JP2000500806A - 漂白剤前駆物質を含有する非水性液体洗剤組成物 - Google Patents

漂白剤前駆物質を含有する非水性液体洗剤組成物

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Abstract

(57)【要約】 アルコールアルコキシレート非イオン界面活性剤およびクラフト点少なくとも10℃を有する漂白剤前駆物質を含む液体非水性洗剤組成物であって、前記界面活性剤および前記前駆物質は非イオン界面活性剤対漂白剤前駆物質のモル比少なくとも2:1で存在することを特徴とする液体非水性洗剤組成物が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 漂白剤前駆物質を含有する非水性液体洗剤組成物 技術分野 本発明は、非水性の性状を有し、そして有効な溶解速度を有するペルオキシ酸 漂白剤前駆物質を含有する液体洗濯洗剤製品に関する。 背景技術 液体非水性洗剤は、技術上公知である。この種の洗剤は、洗剤組成物成分、特 に漂白剤前駆物質および漂白剤源の化学相容性を高める利益が特にある。 このような非水性製品においては、これらの漂白前駆物質は、水性液体マトリ ックスに溶解した場合程反応性ではない。 好ましい種類の漂白剤前駆物質は、クラフト点少なくとも10℃を有するもの である。前記漂白剤前駆物質は、しみ抜き、クリーニングおよび増白において非 常に有効であると言われている。前記漂白剤前駆物質の例は、EP−A第0 1 70 386号明細書に記載のような(6−オクタンアミドカプロイル)オキシ ベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホ ネート、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネートなどのア ミド置換ペルオキシ酸前駆物質化合物である。 前記漂白剤前駆物質の欠点は、溶解速度が低いことである。その結果、過加水 分解速度は、減速され、このことはクリーニング性能に影響を及ぼす。この問題 は、低温および短い洗浄サイクルに向かう消費者の洗浄習慣の動向と共に一層深 刻である。問題は、特に、前記漂白剤前駆物質を高い硬度条件下で使用して溶解 時に低い溶解度のカルシウム塩を生成する時にも遭遇することがある。減速され た過加水分解のこのような問題は、漂白剤前駆物質が非常に低い溶解速度を示し 、 よって過加水分解速度に影響を及ぼす形で存在する場合に更に重大となる。 遅い過加水分解速度を有する漂白剤前駆物質と関連づけられる更に他の問題は 、汚れた布帛(布地)が酵素カタラーゼを放出する時に生ずる。従って、前駆物 質の遅い過加水分解のため、カタラーゼは、漂白活性化剤を適当に過加水分解す る前に過酸化水素成分を破壊するであろう。その結果、洗浄液に存在する過酸の 濃度は低下し、それゆえ漂白性能は低下する。 従って、非水性液体洗剤組成物の処方業者は、効率的な過加水分解を引き起こ すための前駆物質の有効な溶解を与える非水性液体洗剤組成物を処方する課題に 直面している。 本発明者らは、クラフト点少なくとも10℃を有する漂白剤前駆物質の量と比 較して多量のアルコールアルコキシレート非イオン界面活性剤を、液体非水性洗 剤組成物内または水性洗浄液内で使用することにより、このようなニーズを満た すことを今や見出した。 それゆえ、本発明の利点は、効率的な溶解速度を生ずる漂白剤前駆物質含有洗 剤組成物を提供することである。 本発明の別の利点は、二価塩または三価塩の使用を可能にする組成物を提供す ることである。 本発明の更に他の利点は、改善された耐酵素カタラーゼ性を有する組成物を提 供することである。 本発明の別の利点は、少量の過酸素漂白剤の使用を可能にする組成物を提供す ることである。 漂白剤前駆物質を含有する非水性液体洗剤組成物は、EP第540 090号 明細書に記載されている。この文書は、アルコールエトキシ化界面活性剤を使用 することが漂白剤前駆物質の溶解速度/過加水分解速度を増大することを開示し ておらず、または示唆していない。発明の開示 本発明は、アルコールアルコキシレート非イオン界面活性剤およびクラフト点 少なくとも10℃を有する漂白剤前駆物質を含む液体非水性洗剤組成物であって 、前記界面活性剤および前記前駆物質が、非イオン界面活性剤対漂白剤前駆物質 のモル比少なくとも2:1で存在することを特徴とする、液体非水性洗剤組成物 に関する。 発明を実施するための最良の形態 アルコールアルコキシ化非イオン界面活性剤 本発明の必須成分は、アルコールアルコキシレート非イオン界面活性剤である 。このような種類の界面活性剤は、混合ミセルを生成することによって疎水性漂 白活性化剤を溶解するのを助長すると考えられる(混合ミセルは硬度の存在下で 或る程度漂白活性化剤の沈殿も防止する)。理論によって限定しようとするもの ではないが、同時ミセル化は、前駆物質分子を過酸化水素により接近可能にさせ ることによって過加水分解も加速できると考えられる。 前記非イオン界面活性剤は、典型的には、全洗剤組成物の5〜50重量%、好 ましくは10〜30重量%、最も好ましくは15〜25重量%の量で存在する。 アルキレンオキシド基(性状が親水性)と性状が分枝または線状脂肪族(例え ば、ゲルベまたは第二級アルコール)またはアルキル芳香族であってもよい有機 疎水性化合物との縮合によって製造される化合物として広く定義してもよい好適 なアルキルアルコキシレート非イオン界面活性剤クラスの化合物。特定の疎水基 と縮合する親水基またはポリオキシアルキレン基の長さは、親水性エレメントと 疎水性エレメントとの間の所望のバランス度を有する水溶性化合物を生成するよ うに容易に調整できる。 好適な例示の種類のこのようなアルコールアルコキシレート非イオン界面活性 剤を以下に記載する。 1. アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、ポリプロピレンオ キシド縮合物、およびポリブチレンオキシド縮合物。一般に、ポリエチレンオキ シド縮合物が好ましい。これらの化合物としては、直鎖または分枝鎖配置のいず れかに6〜12個の炭素原子を有するアルキル基を有するアルキルフェノールと アルキレンオキシドとの縮合物が挙げられる。好ましい態様においては、エチレ ンオキシドは、アルキルフェノール1モル当たり5〜25モルに等しい量で存在 する。この種の市販の非イオン界面活性剤としては、GAFコーポレーションに よって市販されているイゲパール(IgepalTM)CO−630、およびローム・エ ンド・ハース・カンパニーによって市販されているトリトン(TritonTM)X−4 5、X−114、X−100、およびX−102が挙げられる。 2. 脂肪族アルコールとエチレンオキシド1〜25モルとの縮合物。脂肪族 アルコールのアルキル鎖は、直鎖または分枝、第一級または第二級であることが でき、一般に、8〜22個の炭素原子を有する。炭素数10〜20のアルキル基 を有するアルコールとアルコール1モル当たり2〜10モルのエチレンオキシド との縮合物が、特に好ましい。