JP2000357889A - 冷却装置 - Google Patents
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- JP2000357889A JP2000357889A JP11168660A JP16866099A JP2000357889A JP 2000357889 A JP2000357889 A JP 2000357889A JP 11168660 A JP11168660 A JP 11168660A JP 16866099 A JP16866099 A JP 16866099A JP 2000357889 A JP2000357889 A JP 2000357889A
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- Japan
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- fan
- cooling device
- portable electronic
- electronic device
- cooling
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯型電子機器全体を効率よく冷却するとと
もに、冷却装置の汎用性と可搬性とを向上することを実
現する冷却装置を提供する。 【解決手段】 携帯型電子機器を傾斜させて搭載するチ
ルト台と兼用したファン付きの冷却装置において、ファ
ンを設置するファンユニットを第1スライド機構部およ
び第2スライド機構部によって前後左右に移動させ、フ
ァンの取付け位置を前後左右に移動可能とする。また、
ファンの周囲に当該ファンの排気が吸気側に回りこむこ
とを防止する回り込み防止板を備える。
もに、冷却装置の汎用性と可搬性とを向上することを実
現する冷却装置を提供する。 【解決手段】 携帯型電子機器を傾斜させて搭載するチ
ルト台と兼用したファン付きの冷却装置において、ファ
ンを設置するファンユニットを第1スライド機構部およ
び第2スライド機構部によって前後左右に移動させ、フ
ァンの取付け位置を前後左右に移動可能とする。また、
ファンの周囲に当該ファンの排気が吸気側に回りこむこ
とを防止する回り込み防止板を備える。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯型電子機器
を全体冷却する冷却装置に関し、特に、携帯型電子機器
全体を効率よく冷却するとともに、冷却装置の汎用性と
可搬性とを向上することを実現する冷却装置に関するも
のである。
を全体冷却する冷却装置に関し、特に、携帯型電子機器
全体を効率よく冷却するとともに、冷却装置の汎用性と
可搬性とを向上することを実現する冷却装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノートパソコンなど、携帯・可搬
型情報処理装置は薄型化・小型化・軽量化が急速に進展
し、冷却部品や冷却ユニットの実装スペースがますます
狭められている。一方、処理能力アップの要求に答える
ため、高機能、高性能のCPUが搭載されてきており、
素子や装置の消費電力は次第に増加してきている。その
ため、必要十分な冷却能力を確保できず、装置内部温度
や筺体表面温度が上昇して、ヒューマンインタフェース
(エルゴノ)から見た装置表面温度の問題や、限られた
空間での放熱処理が困難となっている。
型情報処理装置は薄型化・小型化・軽量化が急速に進展
し、冷却部品や冷却ユニットの実装スペースがますます
狭められている。一方、処理能力アップの要求に答える
ため、高機能、高性能のCPUが搭載されてきており、
素子や装置の消費電力は次第に増加してきている。その
ため、必要十分な冷却能力を確保できず、装置内部温度
や筺体表面温度が上昇して、ヒューマンインタフェース
(エルゴノ)から見た装置表面温度の問題や、限られた
空間での放熱処理が困難となっている。
【0003】もちろん、高機能、高性能のCPUを搭載
するにあたって、低消費電力モードの設定ができるよう
にしたり、低電圧で駆動できるようにしたりするなど様
々な工夫がなされているが、装置表面温度の問題や、限
られた空間での放熱処理において、解決するまでには至
っていないのが実情である。そのため、CPUに長時間
の負荷をかけれない状態となっている。
するにあたって、低消費電力モードの設定ができるよう
にしたり、低電圧で駆動できるようにしたりするなど様
々な工夫がなされているが、装置表面温度の問題や、限
られた空間での放熱処理において、解決するまでには至
っていないのが実情である。そのため、CPUに長時間
の負荷をかけれない状態となっている。
【0004】図11は従来技術の図を示すものである。
同図において、ノート型パソコンなどの携帯型電子機器
101は、本体部111と、本体部111に回転自在に
連結される表示部113と、表示部113の背面に装着
された放熱板とファンとの組合せによって構成された放
熱部124とを備えている。
同図において、ノート型パソコンなどの携帯型電子機器
101は、本体部111と、本体部111に回転自在に
連結される表示部113と、表示部113の背面に装着
された放熱板とファンとの組合せによって構成された放
熱部124とを備えている。
【0005】また、本体部111の内部には実装基板1
12を備え、当該実装基板112の上面には高発熱素子
121が実装されており、当該高発熱素子121と前記
放熱部124とは、高発熱素子121の上面に設置され
た受熱部122から例えばヒートパイプなどで形成され
た伝熱部123によって熱的に連結されている。
12を備え、当該実装基板112の上面には高発熱素子
121が実装されており、当該高発熱素子121と前記
放熱部124とは、高発熱素子121の上面に設置され
た受熱部122から例えばヒートパイプなどで形成され
た伝熱部123によって熱的に連結されている。
【0006】上記構成において、携帯型電子機器101
の放熱構造は、受熱部122で高発熱素子121の発熱
を受熱して伝熱部123を介して放熱部124に伝熱
し、表示部113の背面から放熱している。このため、
高発熱素子121が複数個実装される場合は、受熱部1
22および伝熱部123を各高発熱素子121に対応し
て設ける必要があり、冷却構造が複雑となる。また、受
熱部122や伝熱部123あるいは放熱部124を交換
