JP2000500360A - 水を分離する化粧室用ディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 公衆化粧室用のペーパータオルとハンドソープの組合せディスペンサーは、公衆化粧室の表面に取り付けることのできるベース(12)と、ペーパータオル分配機構(18)と、ハンドソープ分配機構(20)と、ベース(12)に取り付けられたカバー(14)とを備える。該カバー(14)は、ペーパータオル分配機構(18)とハンドソープ分配機構(20)を配置する内側空間(16)を形成する。該カバー(14)は、装置に衛生製品を再充填する開位置と分配動作可能な閉位置の間を移動可能にベース(12)に取り付けられる。また、ベースとカバーの間に水路構造(24)が配置され、カバーとベースの間に落ちる水を内側空間(16)から離して流す。その結果、管理上の清掃の間、分配機構とその内部の製品が濡れるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 水を分離する化粧室用ディスペンサー 発明の背景 発明の技術分野 本発明は、公衆化粧室でペーパータオル、トイレットティシュー、ハンドソー プ等の個人用衛生製品を分配するディスペンサーの分野に関する。より詳しくは 、本発明は、管理上の清掃の間、水の侵入を防ぎ、結果として起る製品と機構の 損傷を防ぐように設計されたディスペンサーに関する。従来の技術 ペーパータオル、トイレットペーパー、ハンドソープ、生理用ナプキン等のデ ィスペンサーは、世界中の公衆化粧室で一般に使用されている。このような施設 で衛生状態とほぼきれいな印象を維持するためには、壁、洗面台、鏡等の化粧室 の表面と共に、ディスペンサーをしばしば拭くか洗うかしなければならない。 従来のディスペンサーは、少し湿った布又はペーパータオルで、次に乾いたも ので拭き取ると最もきれいになる。もし、タオルが湿りすぎているか又はディス ペンサーに直接水を注ぐかスプレーすると、水はディスペンサーの内側にしみ込 む即ち流入し、内部の機構を侵食し分配される製品に損傷を与える。これは、製 品がペーパータオル、又はトイレットペーパー等のように水を吸収するように作 られているときは、特に問題になる。残念なことに、実際の条件で管理者が水又 は清掃液を使いすぎないようにする実際的な方法はない。 従来のディスペンサーより水の侵入の影響を受け難い公衆化粧室用の改善され た分配機構の必要性がある。発明の要約 従って、本発明の目的は、従来のディスペンサーより水の侵入の影響を受け難 い公衆化粧室用の改善された分配機構を提供することである。 上述の目的と他の目的を達成するため、公衆化粧室で衛生製品を分配する装置 は、公衆化粧室の表面に取り付けることのできるベースと、分配機構と、ベース に取り付けられたカバーとを備える。該カバーは、分配機構を配置する内側空間 を形成する。該カバーは、装置に衛生製品を再充填する開位置と分配動作可能な 閉位置の間を移動可能にベースに取り付けられる。また、ベースとカバーの間に 水路構造が配置され、カバーとベースの間に落ちる水を内側空間から離して流し 、管理上の清掃の間、分配機構とその内部の製品が濡れるのを防止する。 本発明の弟２の態様では、公衆化粧室用のペーパータオルとハンドソープの組 合せディスペンサーは、公衆化粧室の表面に取り付けることのできるベースと、 ペーパータオル分配機構と、ハンドソープ分配機構と、ベースに取り付けられた カバーとを備える。該カバーは、ペーパータオル分配機構とハンドソープ分配機 構を配置する内側空間を形成する。該カバーは、装置に衛生製品を再充填する開 位置と分配動作可能な閉位置の間を移動可能にベースに取り付けられる。また、 ベースとカバーの間に水路構造が配置され、カバーとベースの間に落ちる水を内 側空間から離して流し、管理上の清掃の間、分配機構とその内部の製品が濡れる のを防止する。 本発明を特徴付けるこれらと他の色々の利点と新規な態様は、発明の一部を形 成する請求の範囲に詳細に記述する。しかし、本発明とその利点と使用目的をよ りよく理解するため、発明の一部を形成する図面と、例示され好適な実施例が記 述されている以下の発明の詳細な説明を参照するのがよい。図面の簡単な説明 図１は、本発明の第１実施例に従って構成された衛生製品を分配する装置の斜 視図である。 図２は、図１に示す装置の開位置における斜視図である。 図３は、図１に示す装置の断面図であり、明確にするため部品を省略して示す 。 図４は、図３に示す装置の他の実施例の断面図である。好適な実施例の詳細な説明 図面全体を通して同じ参照番号は、対応する構造を示す。図１と２を参照する と、公衆化粧室で衛生製品を分配する装置10は、公衆化粧室の表面好ましくは垂 直な壁に取り付けることのできるベース12と、ピボットジョイント32によりベー ス12にピボット運動可能に取り付けられたカバー14とを備え、ピボットジョイン トは図３に示される。 図２を見ると、カバー14が内側空間16を形成し、その中に吸収性ペーパー製品 好ましくはペーパータオル用の第１分配機構18が配置される。カバー14により形 成される内側空間16に、液体石鹸用のディスペンサー20が配置される。これは、 装置10が図１に示す閉じた分配可能な位置にあるとき、作動器ハンドル22により 作動することができる。 