JP2001167248A - 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体

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JP2001167248A
JP2001167248A JP34615899A JP34615899A JP2001167248A JP 2001167248 A JP2001167248 A JP 2001167248A JP 34615899 A JP34615899 A JP 34615899A JP 34615899 A JP34615899 A JP 34615899A JP 2001167248 A JP2001167248 A JP 2001167248A
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Tsukasa Sako
司 酒向
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像を出力領域に順次配置する際、そ
れらの画像を効率的に観察しやすい状態で配置すること
が可能な画像処理装置を提供する。 【解決手段】 情報付加手段220は、複数の収集画像
に対して所定の情報(医学情報)を付加する。画像並替
手段230は、複数の収集画像を、それぞれに付加され
た所定情報に基づいて並べ替える。例えば、先ず、単一
部位の画像(胸部画像等)を頭部に近い方から順に並
べ、次に、左右器官の画像(左右の手の画像等)を右器
官、左器官の順に並べる。画像配置手段240は、画像
並替手段230での並べ替え順に従って複数の収集画像
を出力領域内へ配置する。この出力領域の情報は、フィ
ルムやディスプレイ上に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の画像を出力
領域内に順次配置するための技術に関し、例えば、X線
等の放射線撮影して得られたディジタル画像を収集し、
それらの画像を出力領域内に配置し、その出力領域の情
報をプリンタや画像蓄積装置等に転送する装置やシステ
ムに用いて好適な、画像処理装置、画像処理システム、
画像処理方法、及びそれを実施するための処理ステップ
をコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば、医用分野でのX線撮影
では、先ず、未露出フイルムをカセッテに挿入し、次
に、そのカセッテの上に被写体をセットする。そして、
X線を被写体に対して曝射するための指示操作を行な
う。この操作により、X線管球からはX線が被写体に対
して曝射され、当該被写体を透過したX線により、カセ
ッテ内のフィルムが露光される。
【0003】このとき、人道上の理由から、被写体に対
するX線の曝射量の低減を図るために、手動的(ユーザ
が操作部から指示する等)に、或いはカセッテサイズに
合わせて自動的に、X線管球に付随するX線絞りの絞り
量が制御可能となっている。このような機能は、「オー
トコリメーション」と呼ばれている。
【0004】また、カセッテ全体で1枚のX線撮影画像
(1枚のフィルム領域内に1つのX線撮影画像)を得る
撮影に対して、1枚のフィルム領域内に複数のX線撮影
画像に配置するための分割撮影と呼ばれる撮影も行なわ
れている。この分割撮影では、例えば、先ず、カセッテ
の半分領域(以下、「A領域」と言う)を鉛で隠して、
カセッテの逆半分領域(鉛で隠していない領域、以下、
「B領域」と言う)での撮影を行い、次に、先に撮影し
たカセッテのB領域を鉛で隠して、先に鉛で隠したカセ
ッテのA領域での撮影を行う。これにより、カセッテ全
体で複数のX線撮影画像(1枚のフィルム領域内に複数
のX線撮影画像)を得ることができる。
【0005】一方、近年では、固体撮像素子等のセンサ
によるX線撮影の技術開発が進められており、これに伴
って、コンピュータを用いたX線画像ディジタル撮影装
置が徐々に使用され始めている。
【0006】X線画像ディジタル撮影装置では、先ず、
被写体を透過したX線をセンサで受光し、当該被写体の
電気的な信号を得る。そして、その電気信号をディジタ
ル化することで、ディジタル的なX線撮影画像信号を得
る。
【0007】このようにして得られたディジタル的なX
線撮影画像信号(X線ディジタル撮影画像信号)は、コ
ンピュータ処理(コンピュータを用いた様々な画像処
理)が施された後、ディスプレイ表示されたり、フィル
ム上に出力される。
【0008】ここで、X線画像ディジタル撮影装置で
は、センサのサイズが固定であることにより、撮影して
得られたX線ディジタル撮影画像信号は、X線の照射野
部分のみに、必要な情報が存在することになる。したが
って、上記照射野部分の画像のみを、あるサイズの出力
域内に配置して納めれば、上述した分割撮影時の画像
(1枚のフィルム領域内に複数のX線撮影画像)と同様
のものを得ることができる。このための処理は、上記コ
ンピュータ処理にて実施可能となっている。また、当該
処理結果を、ディスプレイやプリンタへ転送して、ディ
スプレイ表示やフィルム上への出力も可能である。
【0009】上述のような、複数の画像を一定の出力領
域内に配置する方法としては、特開平7−111590
号等に記載された方法(以下、「方法1」と言う)があ
る。この方法1は、一定領域(出力領域)内に複数の画
像を配置する際、拡大や縮小して、画像の配置を行なう
方法である。
【0010】また、他の方法として、USP56446
1等に記載された方法(以下、「方法2」と言う)があ
る。この方法2は、ディスプレイに対して、行、列での
フレーム分割を行い、その分割フォーマット(マルチフ
ォーマット)内に、それぞれの画像を配置する際、対象
画像において、放射線画像情報が存在するエリアと、放
射線画像情報が全く存在しないエリアとがある場合、放
射線画像情報が存在するエリアを配置する方法である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、撮影対象と
なる被写体としては、左右の部分等のペアからなるもの
がある。例えば,人間の身体を被写体とした場合、目や
耳、手、足、賢臓等は、左右器官で1つの部位をなして
いる。したがって、このようなペアからなる部位を1つ
のフィルム上又はディスプレイ上に出力して、診断等を
行なう場合、観察者(医師等)から見て、右側に右器
官、左側に左器官が出力されることが必要となる。
【0012】しかしながら、必ずしも左、右の順序等、
所定の順序でそれぞれの器官が撮影されるわけではな
く、また、上述したような方法1や方法2等の従来の方
法では、撮影順に画像の配置が行なわれていたので、撮
影順によっては、フィルム上又はディスプレイ上の画像
の出力状態が、観察者にとって左右逆に出力された状態
となる場合があった。これは、画像診断においてが誤診
を招く恐れがあり、非常に問題である。
【0013】また、撮影を行なう技師は、上述のような
画像配置のことも考慮した順序で撮影を行なう必要があ
ったので、非常に面倒であった。
【0014】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、複数の画像を出力領域に順次配
置する際、それらの画像を効率的に観察しやすい状態で
配置することが可能な、画像処理装置、画像処理システ
ム、画像処理方法、及びそれを実施するための処理ステ
ップをコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、複数の収集画像を外部出力する画像処理
装置であって、上記複数の収集画像を所定の情報に基づ
いて並び替える画像並替手段を備えることを特徴とす
る。
【0016】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記複数の収集画像に対して、外部入力された情報に基
づく上記所定の情報を付加する情報付加手段を備え、上
記画像並替手段は、上記情報付加手段により上記複数の
収集画像に対して付加された上記所定の情報に基づい
て、上記複数の収集画像の並び替えを行なうことを特徴
とする。
【0017】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記画像並替手段による上記所定の情報に基づいた並び
替え後の上記複数の収集画像を、出力領域内へ配置する
画像配置手段を備えることを特徴とする。
【0018】第4の発明は、上記第3の発明において、
上記画像配置手段は、上記所定の情報に基づく条件に従
って、上記出力領域内への画像配置を行なうことを特徴
とする。
【0019】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記画像並替手段による並び替え後の上記複数の収集画
