JP2000355446A - 記録媒体検出装置及び検出方法並びに記録装置 - Google Patents

記録媒体検出装置及び検出方法並びに記録装置

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JP2000355446A
JP2000355446A JP11169583A JP16958399A JP2000355446A JP 2000355446 A JP2000355446 A JP 2000355446A JP 11169583 A JP11169583 A JP 11169583A JP 16958399 A JP16958399 A JP 16958399A JP 2000355446 A JP2000355446 A JP 2000355446A
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roller
light
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JP11169583A
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Norio Horaguchi
範夫 洞口
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙等の記録媒体の先端検出機構とジャム検
出機構とを一体化し光学センサの共通化を図った記録媒
体検出装置を提供すること。 【解決手段】 側面に光学スリット24を周方向に複数
個具備する従動ローラ20を、送られて来た用紙1と接
触して所定量だけ変位させられ且つ回動するように設け
ると共に、従動ローラ20の変位前には前記光学スリッ
ト24の位置する領域外に光軸33が位置し、前記従動
ローラ20の変位後には前記光学スリット24が位置す
る領域内に光軸33が位置するように反射式光学センサ
30を設け、この光学センサ30で記録媒体の先端検出
とジャム検出とを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙その他の記録
媒体の先端検出機構とジャム検出機構とを備えた記録媒
体検出装置及び検出方法並びにこれを用いた記録装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体たる用紙を給紙部から記
録部に給紙し、この用紙に印字や画像等を記録して排紙
するプリンタ等の記録装置においては、用紙の先端検出
機構とジャム検出機構とを設けるのが通常である。
【0003】このうち用紙の先端検出機構の構成として
は、次の2種類が知られている。先ず第1は、図9に示
すように、駆動ローラ51と従動ローラ52とが対接す
る用紙搬送面よりも先端が通常は下位に位置するように
トグルスイッチ53のアクチュエータ54を延在させて
おき、用紙によりアクチュエータ54の先端が持ち上げ
られトグルスイッチ53がONするように構成した機械
式レバータイプである。第2は、図10に示すように、
ホルダ内に一対の発光素子及び受光素子を斜め45度傾
けた状態で内蔵させて成る光センサ55を、所定の用紙
搬送面の位置に用紙がある場合にのみ、その反射光が受
光されるように配置する光学式タイプである。
【0004】しかし、前者の機械式レバータイプのもの
は、アクチュエータ54が用紙に接触して用紙先端を検
出する接触式センサであるため、検出精度が悪い。ま
た、後者の光学式タイプのものは無接触式であるため、
検出精度はよいが、用紙の黒色の部分を用紙なしと誤認
識してしまう等、識別の可否が用紙の色に左右されると
いう問題点があった。
【0005】一方、搬送経路内での用紙のジャム検出機
構としては、例えば、用紙送り駆動軸と独立して回転す
る従動ローラの側面部に、多数の磁極を周方向に配列し
て成る磁極ローラと、この磁極ローラの磁極の通過を磁
気的に検出する感磁素子(磁電変換素子)とでエンコー
ダを構成し、このエンコーダから発生するパルスを計数
し、用紙送り駆動量に相当する所定のパルス数が得られ
ない場合に、用紙がジャムしたと判断するタイプのもの
が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように用紙先端検出機構と用紙ジャム検出機構とを別個
に組み込む構成の下では、用紙先端検出センサとエンコ
ーダ用センサとを、それぞれ専用に別個に用意する必要
を生じ不経済であると共に、その専用の取り付けスペー
スも確保しなければならなくなる。
【0007】特に、近年のプリンタ等の記録装置におい
