JP2000354787A - 湿式電気集塵装置 - Google Patents

湿式電気集塵装置

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JP2000354787A
JP2000354787A JP2000107593A JP2000107593A JP2000354787A JP 2000354787 A JP2000354787 A JP 2000354787A JP 2000107593 A JP2000107593 A JP 2000107593A JP 2000107593 A JP2000107593 A JP 2000107593A JP 2000354787 A JP2000354787 A JP 2000354787A
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gas
electrode
oil
mist catcher
mist
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JP2000107593A
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English (en)
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Nobumasa Watanabe
信正 渡辺
Yukihiro Ishikuri
幸博 石栗
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Waki Seisakusho KK
Original Assignee
Waki Seisakusho KK
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】汚染気体内にオイルミストを噴霧し、オイルミ
ストの混入した気体を多層の平板状電極で処理し、さら
に、この電極で回収できなかった臭気、オゾン等を脱臭
剤、触媒等を利用して分解し清浄空気として装置外に排
出できる湿式電気集塵装置を提供する。 【解決手段】 気体通路内に配置された電極5と、前記
電極の上流側に配置した気体導入部1と、前記気体導入
部にオイルを供給するノズル等からなるオイル供給手段
3と、前記気体導入部と前記電極との間に配置した整流
部4と、前記電極の下流側に配置したオイルタンク7
と、前記オイルタンク内のオイルをフィルタを介して吸
引し前記オイル供給手段に供給するポンプPと、前記電
極を通過した気体内に混入しているオイルを吸着するミ
ストキャッチャー9と、ミストキャッチャーを通過した
気体を脱臭剤、オゾン触媒を介して吸引する排風機14
とを備えて構成した湿式電気集塵装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塵埃、煙、オイルミス
ト等の汚染物質を効率よく回収できる湿式電気集塵装置
に関するものであり、特に、汚染気体内にオイルミスト
を噴霧し、オイルミストの混入した気体を多層の平板状
電極で処理し、さらに、この電極で回収できなかった臭
気、オゾン等を脱臭剤、触媒等を利用して分解し清浄空
気として装置外に排出できる湿式電気集塵装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】焼却炉等に発生するダイオキシン、ある
いPCB等の有害物質による環境汚染が大きな社会問題
となってきており、こうした有害物質の無害化技術の開
発が急務となっている。現在、有害物質の除去の方法と
しては、a.オゾン、b.紫外線、c.電子線、d.プ
ラズマ等による分解除去が有効であるとされているが、
これらの発生方法を考えた時に、量の多少を無視すれば
上記a〜dのいずれもがコロナ放電に伴って発生するこ
とが知られている。したがって、排気ガス処理にとって
最適なコロナ放電状態を作りだすことができれば、有害
物質の分解を効率的に進めることが可能となる。
【0003】現在までにコロナ放電状態をつくり出す電
極ユニットとして、たとえば、特開昭63−18321
1号、特開平2−173311号等に開示されたもの等
が知られている。上記公報に記載された排気ガス処理装
置の電極ユニットは、円筒状に形成されたセラミックス
や有機ガラスからなる材料で形成した絶縁層と、この絶
縁層の中央に支持具によって支持されるネジ棒からなる
第1電極と、さらに絶縁層の外側に被覆したアルミ箔等
からなる第2電極等から構成されており、両電極間に高
圧電圧を印加することで円筒状絶縁層の中心部にコロナ
放電状態を生成し、この放電雰囲気中に排気ガスを流す
ことによってガス中の有害物質を分解集塵するものであ
る。この電極ユニットは、種々の実験の結果、現在では