像を、少なくともプリンタ及び蓄積装置の何れかへ外部
出力する出力手段を備えることを特徴とする。
【0020】第6の発明は、上記第3の発明において、
上記画像配置手段による画像配置後の上記出力領域の情
報を、少なくともプリンタ及び蓄積装置の何れかへ外部
出力する出力手段を備えることを特徴とする。
【0021】第7の発明は、上記第1の発明において、
上記所定の情報は、対象収集画像上の被写体の部位に関
する情報を含むことを特徴とする。
【0022】第8の発明は、上記第1の発明において、
上記所定の情報は、医学情報を含むことを特徴とする。
【0023】第9の発明は、上記第1の発明において、
上記収集画像は、被写体における一対からなる部位又は
単一の部位の画像を含み、上記所定の情報は、対象収集
画像が一対からなる部位の画像であるか単一の部位の画
像であるかを識別するための情報、対象収集画像が一対
からなる部位の画像である場合には当該一対からなる部
位のうち何れの部位の画像であるかを識別するための情
報の少なくとも何れかの情報を含むことを特徴とする。
【0024】第10の発明は、上記第1の発明におい
て、上記画像は、放射線撮影により得られた画像を含む
ことを特徴とする。
【0025】第11の発明は、複数の機器がネットワー
クを介して接続されてなる画像処理システムであって、
上記複数の機器は、請求項1〜10の何れかに記載の画
像処理装置を含むことを特徴とする。
【0026】第12の発明は、複数の画像を収集し、そ
れらの収集画像を外部出力するための画像処理方法であ
って、上記複数の画像の収集順序を、所定の情報に基づ
き並び替える画像並替ステップを含むことを特徴とす
る。
【0027】第13の発明は、上記第12の発明におい
て、上記画像並替ステップによる並び替え後の上記複数
の画像を、プリンタ及び蓄積装置の少なくとも何れかに
対して出力する出力ステップを含むことを特徴とする。
【0028】第14の発明は、上記第12の発明におい
て、上記画像並替ステップによる並び替え後の上記複数
の画像を、その並べ替え順に従って出力領域上へ配置す
る画像配置ステップを含むことを特徴とする。
【0029】第15の発明は、上記第12の発明におい
て、上記画像配置ステップによる画像配置後の上記出力
領域の画像を、プリンタ及び蓄積装置の少なくとも何れ
かに対して出力する出力ステップを含むことを特徴とす
る。
【0030】第16の発明は、上記第12の発明におい
て、上記複数の画像のそれぞれを収集する際、それらの
画像に対して上記所定の情報として医学情報を付加する
情報付加ステップを含み、上記画像並替ステップは、上
記情報付加ステップにより付加された上記医学情報に基
づいて、画像の並べ替えを行なうステップを含むことを
特徴とする。
【0031】第17の発明は、上記第16の発明におい
て、上記医学情報は、対象画像上の被写体の部位の名
称、当該部位が左右器官の何れの器官の部位であるかを
識別するための情報、及び当該部位が単一部位であるか
を識別するための情報の少なくとも何れかの情報を含
み、上記画像並替ステップは、上記医学情報により、上
記複数の画像に左右器官の部位の画像と単一部位の画像
が混在場合、先ず、単一部位の画像を頭部に近い方から
順に並べ、次に、左右器官の画像を右器官、左器官の順
に並べるステップを含むことを特徴とする。
【0032】第18の発明は、上記第17の発明におい
て、上記画像並替ステップによる並び替え後の上記複数
の画像を、その並べ替え順に従って出力領域上へ配置す
る際、左右器官の部位の画像については、同一出力領域
内において対応する側に配置する画像配置ステップを含
むことを特徴とする。
【0033】第19の発明は、上記第17の発明におい
て、上記画像並替ステップによる並び替え後の上記複数
の画像を、その並べ替え順に従って出力領域上へ配置す
る際、所定の器官の画像については、同一出力領域内に
配置する画像配置ステップを含むことを特徴とする。
【0034】第20の発明は、請求項1〜10の何れか
に記載の画像処理装置の機能、又は請求項11記載の画
像処理システムの機能を実施するための処理プログラム
を、コンピュータが読み出し可能に格納した記憶媒体で
あることを特徴とする。
【0035】第21の発明は、請求項12〜19の何れ
かに記載の画像処理方法の処理ステップを、コンピュー
タが読み出し可能に格納した記憶媒体であることを特徴
とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0037】本発明は、例えば、図1に示すようなX線
画像撮影装置100に適用される。このX線画像撮影装
置100は、X線を発生するX線管球101と、X線管
球101のX線絞り102と、X線管球101からのX
線が入射する個体撮像素子107と、X線管球101と
個体撮像素子107の間に設けられたグリッド104及
びシンチレータ105と、個体撮像素子107の出力を
ディジタル化してX撮影画像信号として出力するA/D
変換器108と、A/D変換器108からのX撮影画像
信号に対して所定の処理を行って画面表示出力等を行う
画像読取部109と、X線管球101でのX線の発生を
制御するX線発生制御部126と、X線管球101と個
体撮像素子107の間の距離を計測する距離計測部13
1と、X線絞り102の絞り量を調節するための絞り指
示部132と、固体撮像素子107での照射野領域を検
知する照射野検知センサ141とを備えている。
【0038】画像読取部109は、個体撮像素子107
やX線発生制御部126等を制御する画像読取制御部1
10と、種々のデータ等が記憶され作業用としても用い
られるRAM111と、本装置で実行される種々の処理
プログラム等が格納されるROM112と、外部ネット
ワーク(ここでは「LAN」とする)とのインターフェ
ース部であるLAN/IF113と、外部可搬媒体記録
装置とのインターフェース部であるDISK/IF11
4と、ハードディスク等の不揮発性記憶部116と、ユ
ーザインターフェース(IF)部117と、ROM11
2の処理プログラムを実行する等して装置全体の動作制
御を司るCPU118とが、バス119を介して互いに
データ授受する構成としている。
【0039】画像読取部109には、曝射ボタン125
が設けられており、この曝射ボタン125の出力は、画
像読取制御部110が曝射許可スイッチ124を切り替
え制御することでX線発生制御部126に供給されるよ
うになされている。
【0040】ユーザIF部117には、CRT等のディ
スプレイ120と、キーボード及びマウス等の操作部1
21とが接続されている。
【0041】[X線画像撮影装置100の一連の動作に
ついて]
【0042】先ず、操作者は、撮影対象の被写体103
を固体撮像素子107とX線管球101の間に配置す
る。
【0043】次に、操作者は、撮影する為の準備をユー
ザインターフェース117を用いて行う。例えば、被写
体103の撮影する部位を選択する。
【0044】操作者による上記の準備が終了すると、画
像読取制御部110は、固体撮像素子駆動制御信号を用
いて固体撮像素子107に電圧を加えることで、固体撮
像素子107に対して被写体103の画像入力がいつ有
っても良い状態(X線管球102からのX線を画像化で
きる状態)となるように準備する。
【0045】次に、操作者は、X線管球101を固体撮
像素子107に対して適切な位置に移動する。このとき
のX線管球101と固体撮像素子107の間の距離は、
距離計測部131により計測され、距離信号として、画
像読取制御部110へと供給される。
【0046】次に、操作者は、被写体103の撮影する
部位が撮影領域内に入るように、絞り指示部132によ
り、X線絞り102の絞り量を調節する。この操作によ
り、画像読取制御部110は、操作者からの絞り量の調
節指示(絞り指示部132からの絞り信号1)に基づい
た絞り信号2を、X線発生制御部126に供給する。X
線発生制御部126は、画像読取制御部110からの絞
り信号2に基づいた絞り信号3をX線絞り102に供給
する。これにより、X線絞り102が開閉する。
【0047】X線絞り102は、矩形であり、上下方
向、左右方向の両者の開閉量を、絞り信号3によって調
整可能である。また、X線絞り102によって被写体1
03の目的とする部位が適切に照射されているか否か
は、後述する照射野光源により確認可能となっている。
【0048】次に、操作者は、曝射ボタン125を操作
する。この曝射ボタン125は、X線管球101でX線
を発生させるトリガとなるものであり、操作者から操作
(ボタン押下)されることで曝射信号1を発生する。
【0049】曝射ボタン125から発生した曝射信号1
は、画像読取制御部110へ一旦供給される。これを受
