JP2000500165A - 黄変が少なく光沢が高い被覆の製造のための水性結合剤分散液 - Google Patents

黄変が少なく光沢が高い被覆の製造のための水性結合剤分散液

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JP2000500165A JP9511597A JP51159797A JP2000500165A JP 2000500165 A JP2000500165 A JP 2000500165A JP 9511597 A JP9511597 A JP 9511597A JP 51159797 A JP51159797 A JP 51159797A JP 2000500165 A JP2000500165 A JP 2000500165A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(a)ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)のエステル化ポリマー側鎖として、(a1)少なくとも2個の非共役二重結合を有する不飽和C6〜C30−脂肪酸、90〜30重量部、ならびに(a2)少なくとも2個の共役二重結合を有する不飽和C6〜C30−脂肪酸、10〜70重量部、から成る混合物5〜50重量%、および(b)ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)のポリマー主鎖としてポリウレタン単位95〜50重量%から構成されているポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)を含む1成分塗料系のための結合剤BMに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 黄変が少なく光沢が高い被覆の 製造のための水性結合剤分散液 発明の分野 本発明は、多数の不飽和を有する脂肪酸置換基の特定の含有量および特定の組 合せを有するポリウレタン−アルキド樹脂成分をポリマー側鎖として含む黄変が 少なく光沢が高い被覆の製造のための水性結合剤分散液、ならびに、殊には木材 およびプラスチックのための被覆材料としてのその利用に関する。 従来の技術 金属、無機物、木材基材またはプラスチック基材上への被覆の製造における結 合剤としての水性ポリウレタン分散液は、以前から公知である。 すなわち、例えば、2相または多相性であって、これにより樹脂の優れた弾性 的性質との結合が得られるポリマー骨格のセグメント構造を有するポリウレタン 樹脂分散液が記載されている〔例えば、クライン博士とシュヴァプ博士(Dr.H .-P.Klein und Dr.M.Schwab,Kunstharz-Nachrichten 29,38〜42頁,1993 )参照〕。その際、例えば長鎖ポリエーテル単位、ポリエステル単位またはポリ カーボネート−ポリオール単位は柔軟セグメントとなり、またジイソシアナート 、グ リコールおよびジヒドロキシカルボン酸から形成されるウレタン単位は硬質セグ メントとなる。 さらに、不飽和脂肪酸を置換基として有し、かつ殊には腐食防止の分野に使用 される酸化乾燥性ポリウレタン−アルキド樹脂−ハイブリッドが公知である。ド イツ特許出願公開(DE−A)第3901190号明細書中には、2,2−ビス (ヒドロキシメチル)アルカンカルボン酸およびジイソシアナート成分を有し、 重量平均分子量Mw 10000〜70000ドルトン、酸価18〜36mgKO H/gを有する樹脂となるようにワンポット反応を用いて反応させ、これはさら に、まだ遊離ヒドロキシ基は有するがイソシアナート基は含まれず、その際、樹 脂中に導入されたカルボキシル基は塩基の添加により45〜100%がカルボキ シラート基に転換される、ポリエステルポリオールを基とするアルキド樹脂が記 載されている。 ドイツ特許出願公開(DE−A)第4326270号明細書は、殊には自動車 分野における多層塗装製造のためであって、架橋成分としてのポリイソシアナー トの他に、イソシアナートに対して反応性のベースを有する水溶性または水中に 分散できる結合剤の水性分散液を含む2成分ポリウレタン被覆塗料を含んでいる 。好適な結合剤としては、例えばアルキドを含まない陰イオン性ポリエステルで あって、ポリアルコールとポリカルボン酸から製造され、ヒドロキシル価10〜 200mgKOH/g、酸価10〜100mgKOH/gならびに数平均分子量 1000〜100000ドルトンを有するものが記載されている。 