JP2000354594A - X線画像読み取り装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

X線画像読み取り装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000354594A
JP2000354594A JP11168932A JP16893299A JP2000354594A JP 2000354594 A JP2000354594 A JP 2000354594A JP 11168932 A JP11168932 A JP 11168932A JP 16893299 A JP16893299 A JP 16893299A JP 2000354594 A JP2000354594 A JP 2000354594A
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Tsukasa Sako
司 酒向
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートコリメーション機能のないX線画像読
み取り装置において、X線画像から照射野を算出するこ
とができるようにする。 【解決手段】 X線管球12からX線をX線絞り19を
介して被写体10に曝射する前に、可視光をX線絞り1
9に透過させることにより、X線の曝射範囲を決定する
ようにした装置において、X線絞り19と被写体10と
の間に照射野検知センサ32を設け、この照射野検知セ
ンサ32で可視光の照射範囲を検出する。次に、固体撮
像素子11で撮像されたX線画像から、上記検出した照
射範囲に基づいて照射野矩形を算出することができる。
従って、照射野検知センサ32を追加するのみで、X線
画像から照射野矩形を算出することができるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線をX線絞りで
照射野を絞り、かつX線画像を固体撮像素子で収集する
X線デジタル撮影に用いて好適なX線画像読み取り装
置、方法及びそれらに用いられるコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、医療分野でX線撮影というと、未
露出フイルムの入ったカセットの上に被写体を置き、X
線を曝射して撮影を行うことを指していた。この場合、
被写体への曝射量の低減を図るために、手元の絞り指示
装置、もしくはカセットサイズに合わせて、X線管球に
付随するX線絞りの絞り量を自動的に制御することがで
きるようになされている。この機能はオートコリメーシ
ョンと呼ばれている。
【0003】近年、固体撮像素子等を用いたX線撮影が
開発されてきており、X線画像においてもコンピュータ
を用いたX線画像デジタル撮影が徐々に始まってきてい
る。このようなX線画像デジタル撮影装置においては、
センサのサイズが固定となるため、撮影されたデジタル
画像においては、X線の照射野の部分のみに必要な情報
が存在することになる。この撮影されたデジタル画像
は、通常はレーザイメージャヘ送られてフイルム化され
たり、画像サーバ装置へ送られることになるが、いずれ
の場合にせよ、情報量を減少させるために、デジタル画
像から照射領域のみを切り出して、より小さい画像を得
る必要がある。
【0004】従来、例えば特開平8−47491号公報
においては、X線を被検体に曝射するX線発生手段と、
X線の曝射範囲を決定する絞り手段と、光を電荷信号に
変換して蓄積する複数の画素をマトリクス状に配置した
撮像手段と、前記画素に蓄積された電荷の読出しをライ
ン毎に制御するものであり、読出し状態とするラインの
範囲を切替える読出し手段と、前記撮影手段の撮影範囲
及び上記読出し手段を連動して制御する手段を備えたこ
とを特徴とするX線診断装置が、開示されている。
【0005】また、静止画像から照射野領域を抽出する
手法としては、多くの従来例が挙げられる。例えば、特
開平7−72562号公報においては、画像情報を担持
する放射線が照射野絞りをかけて照射され、該照射され
た放射線を検出して全体として該画像情報を担持する画
像信号に変換して出力する2次元状に配された多数の固
体光検出素子を有する放射線検出器から前記画像情報を
担持する画像信号を読み出す画像信号読出方法におい
て、前記放射線検出器の全面を複数の区画に分割し、前
記多数の固体光検出素子のうち、全ての前記区画に亘っ
て選択された所定の固体光検出素子から前記画像信号の
読出しを行い、該読み出された画像信号を所定のしきい
値と比較し、該比較の結果に基づいて、前記しきい値を
越える前記画像信号が読み出された固体光検出素子を照