けた画像読取制御部110は、固体撮像素子107がX
線管球101からのX線を受けると画像化できる状態と
なっているか否かを、個体撮像素子107から発生する
駆動通知信号の状態で確認した後、曝射許可信号を曝射
許可スイッチ124に対して発生する。この曝射許可信
号は、曝射許可スイッチ124をオンにして、曝射ボタ
ン125から発生された曝射信号1を、X線発生制御部
126に対する曝射信号2に導通させる。尚、曝射信号
は、曝射ボタン125のセカンドスイッチと呼ばれるス
イッチを用いることとする。
【0050】X線発生制御部126は、上述のようにし
て発生された曝射信号2に従って、X線管球101のX
線発生の準備が整い次第、曝射信号3をX線管球101
に対して発生する。これにより、X線管球101からX
線が発生する。このX線は、被写体103、グリッド1
04、及びシンチレータ105を順次透過して、被写体
103の透過光像として固体撮像素子107に結像され
る。そして、個体撮像素子107での光電変換により、
画像信号(X線撮影画像信号)として出力される。この
X線撮影画像信号は、A/D変換器108にてディジタ
ル化されて画像読取部109へと供給される。
【0051】一方、照射野検知センサ141は、X線絞
り102と被写体103の間に設けられており、X線管
球101からのX線がX線絞り102を介して透過し、
且つ可視光に対して感度を有する平面センサからなる。
したがって、X線管球101からX線が発生すると、そ
のX線がX線絞り102を介して照射野検知センサ14
1を透過する。このときの透過光に基づいた照射野信号
は、画像読取部109へと供給される。
【0052】画像読取部109は、A/D変換器108
からのX線撮影画像信号を一旦RAM111上に展開
し、照射野検知センサ141からの照射野信号等に基づ
いて、画像読取制御部110による後述する様々な処理
を行い、その処理後のX線撮影画像信号を、ディスプレ
イ120にて画面表示したり、プリンタ(図示せず)に
よりフィルム上に出力する。
【0053】[画像読取制御部110内の処理構成の概
要]画像読取制御部110は、特に、図2に示すような
構成を備えている。すなわち、画像読取制御部110
は、様々なサイズの複数のX線撮影画像を、それぞれが
一定サイズの複数の出力領域内に左上から右下へと順次
配置していく際、このときの配置対象のX線撮影画像を
任意の条件に基づき並べ替える機能を有し、上記図2に
示すように、A/D変換器108(上記図1参照)から
の様々なサイズのX線撮影画像を収集する画像収集部2
10と、画像収集部210にて収集された複数のX線撮
影画像に対して画像処理等を施す画像処理部220と、
画像処理部220での処理後の複数のX線撮影画像を任
意の条件に基づき並べ替える画像並替部230と、画像
並替部230での並替処理後の複数のX線撮影画像を複
数の出力領域内に順次配置する画像配置処理部240と
を備えている。
【0054】画像配置処理部240は、複数のX線撮影
画像を複数の出力領域内に配置する配置計算を行う配置
計算部241と、配置計算部241での画像配置の効率
を示す効率指標を算出する指標計算部242と、配置計
算部241での配置計算結果に基づいた画像配置で複数
のX線撮影画像を複数の出力領域内に配置する画像配置
部243とを備えている。
【0055】画像配置処理部240において、配置計算
部241及び効率指標計算部242での各処理は、様々
な画像配置パタンで実行される。したがって、各画像配
置パタン毎の効率指標が得られることになる。配置計算
部241は、各画像配置パタン毎の効率指標により、最
も画像配置の効率の良い画像配置パタンを決定し、画像
配置部243は、その決定画像配置パタンで複数のX線
撮影画像を複数の出力領域内に配置する。
【0056】画像配置部243によって画像配置が行な
われた出力領域は、CPU118の制御によって、LA
N/IF113を介して外部のプリンタにネットワーク
転送されたり、DISK/IF114を介して外部可搬
媒体記録装置へ記録されたり、不揮発性記憶部116に
蓄積されたり、或いはユーザIF部117を介してディ
スプレイ120上へ表示されたりする。
【0057】図3は、画像読取制御部110で実行され
る処理をフローチャートで示したものである。例えば、
上記図3のフローチャートに従った処理プログラムは、
ROM112に予め格納されている。この処理プログラ
ムがCPU118によって読み出され実行されること
で、画像読取制御部110は次のように動作する。
【0058】先ず、画像収集部210は、A/D変換器
108からのX線撮影画像を収集する(ステップS30
1)。
【0059】次に、画像処理部220は、画像収集部2
10にて収集されたX線撮影画像に対して、画像の並べ
替えを行なう際に参照される並替情報を付加する(ステ
ップS302)。この並替情報は、操作部121(キー
ボード等)から入力される情報である。ここでは、並替
情報としては、その一例として医学情報を用い、この医
学情報は、X線撮影画像での被写体の部位の名称(器官
の名称)や、その部位が左右器官であるか単一器官であ
るか、また、左右器官のうちどちらの器官であるか等を
識別するための情報を含む。したがって、例えば、X線
撮影画像での被写体の部位が左右器官である場合には、
その部位が左側の器官であるか、右側の器官であるかを
示す医学情報が、X線撮影画像に対して明示的に付加さ
れる。また、X線撮影画像に対して医学情報が付加され
ていない場合には、そのX線撮影画像での被写体の部位
は単一器官であるということになる。
【0060】次に、画像処理部220は、ステップS3
02での医学情報の付加処理後のX線撮影画像に対し
て、照射野検知センサ141からの照射野信号に基づく
照射野認識処理(ステップS303)、及びその認識結
果に基づく画像のトリミングを行なう(ステップS30
4)。
【0061】次に、画像処理部220は、ステップS3
04での処理後のX線撮影画像に対して、階調変換処理
や周波数強調処理等の画像処理を施す(ステップS30
5)。
【0062】次に、画像並替部230は、画像収集部2
10にて収集され、画像処理部220で処理された全て
のX線撮影画像を、それぞれのX線撮影画像に付加され
た医学情報に基づいて並び替える(ステップS30
6)。具体的には例えば、次のような規則に従って、図
4に示すようなX線撮影画像の並び替えを行なう。 ・単一器官のX線撮影画像を先頭に並べる。 ・左右器官のX線撮影画像を、単一器官のX線撮影画像
を並べた後に並べる。 ・左右器官のX線撮影画像は、同一器官をペアにして、
右、左の順で並べる。 ・より頭部に近い器官のX線撮影画像を、先頭側に並べ
る。
【0063】次に、未だ収集する画像があるか否かを判
別し(ステップS307)、この判別の結果、未だ収集
する画像があればステップS301へ戻り、以降のステ
ップ処理を繰り返し実行する。一方、収集する画像がな
い場合には、次のステップS308へと進む。
【0064】ステップS307での判別の結果、次の画
像を収集する予定がない場合、画像配置処理部240
は、画像並替部230での画像並替後の複数のX線撮影
画像を、複数の出力領域(ここでは、複数のフィルム領
域に対応した一定サイズの領域)へ配置してフィルム用
のプリンタ(図示せず)へと転送する(ステップS30
8)。
【0065】[画像読取制御部110での照射野認識]
ここでは、上記図3に示したステップS303の照射野
認識処理について具体的に説明する。画像処理部220
は、X線撮影画像の照射野領域を、次のようにして認識
する。
【0066】まず、図5に示すように、照射野検知セン
サ141は、固体撮像素子107と平行に配置されてい
る。また、照射野検知センサ141のX線管球101側
には、照射野光源142が配置されている。
【0067】照射野光源142には、X線管球101が
焦点位置に存在するために、照射野光源142が焦点位
置となるように反射ミラー143が取り付けられてい
る。この反射ミラー143は、光を反射するがX線は透
過する構成となっている。
【0068】照射野検知センサ141の照射領域と、固
体撮像素子171の照射領域との間には、その領域の矩
形サイズが比例する関係にある。
【0069】そこで、先ず、画像処理部220は、距離
計測部131からの距離信号、絞り指示部132からの
絞り信号1、及び照射野検知センサ141からの照射野
信号により、固体撮像素子107での照射領域の幅、高
さを、次のようにして算出する。
【0070】図6に示すように、照射野検知センサ14
1からの照射野信号により、照射野検知センサ141で
の照射野領域は、照射幅Swで示され、照射野検知セン
サ141とX線管球101の間の距離は、距離Iで示さ
れる。また、距離計測部131からの距離信号により、