直径数十ミリの円筒状絶縁層の中心に直径3〜6mmの
ネジ棒を配置し、その円筒状絶縁層の周囲外側に被覆し
た薄膜電極との間に交流電圧を印加し放電させたもの
(即ち電極間の距離が十数mm程度のもの)が、最も効
率的な放電状態を生み出すことができるものとされてい
る。
【0004】ところで、上記のような円筒状の電極ユニ
ットを使用して焼却炉等のような多量の排気ガスを処理
しようとすると、排気ガスの流量にあわせて少なくても
数百本〜数千本の円筒状ユニットを束ね、さらに円筒状
の一端から全ての円筒内に略均等に排気ガスを導入する
必要があり、上記構成からなる電極ユニットでは実際の
施設へ採用することは極めて困難となる。また、上記電
極ユニットでは円筒の中心部にネジ棒を支持する支持部
材が必要となり、支持部材が排気ガスのスムーズな流れ
を阻害し、排気ガス処理効率が悪くなるという問題もあ
る。さらに、最適な電極間距離とするために、円筒状絶
縁層の中心部にネジ棒を精度良く配置する必要があり、
製造コストの面で問題がある。
【0005】また、上記構造の電極ユニットを利用して
大量の排気ガスを少ない数の電極ユニットで処理しよう
としてユニット毎の円筒状絶縁層の直径を大きくするこ
とも考えられるが、この場合もユニット毎に電極間の距
離を十数mm程度に維持する必要があり、円筒状絶縁層
の直径をいくら大きくしたとしても中心部に配置する電
極の直径もそれに対応して太くしなければならず、結
局、円筒内に形成されるガス通過面積を大きくすること
は実際上で困難となる。したがって、この場合でも大量
の排気ガスを処理するには電極ユニットの使用本数を必
然的に多くせざるを得ない。
【0006】このようなことから本発明者らは、焼却炉
等のような多量の排気ガスに対しても十分に対応でき、
さらに処理する排気ガスの量に応じて、組み合わせを自
由に変更できる電極ユニットについて開発を進めた結
果、取扱が容易であり且つ安価に製造することができる
新規な電極ユニットの開発に成功した(特願平10−1
88355号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記電極ユ
ニットを積層して形成した平板状電極を使用し、大量の
汚染気体を確実に浄化できる新しい湿式電気集塵装置を
提供し、これによって有害物質の無害化技術の開発を確
立することを目的とする。本発明は、気体通路内に平板
型電極を配置し、気体通路内に導入された気体にオイル
を噴霧し、オイルが噴霧された気体を整流部を介して電
極部に均一に導入し、さらに電極部を通過する時に気体
中の汚染物を吸着し、電極部に付着したオイルは電極下
方に配置されたオイルタンクで回収し、また、平板型電
極を通過した気体中に混入しているオイルミストは気体
通路内に配置したミストキャッチャーによって回収し、
ミストキャッチャーを通過した気体は脱臭剤およびオゾ
ン触媒を介して排風機から装置外に放出されるようにし
たことを特徴としており、この装置によって汚染気体を
完全に浄化することが可能となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明が採用
した技術解決手段は、気体通路内に配置された電極と、
前記電極の上流側に配置した気体導入部と、前記気体導
入部にオイルを供給するノズル等からなるオイル供給手
段と、前記気体導入部と前記電極との間に配置した整流
部と、前記電極の下流側に配置したオイルタンクと、前
記オイルタンク内のオイルをフィルタを介して吸引し前
記オイル供給手段に供給するポンプと、前記電極を通過
した気体内に混入しているオイルを吸着するミストキャ
ッチャーと、ミストキャッチャーを通過した気体を脱臭
剤、オゾン触媒を介して吸引する排風機とを備えてな
り、気体通路内に導入された気体にオイルを供給し、オ
イルが供給された気体を整流部を介して電極部に均一に
導入し、さらに電極部を通過する時に気体中の汚染物を
吸着し、電極に付着したオイルは電極下方に配置された
オイルタンク内に重力分離されて回収され、また、前記
平板型電極を通過した気体中に混入しているオイルミス
トはミストキャッチャーによって回収され、さらに、ミ
ストキャッチャーを通過した気体は脱臭剤およびオゾン
触媒を介して排風機から装置外に放出されるようにした
ことを特徴とする湿式電気集塵装置であり、気体通路内
に配置された電極と、前記電極の上流側に配置した気体
導入部と、前記気体導入部と前記電極との間に配置した
整流部と、前記電極の下流側に配置したオイルタンク
と、前記電極を通過した気体内に混入しているオイルを
吸着するミストキャッチャーと、ミストキャッチャーを
通過した気体を脱臭剤、オゾン触媒を介して吸引する排
風機とを備えてなり、気体通路内に導入されたオイルを
含んだ気体を前記気体導入部、整流部を介して電極部に
均一に導入し、さらに電極部を通過する時に気体浄化を