本発明の１つの有利な態様によれば、水路構造24が、ベース12とカバー14の間 に配置され、カバー14とベース12の間に落ちる水を内面ベース16から離して流し 、管理上の清掃の間分配機構18，20とその内部の製品が濡れるのを防止する。こ れはペーパータオル18を分配する機構には特に有利であり、こうしないとペーパ ータオルは濡れてしまうであろう。 図３に示すように、水路構造24は、カバー14とベース12の一方に形成される溝 26と、カバー14とベース12の他方に形成されるシールド部材28とを備える。シー ルド部材28は溝26の上に配置され、シールド部材の上を流れる水を全て溝26に向 かわせ、水は装置10の周りを周って流れ、床又は他の下の表面に安全に落下する 。図３に示す好適な実施例では、溝26はベース12の上端部30に形成され、シール ド部材28はカバー14の上側部分に形成される。図３から分かるように、カバー14 は、図１に示す閉位置と図２に示す開位置の間を移動するとき、ベース12に対し てピボットジョイント32の周りをピボット運動可能に取り付けられていて、シー ルド部材28は、開位置と閉位置の間を移動するとき溝26の上を弧を描いて移動す る。 図４を参照すると、水路構造の第２実施例34はまた、ベース12の上端部30に形 成される溝36と、カバー14の上側部分であるシールド部材38とを備える。この実 施例では、溝36は比較的狭く、装置10が図１に示す動作可能な閉位置にあるとき シールド部材38に隣接して配置される。 しかし、本発明の特徴と利点は本発明の構造と機能の詳細と共にここまで記述 したが、ここの開示は例示のためであり、特に形状、大きさ、部品の配置等の詳 細な点は、請求の範囲で記述する広い一般的な意味により示される全範囲まで本 発明の範囲内で変形することができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｌ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ， ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．公衆化粧室で衛生製品を分配する装置において、 公衆化粧室の表面に取り付けることのできるベース、 分配機構、 前記分配機構を配置する内側空間を形成し、前記装置に衛生製品を再充填す る開位置と分配動作可能な閉位置の間を移動可能に前記ベースに取り付けられた カバー、及び、 前記ベースと前記カバーの間に位置し、前記カバーと前記ベースの間に落ち る水を前記内側空間から離して流し、管理上の清掃の間、前記分配機構とその内 部の製品が濡れるのを防止する水路手段を備える装置。 ２．前記分配機構は、吸収性ペーパー用のディスペンサーを備える請求の範囲第 １項記載の装置。 ３．前記分配機構は、ペーパータオル用のディスペンサーを備える請求の範囲第 ２項記載の装置。 ４．前記分配機構は、さらにハンドソープ用のディスペンサーを備える請求の範 囲第２項記載の装置。 ５．前記水路手段は、前記カバーと前記ベースの一方に形成された溝と、前記カ バーと前記ベースの他方に形成されたシールド部材とを備え、前記シールド部材 は前記溝の上に配置され、該シールド部材の上を流れる水を前記溝に向かわせ、 水が前記内側空間に流れ込むのを防止する請求の範囲第１項記載の装置。 ６．前記溝は前記ベースに形成され、前記シールド部材は前記カバーに形成され る請求の範囲第５項記載の装置。 ７．前記カバーは、前記ベースに対してピボット運動可能に取り付けられていて 、 前記シールド部材は、前記閉位置と前記開位置の間を移動するとき前記溝の 上を弧を描いて移動する請求の範囲第６項記載の装置。 ８．前記ベースは垂直表面に取り付けられ、前記溝は前記ベースの上端部に形成 される請求の範囲第６項記載の装置。 ９．公衆化粧室用のペーパータオルとハンドソープの組合せディスペンサーにお いて、 公衆化粧室の表面に取り付けることのできるベース、 ペーパータオル分配機構、 ハンドソープ分配機構、 前記ペーパータオル分配機構と前記ハンドソープ分配機構を配置する内側空 間を形成し、前記装置に衛生製品を再充填する開位置と分配動作可能な閉位置の 間を移動可能に前記ベースに取り付けられたカバー、及び、 前記ベースと前記カバーの間に位置し、前記カバーと前記ベースの間に落ち る水を前記内側空間から離して流し、管理上の清掃の間、前記分配機構とその内 部の製品が濡れるのを防止する水路手段を備える装置。 10．前記水路手段は、前記カバーと前記ベースの一方に形成された溝と、前記カ バーと前記ベースの他方に形成されたシールド部材とを備え、前記シールド部材 は前記溝の上に配置され、該シールド部材の上を流れる水を前記溝に向かわせ、 水が前記内側空間に流れ込むのを防止する請求の範囲第９項記載の装置。 11．前記溝は前記ベースに形成され、前記シールド部材は前記カバーに形成され る請求の範囲第10項記載の装置。 12．前記カバーは、前記ベースに対してピボット運動可能に取り付けられていて 、前記シールド部材は、前記閉位置と前記開位置の間を移動するとき前記溝の上 を弧を描いて移動する請求の範囲第11項記載の装置。 13．前記ベースは垂直表面に取り付けられ、前記溝は前記ベースの上端部に形成 される請求の範囲第11項記載の装置。