この種の市販の非イオン界面活性剤の例としては 、ユニオン・カーバイド・コーポレーションによって市販されているタージトー ル(TergitolTM)15−S−9(C11〜C15線状アルコールとエチレンオキシド 9モルとの縮合物)、タージトールTM24−L−6NMW(狭い分子量分布を有 するC12〜C14第一級アルコールとエチレンオキシド6モルとの縮合物);シェ ル・ケミカル・カンパニーによって市販されているネオドール(NeodolTM)45 −9(C14〜C15線状アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合物)、ネオ ドールTM23−6.5(C12〜C13線状アルコールとエチレンオキシド6.5モ ルとの縮合物)、ネオドールTM45−7(C14〜C15線状アルコールとエチレン オキシド7モルとの縮合物)、ネオドールTM45−4(C14〜C15線状アルコー ルとエチレンオキシド4モルとの縮合物)、およびザ・プロクター・エ ンド・ギャンブル・カンパニーによって市販されているキロ(KyroTM)EOB( C13〜C15アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合物)が挙げられる。 3. プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によって生成され た疎水性ベースとエチレンオキシドとの縮合物。これらの化合物の疎水部分は、 好ましくは、分子量1500〜1800を有し、水不溶性を示す。この疎水部分 へのポリオキシエチレン部分の付加は、全体として分子の水溶性を増大する傾向 があり、且つ生成物の液体特性は、ポリオキシエチレン含量が縮合物の全重量の 50%(40モルまでのエチレンオキシドとの縮合に相当)である点まで保持さ れる。この種の化合物の例としては、BASFによって市販されている商業上入 手可能なプルロニック(PluronicTM)界面活性剤の或るものが挙げられる。 4. プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応から生ずる生成物とエ チレンオキシドとの縮合物。これらの生成物の疎水部分は、エチレンジアミンと 過剰のプロピレンオキシドとの反応生成物からなり、且つ一般に分子量2500 〜3000を有する。この疎水部分は、縮合物がポリオキシエチレン40〜80 重量%を含有し且つ分子量5,000〜11,000を有する程度までエチレン オキシドと縮合する。この種の非イオン界面活性剤の例としては、BASFによ って市販されている商業状入手可能なテトロニック(TetronicTM)化合物の或る ものが挙げられる。 前記非イオンアルコキシ化界面活性剤のいずれかのものの混合物は、使用して もよい。 以下に定義のような組成物内のモル比要件が満たされるか以下に定義のような 洗浄液内の非イオン界面活性剤の量が存在する限り、非イオン界面活性剤は、い かなる手段によっても本発明の洗剤組成物内に配合してもよい。それは、クラフ ト点少なくとも10℃を有する漂白剤前駆物質と一緒に加工して凝集体を調製し てもよい。また、それは、漂白剤とは別個の成分として洗剤組成物に配合しても よい。これらの方法のいずれかの組み合わせは、使用できる。クラフト点少なくとも10℃を有する漂白剤前駆物質 本発明の他の必須成分は、クラフト点少なくとも10℃、好ましくは少なくと も50℃、より好ましくは少なくとも60℃を有する漂白剤前駆物質である。ク ラフト点とは、その温度より高い温度では脱イオン水中の漂白活性化剤10重量 %の溶液が完全に明澄透明になる温度を意味する。「明澄透明」とは、可視スペ クトルの光線の通過を許容する物質を意味する。使用するのに好適な漂白剤前駆 物質は、好ましくは、陰イオン型を有する。 本発明の目的に好適な陰イオン漂白剤前駆物質は、−O−または−N−結合を 通して離脱基に結合されるペルオキシ酸部分を構成する少なくとも1個のアシル 基を有する化合物からなる。 本発明の目的に好適な陰イオンペルオキシ酸漂白剤前駆物質は、下記の一般式 R1N(R5)C(O)R2C(O)Lまたは R1C(O)N(R5)R2C(O)L (式中、R1は炭素数1〜14のアルキル、アリールまたはアルカリール基であ り、R2は炭素数1〜14のアルキレン、アリーレン、およびアルカリーレン基 であり、R5はHまたは炭素数1〜10のアルキル、アリール、またはアルカリ ール基であり、Lは本質上いかなる離脱基でもあることができる) のアミド置換化合物である。R1は、好ましくは、6〜12個の炭素原子を有す る。R2は、好ましくは、4〜8個の炭素原子を有する。R1は、分枝、置換また は両方を含有する直鎖または分枝アルキル、置換アリールまたはアルキルアリー ルであってもよく且つ合成源または天然源のいずれか、例えば、タロー脂肪から 得てもよい。類似の構造変形は、R2の場合に許容できる。R2は、アルキル、ア リールを包含でき、前記R2はハロゲン、窒素、硫黄および他の典型的な置換基 または有機化合物も含有してもよい。R5は、好ましくは、Hまたはメチルで ある。R1およびR5は、合計で18個より多い炭素原子を有しているべきではな い。この種のアミド置換漂白活性剤化合物は、EP−A第0170386号明細 書に記載されている。 離脱基(以下L基)は、過加水分解反応が最適の時間枠(例えば、洗浄サイク ル)内で生ずるように十分な程反応性でなければならない。しかしながら、Lが 余りに反応性であるならば、この活性化剤は、洗剤組成物で使用するために安定 化することが困難であろう。 好ましいL基は、およびそれらの混合物から選ばれる(式中、R1は炭素数1〜14のアルキル、 アリール、またはアルカリール基であり、R3は炭素数1〜8のアルキル鎖であ り、R4はHまたはR3であり、YはHまたは可溶化基である)。R1、R3および R4のいずれも、本質上いかなる官能基、例えば、アルキル、ヒドロキシ、アル コキシ、ハロゲン、アミン、ニトロシル、アミドおよびアンモニウムまたはアル キルアンモニウム基で置換してもよい。 好ましい可溶化基は、−SO3 -+、−CO2 -+、−SO4 -+、−N+(R3 4-およびO←N(R33、最も好ましくは−SO3 -+、および−CO2 -+ (式中、R3は炭素数1〜4のアルキル鎖であり、Mは陽イオンであり、Xは陰 イオンである)である。好ましくは、Mは、アルカリ金属、アンモニウムまたは 置換アンモニウム陽イオンであり、ナトリウムおよびカリウムが最も好ましく、 Xはハライド、ヒドロキシド、メチルサルフェートまたはアセテート陰イオンで ある。 前記式の漂白剤前駆物質の好ましい例としては、EP−A第0170386号 明細書に記載のような(6−オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホ ネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6− デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、およびそれらの混合物 から選ばれるアミド置換ペルオキシ酸前駆物質化合物が挙げられる。 また、本発明者らは、クラフト点少なくとも10℃を有する更に他の陰イオン 漂白剤前駆物質が前記陰イオン漂白剤前駆物質の代わりにまたは前記陰イオン漂 白剤前駆物質との組み合わせで使用できることを見出した。このような前駆物質 は、二価金属塩および/または三価金属塩として存在する前記陰イオン漂白剤前 駆物質である。この知見は、このような漂白剤前駆物質塩が水中で低い溶解度を 有するので、特に驚異的である。このような低溶解度漂白剤前駆物質の典型例と しては、〔(6−オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホン酸〕2M g、〔(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホン酸〕2Mg、〔 (6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホン酸〕2Mg、〔(6− オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホン酸〕2Ca、〔(6−ノナ ンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホン酸〕2Ca、〔(6−デカンアミ ドカプロイル)オキシベンゼンスルホン酸〕2Ca、およびそれらの混合物が挙 げられる。 