JP2000356747A - 拡大観察用の照明装置 - Google Patents

拡大観察用の照明装置

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JP2000356747A
JP2000356747A JP11167846A JP16784699A JP2000356747A JP 2000356747 A JP2000356747 A JP 2000356747A JP 11167846 A JP11167846 A JP 11167846A JP 16784699 A JP16784699 A JP 16784699A JP 2000356747 A JP2000356747 A JP 2000356747A
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JP
Japan
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light
light source
emitted
reflection surface
illumination
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JP11167846A
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Inventor
Yasutaka Kawa
泰孝 川
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Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な光量が得られかつ光量のムラが少ない
拡大観察用の照明装置を提供する。 【解決手段】 円柱状の空間S内において円周の周囲か
ら中心に向って所定の立体角Aで照明光Lを出射する円
環状の光源2と、円柱状の空間Sを区画する一端面に配
設され、光源2から出射された光Lを反射する第1反射
面51bと、円柱状の空間Sを区画する他端面に配設さ
れ、光源2から出射された光Lを反射する第2反射面5
2bと、第1反射面51bの略中央に形成され、円柱状
の空間Sから該空間Sの外部へ光Lが出射されるのを許
容する出射窓51cとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拡大観察用の照明
装置に関し、特に薄膜、フィルム、生物等における内部
の観察に適した透過用の照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透過用の照明装置としては、たと
えば、ランプからの光をレンズを通して集光したり、あ
るいは、蛍光灯を使用している場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの照明
では、光量の分布にムラが生じたり、あるいは、十分な
光量が得られない。したがって、本発明の主目的は、十
分な光量が得られ、かつ、光量のムラがない照明を行い
得る拡大観察用の照明装置を提供することである。
【0004】ところで、いわゆるマイクロスコープ等の
拡大観察装置によって対象物を観察する場合には、対象
物の形状や観察目的に応じて、透過光(透過照明)の他
に、落射光(明視野照明)および側射光(暗視野照明)
などを用いる。ここで、従来は、前記透過照明に応じた
専用の照明装置が必要であった。
【0005】したがって、本発明の他の目的は、透過照
明および透過照明以外の照明を行い得る拡大観察用の照
明装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記主目的を達成するた
めに、本発明の拡大観察用の照明装置は、円柱状の空間
内において円周の周囲から中心に向って所定の立体角で
照明光を出射する円環状の光源と、前記円柱状の空間を
区画する一端面に配設され、前記光源から出射された光
を反射する第1反射面と、前記円柱状の空間を区画する
他端面に配設され、前記光源から出射された光を反射す
る第2反射面と、前記第1反射面の略中央に形成され、
前記円柱状の空間から該空間の外部へ前記光が出射され
るのを許容する出射窓とを備えている。
【0007】本発明によれば、前記光源からの光は前記
第2反射面で反射されて前記出射窓から出射される。ま
た、前記光源からの光は前記第1反射面で反射され、こ
の反射された光が前記第2反射面で反射されて前記出射
窓から出射される。このように、本発明では、光源から
の光を少なくとも第2反射面で反射して、出射窓から出
射するので、得られる透過光にムラを生じさせないため
には、第2反射面を拡散反射面とするのが好ましい。
【0008】前記他の目的を達成するために、本照明装
置は、前記光源が円筒状のケース本体に固定され、一
方、前記第1反射面を持つ第1反射部材と、前記第2反
射面を持つ第2反射部材とが、それぞれ、前記ケース本