射野内固体光検出素子として求め、前記複数の区画のう
ち、前記照射野内固体光検出素子を含む前記区画に含ま
れる全ての前記素子から前記画像信号の読出しを行うこ
とを特徴とする画像信号読出方法が開示されている。そ
の他、本出願人からも提案され、関連出願がなされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】撮影されたX線画像を
読み取る画像読み取り装置とX線発生装置との間には、
上記オートコリメーションに関する通信手段がなければ
ならないが、従来の多くの古いX線発生装置や廉価版X
線発生装置では、オートコリメーションの機能がなく、
X線発生装置と通信する手段はなかった。そこで、現在
市場で多く出回っているオートコリメーション機能のな
い装置においても、レトロフィットできる方法で照射野
矩形を算出できるようにすることが課題としてあった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、レトロフィットのみで照射野矩形を算出
することができるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるX線画像読み取り装置においては、
X線を被写体に曝射する前に、X線を絞る絞り手段に可
視光を通すことにより、上記X線の曝射範囲を決定する
ようにしたX線画像読み取り装置において、上記絞り手
段と被写体との間に、上記可視光の照射範囲を検出する
検出手段を設けている。
【0009】また、本発明によるX線画像読み取り方法
においては、X線を被写体に曝射する前に、X線絞りで
絞られた可視光を用いて上記X線の曝射範囲を決定する
ようにしたX線画像読み取り方法において、上記X線絞
りと上記被写体との間で上記可視光の照射範囲を検出す
るようにしている。
【0010】また、本発明による記憶媒体においては、
X線を被写体に曝射する前に、X線絞りで絞られた可視
光を用いて上記X線の曝射範囲を決定する処理と、上記
X線絞りと上記被写体との間で上記可視光の照射範囲を
検出する処理とを実行するためのプログラムを記憶して
いる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は本発明の実施の形態によるX線
画像読み取り装置を含むX線デジタル撮影装置を示す。
図1において、操作者は、撮影する被写体10を固体撮
像素子11とX線管球12との間に配置する。次に、撮
影する部位を選択する。この選択は、キーボード及びマ
ウス部13、ディスプレイ14、画像読み取り装置10
0内のユーザインターフェース部15等を用いて行う。
【0012】この操作により、画像読み取り装置100
内の画像読み取り制御部16は、固体撮像素子駆動制御
信号を用いて、固体撮像素子11に電圧を加え、固体撮
像素子11に画像がいつ入力されても良いように準備す
る。
【0013】次に操作者は、X線管球12を固体撮像素
子11に対して適切な距離に移動する。この時、距離計
測部17を用いて固体撮像素子11とX線管球12との
距離が測定され、その距離情報が画像読み取り制御部1
6に入力される。
【0014】次に操作者は、絞り指示部18により絞り
量を調整して、被写体10の撮影したい目的の部位が入
るように調整する。その絞り信号1は、絞り信号2、絞
り信号3へと伝達されて、X線絞り19が開閉する。こ
のX線絞り19は、矩形であり、上下方向と左右方向に
それぞれ開閉量を調節することができる。X線絞り19
が部位を適切に照射しているか否かは、後述する照射野
光源を用いて調整することできるようになされている。
また、本実施の形態による後述する平面センサに構成さ
れた照射野検知センサ32が設けられている。
【0015】曝射ボタン20は、X線を発生させるトリ
ガとなるもので、操作者がこの曝射ボタン20を押すと
曝射信号1が発生し、画像読み取り制御部16に一旦入
力される。画像読み取り制御部16では、固体撮像素子
11がX線を受けると画像化できる状態となっているか
を駆動通知信号の状態で確認した後、曝射許可信号を発
生する。曝射許可信号は、曝射許可スイッチ21をオン
にして、曝射信号1を曝射信号2に導通させる。曝射信
号は、曝射ボタンのセカンドスイッチと呼ばれるスイッ
チを用いるものとする。
【0016】曝射信号2は、X線発生装置制御部22に
渡され、X線発生装置制御部22は、X線曝射の準備が
整い次第、曝射信号3を発生してX線管球12よりX線
を発生させる。このX線は被写体10を透過し、その透
過X線は、グリッド23、シンチレータ24を介して、
固体撮像素子11に画像として入力される。この画像を
読み出しA/D変換器25でデジタル化して、画像読み