する場合は、携帯型電子機器101の内部を開放して交
換する必要があり、交換作業が困難となる。また、上記
携帯型電子機器101の放熱構造は、高発熱素子121
の実装個数と実装位置によってその都度異なる放熱構造
を採用する必要があり、汎用性を持つ冷却構造が望まれ
ている。
の放熱構造は、受熱部122で高発熱素子121の発熱
を受熱して伝熱部123を介して放熱部124に伝熱
し、表示部113の背面から放熱している。このため、
高発熱素子121が複数個実装される場合は、受熱部1
22および伝熱部123を各高発熱素子121に対応し
て設ける必要があり、冷却構造が複雑となる。また、受
熱部122や伝熱部123あるいは放熱部124を交換
する場合は、携帯型電子機器101の内部を開放して交
換する必要があり、交換作業が困難となる。また、上記
携帯型電子機器101の放熱構造は、高発熱素子121
の実装個数と実装位置によってその都度異なる放熱構造
を採用する必要があり、汎用性を持つ冷却構造が望まれ
ている。
【0007】図12は従来技術の図を示すものである。
同図において、前述と同様のノート型パソコンなどの携
帯型電子機器101は、携帯型電子機器101を傾斜さ
せて搭載するチルト台と兼用した冷却装置130に設置
されている。当該冷却装置130は、略L字形状に形成
し、その一面に携帯型電子機器101の台足125が設
置され、その裏面には外気を導入するファン131をネ
ジなどによって固定して設けている。また、他面は携帯
型電子機器101を傾斜させるとともに、ファン131
に冷却風を導入できるように冷却装置130に空間部を
形成している。
同図において、前述と同様のノート型パソコンなどの携
帯型電子機器101は、携帯型電子機器101を傾斜さ
せて搭載するチルト台と兼用した冷却装置130に設置
されている。当該冷却装置130は、略L字形状に形成
し、その一面に携帯型電子機器101の台足125が設
置され、その裏面には外気を導入するファン131をネ
ジなどによって固定して設けている。また、他面は携帯
型電子機器101を傾斜させるとともに、ファン131
に冷却風を導入できるように冷却装置130に空間部を
形成している。
【0008】冷却風はファン131によって携帯型電子
機器101の底面に吹き付けられ、筺体底面に伝熱され
た携帯型電子機器101の発熱は、その暖気が台足12
5によって形成された隙間から排気される。なお、当該
冷却装置130は、携帯型電子機器101全体を冷却す
るとともに、冷却装置130の汎用性を持たせたもので
あるが、冷却装置130に搭載する多種の携帯型電子機
器101は、高発熱素子の実装位置が異なることによっ
て、最も冷却を必要とする箇所はその都度異なってい
る。
機器101の底面に吹き付けられ、筺体底面に伝熱され
た携帯型電子機器101の発熱は、その暖気が台足12
5によって形成された隙間から排気される。なお、当該
冷却装置130は、携帯型電子機器101全体を冷却す
るとともに、冷却装置130の汎用性を持たせたもので
あるが、冷却装置130に搭載する多種の携帯型電子機
器101は、高発熱素子の実装位置が異なることによっ
て、最も冷却を必要とする箇所はその都度異なってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術では次のような問題点がある。
技術では次のような問題点がある。
【0010】1)携帯型電子機器を傾斜させて搭載する
チルト台と兼用したファン付きの冷却装置において、多
種の携帯型電子機器を効率よく冷却する汎用性を有する
冷却装置を提供することができない。
チルト台と兼用したファン付きの冷却装置において、多
種の携帯型電子機器を効率よく冷却する汎用性を有する
冷却装置を提供することができない。
【0011】2)前記チルト台と兼用したファン付きの
冷却装置は、携帯型電子機器を使用する場合に携帯型電
子機器以外に当該冷却装置を必要とし、可搬性を有する
冷却装置を提供することができない。
冷却装置は、携帯型電子機器を使用する場合に携帯型電
子機器以外に当該冷却装置を必要とし、可搬性を有する
冷却装置を提供することができない。
【0012】3)前記チルト台と兼用したファン付きの
冷却装置は、ファンを使用するので、ファンの騒音が発
生するとともに、ファン交換を必要とする。
冷却装置は、ファンを使用するので、ファンの騒音が発
生するとともに、ファン交換を必要とする。
【0013】したがって、本発明の主な課題は、 1)チルト台と兼用したファン付きの冷却装置におい
て、ファンの取付け位置を移動可能とし、多種の携帯型
電子機器を効率よく冷却する汎用性を有する冷却装置を
提供する。
て、ファンの取付け位置を移動可能とし、多種の携帯型
電子機器を効率よく冷却する汎用性を有する冷却装置を
提供する。
【0014】2)さらに、上記の冷却装置において、携
帯型電子機器の温度を検出し、感知温度によってファン
を制御してファンの騒音を低減するとともに、ファン寿
命を長くする。
帯型電子機器の温度を検出し、感知温度によってファン
を制御してファンの騒音を低減するとともに、ファン寿
命を長くする。
【0015】3)また、ファンを使用せずに放熱板を備
えた冷却装置とし、さらに、当該冷却装置は、携帯型電
子機器のキャリアバックと一体形成することで、冷却装
置の可搬性を向上させる。
えた冷却装置とし、さらに、当該冷却装置は、携帯型電
子機器のキャリアバックと一体形成することで、冷却装
置の可搬性を向上させる。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次のような手段を取る。
ために、この発明では次のような手段を取る。
【0017】1)携帯型電子機器を傾斜させて搭載する
チルト台と兼用したファン付きの冷却装置において、フ
ァンの取付け位置を前後左右に移動可能とする。
チルト台と兼用したファン付きの冷却装置において、フ
ァンの取付け位置を前後左右に移動可能とする。
【0018】上記の手段を取ることにより、多種の携帯
型電子機器を効率よく冷却する汎用性を有する冷却装置
を提供する。
型電子機器を効率よく冷却する汎用性を有する冷却装置
を提供する。
【0019】2)携帯型電子機器を傾斜させて搭載する
チルト台と兼用した放熱板を備える冷却装置を携帯型電
子機器のキャリアバックと一体形成する。
チルト台と兼用した放熱板を備える冷却装置を携帯型電
子機器のキャリアバックと一体形成する。