体に取付・取外し自在に設けられている。
【0009】本装置を透過用の照明として用いる場合に
は、前記円筒状のケース本体に、前記第1および第2反
射部材を取り付ける。一方、本装置を側射用の照明(暗
視野照明)として用いる場合には、前記円筒状のケース
本体から、前記第1および第2反射部材を取り外す。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1(a)において、円筒状の
ケース本体1には、その内周部に、斜線部で示すよう
に、円環状の光源2が固定されている。一方、前記ケー
ス本体1の外側面には導光筒3が固着されている。該導
光筒3内には多数本の光ファイバ4が挿通されている。
【0011】図1(b)に示すように、前記光源2は、
ケース本体1における軸方向Bの一方に片寄った位置に
設けられている。すなわち、光源2はケース本体1にお
ける第1端部11の内周面に設けてある。この第1端部
11の外周面には、雄ネジ11aが形成されている。一
方、前記第1端部11の反対側の第2端部12には、そ
の内周面に雌ネジ12aが形成されている。
【0012】図2(a)に示すように、前記雄ネジ11
aには、第1反射部材51の雌ネジ部51aがねじ込ま
れて、第1反射部材51がケース本体1に取付・取外し
自在に設けられる。一方、前記雌ネジ12a(図1)に
は第2反射部材52の雄ネジ部52aがねじ込まれて、
第2反射部材52がケース本体1に取付・取外し自在に
設けられる。
【0013】前記第1反射部材51および第2反射部材
52は、それぞれ、第1反射面51bおよび第2反射面
52bを有する。前記第1および第2反射面51b,5
2bと、ケース本体1の内周面1bとで、おおむね閉じ
た円柱状の空間Sが形成される。前記第1および第2反
射面51b,52bは、前記円柱状の空間Sを区画する
第1および第2の端面に配置されている。
【0014】前記光源2は、円環状のライトガイドから
なり、前記光ファイバ4の先端からの照明光を、前記空
間Sにおける円周の中心に向って、図1(b)のよう
に、所定の立体角Aで出射する。なお、図1(b)およ
び図2(a)においては、光ファイバ4を図示していな
い。
【0015】前記第1および第2反射面51b,52b
は、ともに、成型された樹脂(たとえばアクリルなど)
の表面で形成されており、光源2から出射された照明光
Lを拡散反射する拡散反射面を構成している。前記ケー
ス本体1は、アルミで形成されており、その内周面1b
は反射を抑制する黒アルマイト処理がなされている。な
お、ケース本体1の内周面1bは拡散反射面としてもよ
い。
【0016】前記第1反射面51bの略中央には、第1
反射部材51に形成した貫通孔からなる出射窓51cが
形成されている。この出射窓51cは、円柱状の空間S
から、該空間Sの外部へ照明光Lが出射されるのを許容
するためのものである。
【0017】つぎに、本拡大観察用の照明装置の用い方
について説明する。本装置を透過用の照明として用いる
場合は、まず、ケース本体1に前記第1および第2反射
部材51,52を取り付ける。一方、前記第1反射部材
51の上に対象物Wを載置すると共に、前記出射窓51
cに拡大観察装置6のヘッド部60を近接させる。
【0018】光源2から出射された光Lの一部は、破線
で示すように、第2反射面52bで拡散反射されて、出
射窓51cから出射される。また、光源2からの光Lの
他の一部は、実線で示すように、第1反射面51bで反
射され、この反射光が第2反射面52bで反射されて、
出射窓51cから出射される。また、光源2からの光L
の更に他の一部は、ケース本体1の内周面1bや前記第
1および第2反射面51b,52bによって繰り返し反
射され、出射窓51cから出射される。こうして、光源
2からの光Lは、出射窓51cを種々の角度で通過し、
対象物Wを透過して拡大観察装置6のヘッド部60に入
射する。したがって、光量の分布にムラがなく、また、
光を集めることができるから、明るい透過光が得られ
る。
【0019】ところで、本発明では、図2(b)に示す
ように、第2反射面52bの中央部52cに、該中央部
52cの周囲部52dよりも明るいスポットL1が形成
されるように、図2(a)の第2反射面52bの位置を
設定するのが好ましい。前記第2反射面52bの中央部
52cに明るいスポットL1が生成されると、該スポッ
トL1は出射窓51cに対向しているので、出射窓51
cから出射される光量が著しく大きくなると共に、ムラ
の少ない照明光が得られる。
【0020】つぎに、本装置を暗視野用の照明として用
いる場合について説明する。この場合には、まず、前記
ケース本体1から第1反射部材51および第2反射部材
52を取り外す。一方、図1(b)のように、第1端部
11を下にしてケース本体1を配置すると共に、前記ケ
ース本体1の下方に対象物Wを載置する。この状態で、
拡大観察装置6のヘッド部60をケース本体1の内部に