し、電極部で補足されたオイルを重力分離してオイルタ
ンク内に回収するとともに、平板型電極を通過した気体
中のオイルはミストキャッチャーによって回収し、さら
に、オイル除去された気体は脱臭剤およびオゾン触媒を
介して排風機を介して装置外に放出されるようにしたこ
とを特徴とする湿式電気集塵装置であり、気体通路内に
配置された電極と、前記電極の上流側に配置した気体導
入部と、前記気体導入部にオイルを供給するノズル等か
らなるオイル供給手段と、前記電極の下流側に配置した
オイルタンクと、前記オイルタンク内のオイルを前記オ
イル供給手段に供給するポンプと、前記電極を通過した
気体内に混入しているオイルを吸着するミストキャッチ
ャーと、ミストキャッチャーを通過した気体を脱臭剤、
オゾン触媒を介して吸引する排風機とを備えてなり、気
体通路内に導入された気体にオイルを供給し、オイルが
供給された気体が電極部を通過する時に気体中の汚染物
を吸着し、電極に付着したオイルは電極下方に配置され
たオイルタンク内に重力分離されて回収され、また、前
記平板型電極を通過した気体中に混入しているオイルミ
ストはミストキャッチャーによって回収され、さらに、
ミストキャッチャーを通過した気体は脱臭剤およびオゾ
ン触媒を介して排風機から装置外に放出されるようにし
たことを特徴とする湿式電気集塵装置であり、気体通路
内に配置された電極と、前記電極の上流側に配置した気
体導入部と、前記電極の下流側に配置したオイルタンク
と、前記電極を通過した気体内に混入しているオイルを
吸着するミストキャッチャーと、ミストキャッチャーを
通過した気体を脱臭剤、オゾン触媒を介して吸引する排
風機とを備えてなり、気体通路内に導入されたオイルを
含んだ気体を前記気体導入部、整流部を介して電極部に
均一に導入し、さらに電極部を通過する時に気体浄化を
し、電極部で補足されたオイルを重力分離してオイルタ
ンク内に回収するとともに、平板型電極を通過した気体
中のオイルはミストキャッチャーによって回収し、さら
に、オイル除去された気体は脱臭剤およびオゾン触媒を
介して排風機を介して装置外に放出されるようにしたこ
とを特徴とする湿式電気集塵装置であり、前記平板型電
極は梯子状電極と平板電極によって構成したことを特徴
とする湿式電気集塵装置であり、前記梯子状電極は、横
ネジ棒、ネジ棒の一端を固定した電力供給部材と、前記
横ネジ棒の他端側を嵌合保持する固定部材と、前記電力
供給部材を保持する固定部材とにより構成したことを特
徴とする湿式電気集塵装置であり、前記平板電極は、平
板状金属電極を、板状ガラスで挟んで、あわせガラスと
して構成したことを特徴とする湿式電気集塵装置であ
る。
【0009】
【実施の形態】以下本発明の好ましい実施の形態につい
て説明する。図1は本発明に係る第1実施形態としての
湿式電気集塵装置の立設状態の構成概念図、図2は同装
置内に配置する平板型電極の構成図である。
【0010】図1において、1は汚染された気体を装置
内に導入するための気体導入部1であり、気体導入用の
開口2を備えており、また気体導入部1の上方には導入
された気体内にオイルミストを混入するノズル3等のオ
イル供給手段が配置されている。気体導入部1は本装置
では方形をしているが特に形状にこだわる必要はなく、
また噴霧したり液滴として供給したオイルミストが気体
中に均一に混入するように必要に応じて気体導入部1に
は乱流発生手段を設けることも可能である。気体導入部
1の下方には、後述する平板型電極5に向けて、気体を
均一に流すための整流板4が備えられている。整流板4
は平板型電極の気体通過部に対して気体を均一に流すこ
とができる機能を奏するものであれば、特に形状等には
こだわらない。
【0011】整流板4の下流には後述する平板型電極5
が配置され、前記気体導入部1に入った気体は整流板4
を経由して必ず該平板型電極5を通過し下流に流れる構
成となっている。平板型電極5は後述するように方形を
しているために平板型電極5を収納する流路も断面が方
形となっているが、大風量を通過できる形状であれば特
に流路の断面形状にはこだわる必要はない。平板型電極
5の下方には平板型電極5で補足され重力落下するオイ
ル6を回収するオイルタンク7が配置されており、さら
に、平板型電極5に続く気体通路8には平板型電極5を
通過した気体中に混入しているオイルミストを分離する
ミストキャッチャー9が配置されている。また、平板型
電極5の下方には、気体中に混入している比較的大きな
オイル粒子がミストキャッチャー9側に流れ込むことを
防止する邪魔板10が必要に応じて設けられる。この邪
魔板は、風量、流路形状によって適宜形状に設計される
ことは当然である。
【0012】ミストキャッチャー9は、排風機14に通
路15で接続されており、この通路15内には、脱臭剤
12とオゾン触媒13が配置され、気体内に存在する臭
気とオゾンを回収、分解することができるようになって
いる。前記オイルタンク7には、フィルタ11が配置さ
れ、フィルタ11を通過したオイルはポンプPを介し
て、前記ノズル3等のオイル供給手段に供給できるよう
になっている。また、装置の適所には予備オイルタンク
16が備えられ、バルブ17を介してオイルタンク7に
オイルを補充できるようになっている。前記バルブ17
はオイルタンク7内のオイル量を監視する図示せぬセン
サからの信号によって制御器18からの指令によって自
動的にひらき、必要量のオイルをタンクに供給できるよ
うにすることができる。また、手動により作動する形態
のものでもよい。平板型電極5は図示せぬ電源に接続さ
れ、作動時には平板型電極5内にコロナ放電を発生し、
このコロナ放電の作用によりオイルが噴霧された気体中
の塵埃等を平板型電極5で吸着回収できる構成となって
いる。
【0013】ここで、前記平板型電極5の構造を説明す
ると、この平板型電極5は本出願人によって出願されて
いる特願平10−18835号に開示した平板型電極5
と同様のものであり、これをそのまま使用している。こ
こで図2を参照して平板型電極5の構造の概略を説明し
ておくと、21は同一規格のネジ棒からなる縦ネジ21
a、21b、横ネジ棒21cから構成された梯子状電極
であり、梯子状電極21の両面には、梯子状電極21を
挟むように数ミリの板厚からなる板状絶縁部材26とこ
の板状絶縁部材26間に配置した平板電極25からなる
電極が支持部材23によって対向して多数交互に配置固
定されている。即ち梯子状電極21および平板電極25
が支持部材23によって交互に多数支持された形で平板
型電極5が構成されている。梯子状電極21および平板
電極25に交流を通電すると、両電極間でコロナ放電が
発生し、この電極では矢印A方向から流された汚染気体
は各ユニット内のコロナ放電雰囲気中を通過して処理さ
れ清浄ガスとなってユニットからB方向に排出される構
造となっている。図中、27はリード線、28a、28
bは導電体である。
【0014】再び図1において、前記湿式電気集塵装置
は制御器18を備えており、この制御器18には、オイ
ルタンク7内のオイル温度を制御するセンサ、装置が所
定時間作動したことを知らせるタイマー、装置に過大電
流が流れたことを検知する電流監視センサ、さらには、
装置のアース状態を検知するセンサ等からの信号が入力
され、以下のような制御を実行する。具体的には、オイ
ルタンク内の温度は図示せぬセンサにより常時検知され
ており、オイル温度が設定最低温度以下となった時には
制御器によってオイルタンク内に装備した図示せぬヒー
ターを作動してオイルを加温し、またオイル温度が設定
最高温度以上となった時には、安全を確保するために装
置の作動を停止する。
【0015】タイマーは装置の作動時間を設定する機能
を備えており、予めオイルの汚れの目安となる時間を設
定しておくことで、集塵効率の低下を防止できるように
なっている。即ち、本装置ではオイルは装置内を循環さ
せる構造となっているが、装置の作動時間が所定時間と
なるとオイルの汚れ、劣化が増し、集塵効率が低下す
る。このため、こうした事態を回避するために、予めオ
イルの汚れの目安を時間て設定しておき、設定時間にな
るとオイル交換等の信号を出すことができるようにして
ある。これによりオイル交換のメンテナンスが容易とな
る。電流監視センサは装置に予期せぬ過大電流が流れた
場合には装置の運転を停止する機能を備え、またアース
状態を監視するセンサは、何らかの原因によって装置が
アース状態から外れた時には装置の運転を停止する機能
を備えており、これらのセンサからの信号によって制御
器は装置全体を制御し、装置の安全性を確保できるよう
になっている。たとえば、装置内においてショート等に
よる火花が発生すると火災の原因となるが、前記センサ
の作動により装置の安全性を確保できる。
【0016】以上の構成からなる湿式電気集塵装置の作
動を説明する。装置の電源を投入すると、排風機の吸引
作用により汚染された気体が開口から気体導入部1に導
入される。気体導入部1に導入された気体にはノズル3
から噴霧されたオイルが混入され、オイルの混入した気
体は整流板を介して平板型電極5に向けて流れる。平板
型電極5ではオイル混入気体から従来の電気集塵機と同
様の作用によって、オイルに付着した汚染物質を吸着
し、気体を浄化する。また本装置の平板型電極5は、前
述してあるように方形をしており、また整流板を介して
気体が均一に平板型電極5部に向けて流れるようにした
ために、大風量の気体を効率良く処理することが可能で
ある。
【0017】平板型電極5を通過した気体は邪魔板10
で邪魔されながらミストキャッチャー9に流れ、ここで
気体中に混入しているオイルミストは回収される。また
平板型電極5で回収されたオイルは重力によって下方側