【0020】上記の手段を取ることにより、冷却装置を
使用時は容易に組立可能にし、冷却装置を不使用時は携
帯型電子機器のキャリアバックとして使用する。
使用時は容易に組立可能にし、冷却装置を不使用時は携
帯型電子機器のキャリアバックとして使用する。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示したような実
施の形態をとる。
施の形態をとる。
【0022】図1に示すように、冷却装置1は、携帯型
電子機器を傾斜させて搭載するチルト台と兼用したファ
ン付きの冷却装置において、ファン7を設置するファン
ユニット2を第1スライド機構部5および第2スライド
機構部6によって前後左右に移動させ、ファン7の取付
け位置を前後左右に移動可能とする。
電子機器を傾斜させて搭載するチルト台と兼用したファ
ン付きの冷却装置において、ファン7を設置するファン
ユニット2を第1スライド機構部5および第2スライド
機構部6によって前後左右に移動させ、ファン7の取付
け位置を前後左右に移動可能とする。
【0023】上記の実施の形態をとることにより、冷却
装置に搭載する多種の携帯型電子機器は、最も冷却を必
要とする箇所はその携帯型電子機器によって異なるが、
ファンの取付け位置を自由に設定することができるた
め、携帯型電子機器の最も冷却を必要とする箇所にファ
ンを配置することで、携帯型電子機器全体を効率よく冷
却する。このため、多種の携帯型電子機器を効率よく冷
却する汎用性を有する冷却装置を提供することができ
る。
装置に搭載する多種の携帯型電子機器は、最も冷却を必
要とする箇所はその携帯型電子機器によって異なるが、
ファンの取付け位置を自由に設定することができるた
め、携帯型電子機器の最も冷却を必要とする箇所にファ
ンを配置することで、携帯型電子機器全体を効率よく冷
却する。このため、多種の携帯型電子機器を効率よく冷
却する汎用性を有する冷却装置を提供することができ
る。
【0024】さらに、図1に示すように、前記冷却装置
1は、ファン7の周囲に当該ファン7の排気が吸気側に
回りこむことを防止する回り込み防止板8を備える。
1は、ファン7の周囲に当該ファン7の排気が吸気側に
回りこむことを防止する回り込み防止板8を備える。
【0025】上記の実施の形態をとることにより、ファ
ンから排出する冷却風によって携帯型電子機器の発熱を
放熱した暖気がファンの吸気側に回りこむことを阻止す
ることで、ファンが吸気する冷却風は、携帯型電子機器
が放熱した暖気ではなく冷気とすることができる。
ンから排出する冷却風によって携帯型電子機器の発熱を
放熱した暖気がファンの吸気側に回りこむことを阻止す
ることで、ファンが吸気する冷却風は、携帯型電子機器
が放熱した暖気ではなく冷気とすることができる。
【0026】さらに、図4(a)に示すように、前記冷
却装置1は、ファン7の周囲に伸縮自在な遮蔽板20
a,20b,20c,20dを備える。
却装置1は、ファン7の周囲に伸縮自在な遮蔽板20
a,20b,20c,20dを備える。
【0027】さらに、図4(b)に示すように、前記遮
蔽板20a,20bは、短冊状の複数枚の薄板部材から
なり、各々の薄板部材が糸部材21によって連結して形
成する。
蔽板20a,20bは、短冊状の複数枚の薄板部材から
なり、各々の薄板部材が糸部材21によって連結して形
成する。
【0028】さらに、図4(c)に示すように、前記遮
蔽板20c,20dは、所定の位置で折曲げ可能にして
一体に形成した薄板部材からなる。
蔽板20c,20dは、所定の位置で折曲げ可能にして
一体に形成した薄板部材からなる。
【0029】上記の実施の形態をとることにより、ファ
ンから排出する冷却風によって携帯型電子機器の発熱を
放熱した暖気がファンの吸気側に回りこむことを阻止す
ることで、ファンが吸気する冷却風は、携帯型電子機器
が放熱した暖気ではなく冷気とすることができる。さら
に、携帯型電子機器の底面全体に冷却風を供給すること
で、多種の携帯型電子機器を効率よく冷却する汎用性を
有する冷却装置を提供することができる。
ンから排出する冷却風によって携帯型電子機器の発熱を
放熱した暖気がファンの吸気側に回りこむことを阻止す
ることで、ファンが吸気する冷却風は、携帯型電子機器
が放熱した暖気ではなく冷気とすることができる。さら
に、携帯型電子機器の底面全体に冷却風を供給すること
で、多種の携帯型電子機器を効率よく冷却する汎用性を
有する冷却装置を提供することができる。
【0030】さらに、前記遮蔽板20a,20b,20
c,20dは、熱伝導性の良好な材料で形成する。
c,20dは、熱伝導性の良好な材料で形成する。
【0031】上記の実施の形態をとることにより、携帯
型電子機器の発熱を冷却装置によって放熱することがで
きる。
型電子機器の発熱を冷却装置によって放熱することがで
きる。
【0032】さらに、図5に示すように、前記冷却装置
1は、携帯型電子機器の本体部の所定位置に温度を検出
する温度センサ52を設置し、温度センサ52の感知温
度によってファンの動作を制御する制御部を備える。な
お、ファンの動作制御は、ファン回転数の増減制御、ま
たはファン動作の停止/駆動制御を含む。
1は、携帯型電子機器の本体部の所定位置に温度を検出
する温度センサ52を設置し、温度センサ52の感知温
度によってファンの動作を制御する制御部を備える。な
お、ファンの動作制御は、ファン回転数の増減制御、ま
たはファン動作の停止/駆動制御を含む。
【0033】上記の実施の形態をとることにより、携帯
型電子機器の稼働状態あるいは携帯型電子機器の設置環
境などによって携帯型電子機器を冷却するための冷却機
能を適宜に変更することで、ファンの騒音を低減すると
ともに、消費電力の低減ができる。また、ファン寿命を
長くしてファン交換または修理する保守のサイクルを長
くすることができる。
型電子機器の稼働状態あるいは携帯型電子機器の設置環
境などによって携帯型電子機器を冷却するための冷却機
能を適宜に変更することで、ファンの騒音を低減すると
ともに、消費電力の低減ができる。また、ファン寿命を
長くしてファン交換または修理する保守のサイクルを長
くすることができる。
【0034】また、図8に示すように、冷却装置1は、
携帯型電子機器を傾斜させて搭載するチルト台と兼用し
た放熱板を備える冷却装置であって、携帯型電子機器を
搭載する搭載部1aと、当該冷却装置の台足部1bと、
