JP2000357788A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその製造方法

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JP2000357788A
JP2000357788A JP11167022A JP16702299A JP2000357788A JP 2000357788 A JP2000357788 A JP 2000357788A JP 11167022 A JP11167022 A JP 11167022A JP 16702299 A JP16702299 A JP 16702299A JP 2000357788 A JP2000357788 A JP 2000357788A
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semiconductor region
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Kenji Hasegawa
健二 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線等の波長の長い光に対する感度を向上
させることができ、かつ暗電流の少ない固体撮像素子及
びその製造方法を提供する。 【解決手段】 センサ部2の下にオーバーフローバリア
12を有し、センサ部2の中央部の空乏層長L1を周辺
部の空乏層長L2より長くした固体撮像素子1を構成す
る。また、第1導電型半導体領域12の表面に第2導電
型半導体領域13が形成されたセンサ部2を有し、第2
導電型半導体領域13下の第1導電型半導体領域12内
に、第2導電型半導体領域13より小さい面積の第2導
電型半導体層6が形成されて成る固体撮像素子1を構成
する。また、第2導電型半導体領域13下の第1導電型
半導体領域12内の第2導電型半導体領域13より小さ
い面積の領域に第2導電型の不純物を導入する工程を有
して固体撮像素子1を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子及び
その製造方法に係わり、特にセンサ部の下にオーバーフ
ローバリアを有して成る固体撮像素子及びその製造方法
に係わる。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子において、赤外線や可視光
線の長い波長側の光の感度を向上させる目的で、センサ
部の空乏層を基板側に伸ばして深くすることが考えられ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
センサ部の空乏層を伸ばすことにより、基板深部例えば
3μm以上の深さで発生した暗電荷が蓄積領域に取り込
まれやすくなる。例えば基板内に欠陥があった場合に
は、この欠陥により暗電荷が生じる。この暗電荷は本来
は基板側に流れるものであるが、空乏層長を長くすると
センサ部に取り込まれやすくなる。これにより、暗電荷
がセンサ部内に信号として蓄積され、例えば白点が出て
しまう。
【0004】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、赤外線等の波長の長い光に対する感度を向上さ
せることができ、かつ暗電流の少ない固体撮像素子及び
その製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像素子
は、センサ部の下にオーバーフローバリアを有し、セン
サ部の中央部の空乏層長を周辺部の空乏層長より長くし
たものである。
【0006】上述の本発明の構成によれば、中央部の空
乏層長を周辺部より長くすることにより、波長の長い光
により基板の深い所で光電変換された電荷をセンサ部に
蓄積することが可能になると共に、周辺部は空乏層長が
比較的短いために余分な暗電荷がセンサ部に取り込まれ
にくくなる。
【0007】本発明の固体撮像素子は、第1導電型半導
体領域の表面に第2導電型半導体領域が形成されて成る
センサ部を有し、第2導電型半導体領域下の第1導電型
半導体領域内に、第2導電型半導体領域より小さい面積
の第2導電型半導体層が形成されて成るものである。
【0008】上述の本発明の構成によれば、第2導電型
半導体領域下に、この第2導電型半導体領域より小さい
面積の第2導電型半導体層が形成されていることによ
り、第2導電型半導体層が形成された部分の空乏層を深
くしてその他の部分(周辺部)より空乏層長を長くする
ことができる。