固体撮像素子107とX線管球101の間の距離(距離
信号)は、距離dで示される。
【0071】したがって、固体撮像素子107での照射
領域の幅(照射幅)Awは、上述した比例の関係によ
り、 Aw=d/I*Sw ・・・(1) なる式(1)により求められる。
【0072】また、固体撮像素子107により得られた
画像(具体的には、当該画像信号をディジタル化したX
線撮影画像信号)の照射領域の横幅Iwは、当該照射領
域のピクセルを単位として、固体撮像素子107の素子
ピッチサイズを”p”とすると、 Iw=Aw/p/d ・・・(2) なる式(2)で表される。
【0073】固体撮像素子107での照射領域の高さ
(照射高さ)Ihについても、上述の横幅Iwと同様に
して求められる。
【0074】尚、本実施の形態では、固体撮像素子10
7とX線管球101の間の距離dを、距離計測部131
により自動的に計測する構成としているが、これに限ら
れることはなく、例えば、操作者が被写体103の撮影
部位を選択した時に、その部位に応じたデフォルトの値
を用いるようにしてもよい。これは、通常のX線撮影で
は、固体撮像素子107とX線管球101の間の距離d
の値として、撮影部位に応じた固定値が用いられるため
である。
【0075】次に、画像処理部220は、画像収集部2
10からのX線撮影画像において、照射野領域の左右の
端部を、次のようにして抽出する。
【0076】例えば、特願平10−243020号等に
記載されているような方法により、X線撮影画像301
について、例えば、図7に示すような縦方向の濃度プロ
ファイルを作成し、その濃度プロファイルを一次元モル
フォロジフィルタで平滑化する。そして、次の式(3)
〜(5)に従って、その平滑化画像(一次元画像濃度値
S(x))についての2次差分値SS(x)を求め、照
射領域の左端及び右端を求める。 SS(x)=S(x−c)一2*S(x)+S(x+c) ・・・(3) 左端=min{SS(x)|0≦x≦Length/2} ・・・(4) 右端=min{SS(x)|Length/2≦x≦Length} ・・・(5)
【0077】ここで、例えば、図8に示すような2次差
分値SS(x)が求められた場合(照射端の算出で失敗
した場合)、上記式(4)及び(5)を用いる代わり
に、先ず、 端点=min{SS(x)|0≦x≦Length} ・・・(6) なる式(6)によって、照射領域の端点を求める。
【0078】そして、さらに、式(6)により求めた端
点について、更に、端点 の左側が濃度が低く、右側が
濃度が高い場合においては、当該端点を照射領域の左端
点とし、逆に、端点の左側が濃度が高く、右側が濃度が
低い場合においては、当該端点を照射領域の右端点とす
る。
【0079】具体的には、上記図8に示すように、2次
差分値SS(x)の点A〜Eのうち、式(6)によって
最小値の点Bが端点として求められ、この端点Bでは、
左側が濃度が低く、右側が濃度が高いため、端点Bは照
射領域の左端点とされる。すなわち、端点の座標aを持
って、一次元画像濃度値S(x)の値が、 S(a−c)≦S(a+c) ・・・(7) なる式(7)を満たす関係であれば、右側の濃度が高い
ため、当該端点は左端点と判定され、 S(a−c)>S(a+c) ・・・(8) なる式(8)を満たす関係であれば、左側の濃度が高い
ため、当該端点は右端点と判定される。
【0080】上述のようにして、照射領域の左右端点の
何れかの端点が求まると(ここでは、左端点Bが得られ
たものとする)、図9に示すように、上記式(2)によ
り得られた照射領域の横幅Iwにより、当該照射領域の
矩形幅が分かるため、左端点Bを基準として、右側にI
wピクセル分進んだ点を右端点として求める。このと
き、Iwピクセル分進んだ先の点が、センサエリアをは
み出した場合においては、そのはみ出し分は無視する。
尚、式(6)〜(8)により、右端点が得られた場合、
左側にIwピクセル分進んだ点を左端点として求めれば
よい。
【0081】照射領域の上下方向の端点についても、上
述の左右端点と同様にして求められる。
【0082】[画像読取制御部110での画像配置]こ
こでは、上記図3に示したステップS308の画像配置
計算及びプリント処理について具体的に説明する。画像
配置処理部240は、例えば、図10及び図11に示す
フローチャートに従って、画像処理部230での並べ替
え後のX線撮影画像に対して、次のような画像配置計算
及びプリント処理を実行する。尚、図10は、画像配置
計算及びプリント処理のメイン処理のフローチャートで
あり、図11は、上記メイン処理の中のステップS50
5の処理をより具体的に示したフローチャートである。
【0083】上記図10に示すように、先ず、配置計算
部241は、画像並替部230からの複数のX線撮影画
像(医学情報に基づき並べ替えが行なわれた状態の複数
の画像)が、一連のページ構成パターン等を持って、そ
れぞれが一定サイズの複数のフィルム上に配置されて出
力されるようにするために、配置対象となるX線撮影画
像を格納するための配置オブジェクトとして生成する。
また、配置計算部241は、配置対象となるX線撮影画
像をカウントするための変数Kを”0”に設定する(ス
テップS501)。
【0084】次に、配置計算部241は、画像並替部1
30からの複数のX線撮影画像において、変数Kにより
示されるX線撮影画像(K番目の画像)を、配置オブジ
ェクトに対して追加する(ステップS502)。
【0085】そして、配置計算部241は、画像並替部
130からの複数のX線撮影画像が全て配置オブジェク
トに対して追加されたか否かを、変数Kの現在の値と、
画像並替部130からのX線撮影画像の総枚数との比較
等により判別する(ステップS503)。
【0086】ステップS503の判別の結果、全てのX
線撮影画像が配置オブジェクトに対して追加されていな
い場合、配置計算部241は、変数Kを”1”カウント
アップして(ステップS504)、ステップS502へ
戻り、それ以降の処理ステップを繰り返し実行する。ま
た、ステップS503の判別の結果、全てのX線撮影画
像が配置オブジェクトに対して追加された場合、配置計
算部241は、次のステップS505からの処理を実行
する。
【0087】上述のステップS501〜S504の実行
により、配置オブジェクトには、画像並替部130から
の複数のX線撮影画像が格納される。したがって、配置
オブジェクト内の複数のX線撮影画像を、出力先の複数
のフィルムに対応した複数の出力領域内へ配置すること
になる。このとき、複数のX線撮影画像を、配置オブジ
ェクトへの追加順で、対象出力領域内の左上から右下に
かけて順次配置する。
【0088】このため、先ず、配置計算部241は、ス
テップS505の処理として、配置オブジェクトに格納
されているX線撮影画像を、指定された出力領域(以
下、「ぺ一ジ」とも言う)へ配置するための配置計算を
行なう。この配置計算処理は、詳細は後述するが、複数
のぺ一ジにわたり、その配置方法が最適になるような画
像配置を得るための処理である。配置方法が最適である
か否かの判別は、指標計算部242により得られる、各
ページの非画像領域の最小二乗法を評価指数として用い
た判別により行なわれる。そして、配置計算部241
は、上記の判別の結果得られる最適な画像配置での必要
ページ数を変数Nに設定すると共に、ページカウントの
ための変数Iを”0”に設定する。
【0089】次に、画像配置部243は、予め定められ
ているぺ一ジの領域(出力先のフィルムに対応した複数
の出力領域)において、変数Iにより示されるページの
領域(Iページ目の領域)を確保する(ステップS50
6)。
【0090】次に、画像配置部243は、配置計算部2
41にて得られた配置結果(ステップS505での配置
結果)に基づいて、ステップS506にて確保したIペ
ージ領域上に、配置オブジェクト内の複数のX線撮影画
像を順次配置する(ステップS507)。
【0091】次に、画像配置部243は、X線撮影画像
を順次配置したIぺ一ジ領域を、プリンタ(図示せず)
に転送することでプリント出力する(ステップS50
8)。尚、ここでは、X線撮影画像を配置したぺ一ジを
プリント出力するが、これに限られることはなく、例え
ば、画像蓄積装置へ画像蓄積するようにしてもよい。
【0092】次に、画像配置部243は、配置計算部2
41により設定された変数Nに示されるページ数全てに
対する画像配置を終了したか否かを、変数Nの値と、変
数Iの現在の値とを比較する等して判別する(ステップ
S509)。
【0093】ステップS509の判別の結果、全てのペ
ージへの画像配置が終了していない場合、画像配置部2
43は、変数Iを”1”カウントアップする(ステップ
S511)。その後、ステップS506へ戻り、それ以