搭載部と台足部とを連結する止め金具1cとを所定の位
置で折曲げ可能にして一体に形成し、当該冷却装置を不
使用時は止め金具によって搭載部と台足部とを対向させ
て固定し、携帯型電子機器を収納するキャリアバック6
0として使用する。
携帯型電子機器を傾斜させて搭載するチルト台と兼用し
た放熱板を備える冷却装置であって、携帯型電子機器を
搭載する搭載部1aと、当該冷却装置の台足部1bと、
搭載部と台足部とを連結する止め金具1cとを所定の位
置で折曲げ可能にして一体に形成し、当該冷却装置を不
使用時は止め金具によって搭載部と台足部とを対向させ
て固定し、携帯型電子機器を収納するキャリアバック6
0として使用する。
【0035】上記の実施の形態をとることにより、携帯
型電子機器のキャリアバックと一体形成した冷却装置と
することで、冷却装置を使用時は止め金具によって容易
に組立可能にし、冷却装置を不使用時は携帯型電子機器
のキャリアバックとして使用するので、冷却装置の可搬
性を向上することができる。また、ファンを使用せず放
熱板によって携帯型電子機器の発熱を放熱するので、騒
音を発生させることがない。
型電子機器のキャリアバックと一体形成した冷却装置と
することで、冷却装置を使用時は止め金具によって容易
に組立可能にし、冷却装置を不使用時は携帯型電子機器
のキャリアバックとして使用するので、冷却装置の可搬
性を向上することができる。また、ファンを使用せず放
熱板によって携帯型電子機器の発熱を放熱するので、騒
音を発生させることがない。
【0036】さらに、図9に示すように、前記冷却装置
1は、携帯型電子機器を搭載する際に携帯型電子機器の
外筺と接触する軟質材料からなる内装部材62と、キャ
リアバックの表面を形成する硬質材料からなる外装部材
61と、内装部材と外装部材との間に形成する熱伝導性
の良好な材料からなる放熱板63とで構成する。
1は、携帯型電子機器を搭載する際に携帯型電子機器の
外筺と接触する軟質材料からなる内装部材62と、キャ
リアバックの表面を形成する硬質材料からなる外装部材
61と、内装部材と外装部材との間に形成する熱伝導性
の良好な材料からなる放熱板63とで構成する。
【0037】上記の実施の形態をとることにより、携帯
型電子機器を使用時は、キャリアバックの表裏を反転さ
せ、冷却装置として使用する。すなわち、内装部材は携
帯型電子機器を搭載する際に携帯型電子機器の外筺と接
触させて熱的に接続し、放熱板によって携帯型電子機器
の発熱を放熱することができる。
型電子機器を使用時は、キャリアバックの表裏を反転さ
せ、冷却装置として使用する。すなわち、内装部材は携
帯型電子機器を搭載する際に携帯型電子機器の外筺と接
触させて熱的に接続し、放熱板によって携帯型電子機器
の発熱を放熱することができる。
【0038】
【実施例】この発明による代表的な実施例を図1ないし
図10によって説明する。なお、以下において、同じ箇
所は同一の符号を付して有り、詳細な説明を省略するこ
とがある。
図10によって説明する。なお、以下において、同じ箇
所は同一の符号を付して有り、詳細な説明を省略するこ
とがある。
【0039】図1は本発明の実施例の図を示す。
【0040】同図(a)において、前述と同様のノート
型パソコンなどの携帯型電子機器を傾斜させて搭載する
チルト台と兼用した冷却装置1は、略L字形状に形成
し、その一面に携帯型電子機器の台足が設置される箇所
を除く開口部3を形成する。また、開口部3には外気を
導入するファン7を設け、当該ファン7の取付け位置を
前後左右に移動可能とする。また、他面は携帯型電子機
器を傾斜させるとともに、ファン7に冷却風を導入でき
るように冷却装置1に空間部を形成している。
型パソコンなどの携帯型電子機器を傾斜させて搭載する
チルト台と兼用した冷却装置1は、略L字形状に形成
し、その一面に携帯型電子機器の台足が設置される箇所
を除く開口部3を形成する。また、開口部3には外気を
導入するファン7を設け、当該ファン7の取付け位置を
前後左右に移動可能とする。また、他面は携帯型電子機
器を傾斜させるとともに、ファン7に冷却風を導入でき
るように冷却装置1に空間部を形成している。
【0041】前記ファン7は、ファンユニット2に固定
され、当該ファンユニット2は、前後方向に移動させる
第1スライド機構部5、および左右方向に移動させる第
2スライド機構部6によって移動可能にしている。な
お、4は携帯型電子機器の操作性を向上させるパームレ
ストである。
され、当該ファンユニット2は、前後方向に移動させる
第1スライド機構部5、および左右方向に移動させる第
2スライド機構部6によって移動可能にしている。な
お、4は携帯型電子機器の操作性を向上させるパームレ
ストである。
【0042】同図(b)において、前記ファンユニット
2にファン7の排気が吸気側に回りこむことを防止する
回り込み防止板8を備える例を示している。なお、図1
に示した構成の詳細を以下に説明する。
2にファン7の排気が吸気側に回りこむことを防止する
回り込み防止板8を備える例を示している。なお、図1
に示した構成の詳細を以下に説明する。
【0043】図2は本発明の実施例の図を示す。
【0044】同図において、前記ファン7を設置したフ
ァンユニット2は、支持部11に固定された第1レール
10にスライド自在に装着する。また、支持部11は、
冷却装置1に形成する第2レール14にスライド自在に
装着する。また、ファンユニット2は、当該ファンユニ
ット2に設けた第1操作部12によって前後方向の所定
の位置へと移動させるとともに、その位置で例えばネジ
の締結によってファンユニット2を第1レール10に固
定する。また、支持部11は、当該支持部11に設けた
第2操作部によって左右方向の所定の位置へと移動させ
るとともに、その位置で例えばネジの締結によって支持
部11を第2レール14に固定する。
ァンユニット2は、支持部11に固定された第1レール
10にスライド自在に装着する。また、支持部11は、
冷却装置1に形成する第2レール14にスライド自在に
装着する。また、ファンユニット2は、当該ファンユニ
ット2に設けた第1操作部12によって前後方向の所定
の位置へと移動させるとともに、その位置で例えばネジ
の締結によってファンユニット2を第1レール10に固
定する。また、支持部11は、当該支持部11に設けた
第2操作部によって左右方向の所定の位置へと移動させ
るとともに、その位置で例えばネジの締結によって支持
部11を第2レール14に固定する。