ては、A4サイズ等の規定サイズの他に、ハガキや、名
刺や通帳などの小サイズのものも印字できることが要請
される。ところが、この要請を、上記のように用紙先端
機構と用紙ジャム検出機構とを別個に組み込む構成の下
で満たそうとすると、ハガキ等の小サイズの幅内に収ま
るように、用紙先端検出センサとエンコーダ用センサと
を集約的に設けなければならない。しかし、ハガキ等の
幅は小さいため、用紙先端検出センサとエンコーダ用セ
ンサの両方の取り付けスペースを同時に確保することは
困難となっている。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
その課題は用紙等の記録媒体の先端検出機構とジャム検
出機構とを一体化し光学センサの共通化を図った記録媒
体検出装置、記録媒体検出方法及び記録装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明に係る記録媒体検出装置
は、側面に光学スリットを周方向に複数個具備し、送ら
れて来た記録媒体と接触して所定量だけ変位させられ且
つ回動する従動ローラと、前記従動ローラの変位前には
前記光学スリットが位置する領域外に光軸が位置し、前
記従動ローラの変位後には前記光学スリットが位置する
領域内に光軸が位置するように設けられた透過式光学セ
ンサとで構成したことを特徴とするものである。
【0010】本発明によれば、記録媒体の先端検出機構
とジャム検出機構とが一体化され、先端検出機構とジャ
ム検出機構の光学センサが1つのセンサで共用できる。
このため、専用のセンサを2つ設ける場合に比べ部品点
数が少なくなり、より効率的に製造することができて経
済的であると共に、取り付け占有スペースが小さくて済
み、狭いスペースに容易に組み込むことができる。
【0011】また、本願請求項2に記載の発明に係る記
録媒体検出装置は、側面に明暗マークを周方向に複数個
具備し、送られて来た記録媒体と接触して所定量だけ変
位させられかつ回動する従動ローラと、前記従動ローラ
の変位前には前記明暗マークが位置する領域外に光軸が
位置し、前記従動ローラの変位後には前記明暗マークが
位置する領域内に光軸が位置するように設けられた反射
式光学センサとで構成したことを特徴とするものであ
る。
【0012】これは、請求項1の記録媒体検出装置にお
ける光学スリットと透過式光学センサでエンコーダを構
成する代わりに、明暗マークと反射式光学センサを用い
る構成としたものであり、作用効果は請求項1の場合と
同様である。即ち、記録媒体の先端検出機構とジャム検
出機構とが一体化され、先端検出機構とジャム検出機構
の光学センサが1つのセンサで共用できるため、専用の
センサを2つ設ける場合に比べ部品点数が少なくて済み
経済的であると共に、取り付け占有スペースが小さくて
済み、狭いスペースに容易に組み込むことができる。
【0013】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項1または2に記載された記録媒体検出装置において、
前記従動ローラには前記光学スリット又は明暗マークと
ローラ外周との間に遮光領域を形成し、この遮光領域内
に、前記従動ローラの変位前における前記光学センサの
光軸を位置させたことを特徴とするものてある。
【0014】この形態は、従動ローラが、その側面に光
学スリット又は明暗マークの存在する領域を持つと共
に、その外側のローラ外周との間に光学センサの光軸に
対する遮光領域を有するものである点に、特徴がある。
【0015】この形態の場合、従動ローラが用紙により
例えば持ち上げられたときに光軸と光学スリット又は明
暗マークが対向することとなる。即ち、従動ローラが下
位置にあって、光学センサの光軸に従動ローラの遮光領
域が在るときには、光学センサの出力に変化がなく、記
録媒体が存在しないと判断される。しかし、従動ローラ
が用紙により上位置に持ち上げられて、光学センサの光
軸に従動ローラの光学スリット又は明暗マークの領域が
来たときには、光学センサの出力にこれに対応する変化
が現れるので、記録媒体が来たと判断される。更に、記
録媒体との摩擦により、記録媒体の移動に伴って従動ロ
ーラが回動した場合には、光学センサの出力に、その回
転量に応じた出力パルスが現れる。従って、この出力パ
ルスが所定の記録媒体の送り駆動量に相当するかどうか
を比較チェックすることにより、記録媒体がジャムした
かどうかを判断することができる。
【0016】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項1または2に記載された記録媒体検出装置において、