ドイツ特許出願公開(DE−A)第4328092号明細書中には、乳化剤を 含まない水性被覆塗料が記載されており、これは、結合剤として(A)1種また はそれ以上の水で希釈できるポリウレタン樹脂および/または不飽和脂肪酸を置 換基として有していてもよいアルキド−ウレタン樹脂と、1種またはそれ以上の 水で希釈できる(メタ)アクリレートコポリマー、ポリウレタン樹脂および/ま たはポリエステル樹脂とから成る混合物、および(B)1種またはそれ以上のア ミノ樹脂および1種またはそれ以上のブロックされたポリイソシアナートから成 る複合物を含む。記載された結合剤は、酸価10〜100mgKOH/g、ヒド ロキシル価10〜150mgKOH/gならびに数平均分子量2000〜100 00を有する。 ドイツ特許出願公開(DE−A)第4226243号明細書は、(A)飽和お よび不飽和脂肪酸基を用いた脂肪酸変性ポリウレタン樹脂および/または脂肪酸 変性ポリエステル樹脂(アルキド樹脂)の水性分散液の形の塗膜形成性ポリマー ポリオールならびに(B)2個以上の遊離イソシアナート基を有し、場合によれ ば1種またはそれ以上の有機溶剤および通常の塗料添加剤、例えば顔料、充填剤 または流動助剤を添加した 水希釈性被覆剤を2成分被覆材料として記載している。 課題および解決 主として木材基材、プラスチック基材または金属基材の塗装に使用されるいわ ゆる「日曜大工」塗装塗料の場合には、室温における塗料の迅速な硬化を保証す る溶剤が少ない1成分系に対する要求がある。その上、この塗装用塗料は、黄変 が少なく、耐候性があり、引っかきに強く、かつ光沢が高く、ならびに水に対し て高い抵抗性を持たなければならない。殊には、実質的に酸化過程により誘発さ れる黄変に対する抵抗性、ならびにますます制約が厳しくなる環境条件から要求 される塗料中の低い溶剤比率が、塗装用塗料には特に重要である。 意外にも、いずれも少なくとも2個の二重結合を炭素鎖中に有する不飽和脂肪 酸から成る特定の組合せを有するアルキド樹脂ベースの塗料結合剤が、その中の 塗料結合剤のアルキド成分が、結合剤成分中の低い溶剤含有量と共に、この課題 を完全に解決することを発見した。 本発明による1成分塗料は、 (a)ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)のエステル化ポリマー側鎖として 、 (a1)少なくとも2個の非共役二重結合を有する不飽和C6〜C30−脂肪酸、 90〜30重量部、 ならびに (a2)少なくとも2個の共役二重結合を有する不飽和C6〜C30−脂肪酸、1 0〜70重量部、 から成る混合物5〜50重量%、 ならびに (b)ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)のポリマー主鎖としてポリウレタ ン単位95〜50重量% から構成される、ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)から実質的に成る結合 剤BMを含む。 有利には、混合物(a)は、(a1)80〜50重量部、およびこれに相当し て(a2)20〜50重量部、殊に有利には、(a1)80〜60重量部、およ びこれに相当して(a2)20〜40重量部から成る。本発明による殊に有利な 実施態様においては、成分(a1)としてリノール酸および成分(a2)として C18−共役二重結合脂肪酸を使用する。ポリウレタン単位(b)の合成のために 、有利には、アルコール構成単位(b11)として、有利には脂肪族、脂環式お よび/または芳香脂肪族で、分子当たりに非芳香族炭素原子に結合しているヒド ロキシル基1〜6個を有するアルコール、および酸構成成分(b12)として、 有利には脂肪族、脂環式で飽和または不飽和および/または芳香族多塩基性カル ボン酸、有利にはジカルボン酸、トリカルボン酸およびテトラカルボン酸または これらの無水物またはエステルを有する有利なポリ エステルポリオール(b1)が用いられる。有利には、ポリエステルポリオール は、酸価1〜10mgKOH/g、殊に有利には2〜5mgKOH/g、ならび に有利にはヒドロキシル価100〜250mgKOH/g、殊に有利には140 〜160mgKOH/gを有する。ポリエステル主鎖中にウレタン基を導入する ために有利なポリイソシアナート(b2)は、炭素原子4〜25個およびイソシ アナート基2〜4個を分子当たりに有する。 ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)は、有利には酸価15〜40mgKO H/g、殊に有利には20〜30mgKOH/g、ならびに有利にはヒドロキシ ル価90〜150mgKOH/g、殊に有利には100〜130mgKOH/g を有する。ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)中のウレタン基の含有量は、 (A)に対して有利には5〜15重量%、殊に有利には5〜10重量%である。 有利には、水性結合剤分散液BMは、溶剤を2重量%以下、殊に有利には1重 量%以下を結合剤分散液BMに対して含む。 さらに、水性結合剤分散液BMは、(A)に対して0〜20重量%、有利には 0〜10重量%の追加の架橋成分(B)を含んでいてもよく、これは有利には室 温でポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)の過剰のヒドロキシル基および/ま たはカルボキシル基と反応 できる。 発明の実施 ポリウレタン−アルキド樹脂−成分(A)の成分 少なくとも2個の非共役二重結合を有する不飽和脂肪酸(a1)および少なく とも2個の共役二重結合を有する不飽和脂肪酸(a2)から成るポリマー側鎖を 構成する混合物(a)は、ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)対してトリグ リセリドとして計算して(油長)5〜50重量%の割合、有利には10〜45重 量%の割合で存在する。 成分(a1)および(a2)は、一般に、乾性脂肪酸を表し、有利には炭素原 子6〜30個、殊に有利には8〜24個を分子当たりに有する。 少なくとも2個の非共役二重結合を有する不飽和脂肪酸(a1)の例としては 下記が挙げられる:C18−脂肪酸としてリノレン酸ならびに有利にはリノール酸 。 共役脂肪酸とも呼ばれる少なくとも2個の共役二重結合を有する不飽和脂肪酸 (a2)の例として、有利には、C18−脂肪酸のC17−アルキル鎖の第9番目と 第11番目に2個の共役関係にある二重結合を有する共役リノール酸が挙げられ る。 脂肪酸(a1)および(a2)は、例えば天然油、例えばアマニ油、ダイズ油 、ベニバナ油、綿実油またはヒマシ油、ヒマワリ油、ラッカセイ油、桐油および 脱水ヒマシ油(Ricinenoel)中に含まれる。これらから得られる脂肪酸は、アマニ 油脂肪酸、ベニバナ油脂肪酸、トール油脂肪酸、綿実油脂肪酸、ラッカセイ油脂 肪酸、桐油脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸または有利にはヒマワリ油脂肪酸である 。 ポリマー主鎖を構成するポリウレタン単位(b)は、ポリエステルポリオール (b1)およびポリイソシアナート(b2)から、ポリウレタン−アルキド樹脂 中のウレタン基の含有量が、有利には(A)に対して5〜15重量%、殊に有利 には(A)に対して5〜10重量%となるように構成されている。ポリエステル ポリオール(b1)の酸価は、有利には1〜10mgKOH/g、殊に有利には 2〜5mgKOH/g、一方ポリエステルポリオール(b1)のヒドロキシル価 は、有利には100〜250mgKOH/g、殊に有利には140〜160mg KOH/gである。ポリエステルポリオールの数平均分子量Mnは、800〜2 000ドルトン、有利には1000〜1500ドルトンである。 ポリエステルポリオール(b1)は、アルコール構成単位(b11)と酸構成 単位(b12)から構成されている。 有利には、アルコール構成単位(b11)として、非芳香族炭素原子に結合し ているヒドロキシル基1〜6個、有利には1〜4個を有する脂肪族、脂環式およ び/または芳香脂肪族アルコールが使用される。(b12)の例として下記が挙 げられる:エチレングリコール、プロパンジオール−1,2およびプロパンジオ ール−1,3、ブタンジオール−1,2、ブタンジオール−1,3およびブタン ジオール−1,4、2−エチルプロパンジオール−1,3、2−メチルプロパン ジオール、2−ブチル−2−エチルプロパンジオール、2−エチルヘキサンジオ ール−1,3、1,3−ネオペンチルグリコール、2,2−ジメチルペンタンジ オール−1,3、ヘキサンジオール−1,6、シクロヘキサンジオール−1,2 およびシクロヘキサンジオール−1,4、1,2−ビス(ヒドロキシメチル)シ クロヘキサンおよび1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビス( 4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタン、アジピン酸−ビス−(エチレングリコ ールエステル)、エーテルアルコール、例えばジエチレングリコールおよびトリ エチレングリコール、ジプロピレングリコール、過水素化ビスフェノール、ブタ ントリオール−1,2,4、ヘキサントリオール−1,2,6、トリメチロール エタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールヘキサン、グリセリン、ペン タエリトリトール、ジペンタエリトリトール、マンニットおよびソルビット、な らびに炭素原子1〜8個を有する連鎖終止性モノアルコール、例えばプロパノー ル、ブタノール、シクロヘキサノール、ベンジルアル コールおよびヒドロキシピバリン酸。