降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0094】一方、ステップS509の判別の結果、全
てのページへの画像配置が終了した場合、画像配置部2
43は、配置オブジェクトの内容で利用されているリソ
ースを開放する(ステップS510)。
【0095】上述したステップS505での画像配置計
算処理は、図11のフローチャートに示される。
【0096】先ず、配置計算部241は、変数Cを変数
の許す極大値にセットする(ステップS601)。この
変数Cは、後述するステップS608にて用いられる。
【0097】次に、配置計算部241は、配置対象の複
数のX線撮影画像(配置オブジェクト内の画像)のう
ち、対象ページに対して配置を行なっていないX線撮影
画像を、順次対象ぺ一ジ内へ配置するための配置計算を
行なう。そして、上記配置計算の結果に基づいて、配置
計算部241は、対象ページに配置するX線撮影画像の
枚数を、変数nに設定する。この時の設定条件として、
対象ぺ一ジが縦置きである場合の画像配置での配置可能
な画像枚数と、対象ページが横置きである場合の画像配
置での配置可能な画像枚数のうち、配置可能な画像枚数
が多い方の数を変数nに設定する。また、配置計算部2
41は、全ての配置対象のX線撮影画像を最大限に配置
して、縦置き若しくは横置きで1ページ内に収まってし
まう場合、この処理が最終ページ処理であることを示す
ものとして、最終ページであることを示すフラグLを設
定する(ステップS602)。
【0098】次に、配置計算部241は、配置対象の複
数のX線撮影画像(配置オブジェクト内の画像)を対象
ページ上に1画像も配置できない状態であるか否かを判
別する。すなわち、対象ぺ一ジを縦置き、横置きの何れ
の方向でもX線撮影画像を配置できない状態であるか否
かを判別する(ステップS690)。
【0099】ステップS690での判別の結果、X線撮
影画像を配置できない状態である場合、画像配置エラー
(配置不可能終了)となる(ステップS691)。
【0100】ステップS690での判別の結果、X線撮
影画像を配置できない状態でない場合、配置計算部24
1は、対象ページの置き方(縦置きであるか横置きであ
るか)を示す変数ORIに対して、「縦置き」を設定す
る(ステップS603)。これは、フィルム上への対象
ページの出力時(プリント時)に、当該フィルムを縦置
き又は横置きとして、それぞれの画像を配置して出力す
るためである。
【0101】次に、配置計算部241は、上述したステ
ップ602と同様にして、変数ORIにより示される対
象ページの置き方で、配置対象の複数のX線撮影画像
(配置オブジェクト内の画像)のうち未だ対象ページ上
への配置を行っていないX線撮影画像のはじめから変数
nにより示される画像までの画像配置を行なうための配
置計算を行なう(ステップS604)。
【0102】次に、配置計算部241は、変数ORI及
び変数nの環境下で、X線撮影画像の配置が可能である
か否かを判別する(ステップS605)。初めて本ステ
ップ処理を実行する場合には、ステップ602での初期
計算により、配置可能であると判別される。本ステップ
の判別の結果、配置可能であればステップS606へと
進み、不可能であればステップS615へと進む。
【0103】ステップS605の判別の結果、配置可能
である場合、指標計算部242は、配置計算部241で
の計算結果である対象ページ(現在処理しているぺ一
ジ)の画像配置に対して、画像がより均等に配置されて
いることを示す非画像領域の指標を算出する。例えば、
例えば、非画像領域の面積の二乗和(非画像領域指数
和)を算出する(ステップS606)。この指標計算に
より得られる非画像領域指数を”A”とする。
【0104】次のステップS607の処理は、本フロー
チャートを再帰的に呼び出して実行することで実施され
る。すなわち、未配置画像があるか否かで処理が分かれ
る。まず、未配置画像がない場合は、ステップS607
では再帰的に呼び出しは発生しない。この場合、 最小非画像領域指標和B=0 と設定して、ステップS608へ進む。一方、未配置画
像がある場合、ステップS607で再帰的に呼び出しが
発生しない。この再帰的な呼び出しを行なうと、ここま
でのステップ処理により配置されたX線撮影画像以外の
未配置画像がある場合、配置計算部241は、その未配
置画像を全ての配置パタンで複数ページにわたって配置
する。指標計算部242は、配置計算部241による各
配置パタンでの各ページの非画像領域指標Aを求め、各
ページの非画像領域指標Aの加算合計値が最小となるよ
うな配置パタンを、最も画像配置の効率が良い配置パタ
ンとして決定する。このときの加算合計値を最小非画像
領域指標和Bとする。そして、この場合、最終的にステ
ップS607に処理が戻る直前処理がステップS617
となる。ステップS617では、詳細は後述するが、こ
のときにC値(変数C)を最小非画像領域指標和として
ステップS607へ処理を戻す。このため、ステップS
607では、 最小非画像領域指標和B=再帰的に呼び出しされた最後
のステップS617におけるC値 と設定する。
【0105】次に、配置計算部241は、非画像領域指
数Aと最小非画像領域指数和Bの加算を行い、その加算
結果と、変数C(ステップS601参照)とを比較する
(ステップS608)。この比較の結果、「A+B<
C」である場合にはステップS609へと進み、そうで
ない場合にはステップS611へと進む。
【0106】ステップS608での比較の結果、「A+
B<C」である場合、配置計算部241は、内部メモリ
等へ対象ページでの画像配置情報を保存する。この画像
配置情報(イメージ配置情報)には、現在の変数OR
I、変数n、及びこの環境下での画像の配置位置情報が
含まれる。また、配置計算部241は、非画像領域指数
A及び最小非画像領域指数和Bの各値をも、上記メモリ
等へ保存する(ステップS609)。
【0107】そして、配置計算部241は、非画像領域
指数A及び最小非画像領域指数和Bの加算結果を、変数
Cへ設定する(ステップS610)。本ステップ処理
後、次のステップS611へと進む。
【0108】ステップS608での比較の結果が「A+
B<C」でない場合、又はステップS608での比較の
結果が「A+B<C」であることによりステップS60
9,S610を経由した場合、配置計算部241は、変
数ORIが「縦置き」に設定されているか否かを判別す
る(ステップS611)。これは、現在の変数ORIに
より示される置き方とは異なる置き方での配置計算を実
行するためである。
【0109】ステップS611の判別の結果、変数OR
Iが「縦置き」に設定されている場合、配置計算部24
1は、変数ORIを「横置き」に設定し(ステップS6
12)、ステップS604へ戻り、以降の処理ステップ
を繰り返し実行する。これにより、今度は前回の「縦置
き」とは異なる「横置き」の環境下での対象ページへの
配置計算が行なわれることになる。
【0110】ステップS611の判別の結果、変数OR
Iが「縦置き」に設定されていない場合、すなわち「縦
置き」、「横置き」の両方の環境下での対象ページへの
配置計算が終了した場合、配置計算部241は、対象ペ
ージがフラグLにより示されるページであるか、すなわ
ち対象ページが最後のぺ一ジであるか否かを判別する
(ステップS692)。
【0111】ステップS692の判別の結果、対象ペー
ジが最後のページである場合、次のステップS613へ
は進まずにステップS617へと進む。これは、ステッ
プs613では変数nを減らす(1ページに配置可能な
画像枚数を減らす)処理を実行するが、この処理を実行
することは、ぺ一ジ数を増やすことに繋がり、効率が悪
いためである。
【0112】ステップS692の判別の結果、対象ペー
ジが最後のページでない場合、配置計算部241は、変
数nを減らす(対象ページに配置可能な画像枚数を減ら
す)。これは、画像を次のぺ一ジへ配置したほうが効率
の面から良い場合があるためである。すなわち、本ステ
ップ処理が実行される条件としては、対象フィルムを縦
置き及び横置きのそれぞれ置き方として画像配置を行な
った後であり、今度は画像を減らしての配置計算を実行
するしかなく、対象ぺ一ジに最大に画像配置せずに、画
像を減らして、次の画像を次ページに配置したほうが配
置効率が良い場合があるためである。そして、配置計算
部241は、変数ORIに再度「縦置き」を設定する
(ステップS613)。
【0113】配置計算部241は、変数nが”0”であ
るか否かを判別する(ステップS614)。この判別の
結果、変数nが”0”である場合、すなわち対象ぺ一ジ
への画像配置が終了した場合、ステップS617へと進
む。また、そうでない場合には、ステップS604へと
戻り、以降の処理ステップを繰り返し実行する。