それゆえ、本発明の利点は、二価金属塩および/または三価金属塩として存在 する陰イオン漂白剤前駆物質の使用を可能にすることである。 前記ペルオキシ酸漂白剤前駆物質のいずれかのものの混合物も、使用してもよ い。 前記ペルオキシ酸漂白剤前駆物質のうち、(6−オクタンアミドカプロイル) オキシベンゼンスルホネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼン スルホネート、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、 およびそれらの混合物から選ばれるアミド置換ペルオキシ酸前駆物質化合物が好 ましい。 洗剤組成物内のクラフト点少なくとも10℃を有するペルオキシ酸漂白剤前駆 物質の典型量は、組成物の0.1〜25重量%、好ましくは1〜20重量%、最 も好ましくは3〜15重量%である。 また、非イオン界面活性剤および前駆物質は少なくとも2:1、好ましくは少 なくとも4:1のモル比で存在することが本発明の洗剤組成物の必須要件である 。 このような要件の場合には、理論によって限定しようとするものではないが、 アルコールアルコキシレート非イオン界面活性剤は、混合ミセルを調製すること によってクラフト点少なくとも10℃を有する漂白剤前駆物質を溶解するのを助 長すると考えられる(混合ミセルは或る程度硬度の存在下で前記漂白活性化剤の 沈殿も防止する)。任意の補助前駆物質 任意の漂白剤前駆物質は、広範囲の汚れ除去を有する洗剤組成物を与えるため にクラフト点少なくとも10℃を有する漂白剤前駆物質に加えて使用してもよい 。これらの漂白剤補助前駆物質は、クラフト点10℃未満を有するか、液体漂白 剤前駆物質である。 好適なペルオキシ酸漂白剤補助前駆物質としては、テトラアセチルエチレンジ アミン(TAED)漂白剤前駆物質が挙げられる。 クラフト点10℃未満を有するなお別の種類の漂白剤前駆物質は、アルキルペ ルカルボン酸漂白剤前駆物質のクラスである。好ましいアルキルペルカルボン酸 前駆物質としては、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(米国特許第4,4 12,934号明細書に記載のNOBS)および3,5,5−トリメチルヘキサ ノイルオキシベンゼンスルホン酸Na(EP第120,591号明細書に記載の ISONOBS)およびそれらの塩が挙げられる。 補助前駆物質として好適ななお別の種類の漂白剤前駆物質は、一般に英国特許 第955735号明細書に開示のラクタムクラスのN−アシル化前駆物質化合物 である。この種の好ましい物質は、カプロラクタムからなる。 好適なカプロラクタム漂白剤前駆物質は、式 (式中、R1は炭素数6〜12のアルキル、アリール、アルコキシアリールまた はアルカリール基である) を有する。好ましい疎水性N−アシルカプロラクタム漂白剤前駆物質は、ベンゾ イルカプロラクタム、オクタノイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラクタム 、デカノイルカプロラクタム、ウンデセノイルカプロラクタム、3,5,5−ト リ メチルヘキサノイルカプロラクタムおよびそれらの混合物から選ばれる。最も好 ましいものは、ノナノイルカプロラクタムである。 好適なバレロラクタムは、式 (式中、R1は炭素数6〜12のアルキル、アリール、アルコキシアリールまた はアルカリール基である) を有する。より好ましくは、R1は、フェニル、ヘプチル、オクチル、ノニル、 2,4,4−トリメチルペンチル、デセニルおよびそれらの混合物から選ばれる 。 これらの追加の活性化剤のうち、ペルオキシ酸漂白剤前駆物質テトラアセチル エチレンジアミン(TAED)漂白剤前駆物質が高度に好ましい。 他の好適な漂白剤前駆物質は、陽イオン漂白剤前駆物質である。好適な陽イオ ンペルオキシ酸前駆物質としては、アンモニウムまたはアルキルアンモニウム置 換アルキルまたはベンゾイルオキシベンゼンスルホネート、N−アシル化カプロ ラクタム、N−アシル化バレロラクタムおよびモノベンゾイルテトラアセチルグ ルコースベンゾイルペルオキシドのいずれも挙げられる。好ましい陽イオン漂白 剤前駆物質は、式(式中、xは0または1であり、置換基R、R′およびR″は各々C1〜C10ア ルキルまたはC2〜C4ヒドロキシアルキル基、または〔(Cy2y)O〕n−R ′′′(式中、yは2〜4であり、nは1〜20であり、R′′′はC1〜C4 アルキル基または水素である)であり、Xは陰イオンである〕のバレロラクタム およびアシルカプロラクタム化合物から誘導される。 存在する時には、前記補助前駆物質は、通常、洗剤組成物の0.1〜60重量 %、好ましくは1〜40重量%、最も好ましくは3〜25重量%の量で配合する であろう。 好ましくは、本発明の洗剤組成物は、過酸化水素源を含むであろう。過酸化水素源 好ましい過酸化水素源としては、ペルハイドレート漂白剤が挙げられる。ペル ハイドレートは、典型的には、洗浄液中のアルカリ性過酸化水素源として無機ペ ルハイドレート漂白剤(通常、ナトリウム塩の形)である。このペルハイドレー トは、通常、組成物の0.1〜60重量%、好ましくは3〜40重量%、より好 ましくは5〜35重量%、最も好ましくは8〜30重量%の量で配合する。 ペルハイドレートは、過ホウ酸塩1水和物または4水和物、過炭酸塩、過リン 酸塩、過ケイ酸塩などのアルカリ金属無機塩のいずれであってもよいが、通常、 アルカリ金属過ホウ酸塩または過炭酸塩である。 好ましいペルハイドレートである過炭酸ナトリウムは、2Na2CO3・3H2 2に対応する式を有する付加化合物であり且つ結晶性固体として市販されてい る。大抵の市販の材料は、製法時に配合する少量のEDTA、1−ヒドロキシエ チリデン1,1−ジホスホン酸(HEDP)、アミノホスホネートなどの重金属 イオン封鎖剤を包含する。本発明の洗剤組成物アスペクトの目的で、ペルカーボ ネートは、追加の保護なしに洗剤組成物に配合できるが、このような組成物の好 ましい実施物は、被覆形の物質を利用する。ボレート、ホウ酸およびサイトレー トまたはSiO2:Na2O比1.6:1から 3.4:1、好ましくは2.8:1のケイ酸ナトリウム〔ペルカーボネートの2 〜10重量%(通常3〜5重量%)のシリケート固体の量を与えるために水溶液 として適用する〕を含めて各種の被覆物は、使用できる。しかしながら、最も好 ましい被覆物は、炭酸ナトリウムとサルフェートまたは塩化ナトリウムとの混合 物である。 本発明の非水性洗剤組成物は、界面活性剤と低極性溶媒とを含有する液相を更 に含んでもよい。本発明の洗剤組成物の液相および固相の成分並びに組成物形、 製法および用途は、次の通りより詳細に記載する。 すべての濃度および比率は、特に断らない限り、重量基準である。追加の界面活性剤 本発明の洗剤組成物の界面活性剤混合物成分の量は、他の組成物成分の性状お よび量に応じてそして最終的に調製される組成物の所望のレオロジー性に応じて 変化できる。一般に、この界面活性剤混合物は、組成物の約10〜90重量%を 占める量で使用されるであろう。より好ましくは、界面活性剤混合物は、組成物 の約 15〜50重量%を占めるであろう。 陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤および双性界面活 性剤、およびこれらの界面活性剤の種の典型的なリストは、1972年5月23 日にノリスに発行の米国特許第3,664,961号明細書に与えられている。 高度に好ましい陰イオン界面活性剤は、線状アルキルベンゼンスルホネート( LAS)物質である。このような界面活性剤およびそれらの製法は、例えば、米 国特許第2,220,099号明細書および第2,477,383号明細書(こ こに参考文献として編入)に記載されている。アルキル基中の炭素原子の平均数 が約11〜14である線状直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムおよび線 状直鎖アルキルベンゼンスルホン酸カリウムが、特に好ましい。C11〜C14、例 えば、C12LASナトリウムが、特に好ましい。 他の好適な陰イオン界面活性剤としては、式 ROSO3M〔式中、Rは好ま しくはC10〜C24ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C18アルキル成分を有する アルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C15アルキルまたは ヒドロキシアルキルであり、MはHまたは陽イオン、例えば、アルカリ金属陽イ オン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、またはアンモニウムまたは 置換アンモニウム(第四級アンモニウム陽イオン、例えば、テトラメチル−アン モニウムおよびジメチルピペリジニウム陽イオン)である〕の水溶性塩または酸 であるアルキルサルフェート界面活性剤が挙げられる。 他の好適な陰イオン界面活性剤としては、式 RO(A)mSO3M〔式中、R はC10〜C24アルキル成分を有する非置換C10〜C24アルキルまたはヒドロキシ アルキル基、好ましくはC12〜C18アルキルまたはヒドロキシアルキル、より好 ましくはC12〜C15アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシま たはプロポキシ単位であり、mは0より大きく、典型的には約0.5〜約6、よ り好ましくは約0.5〜約3であり、MはHまたは、例えば、金属陽イオン(例 えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、ア ンモニウムまたは置換アンモニウム陽イオンであることができる陽イオンである 〕の水溶性塩または酸であるアルキルアルコキシ化サルフェート界面活性剤が挙 げられる。アルキルエトキシ化サルフェート並びにアルキルプロポキシ化サルフ ェートは、ここで意図される。置換アンモニウム陽イオンの特定例としては、第 四級アンモニウム陽イオン、例えば、テトラメチル−アンモニウムおよびジメチ ルピペリジニウム陽イオンが挙げられる。例示の界面活性剤は、C12〜C15アル キルポリエトキシレート(1.0)サルフェート(C12〜C15E(1.0)M) 、C12〜C15アルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェート(C12〜C15 E(2.25)M)、C12〜C15アルキルポリエトキシレート(3.0)サル フェート(C12〜C15E(3.0)M)、およびC12〜C15アルキルポリエト キシレート(4.0)サルフェート(C12〜C15E(4.0)M)(式中、Mは ナトリウムおよびカリウムから好都合に選ばれる)である。 使用すべき他の好適な陰イオン界面活性剤は、「ザ・ジャーナル・オブ・ジ・ アメリカン・オイル・ケミスツ・ソサエティー」,52(1975),pp.32 3−329に従ってガス状SO3でスルホン化するC8〜C20カルボン酸(即ち、 脂肪酸)の線状エステルを含めてアルキルエステルスルホネート界面活性剤であ る。好適な出発物質としては、タロー、パーム油などから誘導されるような天然 脂肪物質が挙げられるであろう。 特に洗濯応用に好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤は、構造式 (式中、R3はC8〜C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれらの 組み合わせであり、R4はC1〜C6ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、また はそれらの組み合わせであり、Mはアルキルエステルスルホネートと水溶性塩を 形成する陽イオンである) のアルキルエステルスルホネート界面活性剤からなる。好適な塩形成陽イオンと しては、金属、例えば、ナトリウム、カリウムおよびリチウム、および置換また は非置換アンモニウム陽イオンが挙げられる。好ましくは、R3はC10〜C16ア ルキルであり、R4はメチル、エチルまたはイソプロピルである。R5がC10〜C16 アルキルであるメチルエステルスルホネートが、特に好ましい。 洗剤目的で有用な他の陰イオン界面活性剤も、本発明の洗濯洗剤組成物に配合 できる。これらとしては、石鹸の塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アン モニウム塩、および置換アンモニウム塩、例えば、モノエタノールアミン塩、ジ エタノールアミン塩およびトリエタノールアミン塩を含めて)、C8〜C22第一 級または第二級アルカンスルホネート、C8〜C24オレフィンスルホネート、例 えば英国特許第1,082,179号明細書に記載のようにアルカリ土類金属ク エン酸塩の熱分解生成物のスルホン化によって製造されるスルホン化ポリカルボ ン酸、C8〜C24アルキルポリグリコールエーテルサルフェート(エチレンオキ シド10モルまでを含有)、アルキルグリセロールスルホネート、脂肪アシルグ リセロールスルホネート、脂肪オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフ ェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート、パラフィンスルホネート、ア ルキルホスフェート、イセチオネート、例えば、アシルイセチオネート、N−ア シルタウレート、アルキルスクシナメートおよびスルホスクシネート、スルホス クシネートのモノエステル(特に飽和および不飽和C12〜C18モノエステル)、 スルホスクシネートのジエステル(特に飽和および不飽和C6〜C12ジエステル )、アルキル多糖類のサルフェート、例えば、アルキルポリグルコシドのサルフ ェート(非イオン非硫酸化化合物は以下に記載)、およびアルキルポリエトキシ カルボキシレート、例えば、式 RO(CH2CH2O)k−CH2COO-+(式 中、RはC8〜C22アルキルであり、kは1〜10の整数であり、Mは可溶性塩 形成陽イオンである)のものが挙げることができる。樹脂酸および水素添加樹脂 酸、例えば、ロジン、水素添加ロジン、およびトール油に存在するかトール油か ら誘導される樹脂酸および水素添加樹脂酸も、好適である。更に他の例は、「界 面活性剤および洗剤」(シュワルツ、ペリーおよびバーチによる第I巻および第 II巻)に記載されている。各種のこのような界面活性剤は、一般にローリン等に 1975年12月30日発行の米国特許第3,929,678号明細書第23欄 第58行〜第29欄第23行(ここに参考文献として編入)にも開示されている 。 