【0045】図3は本発明の実施例の図を示す。
【0046】同図において、ファンユニット2は、ファ
ン7の周囲に当該ファン7の排気が吸気側に回りこむこ
とを防止する例えば円形状の板部材からなる回り込み防
止板8を設ける。これにより、同図(b)に示すよう
に、冷却風はファンによって携帯型電子機器の本体部5
1の底面に吹き付けられ、筺体底面に伝熱された携帯型
電子機器の発熱は、その暖気が回り込み防止板8によっ
てファンの吸気側に回りこむことなく台足によって形成
される隙間から排気される。このため、ファンが吸気す
る冷却風は、冷気とすることができる。
ン7の周囲に当該ファン7の排気が吸気側に回りこむこ
とを防止する例えば円形状の板部材からなる回り込み防
止板8を設ける。これにより、同図(b)に示すよう
に、冷却風はファンによって携帯型電子機器の本体部5
1の底面に吹き付けられ、筺体底面に伝熱された携帯型
電子機器の発熱は、その暖気が回り込み防止板8によっ
てファンの吸気側に回りこむことなく台足によって形成
される隙間から排気される。このため、ファンが吸気す
る冷却風は、冷気とすることができる。
【0047】図4は本発明の実施例の図を示す。
【0048】同図において、冷却装置1に形成する開口
部3とファンユニット2との間に伸縮自在な遮蔽部材を
設け、ファンから排出する冷却風によって携帯型電子機
器の発熱を放熱した暖気がファンの吸気側に回りこむこ
とを阻止するとともに、携帯型電子機器の底面全体に冷
却風を供給するものである。
部3とファンユニット2との間に伸縮自在な遮蔽部材を
設け、ファンから排出する冷却風によって携帯型電子機
器の発熱を放熱した暖気がファンの吸気側に回りこむこ
とを阻止するとともに、携帯型電子機器の底面全体に冷
却風を供給するものである。
【0049】同図(b)に示すように、遮蔽部材は、例
えば、短冊状の複数枚の薄板部材からなる遮蔽板20
a,20bを糸部材21によって連結して形成してもよ
い。
えば、短冊状の複数枚の薄板部材からなる遮蔽板20
a,20bを糸部材21によって連結して形成してもよ
い。
【0050】また、同図(c)に示すように、遮蔽部材
は、例えば、所定の位置で折曲げ可能にして一体に形成
した薄板部材からなる遮蔽板20c,20dとしてもよ
い。
は、例えば、所定の位置で折曲げ可能にして一体に形成
した薄板部材からなる遮蔽板20c,20dとしてもよ
い。
【0051】また、前記遮蔽板20a,20b,20
c,20dを例えばアルミニウムなどの熱伝導性の良好
な材料で形成することもできる。この場合は、暖気のフ
ァン吸気側への回りこみ防止と、冷却風の携帯型電子機
器底面全体への供給に加えて、遮蔽板20a,20b,
20c,20dによって携帯型電子機器の発熱を放熱す
ることができる。
c,20dを例えばアルミニウムなどの熱伝導性の良好
な材料で形成することもできる。この場合は、暖気のフ
ァン吸気側への回りこみ防止と、冷却風の携帯型電子機
器底面全体への供給に加えて、遮蔽板20a,20b,
20c,20dによって携帯型電子機器の発熱を放熱す
ることができる。
【0052】図5は本発明の実施例の図を示す。
【0053】同図において、前述のファン付きの冷却装
置において、ファンの動作を制御する例を説明する。携
帯型電子機器の本体部51の所定位置に温度を検出する
温度センサ52を設置する。また、冷却装置1に設ける
ファン7の駆動電源は、本体部51の電源部53から供
給される。さらに、冷却装置1には前記温度センサ52
からの通知を受けファン7の制御を指示する制御部54
と、ファン回転数の増減制御、またはファン動作の停止
/駆動制御を含むファンの動作を制御する電源制御部5
5とを設ける。
置において、ファンの動作を制御する例を説明する。携
帯型電子機器の本体部51の所定位置に温度を検出する
温度センサ52を設置する。また、冷却装置1に設ける
ファン7の駆動電源は、本体部51の電源部53から供
給される。さらに、冷却装置1には前記温度センサ52
からの通知を受けファン7の制御を指示する制御部54
と、ファン回転数の増減制御、またはファン動作の停止
/駆動制御を含むファンの動作を制御する電源制御部5
5とを設ける。
【0054】例えば、温度センサ52の感知温度が所定
の温度以下の場合は、ファン回転数を減少させる。ある
いはファン動作を停止させることで、ファンの騒音を低
減するとともに、消費電力の低減を図り、さらに、ファ
ン寿命を長くすることができる。
の温度以下の場合は、ファン回転数を減少させる。ある
いはファン動作を停止させることで、ファンの騒音を低
減するとともに、消費電力の低減を図り、さらに、ファ
ン寿命を長くすることができる。
【0055】図6は本発明の実施例の図を示す。
【0056】前述のファンユニットにおいて、同図
(a)に示すように、ファン7は、ファンケース7aに
収納された一般に市販されている軸流ファンを用いるこ
とができる。すなわち、スライド機構部に取付けるファ
ンユニット上面板2aに軸流ファンからなるファン7の
ファンケース7aを固定する。また、同図(b)に示す
ように、ファンケース7aの高さを低くし、ファンユニ
ット上面板2aよりファン7が形成する羽根の一部を突
き出すようにすることができる。これにより、ファンユ
ニットを薄型化することができる。また、同図(c)に
示すように、遠心ファンからなるファン7のケースまた
はベンチュリーを取り外したファンモータを組み込むこ
とができる。これにより、ファンユニットを薄型化する
ことができる。
(a)に示すように、ファン7は、ファンケース7aに
収納された一般に市販されている軸流ファンを用いるこ
とができる。すなわち、スライド機構部に取付けるファ
ンユニット上面板2aに軸流ファンからなるファン7の
ファンケース7aを固定する。また、同図(b)に示す
ように、ファンケース7aの高さを低くし、ファンユニ
ット上面板2aよりファン7が形成する羽根の一部を突
き出すようにすることができる。これにより、ファンユ
ニットを薄型化することができる。また、同図(c)に
示すように、遠心ファンからなるファン7のケースまた
はベンチュリーを取り外したファンモータを組み込むこ
とができる。これにより、ファンユニットを薄型化する
ことができる。
【0057】図7は本発明の実施例の図を示す。
【0058】前述のファン7への電源供給において、同
図(a)に示すように、ファン7は、携帯型電子機器5