【0114】上述したステップ605の判別の結果、現
在の変数ORI及び変数nの環境下で、X線撮影画像の
配置が可能でない場合、配置計算部241は、変数OR
Iが「縦置き」に設定されており、変数nが”1”(配
置可能な画像枚数が1枚)に設定されているか否かを判
別する(ステップS615)。
【0115】ステップS615の判別の結果、変数OR
I=「縦置き」、変数n=”1”である場合、上述した
ステップS611へと進む。これは、対象ページを縦置
きで1枚のX線撮影画像を配置できないとしても、上述
したステップS690により、対象ページを横置きにす
ることで、1枚のX線撮影画像を配置できることが認識
されているためである。
【0116】ステップS615の判別の結果、変数OR
I=「縦置き」、変数n=”1”でない場合、すなわち
変数ORIが「横向き」に設定されており、対象ページ
が縦置きでは適切に配置できたn個の複数画像が、対象
ページが横向きでは適切に配置できなかった場合、配置
計算部241は、対象ページがフラグLにより示される
ページであるか、すなわち対象ページが最後のぺ一ジで
あるか否かを判別する(ステップS616)。
【0117】ステップS616の判別の結果、対象ペー
ジが最後のぺ一ジでない場合、上述したステップS69
2へと進む。
【0118】ステップS616の判別の結果、対象ペー
ジが最後のぺ一ジである場合、次のステップS617へ
と進む。
【0119】ステップS617は、ステップS692に
おいて対象ページが最後のページであると判別された場
合、ステップS614において変数nが”0”であると
判別された場合、ステップS616において対象ページ
が最後のページであると判別された場合に実行される処
理ステップであり、変数Cを呼び出し関数へ返す。これ
は、ステップ607にて呼び出されたときの最小非画像
領域指数和Bの値となる。すなわち、対象ページが最後
のページであり、画像配置が行なえる場合、変数n(配
置可能な画像枚数)を減らしてぺ一ジを増やすことが、
フィルム等の出力資源を無駄に消費することに繋がり、
効率的ではなく、配置計算をこれ以上行う必要がないた
め、この場合には、ステップS617及びそれに続くス
テップS618を実行する。これとは逆に、変数Lが最
後のぺ一ジを示していない場合には、変数nを減らし
て、画像を次のぺ一ジベ配置したほうが高率の面から良
いため、ステップ613からの処理を実行する。
【0120】図12〜図19は、上述のような画像配置
計算処理を実行することで、具体的にどのようにして複
数のX線撮影画像が複数のページ上へ配置されるかを示
したものである。
【0121】図12は、対象ぺ一ジ内に複数のX線撮影
画像を配置をする方法として、行バンドでの画像配置方
法を示したものである。この画像配置方法では、複数の
X線撮影画像を、バンド1の左から右へ、その次のバン
ド2の左から右へ、その次のバンド3の左から右へ、と
いう下に向かってバンドを配置していく方法である。
【0122】画像配置の際、あるバンド内で画像が配置
されない場合は、その配置されない最後の画像を取り除
いて、残った画像で当該バンド内への配置を行なうが、
それぞれの画像がより均等に配置されるようにする。例
えば、上記図12では、バンド1において、4枚目の画
像はバンド1に配置できない。このため、4枚目の画像
を除く1枚目〜3枚目の各画像を、バンド1内で均等に
配置する。また、各バンドについても、対象ページ内に
均等に配置する。
【0123】図13は、対象ぺ一ジ内に複数のX線撮影
画像を配置をする方法として、列バンドでの画像配置方
法を示したものである。この画像配置方法では、複数の
X線撮影画像を、バンド1の上から下へ、その次のバン
ド2の上から下へ、その次のバンド3の上から下へ、と
いう右に向かってバンドを配置していく方法であり、上
述した行バンドでの画像配置方法と同様に、あるバンド
内で画像が配置されない場合は、その配置されない最後
の画像を取り除いて、残った画像を当該バンド内への均
等に配置を行なうと共に、各バンドについても、対象ペ
ージ内に均等に配置する。
【0124】本実施の形態では、上記図12に示したよ
うな行バンドでの画像配置、及び上記図13に示したよ
うな列バンドでの画像配置の何れでも、上述のような画
像配置計算処理が適用可能である。
【0125】図14は、配置対象となる複数のX線撮影
画像の一例として、4枚の画像Img1〜4を示したも
のである。これらの画像Img1〜4は、ステップS5
01〜S504の実行により、配列オブジェクトに格納
される。
【0126】図15(a)及び(b)は、ステップS6
02の実行により得られる、対象ページに対する画像の
最大限配置を示したものである。上記図15(a)に示
すように、対象ぺ一ジが縦置きでは3枚の画像Img1
〜3を配置できるが、上記図15(b)に示すように、
対象ページが横置きでは2枚の画像Img1〜2のみし
か配置できない。したがって、この場合、最大画像数を
示す変数nには、上記図15(a)に示した対象ぺ一ジ
が縦置きでの画像配置可能枚数の”3”が設定されるこ
とになる。また、最後のページを示すフラグLには、上
記図15(a)に示した対象ぺ一ジを1ページ目とし、
残りの画像Img4を次ページに配置するものとして、
それらの合計ページ数の”2”が設定されることにな
る。
【0127】図16は、ステップS604〜S692の
実行により得られる、1ページ目の置き方が縦置き(変
数ORI=「縦置き」)であり、変数nが”3”に設定
された場合の、残りの画像Img4の2ページ目の配置
パターンの全てを示したものである。上記図16に示す
ように、この場合には、2ぺ一ジ目の置き方を縦置きと
したときの残りの画像Img4の配置パターン1101
と、2ぺ一ジ目の置き方を横置きとしたときの残りの画
像Img4の配置パターン1102との2つのパターン
がある。
【0128】図17は、対象ページ(1ぺ一ジ目)が縦
置きでの配置計算が、ステップS611で終了し、その
後、ステップS612へ進み、1ページ目を横置きとし
た場合の配置計算を示したものである。上記図17に示
すように、対象ページが横置きの場合、3番目の画像I
mg3が配置できないため、この画像Img3について
は、ステップS605にて1ぺ一ジ目の配置が不可能と
判別され、ステップS616からステップS613へと
進む。これにより、1ぺ一ジ目を横置きとしての3枚の
画像Img1〜Img3を配置することの評価が終了と
なり、対象ページの置き方が再度縦置きに設定され、変
数nが”3”から”2”へ変更される(配置可能な画像
数が減らされる)。
【0129】図18は、対象ページの置き方が再度縦置
きに設定され、変数nが”3”から”2”へ変更された
場合の、1ページ目に配置できなかった画像Img3,
Img4の2ページ目の配置パターンの全てを示したも
のである。上記図18に示すように、この場合には、2
ぺ一ジ目の置き方を縦置きとしたときの残りの画像Im
g3,Img4の配置パターン1301と、2ぺ一ジ目
の置き方を横置きとしたときの残りの画像Img3,I
mg4の配置パターン1302との2つのパターンがあ
る。
【0130】図19(a)及び(b)は、上記図18に
示したようなパターン1301,1302が得られた
後、ステップS692へ進み、そのステップS692で
の判別を説明するための図である。例えば、上記図15
(a)及び(b)に示したような画像の最大限配置とし
た場合、最後のページを示すフラグLには”2”が設定
されている。このため、上記図19(a)及び(b)に
示すように、2ぺ一ジ目については、ステップS692
において最後のぺ一ジであると判別され、ステップS6
17へ進み、リカーシブ配置関数が終了する。その後、
再び1ぺ一ジ目についての処理が実行される。この処理
では、変数nが”2”、ぺ一ジの置き方が横置きに設定
されている。したがって、実際には、上記図19(a)
及び(b)のパターンは存在しない。
【0131】上述したような画像配置が行なわれた結果
である各ページの画像配置状態は、観察者(医師等)に
とって見やすい状態となっている。これは、画像並替部
230により医学情報に基づいた画像の並べ替えを行な
った後に、その並べ替え順で、各ページへの画像配置を
行なう構成としたことによる。
【0132】具体的には例えば、画像並替部230での
画像の並べ替えにおいて、「配置対象のX線撮影画像と
して、左右器官の画像がそれぞれある場合は、それらを
同一ページ内の左右隣り合わせに配置する」という医学
情報に基づく制限を与える。尚、配置対象のX線撮影画
像が、左右器官の画像であるか否かは、上記図3のステ
ップS302により各画像に付加された医学情報により
認識できる。
【0133】図20は、上記制限を設けて、上記図4に
示したような画像の並べ替えを行い、それらの画像を複