有利に使用されるアルコールは、下記であ る:グリセリン、トリメチロールプロパン、ネオペンチルグリコールおよびペン タエリトリトール。 水で分散できるポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)を得るために、モノマ ー構成単位(b11)として、陰イオン性基、または陰イオン性基に誘導できる 基、例えばカルボキシル基を有するポリオールを少なくとも部分的に使用する。 有利には、このためにヒドロキシル基置換を1〜2個有するアルカン酸が使用さ れる。このポリオールは、一般にカルボキシル基1〜3個、有利には1個を分子 当たりに有するか、ならびに有利には炭素原子3〜15個を分子当たりに有する 。このような化合物の例は下記である:ヒドロキシピバリン酸、ジヒドロキシプ ロピオン酸、ジヒドロキシコハク酸、ジヒドロキシ安息香酸および/またはジヒ ドロキシシクロヘキサン−モノカルボン酸。殊に有利には、モノマー構成単位と して、炭素原子20個までのアルキル基を有する2,2−ジメチロールアルカン 酸、例えば2,2−ジメチロール酢酸、2,2−ジメチロールペンタン酸または 特に有利には2,2−ジメチロールプロピオン酸である。カルボキシル基を有す るモノマーのポリオール構成単位(b11)全体に対する割合は、ポリウレタン −アルキド樹脂−成分(A)の酸価が、有利には15〜40mgKOH/g、殊 に有利には20〜30mgKOH/gとなるように選択される。 酸構成単位(b12)として、有利には脂肪族、脂環式の飽和または不飽和お よび/または芳香族の多塩基性カルボン酸、殊に有利にはジカルボン酸、トリカ ルボン酸およびテトラカルボン酸、ならびにこれらの無水物および/またはこれ らのエステルが使用される。例として下記が挙げられる:フタル酸(無水物)、 イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル酸(無水物)、ヘキサヒドロ フタル酸(無水物)、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、コハク酸、グルタ ル酸、セバチン酸、アゼライン酸、トリメリト酸、トリメリト酸無水物、ピロメ リト酸(無水物)、フマル酸およびマレイン酸。最も一般に用いられるものは、 イソフタル酸およびフタル酸(無水物)である。 ポリイソシアナート(b2)としては、有利には、炭素原子4〜25個および イソシアナート基2〜4個を分子当たりに有するものである。殊に有利には、脂 肪族、脂環式、芳香脂肪族または芳香族ジイソシアナート、例えば、1,2−エ チレンジイソシアナート、1,4−テトラメチレンジイソシアナート、1,6− ヘキサメチレンジイソシアナート、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメ チレンジイソシアナートならびに2,4,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチ レンジイソシアナート、1,12−ドデカンジイソシ アナート、シクロブタン−1,3−ジイソシアナート、シクロヘキサン−1,3 −ジイソシアナートおよびシクロヘキサン−1,4−ジイソシアナート、2,2 −ジイソシアナト−1−メチルシクロヘキサンおよび2,6−ジイソシアナト− 1−メチルシクロヘキサン、3−イソシアナトメチル−3,5,5−トリメチル シクロヘキシルイソシアナート(イソホロンジイソシアナート)、2,5−ビス (イソシアナトメチル)−8−メチル−1,4−メタノ−デカヒドロナフタレン および3,5−ビス(イソシアナートメチル)−8−メチル−1,4−メタノ− デカヒドロナフタレン、2,6−ビス−(イソシアナト)−4,7−メタノ−ヘ キサヒドロインダン、ジシクロヘキシル−2,4’−ジイソシアナートおよびジ シクロヘキシル−4,4’−ジイソシアナート、2,4−ヘキサヒドロトルイレ ンジイソシアナートおよび2,6−ヘキサヒドロトルイレンジイソシアナート、 ペルヒドロ−2,4’−ジフェニルメタンジイソシアナートおよびペルヒドロ− 4’,4’−ジフェニルメタンジイソシアナート、1,3−フェニレンジイソシ アナートおよび1,4−フェニレンジイソシアナート、4,4’−ジイソシアナ トジフェニル、4,4’−ジイソシアナト−3,3’−ジメトキシジフェニル、 4,4’−ジイソシアナト−3,3’−ジメチルジフェニル、4,4’−ジイソ シアナト−3,3’−ジフェニルジフェニル、2,4 ’−ジイソシアナトジフェニルメタンおよび4’,4’−ジイソシアナトジフェ ニルメタン、ナフタレン−1,5−ジイソシアナート、トルイレンジイソシアナ ート、例えば2,4−トルイレンジイソシアナートならびに2,6−トルイレン ジイソシアナート、N,N’−(4,4’−ジメチル−3,3’−ジイソシアナ ト−ジフェニル)ウレトジオン、m−キシリレン−ジイソシアナート、テトラメ チル−キシリレンジイソシアナート、またはトリイソシアナート、例えば2,4 ,4’−トリイソシアナートジフェニルエーテル、4,4’,4’’−トリイソ シアナト−トリフェニルメタン、トリス(4−イソシアナトフェニル)−チオホ スファート。殊に有利には、一般に工業的に容易に入手できる脂肪族または脂環 式ポリイソシアナート、例えば殊にはヘキサメチレンジイソシアナート、4,4 ’−ジ(イソシアナートシクロヘキシル)メタンおよびイソホロンジイソシアナ ートならびに芳香脂肪族のテトラメチルキシリレンジイソシアナートである。 ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)の製造 有利には、ポリウレタン−アルキド樹脂(A)は2段または多段法で製造され 、これは先ず不飽和脂肪酸(a1)と(a2)とをモノマー構成単位として含む ポリエステルポリオール成分(b1)の合成を含み、その後、次の工程において (b1)をポリイソシアナート(b2)と一緒にしてポリウレタン−アルキド樹 脂−成分に反応させる。 ヒドロキシ官能性アルキド樹脂とも呼ぶことができる成分(b1)の製造は、 触媒、例えば有利には酸化ジアルキルスズまたは酸化ジアルコキシスズをアルキ ド樹脂成分(b1)に対して0.01〜2.5重量%の存在下で、反応水を共沸 蒸留で除去して、アルキド樹脂(b1)が有利には酸価10mgKOH/g以下 、殊に有利には5mgKOH/g以下を有するようになるように実行する。この ようにして製造した成分(b1)は、次の工程においてポリイソシアナート(b 2)と一緒にして、得られたポリウレタン−アルキド樹脂(A)が、有利には5 〜15重量%、殊に有利には5〜10重量%のウレタン基含有量を(A)に対し て有するような重量比で反応させる。反応は、有利には遊離のイソシアナートが 検出されなくなるまで行う。ポリウレタン−アルキド樹脂(A)の酸価は、有利 には15〜40mgKOH/g、殊に有利には20〜30mgKOH/gであり 、一方ヒドロキシル価は、有利には90〜150mgKOH/g、殊に有利には 100〜130mgKOH/gである。有利には、ポリイソシアナート(b2) は、前段の反応工程において、例えばヒドロキシ官能性アルキド樹脂(b1)の 合成のために上に列記したものに含まれるヒドロキシカルボン酸と反応させる。 これは、有利にはポリウレタン−アルキド樹脂(A)中の酸価の調整に役立つ。 ポリウレタン−アルキド樹脂(A)の数平均分子量Mn(ゲル透過クロマトグ ラフィーにより測定)は、一般に1000〜100000の間、有利には200 0〜50000の間、殊に有利には2000〜20000ドルトンの間にある。 引き続き、ポリウレタン−アルキド樹脂(A)の溶液を有利には有利な有機塩 基、例えばアンモニアまたは有機アミン、例えばトリエチルアミン、N−メチル モルホリンまたはアミノアルコール、例えばジメチルイソプロパノールアミン、 2−アミノ−2−メチルプロパノール−1または有利にはジメチルエタノールア ミンを用いて中和する。基本的には、本発明によるポリウレタンアルキド樹脂の 製造は、バルクまたは溶液中で実施できる。 ポリウレタンアルキド樹脂(A)の製造のために使用される溶剤は、有利には イソシアナートに対して不活性であり、かつ水で希釈できるもの、例えばケトン 、エステルまたはエーテル、例えばアセトン、N−メチルピロリドン、ジプロピ レングリコールジメチルエーテル、エチルエトキシプロピオナートまたは殊に有 利にはメチルエチルケトンである。 場合によればイソシアナートに対して不活性ではないが、水で希釈できる溶剤 も使用でき、例えば単官能アルコール、例えばブタノール、n−プロパノール、 イソプロパノール;エーテルアルコール、例えばブト キシエタノール、メトキシプロパノール、エトキシプロパノール、ブトキシプロ パノール;ジアルコール、例えばエチレングリコール;トリアルコール、例えば グリセリンである。 アルコールを溶剤として使用する際に、これが、成分(b1)の製造の際およ び引き続く(b1)と(b2)とが反応して(A)となる際に反応相手となるこ とができるように注意しなければならない。 