取り制御部16に転送する。
【0017】画像読み取り制御部16は、CPU26に
より管理されており、CPU26は、この他に、RAM
27、ROM28、LAN/IF29、DISK/IF
30、不揮発性記憶装置31、ユーザIF部15等とバ
ス32上で繋がれている。不揮発性記憶装置31として
は、例えばハードディスクを用いる。また、ユーザIF
部15は、ディスプレイ14及びキーボード及びマウス
部13を持ち、ユーザとのインターフェースを行ってい
る。
【0018】画像読み取り制御部16に入力された上記
画像は、一旦RAM27上に配置され、CPU26によ
り後述する様々な処理を行っていく。
【0019】図2は、上記照射野光源33、上記平面セ
ンサに構成された照射野センサ32と固体撮像素子11
との相対位置関係を示す。照射野光源33は、X線管球
12が焦点位置に存在するために、照射野光源33が焦
点位置になるように反射ミラー34を取り付けて配置さ
れている。この反射ミラー34は、光を反射するがX線
は透過する。固体撮像素子11と照射野センサ32は互
いに平行に置かれる。照射野検知センサにより得られた
照射野信号は、画像読取制御部へと伝達される。
【0020】図示のように、照射野センサ32内の照射
領域の位置関係は、固体撮像素子平面内の照射領域の位
置関係とは、矩形のサイズが比例関係に有るだけであ
り、矩形の位置関係は比例しない。このことは、照射絞
りの矩形サイズのみが分かるということを示している。
【0021】図2は、照射領域の幅、高さを求めるため
の図である。上記比例計算に従って、 Aw=d/l*Sw ・・・・(1) によって、照射幅Awのサイズが分かる。従って、デジ
タル化された画像上で照射領域のピクセルを単位として
画像の横幅Iwは、固体撮像素子11の素子ピッチサイ
ズをpとすると、 Iw=Aw/p ・・・・(2) となる。同様にしてShから照射高さIhも計算するこ
とができる。
【0022】図4は、固体撮像素子平面内の照射領域の
左端の照射端、及び右端の照射端を算出する様子を示す
もので、この方法は、本出願人により既に提案されてい
る。図4において、画像の縦方向のプロファイルをと
り、1次元モルフォロジフィルタで平滑化し、その値に
対して、以下のように2次差分値を計算することによ
り、照射領域の左端及び右端を求めることができる。
【0023】 左端=min{SS(x)|0≦x≦Length/2} ・・・・(3) 右端=min{SS(x)|Length/2≦x≦Length}・・・・ (4) 但し、SS(x)=S(x−c)−2*S(x)+S(x+c) S(x)は、1次元モルフォロジフィルタで平滑化した
後の1次元画像濃度値。
【0024】しかしながら、実際の撮影においては、図
5に示すような照射野認識の失敗例も存在する。従っ
て、上記端点式(3)、(4)を 端点=min{SS(x)|0≦x≦Length} ・・・・(5) として、端点を求め、端点の左側が濃度が低く、右側が
濃度が高い場合には、左端点、その逆である場合は右端
点であるとする。図4の場合、最小値はB点であるの
で、Bが端点となり、Bの左側が濃度が低く、右側が濃
度が高いので、Bは左端点とする。
【0025】本実施の形態では、例えば、 S(a−c)≦S(a+c) 但しaは端点であれ
ば、右側が濃度が高いのでBは左端点と判定し、また、 S(a−c)>S(a+c) 但しaは端点であれ
ば、左側が濃度が高いのでBは右端点と判定するように
している。従って、B点は左端点ということになる。
【0026】照射野検知センサは、二次元の可視光の強
度を収集できる平面センサで構成され、上記に示した照
射野端の位置を検出するアルゴリズムと同等のアルゴリ
ズムを用いて、上記Sw,Shを収集できる。この場合
には、上記の様な被写体の影響による認識領域の失敗が
存在しない為、正確に照射野端を確定する為の値Sw,
Shを得る事が可能となる。
【0027】次に、先に求めたIwで示される照射領域
の矩形幅が分かるので、B点が左端点となるように、B
点から照射領域が右側にIwピクセル分だけ存在するこ
とにする。もし仮に、B点が右端点と判定された場合
は、B点が照射領域の終端点、即ち、右端点となるよう
に、B点から左側にIwピクセル分だけ存在することに
なる。また、万一、Iwがセンサエリアをはみ出した場
合は、はみ出し分は無視する。同様のことは、上下方向
についても計算できる。
【0028】図6に上述した照射領域の抽出結果を示
す。この図6のように照射領域が決定されると、照射領
域の画像をトリミングして、幅Iw、高さIhなる新た
な画像を生成する。以下に説明する画像に対する各種工
程に関しては、このトリミング画像が対象となる。