数のページ上へ配置した場合の様子を示したものであ
る。ここでは、それぞれの画像のサイズを、好適なサイ
ズとしている。
【0134】ここで喚起すべき点は、次の点にある。 ・頭部は左右器官ではないので、それらの画像は、上下
に配置する。 ・胸部と左右の手の画像については、左右の手の画像を
胸部の画像と共に同一ぺ一ジ内に配置できるため、胸
部、左右の手のそれぞれの画像を同一ぺ一ジに配置して
いる。 ・左右の手の画像については、観察者にとって、右側に
右の手の画像を、左側に左の手の画像を、それぞれ同一
ページに配置している。
【0135】上述のように、医学情報に基づいて画像の
並べ替えを行なうことで、それらをページ上に配置した
結果は、観察者にとって観察しやすい状態となってい
る。したがって、このような配置状態のページの情報
が、フィルム上やディスプレイ上に出力されることで、
画像診断を行なうための読影等に対して非常に有効であ
る。
【0136】上述のように、本実施の形態では、複数の
X線撮影画像を収集する際、それらのX線撮影画像に対
して並替情報(医学情報)を付加し、その並替情報に基
づきX線撮影画像の並べ替えを行なった後に、出力領域
に対するX線撮影画像の配置を行なうように構成したの
で、観察者にとって見やすい状態の画像配置を得ること
ができる。したがって、この画像配置後の出力領域の情
報をフィルム上へ出力し、それを読影することで画像診
断を行なう医師等にとって、非常に有効であり、効率的
に且つ正確な画像観察を行なえる。また、撮影を行なう
技師は、撮影順序を考える必要なく、効率的に撮影を行
なえる。
【0137】尚、本実施の形態での画像配置方法として
は、上述した画像配置方法に限られることはなく、例え
ば、上述した方法1や方法2等の従来の画像配置方法を
用いるようにしても、観察者にとって見やすい状態の画
像配置を得ることができる。
【0138】また、本実施の形態の構成は、例えば、ネ
ットワークを介して外部から転送されてきた画像を順次
受信して、全ての画像の受信終了後、まとめてプリント
出力等する装置やシステム(レーザイメージャやプリン
タ等)に対しても適用することができる。この場合、装
置又はシステム内で、本実施の形態の構成により、受信
画像を再配置すればよい。
【0139】また、本実施の形態では、本発明者によっ
てなされた発明を好適な実施例に基づき具件的に説明し
たが、本発明は、本実施の形態に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0140】また、本実施の形態では、実施をより容易
にするため、及び説明をより簡便にするために、ソフト
ウェアでの実現を示したが、これに限らずハードウェア
にて実現することも可能である。この場合、より高速に
処理を実行することができる。
【0141】また、本実施の形態では、本発明をX線撮
影に適用したが、これに限らず、他の撮影、例えば、可
視光を用いた撮影等に適用することも可能である。
【0142】また、本発明の目的は、本実施の形態のホ
スト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラ
ムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に
供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又は
CPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコ
ードを読みだして実行することによっても、達成される
ことは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出
されたプログラムコード自体が実施の形態の機能を実現
することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体は本発明を構成することとなる。プログラムコード
を供給するための記憶媒体としては、ROM、フロッピ
ーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディ
スク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性
のメモリカード等を用いることができる。また、コンピ
ュータが読みだしたプログラムコードを実行することに
より、本実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そ
のプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で
稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行
い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶媒
体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ
に挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、
そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボ
ードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処
理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形
態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでも
ない。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、所
定の情報(収集画像に付加された医学情報等)に基づい
て、複数の収集画像の並べ替えを行なうように構成した
ので、複数の収集画像を出力領域に配置する際、観察者
にとって見やすい状態の画像配置を行なうことができ
る。これは、例えば、画像配置後の出力領域の情報をフ
ィルムやディスプレイ上へ出力し、それを読影すること
で画像診断を行なう医師等にとって、非常に有効であ
り、効率的に且つ正確な画像観察を行なえる。また、撮
影を行なう技師は、撮影順序を考える必要なく、効率的
に撮影を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したX線画像撮影装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】上記X線画像撮影装置の最も特徴とする構成を
示すブロック図である。
【図3】上記X線画像撮影装置の全体動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】上記X線画像撮影装置において、X線画像の並
べ替えを説明するための図である。
【図5】上記X線画像撮影装置の固体撮像素子上の照射
野領域を説明するための図である。
【図6】上記照射野領域を抽出する処理を説明するため
の図である。
【図7】上記照射野領域の左右の端点を抽出する処理を
説明するための図である。
【図8】上記照射野領域の抽出に失敗した場合の左右の
端点を抽出する処理を説明するための図である。
【図9】上記左右端点から上記照射野領域を抽出する処
理を説明するための図である。
【図10】上記X線画像撮影装置において、画像配置及
びプリント出力の処理を説明するためのフローチャート
である。
【図11】上記画像配置処理の配置計算処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図12】上記画像配置方法として、行バンドでの画像
配置方法を説明するための図である。
【図13】上記画像配置方法として、行バンドでの画像
配置方法を説明するための図である。
【図14】上記画像配置対象となる複数の画像の一例を
説明するための図である。
【図15】上記複数の画像を配置する出力領域(ペー
ジ)を縦置き及び横置きとした場合の配置可能な画像枚
数を説明するための図である。
【図16】上記出力領域(1ページ目)を縦置きとし、
上記配置可能な画像枚数が3枚である場合の次の出力領
域(2ページ目)の配置パターンを説明するための図で
ある。
【図17】上記出力領域(1ページ目)を横置きとした
場合の配置パターンを説明するための図である。
【図18】上記出力領域(1ページ目)を縦置きとし、
上記配置可能な画像枚数が2枚である場合の次の出力領
域(2ページ目)の配置パターンを説明するための図で
ある。
【図19】上記出力領域(1ページ目)を縦置きとし、
上記配置可能な画像枚数が2枚である場合の次の出力領