そこに配合する時には、本発明の洗剤組成物は、典型的には、このような陰イ オン界面活性剤約1〜約40重量%、好ましくは約5〜約25重量%を含む。非水性液体希釈剤 洗剤組成物の液相を調製するために、前記界面活性剤(混合物)は、非水性低 極性有機溶媒と合わせてもよい。非水性低極性有機溶媒 本発明の洗剤組成物の一部分を構成してもよい液体希釈剤の別の成分は、1種 以上の非水性低極性有機溶媒からなる。「溶媒」なる用語は、組成物の液相の非 界面活性担体または希釈剤部分を意味するようにここで使用される。本組成物の 必須成分および/または任意成分の若干は、実際に、「溶媒」含有相に溶解して もよいが、他の成分は、「溶媒」含有相内に分散された粒状物質として存在する であろう。このように、「溶媒」なる用語は、溶媒物質が添加される洗剤組成物 成分のすべてを実際に溶解することができることを必要とすることを意味しない 。 本発明の溶媒として使用する非水性有機物質は、低極性の液体であるものであ る。本発明の目的で、「低極性」液体は、本組成物で使用する好ましい種類の粒 状物質の1つ、即ち、過酸素漂白剤、過ホウ酸ナトリウムまたは過炭酸ナトリウ ムを溶解する傾向をほとんど有していない(もしあったとしても)ものである。 このように、エタノールなどの比較的極性を有する溶媒は、利用すべきではない 。本発明の非水性液体洗剤組成物で有用な好適な種類の低極性溶媒としては、ア ルキレングリコールモノ低級アルキルエーテル、低分子量ポリエチレングリコー ル、低分子量メチルエステルおよびアミドなどが挙げられる。 ここで使用するのに好ましい種類の非水性低極性溶媒は、モノ−、ジ−、トリ −、またはテトラ−C2〜C3アルキレングリコールモノC2〜C6アルキルエーテ ルからなる。このような化合物の特定例としては、ジエチレングリコールモノブ チルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレング リコールモノエチルエーテルおよびジプロピレングリコールモノブチルエーテル が挙げられる。ジエチレングリコールモノブチルエーテルおよびジプロピレ ングリコールモノブチルエーテルが、特に好ましい。この種の化合物は、商品名 ダウアノール(Dowanol)、カルビトール(Carbitol)およびセロソルブ(Cello solve)で市販されている。 ここで有用な別の好ましい種類の非水性低極性有機溶媒は、低分子量ポリエチ レングリコール(PEG)からなる。このような物質は、分子量少なくとも約1 50を有するものである。分子量約200〜600のPEGが、最も好ましい。 なお別の好ましい種類の無極性非水性溶媒は、低分子量メチルエステルからな る。このような物質は、一般式 R1−C(O)−OCH3(式中、R1は1〜約 18である)のものである。好適な低分子量メチルエステルの例としては、酢酸 メチル、プロピオン酸メチル、オクタン酸メチルおよびドデカン酸メチルが挙げ られる。 使用する1種以上の非水性低極性有機溶媒は、勿論、本発明の液体洗剤組成物 で使用する他の組成物成分、例えば、漂白剤および/または活性化剤と相容性で あるべきであり且つ非反応性であるべきである。このような溶媒成分は、一般に 、組成物の約1〜60重量%の量で利用されるであろう。より好ましくは、非水 性低極性有機溶媒は、組成物の約5〜40重量%、最も好ましくは組成物の約1 0〜25重量%を占めるであろう。液体希釈剤濃度 界面活性剤混合物の濃度と同様に、本組成物中の合計液体希釈剤の量は、他の 組成物成分の種類および量により且つ所望の組成物の性質により決定されるであ ろう。一般に、液体希釈剤は、本組成物の約20〜80重量%を占めるであろう 。より好ましくは、液体希釈剤は、組成物の約40〜60重量%を占めるであろ う。固相 本発明の非水性洗剤組成物は、液相に分散され且つ懸濁される粒状物質の固相 も更に含んでもよい。一般に、このような粒状物質は、大きさが約0.1〜 1500μmであろう。より好ましくは、このような物質は、大きさが約5〜2 00μmであろう。 ここで利用する粒状物質は、粒状形で組成物の非水性液相に実質上不溶性であ る1種以上の洗剤組成物成分からなることができる。利用できる粒状物質の種類 は、次の通り詳細に記載する。界面活性剤 本発明の非水性液体洗剤組成物に懸濁できる種類の粒状物質としては、非水性 液相に完全にまたは部分的に不溶性である補助陰イオン界面活性剤が挙げられる 。このような溶解度特性を有する最も普通の種類の陰イオン界面活性剤は、第一 級または第二級アルキルサルフェート陰イオン界面活性剤からなる。このような 界面活性剤は、高級C8〜C20脂肪アルコールの硫酸化によって製造されるもの である。 通常の第一級アルキルサルフェート界面活性剤は、一般式 ROSO3 -+ (式中、Rは典型的には線状C8〜C20ヒドロカルビル基であり、直鎖または分 枝鎖であってもよく、Mは水溶化陽イオンである) を有する。好ましくは、RはC10〜C14アルキルであり、Mはアルカリ金属であ る。最も好ましくは、Rは約C12であり、Mはナトリウムである。 通常の第二級アルキルサルフェートも、本組成物の固相の必須の陰イオン界面 活性剤成分として利用してもよい。通常の第二級アルキルサルフェート界面活性 剤は、分子のヒドロカルビル「主鎖」に沿ってランダムに分布されたサルフェー ト部分を有する物質である。このような物質は、構造 CH3(CH2n(CHOSO3 -+)(CH2mCH3 (式中、mおよびnは2以上の整数であり、m+nの和は典型的には約9〜15 であり、Mは水溶化陽イオンである) によって示してもよい。 必要な粒状物質のすべてまたは一部分として利用するならば、アルキルサルフ ェートなどの補助陰イオン界面活性剤は、一般に、組成物の約1〜10重量%、 より好ましくは組成物の約1〜5重量%を占めるであろう。粒状物質のすべてま たは一部分として使用するアルキルサルフェートは、本発明の液相の一部分とし て本質上利用するアルキルエーテルサルフェート界面活性剤成分の一部分を構成 してもよい非アルコキシ化アルキルサルフェート物質とは別個に製造し、本組成 物に加える。有機ビルダー物質 本発明の非水性液体洗剤組成物に懸濁できる別の可能な種類の粒状物質は、カ ルシウムまたは他のイオン、本組成物の洗濯/漂白使用時に遭遇する水硬度の影 響を消すのに役立つ有機洗浄性ビルダー物質からなる。このような物質の例とし ては、アルカリ金属のクエン酸塩、コハク酸塩、マロン酸塩、脂肪酸塩、カルボ キシメチルコハク酸塩、カルボン酸塩、ポリカルボン酸塩およびポリアセタール カルボン酸塩が挙げられる。特定例としては、オキシジコハク酸、メリト酸、ベ ンゼンポリカルボン酸およびクエン酸のナトリウム塩、カリウム塩およびリチウ ム塩が挙げられる。他の例は、有機ホスホネート型金属イオン封鎖剤、例えば、 モンサントによってデクエスト(Dequest)の商品名で販売されているものおよび アルカンヒドロキシホスホネートである。クエン酸塩が、高度に好ましい。 他の好適な有機ビルダーとしては、ビルダー性を有することが既知の高分子量 重合体および共重合体が挙げられる。例えば、このような物質としては、適当な ポリアクリル酸、ポリマレイン酸、およびポリアクリル酸/ポリマレイン酸共重 合体およびそれらの塩、例えば、BASFによってソカラン(Sokalan)の商標で 販売されているものが挙げられる。 別の好適な種類の有機ビルダーは、高級脂肪酸の水溶性塩、即ち、「石鹸」か らなる。これらとしては、アルカリ金属石鹸、例えば、炭素数約8〜約24、好 ましくは炭素数約12〜約18の高級脂肪酸のナトリウム塩、カリウム塩、アン モニウム塩およびアルキロールアンモニウム塩が挙げられる。