【0029】図7は、システムが行う処理のフローチャ
ートを示す。ここでは同一検査内において複数の画像を
撮影する場合のフローチャートである。まず、画像を収
集する。次に、収集した画像に対して医学情報を追加す
る。ここでは、医学情報とは、左右器官がある器官は右
側、左側を操作者がキーボードから明示的に設定を行
う。また、明示的に設定しない場合は、単一器官という
ことになる。
【0030】次に、収集した画像について、上記に述べ
た画像の照射野認識及び認識結果に基づく画像のトリミ
ングを行う。次に、トリミングされた画像に対して階調
変換処理及び周波数強調処理が施される。次に、それま
で収集した全ての画像について、医学的情報を元に画像
を並び替える。次に、この検査において、さらに画像を
収集する予定が有れば、先頭に戻る。画像の並び替えに
ついては、後述により詳細に説明する。その後、複数の
収集画像に対して画像配置計算を行い、プリントを行
う。画像配置計算及びプリントについては後述により詳
細に説明する。
【0031】上記画像の並び替えは、次の規則により行
う。 ・単一器官から成るものを先頭に並べる。 ・左右器官から成るものは、単一器官を並べた後に並べ
る。 ・左右器官は、同一器官をペアにして、右、左の順で並
び替える。 ・器官は、より頭側に位置する器官をより先頭に並び替
える。
【0032】図18は、画像の並び替えを行う時の具体
例である。撮影の順序と、画像並び替えの後の順序が示
されている。
【0033】図8は、上記画像配置計算及びプリント処
理のフローチャートである。まずステップ501では、
プリンタを配置するための一連の構成パターン等を格納
するためのオブジェクト(以下、配置オブジェクト)を
生成する。また変数Kを0に設定する。
【0034】ステップ502では、撮影された順よりK
番目の画像を、配置オブジェクトに対して追加する作業
を行う。これにより、これからこの画像を配置計算する
ための対象とすることが可能となる。また、追加した順
でページの左上から右下にかけて順次配置されていくこ
とになる。
【0035】ステップ503では、配置オブジェクトに
対して変数Kを1増加させる。ステップ504では、配
置オブジェクトに追加された画像を、指定された領域の
ページに配置計算を行う。この配置計算の詳細について
は後述するが、配置計算は複数のページにわたり、その
配置方法が最適になるようにして配置する。最適である
か否かは、各ページの非画像領域の最小二乗法を評価指
数として用いる。また、このステップ504において、
最適計算された場合の必要なページ数を変数Nに設定
し、また変数Kを0に設定する。
【0036】ステップ507では、予め定められている
ページの領域を確保する。ステップ508では、先に確
保されたページ領域上にIページ目の画像をステップ5
05の計算結果に基づいて配置する。ステップ509で
は、画像が配置されたIページ目のプリント及び/又は
画像蓄積装置に画像蓄積を行う。
【0037】ステップ510では、Nページ目を全てプ
リントしたかをチェックして、プリントしていなければ
ステップ512へ、プリントしていればステップ511
に進む。ステップ512では、変数Iを増加させる。ス
テップ511では、配置オブジェクトの内容で利用され
ているリソースを開放する。
【0038】図9は、上記配置計算ステップ505の詳
細を示す。このフローチャートでは、内部的に再帰的関
数呼び出しを行っているため、フローチャート内部で再
び本フローチャートを始めている。ステップ601で
は、変数Cを変数の許す極大値にセットする。
【0039】ステップ602では、収集画像のうちペー
ジ配置を行っていない画像の先頭から順次ページ内に画
像を配置する配置計算を行う。この配置方法については
後述する。また、このときの配置画像を、いずれかの方
法の大きい方の配置数を変数Nに格納する。また、最大
限配置した時に全ての画像を置き切れてしまった場合
は、それが最後のページとなるが、これが最後のページ
となるか否かを示すフラグLを設定する。
【0040】ステップ690では、画像が全く配置でき
ないことをチェックする。即ち、ページを縦置きして
も、横置きしても1画像も配置できない場合は、配置不
可能終了となり、ステップ691に進む。配置できる場
合は、ステップ603に進む。ステップ691は、画像
が配置できないことを示し、画像配置エラーとなる。
【0041】ステップ603では、変数ORIを縦置き
を示すようにする。これはプリント時に画像領域を横置
き、縦置きのいずれかで配置するためである。ステップ
604では、ORIが示しているぺ一ジの置き方、ま
た、まだページ配置を行っていない画像の始めからN個