【0009】本発明の固体撮像素子の製造方法は、第1
導電型半導体領域の表面に第2導電型半導体領域が形成
されて成るセンサ部を有する固体撮像素子の製造するに
あたり、第2導電型半導体領域下の第1導電型半導体領
域内の第2導電型半導体領域より小さい面積の領域に第
2導電型の不純物を導入する工程を有するものである。
【0010】上述の本発明によれば、第2導電型の不純
物を導入した領域は空乏層長が長くなるようにオーバー
フローバリアが形成される。また、第2導電型の不純物
を導入した領域の面積が第2導電型半導体領域の面積よ
り小さいので、第2導電型半導体領域下のうち第2導電
型の不純物が導入されない領域が残り、この領域の空乏
層長は短くすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、センサ部の下にオーバ
ーフローバリアを有し、センサ部の中央部の空乏層長を
周辺部の空乏層長より長くした固体撮像素子である。
【0012】本発明は、第1導電型半導体領域の表面に
第2導電型半導体領域が形成されて成るセンサ部を有
し、第2導電型半導体領域下の第1導電型半導体領域内
に、第2導電型半導体領域より小さい面積の第2導電型
半導体層が形成されて成る固体撮像素子である。
【0013】また本発明は、上記固体撮像素子におい
て、第2導電型半導体層は遮光膜開口の面積より大き
く、第2導電型半導体領域の面積より小さい構成とす
る。
【0014】本発明は、第1導電型半導体領域の表面に
第2導電型半導体領域が形成されて成るセンサ部を有す
る固体撮像素子の製造するにあたり、第2導電型半導体
領域下の第1導電型半導体領域内の第2導電型半導体領
域より小さい面積の領域に第2導電型の不純物を導入す
る工程を有する固体撮像素子の製造方法である。
【0015】本発明の一実施の形態として、固体撮像素
子の概略構成図を図1及び図2に示す。図1は固体撮像
素子の要部(撮像領域)の拡大平面図を示し、図2は図
1のX−Xにおける断面図を示す。
【0016】この固体撮像素子1は、撮像領域内に、画
素となる複数のセンサ部2がマトリクス状に配列され、
各センサ部2の一側にCCD構造の垂直転送レジスタ3
が設けられ、各垂直転送レジスタ3の終端に接続されて
図示しないCCD構造の水平転送レジスタが設けられて
構成されたCCD固体撮像素子に本発明を適用したもの
である。垂直転送レジスタ3には、2層の例えば多結晶
シリコンからなる転送電極4(4A及び4B)が一部重
なりをもって形成されている。センサ部2は、この転送
電極4(4A及び4B)に覆われていない開口部分とセ
ルフアラインして形成されている。
【0017】撮像領域を含んで全体がAl膜等の遮光膜
21(図2参照)に覆われていて、この遮光膜21のセ
ンサ部2上の部分にセンサ部2より小さい面積の開口5
が設けられ、この開口5からセンサ部2に光が入射する
ように構成されている。
【0018】本実施の形態の固体撮像素子1では、特に
センサ部2の下に、後述するようにセンサ部2の面積よ
り小さく開口5の面積より広い半導体領域6を設けてい
る。
【0019】一方、図2の断面図に示すように、この固
体撮像素子1は、第1導電型この場合はn型の半導体基
板11に、第2導電型の半導体領域として第1のp型半
導体ウエル領域12が形成され、この第1のp型半導体
ウエル領域12内にセンサ部2の構成要素となる第1の
n型不純物拡散領域13と垂直転送レジスタ3を構成す
るn型転送チャネル領域14並びにp型のチャネルスト
ップ領域15が形成され、第1のn型不純物拡散領域1
3上にp型の正電荷蓄積領域16が、n型の転送チャネ
ル領域14の直下に第2のp型半導体ウエル領域17が
夫々形成されている。
【0020】ここで、第1のp型半導体ウエル領域12
と、第1のn型不純物拡散領域13と、p型の正電荷蓄
積領域16とによってHAD(ホール・アキュミュレイ
テッド・ダイオード)センサと呼ばれるセンサ部2が構
成される。
【0021】垂直転送レジスタ3を構成する転送チャネ
ル領域14、チャネルストップ領域15及び読み出しゲ
ート部7上にゲート絶縁膜18を介して第1層及び第2
層の多結晶シリコンからなる転送電極4(4B)が形成
され、転送チャネル領域14、ゲート絶縁膜18及び転
送電極4(4B)により、垂直転送レジスタ3が構成さ
れる。さらに、層間絶縁膜20を介して例えばAl膜に
よる遮光膜21が被着形成され、この遮光膜21はセン
サ部2上にセンサ部2より面積の小さい開口5を有して
いる。
【0022】この固体撮像素子1では、センサ部2で発
生した信号電荷が読み出しゲート部7を通して垂直転送
レジスタ3に読み出された後、垂直転送レジスタ3内を