石鹸は、油脂の直 接ケン化により、または遊離脂肪酸の中和により製造できる。ヤシ油およびタロ ーに由来する脂肪酸の混合物のナトリウム塩およびカリウム塩、即ち、ナトリウ ムまたはカリウムのタロー石鹸およびココナツ石鹸が、特に有用である。 必要な粒状物質のすべてまたは一部分として利用するならば、不溶性有機洗浄 性ビルダーは、一般に、本組成物の約2〜20重量%を占めることができる。よ り好ましくは、このようなビルダー物質は、組成物の約4〜10重量%を占める ことができる。無機アルカリ度源 本発明の非水性液体洗剤組成物に懸濁できる別の可能な種類の粒状物質は、こ のような組成物から調製される水性洗浄液を一般にアルカリ性にさせるのに役立 つ物質からなることができる。このような物質は、洗浄性ビルダーとして、即ち 、洗浄性能に対する水硬度の悪影響を消す物質として作用してもよく、または作 用しなくてもよい。 好適なアルカリ度源の例としては、水溶性アルカリ金属炭酸塩、重炭酸塩、ホ ウ酸塩、ケイ酸塩およびメタケイ酸塩が挙げられる。環境上の理由で好ましくな いが、水溶性リン酸塩も、アルカリ度源として利用してもよい。これらとしては 、アルカリ金属のピロリン酸塩、オルトリン酸塩、ポリリン酸塩およびホスホン 酸塩が挙げられる。これらのアルカリ度源のすべてのうち、炭酸ナトリウムなど のアルカリ金属炭酸塩が、最も好ましい。 アルカリ度源は、水和性塩の形であるならば、本発明の非水性液体洗剤組成物 で乾燥剤としても役立つことがある。乾燥剤でもあるアルカリ度源の存在は、水 による失活を受けやすい過酸素漂白剤などの組成物成分を化学的に安定化するこ とに関して利益を与えることがある。 粒状物質成分のすべてまたは一部分として利用するならば、アルカリ度源は、 一般に、本組成物の約1〜15重量%を占めるであろう。より好ましくは、アル カリ度源は、組成物の約2〜10重量%を占めることができる。このような物質 は、水溶性であるが、一般に本発明の非水性洗剤組成物に不溶性であろう。この ように、このような物質は、一般に、非水性液相に個別の粒子の形で分散するで あろう。任意の組成物成分 前記のような組成物液相成分および固相成分に加えて、本発明の洗剤組成物は 、各種の任意成分を含有でき、好ましくは含有するであろう。このような任意成 分は、液体または固体形のいずれかであってもよい。任意成分は、液相に溶解し てもよく、または微粒子または小滴の形で液相内に分散してもよい。本組成物で 場合によって利用してもよい物質の若干は、次の通りより詳細に記載する。任意の無機洗浄性ビルダー 本発明の洗剤組成物は、場合によって、アルカリ度源としても機能する前記の ものを超える1種以上の無機洗浄性ビルダーも含有してもよい。このような任意 の無機ビルダーとしては、例えば、ゼオライトなどのアルミノシリケートが挙げ られる。アルミノシリケートゼオライトおよび洗浄性ビルダーとしての用途は、 1986年8月12日発行のコルキル等の米国特許第4,605,509号明細 書(その開示をここに参考文献として編入)により十分に論じられている。また 、結晶性層状シリケート、例えば、この米国特許第4,605,509号明細書 に論じたものも、本発明の洗剤組成物で使用するのに好適である。利用するなら ば、任意の無機洗浄性ビルダーは、本組成物の約2〜15重量%を占めることが できる。任意の酵素 本発明の洗剤組成物は、場合によって、1種以上の洗剤酵素も含有してもよい 。このような酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼおよびリパ ーゼが挙げることができる。このような物質は、技術上既知であり且つ市販され ている。それらは、本発明の非水性液体洗剤組成物に懸濁液、「マルメ」または 「プリル」の形で配合してもよい。別の好適な種類の酵素は、非イオン界面活性 剤中の酵素のスラリーの形のものからなる。この形の酵素は、例えば、ノボ・ノ ルディスクによって商品名「LDP」で市販されている。 本組成物に通常の酵素プリルの形で加える酵素が、ここで使用するのに特に好 ましい。このようなプリルは、一般に、大きさが約100〜1,000μm、よ り好ましくは約200〜800μmであろうし且つ組成物の非水性液相全体にわ たって懸濁するであろう。本発明の組成物中のプリルは、他の酵素形と比較して 、経時的に酵素活性の保持に関して特に望ましい酵素安定性を示すことが見出さ れた。このように、酵素プリルを利用する組成物は、酵素を水性液体洗剤に配合 する時にしばしば使用しなければならないものなどの通常の酵素安定剤を含有す る必要はない。 使用するならば、酵素は、通常、組成物1g当たり活性酵素約10mg(重量) まで、より典型的には約0.01mg〜約5mgを与えるのに十分な量で本発明の非 水性液体組成物に配合するであろう。換言すれば、本発明の非水性液体洗剤組成 物は、典型的には、市販の酵素製剤約0.001〜5重量%、好ましくは約0. 01〜1重量%を含むであろう。例えば、プロテアーゼ酵素は、通常、このよう な市販製剤に組成物1g当たり0.005〜0.1アンソン単位(AU)の活性 を与えるのに十分な量で存在する。任意のキレート化剤 また、本発明の洗剤組成物は、本発明の非水性洗剤組成物内の金属イオン、例 えば、鉄および/またはマンガンをキレート化するのに役立つキレート化剤を場 合によって含有していてもよい。このようなキレート化剤は、このように、さも なければ過酸素漂白剤などの組成物成分を失活する傾向があるであろう組成物中 の金属不純物との錯体を生成するのに役立つ。有用なキレート化剤としては、ア ミノカルボキシレート、ホスホネート、アミノホスホネート、多官能置換芳香族 キレート化剤およびそれらの混合物が挙げることができる。 任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートとしては、エチレン ジアミンテトラアセテート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテ ート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリ エチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテー ト、エチレンジアミンジスクシネートおよびエタノールジグリシンが挙げられる 。これらの物質のアルカリ金属塩が、好ましい。 また、アミノホスホネートは、少なくとも少量の合計リンが洗剤組成物で許さ れる時には本発明の組成物でキレート化剤として使用するのに好適であり且つそ れらの例としてはデクエストとしてエチレンジアミンテトラキス(メチレンホス ホネート)が挙げられる。好ましくは、これらのアミノホスホネートは、約6個 より多い炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を含有しない。 好ましいキレート化剤としては、ヒドロキシエチルジホスホン酸(HEDP) 、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、エチレンジアミンジコハク酸(E DDS)およびジピコリン酸(DPA)およびそれらの塩が挙げられる。キレー ト化剤は、勿論、布帛洗濯/漂白用本組成物の使用時に洗浄性ビルダーとしても 作用してもよい。キレート化剤は、使用するならば、本組成物の約0.1〜4重 量%を占めることができる。より好ましくは、キレート化剤は、本発明の洗剤組 成物の約0.2〜2重量%を占めるであろう。