の装置。 7.前記帰還素子をN−タップフィルタとしたことを特徴とする請求の範囲5に 記載の装置。 8.請求の範囲1に記載の方法によって確定的出力を発生する送信機。 9.送信機が受信機におけるFIRフィルタの逆の特性を有するIIRフィルタ を含み、且つ送信機がIIRフィルタの出力に応じて、受信機への入力端子に伝 送される伝送シーケンスを発生する送−受信機対であって: 前記IIRフィルタから或る確定的な出力を発生する手段と; 前記確定的なIIRフィルタの出力によって発生される前記受信機への入力 を処理する処理手段と; 前記受信機の動作を変更する手段と; を具えており、前記処理手段が前記伝送シーケンスの確定的特徴を信頼して前 記受信機の動作を変更するようにしたことを特徴とする送−受信機対。
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