垂直方向に転送される。更にその信号電荷が水平転送レ
ジスタに転送され、水平転送レジスタ内を水平方向に転
送されて、出力回路を通して出力されるようになされ
る。
【0023】n型半導体基板11内に形成された第1の
p型半導体ウエル領域12により、後述するようにオー
バーフロードレインが形成されて、縦型オーバーフロー
ドレイン構造が形成されている。
【0024】本実施の形態の固体撮像素子1では、さら
に、センサ部2を構成する第1のn型不純物拡散領域1
3の下の第1のp型半導体ウエル領域12内に、前述の
半導体領域6として第2のn型不純物拡散領域6が形成
されている。この第2のn型不純物拡散領域6は、セン
サ部2の面積より小さく、遮光膜21の開口5の面積よ
り大きくなるように形成されている。
【0025】また、第2のn型不純物拡散領域の不純物
濃度N2は、第1のn型不純物拡散領域の不純物濃度N
1以下とすることが好ましい。より好ましくは第1のn
型不純物拡散領域の不純物濃度N1より1桁小さい濃度
とする。
【0026】図3に本実施の形態の固体撮像素子1のセ
ンサ部2の深さ方向のポテンシャル図を示す。図3Aは
第2のn型不純物拡散領域6が形成された中央部のポテ
ンシャル図を示し、図3Bは第2のn型不純物拡散領域
6が形成されない周辺部のポテンシャル図を示す。
【0027】図3に示すように第1のp型半導体ウエル
領域12によりオーバーフローバリアOFBが形成され
て縦型オーバーフローバリア構造が構成されている。そ
して、図3Aと図3Bを比較すると、第2のn型不純物
拡散領域6が形成された中央部の方が周辺部よりオーバ
ーフローバリアOFBの位置が深くなっていて、空乏層
長Lも長くなっている(L1>L2)
【0028】好ましくは、センサ部2の中央部の空乏層
長L1を3μm以上として、赤外線(特に近赤外線)や
波長の長い可視光線の感度が充分得られるように構成す
る。
【0029】このようにセンサ部2の中央部の空乏層長
L1を周辺部の空乏層長L2より長くすることにより、
波長の長い光により基板の深い所で光電変換された電荷
をセンサ部2に蓄積することが可能になる。
【0030】また、周辺部は空乏層長L2が比較的短い
ために、余分な暗電荷がセンサ部2に取り込まれにくく
なる。周辺部は遮光膜21の影になって光が入射する可
能性が低いので、空乏層長L2を短くしても感度にはあ
まり影響しない。
【0031】上述の本実施の形態の固体撮像素子1によ
れば、センサ部2の第1のn型不純物拡散領域13の下
に第2のn型不純物拡散領域6を形成していることによ
り、空乏層を深くして、波長の長い光の感度を向上させ
ることができる。従って、本実施の形態の固体撮像素子
1は、特に空乏層が3μm以上のセンサ部2を有し、波
長が長い光を受光する固体撮像素子に適用して好適であ
る。
【0032】第2のn型不純物拡散領域6は、センサ部
2の面積より小さく形成されているので、センサ部2の
周辺部に第2のn型不純物拡散領域がなく空乏層長が短
い領域が存在し、この周辺部の空乏層長が短いので前述
のように余分な暗電荷がセンサ部2に取り込まれにくく
なる。また、第2のn型不純物拡散領域6は、遮光膜2
1の開口の面積より大きく形成されているので、垂直方
向の入射光だけでなく、斜め方向の入射光に対しても充
分に受光検出を行うことができる。
【0033】さらに、センサ部2及び転送電極4を規定
するマスク即ち転送電極4のパターン形成のマスクと、
第2のn型不純物拡散領域6を形成するマスク22(図
4参照)との間に合わせずれがあっても、第2のn型不
純物拡散領域6がセンサ部2より面積が小さい分この合
わせずれに対するマージンを有しているため、読み出し
電圧やブルーミングに対するマスクとの合わせずれの影
響を低減することができる。これにより、所望の特性
(読み出し電圧等)の固体撮像素子を高い収率で得るこ
とができる。
【0034】次に、図1及び図2に示した固体撮像素子
1の製造工程の一形態を図4及び図5を用いて説明す
る。
【0035】まず、図4Aに断面図を示すように、第1
導電型例えばn型のシリコンから成る半導体基板11の
撮像領域となる領域全体に、第2導電型例えばp型の不
純物例えばB(ボロン)を高い加速エネルギーでイオン
注入する。
【0036】その後、半導体基板11をアニールさせる
ことにより、B(ボロン)を拡散させて、表面から例え
ば3μm以上の深さに第2導電型半導体領域として第1
のp型半導体ウエル領域12即ちオーバーフローバリア
領域を形成する。
【0037】次に、図4Bに示すように、表面にマスク
22を形成し第1のp型半導体ウエル領域12にP(リ