同様に、イソシアナートに対して不活性であって、かつ全くまたは僅かしか水 で希釈できない溶剤、例えばエーテル、エステル、エーテル−エステルまたはケ トンも使用できる。 塗料配合 25重量%の割合まで、有利には15重量%まで、結合剤BMは、ポリウレタ ンアルキド樹脂成分(A)の他に(A)とは異なる樹脂を含んでいてもよく、こ れは例えば(メタ)アクリルコポリマー、ポリエステル樹脂および/または(A )とは異なるポリウレタン樹脂である。 結合剤BMは、水性分散液であり、かつ溶剤5重量%以下、有利には2重量% 以下かつ殊に有利には1重量%以下を含む。結合剤BM中の成分(A)の割合は 、20〜75重量%の間、有利には25〜65重量%の間、殊に有利には30〜 60重量%の間である。 樹脂成分の他に、本発明による一成分塗料は、少な くとも1種の無機および/または有機の有色顔料または効果顔料および場合によ ればこれに加えて充填剤を含む。着色用顔料または充填剤の例は下記である:二 酸化チタン、酸化鉄顔料、カーボンブラック、二酸化ケイ素、ケイ酸アルミニウ ム、腐食防止顔料、例えば鉛化合物およびクロム酸化合物、硫酸バリウム、雲母 、タルク、カオリン、チョーク、アゾ染料−顔料、フタロシアニン染料−顔料ま たはウルトラマリンブルー。 機能顔料の例は下記である:金属顔料、例えばアルミニウム、銅またはその他 の金属から成るもの、干渉顔料、例えば金属酸化物被覆金属顔料、被覆雲母、例 えば酸化チタン被覆雲母、およびグラファイト機能顔料である。 顔料は、一般にペーストの形で使用され、これは例えば市販のものまたは有利 には結合剤樹脂、水、湿潤剤、および顔料の1部を場合によれば充填剤と一緒に 配合し、専門家には周知の装置、例えばビーズミル中で破砕し、一定の顔料粒子 の大きさ、有利には10〜15μmに調整して使用される。その際、摩砕工程の 間に、水性分散液の安定性が維持されるように注意しなければならない。場合に よれば、このために別の分散助剤を加えてもよい。 顔料の結合剤に対する重量割合は一般に0.01:1〜4:1、有利には0. 3:1〜1:1である。 さらに、塗料は一般に流動性調整剤、例えばポリマー微粒子、無機積層ケイ酸 塩、例えばモンモリロナイト形のアルミニウム−マグネシウム−積層ケイ酸塩、 ナトリウム−マグネシウム−積層ケイ酸塩、およびナトリウム−マグネシウム− フルオロリチウム−積層ケイ酸塩、ならびに会合性増粘剤、例えばポリウレタン またはセルロースベース、ポリビニルアルコール、ポリ(メタ)アクリルアミド またはイオン性基を有するポリマー例えばポリ(メタ)アクリル酸を含む。 結合剤(A)に対して20重量%以下、有利には10重量%以下の低い割合で 、本発明による塗料配合は、結合剤を施工温度において化学的に、すなわち共有 結合を形成して架橋する成分(B)を含んでいてもよい。有利には、成分(B) は、ポリウレタン−アルキド樹脂(A)の遊離ヒドロキシル基と三次元網目構造 を構成して反応する。このような架橋成分(B)の例は、下記である:ポリウレ タン−アルキド樹脂(A)の成分(b2)として記載したポリイソシアナート、 またはポリエポキシド。 本発明による塗料配合は、自体通例の技術、例えば浸漬、ドクターブレド塗り 、ロール塗りまたは噴霧により被覆しようとする基材上に塗布でき、その際、形 成された塗膜を架橋させる。架橋は、温度0〜100℃、有利には10〜60℃ 、殊に有利には15〜40℃(室温環境)の間で行う。塗布した本発明による塗 料の層厚さは、用途により、かつ塗料配合により定まる。例えば、透明被覆は層 厚さ40〜100μmの間、顔料配合ベース層または被覆層は層厚さ50〜12 0μmの間、充填剤または機械的な衝撃負荷に対する保護としての塗装は層厚さ 70〜160μmの間、ならびに下塗りは層厚さ50〜110μmを有する。 本発明による塗料配合のための基材としては、任意の基体、例えば金属基材、 例えば鉄、鋼鉄、アルミニウムまたは亜鉛が適する。好適な非金属基材としては 、無機基材、例えばコンクリート、しっくいまたはガラス、木材またはプラスチ ック、例えばポリオレフィン、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカーボネート 、ポリ(メタ)アクリレートまたはポリ塩化ビニルが挙げられる。場合によれば 基材は下塗りを施してあってもよい。 本発明による塗料配合は、これ単独でも、または他の被覆材料と一緒でも、1 段または多段で塗布できる。塗料塗布の際に、乾燥被覆または湿潤被覆した基材 の上に塗布でき、その際、最近の技術によると、短い通気期間を間に挟むことも できる。多段塗装法の場合に、本発明による塗料は、これ単独で多段に塗布がで き、その際、前の工程で被覆された基材は乾燥または湿潤のいずれでもよい。 