0のACアダプタ9入力に分岐ケーブルを挿入し、AC
アダプタ9から直接電源供給を受けることができる。ま
た、同図(b)に示すように、ファン7は、携帯型電子
機器50のオプション用コネクタから電源供給を受ける
ことができる。また、同図(c)に示すように、ファン
7は、冷却装置1専用のACアダプタ9から直接電源供
給を受けることができる。さらに、同図(d)に示すよ
うに、ファン7は、ACファンを使用し、ACコンセン
トから直接電源供給を受けることができる。
図(a)に示すように、ファン7は、携帯型電子機器5
0のACアダプタ9入力に分岐ケーブルを挿入し、AC
アダプタ9から直接電源供給を受けることができる。ま
た、同図(b)に示すように、ファン7は、携帯型電子
機器50のオプション用コネクタから電源供給を受ける
ことができる。また、同図(c)に示すように、ファン
7は、冷却装置1専用のACアダプタ9から直接電源供
給を受けることができる。さらに、同図(d)に示すよ
うに、ファン7は、ACファンを使用し、ACコンセン
トから直接電源供給を受けることができる。
【0059】つぎに、携帯型電子機器を傾斜させて搭載
するチルト台と兼用した放熱板を備える冷却装置につい
て説明する。
するチルト台と兼用した放熱板を備える冷却装置につい
て説明する。
【0060】図8は本発明の実施例の図を示す。
【0061】同図において、冷却装置1は、携帯型電子
機器50を搭載し本体部51の底面と接触する搭載部1
aと、当該冷却装置の台足部1bと、台足部1bから延
びる止め金具1cとを所定の位置で折曲げ可能にして一
体に形成している。携帯型電子機器50を使用時は、止
め金具1cによって搭載部1aと台足部1bとを固定
し、携帯型電子機器50を傾斜させて搭載するチルト台
70とする。一方、当該冷却装置1を不使用時は、止め
金具1cによって搭載部1aと台足部1bとを対向させ
て固定し、携帯型電子機器50を収納可能にするキャリ
アバック60として使用するようにしている。なお、詳
細な説明は後述する。
機器50を搭載し本体部51の底面と接触する搭載部1
aと、当該冷却装置の台足部1bと、台足部1bから延
びる止め金具1cとを所定の位置で折曲げ可能にして一
体に形成している。携帯型電子機器50を使用時は、止
め金具1cによって搭載部1aと台足部1bとを固定
し、携帯型電子機器50を傾斜させて搭載するチルト台
70とする。一方、当該冷却装置1を不使用時は、止め
金具1cによって搭載部1aと台足部1bとを対向させ
て固定し、携帯型電子機器50を収納可能にするキャリ
アバック60として使用するようにしている。なお、詳
細な説明は後述する。
【0062】図9は本発明の実施例の図を示す。同図は
冷却装置を不使用時の形態を示す。
冷却装置を不使用時の形態を示す。
【0063】同図(a)に示すように外装部材61には
折曲げ部68を形成し、開閉自在にしている。さらに、
一方の外装部材61にベルト67を一体成形し、他方の
外装部材61にベルト67と係着するボタン66を一体
成形し、対向する外装部材61間をベルト67を介して
固定できるようにしている。さらに、外装部材61ある
いは内装部材62には軟質部材64を形成し、軟質部材
64の先端部には係着部65を設け、対向する外装部材
61間は軟質部材64によって覆うようにして携帯型電
子機器のキャリアバック60として使用できるようにし
ている。
折曲げ部68を形成し、開閉自在にしている。さらに、
一方の外装部材61にベルト67を一体成形し、他方の
外装部材61にベルト67と係着するボタン66を一体
成形し、対向する外装部材61間をベルト67を介して
固定できるようにしている。さらに、外装部材61ある
いは内装部材62には軟質部材64を形成し、軟質部材
64の先端部には係着部65を設け、対向する外装部材
61間は軟質部材64によって覆うようにして携帯型電
子機器のキャリアバック60として使用できるようにし
ている。
【0064】また、同図(b)において、前記冷却装置
1は、携帯型電子機器を搭載する際に携帯型電子機器の
外筺と接触する軟質材料からなる内装部材62と、例え
ばアルミニウムなどの熱伝導性の良好な材料からなる放
熱板63と、キャリアバック60の表面を形成する硬質
材料からなる外装部材61とで構成する。
1は、携帯型電子機器を搭載する際に携帯型電子機器の
外筺と接触する軟質材料からなる内装部材62と、例え
ばアルミニウムなどの熱伝導性の良好な材料からなる放
熱板63と、キャリアバック60の表面を形成する硬質
材料からなる外装部材61とで構成する。
【0065】図10は本発明の実施例の図を示す。同図
は冷却装置を使用時の形態を示す。
は冷却装置を使用時の形態を示す。
【0066】同図において、携帯型電子機器を使用時
は、キャリアバックの表裏を反転させ、冷却装置として
使用する。すなわち、同図(a)に示すように、携帯型
電子機器を搭載した場合、携帯型電子機器の本体部51
に設ける台足75は内装部材62に沈み込み、本体部5
1の外筺は内装部材62と接触し熱的に接続される。さ
らに、放熱板63によって携帯型電子機器の発熱を放熱
することができる。
は、キャリアバックの表裏を反転させ、冷却装置として
使用する。すなわち、同図(a)に示すように、携帯型
電子機器を搭載した場合、携帯型電子機器の本体部51
に設ける台足75は内装部材62に沈み込み、本体部5
1の外筺は内装部材62と接触し熱的に接続される。さ
らに、放熱板63によって携帯型電子機器の発熱を放熱
することができる。
【0067】同図(b)に携帯型電子機器の発熱を本体
部51の外筺に伝熱して放熱処理を行う構成を示す。同
図において、本体部側は、本体部51に設置する実装基
板72の裏面に高発熱素子71を実装する。高発熱素子
71は、受熱板73を設置し、本体外筺74と熱的に接
続する。なお、冷却装置側の内装部材62は、台足75
が沈みこむ程度の厚み寸法を有する例えばグラスウール
などの軟質材料で形成し、放熱板63は、例えば厚み寸
法が0.5mm程度のアルミニウム板などで形成する。
部51の外筺に伝熱して放熱処理を行う構成を示す。同
図において、本体部側は、本体部51に設置する実装基
板72の裏面に高発熱素子71を実装する。高発熱素子
71は、受熱板73を設置し、本体外筺74と熱的に接
続する。なお、冷却装置側の内装部材62は、台足75
が沈みこむ程度の厚み寸法を有する例えばグラスウール
などの軟質材料で形成し、放熱板63は、例えば厚み寸