挿入し、ヘッド部60を対象物Wに近づける。
【0021】この場合、ケース本体1から出射された光
Lの一部は、対象物Wの表面に浅い角度で側射光となっ
て入射し、対象物Wの表面で拡散反射されてヘッド部6
0内に入射する。このように、本装置は暗視野照明とし
て用いることもできるから、1つの装置で、前述の透過
用の照明と暗視野照明の双方に用いることができる。
【0022】なお、前記実施形態では、光源2としてラ
イトガイドを用いたが、本発明では円環状の蛍光管など
を光源として用いてもよい。また、図2の出射窓51c
にはスリガラスなどの部材を設けてもよい。また、本発
明では第1および第2反射部材51,52を、ネジでは
なく、樹脂の突起を設け、樹脂の弾性によりケース本体
1に嵌着させて、取付・取外し自在としてもよい。さら
に、空間Sは、完全な円柱形とする必要はなく、光Lを
繰り返し反射して出射窓51cから出射できる程度の略
円柱形であればよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
円柱状の空間内において互いに対向する一対の第1およ
び第2反射面で繰り返し反射させて、出射窓から出射さ
せるので、光源からの光を直接出射するのと異なり、ム
ラが極めて少ない照明光を得ることができる。しかも、
周囲からの光を繰り返し反射することにより、出射窓に
集めるので、明るい透過用の照明光が得られる。
【0024】なお、出射窓に対向する第2反射面の中央
部にスポットが形成されるようにすれば、より一層、ム
ラが少なく、かつ、明るい照明光が得られる。
【0025】また、円筒状のケース本体に第1および第
2反射部材を取付・取外し自在に設ければ、透過用と側
射用の双方の照明として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態にかかる拡大観察
用の照明装置の本体ケースを示す概略斜視図、(b)は
同概略縦断面図である。
【図2】(a)は拡大観察用の照明装置の概略縦断面
図、(b)は第2反射面に生じるスポットを示す平面図
である。
【符号の説明】
1:ケース本体 2:光源 51:第1反射部材 51b:第1反射面 51c:出射窓 52:第2反射部材 52b:第2反射面 L:光 L1:スポット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の空間内において円周の周囲から
    中心に向って所定の立体角で照明光を出射する円環状の
    光源と、 前記円柱状の空間を区画する一端面に配設され、前記光
    源から出射された光を反射する第1反射面と、 前記円柱状の空間を区画する他端面に配設され、前記光
    源から出射された光を反射する第2反射面と、 前記第1反射面の略中央に形成され、前記円柱状の空間
    から該空間の外部へ前記光が出射されるのを許容する出
    射窓とを備えた拡大観察用の照明装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第2反射面が拡散反射面である拡大観察用の照明装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記光源からの光を前記第2反射面で反射して前記出射
    窓から出射させると共に、前記光源からの光を前記第1
    反射面で反射させ、この反射させた光を前記第2反射面
    で反射して前記出射窓から出射させるようにした拡大観
    察用の照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記第2反射面の中央部には、該中央部の周囲部よりも
    明るいスポットが形成されるように、前記第2反射面の
    位置が設定されている拡大観察用の照明装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記光源が円筒状のケース本体に固定され、 前記第1反射面を持つ第1反射部材と、前記第2反射面
    を持つ第2反射部材とが、それぞれ、前記ケース本体に
    取付・取外し自在に設けられている拡大観察用の照明装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001023937A1 (fr) * 1999-09-27 2001-04-05 Naomi Yamakawa Dispositif d'aide a une operation microscopique

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001023937A1 (fr) * 1999-09-27 2001-04-05 Naomi Yamakawa Dispositif d'aide a une operation microscopique

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