下記の実施例は本発明をさらに詳しく説明する。 実施例 実施例1:モノマー構成単位(a1)、(a2)、(b11)および(b12) からポリオール−アルキド樹脂成分(b1)の製造 ネオペンチルグリコール80g、トリメチロールプロパン647g、イソフタ ル酸331g、無水ヘキサヒドロフタル酸308g、市販のリノール酸と共役二 重結合を有するC18−脂肪酸との混合物792g(ここで、リノール酸は75重 量%の割合、共役二重結合を有するC18−脂肪酸は、混合物中で100重量%と なるようにする追加の量である)を、反応器内で触媒としての酸化ジブチルスズ 0.48gならびに共留剤としてキシレン40gの存在下で、反応生成物の共沸 留去を行いながら酸価が4mgKOH/gに達するまで加熱する。冷却の後、メ チルエチルケトン212g中に溶かす。 実施例2:実施例1によるポリオールアルキド−樹脂成分(b1)からの、ポリ ウレタン−アルキド樹脂(A)を含む水性結合剤−分散液BMの製造 テトラメチルキシリレンジイソシアナート303gおよびジメチロールプロピ オン酸83gを、好適な反応槽中で、メチルエチルケトン809g中で、前付加 物(Praeaddukt)のNCO含有量が4.4%に達するまで、80〜82℃に加熱す る。その後、50℃に冷却し、実施例1で製造されたポリオールアルキド−樹脂 成分(b1)1285gと混合し、80℃において遊 離のイソシアナートが検出されなくなるまで反応させる。その後、中和のために 、ジメチルアミノエタノール44gを加え、形成されたポリウレタン−アルキド 樹脂(A)を脱イオン水1050g中に分散させる。引き続き、最終製品に対し て残留濃度0.78重量%となるまでメチルエチルケトンを共沸蒸留により除去 し、分散液を脱イオン水を用いて、ポリウレタン−アルキド樹脂(A)含有量が 40重量%となるように調整する。 実施例3:顔料−白色ペーストの製造 実施例2による結合剤分散液BM18gを、脱イオン水6gおよび陰イオン性 および非イオン性成分をベースとした市販の分散剤〔クラーン化学有限会社(Fir ma Krahn Chemie GmbH)のディスパース・エイド(Disperse Ayd)W22R〕8. 9gを加えた後に、二酸化チタン顔料〔ティオキシド社(Firma Tioxide)のルチ ル形R−HD2〕60gと混合させる。この混合物を脱イオン水を用いて固体含 有量70%に調整し、ビーズミル中で顔料粒子直径10〜15μmまで十分に分 散させる。 実施例4:顔料−青色ペーストの製造 実施例2による結合剤分散液BM15gを、脱イオン水21g、上記の湿潤剤 13g、プロピレングリコール5gおよび市販の青色顔料(色指数PB15R) 38gと混合させる。この混合物を脱イオン水を用い て固体含有量54%に調整し、ビーズミル中で顔料粒子直径15〜20μmまで 十分に分散させる。 実施例5:白色の水で希釈できる高光沢塗料の製造 実施例2による結合剤分散液BM64g中に、オクタン酸ストロンチウム、オ クタン酸コバルトおよびオクタン酸カルシウムから成る乾燥剤混合物〔固体含有 量50重量%、AKZO社のシッカトール(Siccatol)R938〕1.8gを分散 させる。その後、実施例3による顔料−白色ペースト21g、ブチルグリコール 4g、市販の増粘剤〔ポリウレタンベース、固体比率25重量%、クロノスチタ ン有限会社(Firma KronosTitan GmbH)のレオレート(Rheolate)R278〕0.5 gならびに市販の消泡剤〔ポリシロキサンベース、ビュク化学社(Firma Byk Che mie)のビュク(Byk)R024〕0.3gを撹拌しながら加える。その後、非イ オン性ワックスエマルション〔ビュク−セラ社(Firma Byk-Cera Chemie B.V.)の アカセル(Aquacer)R535〕5gおよび流動助剤〔クロノスチタン有限会社 のベントーネ(Bentone)R LT〕0.3gと脱イオン水3.3gとの分散混 合物を撹拌しながら加える。脱イオン水を用いて、引き続き塗布粘度の950〜 1050mPasに調整する。 実施例6:青色の水で希釈できる高光沢塗料の製造 実施例2による結合剤分散液BM63g中に、オクタン酸コバルト、オクタン 酸マンガンおよびオクタン 酸ジルコンから成る乾燥剤混合物〔固体含有量44重量%、ヘキスト株式会社(F irma Hoechst AG)のアディトール(Additol)R VXW 4952〕2.1g を分散させる。その後、実施例4による青色ペースト12gおよび実施例3によ る白色ペースト6gを撹拌しながら加える。