従動ローラの領域外に、前記従動ローラの変位前におけ
る前記光学センサの光軸を位置させ、前記従動ローラの
変位後において光軸が前記光学スリット又は明暗マーク
の在る領域内に位置するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0017】この形態は、従動ローラの外径の外側に光
学センサの光軸を位置させたものである。従って、光学
スリットを有する従動ローラの場合、最初の記録媒体が
存在しない状態下では光学センサは光を受光して常時O
N状態にあり、次いで記録媒体が到来すると、従動ロー
ラの縁部でOFF状態となってから光学スリット又は明
暗マークの領域に持ち来されてON状態に変化する。こ
の常時ON→OFFへの変化または常時ON→OFF→ON
の一連の変化を捉えて記録媒体の先端が来たと判断する
ことになる。
【0018】また、本願請求項5に記載の発明に係る記
録媒体検出方法は、請求項1から4のいずれか1項に記
載された発明に係る記録媒体検出装置を用い、記録媒体
によって従動ローラが上方に持ち上げられて、光学セン
サから前記光学スリットの通過光又は明暗マークからの
反射光に基づく検出パルスが得られたとき記録媒体の先
端が到来したと判断し、その後、所定の記録媒体送り駆
動量に相当する検出パルスが光学センサから得られたと
き記録媒体が送られたと判断し、所定の記録媒体送り駆
動量に相当する検出パルスが光学センサから得られない
とき記録媒体がジャムしたと判断するものである。
【0019】本発明に係る検出方法によれば、記録媒体
の先端検出は従動ローラを記録媒体先端が押し上げるこ
とによって検出する機械式検出によっているため、検出
の有無が記録媒体の色に左右されない特長を有する。ま
た、記録媒体の先端検出とジャム検出を1個の光学セン
サで検出できるため、検出装置のコスト、設置スペー
ス、信号伝達ハーネス等を合理化することができる。
【0020】また、本願請求項6に記載の発明に係る記
録装置は、記録媒体の搬送経路の途中に設けられ、複数
個のローラ要素が軸方向に間隔をおいて設けられた送り
ローラと、前記送りローラのローラ要素間にホルダによ
り上下動可能且つ回転可能に支持された従動ローラであ
って、側面に光学スリットを周方向に複数個具備し、送
られて来た記録媒体と接触して所定量だけ変位させられ
且つ回動する従動ローラと、前記従動ローラの変位前に
は前記光学スリットの在る領域外に光軸が位置し、前記
従動ローラの変位後には前記光学スリットが在る領域内
に光軸が位置するように設けられた透過式光学センサと
を設け、該透過式光学センサにより、記録媒体の先端検
出とジャム検出とを行うようにしたものである。
【0021】また、本願請求項7に記載の発明に係る記
録装置は、記録媒体の搬送経路の途中に設けられ、複数
個のローラ要素が軸方向に間隔をおいて設けられた送り
ローラと、前記送りローラのローラ要素間にホルダによ
り上下動可能且つ回転可能に支持された従動ローラであ
って、側面に明暗マークを周方向に複数個具備し、送ら
れて来た記録媒体と接触して所定量だけ変位させられか
つ回動する従動ローラと、前記従動ローラの変位前には
前記明暗マークの在る領域外に光軸が位置し、前記従動
ローラの変位後には前記明暗マークが在る領域内に光軸
が位置するように設けられた反射式光学センサとを設
け、該反射式光学センサにより、記録媒体の先端検出と
ジャム検出とを行うようにしたものである。
【0022】請求項6または7に記載の発明によれば、
従動ローラをホルダにより上下動可能且つ回転可能に支
持する一方、記録媒体先端によって従動ローラが上方に
持ち上げられた場合のみ、光学スリット又は明暗マーク
による回転挙動を検出できるように、従動ローラの上方
に光センサを設けているので、検出装置の軸方向の幅は
小さくなる。従って、記録装置の送りローラのローラ要
素間の間隔が狭い場合にも、容易にその間隔内に設ける
ことができる。従って、ハガキなどの小サイズの記録媒
体を取り扱い、正しい先端検出とジャム検出を行うこと
が可能である。また、記録媒体の先端検出とジャム検出
を1個の光学センサで検出できるため、検出装置のコス
ト、設置スペース、信号伝達ハーネス等を合理化するこ
とができ、記録装置全体の低コスト化に資することがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る記録媒
体検出装置の位置実施の形態の主要部の概略斜視図であ
る。図2は同記録媒体検出装置の構成を示した斜視図で
ある。図3は同記録媒体検出装置の用紙到来前の状態を
示す概略側面図である。図4は同記録媒体検出装置の用