任意の増粘剤、粘度制御剤および/または分散剤 本発明の洗剤組成物は、場合によって、固体粒状成分を懸濁状態に維持する組 成物の能力を高めるのに役立つ高分子物質も含有してもよい。このような物質は 、このように、増粘剤、粘度制御剤および/または分散剤として作用することが ある。このような物質は、しばしば、高分子ポリカルボキシレートであるが、他 の高分子物質、例えば、ポリビニルピロリドン(PVP)および高分子アミン誘 導体、例えば、第四級エトキシ化ヘキサメチレンジアミンを包含できる。 高分子ポリカルボキシレート物質は、好適な不飽和単量体(好ましくは酸形) を重合または共重合することによって製造できる。好適な高分子ポリカルボキシ レートを生成するために重合できる不飽和単量体酸としては、アクリル酸、マレ イン酸(または無水マレイン酸)、フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサ コン酸、シトラコン酸およびメチレンマロン酸が挙げられる。ビニルメチルエー テル、スチレン、エチレンなどの、カルボキシレート基を含有しない単量体セグ メントが本発明の高分子ポリカルボキシレートに存在することは、このようなセ グメントが重合体の約40重量%以上を構成しないならば好適である。 特に好適な高分子ポリカルボキシレートは、アクリル酸から誘導できる。ここ で有用であるこのようなアクリル酸をベースとする重合体は、重合されたアクリ ル酸の水溶性塩である。酸形のこのような重合体の平均分子量は、好ましくは約 2,000〜10,000、より好ましくは約4,000〜7,000、最も好 ましくは約4,000〜5,000である。このようなアクリル酸重合体の水溶 性塩としては、例えば、アルカリ金属塩を挙げることができる。この種の可溶性 重合体は、既知の物質である。この種のポリアクリレートを洗剤組成物で使用す ることは、例えば、1967年3月7日発行のディールの米国特許第3,308 ,067号明細書に開示されている。このような物質は、ビルダー機能も遂行し てもよい。 利用するならば、任意の増粘剤、粘度制御剤および/または分散剤は、本組成 物に約0.1〜4重量%程度存在すべきである。より好ましくは、このような物 質は、本発明の洗剤組成物の約0.5〜2重量%を占めることができる。任意の増白剤、抑泡剤および/または香料 本発明の洗剤組成物は、場合によって、通常の増白剤、抑泡剤、シリコーン油 、漂白触媒、および/または香料物質も含有してもよい。このような増白剤、抑 泡剤、シリコーン油、漂白触媒、および香料は、勿論、非水性環境下で他の組成 物成分と相容性でなければならず且つ非反応性でなければならない。存在するな らば、増白剤、抑泡剤および/または香料は、典型的には、本組成物の約0.0 1〜2重量%を占めるであろう。 好適な漂白触媒としては、米国特許第5,246,621号明細書、米国特許 第5,244,594号明細書、米国特許第5,114,606号明細書および 米国特許第5,114,611号明細書に開示のマンガンをベースとする錯体が 挙げられる。組成物形 本発明の粒状物含有液体洗剤組成物は、特性が実質上非水性(または無水)で ある。少量の水は、このような組成物に必須成分または任意成分中の不純物とし て配合してもよいが、水の量は、本組成物の約5重量%を決して超えるべきでは ない。より好ましくは、本発明の非水性洗剤組成物の水分は、約1重量%以下を 占めるであろう。 本発明の粒状物含有非水性洗剤組成物は、液体の形であろう。組成物調製および用途 本発明の非水性液体洗剤組成物は、先ず、界面活性剤含有非水性液相を調製し た後、この相に追加の粒状成分を好都合な順序で加え、得られた成分組み合わせ を混合し、例えば、攪拌して本発明の相安定な組成物を調製することによって製 造できる。このような組成物の典型的な製法においては、必須成分および特定の 好ましい任意成分は、特定の条件下で好都合な順序で合わせるであろう。 好ましい製法の第一工程においては、界面活性剤含有液相を調製するために使 用する使用する陰イオン界面活性剤含有粉末を、調製する。この予備調製工程は 、1種以上の直鎖C1016アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩40% 〜50%および1種以上の希釈剤非界面活性剤塩3%〜15%を含有する水性ス ラリーの調製を包含する。爾後の工程において、このスラリーは、残留水5重量 %未満を含有する固体物質を調製するのに必要な程度に乾燥する。 この固体陰イオン界面活性剤含有物質の調製後、この物質は、非水性有機溶媒 の1種以上と合わせて本発明の洗剤組成物の界面活性剤含有液相を調製できる。 このことは、前記予備調製工程で調製された陰イオン界面活性剤含有物質を粉末 形に変化させ、このような粉末状物質を前記のような非水性有機溶媒の1種以上 、界面活性剤または非界面活性剤のいずれかまたは両方を含む攪拌液体媒体と合 わせることによって行う。この組み合わせは、非水性有機液体全体にわたっての LAS/塩物質の十分に混合された分散液を調製するのに十分である攪拌条件下 で行う。 爾後の加工工程においては、そのように調製された非水性液体分散液は、次い で、本発明の洗剤組成物の構造化界面活性剤含有液相を与えるのに十分である条 件下でミル処理または高剪断攪拌に付すことができる。このようなミル処理また は高剪断攪拌条件としては、一般に、20℃〜50℃の温度の維持が挙げられる であろう。この組み合わせのミル処理および高剪断攪拌は、一般に、1Pa〜5 Paの範囲内への構造化液相の降伏値の増大を与えるであろう。 非水性液体中のLAS−塩同時乾燥物質の分散液の調製後、このような分散液 をミル処理または攪拌して降伏値を増大する前か後のいずれかに、本発明の洗剤 組成物で使用すべき追加の粒状物質は、添加できる。高剪断攪拌下に添加できる このような成分としては、任意の界面活性剤粒子、有機ビルダーの実質上すべて の粒子、例えば、サイトレートおよび/または脂肪酸、および/またはアルカリ 度源、例えば、炭酸ナトリウムが挙げられ、それらは組成物成分のこの混合物を 剪断攪拌下に維持し続けながら添加できる。混合物の攪拌を続け、必要ならば、 この時点で増大して液相内の不溶性固相粒状物の均一な分散液を調製することが できる。 第二プロセス工程においては、漂白剤前駆物質粒子は、第二混合工程において 第一混合工程からの粉砕懸濁液と混合する。次いで、この混合物は、漂白剤前駆 物質の平均粒径が600μm未満、好ましくは50〜500μm、最も好ましく は100〜400μmであるように湿式粉砕に付す。次いで、他の化合物、例え ば、漂白剤化合物は、得られた混合物に加える。 前記固体物質の若干またはすべてをこの攪拌混合物に加えた後、高度に好まし い過酸素漂白剤の粒子は、再度混合物を剪断攪拌下に維持しながら、組成物に添 加できる。過酸素漂白剤物質を最後に加えることにより、または他の成分のすべ てまたは大部分を加えた後、過酸素漂白剤に望ましい安定性上の利益は、実現で きる。酵素プリルを配合するならば、好ましくは、非水性液体マトリックスに最 後に加える。 最終プロセス工程として、粒状物質のすべての添加後、混合物の攪拌は、必要 な粘度、降伏値および相安定性特性を有する組成物を調製するのに十分な時間続 ける。しばしば、このことは、約1〜30分間の攪拌を包含するであろう。 固体成分を前記方法に従って非水性液体に加える際に、これらの固体物質の遊 離非結合水分含量を或る限度以下に維持することが有利である。このような固体 物質中の水分は、しばしば、0.8%以上の量で存在する。