の画像をぺージに配置する配置計算を行う。この配置計
算アルゴリズムはステップ602で述べたものと同様の
ものである。
【0042】ステップ605では、変数ORI及び変数
Nの環境下で配置可能かチェックする。初めてこのステ
ップ605に入る場合は、ステップ602で初期計算し
ているため配置可能となる。配置可能であればステップ
606へ、不可能であればステップ615へ進む。ステ
ップ606では、現在処理しているぺージの非画像領域
の指標計算を行う。
【0043】ステップ607では、本フローチャートを
再帰的に呼び出すことを行う。即ち、再帰呼び出しを行
うと、ここまでのステップで配置した画像以外の、未配
置画像がある場合、その未配置画像を全てのパターンで
複数ぺージに配置して、かつそれぞれの非画像領域指数
和を求め、非画像領域指数和が最少ときの画像配置パタ
ーンと非画像領域指数和の値を求めることが可能とな
る。この時、非画像領域指数和をBとする。
【0044】ステップ608では、AとBとを加算し、
Cと比較する。比較した結果、Cが大きければステップ
609へ進む。そうでなければステップ611へ進む。
ステップ609では、現在のぺ一ジ内の画像配置の配置
情報を保存する。この配置情報には、変数ORI、変数
N及び、それぞれの画像の配置位置情報が含まれる。ま
たさらに、Aの値、Bの値を保存する。ステップ610
では、CをAとBとを加算結果へ置き換える。
【0045】ステップ611は、変数ORIとは異なる
方向の置き方を確かめるためにある。即ち、変数ORI
が縦置きであった場合は、横置きでの再計算をする。従
って、縦置きの場合はステップ612へ、横置きの場合
はステップ692へ進む。ステップ612では、変数O
RIを逆の向き、即ち、横置きへ置き直してステップ6
04へ戻る。
【0046】ステップ692では、変数Lを参照し、現
在処理しているぺージが最後のぺージかを調べる。最後
のぺージである場合は、変数Nを減らすことは、ぺージ
数を増やすことに繋がり、効率が悪い。この場合は、ス
テップ617へ進む。また最後のぺージでない場合は、
変数Nを減らして、画像を次のぺージベ配置した方が効
率の面から良い場合がある。従って、変数Lが最後のぺ
ージでない場合は、ステップ613へ進む。
【0047】ステップ613では、画像数を1減らす。
また画像を縦置きにリセットする。ここに来る条件とし
ては、画像を縦置き横置き確かめた後であるので、今度
は画像を減らす配置方法しかないためである。これは、
このぺージに最大に画像配置せずに、画像を減らして、
その画像を次ページに配置した方が配置効率が良い場合
があるためである。
【0048】ステップ614では、変数Nが0かを確か
めている。変数Nが0であれば、このぺージの画像配置
のパターンは全て終わったことになる。そこで変数Nが
0であれば、ステップ617へ、そうでなければステッ
プ604へ進む。ステップ615では、変数Nが1でか
つ縦置きか確かめている。この場合、1画像の縦置きが
できなくても横置きができることがステップ690で分
かっているので、ステップ611へ進む。
【0049】ステップ616では、変数Lが最後のぺー
ジかを確かめている。これは、ステップ605で縦置き
でうまく配置できた変数N個の複数画像が、同じ変数N
で横置き計算でうまく配置できずにステップ616へ流
れてきた場合において、このぺージがステップ602で
最後のぺージとして格納できることが分かっていた場
合、変数Nを減らしてぺージを増やすことが、出力資源
を無駄に消費することに繋がるために、効率的でないか
らである。
【0050】その場合は、配置計算はこれ以上行う必要
がなく、このフローチャートの終了処理へ向かう。即
ち、変数Lが最後のぺージである場合はステップ617
へ進む。また、これが最後のぺージでない場合は、変数
Nを減らして、画像を次のぺージベ配置した方が効率の
面から良い場合がある。従って、変数Lが最後のぺージ
でない場合は、ステップ613へ進む。
【0051】ステップ617は、変数Cを呼び出し関数
へ返す。これはステップ607で呼び出されたときの変
数Bの値となる。
【0052】図10は、ぺージ内の行バンドに画像を配
置する方法を示している。行バンドに画像配置する場合
は、収集画像順にバンド1の左から右へ、その後バンド
2、バンド3と下に向かって配置していく。この時、バ
ンド内で画像が入りきらない場合は、最後の画像を取り
除くのであるが、残った画像はバンド内でより均等に配
置するように画像配置が行われる。例えば、バンド1に
おいて、4枚目の画像はバンド1に入りきらないが、こ
のとき3枚の画像はバンド1の中を均等に配置してい
る。また、複数バンドがページ内に配置される場合も同