紙到来後の状態を示す概略側面図である。図5は同記録
媒体検出装置の用紙到来前の状態を示す概略正面図であ
る。図6は同記録媒体検出装置の用紙到来後の状態を示
す概略正面図である。図7は本発明を適用した記録装置
の概略構成図である。
【0024】先ず図7に基づいて、本発明の一実施の形
態の記録媒体検出装置10を搭載した記録装置の概略構
成を説明する。この記録装置は、記録媒体たる用紙1
を、給紙部から送りローラ2及び案内ローラ3を経てプ
ラテン4と記録ヘッド5との間に案内し、一定量づつ送
りながら印字等を行い、用紙を逐次排出ローラ6を経て
排紙トレー等へ排出する構成となっている。
【0025】図2は、上記送りローラ2の部分に組み込
まれている記録媒体検出装置10の構成を示す。上記送
りローラ2は、軸2aの方向に間隔をおいて設けられた
複数個のローラ要素2bを有しており、そのローラ要素
2b、2b間の間隔内に、従動ローラ20が配置されて
いる。送りローラ2は、ギヤ2cにより駆動される駆動
ローラであり、その上面は用紙搬送面として作用する。
この送りローラ2のローラ要素2bに対接するように、
用紙押さえ部材7が軸8を中心に回動自在に設けられ、
その先端のコロ部9が自重又は弱いバネ力でローラ要素
2b上に乗せられている。
【0026】上記従動ローラ20は、図1に示した如く
ホルダ11の2本のアーム11a,11bにより、上下
動可能且つ回転可能に支持されている。即ち、従動ロー
ラ20の両側中心から突出させた回動軸21を有し、こ
の回転軸21をアーム11a,11bに設けた上下方向
の長孔(スロット)12内に遊嵌してある。そして、従
動ローラ20は、送りローラ2の駆動軸2a近くに外周
面の一部が位置するように、 用紙経路面に対して送り
ローラ2側にオーバーラップして設置されている。
【0027】また、この従動ローラ20は、用紙と摩擦
接触する外輪(ローラ外周)23と、それより内側領域
であってローラの重さを軽くするため薄く形成された肉
薄部22(図5参照)とを有して構成されている。従っ
て、従動ローラ20は、送られて来た用紙1に接触して
所定量だけ上方に変位させられ、かつ、用紙の移動に伴
って回転する。
【0028】この従動ローラ20の側面、つまり肉薄部
22には、図3に示すように、中央から放射状に延在す
る光学スリット24が周方向に複数個形成されていると
共に、さらに光学スリット24と外輪(ローラ外周)2
3との間には遮光領域25が形成されている。
【0029】符号30は発光素子31及び受光素子32
からなる透過式の光学センサである。この光学センサ3
0は、従動ローラ20の変位前においては、図3及び図
5に示すように、その光学センサ30の光軸33が従動
ローラ20の遮光領域23内に位置し、かつ、従動ロー
ラ20の変位後には、図4及び図6に示すように、光学
スリット24が位置する領域内に光軸33が位置するよ
うに設けられている。
【0030】記録媒体たる用紙1の検出方法は、次のよ
うにして行われる。まず用紙1が存在しない通常の状態
下では、図3及び図5に示したように、光軸33が従動
ローラ20の遮光領域23内に位置するので、光学セン
サ30からは出力パルスが得られない。従って、その状
態を以て用紙無しと判断する。
【0031】次に、用紙1が送られてきて従動ローラ2
0が上方に持ち上げられると(図4及び図6)、光学ス
リット24が位置する領域内に光軸33が位置するよう
になり、光学センサ30から光学スリットの通過光に基
づく検出パルス得られるので、これを以て用紙1の先端
が到来したと判断する。
【0032】その後、用紙1が移動した場合には、これ
に伴って従動ローラ20が回転するので、所定の記録媒
体送り駆動量に相当する検出パルスが光学センサ30か
ら得られることとなる。そこで、この所定の用紙送り駆
動量に相当する検出パルスが光学センサ30から得られ
たときは、用紙1が正しく送られたと判断し、所定の用
紙送り駆動量に相当する検出パルスが光学センサ30か
ら得られないときは、用紙1がジャムしたと判断する。
【0033】上記実施の形態では、記録媒体検出装置
を、側面に光学スリット24を周方向に複数個具備し、
送られて来た記録媒体たる用紙1と接触して所定量だけ
変位させられ且つ回動する従動ローラ20と、前記従動
ローラ20の変位前には前記光学スリット24が位置す
る領域外に光軸33が位置し、前記従動ローラ20の変
位後には前記光学スリット24が位置する領域内に光軸
33が位置するように設けられた透過式光学センサ30
とで構成したが、本発明はこれに限定されない。例え
ば、側面に明暗マーク(図示せず)を周方向に複数個具