例えば、流動床乾燥 によって固体粒状物質の水分含量を洗剤組成物マトリックスへの配合前に0.5 %以下の遊離水分量に減少することによって、得られた組成物の有意な安定性上 の利点が、実現できる。 前記のように調製される本発明の組成物は、布帛の洗濯および漂白で使用する ための水性洗浄液を調製するために使用できる。一般に、有効量のこのような組 成物は、水に加え、好ましくは通常の布帛洗濯自動洗濯機中で水に加えて、この ような水性洗濯/漂白液を調製する。次いで、そのように調製された水性洗浄/ 漂白液は、それで洗濯し且つ漂白すべき布帛と、好ましくは攪拌下に、接触する 。 水に加えて水性洗濯/漂白液を調製する有効量の本発明の液体洗剤組成物は、 水溶液で組成物約500〜7,000ppmを構成するのに十分な量を占めるこ とができる。より好ましくは、本発明の洗剤組成物約800〜5,000ppm は、水性洗浄/漂白液で与えられるであろう。 下記の実施例は、本発明の非水性液体洗剤組成物の製法および性能利点を例示 する。しかしながら、このような実施例は、本発明の範囲を限定したり、別のよ うに規定したりすることを必ずしも意味しない。 実施例I 非水性液体洗剤組成物の調製 (1)ブレードインペラーを使用してブトキシ−プロポキシ−プロパノール( BPP)およびC12 〜16EO(5)エトキシ化アルコール非イオン界面活性剤( ゲナポール24/50)を混合タンク中で短時間(1〜5分)混合して単相とす る。 (2)NaLASを混合タンク中でBPP/ゲナポール溶液に加えてNaLA Sを部分的に溶解する。混合時間は、約1時間である。タンクを窒素でブランケ ット化して空気からの水分吸収を防止する。 (3)必要ならば、液体ベース(LAS/BPP/NI)をドラムにポンプ供 給する。モレキュラーシーブ(3A型、4〜8メッシュ)を各ドラムに液体ベー スの正味重量の10%で加える。単一ブレードタービンミキサーとドラムローリ ング技術との両方と使用して、モレキュラーシーブを液体ベースに入れる。窒素 ブランケット下で混合を行って空気からの水分吸収を防止する。合計混合時間は 2時間であり、その後に液体ベース中の水分0.1〜0.4%を除去する。モレ キュラーシーブは、液体ベースを20〜30メッシュの篩に通過することによっ て除去する。液体ベースを混合タンクに返送する。 (4)追加の固体成分を組成物への添加のために用意する。このような固体成 分としては、下記のものが挙げられる: 炭酸ナトリウム(粒径100μm) 無水クエン酸ナトリウム マレイン酸−アクリル酸共重合体(BASF製ソコラン) 増白剤(チノパールPLC) ヒドロキシエチリデンジホスホン酸の四ナトリウム塩(HEDP) ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸ナトリウム これらの固体物質は、すべてミル処理可能であり、混合タンクに加え、平滑にな るまで液体ベースと混合する。これは、最後の粉末の添加後約1時間である。タ ンクを粉末添加後に窒素でブランケット化する。これらの粉末の特定の添加順序 は、重要ではない。 (6)バッチを単純なローター−固定子配置であるフリマ(Fryma)コロイドミ ル(高速ローターは高剪断帯を生ずる固定子内でスピンする)を通して一度ポン プ供給する。このことにより、固体のすべての粒径が部分的に小さくなる。この ことにより、降伏値(即ち、構造)の増大をもたらす。次いで、バッチを冷却後 に混合タンクに再装入する。 (7)漂白剤前駆物質粒子を第二混合工程において第一混合工程からの粉砕懸 濁液と混合する。次いで、この混合物を、漂白剤前駆物質の平均粒径が600μ m未満、好ましくは50〜500μm、最も好ましくは100〜400μmで あるように湿式粉砕に付す。 (8)他の固体物質は、第一工程後に添加できる。これらとしては、下記のも のが挙げられる: 過炭酸ナトリウム(400〜600μm) プロテアーゼ、セルラーゼおよびアミラーゼ酵素プリル(400〜800μm ) 二酸化チタン粒子(5μm) 次いで、これらの非ミル処理性固体物質を混合タンクに加えた後、液体成分(香 料およびシリコーンをベースとする抑泡剤)を加える。次いで、バッチを1時間 混合する(窒素ブランケット下で)。得られた組成物は、表Iに示す処方を有す る。 得られた表Iの組成物は、通常の布帛洗濯操作で使用する時に優秀なしみ抜き 性能および汚れ除去性能を与える安定な無水ヘビーデューティー液体洗濯洗剤で ある。 表IIに示すような組成を有する漂白剤含有非水性洗濯洗剤は、調製する。 前記組成物は、安定な無水液体洗濯洗剤(漂白活性化剤は濃縮物中で安定であ り且つ漂白活性化剤は洗浄液中で有効である)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ジェームズ、パイオット、ジョンストン ベルギー国ベー―3090、オーベリーゼ、ワ イデラーン、17 (72)発明者 アクセル、メイヤー ベルギー国ベー―1040、ブリュッセル、リ ュ、ド、コンフェデルス、28

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. アルコールアルコキシレート非イオン界面活性剤およびクラフト点少な くとも10℃を有する漂白剤前駆物質を含む液体非水性洗剤組成物であって、前 記界面活性剤および前記前駆物質は非イオン界面活性剤対漂白剤前駆物質のモル 比少なくとも2:1で存在することを特徴とする、液体非水性洗剤組成物。 2. 前記界面活性剤が、アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物 、ポリプロピレンオキシド縮合物およびポリブチレンオキシド縮合物、脂肪族ア ルコールとエチレンオキシド1〜25モルとの縮合物、プロピレンオキシドとプ ロピレングリコールとの縮合によって生成される疎水性ベースとエチレンオキシ ドとの縮合物、プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応から生ずる生成 物とエチレンオキシドとの縮合物ならびにそれらの混合物から選ばれる、請求項 2に記載の液体非水性洗剤組成物。 3. 前記漂白剤前駆物質が、クラフト点少なくとも50℃、好ましくは60 ℃を有する、請求項1または2に記載の液体非水性洗剤組成物。 4. 前記漂白剤前駆物質が、陰イオン漂白剤前駆物質から選ばれる、請求項 1〜3のいずれか1項に記載の液体非水性洗剤組成物。 5. 前記漂白剤前駆物質が、アミドペルオキシクラスの陰イオン漂白剤前駆 物質である、請求項4に記載の液体非水性洗剤組成物。 6. 前記漂白剤前駆物質が、アミド置換ペルオキシ酸前駆物質化合物の一価 金属塩、二価金属塩、三価金属塩およびそれらの混合物、好ましくはアミド置換 ペルオキシ酸前駆物質化合物の一価塩から選ばれる、請求項5に記載の液体非水 性洗剤組成物。 7. 前記漂白剤前駆物質が、(6−オクタンアミドカプロイル)オキシベン ゼンスルホネート、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネー ト、(6−デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、およびそれ らの混合物から選ばれる、請求項6に記載の液体非水性洗剤組成物。 8. 前記漂白剤補助前駆物質が、アセチルトリエチルサイトレートまたはノ ナノイルオキシベンゼンスルホネートである、請求項8に記載の液体非水性洗剤 組成物。 9. 過酸素漂白剤を更に含む、請求項1に記載の液体非水性洗剤組成物。
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