ン)を高い加速エネルギーでイオン注入した後、基板1
1をアニールさせることにより、Pを拡散させてセンサ
部2の中央部の第1のp型半導体ウエル領域12内に第
2のn型不純物拡散領域6を形成する。
【0038】ここで、マスク22の開口の面積を、後に
形成するセンサ部2の面積より小さくかつ後に形成する
遮光膜21の開口5の面積より大きくしておくことによ
り、第2のn型不純物拡散領域6がセンサ部2の面積よ
り小さく遮光膜21の開口5の面積より大きく形成され
る。
【0039】次に、所定のパターンのマスクを用いて第
1のp型半導体ウエル領域12にそれぞれの導電型の不
純物のイオン注入を連続して行い、その後所定の不純物
拡散を行うことにより、図5Cに示すように、垂直転送
レジスタ3を構成する第2のp型半導体ウエル領域17
及びn型の転送チャネル領域14と、p型のチャネルス
トップ領域15を形成する。
【0040】次に、表面の絶縁膜18上に例えば多結晶
シリコン層を形成し、この多結晶シリコン層を所定の電
極パターンにパターニングして第1層の転送電極4(図
1では4B)を形成する。第2層の転送電極4(図1で
は4A)以降は、下層の転送電極4の表面を層間絶縁膜
で覆ってから同様にして形成する。
【0041】そして、転送電極4をマスクとして、転送
電極4の開口にセルフアラインさせて、先に第2のp型
不純物拡散領域6が形成された深さより浅い位置のp型
半導体ウエル領域12内に、n型の不純物をイオン注入
する。
【0042】このときの不純物の濃度は、好ましくは先
に第2のp型不純物拡散領域6を形成した際の不純物の
濃度より大きくする。
【0043】さらに、その後基板11をアニールさせる
ことにより、図5Dに示すように、Pを拡散させてセン
サ部2の蓄積領域となる第1のn型不純物拡散領域13
を形成する。
【0044】さらに、図示しないが、同じく転送電極4
をマスクとして高濃度のB(ボロン)を低い加速エネル
ギーでイオン注入することにより、p+ 領域即ち正電荷
蓄積領域16を形成し、いわゆるHADセンサ構造のセ
ンサ部2を構成する。
【0045】このようにして、pnpn構造のHADセ
ンサを形成することができる。第1のp型半導体ウエル
領域12によりオーバーフローバリアOFBが形成され
て縦型オーバーフローバリア構造が構成される。
【0046】その後は、通常の固体撮像素子の製造方法
と同様の工製造程を経て、図1及び図2に示した固体撮
像素子1を製造することができる。
【0047】尚、マスク22の形成及び第2のn型不純
物拡散領域6を形成するn型の不純物のイオン注入の工
程は、転送電極4を形成した後であってもよく、また第
1のn型不純物拡散領域13を形成する不純物のイオン
注入工程より後であってもよい。
【0048】また、第1のp型半導体ウエル領域12
は、上述のように半導体基板11にイオン注入により形
成する他に、例えば半導体基板11上にp型エピタキシ
ャル層として形成してもよい。
【0049】次に、本発明の他の実施の形態の固体撮像
素子の概略構成図(断面図)を図6に示す。
【0050】この固体撮像素子31では、センサ部2を
構成する第1のn型不純物拡散領域13の下の第1のp
型半導体ウエル領域12内に、p型不純物拡散領域32
が形成されている。
【0051】p型不純物拡散領域32は、遮光膜21の
開口5より外側かつセンサ部2の領域内に形成されてい
る。即ち平面的にはセンサ部2の周辺部に形成され、特
に遮光膜21の開口5を囲むように額縁状に形成されて
成る。その他の構成は、先の実施の形態の固体撮像素子
1と同様であるので、同一符号を付して重複説明を省略
する。
【0052】p型不純物拡散領域32は、センサ部2と
なる位置及び遮光膜21の開口5の位置に端縁があるマ
スクを形成して、このマスクを用いて第1のp型半導体
ウエル領域12にp型不純物例えばB(ボロン)を追加
イオン注入することにより形成することができる。この
とき、p型不純物のドーズ量を、先に第1のp型半導体
ウエル領域12を形成した際のp型不純物のドーズ量よ
り少なくすることが望ましい。
【0053】本実施の形態の固体撮像素子31によれ
ば、センサ部2の周辺部にp型不純物拡散領域32を形
成したことにより、センサ部2の周辺部の空乏層長が短
くなるため、p型不純物拡散領域32が形成されていな
いセンサ部2の中央部の空乏層長が相対的に長くなる。
従って、空乏層長が長くなるように深さを設定して第1
のp型半導体ウエル領域12を形成しておくことによ
り、赤外線等の長波長の光の感度を向上させることがで
きる。また、周辺部では空乏層長が短いので余分な暗電