備し、送られて来た用紙1と接触して所定量だけ変位さ
せられ且つ回動する従動ローラと、前記従動ローラの変
位前には前記明暗マークが位置する領域外に光軸が位置
し、前記従動ローラの変位後には前記明暗マークが位置
する領域内に光軸が位置するように設けられた反射式光
学センサ(図示せず)とで構成した記録媒体検出装置と
することもできる。
【0034】また、上記実施の形態では、従動ローラ2
0の側面に、光学スリット24(又は明暗マーク)を設
けるだけでなく、その光学スリット24より外側に遮光
領域25を形成し、この遮光領域25内に、従動ローラ
20の変位前における光学センサ30の光軸33を位置
させたが、光学センサ30の光軸33を従動ローラ20
の外径の外側に位置させておくこともできる。即ち、図
8に示すように、従動ローラ20の領域外に、従動ロー
ラ変位前における光学センサ30の光軸33を位置さ
せ、従動ローラ変位後において光軸33が光学スリット
24(又は明暗マーク)の位置する領域内に位置するよ
うにした形態とすることが可能である。
【0035】更に、本発明の適用可能な記録装置も上記
の形態のものに限られるものではなく、媒体ロールフィ
ルム複写機用の感知システムとして、或いはドットプリ
ンタや電子複写装置の搬送停止タイミング及び搬送再開
タイミングを得るための紙検知システムとして適用する
ことができる他、所定量ずつ間欠的に用紙を送るタイプ
のファクシミリや小型又は大型のプリンタの用紙搬送系
に適用することもできる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る記
録媒体検出装置によれば、記録媒体の先端検出機構とジ
ャム検出機構とが一体化され、先端検出機構とジャム検
出機構の光学センサが1つのセンサで共用されるため、
専用のセンサを2つ設ける場合に比べ部品点数が少なく
なり、より経済的に低コストに製造することができると
共に、取り付け占有スペースが小さくて済み、狭いスペ
ースに容易に組み込むことができる。
【0037】また、本発明に係る記録媒体検出方法によ
れば、記録媒体の先端検出が従動ローラを記録媒体先端
が押し上げることによって検出する機械式検出によって
行われるため、検出の有無が記録媒体の色に左右されな
い。また、記録媒体の先端検出とジャム検出を1個の光
学センサで検出できるため、検出装置のコスト、設置ス
ペース、信号伝達ハーネス等を合理化することができ
る。
【0038】更に、本発明に係る記録装置によれば、従
動ローラをホルダにより上下動可能且つ回転可能に支持
する一方、記録媒体先端によって従動ローラが上方に持
ち上げられた場合のみ、光学スリット又は明暗マークに
よる回転挙動を検出できるように、従動ローラの上方に
光センサを設けているので、検出装置の軸方向の幅を小
さく構成することができる。従って、記録装置の送りロ
ーラのローラ要素間の間隔が狭い場合にも、容易にその
間隔内に装置することができ、ハガキなどの小サイズの
記録媒体を取り扱い、正しい先端検出とジャム検出を行
うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録媒体検出装置の主要部の概略
斜視図である。
【図2】本発明に係る記録媒体検出装置の構成を示した
斜視図である。
【図3】本発明に係る記録媒体検出装置の用紙到来前の
状態を示す概略側面図である。
【図4】本発明に係る記録媒体検出装置の用紙到来後の
状態を示す概略側面図である。
【図5】本発明に係る記録媒体検出装置の用紙到来前の
状態を示す概略正面図である。
【図6】本発明に係る記録媒体検出装置の用紙到来後の
状態を示す概略正面図である。
【図7】本発明を適用した記録装置の概略構成図であ
る。
【図8】本発明の記録媒体検出装置の他の実施形態を示
した概略構成図である。
【図9】従来の機械式レバータイプの用紙先端検出器の
構成を示した図である。
【図10】従来の反射式光学センサによる用紙先端検出
器の構成を示した図である。
【符号の説明】
1 用紙(記録媒体) 2 送りローラ 3 案内ローラ 4 プラテン 5 記録ヘッド 10 記録媒体検出装置 11 ホルダ 11a,11b アーム 12 スロット 20 従動ローラ 21 回動軸 22 肉薄部 23 外輪(ローラ外周) 24 光学スリット 25 遮光領域 30 光学センサ 33 光軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に光学スリットを周方向に複数個具
    備し、送られて来た記録媒体と接触して所定量だけ変位
    させられかつ回動する従動ローラと、 前記従動ローラの変位前には前記光学スリットが位置す