のオイルタンク7に流下し貯留される。ミストキャッチ
ャー9を通過した気体は、脱臭剤12により臭気が除去
され、さらに平板型電極5で発生したオゾンはオゾン触
媒13によって分解され、清浄となった気体は排風機1
4から装置外に排出される。
【0018】一方、オイルタンク7内に貯留されたオイ
ルはフィルタ11を介して、ポンプで吸引され、前記ノ
ズル3から再び噴霧される。さらにオイルタンク7内の
オイル量が不足状態になると予備オイルタンク16から
自動あるいは手動によりオイルが供給される。また、オ
イルの温度が所定温度以下となるとオイルの粘度が高く
なりオイル噴霧に支障が発生するため、ヒータを作動し
てオイルを加温する。また、オイルの温度が所定温度以
上となると、平板型電極5の放電部でオイルに着火する
恐れがあるため、装置を停止する。装置運転中に、過大
電流が流れたり、あるいはアースが外れたりすると、装
置の運転が停止される。こうして装置の安全性が高めら
れている。
【0019】なお、上記装置では、汚染気体を浄化する
ために、常にノズル3からオイルを気体中に噴霧する構
成となっているが、気体中にもともとオイルを含んだ気
体(たとえば、コロッケ、テンプラ、カツ等の揚げ物を
する工場中の気体中にはすでに多量の食用オイルが微粒
子となって混入している)の場合には、必要に応じてノ
ズル3から供給するオイル量を少なくしたりノズル3や
ポンプ等を不作動としたり、あるいはノズル3やポンプ
等を取り外すことも可能である。また、オイルはノズル
によって霧状とせず、液滴として供給することも可能で
あり、さらにノズル等のオイル供給手段は気体導入部に
複数設けることも可能である。
【0020】つづいて、第2実施形態を説明すると、図
3は第2実施形態としての湿式電気集塵装置の立設状態
の構成概念図、図4は平板型電極を構成する梯子状電極
の分解斜視図、図5は梯子状電極の正面図、側面図、A
−A断面図、図6は平板状電極の構成図であり、図中、
(イ)は正面図、(ロ)は側面図、(ハ)は分解斜視図
である。第2実施形態は、第1実施形態とは平板型電極
の構成、平板型電極と電源との接続位置などにおいて工
夫が成されており、この結果、電極製造コストの低減、
平板電極の耐久性の向上、さらには電極のメンテナンス
のし易さの向上を図ることができる。
【0021】図3において、31は汚染された気体を装
置内に導入するための気体導入部であり、気体導入用の
開口32を備えており、また気体導入部31の上方には
導入された気体内にオイルミストを混入するノズル33
等のオイル供給手段が配置されている。気体導入部31
の下方には、気体を後述する平板型電極35に向けて均
一に流すための整流板(図示せず)が必要に応じて備え
られている。整流板は平板型電極の気体通過部に対して
気体を均一に流すことができる機能を奏するものであれ
ば、特に形状等にはこだわらない。
【0022】気体導入部31の下方には平板型電極35
(詳細は後述する)が配置され、前記気体導入部31に
入った気体は必ず該平板型電極35を通過し下流に流れ
る構成となっている。平板型電極35は後述するように
方形をしているために平板型電極35を収納する流路も
断面が方形となっているが、大風量を通過できる形状で
あれば特に流路の断面形状にはこだわる必要はない。平
板型電極35の下方には平板型電極5で補足され重力落
下するオイルを回収する油タンク37が配置されてお
り、さらに、平板型電極35に続く気体通路38には平
板型電極35を通過した気体中に混入しているオイルミ
ストを分離するミストキャッチャー39が配置されてい
る。また、平板型電極35の下方には、気体中に混入し
ている比較的大きなオイル粒子がミストキャッチャー9
側に流れ込むことを防止する邪魔板40が必要に応じて
設けられる。
【0023】ミストキャッチャー39は、排風機44に
通路45で接続されており、この通路45内には、脱臭
剤42とオゾン触媒43が適宜配置され、気体内に存在
する臭気とオゾンを回収、分解することができるように
なっている。前記オイルタンク37には、適宜フィルタ
が配置され、フィルタを通過したオイルはポンプPを介
して、前記ノズル33等のオイル供給手段に供給できる
ようになっている。平板型電極35は下側で電源トラン
ス46に接続され、作動時には平板型電極35内にコロ
ナ放電を発生し、このコロナ放電の作用によりオイルが
噴霧された気体中の塵埃等を平板型電極35で吸着回収
できる構成となっている。この装置は、第1実施形態と
同様に図示せぬ制御器からの指令によって自動的に作動
されるが、必要に応じて手動により作動する形態のもの
とすることもできる。
【0024】つづいて本実施形態の特徴である前記平板
型電極35の構造を説明する。この平板型電極35は平
板型電極のメンテナンス性の向上、コスト低減、平板電