実施例5と同様にして、その後、ブ チルグリコール4g、増粘剤0.5gおよび市販の消泡剤〔ミュンツインク化学 有限会社(Firma Muenzing Chemie GmbH)のアジタン(Agitan)R703N〕0.3 gを撹拌しながら加える。引き続き、実施例5と同様にして、、非イオン性ワッ クスエマルション5gを加え、その後、脱イオン水を用いて、塗布粘度の950 〜1050mPasに調整する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)を含む結合剤BMを含む1成分塗 料系のための水性分散液において、 (A)が (a)ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)のエステル化ポリマー側鎖として 、 (a1)少なくとも2個の非共役二重結合を有する不飽和C6〜C30−脂肪酸、 90〜30重量部、ならびに (a2)少なくとも2個の共役二重結合を有する不飽和C6〜C30−脂肪酸、1 0〜70重量部、 から成る混合物5〜50重量%、 および (b)ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)のポリマー主鎖としてポリウレタ ン単位95〜50重量% から構成されることを特徴とする1成分塗料系のための水性分散液。 2.(a)が(a1)80〜50重量%および(a2)20〜50重量%から 構成されている、請求項1記載の結合剤BM。 3.成分(a1)としてリノール酸、かつ成分(a2)としてC18−共役脂肪 酸を用いる、請求項1または2に記載の結合剤BM。 4.ポリウレタン単位(b)が、 (b1)ポリエステルポリオールおよび (b2)ポリイソシアナート から構成されている、請求項1から3までのいずれか1項に記載の結合剤。 5.ポリエステルポリオール(b1)が、 (b11)脂肪族、脂環式および/または芳香脂肪族であって、非芳香族炭素原 子に結合しているヒドロキシル基1〜6個を分子当たりに有するアルコール、な らびに (b12)脂肪族、脂環式の飽和および/または不飽和および/または芳香族多 塩基性カルボン酸、これらの無水物および/またはエステル から構成されている、請求項4記載の結合剤。 6.ポリイソシアナート(b2)が、炭素原子4から25個およびイソシアナ ート基2から4個を分子当たりに有する、請求項4または5に記載の結合剤。 7.ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)の水性分散液が、有機溶剤含有量 2重量%以下を(A)に対して有する、請求項1から6までのいずれか1項に記 載の結合剤。 8.ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)の水性分散液が、有機溶剤含有量 1重量%以下を(A)に対して有する、請求項1から6までのいずれか1項に記 載の結合剤。 9.ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)が、15から40mgKOH/g の間の酸価および90から150mgKOH/gの間のヒドロキシル価を有する 、請求項1から8までのいずれか1項に記載の結合剤。 10.ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)が、5から15重量%の間のウ レタン基含有量を(A)に対して有する、請求項1から9までのいずれか1項に 記載の結合剤。 11.ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)に追加して、(A)に対して2 5重量%以下の(A)とは異なる樹脂が結合剤BM中に存在する、請求項1から 10までのいずれか1項に記載の結合剤。 12.ポリウレタン−アルキド樹脂成分(A)に追加して、温度60℃以下に おいてポリウレタン−アルキド樹脂成分の過剰のヒドロキシル基および/または カルボキシ基と反応できる架橋成分(B)が(A)に対して20重量%以下で結 合剤中に存在する、請求項1から11までのいずれか1項に記載の結合剤。 13.10から60℃の間の温度において硬化する1成分塗料系の構成成分と しての、請求項1から12までのいずれか1項に記載の結合剤BMの使用。 14.無機質、金属基材、木材基材およびプラスチック基材の被覆のための1 成分塗料系の構成成分としての、請求項1から12までのいずれか1項に記載の 結合剤BMの使用。 15.すでに被覆されている基材の被覆のための1成分塗料系の構成成分とし ての、請求項1から12までのいずれか1項に記載の結合剤BMの使用。
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