域(2ページ目)の配置パターンエラーを説明するため
の図である。
【図20】上記画像配置を医療情報に基づいて行なった
結果の一例を説明するための図である。
【符号の説明】
100 X画像撮影装置 102 X線絞り 103 被写体 104 グリッド 105 シンチレータ 107 固体撮像素子 108 A/D変換器 109 画像読取部 110 画像読取制御部 111 RAM 112 ROM 113 LAN/IF 114 DISK/IF 116 不揮発性記憶部 117 ユーザIF部 118 CPU 119 CPUバス 120 ディスプレイ 121 操作部 124 曝射許可スイッチ 125 曝射ボタン 126 X線発生制御部 131 距離測定部 132 絞り指示部 141 照射野検知センサ 210 画像収集部 220 画像処理部 230 画像並替部 240 画像配置処理部 241 配置計算部 242 指標計算部 243 画像配置部
フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 CA17 CA21 FF32 FH09 5B057 AA08 BA03 CE20 5C023 AA14 AA27 AA28 AA31 AA34 AA37 AA38 BA11 BA16 CA03 CA08 DA04 DA08 5C054 AA01 CA02 CB05 CC01 CH02 DA08 EA05 EH07 FA00 FE18 FE22 FF03 GA04 GB15 GD03 HA12

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の収集画像を外部出力する画像処理
    装置であって、 上記複数の収集画像を所定の情報に基づいて並び替える
    画像並替手段を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の収集画像に対して、外部入力
    された情報に基づく上記所定の情報を付加する情報付加
    手段を備え、 上記画像並替手段は、上記情報付加手段により上記複数
    の収集画像に対して付加された上記所定の情報に基づい
    て、上記複数の収集画像の並び替えを行なうことを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記画像並替手段による上記所定の情報
    に基づいた並び替え後の上記複数の収集画像を、出力領
    域内へ配置する画像配置手段を備えることを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記画像配置手段は、上記所定の情報に
    基づく条件に従って、上記出力領域内への画像配置を行
    なうことを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記画像並替手段による並び替え後の上
    記複数の収集画像を、少なくともプリンタ及び蓄積装置
    の何れかへ外部出力する出力手段を備えることを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記画像配置手段による画像配置後の上
    記出力領域の情報を、少なくともプリンタ及び蓄積装置
    の何れかへ外部出力する出力手段を備えることを特徴と
    する請求項3記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記所定の情報は、対象収集画像上の被
    写体の部位に関する情報を含むことを特徴とする請求項
    1記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記所定の情報は、医学情報を含むこと
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記収集画像は、被写体における一対か
    らなる部位又は単一の部位の画像を含み、 上記所定の情報は、対象収集画像が一対からなる部位の
    画像であるか単一の部位の画像であるかを識別するため
    の情報、対象収集画像が一対からなる部位の画像である
    場合には当該一対からなる部位のうち何れの部位の画像
    であるかを識別するための情報の少なくとも何れかの情
    報を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 上記画像は、放射線撮影により得られ
    た画像を含むことを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  11. 【請求項11】 複数の機器がネットワークを介して接
    続されてなる画像処理システムであって、 上記複数の機器は、請求項1〜10の何れかに記載の画
    像処理装置を含むことを特徴とする画像処理システム。
  12. 【請求項12】 複数の画像を収集し、それらの収集画
    像を外部出力するための画像処理方法であって、 上記複数の画像の収集順序を、所定の情報に基づき並び
    替える画像並替ステップを含むことを特徴とする画像処
    理方法。
  13. 【請求項13】 上記画像並替ステップによる並び替え
    後の上記複数の画像を、プリンタ及び蓄積装置の少なく
    とも何れかに対して出力する出力ステップを含むことを
    特徴とする請求項12記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 上記画像並替ステップによる並び替え
    後の上記複数の画像を、その並べ替え順に従って出力領
    域上へ配置する画像配置ステップを含むことを特徴とす
    る請求項12記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 上記画像配置ステップによる画像配置
    後の上記出力領域の画像を、プリンタ及び蓄積装置の少
    なくとも何れかに対して出力する出力ステップを含むこ
    とを特徴とする請求項12記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 上記複数の画像のそれぞれを収集する
    際、それらの画像に対して上記所定の情報として医学情
    報を付加する情報付加ステップを含み、 上記画像並替ステップは、上記情報付加ステップにより
    付加された上記医学情報に基づいて、画像の並べ替えを
    行なうステップを含むことを特徴とする請求項12記載
    の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 上記医学情報は、対象画像上の被写体
    の部位の名称、当該部位が左右器官の何れの器官の部位
    であるかを識別するための情報、及び当該部位が単一部
    位であるかを識別するための情報の少なくとも何れかの
    情報を含み、 上記画像並替ステップは、上記医学情報により、上記複
    数の画像に左右器官の部位の画像と単一部位の画像が混
    在場合、先ず、単一部位の画像を頭部に近い方から順に
    並べ、次に、左右器官の画像を右器官、左器官の順に並
    べるステップを含むことを特徴とする請求項16記載の
    画像処理方法。
  18. 【請求項18】 上記画像並替ステップによる並び替え
    後の上記複数の画像を、その並べ替え順に従って出力領
    域上へ配置する際、左右器官の部位の画像については、
    同一出力領域内において対応する側に配置する画像配置
    ステップを含むことを特徴とする請求項17記載の画像
    処理方法。
  19. 【請求項19】 上記画像並替ステップによる並び替え
    後の上記複数の画像を、その並べ替え順に従って出力領
    域上へ配置する際、所定の器官の画像については、同一
    出力領域内に配置する画像配置ステップを含むことを特
    徴とする請求項17記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 請求項1〜10の何れかに記載の画像
    処理装置の機能、又は請求項11記載の画像処理システ
    ムの機能を実施するための処理プログラムを、コンピュ
    ータが読み出し可能に格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  21. 【請求項21】 請求項12〜19の何れかに記載の画
    像処理方法の処理ステップを、コンピュータが読み出し
    可能に格納したことを特徴とする記憶媒体。
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