極の絶縁ガラスの割れを防止するために提案されたもの
である。図4(イ)は、平板型電極35を構成する梯子
状電極51の斜視図であり、さらに図5は同梯子状電極
51の正面図、側面図、断面図、(ロ)は固定部材5
2、53の断面図である。図4、5において、54は同
一規格のネジ棒からなる横ネジ棒であり、この横ネジ棒
54は、一端側において、導電体からなる電力供給部材
58とそれぞれネジ55によって固定されている。前記
電力供給部材58は図5のA−A断面図に示すように絶
縁体からなる固定部材53に形成した溝内に収納され、
図4に示すように上下位置においてネジ57により固定
部材53に固定されており、さらに電力供給部材58
は、その下端において電源トランスと接続するために、
下方に突出されて配置されている。
【0025】電力供給部材58とは反対側の横ネジ棒5
4のそれぞれの端部は、図5のA−A断面図に示すよう
に絶縁体からなる固定部材52に形成した対応する嵌合
穴内に挿入され必要に応じてネジ56等で固定され、梯
子状電極51を構成している。前記固定部材52、53
は図4(ロ)に示すように断面において中央部が凹んだ
曲線を有する所謂ドックボーンの形状をして構成されて
いる。このように構成することで沿面距離を長くとるこ
とができ高電圧に対しても安全となる。
【0026】この梯子状電極51は、上述したようにネ
ジ棒54の一端を夫々電力供給部材58に対してネジ5
で固定するとともに、他端側を固定部材52に形成した
嵌合穴内に挿入する構成を採用したことで、第1実施形
態に示すような溶接等によって梯子状電極を製造する場
合に比較して製造コストを大幅に低減することができ
る。また、損傷あるいは磨耗したネジ棒は、そのネジ棒
のみを簡単に交換することができ、さらに固定部材53
の溝内に電力供給部材58を嵌合するとともに各ネジ棒
54の端部を他側の固定部材52に形成した穴内に挿入
するだけで簡単に梯子状電極を組み立てることができ、
全体として第1実施形態として説明した梯子状電極に比
較して製造コストを大幅に引き下げることができる。
【0027】また、平板型電極を構成する平板電極61
の一枚毎は、図6に示すように数ミリの板厚からなる板
状絶縁部材62、63とこの板状絶縁部材62、63の
間に配置した板状金属電極64からなり、板状金属電極
64は板状絶縁部材62、63の間で気泡等が残らぬよ
うに接着材により強力に密着保持されている(即ち板状
金属電極64を挟んだ合わせガラスとして構成されてい
る)。また、板状金属電極64には平板電極に図示せぬ
工具を引っ掛けることができる孔65が複数個形成され
ており、この孔65に工具を引っ掛け図6中で上方に引
き抜くと、平板電極を容易に引き上げることができる。
このように平板電極61をあわせガラスとして構成する
ことで、金属板とガラスとの間の合わせ面にオイルが進
入することがなくなり、運転中でのガラスの破損率を大
幅に低減することができ、また平板電極61の耐久性を
大幅に向上することができる。また、工具を孔65に引
っ掛けて引き上げるだけで、平板電極61を容易に取り
出すことができ、メンテナンスが容易となる。
【0028】上記梯子状電極51の両面には、梯子状電
極51を挟むように前述した平板電極61が図示せぬ支
持部材によって対向して多数交互に配置固定されてお
り、これら梯子状電極51および平板電極61が第1実
施形態と同様に支持部材によって交互に多数支持され、
平板型電極35が構成されている。また、平板電極61
の板状金属電極64は電源との接続部が集塵装置内に配
置した状態の時に下方となるように配置され、金属電極
64と電源とは平板型電極35の下方において接続され
る構成としてある。こうすることにより、平板電極61
の絶縁ガラスが万一破損したとしても、下方の電源との
接続端を外し、工具を孔64に引っ掛け引き上げるだけ
で、破損した平板電極のみを上方に容易に引き抜くこと
ができ、平板電極のメンテナンスを容易に行なうことが
可能となる。なお第1実施形態の平板電極25は上部に
おいて電源と接続する構成となっていたため、平板電極
25の板状絶縁体(絶縁ガラス)26が万一破損した場
合には、平板電極を上方に引き抜く際に作業者が電極側
と接触する恐れがあり、平板電極のメンテナンスを行う
上で問題があったが、本第2実施形態の場合には、そう
した心配がなくなり、安全かつ容易に平板電極の交換を
行うことができる。
【0029】前記第2実施形態に係る湿式電気集塵装置
は第1実施形態と同様に制御器を備えており、この制御
器には、オイルタンク内のオイル温度を制御するセン
サ、装置が所定時間作動したことを知らせるタイマー、
装置に過大電流が流れたことを検知する電流監視セン
サ、さらには、装置のアース状態を検知するセンサ等か
らの信号が入力され、第1実施形態と同様の制御を実行
する。