法が0.5mm程度のアルミニウム板などで形成する。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
に示すような効果が期待できる。
に示すような効果が期待できる。
【0069】携帯型電子機器を傾斜させて搭載するチル
ト台と兼用したファン付きの冷却装置において、ファン
の取付け位置を前後左右に移動可能とすることにより、
ファンの取付け位置が自由に設定できるため、携帯型電
子機器の最も冷却を必要とする箇所にファンを配置する
ことができ、携帯型電子機器全体を効率よく冷却するこ
とができる。このため、多種の携帯型電子機器を効率よ
く冷却する汎用性を有する冷却装置を提供することがで
きる。
ト台と兼用したファン付きの冷却装置において、ファン
の取付け位置を前後左右に移動可能とすることにより、
ファンの取付け位置が自由に設定できるため、携帯型電
子機器の最も冷却を必要とする箇所にファンを配置する
ことができ、携帯型電子機器全体を効率よく冷却するこ
とができる。このため、多種の携帯型電子機器を効率よ
く冷却する汎用性を有する冷却装置を提供することがで
きる。
【0070】さらに、前記冷却装置は、ファンの周囲に
当該ファンの排気が吸気側に回りこむことを防止する回
り込み防止板を備えることにより、ファンが吸気する冷
却風は、携帯型電子機器が放熱した暖気ではなく冷気と
することができるので、効率よく冷却することができ
る。
当該ファンの排気が吸気側に回りこむことを防止する回
り込み防止板を備えることにより、ファンが吸気する冷
却風は、携帯型電子機器が放熱した暖気ではなく冷気と
することができるので、効率よく冷却することができ
る。
【0071】さらに、前記冷却装置は、ファンを除くフ
ァンの周囲に伸縮自在な遮蔽板を備えることにより、フ
ァンから排出する冷却風によって携帯型電子機器の発熱
を放熱した暖気がファンの吸気側に回りこむことを阻止
することで、ファンが吸気する冷却風は、冷気とするこ
とができる。さらに、携帯型電子機器の底面全体に冷却
風を供給することができるので、多種の携帯型電子機器
を効率よく冷却する汎用性を有する冷却装置を提供する
ことができる。
ァンの周囲に伸縮自在な遮蔽板を備えることにより、フ
ァンから排出する冷却風によって携帯型電子機器の発熱
を放熱した暖気がファンの吸気側に回りこむことを阻止
することで、ファンが吸気する冷却風は、冷気とするこ
とができる。さらに、携帯型電子機器の底面全体に冷却
風を供給することができるので、多種の携帯型電子機器
を効率よく冷却する汎用性を有する冷却装置を提供する
ことができる。
【0072】さらに、前記遮蔽板は熱伝導性の良好な材
料で形成することにより、携帯型電子機器の発熱を冷却
装置によって放熱することができる。
料で形成することにより、携帯型電子機器の発熱を冷却
装置によって放熱することができる。
【0073】さらに、前記冷却装置は、携帯型電子機器
の所定位置に温度を検出する温度センサを設置し、温度
センサの感知温度によってファンの動作を制御すること
により、携帯型電子機器の稼働状態あるいは携帯型電子
機器の設置環境などによって携帯型電子機器を冷却する
ための冷却機能を適宜に変更することができるので、フ
ァンの騒音を低減するとともに、消費電力の低減ができ
る。また、ファン寿命を長くしてファン交換または修理
する保守のサイクルを長くすることができる。
の所定位置に温度を検出する温度センサを設置し、温度
センサの感知温度によってファンの動作を制御すること
により、携帯型電子機器の稼働状態あるいは携帯型電子
機器の設置環境などによって携帯型電子機器を冷却する
ための冷却機能を適宜に変更することができるので、フ
ァンの騒音を低減するとともに、消費電力の低減ができ
る。また、ファン寿命を長くしてファン交換または修理
する保守のサイクルを長くすることができる。
【0074】また、携帯型電子機器を傾斜させて搭載す
るチルト台と兼用した放熱板を備える冷却装置であっ
て、携帯型電子機器を搭載する搭載部と、当該冷却装置
の台足部と、搭載部と台足部とを連結する止め金具とを
所定の位置で折曲げ可能にして一体に形成し、当該冷却
装置を不使用時は止め金具によって搭載部と台足部とを
対向させて固定し、携帯型電子機器を収納するキャリア
バックとして使用することにより、携帯型電子機器のキ
ャリアバックと一体形成した冷却装置とすることができ
るので、冷却装置を使用時は止め金具によって容易に組
立可能にし、冷却装置を不使用時は携帯型電子機器のキ
ャリアバックとして使用することができるので、冷却装
置の可搬性を向上することができる。また、ファンを使
用せず放熱板によって携帯型電子機器の発熱を放熱する
ので騒音を発生させることを防止することができる。
るチルト台と兼用した放熱板を備える冷却装置であっ
て、携帯型電子機器を搭載する搭載部と、当該冷却装置
の台足部と、搭載部と台足部とを連結する止め金具とを
所定の位置で折曲げ可能にして一体に形成し、当該冷却
装置を不使用時は止め金具によって搭載部と台足部とを
対向させて固定し、携帯型電子機器を収納するキャリア
バックとして使用することにより、携帯型電子機器のキ
ャリアバックと一体形成した冷却装置とすることができ
るので、冷却装置を使用時は止め金具によって容易に組
立可能にし、冷却装置を不使用時は携帯型電子機器のキ
ャリアバックとして使用することができるので、冷却装
置の可搬性を向上することができる。また、ファンを使
用せず放熱板によって携帯型電子機器の発熱を放熱する
ので騒音を発生させることを防止することができる。
【0075】さらに、前記冷却装置は、携帯型電子機器
を搭載する際に携帯型電子機器の外筺と接触する軟質材
料からなる内装部材と、キャリアバックの表面を形成す
る硬質材料からなる外装部材と、内装部材と外装部材と
の間に形成する熱伝導性の良好な材料からなる放熱板と
で構成することにより、携帯型電子機器を使用時は、キ
ャリアバックの表裏を反転させ、冷却装置として使用す
る。すなわち、内装部材は携帯型電子機器を搭載する際
に携帯型電子機器の外筺と接触させて熱的に接続し、放
熱板によって携帯型電子機器の発熱を放熱することがで
きる。
を搭載する際に携帯型電子機器の外筺と接触する軟質材
料からなる内装部材と、キャリアバックの表面を形成す
る硬質材料からなる外装部材と、内装部材と外装部材と
の間に形成する熱伝導性の良好な材料からなる放熱板と