荷がセンサ部に流れにくくなる。
【0054】本発明は、上述の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他
様々な構成が取り得る。
【0055】
【発明の効果】上述の本発明によれば、センサ部の中央
部の空乏層長が長いために波長の長い光に対する感度が
向上すると共に、周辺部は空乏層長が比較的短いために
余分な暗電荷がセンサ部に取り込まれにくくなる。従っ
て、感度に影響を与えないで暗時の白点の発生率を低減
することができる。
【0056】また、本発明によれば、センサ部を構成す
る第2導電型半導体領域下に、この第2導電型半導体領
域より小さい面積の第2導電型半導体層を形成すること
により、第2導電型半導体層が形成された部分の空乏層
を深くしてその他の部分(周辺部)より空乏層長を長く
することができ、上述の効果を得ることができる。この
構成としたときには、読み出し電圧やブルーミング等へ
のマスクの合わせずれの影響を低減することができ、所
望の特性の固体撮像素子を高い収率で得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の固体撮像素子の要部の
平面図である。
【図2】図1のX−Xにおける断面図である。
【図3】図1の固体撮像素子のセンサ部における深さ方
向のポテンシャル図である。 A センサ部の中央部のポテンシャル図である。 B センサ部の周辺部のポテンシャル図である。
【図4】A、B 図1の固体撮像素子の製造工程を示す
断面図である。
【図5】C、D 図1の固体撮像素子の製造工程を示す
断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の固体撮像素子の概略
構成図である。
【符号の説明】
1,31 固体撮像素子、2 センサ部、3 垂直転送
レジスタ、4,4A,4B 転送電極、5 遮光膜の開
口、6 第2のn型不純物拡散領域、7 読み出しゲー
ト部、11 半導体基板、12 第1のp型半導体ウエ
ル領域、13 第1のn型不純物拡散領域、14 転送
チャネル領域、15 チャネルストップ領域、16 正
電荷蓄積領域、17 第2のp型半導体ウエル領域、2
1 遮光膜、OFB オーバーフローバリア、L,L
1,L2 空乏層長
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA01 AA05 AB01 BA13 CA04 CA18 DA03 EA07 EA14 FA06 FA13 FA26 FA35 FA47 GB03 GB07 GB11 5C024 AA06 CA31 FA01 GA11 GA43 5F049 MA02 NA01 NB05 RA02 WA01 WA03 WA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ部の下にオーバーフローバリアを
    有し、 上記センサ部の中央部の空乏層長を周辺部の空乏層長よ
    り長くしたことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 第1導電型半導体領域の表面に第2導電
    型半導体領域が形成されて成るセンサ部を有し、 上記第2導電型半導体領域下の上記第1導電型半導体領
    域内に、上記第2導電型半導体領域より小さい面積の第
    2導電型半導体層が形成されて成ることを特徴とする固
    体撮像素子。
  3. 【請求項3】 上記第2導電型半導体層は、遮光膜開口
    の面積より大きく、上記第2導電型半導体領域の面積よ
    り小さいことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像素
    子。
  4. 【請求項4】 第1導電型半導体領域の表面に第2導電
    型半導体領域が形成されて成るセンサ部を有する固体撮
    像素子の製造方法であって、 上記第2導電型半導体領域下の上記第1導電型半導体領
    域内の上記第2導電型半導体領域より小さい面積の領域
    に第2導電型の不純物を導入する工程を有することを特
    徴とする固体撮像素子の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006147757A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Sony Corp 固体撮像装置およびその製造方法
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