【0030】以上の構成からなる第2実施形態は第1実
施形態と同様に、梯子状電極51および平板電極61に
交流を通電すると、両電極間でコロナ放電が発生し、こ
の電極を通過した汚染気体は各ユニット内のコロナ放電
雰囲気内で処理され清浄ガスとなって排風機44から排
出される。
【0031】なお、上記本装置を構成する各種構成要素
の配置は、気体の流れ、および平板型電極5で補足され
たオイルの重力落下の条件を満たすことができるもので
あれば、自由に設定することができることは当然であ
る。また、各種センサ、ヒーター等もそれぞれの機能を
満足できるものであれば、市販のものを使用することが
でき、これらセンサーからの信号により制御器によって
各種機器を制御する。また、本発明はその精神また主要
な特徴から逸脱することなく、他の色々な形で実施する
ことができる。そのため前述の実施例は単なる例示に過
ぎず、限定的に解釈してはならない。更に特許請求の範
囲の均等範囲に属する変形や変更は全て本発明の範囲内
のものである。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、汚染気体中にオイルを噴霧し、これを平板型電極内
に流す構成としたため、平板型電極における集塵効率が
向上し、従来の電気集塵装置では期待できない集塵効率
を上げることができる。また、気体中に噴霧するオイル
は循環式を採用したため、オイル消費を少なくすること
ができる。気体導入部と平板型電極との間に気体を平板
型電極各部に向けて均一に流すことができるとともに平
板型電極を使用したため大風量の気体を効率良く処理す
ることができる。オイル温度、装置内の電流を監視しな
がら装置を運転するため、安全性が向上する。梯子状電
極を構成するネジ棒の一端を夫々電力供給部材に対して
ネジで固定するとともに、他端側を固定部材に挿入する
構成とすることにより、溶接等によって梯子状電極を製
造する場合に比較して製造コストを大幅に低減すること
ができる。また、必要に応じて損傷あるいは磨耗したネ
ジ棒のみを簡単に交換することができる。さらに固定部
材の溝内に電力供給部材を挿入するとともにネジ棒の端
部を他側の固定部材に形成した穴内に挿入するだけで簡
単に梯子状電極を組み立てることができる。この結果、
製造コストを大幅に引き下げることができる。また、平
板型電極を構成する平板電極は金属電極を挟んだ合わせ
ガラスとして構成されているため、金属板とガラスとの
間の合わせ面にオイルが進入することがなくなり、運転
中でのガラスの破損率を大幅に低減することができ、平
板電極の耐久性を大幅に向上することができる。さら
に、平板電極の板状金属電極を集塵装置内に配置した状
態の時には下方となるようにしたため、平板電極の絶縁
ガラスが万一破損したとしても、破損した平板電極のみ
を上方に容易に引き抜くことができ、平板電極のメンテ
ナンスを容易に行なうことができる。等々の優れた効果
を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としての構成概念図であ
る。
【図2】平板型電極の構成図である。
【図3】第2実施形態としての湿式電気集塵装置の立設
状態の構成概念図である。
【図4】(イ)は同平板型電極を構成する梯子状電極の
分解斜視図、(ロ)は固定部材の断面図である。
【図5】同梯子状電極の正面図、側面図、A−A断面図
である。
【図6】同平板状電極の構成図であり、(イ)は正面
図、(ロ)は側面図、(ハ)は分解斜視図である。
【符号の説明】
1、31 気体導入部 2、32 開口 3、33 ノズル(オイル供給手段) 4 整流板 5、35 平板型電極 6 オイル 7、37 オイルタンク 8、38 気体通路 9、39 ミストキャッチャー 10、40 邪魔板 11 フィルタ 12、42 脱臭剤 13、43 オゾン触媒 14、44 排風機 15、45 通路 16 予備タンク 17 バルブ 18 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B03C 3/02 B03C 3/02 B 3/36 3/36 A 3/41 3/41 Z 3/47 3/47 3/60 3/60 3/78 3/78

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体通路内に配置された電極と、前記電極
    の上流側に配置した気体導入部と、前記気体導入部にオ
    イルを供給するノズル等からなるオイル供給手段と、前
    記気体導入部と前記電極との間に配置した整流部と、前
    記電極の下流側に配置したオイルタンクと、前記オイル
    タンク内のオイルをフィルタを介して吸引し前記オイル
    供給手段に供給するポンプと、前記電極を通過した気体
    内に混入しているオイルを吸着するミストキャッチャー