で構成することにより、携帯型電子機器を使用時は、キ
ャリアバックの表裏を反転させ、冷却装置として使用す
る。すなわち、内装部材は携帯型電子機器を搭載する際
に携帯型電子機器の外筺と接触させて熱的に接続し、放
熱板によって携帯型電子機器の発熱を放熱することがで
きる。
【図1】本発明の実施例の図である。
【図2】本発明の実施例の図である。
【図3】本発明の実施例の図である。
【図4】本発明の実施例の図である。
【図5】本発明の実施例の図である。
【図6】本発明の実施例の図である。
【図7】本発明の実施例の図である。
【図8】本発明の実施例の図である。
【図9】本発明の実施例の図である。
【図10】本発明の実施例の図である。
【図11】従来技術の図である。
【図12】従来技術の図である。
1:冷却装置 1a:搭載部 1b:台足部 1c:止め金具 2:ファンユニット 3:開口部 5:第1スライド機構部 6:第2スライド機構部 7:ファン 8:回り込み防止板 20a,20b,20c,20d:遮蔽板 51:本体部 52:温度センサ 54:制御部 55:電源制御部 60:キャリアバック 61:外装部材 62:内装部材 63:放熱板 70:チルト台
Claims (9)
- 【請求項1】携帯型電子機器を傾斜させて搭載するチル
ト台と兼用したファン付きの冷却装置において、 ファン取付け位置を前後左右に移動可能とするファンを
備える、 ことを特徴とする冷却装置。 - 【請求項2】前記冷却装置は、 ファンの周囲に当該ファンの排気が吸気側に回りこむこ
とを防止する回り込み防止板を備える、 ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。 - 【請求項3】前記冷却装置は、 ファンの周囲に伸縮自在な遮蔽板を備える、 ことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
- 【請求項4】前記遮蔽板は、 短冊状の複数枚の薄板部材からなり、各々の薄板部材が
糸部材によって連結して形成する、 ことを特徴とする請求項3記載の冷却装置。 - 【請求項5】前記遮蔽板は、 所定の位置で折曲げ可能にして一体に形成した薄板部材
からなる、 ことを特徴とする請求項3記載の冷却装置。 - 【請求項6】前記遮蔽板は、 熱伝導性の良好な材料で形成する、 ことを特徴とする請求項3,4または5記載の冷却装
置。 - 【請求項7】前記冷却装置は、 携帯型電子機器の所定位置に温度を検出する温度センサ
を設置し、 温度センサの感知温度によってファンの動作を制御する
ように構成する、 ことを特徴とする請求項1,2または3記載の冷却装
置。 - 【請求項8】携帯型電子機器を傾斜させて搭載するチル
ト台と兼用した放熱板を備える冷却装置であって、 携帯型電子機器を搭載する搭載部と、当該冷却装置の台
足部と、搭載部と台足部とを連結する止め金具とを所定
の位置で折曲げ可能にして一体に形成し、 当該冷却装置を不使用時は止め金具によって搭載部と台
足部とを対向させて固定し、携帯型電子機器を収納する
キャリアバックとして使用する、 ことを特徴とする冷却装置。 - 【請求項9】前記冷却装置は、 携帯型電子機器を搭載する際に携帯型電子機器の外筺と
接触する軟質材料からなる内装部材と、 キャリアバックの表面を形成する硬質材料からなる外装
部材と、 内装部材と外装部材との間に形成する熱伝導性の良好な
材料からなる放熱板とで構成する、 ことを特徴とする請求項8記載の冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11168660A JP2000357889A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11168660A JP2000357889A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000357889A true JP2000357889A (ja) | 2000-12-26 |
Family
ID=15872148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11168660A Pending JP2000357889A (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000357889A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103809716A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-05-21 | 成都佳美嘉科技有限公司 | 笔记本散热器 |
CN104142722A (zh) * | 2014-06-19 | 2014-11-12 | 皖西学院 | 一种电脑散热器 |
KR200476894Y1 (ko) * | 2010-12-28 | 2015-04-14 | 주식회사 오리온 | 방열 팬의 장착 위치 조정이 가능한 디스플레이 패널 |
CN114449849A (zh) * | 2022-01-13 | 2022-05-06 | 江苏海鼎电气科技有限公司 | 一种跟踪辅助散热和除尘式电子散热器 |
-
1999
- 1999-06-15 JP JP11168660A patent/JP2000357889A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200476894Y1 (ko) * | 2010-12-28 | 2015-04-14 | 주식회사 오리온 | 방열 팬의 장착 위치 조정이 가능한 디스플레이 패널 |
CN103809716A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-05-21 | 成都佳美嘉科技有限公司 | 笔记本散热器 |
CN104142722A (zh) * | 2014-06-19 | 2014-11-12 | 皖西学院 | 一种电脑散热器 |
CN114449849A (zh) * | 2022-01-13 | 2022-05-06 | 江苏海鼎电气科技有限公司 | 一种跟踪辅助散热和除尘式电子散热器 |
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