様に、ぺージ内にバンドを均等に配置している。
【0053】図11は、列バンドについて、上から下へ
左側より画像を配置する方法であり、行バンドと同様の
配置方法を採用している。以下に、実際の例を用いて上
記図9のフローチャートの流れの中の要点について説明
する。図12は、収集した画像で、ここでは4枚の画像
を収集した場合の例を示している。
【0054】図13は、上記ステップ602において画
像の最大限配置を計算する場合の例である。ぺージが縦
置きでは図のように3画像入るが、横置きでは2画像の
みしか入らない。このステップで、ぺージに最高に入る
画像数を保証する。
【0055】図14は、1ぺージ目の変数ORIが縦置
きで、変数Nが3である場合の、2ぺージ目の置き方の
全てのパターンである。この場合、2ぺージ目は、パタ
ーン1101とパターン1102である。
【0056】図15は、1ぺージ目の縦置きの配置計算
がステップ611で終わり、ステップ612へ進んだ後
の画像配置計算例である。この場合、3画像ではステッ
プ605で、1ぺージ目の配置が不可能となるので、ス
テップ616へ進む。その後ステップ613へ進むの
で、1ぺージ目に横置きで3枚画像を入れることの評価
は終わりとなり、このぺージを縦置きして、配置画像数
を減らして変数Nを2にする。
【0057】図16に示す2つのパターン1301、1
302は、1ぺージ目の変数ORIが縦置きで変数Nが
2の場合においての、2ぺージ目における変数Nが2の
場合、2ぺージ目の変数ORIが縦置き、横置きでの場
合を示している。
【0058】図17は、図16におけるパターンを配置
計算した後に、ステップ692の判断へ移行する。この
場合、2ぺージ目は、ステップ602において最後のぺ
ージであるために、変数Lが最後のぺージとして設定さ
れる。ステップ692においてLが最後のぺージである
ために、ステップ617へ進み、リカーシブ配置関数は
終了する。このため、図17のパターンは存在しない。
2ぺージ目のリカーシブ配置関数は、上記理由で終了す
る。この後、再び1ぺージ目に戻る。1ぺージ目は次に
変数Nが2において、ぺージの横置きによる計算に移行
する。
【0059】以上説明した実際の例は、比較的単純に画
像を配置する例であるが、これを医学情報に基づき画像
配置を制限することが可能である。具体的には以下の制
限を行う。「左右器官の画像がそれぞれある場合は、そ
れらを同じべージ内の左右隣り合わせに配置する」とい
う制限である。
【0060】図19は、この制限を設けた場合に、図1
8の画像を配置した場合を示している。それぞれの画像
のサイズは、好適なサイズを例として用いている。ここ
で注意すべき点は、頭部は左右器官ではないので上下に
並べられていること、また、胸部と左右の手は、左右の
手が同一ぺージ内に胸部と共に配置できるので、胸部、
左右手を同一ぺージで配置していることである。このよ
うに配置すると、医師は医学情報に基づいて配置される
ので、読影しやすい画像となる。以上のように、画像配
置領域に画像を配置し、転送画像を生成して画像はレー
ザイメージヤや画像蓄積装置へ送られる。
【0061】次に本発明の他の実施の形態としての記憶
媒体について説明する。本発明は、ハードウェア構成に
より実現することもできるが、CPU26とROM28
等のメモリからなるコンピュータシステムに構成して実
現することもできる。コンピュータシステムに構成する
場合、上記メモリは本発明による記憶媒体を構成する。
即ち、前述した実施の形態の各フローチャートで説明し
た動作を実行するためのソフトウェアのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体をシステムや装置で用い、そのシ
ステムや装置のCPUが上記記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出し、実行することにより、本発明
の目的を達成することができる。
【0062】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロ
ッピィディスク、磁気テープ、磁気カード、不揮発性メ
モリカード等に構成して用いてよい。
【0063】従って、この記憶媒体を図1に示したシス
テムや装置以外の他のシステムや装置で用い、そのシス
テムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し、実行することによって
も、上記実施の形態と同等の機能を実現できると共に、
同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成する
ことができる。