    る領域外に光軸が位置し、前記従動ローラの変位後には
    前記光学スリットが位置する領域内に光軸が位置するよ
    うに設けられた透過式光学センサと、を備えたことを特
    徴とする記録媒体検出装置。
  2. 【請求項2】 側面に明暗マークを周方向に複数個具備
    し、送られて来た記録媒体と接触して所定量だけ変位さ
    せられかつ回動する従動ローラと、 前記従動ローラの変位前には前記明暗マークが位置する
    領域外に光軸が位置し、前記従動ローラの変位後には前
    記明暗マークが位置する領域内に光軸が位置するように
    設けられた反射式光学センサと、を備えたことを特徴と
    する記録媒体検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記従動ロ
    ーラには前記光学スリットまたは明暗マークとローラ外
    周との間に遮光領域を形成し、この遮光領域内に、前記
    従動ローラの変位前における前記光学センサの光軸を位
    置させたことを特徴とする記録媒体検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、前記従動ロ
    ーラの変位前における前記光学センサの光軸を従動ロー
    ラの領域外に位置させ、前記従動ローラの変位後におい
    て前記光軸が前記光学スリット又は明暗マークの在る領
    域内に位置するようにしたことを特徴とする記録媒体検
    出装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1から4のいずれか1項に記
    載の記録媒体検出装置を用い、記録媒体によって従動ロ
    ーラが上方に持ち上げられて、光学センサから前記光学
    スリットの通過光又は明暗マークからの反射光に基づく
    検出パルスが得られたとき記録媒体の先端が到来したと
    判断し、 その後、所定の記録媒体送り駆動量に相当する検出パル
    スが光学センサから得られたとき記録媒体が送られたと
    判断し、 所定の記録媒体送り駆動量に相当する検出パルスが光学
    センサから得られないとき記録媒体がジャムしたと判断
    することを特徴とする記録媒体検出方法。
  6. 【請求項6】 記録媒体の搬送経路の途中に設けられ、
    複数個のローラ要素が軸方向に間隔をおいて設けられた
    送りローラと、 前記送りローラのローラ要素間にホルダにより上下動可
    能且つ回転可能に支持された従動ローラであって、側面
    に光学スリットを周方向に複数個具備し、送られて来た
    記録媒体と接触して所定量だけ変位させられ且つ回動す
    る従動ローラと、 前記従動ローラの変位前には前記光学スリットの位置す
    る領域外に光軸が位置し、前記従動ローラの変位後には
    前記光学スリットが通過する領域内に光軸が位置するよ
    うに設けられた透過式光学センサとを設け、 前記透過式光学センサにより、記録媒体の先端検出とジ
    ャム検出とを行うようにしたことを特徴とする記録装
    置。
  7. 【請求項7】 記録媒体の搬送経路の途中に設けられ、
    複数個のローラ要素が軸方向に間隔をおいて設けられた
    送りローラと、 前記送りローラのローラ要素間にホルダにより上下動可
    能且つ回転可能に支持された従動ローラであって、側面
    に明暗マークを周方向に複数個具備し、送られて来た記
    録媒体と接触して所定量だけ変位させられかつ回動する
    従動ローラと、 前記従動ローラの変位前には前記明暗マークの通過する
    領域外に光軸が位置し、前記従動ローラの変位後には前
    記明暗マークが通過する領域内に光軸が位置するように
    設けられた反射式光学センサとを設け、 前記反射式光学センサにより、記録媒体の先端検出とジ
    ャム検出とを行うようにしたことを特徴とする記録装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228834A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Casio Computer Co Ltd 印字装置
JP2015086020A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 株式会社リコー 画像形成装置

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