    と、ミストキャッチャーを通過した気体を脱臭剤、オゾ
    ン触媒を介して吸引する排風機とを備えてなり、気体通
    路内に導入された気体にオイルを供給し、オイルが供給
    された気体を整流部を介して電極部に均一に導入し、さ
    らに電極部を通過する時に気体中の汚染物を吸着し、電
    極に付着したオイルは電極下方に配置されたオイルタン
    ク内に重力分離されて回収され、また、前記平板型電極
    を通過した気体中に混入しているオイルミストはミスト
    キャッチャーによって回収され、さらに、ミストキャッ
    チャーを通過した気体は脱臭剤およびオゾン触媒を介し
    て排風機から装置外に放出されるようにしたことを特徴
    とする湿式電気集塵装置。
  2. 【請求項2】気体通路内に配置された電極と、前記電極
    の上流側に配置した気体導入部と、前記気体導入部と前
    記電極との間に配置した整流部と、前記電極の下流側に
    配置したオイルタンクと、前記電極を通過した気体内に
    混入しているオイルを吸着するミストキャッチャーと、
    ミストキャッチャーを通過した気体を脱臭剤、オゾン触
    媒を介して吸引する排風機とを備えてなり、気体通路内
    に導入されたオイルを含んだ気体を前記気体導入部、整
    流部を介して電極部に均一に導入し、さらに電極部を通
    過する時に気体浄化をし、電極部で補足されたオイルを
    重力分離してオイルタンク内に回収するとともに、平板
    型電極を通過した気体中のオイルはミストキャッチャー
    によって回収し、さらに、オイル除去された気体は脱臭
    剤およびオゾン触媒を介して排風機を介して装置外に放
    出されるようにしたことを特徴とする湿式電気集塵装
    置。
  3. 【請求項3】気体通路内に配置された電極と、前記電極
    の上流側に配置した気体導入部と、前記気体導入部にオ
    イルを供給するノズル等からなるオイル供給手段と、前
    記電極の下流側に配置したオイルタンクと、前記オイル
    タンク内のオイルを前記オイル供給手段に供給するポン
    プと、前記電極を通過した気体内に混入しているオイル
    を吸着するミストキャッチャーと、ミストキャッチャー
    を通過した気体を脱臭剤、オゾン触媒を介して吸引する
    排風機とを備えてなり、気体通路内に導入された気体に
    オイルを供給し、オイルが供給された気体が電極部を通
    過する時に気体中の汚染物を吸着し、電極に付着したオ
    イルは電極下方に配置されたオイルタンク内に重力分離
    されて回収され、また、前記平板型電極を通過した気体
    中に混入しているオイルミストはミストキャッチャーに
    よって回収され、さらに、ミストキャッチャーを通過し
    た気体は脱臭剤およびオゾン触媒を介して排風機から装
    置外に放出されるようにしたことを特徴とする湿式電気
    集塵装置。
  4. 【請求項4】気体通路内に配置された電極と、前記電極
    の上流側に配置した気体導入部と、前記電極の下流側に
    配置したオイルタンクと、前記電極を通過した気体内に
    混入しているオイルを吸着するミストキャッチャーと、
    ミストキャッチャーを通過した気体を脱臭剤、オゾン触
    媒を介して吸引する排風機とを備えてなり、気体通路内
    に導入されたオイルを含んだ気体を前記気体導入部、整
    流部を介して電極部に均一に導入し、さらに電極部を通
    過する時に気体浄化をし、電極部で補足されたオイルを
    重力分離してオイルタンク内に回収するとともに、平板
    型電極を通過した気体中のオイルはミストキャッチャー
    によって回収し、さらに、オイル除去された気体は脱臭
    剤およびオゾン触媒を介して排風機を介して装置外に放
    出されるようにしたことを特徴とする湿式電気集塵装
    置。
  5. 【請求項5】前記平板型電極は梯子状電極と平板電極に
    よって構成したことを特徴とする請求項1〜請求項4の
    いずれかに記載の湿式電気集塵装置。
  6. 【請求項6】前記梯子状電極は、横ネジ棒、ネジ棒の一
    端を固定した電力供給部材と、前記横ネジ棒の他端側を
    嵌合保持する固定部材と、前記電力供給部材を保持する
    固定部材とにより構成したことを特徴とする請求項5に
    記載の湿式電気集塵装置。
  7. 【請求項7】前記平板電極は、平板状金属電極を、板状
    ガラスで挟んで、あわせガラスとして構成したことを特
    徴とする請求項5または請求項6に記載の湿式電気集塵
    装置。
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