【0064】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、上記実施の形態と同等の機能
を実現できると共に、同等の効果を得ることができ、本
発明の目的を達成することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現在市場で多く出回っているオートコリメーション機能
のないX線画像読み取り装置に、平面センサー等の照射
野検知センサを追加するのみで、即ち、レトロフィット
のみで、X線画像から照射野矩形を算出することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるX線デジタル撮影装
置を示すブロック図である。
【図2】照射野の位置関係を示す構成図である。
【図3】照射領域の算出を説明する構成図である。
【図4】照射端の算出を説明する構成図である。
【図5】照射端の算出の失敗例を説明する構成図であ
る。
【図6】照射領域の抽出を説明する構成図である。
【図7】画像収集処理を示すフローチャートである。
【図8】画像配置及びプリント処理を示すフローチャー
トである。
【図9】画像配置計算の処理を示すフローチャートであ
る。
【図10】行バンドの画像配置を示す構成図である。
【図11】列バンドの画像配置を示す構成図である。
【図12】収集して配置する画像の例を示す構成図であ
る。
【図13】画像の最大限配置を示す構成図である。
【図14】画像配置計算の例を示す構成図である。
【図15】画像配置計算の配置不可となった場合の例を
示す構成図である。
【図16】画像配置計算の例を示す構成図である。
【図17】画像配置計算の配置エラーとなった場合の例
を示す構成図である。
【図18】画像順序入替えを説明する図である。
【図19】医学情報に基づく画像配置の例を示す構成図
である。
【符号の説明】
10 被写体 11 固体撮像素子 12 X線管球 13 キーボード及びマスク部 14 ディスプレイ 16 画像読み取り制御部 18 絞り指示部 19 X線絞り 20 曝射ボタン 22 X線発生装置制御部 26 CPU 28 ROM 32 照射野検知センサ 33 照射野光源 34 反射ミラー 100 画像読み取り装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を被写体に曝射する前に、X線を絞
    る絞り手段に可視光を通すことにより、上記X線の曝射
    範囲を決定するようにしたX線画像読み取り装置におい
    て、 上記絞り手段と被写体との間に、上記可視光の照射範囲
    を検出する検出手段を設けたことを特徴とするX線画像
    読み取り装置。
  2. 【請求項2】 上記被写体を透過したX線画像を読み取
    る読み取り手段と、 上記読み取った画像におけるX線の照射領域を上記検出
    した照射範囲に基づいて算出する算出手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のX線画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 X線を被写体に曝射する前に、X線絞り
    で絞られた可視光を用いて上記X線の曝射範囲を決定す
    るようにしたX線画像読み取り方法において、 上記X線絞りと上記被写体との間で上記可視光の照射範
    囲を検出するようにしたことを特徴とするX線画像読み
    取り方法。
  4. 【請求項4】 上記被写体を透過したX線画像を読み取
    り、上記読み取った画像におけるX線の照射領域を上記
    検出した照射範囲に基づいて算出することを特徴とする
    請求項3記載のX線画像読み取り方法。
  5. 【請求項5】 X線を被写体に曝射する前に、X線絞り
    で絞られた可視光を用いて上記X線の曝射範囲を決定す
    る処理と、 上記X線絞りと上記被写体との間で上記可視光の照射範
    囲を検出する処理とを実行するためのプログラムを記憶
    したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  6. 【請求項6】 上記被写体を透過した画像を読み取る処
    理と、 上記読み取った画像におけるX線の照射領域を上記検出
    した照射範囲に基づいて算出する処理とを実行するため
    のプログラムを記憶したことを特徴とする請求項5記載
    のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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